JPH10502287A - アルギン酸塩布帛、その製造法及び用途 - Google Patents

アルギン酸塩布帛、その製造法及び用途

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JPH10502287A JP8504086A JP50408696A JPH10502287A JP H10502287 A JPH10502287 A JP H10502287A JP 8504086 A JP8504086 A JP 8504086A JP 50408696 A JP50408696 A JP 50408696A JP H10502287 A JPH10502287 A JP H10502287A
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ピーター エム ジェイ マホニー,
デビッド カーシャウ,
デビッド プリチャード,
ジョン チャールズ フェントン,
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イー アール スクイブ アンド サンズ インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 アルギン酸塩布帛は、木炭クロスととともに、悪臭のある外傷用の外傷手当材で使用されており、そしてこれら外傷手当材の市販の例が存在する。木炭クロスを使用する周知のアルギン酸塩外傷手当材に伴う問題は、手当材が比較的堅い構造であることである。その上、周知の手当材は、クロスの固定された表面積により、外傷の悪臭物質のためのその吸収性を制限する木炭クロスの使用に束縛されてきた。本発明者は、上記の問題を解消したアルギン酸塩布帛を開発し、そして本発明により、その中に粒状の木炭を分散したアルギン酸塩布帛が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 アルギン酸塩布帛、その製造法及び用途 技術分野 本発明は、アルギン酸塩布帛、そしてさらに特に外傷手当材としてのその用途 、及びその製造方法に関する。 背景技術 アルギン酸塩繊維は、アルギン酸塩布帛外傷手当材の製造の有用であるとして かなり長い間知られてきている。従来のアルギン酸塩繊維を製造する多数の方法 は、当業者において記述されている。カルシウムイオンを含む水溶液中にアルギ ン酸塩溶液を押し出してアルギン酸カルシウムフィラメントのヤーンを形成する ことは、例えば、英国特許第567641、568177、571657及び6 24897号から周知である。さらに可溶性の繊維を製造するために、ナトリウ ムイオンによるアルギン酸カルシウム中のカルシウムイオンの一部を置換するこ とは、英国特許第653341号から周知である。 アルギン酸塩布帛は、木炭(charcoal)のクロスとともに、悪臭のあ る外傷のための外傷手当材に使用されてきており、そしてこれらの市販の外傷手 当材の例は、商標KALTOCARB、ACTISORB及びLYOFOAMの 下に販売されている。商標KALTOCARBの下で市販されている手当材は、 ポリアミドネットとともに融合された不織アルギン酸塩パッド及び木炭クロスか らなり、そして商標ACTISORBの下で市販されている手当材は、ナイロン スリーブ内に密封された銀とともに木炭クロスからなりさらにさらに1種以上の 吸収層を含むことができ、そして商標LYOFOAMの下で市販されている手当 材は、ポリウレタン発泡材の層により包含された活性化木炭により処理されたビ スコース繊維を含む。 ヨーロッパ特許第0099758号も、木炭と関連して使用されるアルギン酸 塩布帛を含むことができる複合外傷手当材を記載している。ヨーロッパ特許第0 099758号の外傷手当材は、半浸透膜からなり、それは、アルギン酸塩、支 持層例えば木炭クロス及び生分解可能な組織界面例えばアルギン酸塩ナトリウム −カルシウムから含むことができる。支持層は、半浸透膜と生分解可能な組織界 面との間に存在する。 木炭クロスを使用する周知のアルギン酸塩外傷手当材に伴う問題は、手当材が 比較的堅い構造であることである。