JPH10503896A - マーキングエンジンによって生じる図形特徴の質を向上させるためのシステム及び方法 - Google Patents

マーキングエンジンによって生じる図形特徴の質を向上させるためのシステム及び方法

Info

Publication number
JPH10503896A
JPH10503896A JP8502367A JP50236795A JPH10503896A JP H10503896 A JPH10503896 A JP H10503896A JP 8502367 A JP8502367 A JP 8502367A JP 50236795 A JP50236795 A JP 50236795A JP H10503896 A JPH10503896 A JP H10503896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
pulse
value
marking engine
pixel period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8502367A
Other languages
English (en)
Inventor
フラジィアー,アレン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hewlett Packard Co filed Critical Hewlett Packard Co
Publication of JPH10503896A publication Critical patent/JPH10503896A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4055Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern
    • H04N1/4058Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern with details for producing a halftone screen at an oblique angle
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/12Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by photographic printing, e.g. by laser printers
    • G06K15/1204Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by photographic printing, e.g. by laser printers involving the fast moving of an optical beam in the main scanning direction
    • G06K15/1209Intensity control of the optical beam
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/12Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by photographic printing, e.g. by laser printers
    • G06K15/1204Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by photographic printing, e.g. by laser printers involving the fast moving of an optical beam in the main scanning direction
    • G06K15/1223Resolution control, enlarging or reducing, edge or detail enhancement

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ピクセルグレーレベル値毎にマルチビットを含む、エンジンに固有の解像度によるグレースケール入力データ(24)が、ピクセルアレイとして受信される。アレイ内のピクセルは、変換(ウインドウ)(28)において分析され、現在のピクセル(48)のグレーレベル値と、垂直方向に隣接するピクセル(44、52)と水平方向に隣接するピクセル(46、50)のグレー値に基づいてパルスパターン出力が決定される。変換によって、現在のピクセル位置(48)においてマーキングエンジンを駆動するためのパルスパターン出力を調整することによって、さまざまな形状、サイズ、位置、及び、配向のサブピクセルサイズのマーク(98)が生成され、こうして生成される近傍のマークと組み合わせることによって、入力データ(24)に含まれるグレースケールレベル数を大幅に超える数のグレースケールレベルを納めた、生成される図形特徴のシミュレーションの質を高める、マーキングパターンのフレキシブルな生成が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】 マーキングエンジンによって生じる図形特徴の質を向上させるためのシステム及 び方法 技術分野 本発明は、図形出力を送り出すためのシステムに関するものであり、特に、モ ノトーン出力装置によって作成可能な図形情報の質を向上させるための方法及び システムに関するものである。 背景技術 従来、画像または写真の形態をなす図形情報は、一般に「ハーフトーン」とし て知られる技法を用いてモノトーン媒体で作成された。ハーフトーンプロセスの 場合、連続したトーンまたはグレーレベルを備えた写真または同様のイメージは 、さまざまなサイズのモノトーン(単色)のドットからなるパターンを用いるか 、あるいは、さまざまな幅のラインを利用してさまざまなグレーレベルに変換さ れる。例えば、ハーフトーン技法を利用して、黒インクだけしか用いずに、さま ざまなグレーレベルの印刷を行う印刷機のためのプレートが開発された。こうし た図形情報には、テキストまたは同様の出力を送り出すための文字を含めること が可能である。 最近になって、電子ディスプレイは、ディスプレイに生じるドット、ペル、ま たは、ピクセルの輝度を変化させることによって、グレーレベルを表示する能力 を備えるようになっている。しかし、大部分の電子プリンタ、または、マーキン グエンジンは、依然として、モノトーン出力だけしか得られない。レーザプリン タ、LEDプリンタ等のようなマーキングエンジンは、従って、グレーレベルを シミュレートするハーフトーン技法を用いなければならない。モノトーンマーキ ングエンジンは、ドットまたはピクセルのクラスタを利用して、グレーレベルを シミュレートするので、クラスタ内におけるピクセル位置はさまざまなパターン をなすように、マーキングが施されるか(黒または「オン」)、あるいは、ブラ ンクのまま放置される(白または「オフ」)。クラスタは、ハーフトーンセルと 呼ばれる場合が多い。ハーフトーン方式の関連特徴には、(1)スクリーンジオ メトリ、(2)グレートーン、(3)イメージのディテール、及び、(4)再生 がある。この論述の残りの部分では、モノトーンのマーキングエンジンが質の高 い図形を作成する能力に最も強い影響を及ぼすので、グレートーン及びイメージ のディテールの特徴の生成に関する制限に焦点を合わせることにする。 典型的な用途の場合、所定の固有解像度を備えたモノトーンのマーキングエン ジンが用いられる。例えば、標準的なレーザプリンタは、300または600d pi(ドット/インチ)の指定の固有解像度を備えている。300dpi装置の 場合のマーキング領域すなわちピクセル位置の中心は、用紙の水平方向と垂直方 向の両方において1/300インチ離して配置されている。従って、マーキング エンジンの固有の解像度は、ピクセル位置の直交アレイによって表すことが可能 である。アレイの2次元サイズは、全紙サイズまたは図形イメージの出力領域に よって決まる。 アレイ内の各ピクセル毎に、グレーレベル、陰影、または、トーン値を割り当 てることが可能である。この値は、ビデオディスプレイまたは陰極線管(CRT )のような電子ディスプレイにおいて対応するピクセルの輝度を制御するために 利用される。従来のグレー値の割り当て方法は、アレイ内の各ピクセル毎にマル チビット2進数の値を制御またはセットすることである。こうしたアレイは、グ レースケールデータ、グレースケールアレイ、イメージビットマップ、または、 ビデオラスタデータといったようにさまざまな呼び方が可能である。通常、グレ ースケールデータだけが利用可能であっても、マーキングエンジンは、データに 含まれたグレーレベルのシミュレーションを行うことはできない。モノトーンエ ンジンは、各ピクセル位置毎に輝度を変化させることができない。モノトーンエ ンジンは、ピクセル領域全体にマーキングを施すか、ブランクのままにしておく かのいずれかである。グレーレベルをシミュレートするためには、モノトーンマ ーキングエンジンは、マーキングを施されたピクセルとブランクのピクセルから 形成されるピクセルクラスタ、すなわち、ハーフトーンセルを利用して、いくつ かのグレーレベルパターンを生成しなければならない。ハーフトーン方式に利用 可能なパターン数は、理論的には、ピクセルクラスタのサイズに直接対応する。 しかし、大部分のマーキングエンジンに固有の特性によって、後述するように、 実施時に利用可能なグレーレベル数が減少するか、あるいは、制限される。単一 ピクセルの輝度値が、黒と白の対応するパターンをなすピクセルクラスタにマッ ピングされるので、ハーフトーンセルを用いると、望ましくないことには、出力 画像の解像度が低下する。 モノトーンマーキングエンジンが、固有の解像度を備えており、該エンジンで は、固定サイズのピクセルだけしか得られないものと仮定すると、図形特徴の質 的に優れた印刷をもたらす能力が相対的に制限を受けることになる。理論的には 、利用可能なグレーレベルの数は、ハーフトーンセルに基づいて選択されるピク セルクラスタのサイズの増大につれて増すことになるが、望ましくないことには 、ハーフトーン方式で印刷されるライン数(イメージの解像度)は、ピクセルク ラスタ(ハーフトーンセル)のサイズが増大するにつれて減少する。例えば、3 00dpiマーキングエンジンに関して106ライン/インチのハーフトーンス クリーンを選択すると、9つのグレーレベルしか得られないことになる。53ラ イン/インチのスクリーンを用いると、理論的には、33のグレーレベルが利用 可能になるが、望ましくないことには、イメージのディテールすなわち明瞭性が 、エンジン解像度の約1/6まで低下する。 平滑で、連続したグレースケールのイメージは、単純に、理論的に利用可能な グレーレベル数によって決まるわけではない。より重要な考慮事項は、正しい陰 影、すなわち、グレーレベルが得られることである。グレーレベル数が減っても 、より適正な陰影を用いたイメージのほうが、グレーレベル数は増すが、不適正 な陰影を用いたイメージに比べて優れているように見える。関連する問題は、大 部分のマーキングエンジンにとって、従来のハーフトーン方式で識別可能なグレ ーレベル数は、理論的に利用可能なグレーレベル数より大幅に少ないという点で ある。 理論的に利用可能なグレーレベルは、マーキングエンジンの特性のため、実際 には暗さが増すように見えるので、いくつかの陰影が観察者にとって識別できな くなくなる。大部分のレーザプリンタマーキングエンジンは、全ピクセル期間中 に、パルスを加えられ、すなわち、付勢されて、指定のピクセル領域の2〜3倍 が可能なマークまたはスポットを生成する。このオーバカバレッジによって、ブ ランクになるはずのピクセルが、隣接するマーキングを施されたピクセルによっ て完全にまたは部分的にマーキングを施されることになるため、ハーフトーンパ ターンが損なわれることになる。理論的に利用可能なグレーレベルの多くは、実 際には、この現象のために暗さが増すように見えるので、観察者にとっていくつ かの陰影が識別できなくなる。これは、実際に有効なグレーレベル数が、理論的 に利用可能なグレーレベルの数よりかなり少なく鳴子とを意味するものである。 例えば、従来の53ライン/インチのハーフトーンスクリーンを用いた300d piのエンジンの場合、理論的に利用可能な33のグレーレベルのうち実際に利 用可能なのは、約10のグレーレベルの範囲である。 識別可能なグレーレベルが得られるようにする上でのもう1つの問題は、観察 者が明から暗に及ぶグレーの陰影に均等に感応しないという点である。マーキン グを施されたピクセルの数を線形に増すことによって、グレースケールを生成す る場合には、観察者がスケールに沿って均等にグレーレベルを識別することはな い。このため、図形特徴の生成がうまくいかないことになる。 所定のイメージまたは図形出力が得られるようにするために用いられる最良の グレーレベルセットは、観察者にとって線形または平滑に見えるものである。最 良のグレーレベルセットを選択するプロセスは、ガンマ補正と呼ばれる。ガンマ 補正によるイメージは、観察者にとってより真に迫った再生に見え、また、見た 感じがより心地よい。ガンマ補正は、乱れた背景パターンを生じることなく、平 滑なグレートーンを生成しようとするものである。 ガンマ補正に対するアプローチの1つは、識別可能なグレーレベルの数が増す ことを期待して、4ビット値を用いて、レーザプリンタのイメージ形成レーザを 駆動するパルス幅を狭め、フルサイズのピクセルよりも小さいドットまたはマー ク(すなわち、サブピクセルマーク)を生成することであった。例えば、いくつ かの実施例では、レーザのピクセル期間を16に分割して、所定のピクセル領域 に関して、0が白になる、16の異なるドットサイズまたはマークを生成する試 みがなされた。通常、こうしたドットは、ピクセル領域に中心がくる。こうした 方式の場合、レーザは、持続時間がピクセル期間の0/15〜15/15のパル スによってオンになるが、このパルスは、ピクセル期間間隔の中心に生じる。グ レースケールデータが、4ビット/ピクセルグレー値で提供される場合、各ピク セル毎に、16の異なる陰影を指定することが可能である。各ピクセル領域にお けるサブピクセルマークのサイズは、グレーレベルをシミュレートしようとして 、こうしたパルスで制御される。 しかし、大部分のマーキングエンジンでは、中心にくるパルス幅が、ピクセル 期間の7/15または8/15といった所定の持続時間より狭い場合、マークま たはドットが生成されない。これは、実際には、レーザドットを用いた、暗さの 増した陰影だけしか得られないということを意味するものである。さらに、ガン マ補正のプロセスでは、誤って、実際には、より明るい、生成されていない陰影 が存在するものと仮定される場合が多いので、これらの暗さの増した陰影には、 通常、適正なガンマ補正が施されない。これらの駆動間隔を狭めた方式は、やは り、暗さを増したグレーの陰影に生じたマーキングのオーバラップに起因する、 識別可能なグレーレベルの損失を考慮していない。 イメージのディテールを保存することは、モノトーンマーキングエンジンを精 確に用いてマークを生成することに関する上述の難点のため、やはり困難である 。