JPH10503400A - 使い捨て排泄物収納用衣類 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 使い捨て排泄物収納用物品は、着用者とカバーとの間に配置されている吸収性複合物を有する排泄物収納構造と、該排泄物収納構造に作動的に結合された一対の収納フラップとを含む。この排泄物収納物品を製造する方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 使い捨て排泄物収納用衣類 本発明の背景技術 本発明は、使い捨て排泄物収納物品に関する。より詳細には、本発明は、スイ ムウェアー衣類として有効でありながら、排泄物の収納性と吸収性を備える物品 に関する。 現在、使い捨て排泄物収納物品は、成人介護用品、幼児保護用品、および子供 保護用品の分野で広く使用されており、再使用可能な布製物品と一般的に取り替 えられてきた。例えば、使い捨ておむつは、特定の必要性に適合し、かなり一般 的になってきた。使い捨て幼児訓練用パンツも、また特定の必要性に適合し、一 般的になってきた。しかしながら、子供がプールまた海に行きたがると、このよ うな移動中に起こりうる“事故”のために排泄物収納用衣類が子供に必要とされ る。 子供がスイムウェアーを着用している間、事故が起きないことを親は望むが、 事故が起きると、この事故の間、収納性と制限された吸収性が必要とされる。さ らに、使い捨ておむつと幼児訓練用パンツにおいて超吸収性材料の量を多く使用 することによって、極めて高められた吸収能力と漏れ性能が、通常の使用状態に おいて達成された。しかしながら、小児および幼児が泳ぐと、超吸収性材料（Ｓ ＡＭ）によって、おむつ／パンツが最大容量まで水を吸収し、このため通常の使 用では一般的に見られないような割合にまで膨らんでしまう。おむつ／パンツが 垂れ、着心地が悪く重くなり、子供のスイムウェアーに合わなくなる。ある場合 には、おむつ／パンツが実際に破れてしまい超吸収体の粒が散らばり、プールサ イドまたは浜辺を汚すことになったり、プールのフィルターが詰まり始める。こ れは、おむつ／パンツ内に含まれた排泄物をも放出してしまうことになる。公共 のプールで超吸収体を含むおむつを禁止することは珍しいことではない。しかし ながら、子供が水に入る前にも尿を収納することが必要であることと、水中にお いてＢＭ（排便物）を収納することが要求されることから収納用下着が必要とさ れることがわかる。本発明の開示 このように、水泳に行くための移動中において尿と便の漏れを最小にし、水泳 中に、便排泄物の収容を維持するような改良された子供用のスイムウェアーを形 成することが必要とされる。この必要性に応えて、乾燥状態には、尿を吸収し、 乾燥または濡れている状態のときにはＢＭを含むための、おむつ式の排泄物収納 構造を含む新規な排泄物収納下着と、排泄物収納下着を形成する方法が発見され た。本発明による排泄物収納下着は、長手方向の軸線と長手方向に間隔のあいた 両端部を有する排泄物収納構造を含む。この排泄物収納構造は、吸収性コア、バ ックシート、収納フラップを含む。この構造は、ほとんどあるいは全く超吸収性 材料を含まないので、濡れた状態のときでも膨らまない。吸収体は、パルプとポ リマーがコフォームされた混合物であり、濡れたときに耐久性を与える。アウタ ー用衣類のポリマーがベースの布は軽量であり、水から外に出ると短時間で乾燥 させることができる。 本発明の別の実施例において、バックシートと吸収性コアを含む排泄物収納構 造を有し、このバックシートがこれの長手方向の端部に沿って一対の脚部弾性部 材を有するようになった、使い捨て排泄物収納物品が提供される。一対の収納フ ラップが脚弾性部の外側で排泄物収納構造に結合されている。 本発明のさらに別の実施例において、排泄物収納構造を形成し、遠い方の両端 部を有する一対の収納フラップを供給し、収納フラップを排泄物収納構造に配置 し、収納フラップを排泄物収納構造に結合する、段階からなる使い捨て排泄物吸 収用物品を製造する方法を提供する。 本発明の多くの特徴と利点は以下の記載から明らかになる。本記載において、 本発明の好ましい実施例を表す図面を参照する。この実施例では、本発明の全範 囲を表すのもではない。従って、本発明の全範囲を解釈するために、本明細書の 請求の範囲を参照しなければならない。図面の簡単な説明 本発明の上述の特徴および別の特徴と、これらを達成するための手段がより明 白になり、添付の図面とともに、本発明の以下の記載を参照することによって本 発明をより理解できるであろう。 図１は、女子用のスイムウェアーの本発明の一実施例の特徴を表すパンツの正 面図である。 図２は、女子用のスイムウェアーの本発明の一実施例の特徴を表すパンツの前 図である。 図３は、図１の矢印の方向から見て、線３−３に沿った図１の横断面図である 。 図４は、本発明を実施し、開閉構造を示すおむつの斜視図である。 図５は、カバーの股領域を表す男子用スイムウェアーのパンツの正面図である 。 図６は、本発明を実施し、開閉構造を示す男子用スイムウェアーのおむつの斜 視図である。 図７は、開いた状態を外から見た本発明を表す男子用スイムウェアーのパンツ の斜視図である。定義 本発明の内容において、次の各用語または語句は以下の意味を含む。 （ａ）“結合された”とは、２つの要素を結合、接着、接続、取付け等、するこ とを言う。２つの要素は、直接的に互いに結合されるか、または各々が中間要素 に直接結合される場合のように間接的に互いに結合されるか、の場合に、共に結 合されると考えられる。 （ｂ）“使い捨て”とは、使用後に処分されることを含み、洗濯したり再使用し たりすることを意図するものではない。 （ｃ）“配置された”、“上に配置された”、“で配置された”、“に配置され た”、“の近くに配置された”およびこれらの様々な言い回しは、一つの要素が 別の要素と一体構造、すなわち一体となること、あるいは一つの要素がべつの要 素に結合されたり、接続されたり、配置されたり、近くに配置された別個の構造 であることを意味する。 （ｄ）“弾性”および“弾性の”とは、材料を変形させる力を解放した後、材料 が元の大きさと形状にほぼ回復しようとする材料の特性を含む。 （ｅ）“弾性的に接続された”と“弾性的に接続する”とは、２つの要素が弾性 部材によって分離され結合されており、２つの要素の相対的な位置は、弾性部材 の伸張のために変わってもよいことを意味する。 （ｆ）“伸び”とは、材料の伸張と、伸張する前の材料の長さとの比を含む。伸 びは、パーセントの単位で表される。 （ｇ）“伸張”、“伸張する”、“伸張した”とは、伸びによる材料の長さの変 化を含む。伸張は、長さの単位で表される。 （ｈ）“力”とは、一方の物体によって他方の物体に加えられ、物体が自由に動 けるときには加速度を与え、物体が自由に動けないときには変形させる物理的な 影響を含む。力は、重量グラムの単位で表される。 （ｉ）“予め短縮された”と“予め短縮する”とは、前もって短縮する、すなわ ち次の段階の前に短縮することを含む。 （ｊ）“前”と“後ろ”とは、衣類が着用者に配置されたときの位置を示すので はなく、衣類そのものに関する関係を定義するのに用いられる。 （ｋ）単数で用いられるときの“部材”は、単一の要素または複数の要素の２つ の意味を有する。 （ｌ）弾性部材を他の要素に取り付けることに関して“作動的に結合される”と は、弾性部材が別の要素に取付けられたり、結合されたり、または熱処理された ときに、その弾性部材が別の要素に弾性特性を与えることを意味する。非弾性部 材を別の要素に取りつけることについて、“作動的に結合される”とは、部材と 要素を、結合の意図する、または記述する機能を実行させることができたり、実 行を許す適当な手段であればどんな手段でも取り付けることができることを意味 する。結合する、取り付ける、接続する等は、いずれかの部材を要素に直接的結 合する場合のように直接的に、かまたは第１部材と第１要素との間に配置された 別の部材または要素によって間接的に、かのいずれかで行なうことができる。 （ｍ）“透過性の”とは、材料の１つの層が、おむつ／パンツの使用中に通常直 面する状況のもとで、検出可能な量の液体を通したり、移動させることができる ことを意味する。 （ｎ）“多孔性”とは、材料の１つの層が、おむつ／パンツの使用中に通常直面 する状況のもとで、計測可能な量の液体を通したり、移動させることができるこ とを意味する。 （ｏ）“破れる”とは、材料が分断または引き裂かれることを含む。引張試験に おいて、破れるとは、一度に、または段階的に、かのいずれかで材料が２つの部 分に全体的に分離されるか、または所定の材料において穴が大きくなることを意 味する。 （ｐ）“伸張して結合された”とは、エラストマーストランドが、その弛緩した 長さの少なくとも約２５％伸びながら、エラストマーストランドが別の部材に結 合されることを意味する。好ましくは、“伸張して結合された”とは、エラスト マーストランドが、別の部材に結合されるときに弛緩状態の長さの少なくとも約 １００％、より好ましくは少なくとも約３００％伸びる状態のことを意味する。 （ｑ）“伸張して結合された積層”（“ＳＢＬ”）とは、１つの層がギャザー可 能層であり、別の層が伸張可能、すなわち弾性層であるような、少なくとも２層 を有する複合材料のことを意味する。これらの層は、伸張可能層が伸張した状態 のときに、共に結合され、層を弛緩すると、ギャザー可能層にギャザーが寄せら れる。 （ｒ）“引張力”とは、物体を伸ばそうとする単軸の力、または、物体内で伸び に抵抗する均衡力のことをいう。 （ｓ）“二次元”とは、破壊的にいかなる構造も破ることなく、平坦な状態に開 いて置くことのできる、おむつのような衣類のことを言う。この種の衣類は、開 いて平坦な状態で置かれた場合に、連続した脚部開口部およびウエスト開口部を 有しておらず、衣類を着用者に付けるためには、接着テープのような結合装置を 必要とする。 （ｔ）“三次元”とは、衣類が作られる材料によって結合される連続した脚部お よびウエスト開口部を有する、短パン、またはパンツに類似した最終的製品の衣 類のことを意味する。この種の衣類は、これを破壊的に破ることによってのみ、 開いて平坦な状態にできる。この種の衣類は、手で破ることのできるシームを有 していてもよいし、有していなくてもよい。 （ｕ）“極限的伸び”とは分裂点における伸びを含む。 これらの定義は限定するものではなく、明細書の残りの記載部分における別の言 葉でこれらの用語を定義してもよい。好ましい実施例の説明 図１および２において図示するように、本発明を用いるパンツ１０が排泄物収 納構造１２を含む。