JPH10504249A - 非導電性材料でできた部品用のパッキングエレメントの製造、配置、および取付けの方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明による装置は、熱融解性材料（４）の貯蔵容器（３）と、容量計測ガン（７）に熱融解性材料（４）を供給するためのポンプ装置（５）を含み、容量計測ガン（７）は、冷却移送手段（２８）を含む押し型（２４）の中に熱融解性材料を供給する。この装置は、非導電性材料でできた部品（３７）のためのパッキングエレメント（３９）の製造に有利である。

Description

【発明の詳細な説明】 非導電性材料でできた部品用のパッキングエレメントの 製造、配置、および取付けの方法と装置 本発明は、パッキングエレメントの製造、配置、および取付けに関する。 本発明はまず、このようなパッキングエレメント、特に挿入式パッキングエレ メントの製造、配置、および取付けの方法に関する。このエレメントは非導電性 材料でできた部品用の挿入物を構成する。 挿入式パッキングエレメントとしては、片面に接着材料が貼られたコルクの円 形打抜き物が知られている。この打抜き物は二種類の材料からなるという不都合 がある。さらに、コルクは一度しか成形することができない。 したがって、これらは磨り減った後にリサイクルすることが不可能である。さ らに製造の自動化も困難である。 これらの不都合を解消し、片側の面が接着性であり、反対側の面が非接着性で あるリサイクル可能な部品を得るために、本発明は、下記のステップに従って実 現されるパッキングエレメントの製造、配置、および取付けの方法を目的とする 。 − 貯蔵容器を熱融解性材料によって満たす、 − 熱融解性材料を溶かす、 − 熱融解性材料をポンプ輸送する、 − 前記材料を流量管理しながら押出し成形する、 − エレメントを形成するために使用されるモールドの少なくとも一つの押し 型を、前記熱融解性材料によって満たす、 − エレメントの少なくとも片面を下方浮彫り状（low-relief）に刻印する、 − エレメントを固化するために、エレメントの熱融解性材料を冷却する、 − 前記エレメントを型から取り出す、 − 下方浮彫りになった面と反対の面を液状にする、 − エレメントの液状面を接着によって前記部品の上に貼付させるために、こ の液状面を前記部品の上に当てる。 液状にされた面の不活性を除去し、その溶融厚さを管理するために、刻印され た面と反対側の面を液化するステップが、溶けた熱融解性材料に対して実行され る。 別の特徴によれば、 − 溶けた熱融解性材料はエレメントの材料と同じである、 − 刻印された面と反対側の面を液化するステップは、加熱によって実行され る、 − 最終ステップは、前述の部品に固着したエレメントの刻印された面の上に 、別の部品を置くことから成る。 上記方法を自動化するために、本発明はさらに、熱融解性生成物貯蔵容器を受 け入れる空のバレル装置を含む形式の装置であって、前記貯蔵容器は、モールド の少なくとも一つの押し型の中に熱融解性材料を置く容量計測ガンに接続されて おり、且つ、この押し型の中の材料と接触する少なくとも一つの刻印手段と、冷 却手段と、液状面の実施個所にエレメントを持ってくるためにエレメントを送り 出す移送手段とを含む装置を目的とする。 他の特徴によれば、この装置は一つの手段、特に液状の熱融解性生成物の液滴 を前記冷却されたエレメントの上に滴下するノズルを含み、中空バレルに接続さ れたこの滴下手段は容量計測ガンの上流に位置する。 本発明はまた、モールドが少なくとも一つの棒形状の第二押し型を含み、この 第二押し型が、エレメントの一面に液状生成物を手動で付けるガンに供給される 熱溶融性生成物の棒の製造 を可能にする、装置も目的とする。 この装置の他の特徴は下記の通りである。 − モールドと冷却手段は、円形軌道にしたがって配置された押し型を含む回 転台から構成され、回転台は各押し型の間隔に相当するステップ毎に動かす回転 前進手段を含み、刻印手段は、押し型の底の型または押し型を形成するために前 進するプッシャの表面の型から成る。 − 移送手段は吸引式の吸盤である。 次に、本発明の非限定的な例を添付の図面によって説明する。添付の図面は下 記の通りである。 − 第１図は、本発明によるパッキングエレメントの製造、配置、取付け装置 と製造装置の概略縦断面図である。 − 第２図は、第１図を完成させる本発明による装置の配置、取付け装置の概 略縦断面図である。 − 第３図は、第１図と第２図による位置合せ台の土面図である。 − 第４図、第５図、第６図は、パッキングエレメントの成形段階を示す部分 概略断面図である。 − 第７図は、手動で取り付けるためのパッキングエレメン トの製造を可能にする本発明による装置の部分概略縦断面図である。 − 第８図は、液状面を手動で取り付けるためのガンの図である。 − 第９図は、本発明による装置の製造装置の一変形例の図である。 − 第１０図は、液状面の実現工程段階の一変形例の図である。 第１図に示す装置は空のバレル装置１を含む。この装置１は台枠２を有し、台 枠２に上に、熱融解性生成物４を満たした貯蔵容器すなわちバレル３が置かれ、 バレル３の上方にポンプ輸送装置５が配置されている。ジャッキ６６が、バレル ５の中に入っている熱融解性生成物４の表面レベルに応じてポンプ輸送装置５を 調節する。ポンプ輸送装置５は管路６によって、高温すなわち液体状の生成物を 分配する歯車式ガン７に連結されている。 ガン７は、六枚の平面仕切り９によって規定されたケース８を含む。一枚の平 面仕切りは供給口１０を有し、この仕切りに向き合う仕切りは、ノズル１２の中 に通じる排出口１１を有す る。仕切り９の上に、電子式無段変速機によって制御される電動機１３が固定さ れている。 ノズル１２と電動機１３は、耐熱部材１４を介してケース８の上に置かれる。 熱融解性生成物４の供給管路６は、供給口１０に連結されている。導管１５が排 出口１１をノズル１２に連結する。二つの圧力取入口１６、１７がそれぞれ、供 給口１０とノズル１２の中の導管１５の出口に取り付けられている。ノズル１２ は、弁を形成し空気圧ジャッキ２０に結合されたロッド１９によって閉鎖可能な 中空円錐形の押出し口１８を有する。 ケース８は、二つのピニオン２１、２２で形成された歯車装置を含む。互いに 並行するピニオン２１、２２は、排出口１１に直角の方向に取り付けられている 。 ガン７は位置合せ台２３に生成物を供給する。位置合せ台２３は成形用の押し 型２４と冷却装置２５とを有する。ステップ式移動装置２６を含む位置台せ台２ ３は、第３図に示すように円形であり、押し型２４は円形軌道に沿って縁部の近 くに配置されている。プッシャ２７によって押し型２４の形成が可能になる。 ガン７、プッシャ２７、および把持器２８は、すべて位置合せ台２３の表面２ ９に対して動くことができ、これらは押し型２４の軌道の上方に配置されている 。 本発明による装置はまた、第２図に示すような空気の吸入３０による吸盤２９ を有する把持器２８を含む。把持器２８は、ロボット３１によって、エレメント ３４を受け取るテーブル３３を含む関節機構３２まで操作される。関節式テーブ ル３３は、管路６に連結された押出しノズル３５の下に置かれている。機構３２ はジャッキ３６によって、パレット３８の上に重ねられたガラス製の部品まで押 される。 装置の機能動作は次の通りである。生成物４が、管路６を通じてガン７に供給 するポンプ輸送装置５によって、バレル３の中にポンプ輸送される。 生成物４は、歯車装置のピニオン２１、２２の回転によって押出し口１８に向 かって導かれる。ピニオン２１、２２は、電動機によって駆動され回転制御され 、したがって電動機は流量を制御する。ロボット３１は、ガン７が押し型２４の 上方の作業位置にあるときに、電動機の始動とノズルの開口を許可し、生成物は 調節された流量で流れ、これによって、押し型の反復 充満が可能になる。それから位置合せ台２３は、充満された押し型２４をプッシ ャ２７の下に、そして次の押し型をガン７の下に持ってくるように、一ステップ だけ回転する。 この瞬間に、刻印されることが可能な支持面を有するプッシャ２７が、第４図 に示すように降下する。このプッシャは押し型の露出部に、すなわち第５図に示 す押し型２４の中に降下する。次にプッシャは後退し、第６図に示す高熱のエレ メント３９が成形される。ノズルの閉鎖と、ロボットによって制御される電動機 と位置合せ台の同時停止とによって、サイクルは終了する。 位置合せ台２３のステップ毎の動作を数ステップ行った後に、冷却されたエレ メントは把持器２８によって押し型２４から取り出され、エレメント３４の平坦 面の上に液状生成物を置くノズル３５まで運ばれ、それからジャッキ３６は、液 状面が接着するまでガラスの部材を介しエレメント３４を押す。 ロボット３１は、把持器２８、プッシャ２７、およびノズル３５の位置決めお よび移動を行う。 一変形例として、押し型２４の底が下方に刻印され、プッシャを滑らかにする 。 