JP3954646B2 - アルギン酸塩繊維、その製造法及び用途 - Google Patents
アルギン酸塩繊維、その製造法及び用途 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3954646B2 JP3954646B2 JP50469696A JP50469696A JP3954646B2 JP 3954646 B2 JP3954646 B2 JP 3954646B2 JP 50469696 A JP50469696 A JP 50469696A JP 50469696 A JP50469696 A JP 50469696A JP 3954646 B2 JP3954646 B2 JP 3954646B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- alginate
- fibers
- weight
- drug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01F—CHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
- D01F9/00—Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments
- D01F9/04—Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments of alginates
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/70—Web, sheet or filament bases ; Films; Fibres of the matrix type containing drug
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L15/00—Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
- A61L15/16—Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
- A61L15/22—Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons containing macromolecular materials
- A61L15/28—Polysaccharides or their derivatives
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L15/00—Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
- A61L15/16—Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
- A61L15/38—Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons containing enzymes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L15/00—Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
- A61L15/16—Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
- A61L15/42—Use of materials characterised by their function or physical properties
- A61L15/44—Medicaments
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L15/00—Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
- A61L15/16—Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
- A61L15/42—Use of materials characterised by their function or physical properties
- A61L15/46—Deodorants or malodour counteractants, e.g. to inhibit the formation of ammonia or bacteria
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
- A61P17/02—Drugs for dermatological disorders for treating wounds, ulcers, burns, scars, keloids, or the like
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S424/00—Drug, bio-affecting and body treating compositions
- Y10S424/13—Burn treatment
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Hematology (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
本発明は、アルギン酸塩、そしてさらに特に薬剤含浸アルギン酸塩繊維に関する。本発明は、それから薬剤がコントロールされるやり方で放出できる繊維に関し、そしてアルギン酸塩繊維及び外傷手当材の製造におけるこの繊維の応用に関する。
背景技術
従来のアルギン酸塩繊維を製造する多数の方法は、当業者において記述されている。カルシウムイオンを含む水溶液中にアルギン酸塩溶液を押し出してアルギン酸カルシウムフィラメントのヤーンを形成することは、例えば、英国特許第567641、568177、571657及び624897号から周知である。これらの布はくは、概して、アルギン酸カルシウムフィラメントのヤーンを織り、そして部分的にアルギン酸カルシウムをナトリウムの形に変換して、カルシウムの形のアルギン酸塩のカルボキシル基の例えば30−70重量%を含むアルギン酸カルシウム/ナトリウムを形成することにより製造された。
或る薬剤を配合できる外傷手当材の製造におけるアルギン酸塩繊維の使用は、また当業者に周知である。例えば、ヨーロッパ特許A第0279118号は、水蒸気通過連続重合体フィルムの裏打ち層、及び特に少なくとも30重量%のアルギン酸塩を含む感圧接着材の層からなる外傷に使用するのに好適な接着生成物を記述している。そこに記述されている接着生成物は、通常接着層中に、薬剤例えばクロロヘキシジン誘導体を含むことができる。別に、薬剤は、感圧接着層に使用されるアルギン酸塩重合体の部分を形成し、好適な例は、アルギン酸ナトリウムの銀、銅及び亜鉛の誘導体を含むといわれる。
さらに、米国特許第4753231号は、外傷手当パッド中への抗菌剤、例えば銀スルファジアジン、ポビドンヨード、クロロヘキシジン塩例えばグルコン酸塩、酢酸塩及び塩酸塩、並びに第四級剤例えばベンザルコニウムクロリドの配合を開示している。
