JPH10501944A - 自動受動管バイアス反応性スクリーングリッド電源を備えたビデオ表示システム - Google Patents

自動受動管バイアス反応性スクリーングリッド電源を備えたビデオ表示システム

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JPH10501944A JP8502222A JP50222296A JPH10501944A JP H10501944 A JPH10501944 A JP H10501944A JP 8502222 A JP8502222 A JP 8502222A JP 50222296 A JP50222296 A JP 50222296A JP H10501944 A JPH10501944 A JP H10501944A
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Abstract

(57)【要約】 表示されるべきビデオ信号は、ビデオドライバ増幅器(50)を介して受像管(30)の陰極(32,34,36)に供給される。同様に陰極(32,34,36)に接続されたビーム電流センサ(56)はビーム電流表示信号(S6)を与える。ビーム電流表示信号(S6)に応答するAKBレギュレータ(60)は、受像管(30)により表示される画像の黒レベルを調整するドライバ増幅器(50)に黒レベル補正信号(Ia)を供給する。スクリーングリッド電源装置(70,90)は、黒レベル補正信号(Ia)の所定の関数として受像管(30)のG−2(スクリーングリッド)電圧を制御するため設けられ、これにより、AKBレギュレータ(60)と共に、ドライバ増幅器(50)とスクリーングリッド(G2)の両方により黒レベル調整を与え、全黒レベル制御レンジを最大化又は拡大する2重のフィードバックループを形成する。従って、通常、スクリーングリッドバイアスを設定するため必要とされる高圧スクリーン制御ポテンショメータ(97)は、必要に応じて完全に取り除いてもよく、或いは、それが保持される応用において、初期調整に続く調整は必要でない。

Description

【発明の詳細な説明】 自動受動管バイアス反応性スクリーングリッド電源を備えたビデオ表示システム 発明の分野 本発明は、テレビジョンシステムに係り、特に、表示装置として少なくとも1 台の受像管を利用するタイプのテレビジョンシステムにおけるスクリーングリッ ドアレイ(G2)バイアス源に関する。 発明の背景 従来使用されている殆どのテレビジョン表示システムは、表示装置として受像 管を使用する。制御グリッドと集束電極との間に介挿されたスクリーン又はG2 グリッドは、多数の重要な受像管動作パラメータに影響を与える。不正確な調整 は、画像の公称黒レベル、色温度、受像管ドライバ増幅器損失、及び、スポット サイズ又はシャープさに悪影響を与える。 より詳細に言うと、カラー受像管において、各電子銃の黒レベル電圧は、受像 管G2(スクリーン)グリッドに印加されたバイアス電圧の大きさに関係する。 “インライン形”電子銃構造を備えたカラー受像管は、3本の全電子銃に関し共 通に活性化されたグリッド電極を有し、一方、別の“デルタ形”電子銃を備えた カラー受像管は、各銃に対するG2グリッド電極を別々に活性化させる。何れの 場合でも、G2バイアス電圧は、屡々、例えば、400乃至800ボルトの値に 設定されるので、所望の陰極・G1間の(制御)グリッド電圧は黒レベル条件を 生成する。 再生画像における高輝度及び高解像度は、高い受像管ピークビーム電流性能と 小さいスポットサイズを必要とする。各銃に対し、ピークビーム電流は、G2バ イアス電圧に関係した黒レベル電圧の 増加と共に増加する。高輝度及び高解像度の必要性は、受像機設計上の他の要求 条件及び制約条件に従って、利用可能な最大のG2バイアス電圧が使用されるべ きであることを示唆する。 ある種のテレビジョン受像機は、更に、所望の黒レベル受像管陰極バイアスを 維持するため、自動受像管バイアス(AKB)制御システムを利用する。かかる システムは、各電子銃の所望の陰極・G1間バイアスを維持するため動作し、少 なくとも任意の2台の受像管電子銃の間の黒レベル電圧の最大の差と同じ大きさ 、例えば、50ボルト程度のオーダーの黒レベルバイアス電圧レンジに亘って動 作可能でなければならない。同様に他のシステムパラメータの許容誤差を補償す るため、典型的なAKBシステムの動作範囲は、100ボルト程度の大きさであ る。上記範囲内の動作点の選択は、G2グリッドバイアス電圧により決められる 。従って、従来、各受像管電子銃の黒レベルバイアス電圧がAKBシステムの動 作範囲内に収まることを保証するため、各受像機についてG2グリッドバイアス 電圧が手動で調整される。更に、表示された画像内で高い輝度及び解像度を得る ため、G2バイアス電圧は、使用可能な最大の黒レベルバイアス電圧に略一致す る最大(即ち、一番大きい正側)の黒レベル電圧を伴う電子銃の黒レベルバイア ス電圧が受像管ドライブ段により生成され得るよう調整される必要がある。 