JPH1050662A - 半導体製造方法及び装置及びそれを用いて製造された半導体素子 - Google Patents

半導体製造方法及び装置及びそれを用いて製造された半導体素子

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JPH1050662A
JPH1050662A JP19894996A JP19894996A JPH1050662A JP H1050662 A JPH1050662 A JP H1050662A JP 19894996 A JP19894996 A JP 19894996A JP 19894996 A JP19894996 A JP 19894996A JP H1050662 A JPH1050662 A JP H1050662A
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JP
Japan
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plasma
detecting
semiconductor manufacturing
emission intensity
image forming
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Application number
JP19894996A
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English (en)
Inventor
Hideaki Sasazawa
秀明 笹沢
Toshihiko Nakada
俊彦 中田
Takanori Ninomiya
隆典 二宮
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理パターンの微細化や外乱の影響を受け
ることなく、プラズマ処理の終点が常に安定かつ高精度
に検出できるようにすること。 【解決手段】 半導体ウエハ4にプラズマ5を用いた処
理を施す工程において、プラズマ中における発光をプラ
ズマと結像関係にある結像面8で、中心部の円形領域と
その周辺部のリング状領域の少なくとも2つに分割し、
前記円形領域からは特定波長で発光する活性種の発光強
度を検出し、前記リング状領域からは全波長または前記
特定波長と異なる波長で発光する活性種の発光強度信号
を検出し、それぞれの発光強度信号の時間変化に基づい
てプラズマ処理の進行状況を検知し、プラズマ処理の終
点を検出する半導体製造方法。プラズマ処理の進行状況
がより正確に捉えられ、終点での信号変化が明瞭にな
り、微小開口パターンのプラズマ処理の終点検出精度が
向上するという効果を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子及び半
導体製造方法及びそれに用いるプラズマ処理方法及び装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマを用いた処理は、エッチング装
置を始めとして、半導体製造工程や液晶表示装置用基板
製造工程に広く適用されている。
【0003】図17に示すプラズマエッチング装置を例
にとり、従来の技術について説明する。このエッチング
装置では、高周波電源19からの高電圧を、処理室1内
に互いに平行に配置した上部電極2と下部電極3との間
に印加し、両電極間での放電によりエッチング用ガスか
らプラズマ5を発生させ、その活性種で被処理体として
の半導体ウェハ4をエッチングする。エッチング処理に
際しては、エッチングの進行状況を監視し、その終点を
できるだけ正確に検出して、所定のパターン形状及び深
さだけエッチング処理を行うようにしている。
【0004】従来から、エッチングの終点を検出する方
法には、分光分析、質量分析等の手法が用いられてお
り、中でも特開平7−321094号公報に示されるよ
うに、装置が簡便で感度の高い分光分析が広く用いられ
ている。具体的には、エッチング用ガス、その分解生成
物または反応生成物等のラジカルやイオン等の活性種の
うち特定の活性種を選択し、選択された活性種の発光ス
ペクトルの発光強度を測定する。
【0005】具体例を図17を用いて説明する。図17
において、プラズマからの発光20を窓6を通して結像
レンズ7で入射スリット10上に結像させ、その後ろの
光路中に、中央に孔を有するミラーなどの光分岐材41
を配置して、入射スリット10通過後の光束を第1、第
2の光電変換素子14、16に結像させる。
【0006】光分岐材41で分岐された一方の光束は、
前記分光材によって選択された活性種の特定発光スペク
トルの波長成分のみが第1の光電変換素子14上に集光
する。これにより、第1の光電変換素子から特定の活性
種の発光スペクトル強度に応じた信号が検出され、終点
判定ユニット18に送られる。終点判定ユニット18で
は、図18に示すように発光強度の時間変化51を観測
していき、変化点での発光強度やその1次微分値、ある
いは2次微分値等を予め設定しておいた閾値Sと比較す
ることにより、エッチングの終点位置Eが決定される。
終点が検出されると、終点判定ユニット18により、高
周波電源19の出力を停止する。
【0007】選択する活性種はエッチング用ガスの種類
により異なる。例えば、CF等のフルオロカーボン系の
エッチング用ガスを用いてシリコン酸化膜をエッチング