この構造１２は、様々な手段で作られ、また構成されること ができる。このうちの１つが１９９３年３月２５日に米国特許出願された米国特 許出願番号第０４３、１３２号に記載されている。本発明は、この先行技術を引 用し、この特許明細書の記述を本明細書の記述の一部とする。別のパンツの設計 が米国特許第４、９３８、７５７号、同第４、７４７、８４６号および同第４、 ９４０、４６４号に記載されている。本発明は、この先行技術を引用し、この特 許明細書の記述を本明細書の記述の一部とする。 パンツ１０は、図７において部分的に開かれた状態で図示されている。構造１ ２は、長手方向に間隔のあいた前後ウエスト領域２０、２２を含んでおり、これ らはパンツ１０の長手方向の端部で終了する。股領域２４が前後ウエスト領域２ ０、２２との間に配置されている。ウエスト領域２０と２２は、股領域２４とと もに排泄物収納セクション４２（図２参照）を形成する。左右サイドパネル２６ 、２８が前後ウエスト領域２０、２２間に延びている。 図２と図７において最も明白に図示するように、サイドパネル２６、２８の端 部２７、２９は最終的なパンツの状態で共に結合され、手で引き破り可能で、再 結合不可能なシーム４４、４６を形成する。シーム４４とシーム４６は、超音波 シール、接着結合、ヒートシール、等のような適当な手段で形成すればよい。こ のようなシームを形成する１つの適当な方法が、バンゴンペル他に、１９９０年 ７月３日に付与された米国特許第４、９３８、７５３号に開示されている。本発 明は、この先行技術を引用し、この特許明細書の記述を本明細書の記述の一部と する。このように、排泄物収納構造１２は、ウエスト開口部３４と一対の脚開口 部３０と３２（図１および図２参照）とを形成する。 図２において、排泄物収納構造１２は、一般的に排泄物収納セクション４２と サイドパネル２６、２８とを備える。サイドパネル２６と２８は、弾性特性を有 していても有していなくてもよく、構成材料がシーム４４と４６の近傍に手で破 ることのできる、再結合不可能な領域を形成するように超音波結合され形成され る。サイドパネル２６、２８は、弾性材料の層またはＳＢＬを組み入れることに よって弾性が与えられる。あるいは、構造１２は、これの本体のまわりに弾性ス トランドを組み入れたり、弾性材料の層またはＳＢＬを構造１２の外部にわたっ て組み入れることによって弾性が与えられる。 排泄物収納セクション４２が収納フラップ６４、６６、バックシート５８、ラ イナー５６、吸収性コア６０、およびサイドパネル２６、２８を含む。収納フラ ップ６４、６６は、遠い方の端部８２、８４をそれぞれ有している。図３は、パ ンツ１０が引っ張られて、着用された状態を想定した、全体的に直立した状態で 収納フラップ６４、６６を示す。排泄物収納構造１２は、本明細書においてはわ かりやすくするために平坦な状態で示しているが、実際は、排泄物収納構造１２ は、図２と３に図示するように股領域２４において曲げられた、またはバケツ様 の形状であると考えられる。 取り付けの一つの独特な方法が、本件出願人により米国特許庁に１９９３年３ 月２６日に出願された米国特許出願第０５４、５０８号に記載されている。本発 明は、この先行技術を引用し、この特許明細書の記述を本明細書の記述の一部と する。フラップ６４、６６の近い方の端部は脚弾性部３６（図３参照）、３８の 内側または外側に取り付けられているが、外側に配置されるのが好ましい。 図３と７を参照すると、図示するように排泄物収納構造１２は、バックシート ５８、実質的に液体透過性の体側ライナー５６、およびバックシートとライナー との間にはさまれた吸収性コア６０を含む。バックシート５８と体側ライナー５ ６は、吸収性コア６０よりも長く、幅広であり、バックシートとライナーの周縁 部が、超音波結合、熱結合、接着または別の適当な手段を用いて共にシールされ るマージンを形成するようになっているのが好ましい。吸収性コア６０は、バッ クシート５８または体側ライナー５６に超音波結合、接着材または別の適当な手 段を用いて取り付けられていればよい。排泄物収納構造１２は、また排泄材料を 獲得し、分配し、収容する助けとなる別の成分を含んでいてもよい。例えば、排 泄物収納構造１２は、メーヤ他に１９８９年１月１７日に付与された米国特許第 ４、７９８、６０３号に記載されているような移動層、または１９９３年５月５ 日に公開された欧州特許公開番号第０５３９７０３Ａ１号に記載されているよう なサージ処理層を含んでいてもよい。本発明は、この先行技術を引用し、この特 許明細書の記述を本明細書の記述の一部とする。 脚弾性部３６、３８は、構造１２の長手方向の端部に沿ってカバー材料に伸張 して結合される。ウエスト弾性部１１６、１１７は、排泄物収納構造１２のウエ スト領域２０、２２を弾性化する。この後、各サイドパネル２６、２８がシーム ４４、４６（図２参照）によってともに結合され、排泄物収納構造１２は、ウエ スト開口部３４と、一対の脚開口部３０、３２とを形成するようになっている。 ２つの脚弾性部が７．７キログラムから１４キログラム（１７ポンドから３０ポ ンド）の子供に対して約１０から約１６センチメートル離れて配置されるのが好 ましい。 図７において、パンツ１０が部分的に開いた状態で端部２７と２９を表してお り、これらは、図示されていないがシームを形成するように結合されて最終的な 幼児訓練用パンツ１０を形成することになる。