JPH10508253A - 圧力容器の処理 - Google Patents

圧力容器の処理

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JPH10508253A JP51303096A JP51303096A JPH10508253A JP H10508253 A JPH10508253 A JP H10508253A JP 51303096 A JP51303096 A JP 51303096A JP 51303096 A JP51303096 A JP 51303096A JP H10508253 A JPH10508253 A JP H10508253A
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Abstract

(57)【要約】 圧力容器はシリンダ状側壁とその側壁に接合された閉端部を有する。圧力容器の疲労抵抗性は、オートフレッタージュにより改善され、オートフレッタージュは、ピーク応力の領域を容器の内面からナックル内に移動させる。6000又は7000シリーズの合金の高圧ガス容器が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】 圧力容器の処理 本発明は、例えば、高圧ガスシリンダのような圧力容器に関する。 こういう圧力容器は一般にアルミニウム、鋼及び複合材料により製造される。こ れらの容器は優れた破面と疲労特性を持つことが必要である。容器内圧力の繰り 返されるサイクリングは、容器を曲げる原因となり、曲げることは金属表面に現 れる割れの伝播を促進する。そのような容器における疲労割れの発生と成長は、 圧力サイクリングが最大曲げを起こす(歪みに変化する)点で発生する。本発明 は、圧力容器が疲労に対する抵抗性を改良し、早期の破壊による破損を防ぐため の処理に関する。 チューブやシリンダの疲労抵抗性を改良するために確立された方法は、オート フレッタージュ法として知られている。この方法は、シリンダやチューブの内径 内に、内側表面で金属が塑性変形するのに十分な圧力を加えることを含む。この 技術は内径付近に圧縮残留応力を生じ、そのため、内圧の繰返し荷重を受けるチ ューブやシリンダの疲労抵抗性を高める。この技術は少なくとも70年の間、長 尺厚肉チューブを造ることに適用されてきた。 オートフレッタージュ法は、フルラップシリンダ(full wrap cylinders)とし て知られる圧力容器にも適用されてきた。それによって、一般的に完全に薄い壁 に囲まれた金属、例えぱ、アルミニウムの内張り部は圧縮にかけられる。本発明 は、そのような種類のフルラップシリンダ(full wrap cylinders)には関係しな い。 高圧ガスシリンダのような、特に平らな底をもつ圧力容器の疲労破壊は、シリ ンダ状ではなく、容器の閉端部で、或はその付近で普通に起こる。本発明は、オ ートフレッタージュ技術は、そのような閉端部をもつ容器の疲労性能を改良する ために使えるかもしれないというアイデアから始まった。 一の態様として本発明は、シリンダ状の側壁と一閉端部を持ち、運用圧力の時 に、前述の閉端部の内表面又は外表面、あるいはその付近に位置する少なくとも 一つのピーク応力の領域を持つ圧力容器の処理方法を供給する。その方法は、容 器の内部を、前述の少なくとも一つの領域を塑性変形するに十分な圧力を加える ことによって、オートフレッタージュ法を適応することを含む。それによって、 処理された圧力容器は、高い圧力の時に、それぞれのピーク応力の領城が内表面 又は外表面から移動するという特性を持つ。 ピーク応力の領域は、その領域から距離が増えるに従って、全方向において応 力が減少する部分として定義される。 この処理の効果は、応力励起(stress raisers)(以下に議論される)の領域内 で、ピーク応力の絶対値(シリンダが、大気圧より高くオートフレッタージュ法 における圧力より低い圧力下におかれているとき)を下げること、及びピーク応 力の位置を、容器の表面から離すことである。上に述べたように別の態様として 、本発明は、軸、シリンダ状側壁及びナックルで側壁に接合した閉端部を持ち、 そして高い圧力でピーク応力の領域が、容器の構成要素内にあって内表面或は外 表面から移動し、ナックル及び/又は閉端部の容器の軸方向に位置するという特 性を持つ圧力容器を提供する。好ましくは、前述のピーク応力の領域は、容器の 構成要素内において、内表面あるいは外表面から少なくとも0.5mm移動する ものである。 