その上、周知の手当材は、クロスの固定した 表面領域のために、外傷の臭気物質についてその吸収性の性質を制限する木炭ク ロスの使用に束縛されてきた。上記は、アルギン酸塩布帛内に木炭を配合するこ とのできない現在までの能力によるものであり、そして或るタイプの木炭、例え ば粉末、顆粒などは、従来、アルギン酸塩布帛外傷手当材から除かれてきている 。 発明の開示 本発明者は、上記の問題を解決するアルギン酸塩布帛を開発し、そして本発明 によりその中に分散した粒状の木炭を有するアルギン酸塩布帛が提供される。 本発明により、さらに、アルギン酸塩布帛、その中に分散した粒状の木炭を有 する布帛からなる外傷手当材が提供される。概して、本発明による外傷手当材に 使用される布帛は、厚さが0.5−5mmである。 木炭は、粉末、顆粒などの形である。好適には、粉末状の木炭は、これが悪臭 のある外傷から悪臭物質の吸収のための表面積の増大をもたらすので、本発明に よる布帛に使用される。望ましくは、本発明で使用される木炭は、500−30 00m2/g、さらに望ましくは1500−2500m2/g、そして最も望まし くは1800−2200m2/gの表面積を有する。 概して、木炭は、布帛の重量に基づいて1−30重量%の量でアルギン酸塩布 帛に存在する。しかし、さらに好適には、木炭は、布帛の重量に基づいて10− 20重量%の量でアルギン酸塩布帛に存在する。 本発明のアルギン酸塩布帛は、望ましくは、従来のアルギン酸塩繊維より遥か に吸収性であるアルギン酸塩繊維を含む。これは、生分解能力とともに高度の吸 収が望まれる周辺(environment)に、例えば外傷手当材例えば潰瘍 又は火傷のための手当材に使用するのにかなり有利である。本発明のアルギン酸 塩布帛に使用されるこれらの繊維により達成される高度の吸収は、特に手当材に 使用されるのに、さらに有利である。 本発明によるアルギン酸塩繊維は、それらの独特な熱的性質に関連して特徴を 有し、温度に対する温度による繊維の重量損失%の一次導関数のプロットが、1 00−400℃の範囲における2個の極大を有する。 一般に、本発明の繊維に関する温度に対する温度による重量損失%の一次導関 数のプロットにおける2個の極大は、200−300℃、好ましくは220−2 90℃の範囲内に入るだろう。 図面の簡単な説明 図1は、従来の方法により製造される80:20カルシウム:ナトリウムのア ルギン酸塩繊維の熱重量分析(TGA)を示す。 図2は、図1の繊維と同じ原材料から製造された本発明による繊維の熱重量分 析(TGA)を示す。 図3は、従来の80:20カルシウム:ナトリウムのアルギン酸塩繊維及び本 発明による対応する繊維に関する温度による熱の流れの変化を示す。 図4は、従来の繊維、本発明による高吸収性の繊維及びカルシウムイオンによ り処理されるこの繊維の熱重量分析を示す。 図5は、吸収性を決定するのに好適な装置を示す。 発明を実施するための最良の形態 熱重量分析は、TA Instruments,Delaware米国により 製造された2950TGAを使用して行われた。示差走査熱量測定(DSC)は 、 Perkin−Elmerにより製造されたDSC7を使用して行われた。 図1は、温度の上昇による従来のアルギン酸塩繊維の重量損失%、及びその関 数の一次導関数を示す。導関数は、約240℃での単一の極大を示す。逆に、図 2に示される、本発明による対応する繊維に関する温度による重量損失%の一次 導関数は、2個のピークを有し、一つは、従来の繊維について観察される最大よ り低い温度(約225℃)であり、そして一つは、従来の繊維について観察され る最大より高い温度(約280℃)である。同じ組成の従来の繊維に関する導関 数の最大のこの「分離」は、本発明による繊維の特徴である。 図3は、また、従来のアルギン酸塩繊維及び本発明による繊維の熱的性質にお ける相違を示す。熱の流れは、有効に、転移、反応又は分解に伴うエントルピー の目安である。図3に示されるガラス転移温度(Tg)は、両方の繊維について 同じである(288℃)。しかし、従来の繊維に関する転移は広く、約50℃に わたって生ずるが、本発明による繊維のそれは、鋭く、20℃より狭い温度にわ たって生ずる。 