訓練用パンツ１０の好ましい実施 例のカバー１４を構成するために、フロントパネルセクション９４は、シーム１ ２２と１２４に沿ってバックパネル９６に結合されており、ボクサー形パンツの 場合には股領域におけるシーム１２６に沿って、ウエスト開口部３４近傍の前後 ウエスト領域２０、２２における排泄物収納構造１２に結合されている。“最終 製品のパンツ”とは、意図する目的のために用いることのできる三次元幼児訓練 用パンツのことを意味する。排泄物収納構造１２は、任意的にＴ字形、１字形、 砂時計形、または不規則な形状のいずれでもよい。 図３において、排泄物収納構造１２は、バックシート５８と体側ライナー５６ の双方に作動的に結合されている脚弾性部３６、３８を含む。脚弾性部３６、３ ８はサイドパネル２６、２８の端部と、股領域２４における排泄物収納構造１２ の長手方向の端部１１２、１１３とに沿って配置されている。脚弾性部３６、３ ８は、着用者の身体に対して排泄物収納構造１２を保持したり、または着用者の 脚部のまわりにシールまたはガスケットを形成する助けとなる。 排泄物収納構造１２は、体側ライナーおよびバックシート材料を供給し、バッ クシート５８と体側ライナー５６との間に別個の吸収性コア６０をはさむことに より構成できる。吸収性コア６０の外側のバックシート５８と体側ライナー５６ の側部の縁をサイドパネル材料と結合できる。このため別個の排泄物収納構造１ ２を、バックシートと体側ライナー材料の連続性から切断できる。 主に図４と図６を参照すると、二次元の衣類がおむつ２１０として示されてい る。おむつ２１０は、排泄物収納構造２１２、対向して配置されている前側耳セ クション２４４と２４６を含む前ウエスト領域２２０、それぞれ対向して配置さ れている後側耳セクション２４８、２５０上にファスナー２５２と２５４を含む 後側ウエスト領域２２２、および前側ウエスト領域２２０と後側ウエスト領域２ ２２との間の股領域２４４とを含む。おむつ２１０は、さらにカバー２１４を備 える。 排泄物収納構造２１２は、さらにバックシート２５８、ライナー２５６および バックシート２５８とライナー２５６との間に配置されている吸収性コア２６０ （図示せず）とを備える。排泄物収納構造１２は、弾性部材（図示せず）が取り つけられている収納フラップ２７４および２７６を含む。 一般的なおむつ２１０の構造のより詳細な記載、製造手順および使用方法が、 本発明の出願人に付与された米国特許第４、７０４、１１６号に含まれている。 本発明は、この先行技術を引用し、この特許明細書の記述を本明細書の記述の一 部とする。 幼児におむつを適用するために、図４を参照すると、おむつ２１０をあてて取 り付ける前に、おむつ２１０の後側ウエスト領域２２２に幼児を置けばよい。幼 児の脚部は離れ広がっているので、幼児に対して股領域２２４をぴったりとフィ ットさせるような方法で、幼児の前部に対して、前側ウエスト領域２２０は上方 に容易に折れ曲げることができる。その後、ファスナー２５２と２５４が各前側 耳セクション２４４と２４６の最も外側の面に取り付けられる。 吸収性コア６０は、パンツ１０が全体的に薄い寸法となるように比較的薄いの が好ましい。吸収性コア６０は約１．２５センチメートル以下の嵩厚さを有する のが好ましく、詳細には、乾燥状態で約０．７センチメートル以下である。厚さ は、例に示した厚さ試験に従って計測される。嵩厚さは、１．３８キロパスカル （０．２ポンド／平方インチ）の抑制圧力の下で求められる。さらに、吸収性コ ア６０は、少なくとも約６０グラムの合成尿の吸収能力を有しており、少なくと も約１００グラムの吸収能力が好ましい。この能力は例に示した飽和能力に従っ て計測される。 コフォーム材料は、セルロース木材繊維と、ポリエチレンまたはポリプロピレ ン繊維のようなメルトブローポリオレフィン繊維との乾式積層混合物から構成さ れていてもよいし、セルロース繊維かなる乾式綿（例えば、木材パルプフラフ） から構成されてもよい。任意的には、吸収性コア６０は、表面処理剤で処理され て、乾燥した環境において液体を獲得してもよい。本発明の特定の実施例におい て、吸収性コア６０は、乾燥時に約１．２５センチメートル以下の嵩厚さを有す る。親水性繊維およびポリマーストランドを、８０対２０未満、例えば３０対７ ０と約８０対２０の間、好ましくは約６０対４０および約７０対３０の間の繊維 ／ポリマー比で与えてもよい。 吸収性コア６０は、セルロール繊維および合成ポリマー繊維の混合物からなる コフォーム材料から構成できる。例えば、コフォーム材料は、セルロース木材繊 維およびポリエチレンまたはポリプロピレン繊維のようなメルトブローポリオレ フィン繊維との乾式積層混合物から構成されていればよい。吸収性コア６０は、 コフォームだけか、また超吸収性材料とコフォームおよび別の吸収体あるいは非 吸収性材料との組合せから構成できる。任意的には、コアは表面処理剤で処理さ れており、乾燥した環境において液体を獲得しやすくする。本発明の特定の実施 例において、吸収性コアは、濡れた状態で０．９センチメートル以下の嵩厚さを 有する。好ましくは、濡れた嵩厚さは、０．８センチメートル未満である。コア は構造１２の股領域においてバケツ形部分を形成できるように、おむつに渡って 可撓性がなければならない。 