JPH10502285A - ウシ属動物に対する体液感応性ソマトトロピンの送出のための浸透システム - Google Patents

ウシ属動物に対する体液感応性ソマトトロピンの送出のための浸透システム

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JPH10502285A JP8503985A JP50398596A JPH10502285A JP H10502285 A JPH10502285 A JP H10502285A JP 8503985 A JP8503985 A JP 8503985A JP 50398596 A JP50398596 A JP 50398596A JP H10502285 A JPH10502285 A JP H10502285A
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    • A61M31/002Devices for releasing a drug at a continuous and controlled rate for a prolonged period of time

Abstract

(57)【要約】 ソマトトロピンまたはその類似体もしくは誘導体のような体液感応性の薬効性物質をウシ属などの動物に送出するため、送出システムが開示された。この送出システムには内部区画を囲む壁が含まれ、前記壁には、このシステム内への体液の通過を制限する第一壁部分と、このシステム内への体液の通過を許容する第二壁部分とが含まれている。この壁は更に、第一壁部分への超音波溶接に端部キャップを適応させる手段と、薬効性物質を出口手段と接触させたままに維持する手段とを包含し得る端部キャップを含むことができる。この区画には、薬効性物質と膨張性手段とが含まれる。この送出システムには、薬効性物質を動物へ送出する出口手段が含まれる。出口手段には、薬効性物質の流出割合のわずかな変動を補償する手段、および、外部環境から装置内へ戻る体液の拡散を最少化しつつ、装置からの外方への薬効性物質の十分な速度即ち流出割合を維持する手段が包含される。

Description

【発明の詳細な説明】 ウシ属動物に対する体液感応性ソマトトロピンの送出のための浸透システム 発明の分野 本発明は、新規にしてしかも自明でない送出システムに関するものである。特 に本発明は、浸透により作動される送出システムに係り、また特に本発明は、体 液感応性の薬効性物質を体液環境に対し防護して投与する装置に関するものであ る。 発明の背景 生物学的な体液使用環境に対して薬効性物質を投与する送出システムは、従来 の技術で周知されている。例えば、米国特許第3845770号、同第3916 899号、同第3995632号、同第4111202号、同第4203439 号、同第4327725号、および同第4612008号を参照されたい。 上記諸特許に記載された送出装置は、それらの意図された用途に対して首尾よ く作動し、それらは、それらの意図する諸効果を得るために多くの薬効性物質を 送出することができる。この場合、体液および生物学的ガスを包有する体液に感 応し易い薬効性物質を送出するに必要な諸要素がそれらに欠けているため、それ らの用途は限定される可能性のあることが看取されている。それらの用途は、送 出装置の外部にあるこの種の水性生物学的体液またはその他の体液に感応し易い 薬効性物質が、装置の作動中装置に入り若しくは薬効性物質と接触する体液によ って不利に影響されるため、限定される恐れがある。この種の体液感応性物質の 例には、たんぱく質、ペプチド、およびホルモンが含まれる。更にまた従来技術 の諸装置には、生物学的な体液に富む使用環境に対しこの種の感応性物質を調剤 する移植装置のような、それらの用途に必要な手段が欠けていた。 制御された割合で投与し且つ水性の生物学的体液に感応し易い薬効性物質を防 護すべく送出システムが設けられ、この送出システムが防護された有効量の薬効 性物質を超過時間に送出する運動能力を備えていれば、このような送出システム が明確な価値を伴い且つ調剤技術の進歩を示すことが、調剤技術の精通者には理 解されよう。同様に、移植技術の精通者には、基本的に従来技術に関連する難点 のない移植のために押圧作用の必要性があること、および、若しこの種の移植可 能な送出システムが備えられれば、それにより人間医学および獣医学の分野なら びに耕作用動物の飼育および管理において実際的な応用がもたらされることが理 解されよう。 発明の要約 本発明は、体液感応性の薬効性物質を貯蔵し且つ防護し、また長期間の体液使 用環境に対して薬効性物質を調剤する、体液吸収性送出装置またはディスペンサ に指向されている。この装置は、内部区画を囲うハウジングと、使用環境内の体 液による〔攻撃〕から体液感応性の薬効性物質を防護する手段とを含み、ハウジ ングは第一壁部分と第二壁部分および、任意選択的に、端部キャップを包含する ことができ、第一壁部分は送出装置内への体液の通過を大幅に制限し、換言すれ ばそれは可成り体液不透過性であり、第二壁部分は送出装置内への体液の通過を 許容し、換言すればそれは、少なくとも一部分が体液透過性である。この装置に は更に、第一壁部分により画定される内部区画の部分内の薬効性物質、第二壁部 分により画定される内部区画の部分内の送出装置からの薬効性物質を押す膨張手 段、第一壁部分内または、端部キャップが存在すれば、端部キャップ内の出口手 段、ならびに、区画内で圧力が予定の限界レベルを超えるまで出口手段を閉鎖さ れたままに保つ手段、貯蔵および使用を通じて薬効性物質と接触したままに出口 手段の入口を維持する装置が含まれている。カンチレバー式ピストン部材を包含 する分離層を薬効性物質と膨張手段との間に任意選択的に介在させることができ るが、この分離層は体液に対して可成り不透過性である。出口手段は、第一壁部 分により画定された部分からの薬効性物質の十分な流出または外向き速度を維持 する手段を包含することができる。この装置は更に、任意選択的に、ある材料か ら成る薬効性物質を包有する部分の形成を含み、それにより、そこへの薬効性物 質の付着が低減される。この装置には更に、第一および第二壁部分間の移行を滑 らかにしつつ、それらの間の接合部を強化するための突出部が任意選択的に含ま れる。 本発明の装置からの送出のために現在望ましいとされる体液感応性物質の1つ の部類は、ウシ属のソマトトロピンならびにその類似体および誘導剤を包含する 生長因子である。本発明の諸装置によれば、ソマトトロピンの場合における更に 高い給送変換効率、動物重量ゲインの標準レートよりも高い向上した屠殺体品質 、および増大されたミルク生産のような、向上した生産性をもたらすための、効 果的な量の薬効性物質を送出する手段が得られる。 図面の簡単な説明 一定の比例に応じて描かれてはいないが、本発明の各種実施例を例示すべく説 明されている図面の諸図は次の如くである。 第1図は、第一囲壁部分と第二囲壁部分とを含む送出システムの一つの構造的 実施例を示す、本発明の送出装置の一実施例の断面図。 第2図は、第1図の整合端部キャップの拡大部分断面図。 第3図は、第2図の整合端部キャップのほぞおよびほぞ穴実施例の拡大部分断 面図。 第4図は、薬効性物質と接触する出口通路を維持する第1図のかみ合い端部キ ャップの延長部分および第一壁部分の拡大部分断面。 第5図は、第1図の第一および第二壁部分間の接合部の拡大部分断面図。 第6図は、第1図のピストン部材の拡大断面図。 第7図は、第1図のピストン部材の拡大頂部正面図。 第8図は、不透過性の第一壁部分に囲まれた内部区画から第1図の透過性の第 二壁部分に囲まれた内部区画内への、第3図のピストンによる水の通過を示すグ ラフ。 第9図は、平均値からの標準偏差の3倍以上のデータを除いた、不透過性の第 一壁部分に囲まれた内部区画から第1図の透過性の第二壁部分に囲まれた内部区 画内への、第3図のピストンによる水の通過を示すグラフ。 第10図は、シール解除超過時間(h)に対する圧力所要量を示すグラフ。 第11図は、水の拡散における出口開口直径の影響を示すグラフ。 発明の詳細な説明 以下の論議に際しては、図中の類似の諸要素に対しては同様の参照数字で参照 する。 第1図には、本発明による送出装置の一実施例が、展開図で描かれている。第 1図の送出システム10には壁12で形成されたハウジング11が含まれ、その 壁12には第一壁部分12aおよび第二壁部分12bが含まれている。第一壁部 分12aおよび第二壁部分12bを含む壁12は、内部区画18を囲み、画定す る。送出システム10は、送出システム10から薬効性物質7の製剤を送出する ための、少なくとも一つの出口通過13を有し、その入口は貯蔵または使用中、 薬効性物質と接触している。出口通路は、使用期間中に排出され、浸出し若しく は侵食する、以下に論議されるシール30におけるそれと同様の材料で、任意選 択的に閉そくさせることができる。第1図では、送出システム10に、ドーム状 の後端部8と、偏平にされた先端部9とが含まれている。図示されていない実施 例においては、丸い、若しくは偏平な1対の端部8および9を以て送出システム 10を製造することができる。ここに使用される用語「先端部」は一般に、薬効 性物質7がそれによりシステムから解放される端部を示す。使用に際しては、先 端部または後端部の何れかを最初に移植すれば良い。 壁部分12aは、それぞれ第一および第二開口端部32および34を有する管 状部材の形態であれば良い。この特定の実施例においては、包囲手段36が、第 一壁部分12aの先端部9に位置付けされている。この特定の実施例においては 、包囲手段が端部キャップ38の形態をなしている。壁部分12aおよび端部キ ャップ38は通路13とシール30を一緒に形成し、薬効性物質7の処方を包有 する内部区画18の部分を囲む。 ここで第1図を参照すると、壁部分12bには、第一または開口端部40およ び第二または包囲端部42、端部8の包囲端部ならびにそこから遠い開口端部が ある。開口端部40により受容手段19が画定され、形成される。第一突出部4 4および第二突出部46を有する受容手段19は、第一壁部分12aの包囲手段 20内に受容される。第一内側または内腔直径を有する第一内表面部分48およ び第二内側または内腔直径を有する第二内表面部分50を第一壁部分12aの包 囲手段20に設けることにより第一突出部44を形成することができ、従って、 壁部分12aの第一および第二内表面部分が出会う場合に内部突出部または内部 環状レッジ44が形成または画定される。 壁部分12bの外表面52には第二突出部46が形成される。壁部分12aの 包囲手段20が第一突出部44と当接する場合に第一壁部分12aの第二開口端 部34と当接すべく、第二突出部46が位置付けされる。その結果第二突出部4 6は、第一突出部44と組み合って、移植装置の外面の不連続性や表面摩擦を最 小化し且つ第一および第二壁部分間の円滑な移行をもたらしつつ強力な接合部を 得るため、壁部分12aおよび12bをかみ合わせる二重突合せ継手を形成する 。この特定の実施例においては、第一壁部分12a内に挿入された第二壁部分1 2bの部分が、第一壁部分の外側のその部分と同じ厚さを備えている。更に、こ の構成の結果として、第一および第二壁部分により、形成された滑かで連続的な 内表面に沿ったピストンの移動が容易になる。 第5図に最も良く示されているように、突出部46には、第一壁部分12aの 外表面から第二壁部分12bの外表面への移行を円滑にすべく第一壁部分12a および外面または輪郭面56と当接する突出部係合面54が包含される。図示の 実施例においては、断面で視た場合、概ねs字形をなしている。輪郭面56には 非テーパ環状部分57、環状凸面部分58、および凹面環状部分60が包含され ている。その結果、第二壁部分の外表面から第一壁部分の外表面直径まで、半径 方向外方へ突出部46が滑らかに延伸し、種々の外径を有する装置の諸部分間の 移行を円滑にさせている。 送出システム10からの薬効性物質製剤の送出による薬効性物質の送出のため に膨張し且つ区画18内の空間を占有する手段25を包有する内部区画領域18 の部分を壁部分12bが囲んでいる。第二壁部分12bの厚さおよび表面積は、 皮膜の第二壁部分を通る体液の通過速度に貢献する。好適な実施例においては、 第二壁部分が、望ましくは、長さが約3.66cm(1.442in)、内径が約0 .732cm(0.288in)の皮膜カップ12bの形態の透水性材料から一体に 形成される。