オーバマーキング(長いパルスでエンジンを駆動した場合)と無マーキング( 極めて短いパルスでエンジンを駆動した場合)の両方に関連した問題によって、 ビットマップソース(アスター、または、グレーレベルソース)データで符号化 されたイメージのディテールを忠実に生成する能力が低下する。例えば、イメー ジを角度をつけて横切って延びるラインは、マーキングエンジンによって正確に 生成することができない。同様に、ビットマップによって図形的に符号化された テキスト文字の特徴は、マーキングエンジンによって生成すると、歪みを生じる 可能性がある。 従って、適正にガンマ補正されたグレーレベル及び正しいイメージのディテー ルを含む図形特徴を生成する難点は、モノトーンマーキングエンジンの場合、十 分に解決されていない。 以上の説明から明らかなように、該技術においては、既存のマーキングエンジ ンを制御して、ハーフトーンイメージにおける比較的平滑なグレートーンを生成 し、同時に、イメージのディテールを保存して、適正なイメージ生成を可能にす る手段を提供することができなかった。この失敗は、部分的には、ハーフトーン パターンの生成に用いられる比較的小さい精確なサイズのマークを生成する能力 が劣っていることによるものであり、また、グレーレベルを平滑にするためのガ ンマ補正技法の不適切な利用によるものでもある。同様に、該技術は、マーキン グエンジンによる、ハーフトーン、テキスト、または、他のイメージ情報を含む 図形特徴生成の質的向上をもたらすこともできなかった。 従って、本発明の目的は、レーザプリンタまたは同様のマーキングエンジンの ようなモノトーン出力装置の能力を大幅に向上させて、質の高いグレースケール 、ハーフトーン、または、陰影付きのイメージを生成し、同時に、図形特徴の質 を高めることにある。 発明の開示 これは、マーキングエンジンに固有の解像度に構成された、ピクセルのグレー スケール入力データ毎にマルチビットで検出されるパターンを、比較的精確な駆 動パルス、すなわち、マーキングパルスのパターンに変換し、マーキングエンジ ンが、これに応じて、さまざまなサイズ、形状、及び、位置のマークを出力イメ ージのピクセル領域内に形成するようにすることによって実現する。パルスまた はパルスパターンは、所定の細分度の間隔で、すなわち、ピクセルの全領域にマ ークを生成するのに必要な期間の所定の部分持続期間である間隔で発生する。パ ルスは、また、ピクセルマーキング期間内のさまざまな位置でも発生する。これ によって、公称ピクセル領域のサイズより小さい場合もあれば、公称ピクセル領 域のサイズより大きい場合もあれば、ピクセル領域の異なる部分に位置する場合 もあれば、あるいは、公称ピクセル領域間の領域において重なり合う場合もある 、さまざまなマークが生成されることになる。 さまざまなサイズ、形状、及び、位置のマークが、各ピクセル領域において形 成されるので、影またはエッジ、連続したマーク、スポット、または、マークク ラスタを含むことが可能な多様な図形特徴が、関連図形特徴の最適なシミュレー ションのために形成されることになる。 所定の図形特徴が、ソースデータにおいて、特徴検出ウインドウを介して検分 される複数のピクセルに生じるマルチビット値パターンから検出される。マーキ ングエンジンを駆動して、検出された図形特徴のシミュレーションに最適なマー クまたはマーククラスタを生成するため、検出された図形特徴に対応する最適化 パルスパターンが、生成される。マーキングエンジンに最適化パルスパターンを 提供するため、検出された特徴パターンを用いて、パルスコードを納めるルック アップテーブルに索引を付けることが可能である。最適化パルスコード値は、所 定のタイプのマーキングエンジンに関する較正手順の間に選択することが望まし い。 この質向上システムは、マルチビットグレースケール入力データから別のやり 方で得られるよりも高い精度で、パルスの発生または制御を行う。結果として得 られるさまざまな最適化マークの生成及び構成によって、マーキングエンジンに よって印刷または別様の生成が可能なグレーレベル、陰影、または、トーンの数 が大幅に増大する。イメージの生成にとって最良の陰影セットが、所定のマーキ ングエンジンに利用可能な、数を増した陰影レベルの中から選択されるので、生 成されるイメージの質が大幅に向上する。変換の際、現在のピクセルのグレー値 と複数の隣接ピクセルのグレー値を分析または復号化することによって、所定の ピクセル位置またはマーキング領域に関するパルスパターンが生成される。直交 グリッド、すなわち、十字をなす4つの隣接ピクセルが比較される。このグリッ ドは、特徴検出ウインドウを構成する。特徴検出ウインドウは、従って、それぞ れ、現在のピクセル位置あたりに中心がくる垂直方向において隣接する2つのピ クセルと、水平方向において隣接する2つのピクセルから構成される。こうした ウインドウによれば、現在のピクセル位置の値だけを分析する場合に比べて、5 倍の量のマルチビットグレー値情報が得られる。 この変換によって、高精度のパルスパターンが増し、マーキングエンジンは、 ピクセル入力データ毎のマルチビットから別様に得ることができるよりも多くの グレーレベル、陰影パターン、または、トーンを生成することになる。これは、 所定のピクセル領域に形成されるマークが、それ自体のグレー値以外に、隣接す るピクセルのグレー値に基づいて生成されるために可能になる。従って、本発明 によれば、利用可能なグレーレベルの数が増し、まわりのピクセルからのグレー レベル情報を拠り所として、マーキングエンジンの制御に最適なパルスセットを 選択することによって、ほぼ最適なガンマ補正が可能になる。 マークは、マーキングエンジンと所定の持続時間すなわちピクセル期間のピク セルクロックを同期させることによって、各ピクセル領域すなわちマーキング領 域毎に形成される。ピクセル期間はいくつかのより短い間隔に分割され、全ピク セル期間に対する部分持続時間のパルスによってマーキングエンジンを駆動する ことが可能になる。例えば、ピクセル期間は、64のパルス細分度に対応する6 4のより短いパルス間隔に分割することが可能である。また、任意のピクセル期 間中に、こうした持続時間がより短いパルスのさまざまなパターンを生成するこ とが可能である。前記パルスパターンによって、ピクセル領域内にさまざまな異 なるマークが生成される。直交する隣接ピクセルからグレー値が求められ、所定 のピクセル期間にマーキングエンジンを駆動するためのパルスパターンに関する コンテキストが得られる。パルスパターンを制御することによって、さまざまな 最適構成をなすマークが生成される。 例えば、信号は、(1)ピクセル領域に中心がくるようにすることも、(2) ピクセル領域において左へ位置調整することも、(3)ピクセル領域において右 へ位置調整することも、あるいは、(4)ピクセル領域において「分割する」( 左と右の両方に位置調整する)ことも可能である。これらのマークは、それぞれ 、ほぼ、(1)ピクセル期間の開始時、(2)ピクセル期間の終了時、(3)ピ クセル期間の中心、または、(4)ピクセル期間の開始時と終了時に、マーキン グパルスによって生成される。これらのマークのどれについても、パルス持続時 間は、所定の細分度に基づく部分ピクセル期間値とすることが可能である。左ま たは右へ位置調整されたピクセル領域において、持続時間が極めて短い駆動パル スによって極めて小さいマークを形成することが可能である。また、これらのマ ークは、さまざまなサイズ、形状、長さ、及び、高さとすることも可能である。 ピクセル領域内において2つ以上のピクセル信号を発生することも可能である。 ピクセル領域内に2つ以上のピクセルマークを生成すべき場合には、2つのピク セ ル信号をピクセル領域の中心で右と左に対称に分割することが望ましい。 マーキングエンジンによって生じる電荷の重なり合う性質のため、所定のピク セル領域内で生成される信号は、隣接ピクセル領域内で生成されるパルスと結合 される。通常、マーキングエンジンにパルスを加えることによって、すなわち、 マーキングエンジンに付勢することによって、レーザまたは付勢装置は用紙上に ほぼ円形の形状をなす静電荷領域を形成する。電荷領域が、所定のピクセル領域 の境界を越えて、隣接ピクセル領域に重なることになる。所定の領域の電荷密度 に基づいて、トナーが用紙の荷電領域に吸着する。従って、用紙のどの部分であ れ電荷密度が所定のしきい値を超えると、マーキングエンジンによってそこにマ ークが形成される。 通常、重なり合う領域の電荷密度については、個々のピクセル領域におけるマ ークの精密な配置を可能にするほど十分にはパルスの制御が行われない。ピクセ ルのオーバラップ領域におけるマークの配置の制御が不十分になると、ハーフト ーン特徴のような図形特徴の質の高い生成を行うモノトーンマーキングエンジン の能力が劣化する。従って、本発明によれば、マーキングエンジンのはるかに精 密なパルス制御が可能になり、これに応じて、質の向上したハーフトーンイメー ジの生成に適したさまざまな精密なマークが形成される。 従って、一般的な態様の1つでは、質向上システムは、グレースケールソース データを入力として受け入れ、モノトーンマーキングエンジンの駆動に最適なパ ルスに変換して、ソースデータにおいて符号化されている図形特徴をシミュレー トする。該質向上回路によれば、別のやり方では、グレースケールソースデータ から生成することができない、質の高いハーフトーンイメージを生成する能力を 備えたマーキングエンジンが得られることになる。この質向上回路は、イメージ の各ピクセル毎に精密に制御されたパルスパターンを生成するため、特徴検出ウ インドウにおける複数のピクセルからのグレー値情報を利用する。条件選択復号 化回路要素は、特徴検出ウインドウにおけるグレー値パターンを検出し、所定の ウインドウパターンに対応するアドレス値を生成する。論理回路及びルックアッ プテーブルの組み合わせを利用して、特徴検出ウインドウからの各ウインドウパ ターンがマーキングエンジンを駆動するための最適化パルス出力パターンに変換 、 変形、または、マッピングされる。この最適化パルス出力パターンによって、該 質向上回路要素を利用しなければその大部分の生成が不可能な、さまざまなサイ ズ、形状、及び、構成のマークを含む最適化マークまたはマーククラスタを生成 する能力を備えたマーキングエンジンが得られることになる。従って、本方法及 びシステムの原理によって、マーキングエンジンによるハーフトーン、テキスト 、または、他の図形特徴を含む図形特徴の質を向上させた生成が可能になる。 本発明の他の目的、特徴、及び、利点については、本発明に関する以下の詳細 な説明及び添付の図面から明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 第1図は本発明の原理にしたがった増強システムのブロック図であり、第2図 は3本の走査線上に構成された特徴検出窓を示す図であり、第3図は代表的な付 勢パルスと対応するマーキング特性を示す図であり、第4図は代表的な付勢パル スと対応するマーキング特性を示す図であり、第5図は代表的な付勢パルスと対 応するマーキング特性を示す図であり、第6図は代表的な付勢パルスと対応する マーキング特性を示す図であり、第7図は代表的な付勢パルスと対応するマーキ ング特性を示す図であり、第8図は代表的な付勢パルスと対応するマーキング特 性を示す図であり、第9図は画素期間内のざまざまな位置および持続時間を有す る代表的な付勢パルスを示す図であり、第10図は特徴検出窓内の画素の値の特 定の集合を示す図であり、第11A図は第1図の特徴検出窓を実施するための好 適な回路の詳細を示す図であり、第11B図は第1図の組み合わせ選択回路を実 施するための好適な回路の詳細を示す図であり、第12図はモノトーン媒体中の グレーレベル画像をシミュレートするための好適なハーフトーン画面形状の一例 を示し、出力画像中の局所領域内の1つの特定のハーフトーンスポットパターン の理想的な表現を示す図である。 発明を実施するための最良の形態 第1図に示すように、本発明はマーキングエンジン22から出力される図形の特 徴を増強する図形特徴増強法および装置からなる。図形画像をマーキングエンジ ン22の固有解像度の画素配列として表現するグレースケールデータソース24が増 強システム20への入力として設けられる。ソースデータ24についてはビットマッ プ、ビデオラスタ、あるいはグレーレベルデータ等のさまざまな呼び方が可能で ある。ブロック図として示される特徴増強システム20はグレースケールソースデ ータ24をマーキングエンジン22を駆動する一連のパルスパターンに変換あるいは 変形する。 増強システム20は既存の印刷コントローラとマーキングエンジン22の間に動作 可能に挿入される。ソースデータ24は印刷コントローラによってハーフトーンデ ータとして供給される。従来のアプリケーションでは、ハーフトーンデータは所 定のハーフトーンスキームにしたがって用紙上に符号化されたハーフトーンマー クを生成するようにマーキングエンジン22に直接供給される。しかし、このよう に供給される付勢パルスは本発明の原理にしたがって微調整および最適化(校正 )されるものではない。したがって、マークの重複およびマーキングの不履行に よって発生する問題によって実際に生成される画像の品質が低下する。また、特 定のマーキングエンジンに対するガンマ修正は最適でない場合がある。これはハ ーフトーンソースデータ24およびマーキングエンジン22のいかなる固有解像度に もあてはまる。 たとえば、従来のアプリケーションには、2000dpiの解像度で供給され たハーフトーンソースデータから画像を生成する2000dpiという比較的高 い固有解像度を有するマーキングエンジン22が含まれる(これは同時に比較的高 価で特殊なものである)。しかし、マーキングの重複や不履行および不適切なガ ンマ修正のために出力画質の低下が発生する。しかし、固有解像度が高いため、 かかる低下があっても十分な画質が得られる。この増強システム20を用いること によって画質が大幅に改善される。より重要なことは、(最も一般的に利用可能 な)300dpiの固有解像度を有するマーキングエンジン22を用いたこの増強 システム20を用いることによって、本発明を利用しない2000dpiのマーキ ングエンジンとほぼ同等なハーフトーン画質が得られることである。 この増強システム20はマーキングエンジン22によって生成可能なグレーレベル の数を大幅に増大させ、増大した利用可能なグレーレベル数から特定のエンジン に使用する最良のグレーレベル群を選択することを可能にする。その結果、本発 明はマーキングエンジン22がある特定のグレースケールソースデータ24の入力か ら高画質のハーフトーン画像を生成する能力を大幅に増大させるものである。た とえば、300dpiの固有解像度を有するレーザプリンタは、本発明の増強法 およびシステム20を用いればある種の2000dpiプリンタにほぼ匹敵する画 質のハーフトーン画像を生成することができる。また、画像の細部といった他の 図形の特徴も増強される。 マーキングエンジン22は好適には300dpiあるいは600dpiといった 固有解像度を有するレーザプリンタマーキングエンジンである。固有解像度とは マーキングエンジンの生成することのできる点、画素すなわちペルのビットマッ プすなわち配列を指す。たとえば、300dpiのプリンタはページ上のライン に配列された複数の画素を生成し、かかる画素はほぼ円形の形状を有し、その中 心は垂直および水平の両方向に1/300インチ(1/固有解像度)の間隔を有す る。あるいは、マーキングエンジン22はLEDプリンタまたは電荷生成素子を付 勢する他のプリンタあるいは複写機とすることもできる。 