吸収性コア６０に関して、コアの吸収性を高める複合物は、有効量で含まれて おり、有機または無機の高吸収性材料から構成されていればよい。例えば、吸収 性コア６０は、０−５重量％の高吸収性材料を含んでおり、好ましくは１％未満 である。適当な無機高吸収性材料は、例えば、吸収性粘度およびシリカゲルを含 む。 有機高吸収性材料は、ペクチン、グアルゴム、ピートモスのような天然材料、 合成ヒドロゲルポリマーのような合成材料を含むことができる。このようなヒド ロゲルポリマーは、例えば、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸のア ルカリメタル塩、ポリアクリルアミド、ポリビニールアルコール、エチレン無水 マレイン酸コポリマー、ポリビニールエーテル、ヒドロキシプロピルセルロース 、ポリビニールモルホリン、ビニールスルホン酸のポリマーとコポリマー、ポリ アクリレート、ポリアクリアミド、ポリビニールピリジン等を含む。別の適当な ポリマーは、加水分解されたアクリルニトリルグラフトスターチ、アクリル酸グ ラフトスターチおよびイソブチレンマレイン無水物コポリマーおよびこれらの混 合物を含む。 ヒドルゲルポリマーは、好ましくは十分に架橋されて、材料を実質的に水不溶 性に形成する。架橋は、例えば、照射、共有結合、ファンデルワールスまたは、 水素結合によって行なわれる。適当な材料は、ダウケミカル社、ヘキストセラネ セ社およびアライドコロイドのような様々なメーカから入手できる。一般的に、 高吸収性材料は、その重量の少なくとも約１５倍以上の水を吸収でき、その重量 の２５倍以上の水を吸収できるのが好ましい。 高吸収性材料は、様々な技術を用いて分配され、あるいは吸収性コア６０に組 入れることができる。例えば、高吸収性材料は、吸収性コアを形成する繊維間に 不均等にほぼ分布される。この材料は、吸収性コア繊維内で不均一に分布される こともでき、バックシート５８から内側に動く濃度を観察することによって決定 されるように、高吸収性材料の濃度を大きくするか小さくするかのいずれかの状 態にしてほぼ連続した勾配を形成するようになっている。あるいは、高吸収性材 料は、吸収性コア６０の繊維材料から離れた別個の層を備えることができるし、 また吸収性コアと一体になった別個の層を備えることができる。 吸収性コア６０は、繊維コアの一体性を維持できるようにラップ層を含んでい てもよい。このラップは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレン、ポリ エステル等のような合成ポリマーフィラメントまたはレーヨンまたはコットンの ような天然ポリーフィラメントのような、親水性スポンボンド、メルトブロー、 結合されてカーディングされたウェブ材料から構成されていればよい。 体側ライナー５６は、流体が通る、ソフトで可撓性の多孔性シートであればよ い。また、ライナーは、新鮮な水、塩水または処理された水に浸すことができ、 一体性をそのまま保持しなければならない。体側ライナー５６は、例えば、ポリ プロピレン、ポリエチレン、ポリエステル等のような合成ポリマーフィラメント からなるスパンボンド、メルトブロー、または結合されてカーディングされたウ ェブ、またはレーヨンまたは綿のような天然ポリマーフィラメントからなるウェ ブの不織ウェブまたはシートから構成されていればよい。体側ライナー５６は、 尿および別の身体からの滲出物のような液体を容易に通すことのできる大きさの 孔を有している。ライナー５６は、選択的にエンボス加工されたり、ライナーを 貫通するスリットまたは孔で穿孔される。任意的に、ウェブまたはシートは、表 面処理剤で処理されて液体の移動を助けるようにしてもよい。１つの適当な体側 ライナー材料が、アピール他に１９８２年７月２０日に付与された米国特許第４ 、３４０、５６３号および１９８３年９月２３日に付与された同第４、４０５、 ２９７号に記載されている方法と装置によって形成された湿潤可能なスパンボン ドポリプロピレンウェブである。本発明は、これら先行技術を引用し、これらの 特許明細書の記述を本明細書の記述の一部とする。体側ライナー５６は、液体透 過性であり、基本重量が約２５．４グラム／平方メートル（約０．７５オンス／ 平方ヤード）のスパンボンドポリプロピレン不織ウェブである。積層を接合する 適当な接着剤が、ウィスコン州ワウワトサ在住のファインドレーアドヘスシブ社 から入手可能である。 バックシート５８は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニールクロライ ドまたは同様の材料のようなプラスチックフィルムからなる薄くて、液体不透過 性のウェブまたはシートから構成されていればよい。あるいは、バックシート５ ８は液体透過性が低いように適当に構成されて設計された不織繊維ウェブから構 成されていればよい。あるいは、バックシートは、熱結合されたプラスチックフ ィルムおよび不織ウェブ複合物のような、層になったまたは積層された材料から 構成されていればよい。衣類は、一般的に活動用の衣服を目的としているので、 剥き出しになったバックシートまたはその一部を、耐摩耗性のある材料または耐 摩耗性のある基本重量から製造できる。 バックシート５８は、基本重量が約１７グラム／平方メートル（約０．