本発明による布帛に使用されるアルギン酸塩繊維は、さらに、それらの転移温 度の点で特徴を有し、そしてさらなる又は別の局面において、本発明は、それ故 、その中に粒状の木炭を分散したアルギン酸塩布帛を提供し、布帛は、30℃よ り低い、例えば約26℃のガラス転移温度を有するアルギン酸塩繊維を含む。 本発明による布帛に使用されるアルギン酸塩繊維は、さらに、それらの誘電性 の点で特徴を有する。重合体では、比誘電率は、それにより重合体が適用される 場に応じてそれ自体配向する容易さに依存し、そしてこれは、重合体の構造の関 数である。定数は、電場の同相及び非同相のコンポーネント間の関係で最も容易 に表示される。これは、従来Tanδとして表示される。多数のピークは、通常 、種々の弛緩現象によりTanδを測定するとき、記録される。本発明者は、本 発明の布帛に使用されるのに好適なアルギン酸塩繊維は、1より小さくしかも1 5Hzまでの範囲内にTanδの値を有する。従来のアルギン酸塩繊維は、40 −7000HzのTanδの値を有する。 前述のように、本発明の布帛に使用されるアルギン酸塩繊維は、改良された吸 収性を示し、そして本発明は、従って、その中で粒状の木炭を分散したアルギン 酸塩布帛を提供し、布帛の吸収性は、本明細書に付属する図5に描かれたテスト 方法に従って測定されるとき、布帛1g当たり少なくとも40.0gの脱イオン 水である。 本発明に使用されるアルギン酸塩布帛は、望ましくは、脱イオン水のそれ自体 の重量の少なくとも40倍、さらに好ましくは少なくとも60倍、そして最も好 ましくは脱イオン水のそれ自体の重量の少なくとも80倍の吸収性を有する。概 して、繊維は、これより遥かに大きい、例えばそれ自体の重量の80−280倍 、例えば繊維の1g当たり約120gの脱イオン水の吸収性を有する。 本発明による布帛を製造するのに好適なアルギン酸塩繊維は、概して、以下の 工程により製造できる。 (1)約90−98%例えば95−98%のアルギン酸繊維を含む布帛を製造す るために好適な酸によりアルギン酸塩繊維を処理する工程、 (2)1価又は2価の陽イオンの飽和水溶液によるアルギン酸繊維の処理工程、 (3)繊維による水の吸収が有効に終わるまで水により繊維を洗う工程、 (4)水溶性のアルギン酸塩を形成できる陽イオンの源により繊維を処理する工 程。 本発明は、また、その中に粒状の木炭を分散したアルギン酸塩布帛を提供し、 布帛は、上記の方法に従って製造されるアルギン酸塩布帛からなる。 工程1で原料として使用される繊維は、従来のアルギン酸塩繊維である(例え ば、従来のやり方で製造されるナトリウム、カルシウム、混合ナトリウム/カル シウム繊維、例えば2−10%w/w溶液、例えば4%溶液)。 最も好適には、工程(1)で使用されるアルギン酸塩繊維は、アルギン酸カル シウム繊維であり、それは、当業者にとり従来の技術を使用して、2−8重量% 好適には4−6重量%のアルギン酸ナトリウムの紡糸溶液から紡糸される。 工程(1)で使用される好適な酸は、アルギン酸をプロトン化できる酸を含み 、そして有機酸及び無機酸の両方を含むことができる。好ましくは、塩酸も使用 されるだろう。好ましくは、得られるアルギン酸繊維は、塩でない形で少なくと も95%の酸残基を有する。 工程(2)で使用される好適な1価又は2価の陽イオンは、ナトリウム、カリ ウム及びマグネシウムの陽イオンの溶液を含む。好ましくは、製薬上許容できる 1価の陽イオンが使用され、最も好ましくは、ナトリウムイオンである。 工程(3)は、好ましくは、脱イオン水の流れで繊維を洗うことにより行われ る。望ましい工程(3)は、膨脹が終わったとき、終わる。 水溶性のアルギン酸塩を形成できる陽イオンは、例えば、ナトリウム、カリウ ム、リチウム、アンモニウム及びマグネシウムの陽イオンを含む。好ましくは、 工程(4)で使用される水溶性のアルギン酸塩を形成可能な陽イオンの源は、ナ トリウムの陽イオンの源、さらに好ましくは炭酸ナトリウムである。他の炭酸塩 が同様なやり方で使用されて、別の塩を生成できる。 少量の他のイオン(例えば亜鉛又は銀)は、所望ならば、工程(4)で存在で きるが、概してこれらは、もしそれらの存在が必要ならば、工程(4)の完了後 繊維に含まれる。 