JPH10508766A - 円錐状腹側融合ケージとその植え込み方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 腹側椎体の融合のための融合ケージは、円錐状であり、丸い形状をした先端部を有している。ねじが、融合ケージの円錐状外面の一部として形成されている。このねじには、融合ケージのタッピング能力を向上する１つまたはそれ以上の縦溝が形成されている。係合した椎骨構造と、この融合ケージ内に詰め込まれている骨の成長を誘発する物質との間の接触を提供するために融合ケージを貫通して複数の孔が形成されている。この融合ケージは、腹側からの処置によって導入され、隣接する椎骨構造間の弯曲を維持し、または、増大する。

Description

【発明の詳細な説明】 円錐状腹側融合ケージとその植え込み方法背景技術 発明の分野 この発明は、骨構造の融合を容易にするための装置および方法に関し、さらに 詳細には、隣接する椎骨体または骨構造を一体に融合することに関するものであ る。 発明の背景 技術文献および特許文書は、骨を一体に融合する数多くの装置および方法につ いて開示している。良好な結果をもたらすことが証明されているそのような装置 の１つが、「Ｖねじ式融合ケージおよび骨継手の融合方法」と題され、本出願人 に譲渡され、参照によりここに組み入れられている、米国特許第４９６１７４０ 号明細書に開示されている。この参照特許は、好ましくは円筒状であり、外部円 筒面の一部として形成されたねじ山を有する融合ケージを開示している。この融 合ケージには、内部空所と、ケージの壁面を貫通して、該内部空所を外部円筒面 と連絡する孔とが画定されている。これらの孔はねじ部の谷部に形成されている 。通常、２つのそのようなケージが、隣接した椎骨体または骨構造を安定化させ かつ一体に融合するために使用される。 実際には、背側からのアプローチによって、患者の椎骨構造が露出され、そし て、椎骨構造間に位置する変性した椎間板物質が取り除かれる。ねじ付きタップ が、上記融合ケージの挿入に先立って、上下の椎骨構造に相補的なねじを切るた めに用いられる。そのようなねじ切り加工が一旦行われたならば、導入工具を用 いて、前記融合ケージは隣接する椎骨構造間の空間にねじ込まれる。ねじ山は、 上下椎骨構造の骨内に噛み込み、骨構造を安定させ、かつ、患者の移動により融 合ケージがこの位置から抜け落ちることを防止する。一般にそのような２つの融 合ケージが、この技術を用いて適用される。２つのインプラントが一旦配置され ると、骨片のような骨の成長を誘発する物質は、融合ケージの内部空所内に詰め 込まれる。これらの骨の成長を誘発する物質は、孔を通して内部空所内に突出し てきた椎骨構造からの骨と即座に接触するようになる。そのように骨が突出する のは、孔が融合ケージの外部ねじの谷部に形成されているという事実による。椎 骨構造間のそのような直接の骨と骨との接触および融合ケージ内の骨の詰め込み は、隣接する椎骨構造の間に、より急速な骨細胞の成長をもたらし、それによっ て、隣接する椎骨構造のより急速な融合をもたらす。 発明の概要 この発明は、腹側からのアプローチにより、椎骨構造に埋め込まれるように設 計された融合ケージに関するものである。 この発明の第１の実施形態では、融合ケージは、基端部と先端部とを有する円 錐状のケージ本体を具備し、前記先端部は前記基端部の直径より小さい直径を有 している。この先端部は、さらに、１以上の骨構造に対するケージ本体の挿入を 容易にするように、例えば、ブルノーズ(bull nose)状に丸い形状をしている。 この円錐状のケージ本体は、腹側からのアプローチにより、椎骨構造の融合に用 いられると特に有利である。このことは、椎骨構造の正常の弯曲が、例えば、腰 椎の間の椎間板のための楔状空間を画定するという事実に起因している。したが って、円錐状のケージ本体は、正常な弯曲を維持しまたは拡大するように大きさ が決められかつ選択され得る。 この発明の第２の実施形態では、融合ケージは、基端部と、該基端部の直径よ りも小さい直径を有する先端部とを有する円錐状のケージ本体を有している。こ の円錐状のケージ本体は、円錐状の外面と、該円錐状の外面に形成された少なく とも１つの縦溝とを有している。この縦溝は、逃げとして機能するけれども、こ の縦溝は、ねじり動作を用いて、２つの椎骨構造間に融合ケージを挿入すること を容易にするために、タッピンねじ上に配置される。 この発明の第３の実施形態では、融合ケージは、基端部と先端部とを有する円 錐状のケージ本体を具備し、先端部は基端部よりも小さい直径を有している。こ の円錐状のケージ本体は、円錐状の外面と、該円錐状の外面の一部として形成さ れたねじ山とを有している。このねじ山は、腹側からのアプローチによりケージ 本体を挿入することを可能としている。ケージ本体が円錐状であるという事実に よって、融合ケージはタッピンねじとなり、融合ケージを受け入れるために椎骨 構造に予め雌ねじを切らなければならないという必要性はなくなった。また、こ のケージは、該ケージが隣接する椎骨構造の本来の弯曲を回復または拡張するよ うに挿入されるときに、椎骨構造を徐々に離間させるように広げる。この発明の 他の実施形態のように、ケージによるねじ切り能力の向上と融合ケージの椎骨構 造間へのより円滑な挿入とを可能とするように、ねじ部を通して縦溝が形成され ていてもよい。一の縦溝が、上部椎骨構造と係合または隣接しているときに、他 の縦溝が下部椎骨構造と係合または隣接するように、融合ケージのまわりに間隔 を開けて２または３本の縦溝が形成されていることが好ましい。