５オン ス／平方ヤード）から６８グラム／平方メートル（２．０オンス／平方ヤード） の単一のスパンボンドポリプロピレン不織ウェブから構成されてもよい。男子用 ボクサーパンツ型の物品の場合、カバーは、基本重量が約１７グラム／平方メー トル（０．５オンス／平方ヤード）から約６８グラム／平方メートル（２．０オ ンス／平方ヤード）の材料から構成するのが好ましい。女子用のスカート型物品 の場合には、カバーは、基本重量が約１７グラム／平方メートル（０．５オンス ／平方ヤード）から約６８グラム／平方メートル（２．０オンス／平方ヤード） であり、好ましくは、少なくともバックシートの股および臀部領域において３４ グラム／平方メートル（１．０オンス／平方ヤード）から約６８グラム／平方メ ートル（２．０オンス／平方ヤード）の基本重量を有する材料から構成される。 より小さい基本重量を物品の別の領域に用いてもよい。 弾性サイドパネル材料は、約１０％から約５００％に伸びることができ、引張 力を解放すると、その伸びの少なくとも５５％回復するような、１方向の伸張特 性を有するのが好ましい。１方向のサイドパネル材料は、約５０％から約３００ ％伸びることができるのが好ましく、詳細には少なくとも１２５％の伸び、引張 力を解放するとその伸びの少なくとも８０％回復するのが好ましい。 前述したように、サイドパネル２６、２８は、１方向に伸張できるか、または 少なくともほぼ垂直２方向に伸張できる材料から形成すればよい。１つの適当な １方向性伸張材料が、バンダーウィレン他に１９８８年１月１９日に付与された 米国特許第４、７２０、４１５号に記載されており、本発明は、この先行技術を 引用し、この特許明細書の記述を本明細書の記述の一部とする。１方向伸張材料 は、少なくとも１つの伸びた弾性ウェブに結合された少なくとも１つのギャザー 可能なウェブを含む複合材料から構成されていればよい。弾性ウェブは、弾性フ ィルム、またはメルトブローエラストマー繊維ウェブのような不織繊維弾性ウェ ブであればよい。１実施例において、サイドパネルは、基本重量が約１３．６グ ラム／平方メートル（約０．４オンス／平方ヤード）の一対のスパンボンドポリ プロピレン不織ウェブの間に挟まれて取り付けられた所定に伸張した弾性メルト ブロー内側層から形成された伸張結合積層からなる。適当な弾性材料は、テキサ ス州ホーストン在住のシェルケミカル社からクラトンとして購入できる。別の適 当な１方向伸張材料が、ワイドマンに１９８６年８月１９日に付与された米国特 許４、６０６、９６４号とモーマンに１９８７年８月１４日付与された同第４、 ６５７、８０２号に開示されている。 サイドパネル２６、２８の適当な２方向伸張材料が、モーマンに１９９２年５ 月１９日付与された米国特許第５、１１４、７８１号、および１９９２年５月２ ６日に付与された同第５、１１６、６６２号に開示されており、本発明は、これ ら先行技術を引用し、これら特許明細書の記述を本明細書の記述の一部とする。 ２方向伸張材料は、メルトブローまたは押し出し成形により形成される、ネック 可能材料および弾性シートを含む複合材料から構成されていればよい。ネック可 能材料は、ネックダウンの所望の方向に対して垂直な方向に引張力を加えること によって少なくとも１つの形状が絞られるものであり、スパンボンド、メルトブ ローまたは結合されカーディングされたウェブを含んでいればよい。引張され、 ネッキングされたネック可能材料は、非線形状で構成される、間隔のあいた場所 に伸びた弾性シートに結合されてもよい。別の２方向伸張複合材料は、１つか２ つ以上の弾性シートに間隔をあけて結合されたリバーシブル可能なネッキングさ れた材料からなる１つか２つ以上の層から構成されてもよい。リバーシブル可能 なネック材料は、熱処理のような処理がされるが、材料を予めネッキングされた 形状に伸ばすように力が加えられると、材料に記憶を与えるようにネッキングさ れ、処理されたネック部分が、加力の終了時にそのネッキングされた形状にほぼ 回復するようになる材料である。 図３を参照すると、各収納フラップ６４、６６は、各遠い方の端部８２、８４ と各近い方の端部７２、７４（図３参照）との間で計測されたフラップ高さＨＦ を有する。フラップ高さＨＦは、約２ｃｍから約８ｃｍの範囲を有しており、所 望の範囲は約３ｃｍから約５ｃｍである。 フラップ高さＨＦとフラップ弾性１２８と１３０の弾性特性は、着用者の股部 分における、遠い方の端部８２、８４と、くぼみ８６との構造的な場所を決定す る。例えば、遠い方の端部８２と８４は、フラップ６４、６６が吸収性コア６０ 上にテント部分を形成するようにともに近接するように持ち上げることができ、 このために、尿または別の排泄物の吸収を防ぐことになる。 収納フラップ材料は、薄い液体不透過性ウェブまたは、ポリエチレン、ポリプ ロピレン、ポリビニールクロライドまたは同様の材料のようなプラスチックフィ ルムのシートから構成してもよい。あるいは、フラップ材料は、液体透過度が低 いように適当に構成され変更された不織繊維ウェブから構成されてもよい。さら に、フラップは、熱的に結合されたプラスチックフィルイムおよび不織ウェブ複 合物のような、層になった材料または積層材料から構成されてもよい。フラップ 材料のフィルムまたは不織布は、フラップの多孔性の特徴を高めるように孔が開 けられてもよい。