JPH10502859A - 雪上滑走具を雪上滑走具使用者の靴と結合する装置 - Google Patents

雪上滑走具を雪上滑走具使用者の靴と結合する装置

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JPH10502859A
JPH10502859A JP8533640A JP53364096A JPH10502859A JP H10502859 A JPH10502859 A JP H10502859A JP 8533640 A JP8533640 A JP 8533640A JP 53364096 A JP53364096 A JP 53364096A JP H10502859 A JPH10502859 A JP H10502859A
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    • A63C9/00Ski bindings

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 雪上滑走具用の伝達装置(100)が縦長のベースプレート(101)を有していて、該ベースプレートに靴(6)を受容するためのビンディング(11,12)が取り付けられており、伝達装置(100)がさらに2つのスペーサ(131,132)を有していて、該スペーサが一方ではベースプレート(101)にかつ他方ではスキー板本体(1)に配属されている。スペーサ(131,132)はベースプレート(101)の長さの中央範囲に配置されていて、互いの間に間隔(F)をおいて位置している。ベースプレート(101)は、該ベースプレートの長手方向に延びていてかつ該ベースプレートの下から懸吊するもしくは垂れ下がるリブ(105)を有している。スペーサ(131;132)は、底部(133)と脚(134,135)とを備えたU字形横断面を有している。ベースプレート(101)はスペーサの底部(133)において脚(134,135)の間に位置している。そしてベースプレート(101)とスペーサ(131,132)とは、スキー板本体(1)にねじ(141,142)を用いて保持されている。

Description

【発明の詳細な説明】 雪上滑走具を雪上滑走具使用者の靴と結合する装置 本発明は、雪上滑走具を雪上滑走具使用者の靴と結合する装置に関する。 このような装置は、既に公知であり、OE−C299030に開示されている 。この公知の装置は、ソールプレートを有しており、このソールプレートの上面 にはビンディング部分が固定されている。ソールプレートの下面からはスペーサ が突出しており、このスペーサの下面はスキー板本体に固定可能である。ソール プレートの長手方向におけるスペーサの寸法は、ソールプレートの長さの数分の 1である。この短いスペーサは、スキー靴からの力を、スキー板本体の最も狭い 部分の小さな領域に集中させるようになっており、そしてこれによってスキー滑 走中におけるスキー板本体の有効な撓みを達成することができる。 スキー板本体は種々様々な構造を有しており、スキー板は種々様々な形式で使 用されかつ滑走に用いられる。上に述べた剛性のスペーサは、確かに力をスキー 板本体に伝達することはできるが、しかしながらこの力伝達がその都度のスキー 板本体構造及び/又は所望の滑走形式の特性を考慮するようには、力をスキー板 本体に伝達することができない。 ゆえに本発明の課題は、従来技術におけるこのような欠点を回避することであ る。 この課題を解決するために本発明の構成では、冒頭に述べた形式の装置におい て、請求の範囲の請求項1の特徴部分に記載のように構成されている。 以下においては本発明の実施例を図面を参照しながら詳説する。 第1図は、第1実施例による本発明の装置を備えた、雪上滑走具の中央範囲を 部分的に示す鉛直断面図である。 第2図は、第1図に示された装置の主要部分を示す平面図である。 第3図は、本発明による装置の第2実施例を示す鉛直断面図である。 第4図は、アルペン用スキー板の中央区分を示す鉛直断面図であって、この中 央区分に第3実施例による本発明の装置が設けられている様子を示す図である。 第5図は、第4図に示された装置のベースプレートを示す側面図である。 第6図は、第5図に示されたベースプレートを示す平面図である。 第7図は、第5図に示されたベースプレートを示す正面図である。 第8図は、第4図に示されたスキー板の中央部分を拡大して示す断面図である 。 第9図は、第4図に示された装置のスペーサの第1実施例を示す正面図である 。 第10図は、第9図に示されたスペーサを示す平面図である。 第11図は、アルペン用スキー板の中央区分を示す鉛直断面図であって、この 中央区分が第4実施例による本発明の装置を備えている様子を示す図である。 第12図は、本発明による装置の第5実施例を示す鉛直断面図である。 第13図は、2つのスペーサが配属されている、第4図に示された装置のベー スプレートを示す平面図である。 第14図は、第13図に示されたベースプレートを示す正面図である。 第15図は、スペーサの第2実施例を示す平面図である。 第16図は、第15図に示されたスペーサを示す正面図である。 第17図は、2つの部分から成るスペーサの第1実施例を示す平面図である。 第18図は、2つの部分から成るスペーサの第2実施例を示す平面図である。 第19図は、第17図もしくは第18図に示されたスペーサを示す正面図であ る。 第20図は、2つの部分から成る2つのスペーサが 配属されている、第4図に示された装置のベースプレートを下から見た図である 。 第21図は、第20図に示されたベースプレートを示す正面図である。 第22図は、第20図に示されたベースプレートを示す側面図である。 第23図は、2つの部分から成るスペーサを備えた、第20図に示された配置 形式の別の実施例を、長手方向に対して垂直に断面して示す鉛直断面図である。 第24図は、一体のスペーサを備えた、第13図に示された配置形式の別の実 施例を、長手方向に対して垂直に断面して示す鉛直断面図である。 第25図は、歯を備えた縁部を有する、スペーサのうちの1つもしくはスペー サ部分のうちの1つを示す鉛直断面図である。 第26図は、第4図に示された装置のベースプレートの特に剛性的な構成を示 す平面図である。 第27図は、第26図に示されたベースプレートを示す鉛直断面図である。 第28図は、スノーボード用に構成された、本発明による装置のベースプレー トを示す平面図である。 