そのような関係 は、融合ケージを一定姿勢に維持し、かつ、融合ケージが２つの椎骨構造間に導 入されるときにぐらつくことを防止する。２または３本の縦溝がなければ、ねじ 山が実質的に椎骨構造のみと係合し、椎骨構造間の椎間板とは係合せず、椎間板 がねじ山を支持しないという事実によって、ぐらつきが発生する。 この発明の他の側面においては、上述した実施形態の内の任意のものに、融合 ケージを貫通する複数の孔と、該孔によって融合ケージの外面と連絡する内部空 所とが設けられている。骨片のような骨の成長を誘発する物質が、融合ケージが 挿入される前または融合ケージが最終挿入位置に達した後のいずれかに内部空所 内に詰め込まれる。該骨片は、隣接する椎骨構造の間における融合を容易にする ように、孔を通して椎骨構造と接触するようになる。 上述した実施形態の任意のものに包含され得るこの発明の他の側面において、 ケージ本体は、融合ケージのタッピング能力を向上するように、丸いまたはブル ノーズ状の先端部に形成された１またはそれ以上の縦溝を有する丸いまたはブル ノーズ状の先端部を有していてもよい。 さらに、この発明の他の側面においては、導入工具が、融合ケージを椎骨構造 間に正確に位置決めすることを可能としている。 この発明の方法は、腹側からのアプローチおよび処置を用いて、隣接する椎骨 構造にアクセスできる。そのような腹側のアプローチおよび処置は、カニューレ を含む導入セットを用いて腹腔鏡検査式に実施されることが好ましい。腹腔鏡検 査式の処置は、大きさの増大する一組のカニューレを用いて腹筋組織を広げるこ とができるとともに、それによって、そこを通して融合ケージが挿入され得る小 さな開口が広げられるので、最小限に侵襲的である。そのような処置は、前方の 腰椎体間融合として知られ、約５インチまでの切り口が腹筋組織に形成される他 の腹側のアプローチまたは処置よりも組織に対する外傷がより少ない。しかしな がら、いずれの腹側のアプローチまたは処置も融合ケージを用いることができ、 かつ、この発明の範囲に入るものであることを特筆しておく。 そのようなアクセスの後に、好ましくは腹腔鏡検査技術を用いて、変性した椎 間板組織が除去され得るとともに、カニューレおよび挿入工具を用いて、適当に 形成された融合ケージが椎骨構造を安定させかつ融合を可能とするように、椎骨 構造の間の位置にねじ込まれ得る。融合ケージの挿入前または挿入された後のい ずれかに、骨と骨との接触およびその後の融合を促進するべく、骨片その他の骨 の成長を誘発する物質が融合ケージ内に挿入される。 上述した実施形態は、隣接する椎体または椎骨構造の融合に関して記載されて いるけれども、この発明は、１つの骨構造に融合され、かつ、例えば、インプラ ントのベースとして使用されることに加えて、種々の骨構造を一体に融合させる ためにも使用され得るものである。 この発明の他の目的および効果は、明細書および図面を見ることにより理解す ることができる。 図面の簡単な説明 図１は、この発明の融合ケージの一実施形態を示す部分的に切断した側面図で ある。 図２は、図１の融合ケージの左端（先端部）を示している。 図３は、図１の融合ケージの右端（基端部）を示している。 図４は、図１の融合ケージの断面図を示している。 図５は、図１の融合ケージを導入工具とともに示している。 図６は、導入工具の他の実施形態を示している。 図７，８，９は、融合ケージを隣接する椎骨構造間に挿入する方法における逐 次段階を示している。 図１０は、この発明の融合ケージの他の実施形態を示す側面図である。 図１１は、図１０の融合ケージの左端（先端部）を示している。 図１２は、図１０の融合ケージの右端（基端部）を示している。 図１３は、この発明の融合ケージの他の実施形態を示す側面図である。 図１４は、図１３のこの発明の融合ケージの左端（先端部）を示している。 図１５は、図１３のこの発明の融合ケージの右端（基端部）を示している。 図１６は、図１３の線１６−１６に沿って切断した断面を示している。 好ましい実施形態の詳細な説明 図面、特に、図１に関連して、融合ケージ２０の好ましい実施形態の側面図が 示されている。この融合ケージ２０は、この好ましい実施形態においては円錐状 に形成された融合ケージ本体２２を具備している。この融合ケージ２０は、先端 部２４と基端部２６とを具備している。先端部２４は、この好ましい実施形態で は、一以上の骨構造に対する融合ケージの挿入を容易にするために、丸められた またはブルノーズ状の形状を有している。基端部２６には、融合ケージにより画 定された内部空所３０と連絡する開口２８を具備している。この開口２８には、 好ましい実施形態では、エンドキャップまたはプラグ３２（図５）を受け入れる ことができるように雌ねじが加工されている。エンドキャップ３２は、基端部２ ６を閉鎖するように用いられ、その内部に、以下に述べるように詰め込まれる骨 の成長を誘発する物質を保持している。図５に示されるように、エンドキャップ ３２は、挿入工具を受け入れるように設計された、ねじ孔３４を有している。こ のねじ孔３４は、開口端部にねじの形成されていない六角孔部分３２を有してお り、ソケットレンチを使用してエンドキャップ３２を開口２８に固く位置決めす ることができるようになっている。基端部２６には、さらに第１，第２の周縁の くぼみ３６，３８が設けられている。これらの周縁のくぼみ３６，３８は、融合 ケージ２０の挿入を容易にするために以下に記載するように挿入工具の舌部を受 け入れる。ねじ４０が、ケージ本体２２の外部円筒面４１の一部として画定され ている。