好ましくは、これらの孔の密度は、１０／ｃｍ²であり、直径 は約０．１２５ｃｍである。図３と図４に示すように、収納フラップが着用者の 股部分内に一致するように位置決めされるのが望ましい。さらに、フラップ高さ ＨＦの寸法が比較的大きいために、吸収性コア６０が排泄物を吸収することのた めに重くなり、下方に垂れ始めると、収納フラップ６４、６６はこれらのシール 状態を維持するように延びて、吸収性コア６０が乾燥した環境状態で液体排泄物 を吸収するための時間を有し、濡れた環境状態または濡れた環境状態から出る際 に、くぼみ容積８６内に固体排泄物を残すように液体がフラップをしみ通る時間 を有するまで、液体と別の排泄物がくぼみ容積８６内に含まれることになる。着 用者が最初に水泳プールから出たときに最初に捕らえられた液体が、好ましくは ３０秒以内に、排泄物収納構造から短時間で出るのが好ましい。 図３を参照すると、弾性材料からなる単一のリボンまたは弾性材料からなる複 数のストランドである、フラップ弾性部１２８、１３０は、収納フラップ６４、 ６６を適当に位置決めできるように、所定の伸びと引張力を有する。収納フラッ プ６４、６６に関して、図３に示すように所望の直立状態の配向を想定し、着用 者に接触してシールされるようにするために、各フラップ弾性部１２８、１３０ は、最終製品のパンツ１０の収納フラップ６４、６６に組み込まれたとき、最低 約９０％の伸びを有するのが好ましい。好ましい範囲の伸びは、約９０％から約 １５０％の伸張である。各フラップ弾性部１２８、１３０ごとの所望の引張範囲 は、最終伸びの９０％で約９０重量グラムから約２００重量グラムの間である。 収納フラップ６４、６６内のフラップ弾性部１２８と１３０は、デラウェア州 ウィルミントン在住のＥ．Ｉデュポン社から入手できる、Ｌｙｃｒａ Ｔ１５１ ９４０デシテックス弾性からなるストランドである。フラップ材料は、基本重量 が約２３．７グラム／平方メートル（約０．７オンス／平方ヤード）のスパンボ ンドポリプロピレン不織ウェブである。不織層１１２は、少なくとも液体透過性 であり、好ましくは液体多孔性であるのが望ましい。 吸収性コア６０は、吸収した排泄物のために重くなり、吸収性コア６０は、垂 れ下がり、股部分から下方により離れるようになる。しかしながら、収納フラッ プ６４、６６は、図３に示すように高さを延長することができ、股部分に対して シール状態を維持できる。吸収性コア６０は、垂れる傾向を有し、膨張するが、 このためにくぼみ部分８６の一部を充満させることになる。本発明において吸収 性は、濡れた状態において、少なくとも約２５０ｃｍ³、好ましくは３００ｃｍ³ 、より好ましくは約４００ｃｍ³の濡れたおむつのＢＭ収納性を与えるように吸 収性が制限されるのが好ましい。本発明の目的のために、濡れた状態とは、例に 記載したような飽和能力に等しい量の水で処理された衣類である。試験目的用の 衣類は、収納フラップの近い方の端部間の幅が１４ｃｍ以下であり、全体の衣類 の長さが４３ｃｍ以下でなければならない。 脚弾性部３６、３８は、伸張結合された積層から形成されてもよい。特に、伸 張結合された積層は、少なくとも１つの不織ギャザー能層と弾性層を有する。あ るいは、脚弾性部３６、３８は、登録商標名ＬＹＣＲＡとしてＩ．Ｅ．デュポン 社から入手可能なドライスパン融合マルチフィラメントエラストマースレッドか ら形成してもよい。あるいは、弾性部は、バンゴムペルに１９９０年７月１０日 に付与された米国特許第４、９４０、４６４号に開示されている弾性材料からな る薄いリボンのような、おむつ製造に利用される別の一般的弾性材から形成され てもよい。本発明は、この先行技術を引用し、この特許明細書の記述を本明細書 の記述の一部とする。バックシートと体側ライナー６との間にホットメルトエラ ストマー着材を押し出すことによって、長手方向のサイドセクションに弾性を与 えてもよい。別の適当な弾性ギャザー手段が、メセク他に付与された米国特許第 ４、９３８、７５４号および同第４、３８８、０７５号に開示されて いる。 前述の詳細な記載は図示を目的としたものである。従って、多くの変更と変化 を本発明の精神と範囲から逸脱することなく行なうことができる。例えば、１実 施例の一部として記載された別の特徴または任意的な特徴は別の実施例を作り出 すのに用いることができる。さらに排泄物収納構造の両端部ではなく、１端部だ けをカバーに弾性的に接続できる。このように、本発明は、記述した特定の実施 例に制限されるものでなく、請求の範囲によってのみ制限される。収納フラップ ６４、６６を含む、パンツ１０が形成される材料は、使用者またはメーカに特に 望まれる材料であればいかなる材料でもよい。パンツ１０とおむつ２１０を構成 するのに用いられる材料の複数の例が上述の米国特許に記載されており、本発明 は、これら先行技術を引用し、これら特許明細書の記述を本明細書の記述の一部 とする。 例 濡れおよび乾燥状態の嵩厚さおよび飽和能力 各製品が開かれ、脚弾性部が切り取られて平坦な状態に置かれた。製品は、前 セクション、中央セクション、後ろセクションの３つの部分に分けられた。０． ２ｐｓｉ（０．０１４ｋｇ／ｃｍ₂）の圧力のもとでＡＭＥＳ厚さゲージを用い て、前、中央および後ろの各センクションごとに計測され、以下の表Ｉに示すよ うに記録された。