JPH10504309A - 有害昆虫を制御するための組成物および方法 - Google Patents

有害昆虫を制御するための組成物および方法

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JPH10504309A JP8507587A JP50758796A JPH10504309A JP H10504309 A JPH10504309 A JP H10504309A JP 8507587 A JP8507587 A JP 8507587A JP 50758796 A JP50758796 A JP 50758796A JP H10504309 A JPH10504309 A JP H10504309A
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エヌ. レン,ヘザー
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バージニア テック インテレクチュアル プロパティーズ,インコーポレーテッド
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    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/90Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having two or more relevant hetero rings, condensed among themselves or with a common carbocyclic ring system

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Abstract

(57)【要約】 プリン、キサンチンオキシダーゼ阻害剤および/またはジヒドロ葉酸レダクターゼ阻害剤を含む組成物、およびプリン代謝経路を介してそれらの窒素性老廃物を利用し、貯蔵し、または排泄する有害昆虫の成長を抑制するためにこれらを使用する方法。

Description

【発明の詳細な説明】 有害昆虫を制御するための組成物および方法 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、窒素性老廃物を利用し、貯蔵し、または排泄するためにプリン代謝 経路を利用する有害昆虫の成長の抑制に関する。本発明は、プリン類、プリン代 謝酵素阻害剤およびこの経路の特定の補因子の生成を制御する酵素の阻害剤から 成る組成物を成長制御量含む処方剤を有害昆虫と接触させることからなる。 2.背景技術の説明 化学的不妊剤、フェロモン、および環境基準の制御戦略としてこのような優れ た昆虫制御技術の最近の発展およびすばらしい前途の有望さにもかかわらず、化 学的殺虫剤の使用がまだ優越した役割を果たしている。しかし、環境問題に対す る公衆の意識喚起、およびより厳格な政府規制および従来の条件に対する昆虫耐 性の増加は、害虫駆除産業にこれらの従来の化学殺虫剤に代替するより安全なも のを追求させる。 他のものは、昆虫成長阻害剤の有効性を同定し、そして評価することを試みた 。しかし、昆虫制御剤の選択性および有効性を増加させることは引き続き必要で あるので、主要な昆虫の栄養および代謝経路を理解したうえで、制御剤の合理的 処方に関与することが望まれるようになった。 発明の要旨 大部分の昆虫は、それらが尿酸およびそれらの尿酸分解誘導体として過剰窒素 を排泄する点で、尿酸排泄性を示すことは広く知られている(コクラン(1975)の Insect Biochemistry and Function中の「Excretion in Insects」pp.171-281) 。尿酸は、表1に示されるプリン異化経路を介して合成され、外側に排泄される か、またはある場合には代謝貯蔵物として昆虫に貯蔵される。 ゴキブリは、尿酸の貯蔵排泄の基礎的性質の優れたモデルである。例えば、ド イツゴキブリでは、パターン調査として、交配中の雌に尿酸のスラリーが流され る。直ぐに、雌は、発生中の卵に、胚形成の間使用される尿酸を供給する(ムリ ンズおよびケイル(1980)のNature 283:567-569)。この生命中枢のサイクルを中 断すると、ゴキブリ個体群の成長に非常に決定的であるようであり、ゴキブリ個 体群の成長はこれらの尿酸の貯蔵に非常に左右される(インゲブレットソンおよ びムリンズ(1986)のComp.Biochem.Physiol.83B:93-97;スイーターら(1992) のJ.Econ.Entomol.85(1):117-122)。ゴキブリの脂肪体中で、尿酸のde nov o 合成が、栄養細胞中でプリンサルベージを通して大いに起こり、そして尿酸は 再利用のために特定化ウロサイト(urocytes)に貯蔵される(コクラン(1985)の Ann.Rev.Entomol.30:29-49)。