する場合には、その反応生成物であるCOからの発光ス
ペクトル(219nmまたは483.5nm等)、ある
いは、中間生成物であるCFからの発光スペクトル(2
60nm等)を測定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、簡単な構成にしてエッチングの終点を求めることが
できる。しかし、半導体の回路パターンの微細化に伴
い、エッチングされる部分の総面積が小さくなり、反応
生成物の絶対量が低下してしまう。その結果、図18に
一点鎖線52で示すように、発光強度そのものが低下す
るとともに終点位置での発光強度の変化量が大幅に低下
し、終点位置の判定が困難になる。
【0009】特に、プラズマ発光全体にゆらぎが生じた
場合や、外乱により信号にドリフトが生じた場合は、終
点検出はほぼ不可能になる。そこで、前述した図17に
示す終点検出装置は、光分岐材41を用いて、第1の光
電変換素子14では特定活性種の発光スペクトル強度の
信号を検出し、第2の光電変換素子16ではプラズマ光
全体の強度の信号を検出した後、例えば、2つの強度信
号において除算あるいは引き算などの補正演算処理を行
うことによって、プラズマ発光全体のゆらぎやドリフト
などの影響を軽減し、終点の検出精度を向上させる改良
を施している。
【0010】しかし、ハーフミラーや中央に孔を有する
ミラーなどの光分岐材を用いて光を分割すると、検出光
量が約1/2に低下し、その結果検出信号のSN比が低
下し、また前述の補正の効果が十分に発揮されないとい
う課題が生じていた。
【0011】本発明の目的は、検出光量の低下を少なく
し、被処理パターンの微細化やプラズマ変動や信号ドリ
フトなどの外乱の影響を受けることなく、プラズマ処理
の進行状況が常に安定かつ高精度に検出可能な、プラズ
マ処理方法及びその装置、並びに本方法及び装置を用い
た半導体製造方法及び装置、並びに本方法及び装置を用
いて製造された半導体素子を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、被処理体にプラズマを用いた処理を施す
際に、前記プラズマ中における発光を前記プラズマと結
像関係にある結像面において、2つに分割し、一方から
は特定波長で発光する活性種の発光強度を検出し、他方
からは全波長あるいは前記特定波長と異なる波長で発光
する活性種の発光強度信号を検出し、それぞれの発光強
度信号の時間変化に基づいてエッチングの進行状況を検
知し、終点を検出するものである。
【0013】また、前記プラズマ中における発光を前記
プラズマと結像関係にある結像面において、近傍の領域
を3つ以上に分割し、それぞれから全波長あるいは単波
長で発光する活性種の発光強度信号を検出し、それぞれ
の発光強度信号の時間変化に基づいてエッチングの進行
状況を検知し、エッチング処理の終点を検出するもので
ある。。
【0014】また、前記プラズマ中における発光を前記
プラズマと結像関係にある結像面において、中心部の円
形領域とその周辺部のリング状領域に分割し、それぞれ
から全波長あるいは単波長で発光する活性種の発光強度
信号を検出し、それぞれの発光強度信号の時間変化に基
づいてエッチングの進行状況を検知し、その終点を検出
する手段を有することを特徴とするものである。
【0015】また、前記プラズマ中における発光を前記
プラズマと結像関係にある結像面において、中心部の円
形領域とその周辺部の1つ以上の同心円のリング状領域
に分割し、それぞれから全波長あるいは単波長で発光す
る活性種の発光強度信号を検出し、それぞれの発光強度
信号の時間変化に基づいてエッチングの進行状況を検知
し、その終点を検出する手段を有するものである。
【0016】また、前記プラズマ中における発光を前記
プラズマと結像関係にある結像面において、ウエハに対
して水平な複数の領域に分割し、それぞれから全波長あ
るいは単波長で発光する活性種の発光強度信号を検出
し、それぞれの発光強度信号の時間変化に基づいてエッ
チングの進行状況を検知し、その終点を検出する手段を
有するものである。
【0017】また、前記プラズマ中における発光を前記
プラズマと結像関係にある結像面において、ウエハに対
して垂直な複数の領域に分割し、それぞれから全波長あ
るいは単波長で発光する活性種の発光強度信号を検出
し、それぞれの発光強度信号の時間変化に基づいてエッ
チングの進行状況を検知し、その終点を検出する手段を
有することを特徴とするものである。
【0018】また、前記プラズマ中における発光を前記
プラズマと結像関係にある結像面において、マトリクス
状の複数の領域に分割し、それぞれから全波長あるいは
単波長で発光する活性種の発光強度信号を検出し、それ
ぞれの発光強度信号の時間変化に基づいてエッチングの
進行状況を検知し、終点を検出する手段を有することを
特徴とするものである。
【0019】また、上記目的を達成するために、本発明
は装置の構成要件として、前記プラズマ中における発光
を前記プラズマと結像関係にある結像面において、2つ
以上に分割する手段と、前記プラズマ中において特定波
長で発光する活性種の発光強度を検出する発光検出手段
と、検出信号の時間的変化から前記処理の終点を検出す
る終点判定手段を具備している。
【0020】また、上記目的を達成するために、本発明
は、半導体基板にプラズマを用いた処理を施す際に、上
記プラズマ処理の終点検出手段を用いるものである。