他のイオンを含むように上記の方法の生成物を処理する方法は、イオンの源の 水溶液により生成物を処理することである。 繊維は、濾過又は他の好適な方法により工程(4)の終わりで集められ、そし て例えばアセトンにより処理しそして次に風乾することにより乾燥できる。高度 に吸収性の繊維が、再湿潤化されるとき高度に吸収するそれらの能力を失うこと なく、乾燥できることは、本発明の利点の一つである。 得られるべき最も高度の吸収性の生成物については、多量の二価のイオン例え ばカルシウムイオンは、工程(4)又はそれ以後で添加されない。 アルギン酸塩は、任意の好都合な源、例えばL.Hyperbola又はEc lonia Maximaから得ることができ、その中でEclonia Ma ximaが好ましい。 上記の方法により製造された繊維は、従来の方法、例えばアセトン又は熱風乾 燥を使用して乾燥できる。 本発明によるアルギン酸塩布帛を製造するために、上記の高吸収性のアルギン 酸塩繊維とともに、実質的に上述された粒状の木炭は、脱イオン水に懸濁され、 そして約10−30分、概して15−25分撹拌される。アルギン酸塩繊維は、 水を吸収し、そしてスラリーが得られる。本発明によるアルギン酸塩布帛の製造 におけるこれらの高吸収性のアルギン酸塩繊維の使用は、それ故、上記のスラリ ー中の粒状の木炭の分散を達成するのに有利である。従来のアルギン酸塩繊維は 、このやり方で水を吸収せず、そして粒状の木炭が分散できるアルギン酸塩のス ラリーを達成することが従来ではできなかった。 分散した粒状の木炭とともに、アルギン酸塩の得られるスラリーは、次に、概 して真空濾過、又は他の好適な方法により、そして任意には実質的に上述された ように、揮発性乾燥剤例えばメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピ ルアルコール、アセトンなどによる処理により、乾燥される。 その中に粒状の木炭を分散したアルギン酸塩布帛のパッドが得られ、そしてパ ッドは、本発明によって得られるアルギン酸塩布帛に使用されるために、繊維の 吸収性を変化させるように修飾される。例えば、繊維は、所望のイオンの水溶液 により処理でき、例えばもしカルシウムイオン含量を増大させることが望ましい ならば、カルシウム塩例えば塩化カルシウム、硫酸カルシウムなどの溶液のよう なカルシウムイオンの源による処理が使用できる。好適には、塩化カルシウムが 使用される。 好適には、処理されたアルギン酸塩繊維及び木炭は、さらに真空下乾燥されて 総ての残りの乾燥剤を除く。分散した木炭を含む得られるアルギン酸塩布帛は、 さらに、40−60℃、望ましくは45−55℃の範囲の温度で、一定の重量に なるまでオーブン中で乾燥される。 本発明によるアルギン酸塩布帛は、その中に薬剤を配合できる。好適な薬剤は 、外傷の回復を助けるもの、例えば抗かび剤、抗菌剤、脈管形成促進剤などを含 む。好ましい薬剤は、抗かび剤例えばメトロニダソール、及び抗菌剤例えばクロ ロヘキシジンを含み、薬剤又はその塩の水溶液により繊維を処理することに製造 される。 ヒアルロン酸が、本発明による布帛のアルギン酸塩繊維中に配合できことがさ らに分かった。 ヒアルロン酸(以下、HAと呼ぶ)は、源、単離方法及び決定方法に依存して 、3×103−8×106ダルトンの分子量範囲(約13×106のような分子量 を有するHAの報告もあるが)を有する天然の高粘度のムコ多糖である。HAの 単 離及び特性の測定は、Meyerら、J.Bio.Chem.107、629( 1934)、J.Bio.Chem.114、689(1936)、Balzs 、Fed.Proc.17、1086(1958)、Laurentら、Bio chem.Biophys.Acta.42、476(1960)、Weiss manら、J.Am.Chem.Soc.76、1753(1954)及びMe yer、Fed.Proc.17、1075(1958)に記載されている。 HAは、通常、そのナトリウム塩として使用されるが、或る他の塩のイオン例 えばカリウム又はカルシウムなども存在できる。総てのこれらの生理学的に許容 できる形及び特にナトリウム塩は、ここで用語HA内に包含される。 