表面の疵は亀裂、小孔、折れ目であり、典型的に1−200 μmの深さまでにな る。もし、ピーク応力の領域とこれらの表面疵の位置が一致すると、疵は伝播す る傾向にある。ピーク応力の領域が容器の構成要素内に少なくとも0.55mm 移動することは、この問題を軽減するあるいは避けることになる。 オートフレッタージュ法は、通常環境温度で行なわれる。実質的に環境より高 い温度で、アルミニウムのクリープ特性はさらに明確になり、これはオートフレ ッタージュ法の有利な効果を減少させるものである。 容器は、アルミニウム(アルミニウムが主成分である合金を含む)又は鋼又 は複合材料のような、ふさわしい形に形成でき、機械的強さ、強靱性、疲労およ び耐食性のような特性を十分に供与できる材料からなる。アルミニウム合金の中 で、2000、5000、6000及び7000シリーズのものは、圧力容器を 造るために使用されてきたもので、この発明にとっても好ましい。容器は押出に よって形成されるのが好ましい。 本発明によれば熱間押出成形法は可能であるが、冷間又は温間押出成形法のほ うがより低い工程コストなので好ましい。冷間又は温間押出成形法はまた、強さ と強靱性という特性のより良い組合せをもつ押出品を成形する。好ましい技術は 後方押出成形法である。この技術は、一般的に円筒状で平行な側壁を持つ凹部と 、及びラムと側壁間の間隙が押出品の希望する厚さと等しいままにしてある、凹 部に挿入されるラムとの使用を必要とする。押出成形ビレットは凹部内に配置さ れる。ラムはビレット内に挿入され、後方へ希望する中空体の押出の効果をもた らす。ラムの前方への動きは、押出中空体の希望する底の厚さと凹部の底からの 距離が等しくなったときに止まる。押出成形のスピードは、押出品が凹部から出 てくるスピードであり、臨界ではなく、典型的に50−500cm/minの範 囲である。潤滑は実質的に必要な押出圧を減じる。 最初の押出品は、底部、平行な側壁及び開放状態の上部を持つカップ状である 。上部はスエージングやスピニングによって首を形成するに先立って、四角形に され、加熱され、典型的には誘導加熱によって350−450℃に加熱される。 その結果物である中空体は溶体化熱処理され、一般的には冷水で急冷され、最後 に時効化される。 後方押出成形法の必要条件は、結果物である容器の閉端部の形、特に底と、底 と円筒状側壁が結合するナックル部の形を大いに制約する。他の製造技術は、容 器の別の幾何学的形状を制約する。 発明者等は有限要素分析を行なった。この分析は中空体内におけるピーク応 力が2つの部位に位置していることを明らかにした。:一つは底と側壁が結合し ているナックル部で、容器の内表面上で;もう一つは底の中心部で、容器 の外表面上で。これらの応力励起の相対値は、シリンダの壁と底の厚さ、寸法、 特に容器の直径及び選ばれた特殊な底の幾何学的形状、特にナックル部の内側底 部の半径に依存する。本発明方法は、これらの範囲の一方又は双方で金属を塑性 変形させるために十分に、容器内に圧力を加えることを含む。加えられる圧力は 、明らかに容器が破裂するほどまで大きなものであってはならないし、好ましく は、底やナックルの厚み全てが金属塑性変形を起こすために必要とされる圧力よ りも低いものである。加えられる圧力は、容器の側壁を塑性的に変形するほど重 大でないものであろう。代わりに、側壁中の金属塑性変形は、それ自身の内表面 の領域、或はその付近に、例えば、壁厚の25%より少なく、好ましくは10% より少ない領域に、限定すべきである。 疲労性能を改良するためのオートフレッタージュ法の有効性は、圧力容器の閉 端部のデザインに依存するものである。従って、例えば、半球状の閉端部を持つ 圧力容器はピーク応力の領域を持たないし、ここに述べたオートフレッタージュ 法の利点も示さない。さらに、通常、圧力容器の閉端部は、半楕円体或は深皿型 をもち、これらの疲労抵抗性は、一般的に、ここで述べたオートフレッタージュ 法によって改良することができる。これらの形の端部のさらなる説明のために、 参考文献が ASME boiler and Pressure Vessel Publication Code 1,Section V III,Divisions 1 and 2 に示されている。端部の形による効果は、下の実施例 7でさらに述べた。そこで説明したように、明確な利点は、その疲労特性がオー トフレッタージュ法により改良することができる、ナックルによってシリンダ状 側壁と結合された一閉端部を持つ圧力容器を設計することから生じる。 