JPH10509918A - 最終ミルスタンドと巻き上げリールとの間で熱間圧延帯片を送るためのリニアモータ - Google Patents
最終ミルスタンドと巻き上げリールとの間で熱間圧延帯片を送るためのリニアモータInfo
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- JPH10509918A JPH10509918A JP8518671A JP51867196A JPH10509918A JP H10509918 A JPH10509918 A JP H10509918A JP 8518671 A JP8518671 A JP 8518671A JP 51867196 A JP51867196 A JP 51867196A JP H10509918 A JPH10509918 A JP H10509918A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B39/00—Arrangements for moving, supporting, or positioning work, or controlling its movement, combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B39/02—Feeding or supporting work; Braking or tensioning arrangements, e.g. threading arrangements
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- B21B39/02—Feeding or supporting work; Braking or tensioning arrangements, e.g. threading arrangements
- B21B39/12—Arrangement or installation of roller tables in relation to a roll stand
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Linear Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
本発明は熱間圧延機において、最終圧延スタンド1と圧延された帯片4のための巻き取りリール2との間のランアウトテーブルに関し、前記ランアウトテーブルが、最終圧延スタンドから数えて搬送ゾーン3と、冷却ゾーン6と、最終ゾーン7とに分割され、前記ランアウトテーブルに沿って帯片が、搬送ゾーンを含み、それ自体の駆動モータを備えたローラ5を有するローラテーブルから構成される第一の送り装置と、冷却ゾーンおよび最終ゾーンの全体あるいは一部を含み、ステータ8を備えたリニアモータから構成される第二の送り装置とを有し、前記帯片がリニアモータの可動部分を構成している。
Description
【発明の詳細な説明】
最終ミルスタンドと巻き上げリールとの間で熱間圧延帯片を送るためのリニアモ
ータ
技術分野
熱間圧延ミルは最終ミルスタンドと最終巻き上げリールとの間でランアウトテ
ーブルを含み、該ランアウトテーブルにおいて、圧延された帯片は900〜85
0℃の圧延温度からリールにおける550〜600℃の最終温度まで冷却される
。ランアウトテーブルは、約100mに達することがある。熱間圧延された帯片
を送るために、従来技術によるランアウトテーブルは、それぞれ独自のモータに
よって駆動される多数のロールを備えたローラテーブルから構成されている。本
発明の意図するところは、巻き上げリールから最終スタンドに遡って、ローラテ
ーブルの一部を、関連の積層スティールコアを備えた多極、多相ステータ巻線か
ら構成されたリニアモータであって前記帯片がリニアモータのロータとして機能
するリニアモータに置き換えることである。
背景技術および課題
本発明の概念を説明するためには、その紹介としてランアウトテーブルを3つ
のゾーンに分割することが適当である。帯片が入ってくる第一のゾーンは最終ミ
ルスタンドの直後に始まりこれを以下搬送ゾーンと称することとする。これは比
較的短いゾーンである。次に、帯片が各種の冷却剤によって積極的に冷却される
ゾーンが来る。従って、このゾーンは冷却ゾーンと称する。積極的な冷却ゾーン
と巻き上げリールとの間の第三の、すなわち最終ゾーンを以下最終ゾーンと称す
る。帯片が最終ゾーンを通過する際、周囲にある薬剤により、ここでもある程度
の帯片の冷却が行われる。
本発明を正しく整理するために、ランアウトテーブルが果たすべき最も重要な
プロセス技術上の機能のうちのあるもの、ならびにそれに関して発生する可能性
のある問題について先ず述べることにする。
前述のように、熱間圧延された帯片は、最終スタンドから巻き上げリールへ送
られる間温度が約300℃だけ減少するように冷却する必要がある。この冷却は
殆どが冷却ゾーン内で大量の水を噴射することにより行われる。水の噴射は帯片
に対して下からと、上方から作用し得る。
圧延機の最適圧延速度は特に、ランアウトテーブルにわたって保持しうる板通
し速度によって決まる。薄い帯片の場合は、帯片がローラの間で折り重なる危険
性がある。板通し速度が速すぎると、帯片がローラから立ち上がり、その前方向
