JPH10504192A - 毛状根領域潅水システム - Google Patents
毛状根領域潅水システムInfo
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- JPH10504192A JPH10504192A JP8506860A JP50686096A JPH10504192A JP H10504192 A JPH10504192 A JP H10504192A JP 8506860 A JP8506860 A JP 8506860A JP 50686096 A JP50686096 A JP 50686096A JP H10504192 A JPH10504192 A JP H10504192A
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- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G25/00—Watering gardens, fields, sports grounds or the like
- A01G25/06—Watering arrangements making use of perforated pipe-lines located in the soil
Landscapes
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- Fertilizing (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
植物の根の領域に水、養分溶液およびガス、例えば空気を与えるための毛細管システム(20)。このシステムは、長さに沿って離間した孔(11)を有する一つ以上の導管(10)を使用し、これらの導管(10)は、ポケット(14)の中に保持されている。ポケット(14)は、毛細管布の上層(12)および毛細管布および/または不透水性材料の下層(13)で出来ている。導管(10)は、水等の供給源に接続するための手段を備える。使用する際は、毛細管システム(20)を潅水すべき植物の下の土壌中に適当な深さに埋める。毛細管布の上層(12)が孔(11)からの流出物で濡れ、根に水を均一に分配する役割をする。流体流制御手段、例えば弁を、任意に設けて導管を通る流れを制御する。
Description
【発明の詳細な説明】
毛状根領域潅水システム
発明の分野
この発明は、植物に潅水するための装置および方法に関し、特に一つの形では
土壌中で栽培する植物の根の領域に水、養分溶液および/またはガスを供給する
ための地下システムに、もう一つの形では鉢物に水、養分溶液等を供給するため
のシステムに関する。
発明の背景
水資源は、世界的に不足し、政府が住宅地と郊外地の両方で水資源の保護にか
なりの予算を組んでいる。
この進行中の問題に応えて、水の損失を最少にするように、個々の植物の周り
の土壌表面に直接水をかけるためのシステムが開発されている。これらのシステ
ムには、噴霧器、微小液滴下等がある。しかし、流失および蒸発によって、まだ
水は失われている。
他のシステムは、地下の土壌中に水を供給することに基づく毛細管潅水を使用
する。この方法で供給された水は、毛細管作用によって土壌中で上方に動いて、
植物の根の領域に入る。
表面潅水とは違って、毛細管潅水は、流失または蒸発による損失にそれほど困
らない。毛細管潅水は、水の移動速度が遅くて殆どの水が根によって吸収される
ことを保証できるので、植物の栽培には有利である。その上、発生する蒸発の大
部分は、植物の茎葉の蒸散により、それで高温ストレスに対する耐性が容易に大
きくなるだろう。
50mまでの比較的短い距離の土地にさえ毛細管潅水システムを使う試みがな
されていて、それらの例には、バイウオールチュービング(登録商標)、Tテー
プ(登録商標)およびリーキイパイプ(登録商標)がある。しかし、これらのシ
ステムは全て二つの問題がある。第一に、藻類、細菌のへどろ、土壌コロイド、
粒子が蓄積しおよび根が貫通することによって、孔および供給管路が非常に詰ま
る傾向にある。第二に、水がパイプまたはチャンネルのすぐ周囲の土壌にしか供
給されない。長い距離には、ネタフィムのようなその他のシステムが使われてい
