JPH10501816A - 経粘膜輸送システム - Google Patents

経粘膜輸送システム

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JPH10501816A
JPH10501816A JP8502353A JP50235396A JPH10501816A JP H10501816 A JPH10501816 A JP H10501816A JP 8502353 A JP8502353 A JP 8502353A JP 50235396 A JP50235396 A JP 50235396A JP H10501816 A JPH10501816 A JP H10501816A
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anticoagulant
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JP8502353A
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アール.,エム ベーンズ,ルース
ホリエール,フランコイズ,エル.,アール.,ビー.
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ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 ヘパリン様抗凝血物質の治療に有効な血液レベルを達成又は維持するための粘膜表面を横切ってヘパリン様抗凝血物質を輸送するための製剤。該製剤はヘパリン様抗凝血物質の治療に有効な量と、前記粘膜表面への前記抗凝血物質の放出を許容するのに十分な時間、前記粘膜表面にマトリックスを接触させ続けるための粘膜接着剤又は他の機構と、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 経粘膜輸送システム 発明の背景 発明の分野 本発明は経粘膜薬剤輸送システムに関する。他の態様において、本発明はヘパ リン又はヘパリンフラグメントのようなヘパリン様抗凝血物質を含む薬剤輸送シ ステムに関する。 関連技術の記載 経粘膜薬剤輸送システムは、患者の粘膜表面、典型的に口の粘膜の横切って治 療に効果的な量の薬剤を輸送するよう設計される。口の粘膜を横切る薬剤の輸送 は肝臓の第1通過不活性化、胃腸の経路からの貧弱もしくは不安定な吸収、胃腸 の流体による不活性化、並びに口の薬剤消化を特徴とする他のモードの不活性化 を避ける。薬剤を含む徐放性接着剤包帯、及びパッチ等が当該技術において周知 である。 特許出願WO90/06505(Scholz et al.)は、疎水性エラストマー構成物中に分散 された薬剤及び粒状ポリマー樹脂を含む生物接着組成物を開示する。CARBOPOLTM 樹脂は適切であるといわれるポリマー樹脂の一つであり、この疎水性樹脂はVIST ANEXTMLI00ポリイソブチレン及びVISTANEXLMMHポリイソブチレンの混合物であり 得る。 ヘパリンは、抗凝血物質特性を有する哺乳動物源の陰イオン性ホリサッカリド である。それは、D−グルコサミンとL−イズロン酸もしくはD−グルコン酸の いずれかとの繰り返し単位からなる可変的に硫酸化されたポリサッカリド鎖の不 均一な混合物である。この 分子量は6,000〜30,000ダルトンの範囲である。ヘパリンは、その共有結合した 硫酸及びカルボン酸基の成分のため強酸性である。ヘパリンナトリウムにおいて 、その硫酸単位の酸プロトンはナトリウムインソにより部分的に置換されている 。ヘパリンは、種々の動物組織、特に肝臓、肺又は腸のマスト細胞において生合 成され、保存される。市販のヘパリンはウシ肺又はブタ腸粘膜から単離される。 ヘパリンは、血栓塞栓症の治療及び予防のために、及び血栓崩壊の療法の補助物 として非経口的に与えられる。 低分子量(1500〜8000ダルトン)ヘパリンは、抗凝血物質活性を有するヘパリ ンのフラグメントである。これらは、標準的なヘパリンの化学的又は酸素的解重 合により得られうる。市販の低分子量ヘパリンは製造の方法、分子量の範囲、鎖 の端の基及び硫酸化の程度において異なる。ヘパリンのように、これらの化合物 はアンチトロンビンIIIの作用を阻害するか、ヘパリンより高い抗−因子Xa対抗 トロンビン活性の比率を特徴とする。低分子量ヘパリンはヘパリンより血小板凝 集に対する効果が小さい。それらは静脈の血栓塞栓症の治療及び予防に用いられ る。療法は、血漿抗因子Xa活性の測定により監視され得る。 ダルテパリン(Dalteparin)ナトリウムはブタの腸粘膜から得られたヘパリン の亜硝酸デグラデーションにより調製される。主要な構成物は鎖の還元末端にお いて6−O−スルホ−2,5−アンヒドロ−D−マンニトール構造を有する。こ の構成物の90%の分子量は2000〜9000ダルトンの間であり、平均分子量は約5000 ダルトンである。硫黄成分は約11%である。 エノキサパリン(Enoxaparin)ナトリウムは、ブタの腸粘膜から得られるヘパ リンベンジルエステルのアルカリデグラデーションにより調製される。主要な構 成物は、非還元端における2−O−スル ホ−4−エネピラノスロン酸構造及び鎖の還元端における2−N,6−O−ジス ルホ−D−グルコサミン構造を有する。分子量は3500〜5500ダルトンの範囲であ り、平均分子量は約4500ダルトンである。硫酸化の程度はジサッカリド単位当り 約2である。 ナドロパリン(Nadroparin)カルシウムはブタの腸粘膜から得られるヘパリン の亜硝酸デグラデーションにより調製される。主要な構成物は鎖の非還元端にお ける2−O−スルホ−α−L−イドピラノスロン酸構造及び鎖の還元端における 6−O−スルホ−2,5−アンヒドロ−D−マンニトール構造を有する。平均分 子量は約4500ダルトンである。硫酸化の程度はジサッカリド単位当り約2.1であ る。 パルナパリン(Parnaparin)ナトリウムは、ブタの腸粘膜から得られるヘパリン の過酸化水素及び酢酸銅(II)デグラデーションにより調製される。主要な構成 物は鎖の還元端において2−N,6−O−スルホ−2,5−D−グルコサミン構 造を有する。分子量は4000〜5000ダルトンの範囲である。硫酸化の程度はジサッ カリド単位当り約2.15である。 レビパリン(Reviparin)ナトリウムは、ブタの腸粘膜から得られるヘパリンの 亜硝酸デグラデーションにより調製される。主要な構成物は、鎖の非還元端にお ける2−0−スルホ−α−L−イドピラノスロン酸構造及び鎖の還元端における 2−N,6−O−ジスルホ−D−マンニトール構造を有する。この構成物の90% の分子量は2000〜8000ダルトンの間であり、平均分子量は3500〜4500ダルトンで ある。硫酸化の程度はジサッカリド単位当り約2.2である。 チンザパリン(Tinzaparin)ナトリウムは、ブタの腸粘膜の酸素的デグラデー ションにより調製される。