第29図は、ベースプレートが2つのスペーサを有している、第28図に示さ れた配置形式を示す側面図である。 第30図は、第29図に示された配置形式を示す正 面図である。 第31図は、スクワルスキー用に構成された、本発明による装置のベースプレ ートを示す平面図である。 第32図は、第31図に示された配置形式を示す正面図である。 第33図〜第35図は、この装置の別の実施例を示す図である。 第1図には、アルペン用スキー板が鉛直に断面されて部分的に示されており、 これに対して第2図には第1図に示された主要部分が平面図で示されている。ス キー板の本体1は先端部分2とテール部分3とを有しており、第1図及び第2図 には両端部分つまり先端部分2及びテール部分3のうち、スキー板本体1の中央 部分5に接続する区分だけが示されている。スキー板端部分1,2は、中央部分 5よりも広幅である。スキー板本体1は、スキー板本体1とスキー靴6(第1図 )とを結合する装置を備えている。 結合装置は特に、ビンディングヘッド11とビンディングヒール12とを備え た自体公知のスキービンディングを有している。ビンディングヘッド11及びビ ンディングヒール12は、自体公知の水平に延びる突出部15;16を有してい る。スキー靴6は、自体公知の構成をもつシャフト7とこのシャフト7に接続さ れたソール8とを有しており、この場合ソール8は前後に、同様に自体公知の張 出し部を有している。スキ ービンディングの突出部15,16はソール張出し部の上側に上から係合してい る、もしくはソール張出し部の上に位置している。符号Cでビンディング部分1 1と12との間における間隔、もしくは図1におけるスキー靴6の長さが示され ている。 図示のビンディング装置はさらに装置50を有しており、この装置50は次の ように、すなわちスキー靴6からもたらされる力をスキー板本体1の幅の最も狭 い範囲5に伝達することができるように、構成されている。この伝達装置50は 2つのフラットなスペーサ51,52とベースプレート53とを有している。 スペーサ51,52はスキー板本体1とベースプレート53との間に配置され ており、かつ互いの間に間隔Fをおいて位置している。この間隔Fは、スキー靴 6のソール8の長さCもしくはビンディングヘッド11とビンディングヒール1 2との間の間隔Cよりも小さい。スペーサ51,52は、スキー板本体1の上面 にスキー板本体1の長手方向において摺動可能でかつ固定可能に取り付けられて いる。 各スペーサ51;52は、例えば金属製又はプラスチック製のほぼ正方形の材 料片から成っている。スペーサ51;52の一方の底面55は、スキー板本体1 の上面に接触している。スペーサ51;52の他方の底面54は、ベースプレー ト53の下面に対応して位置している。 スペーサ51;52のベース体45は少なくとも1つの貫通する開口56を有 しており、この開口56はスペーサの底面54と55との間を延びており、この 場合貫通する開口56の開口部はベース体45の底面54,55に位置している 。開口56の横断面は円形でも方形でも縦長又はこれに類した形状でもよく、開 口56の壁は有利には、底面54,55に対して垂直に位置している。開口56 が縦長の場合には、該開口56の長い方の寸法は、スキー板本体1の長手方向に 対して平行に延びている。図示の場合には開口56の横断面は方形である。 スペーサ51;52は、4つの外側の側壁57を有している。これらの外壁5 7は、スペーサ51;52の底面54,55に対して直角に位置することができ る。図示の場合にはしかしながら外側の側壁57は、スペーサの底面54,55 に対して斜めに延びており、この結果スペーサ51,52は、円錐台の外形を有 していて、この場合小さな底面55は下に位置している。そしてスペーサ51, 52の大きな底面54は、ベースプレート53に向けられている。 ベースプレート53は縦長のプレートとして構成されており、その長手方向は スキー板本体1の長手方向と合致している。この場合ベースプレート53は、少 なくとも次のような長さ、すなわちビンディングヘッド11とビンディングヒー ル12とがこのベースプレ ート53の上に位置することができるような長さを、有している。ベースプレー ト53の上面46及び下面47は平らであり、そして両者は互いに実質的に平行 に延びている。ベースプレート53の中央範囲には、ベースプレート53の長手 方向において相前後して位置する少なくとも2つの開口65が構成されている。 これらの開口65を貫いてねじ58が延びており、これらのねじ58によってベ ースプレート53はスペーサ51,52を介してスキー板本体1に固定すること ができる。 第2図に示された実施例では、ベースプレート53は開口もしくは孔の2つの グループを備えており、これらのグループはベースプレート53の長手方向にお いて相前後して位置している。各開口グループ61;62は、ベースプレート5 3の各側縁の近くにそれぞれ位置している2つの側部の孔63,64と、各2つ の側部の孔63,64の間においてベースプレート53の幅のほぼ真ん中に配置 された中央の孔65を有している。側部の孔63,64を通して各1つのねじ5 8が延びており、このねじ58はさらにスペーサ51;52の一方における開口 56を貫通している。 スペーサ51,52における開口56の雌ねじ山67とねじ58との間には、 間隔もしくは空間が存在しているので、この結果スペーサ51,52は必要に応 じて、伝達装置50のベースプレート52もしくはス キー板本体1に対して、該スキー板本体1の長手方向及び/又は横方向において 個々にシフトされることができる。スキー板本体1に対する各スペーサ51;5 2の調節された位置は、ねじ58を引き締めることによって固定することができ る。 スペーサ51と52との間の間隔Fもしくはスペーサ51,52の外側に位置 する縁部66と68との間の間隔Fもしくはスキー板本体1における押圧ポイン トD1とD2との間の間隔Fは、このようにして選択もしくは調節されることが できる。スキー板本体1に対して、互いに等しいままの間隔おいて位置するスペ ーサ51,52の位置を移動調節することによって、スキー靴6からの力を、ス キー板本体1における種々異なった位置に伝達することが可能になる。伝達装置 50の上に述べた調節可能性によって、特に、その都度の各スキー板のパラメー タと、このスキー板を使用するスキーヤの特性とを最適に適合させることができ る。 ベースプレート53における側部の孔63,64は長孔として構成されていて もよく、この場合その長手方向は、スキー板本体1の長手方向に対して垂直に延 びている。