る。しかし、これらのシステムは、まだ水を水供給管に接近した土壌領域の根に
しか供給しないという問題がある。更に、これらのシステムは、まだ出口オリフ
ィスが詰まる傾向にある。
この発明は、毛細管潅水の利点を認めると同時に、現在利用できるシステムに
固有の困難性も理解している。
発明の開示
従って、第1の側面で、この発明は、植物の根領域に流体を与えるための毛細
管システムであって、毛細管布の上層並びに毛細管布および/または流体不浸透
性材料の下層の間にサンドイッチされた一つ以上の孔明き導管、並びに水、溶液
および/またはガスを含む流体をそれに供給できるようにする、この(これらの
)導管の一端のための接続手段、並びに、任意にこの(これらの)導管のこの一
端から離れた他端のための流体流制御手段を含むシステムにある。
第2の側面で、この発明は、更に、植物の根領域に流体を与えるための方法で
あって、土壌中で栽培する植物の根領域の下またはそれに近接した土壌区域内に
、毛細管布の上層並びに毛細管布および/または流体不浸透性材料の下層の間に
サンドイッチされた一つ以上の孔明き導管、並びに水、溶液および/またはガス
を含む流体をそれに供給できるようにする、この(これらの)導管の一端のため
の接続手段、並びに、任意にこの(これらの)導管のこの一端から離れた他端の
ための流体流制御手段を含むシステムを配置する工程;
水、溶液および/またはガスを含む流体源をこの接続手段に供給してこの(こ
れらの)導管に流体を供給するようにする工程;並びに、任意にこの他端のため
の流体制御手段を操作することによって、この流体流を調整してこれらの孔から
流体が流出し、それによってこの上層を浸透して、水、養分溶液および/または
ガスを含む流体をこれらの根に与えるようにする工程を含む方法にある。
この発明の毛状根潅水システムは、その用途が地表下の位置で根に流体を供給
することに限定されない。このシステムは、鉢物に水、養分溶液等を与える際に
使用できるように容易に改作することができる。
この特定の形では、雑草マットの層を毛細管布の上層の上に配置する。使用す
る際、鉢をこの雑草マットの上に並べ、水、養分溶液等の供給がこの毛細管布を
濡らすことによって起こり、次にそれが鉢の下側に水を供給する。鉢の下側の開
口部は、水が鉢の中に含まれる土壌の中へ、従ってその中で栽培する植物の根へ
移動できるようにする。
その最も広い形で、上毛細管布層が存在することは、三つの主な機能を果たす
。第1に、毛細管布がその全体の層の上に水を分配する作用をし、それによって
孔明き導管に近くない根が水を利用することを保証する。第2に、それは、根が
孔に貫通するのを防ぐ作用をする。第3に、それは、導管の孔を詰まらせる土壌
粒子の移動を防ぎながら、水にこの層を透過させる。
この明細書で使用する“毛細管布”は、水およびその他の流体を毛細管作用に
よって分布する能力を有する織物材料を指す。この説明の条件を満たす製品は、
“ジオテキスタイル”の総称では入手できない。
傾斜がそれほど険しくない地形では、下層の一部に不透水性層を含む。この層
は、二つの層の間と導管の周りの空間に水を保持する機能を果たす。それで、そ
れが上毛細管層へ、従って植物の根へ移送すべき水の量を最大にしながら、水の
損失を最少にする効果を有する。
この不透水性層は、導管の下および隣接する区域に配置するのが好ましい。こ
の層の実際の大きさは土性によって変わる。
ハイウエーに隣接した土手のような、傾斜の急な地形に対しては、下不透水性
層が存在すると、過度の流失による浸食に寄与しがちであるので、望ましくない
。従って、これらの場合には、浸食問題を最小にし、同時に毛細管作用によって
植物の根が利用できる水が最大になることを求めるために、下層として毛細管布
だけを使うことが好ましい。
あらゆる地形の場合に、この発明は、排水を容易にもする。
これは、雨量の多いときは、水が土壌を通過して、この発明のシステムに集ま
れるからである。明らかに、そのようなときは、接続手段を介してこのシステム
に水を供給はしない。むしろ、この接続手段から離れた流体流制御手段を操作し
て水をこのシステムから排出させる。
地表下排水能力が必要な場合は、この発明のシステムを都合よく使うことがで