ねじ山は、複数の不連続ねじまたは複数の突起、隆起、突出部、顎部ま たは針に、この発明の範囲内において置き換えることもできる。 丸められた先端部２４およびねじ山４０の少なくとも数山分には、縦溝または 逃げ溝４２，４４，４６が設けられている（図１，２）。好ましい実施形態にお いては、縦溝４２，４４，４６は、融合ケージ２０の長手軸５０上の先端部２４ の中心点４８において接触している。他の実施形態では、縦溝はより小さく、長 手軸５０上の中心点４８までの全長にわたって延びていない。さらに、他の実施 形態では、縦溝が先端部２４から消滅しているが、そのような実施形態も、なお 、この発明の範囲内にある。 縦溝は、縦溝４２に関して図１に示されているように、先端部２４から基端部 ２６に向けて延びている。これらの縦溝は、ねじ山から除去された部分５２によ って画定されている。タッピングを目的としたねじの逃げ部は、ケージが最終配 置位置に到達すると重要なものではなくなるという事実のために、好ましい実施 形態では、縦溝は基端部２６に近接するに従って狭くなっている。他の実施形態 に示されるように、縦溝は、より深く、かつ、先端部から基端部に向けて完全に 延びていてもよい。さらに他の実施形態では、縦溝は、先端部に隣接する最初の 数山分および／または先端部だけに制限されていてもよい。 図１，４に示されるように、複数の孔５４が融合ケージ２０の壁面を貫通して 設けられている。好ましい実施形態では、これらの孔５４は内部空所３０の内表 面６０におけるブローチ加工溝５８により形成されている。そのようなブローチ 加工の効果は、ねじ山４０の山部の間の谷部から材料を取り除き、それによって 孔５４を形成するものである。そのような装置の利点は、上で参照され、参照に よりここに組み込まれている米国特許第４９６１７４０号明細書に開示されてお り、椎骨または骨構造と融合ケージ２０の内部空所３０内に詰め込まれた骨との 間の骨と骨との迅速な接触を可能としている。 好ましい実施形態における孔５４は先端部２４に近接した小さな孔から基端部 ２６に近接した大きな孔まで、その大きさを増大させる。この大きさの増加は、 より良好な骨と骨との接触を可能としている。これに代えて、図１に示される実 施形態のように全ての孔が同じ大きさであってもよい。 図４に示されるように、孔は、横断軸５１回りに、その軸の上端および下端の 両方において密集している。これは、所定位置において、椎骨構造からの融合ケ ージを通した骨の成長を促進するべく、孔が椎骨構造（図９）の上部および下部 と接触するようにするためである。他の横断軸５３に沿う融合ケージの横断面に は、骨の融合処理の障害となる椎間板からの成長を防止するために、孔は設けら れていない。 円錐状融合ケージ２０の好ましい実施形態は、直径１４ｍｍの先端部２４と直 径１８ｍｍの基端部２６とを有する長さ２３ｍｍの融合ケージからなっている。 ケージ本体は、正確に円形の円錐である。ねじ山は、３０°のピッチを有し、ね じ深さ０．０５３インチで、１インチあたり１０山である。さらに、このケージ はチタニウム材料よりなっている。この開示された融合ケージおよび他の開示さ れた融合ケージは、機械加工されていることが好ましい。しかし、成形のような 処理も融合ケージを形成するために使用され得る。 このケージは、挿入工具６２（図５）を用いて椎体間に挿入される。挿入工具 ６２は、内側ハンドル６４と外側ハンドル６６とを有している。外側ハンドルに は内側ハンドルを受け入れるための孔６８が形成されている。これらのハンドル ６４，６６は、それぞれノブ７０，７２を有している。内側ハンドル６４の先端 部には、取り外し容易のために逆ねじを有するねじ付き軸７４が設けられ、ハン ドル６６の先端には、その周縁から突出する第１，第２の舌部７８，８０を有す る円筒ディスク７６が設けられている。これらの舌部７８，８０は、融合ケージ ２０の周縁のくぼみと噛み合うように設計されている。融合ケージを椎体間に挿 入するという目的のために、エンドキャップ３２が、図５に示されているように 融合ケージ２０に挿入されている。したがって、内側ハンドルのねじ付き軸７４ は、エンドキャップ３２のねじ孔３４内に導入される。これが達成された後に、 外側ハンドル６６が内側ハンドル６４上をスライドされて、舌部７８，８０がく ぼみ３６，３８と係合するように配置される。この配置において、融合ケージ２ ０は腹側から椎骨構造の間の空間に、挿入工具６２を用いて挿入される。 挿入工具の他の実施形態が図６に示されている。この図では、挿入工具８２は ノブ８６を有するハンドル８４を具備している。ノブ８６から離れた挿入工具８ ２の端部には、上述した舌部７８，８０と同様の機能を有する第１，第２の舌部 ９０，９２を有する円筒ディスク８８が設けられている。この円筒ディスク８８ の中心から挿入工具８２の中心線に沿って延びているのは、回り止めボール９６ を有する軸９４である。この挿入工具８２とともに使用するためには、エンドキ ャップ３２のねじ孔３４は、挿入工具８２の回り止めボール９６と係合すること のできるリップを有する孔に置き換えられる。 腹側のアプローチおよび処置を用いた、図１の融合ケージ２０の椎体への挿入 方法は、以下の通りである。この議論の焦点は、腹腔鏡検査式処置にあるけれど も、腹側のアプローチおよび処置は、腹部の壁面に長い切り口の形成されるより 侵襲的な処置をも包含し得ることは理解されよう。 「湾曲したカニューレを有する柔軟な套管針を備えた導入セット」と題され、 参照により組み入れられているが、より大きな直径の装置を有する米国特許第４ ８６３４３０号明細書のみに例として開示されたような挿入セットを用いた腹側 のアプローチにおいては、一体に融合されるべき２つの椎体または骨構造の間の 一定量の椎間板物質が除去される。