第二壁部分12bは、受容端部19で約0.927cm(0.365 in)、第一壁部分12a内へ挿入されない部分で約0.960cm(0.378in )の外径を有する。ほぼこれらの寸法から成る皮膜カップは、膨張手段25と接 触する約10〜15mg H2O/d、更に詳細には約12〜14mg H2O/d、の第二 壁部分をそこに含むことにより所望の体液流量をもたらす。受容手段19およ び包囲手段20における2組の壁部分、部分12a、12b、は、サイズが接近 している。壁部分12aおよび壁部分12bは、突出部44または46により停 止されるまで、閉ざされた、連続的な、内部の壁で囲まれた位置へ完全にはめ込 むことができる。図示の実施例においては、任意選択的に、係合壁54の先端部 または側部の、第二壁部分の外表面上に形成された複数の縦リブ66が、第一お よび第二壁部分を隔置して、第一および第二壁部分間ならびに縦隆起の中間に接 着剤受容空所68を画定し、形成する。壁部分12aおよび12bは、熱融合、 接着などにより、任意選択的に一緒に保持することができる。接着剤は、望まし くは、接合部内へはじいて確実な接着を形成するに足りるだけ低い粘性を有する シアノアクリラート接着剤である。パーマボンド(Permabond)USPグレード7 01接着剤なる商標名の下にパーマボンド・オブ・ナショナル・スターチ・アン ド・ケミカル・カンパニー(Permabond of National Starch and Chemical Compa ny)により販売されるそれと同じ品質および特性を有するシアノアクリラート接 着剤は、本発明の諸目的を十分に果たすものである。突出部44および46によ り、12aおよび12bの接続部が、装置10の封入を容易にさせる、切れ目の ない整合接触により円滑且つ精確に接合されることが保証される。 ここで再び第1図を参照すると、第3図に関連して更に詳細に論議される如く 、第一壁部分12aに対して端部キャップが超音波溶接されるようにさせ、使用 環境41に存在する隣接の体液による薬効性物質の希釈および/または劣化を最 小化しつつ、出口通路13を薬効性物質7と接触したままに維持する、整合端部 キャップ38の実施例が示されている。 端部キャップ38は、体液感応性物質を送出する場合、特に有利であり、装置 の作動の前後に物質が送出されることを防止する。出口ポート13は、外部の体 液による製剤の希釈を排除すべく、特定の表面の製剤の流量をもたらすように直 径および長さの寸法を定められる。内部シール30により、装置を再開する必要 のない使用の迅速性の要点が得られ、長期安定シールの備えが得られ、始動の際 に処方が防護され、且つ、終始一貫した始動をもたらす一貫した破断圧力が得ら れる。また端部キャップ38によれば、ポンプ作動の全ての段階にわたり出口ポ ート13が製剤との接触を維持するようにさせながら製剤の熱膨張による内部圧 力を最小化すべく作用する、製剤の前方の充てん頭隙112がもたらされる。端 部キャップの溶融物シンク形態の結果として、溶接プロセス中に製剤を防護する ことにより、端部キャップの使用もまたキャップの自動超音波溶接を容易にさせ る。 第2図に最もよく示す如く、端部キャップ38には、第一端部キャップ面70 、第二端部キャップ面および、外部環境41から内部室18内へ延び製剤7に接 触する出口通路13が包含されている。出口通路13は、外部環境41からの体 液の流入による室18内の製剤の希釈を防止すべく、体液膨潤駆動部材25と、 ピストン29を包含する分離部材27とにより送られる妥当な製剤流量を得るよ うに設計される。出口通路13はまた、装置10からの製剤の所与の放出速度に 対する圧力降下を維持する。出口通路13は、望ましくは、外部環境からの体液 が内方へ拡散し得る割合を製剤の流出量の率が超えるように設計される。出口通 路の長さは、薬効性物質の流出または外方向け流量のわずかな変動を補償する手 段を提供する。第一面70には外面80が包含され、外面は一般に、端部キャッ プ38の長手方向軸線にほぼ垂直な平面を画定する。連通通路78は、より大き い直径の第一出口開口74を更に小さい直径の連通通路78および第二出口開口 74と滑らかに接合させる、概ね切頭円すい状に付形された輪郭を有する内部環 状面部分79を備えている。 外面80はその外縁に沿い、装置の縁を丸めるために環状同心丸形部分82と 接合する。 第3図に詳細に示す如く、端部キャップ38の第二面72にも、超音波溶接に 適するようにされた、第一壁部分12aと係合または整合する整合部分86が包 含される。整合部分86には、第一壁部分12aと係合する第2面72上の環状 整合面88および、そこから第一壁部分12aに向かい外方へ延びるほぞ90が 包含される。 さきに述べた如く、第一壁部分12aには第一開口端部32が包含される。開 口端部32には、端部キャップ38と係合するための係合面部分100がある。 この表面または開口端部100により、端部キャップ38の整合面88から外方 へ延びるほぞ90を受けるためのほぞ穴102が画定される。特定の一実施例に おいては、第一ほぞ穴壁104、第二ほぞ穴壁106およびほぞ穴底壁108に よりほぞ穴が画定される。 再び第2図を参照すると、壁12aと端部キャップ38との間に頭隙112を 画定する、内方へ延びる部分110を端部キャップ38が備えるようにされてい ることがわかる。頭隙112は、室18が薬効性物質製剤7で満たされた後も製 剤7で満たされないままである。このように、装置10の配向とは関わりなく、 薬効性物質製剤がシール30または出口通路13と接触し、外部環境41からの 室18内への体液の進入が抑制される。頭隙112内に閉じ込められた空気も、 内部室18内の薬効性物質やプラスチックの膨張差を許容する。 第4図に詳細に示す如く、端部キャップ38の第二面72には、出口通路13 をシールし且つ出口通路を、内部室18の一部分内に配置された薬効性物質7と 接触したままに保つための延長部114も包含される。延長部114には、端部 キャップ38が第一壁部分12aと整合する場合のように、外方へ環状整合部分 86と一体に延びる概ね円筒状の部分116が包含される。延長部分114はそ の末端部分118に端部キャップ頂点120を包含する。頂点120はそこに、 シーラントを受容する蓄積所122を包含する。傾斜輪郭面124は延伸して環 状整合面80を蓄積所122に接続する。一実施例の場合、傾斜面125は、断 面が概ねs字形をなし、断面が概ねs字形の表面を形成する第一凹面環状部分1 26、第二凹面環状部分128および凸面環状部分130を包含する。好適な一 実施例においては、中央長手方向軸線から半径方向外方へ0.318cm(0.1 25in)、第二面72上の頂点120から中央長手方向軸線に沿って0.211 cm(0.083in)、の中心から約0.074cm(0.029in)の半径により 概ね画定される斜面を、第一凹面環状部分126が備えている。第一凹面環状部 分126と一体をなし且つそれから半径方向に内方へ延びる第二凹面環状部分1 28は凸面環状部分130と接合し、中央長手方向軸線から半径方に外方へ0. 508cm(0.200in)、第二面72上の頂点120から中央長手方向軸線に 沿って0.066cm(0.026in)、の中心から約0.318cm(0.125 in)の半径により概ね画定される斜面を備えている。凸面頂点部分130。 蓄積所122は、シーラント30を受容するための蓄積所内腔132を画定す る頂点120、内部室18と体液連通する蓄積所内腔、および出口通路13で構 成される。 本装置の取扱いおよび作動に際し、頭隙112、蓄積所122および出口通路 13間の関係が重要な役割を演じる。頭隙112により、積送りや取扱い中の装 置10内での製剤7の収縮および膨張が可能となり、また動物への移植後におけ る装置10内の圧力の強化がもたらされる。頭隙112によれば、製剤内に残さ れた何れの空気も、それが出口通路13付近に気泡を形成し得る場合、製剤内に ではなく頭隙112内に局限されることが保証される。気泡が出口通路13付近 に形成することを許容されれば、蓄積所122内のプラグを排出するに足りるだ け圧力が増した場合、外部環境からの体液の流入により、製剤と、装置10から の製剤の送出の割合とが希釈される可能性がある。装置を充てんする場合、充て ん後の熱処理は製剤を「セット」するのに役立ち、頭隙112内の定位置に気泡 を固定させるが、その場合、装置10の当初の作動には影響を及ぼさない。 第6図には、更に詳細な第1図のピストン29が示されている。ピストン29 は、第一および第二可変形シール140、142が結合される。概ね円筒状の形 状をした弾性ピストンである。ピストン29によれば、ピストンの長手方向移動 を妨げる、装置の壁に加わる最小限の横力を伴った高干渉シールが得られる。可 変形シール140、142によれば、装置10の内壁における何れの凸凹も補償 されて効果的なシールがもたらされる。好適な一実施例においては、ピストン材 料を4等級のサントプレン(Santoprene)(商標名)271材料の何れかで形成 することができるが、最も好ましい等級は271−55である。 一実施例においては、第一壁部分12a内に位置する円筒状本体部分145が ピストン29に包含されている。ピストン29には、第一および第二ピストン端 部144、146をそれぞれ備えた円筒状の第一または中央本体部材145が包 含されている。可変形シール140または142は、第一および第二ピストン端 部それぞれ144および146に形成される。特定の一実施例においては、フレ アにされた円すい状スカート部材または部分148が可変形シール140および 142に包含される。第6図および第7図に詳細に示す如く、スカート148は 中央本体部材145から半径方向に外方へ延び、そこから隔置された位置で終わ る。再び第6図を参照すると、中央の円筒状本体部材145内に金属位置検出部 材150が形成されている。スカート部材148は、中央本体部材145の表面 により概ね画定される傾斜角平面で半径方向に外方へ延びる。その結果、ピスト ン29の遠位端は、第一壁部分12aの内径内で接合する場合、半径方向に外方 へ偏いされる。スカートの厚さは、スカートを折り返させるような圧力を生起す ることなく、第一壁部分の内面に十分なこすり付け圧力をスカートがもたらすこ とを可能にさせる。 再び第5図を参照すると、第一壁部分12aはその先端部9から遠い端部に、 壁部分12bとの重ね継手152を形成する円周を有する開口端部を画定し、形 成している。第二壁部分12bは後端部8を画定し、それが、ここに膨張式駆動 部材25a〜fを用いて例示された膨張式駆動手段を当初に包有する内部室18 の部分を囲んでいる。第二壁部分12bはその後端部8から遠い端部に、重ね継 手152を形成する円周を有する開口端部を画定し、形成している。第二壁部分 12bは、製造上の強度および精度のため、突出部56と適合するようにされる 。突出部は、望ましくは、封入をもたらす刺激を最小化すべく、壁部分12aお よび12bの間に滑らかな表面の移行が得られるように付形される。 図示の実施例においては、2組のエッジが一緒に組み合わされるかみ合い係合 のため、一方が他方へ相互に受容される重ね継手152aおよび152bが重ね 継手152に包含されている。重ね継手152aおよび152bは、それらが、 感圧性触圧接着剤、湿分硬化性接着剤、紫外線硬化性接着剤等のような接着剤と 一緒に結合される場合、強力で、機械的且つ静水力学的に完全なシールをもたら すような設計である。第1図には、第二壁部分12bの重ね継手152bの外側 を囲む第一壁部分12aの重ね継手152aを用いて組み立てられた2組の壁部 分が示されているが、この配列は決定的なものではなく、置き換えることもでき る。しかし、図示の実施例は、それにより、重ね継手から離れる第二壁部分や皮 膜カップ12bへの付加的な抑止力が得られるので望ましいものである。更に、 浸透性駆動部材を囲む壁部分、例えば壁部分12b、の形成に用いられる材料が 、薬効性物質7を囲む部分、例えば第一壁部分12a、の形成に用いられる材料 程に強力でなければ、より弱い材料は、より強い材料の内部に位置付け若しくは 配 置され、またはその中に挿入されることが望ましい。例えば、浸透性駆動部材を 囲む部分のために酢酸酪酸セルロースが用いられ、薬効性物質7を囲むためにポ リプロピレンが用いられるとすれば、酢酸酪酸セルロース壁は、ポリプロピレン 壁の内側にあることが望ましい。 現在望ましい実施例においては、有機的な使用環境に置かれた場合、出口通路 13および蓄積所122は、排出され、浸出し若しくは侵食する、ワックスのよ うな材料で閉そくされる。