HAは、角膜下の流体及び硝子体液の置換として眼科手術でしばしば使用され る。HAは、また、手術、又は関節リウマチのような慢性の炎症疾患の結果とし て失われる滑液の置換として使用できる。HAは、また、外傷の治癒及び脈管形 成に使用されることも周知である。ヒアルロン酸の継続する放出をもたらすこと のできる外傷手当材は、それ故、外傷の治癒及び/又は脈管形成を促進すること が予想されるだろう。 本発明の繊維に使用されるHAに関する好適な平均分子量の範囲は、1.5× 103−2×106、例えば1×104−1×106、好ましくは1.5×104− 1×105、さらに好ましくは約7.5×104である。 本発明のアルギン酸塩布帛の繊維中に配合されるHAは、繊維の内部構造の空 間又は「ポケット」に存在し、そして使用の周辺への繊維からのHAの放出は、 繊維が使用の条件下で膨潤するにつれ継続するやり方で生ずるものと考えられる 。例えば、HAを含む本発明による繊維は、外傷手当材を製造するのに使用され る布帛中に形成できる。手当材が外傷の滲出物を吸収すると、繊維は膨潤し、そ してHAは、継続されたやり方で外傷に伝達される。 アルギン酸塩繊維中へのHAの配合は、HAの水溶液による上記のように製造 された繊維の接触、次に好適な水性のイオン性溶液例えばカルシウム、マグネシ ウム又は亜鉛の陽イオン、好ましくはカルシウム陽イオンの溶液、さらに好まし くは塩化カルシウム水溶液による接触により達成できる。 前記のように、本発明によるアルギン酸塩布帛は、外傷手当材として使用する のに特に好適である。 本発明による外傷手当材は、また、1層以上のさらなる吸収層を含むことがで きる。好適には、さらなる吸収層は、本発明によるアルギン酸塩布帛に分散した 木炭のような粒状の材料の外傷中への発散を避けるように、外傷に面して配置可 能である。外傷手当材は、本発明によるアルギン酸塩布帛の何れかの面上に配置 された1層以上の吸収層を含むことができる。 好適には、1層以上の吸収層は、アルギン酸塩繊維、カラヤガム、ローカスト ビーンガム、グアガム、アクリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ペクチ ン、ゼラチン、カルボキシメチルセルローズ、高分子量カルボワックス、カルボ キシポリメチルコラーケン及び木綿からなる群から選ばれる。 好ましくは、吸収層は、アルギン酸塩繊維からなる。アルギン酸塩は、通常の 市販されている種々の微生物及び海産藻により生成される。天然材料であるアル ギン酸塩は、かなりの変動を示すが、ブロック共重合体であることを特徴とし、 個々の単糖単位は、マンヌロン酸(M)及びグルロン酸(G)の残基のブロック としての群に分類される。繰り返しブロックに加えて、それぞれの重合体鎖は、 交互のM及びGの単糖単位を一部含むことができる。 好適には、吸収層に使用されるアルギン酸塩繊維は、高M又は高Gであり、概 してそれぞれ60−80重量%のM又はGである。アルギン酸塩繊維は、既に実 質的に記載された高吸収性繊維である。 さらなる1層以上の吸収層のアルギン酸塩繊維は、例えば、織られていないか 、織られているか又はニットされている。好ましくは、布帛は、製造の容易さの 見地からばかりでなく、不織布帛の一般的な寸法安定性のために、織られておら ず、それは、例えばニットされた布帛ほど容易に引き延ばされないことが認めれ ている。 不織布帛の製造では、木綿のコードが使用されて、ウエブを形成させ、それは 、次に例えばGarnet Bywaterクロスラッパーによりクロスラップ され、さらにGarnet Bywaterニードル織機でニードルパンチされ る。織られる布帛の製造では、プレカーサーアルギン酸塩繊維は、カードされ、 次にヤーンに紡がれ、それは従来の織機で織られることができる。別に、繊維は 、英 国特許第568177号に記載された方法に従って、紡糸ボックス中に集められ 、そして織られる。ニットされる布帛の製造では、繊維は、英国特許第5681 77号に記載された方法に従って、連続的なフィラメントヤーンとして製造でき 、それは、次に従来のニッティング機械でニットされる。 