JPH10506246A - マルチビームtdma衛星移動通信システム - Google Patents

マルチビームtdma衛星移動通信システム

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JPH10506246A
JPH10506246A JP8505543A JP50554396A JPH10506246A JP H10506246 A JPH10506246 A JP H10506246A JP 8505543 A JP8505543 A JP 8505543A JP 50554396 A JP50554396 A JP 50554396A JP H10506246 A JPH10506246 A JP H10506246A
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ニコラス ハート,
ガンナー ジョーンストロム,
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Abstract

(57)【要約】 地球局(8)は、TDMAを用いて移動端末(2)から1個以上の衛星リンク(4a、4b)を介してリターン信号(3)を受信する。地球局(8)は、各リンクを介して受信された信号(3;15)の品質に基づいて、フォワード信号(15)を送信するための1個以上の衛星リンク(4a)を選択する。地球局(8)は、移動端末(2)の地表上の位置に応じて移動端末(2)に周波数チャネルを割り当て、同じ周波数チャネルを占める移動端末(2)との間の伝搬時間がほぼ同じになるようにしている。衛星(4a;4b)は、地球の固定区域に対する衛星(4a;4b)の仰角が最小値以下になるまで固定区域に個々に向かうビームのアレーを生成するアンテナを含んでいる。仰角が最小値以下になると、対応するビームは新たな区域に再度方向付けされ、一方、他のビームは、対応する固定区域に向けられたままとなる。このようにして、天底に向かうアンテナの照準を維持しながら、ビーム間ハンドオーバが低減される。

Description

【発明の詳細な説明】 マルチビームTDMA衛星移動通信システム技術分野 本発明は、衛星経由で通信を行う方法及び装置に関し、特に、非静止衛星及び /又は移動端末を用いて音声又はデータの通信を行う方法及び装置に関する。但 し、これに限定されるわけではない。発明の背景 非静止衛星を用いる通信システムでは、地上端末の視野にある衛星の数及び方 位が呼(call)の間に変動する。このため、端末と任意の1個の衛星との間の通 信リンクは、衛星の仰角が減少するにつれて弱くなり、衛星が端末の視野外に移 動すると、リンクは最終的に動作不能となる。従って、端末と通信するための別 の衛星を“ハンドオーバ(handover)”として知られる手順で選択することが望 ましい。公報US-A-3,349,398には、このような方法の一つが説明されている。し かし、衛星間ハンドオーバは、信号の一部の損失や信号品質の急激な変化を招く 場合がある。これらは、音声通信又はデータ通信では許されないものである。 更に、端末と特定の衛星との間の見通し(line of sight)は、呼の間に端末 又は衛星が移動するにつれて、ビルや木や他の障害物によって遮られるようにな る。このような作用は、“ブロッキング”として知られており、受信信号にフェ ージングを発生させる。 信号フェージングは、衛星によって伝送された信号が地上又はビルで反射され 、この反射信号が直接信号と一緒に端末で受信されるときにも生じることがある 。直接信号及び反射信号間の位相差が端末に破壊的干渉を生じさせ、これにより 受信信号の強度が低減する場合がある。これは、“マルチパス”フェージングと して知られている。 公報 WO-A-93 09578 には、複数の衛生が端末から受信した信号の品質を監視 し、端末への呼を扱うのに最も適した衛星がどれかを判定する衛星通信システム が開示されている。これらの衛星のうちの1個は、端末から受信した信号を他の 衛星 又はゲートウェイに再送信する。 ウィードマンとヴィテルビによる議事録“The Globalstar Mobile Satellite System for Worldwide Personal Communications”(第3回国際移動衛星会議、 1993年6月16〜18日、カリフォルニア州パサデナ)には、リターンリンク信号が 2個から3個の衛星によって受信され、ゲートウェイ局がこれらの代替パスの各 々の信号レベルを計測し、どの信号パスを使用するか制御する通信システムが開 示されている。このシステムは、符号分割多元接続(CDMA)とともに使用す るためにのみ設計されている。 しかしながら、CDMAは、移動通信に使用すると、多くの欠点を生じる。移 動端末は、各衛星パスごとに別個のデコーダを必要とするため、複雑な構造とな る。更に、CDMAは、利用者が等分配されなければ周波数の再使用も有効でな く、他の利用者に対する干渉を起こすことなしに各利用者についてパワーレベル を自由に変化させることができない。更にまた、使用のピークレベルで重大な干 渉が生じたりもする。発明の記述 本発明の一つの面によれば、TDMAを用いて地上局から各端末に呼びかける 、地上局及び複数端末間の通信方法が提供される。この方法では、2個以上の衛 星を介して同じ情報を送ることにより、地上局及び各端末間のリンクにダイバシ ティ(diversity)が与えられる。 この情報は、2個以上の衛星を介して同じTDMAタイムスロットに送られて も良く、また、異なるタイムスロットに送られても良い。 このようにして、CDMAに固有の欠点を生じさせることなしにブロッキング を軽減することができる。 地上局は、各端末から最も良好に受信された信号を復号するか、或いは全ての 受信信号を合成することにより、受信信号中のエラーを削減することができる。 この後、地上局は、1個以上の衛星を介して端末から受信された信号の品質に応 じて、この衛星を介した各端末へのフォワードリンクを選択する。 このようにして、円滑なハンドオーバを達成し、ブロッキング及びフェージン グを低減することができる。 フォワードリンク用の衛星の選択が端末から分からないように、地上局は、選 択された衛星を介した伝送中の遅延を算出し、これに従ってその送信のタイミン グを調節して、送信された信号がその呼の間ずっと同じタイムスロット内で端末 で受信されるようにすることができる。上記の計算は、選択された上記衛星が地 球に対して移動するのに伴う遅延の変動(variation)、及び1個の衛星から別 の衛星にハンドオーバするときの遅延の差異、の双方を考慮に入れて、通信の品 質がハンドオーバによって損なわれず、かつ、端末に複雑な回路が必要とならな いようにしても良い。 更に、地上局は、端末から受信される信号のドップラーシフトを補償し、これ に従って伝送信号の周波数を調節して、呼の間中、端末が一定の周波数で信号を 受信するようにしても良い。このドップラーシフトは、衛星によって部分的に補 償されても良い。 本発明の別の面によれば、1個の衛星を介した複数の利用者との同時通信を容 易にするため、地球上の複数のエリアが多数の固定区域に分割され、信号の送信 及び受信の双方のために、端末が位置する区域に応じて端末に周波数が割り当て られる。これらの区域の配置は、衛星に対するこれらの位置ではなく、これらの 地球上における位置に従って決定される。同一区域内の異なる端末間の同一周波 数での同時通信は、反復時間フレーム中の異なるタイムスロットを各端末に割り 当てることにより達成される。同じ周波数を用いる様々な端末が一つの固定区域 内に含まれており、これにより伝搬遅延の偏差(variation)が制限されている ので、隣接するタイムスロット間の干渉が防止される。 本発明の別の面によれば、個々に向きを調節することの可能な複数のビームを 生成して通信リンクに与える非静止衛星の制御方法が提供される。この方法では 、衛星が地表に対して移動する結果としてビームが固定区域との通信に適さなく なるまで、各ビームが地表の固定区域に向けられる。この後、このビームは、通 信が十分に可能な新しい固定区域に向け直される。以前の固定区域への呼は、別 の衛星を介してルーティングすることができる。 このようにして、衛星間ハンドオーバの周波数に影響を与えることなく、ビー ム間ハンドオーバの周波数を低減することができる。 本発明は、1個以上の地球局又は上述の端末の機能を発揮させる手段を有する 地上局にまで及んでいる。