JPH10502606A - 印刷物を鉛直方向にスタッキングする装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 流れで供給される印刷物を鉛直方向にスタッキングする装置は、印刷物の流れの下方に配置されたスタッキング手段と、下降手段（４６）と、圧縮ユニット（１０）と、バインディングュニット（１１）とを有する。スタッカは、交互に充填可能なスタッキングバスケット（７）の少なくとも２つを円陣型コンベア（６）の上に有する。下降手段（４６）と、圧縮ユニット（１０）と、バインディングユニット（１１）とは、固定され、スタッキングバスケット（７）の移動路の周縁部に衛星のように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】 印刷物を鉛直方向にスタッキングする装置 本発明は、請求の範囲第１項の前提要件として記載した如く印刷物を連続して ほぼ鉛直方向にスタッキングする（すなわち、積み重ねる。以下同様。）装置に 関する。 折曲された印刷物のパックスタッカは、ドイツ国特許公開公報31 26 807号に より周知であり、かかるドイツ国特許公開公報31 26 807号において、印刷物は 搬送路の端部においてプレスタッキング手段に降ろされる。エンドプレートを重 ねる装置は、このプレスタッキング手段の上方に設けられている。下方領域にお いて、スタック、すなわち「パック」が形成される領域に、下降ユニットを上下 動させるシャフトが設けられ、さらに、圧縮手段とバインディング手段とがこの 位置に設けられている。 パッキングマシンは、アメリカ特許第3,115,090号により周知であり、かかる アメリカ特許第3,115,090号は、下方からロードされたりアンロードされる円陣 型コンベア（すなわち、カルーセルタイプの）装置を使用する。なお、本発明に おいて、「円陣型コンベア」は、「カルーセル」と同義で用いるものである。故 に、予めスタックされたパーシャルスタックは、プレスタッキング手段からリフ トテーブルに押し出され、リフトテーブルは、プレスタックを 上方に搬送してカルーセル装置に入れる。所定数のパーシャルスタックが得られ た後、カルーセルは回転し、空の収集シャフトは充填位置に来る。充填された収 集シャフトは圧縮ステーションへと回転され、圧縮ステーションにおいて、手動 や自動のバインディングが行われる。 鉛直スタッカは、ドイツ国特許公開公報31 25 370号により周知である。ドイ ツ国特許公開公報31 25 370号において、プレスタッキング手段は、カルーセル として形成されている。スタッキングバスケットのベースは、水圧で上昇し下降 するストロークテーブルの形に形成されている。 本発明の目的は、構成がコンパクトで、動作が高速且つ信頼性を呈するスタッ カを提供することである。 この目的の解決は、請求の範囲第１項の特徴により行われる。 本発明によって提供された特徴によって、スタッキングプロセスは、１つのス タッキングバスケットにおいて所望の高さまで完全に生じることができ、既にス タッキングが終了したパックは、同時にさらなるスタッキングバスケットにおい て圧縮状態に圧縮され、次に束ねられる。オーバラッピング流は、スタッキング バスケットが交換されるまで連続して積み重ねることができるので、さらに、ス タッキングバスケット以外の全部品が１回のみ存在していれば良いので、高速且 つ信頼性のある動作が得られる。下降ユニットの構成によって、これらの部品に 対してスタッキン グバスケットが良い状態でアクセスできる移動路の側方にある圧縮ユニットとバ インディングユニットとは、完全な形式で可能になる。 本発明の有効な実施例は、従属する請求の範囲、説明、図面に記載されている 。 このように、エンドプレートを供給する手段が設けられ、この手段は、下降手 段の背後に放射状に配置されている。このように、コンパクトな構成によって、 エンドプレートの移動路を簡単にすることができる。このエンドプレートは、ス タッキングバスケットの内側に対して対応する供給手段からスタックを保護する ように機能する。 エンドプレートを供給する手段は、エンドプレートがスタックされている数珠 状に形成されたプレートリフトを含む。