JPH10500993A - 新規なアルミノ珪酸ナトリウム塩類を含む費用効果性の高い歯科用組成物 - Google Patents

新規なアルミノ珪酸ナトリウム塩類を含む費用効果性の高い歯科用組成物

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JPH10500993A JP8508951A JP50895196A JPH10500993A JP H10500993 A JPH10500993 A JP H10500993A JP 8508951 A JP8508951 A JP 8508951A JP 50895196 A JP50895196 A JP 50895196A JP H10500993 A JPH10500993 A JP H10500993A
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サテイツシユ ケイ ウエイソン,
ジエームズ イー サンプター,
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ジエイ エム ヒユーバー コーポレイシヨン
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Abstract

(57)【要約】 歯科用組成物が、研磨剤、湿潤剤材料、水及び結合剤から構成されている。この研磨剤は水の必要量が生成物100gあたり水50gよりも大きいアルミノ珪酸ナトリウム生成物からなるものである。また、上記歯科用組成物の研磨剤に対する水の重量比は1よりも大きい。

Description

【発明の詳細な説明】 新規なアルミノ珪酸ナトリウム塩類を含む費用効果性の高い歯科用組成物 発明の分野 この発明は、アルミノ珪酸ナトリウム塩類(sodium aluminosilicates:SAS )を含む新規な歯科用組成物に、新規なアルミノ珪酸ナトリウム系研磨剤及び艶 出剤に、及び、このような製品の製造プロセスに関するものである。より詳細に いえば、この発明は、安価で良好な洗浄能力を有する、新規なアルミノ珪酸ナト リウム系研磨剤及び艶出剤を含む歯科用組成物に、及び、このような製品を製造 するためのプロセスに関するものである。発明の背景 現代の練り歯磨き剤及び歯科用配合物は、美粧用タイプと医療用タイプの2つ の大きなカテゴリに分けることが出来る。美粧用のものにはフッ化物等の虫歯( う蝕)予防(anti-cavity)成分が含まれていないが、医療用タイプのものには 、他の有効成分とともに、フッ化物がう蝕予防(anti-caries)剤として含まれ ている。また、練り歯磨き剤及び歯科用配合物は、古典的練り歯磨き剤と、高価 な、湿潤剤の必要量の高い練り歯磨き剤という別の2つのカテゴリに分類するこ ともできる。 通常、古典的な練り歯磨き剤には、研磨剤、湿潤剤及びその他の成分が含まれ ている。古典的な練り歯磨き剤に使用される研磨剤の代表例としては、アルミナ 、第二燐酸カルシウム二水和物(di-calcium phosphate dihydrate:DCPD) 、不溶性メタ燐酸ナトリウム(IMP)、ピロ燐酸カルシウム、白亜(炭酸カル シウム)、及びこれらに類する化合物がある。古典的な練り歯磨き剤の組成にお いては、通常、上記した研磨剤が40〜50%、グリセリン等の湿潤剤が約25 %、及び水が約25%となっている。この研磨剤、湿潤剤及び水から成る系を使 用すると、市場に出しても許容できる品質の練り歯磨き剤ができる。ここで、古 典的な練り歯磨き剤の代表的な配合を表Iに示す。 1970年頃、透明又は半透明の歯磨き剤としての性質を与える新しい種類の 研磨剤からなる系が導入されたが、これは組成物中において湿潤剤が高い割合を 有することを必要とした。この湿潤剤必要量が高い練り歯磨き剤における研磨剤 の系はシリカゲル又は沈降シリカから成るものであった。ここで、沈降シリカ研 磨剤からなる系を含む、湿潤剤必要量が高い高品質歯磨き剤の代表的な組成を表 IIに示す。 表IIから明らかなように、シリカ研磨剤からなる系は、通常、配合物の約20 %を占めている。一方、湿潤剤からなる系は、配合物の約65%を占めており、 シリカ研磨剤に対する湿潤剤の重量比は約3:1となっている。