これは、ウロサイトに隣接する細菌細胞中で 分離される内生共生体細菌により貯蔵尿酸塩の尿酸分解消化を通して達成される (ウレンおよびコクラン(1987)のComp.Biochem.Physiol.88B:1023-1026)。尿 酸サイクルのこの部分で、内生共生体細菌は、キサンチンデヒドロゲナーゼを用 いて、尿酸塩をキサンチンに還元し、そしてこの系のどの部分の崩壊も集団の成 長を阻害する。 昆虫生理学の別の基礎的一面は、脱皮サイクルであり、角皮上皮細胞が増加し 、そして脱皮直前に新たなより大きな外骨格を合成する。(チャップマン(1982) のThe Insects Structure and Function、Cambridge,MA:Harvard University P ress;ヘップバーン(1985)のFundamentals of Insect Physiology 中の「The In tegument」、Ed.M.S.Blum、pp139-183、ニューヨーク、John Wiley & Sons,In c.)。同時に、例えば内部および外部の生殖器官の発達が各段階で進行し、最終 脱皮に達して、性的に成虫になる場合のゴキブリのように、内部組織の多くが成 長している(チャップマン(1982)のThe Insects Structure and Function、Camb ridge,MA:Harvard University Press)。この過程の間、昆虫は、細胞の急速な 成長を達成するためにそれらの代謝貯蔵物に頼ることが多い。 プリン代謝経路は、これらの過程全ての中心であり、そして昆虫の恒常性(ホ メオスタシス)の中心である。既知の生化学的経路の全てについてと同様、加水 分解酵素およびそれらの補因子は、プリン消化経路の機能化にも必須である。こ の経路も、ヌクレオチドおよび核酸生合成で再利用するための遊離プリン塩基を 利用するために働く(レーニンガー(1970)のBiochemistry:The Molecular Basi s of Cell Structure and Function、2版、pp740-742)。 この経路に関与する酵素の内の2つは、キサンチンオキシダーゼおよびジヒド ロ葉酸レダクターゼ(テトラヒドロホレートデヒドロゲナーゼとしても知られて いる)である。硫化モリブデン鉄フラボ酵素であるキサンチンオキシダーゼ(E .C.1.2.3.2)は、グアノシンモノホスフェートおよびイノシンモノホスフェー トからキサンチンへ、そして最終的に尿酸に至るプリン異化の作用経路で後半に 作用する。この経路で、キサンチンオキシダーゼは、ヒポキサンチンをキサンチ ンに変換すること、およびキサンチンを尿素に変換することの両方を触媒する( コフラン(1980)のMolybdenum and Molybdenum-Containing Enzymes、ニューヨー ク、Pergamon Press)。キサンチンデヒドロゲナーゼとして機能すると、同じ酵 素が、ゴキブリの脂肪体中の内生共生体細菌の尿素分解経路で尿酸をキサンチン に還元する(ウレンおよびコクラン(1987)のComp.Biochem.Physiol.88B:102 3-1026)。ジヒドロ葉酸レダクターゼは、テトラヒドロ葉酸の合成を触媒し、テ トラヒドロ葉酸は尿酸およびプリン合成経路で必須の補因子である(クーセルズ およびベネット(1979)のThe Use of Antibiotics中の「Trimethoprim and Cotri moxazole」、3版、ロンドン、William Heinemann Medical Books,Ltd.)。 それらのプリンの再利用および排泄につながるこれらの昆虫系を理解すること が、昆虫の恒常性(ホメオスタシス)を中断するための、そしてそれは昆虫個体 群の成長を阻害するための新規組成物および方法を提供する本発明に至る。した がって、1つの具体例では、これらの組成物は、(1)グアニン(2-アミノ-1,7-ジ ヒドロ-6H-プリン-6- オン)のようなプリン、ヒポキサンチン(1,7- ジヒドロ-6 H-プリン-6- オン)、またはキサンチン(3,7- ジヒドロ-1H-プリン-2,6- ジオン) およびそれらの混合物、および(2)キサンチンオキシダーゼ阻害剤、好ましくは 6- 非置換ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン群の内の1つ、例えばオキシプリノール(4 ,6- ジヒドロキシピラゾロ[3,4-d]ピリミジン)、4-メルカプト-6- ヒドロキシピ ラゾロ[3,4-d]ピリミジン、4,6-ジメルカプトピラゾロ[3,4-d]ピリミジン、4-ア ミノ-6- ヒドロキシピラゾロ[3,4-d]ピリミジン、4-ヒドロキシ-6-メルカプト[3 ,4-d]ピリミジン、またはアロプリノール(4- ヒドロキシピラゾロ[3,4-d]ピリ ミジン)およびその混合物からなる。