JPH10503686A - 使い捨て水着 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 使い捨て排泄物収納物品が、排泄物収納構造を備え、この排泄物収納構造は、着用者とバックシートの間に配置されて主弾性体により適所に保持される吸収性コアと、排泄物収納構造に結合されるカバーとを有する。排泄物収納物品を作る方法も提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 使い捨て水着 発明の背景 本発明は、使い捨て排泄物収納物品に関し、特に排泄物の収納および吸収を行 って、一方で水着の下着として有用な物品に関する。 現在では、使い捨て排泄物収納物品が、大人の介護、幼児の介護、また子供の 介護を行う分野で幅広く使用されているのが見受けられ、再使用可能な布製品に ほぼ取って代わってきた。例えば使い捨ておむつは、特にニーズがあり、非常に ポピュラーなものとなった。また使い捨てトレーニングパンツも、大きなニーズ があり、ポピュラーなものとなった。しかし、子供用水着のデザインに関しては 問題がある。ボクサーショーツスタイルの男子用水着は、ライナを有し、女子用 水着は、伸縮性のある体にぴったりくっつく材料から作られる。どんな水着も乾 燥したおむつを具合良く受け入れるようには設計されていず、特におむつ／パン ツが濡れて膨れた状態ではそうである。また、このデザインは、泳いでいる間や 泳いだ後に、水着の中でおむつ又はパンツの位置を維持できるものではない。発明の概要 従って、泳ぎに行く間の糞尿の漏れを最小にし、且つ、泳いでいる間の糞便の 閉じ込めを維持する、改良した子供用水着を提供する必要性が存在する。この必 要性に応えて、新しい排泄物収納下着と、排泄物収納下着を作る方法が開発され てきた。本発明による排泄物収納下着は、長手軸と長手方向に離れた両端部とを 有する排泄物収納構造と、両側のウェスト領域を形成するカバーとを有する。排 泄物収納構造は、吸収性コア、バックシート、および適所にこの構造を保持する ウェスト領域の外側に配置された弾性体要素を備える。この弾性体は、カバーに 動作的に結合されない。排泄物収納構造は、カバーに応じた動きに抗しながら、 適所にきちんと保たれる。 本発明の別の態様においては、３次元排泄物収納下着が、排泄物収納構造とカ バーを備える。カバー全体は、外面と、ある場合には対向する内面を有し、少な くともウェスト開口部を形成する。このカバーは、少なくともウェスト開口部の 部分で、排泄物収納構造に結合される。下着の排泄物収納構造は、長手軸、長手 方向に離れた両端部と、該端部間に延びる側縁を備える。排泄物収納構造は、液 体透過性ライナ、このライナに取り付けられるバックシート、およびライナとバ ックシートの間に挟まれる吸収性コアを有する。このカバーは、排泄物収納構造 の端部に弾性的に接続される。 本発明の別の態様は、３次元排泄物収納下着を作る方法に関する。この方法は 、カバーを供給し、長手方向に離れた両端部を有して吸収性コア及びバックシー トを備えた排泄物収納構造を供給し、排泄物収納構造の少なくとも一部に伸縮性 を与え、カバーのウェスト領域を排泄物収納構造に接続し、該構造の側部パネル 部分を接合して、ウェスト開口部と一対の脚開口部を共に形成するステップを有 する。 本発明の多くの特徴および利点が、以下の説明から明らかになる。この説明に おいては、本発明の好ましい具体例を例証する添付図面が参照される。この具体 例は、本発明の全範囲を表すものではない。そのために、本発明の全範囲を解釈 するためには、請求の範囲が参照されるべきである。図面の簡単な説明 本発明の上述の及び別の特徴とこれらを達成する方法は、添付図面に関連して 以下の記載を参照することによって、より明らかになり、本発明自身も、よく理 解されるであろう。 図１は、女子用水着に関する本発明の具体例の特徴を表すパンツの正面図であ る。 図２は、女子用水着に関する本発明の具体例の特徴を表すパンツの正面図であ る。 図３は、本発明を具体化したおむつの斜視図であり、開閉構成を示している。 図４は、カバーの股部分を示した男子用水着に関するパンツの正面図である。 図５は、本発明の特にカバーの開閉構成を示す男子用水着に関するおむつの斜 視図である。 図６は、開かれた状態で本発明を示す男子用水着に関するパンツの斜視図であ る。定義 この明細書において、各用語または語句が、以下の意味を有する。 (a) 「接合」は、２つの要素を結合、接着、接続、取付等することをいう。２つ の要素が、互いに直接的に、又は間接的に接合されるとき、例えば各々が中間要 素に直接的に接合されるときに、この２つの要素は、互いに接合されたと考えら れる。 (b) 「使い捨て」は、使用後に捨てられることを意味し、洗浄して再使用するこ とを意図しない。 (c) 「配置される」、「上に配置される」、「共に配置される」、「で配置され る」、「近くに配置される」、及びこれらを変形したものは、１つの要素が別の 要素と複合的であったり、また一体であることを意味し、または１つの要素が、 別の要素に結合され、又は接続され、又は共に配置され、又はその近くに配置さ れる別個の構造を意味することもある。 (d) 「弾性」および「弾性の」は、材料の変形を生じさせる力を取り除いた後に 、その元の大きさ及び形状に実質的に回復する傾向のある材料の特性を意味する 。 (e) 「弾性的に接続された」および「弾性的に接続する」は、弾性部材によって 分けられ、その部材に接合した２つの要素を示し、２つの要素の相対的な位置が 、弾性部材の伸びにより変化可能であることを意味する。 (f) 「伸び率」は、伸長前の材料の長さに対する、材料の伸び比である。伸び率 は、パーセントで表される。 (g) 「伸長」、「伸長する」、「伸長された」は、引張りによる材料長さの変化 を意味する。伸長は、長さの単位で表される。 (h) 「力」は、ある物体によって別の物体に及ぼされる物理的影響を意味し、自 由に動きうる物体を加速させ、自由に動けない物体を変形させる。力は、gfで表 される。 (i) 「予め短くされた」及び「予め短くする」は、前もって、すなわち次のステ ップの前に短くすることを意味する。 (j) 「前方」及び「後方」は、着用者が下着を身に付けたと仮定した場合の位置 を示唆するのではなく、下着自身の相対的な関係を示すために用いられる。 (k) 「部材」は、単数形で用いられるときには、単一要素と複数の要素の二重の 意味を有する。 (l) 「動作的に結合」は、弾性部材を別の要素に取り付けることに関しては、弾 性部材がその要素に取り付けられ、又は接続され、又は熱で処理されるときに、 弾性部材がその要素に弾性特性を与えることを意味する。非弾性部材を別の要素 に取り付けることに関しては、その部材と要素が、その結合の意図されるすなわ ち所望の機能を発揮できるように適切な方法で結合されることを意味する。結合 、取付、接続等は、部材を要素に直に結合する場合のように直接的に行われるか 、第１部材と第１要素の間に配置される別の部材又は要素によって間接的に行わ れる。 (m) 「透過性の」は、材料層が、使用中のおむつ／パンツが通常直面する状況下 で、検出可能な液体量を通過させるすなわち移すことができることを意味する。 (n) 「多孔性の」は、材料層が、使用中のおむつ／パンツが通常直面する状況下 で、測定可能な液体量を通過させるすなわち移すことができることを意味する。 (o) 「破壊」は、材料が破断するすなわち引き裂けることを意味し、引張実験に おいては、破壊は、一気にまたは徐々に材料を２つの部分に分割すること全てを 示し、また、ある材料においては穴を形成することを示す。 (p) 「引っ張り接合された」は、別の部材に接合されて、負荷を与えていない長 さの少なくとも25％延伸されたエラストマストランドを示す。望ましくは、用語 「引っ張り接合された」は、エラストマストランドが、別の部材に接合されると きに、その負荷を与えていない長さの少なくともほぼ100％、また更に望ましい 場合には少なくともほぼ300％延伸された状態を示す。 (q) 「引っ張り接合された積層」（「ＳＢＬ」）は、１つの層がギャザー可能層 であり、他の層が伸縮可能すなわち弾性層である、少なくとも２層を有する合成 材料を示す。伸縮可能層が引っ張られた状態にあるとき、これらの層は互いに結 合され、これらの層の負荷をなくしたときには、ギャザー可能層に、ギャザーが 作られる。 (r) 「張力」は、物体を伸長させる単軸力、または物体の伸長を阻止する釣合力 を意味する。 (s) 「２次元」は、構造をばらばらにせずに、開いて平らな状態で置くことがで きるおむつのような下着を示す。このタイプの下着は、開かれて平らに置かれた ときに、連続した脚とウェストの開口部を有するものではなく、下着を着用者に 付けるために、接着テープのような締結装置を必要とする。 (t) 「３次元」は、ショーツ又はパンツと同様の完成した下着を示し、下着が作 られる材料で境界づけられた、連続的な脚とウェストの開口部を有する。このタ イプの下着は、それを引き裂いて破壊しなければ、開いて平らな状態にすること ができない。このタイプの下着は、手で裂くことができるシームを持っていても 、持っていなくてもよい。 (u) 「極限伸び」は、破断点までの伸びを意味する。 これらの定義は、限定することを意図するものではなく、これらの用語は、本 明細書の別の部分における付加的な言葉で定義されてもよい。好ましい実施例の説明 本発明を利用したパンツ１０が、図１および２に示されており、排泄物収納構 造１２と吊るされたカバー１４を備える。パンツ１０は、水着または水に濡れて もよいスポーツ用外衣に似ているようにされる。同時に、パンツ１０は、排泄物 収納構造１２を排泄物質を受け取って閉じ込めるように配置して、カバー１４が 子供のウェスト回りに確実に適所にあるように作られる。パンツ１０は、1993年 ３月25日に出願された米国特許出願第 043,132号に説明されているような様々な 方法により作られ、または構成される。この文献は、本願明細書の一部として組 み込まれる。