主要な構成物は鎖の非還元端における2−O−スルホ −4−エノピラノスロン酸構造及び鎖の 還元端における2−N,6−O−ジスルホ−D−グルコサミン構造を有する。こ の構造物の70%の分子量は1500〜10,000ダルトンの間であり、平均分子量は約45 00ダルトンである。硫酸化の程度はジサッカリド単位当り2.0〜2.5である。 発明の概要 本発明は、治療的に効果的な量のヘパリン様抗凝血剤を含むマトリックスと、 粘膜へのヘパリンの放出を許容するのに十分な時間、該粘膜の表面と接触してい る該マトリックスを維持するための手段と、を含む薬剤輸送製剤を提供する。 本発明の好ましい実施形態において、前記マトリックスは浸透エンハンサーを 更に含む。他の好ましい実施形態において、ヘパリン様抗凝血物質は低分子量ヘ パリンである。 本発明は、哺乳動物においてヘパリン様抗凝血物質の治療に有効な血液レベル を構成する及び/又は維持する方法であって、 i)本発明の製剤を供するステップと、 ii)前記哺乳動物の粘膜表面に前記製剤を接触させるステッブと、 iii)前記ヘパリン様抗凝血物質の治療に有効な血液レベルを確立及び/又は 維持するのに十分な時間、粘膜表面に前記製剤を接触させておくステップと、 を含む方法も提供する。 図面の簡単な記載 図1は本発明の一実施例の断面図である。 図2は本発明の第2の実施例の断面図である。 図3は本発明の第3の実施例の断面図である。 発明の詳細な記載 本発明は、ヘパリン様抗凝血物質を含むマトリックスを含む薬剤輸送製剤を提 供する。前記マドリックスは、ヘパリン様抗凝血物質を含み、例えばゲル、錠剤 、もしくは粉体のような粘膜表面にそれを放出するのに適したいずれかの形態で あり得る。 マトリックスがゲルである場合、それは好ましくは、ヘパリン様抗凝血物質に 加えてゲル形成剤を含む水性ゲルである。ゲル形成剤は水のベースのゲルを形成 することができ、マトリックスの他の構成物に有害な影響を与えないいずれかの 医薬として許容される薬剤であり得る。適切なゲル形成剤の例は、ガム(例えば ペクチン);モントモリロナイト粘土(例えばVeegum);塩基と反応した架橋さ れたポリサッカリド(例えばエピクロロヒドリンで架橋されたデキストラン)及 び重合アクリル樹脂(例えばCARBOPOLTM樹脂、B.F.Goodrich,Specialty Polymer s and Chemicals Division,Cleveland, OH)を含む。特に好ましいのは、CARBOP OLTM934P,CARBOPOLTMEX165、及びCARBOPOLTMEX214のようなCARBOPOLTM樹脂であ る。 マトリックスが錠剤の形態である場合、それは好ましくはヘパリン様抗凝血物 質に加えて、医薬として許容されるバインダーを含む。適切なバインダーの例は 、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、もしくはヒド ロキシプロピルセルロースのようなセルロース誘導体;コメのデンプンのような デンプン;AEROSILTM200コロイド状二酸化ケイ素(Degussa Corp,Teeterboro,N J)のようなシリカ;並びに先に記載されるCARBOPOLTM樹脂のような重合アクリル 樹脂を含む。 マトリックスが粉体の形態である場合、それは粉体化されたヘパリン様抗凝血 物質単独であり得、又はそれは(以下に記載される) 浸透エンハンサーのような付加的な構成物を含み得る最も好ましいのは、ヘパリ ン様抗凝血物質を含む水性ゲルを凍結乾燥させることにより調製される凍結乾燥 粉体マトリックスである。このような、凍結乾燥粉体マトリックスは、以下に詳 細に記載される好ましい粘液接着剤と共に用いる場合、優れた接着及び薬剤輸送 特性を有する製剤を供することが見い出されている。 ヘパリン様抗凝血物質は治療に有効な量において本発明の製剤内に存在する。 治療に有効な量を構成する量は、用いられる特定のヘパリン様抗凝血物質、処理 される条件、マトリックスの表面領域に従って、及びヘパリンを含むマトリツク ス中に存在する他の構成物により種々である。従って、特定の好ましい量を算出 することは実用的でないが、これらの要因を考慮することにより当業者により直 ちに決定され得る。しかしながら一般に、マトリックスがゲルの形態である実施 形態において、ヘパリン様抗凝血物質はゲルの全重量を基にして約2〜約60重量 %、好ましくは約5〜約20重量%の量存在する。マトリックスが錠剤の形態であ る実施形態において、ヘパリン様抗凝血物質は錠剤の全重量を基にして約1〜95 重量%、好ましくは約30〜65重量%の量で存在する。マトリックスが粉体の形態 である実施形態において、ヘパリン様抗凝血物質は粉体の全重量を基にして約1 〜95重量%、好ましくは約30〜65重量%の量で存在する。 本発明の製剤において用いられるヘパリン様抗凝血物質は抗凝血物質特性を有 するいずれかのオリゴサッカリドであり得る。適切なヘパリン様抗凝血物質は天 然、合成、又は生合成源からのヘパリン又はその活性フラグメント及びフラクシ ョンを含む。また、適切なのは(塩及びエステルのような)先のいずれかの誘導 体である。典型的なヘパリン様抗凝血物質はダルテパリンナトリウム、エノキサ パリンナトリウム、ナドロパリンカルシウム、パルナパリンナトリウム、レビパ リンナトリウム、及びチンザパリンナトリウムを含む。 ヘパリンの抗−Xa活性は次の構造: (式中、RはH又は−SOであり、R′は−SO又は−COCH3である)を有するペン タサッカリド結合部位からおこると言われている。このペンタサッカリドを含む 合成ヘパリン様抗凝血物質が適しており、例えばBiochem.Biophys.Res.Commun.1 983, 116,492(Choay at al.)及び本明細書に言及される引用に記載されるよう に調製される得る。 本発明の製剤において用いるのに適した他のヘパリン様抗凝血物質は、米国特 許第5,013,724号(Petitou et al.)に開示されるもののようなオリゴサッカリド 及びムコポリサッカリドグリコサミノグリカン、米国特許第4,990,502号(Lorme au.et al.)に開示されるもののような低分子量ヘパリン、米国特許第4,713,373 号及び第4,699,900号(Bayol et al.)に開示されるもののようなキシランスル フェート、並びに米国特許第5,110,918号(Casu.et al.)に開示されるもののよう な低分子量ヘパリン、ヘパリンフラグメント、ヘパリンフラクション、米国特許 第5,084,564号(Vila et al.)に開示されるオリゴサッカリドフラクション、並び に特許出願WO92/11294(Della Valle et al.)に開示される低分子量ヘパリン誘 導体を 含む。低分子量ヘパリンが好ましい。低分子量ヘパリンBioparin BF-611(Biobe rica)が最も好ましい。 