別の具体例で、これらの組成 物は、(1)プリン、(2)キサンチンオキシダーゼ阻害剤、および(3)ジヒドロ葉酸 レダクターゼ阻害剤、例えばトリメトプリム(2,4- ジアミノ-5-(3,4,5-トリメト キシベンジル)ピリミジン)、メトトレキセート(N-[4-[[(2,4- ジアミノ-6-プテ リジニル)メチル]メチルアミノ]ベンゾイル]-L-グルタミン酸)またはピリメタミ ン(5-(4-クロロフェニル)-6-エチル-2,4- ピリミジンジアミン)およびそれらの 混合物からなる。 特定の酵素阻害剤と組み合わせた特定のプリンが本発明を例示するのに利用さ れる一方で、図1の経路の任意の酵素についての任意のプリンおよび阻害剤は、 本発明にしたがって用いることができることがわかる。 さらに、ゴキブリが本発明を例示するのに使用される一方で、本発明の組成物 および方法が、プリン代謝経路を利用して、その窒素性老廃物を利用するか、貯 蔵するかまたは外部へ排泄する全ての有害昆虫の成長を抑制するのに使用できる ことがわかる。 本発明のさらに別の具体例は、昆虫成長抑制に有効な量の組成物を含む昆虫餌 または誘引物質処方を含む。 図面の説明 図1は、プリン異化の経路を示す。 発明の詳細な説明 本発明は、有害昆虫、特にゴキブリによる成長抑制量の特定の新規組成物を含 有する処方物の摂取が、恒常性(ホメオスタシス)を破壊し、そして個体群の成 長を阻害するという知見に基づいている。 本発明の組成物は、処方の単独の活性成分であってもよいし、またはそれらは 、他の通常の殺虫剤のような1つまたはそれ以上の追加の活性成分と混合しても よい。 本発明の組成物は、「餌」または「誘引物質」と処方してもよい。本発明を説 明する目的で、これらの語は、有害昆虫が誘引されそしてそれらが摂取する全処 方を意図する。このような組成物は、当業界で熟練したものによく知られており 、本発明の組成物に関して不活性である任意のこのような材料が、本発明の実施 に 使用できることがわかる。 使用の際、処方は、有害昆虫に、有害昆虫の所在位置に、および/または有害 昆虫の巣に塗布され得る。 以下の実施例は、例示のみの目的で包含され、特に特定されない限り、限定さ れることを意味しない。 実施例1−一般的方法 ストック研究所「VPI」株由来のドイツゴキブリ(Blatella germanica L.)が、 混合した生活ステージの実験コロニーを形成させるのに使用された。他に特定さ れない限り、各昆虫コロニーの42匹の昆虫は、各々5匹の新たに羽化した後の成 虫雄および雌、第5令の若虫ステージの各々8匹の雄および雌、および第3令の 若虫ステージの各々8匹の雄および雌を含んでいた。各実験ブロックでは同じス トックコロニーから昆虫を選択するように心掛け、そして各コロニーは、処理に 先立って24時間順化させた。 コロニーは、繊維状の平板を設けた1ガロンのガラス製電槽に収容し、綿で栓 をしたガラスバイアルに連続的に新鮮な水道水を供給した。電槽は、ペトロラタ ムの薄い被膜で縁取られ、そして強力な伸縮性のあるバンドで適所に保持された 3層の目の荒い薄地の綿布(チーズクロス)で綿密に被覆された。これらの手段 は、試験昆虫の脱走、並びに他の昆虫による混入を防いだ。 各試験は、食物が処理されていない「対照」コロニー、および濃度%(w/w )を形成するために試験された組成物と食物が混合された「試験」コロニーを含 んだ。特に断わらない限り、食物は、アグウェイラボラトリーのラット餌(Agway Laboratory Rat Chow)であり、食物ペレットを粉砕して微細粉末にすることに より製造し、そして試験コロニーについては、乳鉢および乳棒を使用して、試験 化合物を食物とともに粉砕し混合することにより試験化合物を混入させた。処理 されたまたは未処理のいずれかの食物をステンレス鋼プランセットで前もって計 量し、こぼれによる損失を避けるためにプラスチック製カップに入れたプランセ ットと共に供給された。試験の間に、プランセットは、週毎に計量され、そして 、必要であれば、食物は補充された。 反復実験コロニーは毎日連続して開始され、全コロニーは飼育中と同じ周囲温 度(25℃)、および湿度の条件下でストック研究所で収容された。昆虫が含まれて いないことを除き対照コロニーと一致する対照「ブランクコロニー」は、周囲湿 度の変化による食物の湿度の損失または取得についてモニターした。このような 変化の全てが、食物消費の計算に係数化された。 全ての死んだ昆虫の記録を続け、それは食物が計量される時に毎週計測し、性 別が鑑定された。死んだ昆虫は、全身尿酸アッセイにかける前に凍結され、そし て−4℃で貯蔵された。他に特定されない限り、各コロニーの全個体群は、3週 ごとに計測した。昆虫の全部または雌の全部が死んだかまたは瀕死であるとき、 コロニーは生育できないと判断され、そして実験は終了した。残りの昆虫は、上 述のとおり凍結または凍結保存により殺されて、尿酸について分析するのを待っ た。 各コロニーについての個体群数の平均変化率(Δ%)が計算され、開始数(4 2)が100%に相当した。