図面の簡単な説明 ここから、本発明の具体的な実施形態を添付図面を参照しながら説明する。こ こで、 図1は、地球局と移動端末との間のフォワードリンク及びリターンリンクの概 略ブロック図である。 図2は、地球局と移動端末との間の代替パスを示す概略立面図である。 図3は、地球局の概略図である。 図4は、移動端末の概略図である。 図5は、複数の衛星のうちの一つの概略図である。 図6は、第1実施形態に係るフレーム内のフォワードパケット及びリターンパ ケットのフォーマットの図である。 図7は、地表上のスポットビーム・フットプリントの配置を示している。 図8は、第1実施形態における地表上のセルの配置を示している。 図9は、衛星がその軌道上を進行するにつれて衛星ビームが第1実施形態でど のように検出されるかを示している。 図10は、第2実施形態に係るフレーム内のフォワードパケット及びリターン パケットのフォーマットの図である。 図11は、図10に示されるフォーマットの代わりのフォーマットの図である 。本発明の実施形態 第1の実施形態 ここから、本発明の第1の実施形態を、図1〜図8を参照しながら説明する。 図1では、移動端末の送信機2が信号3を送信している。この移動端末は、実 質的に無指向性(omni-directional)のアンテナを有しており、送信信号3が移 動端末の視界中にある第1衛星4a及び第2衛星4bによって受信されるように なっている。信号3は、各衛星4a、4bから別個の信号3a及び3bとして再 送信される。これらの信号3a及び3bは、地球局8によって受信される。この 地球局8は、第1及び第2の衛星4a及び4bからそれぞれ信号を受信する第1 及び第2の受信機8a及び8bを有している。本実施形態では、地球局8は、第 1及び第2衛星4a、4bにそれぞれ向けられた第1及び第2の指向性アンテナ を有している。このため、同じ情報が、地球局8によって別個の信号3a及び3 bで2回受信されることになる。従って、地球局8は、2個の信号3a及び3b のうち、公衆サービス電話網(PSTN)9上の通信のためのアナログ信号への 変換に良好な方、例えば最低の誤り率を有する方、を選択することができる。こ の他に、両方の信号が誤り(エラー)を含んでいる場合は、両方の信号からデー タを抽出し、誤りのより少ない、又は誤りのない合成信号を生成することもでき る。この合成信号は、この後、アナログ変換されてPSTN9に送られる。 また、地球局8は、受信信号3a及び3bを解析し、どちらがより良好な品質 を有しているかを判定する。衛星4a、4bの一方からのリターンリンクの強度 と同じ衛星6a、6bを介した携帯送信機2へのフォワードリンクの強度との間 には強い相関があるので、地球局8は、携帯送信機2へのフォワードリンク用に 衛星6a、6bのいずれかを選択し、選択信号10を生成する。 携帯端末2への送信用のPSTN9から信号が受信されると、この信号は、地 球局内の送信機12に送られる。この送信機12は、図1にスイッチ14で概略 的に示されているように、選択信号10に応答して衛星4a、4bの一方を選択 する。この例では、第1衛星4aが、フォワードリンクに最適なものとして選択 されている。送信機12は、この後、信号15を第1衛星4aに送信する。第1 衛星4aは、この信号を信号15aとして、移動端末の受信機16に再送信する 。送信機2及び受信機16は、移動端末の同じアンテナに接続されていても良い し、別個のアンテナに接続されていても良い。いずれの場合も、受信アンテナは 無指向性であり、従って、衛星4a、4bのいずれからも信号を受信することが できる。このように受信機16は、より強いリンクを介して信号15を受信する ことになる。 以下では、ブロッキングが生じる状況を図2を参照しながら説明する。この図 は、地球局8及び移動端末18が配置される地表の一部分を示している。第1及 び第2衛星4a、4bは、地球局8及び移動端末18の双方の見通し内にある。 移動端末18に対する第2衛星4bの仰角εbは、第1衛星4aの仰角εaよりも 大きく、地球局8と第2衛星4bとの間のパス距離、及び第2衛星4bと移動端 末18との間のパス距離は、第1衛星4aと移動端末18及び地球局8との間の これらの距離よりも短い。 しかし、この例では、移動端末18が木などの背の高い障害物20に接近した 位置にある。この障害物は、移動端末18と第2衛星4bとの間の見通し1bを 遮っている。従って、移動端末18が信号3を送信すると、この信号3は第2衛 星4bによって微弱にしか受信されず、このため、再送信信号6bは一層誤りを 含みやすくなる。地球局は、より好適なフォワードリンクを提供するものとして 第1衛星4aを選択し、第1衛星4aにのみ応答信号15を送信する。この応答 信号は、信号15aとして移動端末18に再送信される。第1衛星4aと移動端 末18との間の見通し1aは遮られていないので、この応答信号は移動端末18 によって強く受信される。いずれの衛星4a、4bが応答信号15aを受信する かは地球局8で決定されるので、移動端末18がこのような選択をする必要はな い。従って、衛星4a、4bの選択を移動端末が知ることはない。 一方、障害物20が見通し1bを遮らなくなるように移動端末18が移動する 場合は、地球局8は、より良好な信号を第2衛星4bから受信することができ、 これによって第2衛星4bをフォワードリンク用に選択することになる。 フォワードリンクとリターンリンクとで異なる周波数が使用されていて、フェ ージングがマルチパス干渉に起因する場合は、フォワードリンクの品質とリター ンリンクの品質との間に強い相関がないこともある。この場合、移動端末18は 、地球局8から端末18によって受信された信号の強度に関して地球局8に情報 を送信する。地球局8が良好なリターンリンク信号を第1衛星4aから受信する が、移動端末18により送信された情報がフォワードリンクでフェージングが生 じることを示している場合は、地球局8は、その次に良好な信号がフォワードリ ンク用に受信される衛星を選択する。各衛星が移動端末との通信用に数個の重な り合ったビームを異なる周波数で生成する場合は、地球局8は、第1衛星によっ て生成された別のビームを代わりに選択する。 移動端末18及び地球局8の動作は、図3、図4及び図5を参照しながら、以 下で説明する。地球局 本例では、アナログ音声信号が、移動端末18への送信のためPSTN9から 地球局8で受信される。図3に示されるように、このアナログ音声信号は、コー デック81によりディジタル化及び符号化され、この符号化音声は、マルチプレ クサ/デマルチプレクサ82で一連の離散パケットに変換される。 パケットの送信は、コントローラ88により制御される。このコントローラ8 8は、各衛星4から受信された信号の品質に基づいて、どの衛星をフォワードリ ンク用に使用すべきかを選択する。コントローラ88は、セレクタ83を制御し て、各パケットを複数のバッファ85a、85b、85cの一つに送る。各バッ ファ85の出力のタイミングは、コントローラ88によって制御される。バッフ ァ85a、85b、85cから出力されたパケットは、対応するRF変調器/復 調器86a、86b、86cによって無線周波数変調される。変調の周波数は、 コントローラ88によって制御される。これらのRF信号は、コントローラ88 により選択された種々の周波数帯で変調される。コントローラ88によるこの選 択は、これらの信号を移動端末18に再送信する衛星4の選択ビームに応じて行 われる。これらのRF信号は、指向性アンテナ87a、87b、87cによって 送信される。これらの指向性アンテナは、対応する衛星4a、4b、4cにそれ ぞれ向けられている。 各指向性アンテナ87は、対応する衛星4からのリターンリンクを通って移動 端末から送信された信号も受信する。これらの信号は、RF変調器/復調器86 によって無線周波数復調され、受信パケットを形成する。この一連のパケットは 、マルチプレクサ/デマルチプレクサ82によって複数のチャネルに分離され、 コーデック81によって復号される。このコーデック81は、異なる衛星4を介 して同じ移動端末18から受信された複数のパケットを比較することにより、誤 り検査を実行することも可能である。こうして得られたアナログ信号は、様々な ラインでPSTN9に送られる。 地球局8は、PSTN9に直接接続されている必要はない。その代わり、地球 局は、地上のネットワークを介してPSTNや他の固定又は移動ネットワークに 接続されているのが好ましい。