移植片は、移植器を用いて腹膜腔内に移植することが できる。 一般に移植器には、中央長手方向軸線内腔を備えた管状部材、尖った細長い環 状の、凹状に斜角を付された移植端部、および移植装入端部が含まれる。移植端 部および装入端部は内腔を経て連通している。内腔内へ移動自在に挿入されるよ うにされたプランジャは、移植片を移植するために必要な力を付与すべく、そこ での滑動自在な移動を目指して設計されている。あるいはまた移植片を腹膜腔内 へ、外科手術または皮下への処置を介して移植することもできる。 再び第1図を参照すると、第一壁部分12aには、送出システム10に包有さ れる体液、薬効性物質7およびその他の諸成分の交換に対して可成り不透過性の 組成物が含まれている。現在望ましいとされる製品において、壁部材12aは、 外部/内部体液の進入/損失に対して可成り不透過性であり、使用環境に存在す る外部体液に敏感な薬効性物質7を可成り防護する手段として役立つ。体液が壁 12aを通過し、区画18の、薬効性物質製剤を包有する領域内へ入ることが、 壁部分12aによって可成り制限され且つ防止される。特定の一実施例において は、ウシ属ソマトトロピンを包含するウシ属生長因子に関連して使用される場合 、壁部分12aは、壁12aに対する薬効性物質7の低減された接着をもたらす 材料で形成することができる。例えば、壁12aの構造におけるポリプロピレン の使用により、壁12aの表面へのウシ属ソマトトロピンの接着が低減される。 好適な実施例においては、その水に対する優れた低い透過性の故に、且つまた ポリカーボネートのような他の材料と比べて内表面に対する薬効性物質7の非接 着を容易にさせる、その低い表面張力の故に、壁部分12aがポリプロピレンで 形成されるが、それは経験的に、特に薬効性物質がウシ属ソマトトロピンを包含 する場合、それぞれの壁面/薬効性物質の界面に関連性の増大をもたらすように 思われる。結合のためのポリプロピレンの準備には、効果的なシールの可能性を 増すための、その表面の準備を含めることが望ましい。これを、非包括的リスト 所載の各種の方法、例えば化学的プライマーによるプライミング、表面の研削ま たは刻み付け、プラズマによる処理などにより遂行し得ることは、当業者には認 識されよう。 第二壁部分12bは、少なくとも一部分、体液の通過に対して透過性であり、 それは、送出システム10に包有されるその他の諸成分の通過に対しては可成り 不透過性である。 壁部分12a、12bには、たわみ性および加工性を壁に分与する可塑化装置 が任意選択的に含まれる。部分12aおよび12bを含む壁12は無毒性であり 、好適な実施例においては、その物理的および化学的保全性がそれによって維持 され、換言すれば、分配期間中に壁12が侵食されることはない。 区画18は薬効性物質7の製剤を含み、その薬効性物質7の製剤には、小点で 識別される薬効性質量7、および波状の線で識別される薬物学的に許容し得る担 体21が含まれる。この薬物学的に許容し得る担体は、水平なダッシュで識別さ れる緩衝剤22、垂直線で識別される薬物学的に許容し得る媒体23、傾斜線で 識別される薬物学的に許容し得る界面活性剤24、および技術上周知されている その他の製剤成分のような、1種類を超える成分を包含することができる。 区画18は更に、任意選択的に部材25a〜fを含む膨張手段または膨張駆動 部材25を包含している。膨張駆動部材25は、均一または不均一に結合剤と混 合されて膨張駆動部材25を形成する浸透性物質を任意選択的に含む。 区画18は分離層27を任意選択的に含むことができる。分離層27は、この 実施例における如く、第5図に関連して更に詳細に論議されるピストン29を任 意選択的に包含することができる。分離層27は、駆動ピストン29と膨張駆動 部材25との間に位置し得る部分を包含することもできる。この分離層は、体液 の通過に対して可成り不透過性の組成物を含み、更にシールとして作用し、且つ 、膨張駆動部材内に存在する体液の薬効性物質7の製剤内への通過を制限するこ ともできる。単独の、または分離層27の他部分と協働するピストン29は、薬 効 性物質7層と駆動部材層25との保全性を本質的に維持すべく作動する。分離層 27の諸部分はまた、膨張駆動部材25により生成された膨張駆動力がピストン 29に対して直接に付加され、従って区画18内の製剤に加えられることを保証 すべく作用する。 作動中、膨張駆動手段25が使用環境から体液透過性第二壁部分12bを介し て体液を吸入し受容すると、それが膨張してピストン25に抗して押圧し、ピス トン29を区画18の内側で滑動させる。ピストンは、例えば、DOW360医 療液1000csと同じ特性を有するシリコーン潤滑剤を用いて潤滑することがで きる。ピストン29は出口通路13に向かって移動し、薬効性物質7を使用環境 へ送出すべく、通路13を介して区画18内の薬効性物質7の製剤を駆動する。 第二壁部分12bは、係合する第一壁部分12aにより入れ子式にふたをされる 。この2部分は、接着結合もしくは溶剤接着、熱溶接、超音波溶接、回転溶接、 誘導溶接、機械的ロックなどの各種技法により、または、矢張り適切な場合に用 いられる類似の溶接もしくは結合作用により、一緒に接合することができる。 第5図の送出装置10には更に、先端部9、後端部8、内部区画18、薬効性 物質7、薬物学的に許容し得る担体21、薬物学的に許容し得る緩衝剤22、薬 物学的に許容し得る媒体23、および薬物学的に許容し得る界面活性剤24が含 まれる。更に、製剤の状態の安定化に役立つように、重量で1〜4%の量だけ、 NaClまたはKCl の如き塩が存在することもある。 現在望ましい実施例においては、第二壁部分12bへ当初に入れられた複数の 膨張手段部材25a〜fが、送出装置10に含まれている。この形態は単に例示 的なものであり、いかなる数の駆動手段もあり得る。一般的には1ないし6組の 駆動部材が存在するが、この数は限定的なものではない。現在望ましい実施例に おける膨張駆動部材は蓄積所または層として形成され、同様または同様でない組 成物を含んでいる。例えば、駆動部材25a〜fは、同様の浸透性重合体もしく は同様の浸透性物質を含むタブレットとして作ることができ、またそれらが同様 でない浸透性重合体もしくは同様でない浸透性物質を含むこともでき、あるいは また1組以上の部材が、浸透性物質と一緒に浸透性重合体を含む組成物であって も良い。部材は同一であっても良く、またそれらは異なっていても良い。 再び第1図を参照すると、端部キャップ38は更に、内部室18と出口通路1 3との間で体液連通する蓄積所122を含む。蓄積所122は、使用中に排出さ れ、浸出され、または侵食された材料を受容することができる。望ましくは、こ の材料は排出され得るワックスまたはその他の材料であり、蓄積所122は、通 路13を介して材料を排出するに十分な位置を用意すべく寸法を定められる。こ の材料は幾つかの目的を果たし、それにより、送出装置10からの薬効性物質7 の過早送出を防止し且つ貯蔵中の水などの担体成分の蒸発を防止する送出装置1 0がシールされ、送出装置10の内部の清潔な、もしくは任意選択的に無菌の環 境を維持するのにそれが役立ち、またそれにより、送出装置の内部の諸成分が空 気による酸化から防護され、且つまた薬効性物質7が、移植に続く体液による希 釈から防護される。更に詳述すれば、シール30は、本出願における他の何れか の場所に記載の如き端部キャップ構造に145Aワックスを用い、一貫して同じ 圧力で開放する。好適な一実施例においては、シール30が、34475〜68 950Pa(5〜10psi)を超える、更に望ましくは約62055Pa(9psi)を超え る圧力で開放する。 当初薬効性物質7の製剤により占有された区画18の内部空間を囲む第一壁部 分12aには、薬効性物質7、浸透性重合体、浸透性物質、装置10内の他の諸 成分、被移植体などへ不利に影響を及ぼさない組成物が含まれる。第一壁部分1 2aには、装置10内への外部体液の通過を可成り限定または防止する手段を備 えた組成物が含まれる。ここで用いられる句「可成り限定または防止する」は、 第一壁部分12aを通過する外部体液の容積がごくわずか、即ち1日当たり零な いし約1μLまで、であることを示す(本出願における他の何れかの場所で更に 十分に論議される例2を参照のこと)。第一部分12aを形成する代表的な組成 物が、例えば米国特許第5057318号において論議されている。 第二壁部分12bには、膨張駆動部材25に占有された区画領域内への体液の 流れを制御するのに役立つ手段を備えた組成物が含まれる。この組成物は半透過 性であり、換言すれば、それは水や生物学的体液のような外部流体の通過に関し た透過性があり、薬効性物質、浸透性重合体、浸透性物質などに対しては可成り 不透過性である。壁12bを形成するための半透過性物質を含む代表的な組成物 は技術上周知されており、非包括的な一覧表には、セルロース・エステル、セル ロース・エーテルおよび、例えば酢酪酸セルロースを包含するセルロース・エス テル・エーテル、から成るグループが包含されている。これらのセルロース系重 合体は、アンヒドログルコース・ユニットにつき0を超えて3までに至る置換度 、D.S.、を有する。「置換度」または「D.S.」は、置換グループにより 置換されるセルロース重合体を含むアンヒドログルコース・ユニット上に当初よ り存在するヒドロキシル・グループの平均数を意味する。 代表的な体液透過性物質が、例えば、米国特許第4874388号、第503 4299号および第5057318号において論議されている。壁12bにおい て現在望ましい半透過性物質の量は、約20%から100%までである。現在望 ましい形態においては、その優れた低い水輸送特性および、特に薬効性物質7が ウシ属ソマトトロピンの場合、他のポリカーボネートに比し薬効性物質製剤に対 する相対的な低い表面張力の故に、Himont社により販売される薬剤銘柄のポリプ ロピレンPD626と同等のポリプロピレンで壁が形成される。 壁12bの体液の流れを更に調整するために使用できる代表的な物質には、壁 12bの、体液の流れを減少させる物質と、体液の流れを増大させる物質とが包 含される。流れを減少させるか、増大させるか、の何れかのため任意選択的に壁 12bに付加される代表的な物質が米国特許第5034229号および第513 5523号に提示されている。 第一壁部分12aおよび第二壁部分12bには、任意に無毒性可塑剤が包含さ れている。壁12aまたは壁12bを形成するのに適した代表的な可塑化装置は 技術上周知されており、米国特許第5034229号および第5135123号 に諸例が提示されている。 送出装置10は、その区画18内に、薬物学的担体21を含むこともできる。 担体21は、粘度調整媒体23、緩衝剤22、界面活性剤24、染料、および技 術上周知されている他の諸添加物を任意選択的に包含することもでき、その諸例 が、薬効性物質7の製剤を包含すべく、米国特許第5034229号および第5 135123号に開示されている。 現在望ましい実施例の場合、薬効性物質7は、望ましくは約30重量%ないし 約45重量%の薬効性物質7製剤の、重量で約25%から約60%の量のウシ属 ソマトトロピンである。 当初第二壁部分12bに囲まれ、送出装置10からの薬効性物質7組成物20 を押し進めるべく作動し得る膨張駆動手段25には、現在望ましい実施例の場合 、浸透性重合体が含まれる。この浸透性重合体は水および水性の生物学的体液と 相互に作用し、平衡状態にまで膨潤または膨張する。浸透性重合体は、水中で膨 潤し、且つ、重合体構造内に吸入され吸収された水の可成りの部分を保持する能 力を示す。別の好適な実施例における膨張駆動手段25には浸透性物質が含まれ る。浸透性物質は浸透的に有効な溶質としても周知され、それらはまた浸透的に 有効な化合物としても周知されている。本発明の目的に用いられ得る浸透的に有 効な化合物には、半浸透性、即ち体液浸透性の壁を横切る浸透圧力こう配を示す 無機および有機化合物が包含される。別の好適な実施例においては、膨張駆動部 材25へ更に、浸透性重合体内へ分散した任意選択的な浸透性物質が含まれる。 この浸透性物質または浸透性重合体は、タブレットもしくは層を含み、または第 二壁部分12b内へ押し進められることができる。浸透性物質もしくは浸透性重 合体は、タブレット層内および壁部分12b内へ押し進められる場合、粒子、結 晶体、ペレット、粒剤などのような、何れか適宜の形態をなすことができる。浸 透性物質および浸透性重合体は、例えば米国特許第3865108号、第400 2173号、第4207893号、第4327725号、第4612008号、 第5034229号、および第5135123号において技術上周知されている 。 