グレースケールソースデータすなわち画像ビットマップ24は、画像中の各画素 (出力点)のグレーレベル、色調あるいはシェード値を記憶することによってハ ーフトーン画像あるいは他の図形画像を表現する。ソースデータ24は好適にはマ ーキングエンジン22の固有解像度で供給される。グレーレベル値は好適には複数 のビット“n”を用いて2進形式で符号化される。したがって、グレースケール ソースデータ24はマーキングエンジン22の固有解像度で配列された多ビット画素 グレーレベル値からなる。本明細書ではグレースケールソースデータ24は300 dpi(マーキングエンジン22と同じ)の固有解像度で複数の画素を表現し、配 列中の各画素には4ビットの2進グレーレベル値が割り当てられるものとする。 4ビット2進グレーレベル値を用いることによって、配列中の各画素について1 6(24=16)の異なるグレーレベルすなわち輝度のうちの1つを符号化する ことが可能になる。マーキングエンジン22はモノトーンの出力装置であるため、 1つの画素位置において16の輝度すなわちグレーレベルを生成することはでき ない。マーキングエンジン22は用紙上の任意の場所に1つの色(通常は黒)のマ ークのみを生成することができる。したがって、ハーフトーン法を用いて所望の グレーレベルがシミュレートされる。 第12図に示すように、好適なハーフトーン画面構成90には第12図には黒い 太線で区切られた1つのトーン領域94内の複数のハーフトーンセル92の各部分か らなる合計で2つのハーフトーンセル92が含まれる。ハーフトーンセル92は互い に45°のスクリーンアングル96を成して設けられる。ハーフトーンセル92は同 図では破線で示され、ダイヤモンド状の領域を形成する。説明のために理想化さ れたハーフトーンマーク98が各ハーフトーンセル内に大きなドットあるいは円形 にマークされた領域として示されている。実際には、対応するハーフトーンセル 92内のハーフトーンマーク98の大きさと形状を変化させてさまざまな図形の特徴 がシミュレートされる。各トーン領域94は好適には106ライン/インチのハー フトーン画面に対応する16の画素位置99からなる。トーン領域94は大きな太い 実線で描いた枠として示されている。画素99は同図では小さな実線で描いた枠と して示されている。かかる枠からなる各列はマーキングエンジン22の物理的走査 線53を表わし、この走査線上で画素が生成される。トーン領域94は7つの異なる ハーフトーンセル92の小部分を含み、これらの小部分を合わせるとトーン領域94 内の2つの完全なハーフトーンセル92の領域となる。 ハーフトーンマーク98は説明の目的のためにのみ各ハーフトーンセル92内の大 きなドットあるいは円形にマークされた領域として示されている。実際には、ハ ーフトーンマーク98はさまざまな大きさと形状で生成され、ハーフトーン画像を 生成するためのさまざまなグレーの階調および他の画像特徴がシミュレートされ る。かかるさまざまなグレー階調はライトグレーすなわちハイライト、ミディア ムグレーすなわち中間調、およびダークグレーすなわちシェードトーンとしてキ ャラクタライズされる。ハーフトーンマーク98が増強システム20によって精密に 制御され、画像を生成するためのほぼ最適にシミュレートされたグレースケール および画像の細部が供給される。 たとえば、ライトグレーすなわちハイライトトーンはハーフトーンセル92のダ イヤモンドの中心に位置するドットあるいは円の形態の比較的小さなハーフトー ンマーク98によってシミュレートされる。ミディアムグレーすなわち中間調はよ り大きなハーフトーンマーク98によってシミュレートされ、このマークは好適に は比較的大きな円形のドットである(ただし、これは実施態様によっては中間調 スケールのほぼ中央において正方形に近づく場合がある)。ダークグレーすなわ ちシェードトーンは好適には隣接するハーフトーンセル92内のハーフトーンマー ク98をダイヤモンドの頂点を中心とする円形の領域のみが空白のままになるよう に拡大することによって得られる。ダイヤモンド状のハーフトーンセル92はハー フトーンマーク98によって完全に満たされるため、これらの空白の円は直径0ま で縮小し、最終的には対応するトーン領域94には黒のみが生成される。 マーキングエンジン22をページ上の多数の走査線53として付勢することによっ て出力画像が生成される。各ラインの中心は走査線53を画成する複数の画素位置 の中心を通過する。レーザプリンタマーキングエンジン22においては、レーザは 通常ページを水平方向に走査し、走査線53が画成され、ページは通常一度に1ラ インずつ垂直方向に送られる。レーザは画素位置に対応する画素期間中に電気的 付勢パルスによって駆動され、ページ上に円形の帯電領域が形成される。円形の 帯電領域は通常画素位置の中心をその中心とする。 帯電領域は、電荷密度があるしきい値を越えると用紙にマーキングトナーを吸 着する。円形の帯電領域の直径は、レーザを1画素期間中完全に付勢したとき画 素位置中心点の間隔の2〜3倍の大きさとされる。これによって、多量の帯電領 域の重複が生じる。これは用紙のさまざまな方向になめらかな線を生成するには 望ましいことであるが、ハーフトーン画像の生成には望ましくない場合が多い。 電荷の効果は重複領域では付加的なものとなる。増強システム20はこの付加的 な性質を利用するものであり、比較的短いパルス持続時間を用いて隣接する画素 位置でレーザをパルス制御することによって各画素領域99内に小さく精密に形成 されたマークを生成する。ハーフトーンセル92内のハーフトーンマーク98の大き さと形状は、周囲の画素からの付勢パルスパターンを微調整するためのグレーレ ベル情報を用いて一度に1つの画素位置における付勢パルスの位置と持続時間を 制御することによって“成長させる”すなわち得られる。このようにしてハーフ トーンセル92内に連続するハーフトーンマーク98を成長させることによって、モ ノトーンのマーキングエンジン22によって高画質のグレースケール画像を生成す ることが可能になる。 第1図に戻り、増強システム20は既存のレーザプリンタコントローラから再現 されたビットマップすなわちグレースケールソースデータ24を受け取る。グレー スケールソースデータ24は特徴検出窓28を通して見られる。特徴検出窓28の大き さは好適には1×3×1画素である。各画素は好適にはグレーレベル値を4ビッ ト2進数で符号化する。したがって、窓28は5つの画素位置相当の20ビットのグ レーレベル情報パターンを“見る”すなわち比較する。 特徴検出窓内のグレー値パターンを用いてルックアップテーブル32がアドレス 指定される。条件選択回路30を用いて窓28ないの画素値が復号され、これに応じ てルックアップテーブルアドレス値が生成される。ルックアップテーブル32はそ れぞれのアドレスに8ビットパルスコード34を有する。8ビットパルスコード34 は特徴検出窓28内の20ビットグレー値パターンから検出された図形の特徴に対応 するように最適化される。パルスコード34は、次に詳細に説明する特定のマーキ ングエンジン22の校正手順に基づく特徴検出窓28内のグレー値パターンに対する ほぼ最適なレーザビーム変調パラメータを表わす。 第9図のタイミング図において、好適には、8ビットパルスコード34は2つの 情報フィールドからなる。ある位置フィールドの2つのビットは画素期間60中の 付勢パルス88の位置を符号化するものである。持続時間フィールドの6つのビッ トは画素期間60中の付勢パルス88の持続時間を符号化するものである。位置フィ ールド値は画素期間60中の4つの(22=4)の付勢パルス位置を規定する。こ の4つの付勢パルス位置はそれぞれ(1)画素期間60の中心、(2)画素期間60 の始め、(3)画素期間の終わり、および(4)画素期間60と始めと終わりの両 方に位置する。同様に、持続時間フィールド値は6つの2進ビットを符号化する ことによって画素期間60中の64(26=64)の付勢パルス持続時間値の細分性を 規定する。必要であれば、同様な符号化法を用いて異なる細分性と位置を得るこ とができる。 このように、増強システム20は付勢パルス88を生成して、最適なレーザ変調パ ラメータを用いて既存のレーザプリンタマーキングエンジン22を駆動する。既存 のマーキングエンジン22に対する変更は不要である。しかし、増強システム20が 適正に動作するためには既存のプリンタコントローラはその固有解像度帯域幅の 数倍(好適には4倍)のデータ帯域幅を得られるものでなければならない。 第1図に戻り、増強システム20にはグレースケールソースデータ24から数本の 走査線53の画素データを順次受け取るためのFIFO(先入れ先出し)メモリす なわちラインバッファ26が含まれる。好適には、3つのラインが画素クロック信 号118(図示せず)に応じて前のラインバッファ38、現行ラインバッファ40およ び次のラインバッファ42を順次循環する。ラインバッファ38、40および42は好適 には連続する画素クロックサイクルにおいて多ビット画素2進値を記憶すること のできる従来のシフトレジスタからなる。前のラインバッファ38は現行ラインバ ッファ40の入力に接続された出力を有する。現在のラインバッファ40は次のライ ンバッファ42の入力に接続された出力を有する。 多ビット画素グレースケールデータ24からの画素グレー値は画素クロック信号 118 のサイクルに連動して、好適には一度に2つ(1バイトあるいは2つの4ビ ットニブルからなる)ずつ前のラインバッファ38にシフトされるすなわち読み込 まれる。前のラインバッファ38に入る最初のグレー値はまた前のラインバッファ 38から出力され、したがって現行ラインバッファ40に入力される最初のグレー値 でもある。同様に、このグレー値はまた現行ラインバッファ40から最初に出力さ れ、次のラインバッファ42に最初に入力されるものである。このように、画素グ レー値は、増強システム20がグレースケールソースデータ24の所望の部分全体を 処理するまでラインバッファ26中を先入れ先出し(FIFO)で順次送られる。 特徴検出窓28は好適には現行ラインバッファ40の最後の3つの画素値および前 のラインバッファ38と次のラインバッファ42の最後から2番目の画素値を条件選 択回路30に入力として与えることによって実施される。画素グレー値がラインバ ッファ38、40および42中を順次送られる間、窓28はソースデータ24を一度に1画 素ずつ“移動”する。 特徴検出窓28は好適には現行画素48“PA”、次画素46“PC”、前画素50“PB” 、前ライン画素44“PD”、および次ライン画素52“PE”からなる。したがって、 特徴検出窓28は現行画素48とソースデータ24内でそれに垂直および水平方向に隣 接する画素とからなる。現行画素はかかる4つの直交隣接画素を含む十字状の窓 の 中心に位置する。窓28には5つの画素があり。それぞれが4ビットのグレーレベ ル値を有する。したがって、特徴検出窓28は画素クロック118 の1サイクルに連 動して20ビットのグレースケールパターンを一時的を記憶し、アクセスしあるい はこれを見る。 条件選択回路30は特徴検出窓28からの20ビットグレースケールパターンを受け 取り、ルックアップテーブル32に記憶されたパルスコード34にアクセスするため のアドレス信号を生成する。第11A図および第11B図に示すように、条件選 択回路30はアンドゲート122、ノアゲート124、コンパレータ126、ノアゲート128 、アンドゲート130、アンドゲート132 およびノアゲート134 等のデジタル論理 素子からなる。特徴検出窓28からのグレーレベル値は好適にはラインバッファ26 よこれらの素子の間に配設された中間マルチプレクサおよびラッチを介してこれ らの論理素子に与えられる。 第11A図および第11B図の左側に示すように、画素クロック118 の1サイ クルに対して現行ラインバイト110 が現行ラインマルチプレクサ100 “PC”への 入力として供給される。同様に、画素クロック118 の1サイクルに対して前ライ ンバイト112 が前ラインマルチプレクサ106 “PD”への入力として供給される。 次に、画素クロック118 の1サイクルに対して次ラインバイト110 が次ラインマ ルチプレクサ108 “PE”への入力として供給される。第1図に示すように、入力 バイトライン110、112 および114 はそれぞれラインバッファ26内の次画素46“P C”、前ライン画素44“PD”、および次ライン画素52“PE”の位置に接続される 。ニブル選択信号116 が現行ラインマルチプレクサ100、前ラインマルチプレク サ106 および次ラインマルチプレクサ108 のそれぞれへの入力として供給される 。ニブル選択信号116 は入バイト110、112 および114 の4つの上位ビットか4 つの下位ビットのいずれかを選択し、これが対応するマルチプレクサ100、106、 108 の出力に送られる。ニブル選択信号116 は好適には画素クロック周波数の2 倍の周波数で動作する画素クロック信号118 と同期される。 画素クロック信号118 の連続するサイクルにおいて、新たなグレーレベル値が 現行ラインバイト110、前ラインバイト112 および次ラインバイト114 に与えら れ、特徴検出窓28を画素クロック信号118 に連動してグレースケールソースデー タ24中を移動させる。現行画素ラッチ102 “PA”は1画素クロックサイクルにお ける現行ラインマルチプレクサ100 からの出力をラッチすなわち一時的に記憶す る。同様に、次画素ラッチ104 “PB”が1画素クロックサイクルにおける現行画 素ラッチ102 からの出力をラッチすなわち一時的に記憶する。したがって、各ク ロックサイクルにおいて、現行ラインマルチプレクサ100 “PC”の出力が現行“ PC”グレー値を供給し、現行画素ラッチ102 “PA”の出力が現行“PA”グレー値 を供給し、前画素ラッチ104 の出力が現行“PB”グレー値を供給し、前ラインマ ルチプレクサ106 “PD”の出力が現行“PD”グレー値を供給し、次ラインマルチ プレクサ108 “PE”の出力が現行“PE”グレー値を供給する。 この構成によって、画素クロック信号118 の各サイクルにおいて特徴検出窓28 から条件選択回路30に更新された画素グレー値が供給される。条件選択回路30は 好適には特徴検出窓28内の現行グレー値に基づき各画素クロックサイクルについ て11ビットアドレス表示を生成する。ルックアップテーブルアドレスライン120 は第11A図および第11B図にはADDR00、ADDR01、ADDR02、…、ADDR10として 示されている。アドレス値は特徴検出窓28内のグレーレベルパターンにしたがっ て条件選択回路30内で生成される。それぞれの2進符号化されたグレーレベルは 便宜的に0からFまでの範囲の16進数(すなわち、0、1、2、3、4、5、 6、7、8、9、A、B、C、D、E、F)で呼ばれることに注意しなければな らない。ゼロは好適には空白あるいは“オフ”画素の輝度を符号化したものであ り、“F”は好適には黒あるいは“完全にオンの”画素の輝度を符号化したもの である。この方法によって16のグレーレベルスケールが符号化される。 条件選択回路30は好適には特徴検出窓28内の値のパターンを復号して次のよう なアドレス表示を生成する。現行画素48“PA”の4ビット2進グレーレベル値は アドレスライン0から3まで(ADDR00-ADDR03=PA)に直接入れられる。“PB”の グレーレベル値が“PC”のグレーレベル値以上である場合、アドレスライン4の 2進値はハイになる(IF PB ≧PC THEN ADDR04=1; ELSE ADDR04=0)。