この方法によって、比較的大なる供給能 力が提供されながらも、エンドプレートをスタッキングバスケットに搬送するた めに必要な動力を小さくできる。何となれば、最上のプレートをいつでも搬送す ることができるからである。プレートリフトは、実質的に下降手段と同一の高さ を有するので、構成がコンパクトとなり、プレート容量を大きくすることができ る。 プレートリフトの設計が、プレート間隙を介して互いに対向し且つ同期して走 行するチェーンコンベアの２つを有するとき、有効である。このように、チェー ンコンベアは、２つの互いに離間配置された偏向シャフトによって形成さ れている。シャフトには、巡回するコンベアチェーンを備えて回転自在に固定さ れたチェーンスプロケットが設けられている。偏向シャフトの一方は動力によっ て駆動されている。この点について、有効な構成は、チェーンコンベアが、対応 するプレートスタックをピックアップするために所定の一様な間隔でチェーンア ングルを有することである。動作の同期を保証するために、対向配置されたチェ ーンコンベアは、オーバラッピング流の速度に依存して制御される電気モータに よる共通のチェーンドライブにて駆動されている。この設計によって、頑丈な装 置が形成され、この装置において、多量のエンドプレートがしよう可能となり、 この供給の補充は、長期間の時間間隔で必要になるのみである。 特に有効なレイアウトは、エンドプレートを供給する手段が、充填位置のカル ーセルに配置されたスタッキングバスケットと事前収集手段との間に配置された エンドプレート配布手段を有することである。この特別な構成によって、エンド プレートのスタッキングバスケットへの非常に簡単な導入が可能になる。何とな れば、十分な時間が、空のスタッキングバスケットを所定位置に移動させながら も下降手段を受け取り位置に上昇させる事前収集手段での事前収集の間に残され ているからである。エンドプレート配布手段は、効率良く下降手段の上方待機位 置のレベルに配置され、故に、事前収集シャフトに配置されるレーキの下方に 位置する。なお、「レーキ」とは、熊手のような形状を採る部材である。従って 、エンドプレートを、下降手段へと配らずに積み重ねることができ、一方、既に 形成されたパーシャルスタックは、事前収集手段のレーキによって未だ保持され ている。 本発明のさらなる実施例により、事前収集手段の上方に実質的に配置される押 圧ベルトを設けることができる。このように、事前収集シャフトにおける印刷物 の特別に優れたアライメントが保証される。何となれば、各印刷物は、事前収集 手段へと容易に落下することができず、むしろ押圧ベルトの助けを借りてコンベ アトラックからずり落ち、事前収集シャフトの内壁に移動するからである。この 点について、押圧ベルトが事前収集装置において事前収集された印刷物によって リフトされるとき、好ましくは、事前収集手段における事前充填の高さが所定の 高さに達するとき、特に好ましい。このように、事前収集手段において集められ たパーシャルスタックの事前圧縮はここで行われ、これは、好ましくはセンサが 押圧バンドの状態を検出することによって制御される。 事前収集手段でのパーシャルスタックの事前収集を実行する方法に加えて、印 刷物がカスケード状に事前収集シャフトへと落下するように時々下降手段の下降 速度を増加させることも有効である。このように、新たなプレスタックを形成す るために、レーキを「カスケード」の中間空間に 移動させる可能性が与えられる。 充填されたスタッキングバスケットが充填位置に残された直後に下降手段が上 方に移動して受け取り位置に達し、次に空のスタッキングバスケットが充填位置 に到着する直前または到着と同時に受け取り位置に収まる動作方法は、特に有効 である。 この点について、スタッキングバスケットが、下降フォークの側方通路に対し て上方領域や回転方向の前方側壁に切り欠き部を有するとき、有効である。スタ ッキングバスケットの高速充填サイクルは、この種の方法によって可能になる。 事前収集手段は、事前収集シャフトへと移動し且つ鉛直方向に下降自在なレー キを有する。オーバラッピング流のランイン装置は、オーバラッピング流を不規 則にするために遅延装置を備えて設けられている。