さらに、米国特許第4817594号は、沃素、ホルモル、ライム、酸素、細菌性トキシンなどを含む治療又は殺菌材料のための支持体としての外傷手当材を開示している。
それぞれSmith and Nephew Ltd.Hull、英国及びSeton Healthcare Group、Oldham、英国から得ることのできる市販されている製品Bactigras及びSerotulleは、ともに抗菌剤クロロヘキシジンを含浸したパラフィンガーゼからなる。
従来技術の上記の薬剤入り外傷手当材は、外傷手当材を作り上げている繊維の表面上に吸収された薬剤を含む。これらの外傷手当材の使用は、アルギン酸塩繊維の表面上に配合できる薬剤の量により、さらにこれらの表面結合薬剤が使用の周辺(environment)に急速に放出されることが予想される事実により、やや制限される。種々の臨床上の適用のために、長時間にわたる同じ又は異なる薬剤のコントロールされた放出を提供することが望ましいことが考えられる。もし薬剤が治療処方を通して単に局所的に適用されたならば、これは、手当材の頻繁な除去及び置換を要し、それは、それによる不便さ及び日和見感染の危険を伴う。
WO第94/00164号は、繊維の芯中に配合された1種以上の薬剤(その又はそれぞれの薬剤は、長時間継続するやり方で放出できる)並びにそれからの急速な放出のために繊維の表面に付着できる1種以上の薬剤を含むアルギン酸塩繊維を記述している。表面上及び/又は芯中に配合できる薬剤の量は、それぞれ0.01−2.0重量%である。
発明の開示
本発明者は、その構造中への1種以上の薬剤の増大する配合を許し、それにより薬剤はアルギン酸塩繊維からの継続する放出に好適であるアルギン酸塩繊維を開発した。
本発明によれば、その構造中に配合された少なくとも1種の薬剤を含み、薬剤は、配合された薬剤を除いたアルギン酸塩繊維の重量に基づいて、少なくとも10重量%のレベルで存在するアルギン酸塩繊維が提供される。
熟練した研究者は、上記のレベルでのアルギン酸塩繊維の構造中の薬剤の配合は、今まで周知のより少ない0.01−2.0重量%の配合から見て、極めて驚くべきことでありしかも有利であることを理解するだろう。繊維の構造中へ配合された薬剤の増加したレベルは、長時間にわたる薬剤の継続した放出を行わせる。その上、繊維が外傷手当材として使用される場合、薬剤の配合の上記の増加したレベルは、外傷の周辺に関連してその除去及び置換の頻度を減少させるだろう。
好ましくは、薬剤は、アルギン酸塩繊維の重量に基づいて、少なくとも20重量%のレベル、アルギン酸塩繊維の重量に基づいて、好ましくは少なくとも40重量%、そしてさらに望ましくは少なくとも60重量%のレベルでアルギン酸塩繊維中に存在する。驚くべきことに、薬剤は、好適には、元の繊維の重量に基づいて、100重量%までの量で繊維中に配合できることが見いだされた。(この数値は、また以下に記述する本発明の種々の態様についてもたらされる)。
本発明に従ってアルギン酸塩繊維と関連して使用される好適な薬剤は、抗菌剤、例えばビスビグアニジン誘導体例えばクロロヘキシジン(遊離塩基の形、並びに酢酸塩、グルコン酸塩又は塩酸塩の両者)、細菌Streptococcus lactisの種々の菌株から天然で入手可能なポリペプチドであるニシン(nisin)、オキシテトラシクリン及びテトラサイクリンそれ自体、スルホンアミド誘導体例えばスルファジアジン、抗プロトゾア剤例えばイミダゾール誘導体例えばメトロニダゾール、抗かび剤例えばクロロフェネシン、フェノチアジン誘導体例えばプロメタジン及びクロロプロマジン、ヌクレオシド例えばヨードウリジン、ホルモン例えばノルアドレナリン、インスリン、成長ホルモン、セクレチン、バソプレシン、物質Pなど、創傷清拭剤としての蛋白分解酵素例えばストレプトキナーゼ、ストレプトドルナーゼなど、抗生物質例えばゲンタマイシン硫酸塩など、並びに抗炎症剤例えばステロイド誘導体例えばヒドロコルチゾン及びプレドニゾロン、脈管形成促進剤などを含む。
本発明によるアルギン酸塩繊維は、外傷手当材として使用するのに特に好適であり、そしてその構造中に配合された少なくとも1種の薬剤を含み、薬剤は、繊維の重量に基づいて、少なくとも10重量%の重量で存在するアルギン酸塩繊維から全部又は一部形成された外傷手当材が、本発明により提供される。
好適には、本発明による外傷手当材は、アルギン酸塩繊維のパッドからなり、そして最も好ましくはパッドは、厚さ0.5−7.5mmであり、そして好ましくは厚さ1−5mm例えば厚さ1.5−3mmである。他の形状例えば円形、楕円形なども使用できるが、代表的なパッドのサイズは方形であり、辺の長さは4−20cm、例えば5−15cm、10×10cmなどである。
本発明による外傷手当材は、また、1層以上のさらなる吸収層からなることができる。好適には、外傷手当材は、本発明によるアルギン酸塩繊維のそれぞれの辺上に配置された1層以上の吸収層を含むことができる。
好適には、1層以上のさらなる吸収層は、アルギン酸塩繊維、カラヤガム、ローカストビーンガム、グアガム、アクリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ペクチン、ゼラチン、カルボキシメチルセルローズ、高分子量カルボワックス、カルボキシポリメチルコラーゲン及び木綿からなる群から選ばれる。
好ましくは、吸収層は、アルギン酸塩繊維からなる。アルギン酸塩は、通常の市販されている種々の微生物及び海産藻により生成される。天然材料であるアルギン酸塩は、かなりの変動を示すが、ブロック共重合体であることを特徴とし、個々の単糖単位は、マンヌロン酸(M)及びグルロン酸(G)の残基のブロックとしての群に分類される。繰り返しブロックに加えて、それぞれの重合体鎖は、交互のM及びGの単糖単位を一部含むことができる。
好適には、吸収層に使用されるアルギン酸塩繊維は、高M又は高Gであり、概してそれぞれ60−80重量%のM又はGである。アルギン酸塩繊維は、既に実質的に記載されたプロセスの工程(1)−(4)によりもたらさられる高吸収性繊維であろう。
さらなる1層以上の吸収層のアルギン酸塩繊維は、例えば、織られていないか、織られているか又はニットされている。好ましくは、布はくは、製造の容易さの見地からばかりでなく、不織布はくの一般的な寸法安定性のために、織られておらず、それは、例えばニットされた布はくほど容易に引き延ばされないことが認めれている。
不織布はくの製造では、木綿のコードが使用されて、ウエブを形成させ、それは、次に例えばGarnet Bywaterクロスラッパーによりクロスラップされ、さらにGarnet Bywaterニードル織機でニードルパンチされる。織られる布はくの製造では、プレカーサーアルギン酸塩繊維は、カードされ、次にヤーンに紡がれ、それは従来の織機で織られることができる。別に、繊維は、英国特許第568177号に記載された方法に従って、紡糸ボックス中に集められ、そして織られる。ニットされる布はくの製造では、繊維は、英国特許第568177号に記載された方法に従って、連続的なフィラメントヤーンとして製造でき、それは、次に従来のニッティング機械でニットされる。