本発明による外傷手当材は、さらに、水蒸気浸透性フィルムを設けられ、好適 なフィルムは、ポリウレタン、ポリエーテルエステル又はポリエーテルアミドか らなる。 本発明によりアルギン酸塩繊維から形成される外傷手当材は、有利には、当業 者に周知の従来の手当材であろう。好適な手当材の例は、包帯、接着性ストリッ プ手当材、アイランド手当材、種々の種類のパッド、外科用スポンジ及びパック 及び保護手当材を含む。これらの手当材は、従来、当業者に周知の標準的な方法 により製造できる。 本発明による繊維及び手当材は、好都合には、密封された包みに包装し、例え ば酸化エチレンにより、又はガンマ線又は電子線を使用する照射により滅菌され る。 本発明による布帛の吸収性は、以下の方法により決定できる。 テスト方法 1 吸収性の決定に使用される装置は、図5に描かれ、そして0.9%(w/w) 塩水溶液、又は脱イオン水を含む水浴1、吸収ストリップ2、ビューレット3、 上皿天秤4及びオーパーフロー5からなる。 吸収ストリップ2の厚さは、手当材7のそれに実質的に等しい。濾紙8は、手 当材7と実質的に同じ平面の大きさを有するが、必ずしも同じ厚さでなくてもよ い。 装置は、上皿天秤4の上面を塩水の溶液又は水のレベルの表面6に設定される 。ビューレット3からの液体の流れは、次に毎分約1.5mLに調節される。吸 収ストリップ2は、次に飽和され、そして図5に描かれるように、浴1と天秤4 との間に置かれる。天秤4は次に風袋を除く。計量された手当材7及び濾紙8( サイズにカットされた)を、図5に描いたように置く。水浴1から最も離れた吸 収ストリップ2の端が、図5に示すように、手当材の対応する端を越えて延長し な いことを確実にするように注意しなければならない。 6分後、天秤に示される重量を記録する。手当材7及び濾紙8は、次に、取り 出され、そして天秤4上の総ての残存重量を記録する。 吸収性は、以下の式に基づいて計算される。 (吸収された液体の重量)=(天秤上の全重量)−[(手当材の乾燥重量)+( 飽和した濾紙の重量)+(天秤上の残存重量)] テスト方法 2 繊維のTanδの値は、Thurlby Thandor TG502スイー プ/ファンクション発生器、Tectronics2212デジタルストレージ オッシロスコープ及び容量テストセル(プレート面積16平方cm、22kΩ抵 抗器を取り付け)を使用して測定された。テストされるべき材料は、小さいエン ジニアズバイスにおき、そしてバイスを閉じた。プレート間の距離を、ノギスを 使用して測定し、そしてバイスと容量テストセルの地面の末端との間にアースを した。ファンクション発生器及びオッシロスコープを次に接続し、そして抵抗器 間の電圧の低下並びに適用された電圧信号と電流との間の相角度とともに、適用 された正弦波電圧の振幅を測定した。適用された場の頻度は、次に変化され、そ して測定は、5mHz−5Mhzの範囲で多くの点で繰り返された。 実施例 以下の制限をしない実施例は、本発明を説明することを目的としている。 実施例 1 アルギン酸カルシウム繊維を、4−6%のアルギン酸ナトリウムを含む紡糸溶 液から紡糸し、そして4gの得られるアルギン酸カルシウム繊維を20−30秒 間1M塩酸(1L)に浸漬した。酸変換の度合を、赤外線スペクトルの1720 cm-1及び1600cm-1でのピークの相対強度から決定して、変換の度合が9 5%以上であることを確実にした。繊維を次に水により洗い、そして飽和塩水溶 液(2L)に浸漬した。繊維を次に必要なステーブルの長さに切った。適切な長 さに切った後、繊維を脱イオン水(2L)を含む撹拌容器中に分散した。繊維を 、 それらがそれらの最大の程度に膨潤し、そして塩化ナトリウムが溶出液中に検出 されなくなるまで、流水の流れ中で洗った。炭酸ナトリウム溶液(0.1M)を 次に1mLの割合で加え、一方媒体のpH及び導電度をモニターした。pHが6 .5を越えないように注意した。約12mLの炭酸ナトリウム溶液の添加後(導 電メータの読みは、180−200ミクロシーメンス)、材料を濾過し、そして アセトン次に風乾により乾燥した。 0.1gの木炭粉末とともに、0.4gの得られる繊維を、50cm3の脱イ オン水に懸濁し、そして20分間撹拌した。 