G2スクリーングリッドバイアスを調整するとき、特に、受像管ドライブ回路 の動作電源電圧の変化がある場合に、画像帰線消去の確保の目的のため、黒がよ り増す方向に適切なダイナミックレンジが存在することを保証することが望まし い。 G2バイアス調整の従来提案された方法は、1986年4月22日に発行され た発明の名称「テレビジョン受像機調整システム」の米国特許第4584596 号明細書にタラント(Tallant)によって記載されている。調整は、受像機サービ スモード中に手動で行われ、所定の陰極・G1間の電圧を生成するため、陰極及 び制御グリッド G1の両方の通常のバイアス電圧の変更を要求する。例示された実施例において 、受像機は、受像管ドライブ回路の出力トランジスタの動作を禁止し、同時に、 自動受像管バイアス(AKB)回路の動作を禁止し、かつ、昇圧されたバイアス 電圧(例えば、通常の値の約2倍)を受像管制御グリッドG1に印加するサービ スモードに置かれ、その後、スクリーン電圧ポテンショメータを設定することに よりG2の調整が手動で行われる。 発明の概要 従って、上記の受像管パラメータの最適性能を与えるが、G1電圧の昇圧を必 要とせず、AKB回路の動作の禁止を必要とせず、受像管ドライバ増幅器の出力 トランジスタの動作の禁止を必要としない簡単化されたスクリーン電圧調整シス テムの要求が認められる。本発明は、第1の点で上記の要求を満たすことを目的 とする。 更にスクリーングリッド調整の問題は、縮小されたスポットサイズが得られる 所謂“2重焦点”電子銃の使用の増加と共に、徐々に重要性が増し始めたことが 認められる。このような銃において、焦点とスクリーングリッドとの間の漏れは 、時間と共に増加する傾向があることが分かる。集束電極は、数千ボルトで動作 するので、電極間の漏れは、スクリーン電圧を変化(増加)させる傾向がある。 受像管が電極と電極の間でアークを発生し、或いは、破損したとき、上記漏れは 消去又は削減される。その結果として、黒レベルバイアスは過剰に変化し、AK B回路の補正レンジを超える場合がある。 更に詳細に言うと、最大遮断バイアス銃に対する陰極からグリッドへのバイア スは、例えば、190ボルト程度のオーダーであり、他の2台の銃は、漏れのよ うなそれらの特性の本質的な差のため、より低い遮断電圧でバイアスされる。ス クリーン電極G2内への漏れ電流の増加は、3台の全ての銃の遮断バイアスを増 加させるAKBバイアスを誘起する。得られた漏れの量は、次に、低い光の色温 度に著しい変化を生じさせるAKBシステムの補正レンジの制限に起因して、最 大の遮断銃バイアスを“輸送する”(即ち、利用可能な最大の正の電源電圧に到 達させる)ことが可能である。漏れが増加した後、スクリーンバイアスを再調整 することができるが、この漏れは受像管アークと共に取り除かれるが、輝度及び 色温度に別の誤差が発生し、依然として別の調整を必要とする。 より“ロバスト性のある”、即ち、電極間の漏れの影響の許容誤差が大きく、 少ない頻度のスクリーン調整を必要とし、又は、以下の説明のような特定の応用 において全く調整を必要としないAKBシステムに対する要求があることが認め られる。 以下に説明される本発明の実施例は、調整を全く必要としない全自動システム と、初期調整の後に調整を全く必要としない半自動システムの両方を含む。 全自動システムは、初期調整のコストと、スクリーン制御ポテンショメータと 関係したサービス調整コストの両方を回避する点で有利である。 本発明の半自動的な実施例は、非常に高い電圧の使用を必要としないので、ト ランジスタが、黒レベル及び色温度を維持するため適切であることが示されたプ ラス又はマイナス100ボルトのオーダーで依然としてスクリーン電圧補正レン ジを生成することが完全に可能であるという利点がある。 本質的に、本発明の利点は、“結合された”、換言すると、ある共通の素子を 共有する1対のフィードバックループを用いて達成されることである。第1の結 合ループにおいて、フィードバック制御は、ビーム電流センサからレギュレータ を介して受像管ドライバ増幅器に供給される。第2のループにおいて、制御は、 ビーム電流センサ及びAKBレギュレータからスクリーングリッドバイアス制御 ユニットを介してスクリーングリッドに供給される。両方のループは、以下に説 明されるようなビーム電流センサと、AKBレギュ レータの一部とを共有することにより結合される。 本発明の2重又は“入れ子状”のフィードバックループは、ドライバ増幅器と スクリーングリッドの両方により黒レベル調整を提供するので、全黒レベル制御 レンジの望ましい最大化又は拡大が存在し、これにより、要望に応じてスクリー ン制御は完全に除去され、或いは、スクリーン制御が保持される応用において初 期調整に続く調整が必要とされない点で有利である。 受像管の黒レベルを調整する本発明を具体化する方法は、スクリーングリッド 電位を受像管のスクリーングリッドに供給する段階と、ビデオ信号を受像管の陰 極に供給する段階と、ビーム電流表示信号を与えるため受像管ビーム電流を検出 する段階とからなる。