乾燥中の各セクションの重量はメトラースケールを用いて計測 され記録された。次いで、セクションが３０分の間水道水のバス中に浸された。 セクションがバスから取り出されて、過度の水が各セクションから落ちることが できるように５分間の間、開いたスクリーン上に配置された。次いで各セクショ ンの重量が計測され、飽和重量の結果が以下の表ＩＩに記録された。次いで、各 セクションが、０．２ｐｓｉ（０．０１４ｋｇ／ｃｍ₂）の圧力のもとでＡＭＥ Ｓ厚さゲージを用いて計測され、その飽和した状態の厚さが表Ｉに示すように記 録された。 Ａ 本発明の製品 Ｂ ウィスコン州ニーナに在住のキンバリークラーク社により製造されているＨ ＵＧＧＩＥＳ，Ｓｕｐｅｒｔｉｒｍ ｓｔｅｐ ３おむつ Ｃ プロクターギャンブル社により製造されているＰＡＭＰＥＲＳ Ｕｌｔｒａ Ｄｒｙ Ｔｈｉｎ Ｃｒａｗｌｅｒ／Ｗａｌｋｅｒのおむつ Ｄ キンバリークラーク社により製造されているＨＵＧＧＩＥＳ ＰＵＬＬ−Ｕ ＰＳ幼児訓練用パンツ Ｅ ドライパー社により製造されているＤＲＹＰＥＲＳおむつ Ｆ ハイジーニック社により製造されているＦＩＴＴＩおむつ Ｇ パラゴントレードブランド社により製造されているＷＯＮＤＥＲ ＤＲＹＳ おむつ 濡れた固体状態の排泄物能力を求める 各製品は各飽和能力に等しい量の水道水で処理された。製品は２分間の間、平 衡させることができた。次いで、濡れた製品を標準的な子供のモデルに通常の位 置に配置した。直径が０．４７センチメートル（３／１６インチ）の可撓性のあ るＰＶＣプラスチックが、子供の肛門に近い場所において、製品と幼児のモデル との間に配置された。合成ＢＭが、３００グラムのベティクロッカポテトバッド （ジェネラルミス社により製造）、７５グラムのベティクロッカブロニーミック ス（ジェネラルミス社により製造）および１３６５ｍｌの水道水からなる構成材 料を用いて準備された。次いで、合成のＢＭが、３０ｍｍの内径と、出口先端の 直径が４ｍｍの、チューブに取り付けられている６０ｃｃのシリンジを用いてプ ラスチックのチューブを通って各製品の後ろ股領域に供給された。漏れが製品の 脚開口部において視覚的に検出できるまで、合成ＢＭが製品に吸入された。注入 された全合成ＢＭが失敗点で、すなわち、合成ＢＭが製品から漏れ始めたときに 立方センチメートル単位で読み取られた。この結果を以下の表ＩＩＩに示す。 本発明は、好ましい実施例を有するものとして記載されてきたが、別の変更も可 能であることがわかる。従って、本出願は、これの全体的な原理に従って、本発 明の変更、均等、使用また適用をカバーするものであり、本発明が関連する分野 において公知または慣習的な実践に一致するような本発明の開示から離脱するこ とを含み、請求の範囲の制限内にあるものである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 7535−3Ｂ Ａ４１Ｂ 13/02 Ｋ (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ， ＶＮ (72)発明者 ハーロック ロクサンヌ ベリンダ アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54901 オシュコシュ ショーニー レー ン 2032

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．バックシートと、該バックシート上の吸収性コアと、を備える排泄物収納構 造と、 該構造に結合された一対の収納フラップと、を備えており、 前記吸収性コアが濡れたときの厚さが約0.9cm 未満であることを特徴とする 使い捨て排泄物収納物品。 ２．前記収納フラップは液体透過性であるこを特徴とする請求項１に記載の物品 。 ３．前記収納フラップは実質的に液体多孔性であることを特徴とする請求項２に 記載の物品。 ４．前記フラップは開口した材料からなり、該開口の密度は少なくとも10/平方c mであり、その直径が少なくとも0.125cm であることを特徴とする請求項３に記 載の物品。 ５．前記吸収性コアの厚さは、乾燥状態のときに約1.25cm未満であることを特徴 とする請求項１に記載の物品。 ６．前記吸収性コアの厚さは、濡れた状態のときに約0.8cm 未満であることを特 徴とする請求項５に記載の物品。 ７．前記排泄物収納構造は、人体からの固体滲出物を保持するように前記コアと 前記フラップとの間に形成されたくぼみ容積を備えることを特徴とする請求項１ に記載の物品。 ８．前記くぼみ容積は、濡れた状態で少なくとも約250cm³の固体滲出物を保持す ることを特徴とする請求項７に記載の物品。 ９．前記くぼみ容積は、濡れた状態で少なくとも約300cm³の固体滲出物を保持す ることを特徴とする請求項８に記載の物品。 10．前記くぼみ容積は、濡れた状態で少なくとも約400cm³の固体滲出物を保持す ることを特徴とする請求項９に記載の物品。 11．前記排泄物収容構造は、前記フラップが作動的に取り付けられているライナ ーを有しており、該ライナーとフラップは固体滲出物を保持するための容積くぼ みを形成することを特徴とする請求項１に記載の物品。 12．前記くぼみ容積は、濡れた状態で少なくとも約250cm³の固体排泄物を保持す ることを特徴とする請求項１１に記載の物品。