本発明による外傷手当材は、さらに、好適には水蒸気浸透性フィルム、例えばポリウレタン、ボリエーテルエステル又はボリエーテルアミドからなるフィルム層によりもたらされる。好ましくは、これらのフィルムは、厚さ15−50ミクロン、さらに通常には、20−30ミクロン、例えば25ミクロンであろう。フィルム層は、アルギン酸塩パッドの表面に直接適用できるが、さらに好適には、例えばWO第90/01954号又はヨーロッパ特許第0279118号に記載されているように、接着剤により接着されるだろう。これらの接着剤は、好ましくは、水蒸気浸透性であり、例えばアクリル系、ポリウレタン又はポリエーテル接着剤であり、その中でアクリル系接着剤が好ましい。
本発明によりアルギン酸塩繊維から形成される外傷手当材は、有利には、当業者に周知の従来の手当材であろう。好適な手当材の例は、包帯、接着性ストリップ手当材、アイランド手当材、種々の種類のパッド、外科用スポンジ及びパック及び保護手当材を含む。これらの手当材は、従来、当業者に周知の標準的な方法により製造できる。
本発明による繊維及び手当材は、好都合には、密封された包みに包装し、例えば酸化エチレンにより、又はガンマ線又は電子線を使用する照射により滅菌される。
アルギン酸塩繊維が外傷手当材として使用される場合では、好ましい薬剤は、蛋白分解酵素、例えばストレプトキナーゼ、ストレプトドルナーゼなどを含み、その場合、蛋白分解酵素は、堅いかさぶたの破壊のための創傷清拭剤として使用される。このやり方で、同じ或いは次に適用される手当材中への溶解したかさぶた、共存するトキシンなどの次の取り込みが、達成できる。
アルギン酸塩繊維が外傷手当材として使用される場合、繊維は、外傷の周辺への薬剤の有効な放出を達成するように、湿った状態で有利に使用される。
本発明により外傷を治療する方法がさらに提供され、その方法は、外傷の周辺にアルギン酸塩繊維からなる外傷手当材を適用することを含み、繊維は、その構造中に配合される少なくとも1種の薬剤を含み、薬剤は、繊維の重量に基づいて少なくとも10重量%のレベルで存在する。
前述したように、方法は、有利には、アルギン酸塩繊維を湿らせることを含む。アルギン酸塩繊維の湿潤化は、外傷からの滲出物の取り込みにより外傷の周辺に適用されるときその場で達成できるか、又は繊維が外傷の周辺への適用前に湿らさられるかの何れかである。
好適には、繊維は、純粋な水によるか、又は好ましくは塩水によるかの何れかで湿らさられる。繊維の高い水保持能力は、水のかなりの供給が、外傷の周辺へ湿った繊維から利用できることを確実にするだろう。繊維のさらなる利点は、水を「流去」させる性質を有する従来の手当材例えば外科ガーゼ及び脱脂綿とは対照的に、それらが、曲面例えばヒトの身体の面に適用されるとき、滴らないことである。
繊維は、好適には、予め湿った状態で供給されるか、又は別に外傷の周辺への適用前に、湿潤化の指示により乾燥した状態で供給できる。もし予め湿った状態で供給されるならば、繊維は、有利には、繊維成分の生物学的分解を防ぐ又は遅らせるために、従来の保存剤、例えばMetasol D3T(Merck)、Parasept(メチルパラベン)(Kaloma Chemical)又はBromopol(2−プロモ−2−ニトロ−1、3−プロパンジオール)(Boots Ltd.)を配合するだろう。
好適には、本発明による方法は、外傷の激しさ及び観察される回復に応じて、1−16日から選ばれる時間、外傷の周辺にアルギン酸塩繊維を適用することを含む。比較的激しくない外傷の急速な治癒の場合、方法は、繊維を外傷の周辺に1−2日適用することを含む。別に、激しい外傷例えば激しく滲出する潰瘍又は火傷の場合、本発明による方法は、16日まで外傷の周辺にアルギン酸塩繊維を適用することを含む。
好ましくは、本発明による方法は、1日当たり1回又は2回の基準で、治療を行う外傷の周辺からの繊維の除去を含む。好ましくは、繊維の除去は、純粋な水又は塩水による潅水を含み、そしてさらに例えばかさぶたの頂部の層の除去によるかさぶたの切除を含むことができる。
本発明によるアルギン酸塩繊維は、また、その中に配合された高いレベルの薬剤を有することが要求される移植組成物に使用されるのに好適である。好適な移植組成物は、パッド又はスライバーの形にできる生物分解医薬伝達系を含む。最も好ましくは、パッドは、厚さ0.5−7.5mmであり、そして好ましくは厚さ1−5mm例えば厚さ1.5−3mmである。代表的なスワブのサイズは、他の形状例えば円形、楕円形なども使用できるが、代表的なパッドのサイズは方形であり、辺の長さは4−20cm、例えば5−15cm、10×10cmなどである。スライバーは、概して直径3−5mm及び長さ10−20cmであり、概して溶解化、溶解化/不溶解化及び不溶解化のイオンが使用されるそれぞれの場合に、1−2週、5−7週及び3−4月の時間にわたって分解する。
好ましくは、医薬伝達系は、抗生物質例えばゲンタマイシン硫酸塩を含み、本発明の有利な適用では、パッド又はスライバーの形の伝達系は、患者の骨の部分が除去されている場合には、しばしば、感染の部位で使用される。本発明の他の有利な適用は、歯科の治療であり、その場合、好ましくは、前記のアルギン酸塩繊維のスライバーが、患者の口腔の治療部位に投与される。この後者の適用では、好ましい薬剤は、抗プロトゾア剤例えばメトロニダゾールを含む。
好適には、移植組成物は、中度又は高度のグルロン酸含量を有するアルギン酸塩繊維を含み、それにより、移植組成物の非免疫性を低下させるように、繊維が、50−80重量%のグルロン酸からなることを意味する。
放出されるべき繊維構造中に配合される1種以上の薬剤の実質的に総てに必要な時間は、使用される1種以上の薬剤の性質、使用される1種以上の薬剤の量、及びアルギン酸塩繊維の浸透性のようなファクターに依存するだろう。異なる放出時間は、異なる臨床上の状況に要求されるだろう。概して、薬剤又はそれぞれの薬剤は、時、日又は週の単位の時間にわたって使用の周辺中に放出されるだろう。前述のように外傷の周辺から好適に除去される外傷手当材の場合には、薬剤の放出は、概して時の単位例えば6−10時間にわたって生ずる。本発明によるアルギン酸塩繊維を使用する移植組成物の場合には、薬剤は、好適には、日又は週の単位の時間にわたって繊維の構造から放出される。
本発明によるアルギン酸塩繊維は、それらの独特な熱的性質に関連して特徴を有し、温度に対する温度による繊維の重量損失%の一次導関数のプロットが、100−400℃の範囲における2個の極大を有する。
一般に、本発明の繊維に関する温度に対する温度による重量損失%の一次導関数のプロットにおける2個の極大は、200−300℃、好ましくは220−290℃の範囲内に入るだろう。
【図面の簡単な説明】
図1は、従来の方法により製造される80:20カルシウム:ナトリウムのアルギン酸塩繊維の熱重量分析(TGA)を示す。
図2は、図1の繊維と同じ原材料から製造された本発明による繊維の熱重量分析(TGA)を示す。
図3は、従来の80:20カルシウム:ナトリウムのアルギン酸塩繊維及び本発明による対応する繊維に関する温度による熱の流れの変化を示す。
図4は、従来の繊維、本発明による高吸収性の繊維及びカルシウムイオンにより処理されるこの繊維の熱重量分析を示す。
図5は、吸収性を決定するのに好適な装置を示す。
図6は、本発明による繊維の製造法に使用されるのに好適な再循環系を示す。
発明を実施するための最良の形態
熱重量分析は、TA Instruments,Delaware米国により製造された2950TGAを使用して行われた。示差走査熱量測定(DSC)は、Perkin−Elmerにより製造されたDSC7を使用して行われた。