きる。これらの場合、このシステムを土中に凹形または皿形を形成するように配
置するのが望ましい。もし、環境が傾斜地であれば、水が容易に排出して貯蔵、
リサイクルまたは廃棄できる。比較的平坦な環境では、このシステムに蓄積した
水をポンプによって汲み出してもよい。
この発明のシステムを使って地表下排水機能を果たす能力は、次の理由により
重要である:
(a)地下水位および関連する塩分の上昇を抑制し;および
(b)豪雨またはその他の要因によって植物が湛水に遭う期間を短縮する。
この後者の特長は、湛水が酸素欠乏を生じて植物の健康および成長に悪影響す
るから、特に重要である。
孔明き導管は、例えば、上層および下層の部分を縫合、超音波溶接または接着
することによって、これらの層の間に予め作ったポケットの中に滑り込むような
大きさであるのが望ましい。このようにして、これらの層の全長に亘って伸びる
ポケットを作ることができ、その長さは50m以上に及ぶことがある。
孔明き導管は、これらの層の間に各導管を隣接する導管から適当な距離だけ離
間してアレーにしてもよい。上記のように、このようなアレーで複数の導管を使
うことは、上述のようにこれらの層にポケットのアレーを作ることによって達成
してもよい。
かなりの面積の層にポケットを作り、孔の明いた柔軟な導管のロールと共に、
運搬用に荷造りすることが容易にできることに注目すべきである。
導管は、典型的には断面が18mmと75mmの間に入るポリエチレンから作
ることができる。孔は、これらの導管に容易に導入することができて、柔軟な、
長期持続性資材になる。この点で、直径が、連の中では勿論、連の長さによって
変わってもよいことを理解すべきである。
典型的には、この発明の毛細管システムの幅は、約300mmと900mmの
間で変動してもよい。
この発明のシステムの“ユニット”は、導管の端と端を接合してより長い根お
よび領域潅水システムを作ってもよいことが理解されよう。
地形、土壌タイプ、作物の種類および吸水率、土壌排水の性質、降雨量および
気温の気候、導管の長さ並びに水質、水量および時間枠のような要因に依って、
所定のおよび任意に変わる大きさの孔で、導管の全長に亘って所定の孔密度を与
え、特定の場所に配送する水量を最適化することが可能である。
これらの要因の中で、土壌タイプ並びに傾斜の急峻度および長さが特に重要で
ある。
土壌タイプは、この発明のシステムから土壌を通して根領域の上へ伝達する水
の率を支配するので重要である。
傾斜の急峻度および長さは、例えば、もし、傾斜が急であるか、短いか、また
は土壌の吸収率が低い(多分粘土含有量によって)と、傾斜の頂上から下の導管
に孔が無いかも知れないので重要である。反対に、吸水率が高い砂地、または傾
斜が長い場合は、この管路の下降傾斜部に位置する中間の孔が必要かも知れない
。
同様に、土壌物理、土壌水理、気候、地下水位および導管の長さ等のような要
因を考慮に入れて、局所環境での植物のニーズを分析すると、選択した導管の直
径が、孔の頻度、大きさおよび配置と共に決まる。
ある場合には、ガス噴射も関連する要因である。これらの要因を考慮し、導管
に適当に孔開けするために数値制御機械を駆動するためにコンピュータソフトウ
ェアを使うことは、この発明の範囲内にある。
数多くの材料を使って上層および下層を作ることができるが、ジオテキスタイ
ルを使うことが好ましく、その幅および厚さは適当に変わってもよい。下層が不
透水性の場合、ポリエチレンシートを使うことが好ましい。
一応の目安として、一般的に導管の孔は、少なくとも0.75mm2、好まし
くは3mm2以上である。通常これらの孔は、円形で、典型的には直径が約2m
m以上である。しかし、それらは、例えば1.5×4mm以上の矩形またはその
他の形状でもよい。
一般的に、最大として、これらの孔は約25mm2を超えないだろう。
接続手段を設けて、このシステムを流体源と流体が流通するようにする。これ
は、よく知られた多種多様な配管接続および装置を使って容易に達成することが
できる。例えば、水を通す柔軟なホースを適当なプラグ・ソケット装置によって
導管に接続してもよい。
その代わりに、複数の導管を一端で相互連結してマニホールドを作り、それに
1個の接続手段を設けてもよい。
この発明のシステムに弁を含めて、導管への流体流を制御することもこの発明