薬効性物質組成物と膨張駆動部材25との間に位置するピストン29は、駆動 部材により生成された力を薬効性物質組成物に対して伝達し且つ薬効性物質組成 物と駆動部材との間の体液の通過を十分に制限すべく、薬効性物質製剤および駆 動部材の個々の独自性を維持するための手段である。 第1図に示す端部キャップ35は体液に対し不透過性であるため、その直径長 さが十分な直径および長さである通路を有し、予め定められた限界圧力までの、 そこの通過を防止するシーラントにより、体液感応性の薬効性物質に対する防護 がなされる。この端部キャップによれば、本発明の装置を簡単且つ好都合に組み 立てるための、特に駆動部材、隔壁および薬効性物質製剤のような内部構成要素 で装置を満たすための手段が得られる。端部キャップ38を形成する物質は、不 透過性の第一壁部分12aを作る際に有用な物質から選定することができる。 ここで用いられる用語「出口手段」および「出口通路」には、送出装置10の 区画18からの薬効性物質7の計量放出に適した手段および方法が含まれている 。これには、外部環境からの体液の内方への流れを防止して第一壁部分に含まれ る区画の部分における薬効性物質製剤を希釈すべく、薬効性物質の十分な流出即 ち外向速度を維持することが包含される。出口通路13は、区画18と連通すべ く第一壁部分12aを貫く少なくとも1つの通路、オリフィスなどを包含する。 表現「少なくとも1つの通路」には、開口、オリフィス、内腔、細孔、それを経 て物質が移動し得る多孔性構成要素、中空繊維、毛管、多孔性オーバレイ、多孔 性インサート、などが包含される。この表現にはまた、送出装置10内に少なく とも1つの通路を生成するために排出され、侵食し、あるいは体液使用環境内の 壁から浸出される物質も包含される。この表現には、少量の力のみにより壁の破 壊が生起され、区画18から装置の外側までの壁を貫く通路がもたらされるよう 、壁の精確な点に応力を集中させる構造特性が包含される。例えば、ワックスの ような物質から成る膨張部材により生成された圧力の結果として、単数または複 数の通路を排出により形成することができる。通路は、送出装置10からの薬効 性物質の計量放出に役立つよう、円形、三角形、正方形、だ円形などの如き何れ の形状を備えることもできる。送出装置10は、隔置された相互関係にある1つ 以上の通路、あるいは1面を超える用法を含めて構成することができる。通路と 物質、および通路を形成する設備と方法、が米国特許第5034229号に開示 されている。 送出装置10は、標準的な製造技法により製造することができる。1つのプロ セスにおいては、第一壁部材12aおよび第二壁部材12bが、別々に、所望の 形状に射出成形または押出し成形される。次いで第一壁部材12aが薬効性物質 製剤で満たされる。第二壁部材12bが単数または複数の膨張駆動部材で満たさ れ、次にピストン29が、層をなした配置でそこに付加される。壁部分を薬効性 物質で満たした後、第二壁部分12bに付加される分離層に加えて、もしくはそ の代りに、任意選択的に、ピストン29を第一壁部分12aに付加することがで きる。次いで、2組の部分がそれらの開口端部が一緒に滑らされる。 本発明の送出装置は、人間、ウシ属やヒツジ属のような反すう動物、ホッグや イノシシのような豚、ウマ、などを包含する温血動物のような現在望ましい生物 学的使用環境へ、薬剤を含む多数の薬効性物質を制御された割合で送出すべく製 造することができる。この送出装置は、薬効性物質の高負荷、ならびにその、薬 効的に有効な量(即ち薬効的な効果をもたらす量)の超過時間における増大され た送出に対する備えとなる。送出装置が、使用環境へ薬効性物質を送出するのに 適した広はんな態様の形状、サイズおよび形態を備え得ることは理解されるべき である。例えば送出装置として製造された諸装置は、肛門〜直腸通路内、人工腺 として子宮頚管内、皮下または腹腔内移植片として膣内などに薬効性物質を分与 すべく用いることができる。この送出装置は、病院、ナーシング・ホーム、外来 診療所、病室、獣医診療所、飼育場、動物園、およびその他の使用環境で用いる ことができる。 諸例の詳細な説明 以下の諸例およびその他のそれらの同等物は、この開示、図面および添付請求 の範囲に鑑みて当業者には明白となるので、これらの例は単に本発明の例示とな るものであり、何れにせよ、それらを、本発明の範囲を限定するものと考えるべ きではない。 例1 本発明による移植可能な送出装置の形状に作られた送出装置は次のように製造 される。 先ず、10lの水と526gのポリビニルピロリドンとをステンレス鋼容器に 加え、むらのない結合剤を得るため、諸成分を1hの間混合することにより、膨 張駆動部材が作製された。次に、約20kgの塩化ナトリウムが、21番サイズ・ メッシュのふるいに合わせ、粉砕機にかけられた。次いで、粉砕された17.5 kgの塩化ナトリウム、および7.5kgの sodium Carbomer(商標名)、ポリアク リル酸重合体のナトリウム塩、が流動床造粒機のボウルへ移送され、2.46kg の結合剤溶液が造粒機内の物質上へ徐々に吹き付けられた。粒剤は、このように 形成された。次には、造粒された物質が、ふるい分離器内の0.0469inメッ シュのふるいを通してそれを押し進めることにより寸法を合わされた。次いで、 造粒が2組の12.8kgの副バッチに分割された。各副バッチについて130g のステアリン酸マグネシウムが付加され、9rpm で3min の間、諸成分が配合さ れて均一な膨張駆動組成物を生成した。次にこの組成物は0.907kg(200 0lbs)の圧力で、タブレット成形機内で浸透的に活性のタブレットにプレス加 工され、丸い、平たん面を有する226mgのタブレットを膨張駆動部材として生 成する。 浸透的に活性のタブレットを包有する区画を囲む半浸透性の壁(皮膜カップ) は、次のように作製された。先ず、1.0kgのくえん酸トリブチルおよび9.0 kgの酢酸酪酸セルロースが、ミキサー内で30min の間、乾式混合された。これ により、速度制御半浸透性第二壁部分12bに対する90/10の比率の重合体 /可塑剤配合物が生成される。次いで配合物は、膨張駆動部材を受容し且つ前壁 部分と整合するための開口端部を備える所望形状の半透過性皮膜カップ内へ射出 成形されたが、その製作は次の通りである。 薬効性物質7を保持する区画を形成する送出装置10の不透過性第一壁部分1 2aは、ポリプロピレン(Himont PD626)を青色着色剤(0.1%FD&C 青色レーキ)と配合することにより作製される。次いで混合物は、半透過性第二 壁部分もしくは皮膜カップ12bおよび端部キャップ38の開口前端もしくは先 端部32と整合する開口第二端部34を備えた、所望形状の第一もしくは前不透 過性壁部分12a内に射出成形される。第一壁部分12aの、半透過性第二壁部 分または皮膜カップ12bと整合する部分は、それと皮膜カップとの間の接着結 合を強化するため、その表面の一部分にわたり、ダイヤモンド形状のパターンに 成形される。表面の準備により、他の物質に対するポリプロピレンの十分な接着 結合が保証される。第一壁部分12aの場合には、上述の機械的構成に加えて、 接着部領域へプライマーを塗布するか、接着剤を塗布する前に酸素とテトラフル オロメタン・ガスとの混合物から作られたプラズマで表面を処理するか、の何れ かにより、これを達成できる。端部キャップ38と整合する第一壁または前壁部 分の整合部分は、本出願の他の何れかの場所で更に十分に説明するように、前壁 部分12aに端部キャップ38を超音波溶接することを容易にすべく、円周方向 の長方形の形のほぞ穴102を含めて成形される。 端部キャップ38は、ポリプロピレン(Himont PD626)を青色または白色 着色剤(それぞれ0.1%FD&C青色レーキまたは1.0%酸化チタン)と配 合することにより作製された。次いでこの混合物は、本出願においてさきに更に 十分説明したように、前壁部分12aへのキャップの超音波溶接を容易にするた め、直径0.432mm(0.017in)、長さ2.54mm(0.1in)の出口開 口、ワックス・シーラント物質を包有する内部空所、および端部キャップ38の 外周を囲む精確に定められた周辺の形態を有する端部キャップ38を形成すべく 、射出成形される。この形態には、結晶質の重合体物質を接合させる高品質の超 音波溶接を達成するのに有利な、56°のきょう角を備えたくさび形のエネルギ ・ディレクタが包含されている。内部空所は、凝固してオリフィス・ポートに対 するシールを形成する溶融ワックス(Witco 145)で満たされる。 ピストン29は、各端部における円周方向のカンチレバー式リップと、その中 心の金属検出コアとを備えたピストン内へ、商標名「Santoprene 271−5 5」の下に販売されているMonsanto ブランドの熱可塑性エラストマをインサー ト射出成形することにより作製される。金属コアは、形が円筒状で、各端部に平 たん面を備え、比率が50/50のニッケルと鉄とから成る金属合金を704. 5℃(1300°F)で焼結することにより、別個のプロセスで作製される。金 属コアは型内へ、それが開放位置にある際に挿入され、射出成形プロセス中、そ の周囲に熱可塑性エラストマが射出される。こうして形成されたピストン29は 、組立ておよび作動中の装置の内部でのピストンの移動を容易にさせ且つ貯蔵中 のピストン・セットを最小化すべく、シリコーン医用流体で潤滑される。 送出装置10は、先ず第二壁部分または半透過性皮膜カップ12bへ6組の浸 透性タブレット25a〜fを装入することにより、部分的に組み立てられる。次 いで第二壁部分12bが装置10の不透過性第一壁または前壁部分12aの内へ 部分的に挿入され、第一および第二壁部分間の継手の対向部分上へ湿分硬化され た2滴のシアノアクリレート接着剤が滴下され、そこで接着剤は毛管作用により 継手の残部へ引き入れられる。次いで第一および第二壁部分、12および12b は完全に挿入され、機械的に強力な水密シールを形成する。次いで、浸透性タブ レット25a〜fに向かいピストン29が定位置へ移動する際にその側を空気が 通過し且つ、スカート部材を巻くことなく壁部分内にピストンを挿入し得るよう にさせる用具を用い、潤滑されたピストン29が第一壁または前壁部分12aの 開口端部32を介して挿入される。使用される用具は双方の端部で開口した薄肉 の漏斗で、そこへピストンを受容するための内部室を備えている。 次に、第二壁部分もしくは皮膜カップ12b、浸透タブレット25a〜f、不 透過性第一壁もしくは前壁部分12a、およびピストン29から成る送出装置副 組立体が、35℃の、2250mgの薬効性物質7の製剤で満たされる。この製剤 は、りん酸塩緩衝剤、グリセロール、ツイーン80およびKClの比率w/w/w /wがそれぞれ48.38/48.38/0.24/3.0であるりん酸塩緩衝 剤、グリセロール、湿潤剤、塩付形剤配合物におけるZn−bST の36.5%±1 .5%から成っている。このりん酸塩緩衝剤は、60:40の一塩基:二塩基り ん酸ナトリウムであり、モル濃度は0.45である。次いで、ワックスを塗布さ れた端部キャップ38が、超音波溶接により、第一壁部分12aの開口した先端 部9の定位置に置かれる。充てんされた移植片10は、無菌パッケージ内に置か れた後、例えば約16hの間約40℃に加熱することにより熱処理される。 例2 例1に記載された形態のピストンは、以下のように試験された。 りん酸塩/グリセロール/ツイーン/NaCl付形剤におけるZn bSTの製剤は、 滴定された水(3H2O)を用いて製造された。標識水の比活動度は1.0Ci/mlであ り、1μgmの検出限界を設けるには十分なはずである。この製剤は、異なる2組 のピストン設計(1.0倍および1.5倍)と、予め水和された浸透性駆動部材 を囲む区画を有する第三グループとを備える10mmの浸透性移植片内へ装入され た。 移植片は、グループ1については二重、グループ2および3については3重に 、0,3,6,12および18週の間隔で試料採取された。半透過性壁部分12 bに囲まれた内部室18の浸透性駆動部材、例えば塩タブレット、への総体的な 水輸送の測定のため、第二壁部分12bが第一壁部分12aから分離され、端部 が切断された。塩タブレットは排出され、水中に融解された。液体シンチレーシ ョンカクテルに溶液のアリコートが加えられ、標準的な液体シンチレーション計 数技法により計数された。表2には、総体的な水含量の個々の測定値が列挙され ている。 