別のパンツのデザインが、米国特許第 4,938,757号、4,747,846号 および 4,940,464号に説明されており、これらの３つの特許の内容も、本願明細 書の一部として組み込まれる。 パンツ１０は、図６に部分的に開いた状態で示されている。カバー１４は、対 向する内面と外面を備える。排泄物収納構造１２はまた、長手方向に離れた前方 および後方ウェスト領域２０および２２を備え、これらの部分は、パンツ１０の 長手方向端部で終わる。股部２４が、前方ウェスト領域２０と後方ウェスト領域 ２２の間に位置する。左側部パネル２６と右側部パネル２８が、前方ウェスト領 域２０と後方ウェスト領域２２の間に延びる。図２および６において、ウェスト 領域２０および２２と股部２４が、排泄物収納部分４２を形成する。排泄物収納 部分４２は、バックシート５８、ライナ５６、吸収性コア６０、側部パネル２６ 及び２８と、オプションの収納フラップ６４及び６６を備えてよい。 図２及び６に明確に示しているように、側部パネル２６及び２８の縁２７及び ２９が、互いに接合して、手で裂くことができて再取付不能なシーム４４および ４６を形成することができる。シーム４４及び４６は、超音波シール、接着接合 、加熱シール等の適切な手段によって形成してもよい。このようなシームを形成 する１つの適切な方法が、Van Gompel等に1990年７月３日に発行された米国特許 第 4,938,753号に開示されており、この特許は本願明細書の一部として組み込ま れている。従って排泄物収納構造１２は、ウェスト開口部３４と一対の脚開口部 ３０及び３２を形成する（図１および２）。 排泄物収納構造１２は、排泄物収納部分４２と、側部パネル２６及び２８と、 この構造を着用者の適所に保持する主弾性体を備える。この構造１２は、この構 造を適所に保持するウェスト用弾性体を使用しない。この構造１２が、ウェスト 用弾性体を用いることなく、適所に保持されるのが望ましい。図６に明確に示さ れるように、排泄物収納構造１２が、カバー１４に収納される弾性体とは独立し て、また好ましくはウェスト領域の弾性体とは独立して、着用者の適所に弾性的 に保持される。前文の用語「独立して」は、排泄物収納構造１２がカバー１４に 接続される一方で、カバー１４が排泄物収納構造１２に相対的に動けることを意 味する。 弾性特性を有していても、有していなくても、側部パネル２６及び２８は、超 音波的に接合され、構成材料がシーム４４及び４６の近くで手で裂くことができ る再取付不能部分を供給するように形成される。側部パネル２６及び２８は、主 弾性体を組み込み、また弾性材料層またはＳＢＬを組み込むことによって、弾性 にされることがある。側部パネル２６及び２８は、カバー１４に接合されるので はなく、また比較的制限された領域に接合されるのでもない。代わりに、構造１ ２は、主弾性体を組み込み、また、この構造の体回りの弾性ストランドを組み入 れることによって、又はこの構造１２の外部にわたって弾性材料層またはＳＢＬ を組み入れることによって、弾性にされてもよい。側部パネル２６及び２８が、 構造１２の長手方向端部の一部を構成するが、この部分は、長手方向端部の長さ の大部分よりも小さくされるべきであり、長手方向端部の長さの約35％より小さ いのが望ましい。 図６においては、ウェスト弾性体１１６及び１１７の形態のオプションの第２ 構造弾性体が、構造１２のウェスト領域２０及び２２の長手方向端部１１８及び １２０に沿ってカバー1４に動作的に結合されてもよい。オプションのウェスト 弾性体１１６及び１１７は、カバー１４に引っ張り接合されてもよく、また負荷 を除いた状態でカバー１４のギャザー部に接合されてもよい。ウェスト弾性体１ １６及び１１７を取り付ける１つの適切な方法が、Ales等に1987年２月７日に発 行された米国特許第 4,639,949号に開示されており、これは本願明細書の一部に 組み込まれる。 代わって、カバー１４は、図示していないがオプションのカバー弾性体を与え られてよく、ウェスト領域１０４及び１０６でカバー１４に結合される。カバー １４のウェスト領域は、ウェスト開口部の全体またはその一部のところで排泄物 収納構造１２に取り付けられてもよい。また、構造１２及びカバー１４の両方は 、好ましくは重なる部分ではなく、それぞれのウェスト領域において第２弾性体 を備えてもよい。 代わりに、第２構造弾性体１１６及び１１７は、カバー１４のウェスト領域１ ０４及び１０６に、排泄物収納構造１２の前方ウェスト領域２０および後方ウェ スト領域２２を弾性的に接続する。第２構造弾性体１１６及び１１７は、バック シート５８、体側ライナ５６、又はその両方に、接着剤、超音波接合、熱接合ま たは別の適切な手段を用いて接合されてもよい。 図２および６に関して、例示される排泄物収納構造１２は、バックシート５８ 、実質的に液体を透過する体側ライナ５６、及びバックシート５８とライナ５６ の間に挟まれた吸収性コア６０を備える。バックシート５８と体側ライナ５６は 、 吸収性コア６０よりも長くて幅広いものが望ましく、バックシート５８とライナ ５６の表面が、超音波接合、熱接合、接着剤、又は別の適切な手段を用いてシー リング可能な周縁部を形成する。