“PB”の グレーレベル値がゼロである場合、アドレスライン5の2進値はハイになる(IF PB=0 THEN ADDR05=1; ELSE ADDR05=0)。“PC”のグレーレベル値がゼロである 場合、アドレスライン6の2進値はハイになる(IF PC=0 THEN ADDR06=1; ELSE ADDR06=0)。“PB”のグレーレベル値がFである場合、アドレスライン7の2進 値はハイになる(IF PB=F THEN ADDR07=1; ELSE ADDR07=0)。“PC”のグレーレ ベル値がFである場合、アドレスライン8の2進値はハイになる(IF PC=F THEN ADDR08=1; ELSE ADDR08=0)。“PD”および“PE”のグレーレベル値がともにゼ ロである場合、アドレスライン9の2進値はハイになる(IF PD=PE=0 THEN ADDR 09=1; ELSE ADDR09=0)。“PD”および“PE”のグレーレベル値がともにFであ る場合、アドレスライン10の2進値はハイになる(IF PD=PE=F THEN ADDR10=1; ELSE ADDR10=0)。 条件選択回路30は上述したアドレス表示を次のように生成する。現行画素ラッ チ102 からの出力はアドレスライン0から3(ADDR00-ADDR03)に直接入れられ る。コンパレータ126 は前画素ラッチ104 および現行ラインマルチプレクサ100 の両方からの出力を入力として受け取り、これらのグレーレベル値を従来の方法 で比較し、“PB”のグレー値が“PC”のグレー値以上であるときアドレスライン 4(ADDR04)をハイにする。ノアゲート124 は前画素ラッチ104 の4ビット出力 を入力として受け取り、そのグレー値がゼロ(“PB”=0(2進値0000)である とき、ノアゲート124 はアドレスライン5(ADDR05)上にハイ出力信号を供給す る。ノアゲート128 は現行ラインマルチプレクサ100 の4ビット出力を入力とし て受け取り、“PC”のグレー値がゼロ(2進値0000)であるとき、ノアゲート12 8はアドレスライン6(ADDR06)上にハイ出力信号を供給する。アンドゲート12 2 は前画素ラッチ104 の4ビット出力を入力として受け取り、“PB”のグレー値 がF(2進値1111)であるとき、アンドゲート122 はアドレスライン7(ADDR07 )上にハイ出力信号を供給する。アンドゲート130 は現行ラインマルチプレクサ 100 の4ビット出力を入力として受け取り、“PC”のグレー値がF(2進値1111 )であるとき、アンドゲート130 はアドレスライン8(ADDR08)上にハイ出力信 号を供給する。8入力アンドゲート132 は前ラインマルチプレクサ106 および次 ラインマルチプレクサ108 からのそれぞれの4ビット出力を入力として受け取る 。したがって、“PD”のグレーレベル値が“PB”=“PE”=Fであるとき、アン ドゲート132 はアドレスライン9(ADDR09)上にハイ出力信号を供給する。8入 力ノアゲート134 もまた前ラインマルチプレクサ106 および次ラインマルチプレ ク サ108 からのそれぞれの4ビット出力を入力として受け取る。したがって、“PD ”のグレーレベル値が“PD”=“PE”=Fであるとき、NOR ゲート134 はアドレ スライン10(ADDR10)上にハイ出力信号を供給する。 11 ビットルックアップテーブルアドレスライン120 はルックアップテーブル3 2内の最大2046(211=2046)までの別々のメモリ位置すなわち記憶位置をアク セスすなわち検索するのに用いられる。ルックアップテーブル32は好適にはラン ダムアクセスメモリ(RAM)あるいはその他の従来のメモリ素子からなる。各記 憶位置にはマーキングエンジン22のレーザを駆動する付勢パルス88を制御するパ ルスコード34が記憶される。上述したように、各パルスコード34は好適には2ビ ットのパルス位置フィールドと6ビットのパルス持続時間フィールドに別れた8 ビットの2進数からなる。パルス発生器36は位置フィールドの情報と持続時間フ ィールドの情報を用いてマーキングエンジン22の駆動電荷生成装置の付勢パルス 88を生成する。 ルックアップテーブル32に記憶された実際のパルスコード34は次に説明するよ うにマーキングエンジン22の個々のタイプに対する校正手順中に最適化される。 一般に、パルスコード34の2つのフィールドはパルス発生器36が付勢パルス出力 37に256の異なるパルスパターンを供給することを可能にする。パルスコード 34はマーキングエンジン22が任意のハーフトーン法のグレースケール内の異なる グレーレベルの数を増大させることを可能にする。その後、校正中にこの増加し たグレーレベルの中からある特定のマーキングエンジン22に用いる最良のグレー レベル群を選択することができる。これは好適には特定の図形の特徴を最も良く シミュレートする16のパルスコード34を選択し、これらの最適化されたパルス コード34をルックアップテーブル32に入れることによって行なわれる。グレーレ ベルおよび画像の細部を含む図形の特徴はルックアップテーブル32の対応するサ ブテーブルに記憶された最適化されたパルスコード34によってシミュレートされ る。 一般に、グレーレベル数の増大は画素期間60中の付勢パルス88の位置と持続時 間を変更することによって行なわれる。第9図に示すように、マーキングエンジ ン22のレーザは従来ある画素領域を完全にマークするために1画素期間60に等し い持続時間を有するパルスによって駆動されている。この増強システム20は例と して示す付勢パルス88からわかるように画素マーキング期間60中にさまざまな偏 光された付勢パルス88を供給する。たとえば、短い中心パルス64、長い中心パル ス68、開始位置パルス81、終了位置パルス82および分離パルス84を用いて隣接す る画素領域内のパルスに対応した時間に現在の画素領域にさまざまな大きさと位 置を有するマークが生成される。パルスコード34は16進数00から16進数FFの 範囲内の16進数(00000000b から11111111b)として表わすことができる。最 初の2ビットは4つの可能なパルス位置を符号化するものであり、後の8ビット は64の可能なパルス持続時間を符号化するものである。 第2図に示すように、特徴検出窓28は前の走査線54、現行走査線56および次の 走査線58にわたっている。前の画素50“PB”と次の画素46“PC”の位置は第1図 に示す位置から入れ換わっている。これは、第2図が用紙にマークされた画素レ イアウトを示し、第1図が増強システム20におけるグレースケールソースデータ 24の好適なフローを示しているためである。 非常に簡単に説明すると、ハイライト特徴は次のように増強される。第3図に 示すように、短い中心パルス64は画素位置66における小さい中心マーク62の生成 に用いられる。画素位置66は特徴検出窓28内の現行画素48に対応する。前の画素 期間59(PB=16進数0)あるいは次の画素期間61(PC=16進数0)中にはパ ルスは生成されないことに注意しなければならない。小中心マーク62の大きさは 短かい中心パルス64の持続時間に対応する。これは第4図から理解されよう。第 4図では、長い中心パルス68は大きい中心マーク70を生成する。 一般に、中心パルスはたとえばパルスコード34の位置フィールド内の両ビット をゼロ(2進数00)とすることによって生成される。中心パルスの持続時間は持 続時間フィールド内の2進数000000から111111の範囲の6ビットの値によって符 号化される。これによって画素期間60は64の間隔に分割され、パルス持続時間を 画素期間60の1/64きざみ(細分性)で制御することができる。したがって、16 進数で00から3Fの範囲の値を有するパルスコード34によって好適には持続時間が 0から画素期間60の64/64 の範囲の中心パルスが符号化される。 中心パルスは一般的には特徴検出窓28内の前の画素50“PB”および次の画素46 “PC”のグレー値がいずれもゼロであるときルックアップテーブル32内でパルス コード34としてアクセスされる。第10図において、特徴検出窓28にグレー値29 の例を示す。好適には、“PB”グレー値51がゼロであり、“PC”グレー値がゼロ であるとき、中心パルスがパルスコード34として選択される。中心パルスの持続 時間は一般的には特徴サブテーブルから最適なパルス持続時間のパルスコード34 を検索する“PA”グレー値49に対応するように符号化される。たとえば、“PA” グレー値49が16進数の3である場合、パルス持続時間は画素期間60の6/64とす ることができる。 非常に簡単にいえば、左端の画像細部は次のように増強される。第5図に示す ように、短い開始位置パルス74を用いて画素位置66に小さな左寄せされたマーク 72が作成される。画素位置66は特徴検出窓28内の現行画素48に対応する。前の画 素期間59(PB=16進数F)中に完全にオンのパルスが生成されるが、次の画素 期間61(PC=16進数0)中にはパルスは生成されない。これは左端の特徴の状 態に対応する可能性が最も高い。小さな左寄せされたマーク72の大きさは短い開 始位置パルス74の持続時間に対応する。また、これは第6図からもわかり、第6 図において長い開始位置のパルス78は画素位置66に大きな左寄せされたマーク76 を生成する。 一般に、開始位置パルスすなわち左寄せされたパルスはたとえばパルスコード 34の位置フィールド内に第1のビットを1として供給し、この位置フィールド内 に第2のビットを0として供給する(2進数10)ことによって生成される。開始 位置パルスすなわち左寄せパルスの持続時間は2進数で000000から111111の範囲 の持続時間フィールド内の6ビットの値によって符号化される。これによって画 素期間60は64の間隔に分割され、パルス持続時間を画素期間60の1/64きざみ(細 分性)で制御することができる。したがって、16進数で80からBFの範囲の値を 有するパルスコード34によって好適には持続時間が0から画素期間60の全持続時 間(64/64)までの範囲の開始位置パルスすなわち左寄せパルスが符号化される 。 開始位置パルスすなわち左寄せパルスは一般的には、前の画素50“PB”のグレ ー値が完全にオンであり、次の画素46“PC”のグレー値が空白であるときルック アップテーブル32内でパルスコード34としてアクセスされる。第10図において 、 これは“PB”グレー値51が16進数Fであり、“PC”グレー値47が16進数0で ある場合に対応する。左寄せパルスの持続時間は好適には特徴サブテーブルから 最適なパルス持続時間のパルスコード34を検索する“PA”グレー値49に対応する 。 非常に簡単にいえば、右端の画像細部は次のように増強される。第7図に示す ように、終了位置パルス82を用いて画素位置66に右寄せされたマーク80が作成さ れる。画素位置66は特徴検出窓28内の現行画素48に対応する。次の画素期間61( PC=16進数F)中に完全にオンのパルスが生成されるが、前の画素期間59(PB =16進数0)中にはパルスは生成されない。これは右端の特徴の状態に対応す る可能性が最も高い。右寄せされたマーク80の大きさは終了位置パルス82の持続 時間に対応する。 一般に、終了位置パルスすなわち右寄せされたパルスはたとえばパルスコード 34の位置フィールド内に第1のビットを0として供給し、この位置フィールド内 に第2のビットを1として供給する(2進数01)ことによって生成される。終了 位置パルスすなわち右寄せパルスの持続時間は2進数で000000から111111の範囲 の持続時間フィールド内の6ビットの値によって符号化される。これによって画 素期間60は64の間隔に分割され、パルス持続時間を画素期間60の1/64きざみ(細 分性)で制御することができる。したがって、16進数で40から7Fの範囲の値を 有するパルスコード34によって好適には持続時間が0から画素期間60の全持続時 間(64/64)までの範囲の終了位置パルスすなわち右寄せパルスが符号化される 。 終了位置パルスすなわち右寄せパルスは一般的には前の画素50“PB”のグレー 値が空白であり、次の画素46“PC”のグレー値が完全にオンであるときルックア ップテーブル32内でパルス出力コード34としてアクセスされる。第10図におい て、これは“PB”グレー値51が16進数0であり、“PC”グレー値47が16進数 Fである場合に対応する。右寄せパルスの持続時間は好適には特徴サブテーブル から最適なパルス持続時間のパルスコード34を検索する“PA”グレー値49に対応 する。 非常に簡単にいえば、影の特徴は次のように増強される。第8図に示すように 、分離パルス84を用いて画素位置66に分離マーク86が作成される。画素位置66は 特徴検出窓28内の現行画素48に対応する。前の画素期間59(PB=16進数F)お よ び次の画素期間61(PC=16進数F)中に完全にオンのパルスが生成されるが、 これは影の特徴の状態に対応する可能性が最も高い。分離マーク86の大きさは分 離パルス84の持続時間に対応する。 一般に、分離パルスはたとえばパルスコード34の位置フィールド内の両方のビ ットを1として供給する(2進数11)ことによって生成される。分離パルスの持 続時間は2進数で000000から111111の範囲の持続時間フィールド内の6ビットの 値によって符号化される。これによって画素期間60は64の間隔に分割され、分離 パルスの持続時間を画素期間60の1/64きざみで制御することができる。したがっ て、16進数でC0からFFの範囲の値を有するパルスコード34によって好適には持 続時間が0から画素期間60の64/64 までの範囲の分離パルスが符号化される。 分離パルスは一般的には、特徴検出窓28内の前の画素50“PB”と次の画素46“ PC”がいずれも完全にオンであるときルックアップテーブル32内でパルスコード 34としてアクセスされる。第10図において、特徴検出窓28にグレー値29の例を 示す。好適には、“PB”グレー値51がFであり、“PC”グレー値がFであるとき 、分離パルスがパルス出力コード34として選択される。分離パルスの持続時間は 一般的には特徴サブテーブルから最適なパルス持続時間のパルスコード34を検索 する“PA”グレー値49に対応するように符号化される。たとえば、“PA”グレー 値49が16進数の3である場合、この期間の両側のパルス持続時間は画素期間60 の6/64とすることができる。 上述したように、第9図には画素期間60における付勢パルス88の位置を示す。 ここに例示するパルスパターン88は長い中心パルス68、短い中心パルス64、開始 位置パルス81、終了位置パルス82および分離パルス84を含む。 [校正手順] 特定のマーキングエンジン22に用いる増強システム20の校正について特定の動 作例を参照して説明する。しかし、以下の説明は例として掲げるものに過ぎず、 本発明を限定するものではない。 1つあるいはそれ以上のエンジンパラメータ試験データ集合がマーキングエン ジン22の固有解像度でソースデータ24として供給される。あるマーキングエンジ ンの特定のマーキング限界を確立するためにパラメータ試験データ集合が印刷さ れる。たとえば、プリンタの中にはパルス持続時間がたとえば画素期間の6/64を 越えたときにのみ中心マークの作成を開始する。また、これより短いパルス持続 時間でマークの作成が可能なものもある。かかるマーキング限界はマーキングエ ンジンごとに異なり、またパルス位置ごとに異なる。 