このような長孔63,64によって、スキー板本体1の各縁部に向か ってベースプレート53を側方にシフトさせることができる。ベースプレート5 3のこのような横方向シフトによって、ベースプレー ト53に固定されているスキービンディング11,12もまた、スキー板本体1 に対して横方向にシフトされる。このようなシフトによって、制御すべきスキー 板の内側縁部の必要な領域に押圧力を最適に集中させることが可能になる。 ベースプレート53はその中央範囲においてしかスキー板本体1に接続されて いないので、ベースプレート53の、各ビンディング部分11;12から先の各 端部部分48;49のためには案内装置70が設けられている。この案内装置7 0はベースプレート53の対応する端部部分48;49に長孔71を有しており 、この場合長孔71の長手方向はベースプレート53の長手方向と合致している 。案内装置70はさらに案内部材72を有しており、この案内部材72は足プレ ート73と、該足プレート73から実質的に直角に起立するピン74とを有して いる。ピン74の直径は、該ピン74が長孔71内に遊びなしに位置するように 選択されている。足プレート73の下面はスキー板本体1の上面に、ピン74が 長孔71内に位置するように固定されている。ピン74の長さは次のように選択 されている。すなわちこの場合、スキー板本体1が負荷されていない場合には、 ピン74の自由な端面は実質的にベースプレート73の上面46の平面に位置し ている。 カーブを滑走する場合には、スキー板本体1もしく はスキー板先端2及びスキー板テール3は足プレート73の端部に向かって曲が る。そして同時にピン74は上方に向かってかつスキー板長手方向において運動 する。なぜならばスキー板先端2もしくはスキー板テール3は、スペーサ51, 52の前方の縁部66もしくは後方の縁部68を中心にして曲がるからである。 スキー板先端2及びスキー板テール3がこの際に振動することを阻止するために 、ベースプレート53と各案内装置70との間には緩衝手段(図示せず)が配置 されている。 第3図に鉛直断面図で示された伝達装置50は、第1図及び第2図に示された 装置にほぼ相当しており、第1図及び第2図の装置に対して異なっている大きな 点は、第3図に示された装置50が緩衝装置30をも備えていることにある。こ の緩衝装置30は縦長のカバープレート31を有しており、このカバープレート 31は有利には金属製であり、かつスキー板本体1の長手方向に延びている。こ のカバープレート31にはベースプレート53とスペーサ51,52がねじ58 を用いて固定されている。これらのねじ58はベースプレート53における側部 の開口63,64とスペーサ51,52とを貫通している。 カバープレート31は主区分35と端部区分36,37とを有している。主区 分35は直線的に延びており、かつ平らな平面に位置している。カバープレート 31の各端部区分36;37は傾斜区分と舌片とから成っている。傾斜区分は一 方では主区分の一方の端部に接続しており、かつ斜め下方にスキー板本体1に向 かって延びている。傾斜区分の他方の端部には舌片が接続されており、この舌片 は実質的に主区分35に対して平行に延びている。そしてこの舌片はスキー板本 体1の上面に接触している。 カバープレート31の、ヒール範囲に位置している端部部分36は、自体公知 の手段32例えば少なくとも1つのねじを用いて、スキー板本体1に固定されて いる。カバープレート31のヘッド範囲には爪34が設けられており、この爪3 4はスキー板本体1に固定されていて、カバープレート31の前方に位置する端 部35にオーバラップしている。例えばカーブ滑走時におけるようにスキー板本 体1が曲がると、カバープレート31の前端部35は爪34の下において滑るこ とができる。 傾斜区分36,37が設けられていることによって、カバープレート31の主 区分35は、スキー板本体1の上面から間隔をおいて位置している。主区分35 とスキー板本体1との間の空間は、緩衝プレート33によって満たされており、 この緩衝プレート33は可撓性の材料から成っている。この装置30の緩衝層3 3は場合によっては比較的軟質でもよいので、またこの装置30のカバープレー ト31が薄くしかもその後 端部においてしか固定されていないので、補強ねじ59がベースプレート53の 各開口グループ61,62におけるそれぞれ真ん中の孔65を貫通している。こ れらの補強ねじ59は、側部におけるねじ58に比べて太いだけでなく長いので 、この結果補強ねじ59は緩衝装置30を貫通して、スキー板本体1において初 めてねじ込まれている。 ベースプレート53をスキー板本体1に対して横方向にもシフトすることがで きるようにするために、ベースプレート53における中央の開口65は長孔とし て構成されている。そしてこの長孔65の長手方向は、スキー板本体の長手方向 に対して垂直に位置している。 第4図にはアルペン用スキー板の中央区分が鉛直断面図で示されている。また 第8図には、この第4図に示されたスキー板の中央部分の一部が拡大されて示さ れている。伝達装置100のこの実施例は、縦長のベースプレート101を有し ている(第5図〜第7図)。このベースプレート101の幅は、スキー板本体1 の中央区分5の幅とほぼ等しいか又は、この最も狭い範囲5におけるスキー板本 体1の幅よりも幾分小さい。ベースプレート101はプレート状の部分102を 有している。ベースプレート101はさらにリブ103,104,105,10 6,107,108を有しており、これらのリブはプレート部分102の下面か ら直角に突出している。 リブ103〜108はプレート部分102もしくはベースプレート101もし くはスキー板本体1の長手方向に延びており、かつプレート部分102の幅にわ たって分配配置されている。リブ103〜108は、互いに間隔をおいて配置さ れており、しかも実質的に互いに平行にかつ、伝達装置100の縦長のベースプ レート101の長手方向に対して平行に延びている。リブ103〜108はほぼ 四角形の横断面を有している。図示の実施例ではリブ103〜108は方形の横 断面を有しており、この場合各リブの短い方の辺は、ベースプレート101のプ レート部分102に接続している。リブ103〜108はプレート部分102と 一体に構成されていてもよい。 プレート部分102の各長手方向縁部に位置するリブ103;108の外側に 位置する側面109;110は、プレート部分102の接続する側縁と同一平面 を成している。