黒レベル調整電流は、黒レベル表示信号から得られ、受像 管陰極に供給され、同時に、スクリーングリッド電位は黒レベル表示信号の関数 として調整される。 本発明を具体化するビデオ表示装置は、陰極及びスクリーングリッドを有する 陰極と、上記スクリーングリッドに接続されたスクリーングリッド電圧源とから なる。ビデオ入力信号を受けるため接続された入力と、増幅されたビデオ信号を 上記陰極に供給するため接続された出力とを有するビデオドライバ増幅器が設け られる。上記陰極に接続されたビーム電流センサは、ビーム電流表示信号を供給 する。上記ビーム電流表示信号に応答するAKB制御器は、黒レベル補正信号を 生成し、上記受像管により表示された画像の黒レベルを調整する上記ドライバ増 幅器に上記黒レベル補正信号を供給する。上記電圧源及び上記AKB制御器に接 続されたスクリーングリッドバイアス制御回路は、上記AKB制御器の上記黒レ ベル補正信号の関数として、上記受像管スクリーングリッド電圧を変化させる。 以下に詳細に説明され、多数の具体的な実施例により示されるように、本発明 の原理は、汎用性があり、かつ、直視形又は投写形の いずれでも構わないカラー及びモノクロの両方の受像管表示システムに適用され る。 図面の簡単な説明 本発明の上記及び更なる特徴は添付図面に例示され、添付図面において、同様 の素子には同様の参照名が付けられ、 図1は、直視形カラー受像管を利用し、全自動スクリーングリッドバイアス制 御を提供するテレビジョン表示システムにおいて、本発明の第1の実施例の部分 的に概略的な形式のブロック図であり、 図2は、半自動スクリーングリッドバイアス制御を提供する図1の実施例の変 形を示す部分的に概略的な形式のブロック図であり、 図3は、セットアップ調整補助を提供する図2の実施例の変形を示す部分的に 概略的な形式のブロック図であり、 図4は、図1、2及び3の実施例における使用に適当なドライバ増幅器及びビ ーム電流センサの概要図であり、 図5は、カラー投写テレビジョンシステムにおける動作用の図1の実施例の変 形を示す部分的に概略的な形式のブロック図であり、 図6は、モノクロテレビジョンシステムにおける動作用の図5の実施例の変形 を示す部分的に概略的な形式のブロック図であり、 図7は、受像機のターンオン中に瞬時的に減少したスクリーングリッド電圧を 供給する図2の実施例の変形を示す部分的に概略的な形式のブロック図である。 詳細な説明 図1のテレビジョン受像機10は、非常に広い、ロバスト性のあるAKB動作 範囲を与えると共に、スクリーングリッドG2高圧電源の手動の調整の必要性を 完全に除去することを特徴とする。上記の本発明の原理の特定の例において、利 用された受像管は、カラー画像表示用の3台の銃を有する直視形であり、3台の 銃に共通した 1個のスクリーン電極(G2)を有する。他の例は、各銃に対し別々のスクリー ングリッドを有する受像管への応用を示す。 受信器10は、補助入力端子14により供給されたベースバンドビデオ信号S 1、或いは、アンテナ、ケーブル又はVCRのような適当な無線周波ビデオ源へ の接続用のアンテナ入力端子18を有する無線周波処理ユニット16により供給 されたベースバンドビデオ信号S2を選択するスイッチ12を含む。ユニット1 6は、例えば、端子18に供給された無線周波入力信号(S3)をベースバンド 形式に変換するチューナ、中間周波増幅器及びビデオ検出器を含む従来の設計で も構わない。スイッチ12により選択された選択ビデオ信号S4(即ち、信号S 1又はS2)は、直視形受像管30による表示用の成分赤(R)、青(B)及び 緑(G)を生成するベースバンドビデオ処理及び偏向ユニット20に供給される 。ユニット20の偏向部は、以下の如く、AKB制御を容易に行うため垂直期間 のライン中にAKB標本パルスSPを発生するパルス発生器22に、垂直タイミ ング信号FV及び水平タイミング信号HBを供給する。ユニット20は、従来の 設計でもよく、例えば、色復調回路と、色相、色合い、輝度及びコントラスト用 の制御回路と、RGB成分信号を発生するマトリックスと、タイミング信号FV 及びHBを供給する同期及び偏向回路とを含む。 RGBカラー信号は、各受像管ドライバ回路40、42及び44を用いて受像 管30の各陰極32、34及び36に供給される。ドライバ回路は同一であるの で、図を簡単化するため、(破線で囲まれた)緑色ドライバ44の細部だけが示 される。 ドライバ回路44は、ユニット20により供給された緑色ビデオ信号を受ける ため接続された入力52と、受像管30の陰極36に増幅されたビデオ信号S5 を供給するため接続された出力54とからなる。ビーム電流センサ56は、ビー ム電流表示信号S6を供給する陰極36に接続される。本発明のかかる具体的な 例において、 ビーム電流センサ56は、受像管ビーム電流を検出する機能と、増幅されたビデ オ信号S5を陰極電極36に結合する単位利得電圧フォロワとして動作する機能 の両方の2重機能を提供する。