JPH1050117A - 太陽光採光装置におけるコンデンサの搭載方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 採光部に配置される１枚の採光プリズム又は
所定間隔を隔てて配置される複数枚の採光プリズムを回
転自在に設け、これらの採光プリズムの回転角を太陽の
高度・方位に応じて制御し、前記採光プリズムにより屈
折した太陽光が所定方向に出射するようにし、その出射
光が前記採光プリズムの下方に設けられた光ダクト及び
室内配光板を通って室内に配光されるようになってお
り、前記採光プリズムを太陽電池による電気によって回
転させるようになっている太陽光採光装置において、前
記太陽電池による電気を蓄えるコンデンサの搭載方法を
改良する。 【解決手段】 太陽光採光装置におけるコンデンサの搭
載方法として、前記太陽電池による電気を蓄えるコンデ
ンサ１２を搭載する場合に基板１４を取り外した間口１
１を利用するようにして、まず、前記コンデンサ１２を
前記間口１１を通して奥の方に装入して、装入後クリッ
プ１３で止めて固定するようにし、その後、前記基板１
４を前記間口１１の内部に収めるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】最近、太陽光を屋内の照明等
に使用するための太陽光採光装置の実用化が進められて
おり、その周辺技術として種々の開発がなされている。
本発明は、その太陽光採光装置におけるコンデンサの搭
載方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の本発明に係る太陽光採光装置につ
いて図２乃至図５を参照して説明する。図２は従来の本
発明に係る太陽光採光装置に用いられる採光プリズムの
構成原理を示すもので、（Ａ）は太陽高度が低い時の斜
視図、（Ｂ）は太陽高度が高い時の斜視図であり、図３
は本発明に係る従来の太陽光採光装置の駆体に対する取
付例の断面正面図であり、図４は本発明に係る従来の太
陽光採光装置の平面図であり、図５は本発明に係る太陽
光採光装置に太陽電池が装着された状態を示す斜視図で
ある。

【０００３】従来の太陽光採光装置の具体的機構として
は、例えば特開昭６１−１８０２１７号公報に記載のも
のが知られている。図２は、同公報に記載の本発明に係
る太陽光採光装置に用いられる採光プリズムの構成原理
を示すものであり、同公報に記載のものは、図２に示す
ように、２枚の採光プリズムＰ₁、Ｐ₂を太陽の動きに伴
って各々独立に回転させるか、又は、少なくとも１枚の
採光プリズムを回転させ、出射光を所定方向に制御する
ようになっている。このため一日中、太陽の光は太陽光
採光装置の直下に効率よく照射される。つぎに本発明に
係る太陽光採光装置の具体的構成について説明する。図
３は、本発明に係る従来の太陽光採光装置の駆体に対す
る取付例の断面正面図であり、１は太陽光採光装置、２
は所定間隔を隔てて配置される採光プリズム、３はドー
ムカバー、４は光ダクト、５は室内配光板、６は駆体で
ある。即ち、本発明に係る太陽光採光装置１は、採光プ
リズム２、ドームカバー３、光ダクト４及び室内配光板
５を含み、駆体６に挿入装着され、太陽光が太陽光採光
装置１を介して室内に配光されるようになっている。
又、図４は、本発明に係る従来の太陽光採光装置の平面
図であり、図４に示す太陽光採光装置は、図３の構成と
は異なり、採光プリズム２の外方に配置される採光プリ
ズム２と同心状に設けられた回転リング７が採光プリズ
ム２と同質材料（ポリカーボネート等）で形成され、例
えば４個の保持板８ａ〜８ｄを図示のように交叉して配
置することにより、採光プリズム２と回転リング７とが
一体的に回動されるように構成されている。又、回転リ
ング７の外周には、図４には図示しないが、ギヤが刻設
されており、回転駆動装置９の駆動ギヤ９ａよりトルク
を与えられ、回転リング７が回転するようになっいる。
尚、Ｓは回転リング７の支持枠である。図５は、本発明
に係る従来の太陽光採光装置に太陽電池が装着された状
態の斜視図であり、２は採光プリズム、１０は太陽電
池、Ｓは支持枠である。太陽電池１０は採光プリズム２
を回転駆動させるために設けたものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、太陽電池で
駆動するタイプのものは、夜間に採光プリズムを夕方の
位置から朝方の位置に移動させる必要があり、そのため
に、昼間の電気を蓄える蓄電池が必要で、その蓄電池と
してのコンデンサ（例えば、１Ｆ、１０個）を搭載しな
ければならないという問題があり、そのコンデンサの搭
載方法として満足できる方法がなかった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題を
解決するために、採光部に配置される１枚の採光プリズ
ム又は所定間隔を隔てて配置される複数枚の採光プリズ
ムを回転自在に設け、これらの採光プリズムの回転角を
太陽の高度・方位に応じて制御し、前記採光プリズムに
より屈折した太陽光が所定方向に出射するようにし、そ
の出射光が前記採光プリズムの下方に設けられた光ダク
ト及び室内配光板を通って室内に配光されるようになっ
ており、前記採光プリズムを太陽電池による電気によっ
て回転させるようになっている太陽光採光装置におい
て、前記太陽電池による電気を蓄えるコンデンサを搭載
する場合に基板を取り外した間口を利用するようにし
て、まず、前記コンデンサを前記間口を通して奥の方に
装入して、装入後クリップで止めて固定するようにし、
その後、前記基板を前記間口の内部に収めるようにした
太陽光採光装置におけるコンデンサの搭載方法を提供し
ようとするものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明による太陽光採光装
置におけるコンデンサの搭載方法の実施の形態について
図１を参照して説明する。図１は、本発明による太陽光
採光装置におけるコンデンサの搭載方法の実施の形態を
示す平面図である。本発明による太陽光採光装置におけ
るコンデンサの搭載方法は、図２乃至図５に示されるよ
うに、採光部に配置される１枚の採光プリズム又は所定
間隔を隔てて配置される複数枚の採光プリズム２を回転
自在に設け、これらの採光プリズム２の回転角を太陽の
高度・方位に応じて制御し、前記採光プリズム２により
屈折した太陽光が所定方向に出射するようにし、その出
射光が前記採光プリズム２の下方に設けられた光ダクト
４及び室内配光板５を通って室内に配光されるようにな
っており、前記採光プリズム２を太陽電池１０による電
気によって回転させるようになっている太陽光採光装置
１におけるものである。そして、コンデンサの搭載方法
としては、図１に示すように、前記太陽電池１０による
電気を蓄えるコンデンサ１２を搭載する場合に基板１４
を取り外した間口１１を利用するようにして、まず、前
記コンデンサ１２を前記間口１１を通して奥の方に装入
して、装入後クリップ１３で止めて固定するようにし、
その後、前記基板１４を前記間口１１の内部に収めるよ
うにしたものである。