残りの4つのリブ104〜107は1つのグループを形成してお り、このグループは、縁部リブ103と108との間に位置していて、両縁部リ ブ103と108との間の間隙の中央範囲に集中させられている。個々の中央の リブ104〜107の間における間隔Lは、実質的に等しい大きさを有している 。しかしながらこの間隔Lは、中央リブ104〜107のグループとそれぞれ外 側のリブ103;108と の間における各間隔Mよりは小さい。ベースプレート101の強さもしくは剛性 は、プレート部分102の厚さ、リブ103〜108の厚さ及び数を変えること などによって変化させることができる。 リブ103〜108の、プレート部分102とは反対側の狭幅側111は、区 分112,113,114を有している。リブ縁部111の第1の区分112は 、プレート部分102の上面115に対して実質的に平行に延びており、かつ残 りのリブ区分113,114よりも長い。リブ103〜108の残りの区分11 3,114は、リブ中央区分112とプレート部分102の対応する端部116 ,117との間を延びている。リブ端部区分113,114は、斜め上方に向か って、つまりリブ中央部分112からプレート部分102の対応する端縁116 ;117に向かって上向きに延びている。中央リブ104〜107は、図示の実 施例では外側リブ103,108よりも短いので、この結果プレート部分102 の下面は該プレート部分102の端部範囲48,49においては平らである。外 側リブ103,108はこれとは異なり、端縁116;117における各部分1 26において初めて終わっている。 プレート部分102のほぼ真ん中には孔120が設けられており、この孔12 0は図示の実施例ではねじ山付孔である。この中央孔120から間隔をおいて孔 のグループ121,122が1つずつプレート部分102に設けられている。各 グループ121;122は外側の2つの孔123,124とその間に位置する孔 125とを有している。各外側の孔123;124は、外側のリブ103;10 8のそれぞれ一方とリブ104〜107のグループとの間における広幅の間隙M の範囲に位置している。外側の開口123と124との間に位置している開口1 25は、中央のリブ105と106との間の中央の間隙Lに配置されている。 外側に位置する開口123,124が、プレート部分102の長手方向に対し て直角に位置する共通のラインに沿って位置しているのに対して、その間に位置 している開口125はこのラインから離れて、プレート部分102のいずれか近 い方の端縁116;117に向かってずらされて配置されている。開口グループ 121と122との間の間隔は、リブ下縁111の中央の区分112の長さより も小さい。プレート部分102の端部部分には部分126が設けられている。ス キー板本体1に取り付けられたプレート部分102の方向は、スキー板本体1の 長手方向と合致している。この場合ベースプレート101は、ビンディングヘッ ド11とビンディングヒール12とがこのベースプレート101に固定され得る ような長さを有している。 伝達装置100はさらに、ベースプレート101とスキー板本体1との間に配 置された2つのスペーサも しくは伝達片131;132を有している。各スペーサ131;132は、底部 133と脚部134,135とを備えたU字形の横断面を有している(第9図) 。スペーサ131,132はスキー板本体1に対して次のように配属されている 。すなわちこの場合各スペーサ131;132の底部133の外側はスキー板本 体1の上面に向けられている。この結果スペーサ131;132の脚134,1 35は上方に向けられており、かつベースプレート101のリブ103の間に位 置している。 スペーサ131;132の底部133には、脚134,135の長手方向に対 して平行に延びる長孔もしくはスロット136,137,138が設けられてい る(第10図)。これらのスロット136〜138相互の間隔は、開口123〜 125相互の間隔に相当している。 スペーサ131;132における脚134,135相互の間隔は、スペーサ1 31;132における脚134,135の外側面139が、ベースプレート10 2における外側リブ103,108の内側面の間に位置することができるように 、選択されている。脚134,135の高さは、ベースプレート102における リブ103の高さと比較可能である。 第4図に示された実施例では圧力分配プレート140が、スキー板本体1の上 面に位置している。このよ うな実施例ではスペーサ131,132はこの分配プレート140に接触してい る。しかしながらスペーサ131,132はスキー板本体1に直接的に接触して いることも可能である。ベースプレート101、圧力分配プレート140及びス ペーサ131,132は種々様々な材料から構成することができる。 ベースプレート102及びスペーサ131,132は、スキー板本体1にねじ もしくはねじグループを用いて保持されており、これらのねじもしくはねじグル ープは、開口グループ121,122及びスロット136〜138を貫通して、 スキー板本体1にねじ込まれている。スペーサ131,132もしくは互いに向 かい合っているその内側の側縁128,129は、互いの間に間隔Fをおいて位 置している。この間隔Fはスペーサ131,132のシフトによって変えること が可能であり、このことは、スペーサ131,132に構成されたスロット13 6〜138によって難無く可能である。スペーサ131,132はしたがってス キー板本体1の上面に沿ってスキー板本体1の長手方向においてシフト可能であ り、かつ固定可能である。スペーサ131と132との間のこの間隔Fは、スキ ー靴6のソール8の長さもしくはビンディングヘッド11とビンディングヒール 12との間における間隔よりも小さい。スキー板本体1もしくはベースプレート 102に対する個々のスペーサ131;132の位置 もまた、ねじ141,142を用いて変化可能及び固定可能である。 スキー板本体1に対してスペーサ131,132の位置を調節することによっ て、スキー板本体1の最も狭い部分5に関する力伝達装置100の長さFを選択 することができ、これによってその都度のスキー板の所望の滑走特性を調節する ことができる。 スキー板本体1に配置されたスペーサ131,132は互いに間隔をおいて位 置しているので(第4図及び第8図)、リブ103〜108の中央区分112の 下縁部111の、スペーサ131,132の内側の側縁128,129の間に位 置している部分は、解放している。