吸収性コア６０は、超音波接合、接着剤または 別の適切な手段を用いて、バックシート５８及び／又は体側ライナ５６に取り付 けられることができる。排泄物収納構造１２は、排泄物質の取得、分散および保 存の補助をする付加的な要素を備えてもよい。例えば、排泄物収納構造１２は、 Meyer 等に1989年１月17日に発行された米国特許第 4,798,603号に記載された移 送層や、1993年５月５日に公開された欧州特許出願 EP 0 539 703 A1に開示され たようなサージ管理層を備えてもよく、これらの特許および出願は本願明細書の 一部に組み込まれる。 図４および６を参照すると、パンツ１０のカバー１４が、カバー前方パネル９ ４および後方パネル９６を備えるのが好ましい。カバー１４の前方パネル９４及 び後方パネル９６が、前方パネル９４および後方パネル９６の間に中央に延びる 股部９８を形成するように、互いに結合される。前方パネル９４、後方パネル９ ６および股部分９８は、互いに結合されて、ウェスト開口部３４、及び股部９８ の両側に２つの脚開口部３０及び３２を形成する。永久的に取り付けられる排泄 物収納構造１２は、前方パネル９４及び後方パネル９６に取り付けられるのが好 ましく、カバー１４の股部９８に取り付けられるのは好ましくない。 パンツ１０は、ウェスト領域１０４および１０６と、ウェスト領域から延びる 前方パネル９４および後方パネル９６を備える単一カバーを形成する個々の部分 を有するカバー材料を供給することによって連続的なプロセスで形成される。ボ クサーショーツ型の製品の場合でも、股部９８は、前方パネル９４と後方パネル ９６の間に形成される。パネル９４及び９６は、ダイカッタ、水噴射カッタ又は 別の適切な手段によって形成可能である。 排泄物収納構造１２は、体側ライナとバックシート材料を供給し、バックシー ト５８と体側ライナ５６の間に単一の吸収性コア６０を挟むことによって構成さ れることができる。吸収性コア６０の外側のバックシート５８及び体側ライナ５ ６の側部面は、側部パネル材料に結合されて、互いにシーリングされる。単一の 排泄物収納構造１２は、それからバックシートおよび体側ライナ材料の連続的 な供給を止められる。 排泄物収納構造１２は、バックシート５８、体側ライナ５６、またはその両方 に動作的に結合する脚弾性体３６及び３８を備えるのが望ましい。脚弾性体３６ 及び３８は、側部パネル２６及び２８の縁と、股部２４における排泄物収納構造 １２の長手方向縁１１２及び１１３に沿って、配置される。脚弾性体３６および ３８は、着用者の体に対して排泄物収納構造１２を保持し、または着用者の脚回 りにシールすなわちガスケットを形成することを補助する。 脚弾性体３６および３８は、構造１２の長手方向縁に沿ってカバー材料に引っ 張り接合される。ウェスト弾性体１１６および１１７は、排泄物収納構造１２の ウェスト領域２０および２２に伸縮性を与える。それから、各側部パネル２６及 び２８は、シーム４４及び４６で互いに接合されることができ、その結果、排泄 物収納構造１２が、ウェスト開口部３４と、一対の脚開口部３０および３２を形 成する。 図４および６において、パンツ１０が、部分的に開かれた状態で、シーム（図 示せず）を形成するために結合される縁２７および２９を示しており、これによ って完成形のパンツ１０を形成する。パンツ１０に関して好ましい具体例のカバ ー１４を構成するために、前方パネル部９４が、シーム１２２および１２４に沿 って後方パネル９６に結合され、ボクサータイプのショーツの場合には、股部シ ーム１２６で結合し、排泄物収納構造１２に関しては、ウェスト開口部３４近く の前方ウェスト領域２０および後方ウェスト領域２２で結合される。用語「完成 形のパンツ」は、所望の目的で使用できる３次元のパンツを意味する。排泄物収 納構造１２は、オプション的には、Ｔ形、Ｉ形、鼓形、または不規則な形状であ ってよい。 パンツ１０の水着のような外観は、一つには、カバー１４を吊るして、ある場 合にはカバーのウェスト領域１０４および１０６に伸縮性をもたせた結果による 。また、脚弾性体３６および３８と主弾性体は、カバー１４に結合しない。 図３および５を参照すると、使い捨ての２次元下着が、おむつ２１０として示 される。おむつ２１０は、相対して配置される前方耳部２４４及び２４６を備え た前方ウェスト領域２２０を有する排泄物収納構造２１２、それぞれ相対して配 置される後方耳部２４８及び２５０のところにファスナ２５２及び２５４を有す る後方ウェスト領域２２２と、前方ウェスト領域２２０と後方ウェスト領域２２ ２の間の股部２２４を含む。 おむつ２１０は、さらにカバー２１４を備える。カバーは、前方パネルと後方 パネルを備え、その側縁でカバーファスナ２９８を備える。カバーファスナ２９ ８は、カバー２１４を閉じて、水着タイプの下着を形成することができる。 排泄物収納構造２１２は、バックシート２５８、ライナ２５６、およびバック シート２５８とライナ２５６の間に配置される吸収性コア（図示せず）を備える 。