この点について、制御手段に よって、レーキは、不規則な流れが所定位置を通過する時に落下するオーバラッ ピング流へと移動する。 好ましい形態において、数珠状のプレートリフトから下降フォークへのエンド プレートの搬送は、プレートリフトの上方に配置されたコンベアベルト装置によ って行われる。かかるコンベアベルト装置は、レールガイド上での摩擦係合によ って下降フォークへとエンドプレートを搬送する圧縮ベルトとして機能する鋸歯 状ベルトと、エンドプレートの背後にそれぞれ係合して下降フォークや印刷物の スタッ クへとエンドプレートを搬送する鋸歯状ベルトと接する従動カムと、のいずれか 一方を有する。 この点について、少なくとも１つのセンサが、エンドプレートの存在を検出す るためにコンベアベルト装置の領域に設けられている。この構成は、特に好まし い。何となれば、最上のエンドプレートがエンドプレートの供給源から外されて 、コンベア手段がプレートリフトから下降フォークまでの移動路でのエンドプレ ートの摩擦力に対抗できれば良いからである。 スタッキングバスケットは、後方壁に隣接し側壁に隣接する固定フロアを備え たシャフトとして実質的に効果的に形成されている。側壁は、いずれの場合も、 製品スタックの簡単な排出を可能とするために、側方に回動自在となっている。 有効な形式では、壁の調整は、それぞれ鋸歯状ベルトの動力駆動や鋸歯状ベルト ドライブ、螺合ドライブによって、または手動によって行われる。 スタッキングバスケットの各後方壁やスタッキングバスケットの互いに関連す る側壁の調整は、上述の如くトランスミッションを介してそれぞれ同期して実行 可能となっている。 スタッキングバスケットのベースには、下降フォーク及びパッケージングバン ド用の通路開口部が設けられている。ベースにおいて、シートメタルスライドが 設けられて、パックを容易に移動させることができるようになっている。 カルーセルの好ましい構成において、スライドトラックが床の下方に取り付けら れている。この床は、回転中のカルーセルの容易な動作を保証するものである。 さらに、パッキングバンド用のガイドチャネルは、スタッキングバスケットの後 方壁に有効に形成されている。 チェーンドライブによってレールガイドにおいて上下動可能な下降フォークの 下降速度は、オーバラッピング流の速度及びプレスタックするレーキの機能的な シーケンスに依存して、制御自在となっている。 圧縮ユニットはスタッキングバスケットの上方に配置された圧縮フォークを有 し、圧縮フォークがガイド装置において上下動できるとともにピストンロッドフ リーシリンダによって動作されるようになっているとき、有効である。この点に ついて、圧縮フォークには、フォーク部品が有効に形成され、フォーク部品の間 隙は、その間隙にパッキングバンドを通過させて製品スタックの周囲にバンドを 巻回するために、十分な寸法を有している。 バインディング手段は、圧縮ユニットと協働して、充填スタッキングバスケッ トと係合したりはずれたりできるようになっている。このため、バインディング 手段は、その作動位置に対して移動したりシフトされたりする。 バインディング手段は、スタッキングバスケットのガイドチャネルとアライメ ントされるバインディングチャネルを備えている。バインディングチャネルは、 実質的にＣ字 形状のガイドトラックを有し、このガイドトラックは、バインディング位置に達 した後、スタッキングバスケットのガイドチャネルの補助により完成されて実質 的に閉じたＯ字形状のトラックになる。この間、パッキングバンドは、回転装置 を介して、または圧縮空気によって、ガイドトラックへと搬送される。 本発明は、有効な実施例及び図面を参照することによって詳細に記載されてい る。本発明の各特徴は、有効である。 図１は、印刷物を鉛直方向にスタッキングする装置の構成図を示し、 図２は、プレートリフトの正面図を示し、 図３は、エンドプレート配布手段を説明する図であり、 図４は、カルーセルの上に配置されたスタッキングバスケットの側面図であり 、 図５は、図４の装置の平面図であり、 図６は、下降ユニットを説明する図であり、 図７は、下降ユニットの立面図であり、 図８は、圧縮フォークを備えた圧縮ユニットの一部を説明する図であり、 図９は、図８の圧縮ユニットの立面図である。 