ベースプレート101における真ん中のねじ 山付開口120は、別のねじ143によって貫通されており、このねじ143の 先端は、スキー板本体1もしくは圧力補償プレート140に接触している。この ねじ143は、スキー板本体1に配置されたスペーサ131と132との間に位 置している。この中央のねじ143が深くねじ込まれると、スキー板本体1の、 固定ねじ141と142との間に位置する区分は、下方に向かって曲げられる。 このことは特に、ベースプレート101の剛性が補強リブ103〜108によっ て極めて大きいことにも起因する。そしてスキー板先端及びスキー板テールは、 上方に向かって押圧される。したがって中央のねじ143を用いて、スキー板に おけるプレロード(Vorspannung)ひいてはスキー板の滑走特性をも変えること ができる。 ベースプレート102の下面111はその端部範囲48,49において上に向 かって延びているので、ブースプレート102とスキー板本体1との間における 雪はベースプレート102のこの範囲において集まり、そしてベースプレート1 02の滑走特性を変えてしまうおそれがある。このことを回避するために、これ らの中間室には、例えばゴム弾性的な材料から成る挿入体144;145が配置 されている。この挿入体144,145の材料を適宜に選択することによって、 さらに付加的に、スキー板におけるプレロードひいてはスキー板の滑走特性をも 制御することが可能である。 第11図にはアルペン用スキー板の中央区分の鉛直断面図が示されており、こ の場合この中央区分は、本発明による装置の別の実施例で構成されている。この 装置は、第3図との関連において既に記載された緩衝装置30を有している。緩 衝装置30の主区分35には、第4図〜第10図との関連において既に述べた伝 達装置100が取り付けられている。この伝達装置100のスペーサ131,1 32の底部133は、緩衝装置30のカバープレート31の平らな主区分35と ベースプレート101における中央のリブ104〜107の中央区分112との 間に位置している。 伝達装置はまた、ゴム弾性的な材料から成る少なくとも1つのくさび体144 ;145を有している。これらのくさび体144;145はそれぞれ、ベースプ レート102の上昇する端部部分113,114の下に配置されている。第11 図にはくさび体144,145が緩衝装置30との関連において示されている。 しかしながらもちろん、これらのくさび体144,145はこの緩衝装置30と 無関係に使用することもできる。このような場合にはくさび体144,145は スキー板本体1の上面に直接的に位置しているか、又は、スキー板本体1の上面 において図示の装置の下に配置されている補償プレートもしくは緩衝プレート1 40に位置している。 緩衝装置30の主区分35は中央の開口を備えており、この開口には既に述べ た中央のねじ143がねじ込まれており、これによって特にスキー板のプレロー ドを制御することができる。主区分35の、この中央の開口の前に位置している 範囲には、ねじ146がねじ込まれている貫通する開口が設けられており、この 場合ねじ146は第1のグループ121の開口123〜125をも貫通している 。これらのねじ146はしかしながら、該ねじ146が緩衝材料33において終 わるような長さしか有していない。前記主区分35にはさらに開口が、ベースプ レート101における開口123〜125の第2のグループに相応して構成され ている。これらの開口を貫いて第2のねじ147が延びており、これらのねじ1 47はスキー板本体1の中にまで達していて、ねじ147の端部はそこにねじ込 まれている。これらのねじ147はベースプレート101をスキー板本体1に固 定している。第1のグループのねじ146はしたがって、滑走中に生じるスキー 板本体1の曲がりを妨げないように、短く構成されている。 第12図には本発明の別の実施例が鉛直断面図で部分的に示されている。ベー スプレート101の少なくとも一方の端部範囲48;49において、ベースプレ ート101の幅の実質的に中央には、孔130が設けられている。既に述べたよ うに、中央のリブ104〜107は端部範囲48,49の前で終わっているので 、この結果ベースプレート101の下面は端部範囲48,49においては平らで ある。端部範囲48,49において孔130の下には、緩衝材料から成る各1つ のブロック150が設けられており、このブロック150は有利には緩衝挿入体 もしくは緩衝くさび体144;145内に埋め込まれている。 緩衝ブロック150は例えば直方体形状であり、この結果このブロック150 はスキー板本体1とベースプレート101の下面との間の空間を、スキー板本体 1のほぼ全幅にわたって満たしている。もちろんブロック150は円形の水平な 横断面を有することもでき る。図示の実施例では、プレート部分102の孔130とプレート部分もしくは ベースプレート101の後縁117との間の間隔は、緩衝ブロック150の等し く方向付けられた寸法の1/2よりも大きい。したがって緩衝ブロック150の 外側に位置する側面151は、ベースプレート101の後縁117から間隔をお いて位置している。相応なことは、緩衝ブロック150がベースプレート101 の前縁116の範囲において使用される場合もしくは該範囲においても使用され る場合に、言える。 緩衝ブロック150の材料は例えばゴム弾性的であり、この場合には緩衝ブロ ック150の材料は緩衝くさび体144,145の材料とは異なっている。この 場合、圧縮された後で、その本体の圧縮されていない形状にゆっくりと戻るプラ スチックを使用することも可能である。このような緩衝材料は緩衝ブロック15 0においても使用することができる。 第13図には、第4図に示された装置のベースプレート101が平面図で示さ れており、この場合ベースプレート101は2つのスペーサ131,132が配 属されている。第14図には第13図に示されたベースプレート101が正面図 で示されている。第13図から分かるように、ベースプレート101におけるグ ループ121,122の開口123,124,125は、スペーサ131,13 2におけるスロット136 ,137,138の範囲において該スロットの上方に位置している。このように 構成されていることによって、固定ねじ(図示せず)はベースプレート101に おける開口123〜125とスペーサ131,132におけるスロット136〜 138とを貫通することができる。第13図に示されているスペーサ131,1 32の位置は、両方のスペーサ131,132の間の間隔が最も大きい場合であ る。