排泄物収納構造１２は、収納フラップ２７４および２７６を備えてもよい。 フラップを有する代表的なおむつ２１０の構造、その製造工程、およびその使 用方法に関する詳細な説明が、本発明の譲受人に譲渡された米国特許第 4,704,1 16号に開示されており、その内容は本願明細書の一部として組み入れられる。 幼児用おむつとして用いるためには、図４を参照して、おむつ２１０をフィッ トさせて取り付ける際に、幼児が、おむつ２１０の後方ウェスト領域２２２の上 に置かれる。幼児の脚は開かれて、股部２２４が幼児にきちんとフィットするよ うに、前方ウェスト領域２２０が、幼児の腹側に容易に巻き付けられる。その後 、ファスナ２５２および２５４が、それぞれの前方耳部２４４および２４６の最 も外の面に取り付けられる。それから、カバーファスナ２９８は閉じられて、水 着型下着を形成する。 吸収性コア６０は、セルロース繊維および合成ポリマ繊維の混合物からなる共 形成材料を含む。例えば、共形成材料は、セルロース木繊維、およびポリエチレ ンやポリプロピレン繊維のような溶融吹込ポリオレフィン繊維のエアレイド(air laid)混合物を含んでよい。吸収性コア６０は、共形成材料のみであっても、ま た別の吸収性もしくは非吸収性材料を伴って、超吸収性材料と共形成材料の組み 合わせを含んでもよい。 共形成材料は、セルロース木繊維、およびポリエチレンやポリプロピレン繊維 のような溶融吹込ポリオレフィン繊維のエアレイド混合物を含んでよく、またセ ルロース繊維の気中形成(air-formed)詰綿（すなわち木材パルプ綿毛）を含んで もよい。オプション的には、吸収性コア６０が界面活性剤によって処理されても よく、乾燥した環境において液体の獲得を補助する。本発明の特別な具体例にお いては、吸収性コア６０が、乾燥した環境の下で、およそ1.25cm以下のバルク厚 さを有する。親水繊維およびポリマストランドは、例えば約30:70 から80:20 の 間のように80:20 より小さく、また望ましくは約60:40 から70:30 の間の繊維対 ポリマ比をもって供給されることができる。 吸収性コア６０に関しては、コアの吸収性を大きくする配合物が、効率的な量 だけ含まれ、有機または無機高吸収性材料を備えてもよい。例えば、吸収性コア ６０が、０〜５重量％の、好ましくは１重量％より小さい高吸収性材料を備える ことができる。適切な無機高吸収性材料は、例えば吸収性クレーとシリカゲルを 備える。 有機高吸収性材料は、ペクチン、グアルゴム、ピートモス等の天然物質、また 合成ヒドロゲルポリマのような合成物質を有する。このようなヒドロゲルポリマ は、例えば、カルゴキシメチルセルロース、ポリアクリル酸のアルカリ金属塩、 ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、エチレンマレイン硬石膏コポリマ 、ポリビニルエーテル、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルモルホリノ ン、ビニルスルホン酸のポリマおよびコポリマ、ポリアクリレート、ポリアクリ ルアミド、ポリビニルピリジン等を含んでよい。別の適切なポリマは、加水分解 したアクリロニトリルグラフトスターチ、アクリル酸グラフトスターチ、および イソブチレンマレイン無水物コポリマ、およびそれらの混合物を含んでよい。 ヒドロゲルポリマは、十分に架橋されるのが好ましく、材料を実質的に水に不 溶性にする。架橋は、例えば放射線照射、又は共有結合、イオン結合、ファンデ ルワールス結合、水素結合によって生じる。適切な材料は、Dow Chemical Compa ny、Hoechst-Celanese CorporationおよびAllied-Colloidのような様々な商業的 売主から入手可能である。代表的には、高吸収性材料は、少なくとも、その重量 の約15倍もの水を吸収することができ、好ましくはその重量の25倍以上もの水を 吸収することができる。 高吸収性材料は、分散されるか、それとは別に様々な技術を利用して吸収性コ ア６０に組み入れられることが可能である。例えば、高吸収性材料は、吸収性コ ア６０を備えた繊維の中で実質的に均一に分散されることができる。材料は、吸 収性コア６０繊維内で非均質的に分散され、一般には高吸収性材料の密度が大き くなるか又は小さくなるかする連続的な勾配を形成し、バックシート５８から内 方に向かって密度が変化していることが観測される。代わりに、高吸収性材料は 、吸収性コア６０の繊維材料から離された分離層を備えることができ、また吸収 性コア６０と一体化した分離層を備えてもよい。 吸収性コア６０は、ラップ層を備えてもよく、繊維コアの集結性を維持する。 このラップは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル等のような合成ポ リマフィラメントか、レーヨンまたは綿のような天然ポリマフィラメントからな る親水性スパンボンドウェブ、溶融吹込ウェブ、またはボンドカードウェブ材料 を含んでもよい。 