以下に説明するように、図4には増幅器及び電流 センサの例が詳細に示される。 ドライバ回路44の残りの部分は、ビーム電流表示信号S6に応答し、黒レベ ル補正又は“調整”信号(Ia)を生成し、受像管30により表示された画像の 黒レベルを調整するドライバ増幅器50に供給する自動受像管バイアス(AKB )レギュレータ回路60からなる。 AKBレギュレータ60は、キー比較器61と、2台の電流源62及び63と 、スイッチ64と、キャパシタ65とからなる。上記レギュレータが電流源出力 信号S6の出力に基づいて受像管黒レベルを調整する単一のフィードバックルー プとして動作する場合だけを想定する。しかし、本発明において、レギュレータ 60は、黒レベル調整のための上記の2重のフィードバック制御ループ、又は、 “結合された”ループ系を形成し、以下の如く、第1のループは電流センサ56 からドライバ増幅器50に、第2のループは電流センサ56からスクリーングリ ッドバイアス制御ユニット70を介して第2のグリッドに至る。 以下、2重の黒レベル制御ループの中の第1のループの細部を考えると、AK Bレギュレータ60において、ビーム電流表示信号S6は、パルス発生器22に より発生させられたAKB標本パルスSPによって動作が可能にされ、信号S6 を基準信号Vrと比較し、ビーム電流が基準信号Vrにより表わされた黒レベル ビーム電流基準レベルよりも大きいか、或いは、小さいかを示す出力信号S7を 与えるキー比較器61に供給される。信号S7はキャパシタ65を用いて平滑化 され、黒レベル“調整”、又は、ドライバ増幅器50に供給される補正電流Ia の大きさを制御し、ドライバ増幅器は、 フィードバックを用いて、黒レベルビーム電流を基準信号Vrによって定められ たレベルに調整する。この調整は、AKB標本パルスSPに応答して垂直期間の 数ラインに亘り閉成されたスイッチ64を介して増幅器50に供給される基準レ ベル測定電流Imを発生する第2の電流源63により容易化される。 2重の制御ループ(AKBループ)の第1のループの動作を簡単に言うと、A KB標本パルスがビデオ信号S4の垂直期間中に生じたとき、赤、緑及び青色の ビデオ信号は帰線消去され、スイッチ64は、電流源63により生成された測定 電流をドライバ増幅器50に供給するため閉成される。これは、基準信号Vrに 一致すべき基準レベルビーム電流が導通するよう、受像管30の陰極にバイアス を加える。受像管30により生成される実際のビーム電流は、温度、時期、実効 陰極インピーダンス、及び、重要なスクリーングリッド電圧のような要因に依存 する。“実際の”電流は、ビーム電流センサ56により検出されるような実際の ビーム電流が基準信号の値よりも大きいか、或いは、小さいかを決めるキー比較 器61により定められる。ビーム電流誤差は、キャパシタ65を用いて平滑化さ れ、ビーム電流をキー比較器61に供給された黒レベルビーム電流基準信号Vr により定められた値に調整する向きに調整電流Iaを増幅器に供給する調整又は 補正電流源62に与えられる。 本発明による2重ループ制御システムの第2のループは、(破線で囲まれた) スクリーングリッドバイアス制御ユニット70と、受像管30のスクリーンG2 電圧をビーム電流の関数として制御するためビーム電流源56により供給された ビーム電流表示信号S6を利用する(破線で囲まれた)集束スクリーン電源90 とからなる。上記の“関数”は、ビーム電流誤差(即ち、“平滑化された”ビー ム電流誤差)の積分であり、AKB回路60内のキャパシタ65により与えられ る。 簡単に言うと、本発明において、AKB回路は、ドライバ増幅器 50のフィードバック制御ループを介して黒レベル制御用の調整電流Iaを発生 する機能と、受像管30のスクリーングリッドまでの第2のフィードバックルー プを介して黒レベル制御用の平滑化されたビーム電流誤差信号Vaをキャパシタ 65の両端に発生する機能の2重の機能を行う。 第2の“入れ子状”又は“共有形”のフィードバックループの場合を考えると 、スクリーングリッドバイアス制御ユニット70は、最小値選択回路72と、ス クリーングリッドバイアスレギュレータ回路80とからなる。選択器72は、負 荷抵抗76を介して電源電圧源77に接続されたコモンエミッタ抵抗76と、赤 、青及び緑色のドライバ40、42及び44内の各平滑化キャパシタ65から平 滑化された誤差信号Vaを受けるため接続された夫々のベース電極とを有する3 個のコモンコレクタのPNP形トランジスタ73、74及び75により構成され る。従って、エミッタ負荷抵抗76により発生された出力信号S8は、ビデオ信 号S4の垂直期間内のAKB標本パルス間隔中に測定された3台の受像管の最低 黒レベルを表わす。 この点で、最小値選択回路72は、3本の銃と共通のスクリーングリッドとを 備えた受像管を利用する表示システムの場合に限り要求される。3本の銃と別々 のグリッドを備えた受像管、3台の受像管を利用する製造システム、又は、1本 の銃の受像管を利用するモノクロシステムの場合に、最小値選択器は必要ではな く、削除しても構わない。