食物消費は、個々のゴキブリ当たりのミリグラム( ICmg)で、若虫の羽化の前の最初の3週間の実験に関して計測された。これ らの測定は、試験組成物が摂取されたか否か、そしてこのような組成物が個体群 の成長を阻害するのに有効であるか否かを決定した。 実施例2−尿酸アッセイ 死んだゴキブリの全身尿酸含量の測定は、基本的に標準ウリカーゼアッセイに 従って行われた(コクラン(1973)のComp.Biochem.Physiol.A46:409-419)。 個々のゴキブリは、切り取られた羽根や足と供に、24-48 時間、60℃で乾燥され 、計量され、そして微細粉末に粉砕された。尿酸は、0.6%炭酸リチウム水溶液を 用い、3時間、60℃で、連続して振盪しながら乾燥組織から抽出した。抽出物は 、遠心して組織破片を取り除いた。ウリカーゼと混合した後、分光光度計により 292nm での最大吸収を測定し、そして尿酸濃度を乾燥組織1mg 当たりの尿酸μg で計算した。 実施例3−キサンチン食物組成物の評価 2つの実験(3a)および(3b)で、粉砕したラット餌である基本のゴキブ リ飼料に1%キサンチン[Sigma Chemical Co.]を添加する効果が研究された。各 実験のコロニーは、実施例1で記載されたとおりに設定され、ラット餌のみ(R C)またはラット餌+1%キサンチン(RCX)のいずれかを与えた。各実験は 、各条件について3つの反復実験コロニーを含んでいた(n=3)。 個体群は、6および9週(3a)または10および12週(3b)で計測され 、平均個体群数の変化率(Δ%)を計算した。最初の3週の処理の間の飼料の個 々の消費(ICmg)は、食物−重量データから計算した。 結果を表1に示す。キサンチンの添加は、餌の摂取を阻害したり個体群の成長 に悪影響を与えないようであった。実際、個体群の数がラット餌のみで飼育され たものよりキサンチン処理コロニーで高かったので、キサンチンは、生殖を増進 したようであった。 表1は、1%キサンチン不含(RC)または含有(RCX)食物を与えたドイツ ゴキブリのコロニーで時間(週)経過に対する平均個体群数での平均個別消費( ICmg)および変化率(Δ%)を示す。n=3。 実施例4−キサンチン−オキシプリノール組成物の評価 ドイツゴキブリのコロニーは上述のとおりに作られた。投与された飼料は、ラ ット餌のみ(RC)、オキシプリノール[Sigma Chemical Co.]を加えたラット餌 (RC +OXY%)、および1%キサンチン(RCX)およびオキシプリノール(OXY%)を5つ の濃度(w/w)で加えたラット餌だった。個体消費(ICmg)、個体群の成長抑制、お よび全身尿酸濃度を測定した。 最初の3週での個体消費(ICmg)を計算し、結果を以下の表2aに示した。オキ シプリノールのみの添加は、未処理食物で飼育した対照に対して食物消費が減少 した。飼料へのキサンチンの添加は、オキシプリノール処理食物の消費を、0. 1%オキシプリノール濃度で35%まで、そして1.0%オキシプリノール濃度 で56%まで増加させる原因となった。 表2aは、1%キサンチン含有または不含で、そして種々の濃度(w/w)のオキシプリ ノール(OXY%)で3週間たったラット餌の平均個別消費(ICmg)を示す。 5.5、6、7、9、10および12週の処理で、平均コロニー個体群数の変 化率(Δ%)は上記のように決定され、その結果を以下の表2bに示した。飼料 にオキシプリノールのみを添加すると個体群の成長を阻害しなかった。キサンチ ンに加えてオキシプリノールを添加すると、個体群の成長を絶滅点まで阻害した 。 表2bは、1%キサンチン含有または不含で、そして種々の濃度(w/w)のオキシプリ ノール(OXY%)で時間(週)経過に対して食物を供給されたドイツゴキブリのコロ ニーで、平均個体群数の変化率(+または−Δ%)を示す。注意書き以外は、n=3。 5-9 週の処理の間に死んだゴキブリについて標準ウリカーゼアッセイから全身 尿酸濃度を計算した。ドイツゴキブリのVPI 研究所株由来のサンプルも、処理前 の一般的な「ベースライン」レベルの尿酸塩を示すために分析された。 以下の表 2c に示されるとおり、VPI 株の雌は、一般にステージにかかわらず 雄よりわずかに高い尿酸レベルを示す。しかし、以下の表 2d-2fに示されるとお り、飼料中にキサンチンおよびオキシプリノールを加えて数週間の飼育後、年齢 または性別にかかわらず全ての群で全身尿酸塩濃度が著しく低下する。 表2cは、典型的な飼育実験で使用されるものであるドイツゴキブリのVPI 研究所 株の異なる年齢および性別での平均全身尿酸濃度(μg/mg乾燥組織重量、±SEM) を示す。 表2dは、不含(RC)または1%キサンチン(RCX)および種々の濃度(W/W)のオキシプリ ノール(OXY%)を含有する食物での雄ドイツゴキブリの平均全身尿酸濃度(μg/mg 乾燥組織重量、±SEM)を示す。 