表Iをみると、 古典的配合物における研磨剤に対する湿潤剤の割合は、通常約0.5である。湿 潤剤はかなり高価であるため、湿潤剤必要量が高いシリカ系高品質練り歯磨き剤 は、それに対応する古典的な歯磨き剤に比べて製造コストが高くなっている。 通常、練り歯磨き剤は、古典的なタイプのものと湿潤剤必要量が高い高品質な タイプのものの両方が市販されている。しかし、市場においては、湿潤剤必要量 が低く、水の含有量が非常に高い、安価な新世代の練り歯磨き剤に対する需要が 非常に高い。より詳細に言えば、西欧においては、生活水準が高いため、湿潤剤 必要量が高い高価なシリカ系練り歯磨き剤の販売促進が練り歯磨き剤製造業者に よって非常によく行われている。しかし、世界の多くの地域、特に発展途上国に おいては、古典的練り歯磨き剤に比べて研磨剤の割合が少なく、また、高価なシ リカ系練り歯磨きに比べて水の必要量が高く湿潤剤必要量が低いため配合物が低 コストとなる、新世代の練り歯磨き剤に対する需要が非常に高い。発明の概要 従って、この発明の目的は、新規な歯科用組成物を提供することである。より 具体的には、この発明の目的は、低コストであると同時に良好な洗浄力を与える 新規な歯科用組成物を提供することである。また、外観及び口中での感触が良く 医療的な特性も良好な歯科用組成物を提供することも発明の目的である。更に、 湿潤剤必要量が低く、研磨剤含有量が低くかつ水含有量が高い歯科用組成物を提 供することも発明の目的である。また、これに関連して、この発明の新規な歯科 用組成物の調製時に使用するに適した、低コストで製造される新規なアルミノ珪 酸ナトリウム研磨剤及び艶出剤を提供することもこの発明の目的である。さらに 、水の必要量が高く湿潤剤必要量が低いアルミノ珪酸ナトリウム生成物を提供す ることもこの発明の目的である。この発明の更に別の目的は、上記のような歯科 用組成物の他の成分と相溶性のある(compatible)アルミノ珪酸ナトリウム生成 物を提供することである。これに関連して、このようなアルミノ珪酸ナトリウム 化合物を生成するための安価な方法を提供することも目的となっている。 この発明の上記の目的及びそれに付帯する目的は、新しい歯科用組成物、新し いアルミノ珪酸ナトリウム生成物、及び、このような生成物の製造プロセスを提 供することである。より詳細には、この発明による歯科用組成物は、研磨剤、湿 潤剤材料、水、及び結合剤を含んでいる。この研磨剤は、アルミノ珪酸ナトリウ ム(SAS)生成物からなり、このSAS生成物の水の必要量は、100gのS AS生成物あたり水50gより大きい。また、歯科用組成物は、研磨剤に対する 水の重量比が1よりも大きくなっている。この発明の新規なアルミノ珪酸ナトリ ウム化合物は、式Na2O・Al2O3・4XSiO2・YH2Oを有し、Xが約2〜3.4であっ てYが約2X〜約3Xであることが好ましい。また、水の必要量は、100gの SAS生成物あたり約50gより多く、かつ、約90gより少ない。さらに、こ のアルミノ珪酸ナトリウム生成物の湿潤剤必要量が100gのSAS生成物あた り約80gより少ないことが好ましい。 この発明による新規なアルミノ珪酸ナトリウム生成物の生成プロセスは、硫酸 ナトリウム水溶液を用いてこれを加熱し、この水溶液に珪酸ナトリウムを加えて 水溶液のpHが約10.2に達したら、珪酸ナトリウムの添加を続けながら水溶 液への硫酸アルミニウム(alum)の添加を開始し、珪酸ナトリウムと硫酸アルミ ニウムの添加を続けてpHを約8.4まで低減したら、pHが約8.5に維持さ れるように硫酸アルミニウムの添加速度(addition rate)を低減し、珪酸ナト リウムの添加を完了させた後pHが約5.9になるまで硫酸アルミニウムの添加 を続けることからなる。沈殿した(precipitated)アルミノ珪酸ナトリウムを温 浸(digest)して反応を終了させることができる。このようにしてアルミノ珪酸 ナトリウム生成物をここで示した方法により低コストで生成することが出来る。 この発明の歯科用組成物は、洗浄能力、医療的な値、良好な外観と口中での感 触の良さがよく組合わさったものである。