JPH10508274A - コンベアテーブル上で堆積物を形成する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、コンベアテーブル（７）上で輸送方向に更に輸送される、例えば積層した新聞、雑誌または同類の積層した対象の堆積物（６）を形成する装置であって、該堆積物が更に別の作業ステーション、例えば更に輸送している間に紙取り装置から折りたたみ装置へ輸送されるものにおいて、堆積物のための集塊化装置を設けたこと、および該装置は輸送方向において堆積物の近傍に配設した帯電電極（１１，１２）の両側の少なくとも一方、かつ該堆積物の上方に少なくとも１つの接触ローラ（１６）を有していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 コンベアテーブル上で堆積物を形成する装置 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンベアテーブル上で堆積物を形成する装置に関するものである。 〔従来の技術〕 かかる装置は元来周知であって、例えば新聞、雑誌または同類のものを、所謂 紙取り装置から特に二つ折版のための折りたたみステーションに送るときに堆積 物を形成するのに使用される。 〔発明が解決しようとする課題〕 雑誌とこれと同面にない付録の綴じ込みを積み重ねることにより、雑誌見本の かかる堆積物は紙取り装置から出て折りたたみステーションへの輸送するときに 雑誌の位置がズレたり、それどころか倒れたりし勝ちである。従って紙取り装置 に向かって堆積ロボットが採用できないのは、位置のズレた堆積物を持ち上げる ことができないからである。 本発明の課題は、この種の装置において、対象物の積み上げた堆積物を安定よ く整頓することを基礎とする。 〔課題を解決するための手段〕 この課題は、主請求項の上位概念によるこの種装置において、本発明により特 徴項目によって解決される。 堆積物内の対象物は帯電しており、その際堆積物には、帯電電極で静電気を帯 電された、互いに対向する堆積物の側方領域と輸送方向に直角方向の側方面とに 関して、既に反対極性が存在している。紙の堆積は空気より高い誘電率を有する ので、この領域に電界を集中する。この集中に加えて堆積物内に閉じ込められた 余分な空気の中に電界の集中が起こり、従って堆積物内の電界力と表面上の電気 量の集積が堆積物内の空気を排除する。このことが冊子相互間の強い吸着を惹き 起こし、そのため堆積物は機械的に集塊化してその結果固定されることになる。 このことはコンベアテーブルが大量の対象を積載することに由来するのであって 、 それぞれの側方領域の電界そのものがコンベアテーブル上でアーチ状に整列され る。 本発明の教えるところでは堆積物は両側に配置された、一つの極性を持つ帯電 電極によってだけでなく、これに加えてコンベアテーブル上に相対している堆積 物の上面において、特に接地した接触ローラで放電し、かくして集塊化の影響は さらに改善されるのである。 さらに本発明の目的にかなった形態および展開は従属クレームの特徴項目に示 されている。好適な実施の形態を以下図面を参照して詳細に説明する。 〔図面の簡単な説明〕 図１は雑誌の堆積物を形成する装置の正面説明図。 図２は図１の装置の側面図。 〔実施の形態〕 図１において全体を符号５で示した装置は、全体を符号７で示したコンベアテ ーブル上に積載された、全体を符号６で示した堆積物を集塊化させるのに使用さ れる。この堆積物６は次に輸送方向８（図２）に次の作業ステーション、例えば 折りたたみステーションへ誘導され、そこで堆積物は二つ折版にして詰められて 固く結束されるか、または折りたたんで二つ折版にしてたたまれる。 堆積物６に機械的な固有の剛性を持たせるために、堆積物６は全体を符号５で 示した集塊化装置で集塊化される。この場合堆積物６の両側面９，１０において 例示した実施の形態では帯電電極１１，１２が備わっている。この帯電電極は輸 送方向８に対して垂直方向に堆積物６の全体の高さまで、負の極性で帯電されて いる堆積物両側面９，１０上方に延びている。 さらにコンベアテーブル７に対して垂直のＹ方向に動く棒１３が全体を符号１ ４で示された、例示した実施例において接地した接触ローラ１４を備えており、 これは棒１３に対して横方向に延びる軸１５の両端にそれぞれ１個づつのローラ １６を有している。図２から明らかなように、２つの軸１５は互いに平行に設け られており、その両端部に固有の１個づつのローラ１６が設けられている。その 他にローラ１６はそれらの自重とそれぞれ棒１３ならびに軸１５の自重とで堆積 物６の上に載置されるだけでなく、追加して上方からコンベアテーブル７の方向 に押された棒１３の圧力を掛けてもよい。 さらに、帯電電極１１，１２は輸送方向８に対しても、また載置方向Ｙに対し ても直角であるＸ方向（図１）に動かすことができる。その他帯電電極１１，１ ２のための支持具１７はマグネット脚として形成された脚１８上に設置すること もできる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 Ｐ４４４１４３１．５ (32)優先日 1994年11月22日 (33)優先権主張国 ドイツ（ＤＥ） (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＪＰ，ＵＳ (72)発明者 キュンツィヒ，ヘルマン ドイツ国 デー−79575 ヴァイル・ア ム・ライン，シュヴァルツヴァルトシュト ラーセ ７

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．コンベアテーブル（７）上で、輸送方向（８）へ更に輸送される、例えば積 重ねた新聞、雑誌または同類の積重ねた対象物である堆積物（６）を形成する装 置であって、該堆積物が更に別の作業ステーション、例えば更に輸送している間 に紙取り装置（５）から折りたたみ装置に更に輸送されるものにおいて、堆積物 （６）のための集塊化装置（１１，１２）が設けられていること、該装置が、輸 送方向（８）において堆積物（６）の近傍に配設した帯電電極（１１ａ，１１ｂ ；１２ａ，１２ｂ）の両側の少なくとも一方に堆積物上方に少なくとも１つの接 触ローラ（１４）を有することを特徴とする装置。 ２．少なくとも２つの帯電電極（１１，１２）が、同一極性を有することを特徴 とする請求項１に記載の装置。 ３．堆積物（６）の上方に配設した接触ローラ（１４）が接地され、または該ロ ーラは帯電電極とは反対の、または同一の極性を有することを特徴とする請求項 １または２に記載の装置。 ４．コンベアテーブル（７）には、大量が積載されていることを特徴とする請求 項１ないし３のうちの１項に記載の装置。 ５．帯電電極（１１，１２）の少なくとも１つは輸送方向（８）にほぼ平行に配 設されていることを特徴とする請求項１ないし４のうちの１項に記載の装置。 ６．帯電電極（１１，１２）の少なくとも１つは輸送方向（８）に直角に配設さ れていることを特徴とする請求項１ないし５のうちの１項に記載の装置。 ７．接触ローラ（１４）は、高さ調節可能であることを特徴とする請求項１ない し６のうちの１項に記載の装置。 ８．接触ローラ（１４）が、光遮断機で高さを調節でき、または接近スイッチで 制御可能であることを特徴とする請求項１ないし７項のうちの１項に記載の装置 。 ９．接触ローラ（１４）が、その自重で堆積物（６）上に載っていることを特徴 とする請求項１ないし８項のうちの１項に記載の装置。 １０．接触ローラ（１４）は、追加して堆積物（６）に向かう方向に押圧可能で あることを特徴とする請求項９に記載の装置。 １１．集塊化装置は、脚を用いて組立可能に構成されていることを特徴とする請 求項１ないし１０のうちの１項に記載の装置。 １２．脚（１８）は、マグネット脚として作られていることを特徴とする請求項 １１に記載の装置。