表2eは、不含(RC)または1%キサンチン(RCX)および種々の濃度(W/W)のオキシプリ ノール(OXY)を含有する食物での雌ドイツゴキブリの平均全身尿酸濃度(μg/mg乾 燥組織重量、±SEM)を示す。 表2fは、不含(RC)または1%キサンチン(RCX)および種々の濃度(W/W)のオキシプリ ノール(OXY%)を含有する食物を供給された若虫のドイツゴキブリの平均全身尿酸 濃度(μg/mg乾燥組織重量、±SEM)を示す。 実施例5−異なる期間供給されたキサンチン−オキシプリノール組成物の評価 上述のとおりコロニーは作られた。食物は、1%キサンチンおよび種々の濃度 のオキシプリノールで処理され、そして24時間または1、2または3週のいず れかの期間供給された。処理時間の終わりに処理食物を取り除き、そして昆虫に は、残りの試験時間、未処理のラット餌が供給された。 以下の表3に示されるとおり、データは、最小用量のオキシプリノールが、個 体群の阻害を達成するためにずっと摂取されねばならないことを示す。例えば、 24時間処理は、対照と比較して個体群の数に影響を及ぼしたが、いずれの濃度 のオキシプリノールでも個体群の数を制御しなかった。計算では、この時間の間 に摂取されたオキシプリノールの個体消費は6−104μgの範囲であることが 明らかになった。 表3 は、ラット餌のみ(RC)、または1%キサンチン(RCX)および種々の濃度(W/W)の オキシプリノール(OXY%)を加えたラット餌で飼育されたコロニーでの平均個体群 数の変化率(+または−)を示す。処理の期間は、ラット餌のみが供給された後 、24時間、または1、2または3週間だった。n=3。 0.1%オキシプリノールで1または2週間処理すると、対照と比較して、よ り低い個体群の数になり、1−2週間まで卵の孵化を遅らせるが、処理コロニー は、それらが12週で終了するときに回復した。しかし、0.1%オキシプリノ ールでの3週の処理は、処理後の週で、個体群の数に実質的な減少を起こし、1 2週までは回復は記録されず、そしてただ1つの生育可能な卵が通常より6週遅 く孵化した。 2%オキシプリノールで2週間、あるいは1%または2%オキシプリノールで 3週間処理されたコロニーは、「回復」時間が15週に延長された場合でさえ回 復しなかった。オキシプリノールの平均個別消費は、各々734 μg、579 μg、お よび1140μgであった。 実施例6−食物選択の評価 各条件で3つの複製で上述のとおりコロニーを作った。未処理食物(RC)ま たはキサンチン+オキシプリノール(RCX+O%)で処理した食物を含んだプ ランシェットが、各コロニーにともに提供された。各プランシェットの食物の重 さを計算して、各々どくらい消費されたかを決定した。処理は、1%キサンチン と、0.1%、0.5%または1.0%(w/w)濃度でのオキシプリノールとを含 むラット餌から成った。対照コロニーには、未処理のラット餌2プランシェット 分が与えられた。 以下の表4に示されるとおり、結果は、昆虫が同量の処理および未処理食物( 0.5%オキシプリノールで)を消費するか、または未処理食物より処理された もの(0.1%および2.0%オキシプリノールで)を多く食べたかを示した。 摂取されたオキシプリノールの範囲は、最初の3週で、個体当たり29μgと2 65μgの間であると計算され、そして高い水準の個体群の成長制御が、特に1 .0%オキシプリノール濃度で達成された。 表4は、処理(RCX+0%)および未処理(RC)食物が、食物の選択として互いに供給 されたときのコロニーでの時間(週)に対する個体消費(ICmg)および平均個体 群の数での変化率(Δ%)を示す。最初の3週間で摂取されたオキシプリノールの 量は、μg/個体(IC μg OXY)で示され、そして消費された処理と未処理食物の比 率は、摂取総量の率(総%)で示される。 実施例7−キサンチン−オキシダーゼ組成物の生活ステージ効果 先に記述されたとおりドイツゴキブリのコロニーを、3つの異なるコロニーに 分離された普通に混合されたステージに収容した。コロニーは、新たに脱皮した 成虫(5匹の雄と5匹の雌、6−7週令)、大きな若虫(8匹の雄と8匹の雌、 5−6週令)、または小さな若虫(8匹の雄と8匹の雌、3−4週令)から成る 。年長の成虫のコロニー(5匹の雄と5匹の雌、7−8週令)も試験された。 コロニーは、未処理のラット餌(RC)、または1%キサンチン(RCX)と 種々のレベル(w/w)のオキシプリノール(OXY%)で処理したラット餌で飼育した。 個体消費(ICmg)および平均個体群数での変化率(Δ%)を各ステージで測定し、そ して各々、成虫、大きな若虫、小さな若虫および年長の成虫について以下の表5a から5dに示す。 これらの表中のデータにより、キサンチンとオキシプリノールでの処理の最初 の影響が、ゴキブリの繁殖を攻撃するものとして起こることが確認される。この 効果は、恐らく不可逆な酵素阻害のために置換されることができない尿酸貯蔵物 を含めた昆虫の代謝貯蔵物の消耗により起こるものであろう。