アルミニウム高圧ガスシリンダは、普通、圧力供給時に、シリンダ状側壁にお ける応力は合金降伏応力の半分も超えないし、シリンダ破壊圧力は、作業中の圧 力の少なくとも2.25倍であるように設計されている。例えば、450MPa の降伏強さを持つ7000シリーズの合金シリンダでは、デザインは壁応力が2 25MPaを超えないようなものであるべきである。必要とされる破 壊圧力に関心を向けてみると、シリンダ状側壁の内表面が降伏し始めるのに必要 な過剰圧力の程度を計算することは可能である。(運用圧力の時の壁応力は、オ ートフレッタージュの効果が伴っていなければ内表面の応力よりも高い)。45 0MPaの降伏強さで壁圧が7.9mmである175mm直径の7000シリー ズ合金シリンダについての計算結果は、シリンダ側壁中の応力が降伏応力を超え る前に破壊圧力の少なくとも85%、しばしば95%以上の与圧が必要とされる ことを示している。従って、オートフレッタージュ法によるこれらのシリンダの 処理は、側壁中の塑性変性を引き起こさない条件下で可能である。実際に、その ような処理は都合のよいものであり、実際の破壊圧力に近い圧力でのオートフレ ッタージュ処理は、材料特性の変わりやすさのために製造時に問題を引き起こす であろう、例えば、望まないシリンダの永久膨張を引き起こす(BS 5045: Part 3: 1984,Section 20.4,Volumetric Expansion Test)ゆえに商業用工程として は勧められない。 オートフレッタージュ法での圧力は、容器の破壊圧力の75から95%、例え ば75から90%であるらしい。過剰圧力の効果の有限要素分析は、適正な種類 の残留応力が得られることを示すために行なうことができる。 有限要素分析(FEA)は、厳密な分析方法によって分析するにはあまりにも複雑 である構成や要素の中の応力や歪みを決定するために、有用で強力な技術である 。この技術を用いて、構成や要素は種々のタイプ、サイズ、形の多くの小部分( 有限要素数)に分解される。その要素は、変位(1次又は2次等)について単純 なパターンを持つと仮定され、通常、要素の角や縁に位置するノード"nodes"で 結合される。その要素は、それ故、構造力学、例えば膨大な連続方程式をもたら す力の平衡及び変位の連続性等の基本的規則を使って数学的に組立てられる。コ ンピューターの助けを借りてこの膨大な連続方程式を解くことにより、圧力下で の構成や要素の変位した形を得られる。それを基にして、応力や歪みを計算する ことができる。(参照”The Finite Element Method",3rd Edition,the third expanded and revised section of "The finite eleme nt method in Engineering Science",O C Zienkiewicz,McGraw Hill Book Com pany(UK)Ltd,1977)。 そんな有限要素分析の結果は、添付している図のうちの図1と2に示し、夫々 の図は、24.1MPaに最加圧されたアルミニウム高圧ガスシリンダのシリン ダ状側壁の底部分、ナックル部及び底半分のフォンマイゼス応力プロット(von M ises Stress Plot)である。これらの図には市場で手にいれることのできるANSYS コンピュータープログラム、バージョン5.0 又は5.1 が一般に使われている。 これら図1と2は、特殊な底断面を持ち、49.7から51.8MPaの破壊 圧力及び仮定される作動圧力が24.13MPa(即ち、通常のデザインでの運 用圧力の1.17倍)である175mm直径シリンダの部分を示す。残留応力の フォンマイゼスプロット(von Mises plot)は、応力分布の有用なガイドである。 それぞれの図において、圧力容器の壁と底内の計数ラインは応力値に等しい線で あり、値はAからIの文字によって示している。 図1を参照して、最も高いフォンマイゼス応力成分は、内側ナックル半径部の 内面(371MPa)と、底部中心の外面(377MPa)で示される。 図2は、44.82MPa(即ち、理論的な破壊圧力の90%)のオートフレ ッタージュ処理後の24.13MPaの仮定した作用圧力の位置を示している。 ナックルでの最大フォンマイゼス応力は、145MPaに低下して、内面から2 ・3mm離れた位置にある。底部中心での最大応力は、282MPa以下の値に 低下し、今や外面から数mmの位置にある。両方の場合で、最大応力成分の深さ は、如何なる同様の表面割れの深さよりはるかに大きくなっている。