第8図は、ピストンをう回するH2Oμg と時間(週)との間の関係を表示する グラフである。 第9図は、孤立値を除いた、ピストンをう回する H2Oμg を示すグラフである 。 移植片10の約25%についての充てん手順中に、不定量の水(0.1〜7mg) が、第一壁部分12aに囲まれる内部区画18の部分から第二壁部分12bに囲 まれる部分へ移った。第一壁部分12aに囲まれた内部区画から塩タブレットへ の連続的な水輸送によるわずかな増大に加え、全ての時点でポンプ毎の大きい可 変性があった。水輸送の速度の線形回帰推定値ならびに95%信頼区間は次の如 くであった。 従って、最悪の場合の推定値(全データを含めた上方の95%信頼区間)は、2 8.9μgms/週または約1.5mg/年であった。最善の場合の推定値(孤立値 を除く下方の信頼区間)は、7.0μgms/週、または0.36mg/年であった 。従って、たん白質検定結果の1%の増大を超えることなく製剤から失われ得る 水の量により設定される許容限界が約60mgであると仮定して、これらの実験で 試験されたピストンが、第一壁部分12aに囲まれる内部区画18の部分と、半 透過性第二壁部分12bに囲まれる内部区画18の部分との間の分離を、5年以 上の予想貯蔵寿命を目指して維持する、即ち、ピストンの回りの体液の通過を「 可成り制限もしくは防止する」、のに適していると見なされることが結論づけら れた。 例3 本発明による例1に記載された形態の送出装置が、生体内で次のように試験さ れた。 例3a(11466)--毎週 皮下に投与されるペレット 1)発育、2)給餌効率、および3)死体組成物に関する84日間の食用牛の 研究中、毎週皮下に投与された40または80mgのA-bST ペレットの影響を確 認すべく、研究が行われた。 重量が約350kg(770lb)の、180頭のアンガス×ヘレフォード食用 雄牛が用いられた。在庫密度は、おり毎に動物が5頭であった。この試行は、1 80頭の雄牛ならびに処理グループ(制御、40mg bST/週、および80mg bST /週)毎の12おり(動物60頭)の反復実験で構成された。この研究は、前処 理期間を除き、84日間(12週間)続いた。全ての動物の常用飼料は、乾燥分 を基礎として、16%の未調理たん白質(「P」)を包含していた。飲料水は随 意に使用できた。おりは、処理中ランダムに配分された。 動物は、屠殺体分析のためにと殺された。その結果は次の表に示されている。 ドレッシング百分率も、また屠殺体重量も左程には増大しないことが観察され た。更に、より多い適用量の場合、bST 処理による体重の増大の大部分は、非屠 殺体成分に配分されていた。 例3b--毎週の皮下または腹腔内のペレット 84日間の食用牛研究中の80mg A−bST ペレットの影響が、皮下または腹 腔内へ投与された場合、比較可能か否かを確認すべく、研究が行われた。 重量が約350kg(770lb)の、270頭のアンガス×ヘレフォード食用 雄牛が購入され、3研究グループに分けられた。在庫密度は、おり毎に動物が5 頭であった。各研究グループ(制御、40mg bST/週の皮下ペレットおよび80 mg bST/週の腹腔内ペレット)毎の6おり(動物30頭)の反復実験から成って いた。この研究は、前処理期間を除き、84日間続いた。全ての動物の常用飼料 は、乾燥分を基礎として16%の未調理たん白質を包含していた。飲料水は随意 に使用できた。おりは、処理中ランダムに配分された。 動物は、屠殺体分析のためにと殺された。その結果は次の表に示されている。 皮下に処理された畜牛のドレッシング百分率が制御に対し可成り減少しても、 腹腔内に処理された場合のドレッシング百分率が制御に対し左程変化しないこと がわかる。 例3b--腹腔内 bST浸透性ポンプおよび エストロゲン・ペレットの組合せ bST やエストロゲン・ペレットの腹腔内放出の影響、もしくは両者の総合的な 影響の様態を確認すべく、研究が行われた。 重量が約430kg(948lb)、大形の雑種の雄牛256頭が、制御グルー プおよび3処理グループに指定され、腹腔内 bSTポンプまたは/およびエストロ ゲン・ペレットを用いて移植された。使用された bST製剤は、りん酸緩衝剤、グ リセロール、ツイーン80およびKCl結合剤における35% AnbST負荷であった 。w/w/w%の比率はそれぞれ48.38/48.38/0.24/0%であ った。りん酸塩緩衝剤は、1.0Mにおける60:40の一塩基性:二塩基性り ん酸ナトリウムであった。bST およびエストロゲン双方の放出の時間は、と殺の 87日前であった。その結果は次の表に示されている。 これらの結果は、エストロゲン処理と同時の、bST の腹腔内浸透性ポンプ放出 により、ドレッシング百分率および屠殺体重量の可成りの増進が達成されたこと を示した。 例3c−腹腔内 bST浸透性ポンプおよび エストロゲン・ペレットの組合せ 同時にエストロゲンを投与されている畜牛を死亡させる際の、腹腔内浸透性ポ ンプの性能を確認すべく、研究が行われた。重量が約412kg、大形の雑種の畜 牛672頭が購入され、制御グループおよび畜牛が各々96頭の6処理グループ に指定された。と殺に終わる84日の期間中、1日当たり6,12,15または 18mgの bSTを送出し得る腹腔内浸透性ポンプにより、畜牛が移植を受けた。畜 牛は、と殺に終わる126日の期間中、エストロゲン・ペレットを受容した。エ ストロゲン放出は、約200μg/d と推定される。その結果は次の表に示され ている。 この結果は、同時になされる、bST とエラトラジオールとで食用牛を殺す腹腔 内処理によりドレッシング百分率および死体重量が可成り増大され、更に、増大 した重量の大半が死体成分に充当されることを確証するものである。 例4 第10図は、1.270mm(0.050in)の厚さを有するマルチワックス( Multiwax)X−145ワックスのシールに対する実時間圧力開放を表示するグラ フである。シールが破裂した際の圧力は、0.4318mm(0.017)の直径 と2.54mm(0.100in)の長さとを有する出口通路からもたらされる41 370Pa(6psi)ないし62055Pa(9psi)であった。 従って、厚さ1.270mm(0.050)のシールと体液接触しもしくはそれ に当接される、0.4318mm(0.017in)の直径と2.54mm(0.10 0in)の長さと有する出口通路は、約41370〜62055Pa(6〜9psi)の 間でシールを破裂させる。 例5 第11図は、2.54mm(0.100in)の出口通路長さと特定の直径とを用 いる水の拡散に及ぼされる出口ポート開口直径の影響を示すグラフである。それ ぞれの装置の実験的観察により、製剤内に連行された水の小さいポケットを備え た直径1.270mm(0.050in)を有する全ての装置で、薬効性物質製剤が 空白になったことが示されている。薬効性物質製剤は、直径が約0.4318mm (0.017in)出口ポート開口を有する全ての装置において空白であった。 従って、0.4318mm(0.017in)の直径を有する出口開口によれば、 第一壁部分により画定された区画からの薬効性物質の十分な外向きの速度即ち流 出がもたらされ、換言すれば、これらの使用条件下で、第一壁部分により画定さ れた内部区画内へ戻る体液の拡散が「可成り限定もしくは防止され」、明らかに 、所望の流量を生起するに必要な開口の直径および長さが、特定の薬効性物質の 送出/利用の最適諸条件に応じて変動する。 本発明の新規な装置には、装置の保全性と、装置内の体液感応性の薬効性物質 7の安定性とを同時に維持しながら体液使用環境における精確な放出速度を達成 する手段が用いられている。現在好適な実施例に適用された本発明の諸特徴につ き説明し、指摘したが、図示され且つ説明された本装置における各種の修正、変 更、追加および省略を、本発明の精神を逸脱することなくなし得ることは当業者 に理解されよう。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年5月22日 【補正内容】 明細書 ウシ属動物に対する体液感応性ソマトトロピンの送出のための浸透システム 発明の分野 本発明は、新規にしてしかも自明でない送出システムに関するものである。特 に本発明は、浸透により作動される送出システムに係り、また特に本発明は、体 液感応性の薬効性物質を体液環境に対し防護して投与する装置に関するものであ る。 発明の背景 生物学的な体液使用環境に対して薬効性物質を投与する送出システムは、従来 の技術で周知されている。例えば、米国特許第3845770号、同第3916 899号、同第3995632号、同第4111202号、同第4203439 号、同第4327725号、同第4612008号および同第5034229号 を参照されたい。 上記諸特許に記載された送出装置は、それらの意図された用途に対して首尾よ く作動し、それらは、それらの意図する諸効果を得るために多くの薬効性物質を 送出することができる。この場合、体液および生物学的ガスを包有する体液に感 応し易い薬効性物質を送出するに必要な諸要素がそれらに欠けているため、それ らの用途は限定される可能性のあることが看取されている。それらの用途は、送 出装置の外部にあるこの種の水性生物学的体液またはその他の体液に感応し易い 薬効性物質が、装置の作動中装置に入り若しくは薬効性物質と接触する体液によ って不利に影響されるため、限定される恐れがある。この種の体液感応性物質の 例には、たんぱく質、ペプチド、およびホルモンが含まれる。更にまた従来技術 の諸装置には、生物学的な体液に富む使用環境に対しこの種の感応性物質を調剤 する移植装置のような、それらの用途に必要な手段が欠けていた。 制御された割合で投与し且つ水性の生物学的体液に感応し易い薬効性物質を防 護すべく送出システムが設けられ、この送出システムが防護された有効量の薬効 性物質を超過時間に送出する運動能力を備えていれば、このような送出システム が明確な価値を伴い且つ調剤技術の進歩を示すことが、調剤技術の精通者には理 解されよう。同様に、移植技術の精通者には、基本的に従来技術に関連する難点 のない移植のために押圧作用の必要性があること、および、若しこの種の移植可 能な送出システムが備えられれば、それにより人間医学および獣医学の分野なら びに耕作用動物の飼育および管理において実際的な応用がもたらされることが理 解されよう。 発明の要約 本発明は、体液感応性の薬効性物質を貯蔵し且つ防護し、また長期間の体液使 用環境に対して薬効性物質を調剤する、体液吸収性送出装置またはディスペンサ に指向されている。この装置は、内部区画を囲うハウジングと、使用環境内の体 液による攻撃から体液感応性の薬効性物質を防護する手段とを含み、ハウジング は第一壁部分と第二壁部分および、任意選択的に、端部キャップを包含すること ができ、第一壁部分は送出装置内への体液の通過を大幅に制限し、換言すればそ れは可成り体液不透過性であり、第二壁部分は送出装置内への体液の通過を許容 し、換言すればそれは、少なくとも一部分が体液透過性である。この装置には更 に、第一壁部分により画定される内部区画の部分内の薬効性物質、第二壁部分に より画定される内部区画の部分内の送出装置からの薬効性物質を押す膨張手段、 第一壁部分内または、端部キャップが存在すれば、端部キャップ内の出口手段、 および出口通路から離れた位置で内部区画内部の空気容積を蓄積する出口通路か ら離隔された頭隙を包含する。任意には、装置は、区画内で圧力が予定の限界レ ベルを超えるまで出口手段を閉鎖されたままに保つ手段、貯蔵および使用を通じ て薬効性物質と接触したままに出口手段の入口を維持する装置が含まれている。 任意には、カンチレバー式ピストン部材を包含する分離層を薬効性物質と膨張手 段との間に任意選択的に介在させることができるが、この分離層は体液に対して 可成り不透過性である。出口手段は、第一壁部分により画定された部分からの薬 効性物質の十分な流出または外向き速度を維持する手段を包含することができる 。この装置は更に、任意選択的に、ある材料から成る薬効性物質を包有する部分 の形成を含み、それにより、そこへの薬効性物質の付着が低減される。この装置 には更に、第一および第二壁部分間の移行を滑らかにしつつ、それらの間の接合 部 を強化するための突出部が任意選択的に含まれる。 本発明の装置からの送出のために現在望ましいとされる体液感応性物質の1つ 壁部分12bの外表面52には第二突出部46が形成される。壁部分12aの 包囲手段20が第一突出部44と当接する場合に第一壁部分12aの第二開口端 部34と当接すべく、第二突出部46が位置付けされる。