排泄物収納構造１２は、蒸気透過性と、ほんの僅かな液体透過性を示すバック シートを組み入れるのが最も好ましい。これは、液体不透過性であって、且つ、 内部の排泄物収納構造を外側の面または人に接触しないように覆い分離するカバ ー構造に結合するのが好ましい。 男子用ボクサータイプのカバーの場合は、男子用排泄物収納構造のバックシー トが、液体透過性材料で作られることができ、この構造がいくらか通気性を有す るようになり、カバーが不透過性である場合に、素早く乾燥させて、この構造を 通過する流体の収納を可能にする。 女子用排泄物収納構造の場合には、上述の理由で、バックシートが液体透過性 であり、カバーが液体不透過性となる。しかしながら、女子用水着が、カバーと してのスカートにより特徴づけられるとき、排泄物収納構造の股部が、プラスチ ックフィルムのような適切な手段によって液体不透過性にさせられ、一方で、排 泄物収納構造１２の上部およびウェスト領域が液体透過性材料によって覆われて 、通気性確保の補助をする。 バックシート５８は、薄い液体不透過性ウェブ、または、ポリエチレン、ポリ プロピレン、ポリビニルクロリド又は同様の材料のプラスチックフィルムシート を備えてもよい。代わりに、バックシート５８は、低い液体透過性を有するよう に適切に構成され配置された不織布ウェブを備えてもよい。また、バックシート ５８は、層状すなわち積層材料、例えば熱的に接合されたプラスチックフィルム と不織布ウェブの組成物を備えてもよい。この下着が、通常はスポーツウェアと されるために、露出するバックシートまたはその部分は、耐磨耗性の基本重量を もつ材料で作られる。 バックシート５８は、約0.5oz/yd²(17gsm)から2.0oz/yd²(68gsm)の基本重量を 有するスパンボンドされた単一のポリプロピレン不織布ウェブにより構成されて よい。男子用ボクサーショーツタイプの物品の場合には、カバーが、約0.7oz/yd² (23.8gsm)から2.0oz/yd²(68gsm)の基本重量を有する材料からなるのが好ましい 。女子用スカートタイプの物品の場合には、カバーが、約0.7oz/yd²(23.8gsm)か ら2.0oz/yd²(68gsm)の基本重量、少なくともバックシート５８の股部および尻部 においては、約1.0oz/yd²から2.0oz/yd²の基本重量を有する材料からなるのが好 ましい。それよりも小さい基本重量は、物品の別の部分に用いられることができ る。 体側ライナ５６は、柔らかく、柔軟性があり、流体を通過させる多孔性シート である。また、このライナは、真水、食塩水、または洗浄水に浸せるものでなけ ればならず、またその結合性を維持しなければならない。体側ライナ５６は、例 えば、不織布ウェブや、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル等のよう な合成ポリマフィラメントからなる、スパンボンドウェブ、溶融吹込ウェブ又は ボンドカードウェブのシートや、レーヨン又は綿のような天然ポリマフィラメン トウェブを含んでよい。体側ライナ５６は、尿および体からの別の滲出液のよう な液体が容易に流れる孔の大きさを有する。ライナ５６は、選択的に型押しされ 、すなわち孔をあけられ、貫通する別個のスリットすなわち穴を備える。オプシ ョン的に、ウェブすなわちシートが、液体の移送を補助するために、界面活性剤 で処理されてもよい。１つの最適な体側ライナ材料は、Appel 等に1982年７月20 日に発行された米国特許第 4,340,563号と1983年９月23日に発行された米国特許 第 4,405,297号に開示された方法および装置により作られる濡れてもよいスパン ボンドポリプロピレンウェブであり、これらの特許は本願明細書の一部として組 み込まれる。体側ライナ５６は、液体透過性であって、およそ0.75oz/yd²(25.4g sm)の基本重量を有するスパンボンドポリプロピレン不織布ウェブである。積層 の層 を接着する最適な接着剤は、ウィスコンシン州 WauwatosaのFindley Adhesives, Incから入手できる。 前述したように、側部パネル２６および２８は、１方向に伸縮可能な、または 実質的に垂直な少なくとも２つの方向に伸縮可能な材料により形成されることが できる。１つの最適な１方向伸縮材料は、Vander Wielen 等に1988年１月19日に 発行された米国特許第 4,720,415号に開示されており、この特許は本願明細書の 一部として組み込まれる。１方向伸縮性材料は、少なくとも１つの伸ばされた弾 性ウェブに接合される少なくとも１つのギャザー可能なウェブを含んだ合成材料 を備えてもよい。弾性ウェブは、弾性フィルムや、溶融吹込エラストマの繊維ウ ェブのような不織弾性ウェブであってよい。１つの具体例においては、側部パネ ル２６および２８が、およそ0.4oz/yd²(13.6gsm)の基本重量を有する１対のスパ ンボンドポリプロピレン不織布ウェブに挟まれてそれらに取り付けられた、予め 引っ張られた弾性溶融吹込内側層で形成される伸縮性接合積層を備える。