印刷されたパラメータ試験データは好適には所定のパルス細分性に基づいて得 られるパルス位置および持続時間の各組み合わせを用いて得られる。上述した例 では、このデータは256の組み合わせからなる。印刷されたデータの目視検査 によって校正技術者は異なるタイプのパルスパターンについて特定のマーキング エンジンの境界マーキング限度を検出することができる。境界マーキング限界に 対応する最小パルス持続時間値を用いて第1近似最適化パルスコードルックアッ プテーブルが得られる。 ハイライト中間調、影、エッジ等のあらゆる既知の図形の特徴を含む1つある いはそれ以上の制御画像がマーキングエンジン22の固有解像度のソースデータ24 として設けられる。上述したパラメータ試験に基づいて増強すべき図形の特徴に 対応する値を有するパルスコード34が一時的にルックアップテーブル32に記憶さ れる。 本発明の増強法あるいはシステムを用いてマーキングエンジン22を制御するこ とによって制御画像が一度に1つずつ印刷される。このように生成される画像が 目視検査および/ または計測器を用いた試験を受け、そこに印刷された関係する 図形の特徴と制御画像の特徴の品質が比較される。 生成される特徴と所望の特徴の間の差を最適化あるいはガンマ修正するために ルックアップテーブルに実際に記憶されたパルスコード34が調整される。対応す る図形の特徴に所望の改善が達成されるまで制御画像が繰り返し印刷され、パル スコードが調整される。 その結果、特定のマーキングエンジン22を用いて特定の図形の特徴を生成する ためのパルスコード34の最良の組み合わせが選択される。かかる最適化されたパ ルスコードはそれぞれの図形の特徴に対応するサブテーブルに記憶され、特徴検 出窓28を用いてソースデータ24中の特徴パターンを検出することによって検索さ れる。このようにして、本発明のシステムおよび方法を用いてマーキングエンジ ン22によって増強された図形の特徴が生成される。 付録Aにキャノン社製 NX 300dpiレーザプリンタの最適化されたルック アップテーブルを一例として示す。付録において、このテーブルの記憶アドレス を表わすコラムを、それによって示すテーブル中のアドレスに実際に記憶される パルスコード34の値を表わすコラムに隣接して示す。たとえば、アドレスコラム には“アドレス:0x0000”から“アドレス:0X0FFF”までインクリメントする値 を示す。この16進数表記はこのテーブルの記憶位置にアクセスするのに上に詳 述したように11ビットのアドレス値が用いられることを反映している。したが って、最後の3つの16進数値は1であり、これは実際には16進数000 からFF F まで変化し、テーブル中の211=2048のパルスコード記憶位置が検索すなわち アクセスされる。 対応するコラムのパルスコード値34は前述したように校正手順中に決定される 。したがって、かかる値はこのテーブルでは特定の順序になっていない。この表 に示すパルスコード値の範囲は“パルスコード:0x00”から“パルスコード:0x FF”までである(ただし、漸増する形態では示されていない)。したがって、パ ルスコードの最後の2つの16進数値は00からFFまで変化し、パルス位置と持続 時間の256の可能な組み合わせを符号化する。アドレス位置は128の別々の サブテーブルに細分化される。 この校正手順をすべて汎用コンピュータを用いてこの増強システムをエミュレ ートするためのプログラムで実施することが可能である。したがって、本発明は 上述したいかなる実施例にも限定されるものではなく、本明細書に基づいて当業 者には容易に考案可能な多くの変更態様を包含するものである。 たとえば、本発明の増強システム20は汎用コンピュータでランするプログラム として実施することができ、また専用集積回路等の専用ハードウエアを含む多く の変更態様で実施することができる。 また、上述したもの以外のタイプの図形の特徴をこのシステムと方法を用いて 増強することができる。たとえば、ある種のテキスト文字の特徴に対応する画像 パターンを検出および増強することができる。あるいは、任意の数あるいはタイ プの検出可能な図形の特徴に対応する画像パターンをマップあるいは変形して修 正された特徴出力を得ることができる。 かかる変形の1つに入ソースデータの“ネガ”画像マーキングエンジン出力の レンダリングがある。この場合、黒は白に、白は黒に、中間的グレーレベルは適 当に反転される・本発明を適当に使用することによって同様な変形を容易に行な うことができる。 当業者には、本発明のシステムの細部の多くに本発明の範囲および本明細書で 説明した原理から逸脱することなくさまざまな変更が可能であることは明らかで あろう。 たとえば、グレーレベルや色度といった2進値は任意の数のビットを用いて符 号化することができる。また、特徴検出窓28はさまざまな画素配列を見るように 変更することができる。条件選択回路は特徴検出窓28内のさまざまなパターンの 任意の組み合わせを検出するようにすることができる。 システム設計上の選択や特定のマーキングエンジンの動作パラメータに応じて 、さまざまな用途に合わせてメモリサイズの変更や修正が可能であり、またクロ ックレートやタイミングの調整が可能である。また、特定のマーキングエンジン の使用に合わせた付勢パルス位置および/または付勢パルスの細分性の代替的な 組み合わせが可能である。 したがって、本発明のシステムおよび方法は入力ソースデータ中の図形の特徴 の検出に基づいてマーキングエンジンからの図形の特徴の生成を経験的に増強あ るいは変形するように用いるものである。よって、本発明は本質的にここに開示 した特定の実施例以外のさまざまな実施例に適合可能であり、したがってクレー ムを参照して解釈すべきものである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年6月11日 【補正内容】 ークのみを生成することができる。したがって、ハーフトーン法を用いて所望の グレーレベルがシミュレートされる。 第12図に示すように、好適なハーフトーン画面構成90は、点線で区切られた 複数のハーフトーンセル92と、第12図には黒い太線で区切られた複数のトー ン領域94とを含む。ハーフトーンセル92は互いに45°のスクリーンアングル96 を成して設けられる。ハーフトーンセル92は同図では破線で示され、ダイヤモン ド状の領域を形成する。説明のために理想化されたハーフトーンマーク98が各ハ ーフトーンセル内に大きなドットあるいは円形にマークされた領域として示され ている。実際には、対応するハーフトーンセル92内のハーフトーンマーク98の大 きさと形状を変化させてさまざまな図形の特徴がシミュレートされる。各トーン 領域94は好適には106ライン/インチのハーフトーン画面に対応する16の画 素位置99からなる。トーン領域94は大きな太い実線で描いた枠として示されてい る。画素99は同図では小さな実線で描いた枠として示されている。かかる枠から なる各列はマーキングエンジン22の物理的走査線53を表わし、この走査線上で画 素が生成される。トーン領域94は7つの異なるハーフトーンセル92の小部分を含 み、これらの小部分を合わせるとトーン領域94内の2つの完全なハーフトーンセ ル92の領域となる。 ハーフトーンマーク98は説明の目的のためにのみ各ハーフトーンセル92内の大 きなドットあるいは円形にマークされた領域として示されている。実際には、ハ ーフトーンマーク98はさまざまな大きさと形状で生成され、ハーフトーン画像を 生成するためのさまざまなグレーの階調および他の画像特徴がシミュレートされ る。かかるさまざまなグレー階調はライトグレーすなわちハイライト、ミディア ムグレーすなわち中間調、およびダークグレーすなわちシェードトーンとしてキ ャラクタライズされる。ハーフトーンマーク98が増強システム20によって精密に 制御され、画像を生成するためのほぼ最適にシミュレートされたグレースケール および画像の細部が供給される。 たとえば、ライトグレーすなわちハイライトトーンはハーフトーンセル92のダ イヤモンドの中心に位置するドットあるいは円の形態の比較的小さなハーフトー ンマーク98によってシミュレートされる。ミディアムグレーすなわち中間調はよ ることが可能になる。 第1図に戻り、増強システム20は既存のレーザプリンタコントローラから再現 されたビットマップすなわちグレースケールソースデータ24を受け取る。グレー スケールソースデータ24は第2図に示されるように特徴検出窓28を通して見られ る。特徴検出窓28の大きさは好適には1×3×1画素である。各画素は好適には グレーレベル値を4ビット2進数で符号化する。したがって、窓28は5つの画素 位置相当の20ビットのグレーレベル情報パターンを“見る”すなわち比較する。 特徴検出窓内のグレー値パターンを用いてルックアップテーブル32がアドレス 指定される。条件選択回路30を用いて窓28ないの画素値が復号され、これに応じ てルックアップテーブルアドレス値が生成される。ルックアップテーブル32はそ れぞれのアドレスに8ビットパルスコード34を有する。8ビットパルスコード34 は特徴検出窓28内の20ビットグレー値パターンから検出された図形の特徴に対応 するように最適化される。パルスコード34は、次に詳細に説明する特定のマーキ ングエンジン22の校正手順に基づく特徴検出窓28内のグレー値パターンに対する ほぼ最適なレーザビーム変調パラメータを表わす。 第9図のタイミング図において、好適には、8ビットパルスコード34は2つの 情報フィールドからなる。ある位置フィールドの2つのビットは画素期間60中の 付勢パルス88の位置を符号化するものである。持続時間フィールドの6つのビッ トは画素期間60中の付勢パルス88の持続時間を符号化するものである。位置フィ ールド値は画素期間60中の4つの(22=4)の付勢パルス位置を規定する。こ の4つの付勢パルス位置はそれぞれ(1)画素期間60の中心、(2)画素期間60 の始め、(3)画素期間の終わり、および(4)画素期間60と始めと終わりの両 方に位置する。同様に、持続時間フィールド値は6つの2進ビットを符号化する ことによって画素期間60中の64(26=64)の付勢パルス持続時間値の細分性を 規定する。必要であれば、同様な符号化法を用いて異なる細分性と位置を得るこ とができる。 このように、増強システム20は付勢パルス88を生成して、最適なレーザ変調パ ラメータを用いて既存のレーザプリンタマーキングエンジン22を駆動する。既存 のマーキングエンジン22に対する変更は不要である。しかし、増強システム20が 請求の範囲 1.それぞれ関連値を有するピクセルアレイとして符号化される図形特徴を用紙 上に生成するためのシステムにおいて、 付勢パルスに応答して、それぞれ関連走査線上に位置する前記用紙上の複数の ピクセル位置にマークを生成するためのマーキングエンジンと、 アレイ内の各ピクセル毎にグレーレベル値を複数の2進ビットとして記憶する メモリと、 特徴検出ウインドウ内の複数の前記ピクセル値にアクセスして前記複数のアク セル値を出力として送り出す電子手段からなる特徴検出回路と、 前記特徴検出ウインドウ内の前記複数のピクセル値を受信し、これに応答して アドレス指示を送り出す復号化論理回路からなる検出回路と、 前記アドレス指示に応答し、複数の記憶されているパルスコード値の1つを出 力として送り出すルックアップテーブルと、 前記パルスコード出力値を受信し、これに応答して付勢パルスパターンを前記 マーキングエンジンに供給するパルス発生器とを有し、 前記特徴検出ウインドウが、第1の走査線上における第1のピクセルの値、前 記第1の走査線上における前記第1のピクセルに隣接する複数のピクセルの値及 び前記第1の走査線に隣接した複数の走査線上における前記第1のピクセルに隣 接した複数のピクセルの値にアクセスし、 前記付勢パルスパターンが、ピクセル期間内において得られ前記特徴検出ウイ ンドウ内で検出される特徴パターンに基づく持続時間及び位置を備え、 前記持続時間が、前記ピクセル期間の一部分から前記全ピクセル期間の範囲に わたり、 前記位置が、(1)前記ピクセル期間の開始時、(2)前記ピクセル期間の終 了時、(3)前記ピクセル期間の中心、(4)前記ピクセル期間の開始時及び終 了時のうちの1つに対応し、 前記マークが、応答する前記マーキングエンジンによって、(1)ハイライト 、(2)中間トーン、(3)シャドー、(4)エッジを含む図形特徴のほぼ最適 な シミュレーションに適応したパターンをなすように生成され、この結果、前記マ ーキングエンジンによって生成されるシミュレートされるイメージの質が向上す ることを特徴とするシステム。 3.図形データが、マーキングエンジンに固有の解像度と同等の解像度を有する ピクセルラスタソース毎のマルチビットから得られるようになっている、前記マ ーキングエンジンによって生成される図形特徴の質を向上させるためのシステム において、 パルスコード指示に応答して現在のピクセル期間における現在のピクセルに関 する付勢パルスを前記マーキングエンジンの付勢素子に加えるパルス発生器と、 前記マーキングエンジンによって生成される図形特徴の質を向上させるために 最適化された複数のパルスコード値を納めたテーブルと、 前記ラスタソースにおける複数のピクセルのそれぞれについてマルチビット値 パターンを復号化し、これに応答して前記パルスコード指示として前記パルス発 生器に加えられる前記テーブル内のパルスコード値を指摘する特徴検出回路とを 有し、 前記特徴検出回路が、前記現在のピクセルに隣接した少なくとも4つのピクセ ルにおける複数の値パターンの1つを検出することによって複数の図形特徴の1 つを検出し、これに応答して前記マーキングエンジンによって生成される前記検 出図形特徴の質を高めるために最適化された複数のパルスコード値を納める前記 テーブル内の対応する図形特徴サブテーブルを指摘することを特徴とするシステ ム。 4.前記特徴検出回路が、さらに、前記現在のピクセル値を復号化し、これに応 答して前記指摘されたサブテーブル内からパルスコード値を指摘することを特徴 とする請求の範囲第3項に記載のシステム。 5.図形データが、マーキングエンジンに固有の解像度と同等の解像度を有する ピクセルラスタソース毎のマルチビットから得られるようになっている前記マー キングエンジンによって生成される図形特徴の質を向上させるためのシステムに おいて、 パルスコード指示に応答して現在のピクセル期間における現在のピクセルに関 する付勢パルスを前記マーキングエンジンの付勢素子に加えるパルス発生器と、 前記マーキングエンジンによって生成される図形特徴の質を向上させるために 最適化された複数のパルスコード値を納めたテーブルと、 前記ラスタソースにおける複数のピクセルのそれぞれについて、マルチビット 値パターンを復号化し、これに応答して前記パルスコード指示として前記パルス 発生器に加えられる前記テーブル内のパルスコード値を指摘する特徴検出回路と を有し、 各パルスコード値が、前記付勢パルスに関する所定の持続時間及び前記現在の ピクセル期間内に配置される前記付勢パルスの少なくとも1つの所定位置を符号 化することを特徴とするシステム。 6.前記パルスコード値が、 前記ピクセル期間を所定の数nの間隔に分割し、 付勢パルスが、前記ピクセル期間における複数の位置の少なくとも1つにおい て生じるように成し、 複数のパルスコードを符号化し、ピクセル期間内においてその持続時間が前記 複数の位置のそれぞれにおいて1つの間隔からnの間隔にわたってインクリメン トする付勢パルスを発生し、 所定のシーケンスをなす前記パルスコード指示として前記複数のパルスコード のそれぞれを前記パルス発生器に加え、前記マーキングエンジンによって対応す る所定の領域において複数の図形特徴を生成し、 前記複数の図形特徴のそれぞれの最良の生成に対応する前記複数のパルスコー ドのサブセットを選択し、 対応する図形特徴サブテーブルにおいて前記パルスコードのサブセットが得ら れるようにすることによって最適化することを特徴とする請求の範囲第3項に記 載のシステム。 