図1は、温度の上昇による従来のアルギン酸塩繊維の重量損失%、及びその関数の一次導関数を示す。導関数は、約240℃での単一の極大を示す。逆に、図2に示される、本発明による対応する繊維に関する温度による重量損失%の一次導関数は、2個のピークを有し、一つは、従来の繊維について観察される最大より低い温度(約225℃)であり、そして一つは、従来の繊維について観察される最大より高い温度(約280℃)である。同じ組成の従来の繊維に関する導関数の最大のこの「分離」は、本発明による繊維の特徴である。
図3は、また、従来のアルギン酸塩繊維及び本発明による繊維の熱的性質における相違を示す。熱の流れは、有効に、転移、反応又は分解に伴うエントルピーの目安である。図3に示されるガラス転移温度(Tg)は、両方の繊維について同じである(288℃)。しかし、従来の繊維に関する転移は広く、約50℃にわたって生ずるが、本発明による繊維のそれは、鋭く、20℃より狭い温度にわたって生ずる。
従って、本発明によるアルギン酸塩繊維は、さらに、そのガラス転移の範囲が30℃より小さく、例えば約26℃であることを特徴とする。
本発明による布はくに使用されるアルギン酸塩繊維は、さらに、それらの誘電性の点で特徴を有する。重合体では、比誘電率は、それにより重合体が適用される場に応じてそれ自体配向する容易さに依存し、そしてこれは、重合体の構造の関数である。定数は、電場の同相及び非同相のコンポーネント間の関係で最も容易に表示される。これは、従来Tanδとして表示される。多数のピークは、通常、種々の弛緩現象によりTanδを測定するとき、記録される。本発明者は、本発明の布はくに使用されるのに好適なアルギン酸塩繊維は、1より小さくしかも15Hzまでの範囲内にTanδの値を有する。従来のアルギン酸塩繊維は、40−7000HzのTanδの値を有する。
本発明によるアルギン酸塩繊維は、以下の工程により製造できる。
(1)約90−98%例えば95−98%のアルギン酸繊維を含む布はくを製造するために好適な酸によりアルギン酸塩繊維を処理する工程、
(2)1価又は2価の陽イオンの飽和水溶液によるアルギン酸繊維の処理工程、
(3)繊維による水の吸収が有効に終わるまで水により繊維を洗う工程、
(4)水溶性のアルギン酸塩を形成できる陽イオンの源により繊維を処理する工程。
工程1で原料として使用される繊維は、従来のアルギン酸塩繊維である(例えば、従来のやり方で製造されるナトリウム、カルシウム、混合ナトリウム/カルシウム繊維、例えば2−10%w/w溶液、例えば4%溶液)。
最も好適には、工程(1)で使用されるアルギン酸塩繊維は、アルギン酸カルシウム繊維であり、それは、当業者にとり従来の技術を使用して、2−8重量%好適には4−6重量%のアルギン酸ナトリウムの紡糸溶液から紡糸される。
工程(1)で使用される好適な酸は、アルギン酸をプロトン化できる酸を含み、そして有機酸及び無機酸の両方を含むことができる。好ましくは、塩酸も使用されるだろう。好ましくは、得られるアルギン酸繊維は、塩でない形で少なくとも95%の酸残基を有する。
工程(2)で使用される好適な1価又は2価の陽イオンは、ナトリウム、カリウム及びマグネシウムの陽イオンの溶液を含む。好ましくは、製薬上許容できる1価の陽イオンが使用され、最も好ましくは、ナトリウムイオンである。
工程(3)は、好ましくは、脱イオン化水の流れで繊維を洗うことにより行われる。望ましい工程(3)は、膨脹が終わったとき、終わる。
水溶性のアルギン酸塩を形成できる陽イオンは、例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム及びマグネシウムの陽イオンを含む。好ましくは、工程(4)で使用される水溶性のアルギン酸塩を形成可能な陽イオンの源は、ナトリウムの陽イオンの源、さらに好ましくは炭酸ナトリウムである。他の炭酸塩が同様なやり方で使用されて、別の塩を生成できる。
少量の他のイオン(例えば亜鉛又は銀)は、所望ならば、工程(4)で存在できるが、概してこれらは、もしそれらの存在が必要ならば、工程(4)の完了後繊維に含まれる。
他のイオンを含むように上記の方法の生成物を処理する方法は、イオンの源の水溶液により生成物を処理することである。
繊維は、濾過又は他の好適な方法により工程(4)の終わりで集められ、そして例えばアセトンにより処理しそして次に風乾することにより乾燥できる。高度に吸収性の繊維が、再湿潤化されるとき高度に吸収するそれらの能力を失うことなく、乾燥できることは、本発明の利点の一つである。
好ましくはは、繊維は、0.25−25mm、さらに通常0.5−15mm、好ましくは1−12mmそして望ましくは1.5−10mmのステープル長さを有する。
アルギン酸塩は、任意の好都合な源、例えばL.Hyperbola又はEclonia Maximaから得ることができ、その中でEclonia Maximaが好ましい。
上記の方法により製造された繊維は、従来の方法、例えばアセトン又は熱風乾燥を使用して乾燥できる。
上記の薬剤に加えて、ヒアルロン酸が上記で製造された繊維中に配合できることもさらに分かった。
ヒアルロン酸(以下、HAと呼ぶ)は、源、単離方法及び決定方法に依存して、3×103−8×106ダルトンの分子量範囲(約13×106のような分子量を有するHAの報告もあるが)を有する天然の高粘度のムコ多糖である。HAの単離及び特性の測定は、Meyerら、J.Bio.Chem.107、629(1934)、J.Bio.Chem.114、689(1936)、Balzs、Fed.Proc.17、1086(1958)、Laurentら、Biochem.Biophys.Acta.42、476(1960)、Weissmanら、J.Am.Chem.Soc.76、1753(1954)及びMeyer、Fed.Proc.17、1075(1958)に記載されている。
HAは、通常、そのナトリウム塩として使用されるが、或る他の塩のイオン例えばカリウム又はカルシウムなども存在できる。総てのこれらの生理学的に許容できる形及び特にナトリウム塩は、ここで用語HA内に包含される。
HAは、角膜下の流体及び硝子体液の置換として眼科手術でしばしば使用される。HAは、また、手術又は関節リウマチのような慢性の炎症疾患の結果として失われる滑液の置換として使用できる。HAは、また、外傷の治癒及び脈管形成に使用されることも周知である。ヒアルロン酸の継続する放出をもたらすことのできる外傷手当材は、それ故、外傷の治癒及び/又は脈管形成を促進することが予想されるだろう。
従って、さらにヒアルロン酸を含む本発明による繊維が提供される。
本発明の繊維に使用されるHAに関する好適な平均分子量の範囲は、1.5×103−2×106、例えば1×104−1×106、好ましくは1.5×104−1×105、さらに好ましくは約7.5×104である。
本発明の繊維中に配合されるHAは、繊維の内部構造の空間又は「ポケット」に存在し、そして使用の周辺への繊維からのHAの放出は、繊維が使用の条件下で膨潤するにつれ継続するやり方で生ずるものと考えられる。例えば、HAを含む本発明による繊維は、外傷手当材を製造するのに使用される布はく中に形成できる。手当材が外傷の滲出物を吸収すると、繊維は膨潤し、そしてHAは、継続されたやり方で外傷に伝達される。
本発明の繊維中へのHAの配合は、HAの水溶液による上記のように製造された繊維の接触、次に好適な水性のイオン性溶液例えばカルシウム、マグネシウム又は亜鉛の陽イオン、好ましくはカルシウム陽イオンの溶液さらに好ましくは塩化カルシウム水溶液による接触により達成できる。