の範囲内である。そのような弁は、この接続手段と関連させても、それと一体で
もよい。
このシステムに流体が流入する端から離れた導管の端に、流体流制御手段を設
けてもよい。一つの形として、これは単純にプラグまたは絞りで、それは取り外
し可能でも固定でもよい。もう一つの形として、弁を含んでもよい。
勿論、当業者は、電気機械式の弁等を使ってこの発明のシステムに入る流体と
出る流体の両方を制御できることが理解できよう。そのような装置は、遠隔地に
設置したシステムの制御を続ける際に特に有用である。
同様に、電気機械式弁装置に関連して種々の種類のセンサを使い、植物の管理
用の自動化手段を作ることができることが理解できよう。この種の装置の例は、
土中の水分センサを使って、このシステムの流体入口側の電気機械式弁を制御す
ることである。
説明の大部分を根に水を与えることに向けてきたが、どのような流体材料を供
給してもよいことが理解できよう。供給してもよい流体の幾つかは、養分溶液、
農薬溶液、単独または水若しくはその他の溶液と共に与える酸素および窒素のよ
うなガスである。
このシステムに水を供給すべきとき、それはダム、井戸および川のような種々
の水源から引くことができる。ある場合には、孔が詰まらないことを保証するた
めに、水を供給する前に濾過することが望ましいかも知れない。しかし、一般的
に、この発明のシステムを使用するとき、濾過が決まり切って必要なことは期待
されず、または少なくとも従来技術のシステムほど頻繁でないことが期待される
。
ある環境では、ダムの水または川からの給水を塩素で処理して、塩素毒性を生
ずることなく懸濁固形物の大きさを小さくすることが適当かも知れない。その代
わりに、塩素をこのシステムに導入し、および/または空気と混ぜて、孔に根が
ないように保つことができるかも知れない。
養分溶液を根領域に配送する能力は、頭上および/または微細潅水法に頼る従
来技術の滴下施肥システムに比べて、重要な相違点および利点である。これらの
システムでは、養分を土壌表面に施して植物に吸収させる。しかし、養分を表面
に施すので、蒸発および流失によって損失が起こる。その上、土壌構造が悪いと
、養分が土壌表面に保持される結果となり、または、もし土壌構造に大きな孔隙
があったら、養分が急速に濾し取られるだろう。
この発明のシステムは、養分および水の損失を防ぐか、またはかなり下方に制
限するので、それも下層土システムより有利である。
他が全て存在するときの植物の最も制限的な成長因子は、根毛を囲む孔隙への
新鮮な酸素の供給である。根での呼吸は、全ての細胞構築および植物のためのエ
ネルギー要件に対し酸素を必要とする。呼吸の副産物は炭酸ガスで、もしそれを
過度に蓄積させ、酸素と置換させると、植物の成長を劇的に減退する。
例えば、葡萄のような長期作物は、土壌圧密および土壌構造の劣化に悩み、土
壌構造の劣化が深刻な酸素欠乏を生じ、有害な根の周りの嫌気性微生物活動を増
大する。
従来技術のシステムと対照してみると、この発明は、作物、特に畦作物に新鮮
な空気を配送するために使うことができる。これは、このシステムを循環すべき
水に空気を導入することによって達成する。このようにして、全ての種類の土性
で植物の根に空気を容易に供給することができる。その上、水流の中に空気が存
在することが、導管の孔の詰まりを最少にする支援をするだろう。根領域に最適
量の新鮮な空気が存在することが、有益な天然微生物を鼓舞し、それが有害な嫌
気性微生物の成長を抑えながら、有機物の分解および本質的土壌養分の放出に貢
献する。
空気および酸素は勿論、窒素のような他のガスを、直接吸収するように根に供
給してもよい。このようにして、追加の滴下施肥の必要が少なくなるかも知れな
い。
ガスは、例えば、給水管路にベンチュリのような手段を使うことによって、ま
たは直接汲み上げによって、水のような流体流に供給してもよい。
その代わりに、流体であるガスを、他の流体がないときに、コンプレッサおよ
び圧縮ガス源のような手段を使って直接導入してもよい。
この発明は、次のような用途範囲に広く適用し、
−野菜畦作物
−葡萄栽培
−果樹
−林業
−芝生(農業用地域および運動用地域を含む)
−浸食防止堤
−公園および家庭の庭園
−苗畑
これらの植物の根に、水、養分溶液およびガスを含む流体を配送することができ