この処置は、椎骨構造に隣接して配置された カニューレを通して達成される。同一またはそれより大きな直径のカニューレで 、融合ケージ２０が椎骨構造の近くに導入され得る。最初の処置では、融合ケー ジには、骨の成長を促進する物質が詰め込まれ、エンドキャップ３２が融合ケー ジ２０に固定される。挿入工具６２は、その後、融合ケージ２０に締結され、そ して、融合ケージは、図７，８，９に上側体９８と下側体１００とにより概略的 に表されたような上下椎体への隣接位置に、カニューレを通して案内される。図 ７に示される初期位置では、融合ケージ２０は椎体９８，１００の腹側部１０２ ，１０４に隣接している。導入工具が回されると、融合ケージ２０のねじ山４０ は椎体９８，１００に噛み込む。導入工具がさらに回されると、融合ケージは、 図８に示される位置を通って、図９に示された最終設置位置まで移動され、そこ では、先端部２４が椎骨構造９８，１００の背側面に隣接する位置まで移動され る。これにより、融合ケージ２０は、基本的に、椎体をそらせ、または該椎体を 背側部１０６，１０８をヒンジのように機能させて、該背側部１０６，１０８回 りに回転させて、弯曲または椎骨体間の間隔を増大させる。このことは、そらせ のほとんどが腹側部に隣接して生じるが、ヒンジ作用の現れる背側部においても 生ずることは注目すべきことである。融合が生ずる前に椎骨構造を安定化させる ために、正常な弯曲を超えて弯曲を増大させることが好ましい。安定化は、増大 した弯曲が、椎体を所定位置に保持する解剖学的組織の一部である腹側の縦の靭 帯に追加の応力を加えるという事実により発生する。 融合ケージ２０が、一旦、適当に配置されると、挿入工具６２のハンドル６４ のねじ締結がキャップ３２から外され、挿入工具は融合ケージから引き離される 。 他の実施形態に係る融合ケージ２００が、図１０，１１，１２に示されている 。この融合ケージ２００は、先端部２０２と基端部２０４とを有している。この 融合ケージは、内部空所２０６を具備している。図示しないエンドキャップが先 端部２０２および基端部２０４の開口部２０８，２１０を閉鎖するために使用さ れ得る。融合ケージ２００の円錐状外面２１４に、複数のねじ山２１２が形成さ れている。ねじ山２１２には、この実施形態においては先端部２０２から基端部 ２０４まで延びる第１および第２の縦溝２１６，２１８が形成されている。これ らの縦溝は、融合ケージ２００のタッピングを可能とするねじの逃げを提供して いる。 融合ケージ２００は、該融合ケージ２００の側壁を貫通して形成された複数の 細長い孔２２０を有している。これらの細長い孔２２０は、円錐状外面２１４が 、側壁２２２の厚さによって内部空所２０６の内面２２４から離間するような方 法で形成されている。 この発明の他の実施形態が、図１３，１４，１５，１６に示されている。図１ ６において、融合ケージ３００は、先端部３０２および基端部３０４をそれぞれ 有している。この融合ケージには、内部空所３０６と、先端部３０２および基端 部３０４をそれぞれ貫通して形成された開口部３０８，３１０とが設けられてい る。この融合ケージ３００の円錐状外面３１４の一部として、ねじ山３１２が形 成されている。第１、第２および第３の縦溝３１６，３１８，３２０が、ねじ山 ３１２に先端部３０２から基端部３０４まで形成されている。これらの縦溝は、 融合ケージ３００のタッピング効果を向上させるものである。これらの縦溝は、 図１の実施形態における融合ケージ２０の縦溝と同様に、融合ケージ３００のま わりに等間隔で配置されている。 複数の孔３２２が、融合ケージ３００の円錐状外面および側壁３２４を貫通し て内部空所３０６内に開通するように設けられている。したがって、孔３２２の 位置において、外側面３１４は、側壁３２４の厚さによって内側面３２６から離 間した状態に保持されている。 工業的適用可能性 この発明は、隣接する椎体間の弯曲を維持または増大させるために腹側からの アプローチにより、融合ケージを導入し得る点に利点がある。この融合ケージは 、円錐状であることおよび外部の縦溝の使用によるタッピングという利点がある 。縦溝は、融合ケージが椎骨構造間に挿入されるときに、該融合ケージを位置調 整しかつ中心合わせした状態に維持することを付加的に補助する。 この発明の他の利点、側面および目的は、請求の範囲と添付図面を見ることに より得ることができる。 なお、この請求の範囲内において、この発明の他の実施形態を構成することも 可能であることを特筆しておく。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，Ｍ Ｋ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ， ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ウィンスロー，チャールズ ジェイ アメリカ合衆国 カリフォルニア 94595 ウォルナット クリーク ヒルトン コ ート 25 (72)発明者 ジェイン，カーク アメリカ合衆国 カリフォルニア 94501 アラメダ パシフィック アヴェニュ 785 (72)発明者 クライス，ヘンリー エイ アメリカ合衆国 カリフォルニア 94611 ピードモント サンドリンガム ロード 231