図１に、オーバラップ流１４で配布される印刷物をスタックする装置を示し、 この装置は、オーバラップ流１４と接する走行、すなわちランイン（run-in）装 置２を有し、ランイン装置の下方に事前収集手段４が配置されている。 シーケンス制御される遅延手段１３は、ランイン装置２の前方に配置され、流れ に不規則にしている。 事前収集手段４には、鉛直方向に可動なレイキ１７が備えられ、このレイキは 、オーバラッピング流へと移動でき、レーキが最下位に達したとき事前収集手段 ４のシャフト１８から引き抜くことができる。事前収集シャフト１８の上方領域 には、層の揺動装置５が配置され、この揺動装置は、装置を通過してきた事前収 集スタックの帯を直線状に配置する。 図１に示すスタッカは、さらに、カルーセルテーブルに配置された２つのスタ ッキングバスケット７を有する。本実施例において、スタッキングバスケット７ は、直径方向に互いに対向するように配列されている。下降手段４６は、充填位 置に配置された図面右側のスタッキングバスケット７と協働し、上下方向に可動 な下降フォーク２４を有する。下降フォーク２４は、スタッキングプロセス中に スタッキングバスケット７のシャフトの中に突出し、スタッキングバスケットの 対応して設計されたベース４０を通過して下方に移動する。 充填位置の反対側では、スタッキングバスケット７は圧縮状態に配置され、こ の位置で圧縮ユニット１０と協働する。バインディングユニット１１は、圧縮ユ ニット１０と関係し、この圧縮ユニット１０によって、パッケージングバンドが 圧縮後の製品スタックの周囲に巻回され、製品ス タックは、図面左側のスタッキングバスケット７に配置される。 下降手段４６、圧縮ユニット１０、バインディングユニット１１の位置は、固 定されており、カルーセル６の外側のスタッキングバスケット７の移動路の側部 に衛星のように配置されている。 図２に、エンドプレートリフト９の正面図を示し、エンドプレートを横たえる 手段の実質的な部品を示す。エンドプレートリフトは、数珠状のリフトに構成さ れ、下降手段４６の後に放射状に配列されている（図１参照）。この点について 、エンドプレートリフトは、側部がスタッキングバスケット７の高さに亘って実 質的に延在している。 プレートリフト９は、実質的に２つの同期走行チェーンコンベア２６によって 形成され、チェーンコンベアは、プレート間隙を介して互いに対向している。チ ェーンコンベア２６は、２つの鉛直配列偏向シャフト２７を有し、チェーンスプ ロケット対２７’が回転自在にシャフトに取り付けられている。いずれの場合も 、コンベアチェーン２９は、チェーンコンベアのチェーンスプロケット対２７’ の周囲を走行する。いずれの場合も、チェーンコンベア２６の２つの搬送チェー ン２９は複数のチェーンアングル３０によって接続され、アングルは鉛直方向に 一様な所定間隔で取り付けられている。故に、チェーンコンベアは、いずれの場 合も２つのチェーンアングル対３０が互いに対向して配 置されてエンドプレート３１のスタック用の水平支持面を形成するように調整さ れている。チェーンコンベアの一様な動きは、駆動ユニット３２，３３によって 確実なものとなる。共通のチェーン装置に対して好ましくは使用され、電気モー タ３３の駆動速度はオーバラッピング流に応じて制御される。チェーンアングル ３０の間隙は、エンドプレートスタック３１をオペレータの手によって容易に挿 入することができるように選択されている。 図３に、エンドプレートを供給するとともにプレートリフト９の上方に配置さ れている手段１２を示す。プラント全体との関係において、この手段１２は、充 填位置でカルーセル６に置かれているスタッキングバスケット７と事前収集手段 ４との間に配置されている。エンドプレート分配手段１２は、下降フォーク２４ の上方位置のレベル（図１参照）やプレートリフト９の待機位置のレベルに配置 され、プレートリフト９から下降機構２４’を介してスタッキングバスケット７ のシャフトまで延在するコンベアベルト装置を有する。コンベアベルト装置３４ は、鋸歯状のベルト３５によってエンドプレート２３を運び、エンドプレート２ ３は下から鋸歯状ベルト３５に対して押圧されている。