【0021】また、上記目的を達成するために、本発明
は、半導体基板にプラズマを用いた処理を施して半導体
素子を製造する際に、上記プラズマ処理の終点検出手段
を用いるものである。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施例をプラズマエッチ
ング装置を例にとり、図1〜図16を用いて説明する。
【0023】まず、本発明の第1の実施形態を図1、図
2及び図4に基づいて説明する。ここにおいて、1は処
理室、2は上部電極、3は下部電極、4は半導体ウェ
ハ、5はプラズマ、6は石英窓、7は結像レンズ、8は
光ファイバ束、8a,8b,8cは分割した光ファイバ
束、10は入射スリット、11は出射スリット、12は
凹面グレーティング、13は反射ミラー、14,16は
光電変換素子、15は干渉フィルタ、18は終点判定ユ
ニット、19は高周波電源、20はプラズマ発光、をそ
れぞれ表わす。
【0024】図1は第1の実施形態におけるエッチング
終点検出装置を示すものである。本装置は、発光検出光
学系101、第1の光電変換系201、第2の光電変換
系301、及び終点判定ユニット18から成る。
【0025】本実施形態において、エッチング装置は平
行平板形プラズマエッチング装置とした。高周波電源1
9からの高周波電圧を、処理室1内に互いに平行に配置
した上部電極2と下部電極3との間に印加し、両電極間
での放電によりエッチング用ガスからプラズマ5を発生
させ、その活性種で被処理体としての半導体ウェハ4を
エッチングする。
【0026】発光検出光学系101では、プラズマから
の発光20を石英窓6を通して結像レンズ7により光フ
ァイバー束入射端面8上に結像する。プラズマ発光領域
中でウェハ4上のある一点と前記光ファイバー束入射端
面8とが結像関係にある。図2は発光検出光学系101
における光ファイバー束入射端面を光軸方向から見た様
子を示している。図2に示すように、前記光ファイバー
束入射端面は中心部の円形光ファイバー束8aと、周辺
部のリング状光ファイバー束8bとに分割されている。
【0027】前記中心部の円形光ファイバー束8aを第
1の光電変換系201に、また前記周辺部のリング状光
ファイバー束8bを第2の光電変換系301にそれぞれ
接続する。第1の光電変換系201では、入射スリット
10を通過した光束からなる入射スリット像がミラー1
3によって凹面グレーティング12に入射し特定波長λ
1のみが出射スリット11上に結像される。
【0028】出射スリット11を通過した光束は光電変
換素子14で光電変換される。また、第2の光電変換系
301では、前記周辺部のリング状光ファイバー束から
の光束が集光レンズ31によって光電変換素子16上に
結像される。この際、光路中に干渉フィルタ15を配置
し、特定の活性種の発光スペクトル成分λ2だけを選択
的に透過させる構成としても良い。
【0029】CF等のフルオロカーボン系のエッチング
用ガスを用いてシリコン酸化膜をエッチングする場合を
例にとると、反応生成物であるCOからの発光スペクト
ルを取り出す場合は、前記第1の光電変換系201での
特定波長には219nmまたは483.5nmを選択す
る。また前記第2の光電変換系301では219nmま
たは483.5nmの透過中心波長を有する干渉フィル
タを用いる。
【0030】尚、発光検出光学系101を結像光学系と
して構成することにより、ウェハ上の限られた領域の発
光成分を検出することができるため、被加工膜厚の面内
ばらつきやエッチングレートの面内ばらつきに起因した
終点検出信号の鈍りを低減することが可能である。
【0031】第1、第2の光電変換系で捕らえられたプ
ラズマの発光信号は前記終点判定ユニット18に入力さ
れ、発光強度の変化によってエッチングの終点が検出さ
れる。終点が検出されると、制御信号に基づき前記高周
波電源19の出力を停止する。
【0032】ここで、前記終点判定ユニット18に入力
される第1、第2の光電変換系からの発光信号とエッチ
ングの終点検出の方式の一例を図4を用いて説明する。
【0033】図4の(a)は第1の光電変換系201に
おいて波長λ1の所望の活性種の発光スペクトルを取り
出すように設定した場合の前記光電変換素子14からの
出力信号の時間変化を示したグラフである。測定開始
後、ある時間で発光強度が急激に低下する。この部分が
エッチングの終点位置である。
【0034】図4の(b)は第2の光電変換系301に
おいてプラズマ光の全波長あるいは特定の活性種の発光
スペクトル成分λ2だけを選択的に透過する干渉フィル
タを設置した場合の前記光電変換素子16からの出力信
号である。それぞれの発光信号にはプラズマ光全体のゆ
らぎやドリフトなどが含まれているため、プラズマの発
光強度が低い場合には終点位置を見つけることが困難と
なる。
【0035】そこで、第1の光電変換系201からの出
力信号と第2の光電変換系301からの出力信号におい
て、前述したように除算あるいは引き算などの演算を行
うことによって、図4の(c)に示すように、プラズマ
光全体のゆらぎやドリフトなどを除去し、所望の発光ス
ペクトルの波長成分の変化のみを取り出し、精度良くエ
ッチングの終点検出を行うことができる。
【0036】この際、先に述べたように半導体ウェハの
開口率が低いとエッチングの終点位置でのプラズマの発
光強度の変化が小さくノイズに埋もれてしまう場合があ
る。また、補正に用いる第2の光電変換系301に入力