これは、英国特許出願 no.94 23950.6、及び1995 年5月12日になされた対応する国際(PCT)出願の中で説明されている。これらの 出願は、双方とも参照文献として本明細書に組み込まれる。移動端末 図4に示されるように、各移動端末18はマイクロフォン60を備えており、 ここで音声がアナログ信号に変換される。このアナログ信号は、A/D変換器6 2によってディジタル信号に変換され、このディジタル信号は、符号器64によ って符号化され、パケットを形成する。この符号化パケットは、無指向性アンテ ナ68からの送信のために、RF変調器66によってRF変調される。 アンテナ68を介して受信された信号は、復調器70によって受信パケットに RF復調される。この後、これらの受信パケットは、パケット復号器72によっ て復号され、ディジタル音声信号を形成する。これらのディジタル音声信号は、 D/A変換器74によってアナログ音声信号に変換される。アナログ信号は、ス ピーカ76に出力され、これにより可聴音声が生成される。移動端末18の動作 は、キーパッド等の一般的な追加ハンドセット部品(図示せず)に接続された制 御装置59、例えばマイクロプロセッサ及び/又はDSP装置、によって制御さ れる。衛星 図5に示されるように、各衛星4は、アンテナ90及びビームフォーミング装 置92を備えている。このアンテナは、英国特許出願 No.9407669.2(参照文献 として本明細書に組み込まれる)で説明されている放射アレーアンテナ及び大型 バトラーマトリクスであっても良い。ビームフォーミング装置92は、アレーの 各要素からの信号を複数のビームからの信号に変換し、複数のビームからの信号 をアレーの各要素からの信号に変換する。アンテナ90によって移動端末18か ら受信された信号は、制御装置94を介してアンテナ96に送られる。このアン テナ96は、これらの信号を、これらの信号が受信されたビームに対応した周波 数帯で基地局に再送信する。アンテナ96は、地球局8の方に向きを調節するこ ともできる。同様に、アンテナ96によって地球局8から受信された信号は、こ れらの信号が地球局8から送信される周波数帯に応じて、アンテナ90の複数の ビーム中の一本のビームへ再方向付けされる。 理解の容易のため、単一のアンテナ90及びビームフォーミング装置92が図 示されている。しかしながら、フォワードリンクとリターンリンクに異なる搬送 周波数が使用されているため、別個の受信及び送信アンテナ90並びにビームフ ォーミング装置92を用いるのが好ましい。シグナリング・フォーマット 図6に示されるように、地球局8は、反復時間フレームF内にパケットR1〜 Rnを順次に送ることにより、複数の移動端末18と同時に通信することができ る。反復時間フレームの先頭は、フレームヘッダ信号によってマークされている 。各フレームFは、種々のチャネルに対応して複数のタイムスロットt1〜tnに 分割されており、これらの各チャネルは、呼のセットアップのときに地球局8に よって複数の移動端末18のうちの一つに割り当てられる。 例えば、移動端末18が第1チャネルに割り当てられた場合、各フレームFの 第1スロットt1内にパケットR1のみを復号して、音声信号を生成する。この多 重通信法は、時分割多元接続、即ちTDMAとして知られている。 命令信号を地球局8から移動端末18に送信することにより、呼のセットアッ プ中、移動端末18の各々にチャネルが割り当てられる。 各移動端末18には、リターンパケットT1〜Tnを送信するため、フレームF 中の所定のタイムスロットtを有するリターンチャネルが割り当てられる。この タイムスロットは、フォワードチャネルのタイムスロットとは異なる。例えば、 パケットR1の受信のために第1スロットt1が割り当てられる移動端末18には 、リターンパケットT1の送信のために第3スロットt3を割り当てることができ る。移動端末18が全二重モードで通信を行うように、異なる周波数ff及びfr がフォワードチャネル及びリターンチャネルに使用される。 この他に、半二重モードを使用することもできる。半二重モードでは、フレー ムF内でフォワードパケットRとリターンパケットTとを交互に切り替えながら 、リターンパケットTをフォワードパケットRと同じ周波数で送信することにな る。 フォワードパケット及びリターンパケットの各々は、制御情報を含むヘッダ部 24、音声データ26、及び音声データ26中の誤りを訂正するCRC等の検査 部28から構成されている。 訂正信号が各移動端末18によって各フレームFの同じタイムスロットt内に 受信されるように、地球局8はバッファ85から特定の衛星への送信のタイミン グを遅延させて、別の衛星を介した伝搬遅延の変動(variation)、及び一つの 衛星から別の衛星にハンドオーバする際の遅延の変化を補償する。訂正のタイミ ングを求めるため、地球局8のコントローラ88は、種々の衛星の位置及び範囲 をいつでも計算できるように、種々の衛星の位置からなる天体位置換算表(ephe meris)を記憶する記憶装置を備えていても良い。更に、各移動端末18の位置 が測定される。これは、異なる衛星4a、4bによって移動端末18から送信さ れた信号3a、3bの遅延を比較することにより行われる。しかしながら、この 方法では、正確な測定を行う場合、信号3が2個以上の衛星から受信されること が必要である。ブロッキングのため、これが不可能な場合もある。従って、特別 の位置測定方法を使用すべきである。 各衛星4a、4bは、異なる角度の複数のビームからなるアレーを生成するの で、衛星に対する移動端末18の角度位置は、リターン信号3が検出されるビー ムを識別することによって求められる。更に、信号3のドップラーシフトを計測 することにより、衛星の運動方向に対する移動端末18の角度が測定される。各 移動端末18の位置は、上記の手法の一部又は全部を用いることにより算出され る。 地球局8が各移動端末18の最後に分かった位置を記憶するようにして、移動 端末18が以前の地域で発見されない場合以外は位置算出を実行する必要がない ようにしても良い。 この他に、各移動端末18は、移動端末18の位置を測定する世界測位システ ム(GPS)ハードウェアを備えていても良く、その位置情報は、地球局8に送 信される信号に組み込まれていても良い。 リターンパケットTの送信タイミングは、移動端末18によってフォワードパ ケットRの受信タイミングと同期される。フォワードパケット12が受信される タイミングは地球局8が制御しているので、移動端末18のタイミングは、地球 局8によって制御される。タイミングの誤りにいくらかの余裕を与えるため、タ イムスロットは、“保護周波数帯”と呼ばれる短い間隔に分けられている。 更に、地球局8のコントローラ88は、信号15aが移動端末18によって常 に割当て周波数で受信されるように、各移動端末から受信された信号3のドップ ラーシフトを測定し、RF変調器86の変調周波数を調節してドップラーシフト を補償する。地球局8で実行される上記の補償法により、移動端末18の処理負 担が軽減され、これにより端末の信頼性が高まり、端末の構造を実質的に単純化 でき、端末を低コストで製造できるようになる。 2個以上の衛星をフォワードリンク用に選択することができ、この場合、地球 局8からの信号15は、衛星4a、4bからの信号15a、15bが移動端末1 8に同時に到達するように計算されたタイミングで、選択された各衛星に送信さ れる。ビーム装置 各衛星4a、4bは、移動端末18との通信のためにアレーアンテナ90を有 している。このアレーアンテナ90は、図7に示されるように直径1000kmか ら3000kmの地表上投射領域を各々が有する複数の重なり合ったスポットビー ムを生成する。図7では、地表上における衛星4aの天底は点Aで示されており 、衛星4bの天底は点Bで示されている。これらの点の間の大圏距離は、水平軸 で表されている。垂直軸は、2個の衛星4a、4bの天底にそれぞれ接続してい る大圏に対して垂直な大圏に沿った距離を表している。移動端末18は、衛星4 aの1本のスポットビームのフットプリント50内であって、かつ、衛星4bの 1本のスポットビームのフットプリント51内に配置されており、いずれの衛星 を介しても通信が可能なようになっている。 各アレーアンテナ90は、衛星4a、4bのほぼ全視野を集合的にカバーする 121本のビームを投射しても良い。固定区域 図8に示されるように、地表のエリアは、コントローラ88によって複数の区 域52に分割されており、各区域52には、副搬送波送受信周波数対が割り当て られている。