工程(4)に従って集められたアルギン酸塩布はく繊維は、従来のアルギン酸塩繊維から製造される繊維に比べて、かなり改良された吸収性を有する。さらに特に、繊維の吸収性は、それに付属した図4に記されたテスト方法に関連して測定されるとき、繊維の1g当たり少なくとも40.0gの脱イオン水である。繊維は、それ故、脱イオン水のそれ自体の重量の少なくとも40倍、さらに好ましくは少なくとも60倍、そして最も好ましくは脱イオン水のそれ自体の重量の少なくとも80倍の吸収性を有する。概して、繊維は、これより遥かに大きい、例えばそれ自体の重量の80−280倍、例えば繊維の1g当たり約120gの脱イオン水の吸収性を有する。
繊維の溶解度は、可溶化イオンによる塩ではないカルボニル基の中和度を選ぶことにより修飾できる。従って、例えば、もし吸収性は高いがゲル化した繊維として生成されたままである繊維のシート(例えば、手当材に使用できる)が要求されるならば、繊維は、小割合の残存カルボキシ基が保持される(例えば、完全な中和を行うのに不十分なNa2CO3などを使用することにより)条件下で生成される。別に、材料は、塩ではないカルボキシ基の本質的に総てを、可溶化イオン例えばナトリウムを置換する(例えば、完全な中和を行うのに少なくとも十分な量のNa2CO3などを使用することにより)ことにより十分に可溶にできる。
好ましくは、本発明によるアルギン酸塩繊維は、第一及び第二の陽イオンを有する混合されたアルギン酸塩を含み、第一の陽イオンは、不溶性のアルギン酸塩を形成でき、そして第二の陽イオンは、可溶性のアルギン酸塩を形成できる。好適には、第一の陽イオンは、カルシウムであるが、他の陽イオン例えば亜鉛などが使用できることも理解されるだろう。概して、第二の陽イオンは、可溶化陽イオン、例えばナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、マグネシウムなどを含み、ナトリウムが好ましい。
第一の陽イオン対第二の(可溶化)陽イオンの好ましい比は、30:70重量%−100:0重量%の範囲にある。さらに好ましくは、不溶解化陽イオン対可溶化陽イオンの比は、70:30重量%−100:0重量%、そしてさらに好ましくは80:20重量%−100:0重量%である。
十分なNa2CO3を使用する上記のような方法により直接製造されたものより、不溶解化陽イオン例えばカルシウムの高い含量を有する繊維を製造する方法は、ナトリウムイオンの或るものがカルシウムイオンにより置換されるように、例えば塩化カルシウムなどの溶液から、不溶解化イオン例えばカルシウムイオンにより繊維を処理することである。
本発明によりアルギン酸塩繊維を製造する方法は、好適には、繊維の重量に基づいて少なくとも10重量%のレベルで、得られるアルギン酸塩繊維の構造中への薬剤の取り込みを行うように、アルギン酸塩繊維又はアルギン酸塩の懸濁物と1種以上の薬剤とを接触させることを含む。
1種以上の薬剤は、好ましくは、アルギン酸塩を脱イオン水中に懸濁しそして薬剤を懸濁物へ加えることにより、混合アルギン酸塩の構造中に配合できる。上記は、一般に、6−10時間、概して8時間の撹拌、そして濾過による繊維の分離を伴う。好ましくは、濾液は、乾燥溶媒例えばアセトンにより洗い、そして任意に風乾される。
別に、1種以上の薬剤は、好適には、実施例にさらに詳細に記載されている図6においてここに示されている再循環系を使用して、アルギン酸塩繊維のパッドを通して薬剤又はその塩の溶液を再循環することにより混合アルギン酸塩の構造中に配合できる。好ましくは、薬剤の緩衝した溶液は、3−5時間、概して4時間アルギン酸塩繊維のパッド中を循環する。繊維は、次に取り出され、洗われそして風乾される。
テスト方法 1
吸収性の決定に使用される装置は、図5に描かれ、そして0.9%(w/w)塩水溶液、又は脱イオン水を含む水浴1、吸収ストリップ2、ビューレット3、上皿天秤4及びオーバーフロー5からなる。
吸収ストリップ2の厚さは、手当材7のそれに実質的に等しい。濾紙8は、手当材7と実質的に同じ平面の大きさを有するが、必ずしも同じ厚さでなくてもよい。
装置は、上皿天秤4の上面を塩水の溶液又は水のレベルの表面6に設定される。ビューレット3からの液体の流れは、次に毎分約1.5mLに調節される。吸収ストリップ2は、次に飽和され、そして図1に描かれるように、浴1と天秤4との間に置かれる。天秤4は次に風袋を除く。計量された手当材7及び濾紙8(サイズにカットされた)を、図4に描いたように置く。水浴1から最も離れた吸収ストリップ2の端が、図4に示すように、手当材の対応する端を越えて延長しないことを確実にするように注意しなければならない。
6分後、天秤に示される重量を記録する。手当材7及び濾紙8は、次に、取り出され、そして天秤4上の総ての残存重量を記録する。
吸収性は、以下の式に基づいて計算される。
(吸収された液体の重量)=(天秤上の全重量)−[(手当材の乾燥重量)+(飽和した濾紙の重量)+(天秤上の残存重量)]
テスト方法 2
繊維のTanδの値は、Thurlby Thandor TG502スイープ/ファンクション発生器、Tectronics2212デジタルストレージオッシロスコープ及び容量テストセル(プレート面積16平方cm、22kΩ抵抗を取り付け)を使用して測定された。テストされるべき材料は、小さいエンジニアズバイスにおき、そしてバイスを閉じた。プレート間の距離を、ノギスを使用して測定し、そしてバイスと容量テストセルの地面の末端との間にアースをした。ファンクション発生器及びオッシロスコープを次に接続し、そして抵抗器間の電圧の低下並びに適用された電圧信号と電流との間の相角度とともに、適用された正弦波電圧の振幅を測定した。適用された場の頻度は、次に変化され、そして測定は、5mHz−5Mhzの範囲で多くの点で繰り返された。
実施例
以下の制限をしない実施例は、本発明を説明することを目的としている。
実施例1は、本発明によるアルギン酸塩繊維を製造するために、繊維の構造中への薬剤の配合に適した混合アルギン酸塩の製造を記述している。実施例2及び3は、本発明によるアルギン酸塩繊維を製造する別の方法を記述している。
実施例 1
アルギン酸カルシウム繊維を、従来の技術を使用して4−6%のアルギン酸ナトリウムを含む紡糸溶液から紡糸し、そして4gの得られるアルギン酸カルシウム繊維を20−30秒間1M塩酸(1L)に浸漬した。酸変換の度合を、赤外線スペクトルの1720cm-1及び1600cm-1でのピークの相対強度から決定して、変換の度合が95%以上であることを確実にした。繊維を次に水により洗い、そして飽和塩水溶液(2L)に浸漬した。繊維を次に必要なステープルの長さに切った。適切な長さに切った後、繊維を脱イオン水(2L)を含む撹拌容器中に分散した。繊維を、それらがそれらの最大の程度に膨潤し、そして塩化ナトリウムが溶出液中に検出されなくなるまで、流水の流れ中で洗った。炭酸ナトリウム溶液(0.1M)を次に1mLの割合で加え、一方媒体のpH及び導電度をモニターした。pHが6.5を越えないように注意した。約12mLの炭酸ナトリウム溶液の添加後(導電メータの読みは、180−200ミクロシーメンス)、材料を濾過し、そしてアセトン次に風乾により乾燥した。
生成物を水(200cm3)に再懸濁し、そしてブッフナー漏斗により濾過した。塩化カルシウム溶液(0.1M)の三つの部分(50cm3)を次にパッドにより徐々に濾過し、次に水(200cm3)により洗った。パッドを取り出し、カルシウム/ナトリウム含量を原子吸光分析(99%カルシウム、1%ナトリウム)により決定した。パッドを次に室温で風乾した。