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． １つまたはそれ以上の骨構造との融合を促進するための融合ケージであっ て、 基端部と先端部とを有する円錐状のケージ本体を具備し、 前記先端部が、前記基端部の直径よりも小さな直径を有し、 前記先端部が、１つまたはそれ以上の骨構造に対する挿入を容易にするために 丸い形状をしていることを特徴とする融合ケージ。 ２． 前記円錐状のケージ本体が、円錐状外面と、該円錐状外面に形成された少 なくとも１つの縦溝とを有することを特徴とする請求項１記載の融合ケージ。 ３． 前記円錐状のケージ本体において、前記縦溝が前記先端部から前記基端部 に向けて延びていることを特徴とする請求項２記載の融合ケージ。 ４． 前記円錐状の外面に、少なくとも３つの縦溝が形成されていることを特徴 とする請求項２記載の融合ケージ。 ５． 前記３つの縦溝が、前記先端部のまわりに等間隔で配置されていることを 特徴とする請求項４記載の融合ケージ。 ６． 前記縦溝が、丸い形状をした前記先端部に付加的に形成されていることを 特徴とする請求項２記載の融合ケージ。 ７． 前記３つの縦溝が、丸い形状をした前記先端部に付加的に形成されている ことを特徴とする請求項４記載の融合ケージ。 ８． 前記円錐状のケージ本体が、円錐状の外面と、該円錐状の外面に形成され たねじ山とを有することを特徴とする請求項１記載の融合ケージ。 ９． 前記ねじ山に形成された少なくとも１つの縦溝を具備することを特徴とす る請求項８記載の融合ケージ。 １０． 前記円錐状のケージ本体が、円錐状の外面と内部空所とを有し、かつ、 前記円錐状の外面と前記内部空所とを連通する複数の孔が、前記円錐状のケー ジ本体を貫通して形成されていることを特徴とする請求項８記載の融合ケージ。 １１． 前記円錐状のケージ本体が、正確な円形の円錐であることを特徴とする 請求項１記載の融合ケージ。 １２． 背側部と腹側部とを有し、前記背側部間に背側間隔が画定され、腹側部 間に腹側間隔が画定された２つの離間した椎骨構造の間における融合を促進する ための融合ケージであって、 基端部と先端部とを有する円錐状のケージ本体を具備し、 前記先端部が、前記基端部の直径よりも小さい直径を有し、 前記腹側間隔の高さを前記背側間隔の高さよりも大きく維持するために、前記 先端部が前記椎骨構造の背側部の間の背側間隔に配置可能であり、かつ、前記基 端部が前記椎骨構造の腹側部の間の腹側空間に配置可能であり、 前記円錐状のケージ本体が、円錐状の外面と、前記ケージ本体が腹側空間から 背側空間に向けて挿入されるときに前記椎骨構造に係合するように前記円錐状の 外面に形成されたねじ山とを有することを特徴とする融合ケージ。 １３． 椎骨構造の間における腹側空間から背側空間に向けた融合ケージの挿入 を容易にするために、前記先端部が丸い形状をしていることを特徴とする請求項 １２記載の融合ケージ。 １４． 少なくとも１つの縦溝が、前記ねじ山に形成されていることを特徴とす る請求項１２記載の融合ケージ。 １５． 前記縦溝が、前記先端部から前記基端部に向けて延びていることを特徴 とする請求項１４記載の融合ケージ。 １６． 少なくとも３つの縦溝が、前記ねじ山に形成されていることを特徴とす る請求項１２記載の融合ケージ。 １７． 前記３つの縦溝が、前記先端部のまわりに等間隔を空けて配置されてい ることを特徴とする請求項１６記載の融合ケージ。 １８． 少なくとも１つの縦溝が、前記丸い形状をした先端部に形成されている ことを特徴とする請求項１３記載の融合ケージ。 １９． ３つの縦溝が、前記丸い形状をした先端部に形成されていることを特徴 とする請求項１８記載の融合ケージ。 ２０． 前記円錐状のケージ本体が、内部空所と、前記円錐状の外面を前記内部 空所と連通する、前記円錐状のケージ本体を貫通して形成された複数の孔とを具 備することを特徴とする請求項１２記載の融合ケージ。 ２１． 前記円錐状のケージ本体が、正確な円形の円錐であることを特徴とする 請求項１２記載の融合ケージ。 ２２． １つまたはそれ以上の骨構造との融合を促進するための融合ケージであ って、 基端部と先端部とを有する円錐状のケージ本体を具備し、 前記先端部が、前記基端部の直径よりも小さい直径を有し、 前記円錐状のケージ本体が、円錐状の外面と、該円錐状の外面に形成された少 なくとも１つの縦溝とを有することを特徴とする融合ケージ。 ２３． 前記先端部が、１つまたはそれ以上の骨構造に対する挿入を容易にする ために、丸い形状をしていることを特徴とする請求項２２記載の融合ケージ。 ２４． 前記円錐状のケージ本体において、前記縦溝が前記先端部から前記基端 部に向かって延びていることを特徴とする請求項２２記載の融合ケージ。 ２５． 少なくとも３つの縦溝が、前記円錐状の外面に形成されていることを特 徴とする請求項２２記載の融合ケージ。 ２６． ３つの縦溝が、前記先端部のまわりに等間隔で配置されていることを特 徴とする請求項２２記載の融合ケージ。 ２７． １つの縦溝が、前記丸い形状の先端部に形成されていることを特徴とす る請求項２３記載の融合ケージ。 ２８． 前記先端部が、１つまたはそれ以上の骨構造に対する挿入を容易にする ために丸い形状を有し、 前記３つの縦溝が、該丸い形状をした先端部に付加的に形成されていることを 特徴とする請求項２５記載の融合ケージ。 ２９． ねじ山が、前記円錐状の外面に形成されていることを特徴とする請求項 ２２記載の融合ケージ。 ３０． 前記少なくとも１つの縦溝が、ねじ山に形成されていることを特徴とす る請求項２９記載の融合ケージ。 ３１． 前記円錐状のケージ本体が、内部空所と、前記円錐状の外面を前記内部 空所と連通する、前記円錐状のケージ本体を貫通して形成された複数の孔とを具 備することを特徴とする請求項２２記載の融合ケージ。 ３２． 椎骨構造間の融合を促進するための腹側の融合ケージであって、 基端部と先端部とを有する円錐状のケージ本体を具備し、 前記先端部が、腹側からのアプローチによる椎骨構造間への最初の挿入のため に、前記基端部の直径よりも小さい直径を有し、 前記円錐状のケージ本体は、円錐状の外面と、該円錐状の外面に形成された複 数巻のねじ山と、前記ねじ山の少なくとも１つに形成された縦溝とを有し、 前記円錐状のケージ本体が、内部空所を有し、 前記円錐状の外面と前記内部空所とを連通する複数の孔が、前記円錐状のケー ジ本体を貫通して形成されていることを特徴とする融合ケージ。 ３３． 前記先端部が、椎骨構造間における腹側位置から背側位置に向けての挿 入を容易にするために丸い形状に形成されていることを特徴とする請求項３２記 載の融合ケージ。 ３４． 前記円錐状のケージ本体において、前記縦溝が前記先端部から前記基端 部に向けて延びていることを特徴とする請求項３２記載の融合ケージ。 ３５． 少なくとも３つの縦溝が、少なくとも１つの前記ねじ山に形成されてい ることを特徴とする請求項３２記載の融合ケージ。 ３６． ３つの縦溝が、前記先端部の回りに等間隔で配置されていることを特徴 とする請求項３２記載の融合ケージ。 ３７． 前記縦溝が、前記丸い形状をした先端部に付加的に形成されていること を特徴とする請求項３３記載の融合ケージ。 ３８． ３つの縦溝が、前記丸い形状をした先端部に形成されていることを特徴 とする請求項３３記載の融合ケージ。 ３９． １つまたはそれ以上の骨構造との融合を促進するための融合ケージであ って、 基端部と先端部とを有する円錐状のケージ本体を具備し、 前記先端部が、前記基端部の直径よりも小さい直径を有し、 前記円錐状のケージ本体が、円錐状の外面と、該円錐状の外面に形成されたね じ山とを具備することを特徴とする融合ケージ。 ４０． 前記先端部が、１つまたはそれ以上の骨構造に対する挿入を容易にする ために丸い形状をしていることを特徴とする請求項３９記載の融合ケージ。 ４１． 前記ねじ山に形成された少なくとも１つの縦溝を有することを特徴とす る請求項３９記載の融合ケージ。 ４２． 前記縦溝が、前記先端部から前記基端部に向けて延びていることを特徴 とする請求項４１記載の融合ケージ。 ４３． 前記ねじ山に少なくとも３つの縦溝が形成されていることを特徴とする 請求項３９記載の融合ケージ。 ４４． 前記３つの縦溝が前記先端部のまわりに等間隔で配置されていることを 特徴とする請求項４３記載の融合ケージ。 ４５． 少なくとも１つの縦溝が、前記の丸い形状をした先端部に形成されてい ることを特徴とする請求項４０記載の融合ケージ。 ４６． ３つの縦溝が、前記の丸い形状をした先端部に形成されていることを特 徴とする請求項４０記載の融合ケージ。 ４７． １つまたはそれ以上の骨構造との融合を促進するための融合ケージであ って、 基端部と先端部とを有するケージ本体を具備し、 該ケージ本体が、外面と、１つまたはそれ以上の骨構造内における融合ケージ の挿入を容易にするために前記外面に形成された少なくとも１つの縦溝とを有す ることを特徴とする融合ケージ。 ４８． 前記先端部が、１つまたはそれ以上の骨構造に対する挿入を容易にする ために丸い形状であることを特徴とする請求項４７記載の融合ケージ。 ４９． 前記縦溝が、先端部から基端部に向けて延びていることを特徴とする請 求項４７記載の融合ケージ。 ５０． 少なくとも３つの縦溝が、前記外面に形成されていることを特徴とする 請求項４７記載の融合ケージ。 ５１． ３つの縦溝が、前記先端部のまわりに等間隔で配置されていることを特 徴とする請求項５０記載の融合ケージ。 ５２． 前記縦溝が、前記の丸い形状をした先端部に付加的に形成されているこ とを特徴とする請求項４８記載の融合ケージ。 ５３． 前記ケージ本体が、前記外面に形成されたねじ山を有していることを特 徴とする請求項４７記載の融合ケージ。 ５４． 前記縦溝がねじ山に形成されていることを特徴とする請求項５３記載の 融合ケージ。 ５５． 請求項１記載の融合ケージと挿入工具との組み合わせであって、 該融合ケージと前記挿入工具とが、 内部空所と連通する開口を有する前記基端部と、 前記内部空所を閉鎖するために前記開口内に取り付けられ得るエンドキャップ とを具備し、 前記基端部が、少なくとも１つの挿入工具受入くぼみを有し、 前記エンドキャップが、挿入工具受入ねじ孔を有し、 前記挿入工具が、前記くぼみ内に受け入れられる舌部と、前記ねじ孔内に受け 入れられるねじ付き軸とを有するとともに、 前記挿入工具が、前記融合ケージを１つまたはそれ以上の骨構造に対して挿入 するために、前記融合ケージと係合されることを特徴とする融合ケージと挿入工 具との組み合わせ。 ５６． 前記孔が、前記内部空所と１つまたはそれ以上の骨構造との間の連通量 を増加させるように細長く形成されていることを特徴とする請求項１０記載の融 合ケージ。 ５７． 背側部と腹側部とを有し、前記背側部間に背側間隔が画定され、腹側部 間に腹側間隔が画定され、前記腹側間隔の高さが前記背側間隔の高さと同じかそ れより大きい、２つの離間した椎骨構造を一体に融合する方法であって、 椎骨構造に前記腹側部からアクセスするアクセスステップと、 基端部と先端部とを有する円錐状のケージ本体を有し、前記先端部が前記基端 部の直径よりも小さい直径を有し、前記背側空間の高さに対する前記腹側空間の 高さを維持するために、前記先端部が、前記椎骨構造の前記背側部間の前記背側 空間に配置可能であり、前記基端部が、前記椎骨構造の前記腹側部間の前記腹側 空間に配置可能であり、前記円錐状のケージ本体が、円錐状の外面と、該円錐状 の外面に形成されたねじ山とを有する融合ケージを選択する選択ステップと、 前記椎骨構造の前記腹側部に隣接して前記融合ケージ本体を位置決めする位置 決めステップと、 前記融合ケージを (1) 前記先端部を前記椎骨構造の腹側部に隣接させた位置から、 (2) 前記先端部を前記背側部に隣接させかつ前記基端部を前記椎体構造の前 記腹側部に隣接させた位置まで 移動させることにより、前記椎骨構造間に、前記融合ケージを挿入する挿入ステ ップとを具備することを特徴とする方法。 ５８． 前記挿入ステップが、前記融合ケージを所定位置に維持しかつ前記椎骨 構造を安定化させるために、前記外面の一部として形成された前記ねじ山が前記 椎骨構造に係合するように、前記融合ケージを回転させることからなることを特 徴とする請求項５７記載の方法。 ５９． 前記挿入ステップが、前記ねじ山が、前記椎骨構造内に相補的なねじを ねじ切りするように融合ケージを回転させることからなることを特徴とする請求 項５７記載の方法。 ６０． 患者の脊柱の所望の弯曲の達成方法であって、 椎骨構造に腹側からアクセスするアクセスステップと、 腹側からの処置を用いて椎骨構造の腹側部に隣接して、円錐状の融合ケージを 位置決めする位置決めステップと、 所望の弯曲を回復するために、前記椎骨構造の腹側から背側に向かう方向に、 隣接する椎骨構造の間の椎間板空間内に、前記の円錐状の融合ケージを推進する 推進ステップとを具備することを特徴とする方法。 ６１． 前記位置決めステップの前に、所望の弯曲を達成するために適当な大き さの円錐状の融合ケージを選択する選択ステップを具備することを特徴とする請 求項６０記載の融合ケージ。 ６２． 前記位置決めステップの前に、融合ケージについての前記椎骨構造を安 定させるべく、腹側の縦の靭帯を伸ばすために、適当な大きさの円錐状の融合ケ ージを選択する選択ステップを具備することを特徴とする請求項６０記載の方法 。 ６３． 前記孔の大きさが先端部から基端部に向かって増大することを特徴とす る請求項１０記載の融合ケージ。 ６４． (1) 背側部と腹側部とを有し、前記背側部間に背側間隔が画定され、腹 側部間に腹側間隔が画定された２つの離間した椎骨構造の間の融合を促進するた めの、そして、 (2) 腹側からのアプローチを用いて融合ケージを腹側から背側に向けて推進する ことにより、融合ケージが植え込まれるときに、所望の弯曲を達成するための融 合ケージであって、 基端部と先端部とを有する円錐状のケージ本体を具備し、 前記先端部が、前記基端部の直径よりも小さい直径を有し、 前記円錐状のケージ本体が、前記腹側部に隣接して配置される最初の位置から 、前記基端部が前記腹側空間に配置され前記先端部が前記背側空間に配置される 最終位置まで、腹側からのアプローチにより推進されたときに、前記先端部が、 前記椎骨構造の前記背側部の間の前記背側空間に配置可能であり、かつ、前記基 端部が、前記椎骨構造の前記腹側部の間の前記腹側空間に配置可能であることを 特徴とする融合ケージ。 ６５． 前記円錐状のケージ本体が、円錐状の外面と、該ケージ本体が前記腹側 空間から前記背側空間に向けて挿入されるときに、椎骨構造に係合するように、 該円錐状の外面に形成されたねじ山とを有することを特徴とする請求項６４記載 の融合ケージ。 ６６． 前記ケージ本体の前記先端部が、前記椎骨構造の間の挿入を容易にする ために丸い形をしていることを特徴とする請求項６５記載の融合ケージ。 ６７． 椎骨構造にアクセスし、かつ、融合ケージを挿入するために、腹腔鏡検 査式の処置を用いることを特徴とする請求項５７記載の方法。 ６８． 前記挿入ステップが、前記腹側部を前記背側部よりもそらせ、前記椎骨 構造を前記背側部回りに回転させるためのものであることを特徴とする請求項５ ７記載の方法。 ６９． 椎骨構造にアクセスし、かつ、融合ケージを挿入するために、腹腔鏡検 査式の処置を用いることを特徴とする請求項６０記載の方法。 ７０． 前記推進ステップが、前記椎骨構造の前記腹側部を前記背側部よりもそ らせ、かつ、前記椎骨構造を前記背側部回りに回転させるためのものであること を特徴とする請求項６０記載の方法。 ７１． １つまたはそれ以上の骨構造との融合を促進するための融合ケージであ って、 基端部と先端部とを有するケージ本体を具備し、前記先端部が、前記基端部の 直径よりも小さい直径を有し、かつ、 前記先端部が、１またはそれ以上の骨構造に対する挿入を容易にするために丸 い形状をしていることを特徴とする融合ケージ。 ７２． 前記ケージ本体が、外面と、該外面に形成された少なくとも１つの縦溝 とを有することを特徴とする請求項７１記載の融合ケージ。 ７３． 前記縦溝が前記先端部から前記基端部に向けて延びている前記ケージ本 体を有することを特徴とする請求項７２記載の融合ケージ。 ７４． 少なくとも３つの縦溝が、前記外面に形成されていることを特徴とする 請求項７２記載の融合ケージ。 ７５． 少なくとも１つの縦溝が、前記の丸い形状をした先端部に形成されてい ることを特徴とする請求項７１記載の融合ケージ。 ７６． ３つの縦溝が、前記の丸い形状をした先端部に形成されていることを特 徴とする請求項７１記載の融合ケージ。 ７７． 前記ケージ本体が、外面と、該外面に形成されたねじ山とを有すること を特徴とする請求項７１記載の融合ケージ。 ７８． 少なくとも１つの縦溝が、前記ねじ山に形成されていることを特徴とす る請求項７７記載の融合ケージ。 ７９． 