特定の浸透エンハンサーの組込みが以下に記載されるラットモデルを用いて生 体内測定されたヘパリン様抗凝血物質の浸透比率を大きく増強させることが発見 されている。従って、マトリックスは浸透エンハンサーを更に含む。適切な浸透 エンハンサーは、陰イオン界面活性剤例えばドデシル硫酸ナトリウム);陽イオ ン界面活性剤(例えばパルミトイルDLカルニチンクロライド);非イオン性界面 活性剤(例えばlaureth 9、ポリオキシエチレン20ステアリルエーテル、ポリオ キシエチレン20セチルエーテル、ポリオキシアルキレン);脂質(例えばドデカ ノイルL−α−ホスファチジルコリン);胆汁酸液(デオキシコール酸ナトリウ ム、タウロデオキシコール酸ナトリウム)及び関連化合物(例えばタウロ−24, 25−ジヒドロフシジン酸ナトリウム)を含む。好ましい浸透エンハンサーは非イ オン性界面活性剤、特にlaureth 9である。エンハンサーはマトリックス中に実 質的に均一に溶解又は分散される。 マトリックスは当業者により容易に決定される量において他の成分、例えば香 料又は染料等のような賦形剤を含み得る。 本発明の製剤はマトリックスを粘膜表面に接触させておくための手段を含む。 適切な手段は粘膜に接着することが知られている接着剤(“粘膜接着剤”として 本明細書に言及される)を含む。本発明の製剤に用いるための粘膜接着剤は粘膜 表面に接着するいずれかの組成物であり得る。適切な粘膜接着剤は米国特許第4, 615,697号(Robinson)及び第5,113,860号(McQuinn)に開示されるものを含む。 好ましい粘膜接着組成物は、特許出願第WO90/06505号に開示されるものを含む 。このような好ましい粘膜接着剤は、 1)約100μm以下、好ましくは約1μm〜約80μmの間、更に好ましくは約 1μm〜約30μmの間、最も好ましくは約2μm〜約10μmの間の平均粒径を有 し、ポリマー樹脂の全重量を基にして少くとも約55重量%のカルボン酸成分を含 む粒状ポリマー樹脂と、 2)樹脂を100重量部として、約20重量部〜約250重量部、好ましくは約20重量 部〜約150重量部、最も好ましくは約25〜約75重量部の疎水性エラストマー構成 物と、 を含み、前記樹脂が前記エラストマー構成物を通して実質的に全体に分散され ており、その組成物が、樹脂の全重量を基にして約10重量%未満、好ましくは約 6重量%未満、更に好ましくは約4重量%未満、最も好ましくは約2重量%未満 の水を含むことを特徴とする。 好ましい粘膜接着剤のポリマー樹脂構成物は、樹脂の全重量を基にして少くと も約55重量%のカルボン酸成分を含む。適切なカルボン酸含有モノマーはアルク ル酸、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸、及びメタクリル酸等、並びにそ れらの組合せを含む。アクリル酸が好ましい。ポリマー樹脂は、メチルビニルエ ーテル及び低級アルキル(メタ)アクリレート等のようなカルボン酸含有モノマ ーと重合可能であるコモノマーの少量(例えばポリマー中の全モノマーの全重量 を基にして約20重量%未満)も含み得る。 約400,000〜約5,000,000の間の分子量を有する直鎖状ポアクリル酸樹脂が本発 明の組成物に用いるのに適していることが見い出されている。しかしながら更に 好ましいのは架橋された樹脂である。最も好ましい樹脂は、スクロースのアリル エーテル又はペンタエリトリトールのアリルエーテルのようなポリアルケニルポ リエーテルの、樹脂の全重量を基にして約0.75重量%〜約2重量%で架橋された 、約750,000〜約4,000,000、好ましくは約2,000,000〜約4,0 00,000、更に好ましくは約3,000,000の間の分子量を有するポリアクリル酸を含 むものを含む。このタイプの特に好ましい樹脂は、商標CARBOPOLTM樹脂(例えば B.F.Goodrich Co.,Specialty Polymers and Chemical Pivision,Cleveland,O HからのCARBOPOLTM樹脂EX165,EX214,910,934,934P,941,951、及び1342) を含む。他の適切な樹脂は“ポリカーボフィル”、A.H.Robins CO.,Richmond, Virginiaであり、シビニルグリコールで架橋されたポリアクリル酸としてUSPXX に記載されている。 樹脂中のカルボン酸成分は、形成プロトン化カルボン酸官能基として又は中和 されたカルボン酸塩として存在し得る。例えば、先に列挙されたもののようなポ リアクリル酸樹脂又は架橋された樹脂はアルカリ金属の塩基により、又は二価も しくは三価金属(例えばZn+2,Ca+2,Mg+2又はAl+3)の塩基により部分的に中和 され得る。Endragit ETM(ジメチルアミノエチルメタクリレート及び中性メタク リレートのコポリマー、Rohm Pharma,Weiterstadt,Germany)のような塩基性ポ リアミンも樹脂を中和するのに用いるのに適する。好ましい塩基はNaOHである。 これらの好ましい粘膜接着剤におけるエラストマー構成物に用いるのに適した 材料の例は、KratonTMゴムとしてShell Chemical Co.から利用できるもののよう なブロックスチレン−ブタジエン−スチレンコポリマー及びブロックスチレン− イソプレン−スチレンコポリマー、全てExxon Chemical,Houston TXからのVIST ANEXTMLM-MHポリイソブチレン(粘度平均分子量約53,000)、VISTANEXTML-80ポ リイソブチレン(粘度平均分子量約900,000)、及びVISTANEXTML-100ポリイソブチ レン(粘度平均分子量約1,200,000)のようなポリイソブチレンのようなポリオレ フィン、ポリブタジエン、ブチルゴム(イソブチレン及びイソプレンのコポリマ ー)、並びにイソプレン ゴム、例えば(Arakawa Chemical Co.,Chicago,ILからのLIR-50ポリイソプレ ン及びGoodyear,Akron,OHからのNATSYNTMポリイソプレンとして利用できるも ののような)ポリイソプレンのような炭化水素;官能性ポリイソブレン、例えば (ArakawaからLIR-410ポリイソプレンとして利用できるもののような)カルボキ シ−官能性ポリイソプレン及び(ArakawaからのLIR-506ポリイソプレンとして利 用できるもののような)ヒドロキシ−官能性ポリイソプレンのような官能基化さ れたポリオレフィン;並びに先に記載のものの2以上の混合物を含む。炭化水素 はエラストマー構成物に用いるのに最も好ましい材料である。 本発明の製剤は、好ましくは裏材を含む。この裏材は大量の流体が流れるのを 防ぐいずれかの柔軟なフィルムであり得、ヘパリン様抗凝血物質の損失に対する 防壁を供し、マトリックスの成分に実質的に不活性である。裏材の材料は、ポリ エチレン、ポリプロピレン、エチレン−ビニルアセテートコポリマー、及びポリ ウレタン等のようなテープ又は包帯のための裏材として用いられる慣用的な材料 のいずれかであり得る。