適切な 弾性材料は、商標名Kratonで、テキサス州 HoustonのShell Chemical Companyか ら購入される。別の適切な１方向伸縮性材料は、1986年８月19日にWideman に発 行された米国特許第 4,604,964号と、1987年４月14日にMormanに発行された米国 特許第 4,657,802号に開示されている。 弾性側部パネル材料は、第１方向に約10から500 ％の伸び率を有する伸縮特性 を備え、張力を開放するときには、その伸びの少なくとも55％は回復するのが望 ましい。第１方向の側部パネル材料は、およそ50から300 ％の伸び率を有し、特 に少なくとも125 ％の伸び率を有して、張力を開放したときには、その伸びの少 なくとも80％の回復を示すのが好ましい。 側部パネル２６および２８に関する適切な２方向伸縮性材料が、Mormanに1992 年５月19日に発行された米国特許第 5,114,781号、および1992年５月26日に発行 された米国特許第 5,116,662号に開示されており、これらの特許は本願明細書の 一部として組み込まれる。２方向伸縮性材料は、溶融吹き込み又は押し出しによ って形成される、ネック可能(neckable)材料および弾性シートを含んだ合成材料 を有してもよい。ネック可能材料は、ネックダウンの所望の方向に垂直な方向に 引っ張り力を与えることによって、少なくとも１つの次元において収縮される可 能性のあるものであり、スパンボンドウェブ、溶融吹込ウェブまたはボンドカー ドウェブを含むことができる。引っ張られて、ネッキングしたネック可能材料は 、非直線の構成で配置された離れた位置で伸びた弾性シートに結合される。別の ２方向伸縮性合成材料は、離れた位置で弾性シートの１つ以上の層に結合された 逆にネッキングされた材料の１つ以上の層を備えてもよい。逆にネッキングされ た材料は、例えば熱で処理されたものであって、その材料に復元力を与えるよう にネッキングされたものであり、力が与えられて、材料がその予めネッキングさ れた寸法に広がるとき、その処理され、ネッキングされた部分は、力を与え終わ った後に、そのネッキングされた大きさに全体として回復する。 脚およびウェスト弾性体３６、３８、１１６および１１７は、伸縮性ボンド積 層により形成されてもよい。特に、伸縮性ボンド積層は、少なくとも１つの不織 ギャザー可能層と弾性層を備えてよい。代わりに、脚およびウェスト弾性体３６ 、３８、１１６及び１１７は、商標名LYCRA でI.E.Du Pont de Nemours and Com panyにより売られる乾式スパン融合型多重フィラメントエラストマスレッドで形 成されてもよい。また代わって、弾性体３６、３８、１１６および１１７は、Va n Gompel等に1990年７月10日に発行された米国特許第 4,940,464号に開示される 弾性材料の薄いリボンなどの、おむつ製造分野において用いられる別の代表的な 弾性体で形成されてもよい。この特許は、本願明細書の一部として組み込まれる 。弾性は、バックシート５８と体側ライナ５６の間に熱い溶融エラストマ接着剤 を押し出すことによって、長手方向の側部に与えられる。別の適切な弾性ギャザ ー手段は、Mesek による米国特許第 4,938,754号とMesek 等による米国特許第 4 ,388,075号に開示されている。 カバー１４は、フィルム層、不織布層、または別の適切な液体透過性材料また は液体不透過性材料等の単一層で構成されるのが望ましく、衣服のような触感を 有するのが好ましい。カバー１４は、約0.5oz/yd²(17gsm)から2.0oz/yd²(68gsm) の基本重量を有するスパンボンドされた単一のポリプロピレン不織布ウェブによ り構成される。男子用ボクサーショーツタイプの物品の場合には、カバーは、約 0.5oz/yd²(17gsm)から2.0oz/yd²(68gsm)の基本重量を有する材料を含むことが好 ましく、少なくともカバー１４の股部および尻部においては、材料が、1.0oz/ yd²(34gsm)から2.0oz/yd²(68gsm)の基本重量を有するのが好ましい。女子用スカ ートタイプの物品の場合には、カバーは、約0.7oz/yd²(23.8gsm)から2.0oz/yd²( 68gsm)の基本重量を有する材料を含むことが好ましい。カバー１４は、接着剤に より第１層に適切に結合された液体不透過性フィルム層の第２層を含んでもよい 。カバーの第１層は、約0.7oz/yd²(23.8gsm)から2.0oz/yd²(68gsm)の基本重量を 有するスパンボンドされたポリプロピレン不織布ウェブであってよい。カバーの 第２層は、およそ0.5mil（12.7μｍ）から1.0mil（25.4μｍ）のポリエチレンフ ィルムであってよい。 前述した詳細な説明は、本発明を例証するためのものである。従って、本発明 の精神および範囲から逸脱することなく、多くの修正および変更が可能である。 例えば、ある具体例の一部として説明した代わりの又はオプションの特徴部が、 別の具体例を生成として用いられてもよい。