る。
更に、この発明は、長距離に亘っておよび不規則な地形の上に効果的に使うこ
とができるので、植物を栽培するあらゆる場所で実際に利用することができる。
この発明は、環境条件をモニターするための利用できるシステムと関連して操
作しおよびソレノイド弁等を使うことによって自動化してもよいことに注目すベ
きである。
さて、三つの例を添付の図面を参照して説明する。
図面の簡単な説明
第1図は、農業、例えば野菜の栽培に使用するための、この発明の毛状根領域
潅水システムの破断透視図であり;
第2図は、傾斜した場所での鉢物の潅水に使用するための、この発明の毛状根
領域潅水システムのもう一つの形の破断透視図であり;
第3図は、第2図に示すシステムの縦断面図であり;
第4図は、水平な場所での鉢物の潅水に使用するための、この発明の毛状根領
域潅水システムの第2の形の破断透視図であり;および
第5図は、第4図に示すシステムの縦断面図である。
発明の実施の態様
第1図に示すように、潅水システム20には、直径25mmの柔軟なポリエチ
レンパイプ10があり、その壁に直径2mmないし4mmの孔11の列が作られ
ている。パイプ10に重なるのは、ジオテキスタイルの毛細管布12の層で、そ
れは、直線に伸びるポケット14ができるようにジオテキスタイルの毛細管布の
敷物13に結合されている。この結合は、例えば、これらの層12、13を適当
に離間した平行な線15に沿って縫合または接着することによって行ってもよい
。
図示の例では、ポケット14がこのシステムの全長に亘って伸び、その長さは
50m以上のオーダでもよい。
パイプ10をポケット14の中に配置するのを助けるために、ポケット14を
作るときに、紐をこの全長に亘って伸びるように挿入してもよい。これは、ジオ
テキスタイル層を折って孔明きパイプ10とは別に運べるようにする。現場で、
この紐をパイプ10の一端に取り付け、次にポケット14の中へ注意深く引き込
んでその全長に亘って伸びるようにする。
使用する際に、パイプ10の一端16に各種の標準取付具(図示せず)を容易
に接続することができ、水、養分溶液、ガス等を容易に供給できる。そのような
取付具には、これらの流体を制御して導入できるようにする弁等がある。
パイプ10の他端17は、一般に、好ましくは弁(図示せず)によって、閉じ
られている。このようにして、この場合は、弁を開いて、現場から水を容易に排
出できる。
その代わりに、下層13を、ポリエチレンシートのような不透水性材料で作っ
てもよい。
第2図および第3図を参照すると、傾斜した場所で鉢物の潅水に使用するため
の毛状根領域潅水システム30が図示されている。このシステム30には、ポリ
エチレンの平面シート31があり、その上にジオテキスタイルの毛細管布の平面
シート32が配置されている。シート31とシート32の間に、孔43のあるポ
リエチレンパイプ40がある。このパイプ40は、シート31および32の縦方
向に伸び、入口端47がこの傾斜の高い側にあり、出口が低い側にある。
孔43は、シート32を適当に濡らすことを保証するに十分なオリフィスを備
えるように、パイプ40に沿って分布している。
ジオテキスタイル・シート32に重なっているのは、このシステムで雑草が生
長するのを抑制するように機能する雑草マット33のシートである。この雑草マ
ットの代わりに、孔明きポリウレタンのシートを使うことができることに注目す
べきである。
この特別の例では、水を給水管路35によってこのシステムに供給し、そのパ
イプ40の入口47への流量は、給水栓36によって制御する。
水の損失を最少にするために、入口48から流れ出る水を排水溝49に集める
。この溝は、下に横たわる土壌39中に作り、皿部46をポリエチレンシート3
1で内張りし、それがこの土壌39の中を45まで続く。その上、ジオテキスタ
イル・シート32がこの溝トゥ44の中まで続いている。
このシステム30を適正に配置することを保証するために、土壌39中に、パ
イプ40とシート31を地表面37下に収容する大きさの、縦に伸びる溝42を
掘る。これは、パイプ40を支持するように溝42の中に配置した砂床41を使
うことによって容易になる。
シート31、32および雑草マット33の外周縁に沿って、ポリエチレンシー