しかし、本質的に、共通スクリーンの場合に、一つの スクリーン補正しか行えないので、補正電流の最小値の手段として最小値選択器 が3本の銃に対し必要とされる。 最小値選択器72の出力信号S8は、信号S8と、スクリーングリッドG2電 圧の制御用の調整レベルを表わす基準レベル(例えば、2.2ボルト)との間の 差を表わす差信号S9を供給するスクリーングリッドバイアスレギュレータ80 の比較器増幅器81に供給さ れる。上記の差(又はスクリーングリッドバイアス誤差信号)S8は、そのコレ クタ負荷抵抗83の両端に増幅されたスクリーングリッド誤差信号S10を発生 するコモンエミッタ接続されたトランジスタ82に供給される。信号S9は、エ ミッタ抵抗84を介して、分岐した高圧レギュレータ構造内に接続された高圧増 幅器トランジスタ85に供給される。この目的のため、トランジスタ85のベー スは、動作中のバイアスを受ける抵抗86を介して固定基準電圧に結合され、ミ ラー効果を用いてレギュレータ出力の積分又は平滑化を与えるキャパシタ87を 介してコレクタに接続される。レギュレータの出力(トランジスタ85のコレク タ)は、非常に大きい値が与えられた抵抗88(例えば、4.7メガΩ)を介し て、受像管30のスクリーングリッドG2と、スクリーングリッドG2の動作用 の好ましい高圧源として機能する集束/スクリーン電源90の出力99とに接続 される。 本題から逸れるが、簡単に言うと、集束/スクリーン電源回路がレギュレータ 80用の高圧源として好ましい理由は、このユニットは、通常、受像管の集束電 極の動作用のキロボルトレンジの電圧と、スクリーングリッドにバイアスを与え るキロボルト以下の電圧とを提供するため、テレビジョンシステムに組み込まれ ているからである。従来、かかるユニットは、図示されるように分圧器構造とし て接続され、2個の調整可能な集束電圧(ポテンショメータ95及び96を介す る集束1及び集束2)と、ポテンショメータ97を介して調整可能なスクリーン グリッド電圧とを生成するため、非常に高いアルタ(ultor)電圧(例えば、30 kV程度)を分割する抵抗91−94及びポテンショメータ95−97を備えた 印刷回路組立体として設けられる。上記の本発明の具体的な実施例において、ス クリーングリッド電源ポテンショメータ97は使用されない。むしろ、スクリー ングリッド用の高圧は抵抗94及び97の両端で得られる。 本発明の上記例において、集束スクリーン組立体からスクリーン グリッドポテンショメータを取り除き、同じ値の固定抵抗で置き換える方が有利 である。或いは、集束/スクリーン電源組立体は、スクリーン電圧を供給するた め必要ではない。適度に高圧(例えば、800ボルト程度)の適当な電源で間に 合う。必要とされるのは、電圧源と、レギュレータ80内の抵抗88の値の適当 な調整を伴う適当な電圧降下抵抗だけである。 本発明の実施例のより重要な利点は、スクリーングリッド高圧ポテンショメー タの完全な排除にある。初期の工場のセットアップ、或いは、後の表示システム のサービス処理において、調整は不要である。本発明のかかる実施例は、換言す ると、AKB制御レンジ、黒レベル、小さい光の色バランス、及び、上記のその 他のパラメータを最適化すると同時に、スクリーングリッド電圧の全自動制御を 提供する。 詳細に説明した両方の制御ループの全体的な構成及び動作を簡単に説明するな らば、ビデオドライバ増幅器50は、ユニット20により供給された緑色ビデオ 信号を増幅し、集束/スクリーン組立体90の出力99からスクリーングリッド G2バイアスを受ける増幅された信号S5を受像管30の陰極36に与える。ビ ーム電流センサ56は、受像管ビーム電流を標本化し、ビーム電流表示信号S6 をAKBレギュレータ60に供給し、AKBレギュレータ60は、黒レベル補正 信号を生成し、受像管30の黒レベルを調整する増幅器50に送り返す。AKB ユニット60内のキャパシタ65に接続されたスクリーングリッドバイアス制御 ユニット70は、AKBレギュレータ60の黒レベル補正信号Iaの関数として 、スクリーングリッド電圧を変える。本発明の上記実施例において、上記関数は 、キャパシタ65の両端に発生された補正信号の平滑化された値Vaよりなり、 その最小値はスクリーングリッド制御を行う最小値選択器72により選択される 。 図2は、レギュレータ80において低い電圧制御トランジスタの 使用が可能になり、集束スクリーン電源90の変形を必要としない(即ち、ポテ ンショメータ97と抵抗94の間に出力タップを設けることが必要ではない)図 1のシステムの変形を示す図である。 より詳細に言うと、図2のレギュレータ80は、抵抗86をより大きい値が与 えられた抵抗86’で置換し、ベース電圧分圧器を形成するため出力トランジス タのベースと接地との間に更なる抵抗89を追加し、上記の非常に高圧の出力ト ランジスタ85を低い電圧のトランジスタ85’で置換し、出力抵抗99を小さ い抵抗88’で置換し、出力204をダイオード202を介して適度の電源(例 えば、250ボルト)に接続することにより変形された。