への引張力を喪失する危険性がある。特に深刻なのは帯片の先端が上方に捲くり
あがる傾向のある最終ゾーンの最終部分内における領域である。ランアウトテー
ブル全体に亘つて帯片の速度を一定に保つことも重要である。
帯片を通す場合、帯片の先行端が巻き上げリールに達し、数回巻き付けが行わ
れるまでランアウトテーブルに亘って帯片を引っ張り状態に保つ引張力が所望さ
れる。
圧延の間、使用される送り装置、すなわち、現在の技術水準ではローラテーブ
ルが帯片を緊張状態で圧延機から巻き取りリールへ搬送する。
帯片の後行端が最終ミルスタンドを離れると、送り装置は帯片がローラテーブ
ル上で平坦に位置するように帯片を保持する。
送り装置はまた、圧延された帯片をローラテーブル上で中心に保つべきことも
重要である。
上記の理由から、送り装置は帯片に対して引張力と心出し力の双方を加える他
揚力により帯片を保持する必要がある。
上記のプロセス技術条件が満たされないとすれば、通常帯片はスクラップと化
し、圧延すべき新しい帯片を準備する時間と費用が発生する。
前述の問題の幾つかは冷間圧延の場合にも発生する。前述の問題に対する部分
的な解決法を記載した多数の特許や刊行物が当該技術分野に存在している。これ
らの中の若干を以下説明する。
帯片がローラテーブルから確実に浮き上がらないようにするために、1988
年2月26日付けの日本特許願第63−205892(22)号は、ローラテー
ブルにおけるローラの内1個以上のローラを、帯片に対して吸引力を加え帯片の
自由端が浮き上がらないようにする永久磁石あるいは電磁石を組み込んだ特殊タ
イプのローラに置き換えた装置を記載している。これらのローラの表面は非磁性
で非導電性材料でコーテイングしている。同様の原理がソ連邦特許願SU148
6199A1にも提示されている。
ローラテーブルに関連してリニアモータを使用することはいくつかの特許にも
記載されている。しかしながら、これらの場合において、圧延された帯片を送る
のがリニアモータの問題ではない。ドイツ国特許DE3106897 A1「帯
素をローラテーブルに位置させている装置を記載している。前記特許明細書によ
れば、所望の心出し作用は並置した2個の駆動要素によって達成される。顕著な
熱および環境の局面に対処するためには,巻き線は、機械的には、たとえばスラ
イドバーにより、熱的には、リニアモータの周りの領域を液体あるいは気体で冷
却することによって保護する必要がある。
前記特許明細書は、所望の心出し作用は帯片の各側に1個ずつある2個のブレ
ーキ電磁石により達成することができることを述べている。
米国特許第4、407、438号は帯片の前端において進行力の場を提供する
ための連続した2個のローラの間に位置した1個以上のリニア駆動要素を含む、
熱間圧延された帯片用のローラテーブルを記載している。前記特許明細書によれ
ば、前記場は、ローラテーブル上で帯片を調整し、かつ心出しさせるために帯片
の運動方向に対して直角の力成分を有するようにされる。すなわち、この装置の
課題は熱間圧延された帯片を送るのみならず、ランアウトーテーブルにおいて帯
片を心出しさせることである。
熱間圧延された帯片が最終圧延スタンドを出て、搬送ゾーンへ入るとき、帯片
は前述のように850〜900℃の温度を有し、すなわちオーステナイト相状態
にあるため、実際には非磁性材料と見なすべきである。この事とは関係なく搬送
ゾーン内にある帯片の部分は、揚力は小さいにもかかわらず、リニアモータにお
ける『ロータ』として作用しうる。帯片が冷却ゾーンへ入ると、外面に最も近い
帯片材料が先ず冷却され、そのため温度は、現在使用されている材料については
約625℃近くである当該材料のキューリ温度を超えて低下し、帯片のこれらの
部分はフェライト相状態に変換される。帯片が冷却ゾーンを更に通る間、帯片材
料の残りの断面部分は徐々にオーステナイトから強磁性材料へ変化する。この事
は帯片材料が、冷却ゾーンの始まりから、最終ゾーンを通り巻き上げリールまで
進むときは強磁性材料と見なされ、リニアモータの『ロータ』を構成するので帯
片に対する揚力と引張力との双方を得ることが出来ることを意味する。
熱間圧延機における生産は大きく変動しうる。しかしながら、通常、帯片の厚
さは1.5ミリ〜16ミリの間であり、帯片の幅は0.6メートル〜1.5メー
トルの間である。単位表面積当たりの引張力は通常5から17N/mm2の間で
あり、搬送速度は1.5〜15メートル/秒である。
発明の要約
本発明は冷却ゾーンおよび最終ゾーン全体あるいは一部を構成する従来のロー
ラテーブルの部分をリニアモータのステータ部分で置き換えることを含む。従っ
て、本発明は、リニアモータのステータを被覆する熱保護部と帯片との間に「空
隙」が形成されるようにベースから帯片を持ち上げることできるよう、かつ帯片
に引張力を提供できるよう、従って搬送ゾーン内での帯片の速度と一致する帯片
速度を達成できるよう、そしてローラテーブル上で帯片を心出しできるよう、最
後に帯片の先行端に、最終ゾーンの終わり、すなわち巻き上げリールに入る前に
それが浮き上がらないようにする力成分を与えるように設計されるべきである。
これまで行われた計算は、機械的寸法、リニアモータのステータへ供給される
電流の強度と周波数を適当に組み合わせることにより熱間圧延機において起こり
うる帯片の各種寸法ならびに送り速度に対する上記要件を満足させることが出来
る。
好適実施例の説明
添付図面は最終圧延スタンド1から巻き取りリール2までの熱間圧延機におけ