7.図形データが、マーキングエンジンに固有の解像度と同等の解像度を有する ピクセルラスタソース毎のマルチビットから得られるようになっている前記マー キングエンジンによって生成される図形特徴の質を向上させるためのシステムに おいて、 パルスコード指示に応答して現在のピクセル期間における現在のピクセルに関 する付勢パルスを前記マーキングエンジンの付勢素子に加えるパルス発生器と、 前記マーキングエンジンによって生成される図形特徴の質を向上させるために 最適化された複数のパルスコード値を納めたテーブルと、 前記ラスタソースにおける複数のピクセルのそれぞれについてマルチビット値 パターンを復号化し、これに応答して前記パルスコード指示として前記パルス発 生器に加えられる前記テーブル内のパルスコード値を指摘する特徴検出回路とを 有し、 前記特徴検出回路が、それぞれ前記現在のピクセルに隣接した前記複数のピク セルのそれぞれにおける第1のしきい値と第2のしきい値の一方を検出すること によってハイライトの特徴とシャドーの特徴からなる図形特徴を検出し、これに 応答して、(1)前記マーキングエンジンによって生成されるハイライトの特徴 の質を高めるように最適化された複数のパルスコード値、(2)前記マーキング エンジンによって生成されるシャドーの特徴の質を高めるように最適化された複 数のパルスコード値の一方からなる前記テーブル内のそれぞれのサブテーブルを 指摘することを特徴とするシステム。 8.図形データが、マーキングエンジンに固有の解像度と同等の解像度を有する ピクセルラスタソース毎のマルチビットから得られるようになっている前記マー キングエンジンによって生成される図形特徴の質を向上させるためのシステムに おいて、 パルスコード指示に応答して現在のピクセル期間における現在のピクセルに関 する付勢パルスを前記マーキングエンジンの付勢素子に加えるパルス発生器と、 前記マーキングエンジンによって生成される図形特徴の質を向上させるために 最適化された複数のパルスコード値を納めたテーブルと、 前記ラスタソースにおける複数のピクセルのそれぞれについてマルチビット値 パターンを復号化し、これに応答して前記パルスコード指示として前記パルス発 生器に加えられる、前記テーブル内のパルスコード値を指摘する特徴検出回路と を有し、 前記特徴検出回路が、前記現在のピクセルに隣接した前記複数のピクセルのマ ルチビット値を比較することによって右と左のエッジを含む図形特徴を検出し、 これに応答して、(1)前記マーキングエンジンによって生成される右エッジの 特徴の質を高めるように最適化された複数のパルスコード値、(2)前記マーキ ングエンジンによって生成される左エッジの特徴の質を高めるように最適化され た複数のパルスコード値の一方からなる前記テーブル内のそれぞれのサブテーブ ルを指摘することを特徴とするシステム。 9.図形データが、マーキングエンジンに固有の解像度と同等の解像度を有する ピクセルラスタソース毎のマルチビットから得られるようになっている前記マー キングエンジンによって生成される図形特徴の質を向上させるためのシステムに おいて、 パルスコード指示に応答して現在のピクセル期間における現在のピクセルに関 する付勢パルスを前記マーキングエンジンの付勢素子に加えるパルス発生器と、 前記マーキングエンジンによって生成される図形特徴の質を向上させるために 最適化された複数のパルスコード値を納めたテーブルと、 前記ラスタソースにおける複数のピクセルのそれぞれについてマルチビット値 パターンを復号化し、これに応答して前記パルスコード指示として前記パルス発 生器に加えられる前記テーブル内のパルスコード値を指摘する特徴検出回路とを 有し、 前記テーブルが、複数の記憶場所に前記複数のパルスコード値を記憶し、アド レス入力に応答して前記記憶されている値の1つを前記パルスコード指示として 供給するメモリを有し、 前記特徴検出回路が、前記ラスタソースにおける複数のピクセルに関するマル チビット値を受信し、これに応答して前記アドレス入力を供給する組み合わせ論 理回路を含み、 複数の図形特徴の1つが、前記複数のピクセルにおける所定の値のパターンか ら検出され、前記テーブルにおいて対応するパルスコード値が指摘されて前記パ ルス発生器が前記対応するピクセル期間に最適化付勢パルスを発生し、この結果 、前記マーキングエンジンが質の向上した図形特徴を生成することを特徴とする システム。 10.それぞれ関連値を有するピクセルアレイとして符号化される図形特徴を用 紙上に生成するためのシステムにおいて、 駆動パルスに応答して、それぞれ関連走査線上に位置する前記用紙上の複数の ピクセル位置にマークを形成するためのマーキングエンジンと、 複数の2進ビットとして、前記アレイ内の各ピクセルに関する値を記憶するメ モリバッファと、 第1のピクセルの値及び前記第1のピクセルに隣接する少なくとも1つのピク セルの値を受信して確認し、これに応答してパルスコード出力を送る出す変換回 路と、 前記パルスコード出力を受信し、これに応答して前記駆動パルスを前記マーキ ングエンジンに対する出力として送り出すパルス発生器を有し、 前記変換回路が、さらに、それぞれ同じ走査線及び隣接する走査線上における 前記第1のピクセルに隣接した複数のピクセルに対応する特徴検出ウインドウ内 の複数の値を受信して確認し、これに応答して前記ウインドウ内で検出される値 パターンに対応するパルスコード出力を送り出し、 前記駆動パルスが、その持続時間がピクセル期間の一部分から全ピクセル期間 の範囲にわたり前記特徴検出ウインドウ内の前記値パターンに応答して前記ピク セル期間内に配置されるパルスパターンを成し、 前記パルスパターンが、(1)前記ピクセル期間の開始時、(2)前記ピクセ ル期間の中心、(3)前記ピクセル期間の終了時、(4)前記ピクセル期間の開 始時と終了時の両方のうちの1つに対応する前記ピクセル期間内の位置に配置さ れ、 前記マークが、応答するマーキングエンジンによって、(1)エッジ、(2) ハイライト、(3)シャドーを含む図形特徴の最適なシミュレーションに適応す るパターンをなすように生成され、この結果、前記マーキングエンジンによって 生じるシミュレートされるグレーイメージの質が向上することを特徴とするシス テム。 11.前記マーキングエンジンが、対応するピクセル期間中に駆動パルスに応答 して前記用紙上の前記ピクセル位置のそれぞれに電荷領域を形成し、 前記パルス発生器が、前記パルスコード出力の値に基づいて前記ピクセル期間 においてパルスパターンを発生し、 前記パルスパターンが前記用紙上に所定の電荷密度を備えた電荷領域を形成し 、 前記マークが、所定の電荷密度を超える前記用紙上の領域に対応する、複数サ イズの複数位置に生成されることを特徴とする請求の範囲第10項に記載のシス テム。 12.前記変換回路が、さらに、メモリ装置に納められたルックアップテーブル を含むことを特徴とする請求の範囲第10項に記載のシステム。 13.前記変換回路が、さらに、前記値を受信して復号化し、これに応答してア ドレス出力を送り出す選択論理回路を含み、 前記メモリ装置が、前記アドレス出力を受信し、これに応答して前記パルスコ ード出力を送り出すことを特徴とする請求の範囲第12項に記載のシステム。 14.対応するピクセル期間における駆動パルスに応答し走査線上に配置された ピクセル位置に付勢することによってマークを生成するマーキングエンジンによ って生成される、それぞれ所定の値の範囲から選択された関連値を備える複数の ピクセルとして符号化された図形特徴の質を向上させる方法において、 (a)現在のピクセル値を確認するステップと、 (b)前記現在のピクセルに隣接した少なくとも1つのピクセルの所定の値を 検出するステップと、 (c)これに応答して対応するピクセル期間に駆動パルスを発生し、前記ピク セル期間内における前記パルスの所定の持続時間と位置が、ステップ(a)にお いて確認された値及びステップ(b)において検出された少なくとも1つの値に 対応するステップと、 前記マーキングエンジンが、応答して複数の形状及びサイズのマークを生成し 、ステップ(a)及び(b)において検出された図形特徴の生成を質的に向上さ せることを特徴とする方法。 15.ステップ(b)が、 特徴検出ウインドウにおける複数のピクセルに関して少なくとも1つの所定の 値を検出することを含み、 前記ウインドウが、それぞれ同じ走査線及び隣接する走査線上における前記現 在のピクセルに隣接した複数のピクセルからなることを特徴とする請求の範囲第 14項に記載の方法。 16.ステップ(c)が、さらに、 (d)前記ピクセル期間の持続時間の分数値である前記所定のパルス持続時間 が得られるようにするステップと、 (e)前記ピクセル期間における位置、すなわち、 (1)前記ピクセル期間の開始時、 (2)前記ピクセル期間の終了時、 (3)前記ピクセル期間の中心、 (4)前記ピクセル期間の開始時及び終了時のうちの1つにおいて前記所 定の持続時間のパルスを発生するステップを含むことを特徴とする請求の範囲第 15項に記載の方法。 17.ステップ(b)が、さらに、 (d)前記同じ走査線上の前記現在のピクセルに隣接して配置された第1のピ クセルの値と第2のピクセルの値を比較するステップと、 (e)前記第1のピクセルの値と前記第2のピクセルの値が少なくとも1つの しきい値と同等であるか否かを検出するステップと、 (f)それぞれ隣接する走査線上の前記現在のピクセルに隣接して配置された 第3のピクセルの値と第4のピクセルの値が、少なくとも1つのしきい値と同等 であるか否かを検出するステップと、 (g)これに応答してパルス選択指示を発生するステップとを含み、 ステップ(c)が、さらに、 (1)前記パルス選択指示に応答して、前記駆動パルスを発生することを含む ことを特徴とする請求の範囲第16項に記載の方法。 18.ステップ(a)、(b)及び(c)が、ハイライト、シャドー及びエッジ 状態のような前記現在のピクセルに関する複数の図形特徴コンテキストの1つを 検出することを特徴とする請求の範囲第17項に記載の方法。 19.ステップ(c)が、さらに、 (h)前記ピクセル期間の持続時間の分数値である前記所定のパルス持続時間 が得られるようにするステップと、 (i)前記ピクセル期間における位置、すなわち、 (1)第1のエッジ状態が検出される前記ピクセル期間の開始時、 (2)第2のエッジ状態が検出される前記ピクセル期間の終了時、 (3)ハイライト状態が検出される前記ピクセル期間の中心、 (4)シャドー状態が検出される前記ピクセル期間の開始時及び終了時の うちの1つにおいて前記所定の持続時間のパルスを発生するステップとを含むこ とを特徴とする請求の範囲第18項に記載の方法。 20.前記パルス選択指示が、テーブルに納められた複数のパルスコードを指摘 し、 前記パルスコード値が、前記駆動パルスに関する位置及び持続時間情報を符号 化し、 前記駆動パルスが、前記パルスコード値に応答して生成され、 前記パルスコード値のテーブルが、前記マーキングエンジンによって生成され る図形特徴の質を高めるために最適化されていることを特徴とする請求の範囲第 19項に記載の方法。 【図1】 【図2】 【図3】 【図4】 【図12】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.それぞれ関連値を有するピクセルアレイとして符号化される図形特徴を用紙 上に生成するためのシステムにおいて、 付勢パルスに応答して、それぞれ関連走査線上に位置する前記用紙上の複数の ピクセル位置にマークを生成するためのマーキングエンジンと、 アレイ内の各ピクセル毎にグレーレベル値を複数の2進ビットとして記憶する メモリと、 特徴検出ウインドウ内の複数の前記ピクセル値にアクセスして前記複数のアク セル値を出力として送り出す電子手段からなる特徴検出回路と、 前記特徴検出ウインドウ内の前記複数のピクセル値を受信し、これに応答して アドレス指示を送り出す復号化論理回路からなる検出回路と、 前記アドレス指示に応答し複数の記憶されているパルスコード値の1つを出力 として送り出すルックアップテーブルと、 前記パルスコード出力値を受信し、これに応答して付勢パルスパターンを前記 マーキングエンジンに供給するパルス発生器とを有し、 前記特徴検出ウインドウが、第1の走査線上における第1のピクセルの値、前 記第1の走査線上における前記第1のピクセルに隣接する複数のピクセルの値及 び前記第1の走査線に隣接した複数の走査線上における前記第1のピクセルに隣 接した複数のピクセルの値にアクセスし、 前記付勢パルスパターンが、ピクセル期間内において得られ前記特徴検出ウイ ンドウ内で検出される特徴パターンに基づく持続時間及び位置を備え、 前記持続時間が、前記ピクセル期間の一部分から前記全ピクセル期間の範囲に わたり、 前記位置が、(1)前記ピクセル期間の開始時、(2)前記ピクセル期間の終 了時、(3)前記ピクセル期間の中心、(4)前記ピクセル期間の開始時及び終 了時のうちの1つに対応し、 前記マークが、応答する前記マーキングエンジンによって、(1)ハイライト 、(2)中間トーン、(3)シャドー、(4)エッジを含む図形特徴のほぼ最適 な シミュレーションに適応したパターンをなすように生成され、この結果、前記マ ーキングエンジンによって生成されるシミュレートされるイメージの質が向上す ることを特徴とするシステム。 2.図形データがマーキングエンジンに固有の解像度と同等の解像度を有するピ クセルラスタソース毎のマルチビットから得られるようになっている、前記マー キングエンジンによって生成される図形特徴の質を向上させるためのシステムに おいて、 パルスコード指示に応答して現在のピクセル期間における現在のピクセルに関 する付勢パルスを前記マーキングエンジンの付勢素子に加えるパルス発生器と、 前記マーキングエンジンによって生成される図形特徴の質を向上させるために 最適化された複数のパルスコード値を納めたテーブルと、 前記ラスタソースにおける複数のピクセルのそれぞれについて、マルチビット 値パターンを復号化し、これに応答して前記パルスコード指示として前記パルス 発生器に加えられる前記テーブル内のパルスコード値を指摘する特徴検出回路が 含まれるシステム。 3.前記特徴検出回路が、前記現在のピクセルに隣接した少なくとも4つのピク セルにおける複数の値パターンの1つを検出することによって複数の図形特徴の 1つを検出し、これに応答して前記マーキングエンジンによって生成される前記 検出図形特徴の質を高めるために最適化された複数のパルスコード値を納める前 記テーブル内の対応する図形特徴サブテーブルを指摘することを特徴とする請求 の範囲第2項記載のシステム。 4.前記特徴検出回路が、さらに、前記現在のピクセル値を復号化し、これに応 答して前記指摘されたサブテーブル内からパルスコード値を指摘することを特徴 とする請求の範囲第3項に記載のシステム。 5.各パルスコード値が、前記付勢パルスに関する所定の持続時間及び前記現在 のピクセル期間内に配置される前記付勢パルスの少なくとも1つの所定位置を符 号化することを特徴とする請求の範囲第2項に記載のシステム。 6.前記パルスコード値が、 前記ピクセル期間を所定の数nの間隔に分割し、 付勢パルスが、前記ピクセル期間における複数の位置の少なくとも1つにおい て生じるように成し、 複数のパルスコードを符号化し、ピクセル期間内においてその持続時間が前記 複数の位置のそれぞれにおいて1つの間隔からnの間隔にわたってインクリメン トする付勢パルスを発生し、 所定のシーケンスをなす前記パルスコード指示として、前記複数のパルスコー ドのそれぞれを前記パルス発生器に加え、前記マーキングエンジンによって対応 する所定の領域において複数の図形特徴が生成されるように成し、 前記複数の図形特徴のそれぞれの最良の生成に対応する前記複数のパルスコー ドのサブセットを選択し、 対応する図形特徴サブテーブルにおいて前記パルスコードのサブセットを得る ことによって最適化されることを特徴とする請求の範囲第3項に記載のシステム 。 7.前記特徴検出回路が、それぞれ前記現在のピクセルに隣接した前記複数のピ クセルのそれぞれにおける第1のしきい値と第2のしきい値の一方を検出するこ とによってハイライトの特徴及びシャドーの特徴からなる図形特徴を検出し、こ れに応答して、(1)前記マーキングエンジンによって生成されるハイライトの 特徴の質を高めるように最適化された複数のパルスコード値、(2)前記マーキ ングエンジンによって生成されるシャドーの特徴の質を高めるように最適化され た複数のパルスコード値の一方からなる前記テーブル内のそれぞれのサブテーブ ルを指摘することを特徴とする請求の範囲第2項に記載のシステム。 8.前記特徴検出回路が、前記現在のピクセルに隣接した前記複数のピクセルの マルチビット値を比較することによって右と左のエッジを含む図形特徴を検出し 、これに応答して、(1)前記マーキングエンジンによって生成される右エッジ の特徴の質を高めるように最適化された複数のパルスコード値、(2)前記マー キングエンジンによって生成される左エッジの特徴の質を高めるように最適化さ れた複数のパルスコード値の一方からなる前記テーブル内のそれぞれのサブテー ブルを指摘することを特徴とする請求の範囲第2項に記載のシステム。 9.前記テーブルが、さらに、複数の記憶場所に前記複数のパルスコード値を記 憶し、アドレス入力に応答して前記記憶されている値の1つを前記パルスコード 指示として供給するメモリを含み、 前記特徴検出回路が、さらに、前記ラスタソースにおける複数のピクセルに関 するマルチビット値を受信し、これに応答して前記アドレス入力を供給する組み 合わせ論理回路を含み、 複数の図形特徴の1つが、前記複数のピクセルにおける所定の値のパターンか ら検出され、前記テーブルにおいて、対応するパルスコード値が指摘されて前記 パルス発生器が前記対応するピクセル期間に最適化付勢パルスを発生し、この結 果、前記マーキングエンジンによって質の向上した図形特徴が生成されることを 特徴とする請求の範囲第2項に記載のシステム。 10.それぞれ関連値を有するピクセルアレイとして符号化される図形特徴を用 紙上に生成するためのシステムにおいて、 駆動パルスに応答して、それぞれ関連走査線上に位置する前記用紙上の複数の ピクセル位置にマークを形成するためのマーキングエンジンと、 複数の2進ビットとして前記アレイ内の各ピクセルに関する値を記憶するメモ リバッファと、 第1のピクセルの値及び前記第1のピクセルに隣接する少なくとも1つのピク セルの値を受信して確認し、これに応答してパルスコード出力を送る出す変換回 路と、 前記パルスコード出力を受信し、これに応答して前記駆動パルスを前記マーキ ングエンジンに対する出力として送り出すパルス発生器とを有し、 前記変換回路が、さらに、それぞれ同じ走査線及び隣接する走査線上における 前記第1のピクセルに隣接した複数のピクセルに対応する特徴検出ウインドウ内 の複数の値を受信して確認し、これに応答して前記ウインドウ内で検出される値 パターンに対応するパルスコード出力を送り出し、 前記駆動パルスが、その持続時間がピクセル期間の一部分から全ピクセル期間 の範囲にわたり、前記特徴検出ウインドウ内の前記値パターンに応答して前記ピ クセル期間内に配置されるパルスパターンを成し、 前記パルスパターンが、(1)前記ピクセル期間の開始時、(2)前記ピクセ ル期間の中心、(3)前記ピクセル期間の終了時、(4)前記ピクセル期間の開 始時と終了時の両方のうちの1つに対応する、前記ピクセル期間内の位置に配置 され、 前記マークが、応答するマーキングエンジンによって、(1)エッジ、(2) ハイライト、(3)シャドーを含む図形特徴の最適なシミュレーションに適応す るパターンをなすように生成され、この結果、前記マーキングエンジンによって 生じるシミュレートされるグレーイメージの質が向上することを特徴とするシス テム。 11.前記マーキングエンジンが、対応するピクセル期間中に駆動パルスに応答 して前記用紙上の前記ピクセル位置のそれぞれに電荷領域を形成し、 前記パルス発生器が、前記パルスコード出力の値に基づいて前記ピクセル期間 においてパルスパターンを発生し、 前記パルスパターンによって前記用紙上に所定の電荷密度を備えた電荷領域が 形成され、 前記マークが、所定の電荷密度を超える前記用紙上の領域に対応する複数サイ ズの複数位置に生成されることを特徴とする請求の範囲第10項に記載のシステ ム。 12.前記変換回路が、さらに、メモリ装置に納められたルックアップテーブル を含むことを特徴とする請求の範囲第10項に記載のシステム。 13.前記変換回路が、さらに、前記値を受信して復号化し、これに応答してア ドレス出力を送り出す選択論理回路を含み、 前記メモリ装置が、前記アドレス出力を受信し、これに応答して前記パルスコ ード出力を送り出すことを特徴とする請求の範囲第12項に記載のシステム。 14.対応するピクセル期間における駆動パルスに応答し、走査線上に配置され たピクセル位置に付勢することによってマークを生成するマーキングエンジンに よって生成される、それぞれ所定の値の範囲から選択された関連値を備える複数 のピクセルとして符号化された図形特徴の質を向上させる方法において、 (a)現在のピクセル値を確認するステップと、 (b)前記現在のピクセルに隣接した少なくとも1つのピクセルの所定の値を 検出するステップと、 (c)これに応答して対応するピクセル期間に駆動パルスを発生するステップ が含まれており、前記ピクセル期間内における前記パルスの所定の持続時間と位 置が、ステップ(a)において確認された値及びステップ(b)において検出さ れた少なくとも1つの値に対応することと、 前記マーキングエンジンが、応答して複数の形状及びサイズのマークを生成し 、ステップ(a)及び(b)において検出された図形特徴の生成を質的に向上さ せることを特徴とする方法。 15.ステップ(b)が、 特徴検出ウインドウにおける複数のピクセルに関して少なくとも1つの所定の 値を検出することを含み、 前記ウインドウが、それぞれ同じ走査線及び隣接する走査線上における前記現 在のピクセルに隣接した複数のピクセルからなることを特徴とする請求の範囲第 14項に記載の方法。 16.ステップ(c)が、さらに、 (d)前記ピクセル期間の持続時間の分数値である所定のパルス持続時間が得 られるようにするステップと、 (e)前記ピクセル期間における位置、すなわち、 (1)前記ピクセル期間の開始時、 (2)前記ピクセル期間の終了時、 (3)前記ピクセル期間の中心、 (4)前記ピクセル期間の開始時及び終了時のうちの1つにおいて、前記所定 の持続時間のパルスを発生するステップを含むことを特徴とする請求の範囲第1 5項に記載の方法。 17.ステップ(b)が、さらに、 (a)前記同じ走査線上の前記現在のピクセルに隣接して配置された第1のピ クセルの値と第2のピクセルの値を比較するステップと、 (b)前記第1のピクセルの値と前記第2のピクセルの値が、少なくとも1つ のしきい値と同等であるか否かを検出するステップと、 (c)それぞれ、隣接する走査線上の前記現在のピクセルに隣接して配置され た第3のピクセルの値と第4のピクセルの値が、少なくとも1つのしきい値と同 等であるか否かを検出するステップと、 (d)これに応答してパルス選択指示を発生するステップを含み、 ステップ(c)が、さらに、 (1)前記パルス選択指示に応答して前記駆動パルスを発生することを含むこ とを特徴とする請求の範囲第16項に記載の方法。 18.ステップ(a)、(b)及び(c)が、ハイライト、シャドー及びエッジ 状態のような前記現在のピクセルに関する複数の図形特徴コンテキストの1つを 検出することを特徴とする請求の範囲第17項に記載の方法。 19.ステップ(c)が、さらに、 (a)前記ピクセル期間の持続時間の分数値である前記所定のパルス持続時間 が得られるようにするステップと、 (b)前記ピクセル期間における位置、すなわち、 (1)第1のエッジ状態が検出される前記ピクセル期間の開始時、 (2)第2のエッジ状態が検出される前記ピクセル期間の終了時、 (3)ハイライト状態が検出される前記ピクセル期間の中心、 (4)シャドー状態が検出される前記ピクセル期間の開始時及び終了時の うちの1つにおいて前記所定の持続時間のパルスを発生するステップを含むこと を特徴とする請求の範囲第18項に記載の方法。 20.前記パルス選択指示がテーブルに納められた複数のパルスコードを指摘し 、 前記パルスコード値が前記駆動パルスに関する位置及び持続時間情報を符号化 し、 前記駆動パルスが前記パルスコード値に応答して生成され、 前記パルスコード値のテーブルが前記マーキングエンジンによって生成される 図形特徴の質を高めるために最適化されることを特徴とする請求の範囲第19項 に記載の方法。
JP8502367A 1994-06-15 1995-06-09 マーキングエンジンによって生じる図形特徴の質を向上させるためのシステム及び方法 Pending JPH10503896A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US260,085 1994-06-15
US08/260,085 US5515480A (en) 1994-06-15 1994-06-15 System and method for enhancing graphic features produced by marking engines
PCT/US1995/007402 WO1995034873A1 (en) 1994-06-15 1995-06-09 System and method for enhancing graphic features produced by marking engines

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10503896A true JPH10503896A (ja) 1998-04-07

Family

ID=22987710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8502367A Pending JPH10503896A (ja) 1994-06-15 1995-06-09 マーキングエンジンによって生じる図形特徴の質を向上させるためのシステム及び方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5515480A (ja)
EP (1) EP0765508B1 (ja)
JP (1) JPH10503896A (ja)
KR (1) KR100340366B1 (ja)
AU (1) AU2823995A (ja)
DE (1) DE69532445T2 (ja)
WO (1) WO1995034873A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030214A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3458018B2 (ja) * 1995-01-19 2003-10-20 京セラミタ株式会社 画像形成装置
US5768482A (en) * 1995-06-14 1998-06-16 Hewlett-Packard Company Resolution-triggered sharpening for scaling of a digital-matrix image
KR100223628B1 (ko) * 1995-12-20 1999-10-15 윤종용 화상처리시스템에 있어서 n x n 윈도우 처리방법 및시스템
US6678426B1 (en) 1997-05-13 2004-01-13 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Programmable mapping of lower resolution digital data to a higher resolution for output on a lower resolution device
JP2000261672A (ja) * 1999-03-09 2000-09-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像符号化装置
US6826688B1 (en) 1999-03-27 2004-11-30 Sharp Laboratories Of America, Inc. Method and apparatus for determining the identity of a digital printer from its output
US6295078B1 (en) 1999-05-26 2001-09-25 Hewlett-Packard Company Methods of providing lower resolution format data into a higher resolution format
US6791592B2 (en) * 2000-04-18 2004-09-14 Laserink Printing a code on a product
US6834124B1 (en) 2000-10-16 2004-12-21 Xerox Corporation Adaptive image enhancement filter
US10860290B2 (en) 2000-11-01 2020-12-08 Flexiworld Technologies, Inc. Mobile information apparatuses that include a digital camera, a touch sensitive screen interface, support for voice activated commands, and a wireless communication chip or chipset supporting IEEE 802.11
US10915296B2 (en) 2000-11-01 2021-02-09 Flexiworld Technologies, Inc. Information apparatus that includes a touch sensitive screen interface for managing or replying to e-mails
CN100334577C (zh) 2000-11-01 2007-08-29 福来西奥德技术公司 用于设备到设备的普适数字输出的控制器及管理器