出力204は、ノード 99ではなく、スクリーンバイアスポテンショメータ97のワイパに結合され、 レギュレータ80の出力は、前の例では接地基準電位に結合されていた抵抗94 に供給される。 上記の変更と共に、トランジスタ85’は、抵抗94に印加された基準電位を 制御することによりスクリーングリッドG2電圧を間接的に調整する。この電位 の増加は、レギュレータ80の出力に比例してスクリーン電圧の値を増加させる が、抵抗94の両端の電圧降下により低下させられる。ダイオード202は、抵 抗94の下側の端で250ボルトを上回る電圧の増加を防止する。スクリーンレ ベル電位を与える付加的な電圧は、スクリーン電圧を400乃至800ボルトの レンジ内の値まで昇圧させるため、抵抗94のオフセットと、ポテンショメータ 97の調整とにより設けられる。従って、スクリーン電圧の最大制御レンジは、 ポテンショメータ97により設定された初期電圧と、ダイオード202に印加さ れた電源の2分の1の和又は差と一致する。例えば、ポテンショメータ97が6 00ボルトに設定され、レギュレータ80が中心(125ボルト)の出力を与え るならば、スクリーン電圧制御レンジは、475ボルトの最小値から725ボル トの最大値まで及ぶ。この幅のレンジは、受像管の漏れが構成され、例えば、電 極間のアーク発生によ り消去されたとき、スクリーングリッドポテンショメータの後の調整のあらゆる 必要性を十分に排除するため、基本AKB動作レンジを十分に拡大させ得ること が分かった。本発明の上記実施例は、初期の調整が要求されるとしても、スクリ ーングリッド高圧ポテンショメータの更なる調整は必要ではなく、低圧レギュレ ータトランジスタが使用され、集束/スクリーン電源組立体の変形は必要とされ ない点で半自動であると見なされる。 図3は、スクリーングリッドポテンショメータ97の調整を容易に行う図2の 実施例の変形を示す図である。図を簡単化するため、最小値検出器72及び集束 /スクリーンユニット90は、変更されていないので、ブロック図の形式で描か れる。破線で囲まれたレギュレータ80は、スクリーングリッドバイアスポテン ショメータ97の初期セットアップ(即ち、係数の較正)中に使用されるウィン ドウ検出器及び帰線消去制御ユニット300を含むよう変形される。 ユニット300は、レギュレータ90の出力抵抗85のコレクタと接地との間 に分圧器として接続された抵抗302及び304により構成される。上記素子は 、トランジスタ85のコレクタの比較的高圧の変化を、0乃至5ボルトのレンジ 内の低い電圧(論理)レベルまで低下させる。この分圧器のかなり高いインピー ダンスは低減され、分圧器の出力に接続されたベース電極と、同じ値が与えられ ているので単位利得が得られるエミッタ及びコレクタ負荷抵抗308及び310 とを有するトランジスタ306を用いて信号が反転される。ウィンドウ検出はト ランジスタ312により与えられ、トランジスタ312は、抵抗314を介して 低圧電源に接続されたエミッタと、トランジスタ306の出力(コレクタ)に接 続されたベースと、抵抗316を介してトランジスタ306のコレクタに接続さ れ、抵抗318を介して接地され、出力トランジスタ320のベース・エミッタ 路を介して接地されたコレクタとを有する。論理 レベル(例えば、5ボルト)出力信号は、5ボルト電源に接続された負荷抵抗3 24の近くにあるトランジスタ320により生成される。直列330Ωの抵抗は 、トランジスタ320のターンオン中に出力ライン容量からのサージ電流の保護 を提供する。トランジスタ320の出力は、導体330によりベースバンド処理 ユニット20の帰線消去入力332に結合される。 動作中に、トランジスタ320は、スクリーングリッド動作レンジの範囲内( 例えば、図示された250ボルト電源の場合に略125ボルト)でトランジスタ 85のコレクタ電圧の値だけに対しバイアスが除かれる。この条件の場合、ユニ ット250により供給されたビデオ信号は、消去されずに集束/スクリーンユニ ット90内のスクリーングリッドバイアスポテンショメータ97の適当な調整を 表わす。中間レンジの外側のコレクタ電圧の場合、トランジスタ320はバイア スが加えられるので、表示を消去し、ポテンショメータ97が調整を必要とする ことを示す。この消去は、受像機サービスモードスイッチの作動により受像機セ ットアップモード中に限って動作可能にされる。従って、受像機の通常動作中に 、帰線消去信号は無視され、スクリーン制御電圧は、その全動作レンジ(0乃至 250ボルト)で変化する。 図4は、増幅器50及びセンサ56として使用するのに適当な受像管ドライバ 増幅器及びビーム電流センサの回路細部を示す図であり、同図において、センサ が、増幅されたビデオ信号用バッファ増幅器として、かつ、ビーム電流センサと して動作する2重の機能を提供する点が有利である。増幅器50は、出力トラン ジスタ404と縦続接続された入力トランジスタ402を含む。