されるプラズマ光のウェハ上での発光領域と第1の光電
変換系201に入力されるプラズマ光のウェハ上での発
光領域が大きく異なると、被加工膜厚の面内ばらつきや
エッチングレートの面内ばらつきになどにより、前述し
たプラズマ光のゆらぎやドリフトなどによる補正を正し
く行えない場合がある。
【0037】一方、本実施形態では、結像レンズ7によ
ってプラズマ光を結像し、その中心付近の光束とその極
近傍の光束を用いている。今、結像レンズ7による縮小
率を1/5とし、ファイバー束入射端面8における円形
ファイバー束8aの直径を1mm、リング状ファイバ8
bの厚さを同じく1mmとすると、ウェハ上での検出領
域は、互いに隣り合う5mmの大きさになり、この程度
の距離では膜厚バラツキやエッチングレートのバラツキ
の影響は無視できる。
【0038】従ってプラズマ光の光量をほとんど損なう
ことなく、ウェハ上の極近傍の2つの領域のプラズマ光
がそれぞれの光電変換系に入力されるので、図4に示し
た補正を施すことにより、エッチングの進行状況がより
正確に捉えられ、終点での信号変化が明瞭になり、微小
開口パターンのエッチング終点検出精度が向上する。
【0039】また、第1の光電変換系201は本実施形
態の構成の他にも干渉フィルタを用いて特定スペクトル
成分λ1だけを選択的に透過させる構成としても良く、
第2の光電変換系301も本実施形態の構成の他にも、
第1の光電変換系と同様に凹面グレーティング12と入
射・出射スリット10、11を用いて特定波長のみを取
り出す構成としても良い。
【0040】本発明の第2の実施形態を図3に基づいて
説明する。
【0041】エッチング装置及び第1、第2の光電変換
系の構成と機能は第1の実施形態と同様であるので説明
を省略する。図3は発光検出光学系101における光フ
ァイバー束入射端面を光軸方向から見た様子を示してい
る。本実施形態では例えば、プラズマ発光分布が帯状に
なっている場合、発光検出光学系101において光ファ
イバー束入射端面を矩形にし、プラズマ発光強度の高い
領域のみを選択的に受光するようにしたものである。本
構成により、発光強度の低い領域からの外乱光を防ぐこ
とができ発光強度信号のSN比が向上する。また必要な
光ファイバーの数を低減することもできる。
【0042】本発明の第3の実施形態を図5に基づいて
説明する。
【0043】エッチング装置及び第1、第2の光電変換
系の構成と機能は第1の実施形態と同様であるので説明
を省略する。図5は発光検出光学系101における光フ
ァイバー束入射端面を光軸方向から見た様子を示してい
る。
【0044】本実施形態では発光検出光学系101にお
いて、プラズマ発光強度の高い領域を光ファイバー束の
形状に合わせ且つこれに垂直な複数個の受光領域8a,
8b,8c,・・・を設けそれぞれの出力端を、例えば
第1の実施形態にあるような第2の光電変換系に入力す
る。こうすることによって、全波長あるいは単波長で発
光する活性種の発光強度信号を検出し、それぞれの発光
強度信号を演算することで、時間変化に基づくプラズマ
処理の進行状況を検知することができる。ここにおい
て、複数の受光領域を設けてこれを検出することによっ
て、検出光量の低下を少なくし、被処理パターンの微細
化やプラズマ変動や信号ドリフトなどの外乱の影響を受
けることなく、プラズマ処理の進行状況を検知すること
ができるのである。
【0045】図8は、図1のプラズマ処理室及び検出光
学系を上方から見た様子を表している。
【0046】本実施形態によれば、図8に示すように、
ウェハに対して水平面上の各位置での発光信号が検出で
き、それぞれを比較できるので、エッチング反応がより
強く反映され、終点時の信号変化が捉え易い場所での発
光情報を選択的に得ることが可能となり、終点検出精度
が向上する。
【0047】またこの他に、図6に示すようにプラズマ
発光強度の高い領域を光ファイバー束の形状に合わせ且
つこれに平行な複数個の受光領域8a,8b,8c,・
・・に分割することで、ウェハに対して垂直な各位置で
の発光信号が検出できる。
【0048】またこの他に、図7に示すようにプラズマ
発光強度の高い領域を光ファイバー束の形状に合わせ且
つマトリクス状に配置した複数個の受光領域8a,8
b,8c,・・・に分割することで、ウェハに対して任
意の位置での発光信号が検出できる。
【0049】本発明の第4の実施形態を図9に基づいて
説明する。
【0050】エッチング装置及び第1、第2の光電変換
系の構成と機能は第1の実施形態と同様であるので説明
を省略する。図9は発光検出光学系101における光フ
ァイバー束入射端面を光軸方向から見た様子を示してい
る。
【0051】本実施形態では発光検出光学系101にお
いて、前記光ファイバー束入射端面8は中心部の円形光
ファイバー束8aと、その周辺部の1つ以上の同心円の
リング状領域8a,8b,8c,・・・に分割し、それ
ぞれの出力端を、例えば第1の実施形態にあるような第
2の光電変換系に入力する。複数に分割された光束か
ら、それぞれの光電変換系によって、全波長あるいは単
波長で発光する活性種の発光強度信号を検出する。
【0052】今、例えば上記結像面において3つの領域
に分割した場合について、図10を用いて説明する。図
10の(a)、(b)、(c)はそれぞれ第1、第2、
第3の光電変換系においてそれぞれ波長λ1、λ2、λ
3の所望の活性種の発光スペクトルを取り出すように設