スロット136〜138が設けられていることによって、スペーサ131, 132はベースプレート101に沿ってシフトすることができ、これによってス キー靴6とスキー板本体1との間における最適な力伝達が可能になる。 この装置の運転中にスキー板本体1は剛性のベースプレート101に対して曲 げられ、これによってスキー板本体1とベースプレート101との間に保持され たスペーサ131,132の位置に影響を与えて、スペーサ131,132はそ の本来調節された位置を時間の経過と共にコントロールされずに変化させてしま うことがある。このことを回避するために、スペーサの別の構成が示されている 。このようなスペーサのうちの1つのスペーサ152が第15図に平面図で示さ れている。このスペーサ152はは第16図には正面図で示されている。第10 図に示された長孔の代わりにこの第2のスペーサ152は孔154の比較的密な 3つの列を有しており、これらの孔154の直径は、 固定ねじが該孔154を貫通することができるように選択されている。スペーサ 152の調節時にスペーサ152はまず初め、所望のポジションにもたらされ、 次いで固定ねじのうちの1つが、特に、スペーサにおけるその下に位置する孔1 54をも通されかつねじ込まれる。 カーブを滑走する場合、実際の経験が示すように、内側のスキー板のカーブの 半径は、外側のスキー板の半径よりも小さい。この場合スキー板はこの場合互い に離れて滑走(auseinanderlaufen)しようとする傾向がある。中央部が極めて 狭くなっているスキー板において本発明による装置が使用される場合に、このよ うな傾向は顕著になることがある。このことを回避するために、2つの部分から 成るスペーサが提案されている(第17図及び第18図)。このスペーサ155 は2つの部分157,158から成っており、両部分はU字形横断面(第19図 )をもつベース体159を有している。ベース体159の底部160にはU字形 の脚161,162が接続している。底部160には長孔163が設けられてお り、この長孔163は、第10図との関連において記載された長孔136,13 7,138に相当している。 第20図には、本発明による装置のベースプレート101を下から見た図が示 されており、このベースプレート101には、2つの部分から成る2つのスペー サ155,156が配属されている。スペーサ155;156の各部分157; 158の底部160は次のような幅、すなわちU字形の第1の脚161の外側面 がベースプレート101の外側のリブのうちの1つ103又は108の内側面に 接触し、かつU字形の第2の脚162の外側面が中央リブのうちの1つ105又 は106の外側面に接触するような幅にしか構成されていない。各スペーサ部分 157;158の底部160の幅はしたがって次のように、底部160が広幅の 間隙M(第6図)と、ベースプレート101のリブ103〜108の間の狭幅の 間隙Lのうちの1つだけとを橋渡しするように、小さく寸法設定されている。固 定ねじ125は広幅の間隙Mを貫通している。したがって底部160に設けられ ていてねじ125によって同様に貫通されている長孔163は、U字形の脚16 1;162のうちの1つの近くに位置している。第21図、第22図及び第23 図からは、スペーサ部分157,158がベースプレート101にどのように配 属されているかが分かる。この配属形式もしくは対応関係は、既に述べた対応関 係に少なくともほぼ相当している。 第18図には、2つの部分から成るスペーサ165の第2実施例が示されてお り、この第2実施例は、底部160における開口もしくは長孔の構成を除いて、 第17図に示されたスペーサ155に相当している。 底部160における開口は、第15図との関連において既に述べたように、互い に密に連続した複数の孔166から成る列として構成されている。これらの孔1 66の目的は、スペーサ部分157〜158が装置の運転中にその調節された位 置を変えることを阻止することである。 スペーサ155,156の部分157,158が、第17図に示されてるよう に構成されていると、スペーサ部分157,158の固定は次のことによって達 成することができる。すなわちこの場合孔が脚161;162の少なくとも1つ と、ベースプレート101の外側リブ103,108とに設けられており、そし てこれらの孔を通して固定ねじ167もしくはピンが貫通する。脚161,16 2には既に述べた密に配置された複数の孔の列が設けられており、これに対して リブ103;108には各スペーサ155;156に各1つの孔で十分である。 第24図には、スペーサ131が広幅で、つまり該スペーサ131がベースプレ ート101の全幅にわたって延在している場合における、上に述べた孔と該孔と 共働する結合ねじ167との使用例が示されている。 第25には、第1のスペーサ155の第1の部分157の別の実施例が鉛直断 面図で示されている。ベースプレート101の下でスペーサ部分157を固定す るために、脚161の、ベースプレート101に向け られた縁部は、複数の歯168を有している。固定ねじを引き締めると、これら の歯168は、ベースプレートの対応するリブの間における間隙Lもしくは間隙 Mの底部に押し込まれ、これによって、ベースプレート101に対するスペーサ 部分157の位置が固定される。もちろん、分割されたスペーサ155,156 のすべての部分157,158の脚161,162と広幅のスペーサ131の脚 134,135とがこのような歯168を備えていてもよい。 第26図には、ベースプレート170の別の実施例が示されており、このベー スプレート170は特に剛性的であり、かつ本発明による装置において使用可能 である。このベースプレート170は、既に述べたプレート部分102を有して おり、このプレート部分102の縁部からは外側リブ103,108が懸吊して いる。既に述べた複数の中央リブ104〜107の代わりに、図示のベースプレ ート170はただ1つのリブ171を有しており、このリブ171は、すべての 中央リブ104〜107が一緒になったのとほぼ同じ幅を有している。ベースプ レート170の各外側リブ103;108と、該外側リブにそれぞれ向けられた 広幅リブ171の側面との間には、この実施例においても広幅の間隙Mが存在す る。このベースプレートの下面は、その他の点では、第5図に示されたベースプ レートの下面と同じに成形されている。 第28図には、スノーボードに取付け可能な本発明による装置の1実施例が平 面図で示されている。この装置は第29図において側面図で、かつ第30図にお いては正面図で示されている。