るランアウトテーブルを示す。搬送ゾーン3において、圧延された帯片4はそれ
ぞれが(図示していない)モータによって駆動される従来のローラ5の形態の第
一の送り装置上を走行する。ステータ8と移動している帯片とによって構成され
るリニアモータの形態であり、冷却ゾーン6と最終ゾーン7との全体あるいは一
部の内部にある第二の送り装置が帯片を巻き取りリールまで導く。ステータの熱
保護部9と帯片との間において、リニアモータの空隙が10において示されてい
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.熱間圧延機において最終スタンド(1)と圧延された帯片(4)のための 巻き取りリール(2)との間のランアウトテーブルであって、最終スタンドから 数えて搬送ゾーン(3)と、冷却ゾーン(6)と、最終ゾーン(7)とに分割さ れるランアウトテーブルにおいて、前記ランアウトテーブルに沿って帯片が、搬 送ゾーンを含み、それ自体の駆動モータを備えたローラ(5)を有するローラテ ーブルから構成される第一の送り装置と、冷却ゾーンおよび最終ゾーンの全体あ るいは一部を含み、ステータ(8)を備えたリニアモータから構成される第二の 送り装置とを有し、前記帯片がリニアモータの可動部分を構成していることを特 徴とするランアウトテーブル。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
SE9404107A SE504520C2 (sv) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | Linjärmotor för framdrivning av varmvalsat band mellan sista valspar och påhaspel |
SE9404107-6 | 1994-11-28 | ||
PCT/SE1995/001417 WO1996016752A1 (en) | 1994-11-28 | 1995-11-27 | Linear motor for propulsion of hot-rolled strip between the last mill stand and the wind-up reel |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10509918A true JPH10509918A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=20396127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8518671A Pending JPH10509918A (ja) | 1994-11-28 | 1995-11-27 | 最終ミルスタンドと巻き上げリールとの間で熱間圧延帯片を送るためのリニアモータ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0794842A1 (ja) |
JP (1) | JPH10509918A (ja) |
SE (1) | SE504520C2 (ja) |
WO (1) | WO1996016752A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0043956B1 (de) * | 1980-07-16 | 1985-02-06 | Klöckner-Werke Aktiengesellschaft | Walzstrasse zur Herstellung von Warmbreitband |
DE3106897A1 (de) * | 1981-02-24 | 1982-09-09 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Elektromagnetische verstelleinrichtung fuer blechbaender |
-
1994
- 1994-11-28 SE SE9404107A patent/SE504520C2/sv not_active IP Right Cessation
-
1995
- 1995-11-27 EP EP95939462A patent/EP0794842A1/en not_active Withdrawn
- 1995-11-27 WO PCT/SE1995/001417 patent/WO1996016752A1/en not_active Application Discontinuation
- 1995-11-27 JP JP8518671A patent/JPH10509918A/ja active Pending
Also Published As
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---|---|
WO1996016752A1 (en) | 1996-06-06 |
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SE9404107D0 (sv) | 1994-11-28 |
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