100メッシュのナイロンガーゼの円盤を直径7cmのブッフナー漏斗の底に 置き、そして真空ポンプに取り付けたブッフナーフラスコの頂部に置いた。アル ギン酸塩/木炭の懸濁物を、漏斗に注ぎ、そして水を得られるアルギン酸塩/木 炭のパッドから滴らせた。真空にして残りの水を除いた。 約3mLのイソプロピルアルコールをパッド上に注ぎ、それを通して滴らせた 。次に、真空にして残りの溶媒を除いた。 パッドを50℃でオーブン中で乾燥して一定の重量にした。 実施例 2 感圧接着剤(好適には商標acronal V205の下で市販、70%固体 の水性分散物)を、実施例1により得られたパッドの表面に適用し(10cm× 10cmのパッド当たり4mL)、そしてドクターナイフにより広げて薄い均一 な層を作った。 接着層を次に乾燥させ、次に市販されているアルギン酸カルシウムナトリウム からなる10cm×10cmの100gのさらなる吸収アルギン酸塩パッド(好 適には商標KALTOSTATの下に市販されている)によりカバーされた。 実施例 3 感圧接着剤(好適には商標acronal V205の下で市販、70%固体 の水性分散物)を、実施例2に記載したように、実施例1で得られたパッドに適 用した。 接着層を、次に乾燥させ、次に実施例2に記載されているように、再び10c m×10cmの100gのさらなる吸収アルギン酸塩パッドによりカバーされた 。 手当材を、次にひっくり返し、そしてさらなるアルギン酸塩パッドを、上記の ようなやり方で、実施例1のパッドの反対の表面に適用した。 実施例 4 一片の粘性のあるポリウレタンフィルム(厚さ0.2μm,14cm×14c m)を、接着表面の一番上に配置した。 実施例2又は3により製造された手当材(10cm×10cm)を、フィルム の中心に置いた。 リリースペーパーのシート(14cm×14cm)を、手当材全体及び粘性の あるポリウレタンシートにかぶせた。 実施例 5 テストの方法がTGAを使用して開発されて、以下の材料のそれぞれの表面上 に吸収したドーパント(dopant)の質量を決定した。木炭クロス、活性木 炭クロスに結合しそして以下にアルギン酸塩/木炭布帛と呼ばれる市販のアルギ ン酸ナトリウム布帛(好適には商標KALTOCARBの下で市販)、市販のア ルギン酸カルシウムナトリウム(好適には商標KALTOSTATの下で市販) 、布帛1g当たり少なくとも40.0gの脱イオン水の吸収性を有しそして前述 のように製造されそして以下にSA布帛と呼ばれる高吸収性アルギン酸塩布帛、 並びに本発明によりその中に粒状の木炭を分散した3種のアルギン酸塩布帛(以 下にSA木炭組成物1、2及び3と呼ばれる)。 材料のそれぞれの木炭含量は、10%EDTA溶液中にそれぞれの一部を溶解 し、そして濾過して木炭を抽出することにより決定された。 それぞれの材料の表面は、5分間室温で真空に暴露し、次に室温で30分間所 望のドーパント蒸気上に置いた。ドーパントの種類及び物理的性質は、以下の表 1に示される。 上記のドーパントを、種々の分子量、添加量、融点及び沸点の分子の吸収を調 べるために、選んだ。 手当材材料のそれぞれについて、吸収したそれぞれのドーパントのモルの全数 を計算した。これを、次にアルギン酸塩により吸収されたフラクションと木炭に より吸収されてそれとの間に分配した。木炭のフラクションを次に100%の木 炭と見積もり、そしてまた最初の吸収性は、木炭の成分のみによるものであった 。 本発明による布帛が、優れた吸収性を示すことは、100%木炭に見積もられた 全吸収について得られた値を比較することにより、上記の結果から分かる。 実施例 6 実施例1により得られたパッドは、厚さ約1mmであり、そして5×5cmに 整えた。パッドを、密封されそして照射(例えばガンマ照射により)により滅菌 した細菌試験ポーチに入れた。 本発明に包含される外傷手当材は、当業者に周知の外傷手当材の成分の1種以 上を含むことができる。例えば、外傷手当材は、1種以上の接着層を含むことが できる。外傷手当材は、また、本発明のアルギン酸塩布帛に加えて1種以上の吸 収層を含むことができる。外傷手当材は、また、外傷に面する分離且つばらばら の層を含むことができる。 