その結果第二突出部4 6は、第一突出部44と組み合って、移植装置の外面の不連続性や表面摩擦を最 小化し且つ第一および第二壁部分間の円滑な移行をもたらしつつ強力な接合部を 得るため、壁部分12aおよび12bをかみ合わせる二重突合せ継手を形成する 。この特定の実施例においては、第一壁部分12a内に挿入された第二壁部分1 2bの部分が、第一壁部分の外側のその部分と同じ厚さを備えている。更に、こ の構成の結果として、第一および第二壁部分により、形成された滑かで連続的な 内表面に沿ったピストンの移動が容易になる。 第5図に最も良く示されているように、突出部46には、第一壁部分12aの 外表面から第二壁部分12bの外表面への移行を円滑にすべく第一壁部分12a および外面または輪郭面56と当接する突出部係合面54が包含される。図示の 実施例においては、断面で視た場合、概ねs字形をなしている。輪郭面56には 非テーパ環状部分57、環状凸面部分58、および凹面環状部分60が包含され ている。その結果、第二壁部分の外表面から第一壁部分の外表面直径まで、半径 方向外方へ突出部46が滑らかに延伸し、種々の外径を有する装置の諸部分間の 移行を円滑にさせている。 送出システム10からの薬効性物質製剤の送出による薬効性物質の送出のため に膨張し且つ区画18内の空間を占有する手段25を包有する内部区画領域18 の部分を壁部分12bが囲んでいる。第二壁部分12bの厚さおよび表面積は、 皮膜の第二壁部分を通る体液の通過速度に貢献する。好適な実施例においては、 第二壁部分が、望ましくは、長さが約3.66cm(1.442in)、内径が約0 .73cm(0.288in)の皮膜カップ12bの形態の透水性材料から一体に形 成される。第二壁部分12bは、受容端部19で約0.93cm(0.365in) 、第一壁部分12a内へ挿入されない部分で約0.96cm(0.378in)の外 径を有する。ほぼこれらの寸法から成る皮膜カップは、膨張手段25と接触する 約10〜15mg H2O/d、更に詳細には約12〜14mg H2O/d、の第二壁部分 をそこに含むことにより所望の体液流量をもたらす。受容手段19およ おいては、第一ほぞ穴壁104、第二ほぞ穴壁106およびほぞ穴底壁108に よりほぞ穴が画定される。 再び第2図を参照すると、壁12aと端部キャップ38との間に頭隙112を 画定する、内方へ延びる部分110を端部キャップ38が備えるようにされてい ることがわかる。頭隙112は、室18が薬効性物質製剤7で満たされた後も製 剤7で満たされないままである。このように、装置10の配向とは関わりなく、 薬効性物質製剤がシール30または出口通路13と接触し、外部環境41からの 室18内への体液の進入が抑制される。頭隙112内に閉じ込められた空気も、 内部室18内の薬効性物質やプラスチックの膨張差を許容する。 第4図に詳細に示す如く、端部キャップ38の第二面72には、出口通路13 をシールし且つ出口通路を、内部室18の一部分内に配置された薬効性物質7と 接触したままに保つための延長部114も包含される。延長部114には、端部 キャップ38が第一壁部分12aと整合する場合のように、外方へ環状整合部分 86と一体に延びる概ね円筒状の部分116が包含される。延長部分114はそ の末端部分118に端部キャップ頂点120を包含する。頂点120はそこに、 シーラントを受容する蓄積所122を包含する。傾斜輪郭面124は延伸して環 状整合面80を蓄積所122に接続する。一実施例の場合、傾斜面125は、断 面が概ねs字形をなし、断面が概ねs字形の表面を形成する第一凹面環状部分1 26、第二凹面環状部分128および凸面環状部分130を包含する。好適な一 実施例においては、中央長手方向軸線から半径方向外方へ0.32cm(0.12 5in)、第二面72上の頂点120から中央長手方向軸線に沿って0.21cm( 0.083in)、の中心から約0.074cm(0.029in)の半径により概ね 画定される斜面を、第一凹面環状部分126が備えている。第一凹面環状部分1 26と一体をなし且つそれから半径方向に内方へ延びる第二凹面環状部分128 は凸面環状部分130と接合し、中央長手方向軸線から半径方に外方へ0.51 cm(0.200in)、第二面72上の頂点120から中央長手方向軸線に沿って 0.07cm(0.026in)、の中心から約0.32cm(0.125in)の半径 により概ね画定される斜面を備えている。凸面頂点部分130。 蓄積所122は、シーラント30を受容するための蓄積所内腔132を画定す きる。次いで、2組の部分がそれらの開口端部が一緒に滑らされる。 本発明の送出装置は、人間、ウシ属やヒツジ属のような反すう動物、ホッグや イノシシのような豚、ウマ、などを包含する温血動物のような現在望ましい生物 学的使用環境へ、薬剤を含む多数の薬効性物質を制御された割合で送出すべく製 造することができる。この送出装置は、薬効性物質の高負荷、ならびにその、薬 効的に有効な量(即ち薬効的な効果をもたらす量)の超過時間における増大され た送出に対する備えとなる。送出装置が、使用環境へ薬効性物質を送出するのに 適した広はんな態様の形状、サイズおよび形態を備え得ることは理解されるべき である。例えば送出装置として製造された諸装置は、肛門〜直腸通路内、人工腺 として子宮頚管内、皮下または腹腔内移植片として膣内などに薬効性物質を分与 すべく用いることができる。この送出装置は、病院、ナーシング・ホーム、外来 診療所、病室、獣医診療所、飼育場、動物園、およびその他の使用環境で用いる ことができる。 諸例の詳細な説明 以下の諸例およびその他のそれらの同等物は、この開示、図面および添付請求 の範囲に鑑みて当業者には明白となるので、これらの例は単に本発明の例示とな るものであり、何れにせよ、それらを、本発明の範囲を限定するものと考えるべ きではない。 例1 本発明による移植可能な送出装置の形状に作られた送出装置は次のように製造 される。 先ず、10lの水と526gのポリビニルピロリドンとをステンレス鋼容器に 加え、むらのない結合剤を得るため、諸成分を1hの間混合することにより、膨 張駆動部材が作製された。次に、約20kgの塩化ナトリウムが、21番サイズ・ メッシュのふるいに合わせ、粉砕機にかけられた。次いで、粉砕された17.5 kgの塩化ナトリウム、および7.5kgの sodium Carbomer(商標名)、ポリアク リル酸重合体のナトリウム塩、が流動床造粒機のボウルへ移送され、2.46kg の結合剤溶液が造粒機内の物質上へ徐々に吹き付けられた。粒剤は、このように 形成された。次には、造粒された物質が、ふるい分離器内の0.12cm(0.0 469in)メッシュのふるいを通してそれを押し進めることにより寸法を合わさ れた。次いで、造粒が2組の12.8kgの副バッチに分割された。各副バッチに ついて130gのステアリン酸マグネシウムが付加され、9rpm で3min の間、 諸成分が配合されて均一な膨張駆動組成物を生成した。次にこの組成物は0.9 09kg(2000lbs)の圧力で、タブレット成形機内で浸透的に活性のタブレ ットにプレス加工され、丸い、平たん面を有する226mgのタブレットを膨張駆 動部材として生成する。 浸透的に活性のタブレットを包有する区画を囲む半浸透性の壁(皮膜カップ) は、次のように作製された。先ず、1.0kgのくえん酸トリブチルおよび9.0 kgの酢酸酪酸セルロースが、ミキサー内で30min の間、乾式混合された。これ により、速度制御半浸透性第二壁部分12bに対する90/10の比率の重合体 /可塑剤配合物が生成される。次いで配合物は、膨張駆動部材を受容し且つ前壁 部分と整合するための開口端部を備える所望形状の半透過性皮膜カップ内へ射出 成形されたが、その製作は次の通りである。 薬効性物質7を保持する区画を形成する送出装置10の不透過性第一壁部分1 2aは、ポリプロピレン(Himont PD626)を青色着色剤(0.1%FD&C 青色レーキ)と配合することにより作製される。次いで混合物は、半透過性第二 壁部分もしくは皮膜カップ12bおよび端部キャップ38の開口前端もしくは先 端部32と整合する開口第二端部34を備えた、所望形状の第一もしくは前不透 過性壁部分12a内に射出成形される。第一壁部分12aの、半透過性第二壁部 分または皮膜カップ12bと整合する部分は、それと皮膜カップとの間の接着結 合を強化するため、その表面の一部分にわたり、ダイヤモンド形状のパターンに 成形される。表面の準備により、他の物質に対するポリプロピレンの十分な接着 結合が保証される。第一壁部分12aの場合には、上述の機械的構成に加えて、 接着部領域へプライマーを塗布するか、接着剤を塗布する前に酸素とテトラフル オロメタン・ガスとの混合物から作られたプラズマで表面を処理するか、の何れ かにより、これを達成できる。端部キャップ38と整合する第一壁または前壁部 分の整合部分は、本出願の他の何れかの場所で更に十分に説明するように、前壁 部分12aに端部キャップ38を超音波溶接することを容易にすべく、円周方向 の長方形の形のほぞ穴102を含めて成形される。 端部キャップ38は、ポリプロピレン(Himont PD626)を青色または白色 着色剤(それぞれ0.1%FD&C青色レーキまたは1.0%酸化チタン)と配 合することにより作製された。次いでこの混合物は、本出願においてさきに更に 十分説明したように、前壁部分12aへのキャップの超音波溶接を容易にするた め、直径0.04cm(0.017in)、長さ0.25cm(0.1in)の出口開口 、ワックス・シーラント物質を包有する内部空所、および端部キャップ38の外 周を囲む精確に定められた周辺の形態を有する端部キャップ38を形成すべく、 射出成形される。この形態には、結晶質の重合体物質を接合させる高品質の超音 波溶接を達成するのに有利な、56°のきょう角を備えたくさび形のエネルギ・ ディレクタが包含されている。内部空所は、凝固してオリフィス・ポートに対す るシールを形成する溶融ワックス(Witco 145)で満たされる。 ピストン29は、各端部における円周方向のカンチレバー式リップと、その中 心の金属検出コアとを備えたピストン内へ、商標名「Santoprene 271−5 5」の下に販売されているMonsanto ブランドの熱可塑性エラストマをインサー ト射出成形することにより作製される。金属コアは、形が円筒状で、各端部に平 たん面を備え、比率が50/50のニッケルと鉄とから成る金属合金を704. 5℃(1300°F)で焼結することにより、別個のプロセスで作製される。 金属コアは型内へ、それが開放位置にある際に挿入され、射出成形プロセス中、 その周囲に熱可塑性エラストマが射出される。こうして形成されたピストン29 は、組立ておよび作動中の装置の内部でのピストンの移動を容易にさせ且つ貯蔵 中のピストン・セットを最小化すべく、シリコーン医用流体で潤滑される。 送出装置10は、先ず第二壁部分または半透過性皮膜カップ12bへ6組の浸 透性タブレット25a〜fを装入することにより、部分的に組み立てられる。次 いで第二壁部分12bが装置10の不透過性第一壁または前壁部分12aの内へ 部分的に挿入され、第一および第二壁部分間の継手の対向部分上へ湿分硬化され た2滴のシアノアクリレート接着剤が滴下され、そこで接着剤は毛管作用により 継手の残部へ引き入れられる。次いで第一および第二壁部分、12および12b は完全に挿入され、機械的に強力な水密シールを形成する。次いで、浸透性タブ この結果は、同時になされる、bST とエラトラジオールとで食用牛を殺す腹腔 内処理によりドレッシング百分率および死体重量が可成り増大され、更に、増大 した重量の大半が死体成分に充当されることを確証するものである。 例4 第10図は、0.13cm(0.050in)の厚さを有するマルチワックス(Mu ltiwax)X−145ワックスのシールに対する実時間圧力開放を表示するグラフ である。シールが破裂した際の圧力は、0.04cm(0.017)の直径と0. 25cm(0.100in)の長さとを有する出口通路からもたらされる41.36 9newtons/m2(6psi)ないし62.053newtons/m2(9psi)であった。 従って、厚さ0.13cm(0.050)のシールと体液接触しもしくはそれに 当接される、0.04cm(0.017in)の直径と0.25cm(0.100in) の長さと有する出口通路は、約41.369〜62.053newtons/m2(6〜9p si)の間でシールを破裂させる。 例5 第11図は、0.25cm(0.100in)の出口通路長さと特定の直径とを用 いる水の拡散に及ぼされる出口ポート開口直径の影響を示すグラフである。