【０００７】

【発明の効果】本発明による太陽光採光装置１における
コンデンサの搭載方法は、上述のように構成され、コン
デンサは間口を通して奥の方に装入されるので、耐光性
についての影響もなく、従来の支持枠の中にコンパクト
に装入することができるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による太陽光採光装置におけるコンデン
サの搭載方法の実施の形態を示す平面図である。

【図２】従来の本発明に係る太陽光採光装置に用いられ
る採光プリズムの構成原理を示すもので、（Ａ）は太陽
高度が低い時の斜視図、（Ｂ）は太陽高度が高い時の斜
視図である。

【図３】本発明に係る従来の太陽光採光装置の駆体に対
する取付例の断面正面図である。

【図４】本発明に係る従来の太陽光採光装置の平面図で
ある。

【図５】本発明に係る太陽光採光装置に太陽電池が装着
された状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１：太陽光採光装置 ２：採光プリズム ３：ドームカバー ４：光ダクト ５：室内配光板 ６：駆体 ７：回転リング ８ａ〜８ｄ：保持板 ９：回転駆動装置 ９ａ：駆動ギヤ １０：太陽電池 １１：間口 １２：コンデンサ １３：クリップ １４：基板 Ｓ：支持枠

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 採光部に配置される１枚の採光プリズム
   又は所定間隔を隔てて配置される複数枚の採光プリズム
   を回転自在に設け、これらの採光プリズムの回転角を太
   陽の高度・方位に応じて制御し、前記採光プリズムによ
   り屈折した太陽光が所定方向に出射するようにし、その
   出射光が前記採光プリズムの下方に設けられた光ダクト
   及び室内配光板を通って室内に配光されるようになって
   おり、前記採光プリズムを太陽電池による電気によって
   回転させるようになっている太陽光採光装置において、 前記太陽電池による電気を蓄えるコンデンサを搭載する
   場合に基板を取り外した間口を利用するようにして、ま
   ず、前記コンデンサを前記間口を通して奥の方に装入し
   て、装入後クリップで止めて固定するようにし、その
   後、前記基板を前記間口の内部に収めるようにしたこと
   を特徴とする太陽光採光装置におけるコンデンサの搭載
   方法。