これら2つ の効果、ピーク応力の低下とその位置変化は、表面割れから疲労割れを始めるに 必要な荷重サイクル数の著しい増加に導く筈である。 これらのコンピュータによる予測は、以下の例で証明するように、現実に起こ っている。 ガスシリンダ中の如何なる点も、複雑な応力状態にある。即ち、円周方向、半 径方向及び軸方向における応力のように、各点は一方向以上の応力を受けている 。一点における応力の記述と主応力: 固体力学において、選んだ座標系である点を中心にし各面が軸に垂直な微小立 方体の要素又は構造の内にあるその点での応力を記述するのが便利である。応力 は、立方体の表面に作用する3つの法線応力と6つの剪断応力に分解される。座 標系とその方向の選択は幾らか任意的か又は解析の便宜のためであるから、法線 と剪断の応力のレベルは、座標系の方向とともに変えることができる。座標系の 特別な方向が存在する。この特別な座標系に直線をなす微小立方体の表面の上で は、分解法線応力だけがあって、分解剪断応力は存在しない。これらの特別な分 解法線応力は、主応力(σ1,σ2,σ3)と呼ばれる。最大主応力(σ1)は、3 つの主応力の中で最も大きく、最小主応力(σ3)が最も小さい。フォンマイゼス応力: アルミニウム合金等の靱性材料の機械的性質(弾性係数、降伏応力、加工硬化 性、及び降伏点を越えた組成変形能など)は、通常は引張試験を通じて確立され ている。引張試験は、一軸応力条件で実施され、応力−歪み曲線が得られる。多 軸応力のかけられた要素又は構造について応力解析を行うために、フックの法則 がもはや成立しない材料降伏と塑性変形の状況で、多軸応力−歪み関係と一軸応 力−歪み関係との間の相関関係を確立する必要がある。フォンマイゼスは、靱性 材料のために最も適したものとして一般に受け入れられている降伏基準を提案し た。 降伏点を越えると、フォンマイゼス応力と等価歪み(フォンマイゼス応力と同 様の形で規定される)は、引張応力−歪み曲線に従うだろう。そのために、 フォンマイゼス応力は、要素又は構造のどの点においても応力状態の厳密さを評 価するために広く使用されている。ただし、要素又は構造が主として静水圧的な 張力下にある時は別である。ガスシリンダはそのような応力条件にはない。 添付図面を参照すると、 図1と2は、上述したように、アルミニウムガスシリンダの一部のフォンマイ ゼス応力のプロットを示す。 図3、4及び5は、試験圧力で破壊に至るサイクルの棒グラフであり、シリン ダ設計とオートフレッタージュの疲労寿命に及ぼす効果を示す。 図6と7は、以下の実施例4と5で試験した高圧ガス容器の断面図である。 図8aと8bはね実施例1中で参照した底部と曲げた底部のデザインを示す。 以下の実施例は、本発明を説明する。全ての場合に、オートフレッタージュは ;周囲温度でなされ;容器の閉端部での最大応力の領域を外面ないし内面から少 なくとも0.5mmに離れて移動させ;容器のシリンダ状側壁の塑性変形を起こ さなかった。 実施例1 7000シリーズの合金がこの研究に使用され、Zn5.96%、Mg2.0 1%、Cu1.87%、Cr0.20%、Fe0.06%、Si0.03%、残 部Alの組成であった。ビレットが475から485℃で均質化され、環境温度 に空冷され、後方に冷間押出しされた。ネッキングがなされて高圧ガスシリンダ に成形し、475℃で1時間の溶体化熱処理がなされ、冷水中焼入れし、次いで 、110℃で8時間とその後の180℃、4.25時間の時効を行い、その結果 0.2%耐力の値450MPaとなった。 85%オートフレッタージュ過剰加圧が使用された時、耐力試験圧力(34. 5MPa)での破壊に至る荷重サイクル数が増加し、この増加は、他の選択 可能なもの、例えば、内側ナックル半径の増加及び/又は矩形外側底部よりも角 度つき外側底部の導入が、サイクル寿命を増加させるために使用されたときは一 貫して生じた。その結果が、下の表1にまとめてある。サイクル寿命の増加を除 いて、過剰加圧は、破壊モードを、過剰加圧がない場合の底部の分離から、過剰 加圧後にシリンダが一体に維持しながら放射状の割れからの漏れに、変化させる ことが判った。 平坦な底部と角度をつけた底部とが、それぞれ図8aと8bに分けて示されて いる。 この研究のさらなる結果が、添付した図3、4及び5に示され、各々棒グラフ であるが、棒の長さが試験圧力で破壊するサイクル数を示す。 