この装置の伝達装置180は、ベースプレート1 81を有しており、このベースプレート181の幅は、スノーボーダの靴のため のビンディング182,183がベースプレート181の上面に位置することが できるように選択されている。ベースプレート181はプレート部分185を有 しており、このプレート部分185からは、リブの2つのグループ186,18 7が懸吊している。各グループ186;187は、1つの外側リブもしくは縁部 リブ191と3つの内側リブ192,193,194とを有している。1つのグ ループ186;187のリブ191〜194の間の間隔は、等しい大きさである 。リブグループ186,187は互いの間に間隔をおいて位置しており、この間 隔は、該リブグループの隣接する2つのリブの間における間隔よりも大きく、こ の結果リブグループ186と187との間におけるプレート部分185の下面は 平らである。 この実施例のスペーサ195,196は、分割されたスペーサであり、ほぼ、 第17図及びその後の図面との関連において述べた構成のように、構成可能であ る。スペーサの各部分195;196の底部197は、しかしながらスノーボー ドの幅との関連において、 上に述べたスペーサにおけるよりも広幅である。 第31図には、いわゆるスクワルスキー(Skwal-Ski)において使用可能な伝 達装置が平面図で示されている。第32図にはこの装置が正面図で示されている 。この装置のベースプレート198は、第4図に示された装置のベースプレート 101とほぼ等しく構成されており、この場合このベースプレート198は幾分 広幅である。同様なことはスペーサ199に対しても言える。 第33図には、別の実施例による本発明による装置が設けられているスキー板 の中央部分が断面されて側面図で示されている。第34図には、第33図に示さ れた装置の伝達プレートが平面図で示されている。第35図には、第33図に示 された伝達プレートのほぼ半分が拡大されて側面図で示されている。この伝達プ レートには特別に構成された中央ねじが設けられている。 第33図に示された装置のベースプレート201が第4図〜第7図に示された ベースプレートと異なっている点としては、特にこのベースプレート201が横 方向リブ202,203,204を有していることが挙げられる。これらの横方 向リブ202〜204は、ベースプレート201もしくは長手方向リブ103〜 108の長手方向に対して垂直に延びており、そしてベースプレート201の全 長にわたって分配されてい る。中央の横方向リブ203は、実質的にベースプレート201の長さの真ん中 に位置している。各外側の横方向リブ202;204は、ベースプレート201 の対応する端縁116;117と中心との間に位置している。図示の実施例では 各外側の横方向リブ202;204は、長手方向リブ103〜108の水平な区 分112と上昇する区分113;114との間の移行部の範囲に位置している。 これらの横方向リブ202〜204は、ベースプレート201のねじり剛性を増 大させる。ベースプレート201は、ここに示されているよりも少数の又は多数 の横方向リブを有することができる。 また複数の衝撃ダンパ210が設けられており、各衝撃ダンパは、ベースプレ ート201の端部部分48;49にそれぞれ配属されている。これらの衝撃ダン パ210は、ハイドロリック式のダンパとして構成されていてもよい。各ダンパ 210は、ベースプレート201の対応する端部部分48;49とスキー板本体 1との間に位置している。ダンパ210は上部範囲にねじボルト211を有して おり、このねじボルト211は、ベースプレート201の端部部分48;49に おける対応する開口を貫通し、ナット212を用いてベースプレート201と堅 く結合されている。ダンパ210の、スキー板本体1に向けられた端部部分は、 スキー板本体1の上面に接触しており、かつスキー板 本体1と堅く結合可能である。 第35図には中央ねじ213が、部分的に鉛直断面図で示されている。このね じ213は、第8図との関連において既に述べた中央ねじ143に相当する。第 35図に示された中央ねじ213は、ベースプレート201のプレート部分10 2にねじ込まれており、そして、スキー板本体1に向かって開放する中空のピン 214を有している。このピンもしくはねじボルト214の内部には、強いばね 215が設けられている。ねじボルト214の中空室の開口には球216が配置 されており、この球216にはばね215が押圧作用する。この中央ねじ213 が、伝達装置の最初の調節が必要とするような深さにねじ込まれている場合には 、伝達装置に瞬間的な過負荷(つまりばね213の極めて強い押圧によってスキ ー板本体1を損傷させるおそれのある過負荷)が生じた場合に、ばね215は幾 分撓む。 スペーサ131,132が接触しているプレート140は、圧力分配プレート としてのみならず、エネルギ蓄えプレートとしても働く。つまりこのプレート1 40は、スキー板本体1の屈曲時に解放されたエネルギを吸収し、このエネルギ をスキー板本体1の負荷軽減時に再びスキー板本体1に戻す。これによって、中 央部が細くなっている(taillierte)スキー板本体1は確かに容易に撓むことが できるが、しかしながらこ のようなスキー板本体1は負荷軽減後に再び迅速にその本来の形状を得ることが できる。このエネルギ蓄えプレート140は、ばね鋼から構成されているか又は 、ばね鋼と同様な特性を備えたプラスチックから構成することができる。このよ うなプレート140はスキー板本体1の上面と堅く結合されている。この結合は 例えば接着によって達成することができ、しかもこの結合は有利には可撓性の結 合である。このような結合は例えば両面接着テープを使用することによって達成 することができる。 スペーサ131,132(第10図)を互いに接触位置させることを可能にす るために、これらのスペーサ131,132の底部133の縁部部分のうちの少 なくとも1つは、ほぼ半円形の切欠き148を備えており、この切欠き148は 、スペーサ131;132の端縁149のうちの1つであってスペーサの脚13 4と135とを接続している端縁に接続している。切欠き148の半径は、中央 ねじ143;213の半径に相当している。すなわち、本発明による装置は、雪 上滑走具のベース体がその中央において細く構成されていればいるほど、雪上滑 走具の機能に対してより有利に作用するということが言える。本発明による装置 の重要な利点としては、次のことが挙げられる。