ト31を雑草マット33およびジオテキスタイル・シート32の上に折り曲げる
。これは、第3図の38で最もよく分かる。これらの折り目に沿って、クリップ
34を使ってこれらのシートを折った状態に保持する。
使用する際は、鉢物(図示せず)を雑草マット33上に並べる。水は、給水管
路35および給水水栓36を介してこのシステムに供給し、その栓を操作すると
、水がパイプ40の入口47に流れ込む。水は、パイプ40から孔43を通って
流出してジオテキスタイル・シート32を濡らし、ポリエチレンシート31は、
水が下の土壌39に消失するのを軽減する作用をする。
パイプ40から流れ出る過剰な水は、出口46で排水溝49の中に流れる。こ
の溝49に集まった水は、リサイクル用の収集池(図示せず)へ流れる。
第4図および第5図に、第2の形の毛状根領域潅水システムを示し、それは第
2図および第3図に示す形に似ているが、平らな場所での鉢物潅水用である。理
解を容易にするために、第4図および第5図に示す形の類似の形態は、第2図お
よび第3図に示す対応する形態と同じ番号を付ける。
主な相違は、このシステム50に水を供給する手段である。特に、パイプ40
の入口端47を水54の入ったフロート・タンク51の中に配置する。このフロ
ート・タンク51に取り付けた給水管路52をフロート弁53によって制御し、
タンクの中の水面が下がると、弁53が管路52からこのタンクに水を流入させ
る。タンク51の中の水面が入口47より高ければ、水はパイプ40に流入する
。
他の全ての点で、この発明のこの形は、第2図および第3図を参照して説明し
た形と同じである。
本発明者は、この発明に多くの利点があると信じ、その幾つかは次の通り:
・ かなりの水の節減(従来のシステムに比べて使用する水の70%まで)
・ 浸食の減少
・ 塩、肥料およびその他の物質が水脈に達するのを減少
・ 農地の塩化作用の減少
・ 雑草発生の減少(雑草は土壌表面から水を受ける環境にだけ繁茂する)
・ 植物への施肥の改善
・ 植物毒性により肥焼けになることがある植物のまたは土壌中の養分の結晶化
の回避
・ 土壌および根の通気の改善
・ 水脈等から自然に供給されるかまたは地上タンクによって供給される、重力
供給を含む低圧水の使用が可能
・ 本来の場所での長寿命
・ 潅水/滴下施肥が必要に応じて直ちに利用できる
・ このシステムは、容易に自動化でき、および塩素の投与のような従来技術の
薬品処理が無くなるかかなり減るので、労働要件の軽減
・ 耕耘の減少と有益な微生物活動の促進による土壌構造の改善
・ 植物ストレスの軽減
・ 目標を設けた給送と水および空気のようなその他の成長因子の増加による化
学肥料必要性の減少
・ 肥料配置の正確性、植物の根への特定または個々の養分を添加する能力の付
与、並びに成長および気候条件に合わせたこれの計画化
・ 農薬必要性の減少。
当業者には、特定の実施例に示すこの発明に、広く説明するこの発明の精神ま
たは範囲から逸脱することなく、種々の変形および/または修正を施すことがで
きることが分かるだろう。従って、これらの実施例は、あらゆる点で例示であっ
て限定ではないと考えるべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1996年5月31日
【補正内容】
請求の範囲
1. 植物の根領域に流体を与えるための毛細管システムであって、毛細管布
の上層並びに毛細管布および/または流体不浸透性材料の下層の間にサンドイッ
チされた一つ以上の孔明き導管であって、この上層と下層が一つ以上の直線に伸
びるポケットを作るように配設され、各ポケットが中に配置された導管を、この
上層と下層が一緒にこの一つ以上の導管を囲むように、保持する導管、そして水
、溶液および/またはガスを含む流体をそれに供給できるようにする、この(こ
れらの)導管の一端のための接続手段、および、任意にこの(これらの)導管の
この一端から離れた他端のための流体流制御手段を含むシステム。
2. 請求項1による毛細管システムに於いて、この下層が毛細管布を含むシ
ステム。
3. 請求項1による毛細管システムに於いて、この下層が不透水性材料を含
むシステム。
4. 請求項1による毛細管システムに於いて、この下層が毛細管布と流体不
浸透性材料の両方を含み、この(これらの)導管がこの毛細管布層とこの毛細管