増幅器の利得は 、コモンベース接続された出力トランジスタ404のコレクタ負荷抵抗406と 、入力トランジスタ402内のエミッタ回路のエミッタ負荷抵抗403との比に より定められる。増幅器の非常に高い出力インピーダンスは相補形エミッタフォ ロワバッファ増幅器を用いて 低減され、相補形エミッタフォロワバッファ増幅器は、保護抵抗416を介して 受像管30の陰極36に接続されたエミッタ電極と、コレクタ回路内に夫々のサ ージ電流制限抵抗412及び414とを有するトランジスタ408及び410に より構成される。上記の抵抗は、大きな信号の過渡状態下で一時的に生じるトラ ンジスタ408及び410の同時の導通中に最大のトランジスタのレール・ツウ ・レール(rail to rail)電流フローを制限するので、時には“自殺防止(suicide prevention)”用と呼ばれる。ダイオード418は、増幅器クロスオーバー歪み を削減するためトランジスタ408と410とのベース電極の間にオフセットを 与える。トランジスタ408のコレクタは、AKB電流センサ入力(比較器61 )へのビーム電流フローの出力を提供する。AKB回路からの測定電流入力は、 コモンベース接続された出力トランジスタ404のエミッタに供給される。 増幅器50及びセンサ56の動作を簡単に要約すると、トランジスタ402は 、抵抗406と403の比によって定められた利得で緑色ビデオ入力信号を増幅 する。トランジスタ404は、トランジスタ402のコレクタ電流を(Vbe 404よりも12ボルト低い)一定値に調整することによりミラー効果を抑制す る。ダイオード418は、クロスオーバー歪みを低減するため、バッファ増幅器 60への出力ドライブ信号を部分的にオフセットさせる。増幅器56は、ビーム 電流の検出と共に、単位利得及びインピーダンス低下を与える。抵抗414及び 412は、大きいビデオ過度現象中にトランジスタ408及び410を流れる最 大のレール・ツウ・レール電流フローを制限する。トランジスタ408のコレク タ電流は受像管ビーム電流を表わし、その一部は、測定電流がトランジスタ40 4のエミッタに供給されると共に、AKBビーム表示電流として比較器61に送 られる。 種々の変更及び変形を上記本発明の実施例に対し行うことができ る。図5は本発明の原理を適用する図1の実施例の変形を示す。本質的な変形は 、各色に1台ずつの3台の受像管と、3個の別個の黒レベル制御システムとを設 けることである。各受像管は、利用可能な別個のスクリーングリッドG2電極を 有するので、各投写ユニットのスクリーングリッドバイアス制御ユニットから最 小値選択器72を取り除いてもよい。投写ユニット500、502及び504は 、同一であるので、緑色ユニット504の細部だけが示される。 緑色投写ユニット504は、緑色投写受像管30’の陰極36’を駆動するた めの変更の無い緑色ドライバ44を含む。集束/スクリーン電源90は変更され ず、受像管30’のスクリーングリッドと、同様に変更されていないスクリーン グリッドバイアスレギュレータ80の出力とに接続される。他の変更は、選択器 72が除去され、ビーム電流表示信号S6に応答してキャパシタ65の両端に生 じた黒レベル表示電圧を受けるため、増幅器81の入力がドライバ44のノード 66に直結された点だけである。本発明のこの実施例の動作は、選択器72が無 い点を除いて、上記の動作と同じである。この素子を除去し、各投写受像管に固 有の黒レベル調整システムを設けることにより、上記の如く、受像管銃の間の差 異を見込む必要がないので、黒レベル動作レンジに更なる増加が得られる。かく して、各銃は別々に最適化される。 直視形モノクロ受像管と共に動作するための図6の変形は、図5の投写受像管 30’を直視形モノクロ受像管30”で置換し、投写ユニット502及び504 を除去することからなる。動作は、直視形モノクロ受像管を使用する点を除いて 図5の例と同じである。 上記の投写及びモノクロ表示システムに関する利点を得ることが望まれるなら ば、図5及び6の変形は上記の図2及び3の例に容易に適用される。 図7において、図2のシステムは、電力の初期供給後に、受像管30のスクリ ーン電源電圧を直ちに低下させるスクリーングリッド バイアスレギュレータ80内のトランジスタ85のエミッタに接続されたタイミ ング回路700の追加により変形される。 動作電力の初期供給後にスクリーン電源電圧を直ちに低下させる目的は、受像 機のターンオン中に視覚的なアーティファクトを抑制することである。AKBと スクリーングリッドバイアス制御ループとの結合は、受像管陰極がターンオン中 に加熱するので、通常のスクリーングリッド(G2)電圧よりも高い電圧を生じ る傾向のあることが分かった。その結果として、帰線はウォームアップが完了す るまで可視化される。 スクリーングリッド電圧は、制御され、AKBシステムに密接に結合されるの で、陰極電圧の昇圧、又は、制御グリッド(G1)電圧の低下に基づく従来の電 源投入回路は、本発明の目的のため完全に有効という訳ではない。