x軸の情報は以下にリストにした:− AMB − 室温で押出したビレット 135℃ − 押出に先立ち135℃に加熱したビレット 13 − 内側ナックル半径13° 15 − 内側ナックル半径15° 角 − 外側底部形状 角部 平 − 外側底部形状 標準 試験結果のデータは:− 図3 : シリンダのデザインと押出し温度の試験圧力での破壊性能に及ぼす効果 図4 : 図3 + 破壊圧力の70%でのオートフレッタージュの効果 図5 : 図3 + 破壊圧力の85%でのオートフレッタージュの効果 実施例2 オートフレッタージュ試験が、実施例1におけるのと同じ寸法でアルミニウム 6061合金シリンダについて実施された。試験条件は以下の如し: 運用圧力 −12.4MPa 試験圧力 −20.7MPa オートフレッタージュ圧力 −27.6MPa 最小破壊圧力 −31.0MPa 実際の破壊圧力 −35.2 − 35.9MPa 疲労試験の結果は、次の表2と3とにまとめてある。 実施例3 オートフレッタージュ試験が、実施例1で述べた経路を使用して組み立てた7 XXXシリーズ合金のシリンダについてなされた。この例では、使用された合金 組成は、Zn5.91%、Mg1.5%、Cu2.03%、Cr0.20%、F e0.11%、Si0.07%、残部Alであった。シリンダの寸法は、外径2 03mm、壁厚み10.7mm、底部厚み16mm、長さ1016mmであった 。 実際の破壊圧力(57.8±0.1MPa)の0、75、85及び95%の4 水準のオートフレッタージュが実施された。試験圧力31と37.2MPaを使 用して得られた疲労試験結果は、次の表4にまとめた。 実施例4 オートフレッタージュ試験が、実施例1で述べた経路を使用して組み立てた 7XXXシリーズ合金のシリンダについてなされた。この例では、使用された合 金組成は、Zn6.01、Mg2.00、Cu1.97、Cr0.20、Fe0 .11、Si0.06(wt%)、残部Alであった。 シリンダの寸法(図6)は、次のとおり:− 外径 176mm 平均壁厚み 8.9mm 底部厚み 12.5mm 全長さ 600mm 論理的破壊圧力(例えば、実施例1−3で使用したような実際の破壊圧力ではない )の0、80、85及び90%の4水準のオートフレッタージュが実施され た。試験条件とシリンダの仕様は以下にリストした:− 運用圧力 20MPa 試験圧力 30MPa 最小理論破壊圧力 48.2MPa 実際破壊圧力 51.0MPa オートフレッタージュ圧力 0、 38.6、 41.0、 及び43.4MPa 運用圧力と試験圧力で得られた疲労試験結果は、表5にまとめた。 実施例5 オートフレッタージュ試験は、6061外周巻きのガスシリンダについて始め られた。シリンダの仕様は次の通りである:− 水容量 5l アルミニウムシリンダ 外径 140mm 平均壁厚み 5.9mm 底部厚み 8.1mm 全長さ 465mm アルミニウムシリンダの導体部分に厚み1.15mmガラス繊維コンポジット 外包みを取着 オートフレッタージュ試験は、試験圧力の118%(標準処理、最小理論破壊 圧力の71%)、最小理論破壊圧力の80%、最小理論破壊圧力の90%の3水 準で使用された。 試験条件とシリンダの仕様は下に掲げた:− 運用圧力 20MPa 試験圧力 30MPa 最小理論破壊圧力 50MPa 疲労試験結果は表6にまとめた。 実施例6 オートフレッタージュ試験が、実施例1で述べた経路を使用して組み立てた7 XXXシリーズ合金のシリンダについてなされた。 合金組成は次の通り:− Zn5.99% Mg1.99% Cu2.00% Cr0.20% Fe0.071% Si0.051% (wt%)残部Al シリンダの寸法(図6)は、次のとおり:− 外径 176mm 平均壁厚み 8.9mm 底部厚み 12.5mm 全長さ 600mm 容量 101 オートフレッタージュは、実際の破壊圧力の90%で実施された。 試験条件とシリンダの仕様は以下にリストした:− 運用圧力 20MPa 試験圧力 30MPa 最小理論破壊圧力 50.7MPa 実際破壊圧力 56.6MPa オートフレッタージュ圧力 0と50.9MPa 運用圧力と試験圧力で得られた疲労試験結果は、表7にまとめた。 実施例7 オートフレッタージュによるシリンダの底部領域への圧縮応力の導入は、シ リンダ底部と特にナックル領域のデザインにより支配される。このことは、各々 作動圧力20MPaで176mmの外径、壁厚み8.9mm、及び最小底厚み1 2.5mmを有し、違ったデザインの3つのガスシリンダを参照して例証される 。各容器の底部の外面は実際上は平坦であった。各容器の底部の内側形状は、次 のようであった。 a) これは、図6に示した内側半楕円形低部形状であった。