それ ぞれの装置の実験的観察により、製剤内に連行された水の小さいポケットを備え た直径0.13cm(0.050in)を有する全ての装置で、薬効性物質製剤が空 白になったことが示されている。薬効性物質製剤は、直径が約0.04cm(0. 017in)出口ポート開口を有する全ての装置において空白であった。 従って、0.04cm(0.017in)の直径を有する出口開口によれば、第一 壁部分により画定された区画からの薬効性物質の十分な外向きの速度即ち流出が もたらされ、換言すれば、これらの使用条件下で、第一壁部分により画定された 内部区画内へ戻る体液の拡散が「可成り限定もしくは防止され」、明らかに、所 望の流量を生起するに必要な開口の直径および長さが、特定の薬効性物質の送出 /利用の最適諸条件に応じて変動する。 本発明の新規な装置には、装置の保全性と、装置内の体液感応性の薬効性物質 7の安定性とを同時に維持しながら体液使用環境における精確な放出速度を達成 する手段が用いられている。現在好適な実施例に適用された本発明の諸特徴につ き説明し、指摘したが、図示され且つ説明された本装置における各種の修正、変 更、追加および省略を、本発明の精神を逸脱することなくなし得ることは当業者 に理解されよう。 請求の範囲 1.薬効性物質製剤を貯蔵、防護し、且つ薬効性物質製剤を動物へ送出する送 出装置にして、 体液不透過性部分および体液透過性部分を含み、両部分が内部区画を形成する ハウジング、 内部区画内の薬効性物質製剤、 送出装置から薬効性物質製剤を押し進めるための、区画内の膨張性駆動体、お よび 長期間にわたり内部区画から動物へ薬効性物質製剤を送出するための出口通路 を含み、出口通路から離れた位置に内部区画内の空気量を蓄積すべく出口通路か ら離して隔置された頭隙が改良点に含まれるようにした送出装置。 2.請求の範囲第1項に記載された送出装置にて、両端部を整合接触させ、一 緒に組み立てて内部区画を形成する第一壁部分および第二壁部分がハウジングに 含まれ、第一壁部分が体液の通過に対し可成り不透過性であり、第二壁部分が体 液の通過に対し少なくとも一部分透過性であるようにした送出装置にして、 体液に対して可成り不透過性の分離層を含み、薬効性物質製剤と膨張性駆動体 との間に分離層が配置され、そこで分離層が第一壁部分と滑動自在に係合すべく 本体部分および偏い手段を包含し、本体部分が第一壁部分内へ滑動自在に受容さ れるようにされ、偏い手段が本体部分から外方へ延びて第一壁部分と滑動自在に 係合するようにした送出装置。 3.請求の範囲第2項に記載された送出装置において、第一壁部分と滑動自在 に係合すべく、本体部分から外方へ延びる円すい状スカートが偏い手段に包含さ れるようにした送出装置。 4.請求の範囲第2項に記載された送出装置にして、内方へ延びる部分を含む 端部キャップを更に包含し、内方へ延びる部分と第一壁部分とがそれらの間に空 間を画定するようにした送出装置。 5.請求の範囲第4項に記載された送出装置にして、該装置内の浸透圧力が、 予定された34475Pa(5psi)を超える68950Pa(10psi)までの圧力に 到達するまで、外部環境と内部室との間のシールを維持する手段を更に包含する 送出装置。 6.請求の範囲第3項に記載された送出装置において、端部キャップが第一壁 部分への超音波溶接に端部キャップを適応させる整合手段を含み、前記端部キャ ップと第二壁部分との接合する場所へ前記整合手段が位置付けされるようにした 送出装置。 7.請求の範囲第6項に記載された送出装置において、前記端部キャップが更 に第一面および第二面を含み、端部キャップの第二面から外方へ延びるほぞが整 合手段に包含され、第一壁部分がそこにほぞ穴を画定し、ほぞが、ほぞ穴内に受 容されるべく寸法を定められ、位置付けされるようにした送出装置。 8.請求の範囲第2項に記載された送出装置において、第一壁部分が第一壁外 表面を包含し、第二壁が、第二壁外表面、第二壁第一端部および第二壁第二端部 を包含し、第一壁部分との係合のための第二壁第一端部が、第一壁部分の内径よ り十分に小さい外径を有する部分を包含し、従って第二壁端部が第一壁部分内に 適合し、それらの間に接着剤受容空間を画定して第一壁外表面から第二壁外表面 への急な移行部を形成し、送出装置が更に、第一壁部分を第二壁部分に当接させ 且つ第一壁部分から第二壁部分への急な移行を滑らかにさせる手段を包含するよ うにした送出装置。 9.請求の範囲第8項に記載された送出装置において、第一壁部分に当接させ 且つ第一壁部分から第二壁部分への移行を滑らかにさせる手段に、第二壁部分上 に形成され、第一壁部分に当接すべく位置付けされた突出部が含まれるようにし た送出装置。 10.請求の範囲第8項に記載された送出装置において、第一壁部分を第二壁部 分に当接させ且つ第一壁から第二壁への移行を滑らかにさせる手段が、第一壁部 分内径と環状内部レッジとを有する第一壁部分を包含し、第一壁内径が第二壁部 分をそこへ楽に受容すべく寸法を定められ、第一壁部分内へ適合すべく寸法を定 められた第二壁部分外径を有する第二壁部分を包含し、第一壁部分および第二壁 部分がそれらの間に接着剤受容空間を画定し、更に突出部を包含し、第一壁部分 が第二壁部分に接合されて内部区画を形成し且つ第二壁部分が環状内部レッジに 当接される際に、この突起部が第二壁部分上に形成され、第一壁部分に当接すベ く位置されるようにした送出装置。 11.請求の範囲第1項に記載された送出装置において、薬効性物質製剤がウシ 属ソマトトロピンまたはその類似体もしくは誘導品を含み、前記第一壁部分が更 に、第一壁部分に対する薬効性物質製剤の接着性を低減させる手段を包含するよ うにした送出装置。 12.請求の範囲第11項に記載された送出装置において、第一壁部分に対する 薬効性物質の接着性を低減させる材料から成る第一壁部分を形成することが、接 着性を低減させる前記手段に包含されるようにした送出装置。 13.請求の範囲第1項に記載された送出装置において、ポリプロピレンが材料 に包含されるようにした送出装置。 14.請求の範囲第4項に記載された送出装置において、第一壁部分への超音波 溶接に端部キャップを適応させる整合手段を端部キャップが更に包含し、端部キ ャップと第二壁部分とが接合する場所へ整合手段が位置付けされるようにした送 出装置。 15.請求の範囲第14項に記載された送出装置において、端部キャップから外 方へ延びるほぞが整合手段に包含され、第二壁部分がそこにほぞ穴を画定し、ほ ぞがほぞ穴内に受容されるべく寸法を定められ、位置付けされるようにした送出 装置。 16.請求の範囲第2項に記載された送出装置において、第一壁部分に含まれる 区画の部分内の薬効性物質製剤が外部環境からの体液の内方への流れにより希釈 されることを防止すべく、送出装置から動物への薬効性物質製剤の十分な外方へ の速度を維持するための、第一壁部分内の手段が前記出口通路に包含されるよう にした送出装置。 17.請求の範囲第16項に記載された送出装置において、前記薬効性物質がウ シ属ソマトトロピンであり、外部環境から前記内部区画内への予定された体液の 速度が、1日当たり約10ないし約15mg/水であるようにした送出装置。 18.請求の範囲第17項に記載された送出装置において、予定された体液の速 度が、第二壁部分の選定された厚さ、第二壁部分の選定された表面積、および選 定された材料を含む第二壁部分により達成されるようにした送出装置。 19.請求の範囲第16項に記載された装置において、第一壁部分に含まれる区 画の部分内の薬効性物質製剤が外部環境からの体液の内方への流れにより希釈さ れることを防止すべく、薬効性物質製剤の十分な外方への速度を生成するに足り る、予定された内径の通路を画定する第一壁部分が出口通路に更に包含させるよ うにした装置。 20.請求の範囲第19項に記載された装置において、出口通路が更に、外方へ の流量のわずか変動を補償する手段を包含するようにした装置。 21.請求の範囲第20項に記載された装置において、外方への流量のわずかな 変動を補償する手段が、出口通路をそこを画定する第一壁部分の厚さを調整する ことを包含するようにした装置。 22.請求の範囲第17項に記載された送出装置において、第二壁部分に含まれ る内部区画内への、外部環境からの約12〜14mg/dの体液の割合に応じ、少 なくとも一部分透過性のセルロース・アセテート・ブチレートを第二壁部分が含 み、出口通路が、約0.25cm(0.100in)の長さで約0.04cm(0.0 17in)の直径を有するようにした送出装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,VN (72)発明者 コーテス,リチャード アメリカ合衆国 95030 カリフォルニア 州ロス ガトス,ローレル ロード 20802 (72)発明者 ライト,ジェレミー シー. アメリカ合衆国 94024 カリフォルニア 州ロス アルトス,クエスタ ドライブ 631 (72)発明者 ペリー,ジョン アール. アメリカ合衆国 99309 カリフォルニア 州スタンフォード,ピー.オー.ボックス 10362 (72)発明者 パイク,ジェームズ ビー. アメリカ合衆国 63141 ミズーリ州デフ ァイアンス,クエイルラン ドライブ 223 (72)発明者 ロビンソン,ウラノ エイ. アメリカ合衆国 63017 ミズーリ州チェ スターフィールド,パーソル ドライブ 2163 (72)発明者 スミス,ジョナサン ピー. アメリカ合衆国 63069 ミズーリ州パシ フィック,ビクセン ドライブ 18636 (72)発明者 ジーマン,ライル イー. アメリカ合衆国 63017 ミズーリ州チェ スターフィールド,チェッカー ドライブ 15540

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.薬効性物質製剤を貯蔵、防護し、そして薬効性物質製剤を動物へ送出する 送出装置にして、該送出装置が、 a)内部区画を形成すべく整合接触して一緒に組み立てられる端部を有する第 一壁部分および第二壁部分を包含するハウジングであって、前記第一壁部分が体 液通路に対して実質的に不透過性であり、前記第二壁部分が体液通路に対して少 なくとも一部分において透過性であるハウジング、 b)前記第一壁部分に包含される内部区画の一部分における薬効性物質製剤、 c)前記第二壁部分に包含される区画の一部分において薬効性物質製剤を送出 装置から押し進めるための膨張可能手段、 d)体液に対して実質的に不透過性であり、薬効性物質製剤と膨張可能手段と の間に配置される分離層であって、本体部分と第一壁部分に摺動可能に係合する 偏倚手段とを含み、前記本体部分が前記第一壁部分の内部に摺動可能に受け入れ られるようにされ、そして前記偏倚手段が前記本体部分から外方向に延びて、前 記第一壁部分に摺動可能に係合するようにした分離層、および e)前記ハウジングにおいて薬効性物質製剤を送出装置の第一部分から延長さ れた期間に亙って動物へと送出する出口手段、 を包含する送出装置。 2.請求の範囲第1項に記載された送出装置において、第一壁部分と滑動自在 に係合すべく、本体部分から外方へ延びる円すい状スカートが偏い手段に包含さ れるようにした送出装置。 3.薬効性物質製剤を貯蔵かつ防護し、そして薬効性物質製剤を動物へ送出す る送出装置にして、該送出装置が、 a)第一壁部分、第二壁部分、および前記第一壁部分を包囲する包囲手段を包 含するハウジングであって、前記第一壁部分、第二壁部分および包囲手段が一緒 に組み立てられて内部区画を形成し、前記第一壁部分および包囲手段が体液通路 に対して実質的に不透過性であり、前記第二壁部分が体液通路に対して少なくと も一部分において透過性であるハウジング、 b)前記第一壁部分に包含される内部区画の一部分における薬効性物質製剤、 c)前記第二壁部分に包含される区画の一部分において薬効性物質製剤を送出 装置から押し進めるための膨張可能手段、および d)薬効性物質製剤を前記送出装置の第一部分から動物へ延長された期間に亙 って送出する出口手段であって、前記包囲手段によって区画される出口手段、 を包含する送出装置。 4.請求の範囲第3項に記載された送出装置にして、内方へ延びる部分を含む 端部キャップを更に包含し、内方へ延びる部分と第一壁部分とがそれらの間に空 間を画定するようにした送出装置。 5.請求の範囲第4項に記載された送出装置にして、該装置内の浸透圧力が、 予定された34475Pa(5psi)を超える68950Pa(10psi)までの圧力に到 達するまで、外部環境と内部室との間のシールを維持する手段を更に包含する送 出装置。 