定した場合のそれぞれの光電変換系からの出力信号の時
間変化を示したグラフである。それぞれ所望の活性種の
発光状態が分かるため、エッチングの進行状況がより詳
しく把握できる。
【0053】また、受光領域の中心部の円形領域におい
て、エッチング反応がより強く反映され、終点時の信号
変化が捉え易い特定の波長を選択し、さらに選択した波
長を用いて演算を行うことにより、図10の(d)に示
すように精度良くエッチングの終点検出を行うことがで
きる。
【0054】本発明の第5の実施形態を図11に基づい
て説明する。
【0055】エッチング装置の構成と機能は、第1の実
施形態と同様であるので説明を省略する。本装置は、発
光検出・光電変換系102及び終点判定ユニット18か
ら成る。
【0056】発光検出・光電変換系102では、プラズ
マからの発光20を石英窓6を通して結像レンズ7によ
り光電変換素子42上に結像する。プラズマ発光領域中
でウェハ4上のある一点と前記光電変換素子42とが結
像関係にある。前記光電変換素子42は同一平面上に複
数の光電変換素子あるいは複数の受光面を持つ光電変換
素子で構成され、同時に複数の領域での光電変換ができ
る。また前記光電変換素子42の前面には光電変換素子
の複数の受光面それぞれに対応するように複数の干渉フ
ィルタ41を配置する。これにより、前記光電変換素子
42のそれぞれの受光面において異なった波長の発光強
度が検出できる。
【0057】図12〜図14は前記発光検出・光電変換
系102における光電変換素子42および複数の干渉フ
ィルタ41を光軸方向から見た様子を示している。例え
ば、プラズマ発光分布が帯状になっている場合、図12
に示すように、プラズマ発光分布に対し垂直な複数の受
光領域42a,42b,42c,・・・を設けそれぞれ
の出力を前記終点判定ユニット18に接続する。このよ
うな構成にすれば、本発明の第3の実施形態と同様に、
ウェハに対して水平面上の各位置での発光信号が検出で
き、それそれを比較できるので、エッチング反応がより
強く反映され、終点時の信号変化が捉え易い場所での発
光情報を選択的に得ることが可能となり、終点検出精度
が向上する。
【0058】またこの他に、図13に示すように上記プ
ラズマ発光領域に平行な複数個の受光領域42a,42
b,42c,・・・に分割することで、ウェハに対して
垂直な各位置での発光信号が検出できる。
【0059】またこの他に、図14に示すように上記プ
ラズマ発光領域をマトリクス状に配置した複数個の受光
領域42a,42b,42c,・・・に分割すること
で、ウェハに対して任意の位置での発光信号が検出でき
る。
【0060】また、図15に示すように、上記プラズマ
発光領域をマトリクス状に配置した複数個の受光領域4
2の前面に配置する前記複数の干渉フィルタの構成にお
いて、中央部分に特定の活性種の発光スペクトル成分λ
1だけを選択的に透過させる干渉フィルタ41aを、周
辺部分に全波長あるいは特定の活性種の発光スペクトル
成分λ2だけを選択的に透過させる干渉フィルタ41b
を配置し、それぞれの発光スペクトル成分の発光強度検
出するように前記発光検出・光電変換系102を構成す
る。
【0061】前記発光検出・光電変換系102から出力
されるそれぞれの発光強度信号を本発明の第1の実施形
態と同様に、比較・補正することで、プラズマ光全体の
ゆらぎやドリフトなどを除去し、所望の発光スペクトル
の波長成分の変化のみを取り出し、精度良くエッチング
の終点検出を行うことができる。
【0062】また、以上の検出光学系101の実施形態
においては、エッチャーの窓6からプラズマ発光を検出
する際に光ファイバーを用いていることから、前記エッ
チャー窓付近の物理的スペースが少ない場合でも容易に
配置でき、さらにエッチャー近傍の電気的ノイズが大き
い場合でも、光電変換素子及び電気信号線をエッチャー
近傍から離すことが可能なため、電気的ノイズに対して
有利となる。
【0063】以上の実施形態では、エッチング装置は平
行平板形プラズマエッチング装置としたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、その基本原理から明らか
なように、プラズマ励起あるいは半導体ウェハへの何ら
かのエネルギー供給と同期した形で周期的にエッチング
反応が進む各種のエッチング装置、例えばマイクロ波エ
ッチング装置等にも適用可能であることは言うまでもな
い。
【0064】更に、上記実施形態では、本発明のエッチ
ング装置への適用例について説明したが、本発明の終点
検出方法及び装置はエッチング処理の終点検出に限定さ
れるものではなく、プラズマ処理が進行するに従い、発
光スペクトル強度が変化するような各種プラズマ処理装
置の終点検出に適用することが可能である。また、被処
理体も半導体ウェハに限定されるものではなく、液晶表
示装置用基板等、その製造工程においてプラズマ処理が
施される様々な素子、材料にも適用される。
【0065】本発明の第6の実施形態を図16に基づい
て説明する。本実施形態では、先に述べた5つの実施形
態に基づく発光検出光学系101または発光検出光学・
光電変換系102と終点判定ユニット18から成るエッ
チング終点検出装置を半導体製造ラインのホトリソグラ
フィ工程に導入する。
【0066】図16に示すように、まず、膜付け装置4
01により、半導体ウェハ上にシリコン酸化膜等の被加
工膜が形成される。次に、レジスト塗布装置402によ