しかし、着色コロ ニーで孵化する非常に小さな若虫はまた、通常は弱すぎて生存できなくて、そし てまれにしかそれらの第 2齢に達しないという点で影響される。それらは、通常 出生前にこれらに変化する代謝保存が付与されない可能性がある。処理食物での それらの連続飼育は、幼若若虫がそれら自身の代謝貯蔵物、特に尿酸の貯蔵を開 始させることも防ぐ。 雄の成虫は、第 1に死んだことが観察された。交配で、雄の成虫は、貯蔵物の 大部分を利用して尿酸塩および成熟精子を雌に受け渡す。栄養貯蔵物の大規模な 投入を必要とする卵をちょうど作った雌は、通常排卵管から突き出た生育できな い卵−ケースとともにその後直ぐに死ぬ。 コクランは、周期的摂食が、卵の産生に関連して成虫の雌に起こることを観察 した(Cochran(1983)Entomol.Exp.Appl.34:51-57)。この卵嚢のサイクルにお いて、卵母細胞が成熟する間に、雌は精力的に食べ、そして卵−ケースを抱く間 に、小食になる。これらの現象は、新たに発生した成虫で摂食比率が高くて初期 の死亡率が低く(表5a)、並びに年長の成虫で摂食比率が低いこと(表5 d)を説明する。これらの後者の雌は、コロニーが作られた直後に卵嚢を満たし た卵をすでに成熟させたようであり、そしてそのため、それらのサイクルの一部 で摂食比率が低いようである。それらの最初の若虫孵化は、これらのコロニーに おける個体群の数の急激な上昇、さらに成虫が繁殖を試みたとき、コロニーが徐 々に減少し、そして新たに孵化した若虫は死ぬことになることを説明する。 若虫は、成虫と同一の死亡パターンを伴い、そして、それらが最初の卵母細胞 を成熟させるための準備に通常活発に摂食すると、成虫段階への脱皮の後、処理 飼料によりほとんどが影響を受けた。大きな若虫コロニー(表5b)、および小 さな若虫コロニー(表5c)で個体群が減少する比率での遅れは、主要な衝撃が繁 殖の間に起こることの別の証拠である。これは、これらの年齢群についての実験 の9-11週の間に起こった。 キサンチンを伴うオキシプリノールについての有効な用量範囲は、これらの実 験で非常に広範であり、その結果新たに脱皮した成虫で3 週間測定した99.5μg/ 個体で死亡率が高くなり(表5a)、そしてコロニーが若虫として出発した場合 に、個体消費が高ければそれだけゆっくり防除する。しかし、処置を開始すると ゴキブリの年齢に応じて異なる効果を示すが、それらが繁殖を試みると、全て影 響を受けることは明らかである。 表5aは、未処理ラット餌(RC)、または1%キサンチン(RCX)および種々の濃度(w/w) のオキシプリノール(OXY%)で処理されたラット餌を摂食した、新たに脱皮した成 虫のドイツゴキブリのコロニーにおける個体消費(ICmg)および平均個体群数での 変化率(Δ%)を示す。 表5bは、未処理ラット餌(RC)、または1%キサンチン(RCX)および種々の濃度(w/w) のオキシプリノール(OXY%)で処理されたラット餌を摂食した大きな若虫のドイツ ゴキブリ(開始日で5-6 週令)のコロニーにおける個体消費(ICmg)および平均個 体群数での変化率(Δ%)を示す。 表5cは、未処理ラット餌(RC)、または1%キサンチン(RCX)および種々の濃度(w/w) のオキシプリノール(OXY%)で処理されたラット餌を摂食した小さな若虫のドイツ ゴキブリ(開始日で3-4週令)のコロニーにおける個体消費(ICmg)および平均個 体群数での変化率(Δ%)を示す。 表5dは、未処理ラット餌(RC)、または1%キサンチン(RCX)および種々の濃度(w/w) のオキシプリノール(OXY%)で処理されたラット餌を摂食した年長の成虫のドイツ ゴキブリ(開始日で8-9 週令)のコロニーにおける個体消費(ICmg)および平均個 体群数での変化率(Δ%)を示す。 実施例8−トリメトプリムを含む組成物の評価 ドイツゴキブリの複製コロニーを記述のとおり調製した。投与された食物は、 ラット餌のみ(RC)、種々の濃度のトリメトプリムを有するラット餌(RC+ T%)(w/w)、または1%キサンチン(RCX)および種々の濃度(w/w)のトリメ トプリム(T%)を有するラット餌のいずれかであった。 以下の表6aで示されるとおり、処理されたコロニーには、結果的に多少の弱 化はあったが、トリメトプリムのみの添加は個体群の成長を阻害しなかった。し かし、下記の表6bで示されるとおり、キサンチンとトリメトプリムとの組み合 わせは個体群の成長を急速に阻害した。 全身の尿酸濃度は、先に記述したとおりに標準ウリカーゼアッセイから算出し た。以下の表6cに示されるとおり、尿酸代謝は、キサンチンとトリメトプリム とを組み合わせた処理により影響されなかった。 最初の3週間で、処理コロニーの個体群の平均Δ%が−82%であり、それら が死んだとき、その65%がまだ若虫であった。これは、実験に使用された若虫 の72%を示し、そして若虫脱皮の間、最も効果的であることが確認される。 