布の下層の下に横たわる流体不浸透性材料の間にサンドイッチされるようにする
システム。
5. 請求項4による毛細管システムに於いて、この下層が毛細管布の層と流
体不浸透性材料の層の一部の両方を含み、この(これらの)導管がこの毛細管布
層とこの毛細管布の下層の一部下に横たわる流体不浸透性材料の間にサンドイッ
チにされるようにするシステム。
6. 請求項1から請求項5までのいずれか一つによる毛細管システムに於い
て、この(これらの)孔明き導管は、オリフィスの大きさが少なくとも約0.7
5mm2以上、好ましくは3mm2以上の孔を含むシステム。
7. 請求項6による毛細管システムに於いて、これらの孔が直径2mm以上
の円形であるシステム。
8. 請求項6による毛細管システムに於いて、これらの孔が1.5×4mm
以上の矩形であるシステム。
9. 請求項6から請求項8までのいずれか一つによる毛細管システムに於い
て、これらの孔のオリフィスの大きさが導管内で変わるシステム。
10. 請求項1から請求項9までのいずれか一つによる毛細管システムに於
いて、好ましくは上層および下層の部分を縫合、接着または超音波溶接すること
によって、一つ以上の直線状に伸びるポケットが作ってあるシステム。
11. 請求項1から請求項10までのいずれか一つによる毛細管システムで
あって、この(これらの)導管のこの一端から離れた他端のための流体流制御手
段を含むシステム。
12. 請求項1から請求項11までのいずれか一つによる毛細管システムで
あって、弁を含み、このシステムヘ入る流体流を制御するシステム。
13. 請求項1から請求項12までのいずれか一つによる毛細管システムに
於いて、導管の断面積がその全長に亘って変わるシステム。
14. 請求項1から請求項13までのいずれか一つによる毛細管システムで
あって、ガスを導入するための手段を含むシステム。
15. 請求項11から請求項14までのいずれか一つによる毛細管システム
に於いて、この他端の流体制御手段が弁であるシステム。
16. 請求項1から請求項15までのいずれか一つによる毛細管システムで
あって、この上層の上に配置された雑草マットを含むシステム。
17. 植物の根領域に流体を与えるための方法であって、土壌中で栽培する
植物の根領域の下またはそれに近接した土壌区域内に、請求項1ないし請求項1
6のいずれか一つによる毛細管システムを配置する工程;
水、溶液および/またはガスを含む流体源をこの接続手段に供給してこの(こ
れらの)導管に流体を供給するようにする工程;並びに、任意にこの他端のため
の流体制御手段を操作することによって、この流体流を調整してこれらの孔から
流体が流出し、それによってこの上層を浸透して、水、養分溶液および/または
ガスを含む流体をこれらの根に与えるようにする工程を含む方法。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
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K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO
,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,
TT,UA,UG,US,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 植物の根領域に流体を与えるための毛細管システムであって、毛細管布 の上層並びに毛細管布および/または流体不浸透性材料の下層の間にサンドイッ チにされた一つ以上の孔明き導管、そして、水、溶液および/またはガスを含む 流体をそれに供給できるようにする、この(これらの)導管の一端のための接続 手段、および、任意にこの(これらの)導管のこの一端から離れた他端のための 流体流制御手段を含むシステム。 2. 請求項1による毛細管システムに於いて、この下層が毛細管布を含むシ ステム。 3. 請求項1による毛細管システムに於いて、この下層が不透水性材料を含 むシステム。 4. 請求項1による毛細管システムに於いて、この下層が毛細管布と流体不 浸透性材料の両方を含み、この(これらの)導管がこの毛細管布層とこの毛細管 布の下層の下に横たわる流体不浸透性材料の間にサンドイッチされるようにする システム。 