また、湿潤剤の割合と研磨剤の割合が 低く、水の割合が高いので、この発明の歯科用組成物は、古典的な配合物及び湿 潤剤の含有量が高い高価な配合物の双方に比べて非常に低いコストで提供するこ とができる。 この発明による歯科用組成物、アルミノ珪酸ナトリウム生成物及び方法の上記 目的とそれに付帯する目的及び利点は、以下の詳細な説明を参照すればより十分 に理解されよう。詳細な説明 継続的な研究によって、特異なアルミノ珪酸ナトリウム生成物を研磨剤系とし て用いた新世代の歯磨き剤組成物が見いだされた。この組成物における研磨剤に 対する湿潤剤の割合は、湿潤剤含有量の高い高価なシリカ系歯磨き剤組成物にお ける割合よりも非常に低い。また、この発明の組成物における研磨剤に対する水 の割合は、古典的組成物及び高価な組成物の双方と比較して非常に高くなってい る。従って、この新世代研磨剤系は、シリカ系組成物に比べて全体の系でのコス トが非常に低く、古典的なタイプの練り歯磨き剤のコスト限界をも超えた点で注 目に値するものである。 この発明による歯科用組成物は、研磨剤、湿潤剤材料、水及び結合剤からなる ことが好ましい。研磨剤は、水の必要量が100gの生成物あたり水50gより も大きいアルミノ珪酸ナトリウム生成物からなるものである。また、歯科用組成 物の研磨剤に対する水の重量比は1より大きい。一推奨実施例においては、歯科 用組成物は、約15〜約35重量%の研磨剤、約10〜約25重量%の湿潤剤材 料、約35〜約70重量%の水、及び約0.1〜約5重量%の結合剤からなって いる。より好ましくは、この歯科用組成物は、約20〜約30重量%の研磨剤、 約15〜約23重量%の湿潤剤材料、約40〜約60重量%の水、及び、約0. 5〜約2重量%の結合剤からなっているものである。 この発明の歯科用組成物に含まれる湿潤剤材料には、この技術分野における公 知の材料及び歯科用組成物において従来使用されてきた材料のうちのいずれのも のを用いてもよい。一推奨実施例においては、湿潤剤材料は、グリセリン、ソル ビトール、キシリトール、プロピレングリコール、コーンシロップ(corn syrup )、グルコース、及びそれらの混合物からなる群から選択される。特に、グリセ リンとソルビトールが好ましい。 同様に、この発明の歯科用組成物に含まれる結合剤は、この技術分野における 公知の材料及び歯科用組成物において従来使用されてきた材料のいずれのものか らなるものであってよい。好ましくは、結合剤は、アルカリ金属カルボキシメチ ルセルロース類、ヒドロキシエチルカルボキシメチルセルロース類、天然及び合 成ガム(gum)類、ポリビニルピロリドン、澱粉、水溶性親水コロイドカルボキ シビニルポリマ類、海藻コロイド類、及びこれらの混合物からなる群から選択さ れる。より好ましい実施例では、結合剤はカルボキシメチルセルロース材料で構 成されている。 この発明の歯科用組成物は、例えば、フッ化物供給化合物(fluoride-providi ng compound)を組成物中に含有させることによって医療的効果を与えることが できる。一推奨実施例では、このフッ化物供給化合物は、モノフルオロホスフェ ート、例えば、モノフルオロ燐酸ナトリウム、モノフルオロ燐酸リチウム、モノ フルオロ燐酸カリウム又はこれらの混合物、あるいは、モノフルオロ燐酸アンモ ニウムで構成されている。組成物中に含まれるフッ化物提供化合物の量は、約0 .1〜約2.0重量%であることが好ましい。 さらに、この歯科用組成物には、使用中の練り歯磨き剤組成物の分布領域を増 大させるために、また、口腔内全体に組成物が完全に行き渡るようにするために 、そして、組成物が美粧的な面でより許容できるものとなるように、1又はそれ 以上の有機界面活性剤や発泡剤が含まれていてもよい。有機界面活性剤の性質は 、アニオン性、ノニオン性、両性、又は、カチオン性であってよい。このような 界面活性剤の例としては、高級脂肪酸モノグリセリドモノスルフェート類、高級 アルキルスルフェート類、アルキルアリールスルホネート類、オレフィンスルホ ネート類、高級アルキルスルホアセテート類、及び低級脂肪族アミノカルボン酸 化合物の高級脂肪族アシルアミド類からなる水溶性塩類がある。これらの界面活 性剤は、単独で使用してもよいし、組み合わせて使用してもよい。