また、疎水性エラストマーの層は裏材として機能し得る 。好ましい裏材の材料はTEGADERMTM外科用包帯(3M Company,St.Paul,MN)の ようなアクリレート感圧接着剤コートされたポリウレタンフィルムを含む。 好ましい実施形態の記載 図1は、引用番号1に一般的に示される製剤を示す。製剤10は、(i)裏材層 (ii)該裏材層の一表面に隣接し、治療に有効な量のヘパリン様抗凝血物質を含 むマトリックス、ここで該マトリックスは裏材層の一部がマトリックスの周囲か ら外側に広がるように裏材層より小さい外面を有する、及び(iii)裏材層の外 側に広がる部分 を覆う粘膜接着剤層を含む本発明の実施形態を示す。裏材層12の下側はその周囲 を取り巻いて粘膜接着剤14の層を有する。集まった裏材12及び粘膜接着剤14の周 囲の環は貯蔵所16を形成する。貯蔵所16はそれを通して分散されたヘパリン様抗 凝血物質19と共にマトリックス18を含む。 引用番号20により一般に示される図2の製剤は、裏材22が粘膜表面に直接接触 することを意図された部分以外の製剤20の実質的に全てを覆うことを除いて図1 の製剤のデザインと同様である。 先に記載される好ましい粘膜接着剤の水和の任意の比率が存在することが見い 出されている。本発明の製剤において存在するマトリックスの特定のタイプによ って、図1又は2における貯蔵所16の壁を通しての粘膜接着剤の水和は、任意の 比率より速くおこり得、結果として接着の時期尚早の損失を生ずる。 図3は、図2の製剤20のデザインに類似した製剤30を示す。製剤30は、マトリ ックス19及び粘膜接着剤14の間のバリアー要素24並びにマトリックス18を含む貯 蔵所を含む。バリアー要素24はマトリックスが粘膜接着剤を隔離するように作用 する。それは、水に対して、及び接着の意図された部位に存在するであろう粘膜 流体に対して好ましくは実質的に不透過性である。このようなバリアー要素を有 する製剤は粘膜に接触する表面を通してのみ水和され得、貯蔵所を通して水和さ れない。それゆえこの形状はマトリックスとして水性ゲルを用いる実施形態にお いて特に必要とされる。 本発明の製剤は当業者に公知である一般的な方法によって調製され得る。好ま しい粘膜接着剤は、特許出願番号WO90/06505において先に記載される方法に従っ て調製され得る。同様にマトリックスは当業者により容易に調製され得る。 マトリックスがゲルの形態である場合、それは最初にゲルを形成 するために水とゲル形成剤とを組み合わせることにより調製される。浸透エンハ ンサーのような任意の賦形剤が添加され、混合されて均一なゲルを形成し、次に 均一に混合すると供に、ヘパリン様抗凝血物質を加えてゲル形成を促す、マトリ ックスが錠剤の形態である場合、浸透エンハンサーのような任意の賦形剤に結合 剤を組み合わせて均一な混合物を形成し、その後ヘパリン様抗凝血物質を加えて 均一に混合することにより、バルク粉体製剤が最初に調製される。その後、バル ク粉体を慣用の手段を用いて圧縮して錠剤を形成する。マトリックスが粉体の形 態である場合、錠剤のために調製されたバルク粉体製剤が用いられ得、あるいは ゲル製剤が凍結乾燥されて粉体を供する。 図1,2及び3に示されるもののような本発明の製剤は、パッチの中央部分が 除去されるように粘膜接着剤のシートを個々のパッチ(例えば1.3cmの内径と2.5 cmの外径とを有する環の形状におけるバッチ)に打ち抜くことにより調製され得 る。その後裏材を粘膜接着剤パッチの一表面に積層して貯蔵所を形成する。その 後、ヘパリン様抗凝血物質を含むマトリックスを貯蔵部分内におく。あるいは、 凍結乾燥された粉体マトリックスを含む製剤は、最初に水性ゲルマトリックスを 調製し、それを貯蔵所内に充填し、そして出来た製剤を凍結乾燥することによっ て調製され得る。 本発明の製剤は、ヘパリン様抗凝血物質で治療することができる状態(例えば 静脈の血栓塞栓症の治療及び予防)を治療するのに用いられ得る。一般的に、本 発明の製剤は、哺乳動物の、口の粘膜、例えば頬の粘膜又は歯肉の粘膜のような 粘膜表面に適用され、意図された治療効果を達成するために、確立するのに十分 な時間とどまり、又はヘパリン様抗凝血物質の治療に有効な血液レベルを維持す る。製剤がその場にとどまる時間は特定の製剤に、及び意図される 治療効果による。適切な時間は当業者により容易に選択され得る。 本発明の製剤と共に用いられる手順及びテスト方法は以下に記載される。 試験管内浸透テスト方法 特定のマトリックスからのヘパリン様抗凝血物質の放出は以下の方法に従う拡 散細胞を用いて測定される。 ポリビニルピロリドン/酢酸セルロースヒドロゲルを次のように調製する。ポ リビニルピロリドン(平均分子量360,000;Aldrich Chemical Company)の9.6g の部分及び酢酸セルロースの2.4g部分を1時間、真空下で100℃で乾燥させ、そ の後デシケーター内で周囲の温度に冷却させる。この乾燥した材料をガラスジャ ー内でアセトン(108mL)及びスタノール(12mL)を組み合わせる。このジャーに 窒素を流して密閉した後、少くとも12時間、ミキサー上におく。スピン−キャス ターシリンダーをシリコン解離ライナーへ裏付けし、スピン−キャスター内にお き、その後20分間、窒素で一掃する。窒素線を除去して、ポリビニルピロリドン /酢酸セルロース溶液の一部をシリンダー内に注入し、窒素線を再び取り付けて 、少くとも12時間、スピンキャスターを運転する。この結果として生ずる乾燥ヒ ドロゲルをシリンダーから除去してジャーの中に保存する。使用する前にヒドロ ゲルを少くとも30分間、脱塩水で水和させる。 水和されたヒドロゲルのセクションを拡散細胞の下側(レセプター細胞)部分 上におく(他に示されなければ2cm2)。テストされるべきマトリックスをヒドロ ゲルのセクションの中心においた後、拡散細胞の上側(ドナー細胞)部分を下側 部分上に積んだ。水の一部を水をヒドロゲルに接触させるのに十分なだけレセプ ター細胞に加える。サンプリングボートをPARAFILMTMラボラトリーフィルムで覆 う。その後拡散細胞を37℃において加熱マグネチックスターラー上 におく。全てのこれらの細胞及びマグネチックスターラーを細胞の周りを37℃の 環境を維持するためプレキシガラスボックス内におく。レセプター細胞における 培地をマグネチック撹拌棒の手段により実験全体を通して撹拌する。培地の全容 量を特定の時間の間隔においてレセプター細胞から除去して直ちに新鮮な培地に おきかえる。 回収された培地を以下のようにヘパリン様抗凝血物質について分析する。サン プルを脱塩水で、又は等張塩類溶液(水中0.2%NaCl)で適当に希釈する。希釈 したサンプルの5mLの部分を遠心チューブ内にいれる。トルエンブルー溶液(0.2 %塩類溶液中0.005%トルイジンブルー)の2.5mL部分をチューブに加え、その後3 0秒間、ボルテックスミキサー内におく。ヘキサン(5mL)をチューブに加え、 その後30秒間、ボルテキシングする。このチューブを5分間、3000rpmで遠心す る。有機及び水性相を分離する。この水性相を0.45μmフィルターに通してろ過 物の625nmにおける吸収を分光光度計を用いて測定する。ヒドロゲルに浸透し培 地内に通過したマトリックス中に初めから存在するヘパリン様抗凝血物質の累積 百分率として報告する。 生体内ラットモデル ゲルからのヘパリン様抗凝血物質の生体内輸送をラットモデルを用いて測定す る。 この方法は重量において220〜500グラムのラットを用いる。ウイスター(Wista r)ラットが好ましいモデルである。ラットをエーテルで麻酔し、次に最初に皮膚 を通して縦の切り込みを入れ、後で下の筋肉に切り込みを入れる。食通を単離し て外利用結紮糸で縛って止める。切り込みを外科用スタープラーで閉じる。外科 的処理の後各々のほおに全量の半分をシリンジ投与することにより、ラットにゲ ルで投与する。このラットを投与及び血液回収のため再び少し麻 酔する。投与後0.1,2,3、及び4時間に血液サンプルを回収する。血漿中の ヘパリン様抗凝血物質濃度をテストキット(StachromTMHeparin from Diagnostic a Stago,9rue des Freres Chausson,92600 Asnieres-sur Seine,Frame)を用い て抗Xaを測定する酵素方法により測定する。結果を血漿のmL当りの抗Xa単位の数 として報告する。 生体内イヌモデル 本発明の製剤からのヘパリン様抗凝血物質の生体内輸送をイヌモデルを用いて 測定する。 この方法は14〜20kgの雄及び雌のビーグル犬を用いる。本発明の2つの製剤を 頬領域又は歯肉のいずれかの上に置く。血液サンプルを特定の時間回収し、ヘパ リン様抗凝血物質の血漿レベルをラットモデルに関して先に記載されるように測 定する。 粘膜接着剤の調製 溶媒キャスティング 50重量%のCARBOPOLTM934P樹脂(B.F.Goodrich)、20重量%のVISTANEXTMLI00ポ リイソブチレン及び30重量%のVISTANEXTMLMMHポリイソブチレン(Exxon Chemic al Company)を次のように調製する。 CARBOPOL 934P樹脂(100g)のサンプルをトルエン及びヘキサンの1:1(v/ v)混合物200g中においた。この溶液の5分間、撹拌したVISTANEX LM-MH(60 g)及びVISTANEX L-100(40g)をトルエン及びヘキサンの1:1(v/v)混 合物(192.3g)中に含む保存溶液を調製して添加する。組み合わされた混合物を 室温で1時間、撹拌する。 約3mmの湿厚におけるシリコーン化された剥離ライナー上に先の調製された溶 液をナイフコーティングすることによりシート材料を調製し、30℃で3時間乾燥 させた。要求される形及び大きさのパッ チをシートから打ち抜き要求されるものとして裏材を適用した。 粉体 2−ロールミルを用いて次のように組成物を調製した: ポリイソブチレン(VISTANEX LM-MH 43.75g)をFarrell-Birminghan2−ロー ルミルに加え、ローラー上に分散されるまで粉砕した。ポリイソプレン(6.25gN ATSYN 2210,Goodyear)を加えて実質的に均一な混合物が得られるまで粉砕を続 けた。CARBOPOL 934P(50g)を粉砕しながらゆっくりと加え、均一な組成物が得 られるまで続けた。ローラーから材料を周期的に除去し、それをボールに成形し て再び粉砕することが必要であった。ローラーをこすることによりミルから組成 物を除去した。 約1mm厚を有する積層体を供するため約40℃に加熱された圧盤プレスにおいて シリコン化コート剥離ライナーの2つのシート間で組成物のサンプルをプレスし た。要求される形及び大きさのパッチをシートから打ち抜いた。 CARBOPOL樹脂のナトリウム塩の調製 CARBOPOL樹脂(40g)を激しい撹拌とともにメタノール(340mL)中水酸化ナ トリウム(16g)を含む溶液に加える。結果として生ずる混合物を7時間、撹拌 した後、約48時間、周囲の温度におく。その混合物を再び撹拌した後、塩を3〜 4時間、65℃でオーブン内で乾燥させる。乾燥された塩を窒素下でボトル内に保 存する。 錠剤標品 錠剤1 CARBOPOL 934P樹脂(0.023g)のナトリウム塩を塩化ナトリウム(0.023g)に すり鉢内で混合することによりバルク粉体を調製した。その後ドデシル硫酸ナト リウム(0.07g,Sigma,St.Louis Mo)をこの混合物内に混合し、次に低分子量 ヘパリン(0.14g,平均 分子量5200,Bioiberica,Barcelona,Spain)に混合した。このバルク粉体製剤 の個々の部分を重りとり、次に手で圧縮して錠剤を形成した。この結果として生 ずる錠剤の組成を表1に示す。表1の全ての量はmgである。 錠剤2〜6 表1に関連した先に記載の一般的方法を用いて一連のバルク粉体製剤を調製し 、錠剤に圧縮した。この組成を全ての量がmgにおいて示される表1に示す。 錠剤7 すり鉢内でCARBOPOL 934P樹脂(0.023g)及びAEROSIL200(0.035g、コロイド二 酸化ケイ素、Degussa,Corp,Teeterboro,NJ)の混合物にLaureth-9(0.07g,C12 H25(OCH2CH2)n OH(ここでnは9の平均値である)、Sigma)をゆっくりと加える ことにより調製し、次に混合して均一な混合物とした。塩化ナトリウム(0.023g )をこの混合物内に混合し、次に低分子量ヘパリン(0.14g、平均分子量5200,Bi oberica,Barcelona,Spain)に混合した。結果として生じた粉体を圧縮して錠剤 を形成した。個々の錠剤の組成を全ての量をmgで示した表1に示す。 先に記載の試験管内テストを用いて錠剤1〜7からの放出を測定した。この結 果を、各々の値が3の拡散細胞からの平均を表す表2に示す。 錠剤8〜13 塩化ナトリウムを除いた他は、錠剤1に関連して先に記載される一般的方法を 用いて、一連のバルク粉体製剤を調製し、その後0.5cm2の領域を有する錠剤に圧 縮した。個々の錠剤の組成を、全ての量をmgで示した表3に示す。錠剤からの放 出を先に記載の試験管内テストを用いて測定した結果を、各々の値がその拡散細 胞の平均である表4に示す。 錠剤14〜20 先に記載の一般的方法を用いて、種々のプルロニック酸(Pluronic acid)(BASF )が浸透エンハンサーとして作用する一連の錠剤(0.25cm2)を調製した。個々の錠 剤の組成を全ての量がmgで示される表5に示す。これらの錠剤からの放出を先に 記載の試験管内テスト方法を用いて測定した。結果を各々の値からの拡散細胞の 平均である表6に示す。 ゲル製剤 ゲル製剤1 水酸化ナトリウム(INの96mL)を脱塩水(qs200mL)中CARBOPOL 934P樹脂(8g )の分散物に加えた;透明な堅いゲルを供するためにシステムをほとんど直ちに つめた。ドデシル硫酸ナトリウムをゲルに加えて均一に混合した。低分子量ヘパ リン(平均分子量3450〜4004; Bioiberica,Barcelona,Spain)を加えた。(各 々の部分が128mgゲル、7mgドデシル硫酸ナトリウム及び15mgヘパリンを含む) 製剤の150mg部分を拡散細胞上におかれたヒドロゲル上に広げることにより、先 に記載の試験管内テスト方法を用いて放出を測定した。この結果を各々の値から の拡散細胞の平均である表7に示す。 ゲル製剤2 ドデシル硫酸ナトリウムをLaureth-9におきかえた他は先に記載の方法に従っ て、ゲル製剤を調製し、テストした。 ゲル製剤3〜5 以下の表8に掲げる数種の成分を含む混合物に水をゆっくりと加えることによ り、一連のデキストランゲル製剤を調製した。組成を全ての量がmgで示される表 8に示す。ゲル製剤1に関連して記載さ れるように放出を測定した。これを各々の値が3の拡散細胞の平均である表9に 示す。 ゲル製剤6 ゲル製剤1に関連して先に記載される方法に従ってゲルを調製した。標準的な ヘパリン(185ユニット/mgの抗Xaを含む分子量10,000〜15,000,AKZO)をゲルのm L当り0〜100mgのヘパリンの濃度の範囲で加えた。先に記載のラットモデルを用 いて生体内輸送を測定した。表10に示されるヘパリンの投与量を供するようにゲ ル製剤の0. 2mLを各々のラットに投与した。結果を次の表10に示す。 ゲル製剤7 ゲル製剤1に関連する先に記載の方法に従ってゲルを調製した。低分子量ヘパ リン(分子量3132,138ユニット/mgの抗Xaを含む平均分子量3450ダルトン、Biob erica,Barcelona,Spain)をゲルのmL当り0〜100mgのヘパリンの濃度範囲でゲ ルに添加した。先に記載のラットモデルを用いて生体内輸送を測定した。表11に 示される投与量を供するためにゲル0.2mLを各々のラットに投与した。結果を次 の表11に示す。 ゲル製剤8 ゲル製剤2に関連して先に記載される方法に従ってゲルを調製した。Laureth- 9をゲル製剤の全重量を基にして0,2,5及び10重量%で組み込んだ。低分子 量ヘパリン(分子量3132,138ユニット/mgの抗Xaを含む平均分子量3450ダルトン 、Bioberica,Barcelona,Spain)をゲルのmL当り10mgのヘパリンの濃度で組み込 んだ。先に記載のラットモデルを用いて生体内輸送を測定した。ラット当り2mg のヘパリンの投与を供するように各々のラットに0.2mLのゲルを投与した。結果 を次の表12に示す。 ゲル製剤9 ゲル製剤1に関連して先に記載される方法に従って、ゲルを調製した。ゲル製 剤の全重量を基にして0〜5重量%においてLaureth-9をゲルに組み込んだ。低 分子量ヘパリン(分子量3132,138ユニット/mgの抗Xaを含む平均分子量を3450 ダルトン、Bioiberica,Barcelona,Spain)をゲルのmL当り25mgのヘパリンの濃 度において組み込んだ。先に記載のラットモデルを用いて生体内輸送を測定した 。ラット当り5mgのヘパリンの投与を供するために0.2mLのゲル製剤を各々のラ ットに投与した。結果を次の表13に示す。 ゲル製剤10 ドデシル硫酸ナトリウムを除去し、Brij58(ポリオキシエチレン20ステアリル エーテル、Sigma)又はBrij78(ポリオキシエチレン20セチルエーテル、Sigma)を ゲル製剤の全重量を基にして0〜5重量%で組み込んだ他は、ゲル製剤1に関連 して先に記載される方法に従って製剤を調製した。低分子量ヘパリン(113ユニッ ト/mgの抗Xaを含む平均分子量3949ダルトン、Bioiberica,Barcelona,Spain) をゲルのmL当り25mgのヘパリン濃度において組み込んだ。先に記載のラットモデ ルを用いて生体内輸送を測定した。ラット当り5mgのヘパリンの投与量を供する ために0.2mLのゲル製剤を投与した。結果を次の表14に示す。 ゲル製剤 ゲル製剤1に関連して先に記載の方法に従って製剤を調製した。ドデシル硫酸 ナトリウムを除去して以下の表15に示される浸透エンハンサーをゲル製剤の全重 量を基にして2,5及び/又は10重量%において組み込んだ。低分子量ヘパリン (65〜144ユニット/mgの抗Xaを含む平均分子量3450〜4950ダルトン、Bioiberica ,Barcelona,Spain)をゲルのmL当り10,25及び50mgのヘパリンの濃度で組み込ん だ。先に記載のラットモデルを用いて生体内輸送を測定した。表15(ここで“n ”は用いたラットの数を示す)に示されるヘパリンの投与量を供するように0.2m Lのゲル製剤を各々のラットに投与した。得られた値を各々の製剤のための促進 効果(P%)を計算するのに用いた。促進効果を次の等式: (式中、Cmax(H)はエンハンサーなしのヘパリン投与後の血漿中 の最大抗Xa活性に等しく、Cmax(H+E)はエンハンサーと共にヘパリン投与し た後の血漿中の最大抗Xa活性に等しい)を用いて計算した。結果を次の表15に示 す。 実施例1 粘膜接着剤(50%CARBOPOL 934P,20%VISTANEX L100;30% VISTANEX LMMH;先 に記載される溶媒キャスティング法に従って調製されたもの)を外径2.52cm、内 径1.38cm、厚さ1〜1.4mmの厚さに打ち抜いた。TEGADERMTM外科用包帯を、その 両方の用いた領域及び粘膜接着剤が裏材にかぶせられるようにリングの一側面に 積層した。 ゲル製剤1に関連して先に記載される方法に従ってゲルを調製した。Laureth- 9を製剤の全重量を基にして2,5及び10重量%で組み込んだ。低分子量ヘパリ ン(138ユニット/mgの抗Xaを含む平均分子量3450ダルトン、Bioiberica,Barelo na,Spain)をゲルのmL当り100mgのヘパリンの濃度において組み込んだ。製剤を 輸送製剤の貯蔵所部分内においた。 その後これらの製剤からの低分子量ヘパリンの生体内輸送を先に記載のイヌモ デルを用いて測定した。この製剤を頬領域に付着させた。各々同じゲル製剤を含 む2つの製剤を各々の犬に用いた。結果を以下の表16に示す。 実施例2〜4 粘膜接着剤(50%CARBOPOL 934P,20% VISTANEX L100;30% VISTANEX LMMH; 先に記載の溶媒キャスティング法に従って、調製されたもの)を外形2.52cm、内 径1.38cm、厚さ1〜1.4mmを有するリングに打ち抜いた。TEGADERMTM外科用包帯 の一層を、粘膜接着剤のみが裏材で敷かれ、中心の開放領域には敷かれないよう に粘膜接着剤リングの一側面に積層した。MICROPORETM外科用テープ(3M Comp any)の層を、開放領域及び粘膜接着剤/裏材積層部分の両方が重なるようにリ ングの同じ面に積層した。 錠剤1に関連して先に記載される一般的方法を用いて、低分子量ヘパリン(14 4ユニット/mgの抗Xaを含む平均分子量5300ダルトン、Bioiberica,Barcelona, Spain)を含む一連のバルク粉体製剤を手 で圧縮して錠剤を形成した。個々の錠剤の組成を全ての量がmgで示される表17に 示す。各々の錠剤を製剤の貯蔵所内においた。 これらの製剤からの低分子量ヘパリンの生体内輸送を先に記載のイヌモデルを 用いて測定した。各々が同じ錠剤製剤を含む2つの製剤を各々のイヌに用いた。 この結果を表18に示す。ここで、値は4のイヌ(実施例3及び4)又は6のイヌ (実施例2)からの平均である。 実施例5 粘膜接着剤(50%CARBOPOL 934P,20%VISTANEX L100;30% VISTANEXLMMH;先 に記載の溶媒キャスティング法に従って調製されたものを外径2.52cm、内径1.38 cm、厚さ1〜1.4mmを有するリングに切り抜いた、TEGADERMTM外科用包帯の層を 、中心における開放領域が重ねられるように粘膜接着剤リングの一側面に積層し た。MICROPORETM外科用テープの層を、粘膜接着剤及び貯蔵部分の両方が重ねら れるようにリングの同じ側面に積層した。実施例4のそれと同じ製剤を有する製 剤を輸送製剤の貯蔵所においた。これらの製剤からの低分子量ヘパリンの生体内 輸送を、1のイヌにおけるクロスオーバー投与で先に記載のイヌモデルに用いた 実施例4の製剤からのそれと比較した。この結果を次の表19に示す。 実施例6 粘膜接着剤(50%CARBOPOL 934P,6.25%NATSYN2210、及び43.75%VISTANEXLMM H;先に記載の2−ロール粉体法に従って調製されたもの)を外径2.52cm、内径1 .38cm及び厚さ1〜1.4mmを有するリングに切り抜いた。TEGADERMTM外科用包帯の 一層を、中心の開放領域が重なるように粘膜接着剤の一側面に積層した。その後 、MICROPORETM外科用テープの層を、粘膜接着剤及び貯蔵部分の両方が重なるよ うにリングの同じ側面に重層した。 ゲル製剤1に関連して先に記載される方法に従ってゲルを調製した。その後La ureth-9及び低分子量ヘパリン(113ユニット/mgの抗Xaを含む分子量3949,Bioi berica,Barcelona,Spain)を組み込んだ。製剤を−20℃に凍結した後、LYOVAC GT2(Leybold-Heraeus GMBH)を用いて凍結乾燥させた。この凍結乾燥された材料 を粉砕して15.3重量%CARBOPOL 934Pナトリウム塩(3.64mg/ユニット)、28.2 重量%Laureth-9(7.0mg/ユニット)及び56.4重量%低分子量ヘパリ ン(14.0mg/ユニット)を含む粉体を供した。この粉体を貯蔵部分に充填して図 3に実質的に示される製剤とした。 その後、これらの製剤からの生体内輸送を先に記載されるイヌモデルを用いて 測定した。2つの製剤を各々のイヌにつけた。結果を次の表20に示す。 実施例7 粘膜接着剤(30%CARBOPOL 934P,61.25%VISTANEX LMMH,8.75%NATSYN2210 、先に記載の粉砕過程に従って調製されたもの)のシートを外径2.52cm、内径1. 38cmを有するリングに切り抜いた。裏材プレーヤーを実施例6に記載されるよう に適用した。その後、壁厚0.026cmを有するゴムリングを粘膜接着剤リング内に おいた。 ゲル製剤2に従うゲル製剤を調製した輸送製剤の穴に充填した。(図3に実質 的に示されるような充填された製剤を−53℃に凍結してLYOVAC GT2装置内で凍結 乾燥させた。凍結乾燥されたパッチを5cm2拡散細胞を用いて先に記載されるIn Vitro Penetration Test Methodに従ってテストした。結果を次の表2に示す。 ここで、各々の数は3の独立した測定の平均である。 実施例8 すり鉢内で(先に記載のように調製された)CARBOPOL 934Pナトリウム塩にLau reth9をゆっくり加えることによりバルク粉体製剤を調製した。その後、低分子 量ヘパリンを加えた。この粉体はユニット当り、2.8mg CARBOPOL 934Pナトリウ ム塩7.0mg laureth9、及び14.0mg低分子量ヘパリン、(BF−611,Bioiberica,Ba rcelona,Spair)を含んでいる。この粉体を含む実施例6に記載されるようなパ ッチを調製した。 凍結乾燥された粉体を含むパッチを先の実施例6に従って調製した。 この2つのパッチを先に記載のIn Vitro Penetration Test Methodに従ってテ ストした。この結果を以下の表22に示す。ここで、各々の数は3の独立した測定 の平均である。 先に記載の製剤を生体内イヌモデルにおいてもテストした。結果を以下に示す 。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年7月18日 【補正内容】 請求の範囲 1.治療に有効な量のヘパリン様抗凝血物質を含むゲル、粉体もしくは錠剤マ トリックスを含む貯蔵部と、粘膜表面への該ヘパリン様抗凝血物質の放出を許容 するのに十分な時間、該粘膜表面に前記マトリックスを接触させ続けるための手 段と、を含み、前記粘膜表面にマトリックスを接触させ続けるための手段が、前 記マトリックスの周縁部の周囲に位置した粘膜接着剤であることを特徴とする薬 剤輸送製剤。 2.前記ヘパリン様抗凝血物質が低分子量ヘパリンであることを特徴とする請 求項1に記載の製剤。 3.前記ヘパリン様抗凝血物質が約1000〜約7500ダルトンの間の平均分子量を 有することを特徴とする請求項1に記載の製剤。 4.前記ヘパリン様抗凝血物質が約3500〜約5500ダルトンの間の平均分子量を 有することを特徴とする請求項1に記載の製剤。 5.前記ヘパリン様抗凝血物質が、ダルテパリンナトリウム、エノキサパリン ナトリウム、ナドロパリンカルシウム、パルナパリンナトリウム、レビパリンナ トリウム及びチンザパリンナトリウムからなる群から選択されることを特徴とす る請求項1に記載の製剤。 6.前記ヘパリン様抗凝血物質が前記マトリックスの全重量を基にして約1〜 約95重量%の量で該マトリックス中に存在することを特徴とする請求項1に記載 の製剤。 7.前記マトリックスが凍結乾燥された粉体の形態であることを特徴とする請 求項1に記載の製剤。 8.前記マトリックスが浸透エンハンサーを更に含むこと特徴とする請求項1 に記載の製剤。 9.前記浸透エンハンサーが、ドデシル硫酸ナトリウム、Lauret h 9、デオキシコール酸ナトリウム、タウロ−24,25−ジヒドロフシジン酸ナト リウム、パルミトイルDLカルニチンクロライド、ドデカノイルL−α−ホスファ チジルコリン、ポリオキシエチレン20ステアリルエーテル、及びポリオキシエチ レン20セチルエーテルからなる群から選択されることを特徴とする請求項8に記 載の製剤。 10.前記浸透エンハンサーが前記マトリックスの全重量を基にして約2重量% 〜約10重量%の量で該マトリックス中に存在することを特徴とする請求項8に記 載の方法。 11.前記粘膜接着剤が、 i)約100μmの以下の平均粒子径を有し、ポリマー樹脂の全重量を基にして 少くとも約55重量%のカルボン酸成分を含む該粒状ポリマー樹脂と、 ii)該樹脂の100重量部を基にして約20重量部〜約250重量部の疎水性エラスト マー構成物であって、前記樹脂が該エラストマー構成物に実質的に全体に分散さ れているエラストマー構成物と、 を含み、前記粘膜接着剤が前記樹脂の全重量を基にして約10重量%未満の水を含 むことを特徴とする請求項1に記載の製剤。 12.i)裏材層と、 ii)該裏材層の一表面に隣接し、治療に有効な量のヘパリン様抗凝血物質を含 むマトリックスであって、該マトリックスが前記裏材層より小さい周縁部を有し 、前記裏材層の一部分が前記マトリックスの周縁部が外側に広がるマトリックス と、 iii)前記裏材層の前記外側に広がる部分の少くとも一部を覆う粘膜接着剤層 と、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の製剤。 13.i)裏材層と、 ii)該裏材層の一表面に隣接し、治療に有効な量のヘパリン様抗 凝血物質を含むマトリックスと、 iii)該マトリックス周縁部のまわりの粘膜接着剤と、 iv)前記マトリックスと前記粘膜接着剤との間に介在するバリアー要素と、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の製剤。 14.哺乳動物において、ヘパリン様抗凝血物質の治療に有効な血液レベルを達 成及び/又は維持する方法であって、 i)請求項1〜13のいずれかに記載の製剤を供するステップと、 ii)該製剤を前記哺乳動物の粘膜表面に接触させるステップと、 iii)前記ヘパリン様抗凝血物質の治療に有効な血液レベルを確立及び/又は 維持するのに十分な時間、前記製剤を前記粘膜表面に接触させ続けるステップと 、 を含むことを特徴とする方法。 15.前記粘膜表面が口部の粘膜表面であることを特徴とする請求項14に記載の 方法。 16.前記粘膜表面が頬部の粘膜であることを特徴とする請求項14に記載の方法 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホリエール,フランコイズ,エル.,アー ル.,ビー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ポスト オフィス ボッ クス 33427 (番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.治療に有効な量のヘパリン様抗凝血物質を含むマトリックスと、粘膜表面 への該ヘパリン様抗凝血物質の放出を許容するのに十分な時間、該粘膜表面に前 記マトリックスを接触させ続けるための手段と、を含む薬剤輸送製剤。 2.前記粘膜表面にマトリックスを接触させ続けるための手段が粘膜接着剤で あることを特徴とする請求項1に記載の製剤。 3.前記ヘパリン様抗凝血物質が低分子量ヘパリンであることを特徴とする請 求項1に記載の製剤。 4.前記ヘパリン様抗凝血物質が約1000〜約7500ダルトンの間の平均分子量を 有することを特徴とする請求項1に記載の製剤。 5.前記ヘパリン様抗凝血物質が約3500〜約5500ダルトンの間の平均分子量を 有することを特徴とする請求項1に記載の製剤。 6.前記ヘパリン様抗凝血物質が、ダルテパリンナトリウム、エノキサパリン ナトリウム、ナドロパリンカルシウム、パルナパリンナトリウム、レビパリンナ トリウム及びチンザパリンナトリウムからなる群から選択されることを特徴とす る請求項1に記載の製剤。 7.前記ヘパリン様抗凝血物質が前記マトリックスの全重量を基にして約1〜 約95重量%の量で該マトリックス中に存在することを特徴とする請求項1に記載 の製剤。 8.前記マトリックスがゲルの形態であることを特徴とする請求項11に記載の 製剤。 9.前記マトリックスが錠剤の形態であることを特徴とする請求項1に記載の 製剤。 10.前記マトリックスが粉体の形態であることを特徴とする請求項1に記載の 製剤。 11.前記マトリックスが凍結乾燥された粉体の形態であることを特徴とする請 求項1に記載の製剤。 12.前記マトリックスが浸透エンハンサーを更に含むこと特徴とする請求項1 に記載の製剤。 13.前記浸透エンハンサーが、ドデシル硫酸ナトリウム、Laureth 9、デオキ シコール酸ナトリウム、タウロ−24,25−ジヒドロフシジン酸ナトリウム、パル ミトイルDLカルニチンクロライド、ドデカノイルL−α−ホスファチジルコリン 、ポリオキシエチレン20ステアリルエーテル、及びポリオキシエチレン20セチル エーテルからなる群から選択されることを特徴とする請求項12に記載の製剤。 14.前記浸透エンハンサーが前記マトリックスの全重量を基にして約2重量% 〜約10重量%の量で該マトリックス中に存在することを特徴とする請求項12に記 載の方法。 15.前記粘膜接着剤が、 i)約100μmの以下の平均粒子径を有し、ポリマー樹脂の全重量を基にして 少くとも約55重量%のカルボン酸成分を含む該粒状ポリマー樹脂と、 ii)該樹脂の100重量部を基にして約20重量部〜約250重量部の疎水性エラスト マー構成物であって、前記樹脂が該エラストマー構成物に実質的に全体に分散さ れているエラストマー構成物と、 を含み、前記粘膜接着剤が前記樹脂の全重量を基にして約10重量%未満の水を含 むことを特徴とする請求項2に記載の製剤。 16.i)裏材層と、 ii)該裏材層の一表面に隣接し、治療に有効な量のヘパリン様抗凝血物質を含 むマトリックスであって、該マトリックスが前記裏材層より小さい周縁部を有し 、前記裏材層の一部分が前記マトリックスの周縁部が外側に広がるマトリックス と、 iii)前記裏材層の前記外側に広がる部分の少くとも一部を覆う粘膜接着剤層 と、 を含むことを特徴とする請求項2に記載の製剤。 17.哺乳動物において、ヘパリン様抗凝血物質の治療に有効な血液レベルを達 成及び/又は維持する方法であって、 i)請求項1に記載の製剤を供するステップと、 ii)該製剤を前記哺乳動物の粘膜表面に接触させるステップと、 iii)前記ヘパリン様抗凝血物質の治療に有効な血液レベルを確立及び/又は 維持するのに十分な時間、前記製剤を前記粘膜表面に接触させ続けるステップと 、 を含むことを特徴とする方法。 18.前記粘膜表面が口部の粘膜表面であることを特徴とする請求項17に記載の 方法。 19.前記粘膜表面が頬部の粘膜であることを特徴とする請求項17に記載の方法 。 20.i)裏材層と、 ii)該裏材層の一表面に隣接し、治療に有効な量のヘパリン様抗凝血物質を含 むマトリックスと、 iii)該マトリックス周縁部のまわりの粘膜接着剤と、 iv)前記マトリックスと前記粘膜接着剤との間に介在するバリアー要素と、 を含むことを特徴とする請求項2に記載の製剤。
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