5. 請求項4による毛細管システムに於いて、この下層が毛細管布の層と流 体不浸透性材料の層の一部の両方を含み、この(これらの)導管がこの毛細管布 層とこの毛細管布の下層の一部下に横たわる流体不浸透性材料の間にサンドイッ チにされるようにするシステム。 6. 請求項1から請求項5までのいずれか一つによる毛細管システムに於い て、この(これらの)孔明き導管は、オリフィスの大きさが少なくとも約0.7 5mm2以上、好ましくは3mm2以上の孔を含むシステム。 7. 請求項6による毛細管システムに於いて、これらの孔が直径2mm以上 の円形であるシステム。 8. 請求項6による毛細管システムに於いて、これらの孔が1.5×4mm 以上の矩形であるシステム。 9. 請求項6から請求項8までのいずれか一つによる毛細管システムに於い て、これらの孔のオリフィスの大きさが導管内で変わるシステム。 10. 請求項1から請求項9までのいずれか一つによる毛細管システムに於 いて、好ましくは上層および下層の部分を縫合、接着または超音波溶接すること によって、一つ以上の直線状に伸びるポケットを作り、各ポケットが孔明き導管 を含むようにしたシステム。 11. 請求項1から請求項10までのいずれか一つによる毛細管システムで あって、この(これらの)導管のこの一端から離れた他端のための流体流制御手 段を含むシステム。 12. 請求項1から請求項11までのいずれか一つによる毛細管システムで あって、弁を含み、このシステムへ入る流体流を制御するシステム。 13. 請求項1から請求項12までのいずれか一つによる毛細管システムに 於いて、導管の断面積がその全長に亘って変わるシステム。 14. 請求項1から請求項13までのいずれか一つによる毛細管システムで あって、ガスを導入するための手段を含むシステム。 15. 請求項11から請求項14までのいずれか一つによる毛細管システム に於いて、この他端の流体制御手段が弁であるシステム。 16. 請求項1から請求項15までのいずれか一つによる毛細管システムで あって、この上層の上に配置された雑草マットを含むシステム。 17. 植物の根領域に流体を与えるための方法であって、土壌中で栽培する 植物の根領域の下またはそれに近接した土壌区域内に、請求項1ないし請求項1 6のいずれか一つによる毛細管システムを配置する工程; 水、溶液および/またはガスを含む流体源をこの接続手段に供給してこの(こ れらの)導管に流体を供給するようにする工程;並びに、任意にこの他端のため の流体制御手段を操作することによって、この流体流を調整してこれらの孔から 流体が流出し、それによってこの上層を浸透して、水、養分溶液および/または ガスを含む流体をこれらの根に与えるようにする工程を含む方法。 18. 植物の根領域に流体を与えるための方法であって、このシステムから の流体を受け入れるための開口部が少なくとも一つある鉢の中で栽培する植物の 根領域の下またはそれに近接して、請求項1から請求項16までのいずれか一つ による毛細管システムを配置する工程; 水、溶液および/またはガスを含む流体源をこの接続手段に供給してこの(こ れらの)導管に流体を供給するようにする工程;並びに、任意にこの他端のため の流体制御手段を操作することによって、この流体流を調整してこれらの孔から 流体が流出し、それによってこの上層を浸透して、水、養分溶液および/または ガスを含む流体をこれらの根に与えるようにする工程を含む方法。 19. 請求項17または請求項18による方法に於いて、この流体が水を含 む方法。 20. 請求項17または請求項18による方法に於いて、この流体が養分溶 液を含む方法。 21. 請求項17または請求項18による方法に於いて、この流体がガスを 含む方法。 22. 請求項17または請求項18による方法に於いて、この流体が水とガ スを含む方法。 23. 請求項18または請求項19による方法に於いて、この流体が農薬を 含む方法。 24. 請求項17または請求項18による方法に於いて、この流体流の調整 が流体制御手段を操作することを含む方法。
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