一推奨実施例 では、組成物に含まれる界面活性剤の総量は、約0.1〜約5重量%である。 歯科用組成物は、更に、香味剤、着色剤、白色剤(whiting agent)、防腐剤 、抗菌剤等の、1又はそれ以上の成分を含んでいてもよい。適切な香味成分の例 としては、香味油、甘味剤等がある。これらの付加的な成分については、各々の 含有量が約0.1〜約2重量%であることが好ましい。 上記したように、この発明による歯科用組成物は、研磨剤に対する水の重量比 が1より大きいものである。従って、この組成物には、従来の多くの歯磨き剤組 成物と比較して、相対的に多量の水と少量の研磨剤及び湿潤剤が含まれている。 そのため、この発明の組成物は、従来の組成物に比べてかなり安価である。 代表的な配合物のコストを表IIIに示す。表IIIにおいては、この発明による6 種類の歯科用配合物のコストとともに、従来の古典的配合物及び従来の湿潤剤必 要量の高い高価な配合物にかかるコストが示されている。具体的には、種々の配 合物に関するコストは、研磨剤、湿潤剤、及び水の含有量に基づいて計算されて いる。なお、これらの含有量は、各配合物100kgあたり94kgをなすもの である。各配合物100kgのうちの残りの6kgは、界面活性剤、フッ化物提 供化合物、香味剤、甘味剤、及び防腐剤の組合わさったものからなっており、こ れらについては、含有量及びコストの両方の点で各配合物につき同じであると仮 定する。従って、コスト計算は、各配合物100kgあたりの94kgに基づい て行われており、この94kg分は配合物によって異なっている。種々の配合物 のコストを計算するにあたっては、以下に示す1kgあたりの材料価格を用いた 。 なお、単位はUSドルである。成分 S/kg DCPD(研磨剤) 1.06 シリカ(研磨剤及び増粘剤) 1.17 アルミノ珪酸ナトリウム(本発明) 0.88 グリセリン 96% 1.20 ソルビトール70%溶液 0.53 PEG 1.34 表IVに、表IIIの古典的配合物Aについてかかるコストと比較した場合の、本 発明による配合物(配合物C〜H)のコストの節約について示す。なお、節約分 の計算方法を説明すると、古典的配合物Aと比較した時の、この発明による配合 物Cにより得られたコスト節約は、次のように計算される。 ((77.70−51.60)/77.70)×100=33.6% また、表IVには、表IIIの配合物A〜Hの各々について、研磨剤に対する水の重 量比も示す。この研磨剤に対する水の重量比を求める方法を説明すると、配合物 Fについての比は以下のようになる。 (添加した水の重量+湿潤剤中の水の重量(存在する場合))/研磨剤の重量: (43kg+(0.3×21kg))/30kg=1.6 このように、この発明による歯科用組成物を使用すると、コストをかなり節約 することができる。 この発明のアルミノ珪酸ナトリウム生成物は、以下の反応順序により生成され る。 Al2(SO4)3+4(Na2O・XSiO2) → Na2O・4XSiO2・YH2O+3Na2SO4 ここで、Xは約2〜約3.4、より好ましくは、約2.6〜約3.3であり、Y は2X〜3Xである。この発明の具体的なプロセスによれば、硫酸ナトリウムの 水溶液を反応器に入れ、攪拌する。水溶液を加熱することが好ましい。反応順序 が終了するまで加熱し続けていてもよい。加熱は、少なくとも約60℃(140 °F)〜約93℃(200°F)、好ましくは約77℃〜91℃(170°F〜 195°F)の温度で適切に行う。即ち、硫酸ナトリウム溶液が約77℃〜91 ℃(170°F〜195°F)の温度に加熱され、反応中ずっとこの温度範囲で 維持されることが好ましい。 反応は、上記の水溶液に珪酸ナトリウムを添加することにより開始される。好 ましくは、珪酸ナトリウムは、水溶液として添加され、また、SiO2/Na2Oのモル 比Xは上記で定義されたものである。水溶液のpHが約10.2にいったん到達 したら、珪酸ナトリウムの添加を続け、かつ、硫酸アルミニウム(Al2(SO4)3・H2 O)の水溶液への添加を開始する。この硫酸アルミニウムは、精製されており、 かつ、水溶液として添加されることが好ましい。一推奨実施例では、珪酸ナトリ ウム溶液と硫酸アルミニウム溶液の双方が、反応のために水溶液に添加される前 に加熱される。