りレジストが塗布され、露光装置403により、レチク
ルやマスク上の所望の回路パターンが転写される。露光
された半導体ウェハは、現像装置404で転写パターン
に対応したレジスト部が除去される。エッチング装置4
05では、このレジストパターンをマスクとしてレジス
ト除去部の被加工膜がエッチングされる。
【0067】エッチング中に生じる反応生成物の発光ス
ペクトルは発光検出光学系101で検出され、発光強度
信号は常時、終点判定ユニット18に送られ、エッチン
グ終点が検出されると、制御信号に基づきエッチング装
置405のプラズマ出力を停止する。エッチング終了後
の半導体ウェハはアッシング装置406に送られ、レジ
ストが除去された後、洗浄装置407により洗浄され
る。
【0068】本実施形態では、ホトリソグラフィ工程中
のエッチング装置に、先に述べた実施形態に基づく発光
検出光学系101と終点判定ユニット18から成るエッ
チング終点検出装置を用いることにより、エッチング終
点検出精度が向上し、エッチング不足による膜残りや、
オーバエッチングによる下地膜のけずれが低減する。こ
れにより、ホトリソグラフィ工程中のエッチング起因の
不良を低減することが可能となり、高品質の半導体素子
の製造が可能となる。
【0069】また、パターン開口率が1%あるいはそれ
以下の微小なコンタクトホールのエッチングでは、現
状、終点検出が困難なため、エッチング途中でエッチレ
ートと残膜厚を測定し、残りのエッチングを時間管理で
終了させている。このように、エッチング途中で余分な
先行作業が入るため、エッチング工程のスループットが
低下していた。
【0070】しかし、本実施形態によれば、常に高い精
度で終点検出が可能となるため、このような先行作業が
不要となり、エッチング工程の生産性が向上し、製造ラ
イン全体の自動化も可能となる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、被処理体にプラズマを
用いた処理を施す際に、プラズマ中における発光を前記
プラズマと結像関係にある結像面おいて、2つに分割
し、一方からは特定波長で発光する活性種の発光強度を
検出し、他方からは全波長あるいは該特定波長と異なる
波長で発光する活性種の発光強度信号を検出することに
より、プラズマ発光全体ゆらぎやドリフトなどの影響が
除去でき、プラズマ処理の進行状況がより正確に捉えら
れ、終点での信号変化が明瞭になり、微小開口パターン
のプラズマ処理の終点検出精度が向上するという効果を
有する。
【0072】また、本発明によれば、被処理体にプラズ
マを用いた処理を施す際に、プラズマ中における発光を
前記プラズマと結像関係にある結像面おいて、近傍の領
域を3つ以上に分割し、それぞれから全波長あるいは単
波長で発光する活性種の発光強度信号を検出すること
で、各光電変換系での発光信号を比較でき、エッチング
反応がより強く反映された発光情報を得ることが可能と
なり、終点検出精度が向上するという効果を有する。
【0073】また、本発明によれば、発光検出光学系1
01において光ファイバー束入射端面を矩形に配置し、
プラズマ発光強度の高い領域のみを選択的に受光するよ
うにしたことにより、発光強度の低い領域のからの外乱
光を防ぐことができ発光強度信号のS/N比が向上する
という効果を有する。
【0074】また、本発明によれば、高精度なエッチン
グ終点検出が可能となるので、ホトリソグラフィ工程中
のエッチング起因の不良を低減することが可能となり、
高品質の半導体素子の製造が可能となる。
【0075】また、本発明によれば、高精度なエッチン
グ終点検出が可能となるので、時間管理のための先行作
業が不要となり、エッチング工程の生産性が向上し、半
導体製造ライン全体の自動化も可能となる。
【0076】また、本発明によれば、高精度にプラズマ
処理の進行状況をモニタリングできるため、例えば、被
処理体の膜厚などのバラツキを把握でき、エッチングの
前行程のプロセスへのフィードバックが可能となるた
め、エッチング工程の生産性が向上するなどの効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるエッチング終
点検出装置を示す図である。
【図2】発光検出光学系101における光ファイバー束
入射端面を光軸方向から見た図である。
【図3】発光検出光学系101における光ファイバー束
入射端面を光軸方向から見た別の例の図である。
【図4】第1、第2の光電変換系からの発光信号とエッ
チングの終点検出の方式の一例を示した図である。
【図5】発光検出光学系101における光ファイバー束
入射端面を光軸方向から見た別の例の図である。
【図6】発光検出光学系101における光ファイバー束
入射端面を光軸方向から見た別の例の図である。
【図7】発光検出光学系101における光ファイバー束
入射端面を光軸方向から見た別の例の図である。
【図8】プラズマ処理室1及び検出光学系101を上方
から見た図である。
【図9】発光検出光学系101における光ファイバー束
入射端面を光軸方向から見た別の例の図である。
【図10】複数の光電変換系からの出力信号の時間変化
を示したグラフである。
【図11】本発明の第5の実施形態における発光検出・
光電変換系及び終点判定ユニットを示す図である。
【図12】発光検出・光電変換系102における光電変
換素子42および複数の干渉フィルタ41を光軸方向か
ら見た図である。
【図13】発光検出・光電変換系102における光電変