また、排泄物収納構造の両端ではな く片方のみが、カバーに弾性的に接続されてもよい。従って、本発明は、特別な 具体例によって限定するべきではなく、請求の範囲によってのみ限定されるべき である。パンツ１０が作られる材料は、ユーザまたは製造者が所望するいかなる 材料であってもよい。パンツ１０およびおむつ２１０を製造する際に使用される 多くの材料例は、本願明細書の一部として組み込まれている前述した米国特許お よび特許出願に開示されている。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ａ４１Ｂ 13/02 Ｋ (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ， ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．一体型使い捨て排泄物収納物品であって、 (a) 蒸気透過性と液体透過性を有するバックシートと、柔らかく柔軟性のある 多孔性の流体透過性ライナと、セルロース木繊維と合成ポリマ繊維を含む吸収性 コアとを備え、繊維対ポリマ比がおよそ30:70 から80:20 の値をとり、前記吸収 性コアが前記バックシートと前記ライナの間に収容されている、排泄物収納構造 と、 (b) 右前方側部パネルと左前方側部パネルが、前記排泄物収納構造の前方端部 に取り付けられ、右後方側部パネルと左後方側部パネルが、前記排泄物収納構造 の反対側の端部に取り付けられている、４つの弾性体含有側部パネルの組と、 を有しており、 (c) 前記右前方側部パネルと前記右後方側部パネルは、超音波シーリング、接 着剤接合、または熱シーリングによって接合され、前記右前方側部パネルと前記 右後方側部パネルの間に手で裂くことができる再取付不能シームを形成し、前記 左前方側部パネルと前記左後方側部パネルは、超音波シーリング、接着剤接合、 または熱シーリングによって接合され、前記左前方側部パネルと前記左後方側部 パネルの間に手で裂くことができる再取付不能シームを形成し、前記排泄物収納 構造と前記側部パネルが、ウェスト開口部、２つの脚開口部、および脚開口部の 間の股部を備えるように構成され、 (d) 前記排泄物収納構造に結合され、ウェスト開口部から吊るされ、排泄物収 納構造に対して相対的に動くことができる液体不透過性カバーを有する一体型使 い捨て排泄物収納物品。 ２．前記吸収性コアの繊維対ポリマ比が、およそ60:40 から70:30 の値をとるこ とを特徴とする請求項１に記載の一体型使い捨て排泄物収納物品。 ３．前記吸収性コアが、５％までの高吸収性材料を含むことを特徴とする請求項 １に記載の一体型使い捨て排泄物収納物品。 ４．前記吸収性コアが、液体獲得のために界面活性剤を含むことを特徴とする請 求項１に記載の一体型使い捨て排泄物収納物品。 ５．前記側部パネル縁と、前記排泄物収納構造の股部における排泄物収納構造の 長手方向縁に沿って、前記バックシートおよび前記ライナに結合される脚弾性体 を有する請求項１に記載の一体型使い捨て排泄物収納物品。 ６．一体型使い捨て排泄物収納物品であって、 (a) 蒸気透過性と液体透過性を有するバックシートと、柔らかく柔軟性のある 多孔性の流体透過性ライナと、セルロース木繊維と合成ポリマ繊維を含む吸収性 コアとを備え、繊維対ポリマ比がおよそ30:70 から80:20 の値をとり、前記吸収 性コアが前記バックシートと前記ライナの間に収容されている、排泄物収納構造 と、 (b) 右前方耳部と左前方耳部が、前記排泄物収納構造の前方端部に取り付けら れ、右後方耳部と左後方耳部が、前記排泄物収納構造の反対側の端部に取り付け られる、４つの耳部の組と、 を有しており、 (c) 前記右前方耳部および前記右後方耳部がファスナで結合され、前記左前方 耳部および前記左後方耳部がファスナで結合され、前記排泄物収納構造と前記耳 部が、ウェスト開口部、２つの脚開口部、および脚開口部の間の股部を有するよ うに構成され、 (d) 前記排泄物収納構造に結合され、前記ウェスト開口部から吊るされた、液 体不透過性カバーの前方部および後方部が設けられ、前記カバーが前記排泄物収 納構造に対して相対的に動くことができ、前記液体不透過性カバーの前記前方部 および前記後方部がファスナで結合された、一体型使い捨て排泄物収納物品。 ７．前記吸収性コアの繊維対ポリマ比が、およそ60:40 から70:30 の値をとるこ とを特徴とする請求項６に記載の一体型使い捨て排泄物収納物品。 ８．前記吸収性コアが、５％までの高吸収性材料を含むことを特徴とする請求項 ６に記載の一体型使い捨て排泄物収納物品。 ９．前記吸収性コアが、液体獲得のために界面活性剤を含むことを特徴とする請 求項６に記載の一体型使い捨て排泄物収納物品。 10．前記耳部の縁と、前記排泄物収納構造の股部における排泄物収納構造の長手 方向縁に沿って、前記バックシートおよび前記ライナに結合される脚弾性体を有 する請求項６に記載の一体型使い捨て排泄物収納物品。