このため、各移動端末18についての送信及び受信周波数は、端末 が位置する区域52に応じて決まる。この区域52は、地表に対して固定されて いる。サンプルスポットビームのフットプリント50は、一群の区域52と重な るように図示されている。これらの区域52は、本例では6角形である。 呼のセットアップのときに、上述の手法に従って移動端末18の位置がコント ローラ88によって測定され、移動端末18に制御信号が送信されて特定の一対 の周波数が割り当てられる。これらの周波数は、移動端末18自身が他のセル5 2に移動しない限り、呼の間、もとのままに維持される。各セル52は約200 〜300kmの半径を有しているため、移動端末18が呼の間、複数のセル52の 間を頻繁に移動することは起こりにくい。注意すべきことは、各セルの大きさ及 び位置は地表に対して定められるのであり、衛星ビームに対して定められるので はないことである。 他の選択肢として、区域への周波数の割当ては、所定のオーダで変化しても良 い(いわゆる、“周波数ホッピング”である)。 同じセル52内の全ての移動端末18は、同一の周波数対ff及びfrで送受信 を行い、異なる移動端末18からの信号は、図6に示されるように、TDMAを 用いて分離される。異なる移動端末18は、セルという比較的小さな固定領域に 含まれており、全てどの衛星からもほぼ同じ距離だけ離れているので、異なる移 動端末と任意の1個の衛星との間のアップリンク伝搬遅延の偏差(variation) は制限されている。このようにして、隣接するタイムスロット内の信号間の干渉 の問題が、大きく軽減される。ハンドオーバ スポットビームに対する区域52の割当ては、複数のスポットビーム領域50 間での区域52のハンドオーバが移動端末18から分からないように、衛星4又 は地球局8で決定される。 図9は、時刻T0及び後の時刻T1における、衛星4aのビームパターン中の一 列のスポットビーム51の複数区域52への割当てを示している。時刻T0では 、重なり合ったスポットビーム51a〜51lが、地表上の区域52の中心Ca 〜Clに向けて方向付けられている。衛星がその軌道上を進行するに伴い、複数 のスポットビーム51は、対応する中心Cを向き続けるように、個々に向きを調 節される。 T0の後、中心Caに対する衛星4aの仰角は、信頼性の高い通信を行うため に は望ましくないほど低くなる。地球局8は、衛星4aに対する中心Caの位置を 検出し、制御信号を送ることにより衛星4aを制御して、ビーム51aを新しい 中心Cnに配置し直す。このときまでには、別の衛星4b(図9には示されてい ない)が、中心Caのまわりの区域52をそのスポットビームのうちの1本で既 にカバーしており、通信サービスを全く妨害することなく衛星間ハンドオーバが 達成されるようになっている。時刻T1では、ビーム51mを除く全てのスポッ トビーム51が再配置されている。 このように、アンテナのカバレッジエリアは、全体として徐々に前進し、アン テナの照準又は焦点方向は、衛星の直下方向に維持される。 衛星4aのスポットビーム51のカバレッジエリアは、キャタピラや戦車の跡 が前進する様子にたとえることのできるような前進のしかたをする。ここで、ス ポットビームは、跡の要素に相当する。各スポットビーム51は、ビームパター ンの最前方位置に再配置されると、最後方位置に到達するまで、中心に固定され たまま維持されるように、絶えず個別に向きを調節される。しかし、衛星4aの アンテナによって投射される全体のビームパターンは、地表を覆う連続的な軌跡 の上を衛星の前進とともに前進する。この方法によれば、ビーム間ハンドオーバ の周波数は低減されるが、衛星間ハンドオーバの周波数は低減されない。 好ましくは、地球局8がビーム51の各々について正しい向きを継続的に測定 し、衛星4aに制御信号を送ってビーム51の向きを制御すると良い。しかし、 この他にも、ビームの向きを測定する手段は、衛星に組み込まれていても良いし 、別個の地上衛星制御局に組み込まれていても良い。第2実施形態 以下では、図1〜図5、図10及び図11を参照しながら第2の実施形態を説 明する。第2実施形態は、地球局8、移動端末18及び衛星4の動作、並びに移 動端末18が異なる衛星4から異なるタイムスロットに信号を受信する点で、第 1実施形態と異なっている。シグナリング・フォーマット 図10に示されるように、移動端末18は、反復時間フレームT内の割当てタ イムスロットtの間に、第1及び第2の衛星4a、4bを介して、或いは1個の 衛星の第1及び第2のビームを介して、それぞれ対になった周波数f1、f1′及 びf2、f2′で、地球局8と通信する。 ここに示される例では、地球局8は、第1衛星4aを介してタイムスロットt1 にパケットRx1を送信する。このパケットは、移動端末18によって周波数f1 で受信される。この後、移動端末18は、タイムスロットt3に、衛星4aによ って生成されたビームを介して周波数f1′でパケットTx1を送信する。地球局 8は、パケットRx1と同じ情報を含んだパケットRx2を、第2衛星4bを介し て、又は衛星4aによって生成された別のビームを介して送信する。ここで、地 球局8は、タイムスロットt5に周波数f2でパケットRx2を移動端末18に送 信する。移動端末18は、この後、パケットTx1と同じ情報を含んだパケット Tx2を、タイムスロットt7に周波数f2′で送信する。パケットTx2は、第2 衛星4bによって地球局8に再送信される。この方法では、コントローラ59は 、介在するタイムスロットの間、十分な時間をもつてRF変調器66又は復調器 70を再同調させる。 この他に、それぞれ周波数f1及びf2並びにf1′及びf2′に同調させられた 2個のRF復調器及び2個のRF変調器を移動端末に設置しても良い。 移動端末がパケットRx1及びRx2の双方を受信すると、第1実施形態と同様 に、パケット復号器72は、音声への変換のため、この二つを合成し、或いは良 好な方のパケットを選択する。同様に、地球局8は、二つの送信済みパケットT x1及びTx2を合成し、或いは良好な方のパケットを選択して、PSTN9に送 信される信号の品質を改善する。 この例では、各時間フレームTは、8個のタイムスロットtを含んでおり、8 個の移動端末18が、TDMAを用いて周波数f1、f1′、f2及びf2′で地球 局8と通信できるようになっている。しかし、以下で述べるように、タイムスロ ットは、利用者の数と通信の品質を最適化するように柔軟に割り当てることがで きる。 呼のセットアップ中、移動端末18は、衛星4によって送信されるパイロット 信号を監視して、どの衛星が視界にあるか、及びいずれかの衛星リンクがブロッ キングされているかどうか、を判別する。この情報は、地球局8に送信される。 1個の衛星しか視界にない場合、地球局8は、送信用に1個のタイムスロットの み、及び受信用に1個のタイムスロットのみをその衛星に対応した周波数対で割 り当てる。移動端末18は、呼の間、パイロット信号を監視しており、別の衛星 が視界に入ってきた場合に、移動端末18がこの情報を地球局に通信し、その別 の衛星に対応した周波数対で別の送信及び受信タイムスロットが割り当てられる ようになっている。上記の例では、2個のタイムスロットが移動端末18による 送信に割り当てられる。リターンリンクがパワーを維持しつつ十分に電磁放射を 低減できる(これは、ハンディタイプの移動端末で特に重要である)場合は、こ れらのタイムスロットの一方のみが使用される。 移動端末18のコントローラ59は、両衛星4a及び4bから受信された信号 の品質を監視し、より強い信号が受信される衛星に対応したタイムスロットの間 、その衛星に対応した周波数で正常に送信を行う。しかし、マルチパスフェージ ングの場合のように、選択されたリターンリンクが弱い信号しか与えない場合は 、地球局8は、移動端末18にこの情報を通信し、他のリターンリンクを選択さ せる。 更にまた、任意の時刻により多数の利用者を受け入れる場合は、送信及び受信 の各々につき1個のタイムスロットしか各移動端末18に割り当てることができ ない。 どの衛星も十分な品質のリンクを与えない場合は、より低いボー・レート(ba ud rate)が地球局8によって選択され、音声データが各時間フレームにおいて 2個の異なるパケットに分割される。図11に示されるように、周波数f1、f1 ′は、第1衛星4aのみを介した通信に使用される。図10に示される態様にお いて単一のパケットRx1又はRx2に符号化された音声データは、2個のパケッ トRxa及びRxbに分けられる。