換素子42および複数の干渉フィルタ41を光軸方向か
ら見た別の例の図である。
【図14】発光検出・光電変換系102における光電変
換素子42および複数の干渉フィルタ41を光軸方向か
ら見た別の例の図である。
【図15】発光検出・光電変換系102における光電変
換素子42および複数の干渉フィルタ41を光軸方向か
ら見た別の例の図である。
【図16】本発明の第6の実施形態における半導体製造
ラインのホトリソグラフィ工程を示すブロック図であ
る。
【図17】従来のエッチング終点検出装置を示す図であ
る。
【図18】従来のエッチング終点検出装置による、活性
種の発光強度の時間変化を示す図である。
【符号の説明】
1 処理室 2 上部電極 3 下部電極 4 半導体ウェハ 5 プラズマ 6 石英窓 7 結像レンズ 8 光ファイバ束 8a,8b,8c 分割した光ファイバ束 10 入射スリット 11 出射スリット 12 凹面グレーティング 13 反射ミラー 14,16,42 光電変換素子 15 干渉フィルタ 18 終点判定ユニット 19 高周波電源 20 プラズマ発光 41 複数の干渉フィルタ 41a,41b 干渉フィルタ 42a,42b,42c 光電変換素子の受光面 43,43a,43b,43c 光電変換素子の出力 101 発光検出光学系 102 発光検出・光電変換系 201 第1の光電変換系 301 第2の光電変換系 401 膜付け装置 402 レジスト塗布装置 403 露光装置 404 現像装置 405 エッチング装置 406 アッシング装置 407 洗浄装置。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体にプラズマを用いた処理を施す
    工程において、 プラズマ中における発光を前記プラズマと結像関係にあ
    る結像面で、少なくとも2つに分割し、 一方からは特定波長で発光する活性種の発光強度を検出
    し、他方からは全波長または前記特定波長と異なる波長
    で発光する活性種の発光強度信号を検出し、 それぞれの発光強度信号の時間変化に基づいて、プラズ
    マ処理の進行状況を検知し、プラズマ処理の終点を検出
    する、 ことを特徴とする半導体製造方法。
  2. 【請求項2】 被処理体にプラズマを用いた処理を施す
    工程において、 プラズマ中における発光を前記プラズマと結像関係にあ
    る結像面で、少なくとも2つに分割し、 それぞれから全波長または単波長で発光する活性種の発
    光強度信号を検出し、 それぞれの発光強度信号の時間変化に基づいて、プラズ
    マ処理の進行状況を検知し、プラズマ処理の終点を検出
    する、 ことを特徴とする半導体製造方法。
  3. 【請求項3】 被処理体にプラズマを用いた処理を施す
    工程において、 プラズマ中における発光を前記プラズマと結像関係にあ
    る結像面で、中心部の円形領域とその周辺部のリング状
    領域の少なくとも2つに分割し、前記円形領域からは特
    定波長で発光する活性種の発光強度を検出し、前記リン
    グ状領域からは全波長または前記特定波長と異なる波長
    で発光する活性種の発光強度信号を検出し、 それぞれの発光強度信号の時間変化に基づいてプラズマ
    処理の進行状況を検知し、プラズマ処理の終点を検出す
    る、 ことを特徴とする半導体製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の半導体製造方法におい
    て、 前記結像面で、少なくとも2つに分割する方法は、中心
    部の円形領域とその周辺部の2つ以上の同心円のリング
    状領域に分割することを特徴とする半導体製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の半導体製造方
    法において、 前記周辺部のリング状領域は、プラズマ発光強度の高い
    領域のみを選択的に受光できるような切欠きリング状領
    域であることを特徴とする半導体製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の半導体製造方法におい
    て、 前記結像面で、少なくとも2つに分割する方法は、前記
    被処理体の面に対して水平な複数の領域に分割すること
    を特徴とする半導体製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の半導体製造方法におい
    て、 前記結像面で、少なくとも2つに分割する方法は、前記
    被処理体の面に対して垂直な複数の領域に分割すること
    を特徴とする半導体製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載の半導体製造方法におい
    て、 前記結像面で、少なくとも2つに分割する方法は、マト
    リクス状の複数の領域に分割することを特徴とする半導
    体製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の半導体製造方法におい
    て、 前記マトリクス状の複数領域のそれぞれの前面に干渉フ
    ィルタを配置し、その中央部分には特定の活性種の発光
    スペクトル成分のみを透過させる干渉フィルタを設ける
    ことを特徴とする半導体製造方法。