従って、スク リーングリッド電圧がAKB動作に“結合され”又は依存する本発明のような応 用において、(必要に応じて)他の測定がターンオン帰線消去(例えば、陰極電 圧を正にドライブする陰極帰線消去、又は、制御グリッドを負にドライブするこ とによるグリッドG1の帰線消去)を得るため行われるのに加えて、スクリーン 電圧がターンオン中に直ちに低下されることが望ましい。 より詳しく言うと、スクリーングリッド電源遅延タイミングは、ダイオード7 02をトランジスタ85のエミッタ負荷抵抗85と直列に付加し、そのエミッタ をダイオード704とサージ電流制限抵抗706の直列結合を介してタイミング キャパシタ708に接続することにより、回路700に与えられる。ダイオード 704の陽極は、並列接続されたダイオード710及び抵抗712を用いて、低 電圧電源端子(+12V)に接続される。図のスペースの制限のため、素子の値 は示されない。しかし、一例としての値は、抵抗706が330オーム、抵抗7 12が3.3メガオーム、(図示されたような有極の)キャパシタ708は18 0マイクロファラッドであ る。 動作中に、ダイオード710は、受像機がターンオフされたとき、低電圧(+ 12V)電源を介して、キャパシタ708の接地への放電路を与える。受像機の ターンオン後に、キャパシタ708は、ダイオード704を介して12ボルト電 源から充電され、かくして、スクリーンレギュレータトランジスタ85をターン オンし、キャパシタが充電されると共にスクリーン電圧を低下させる。ダイオー ド702は、キャパシタ708が抵抗83から充電電流を受けることを防止する ので、全ての充電電流がトランジスタ85を介して効果的に得られる。これは、 キャパシタ708の所定の容量値に対し最大の充電時間を保証する。抵抗712 により供給された小さい電流(例えば、数マイクロアンペア)は無視することが でき、充電時定数を著しく短縮することがない。抵抗712は、タイミングサイ クルの終了後に、キャパシタ708の漏れ電流を補償するため存在する。かかる 補償により、キャパシタ708が充電された後、本質的に全部のスクリーン調整 電流がトランジスタ82により制御に利用可能であり、スクリーン調整電流はキ ャパシタ708の電荷を維持するために全く必要とされないという利点が得られ る。キャパシタ電圧が(Vbe85とVpn704の両端の降下よりも小さい) トランジスタ85のベースバイアスレベルを超え、ダイオード704がターンオ フし、充電が停止し、通常のスクリーン電圧調整が上記の如くトランジスタ85 を介して開始されたとき、タイミングサイクルは終了する。受像機のターンオフ はダイオード710を介してキャパシタ708を再度放電させ、次に、受像機が ターンオンされたとき、上記の如く、タイミングサイクルが繰り返される。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 て、初期調整に続く調整は必要でない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 受像管(30)の黒レベルを調整する装置であって、 基準電位を上記受像管(30)の制御グリッド(G1)に印加する手段(+2 0V)と、 スクリーングリッド電位を上記受像管のスクリーングリッド(G2)に印加す る手段(90)と、 ビデオ信号を上記受像管の陰極に印加する手段(50)と、 ビーム電流表示信号(S6)を供給する手段(56)と、 上記ビーム電流表示信号から黒レベル表示信号(Va)を得る手段(61,6 5)と、 黒レベル制御のレンジを有するAKB制御ループを形成するため、上記黒レベ ル表示信号(Va)の関数として黒レベル調整電流(Ia)を上記陰極(36) に供給する手段(62,50)と、 上記黒レベル制御のレンジを拡大する第2の黒レベル制御ループを形成するた め、上記黒レベル表示信号の関数として上記スクリーングリッド電位を調整する 調整手段(80)とからなる装置。 2. 上記手段は、 制御信号(S9)を生成するため上記黒レベル表示信号(Va)を基準レベル 信号(+2.2V)と比較する手段(81)と、 上記スクリーングリッド電位の大きさを調整する上記スクリーングリッド電源 (90)内の回路ノード(99)に上記制御信号を供給する回路手段(82,8 4,85,88)とからなる請求項1記載の装置。 3. 上記受像管は3個の陰極及び共通スクリーングリッドにより構成され、 各陰極(32,34,36)の別個の黒レベル表示信号を発生す る手段(40,42,44)と、 上記黒レベル表示信号の最小値の関数として上記スクリーングリッド電位を調 整する手段(72,80)とを更に有する請求項1記載の装置。 4. 上記受像管への動作電圧の最初の供給後に、上記スクリーングリッド電位 を直ちに低下させる手段(700)を更に有する請求項1記載の装置。
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