第二変形例として、中空バレル装置は、固定ポンプ輸送装置５と、本出願人に よるドイツ実用新案Ｇ９４２００２８．９に記載のような昇降ブラケットの上に 配置された可動バレルを含む。 第７図に示す装置は、エレメント３４の上に液状生成物４を置く自動式ノズル を持たず、またこれらのエレメントを部品３７の土に自動移送する手段も持たな い点で、第１図と第２図の装置とは異なる。 これまでの図面の装置に対応する参照符号を第７図にも用いている。 位置合せ台２３は、熱溶融性生成物の棒を形成するように非常に深い円形押し 型４０を含む。前記装置と異なり、第７図の装置は、ロボットによってエレメン ト３４が満たされるケース４１を含む。第８図は周知の接着剤用ガン４２を示す 。押し型４０から出る棒は接着剤用ガン４２の中に入れられ、これによって、棒 の末端を溶かしながらエレメント３４の土に液状面を配置することができる。 第９図は、本発明の方法によるエレメント製造装置の他の変形例を示す。 この装置は、冷却金属管４３を満たす管路６の中にポンプ輸送装置５によって ポンプ輸送される熱溶融性生成物４のバレル３を含み、冷却金属管４３の出口は 、本発明によるエレメント３９を形成するために生成物４の円形打抜き物を切り 出すように、刻み目つきナイフ４５の進路４４に通じている。 第１０図は、エレメント３４の液状面の形成段階の一変形例を示す。この変形 例では、エレメント３４は熱源４６の近くに支えられ、熱源４６の放射熱４７が 、熱溶融性材料でできたエレメント３４の最も近い表面を溶かす。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９７年３月２１日 【補正内容】 請求の範囲 １．非導電性材料でできた部品（３７）のためのパッキングエレメント（３４） の製造、配置、および取付けの方法であって、前記エレメントは特に挿入式であ り、前記エレメントをリサイクル可能にするために、 − 貯蔵容器（３）を熱融解性材料（４）によって満たすステップと、 − 熱融解性材料を溶かすステップと、 − 熱融解性材料をポンプ輸送するステップと、 − 前記材料を流量管理しながら押出し成形するステップと、 − エレメント（３４）を形成するために使用されるモールドの少なくとも一 つの押し型（２４）を、前記熱融解性材料によって満たすステップと、 − エレメントの少なくとも片面を下方浮彫り状に刻印するステップと、 − エレメントを固化するために、エレメントの熱融解性材料（４）を冷却す るステップと、 − 前記エレメントをモールドから取り出すステップと、 − 下方浮彫りになった面と反対の面を液状化によって接着性にするステップ と、 − エレメントの液状面を接着によって前記部品（３７）に貼付るために、こ の液状面を前記部品に当接するステップとを含むことを特徴とする方法。 ２．刻印された面と反対側の面が、溶けた熱融解性材料に対して接着性にされる 、請求の範囲第１項に記載の方法。 ３．溶けた熱融解性材料（４）がエレメント（３４）の材料と同じである、請求 の範囲第１項または第２項に記載の方法。 ４．刻印された面と反対側の面が加熱によって接着性にされる、請求の範囲第１ 項に記載の方法。 ５．前記部品と固着したエレメントの刻印された面の上に別の部品を置くことか ら成る最終ステップを含む、請求の範囲第１項から第４項のいずれか一項に記載 の方法。 ６．熱融解性生成物（４）の貯蔵容器（３）を受け入れる中空バレル装置（１） を含む形式の、請求の範囲第１項から第５項のいずれか一項に記載の方法を実施 することを可能にする装置であって、前記貯蔵容器はモールドの少なくとも一つ の押し型（２４）の中に熱融解性材料（４）を置く容量計測ガン（７） に接続されており、該押し型の中の材料と接触する少なくとも一つの刻印手段と 、冷却手段（２５）と、液状面の実行個所にエレメントを配置するためにエレメ ントを送り出す移送手段（２８）とを含む装置。 ７．一つの手段、特に液状の熱融解性生成物の液滴を前記冷却されたエレメント の上に滴下するノズル（３５）を含み、中空バレルに接続された該滴下手段は容 量計測ガンの上流に位置する、請求の範囲第６項に記載の装置。 ８．モールドが少なくとも一つの棒形状の第二の押し型（４０）を含み、該第二 の押し型は、エレメントの一面に液状生成物を手動で付ける手動ガン（４２）に 供給すべき熱溶融性生成物の棒の製造を可能にする、請求の範囲第６項または第 ７項に記載の装置。 ９．