これらのパケットは、タイムスロットt3及び t5のそれぞれにおいて通常のボー・レートの半分で地球局8によって周波数f1 ′で送信される。同様に、移動端末18により送信された音声データは、各時間 フレームT内の2個のパケットTxa及びTxbに分けられ、タイムスロットt2 及びt6内に通常のボー・レートの半分で送信される。ボー・レートの低減によ り、ビット誤りが生じる可能性も低くなる。この他に、送信及び受信に2本の衛 星ビーム を使用し、パケットRxa、Rxb及びTxa、Txbをこの2本のビームに分ける こともできる。 低めのボー・レートを選択し、送信された信号を2個以上のパケットに分割す る上記の手法は、第1実施形態でも使用することができる。ハンドオーバ 第2実施形態では、衛星ビームの向きは調節されないが、衛星ビームは、衛星 4がその軌道上を進行するに伴って、一定の速度で地表上を掃引する。図7に示 されるように、これらのビームは、移動端末18が少なくとも一部の時間帯に2 本以上のビームを介して通信できるように重なり合っている。更に、異なる衛星 4a、4bからのビームは、移動端末18が2個以上の衛星4a、4bを介して 通信できるように重なり合っている。送信周波数又は受信周波数は、移動端末1 8が含まれるスポットビームに応じて割り当てられるのであり、地表上における 移動端末18の位置に応じて割り当てられるのではない。各衛星4のビームが地 表上を掃引するため、移動端末18は、1本のビームから次のビームに移り、従 って、呼をビーム間でハンドオーバして移動端末18に届かせる必要が生じる。 これは、どのビームに移動端末18が含まれているかを地球局8で判定し、呼を 適切なビーム内の移動端末18に割り当てることにより達成される。移動端末1 8が新たなビームにハンドオーバされると、新たなビーム内の移動端末によって 使用されるタイムスロットt並びに送信周波数及び受信周波数に関する情報を含 んだ指令信号が移動端末18に送られる。この後、移動端末は、指令信号で示さ れた新しい周波数及びタイムスロットを、衛星4を介した通信に使用する。 地球局8は、数多くある周知の手法を任意に使用して、移動端末が新たなビー ムのどれにハンドオーバされるか、及びいつハンドオーバが起こるか、を求める ことができる。例えば、衛星4及び移動端末18の位置が分かっているので、任 意の衛星4によって投射されるビームの移動端末による通過は完全に予測するこ とができ、従って明らかなように、この情報は、いつハンドオーバが起こり、そ れがどのビームへのハンドオーバであるかを求めるために使用することができる 。 この他に、移動端末18から現在のビームを介して受信される信号の強度又は 品質を監視し、現在のビームを介した信号が許容できないときにハンドオーバを 実行しても良い。同じ衛星の2本のビームを介してダイバシティ(diversity) を与え、ソフトビーム間ハンドオーバを実現しても良い。 第1実施形態と同様に、フォワードリンク送信のタイミングは地球局8によっ て制御され、リターンリンク送信は、フォワードリンク信号の受信に同期させら れる。しかしながら、第2実施形態では、地球局8がフォワードリンクのドップ ラーシフトを補償するのと同様に、移動端末18がリターンリンク上の送信周波 数を調整して、受信信号に検出されるドップラーシフトを補償する。 同じ送信周波数を用いる複数の移動端末18は固定区域に閉じ込められていな いため、移動端末送信周波数での複数のタイムスロット間の保護周波数帯は、リ ターンリンクでの隣接タイムスロット間の干渉を避けるため、第2実施形態の方 が第1実施形態よりも大きくなっている。 上述の実施形態は、移動端末や携帯端末(例えばハンディタイプの端末)に関 連させて説明してきたが、可搬形端末や固定端末さえも、同じ通信システムに使 用することができる。 本システムは、特定の一群の衛星に制限されるものではなく、高度2000km 未満の低軌道上の衛星や、高度10,000〜20,000kmの中高度軌道上の 衛星にも好適に適用することができる。 好ましくは、高度10355kmに相当する約6時間周期の分同期軌道を使用す るのがよい。 二つの実施形態の双方において、各時間フレーム内のタイムスロットの数は、 適当な利用者密度に応じて選ぶことができる。上記の好適な実施形態では、送信 及び受信のために異なる周波数が移動端末によって使用されているが、送信と受 信に交互にタイムスロットを割り当てて、単一の周波数を使用することもできる 。 上記実施形態は、例示のためにのみ説明したものであり、本発明がその範囲に 限定されるわけではない。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年9月13日 【補正内容】 特許協力条約第34条による補正の翻訳文 明細書に関する補正の翻訳文 (1)補正箇所 原文:14頁全文及び15頁全文(different lines.- devices 92 will) 翻訳文:7頁25行目〜9頁4行目(こうして得られた〜が好ましい。) (2)補正の内容 『こうして得られたアナログ信号は、様々なラインでPSTN9に送られる。 地球局8は、PSTN9に直接接続されている必要はない。その代わり、地球 局は、地上のネットワークを介してPSTNや他の固定又は移動ネットワークに 接続されているのが好ましい。これは、英国特許公開公報 GB-A-2293725 及び国 際公開公報 WO96/03814 の中で説明されている。これらの出願は、双方とも参照 文献として本明細書に組み込まれる。移動端末 図4に示されるように、各移動端末18はマイクロフォン60を備えており、 ここで音声がアナログ信号に変換される。このアナログ信号は、A/D変換器6 2によってディジタル信号に変換され、このディジタル信号は、符号器64によ って符号化され、パケットを形成する。この符号化パケットは、無指向性アンテ ナ68からの送信のために、RF変調器66によってRF変調される。 アンテナ68を介して受信された信号は、復調器70によって受信パケットに RF復調される。この後、これらの受信パケットは、パケット復号器72によっ て復号され、ディジタル音声信号を形成する。これらのディジタル音声信号は、 D/A変換器74によってアナログ音声信号に変換される。アナログ信号は、ス ピーカ76に出力され、これにより可聴音声が生成される。移動端末18の動作 は、キーパッド等の一般的な追加ハンドセット部品(図示せず)に接続された制 御装置59、例えばマイクロプロセッサ及び/又はDSP装置、によって制御さ れる。衛星 図5に示されるように、各衛星4は、アンテナ90及びビームフォーミング装 置92を備えている。このアンテナは、英国特許公開公報 GB-A-2288913(参照 文献として本明細書に組み込まれる)で説明されている放射アレーアンテナ及び 大型バトラーマトリクスであっても良い。ビームフォーミング装置92は、アレ ーの各要素からの信号を複数のビームからの信号に変換し、複数のビームからの 信号をアレーの各要素からの信号に変換する。アンテナ90によって移動端末1 8から受信された信号は、制御装置94を介してアンテナ96に送られる。この アンテナ96は、これらの信号を、これらの信号が受信されたビームに対応した 周波数帯で地球局に再送信する。アンテナ96は、地球局8の方に向きを調節す ることもできる。同様に、アンテナ96によって地球局8から受信された信号は 、これらの信号が地球局8から送信される周波数帯に応じて、アンテナ90の複 数のビーム中の一本のビームへ再方向付けされる。 理解の容易のため、単一のアンテナ90及びビームフォーミング装置92が図 示されている。しかしながら、フォワードリンクとリターンリンクに異なる搬送 周波数が使用されているため、別個の受信及び送信アンテナ90並びにビームフ ォーミング装置92を用いるのが好ましい。』 特許協力条約第34条による補正の翻訳文 請求の範囲に関する補正の翻訳文 (1)補正箇所 原文、翻訳文共に全請求項を差し替える。 (2)補正の内容 『 請求の範囲 1. 1個以上の時分割多重タイムスロット(t)内に第1の地球局(18)か ら送信され、1個以上の衛星(4)によって生成された複数のビーム(51)を 介して中継された情報を第2の地球局(8)で受信するステップを備えた、前記 第1地球局(18)及び第2地球局(8)間の衛星通信方法であって、 前記衛星ビーム(51)を介して受信された情報の特性に応じて、前記衛星ビ ーム(51)を1本以上選択するステップと、 前記第2地球局(8)から前記第1地球局(18)に追加情報(15)を、こ の追加情報(15)が前記1本以上の選択衛星ビーム(51)を介して中継され るように送信するステップと、 を備えることを特徴とする方法。 