この搬送動作は、下降フ ォーク２４の上でレールガイド３６に亘り生じ、下降フォーク２４は、例えば従 動カム３４’などのエンドプレートの背後で係合するフォロワや、または、摩擦 係合によってプレートスタックと対向する側面 の対応する構成よって、レールガイド３６と同じレベルでスタッキングバスケッ ト７の待機位置に既に配置されている。 センサ３７が、コンベアベルト装置３４の領域に設けられ、エンドプレート２ ３がスタッキングバスケットや下降フォークの方向への搬送用に存在するか否か を判別する。エンドプレートがプレートリフト９に存在しなければ、プラントは スイッチが切られ、対応するアラーム信号が発せられる。 図４に、カルーセル６上のスタッキングバスケット装置７の側面図を示す。こ の点に関して、スタッキングバスケットは、固定ベース４０と調整自在な後方壁 ３８と、調整自在なまたは下方に回動自在な側壁３９とを備えたシャフトとして 実質的に設計されている。側壁３９は、パックを束ねた後でパックをスタッキン グバスケットから側方へ排出可能とするために、側方に回動自在となっている。 手動の、または動力駆動で結合された鋸歯状ベルト・ラックドライブや、線条ト ランスミッション２８’，３９’（図５参照）が、いずれの場合も、壁３８，３ ９の調整用に設けられている。 ２つのスタッキングバスケット７の各後方壁３８の調整や、１つのスタッキン グバスケットの互いに対応する側壁の調整は、いずれの場合も、対応するドライ ブが作動したときに両方の後方壁３８が同時に移動するように同期して 生じる。この状況は、側壁３９の場合と同じであり、対応する位置調整ドライブ が作動したときに、バスケットの両方の側壁が同時に調整可能となる。 スタッキングバスケットのベース４０は、下降フォーク２４のための通路開口 部４１を有する。通路開口部４１は、パックの周囲に巻回されるラッピングバン ドのパッキング位置に対して十分な空間が設けられるように寸法が決められてい る。シートメタルスライド４３（図４）がベース４０に螺合されてバスケットか らのパックの移動を容易にしている。スライドトラックは、ベース４０の下方に 取り付けられ、装置のガイド部材と協働して、カルーセルの回転を可能にしてい る。 図５に示すように、パッキングバンドのガイドチャネル４２は、後方壁の領域 に独立なユニットとして形成され、後方壁の移動に対して位置を変えないように なっている。このように、バインディング手段１１は製品サイズの変化に適応す る必要がないので、複雑ではないレイアウトをとどめることができる。充填位置 でスタッキングバスケット７と協働する下降フォーク２４は、それ自身のチェー ンドライブ４５によってガイドレール装置において上下動可能である（図６参照 ）。図４に破線で示す変形例において、側壁の切り欠き部５１と後方壁の切り欠 き部５２とが形成され、これによって、下降フォーク２４が上方待機位置に位置 するときにスタッキングバスケットの充填位置へ回転 させることが可能になる。なお、スタッキングバスケット７の上方領域の残りの 構造は、適切な形式が採用されている。 下降フォーク２４の下降速度は、オーバラッピング流の速度に依存して制御可 能であり、プレスタッキングレーキの動作のシーケンスも制御シーケンスに組み 込まれている。 図７に下降ユニット４６の立面図を示し、図６にこの下降ユニット４６の概略 図を示す。下降ユニットは実質的にＵ字形状のフレーム構造体に収納され、Ｕ字 形状のフレーム構造体に対してガイドレール３６が取り付けられている。 図８に、圧縮ユニット１０の上方領域を部分的に示す。圧縮ユニット１０は、 レール装置４８に接して上下動可能な圧縮フォーク４７を有する。動力源はロッ ドフリーシリンダ３９によって利用可能となっており、ロッドフリーシリンダ３ ９は対応するガイドバーに接して上下動可能である。図９の立面図に示された圧 縮フォーク４７は、フォーク部品に対して、十分なフリー空間がケーブル部品間 のパッキングバンドの通路に対して存在するように設計されている。（「フォー ク部品」は、ドイツ語で「Ｇａｂｅｌ」すなわちフォークを意味し、「Ｋａｂｅ ｌ」はケーブルを意味する。） 