背側部と腹側部とを有し、背側空間が前記背側部の間に画定され、腹側 空間が前記腹側部の間に画定された２つの離間した椎骨構造間との融合を促進す るための融合ケージであって、 基端部と先端部とを有し、 前記先端部が、前記基端部の直径よりも小さい直径を有し、 前記腹側空間の高さを前記背側空間の高さよりも大きく維持するために、前記 先端部が、前記椎骨構造の前記背側部の間の前記背側空間に配置可能であり、か つ、前記基端部が、前記椎骨構造の前記腹側部の間の前記腹側空間に配置可能で あり、 前記ケージ本体が、外面と、前記ケージ本体が前記腹側空間から前記背側空間 に向けて挿入されるときに前記椎骨構造に係合するように前記外面に形成された ねじ山とを有することを特徴とする融合ケージ。 ８０． 前記先端部が、前記融合ケージの前記椎骨構造間への前記腹側空間から 前記背側空間に向けた挿入を容易にするために丸い形状をしていることを特徴と する請求項７９記載の融合ケージ。 ８１． １つまたはそれ以上の骨構造との融合を促進するための融合ケージであ って、 基端部と先端部とを有するケージ本体を具備し、 前記先端部が、前記基端部の直径よりも小さい直径を有し、 前記ケージ本体が、外面と、該外面に形成された少なくとも１つの縦溝とを有 することを特徴とする融合ケージ。 ８２． 前記先端部が、１つまたはそれ以上の骨構造に対する挿入を容易にする ために丸い形状をしていることを特徴とする請求項８１記載の融合ケージ。 ８３． 椎骨構造の間の融合を促進するための融合ケージであって、 基端部と先端部とを有し、 前記先端部が、椎骨構造の間への腹側からのアプローチによる挿入開始のため に、前記基端部の直径よりも小さい直径を有し、 前記ケージ本体が、外面と、該外面に形成された複数巻のねじ山とを有し、 前記ケージ本体が内部空所を有し、 前記外面を前記内部空所と連通する複数の孔が前記ケージ本体を貫通して形成 されていることを特徴とする融合ケージ。 ８４． 縦溝が、少なくとの１巻の前記ねじ山に形成されていることを特徴とす る請求項８３記載の融合ケージ。 ８５． １つまたはそれ以上の骨構造との融合を促進するための融合ケージであ って、 基端部と先端部とを有するケージ本体を具備し、 前記先端部が、前記基端部の直径よりも小さい直径を有し、 前記ケージ本体が、外面と、該外面に形成されたねじ山とを有することを特徴 とする融合ケージ。 ８６． 前記ケージ本体が、円錐状であることを特徴とする請求項８５記載の融 合ケージ。 ８７． １つまたはそれ以上の骨構造との融合を促進するための融合ケージであ って、 基端部と先端部とを有するケージ本体を具備し、 該ケージ本体が、１つまたはそれ以上の骨構造内への前記融合ケージの挿入を 容易にするために、前記先端部に形成された少なくとも１つの縦溝を有すること を特徴とする融合ケージ。 ８８． 前記先端部が、１つまたはそれ以上の骨構造に対する挿入を容易にする ために丸い形状をしていることを特徴とする請求項８７記載の融合ケージ。 ８９． 前記縦溝が、前記先端部から前記基端部に向けて延びていることを特徴 とする請求項８７記載の融合ケージ。 ９０． 背側部と腹側部とを有し、背側空間が前記背側部間に画定され、かつ、 腹側空間が前記腹側部間に画定され、前記腹側空間の高さが前記背側空間の高さ と同じかそれよりも大きい、２つの離間した椎骨構造を一体に融合するための方 法であって、 腹側部から前記椎骨構造にアクセスするアクセスステップと、 基端部と先端部とを有し、前記先端部が前記基端部よりも小さい直径を有し、 前記背側空間の高さに対する前記腹側空間の高さを維持するために、前記先端部 が前記椎骨構造の背側部間の背側空間に配置可能でありかつ前記基端部が前記椎 骨構造の前記腹側部間の腹側空間に配置可能であるケージ本体を有し、かつ、該 円錐状のケージ本体が外面と該外面に形成されたねじ山とを有する融合ケージを 選択する選択ステップと、 前記融合ケージ本体を前記椎骨構造の腹側部に隣接して位置決めする位置決め ステップと、 前記融合ケージを、 (1) 前記先端部を前記椎骨構造の前記腹側部に近接した位置から、 (2) 前記先端部を前記背側部に近接させ、かつ、前記基端部を前記椎体構造の 前記腹側部に近接させた位置まで 移動させることにより、前記椎骨構造間に該融合ケージを挿入する挿入ステップ とを具備することを特徴とする方法。 ９１． (1) 背側部と腹側部とを有し、背側空間が前記背側部間に画定され、腹 側空間が前記腹側部間に画定された２つの離間した椎骨構造間の融合を促進する ための、そして、 (2) 融合ケージが、腹側からのアプローチにより、前記腹側部から前記背側部 に向けて推進することにより植え込まれるときに、所望の弯曲を達成するための 融合ケージであって、 基端部と先端部とを有する円錐状のケージ本体を具備し、 前記先端部が、前記基端部の直径よりも小さい直径を有し、 前記円錐状のケージ本体が、腹側からのアプローチにより、前記先端部が前記 腹側部に隣接配置される最初の位置から、前記基端部が前記腹側空間に配置され かつ前記先端部が前記背側空間に配置される最終位置まで推進されるときに、前 記先端部が、前記椎骨構造の前記背側部間の前記背側空間に配置可能であり、か つ、前記基端部が、前記椎骨構造の前記腹側部間の前記腹側空間に配置可能であ ることを特徴とする融合ケージ。 ９２． 基端部と先端部とを有するケージ本体を具備し、 前記先端部が前記基端部の直径よりも小さい直径を有し、 前記腹側空間の高さを前記背側空間の高さよりも大きく維持するために、前記 先端部が、前記椎骨構造の前記背側部の間の背側空間に配置可能であり、かつ、 前記基端部が、前記椎骨構造の前記腹側部の間の腹側空間に配置可能であること を特徴とする請求項９１記載の融合ケージ。