2. 前記1本以上の選択衛星ビーム(51)を介した前記第1地球局(18) 及び前記第2地球局(8)間の伝送リンク中の遅延の変動(variation)を算出 するステップと、前記第2地球局(8)からの前記追加情報を、前記選択衛星ビ ーム(51)を生成する前記1個以上の衛星(4)に、前記変動を補償するよう に決定されたタイミングで送信するステップと、を更に備える請求項1記載の方 法。 3. 前記追加情報は、2本以上の前記選択ビーム(51)を介して前記第2地 球局(8)から前記第1地球局(18)に送信され、前記送信のタイミングは、 前記情報が前記選択ビーム(51)を介して前記第1地球局(18)で実質的に 同時に受信されるように決定される請求項2記載の方法。 4. 前記第2地球局(8)で受信された情報を含む信号(3a;3b)の周波 数という所定の周波数からドップラーシフトを測定するステップと、この測定さ れたドップラーシフトを補償するように、前記追加情報を含む信号(15)の周 波数を選択するステップと、を更に備える請求項1〜3のいずれか記載の方法。 5. 前記第1地球局(18)の位置を求めるステップを更に備えており、前記 追加情報が、前記第1地球局(18)の導出位置に応じた周波数(ff)で前記 第2地球局(8)から送信される請求項1〜4のいずれか記載の方法。 6. 前記第1地球局(18)の送信及び受信周波数(fr,ff)を制御する制 御信号を前記第1地球局(18)に送信するステップを更に備えており、前記制 御信号は、前記地球局(18)の導出位置に応じて生成される請求項5記載の方 法。 7. 前記第2地球局(8)は、異なる複数のタイムスロット(t3,t7)内に 、対応する数の前記衛星ビーム(51)を介して、2回以上情報を受信する請求 項1又は2記載の方法。 8. 前記第2地球局(8)は、前記第1地球局(18)によって送信された情 報を第1のタイムスロット(t3)内に第1の衛星ビーム(51)の第1の周波 数チャネル(f1′)で受信し、かつ、 第2のタイムスロット(t7)の間に第2の衛星ビーム(51)の第2の周波 数チャネル(f2′)で前記第1地球局(18)によって再度送信された情報を 受信する請求項7記載の方法。 9. 前記第1及び第2タイムスロット(t3,t7)の間に前記第1地球局(1 8)によって送信された前記受信情報の各々の特性を比較するステップと、 この比較の結果に応じて、前記第1及び第2衛星ビーム(51)の一方に対応 する選択周波数で前記追加情報を送信するステップと、 を更に備える請求項8記載の方法。 10. 前記受信情報の特性が所定の基準を満足しないとき、前記第2地球局( 8)は、より低いレートで前記追加情報を送信し、前記受信情報の特性が前記所 定の基準を満足するとき、前記第2地球局(8)は、より高いレートで前記追加 情報を送信する請求項1〜9のいずれか記載の方法。 11. 前記情報は、 前記追加情報を第1及び第2の部分(Rxa,Rxb)に分割するステップと、 前記第1部分(Rxa)を第3のタイムスロット(t3)内に前記第1地球局( 18)に送信するステップと、 前記第2部分(Rxb)を第4のタイムスロット(t7)内に前記第1地球局( 18)に送信するステップと、 によって送信される請求項10記載の方法。 12. 前記特性は、前記第1地球局(18)によって前記第2地球局(8)か ら事前に受信された事前情報の品質に関するものである請求項1〜11記載の方 法。 13. 前記特性は、前記第2地球局(8)によって受信された前記情報の品質 に関するものである請求項1〜11のいずれか記載の方法。 14. TDMAチャネルを用いた衛星通信方法であって、 第1の地球局(18)から複数のタイムスロット(t)の各々に第2の地球局 (8)へ、対応する複数の異なる周波数(f1′,f2′)で同じ情報を送信し、 この情報が1個以上の衛星(4)によって生成された対応する複数の異なるビー ムで受信されるようにするステップを備える方法。 15. TDMAチャネルを用いる衛星通信地球局(18)で使用される装置で あって、 1個以上の衛星(6)によって遠隔地球局(18)から一つ以上のタイムスロ ット(t)内に、前記1個以上の衛星(6)によって生成された複数のビーム( 51)を介して中継された情報を受信するように構成された受信機(8a,8b )と、 ここで受信された前記情報の特性に応じて、前記複数の衛星ビーム(51)の 中から1本以上のビームを選択するビーム選択手段(14)と、前記遠隔地球局 (18)に追加情報を、この情報が前記1本以上の選択衛星ビーム(51)を介 して前記遠隔地球局(18)に中継されるように送信する送信機(12)と、 を備える装置。 16. 前記1本以上の選択衛星ビーム(51)を介した前記遠隔地球局(18 )への伝送遅延の変動(variation)を算出する手段(88)と、前記送信機( 12)のタイミングを制御して前記変動を補償する制御手段(85,88)と、 を更に備える請求項15記載の装置。 17. 前記ビーム選択手段(14)は、前記複数の衛星ビーム(51)の中か ら2本以上のビームを選択するように構成されており、前記制御手段(85,8 8)は、前記送信情報が前記選択ビーム(51)の各々を介して前記遠隔地球局 (18)で実質的に同時に受信されるように前記送信機(12)のタイミングを 制御するように構成されている請求項16記載の装置。 18. 前記情報を含む受信信号のドップラーシフトを測定する手段(88)と 、前記送信機(12)の周波数を調整して、この測定されたドップラーシフトを 補償する手段(86,88)と、を更に備える請求項15〜17のいずれか記載 の装置。 19. 前記遠隔地球局(18)の位置を導出する手段(88)と、前記遠隔地 球局(18)の導出位置に応じて、前記送信機(12)の周波数を選択する周波 数選択手段(86,88)と、を更に備える請求項15〜18のいずれか記載の 装置。 20. 前記遠隔地球局(18)の導出位置に応じて前記遠隔地球局(18)の 送信及び受信周波数を制御する制御信号を生成する手段(88)を含み、前記送 信機(12)は、前記遠隔地球局(18)に前記制御信号を送信するように構成 されている請求項19記載の装置。 21. 前記受信機(8a,8b)は、対応する数の前記ビーム(51)を介し て2回以上順次に前記情報を受信するように構成されている請求項15又は16 記載の装置。 22. 前記受信機(8a,8b)は、 第1の衛星ビーム(51)の第1の周 波数チャネル(f1′)で第1のタイムスロット(t3)内に前記遠隔地球局(1 8)によって送信された情報を受信し、かつ、第2の衛星ビーム(51)の第2 の周波数チャネル(f2′)で第2のタイムスロット(t7)の間に前記遠隔地球 局(18)によって反復された情報を受信するように構成されている請求項21 記載の装置。 23. 前記第1及び第2タイムスロット(t3,t7)の間に前記遠隔地球局( 18)によって送信された情報の特性を比較する比較手段(88)を更に備えて おり、 前記送信機(12)は、前記比較手段(88)によって選択された前記第1及 び第2衛星ビーム(51)の一方に対応した周波数チャネルで信号(15)を送 信するように構成されている請求項21又は22記載の装置。 24. 前記送信機(12)は、前記受信情報が所定の基準を満足しないとき、 より低いレートで送信を行い、前記所定の基準を満足するとき、より高いレート で送信を行うように構成されている請求項15〜23のいずれか記載の装置。 25. 前記送信機(12)は、送信されるべき前記情報を第1及び第2の部分 (Rxa,Rxb)に分割し、前記第1部分(Rxa)を第3のタイムスロット( t3)内に前記遠隔地球局(18)に送信し、前記第2部分(Rxb)を第4のタ イムスロット(t7)内に前記遠隔地球局(18)に送信するように構成されて いる請求項24記載の装置。 26. 前記特性は、前記衛星通信地球局(8)から前記遠隔地球局(18)に よって事前に受信された事前情報の品質に関するものである請求項15〜25の いずれか記載の装置。 27. 前記特性は、前記受信情報の品質に関するものである請求項15〜25 のいずれか記載の装置。 28. 複数のタイムスロット(t)の各々に基地局(8)へ、対応する複数の 異なる周波数(f1′,f2′)で同じ情報を送信し、この情報が1個以上の衛星 (4)によって生成された対応する複数の異なるビームで受信できるようにする 送信機(2)を備えた衛星通信用の利用者局(18)。 