US11204729B2 (en) 2000-11-01 2021-12-21 Flexiworld Technologies, Inc. Internet based digital content services for pervasively providing protected digital content to smart devices based on having subscribed to the digital content service
WO2002042896A1 (en) * 2000-11-20 2002-05-30 Flexiworld Technologies, Inc. tOBILE AND PERVASIVE OUTPUT COMPONENTS
US6476845B2 (en) 2000-12-13 2002-11-05 Hewlett-Packard Co. Electrophotographic printer, and method of controlling light emitting elements in an electrophotographic print head
US20020097408A1 (en) * 2001-01-19 2002-07-25 Chang William Ho Output device for universal data output
US20020163654A1 (en) * 2001-03-23 2002-11-07 Oak Technology, Inc. System and method of simulated increase in image resolution
US7480072B2 (en) * 2001-08-29 2009-01-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Efficient and flexible multi-bit halftoning
US7154487B2 (en) * 2002-11-21 2006-12-26 S3 Graphics Co., Ltd. Power saving palette look-up table for graphics controller
US7280246B2 (en) * 2003-02-12 2007-10-09 Marvell International Technology Ltd. Laser print apparatus that generates pulse width value and justification value based on pixels in a multi-bit image
US7422310B2 (en) * 2003-04-25 2008-09-09 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Methods and apparatus for selecting image enhancement techniques
JP2005001136A (ja) * 2003-06-09 2005-01-06 Noritsu Koki Co Ltd 露光装置及び露光方法
US7296866B2 (en) * 2003-09-18 2007-11-20 Sony Corporation Ejection control device, liquid-ejecting apparatus, ejection control method, recording medium, and program
US8368950B2 (en) * 2003-10-06 2013-02-05 Marvell International Technology Ltd. Method of pre-processing data on a host machine for a host-based print system
US7408679B2 (en) * 2003-10-24 2008-08-05 Infoprint Solutions Company, Llc. Method, system and program product for multiple pel print quality enhancement
US20050088510A1 (en) * 2003-10-24 2005-04-28 Shlomo Assa Low angle optics and reversed optics
US7046267B2 (en) * 2003-12-19 2006-05-16 Markem Corporation Striping and clipping correction
US7538905B2 (en) * 2004-10-29 2009-05-26 Marvell International Technology Ltd. Resolution doubling for printer apparatus
US7369150B2 (en) * 2005-02-02 2008-05-06 Infoprint Solutions Company, Llc Method, system and program product for amplitude modulated multiple pel print quality enhancement
US20070058200A1 (en) * 2005-09-12 2007-03-15 Kabushiki Kaisha Toshiba System and method for generating multi-bit halftones using horizontal buildup
US20070109568A1 (en) * 2005-11-17 2007-05-17 Keithley Douglas G Method and apparatus for printing an image
US20070269123A1 (en) * 2006-05-16 2007-11-22 Randall Don Briggs Method and apparatus for performing image enhancement in an image processing pipeline
TWI442329B (zh) * 2009-08-10 2014-06-21 Primax Electronics Ltd 在輸入影像中取出具有文字特徵之影像的影像處理方法及其相關裝置
US10583668B2 (en) 2018-08-07 2020-03-10 Markem-Imaje Corporation Symbol grouping and striping for wide field matrix laser marking
CN109752393B (zh) * 2018-12-26 2021-08-17 五邑大学 一种基于图像特征的贴片电阻型号检测方法及其装置
CN113853624A (zh) * 2019-06-21 2021-12-28 西门子股份公司 电力负荷数据的预测方法、装置及存储介质

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4622545A (en) * 1982-09-30 1986-11-11 Apple Computer, Inc. Method and apparatus for image compression and manipulation
US4965672A (en) * 1987-05-11 1990-10-23 The Mead Corporation Method and apparatus for halftone imaging
JP2984009B2 (ja) * 1989-02-03 1999-11-29 株式会社リコー サーマルヘッド駆動装置
JP3050880B2 (ja) * 1989-04-28 2000-06-12 株式会社リコー 画像形成装置
US5216753A (en) * 1990-03-29 1993-06-01 Eastman Kodak Company Halftone compression with sharpness preservation
US5029108A (en) * 1990-09-24 1991-07-02 Destiny Technology Corporation Edge enhancement method and apparatus for dot matrix devices
US5116150A (en) * 1991-01-09 1992-05-26 Apple Computer, Inc. Apparatus and method for mapping and aligning digital images onto printed media
US5127752A (en) * 1991-01-09 1992-07-07 Apple Computer, Inc. Device and method of registering image relative to border of printed media
US5212742A (en) * 1991-05-24 1993-05-18 Apple Computer, Inc. Method and apparatus for encoding/decoding image data
US5185852A (en) * 1991-05-31 1993-02-09 Digital Equipment Corporation Antialiasing apparatus and method for computer printers
US5250960A (en) * 1991-12-31 1993-10-05 Xerox Corporation System and method employing multiple pulses per pixel to reproduce an image
US5396584A (en) * 1992-05-29 1995-03-07 Destiny Technology Corporation Multi-bit image edge enhancement method and apparatus
US5579451A (en) * 1992-05-30 1996-11-26 Kyocera Corporation Image output device and image control method for smoothing image or increasing image resolution by use of same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030214A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
EP0765508A1 (en) 1997-04-02
DE69532445T2 (de) 2004-12-02
US5515480A (en) 1996-05-07
EP0765508B1 (en) 2004-01-14
EP0765508A4 (en) 2000-02-23
AU2823995A (en) 1996-01-05
WO1995034873A1 (en) 1995-12-21
DE69532445D1 (de) 2004-02-19
KR100340366B1 (ko) 2002-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10503896A (ja) マーキングエンジンによって生じる図形特徴の質を向上させるためのシステム及び方法
US5249242A (en) Method for enhancing raster pixel data
US5029108A (en) Edge enhancement method and apparatus for dot matrix devices
US5687297A (en) Multifunctional apparatus for appearance tuning and resolution reconstruction of digital images
EP0549314B1 (en) Enhanced fidelity reproduction of images by hierarchical template matching
US5949966A (en) Multiple tonal range image processing system
US5666470A (en) Method and apparatus for appearance tuning of bitmap images
JP3243238B2 (ja) ハーフトーン画像を提供するシステム
JP2000032266A (ja) ハ―フト―ンハイブリッドスクリ―ン生成装置
EP0772156A2 (en) Method and apparatus for rotation of high addressability bitmap images
JPS5932037A (ja) ハ−フト−ン閾値生成装置及び方法
JPH06504004A (ja) 所定の装置解像度を有する画像記録装置に所望の画像を複製する方法及び装置
US5751470A (en) Method for enhanced print quality on print engines with at least one high resolution dimension
US5479584A (en) Enhanced fidelity reproduction of images with device independent numerical sample output
US6091511A (en) Images with spatially varying spatial and gray level resolution
US5659399A (en) Method for controlling compact dot growth
JP2006042332A (ja) 階調依存型マルチ周波数ハーフトーンスクリーニングのためのシステム及び方法
EP0670654A1 (en) Multiple tone image generation
US5745249A (en) Pipelined architecture for patterned halftone generation
US6798920B1 (en) Method for half tone phase matching at run boundaries
US5179640A (en) Generating repeating patterns from a pattern header
US5615021A (en) Print N-tone images with imperceptible dots
GB2025730A (en) Forming halftone images
US5535307A (en) Printing of variable dot sizes dependent upon image density for improved graphics
US6680786B1 (en) Image processing method and device for half-tone representation