図１に示すように、バインディングユニット１１は圧縮手段１０の領域に配置 され、バインディングチャネル５０が形成されている。バインディングユニット １１は可動で あり、そのバインディングチャネルは、スタッキングバスケットの後方壁でガイ ドチャネル４２（図５）と係合することができる。バインディングチャネル５０ は、実質的にＣ字形状のガイドトラックを有し、バインディング位置に達した後 ガイドチャネル４２によって実質的に閉じたＯ字形状トラックに仕上げられる。 パッケージングバンド４１’（図１参照）は、回転装置によってＯ字形状トラッ クに導入される。他の実施例において、パッキングバンド４１’は、圧縮空気に よってバインディング手段のＯ字形状トラックへと吹き付けられる。 上述の装置の動作形態を次に説明する。 印刷物は、重なり合う流れ１４の形で水平方向に配布されて、遅延手段１３を 通過する。遅延手段１３の後、ランイン装置２の流れは、流れ搬送ベルト装置１ ５によって事前収集手段４へと搬送される。事前収集手段４において、レーキ１ ７は、上方動作位置に用意されて、オーバラップ流１４において遅延手段１３に よって生成された不規則な流れの中に入っていく。オーバラップ流１４は、カス ケード状で事前収集シャフト１８へと落ちていく。この瞬間から、レーキ１７の 上方のフリースタッキング空間において、オーバラップ流がもはや事前収集バス ケット４に自由に落下できなくなるまで充填され、むしろ、オーバラップ流は押 圧ベルト１６によってスタッキングバスケット４へと引き出される。同時に、充 填のこの変化した形式として、圧 力がこの時までに収集したプレスタック２１に現れる。この圧力は新たな製品の 各々によって増大し、押圧バンド１６をリフトせしめる。 生じた圧力に応じて、レーキ１７は下方に移動し、次の印刷物のために新しい 空間をフリーにする。バスケット７の上方領域に設けられた揺動装置５は、この 完全充填プロセスの間動作する。新たに到着した印刷物によって押圧バンド１６ のリフティングの結果としてプレスタック２１に作用する圧力は、センサによっ て検出され、制御コマンドとして電気モータに伝達される。電気モータは、プレ バスケットの印刷物の圧縮が常時生じるような制御形式で、レーキ１７を下方に 移動させる。 センサによって検出された圧力は、流れの搬送速度に応じてレーキ１７のより 高速またはより低速の下降を成し遂げる。レーキ１７が下方の位置に達したとき 、レーキは戻り、プレスタックをより下方の下降フォーク２４に移動させる。下 降フォーク２４において、エンドプレート２３が、エンドプレート配布装置１２ によって既に配置されている。 レーキ１７は、圧縮空気装置によって再び上方に移動する。持ち上げる間、パ ック形成プロセスは連続して進行し、下降ユニットは連続して下方に移動する。 下降の間、増大した下降速度は、所定の位置から前方に、すなわち所望数の印刷 物の後設定され、故に、印刷物は滝の如くパック形成器へと落下する。同時に、 オーバラッピング流１４を再 び不規則にするために、オーバラッピング流１４に遅延手段１３を介して作用さ せる。これは、再度事前収集シャフト１８へと入れるためにレーキ１７によって 利用される。エンドプレートは、新たに前方に押し出され、エンド層としてパッ クの上に配置される。 この手順（プロシージャ）は、センサ制御の元で生じる。示されるべき手順の 間に、次のパックがレーキ１７上で形成される。下降フォーク２４は、スタッキ ングバスケット７のベース３０を介して所望のパックの高さに達した後、さらに 下方に移動し、パックがベースの上に置かれる。カルーセル装置が回転されて、 空のバスケットが充填位置に入り、充填されたパックバスケットは圧縮位置へと 運ばれる。下降フォークは、再び上方に移動して空のバスケットに入り、待機位 置にあるとき、エンドプレートを配置した後、プレスタックを受け取る。上述の 手順は連続して反復される。 圧縮及びパッキング位置において、スタッキングバスケット７に置かれたパッ クは、圧縮フォーク４７の下降によって圧縮される。この次に、これと同じ時刻 に、バインディング手段１１は、作動位置に移動し、この作動位置において、パ ッケージングバンド４１’のガイドチャネルは、移動してスタッキングバスケッ トの後方壁のところでガイドチャネル４２とアライメントされる。