  10. 【請求項10】 被処理体にプラズマを用いた処理を施
    す処理装置において、 プラズマ中における発光を前記プラズマと結像関係にあ
    る結像面で、少なくとも2つに分割する手段と、 一方からは特定波長で発光する活性種の発光強度を検出
    し、他方からは全波長または前記特定波長と異なる波長
    で発光する活性種の発光強度信号を検出する手段と、 それぞれの発光強度信号の時間変化に基づいて、プラズ
    マ処理の進行状況を検知し、プラズマ処理の終点を検出
    する手段とを、有することを特徴とする半導体製造装
    置。
  11. 【請求項11】 被処理体にプラズマを用いた処理を施
    す処理装置において、 プラズマ中における発光を前記プラズマと結像関係にあ
    る結像面で、少なくとも2つに分割する手段と、 それぞれから全波長あるいは単波長で発光する活性種の
    発光強度信号を検出する手段と、 それぞれの発光強度信号の時間変化に基づいて、プラズ
    マ処理の進行状況を検知し、プラズマ処理の終点を検出
    する手段とを、有することを特徴とする半導体製造装
    置。
  12. 【請求項12】 被処理体にプラズマを用いた処理を施
    す処理装置において、 プラズマ中における発光を前記プラズマと結像関係にあ
    る結像面で、中心部の円形領域とその周辺部のリング状
    領域の少なくとも2つに分割する手段と、 前記円形領域からは特定波長で発光する活性種の発光強
    度を検出し、前記リング状領域からは全波長または前記
    特定波長と異なる波長で発光する活性種の発光強度信号
    を検出する手段と、 それぞれの発光強度信号の時間変化に基づいてプラズマ
    処理の進行状況を検知し、終点を検出する手段とを、有
    することを特徴とする半導体製造装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の半導体製造装置に
    おいて、 前記結像面で、少なくとも2つに分割する手段は、中心
    部の円形領域とその周辺部の2つ以上の同心円のリング
    状領域に分割することを特徴とする半導体製造装置。
  14. 【請求項14】 請求項12または13に記載の半導体
    製造装置において、 前記周辺部のリング状領域は、プラズマ発光強度の高い
    領域のみを選択的に受光できるような切欠きリング状領
    域であることを特徴とする半導体製造装置。
  15. 【請求項15】 請求項11に記載の半導体製造装置に
    おいて、 前記結像面で、少なくとも2つに分割する手段は、前記
    被処理体の面に対して水平な複数の領域に分割すること
    を特徴とする半導体製造装置。
  16. 【請求項16】 請求項11に記載の半導体製造装置に
    おいて、 前記結像面で、少なくとも2つに分割する手段は、前記
    被処理体の面に対して垂直な複数の領域に分割すること
    を特徴とする半導体製造装置。
  17. 【請求項17】 請求項11に記載の半導体製造装置に
    おいて、 前記結像面で、少なくとも2つに分割する手段は、マト
    リクス状の複数の領域に分割することを特徴とする半導
    体製造装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の半導体製造装置に
    おいて、 前記マトリクス状の複数領域のそれぞれの前面に干渉フ
    ィルタを配置し、その中央部分には特定の活性種の発光
    スペクトル成分のみを透過させる干渉フィルタを設ける
    ことを特徴とする半導体製造装置。
  19. 【請求項19】 請求項1、2または3に記載の半導体
    製造方法を用いて製造されたことを特徴とする半導体素
    子。
  20. 【請求項20】 請求項10、11または12に記載の
    半導体製造装置を用いて製造されたことを特徴とする半
    導体素子。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6602380B1 (en) 1998-10-28 2003-08-05 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for releasably attaching a polishing pad to a chemical-mechanical planarization machine
US6686287B1 (en) 1998-07-15 2004-02-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device manufacturing method and apparatus
KR100780021B1 (ko) 2006-05-31 2007-11-27 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 플라즈마처리방법 및 플라즈마처리장치
JP2015023104A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 株式会社日立ハイテクノロジーズ プラズマ処理装置及びプラズマ処理装置の運転方法

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