底部の内面は深 さ(30.5mmの寸法Q)を有する凹面状であった。 b) これは、底部深さ36.85mmの深皿型底部形状であった。 c) これは、底部深さ49.57mmの別の深皿型底部形状であった。 これらのガスシリンダのナックル領域でのフォンマイゼス応力値は、計算され ており、その結果は、表8にまとめてある。使用したオートフレッタージュ圧力 は実際の破壊圧力の90%であったことに注意すること。 半楕円形状a)は、20MPaの運用圧力を受けたときナックル領域の内面 で360MPaのピーク応力を生じ、30MPaの試験圧力では、441MPa のピーク応力を生じる。しかし、実際の破壊圧力の90%でのオートフレッター ジュの後は、ピーク応力は、ナックルの領域内でそれぞれ214MPaと288 MPaに、ナックル領域の内面でそれぞれ151MPaと242MPaに低下す る。 深皿型底部形状は、一般的に、操作圧力でより低い応力を示した。こうして、 深皿型底部形状b)は、ナックル領域の外面でのピーク応力を運用圧力で227 MPa、試験圧力で341MPaになる。しかしながら、オートフレッタージュ がこれらの応力を低下させるのにまだ有効である。実際の破壊圧力の90%のオ ートフレッタージュの後では、これらの応力は、ナックル領域内でそれぞれ18 0MPaと256MPaであり、ナックル領域の面では、それぞれ161MPa と250MPaである。 これらa)とb)の両方の場合で、底部中心での外面でまたはその近傍で応力 レベルは、同様に低下する、即ち、オートフレッタージュはこの領域においても 圧縮応力を導くのである。 a)とb)の形状において、オートフレッタージュ後のピーク応力の領域は、 容器の外面から0.5mm以上ナックル内に位置している。 内側深皿型底部形状c)は、上で論議した両方の形状よりも、操作圧力で応力 を低減するのにもっと有効である。こうして、運用圧力では、FE解析で予測し た最も高い応力は、ナックル領域の内面にあり、197MPaと測定された。実 際の破壊圧力の90%でオートフレッタージュした後のこの応力の低下 はない(さらに高いオートフレッタージュ圧力では応力の低下に有効であったで あろう)。 深皿型底部形状c)は標準的な操業条件に関しては他の2つの例を越えた利点 があり、即ち、低い応力であり、また、以下のような幾つかの不利な点もある。 i) 応力はオートフレッタージュでは低下できない。 ii) 最大応力はナックル領域の内面にあり、それはシリンダ壁の内部に移動 させることはできない。 iii) ナックル領域での表面応力レベルは、楕円形状a)と深皿形状b)のた めに、オートフレッタージュ後に低くなる。 iv) 機械加工なしに、深皿型底部形状c)をもつ平底シリンダの重量は、他 の2つの形状a)とb)のどちらよりも大きくなる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年11月4日 【補正内容】 明細書 圧力容器の処理 本発明は、例えば、高圧ガスシリンダのような圧力容器に関する。 こういう圧力容器は一般にアルミニウム、鋼及び複合材料により製造される。こ れらの容器は優れた破面と疲労特性を持つことが必要である。容器内圧力の繰り 返されるサイクリングは、容器を曲げる原因となり、曲げることは金属表面に現 れる割れの伝播を促進する。そのような容器における疲労割れの発生と成長は、 圧力サイクリングが最大曲げを起こす(歪みに変化する)点で発生する。本発明 は、圧力容器が疲労に対する抵抗性を改良し、早期の破壊による破損を防ぐため の処理に関する。 チューブやシリンダの疲労抵抗性を改良するために確立された方法は、オート フレッタージュ法として知られている。この方法は、シリンダやチューブの内径 内に、内側表面で金属が塑性変形するのに十分な圧力を加えることを含む。この 技術は内径付近に圧縮残留応力を生じ、そのため、内圧の繰返し荷重を受けるチ ューブやシリンダの疲労抵抗性を高める。この技術は少なくとも70年の間、長 尺厚肉チューブを造ることに適用されてきた。 オートフレッタージュ法は、フルラップシリンダ(full wrap cylinders)とし て知られる圧力容器にも適用されてきた。それによって、一般的に完全に薄い壁 に囲まれた金属、例えば、アルミニウムの内張り部は圧縮にかけられる。本発明 は、そのような種類のフルラップシリンダ(full wrap cylinders)には関係しな い。 米国特許3438113は、容器の許容内圧負荷を増加させる目的をもって、 オートフレッタージュを金属圧力容器への適用を記述している。その発明は、高 い温度で容器にオートフレッタージュを実施することを含む。 高圧ガスシリンダのような、特に平らな底をもつ圧力容器の疲労破壊は、シ リンダ状ではなく、容器の閉端部で、或はその付近で普通に起こる。本発明は、 オートフレッタージュ技術は、そのような閉端部をもつ容器の疲労性能を改良す るために使えるかもしれないというアイデアから始まった。 一の態様として本発明は、シリンダ状の側壁と一閉端部を持ち、運用圧力の時 に、前述の閉端部の内表面又は外表面、あるいはその付近に位置する少なくとも 一つのピーク応力の領域を持つアルミニウム又はA1合金の圧力容器の処理方法 を供給する。その方法は、容器の内部を、前述の少なくとも一つの領域を塑性変 形するに十分な圧力を加えることによって、オートフレッタージュ法を適応する ことを含み、該塑性変形は壁厚みの25%未満に規制される。それによって、処 理された圧力容器は、高い圧力の時に、それぞれのピーク応力の領域が内面又は 外面からの壁厚みの25%未満の距離に該内表面又は外表面から移動するという 特性を持つ。 ピーク応力の領域は、その領域から距離が増えるに従って、全方向において応 力が減少する部分として定義される。 この処理の効果は、応力励起(stress raisers)(以下に議論される)の範囲内 で、ピーク応力の絶対値(シリンダが、大気圧より高くオートフレッタージュ法 における圧力より低い圧力下におかれているとき)を下げること、及びピーク応 力の位置を、容器の表面から離すことである。上に述べたように別の態様として 、本発明は、軸、シリンダ状側壁及びナックルで側壁に接合した閉端部を持ち、 そして高い圧力でピーク応力の領域が、容器の構成要素内にあって内面又は外面 からの壁厚みの25%未満の距離に内表面或は外表面から移動し、ナックルに及 び/又は容器の軸状で閉端部に、位置するという特性を持つアルミニウムまたは A1合金の圧力容器を提供する。好ましくは、前述のピーク応力の範囲は、容器 の構成要素内において、内表面あるいは外表面から少なくとも0.5mm移動す るものである。 表面の疵は亀裂、小孔、折れ目であり、典型的に1−200 μmの深さまでにな る。もし、ピーク応力の領域とこれらの表面疵の位置が一致すると、疵は伝 播する傾向にある。ピーク応力の領域が容器の構成要素内に少なくとも0.55 mm移動することは、この問題を軽減するあるいは避けることになる。 オートフレッタージュ法は、通常環境温度で行なわれる。実質的に環境より高 い温度で、アルミニウムのクリープ特性はさらに明確になり、これはオートフレ ッタージュ法の有利な効果を減少させるものである。 容器は、ふさわしい形状に形成でき、機械的強さ、強靱性、疲労および耐食性 のような特性を十分に供与できるアルミニウム(アルミニウムが主成分である合 金を含む)材料からなる。アルミニウム合金の中で、2000、5000、60 00及び7000シリーズのものは、圧力容器を造るために使用されてきたもの で、この発明にとっても好ましい。容器は押出によって形成されるのが好ましい 。 本発明によれば熱間押出成形法は可能であるが、冷間又は温間押出成形法のほ うがより低い工程コストなので好ましい。冷間又は温間押出成形法はまた、強さ と強靱性という特性のより良い組合せをもつ押出品を成形する。好ましい技術は 後方押出成形法である。この技術は、一般的に円筒状で平行な側壁を持つ凹部と 、及びラムと側壁間の間隙が押出品の希望する厚さと等しいままにしてある、凹 部に挿入されるラムとの使用を必要とする。押出成形ビレットは凹部内に配置さ れる。ラムはビレット内に挿入され、後方へ希望する中空体の押出の効果をもた らす。ラムの前方への動きは、押出中空体の希望する底の厚さと凹部の底からの 距離が等しくなったときに止まる。押出成形のスピードは、押出品が凹部から出 てくるスピードであり、臨界ではなく、典型的に50−500cm/minの範 囲である。潤滑は実質的に必要な押出圧を減じる。 最初の押出品は、底部、平行な側壁及び開放状態の上部を持つカップ状である 。上部はスエージングやスピニングによって首を形成するに先立って、四角形に され、加熱され、典型的には誘導加熱によって350−450℃に加熱される。 その結果物である中空体は溶体化熱処理され、一般的には冷水で急冷され、最後 に時効化される。 後方押出成形法の必要条件は、結果物である容器の閉端部の形、特に底と、底 と円筒状側壁が結合するナックル部の形を大いに制約する。