すなわち本発明による装置では 、靴6とスキー板本体1との間における力伝達は、与えられた必要性に応じてス ペーサのシフトによって最適に調節可能であり、しかもこの場合スキー板本体に 対するビンディングの位置は変化しない。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.雪上滑走具を雪上滑走具使用者の靴と結合する装置であって、靴(6)の力 を雪上滑走具(1)の幅の最も狭い範囲(5)に伝達することができるように構 成された装置(50;100)が設けられていることを特徴とする、雪上滑走具 を雪上滑走具使用者の靴と結合する装置。 2.伝達装置(50;100)が縦長のベースプレート(53;101)を有し ていて、該ベースプレート(53;101)に靴(6)を固定するためのビンデ ィング(11,12)が取り付けられており、伝達装置(100)がさらに2つ のスペーサもしくは伝達片(131,132)を有していて、該スペーサもしく は伝達片(131,132)が一方ではベースプレート(101)にかつ他方で はスキー板本体(1)に配属されており、スペーサ(131,132)がベース プレート(101)の長さの中央範囲において移動調節可能でかつ固定可能に配 置されており、しかもスペーサ(131,132)は互いの間に間隔(F)をお いてかつベースプレート(101)の中心からの間隔をおいて位置している、請 求項1記載の装置。 3.ベースプレート(101)がプレート状の部分(102)と該プレート状の 部分から垂れ下がるリブ (103,104,105,106,107,108)とを有しており、これら のリブ(103〜108)がベースプレート(101)の長手方向に延びており 、スペーサ(131,132)の内側面もしくは上面が、リブ(103〜108 )の自由な縁部に配属されており、各スペーサ(131;132)の外側面もし くは下面が、スキー板本体(1)の上面に向けられている、請求項2記載の装置 。 4.リブ(103〜108)がベースプレート(101)のプレート部分(10 2)と一体的であり、リブ(103〜108)がプレート部分(102)の全幅 にわたって分配されかつ互いに間隔をおいて配置されており、リブ(103〜1 08)が実質的に互いに平行にそして縦長のベースプレート(101)の長手方 向に対して平行にかつ/又は垂直に延びており、しかもリブ(103〜108) はほぼ四角形の横断面を有することができる、請求項3記載の装置。 5.プレート部分(102)のほぼ中心において該プレート部分に中心孔(12 0)が設けられており、孔(123,124,125)の各1つのグループ(1 21;122)がプレート部分(102)に設けられており、孔(123,12 4,125)の各グループが、プレート部分の中心に設けられた中心孔(120 )から間隔をおいて位置しており、これ らのグループのうちの1つ(121)が、中心孔(120)とベースプレート( 101)の前縁(116)との間に位置し、かつ他方のグループ(122)が、 中心孔(120)と後縁(117)との間に位置しており、孔(123,124 ,125)のグループ(121,122)の間における間隔が、ベースプレート (101)に取り付けられたビンディングの部分(11,12)の間における間 隔よりも小さい、請求項3記載の装置。 6.各スペーサ(131;132)もしくは各スペーサ(155,156)の各 部分(157,158)が、底部(133)と脚(134,135)とを備えた U字形の横断面を有しており、各スペーサの底部(133;160)には、脚( 134,135;161,162)の長手方向に対して平行に延びる長孔つまり スロット(136,137,138;163)か又は孔(166)の列が設けら れており、これらのスロット又は孔列の、スペーサ脚に対する横方向における位 置が、ベースプレート(101)における孔(123,124,125)の位置 に相当しており、脚(134,135;161,162)の高さが、ベースプレ ート(101)におけるリブ(103〜108)の高さと比較可能である、請求 項2記載の装置。 7.圧力分配プレートもしくはエネルギ蓄えプレート (140)がスキー板本体(1)の上面に取り付けられており、該プレート(1 40)がスキー板本体(1)の上面に有利には接着されており、スペーサ(13 1,132)が該プレート(140)の上面に接触している、請求項2記載の装 置。 8.リブ(103〜108)の、プレート部分(102)とは反対の狭幅側もし くはリブ縁部(111)が、複数の区分(112,113,114)を有してお り、リブ縁部(111)の第1の区分(112)が、実質的にプレート部分(1 02)の上面(115)に対して平行に延びていて、該第1のリブ区分(112 )が残りのリブ区分(113,114)よりも長く構成されており、残りのリブ 区分(113;114)がそれぞれ、第1のリブ区分つまりリブ中央区分(11 2)とプレート部分(102)のそれぞれ対応する端部(116;117)との 間を延びており、残りのリブ区分つまりリブ端部区分(113,114)が斜め 上方に、つまりリブ中央部分(112)から上昇するようにプレート部分(10 2)のそれぞれ所属の端縁(116;117)に向かって延びている、請求項2 記載の装置。 9.緩衝装置(30)が設けられており、該緩衝装置(30)が縦長のカバープ レート(31)を有しており、該カバープレート(31)がスキー板本体(1) に取り付けられており、可撓性の材料から成る プレート(33)が、カバープレート(31)とスキー板本体(1)との間に配 置されており、かつ伝達装置がこの緩衝装置に取り付けられている、請求項2記 載の装置。 10.ベースプレート(101)の端部範囲(116;117)の少なくとも1つ にかつベースプレートの幅の真ん中に、孔(130)が設けられており、この孔 (130)の下に位置する範囲に、緩衝材料製のブロック(150)が配置され ており、該ブロック(150)が有利には挿入体(144;145)に埋め込ま れている、請求項2記載の装置。
JP8533640A 1995-05-12 1996-05-13 雪上滑走具を雪上滑走具使用者の靴と結合する装置 Pending JPH10502859A (ja)

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CH2973/95 1995-10-20
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