実施例 7 Tanδの値は、繊維のサンプルの範囲について上記のテスト方法2に従って 測定され、結果を以下に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI D21H 17/67 7633−3B D21H 5/20 F (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AT,AU,BG,BR,C A,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,HU,JP,KP,KR,LU,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SE,SI,SK,US (72)発明者 カーシャウ, デビッド イギリス国グエント エヌピー7 5エス ディー アバーガベニー マーケット ス トリート グレイハウンド ボルトス ザ フラット (番地なし) (72)発明者 プリチャード, デビッド イギリス国サウス グラモーガン シーエ フ4 8エスエイ カージフ クレイゴー パーク−ワイ−フロ 18 (72)発明者 フェントン, ジョン チャールズ イギリス国グエント エヌピー2 5アー ルエル リムニー ヘッズ オブ ザ バ リー インダストリアル エステート ユ ニット 2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.その中に粒状の木炭を分散したアルギン酸塩布帛。 2.布帛の厚さが0.5−5mmである請求項1のアルギン酸塩布帛。 3.粒状の木炭が、顆粒又は粉末の形である請求項1又は2のアルギン酸塩布帛 。 4.粒状の木炭が、500−3000m2の表面積を有する粉末の形である請求 項1−3の何れか一つの項のアルギン酸塩布帛。 5.木炭が、布帛の1−30重量%を占める請求項1−4の何れか一つの項のア ルギン酸塩布帛。 6.布帛が、布帛1g当たり少なくとも40gの脱イオン水の吸収性を有するア ルギン酸塩布帛からなる請求項1−5の何れか一つの項のアルギン酸塩布帛。 7.布帛が、温度に対して温度による繊維の重量損失%の一次導関数のプロット において100−400℃の範囲の分裂した極大を有することを特徴とするアル ギン酸塩繊維を含む請求項1−6の何れか一つの項のアルギン酸塩布帛。 8.布帛が、温度に対して温度による繊維の重量損失%の一次導関数のプロット において100−400℃の範囲の二つの極大を有することを特徴とするアルギ ン酸塩繊維を含む請求項1−7の何れか一つの項のアルギン酸塩布帛。 9.布帛が、以下の工程、 (i)約90−98%例えば95−98%のアルギン酸繊維を含む繊維を製造す るために好適な酸によりアルギン酸塩繊維を処理する工程、 (ii)1価又は2価の陽イオンの飽和水溶液によるアルギン酸繊維の処理工程 、 (iii)繊維による水の吸収が有効に終わるまで水により繊維を洗う工程、 (iv)水溶性のアルギン酸塩を形成できる陽イオンの源により繊維を処理する 工程 を含む方法により得ることのできるアルギン酸塩繊維を含む請求項1−8の何れ か一つの項のアルギン酸塩布帛。 10.工程iのアルギン酸塩繊維がアルギン酸カルシウムである請求項9のアル ギン酸塩繊維を含むアルギン酸塩布帛。 11.他のイオン及び/又は薬剤が、工程iv中又は後に含まれる請求項9又は 10のアルギン酸塩布帛。 12.繊維が、ヒアルロン酸又はその製薬上許容可能な塩を含む請求項9−11 の何れか一つの項のアルギン酸塩布帛。 13.繊維が、30℃より低いガラス転移範囲を有することを特徴とするアルギ ン酸塩繊維を含む請求項1−12の何れか一つの項のアルギン酸塩布帛。 14.繊維が、0−15Hzの範囲のTanδの植を有することを特徴とするア ルギン酸塩繊維を含む請求項1−13の何れか一つの項のアルギン酸塩布帛。 15.請求項1−14の何れか一つの項のアルギン酸塩布帛を含む外傷手当材。 16.火傷又は潰瘍又は他の滲出性外傷の治療のための滅菌手当材の形の請求項 1−15の何れか一つの項のアルギン酸塩布帛を含む外傷手当材。
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