吸収性は、以下の式に基づいて決定した。
(吸収された液体の重量)=(天秤上の全重量)−[(手当材の乾燥重量)+(飽和した濾紙の重量)+(天秤上の残存重量)]
実施例 2
実施例1で製造されたアルギン酸塩繊維(5g)を、脱イオン水(80cm3)に懸濁した。3gの蛋白分解酵素(ウシパンの膵臓からの粗製品)を、激しく撹拌しつつ滴下した。撹拌を8時間続けた。固体の繊維を次に濾過により分離し、そして濾液をそれぞれアセトン(100cm3)で3回洗った。生成物を次に風乾し、そして60重量%の蛋白分解酵素を含んだ。
実施例 3
実施例1のように製造したアルギン酸塩繊維9(0.4g)を、濾紙ホルダー10に置き、そして濾紙ホルダー10を、図6に示される再循環系に接続した。トリス−HC1緩衝液(pH7.2、0.2cm3)を水(30cm3)に加え、そして貯槽11に入れそしてポンプ12を毎分約2cm3で循環するように設定した。
最低量の水に溶解した0.3gの蛋白分解酵素(ウシパンの膵臓からの粗製品)を、4時間にわたって再循環させつつ、貯槽11に滴下した。再循環は、さらに4時間続けた。パッドを次に取り出し、水(30cm3)中で洗い、風乾し、そして75重量%の蛋白分解酵素を含んだ。
実施例 4
Tanδの値は、繊維のサンプルの範囲について上記のテスト方法2に従って測定された。結果は、以下の通りであった。
Claims (15)
- その構造中に配合された少なくとも1種の薬剤を含むアルギン酸塩繊維であって、薬剤は、配合された薬剤を除いたアルギン酸塩繊維の重量に基づいて、少なくとも10重量%のレベルで存在すると共に該繊維が、100−400℃の範囲の温度に対する温度による繊維の重量損失%の一次導関数のプロットにおいて2個の極大を有し、且つ薬剤が、抗菌剤、グルコン酸塩又はその塩酸塩、ニシン、スルホンアミド誘導体、抗プロトゾア剤、抗かび剤、フェノチアジン誘導体、ヌクレオシド、ホルモン、蛋白分解酵素、抗生物質、並びに抗炎症剤からなる群から選ばれることを特徴とするアルギン酸塩繊維。
- 薬剤が、配合された薬剤を除いたアルギン酸塩繊維の重量に基づいて、少なくとも30重量%のレベルで存在する請求項1のアルギン酸塩繊維。
- 繊維が、200−300℃の範囲の温度に対する温度による繊維の重量損失%の一次導関数のプロットにおいて2個の極大を有することを特徴とする請求項1又は2のアルギン酸塩繊維。
- 繊維が、ヒアルロン酸又は製薬上許容できるその塩を含む請求項1−3の何れか一つの項のアルギン酸塩繊維。
- 繊維が、30℃より低いガラス転移範囲を有することを特徴とする請求項1−4の何れか一つの項のアルギン酸塩繊維。
- 繊維が、0−15Hzの範囲のTanδを有することを特徴とする請求項1−5の何れか一つの項のアルギン酸塩繊維。
- 繊維が、繊維1g当たり少なくとも40.0gの脱イオン水の吸収性を有する請求項1−6の何れか一つの項のアルギン酸塩繊維。
- 繊維が、それら自体の重量の少なくとも60倍の脱イオン水の吸収性を有する請求項1−7の何れか一つの項のアルギン酸塩繊維。
- (1)アルギン酸塩繊維を酸で処理して90−98%のアルギン酸塩繊維を含む繊維を製造する工程、
(2)この90−98%のアルギン酸塩繊維を含む繊維を1価又は2価の陽イオンの飽和水溶液で処理する工程、
(3)繊維による水の吸収が有効に終わるまで水により繊維を洗う工程、
(4)水溶性のアルギン酸塩を形成できる陽イオンの源により繊維を処理する工程並びに
(5)繊維の構造中へ、配合された薬剤を除いたアルギン酸塩繊維の重量に基づいて、少なくとも30重量%のレベルで薬剤の取り込みを行うように、抗菌剤、グルコン酸塩又はその塩酸塩、ニシン、スルホンアミド誘導体、抗プロトゾア剤、抗かび剤、フェノチアジン誘導体、ヌクレオシド、ホルモン、蛋白分解酵素、抗生物質、並びに抗炎症剤からなる群から選ばれた1種以上の薬剤と繊維とを接触させる工程
からなることを特徴する請求項1のアルギン酸塩繊維の製造方法。 - 工程(1)のアルギン酸塩繊維がアルギン酸カルシウムである請求項9の方法。
- 他のイオンが工程(4)の間又は後に含まれる請求項9又は10の方法。
- 請求項1−8の何れか一つの項のアルギン酸塩繊維からなることを特徴とする布はく。
- 請求項12の布帛からなることを特徴とする外傷手当材。
- アルギン酸塩繊維の何れかの面上に配置された1種以上のさらなる吸収層を含む請求項13の外傷手当材。
- 請求項1−8の何れか一つの項のアルギン酸塩繊維からなることを特徴とする移植組成物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB9414305A GB9414305D0 (en) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | Alginate fibre, process for the preparation thereof and use |
GB9414305.4 | 1994-07-15 | ||
PCT/EP1995/002773 WO1996002284A1 (en) | 1994-07-15 | 1995-07-14 | Alginate fibre, process for the preparation thereof and use |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10502838A JPH10502838A (ja) | 1998-03-17 |
JP3954646B2 true JP3954646B2 (ja) | 2007-08-08 |
Family
ID=10758388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50469696A Expired - Fee Related JP3954646B2 (ja) | 1994-07-15 | 1995-07-14 | アルギン酸塩繊維、その製造法及び用途 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5914124A (ja) |
EP (1) | EP0772463B1 (ja) |
JP (1) | JP3954646B2 (ja) |
AT (1) | ATE249250T1 (ja) |
AU (1) | AU3111295A (ja) |
DE (1) | DE69531738T2 (ja) |
DK (1) | DK0772463T3 (ja) |
GB (1) | GB9414305D0 (ja) |
WO (1) | WO1996002284A1 (ja) |
Families Citing this family (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10507942A (ja) * | 1994-10-28 | 1998-08-04 | イノベイティブ テクノロジーズ リミテッド | 脱水ヒドロゲル |
US20040018241A1 (en) * | 1997-09-26 | 2004-01-29 | Noven Pharmaceuticals, Inc. | Bioadhesive compositions and methods for topical administration of active agents |