29. 衛星(4)によって生成され、複数の周波数チャネルを有するビーム( 51)のカバレッジエリア(50)内にそれぞれ位置する複数の利用者局(18 )と基地局(8)との間の通信方法であって、 前記周波数チャネルの各々を、前記ビーム(51)内の複数の所定区域(52 )中の一区域内を占める一群の前記利用者局(18)に、前記一群の前記利用者 局(18)間における前記衛星(4)への伝搬遅延の偏差(variation)が制限 されるように割り当てるステップと、前記ビーム(51)内の前記利用者局(1 8)と前記基地局(8)との間で、前記割当て周波数チャネルで通信を行うステ ップと、を備えることを特徴とする通信方法。 30. 前記群は、前記衛星(4)からほぼ等距離にある複数の前記利用者局( 18)中の利用者局から構成されている請求項29記載の方法。 31. 地表に対する前記利用者局(18)の位置を測定するステップと、前記 利用者局(18)のこの測定位置に応じて、前記周波数チャネルの各々を割り当 てるステップと、を更に備える請求項30記載の方法。 32. 衛星(4)によって生成され、複数の周波数チャネルを有するビーム( 51)のカバレッジエリア(50)内に位置する複数の利用者局(18)と通信 する装置であって、 前記周波数チャネルの各々を、前記ビーム(51)内の複数の所定区域(52 )中の一区域内を占める一群の前記利用者局(18)に、前記一群の前記利用者 局(18)間における前記衛星(4)への伝搬遅延の偏差(variation)が制限 されるように割り当てる周波数チャネル割当て手段と、前記ビーム(51)内の 前記利用者局(18)と前記割当て周波数チャネルで通信する手段(85,86 ,87)と、を備えることを特徴とする装置。 33. 前記利用者局(18)からなる複数の前記群を、各群が前記衛星(4) からほぼ等距離にある複数の前記利用者局(18)中の利用者局から構成される ように決定するグループ分け手段(88)を有している請求項32記載の装置。 34. 地表に対する前記利用者局(18)の位置を測定するように構成された 位置測定手段(88)を有しており、前記グループ分け手段(88)は、地表に 対して前記所定区域(52)を決定するように構成されている請求項33記載の 装置。 35. 非静止衛星(4a)からの複数のビーム(51a〜51m)を、地表に 対して固定された対応する複数の区域に方向付けるステップと、 前記複数のビーム(51a〜51m)中の1本のビームが所定の基準を満足し ない時点を判定し、前記複数のビーム(51a〜51m)中の前記1本のビーム が前記所定の基準を満足するように、前記複数のビーム(51a〜51m)中の 前記1本のビームを前記複数の固定区域(52)中の対応する一区域から別の固 定区域(52)に再方向付けするステップと、 を備え、前記複数のビーム(51a〜51m)のうち前記所定基準を満足する 他のビームの方向は、前記複数の固定区域(52)中の対応する区域に向かう方 向に維持されるが、前記複数のビーム(51a〜51m)中の前記ビームは再方 向付けされるようになっていることを特徴とする衛星通信方法。 36. 前記方向付けステップ及び再方向付けステップは、前記衛星(4a)の 前記ビーム(51a〜51m)の方向を制御するように、指令信号を地球局(8 )から前記衛星(4a)に送るステップを含んでいる請求項35記載の方法。 37. 前記所定基準には、前記衛星(4a)が前記固定区域(52)に対する 所定の最小仰角よりも大きな仰角を有するような好適ビーム方向の範囲が含まれ ている請求項35又は36記載の方法。 38. 非静止衛星(4a)によって投射された複数のビーム(51a〜51m )について、複数のビーム方向を、地表の対応する複数の固定区域(52)に向 けて決定することの可能な手段と、 前記複数のビーム(51a〜51m)中の1本以上のビームが所定の基準を満 足するかどうかを検出することの可能な手段と、 前記複数のビーム(51a〜51m)中の前記1本以上のビームの各々につい て、新たな固定区域(52)に向かう新たなビーム方向を、この新たなビーム方 向のビームによって前記所定基準が満足されるように決定することの可能な手段 と、 を備え、前記ビーム(51a〜51m)を対応する前記ビーム方向に方向付け るように前記非静止衛星(4a)を制御し、前記ビーム(51a〜51m)のう ち新たなビーム方向が決定されない他のビームの方向が、対応する前記固定区域 (52)に向かう方向に維持されるようにすることの可能な制御手段を備えるこ とを特徴とする衛星通信装置。 39. 前記制御手段は、前記衛星(4a)に制御信号を送る手段を有している 請求項38記載の装置。 40. 前記所定基準には、前記衛星(4a)が所定の最小仰角よりも大きな仰 角を有するような地表上の点(Ca〜Cm)へ向かう好適ビーム方向の範囲が含 まれている請求項38又は39記載の装置。 41. 請求項15〜27、32〜34、及び38〜40のいずれか記載の装置 を含む地上局。』
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 周期的な時間フレーム内で第1の地球局に固有に割り当てられた1個以上 の所定期間内に前記第1地球局から送信された情報を、1個以上の衛星によって 生成された複数のビームを介して第2の地球局で受信するステップを備える衛星 通信方法。 2. 前記衛星ビームを介して受信した情報の特性に応じて、前記衛星ビームを 1本以上選択するステップと、 この1本以上の選択衛星ビームを介して、前記第2地球局から前記第1地球局 へ情報を送信するステップと、 を更に備える請求項1記載の方法。 3. 前記1本以上の選択衛星ビームを介した前記第1地球局及び前記第2地球 局間の伝送リンク中の遅延の変動(variation)を算出するステップと、前記第 2地球局からの信号を、前記変動を補償するように決定されたタイミングで、選 択衛星ビームの各々に送信するステップと、を更に備える請求項2記載の方法。 4. 前記情報は、2本以上の前記選択ビームを介して前記第2地球局から送信 され、前記送信のタイミングは、信号が前記複数の選択ビームを介して実質的に 同時に前記第1地球局で受信されるように決定される請求項3記載の方法。 5. 前記第2地球局で受信された情報を含む信号の周波数の所定の周波数から ドップラーシフトを測定するステップと、送信された前記情報を含む信号の周波 数を選択して、測定された前記ドップラーシフトを補償するステップと、を更に 備える請求項2〜4のいずれか記載の方法。 6. 前記第1地球局の位置を求めるステップを更に備え、前記情報が、前記第 1地球局の導出位置に応じて決定される周波数で前記第2地球局から送信される 請求項2〜5のいずれか記載の方法。 7. 前記第1地球局の送信及び受信周波数を制御する制御信号を第1地球局に 送信するステップを更に備えており、前記制御信号が、前記第1地球局の導出位 置に応じて生成される請求項6記載の方法。 8. 前記第2地球局は、対応する複数の前記衛星ビームを介して2回以上順次 に前記情報を受信する請求項1〜3のいずれか記載の方法。 9. 前記第2地球局は、第1の衛星ビームの第1の周波数チャネルで前記周期 的時間フレーム内の第1の割当て期間内に前記第1地球局によって送信された情 報を受信し、かつ、 第2の衛星ビームの第2の周波数チャネルで前記周期的時間フレーム内の第2 の所定期間中に前記第1地球局によって再度送信された情報を受信する請求項1 記載の方法。 10. 前記第1及び第2期間の間に前記第1地球局によって送信された情報の 特性を比較するステップと、 この比較の結果に応じて、前記第1及び第2衛星ビームの一方に対応した選択 周波数で情報を送信するステップと、 を更に備える請求項9記載の方法。 11. 受信情報の特性が所定の基準を満足しないとき、前記第2地球局は、よ り低いレートで情報を送信し、受信情報の特性が前記所定の基準を満足するとき 、前記第2地球局は、より高いレートで情報を送信する請求項2〜7、9又は1 0のいずれか記載の方法。 12. 前記情報は、 送信されるべき前記情報を第1及び第2の部分に分割するステップと、 前記第1部分が前記反復時間フレーム内の第3の期間内に前記第1地球局によ って受信されるように、前記第1部分を送信するステップと、 前記第2部分が前記反復時間フレーム内の第4の期間内に前記第1地球局によ って受信されるように、前記第2部分を送信するステップと、 によって送信される請求項11記載の方法。 