表6aは、開始数(42)=100% であるドイツゴキブリのコロニーにおいて、平均個体 群の数での変化率(Δ%)に関連して示される、時間(週)に対して未処理ラット 餌(RC)または種々の濃度(w/w)のトリメトプリムを有するラット餌(RC+T%)の平 均個体消費(ICmg)を示す。n=5。 表6bは、コロニーの開始数(42)=100% であるとき、未処理餌(RC)、または1%キサ ンチン(RCX)および種々の濃度(w/w)のトリメトプリム(T%)を有する食物を供給さ れたドイツゴキブリのコロニーにおいて、平均個体消費(ICmg)および平均個体群 の数での時間(週)の変化率(Δ%)を示す。 表6cは、未処理食物(RC)、または1%キサンチン(RCX)および2%トリメトプリム(w/ w)を有する食物を供給された3 群のドイツゴキブリでの平均全身尿酸濃度(μg/m g乾燥組織重量±SEM)を示す。 実施例9−キサンチン−オキシプリノール組成物での耐性ゴキブリの処理 ゴキブリを、ゴキブリ防除に一般に使用される殺虫剤に耐性であることが知ら れている2つのドイツゴキブリ株の研究所ストックから持ってきたことを除き、 先に記述のとおりゴキブリのコロニーを調製した。この2つの株は、(A)ハウ ソーン(Hawthorne)株および(B)ラス・パルムズ(Las Palms)株であった。これ らの2つの株により示された耐性比の割合は、以下の表7aに示す。 表7aは、ハウソーンおよびラスパルムズ耐性株についての耐性比(RR)の概 要であり、耐性を上昇させる連続体において、RR>2.0は耐性が発生してい ることを示し、そしてRR≧3.0は耐性の遺伝子頻度が増加したことを示す。 RRは、(試験株LT50)÷(感受性株LT50)として計算され、LT50は処理 個体群で、酔わせて50%死亡率を達成するためにかかる時間である。 最初の3週間での個体消費(ICmg)は、先述のとおりに計算された。以下の表 7bおよび7cに示されるとおり、両方の株についてのICmgは、食物混合物の全 濃度にわたって一致した。ハウソーン株は、3%オキシプリノールを含有する飼 料の22%の消費で最大限の減少を示した。これは、最初の3週について126 0μgのオキシプリノールの用量を表す。 表7bは、ハウソーンおよびラスパルムズ耐性株のドイツゴキブリによる、未処 理(RC)、または1%キサンチン(RCX)および種々の濃度(w/w)のオキシプリノール(O XY%)とともに供給されるげっ歯類餌の時間(週)に対する平均個体消費(ICmg)を 示す。 個体群成長に対するキサンチン−オキシプリノールの組み合わせの効果は、先 に記載したとおりに測定された。以下の表7cおよび7dに示されるとおり、組 み合わせは、両方の耐性株の個体群成長を防除した。 表7cは、未処理(RC)、または1%キサンチン(RCX)および種々の濃度(w/w)のオキ シプリノール(OXY%)とともに食物を供給されたハウソーン耐性株のドイツゴキブ リのコロニーにおける、時間(週)に対する平均個体群数のパーセント変化(+ または−)を示す。n=3。 表7dは、未処理(RC)、または1%キサンチン(RCX)および種々の濃度(w/w)のオキ シプリノール(OXY%)とともに食物を供給されたラスパルムズ耐性株のドイツゴキ ブリのコロニーにおける、時間(週)に対する平均個体群数のパーセント変化( +または−)を示す。n=3。 実施例10−キサンチン−トリメトプリム組成物を用いた耐性ゴキブリの処理 ドイツゴキブリのコロニーを、ハウソーンおよびラスパルムズ耐性株を使用し て、記述のとおり調製した。 以下の表8aに示されるとおり、ハウソーン株について、食物中のトリメトプ リムの濃度に対する直接比において、対照に関して摂食は阻害された。62%の 最大減少は4.0%T濃度で起こり、これは最初の3週に対して個体当たり63 9μgのトリメトプリムの用量を表す。ハウソーン株の個体群成長はより高い濃 度で防除された。 表8aは、時間(週)に対して、未処理(RC)、または1%キサンチン(RCX)および種 々の濃度(w/w)のトリメトプリム(T%)を有する食物を供給されたハウソーン耐性 株のドイツゴキブリのコロニーにおける平均個体消費(ICmg)および平均個体群数 での変化率(Δ%)を示す。 ラスパルムズ株について、以下の表8bに示されるとおり、処理食物のICmgで の減少でさえトリメトプリムの濃度での増加に直接関与して起こった。対照と比 較して、最大の阻害は、3週間で1個体当たり1758μgのトリメトプリムの摂取 用量に事実上等しい6%T で、38% だった。個体群の数は、処理の6 週で 3分の2 に減少した。 表8bは、時間(週)に対して、未処理(RC)、または1%キサンチンなし(RCX)およ び種々の濃度(w/w)のトリメトプリム(T%)を有する食物を供給されたラスパルム ズ耐性株のドイツゴキブリのコロニー中の平均個体の消費(ICmg)および平均個体 群数での変化率(Δ%)を示す。n=3。 実施例11−キサンチン−オキシプリノール−トリメトプリム組成物を用いたゴキ ブリの処理 VPI感受性株のドイツゴキブリのコロニー、およびハウソーン耐性株のコロ ニーに、未処理ラット餌(RC)、または2%オキシプリノール(OXY)および2%ト リメトプリム(T)を組み合わせた1%キサンチン(RCX)で処理(w/w)されたラ ット餌を供給した。コロニー個体群における個々の消費および変化の結果は、表 9a(VPI 株)および9b(ハウソーン株)に示す。両方ともに、コロニーは、ICmgが≧ 50%に衰えたにもかかわらず、処理6 週までに実質的に消失した。 表9a:時間(週)に対して、未処理(RC)、または1%キサンチン(RCX)、2%オキシ プリノール(OXY)および2%トリメトプリム(T)(w/w)を有する食物を供給されたVP I 感受性株のドイツゴキブリのコロニーにおける平均個体の消費(ICmg)および平 均個体群数での変化率(Δ%)を示す。 表9b:時間(週)に対して、未処理(RC)、または1%キサンチン(RCX)、2%オキシ プリノール(OXY)および2%トリメトプリム(T)(w/w)を有する食物を供給されたハ ウソーン耐性株のドイツゴキブリのコロニーにおける平均個体消費(ICmg)および 平均個体群数での変化率(Δ%)を示す。 実施例12−オキシプリノールまたはトリメトプリムを有するプリンの評価 VPI感受性株のゴキブリのコロニーは、先に記載されたとおりに調製した。 供給された食物は、ラット餌のみ(RC)、1%キサンチンおよび3%トリメトプリムを 有するラット餌(w/w)(RCX +T)、1%ヒポキサンチンおよび3%トリメトプリムを有 するラット餌(HX +T)、1%グアニンおよび3%トリメトプリムを有するラット餌(G +T)、および1%ヒポキサンチンおよび1%オキシプリノールを伴ったラット餌(HX +OXY)であった。コロニー個体群中の個体消費(ICmg)および変化の結果は、以下 の表10に示されており、前述のとおり計算した。 飼料混合物中のキサンチン成分をヒポキサンチンおよびグアニンに置き換えた 結果は、キサンチンで得られたものと強く匹敵した。これは、トリメトプリムお よびオキシプリノールの両方を有する場合であり、そのため個体群成長は防除さ れて、コロニーは消失した。ある種の摂食阻害が、トリメトプリム混合物の全て に起こった。 表10は、時間(週)に対して、未処理(RC)、または1%プリン(w/w)と、3%トリメ トプリム(T)または1%オキシプリノール(OXY)のいずれかとを有する食物を供給さ れたVIP 感受性株のドイツゴキブリのコロニー中の平均個体群数での平均個体の 消費(ICmg)および変化率(Δ%)を示す。プリンは、キサンチン(X)、ヒポキサンチ ン(HX)またはグアニン(G)であった。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.プリンと、キサンチンオキシダーゼ阻害剤、ジヒドロ葉酸レダクターゼ阻害 剤、およびそれらの混合物からなる群から選択される第2の成分を含んでなる組 成物。 2.前記プリンが、グアニン、キサンチン、ヒポキサンチン、およびそれらの混 合物からなる群から選択される請求項1に記載の組成物。 3.前記キサンチンオキシダーゼ阻害剤が、6−非置換ピラゾロ[3,4-d]ピリミ ジン化合物である請求項1に記載の組成物。 4.前記ジヒドロ葉酸レダクターゼ阻害剤が、トリメトプリム、メトトレキセー ト、およびそれらの混合物からなる群から選択される請求項1に記載の組成物。 5.前記ピラゾロ[3,4-d]ピリミジンが、アロプリノール、オキシプリノール、 およびそれらの混合物からなる群から選択される請求項3に記載の組成物。 6.プリンと、キサンチンオキシダーゼ阻害剤、ジヒドロ葉酸レダクターゼ阻害 剤、およびそれらの混合物からなる群から選択される第2の成分とを包含する成 長抑制量の組成物を有害昆虫と接触させることよりなる、プリン代謝経路を介し てその窒素性老廃物を利用し、貯蔵し、または排泄する有害昆虫を防除する方法 。 7.前記昆虫がゴキブリである請求項6に記載の方法。 8.前記プリンが、グアニン、キサンチン、ヒポキサンチン、およびそれらの混 合物からなる群から選択される請求項6に記載の方法。 9.前記キサンチンオキシダーゼ阻害剤が、6−非置換ピラゾロ[3,4-d]ピリミ ジンである請求項6に記載の方法。 10.前記ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン化合物が、アロプリノール、オキシプリノ ール、およびそれらの混合物からなる群から選択される請求項9に記載の方法。 11.前記ジヒドロ葉酸レダクターゼ阻害剤が、トリメトプリム、メトトレキセー ト、およびそれらの混合物からなる群から選択される請求項6に記載の方法。 12.前記組成物が、有害昆虫に摂取される有害昆虫の餌または誘引物質に組み込 んで投与される請求項6に記載の方法。
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