GB0017080D0 (en) * | 2000-07-12 | 2000-08-30 | Bristol Myers Squibb Co | Multi layered wound dresssing |
US8828424B2 (en) * | 2001-09-12 | 2014-09-09 | Convatec Limited | Antibacterial wound dressing |
DE102004063599B4 (de) | 2004-12-30 | 2007-07-12 | Bayer Innovation Gmbh | Verkürzte Wundheilungsprozesse mittels neuartiger Faservliese |
MX2008000582A (es) * | 2005-07-15 | 2008-03-14 | Tyco Healthcare | Vendaje para heridas y metodos de produccion y uso del mismo. |
MX2012015187A (es) | 2010-07-02 | 2013-05-09 | Procter & Gamble | Metodo para suministrar un agente activo. |
JP5540107B2 (ja) * | 2010-07-02 | 2014-07-02 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 不織布ウェブからフィルムを作製する方法 |
BR112013000101A2 (pt) | 2010-07-02 | 2016-05-17 | Procter & Gamble | filamentos compreendendo mantas de não tecido com agente ativo e métodos de fabricação dos mesmos |
BR112012033600A2 (pt) | 2010-07-02 | 2016-11-29 | Procter & Gamble Comapny | filamentos compreendendo mantas de não-tecido com agente ingerível e métodos de fabricação dos mesmos. |
CA2803636C (en) | 2010-07-02 | 2017-05-16 | The Procter & Gamble Company | Detergent product and method for making same |
WO2012003350A1 (en) | 2010-07-02 | 2012-01-05 | The Procter & Gamble Company | Methods of delivering a health care active by administering personal health care articles comprising a filament |
CN111542590A (zh) | 2018-01-26 | 2020-08-14 | 宝洁公司 | 包含香料的水溶性单位剂量制品 |
EP3743501A1 (en) | 2018-01-26 | 2020-12-02 | The Procter & Gamble Company | Water-soluble unit dose articles comprising enzyme |
WO2019147532A1 (en) | 2018-01-26 | 2019-08-01 | The Procter & Gamble Company | Water-soluble unit dose articles comprising perfume |
EP3743503A1 (en) | 2018-01-26 | 2020-12-02 | The Procter & Gamble Company | Water-soluble articles and related processes |
WO2019168829A1 (en) | 2018-02-27 | 2019-09-06 | The Procter & Gamble Company | A consumer product comprising a flat package containing unit dose articles |
US10982176B2 (en) | 2018-07-27 | 2021-04-20 | The Procter & Gamble Company | Process of laundering fabrics using a water-soluble unit dose article |
EP3918045A1 (en) | 2019-01-28 | 2021-12-08 | The Procter & Gamble Company | Recycleable, renewable, or biodegradable package |
EP3942008A1 (en) | 2019-03-19 | 2022-01-26 | The Procter & Gamble Company | Process of reducing malodors on fabrics |
EP3712237A1 (en) | 2019-03-19 | 2020-09-23 | The Procter & Gamble Company | Fibrous water-soluble unit dose articles comprising water-soluble fibrous structures |
EP3989913A1 (en) | 2019-06-28 | 2022-05-04 | The Procter & Gamble Company | Dissolvable solid fibrous articles containing anionic surfactants |
JP7506249B2 (ja) | 2020-07-31 | 2024-06-25 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | ヘアケア用プリル含有水溶性繊維パウチ |
TWI780970B (zh) * | 2021-10-29 | 2022-10-11 | 沛爾生技醫藥股份有限公司 | 紡絲液以及具有大麻二酚之藻酸鹽纖維、其製法與用途 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8820564D0 (en) * | 1988-08-31 | 1988-09-28 | Britcair Ltd | Wound dressing |
JP2627344B2 (ja) * | 1990-01-23 | 1997-07-02 | 工業技術院長 | 水溶性アルギン繊維及びその製造方法 |
GB9020278D0 (en) * | 1990-09-17 | 1990-10-31 | Britcair Ltd | Alginate fabric |
WO1992022285A1 (en) * | 1991-06-14 | 1992-12-23 | Viaderm Pharmaceuticals, Inc. | Alginate wound dressings |