パッキングバ ンドは、圧縮されたパックの周囲に巻回され、端部は１つに接 合される。バンドを付けた後、押圧フォーク４７は再び上方に移動し、パックか ら離れる。側壁３９は、側方に回動し、排出装置は、バンドが付されたパックを スタッキングバスケットから排出する。バインディング装置は戻り、空になった スタッキングバスケットは、他のバスケットの充填後に、移動して再び充填位置 に戻る。 シーケンスの変形として、側壁、後方壁、及びその他の部品を、上方に移動し た下降フォーク２４の待機位置に相当するスタッキングバスケットの上方領域の 鉛直領域に移動させることもできる。かかる装置において、充填されたスタッキ ングバスケットが充填位置に残された直後に、下降フォーク２４を上方に移動さ せることもでき、または、空のスタッキングバスケットを充填位置に回転せしめ る前に下降フォーク２４を待機位置に到達せしめることもできる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． オーバラッピング流（１４）で配布される印刷物などの印刷物をほぼ 鉛直にスタッキングする装置であって、流れの下方に配置されたスタッカと、下 降手段（４６）と、圧縮ユニット（１０）と、バインディングユニット（１１） とを有する装置であって、 前記スタッキング手段は、円陣型コンベア（６）の上に載置され且つ交互に充 填される少なくとも２つのスタッキングバスケット（７）を有し、 前記下降手段（４６）、圧縮ユニット（１０）、バインディングユニット（１ １）は、前記スタッキングバスケット（７）の移動路の側方に衛星のように固定 配置されていることを特徴とする装置。 ２． エンドプレート（２３）を供給する手段（９）が設けられ、前記手段 （９）は前記下降手段（４６）の後方に放射状に配置されていることを特徴とす る請求の範囲第１項記載の装置。 ３． エンドプレート（２３）を供給する手段は、好ましくは数珠状に形成 され且つ好ましくは前記下降手段（４６）とほぼ同じ高さを有するプレートリフ ト（９）を有することを特徴とする請求の範囲第２項記載の装置。 ４． 前記プレートリフト（９）は、前記プレートの間隙を介して互いに対 向し且つ同期して動作する２つのチ ェーンコンベア（２６）からなり、前記チェーンコンベア（２６）は、プレート スタック（３１）を受け取るために所定の一様な間隙でアングル（３０）が固定 されているコンベアチェーン（２９）を有することを特徴とする請求の範囲第３ 項記載の装置。 ５． エンドプレート（２３）を供給する手段は、充填位置に円陣型コンベ ア（６）に配置されたスタッキングバスケット（７）と事前収集手段（４）との 間に配置されたエンドプレート配布手段（１２）を有し、前記エンドプレート配 布手段（１２）は、好ましくは前記下降手段（４６）の上方待機位置のレベルに 配置されていることを特徴とする請求の範囲第２項乃至第４項記載の装置。 ６． 押圧ベルト（１６）が、事前収集手段（４）の上方に少なくとも実質 的に配置されて設けられていることを特徴とする先行する請求の範囲の少なくと も１つに記載の装置。 ７． 好ましくは、事前収集手段（４）において所定の事前充填高さに達し たときのみ、前記押圧ベルト（１６）は、事前収集手段（４）において予め収集 された印刷物によってリフトされることを特徴とする請求の範囲第６項記載の装 置。 ８． 収集されたパーシャルスタック（２１）の事前圧縮は事前収集手段（ ４）において生じることを特徴とする先行する請求の範囲の少なくとも１つに記 載の装置。 ９． 前記下降手段（４６）の下降速度は、印刷物がカスケード状に事前収 集シャフト（１８）に落下するように合間に増加されることを特徴とする先行す る請求の範囲の少なくとも１つに記載の装置。 １０． 充填されたスタッキングバスケット（８７）が充填位置に残された直 後に、前記下降手段（４６）は、上方に移動して受け取り位置に達し、空のスタ ッキングバスケット（７）が充填位置に達すると同時にまたはその直前に受け取 り位置に来ることを特徴とする先行する請求の範囲の少なくとも１つに記載の装 置。