6.請求の範囲第3項に記載された送出装置において、端部キャップが第一壁 部分への超音波溶接に端部キャップを適応させる整合手段を含み、前記端部キャ ップと第二壁部分との接合する場所へ前記整合手段が位置付けされるようにした 送出装置。 7.請求の範囲第6項に記載された送出装置において、前記端部キャップが更 に第一側部および第二側部を含み、前記端部キャップの第二側部から外方へ延び るほぞが整合手段に包含され、第一壁部分がそこにほぞ穴を画定し、ほぞが、ほ ぞ穴内に受容されるべく寸法を定められ、位置付けされるようにした送出装置。 8.請求の範囲第3項に記載された送出装置において、さらに薬効性物質製剤 と膨張可能手段との間の体液に対して実質的に不透過性である分離層を包含し、 該分離層が本体部分と第一壁部分に摺動可能に係合する偏倚手段を含み、前記本 体部分が前記第一壁部分の内部に摺動可能に受け入れられるようにされ、そして 前記偏倚手段が前記本体部分から外方向に延びて前記第一壁部分に摺動可能に係 合する送出装置。 9.請求の範囲第8項に記載された送出装置において、前記偏倚手段が前記本 体部分から外方向に延びる円錐状スカートを含み、前記第一壁部分と摺動可能に 係合する送出装置。 10.請求の範囲第3項に記載された送出装置において、第一壁部分が第一壁外 表面を包含し、第二壁が、第二壁外表面、第二壁第一端部および第二壁第二端部 を包含し、第一壁部分との係合のための第二壁第一端部が、第一壁部分の内径よ り十分に小さい外径を有する部分を包含し、従って第二壁端部が第一壁部分内に 適合し、それらの間に接着剤受容空間を画定して第一壁外表面から第二壁外表面 への急な移行部を形成し、送出装置が更に、第一壁部分を第二壁部分に当接させ 且つ第一壁部分から第二壁部分への急な移行を滑らかにさせる手段を包含するよ うにした送出装置。 11.請求の範囲第10項に記載された送出装置において、第一壁部分に当接さ せ且つ第一壁部分から第二壁部分への移行を滑らかにさせる手段に、第二壁部分 上に形成され、第一壁部分に当接すべく位置付けされた突出部が含まれるように した送出装置。 12.薬効性物質製剤を貯蔵しかつ防護し、そして薬効性物質製剤を動物へ送出 する送出装置にして、該送出装置が、 a)内部区画を形成すべく整合接触して一緒に組み立てられる端部を有する第 一壁部分および第二壁部分を包含するハウジングであって、前記第一壁部分が前 記第一壁部分の第一端部、第一壁部分の第二端部を有し、体液通路に対して実質 的に不透過性であり、そして前記第二壁部分が第二壁部分の第一端部、第二壁部 分の第二端部を有しかつ体液通路に対して少なくとも一部分において透過性であ り、前記第二壁端部の第二端部が前記第一壁部分に係合され、前記第二壁部分の 第二端部は、前記第二壁部分が前記第一壁部分の内部に嵌合し、そこの間で接着 剤受け入れ空間を画成しかつ前記第一壁部分の外表面から前記第二壁部分の外表 面への急な移行部を形成するように、前記第一壁部分の内径よりも十分に小さい 外径を有する部分を有してなるハウジング、 b)前記第一壁部分を前記第二壁部分に当接しかつ前記第一壁部分の外表面か ら前記第二壁部分の外表面への移行部を滑らかにする手段、 c)前記第一壁部分に包含される内部区画の一部分における薬効性物質製剤、 d)前記第二壁部分に包含される区画の一部分において薬効性物質製剤を送出 装置から押し進めるための膨張可能手段、および e)前記送出装置の第一部分から動物へ薬効性物質製剤を延長された期間に亙 って送出する出口手段、 を包含する送出装置。 13.請求の範囲第12項に記載された送出装置において、前記第一壁部分に当 接しかつ前記第一壁部分から第二壁部分への移行部を滑らかにする手段が前記第 二壁部分上に形成されかつ前記第一壁部分に当接すべく位置付けされた突出部を 含む送出装置。 14.請求の範囲第13項に記載された送出装置において、第一壁部分を第二壁 部分に当接させ且つ第一壁から第二壁への移行を滑らかにさせる手段が、第一壁 部分内径と環状内部レッジとを有する第一壁部分を包含し、第一壁内径が第二壁 部分をそこへ楽に受容すべく寸法を定められ、第一壁部分内へ適合すべく寸法を 定められた第二壁部分外径を有する第二壁部分を包含し、第一壁部分および第二 壁部分がそれらの間に接着剤受容空間を画定し、更に突出部を包含し、第一壁部 分が第二壁部分に接合されて内部区画を形成し且つ第二壁部分が環状内部レッジ に当接される際に、この突起部が第二壁部分上に形成され、第一壁部分に当接す べく位置されるようにした送出装置。 15.請求の範囲第12項に記載された送出装置において、さらに薬効性物質製 剤と膨張可能手段との間における体液に対して実質的に不透過性である分離層を 包含し、該分離層が本体部分および第一壁部分に摺動可能に係合する偏倚手段を 含み、前記本体部分が前記第一壁部分の内部に摺動可能に受け入れられるように され、そして前記偏倚手段が前記本体部分から外方向に延びて、前記第一壁部分 に摺動可能に係合するようにした送出装置。 16.請求の範囲第14項に記載された送出装置において、前記偏倚手段が前記 本体部分から外方向に延びて前記第一壁部分に摺動可能に係合する円錐状スカー ト含む送出装置。 17.ウシ属ソマトトロピンまたはその類似体または誘導品を包含する薬効性物 質製剤を貯蔵しかつ防護し、そして薬効性物質製剤をウシ属動物へ送出する送出 装置にして、該送出装置が、 a)内部区画を形成すべく整合接触して一緒に組み立てられる端部を有する第 一壁部分および第二壁部分を包含するハウジングであって、前記第一壁部分が体 液通路に対して実質的に不透過性であり、そして前記第二壁部分が体液通路に対 して少なくとも一部分において透過性であるハウジング、 b)前記第一壁部分に包含される内部区画の一部分においてウシ属ソマトトロ ピンまたはその類似体あるいは誘導品を包含する薬効性物質製剤であって、前記 第一壁部分がさらに該第一壁部分への薬効性物質製剤の粘着性を減少させる手段 を含むようにされた薬効性物質製剤、 c)前記第二壁部分に包含される区画の一部分において薬効性物質製剤を送出 装置から押し進めるための膨張可能手段、および d)前記送出装置からウシ属動物への薬効性物質製剤を送出する前記第一壁部 分における出口手段、 を包含する送出装置。 18.請求の範囲第16項に記載された送出装置において、第一壁部分に対する 薬効性物質の接着性を低減させる材料から成る第一壁部分を形成することが、接 着性を低減させる前記手段に包含されるようにした送出装置。 19.請求の範囲第17項に記載された送出装置において、ポリプロピレンが材 料に包含されるようにした送出装置。 20.薬効性物質製剤を貯蔵かつ防護し、そして薬効性物質製剤を動物へ送出す る送出装置にして、該送出装置が、 a)第一壁部分、第二壁部分、および端部キャップを包含するハウジングであ って、前記端部キャップが内部区画を形成すべく一緒に組み立てられ、前記第一 壁部分および前記端部キャップが体液通路に対して実質的に不透過性であり、そ して前記第二壁部分が体液通路に対して少なくとも一部分において透過性である ハウジング、 b)前記第一壁部分を前記第二壁部分に当接する手段、 c)前記第一壁部分および端部キャップに包含される区画の一部分における薬 効性物質製剤、 d)前記第二壁部分に包含される区画の一部分において前記送出装置から薬効 性物質製剤を押し進めるための膨張可能手段、 e)体液に対して実質的に不透過性であり、薬効性物質製剤と膨張可能手段と の間に配置される分離層であって、本体部分および第一壁部分に摺動可能に係合 する偏倚手段を含み、前記本体部分が前記第一壁部分の内部に摺動可能に受け入 れられるようにされ、そして前記偏倚手段が前記本体部分から外方向に延びて、 前記第一壁部分に摺動可能に係合するようにした分離層、および f)前記端部キャップにおいて薬効性物質製剤から動物へと送出する出口手段 、 を包含する送出装置。 21.請求の範囲第19項に記載された送出装置において、包囲手段が端部キャ ップを含み、該端部キャップが内方向に延びる部分を包含し、該内方向に延びる 部分と前記第一壁部分とがその間に空間を画成する送出装置。 22.請求の範囲第20項に記載された送出装置において、第一壁部分への超音 波溶接に端部キャップを適応させる整合手段を端部キャップが更に包含し、端部 キャップと第二壁部分とが接合する場所へ整合手段が位置付けされるようにした 送出装置。 23.請求の範囲第21項に記載された送出装置において、端部キャップから外 方へ延びるほぞが整合手段に包含され、第二壁部分がそこにほぞ穴を画定し、ほ ぞがほぞ穴内に受容されるべく寸法を定められ、位置付けされるようにした送出 装置。 24.請求の範囲第21項に記載された送出装置において、前記第一壁部分に当 接する手段が前記第二壁部分上に形成されかつ前記第一壁部分に当接するよう位 置付けされた突出部を含む送出装置。 25.薬効性物質製剤を貯蔵しかつ防護し、そして薬効性物質製剤の動物へ送出 中に薬効性物質製剤の希釈を最小化する送出装置にして、該送出装置が、 a)内部区画を形成すべく一緒に組み立てられる端部を有する第一壁部分およ び第二壁部分を包含するハウジングであって、前記第一壁部分が体液通路に対し て実質的に不透過性であり、そして第二壁部分が、該第二壁部分に包含される内 部区画内へ外部環境からの体液の所定割合まで、体液通路に対して少なくとも一 部分において透過性であるハウジング、 b)前記第一壁部分に包含される内部区画の一部分における薬効性物質製剤、 c)前記第二壁部分に包含される区画の一部分において薬効性物質製剤を送出 装置から押し進めるための膨張可能手段、および d)前記第一壁部分において、前記送出装置からウシ属動物への薬効性物質製 剤の十分な外方向速度を維持し、外部環境からの体液の内方向流れを阻止して前 記第一壁部分に包含される前記区画の一部分において薬効性物質製剤を希釈する 出口手段、 を包含する送出装置。 26.請求の範囲第25項に記載された送出装置において、前記薬効性物質がウ シ属ソマトトロピンであり、外部環境から前記内部区画内への予定された体液の 速度が、1日当たり約10ないし約15mg/水であるようにした送出装置。 27.請求の範囲第26項に記載された送出装置において、予定された体液の速 度が、第二壁部分の選定された厚さ、第二壁部分の選定された表面積、および選 定された材料を含む第二壁部分により達成されるようにした送出装置。 28.請求の範囲第27項に記載された送出装置において、前記出口手段がさら に薬効性物質製剤の十分な外方向速度を発生して、外部環境からの体液の内方向 流れを阻止して前記第一壁部分に包含される区画の一部分において薬効性物質製 剤を希釈するに十分な所定の内径の通路を画成する前記第一壁部分を含む送出装 置。 29.請求の範囲第28項に記載された装置において、出口装置が更に、外方へ の流量のわずか変動を補償する手段を包含するようにした装置。 30.請求の範囲第29項に記載された装置において、外方への流量のわずかな 変動を補償する手段が、出口通路をそこを画定する第一壁部分の厚さを調整する ことを包含するようにした装置。 31.薬効性物質製剤を貯蔵しかつ防護し、そして薬効性物質製剤の動物への送 出中に薬効性物質製剤の希釈を最小化する送出装置にして、該送出装置が、 a)内部区画を形成すべく一緒に組み立てられる端部を有する第一壁部分およ び第二壁部分を包含するハウジングであって、前記第一壁部分が体液通路に対し て実質的に不透過性であり、そして第二壁部分が第二壁部分に包含される内部区 画内に外部環境からやく12〜14mg/dayの体液流量まで、少なくとも一部分に おいて透過性であるセルロース・アセテート・ブチレートを包含することからな るハウジング、 b)前記第一壁部分に包含される前記区画の一部分においてウシ属ソマトトロ ピンを包含する薬効性物質製剤、 c)前記第二壁部分に包含される前記区画の一部分において薬効性物質製剤を 前記送出装置から押し進めるための膨張可能手段、および d)前記送出装置からウシ属動物への薬効性物質製剤の十分な外方向速度を維 持して、外部環境からの体液の内方向への流れを阻止し、前記第一壁部分に包含 される前記区画の部分において薬効性物質製剤を希釈する前記第一壁部分におけ る出口手段であって、さらに長さ約0.100インチの出口通路を含みかつ約0 .017インチの直径を有する出口手段、 を包含する送出装置。
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