他の製造技術は、容 器の別の幾何学的形状を制約する。 発明者等は有限要素分析を行なった。この分析は中空体内におけるピーク応 力が2つの部位に位置していることを明らかにした。:一つは底と側壁が結合し ているナックル部で、容器の内表面上で:もう一つは底の中心部で、容器 請求の範囲 1.シリンダ状側壁と閉端部を有し、運用圧力の時に該閉端部の若しくはこれ に隣接する内面若しくは外面に位置したピーク応力の少なくとも1つの領域を有 するアルミニウム若しくはAl合金の圧力容器の処理方法であって、 その方法が、当該少なくとも1つの領域を塑性変形させるに充分な圧力を加え ることによって容器の内側にオートフレッタージュを施すことを含み、当該塑性 変形が壁厚みの25%未満に制限され、 処理された容器が、圧力を増加した時にピーク応力の各領域が、内面若しくは 外面から離れて該内面若しくは外面から壁厚みの25%朱満の距離に位置する性 質を有する、圧力容器の処理方法。 2.アルミニウムが、7000若しくは6000若しくは2000シリーズの 合金である請求の範囲1の方法。 3.圧力容器が後方押出により成形されたものである請求の範囲1ないし2い ずれかの方法。 4.金属の塑性変形が、閉端部が該側壁と接合する内側ナックルで及び/又は 容器の軸上で閉端部の外面で、生じる請求の範囲1ないし3いずれかの方法。 5.加える圧力が、容器の側壁を塑性変形させる程には重大ではない請求の範 囲1ないし4いずれかの方法。 6.圧力容器が、軸とシリンダ状側壁とその側壁にナックルで接合された閉端 部とを有し、高い圧力の時にピーク応力の領域が、ナックルに及び/又は容器の 軸上閉端部において、該内面若しくは外面から壁厚みの25%未満の距離であっ て内面又は外面から離れた材料内に位置する性質を有するアルミニウム又はAl 合金の圧力容器。 7.アルミニウムが6000若しくは7000シリーズの合金である請求の範 囲6の圧力容器。 8.高い圧力の時にシリンダ状側壁内の局部的な応力が、内面からその外面 に低下する性質を有する請求の範囲6又は7いずれかの圧力容器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM, TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ヘップレス,ウォーレン イギリス、オーエックス15・4キューキュ ー、オックスフォードシャー、ブロクサ ム、クィーン・ストリート、マングレット (72)発明者 ガオ,イ イギリス、オーエックス16・9エイエイ チ、オックスフォードシャー、バンベリ ー、オックスフォード・ロード43番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.シリンダ状側壁と閉端部を有し、運用圧力の時に該閉端部の若しくはこれ に隣接する内面若しくは外面に位置したピーク応力の少なくとも1つの領域を有 する圧力容器の処理方法であって、 その方法が、当該少なくとも1つの領域を塑性変形させるに充分な圧力を加え ることによって容器の内側にオートフレッタージュを施すことを含み、 処理された容器が、圧力を増加した時に、ピーク応力の各領域が内面若しくは 外面から離れて位置する性質を有する、圧力容器の処理方法。 2.容器がアルミニウム製である請求の範囲1の方法。 3.アルミニウムが、7000若しくは6000若しくは2000シリーズの 合金である請求の範囲2の方法。 4.圧力容器が後方押出により成形されたものである請求の範囲1ないし3い ずれかの方法。 5.金属の塑性変形が、閉端部が側壁と接合する内側ナックルで及び/又は容 器の軸上で閉端部の外面で、生じる請求の範囲1ないし4いずれかの方法。 6.加えた圧力が、容器の側壁を塑性変形させる程には重大ではない請求の範 囲1ないし5いずれかの方法。 7.圧力容器が、軸とシリンダ状側壁とその側壁にナックルで接合された閉端 部とを有し、高い圧力の時にピーク応力の領域が、ナックルに及び又は容器の軸 上閉端部において、内面又は外面から離れて材料内に位置する性質を有する圧力 容器。 8.容器を製造した材料がアルミニウムである請求の範囲7の圧力容器。 9.アルミニウムが6000若しくは7000シリーズの合金である請求の範 囲8の圧力容器。 10.高い圧力の時にシリンダ状側壁内の局部的な応力が、内面からその場の外 面に低下する性質を有する請求の範囲7ないし9いずれかの圧力容器。
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