GB9213773D0 (en) * | 1992-06-29 | 1992-08-12 | Cv Lab Ltd | Dual release alginate fibre |
US5980930A (en) * | 1993-01-20 | 1999-11-09 | Bristol-Myers Squibb Company | Fibres |
-
1994
- 1994-07-15 GB GB9414305A patent/GB9414305D0/en active Pending
-
1995
- 1995-07-14 AU AU31112/95A patent/AU3111295A/en not_active Abandoned
- 1995-07-14 JP JP50469696A patent/JP3954646B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1995-07-14 EP EP95926888A patent/EP0772463B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-07-14 AT AT95926888T patent/ATE249250T1/de not_active IP Right Cessation
- 1995-07-14 DK DK95926888T patent/DK0772463T3/da active
- 1995-07-14 WO PCT/EP1995/002773 patent/WO1996002284A1/en active IP Right Grant
- 1995-07-14 US US08/765,748 patent/US5914124A/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-07-14 DE DE69531738T patent/DE69531738T2/de not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ATE249250T1 (de) | 2003-09-15 |
DK0772463T3 (da) | 2003-12-01 |
EP0772463B1 (en) | 2003-09-10 |
GB9414305D0 (en) | 1994-09-07 |
US5914124A (en) | 1999-06-22 |
DE69531738D1 (de) | 2003-10-16 |
WO1996002284A1 (en) | 1996-02-01 |
AU3111295A (en) | 1996-02-16 |
EP0772463A1 (en) | 1997-05-14 |
DE69531738T2 (de) | 2004-07-08 |
JPH10502838A (ja) | 1998-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3954646B2 (ja) | アルギン酸塩繊維、その製造法及び用途 | |
EP0680525B1 (en) | Fibres | |
RU2414243C9 (ru) | Ускоренное заживление ран с помощью нового волокнистого слоя | |
US3988411A (en) | Spinning and shaping poly-(N-acetyl-D-glucosamine) | |
US4074713A (en) | Poly(N-acetyl-D-glucosamine) products | |
JPH09509590A (ja) | 創傷ドレッシング | |
EP0769970B1 (en) | Alginate fabric, method of preparation and use | |
RU2641031C2 (ru) | Повязка с пролонгированным выделением активных веществ | |
US3989535A (en) | Solution of poly(N-acetyl-D-glucosamine) | |
EP1951326A2 (en) | Bioabsorbable hemostatic gauze | |
US20210322225A1 (en) | Lint Free Crosslinked Chitosan-PVA Sponge as an Absorbent Wound Dressing and Method of Preparation Thereof | |
JP3689112B2 (ja) | アルギン酸塩繊維、その製造法及び用途 | |
Thomas | Alginates | |
WO2004080500A1 (en) | Hydrocolloid materials for use in wound healing | |
JP3599741B2 (ja) | アルギン酸塩繊維、その製法及び用途 | |
Morgan | Alginate dressings: part 1: historical aspects | |
RU2240140C2 (ru) | Медицинская многослойная повязка и изделия на ее основе |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20040121 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20040308 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040420 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040817 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040901 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060110 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20060410 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20060529 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061024 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070403 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070427 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3954646 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100511 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |