JPH10501330A - マイクロプロセッサ制御を備えた多機能自給式ヒートポンプシステム - Google Patents

マイクロプロセッサ制御を備えた多機能自給式ヒートポンプシステム

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JPH10501330A
JPH10501330A JP8501192A JP50119296A JPH10501330A JP H10501330 A JPH10501330 A JP H10501330A JP 8501192 A JP8501192 A JP 8501192A JP 50119296 A JP50119296 A JP 50119296A JP H10501330 A JPH10501330 A JP H10501330A
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マッカヒル,デイヴィッド,アイ
ヴァリ,ガリー,イー
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ハイドロ・デルタ・コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ヒートポンプシステム(10)、詳しくは、マイクロプロセッサベース制御システム(162)と、過熱防止器(107)と、専用冷媒−飲料水熱交換器(23)と、冷媒−空気熱交換器(20)と、外部熱源−冷媒熱交換器(22)とを内蔵した自給式ヒートポンプシステムであって、飲料水の過熱と、空調と、除湿とを同時または交互に行うことが可能なヒートポンプシステムに関する。

Description

【発明の詳細な説明】 マイクロプロセッサ制御を備えた多機能自給式 ヒートポンプシステム 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、ヒートポンプシステム、詳しくは、マイクロプロセッサベース制御 システムと、過熱防止器と、専用冷媒−飲料水熱交換器と、冷媒−空気熱交換器 と、外部熱源−冷媒熱交換器とを内蔵した自給式ヒートポンプシステムであって 、飲料水の加熱と、空調と、除湿とを同時または交互に行うことが可能なヒート ポンプシステムに関する。2.先行技術の説明 従来のヒートポンプは、熱を第2温度貯蔵器から第1温度貯蔵器へ(即ち、調 節対象環境を加熱するため)、又は、第1温度貯蔵器から第2温度貯蔵器へ(即 ち、調節対象環境を冷却するため)伝達する工程を有し、この工程中において機 械的エネルギを消費するものである。一般に冷媒として知られている、前記ヒー トポンプ内で作用する熱伝達媒体は、熱エネルギの吸収と放出とを通じて第1温 度貯蔵器と第2温度貯蔵器との間で伝達する 働きを有し、前記熱の吸収と放出には、しばしば、前記熱伝達媒体の相変化(例 えば、蒸気相から液相への変化およびその蒸気相への復帰)が伴う。 この熱伝達を達成するために、前記伝達媒体は、以下のサイクルを受ける、即 ち、 その蒸気相での圧縮、 高圧液相への凝縮に伴う熱放出、 低圧蒸気/液相混合物への膨張、そして 蒸発と熱の吸収および蒸気への相変化。 従来のヒートポンプユニットは、冷却サイクルと加熱サイクルにおいて同じコ ンポーネントを使用することが良いとされている。 前記ヒートポンプ用の温度貯蔵器には、例えば、空気、水、土、太陽エネルギ 又は廃熱などの種々の外部熱源が含まれる。この温度貯蔵器の外部熱源の選択は 、一般的な気候、地形、およびそのヒートポンプから期待される性能および特性 によって決まる。例えば、空気は豊富であり入手も容易であるが、ヒートポンプ の熱−出力能力および効率は、熱必要量が増加し、室外温度が低下する につれて低下する。 飲料水加熱 飲料水加熱の能力を増加するために、従来のヒートポンプは、一般的に、追加 の熱交換媒体−飲料水熱交換器を備えている。この追加の熱交換器は、通常、コ ンプレッサと貯蔵バルブとの間に追加されている。熱伝達媒体−飲料水熱交換器 がこの位置に備えられることにより、常に最高温度の熱伝達媒体が飲料水を加熱 するため提供される。 従来のヒートポンプシステムの欠点 従来のヒートポンプシステムにおいては、ヒートポンプが空調対象空間の加熱 または冷却のために加熱または冷却サイクルで作動しているときのみ飲料水加熱 を行うことが可能である、という欠点があった。ところが、大概の気候において は、1年の内、加熱と冷却とはそれぞれ半分の時間しか行われない。従って、空 調対象空間を有する家庭、オフィス、その他類似の建物などの加熱および冷却要 件が満たされているとき、ヒートポンプは運転されず、従って、従来のヒートポ ンプによっては高温の飲料水を作ることはできない。 従来の飲料水加熱能力を備えたヒートポンプシステムのもう1つの欠点は、ヒ ートポンプシステムが飲料水の高温加熱と空調対象空間の加熱との両方を同時に 行わなければならない時に、空調対象空間の加熱のために利用可能な熱の量が減 少してしまうという点にある。前記圧縮工程の後において熱伝達媒体の高温蒸気 相から利用可能な熱の大半は、飲料水高温加熱システムに吸収されてしまう。従 って、適切な飲料水高温加熱能力と空調対象空間加熱とを提供するためには、コ ンプレッサユニットを大型にしなければならず、その結果、ヒートポンプユニッ トが非能率的になってしまう。 従来技術の更に別の欠点は、ピーク使用時の期間中において、長時間のシャワ ー等の用途のために高温水貯蔵タンク中に十分な量の高温水を提供するためには 、飲料高温水を少なくとも130°Fにまで加熱しなければならないことにある 。130°Fにまで水を加熱するということは、熱伝達媒体の蒸気相の温度を通 常の温度よりもはるかに高い温度にまで加熱しなければならないということであ る。熱伝達蒸気相の温度を高める最も一般的な方法は、コンプレッサの排出圧を どんどん高めるという方法(”ヘッド圧”としても知られている)である。 長時間にわたって、専用飲料水加熱システムのコンプレッサの圧力と温度とを過 度に作動させることによって、このコンプレッサの寿命は大幅に短縮されてしま う。 従来技術、即ち、”多機能式自給式ヒートポンプシステム”と称する1989 年8月15日発行の米国特許第4,856,578号に記載されている多機能式 ヒートポンプ(以後、”’578ヒートポンプシステム”という)は、空間加熱 、空間冷却、および家庭用水加熱(即ち、飲料用高温水加熱)が可能であり、こ れらがすべて1つの装置に納められている。この’578ヒートポンプシステム は、ヒートポンプシステムが、空調対象空間の加熱または冷却という別の運転を 行っているか否かに拘らず、高温飲料水を提供する。 この従来式’578ヒートポンプシステムの1つの欠点は、それぞれの運転モ ード(加熱、冷却および飲料水加熱)が、互いに独立しており、一度に1つのモ ードでしか運転できないことにある。それぞれの運転モードは、異なった装置の 作動が必要であり、従って、2つ以上の運転モードが同時に要求されたときにお いて(即ち、水の加熱と空調対象空間の加熱との両方を行おうとすると き)、どの運転モードがどの運転モードに優先するかという優先づけが必要であ る。’578ヒートポンプシステムの更に別の欠点は、各コントロール装置を一 定の運転シーケンスでスイッチングさせるために電気−機械式リレーを使用して いることにある。 以上に記載した従来技術のいずれにおいても、2つ以上の運転モードで同時に 運転可能なヒートポンプは開示されていない。 発明の要旨 本発明の課題は、下記の能力を有する多機能式ヒートホンプシステム用の単純 な熱伝達媒体回路を提供することにある。即ち、 (1)空調対象空間の加熱または冷却、または (2)空間の冷却または空間の加熱なしで、飲料水の加熱のみの運転、または (3)空間の冷却と飲料水の加熱との同時運転、または (4)空間の加熱と飲料水の加熱との同時運転。 本発明の別の課題は、前記ヒートポンプシステムの修理サービスのための手段 を提供することにある。 本発明の更に別の課題は、前記ヒートポンプシステムに関連する運転データを 記録するための手段を提供することにある。 本発明の更に別の課題は、ヒートポンプシステムのエネルギ消費を減少させる ための手段を提供することにある。 本発明の更に別の課題は、前記ヒートポンプシステムに関連するすべての機能 およびデータを遠隔表示端末に表示するための手段を提供することにある。 本発明の前記課題および利点は、空調対象空間を加熱または冷却するためのヒ ートポンプユニットであって、更に、同時に飲料水を加熱する能力を備えたヒー トポンプユニットを提供することによって達成される。 一般に、本発明は、下記を有するヒートポンプシステムに関する。 (1)専用加熱モード又はサイクル、 (2)専用冷却モード又はサイクル、 (3)専用水加熱モード又はサイクル(水の加熱専用)、 (4)過熱防止器を備えた部分水加熱モード又はサイクル、そして (5)前記諸モード又はサイクルのそれぞれに対する同時デマンドを優先づけ するためのマイクロプロセッサ。 更に詳しくは、本発明のヒートポンプシステムは、サービスポートと、入力ポ ートと排出口とを備えたコンプレッサを有している。このコンプレッサの前記排 出口には、冷媒凝縮装置(過熱防止器)が接続され、更に、前記過熱防止器の排 出口には三方バルブが接続されている。可逆バルブが、前記三方バルブと、前記 コンプレッサの排出口とに接続されている。前記可逆バルブの出力側には冷媒− 空気熱交換器が接続され、更に、外部熱源−冷媒熱交換器が、前記可逆バルブに 接続され、冷媒−飲料水熱交換器が前記三方バルブに接続されている。前記ヒー トポンプユニットは、更に、前記外部熱源熱交換器と前記冷媒−空気熱交換器と の間に配設された冷媒−制御装置と、この冷媒−制御装置と前記冷媒−飲料水熱 交換器との間に配設された第1双方流バルブと、前記冷媒− 制御装置と前記冷媒−空気熱交換器との間に配設された第2双方流バルブとを有 している。前記冷媒−飲料水熱交換器は、前記ヒートポンプの加熱または冷却運 転の如何に拘らず高温水を供給する。 本発明の前記ヒートポンプシステムは、更に、前記各モード又はサイクルに対 するデマンドを制御して最高の熱効率を達成するための入力センサ装置を使用し たマイクロプロセッサ制御装置を有している。 本発明のその他の特徴および課題および利点は、図面、フローチャート、およ び略図を参照して以下の詳細説明から理解されるであろう。 図面の簡単な説明 図1は本発明のヒートポンプの図、 図2は高温水貯蔵タンクを備えた本発明のヒートポンプの図、 図3は高温水貯蔵タンクとプール水加熱器とを備えた本発明のヒートポンプの 図、 図4は熱貯蔵タンクを備えた本発明のヒートポンプの図、 図5は電気抵抗加熱部材を備えた熱貯蔵タンク、 図6は前記ヒートポンプの外部に設けられた外部熱源−冷媒熱交換器を備えた 本発明のヒートポンプの図、そして、 図7は熱貯蔵タンクとグランドループとを備えた本発明のヒートポンプの図で ある。 好適実施形態の説明 本発明は、一般に、ここに参考文献として提示する米国特許第4,856,5 78号によって教示される従来の冷媒回路技術に関する。更に、以下の記載にお いて、簡略化のために、熱伝達媒体の代わりに”冷媒”という用語を使用してい るが、これらの用語は特に明記のない限り同義である。 更に、図面において、同様の参照符号は同様の部材を示し、図1〜4と図6〜 7とは前記ヒートポンプユニット10を示す。コンポーネントの一般的説明 本発明のヒートポンプユニット10は、コンプレッサ14と、冷媒−空気熱交 換器20と、外部熱源−冷媒熱 交換器22と、冷媒−飲料水熱交換器23と、過熱防止器107と、高圧領域か ら低圧領域への冷媒の急速な膨張によって暖かい液体冷媒を低温の液体へと変換 する冷媒制御装置24(計量バルブ又は膨張バルブとしても知られている)と、 ブロワ30との協動で、冷媒を飲料水過熱サイクル位置から加熱および冷却サイ クル位置へと循環させるためのバルブ手段と、電気抵抗加熱部材32と、サーモ スタット制御装置160と、マイクロプロセッサ162とを有している。前記バ ルブ手段は、前記冷媒を循環させるために、可逆バルブ16と、三方バルブ18 と、第1双方流バルブ26と、第2双方流バルブ28とを有する。これらのそれ ぞれのコンポーネントが、従来式のヒートポンプユニットにおいて一般的に使用 されているタイプのヒートポンプ部を構成している。一好適実施形態において、 前記第1双方流バルブ26及び第2双方流バルブ28は、ソレノイド双方流バル ブである。 本ユニットの上記全体構成により、前記コンプレッサの大きさを、従来のヒー トポンプユニットと比較して、発生される加熱、冷却、および飲料水の熱量を減 らすことなく、大幅に縮小することができる。更に、本発明のヒートポンプユニ ットは、前記サーモスタット制御装置 160が、前記加熱サイクル又は冷却サイクルのいずれかを要求しているか否か に拘らず、高温の飲料水を供給することができる。 図1に示すように、前記ヒートポンプユニット10はコンプレッサ14を有し ていて、これは、排出ポート34と、サービスポート36と、入力ポート38と を備える。前記排出ポート34は、過熱防止器107に接続され、ここから、第 1入力ポート40を介して、管12を通って三方バルブ18に接続されている。 この三方バルブ18は、3つの出力ポート42,43及び44を有している。 前記三方バルブ18の出力ポート42は、管70を介し、第2入力ポート46 を通して可逆バルブ16と接続されている。三方バルブ18の出力ポート43は 、管90を介し、前記コンプレッサ14の前記サービスポート36に接続されて いる。三方バルブ18の出力ポート44は、管88を介して、前記冷媒−飲料水 熱交換器23のポート86に接続されている。 前記可逆バルブ16は、更に、3つのオリフィス48,49,50を有してい る。オリフィス48は、管72を 介して、前記冷媒−空気熱交換器20の冷媒−空気コイル54に接続されている 。オリフィス49は、管68を介して、前記コンプレッサ14の入力ポート38 に接続されている。オリフィス50は、管66を介して、前記外部熱源−冷媒熱 交換器22のポート64に接続されている。 前記冷媒−空気熱交換器20の前記冷媒−空気コイル54は、管74を介して 、第1双方流バルブ26に接続され、このバルブは、管76を介して、T字管継 手52の第1端部に接続されている。 前記外部熱源−冷媒熱交換器22は、更に、T字管継手52の第2端部に接続 され、管78を介して冷媒−制御装置24に接続され、更に、管80を介してポ ート82に接続されている。 前記冷媒−飲料水熱交換器23は、ポート84と管100とを介して第2双方 流バルブ28に接続され、この第2双方流バルブ28は、管102を介して、T 字管継手52の第3端部に接続されている。 前記ヒートポンプの諸コンポーネントの相互接続から、加熱サイクル、冷却サ イクル、専用飲料水加熱サイクル、及び部分飲料水加熱サイクルからなる4つの 別々の回路を、マイクロプロセッサ162とサーモスタット制御装置160とに よって作動制御することができる。 具体的には、本発明の前記サーモスタット制御装置160と、マイクロプロセ ッサ162とは、空調対象空間の温度または高温水の温度のいずれか、及び/ま たは、最も効率的な運転モードを選択するためのタイマークロックに応答するこ とができる。調節空間加熱サイクル運転 空調対象空間を加熱するための加熱サイクルにおいて、前記サーモスタット制 御装置160が熱を要求すると、すぐに前記コンプレッサ14が始動される。こ のコンプレッサが始動すると、このコンプレッサと前記外部熱源−冷媒熱交換器 22とを接続している前記管66及び68中の冷媒の吸引圧の低下によって、低 温の冷媒が外部熱源熱交換器22に流入し、以下のようにしてより高温の外部熱 源から熱を吸収する。図1〜4と図7に示すように、前記外部熱源−冷媒熱交換 器22は、2重管 (tube−in−tube)熱交換器であって、熱伝達媒体は、外側管の流れ 方向と逆の方向で内側管を流れ、内側管内の熱伝達媒体が外部熱源に対して熱交 換関係にある。尚、ここで使用している”外部熱源”とは、本発明のヒートポン プにおいて利用される熱エネルギを提供する外部熱源のことをいう。本発明にお いては様々な熱エネルギの外部熱源を使用することが可能であり、具体的には、 井戸水、空気、湖水、池水、川水、地下水、閉じられたグランドループ(gro und loop)内を循環する水、太陽エネルギ等がある。図7は、外部熱源 としての、熱貯蔵タンク58とグラウンドループ108とを組み合わせ使用例を 示している。 図7に示すように、熱貯蔵タンク58とグラウンドループ108とは、1つの 外部熱源として組み合わせられている。典型的にはエチレングリコール等の不凍 液である熱伝達媒体が、前記冷媒−液体熱交換器22から、管110を介して、 T字管継手112に循環される。このT字管継手から、前記熱伝達媒体は、管1 14を通って前記熱貯蔵タンク58へ流入するか、もしくは、管116を通って 前記グラウンドループ108へ流入することができる。前記熱貯蔵タンク58か ら、熱伝達媒体は、循 環ポンプ120によって、管118を介して取り出される。この熱伝達媒体は、 循環ポンプ120から、管122を介して第3三方バルブ124に流れる。この バルブ124には、更に、管126が接続され、この管が更にグラウンドループ 108と、更に、前記外部熱源−冷媒熱交換器22に接続された管128とに接 続されている。前記三方バルブ124は、開放時において、熱伝達媒体が前記貯 蔵タンク58の管122から流出し、前記グラウンドループ108からの媒体と 混流することを許容し、この混合流は、管128を介して熱交換器22に到る。 前記三方バルブ124は、閉鎖時において、グラウンドループ108からの媒体 と貯蔵タンク58からの媒体との混合を防止し、その結果、貯蔵タンク58から の熱伝達媒体のみが熱交換器22へと流れる。尚、前記外部熱源−冷媒熱交換器 22において使用される媒体の温度は、グラウンドループ108と貯蔵タンク5 8とからのそれぞれの熱伝達媒体を混合することによって調節可能である。 前記外部熱源からの熱伝達媒体は、前記内側管中に直接に流入してもよいし、 あるいは、この外部熱源からの熱を、内側管中を流れる媒体に伝達するように構 成して もよい。例えば、従来式の空気対空気間ヒートポンプによって、空気からの熱エ ネルギを冷媒媒体に伝達する。図6に示すように、前記外部熱源−冷媒熱交換器 22は、前記ヒートポンプユニット10の外部に配置され、これによって、周囲 空気からの熱エネルギが、前記冷媒に直接に伝達される。 前記加熱モードにおいて、前記外部熱源−冷媒熱交換器22の外側間中の冷媒 は、低圧および低温下にあるので、この冷媒は、前記外部熱源と熱関係にあるよ り高温の熱伝達媒体からの熱を吸収し、冷媒は蒸気状態へ相変換される。 気化された冷媒は、継手64を通じて前記外部熱源−冷媒熱交換器22から出 て、つぎに、管66、オリフィス50を介して可逆バルブ16へと導かれる。こ の可逆バルブ16から、冷媒は、オリフィス49から管68を介して導かれ、前 記入力ポート38を介してコンプレッサ14に流入し、ここで、圧縮、昇温され る。前記冷媒−蒸気は、つぎに、排出ポート34を通じてコンプレッサ14を出 て、過熱防止器107へ流れ、ここから管12を通って、入力ポート40から三 方バルブ18に流入す る。つぎに、冷媒蒸気は、出力ポート42を介して三方バルブ18から出て、こ こで管70を通って入力ポート46から可逆バルブ16に流入する。冷媒はこの 可逆バルブ16からオリフィス48を介して流出して、管72を通って前記冷媒 −空気熱交換器20の冷媒−空気コイル54に入り、ここで、冷媒は高圧下で蒸 気から液体へと凝縮される。 調節対象空間からの冷気は、図1において矢印で示されるように、ブロワ30 によって冷媒−空気熱交換器20に吹き付けられることによって加熱される。僅 かに昇温した高圧の液体冷媒は、冷媒−空気コイル54を出て、つぎに、管74 を介して、開放された第1双方流バルブ26を通過される。 僅かに低温化された高圧液体として、冷媒は、つぎに、開放された双方流バル ブ26から管76を通じてT字管継手52へと流れる。このT字管継手52から 、冷媒は、管78を介して冷媒−制御装置24を通過される。尚、ヒートポンプ ユニット10が加熱サイクル又は冷却サイクルで運転しているときには、双方流 バルブ28は閉じられている。従って、冷媒は、T字管継手52から、冷 媒−飲料水熱交換器23ではなくて、冷媒制御装置24に流れなければならない 。 前記冷媒制御装置24によって、前記液体冷媒の圧力と温度とが低下して、液 体/蒸気冷媒混合物が形成される。この液体/蒸気冷媒混合物は、冷媒制御装置 24を出て、継手82と管80とを介して外部熱源−冷媒熱交換器22に戻り、 加熱サイクルを再開する。空調対象空間において所望の温度が達成されると、サ ーモスタット制御装置160からコンプレッサ14に停止信号が送られる。空調対象空間冷却サイクル運転 冷却サイクルにおいては、サーモスタット制御装置160は、空調対象空間に おける温度上昇に応答し、コンプレッサ14を始動させる。コンプレッサの運転 中には、冷媒−空気熱交換器20の冷媒−空気コイル54内の低温低圧の液体冷 媒が、ブロワ30によって冷媒−空気熱交換器20を通過された空気から熱を吸 収する。冷媒は、低圧液体から、蒸気へと変換される。この気化された冷媒は、 つぎに、管72とオリフィス48から可逆バルブ16へと導かれる。気化冷媒は 、オリフィス又は ポート49を通じて可逆バルブ16から出て、管68を通過し、入力ポート38 からコンプレッサ14に入る。冷媒は圧縮され、コンプレッサ14内の熱を吸収 し、つぎに、コンプレッサ14の排出ポート34を通じて排出され、過熱防止器 107を通って、管12と第1入力ポート40を介して三方バルブ18へと流れ る。冷媒は、出力ポート42、管70及び第2入力ポート46を介して、再び可 逆バルブ16を通過し、更に、オリフィス50、管66及び継手64を通って、 外部熱源−冷媒熱交換器22へと流れる。高温の気化された冷媒は、外部熱源− 冷媒熱交換器22の外部熱源と熱関係にある熱伝達媒体のより低い温度によって 冷却されて、暖かい高圧液体へと凝縮される。 つぎに、この中温の高圧の液体冷媒は、継手82を介して外部熱源−冷媒熱交 換器22を出て、冷媒制御装置24に到る。この冷媒制御装置24内において、 中温高圧液体冷媒は、急速に膨張され、低温低圧液体冷媒に変換される。つぎに 、前記低温低圧液体冷媒は、冷媒制御装置24から管78を介してT字管継手5 2へと流れる。冷媒は、つぎに、管76を介して、第1双方流バルブ26に導か れ、その後、管74を介して、冷媒空気熱交換器 20の冷媒−空気コイル54に導かれ、ここで、空調対象空間からの中温の空気 が再び冷媒空気熱交換器20に吹き付けられる。中温空気からの熱は、低温低圧 冷媒によって吸収されて、空調対象空間を冷却する。同時に、前記冷媒は、熱を 吸収し、その吸収された熱によって気化され、その後、上述した方法によって可 逆バルブ16からコンプレッサ14に戻され、冷却サイクルを再開する。 この冷却サイクルにおいて、外部熱源−冷媒熱交換器22と冷媒−空気熱交換 器20内における冷媒の流れ方向は、可逆バルブ16が冷媒をオリフィス48に ではなくオリフィス50を通して導く加熱サイクルの冷媒の流れ方向とは逆転し ている。 加熱および冷却サイクルにおけるコンプレッサ14の始動時において、前記第 2双方流バルブ28は閉じられ、コンプレッサの入力ポート38のところに形成 される吸引力によって、冷媒−飲料水熱交換器23と管88から冷媒が完全に排 出されて排出ポート43を出て、管90を通じて導かれ、加熱サイクル又は冷却 サイクルのいずれかに利用される。従って、冷媒−飲料水熱交換器23 と管88とによっては冷媒が貯蔵されることがなく、これによって、加熱または 冷却サイクルのいずれかにおける運転時においてヒートポンプユニットに確実に 適切な供給が行われるのである。飲料水加熱サイクル運転過熱防止器と専用冷媒飲料水熱交換器との組合せ: 本発明は、飲料水(あるいは、その他の液体)を加熱するために、専用の冷媒 −飲料水熱交換器23と、過熱防止器107として構成された部分冷媒−飲料水 熱交換器との両方を利用する。飲料水の加熱が望まれる、あるいは要求されると き、前記マイクロプロセッサ162は、ヒートポンプユニット10に対するデマ ンドと、これらのデマンドを満たすヒートポンプユニット10の能力とに応じて 、前記専用冷媒−飲料水凝縮器または前記過熱防止器のいずれか1つ、又は、こ れらの両方を利用する。 例えば、もしもヒートポンプユニット10が、空調対象空間の加熱または冷却 中であって、ヒートポンプユニット10によって加熱されるべき水の温度が所定 値以下に低下している場合には、ヒートポンプユニット10のマイクロプロセッ サ162は、コンプレッサ14を作動 させ、圧縮高温冷媒蒸気をポート34を介して過熱防止器107に供給し、これ が、コンプレッサ14を出るときに、冷媒蒸気からの熱の全部ではなくその一部 を吸収して、飲料水を所望温度にまで加熱する。本発明の1つの利点は、前記過 熱防止器107が、他の熱交換器と直列接続されているので、この過熱防止器は 、実際に高温ガスを液体に凝縮することなく、単に、その冷媒高温ガスの温度を 低下させる(あるいは、その熱の一部を除去する)だけでよく、従って、水の加 熱のために高温ガスの温度を上昇させる必要がなく、これによってコンプレッサ 14の排出圧を通常の運転条件内に維持することが出来ることにある。 以下の数字は、例示することのみを目的とするものであって、これらが本発明 のヒートポンプシステムの正確な運転温度と理解されてはならない。具体的な温 度は、システムの圧力や冷媒の特性を含む複数のパラメータによって変わる。 従って、例えば、典型的な冷媒がコンプレッサ14から出るときのその蒸気相 の温度が、しばしば、気体排出温度と呼称され、これは通常約160°Fである 。冷媒 の蒸気相は、通常、約110°Fで液相に凝縮する。従って、冷媒が蒸気から液 体に凝縮されるまでの加熱目的のために、ヒートポンプユニット10は、160 °Fと110°Fの差、即ち、約50°Fを利用することができる。過熱防止器 107は、冷媒がコンプレッサ14から出るときの冷媒の蒸気相から利用可能な この50°Fの熱の一部のみを取り出し、この部分を水の加熱のために使用する 。例えば、過熱防止器107が、前記気体排出温度を160°Fから140°F にまで低下させるため、水を加熱する目的で十分な熱を利用するとき、その結果 、冷媒は、110°Fにまで温度降下するまでその蒸気相状態を維持し、140 °Fの蒸気相温度を、前記110°Fの温度が達成されるまで、追加の加熱と冷 却とに利用することが可能であり、その後、冷媒は、蒸気相から液相へ変換され る。この構成の利点は、飲料水の加熱を同時に行いながら、空間の加熱または冷 却運転を継続することが出来ることにある。 更に、もしも水温が相当な水加熱能力を必要とされる所定のレベルにまで低下 したことをマイクロプロセッサ162が検出すると、このマイクロプロセッサ1 62は、即座に、過熱防止器107と専用冷媒−水熱交換器23 との両方を作動させる。すると、過熱防止器107は、再び、前記冷媒がコンプ レッサ14を出るときのその蒸気相からの熱の一部を取り出す(これによって、 上記例においては、冷媒の蒸気相の温度が160°Fから140°Fにまで低下 する)。この冷媒の140°Fの蒸気相は、マイクロプロセッサ162によって 、再び、加熱または冷却運転のいずれかから、専用冷媒−飲料水熱交換器23へ と向けられる。従って、最大量の熱を飲料水の加熱に利用することができる。過熱防止器のみの使用 より詳しくは、過熱防止器のみが必要な高温水加熱サイクルにおいては、コン プレッサ14は、冷媒を高温蒸気に凝縮し、この高温蒸気が、つぎに、排出ポー ト34を介して過熱防止器107へと排出される。一好適実施形態において、前 記過熱防止器107は、2重壁構造の2重管熱交換器であって、内側管内の水の 流れ方向と逆の方向に、冷媒が外側管内を流れる。冷水は、管94から継手14 2を介して過熱防止器107に供給され、その後、管140を通って内側管に供 給される。加熱後、高温になった水は、過熱防止器107から貯蔵場所に移され るか、もしくは、管141を介して使用される、こ こで、これはT字管継手143を介して管92に接続されている。図2に示され ているように、前記高温水は、循環ポンプ95と、管92及び94とのそれぞれ によって、高温水貯蔵タンク62へ、又は、このタンクから導かれる。 管12を通じて過熱防止器107から出る残りの高温気化冷媒は、上述したよ うに、空調対象空間の暖房または冷房に利用されるか、もしくは、次に記載する ように、冷媒−飲料水熱交換器23へと流すことが可能である。過熱防止器と専用冷媒−飲料水熱交換器との組合せの使用: 例えば、高温水の使用のピーク時におけるように、水の加熱のために過熱防止 器107と冷媒−飲料水熱交換器23との両方が必要とされるときには、コンプ レッサ14は、冷媒を高温蒸気に圧縮し、これが次に排出ポート34を介して過 熱防止器107に排出される。この高温気化冷媒中の熱の一部が、過熱防止器1 07内で交換されて、管140から過熱防止器へと流入する比較的低温の水を、 比較的高温の水に変換し、この水が管141を介して過熱防止器107から出て 、例えば、高温水貯 蔵タンクや、あるいはプールヒータ、あるいは上述したその他へと要求に応じて 送られる。 管12を通じて過熱防止器107から出る残りの高温気化冷媒は、入力ポート 40を介して三方バルブ18へと流れ、ここで、冷媒は、ポート44、管88及 び継手86を介して冷媒−飲料水熱交換器23に導かれる。一好適実施形態にお いて、前記飲料水熱交換器23は、2重壁構造の2重管熱交換器であって、管9 5を介して供給され管92を介して戻される内側管内の水の流れ方向と逆の方向 に冷媒が外側管を流れる。冷媒−飲料水熱交換器23内において、前記高温気化 冷媒は、その残りの熱をその蒸気相から水へと伝達する。つぎに、冷媒は、冷媒 −飲料水熱交換器23を出るときに、中温の高圧液体へと凝縮する。 前記高温水は、管92を介してヒートポンプユニット10から、上述した様々 な家庭用途に供給される。例えば、図2に示されているように、高温水を、循環 ポンプ95によって高温水貯蔵タンク62に導くことができる。尚、高温水を、 任意の数の外部熱交換器に導いて、追加加熱能力を提供することも可能である。 図3に示すよう に、高温水は、第2三方バルブ96を介して管92を通じて高温水貯蔵タンク6 2と水−水熱交換器98に導かれる。従来構造の前記熱交換器98によって、プ ールやスパ(湯治場)等の追加の第2用途のための加熱水を提供することができ る。 凝縮された中温高圧液体冷媒は、冷媒−飲料水熱交換器23から、継手84、 管100、第2双流バルブ28、管102、T字管継手52及び管78を介して 、冷媒−制御装置24へと流れる。この冷媒−制御装置24は、前記冷媒の膨張 を許可し、中温高圧液体冷媒を、低温低圧液体に変換する。冷媒制御装置24か ら出たこの低温低圧液体冷媒は、次に、管80と継手82とを通って、外部熱源 −冷媒熱交換器22へと流れ、ここで、熱が中温の外部熱源から吸収され、その 結果、液体低圧冷媒が気化される。この冷媒蒸気は、継手64、管66及びオリ フィス50を介して可逆バルブ16に流入し、次に、オリフィス49、管68、 及び入力ポート38を通じてコンプレッサ14に戻され、前記サイクルが繰り返 される。 加熱サイクルにおけるコンプレッサの始動中において、 コンプレッサ14の入力ポート38は、冷媒を、第1双方流バルブ26と、冷媒 −空気熱交換器20の冷媒−空気コイル54を通って、可逆バルブ16との間に 設けられ配管74,72及び70からコンプレッサへと排出し、これが高温水加 熱サイクルに利用される。第1及び第2双方流バルブ26及び28が互いに独立 して開放および閉鎖されることによって、前記温度調節装置が、ヒートポンプの 加熱または冷却サイクルでの運転を要求しないときに、冷媒が、冷媒−空気熱交 換器20の冷媒−空気コイル54から排出されることが可能となり、これによっ て、飲料水加熱サイクルにおいて確実に適切な冷媒の供給が行われる。独立コイル/オフ ピーク運転: 一好適実施形態において、前記冷媒−空気熱交換器は、2つの独立したコイル 、即ち、冷媒−空気コイル54と、液体−空気コイル56とを有している。これ らの独立したコイルを対で使用することにより、図4に示すような様々モードの オフピーク運転が可能となる。尚、ここでオフピーク運転とは、低デマンドによ って利用率が低い時間帯のことをいう。 図4は、オフピーク高温水貯蔵モードで運転中のヒートポンプユニットを示し ている。このオフピーク高温水貯蔵モードは、供給ライン104と戻りライン1 06を介して、前記冷媒−空気熱交換器20の液体−空気コイル56に接続され た熱液体貯蔵タンク58を含む。図5に示すように、前記熱貯蔵タンク内に、そ の内部に収納された液体を加熱するために、複数の電気抵抗加熱部材60を配設 することが可能である。一好適実施形態において、前記液体は、周囲温度が氷点 以下になった時においても凍結しない不凍混合物からなる。この液体は、オフピ ーク時間帯において、電気抵抗加熱部材60によって加熱される。前記サーモス タット制御装置によって要求されたとき、液体は、供給ライン104を介して冷 媒−空気熱交換器20の液体−空気コイル56に循環され、空調対象空間からの 空気が、この液体−空気コイルに吹き付けられ、その結果、ヒートポンプユニッ トのコンプレッサを運転させる必要なく、空調対象空間へ熱を伝達することがで きる。この冷却された液体は、戻りライン106を通じて、貯蔵タンク58に戻 される。 ヒートポンプユニットに追加されたオフピーク冷熱貯蔵機能も図4に示されて いる。このオフピーク冷熱貯蔵 機能は、前述したオフピーク時間帯と同様に、冷却サイクルにおいて、ファンを 使用することなくヒートポンプを運転することによって提供される。冷却サイク ルにおいて、熱交換器20の冷媒−空気コイル54内の低温液体冷媒が、液体− 空気回路56内の液体を冷却する。この低温液体は、その後、必要とされる時ま で、前記熱貯蔵タンク58内で保存される。この低温液体は、前記サーモスタッ ト制御装置によってサイクルが要求された時に、供給ライン104を介して前記 タンク58から、冷媒−空気熱交換器20の液体−空気回路56へと循環され、 ここで、空調対象空間からの中温空気が、冷媒−空気熱交換器20を介して吹き 付けられ空調対象空間を冷却する。この暖かくなった液体は、その後、戻りライ ン106を介してタンク58に戻される。 前記ヒートポンプのオフピーク冷却サイクルとオフピーク加熱サイクルのいず れかを使用する結果、低い利用率を使用しているヒートポンプによって作り出さ れる加熱または冷却液体を貯蔵する能力により、消費者にとって大きな節約とな る。 上述したヒートポンプシステムには、いくつかの利点 がある。先ず第1に、過熱防止器107と適当なサイクルを選択するためのマイ クロプロセッサ162とによって、飲料水を、低コンプレッサヘッド圧での従来 技術よりも低い圧力でより高い温度にまで加熱することが可能である。第2に、 ヘッド圧が低い結果、コンプレッサの寿命が長くなる。第3に、本発明のマイク ロプロセッサは、そのときにヒートポンプシステムに課せられたデマンドに基づ いて、コンプレッサ14を出る冷媒の蒸気相中の熱を最も効率的に利用するよう な最も効率的なモード又は複数モードの組合せを選択できる。マイクロプロセッサ コントローラ: 次に、図1〜4、6及び7に示し、前に簡単に説明したマイクロプロセッサ1 62をより詳しく説明する。 複数のパラメータを検出するセンサ入力のネットワークに基づき、本発明のヒ ートポンプユニット10のマイクロプロセッサ162は、前記システムに課せら れたデマンド間および前記システムの種々の運転モード間において最も効率的な バランスを達成するように構成されたプログラムによって、循環ポンプ、空気移 動ファン、可逆バルブ(単数または複数)、高温気体排出バルブ(単 数または複数)、熱伝達媒体ソレノイド、そしてシングル又はマルチスピード/ 段コンプレッサ等をON/OFFする。前記センサ入力によって検出されるパラ メータとしては、上述した複数の熱交換器(ここでは過熱防止器107を含む) と、上述した水貯蔵タンク及び管から出入りする際の冷媒の蒸気相および液相に おける温度、前記外部熱源とこれらに関連する上述した様々な管の温度、そして 遠隔サーモスタットからの信号などが含まれる。 一好適実施形態において、マイクロプロセッサ162は、24ボルトのA/C 電流の電源供給によって作動する、シングルボードマイクロプロセッサベースの コントローラである。入力には、システムの故障または冷媒の損失を検出する低 圧センサ、システムの故障または冷媒の過剰を検出する高圧センサ、そして、室 内空調要件を検出するためのサーモスタット制御装置160からの少なくとも4 つの入力が含まれる。一好適実施形態において、これらの入力はすべてデジタル 化され光学的に分離されている。光学的分離は、外部入力配線からの電気ノイズ 又は静電気が伝達されて、前記ソリッドステートマイクロプロセッサコントロー ラを損傷することを防止できるので好ましい。 一好適実施形態において、マイクロプロセッサ162は、デジタル変換された アナログ信号として少なくとも7つの温度入力を受ける。これらの温度入力は、 ソリッドステート温度センサによって発生される信号によって提供される。これ らの7つの温度入力としては、例えば、次のものが含まれる。(1)ループポン プ#2の情報および制御用としての、ヒートポンプに入る熱源水の温度、(2) 情報および凍結防止用としてのヒートポンプから出る熱源水の温度、(3)情報 および速度段(staging)制御用としてのヒートポンプに入る空気の温度、(4 )情報および修理用としてのヒートポンプを出る空気の温度、(5)水の加熱機 能の情報および制御用としてのヒートポンプに入る家庭用高温水、(6)情報お よび修理用としてのヒートポンプを出る家庭用高温水、(7)過熱計算用の吸入 温度(冷媒)、(8)コンプレッサの温度超過保護のための排出温度(冷媒)お よび(9)サブクーリング計算のための液体ライン温度(冷媒)。 マイクロプロセッサ162は、更に、ブロワ30、可逆バルブ16及び18、 電気ヒータ32、コンプレッサ14、双方流バルブ26及び28、三方バルブ9 6及び124を作動させるための複数のリレー出力を有する。 マイクロプロセッサ162は、更に、様々なシステムパラメータを表示するた めの出力インジケータを有する。一好適実施形態において、これらの出力はLE D光である。これらの出力インジケータには、次のものが含まれる。(1)高冷 媒圧によってロックアウトが発生した時を示す高圧ロックアウトインジケータ、 (2)低冷媒圧によってロックアウトが発生した時を示す低ロックアウトインジ ケータ、(3)ヒートポンプが水過熱モードにあることを示す高温水インジケー タ、(4)低排出水温度によってロックアウトが発生したことを示す凍結インジ ケータ、そして(5)高排出気体温度ロックアウトインジケータ。 マイクロプロセッサ162は、更に、その蓄積され格納されたデータを、工場 テスト及び初期設定、およびフィールドテスト及び修理に利用するため、メイン テナンステスト端末に伝送するための通信リンクを有している。 前記マイクロプロセッサ162に関連されたソフトウェアは、次の4つの機能 を行う。即ち、(1)始動および通常運転中におけるヒートポンプユニット10 の制御、(2)校正と修理のためのシステムパラメータの出力の 測定、(3)異常運転を制御するための緊急事態検出およびオーバライド(切り 離し)、そして(4)温度センサデータの処理、蓄積、および提示。 例えば、通常の始動時中において、マイクロプロセッサ162は、短いセルフ テストを行い、前記ソフトウェアの変数を初期化する。つぎに、すべての出力を OFFにする。”コンプレッサ遅延”をプリセット値に設定して、誤始動を防止 するため(冷媒圧の均一化によつて)一次的に電源が失われた場合に、コンプレ ッサ14が急激に再始動しないようにする。 正常な運転が開始された後、マイクロプロセッサ162は、プログラムされた 間隔(通常は、毎秒約1回)で処理入力を調べ、システムの制御アルゴリズムを 実行し、これらの処理入力をアップデートする。前記制御アルゴリズムの一部と して、マイクロプロセッサ162は、更に、診断モードにおいて表示されている 平均およびピーク読み取り値のアップデートも行う。マイクロプロセッサ162 は、コンプレッサ14からの高温気体排出温度や、単数または複数の熱交換器に おける流入水温などのそのセンサネットワークから得たシステム運転パラメー タに対するヒートポンプユニット10に課せられたデマンドに基づき、どの熱交 換器107,23,22,20,98又は58等を使用するかを決定することに よって、より高い効率を提供する。 例えば、前記マイクロプロセッサソフトウェアプログラムは、高温水を供給す るためにどの熱交換器を使用するか、即ち、(1)前記専用冷媒−水熱交換器2 3と過熱防止器107との両方を使用するか、もしくは、(2)過熱防止器10 7のみを使用するか、を決定することによって、ヒートポンプユニット10が確 実に最高レベルの効率で運転するようにするための手段を提供する。水の加熱が 要求されたとき、前記ソフトウェアプログラムは、空間加熱または空間冷却が同 時に要求されているか否かを判定する。もしも空調と水加熱とが同時に要求され ている場合には、ソフトウェアプログラムは、2つの運転モード、即ち、(1) 水加熱のみ、又(2)過熱防止器107を使用した空調と水加熱、の間の選択を 行う。この選択は、前記高温水貯蔵タンク62、その他類似の装置の中の水温に よって行われる。もしも貯蔵タンク62内の水温が例えば、100°Fにまで低 下していたら、マイクロプロセッサ162は、高温水貯蔵タンク62の 急速な回復のために前記専用水加熱モードを選択する。そして、その回復温度が 、例えば、プログラムされた120°Fの設定点に到達すると、ソフトウェアプ ログラムは、交互運転モード(水加熱と空調)を選択し、空調を供給し続けなが ら、過熱防止器107中の高温冷媒過熱気体を使用して、高温水温度をその最高 限度(例えば、130°F)にまで高める。ソフトウェアプログラムは、用途と 運転パラメータに応じて、これらの設定点を上下に調節することを可能にする。 前記ソフトウェアプログラムは、プログラムされた間隔、または、コンプレッ サ14が始動される毎に、高温水循環ポンプ95を作動させることによって、高 温水貯蔵タンク62内の水温を連続的にサンプリングすることができる。前記高 温水循環ポンプ95は、水を、貯蔵タンク62から、専用冷媒−水熱交換器23 と過熱防止器107とを通って移動させ、両方の冷媒−水熱交換器に供給するヒ ートポンプの高温水配管に取り付けられたサーミスタによって、この水温を測定 することを可能にする。 上述した多機能ヒートポンプシステムのルーチン運転 に関連するソフトウェア以外にも、又、その複数入力および出力のトラフィック マネージメント(輸送管理)を備えて、前記ソフトウェアは以下の新規な特徴を 有している。 ・ 低電圧保護/シャットダウン、 ・ 故障を防止し、吸引から排出までの圧力を均一化させるためのシャッダウ ン時におけるバルブシフトの逆転、 ・ 遅延を伴った有意入力の収集を経た全入力における4時間移動平均温度の 格納、 ・ 遅延を伴った入力収集を経た全入力における最高/最低温度の格納、 ・ 有効計算のための、強制待ちを含む、冷媒サブクーリング/過熱計算、 ・ 工場調節可能短サイクル防止コンプレッサ時間遅延、 ・ すべてのモードにおいて独立した蓄積運転時間格納、 ・ フィールド調節可能設定点を含む、入力流体温度に基づく第2熱源ポンプ 制御、 ・ センサ故障または不在警告、 ・ サーモスタット入力組合せエラー検出、 ・ 調節可能高温水設定点および限界付き差、 ・ 多段ファン速度制御。 システムの構成と校正とは端末(図示せず)がマイクロプロセッサ162の通 信ポートに取り付けられたときに行われ、これによって、システムは、診断情報 を表示可能となる。前記端末は、ヒートポンプユニット10と連動させてもよい し、あるいは、もしもそれがヒートポンプユニット10と通信接続されているな らば遠隔の端末であってもよく、更に、デュアル端末システムのためのそれらの 両方であってもよい。このような診断情報は、サービスマンにとって特に有用で ある。前記マイクロプロセッサ162は、その端末に、すべての温度および圧力 入力、すべての入力およびすべての出力の値を表示することができる。これは、 選択された時間間隔におけるすべての温度入力の平均およびピーク読み取り値を 表示することができる。更に、ロックアウト時間遅延の表示を、バイパスして、 サービスマンが、上述したように診断または修理のためにコンプレッサ14を定 期的に点検することが可能であり、更に、必要または所望の時に、前記平均およ びピーク値をリセットすることができる。 マイクロプロセッサ162は、センサネットワーク入力によって、それ自身の 作動と、ヒートポンプユニット10の運転を常時モニターして、これらの両方が 、プログラムされた安全運転のパラメータの範囲内で確実に運転することができ る。万一、マイクロプロセッサ162への複数のセンサ入力の内の1つが故障を 示した場合、あるいは、マイクロプロセッサ162自身の故障が示された場合、 マイクロプロセッサ162から出力信号が発生されて、ヒートポンプユニット1 0をOFFにするか、もしくは、その故障を避けるため、運転モードを変える。 例えば、故障が検出された場合(異常に高い圧力、異常に低い圧力、またはアウ トレットの凍結)、コンプレッサ14は、前記”コンプレッサ遅延”プリセット 値によって規定される最小時間の間OFFにされ、リセットされるまでその状態 に維持される。その故障の正確な原因を、ヒートポンプユニット10に接続され た前記端末、または、前記遠隔端末、あるいはこれらの両方に表示することがで きる。 更に、前記マイクロプロセッサ162の高度な構造によって、より高い効率と より短い停止時間を提供するため、種々の運転モード(即ち、空間加熱、空間冷 却、水 加熱、あるいはこれらの運転モードの組合せ)の選択または選択解除する能力と いう、従来技術にないユニークな特徴を提供する。例えば、マイクロプロセッサ 162は、エラー運転モードを示すようにプログラムすることができ、従って、 その他のエラーでない運転モードでの運転を許容しながら、ヒートポンプユニッ ト10がその問題を示しているエラー運転モードで運転されることを防止する。 換言すれば、多機能式ヒートポンプユニット10は、もしも1つの特定のモード での安全ロックアウトを起動させるような1つのモードの故障またはフィールド 条件が存在する場合には、このヒートポンプユニット10全体が運転不能にされ るという意味において、すべてのモードにおいて独立的に運転可能である。前記 システムはその故障またはフィールド条件が他のモードに対して支障が無い場合 には、その他のモードで運転することは自由である。 前記ソフトウェアプログラムの更に別のユニークで新規な能力は、コンプレッ サの段階を選択できる能力、即ち、2速コンプレッサの高速または低速運転間の 選択、あるいは、多速度段コンプレッサの場合には、どの1つ又は複数のコンプ レッサを空間加熱、空間冷却または水 加熱に使用するか、の選択ができる能力である。 ヒートポンプユニット10のマイクロプロセッサ162は、携帯用遠隔端末装 置またはコンピュータを有するサービスマンが後で取り出して利用するために、 運転情報を記憶しておく可能性を提供する。これによって、その所有者によって 故障していると報告されたシステムについて、サービスマンがその問題点を発見 することが出来ないときに生じる当事者の不満を事実上なくすことができる。マ イクロプロセッサ162は、各運転モードにおける安全のためのトリップ履歴ま たは安全のためのロックアウトの経歴、各運転モードにおけるコンプレッサの運 転時間、各運転モードにおける運転中でのすべての温度センサ温度の平均、各運 転モードにおける運転中でのすべての温度センサ温度の高/低温度範囲、など、 を非限定的に含む情報を記憶し、提供する能力を有する。 前記ヒートポンプユニット10のマイクロプロセッサ162は、サービスマン が、遠隔端末を通じて、正確で信頼性の高いシステム運転パラメータを入手し、 モニターする可能性を提供する。マイクロプロセッサを有さない従来のヒートポ ンプユニットの場合、サービスマンは、 自分の器具を、そのヒートポンプの様々な部分に物理的に接触させなければなら ず、これによって、そのサービスマンがヒートポンプユニットと物理的に接触す る必要があり、人間またはその器具によるエラーを招く可能性があった。サービ スマンが遠隔センサを備えた精密なデジタル温度測定装置を持っていたととして も、このような装置は、通常、1つ、2つ、又は3つのステーションのものであ り、サービスマンは、本発明のマイクロプロセッサ162とそのセンサ入力ネッ トワークによってカバーされるすべてのポイントの同時読み取りを行うことは不 可能であった。 ヒートポンプシステムの故障を適切に診断するために必要な最も重要な情報の 1つは、コンプレッサ14への吸入における冷媒気体加熱の程度と、冷媒制御装 置24の入口、通常は熱膨張バルブ、における冷媒液体のサブクーリングの程度 である。この情報を知ることによってのみ、サービスマンは、診断が正確であり 、かつ/またはヒートポンプがユニット中において正しい量の冷媒気体で適切に 運転しているということを確信することが可能である。過熱およびサブクーリン グの判定には、前記コンプレッサ吸入および排出圧の測定と、その特定の冷 媒用の飽和温度−圧力表を参照することが必要である。通常、ヒートポンプの製 造業者は、サービス要員に対して、その装置の推奨過熱およびサブクーリング値 を提供する。サービス要員が、システムの過熱およびサブクーリングの測定を行 うことは非常に稀である。 本発明のヒートポンプユニット10のマイクロプロセッサ162は、上述した 遠隔端末装置と使用された場合、吸入および排出圧を入力するとすぐ、その遠隔 端末装置を介して、ヒートポンプユニット10から離れたサービスマンに対して 、冷媒気体の過熱および液体サブクーリング値を提供する。本発明は、サービス マンが、冷凍配管上で温度測定し、冷媒表を参照し、過熱およびサブクーリング の程度を判定するための計算を行う必要をなくした。 ヒートポンプユニット10のマイクロプロセッサ162は、運転コストの節約 という点で従来のヒートポンプに対する利点を提供する。運転コストを低減する ために利用される1つの方法は、ブロワ30のファンモータ速度を制御すること によるものである。常時、室内サーモスタット入力を認識することにより、マイ クロプロセッサ 162は、ファンモータ速度を、空間加熱または空調(冷房)のためのデマンド の程度に応じて調節する。ブロワ30のブロワモータは、室内のサーモスタット によって最大のデマンドが要求されるまでは、その最高速度で運転されず、これ によって、全体としてのファンモータのエネルギ消費が減少される。使用者は、 又、加熱と冷却において、独立的に、ファンモータ速度をマニュアルで選択する オプションを有する。通常、これは、マイクロプロセッサ162の一部として含 まれる一組のディプスイッチによって行われる。これらのディプスイッチは、又 、飲料水循環95ポンプ サンプリングオプションと、不凍流体によるクローズ ドループ凍結防止とをマニュアル選択するためにも使用可能である。 全体の運転コストを減少させるもう1つの方法は、クローズドループ(アース 接続)システムにおいて、熱源ループ循環ポンプのステージング制御による方法 である。用途のための2機以上のポンプが必要な場合、マイクロプロセッサ16 2は、その熱源流体の温度に応じて、運転をステージングする。この特徴は、ヒ ートポンプが空間冷却モードと水加熱モードとの間で運転されているときに非常 に有利である。例えば、空間冷却に対するデマ ンドが比較的高い場合、その熱源流体温度は、75〜100°Fの範囲となる。 これは、水加熱モードのための流体温度に対する通常の要求(40〜60°F) を遥かに越えている。従って、このケースにおいては、ヒートポンプが水加熱モ ードにあるときには、非常に少量の流体流しか必要とされない。このステージン グプロセスは、通常、温度検出スイッチング装置(サーモスタット)及びリレー の配設の困難性とコストとによって、従来技術においては実行不能であった。 更に、図7に示された地熱源ヒートポンプ構成に、ヒートポンプから地面への 熱の伝達(除去または吸収)のために毎分当りより多くのガロン数(gpm)の 伝達流体(水または不凍溶液)が必要な場合に応じて、ON/OFF可能な単数 または複数の循環ポンプを備えることができる。 最後に、マイクロプロセッサ162は、電気ノイズに関連するトラブルを避け るために光接続された入力を有する。 以上、本発明の好適実施形態を記載したが、付随の請 求項の範囲内において、これ以外の実施構成も可能であると理解される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 再循環冷媒と、コンプレッサと、冷媒−空気熱交換器と、接続されて前記 冷媒を再循環し、低温レザーバから高温レザーバへと熱を伝達する外部熱源−冷 媒熱交換器とを備えたタイプであり、空調対象空間を加熱および冷却するととも に、飲料水を加熱するための改良式ヒートポンプユニットであって、改良部が以 下を備えている、 飲料水を通して移送および加熱するための流入および流出管を介して、飲料 水のレザーバに接続されるように構成された過熱防止器と、 飲料水を通して移送および加熱するための流入および流出管を介して、飲料 水のレザーバに接続されるように構成された冷媒−飲料水熱交換器と、 下記(a)〜(d)をなすバルブ手段と、 (a)専用飲料水加熱サイクルの位置にあるときには、冷媒を前記コンプレ ッサから前記冷媒−飲料水熱交換器と前記過熱防止器との少なくとも1つに循環 して通過する飲料水を加熱し、その後、前記冷媒を前記外部熱源−冷媒熱交換器 に循環して前記コンプレッサに戻す、 (b)飲料水加熱と空調との組合せサイクルの位置にあるときには、冷媒を 前記コンプレッサから前記過熱防止器に循環して、通過する飲料水を加熱し、そ の後、前記冷媒を、空間加熱サイクルの場合には、前記冷媒−空気熱交換器から 前記外部熱源−冷媒熱交換器に循環して前記コンプレッサに戻し、空間冷却サイ クルの場合には、前記外部熱源−冷媒熱交換器から前記冷媒−空気熱交換器に循 環して前記コンプレッサに戻す、 (c)専用空間冷却サイクルの位置にあるときには、冷媒を前記コンプレッ サから前記外部熱源−冷媒熱交換器へ、そしてその後、前記冷媒−空気熱交換器 へ循環して前記コンプレッサに戻す、 (d)専用空間加熱サイクルの位置にあるときには、冷媒を前記コンプレッ サから前記冷媒−空気熱交換器へ、そしてその後、前記外部熱源−冷媒熱交換器 へ循環して前記コンプレッサに戻すようになっている、 前記ヒートポンプユニットの各種運転パラメータを検出するためのセンサネ ットワークと、そして 下記構成のマイクロプロセッサとを備える、 即ち、前記飲料水レザーバの温度を検出するための手段と、前記センサネッ トワークからの入力を処理し 格納するための手段とを有し、前記マイクロプロセッサは、飲料水加熱、空間冷 却または加熱に対する同時または非同時デマンドを優先順位づけして、前記バル ブ手段を作動させて、前記飲料水レザーバの温度と、前記空調対象空間の温度と 、前記運転パラメータとに基づき、前記専用飲料水加熱サイクル、前記飲料水加 熱および空調組合せサイクル、前記専用空間加熱サイクル、及び前記専用空間冷 却サイクルの間の選択を行う。 2. 請求項1の改良式ヒートポンプユニットであって、前記バルブ手段は、三 方バルブと、可逆バルブと、第1双方流バルブと第2双方流バルブとを有し、前 記三方バルブが、前記コンプレッサに接続された前記過熱防止器に接続され、前 記可逆バルブが、前記三方バルブと、前記過熱防止器を介して前記コンプレッサ とに接続され、前記第1双方流バルブが、前記外部熱源−冷媒熱交換器と、前記 冷媒−空気熱交換器との間に配設され、前記第2双方流バルブが、前記外部熱源 −冷媒熱交換器と前記冷媒−飲料水熱交換器との間に配設されることにより、前 記飲料水加熱および空調組合せサイクルと、前記専用空間加熱サイクルと前記専 用空間冷却サイクルとが形成されている。 3. 請求項2の改良式ヒートポンプユニットであって、更に、冷媒−制御装置 を有し、この冷媒制御装置は、前記外部熱源−冷媒熱交換器と前記第1及び第2 双方流バルブとの間に配設され、前記冷媒−制御装置は、前記冷媒を、この冷媒 が前記装置を通過するときに冷却する。 4. 請求項1の改良式ヒートポンプユニットであって、更に、循環ポンプと、 前記飲料水レザーバのための高温水貯蔵タンクとを有し、この貯蔵タンクは、流 入および流出管を介して前記冷媒−飲料水熱交換器と前記過熱防止器とに接続さ れ、前記循環ポンプによってその中を循環される飲料水を通過させる。 5. 請求項1の改良式ヒートポンプユニットであって、更に、第2三方バルブ と、高温水貯蔵タンクと、循環ポンプと、水−水熱交換器とを有し、前記循環ポ ンプは、飲料水を、前記第2三方バルブを介して、前記高温水貯蔵タンクと前記 水−水熱交換器とに強制供給し、前記水−水熱交換器は第2の用途のために水を 加熱する。 6. 請求項1の改良式ヒートポンプユニットであって、前記冷媒−空気熱交換 器は、冷媒−空気コイルと液体−空気コイルとを有し、前記冷媒−空気コイルは 、前記 空調対象空間からこの冷媒−空気コイルへと吹き付けられる空気を加熱および冷 却するとともに、前記液体空気コイルを加熱および冷却する。 7. 請求項6の改良式ヒートポンプユニットであって、更に、液体と、前記液 体−空気コイル内で加熱および冷却された液体を貯蔵するための熱液体貯蔵タン クとを有し、この貯蔵タンクは、戻りおよび供給ラインを介して前記液体−空気 コイルに接続されてその内部に加熱および冷却された液体を貯蔵する。 8. 請求項7の改良式ヒートポンプユニットであって、更に、電気抵抗加熱部 材を有し、これらの加熱部材は、前記貯蔵タンク内に設けられて、この貯蔵タン ク内の前記液体を加熱する。 9. 請求項7の改良式ヒートポンプユニットであって、前記液体は不凍溶液で ある。 10.請求項9の改良式ヒートポンプユニットであって、前記不凍溶液はエチレ ングリコールである。 11.請求項7の改良式ヒートポンプユニットであって、更に、循環ポンプを有 し、この循環ポンプは、前記供給ライン内に設けられて液体を前記貯蔵タンクか ら前記液体−空気コイルへと循環する。 12.請求項1の改良式ヒートポンプユニットであって、前記外部熱源−冷媒熱 交換器の前記外部熱源は空気である。 13.請求項1の改良式ヒートポンプユニットであって、前記外部熱源−冷媒熱 交換器の前記外部熱源は液体熱源であり、前記熱交換器は、前記液体熱源と前記 冷媒との間で熱を伝達する。 14.請求項13の改良式ヒートポンプユニットであって、前記液体熱源は水で ある。 15.請求項13の改良式ヒートポンプユニットであって、前記液体熱源は不凍 溶液である。 16.請求項15の改良式ヒートポンプユニットであって、前記不凍溶液はエチ レングリコールである。 17.請求項13の改良式ヒートポンプユニットであって、更に、熱液体貯蔵タ ンクと、グラウンドループと、第3三方バルブと、循環ポンプとを有し、前記液 体熱源は、前記第3三方バルブを介して前記循環ポンプによって、前記外部熱源 −冷媒熱交換器と、前記グラウンドループと前記熱貯蔵タンクとの間で循環され る。 18.請求項1の改良式ヒートポンプユニットであって、前記ヒートポンプユニ ットの前記検出運転パラメータと前記検出温度とは、低圧センサと、高圧センサ と、 前記ヒートポンプユニットに入る熱源水の温度を測定するセンサと、前記ヒート ポンプユニットを出る熱源水の温度を測定するセンサと、前記ヒートポンプユニ ットに入る空気の温度を測定するセンサと、前記ヒートポンプユニットを出る空 気の温度を測定するセンサと、前記ヒートポンプユニットを出る熱源水の温度を 測定するセンサと、前記ヒートポンプユニットに入る飲料水の温度を測定するセ ンサと、前記ヒートポンプユニットを出る飲料水の温度を測定するセンサと、冷 媒吸入温度センサと、冷媒液体ライン温度センサと、前記コンプレッサの吸入口 における冷媒気体の過熱程度を測定するセンサとを有する。 19.請求項1の改良式ヒートポンプユニットであって、前記マイクロプロセッ サは、前記ヒートポンプユニットの複数のコンポーネントを運転するためのリレ ー出力を有する。 20.請求項1の改良式ヒートポンプユニットであって、前記コンポーネントは 、ブロワと、可逆バルブと、単数または複数の三方バルブと、コンプレッサと、 第1双方流バルブと、第2双方流バルブと、補助電気加熱リレーと、単数または 複数の循環ポンプとを有する。 21.請求項1の改良式ヒートポンプユニットであって、前記マイクロプロセッ サは、更に、システムパラメータを表示するための出力インジケータを有する。 22.請求項21の改良式ヒートポンプユニットであって、更に、高圧ロックア ウトインジケータと、低圧ロックアウトインジケータと、飲料水加熱インジケー タと、凍結ロックアウトインジケータと、高排出気体温度ロックアウトインジケ ータと、マイクロプロセッサ故障インジケータと、誤入力低電圧インジケータと 、温度エラー又は温度不在センサインジケータとを有する。 23.請求項1の改良式ヒートポンプユニットであって、前記マイクロプロセッ サは、更に、前記センサネットワークから受け取った前記処理格納入力を伝達す るための単数または複数のデータ通信リンクを有する。 24.請求項23の改良式ヒートポンプユニットであって、前記データ通信リン クは、前記処理格納入力をビデオ表示端末に伝達する。 25.請求項24の改良式ヒートポンプユニットであって、前記ビデオ表示端末 は、前記ヒートポンプユニットに取り付けられている。 26.請求項24の改良式ヒートポンプユニットであって、前記ビデオ表示端末 は、前記ヒートポンプユニットから離間している。 27.請求項1の改良式ヒートポンプユニットであって、前記マイクロプロセッ サは、更に、始動運転中において前記ヒートポンプユニットを制御するための手 段を有している。 28.請求項1の改良式ヒートポンプユニットであって、前記マイクロプロセッ サは、更に、校正と修理のために前記運転パラメータを測定するための手段を有 する。 29.請求項1の改良式ヒートポンプユニットであって、前記マイクロプロセッ サは、更に、前記ヒートポンプユニットの異常または危険な状態を検出しオーバ ーライドするための手段を有する。
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