13. 前記特性は、前記第2地球局から前記第1地球局によって以前に受信さ れた情報の品質に関する情報を含んでいる請求項2〜7又は10〜12のいずれ か記載の方法。 14. 前記特性は、受信された前記情報の品質に関するものである請求項2〜 7又は10〜12のいずれか記載の方法。 15. 周期的な時間フレーム内で第1の地球局に固有に割り当てられた1個以 上の所定期間内に、1個以上の衛星によって生成された複数のビームを介して第 1地球局からの情報を第2地球局に送信するステップを備える衛星通信方法。 16. 前記情報は、複数の前記所定期間の各々に前記第1地球局によって反復 される請求項15記載の方法。 17. 周期的な時間フレーム内で地球局に固有に割り当てられた1個以上の期 間内に前記地球局によって送信される情報を1個以上の衛星によって生成される 複数のビームを介して受信するように構成された受信機を備える衛星通信装置。 18. 前記衛星ビームから受信した情報の特性に応じて、前記衛星ビームを1 本以上選択するビーム選択手段と、情報がこの1本以上の選択衛星ビームを介し て地球局で受信されるように前記地球局に前記情報を送信するように構成された 送信機と、を更に備える請求項17記載の装置。 19. 前記1本以上の選択衛星ビームを介した前記地球局への伝送遅延の変動 (variation)を算出する手段と、前記送信機のタイミングを制御して前記変動 を補償する手段と、を更に備える請求項18記載の装置。 20. 前記ビーム選択手段は、2本以上の前記衛星ビームを選択するように構 成されており、前記制御手段は、送信された前記情報が前記選択ビームを介して 前記地球局で実質的に同時に受信されるように送信機のタイミングを制御する請 求項19記載の装置。 21. 前記情報を含む受信信号のドップラーシフトを測定する手段と、前記送 信機の周波数を調整して、この測定されたドップラーシフトを補償する手段と、 を更に備える請求項18〜20のいずれかに記載の装置。 22. 前記地球局の位置を導出する手段と、この導出された地球局の位置に応 じて前記送信機の周波数を選択する周波数選択手段と、を更に備える請求項18 〜21のいずれか記載の装置。 23. 前記地球局の導出位置に応じて前記地球局の送信及び受信周波数を制御 する制御信号を生成する手段を含み、前記送信機は、前記地球局にこの制御信号 を送信するように構成されている請求項22記載の装置。 24. 前記受信機は、対応する数の前記ビームを介して2回以上順次に前記情 報を受信するように構成されている請求項17〜19のいずれか記載の装置。 25. 前記受信機は、第1の衛星ビームの第1の周波数チャネルで前記周期的 時間フレーム内の第1の割当て期間内に前記地球局によって送信された情報を受 信し、かつ、第2の衛星ビームの第2の周波数チャネルで前記周期的時間フレー ム内の第2の割当て期間中に前記地球局によって反復された情報を受信するよう に構成されている請求項17記載の装置。 26. 前記第1及び第2期間の間に前記地球局によって送信された情報の特性 を比較する比較手段を更に備え、 前記送信機は、前記比較手段により選択された前記第1及び第2衛星ビームの 一方に対応した周波数チャネルで信号を送信するように構成されている請求項2 4又は25記載の装置。 27. 前記送信機は、前記受信情報の特性が所定の基準を満足しないとき、よ り低いレートで送信を行い、前記所定の基準を満足するとき、より高いレートで 送信を行うように構成されている請求項18〜23、25又は26のいずれか記 載の装置。 28. 前記送信機は、送信されるべき前記情報を第1及び第2の部分に分割し 、前記第1部分が周期的な時間フレーム内の第3の割当て期間内に前記地球局に よって受信されるように前記第1部分を送信し、前記第2部分が前記周期的時間 フレーム内の第4の割当て期間内に前記地球局によって受信されるように前記第 2部分を送信するように構成されている請求項27記載の装置。 29. 前記特性は、前記第2地球局から前記第1地球局によって以前に受信さ れた情報の品質に関する情報を含んでいる請求項18〜23又は26〜28のい ずれか記載の装置。 30. 前記特性は、前記受信信号の品質に関するものである請求項18〜23 又は26〜28のいずれか記載の装置。 31. 周期的な時間フレーム内で固有に割り当てられた少なくとも1個の期間 内に情報を送信し、1個以上の衛星によって生成された複数のビームを介して信 号が地球局で受信されるように構成された送信機を備える衛星通信装置。 32. 複数の第1地球局と1個の第2地球局との間を、衛星によって生成され 、複数の周波数チャネルを有するビームを介して通信を行う方法であって、 前記第1地球局の位置を測定するステップと、前記ビーム内の対応する前記第 1地球局の測定位置に応じて選択された複数の前記周波数チャネル中の割当てチ ャネルで、前記ビーム内の前記第1地球局と前記第2地球局において通信を行う ステップと、を備える方法。 33. 前記周波数チャネル中の同じチャネルを使用して、前記衛星からほぼ等 距離にある複数の前記第1地球局と通信を行う請求項32記載の方法。 34. 前記第1地球局の位置は、地表に対して測定され、 前記第2地球局は、地表上の一つの所定区域内を占める複数の前記第1地球局 に同じ周波数チャネルを割り当て、 複数の前記所定区域が、前記ビーム内を占めている請求項33記載の方法。 35. 衛星によって生成され、複数の周波数チャネルを有するビームを介して 複数の地球局と通信するための装置であって、 前記地球局の位置を測定する位置測定手段と、対応する前記地球局の測定位置 に応じて選択された前記周波数チャネルで、前記ビーム内の前記地球局と通信を 行うように構成された手段と、を備える装置。 36. 前記地球局のグループを、各グループが前記衛星からほぼ等距離にある 前記地球局を含むように決定するグループ分け手段と、前記グループの各々に前 記周波数チャネルの一つを割り当てる手段と、を備える請求項35記載の装置。 37. 前記位置測定手段は、前記地球局の位置を地表に対して測定するように 構成されており、前記グループ分け手段は、地表上の一つの所定区域内を占める 複数の前記地球局を同じグループに決定するように構成されており、複数の前記 所定区域が、前記ビーム内を占めている請求項36記載の装置。 38. 非静止衛星からの複数のビームを、地表に対して固定された対応する複 数の区域に方向付けるステップと、 前記複数のビーム中の1本のビームが所定の基準を満足しなくなる時点を判別 するステップと、 前記複数のビーム中の前記1本のビームが前記所定の基準を満足するように、 前記複数のビーム中の前記1本のビームを前記複数の固定区域中の対応する1個 から別の固定区域に再方向付けし、一方で、前記複数のビームのうち前記所定基 準を満足する他のビームの方向を、前記複数の固定区域(52)中の対応する区 域に向かう方向に維持するステップと、 を備える衛星通信方法。 39. 前記方向付けステップ及び再方向付けステップは、前記衛星のビームの 方向を制御するように、指令信号を地球局から前記衛星に送るステップを含んで いる請求項38記載の方法。 40. 前記所定基準には、前記衛星が前記固定区域に対する所定の最小仰角よ りも大きな仰角を有するようなビーム方向の範囲が含まれている請求項38又は 39記載の方法。 41. 非静止衛星によって投射された複数のビームについて、地表の対応する 固定区域に対する複数のビーム方向を決定する手段と、前記複数のビーム中の1 本以上のビームが所定の基準を満足していないかどうかを検出することの可能な 手段と、 前記複数のビーム中の前記1本以上のビームの各々について、新たな固定区域 に対する新たなビーム方向を、この新たなビーム方向のビームによって前記所定 基準が満足されるように決定することの可能な手段と、 前記ビームを対応する前記ビーム方向に向けるように前記非静止衛星を制御す ることの可能な制御手段と、 を備える衛星通信装置。 42. 前記制御手段は、前記衛星に制御信号を送る手段を含んでいる請求項4 1記載の装置。 43. 前記所定基準には、前記衛星が所定の最小仰角よりも大きな仰角を有す るような地表上の点に向かうビーム方向の範囲が含まれている請求項41及び4 2記載の装置。 44. 請求項17〜31、35〜37、及び41〜43のいずれか記載の装置 を含む地上局。
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