モールドと冷却手段は、円形軌道にしたがって配置された押し型（２４）を 含む回転台（２３）から構成され、回転台は各押し型の間隔に相当するステップ 毎に動かす回転前進手段を含み、刻印手段は、押し型（２４）の底の型または押 し型を形成するために前進するプッシャの表面の型から成る、請求の範囲第６項 から第８項のいずれか一項に記載の装置。 １０．移送手段（２８）が吸引式の少なくとも一つの吸盤（２９）である、請求 の範囲第６項から第９項のいずれか一項に記載の装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，Ｕ Ｇ)，ＵＡ(ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ )，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ， ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，Ｋ Ｇ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ， ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，Ｓ Ｉ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．非導電性材料でできた部品（３７）のためのパッキングエレメント（３４） の製造、配置、および取付けの方法であって、前記エレメントは特に挿入式であ り、 − 貯蔵容器（３）を熱融解性材料（４）によって満たすステップと、 − 熱融解性材料を溶かすステップと、 − 熱融解性材料をポンプ輸送するステップと、 − 前記材料を流量管理しながら押出し成形するステップと、 − エレメント（３９）を形成するために使用されるモールドの少なくとも一 つの押し型（２４）を、前記熱融解性材料によって満たすステップと、 − エレメントの少なくとも片面を下方浮彫り状に刻印するステップと、 − エレメントを固化するために、エレメントの熱融解性材料（４）を冷却す るステップと、 − 前記エレメントをモールドから取り出すステップと、 − 下方浮彫りになった面と反対の面を液状にするステップ と、 − エレメントの液状面を接着によって前記部品（３７）に貼付るために、こ の液状面を前記部品に当接するステップとを含むことを特徴とする方法。 ２．刻印された面と反対側の面を液化するステップが、溶けた熱融解性材料に対 して実行される、請求の範囲第１項に記載の方法。 ３．溶けた熱融解性材料（４）がエレメント（３９）の材料と同じである、請求 の範囲第１項または第２項に記載の方法。 ４．刻印された面と反対側の面を液化するステップが加熱によって実行される、 請求の範囲第１項に記載の方法。 ５．前記の部品と固着したエレメントの刻印された面の上に別の部品を置くこと から成る最終ステップを含む、請求の範囲第１項から第４項のいずれか一項に記 載の方法。 ６．熱融解性生成物（４）の貯蔵容器（３）を受け入れる中空バレル装置（１） を含む形式の、請求の範囲第１項から第５項のいずれか一項に記載の方法を実施 することを可能にする装置であって、前記貯蔵容器はモールドの少なくとも一つ の押し型（２４）の中に熱融解性材料（４）を置く容量計測ガン（７） に接続されており、該押し型の中の材料と接触する少なくとも一つの刻印手段と 、冷却手段（２５）と、液状面の実行個所にエレメントを配置するためにエレメ ントを送り出す移送手段（２８）とを含む装置。 ７．一つの手段、特に液状の熱融解性生成物の液滴を前記冷却されたエレメント に滴下するノズル（３５）を含み、中空バレルに接続された該滴下手段は容量計 測ガンの上流に位置する、請求の範囲第６項に記載の装置。 ８．モールドが少なくとも一つの棒形状の第二の押し型（４０）を含み、該第二 の押し型は、エレメントの一面に液状生成物を手動で付ける手動ガン（４２）に 供給すべき熱溶融性生成物の棒の製造を可能にする、請求の範囲第６項または第 ７項に記載の装置。 ９．モールドと冷却手段は、円形軌道にしたがって配置された押し型（２４）を 含む回転台（２３）から構成され、回転台は各押し型の間隔に相当するステップ 毎に動かす回転前進手段を含み、刻印手段は、押し型（２４）の底の型または押 し型を形成するために前進するプッシャの表面の型から成る、請求の範囲第６項 から第８項のいずれか一項に記載の装置。 １０．移送手段（２８）が吸引式の少なくとも一つの吸盤（２９）である、請求 の範囲第６項から第９項のいずれか一項に記載の装置。