珪酸ナトリウム溶液と硫酸アルミニウム溶液は、例えば、約49 ℃(120°F)の温度に加熱される。 珪酸ナトリウムと硫酸アルミニウムの添加は、水溶液のpHが約8.4に下が るまで続けられる。その後、水溶液混合物のpHを約8.5に維持するため、硫 酸アルミニウムの添加速度を低減する。次いで、珪酸ナトリウムの添加を終えて 、水溶液のpHが約5.9になるまで硫酸アルミニウムの添加を続ける。水溶液 のpHが約5.9になったら、硫酸アルミニウムの添加を中止する。その後、沈 殿アルミノ珪酸ナトリウム生成物を温浸させておく。 結果として得られたアルミノ珪酸ナトリウム生成物を含む温浸した混合物を濾 過し、収集された沈殿アルミノ珪酸ナトリウム生成物のケーク(cake)を洗浄し て硫酸ナトリウムを取り除くことができる。一推奨実施例では、洗浄後の湿った ケークを流動させるために僅かに希釈して、出来上がったケークスラリを、例え ば、水分率が約5%になるまで乾燥する。その後、生成物を最終的にどのように 使用するかによって、粒度を小さくするために生成物を微粉砕することができる 。例えば、アルミノ珪酸ナトリウム生成物を歯科用配合物に使用する場合には、 乾燥した生成物を微粉砕して、後の例に記載のマイクロトラック法(Microtracm ethod)により測定した時の平均粒度が約9ミクロンとなるまで粒度を小さくす る。 珪酸ナトリウム及び硫酸アルミニウムは、それぞれ全体として、Na2O・Al2O3 ・4XSiO2・YH2O(Xは約2〜約3.4であり、Yは約2X〜約3Xである)の式 を有するアルミノ珪酸ナトリウム生成物を生成するような量で反応混合物に添加 される。 上記したプロセスは、比較的短い生成時間でこの発明によるアルミノ珪酸ナト リウム生成物が容易に生成され、かつ、生成物の生成に要するコストが低いこと を示している。 この発明のアルミノ珪酸ナトリウム生成物は、歯科用組成物に使用するときに 組成物中の水の割合が比較的高く、かつ、湿潤剤の割合が比較的低くなるように 水の必要量が高くなっている。例えば、一推奨実施例では、この発明のアルミノ 珪酸ナトリウム生成物の水の必要量は、生成物100gあたり水約50gよりも 大きくされている。生成物の水の必要量の上限は、生成物100gあたり水約9 0gであることが好ましい。また、アルミノ珪酸ナトリウム生成物の湿潤剤必要 量は低く、生成物100gあたり湿潤剤約80gより小さくされている。さらに 、アルミノ珪酸ナトリウム生成物は比較的大きな細孔容積(pore volume)を有 しており、例えば、水銀注入法(mercury intrusion method)で測定された全細 孔容積は約1.40よりも大きい。この発明のアルミノ珪酸ナトリウム生成物に は、モノフルオロホスフェート類等のフッ化物提供材料に対して相溶性を有する という別の利点もある。このことは、アルミノ珪酸ナトリウムを歯科用配合物に 使用する際の利点を更に大きくする。 以下の例は、この発明のアルミノ珪酸ナトリウム生成物と歯科用組成物につい て示すものである。特に示さない限り、例中及び本願明細書中における全ての部 及びパーセントは重量に基づくものである。例1 この例は、この発明によるアルミノ珪酸ナトリウム生成物の生成を説明するも のである。 約114l(30ガロン)の反応器に、Na2SO4の10〜15%溶液を30l入 れる。この溶液は、継続的に攪拌され、約88℃±3(190°F±5)に加熱 される。なお、この温度は反応終了まで維持され、また、攪拌も反応終了まで継 続される。珪酸ナトリウムの20〜22%溶液(約49℃(120°F)に加熱 されたもの)を1分あたり1lの速度で正確に1分間添加して反応を開始する。 この珪酸ナトリウムは、SiO2/Na2Oのモル比が2.65のものである。1分後、 約49℃(120°F)の温度に加熱された硫酸アルミニウム(Al2(SO4)3・H2O )の40〜48%溶液を1分あたり0.4lの速度で添加する。この点で、反応 媒体のpHは約10.2である。珪酸塩と硫酸アルミニウムの添加が継続される ので、反応pHは約10分で約8.4に低下する。この点で、硫酸アルミニウム の添加速度を1分あたり0.3lに落とし、反応pHを8.5に保つ。 珪酸塩の全添加時間として43分が経過したのち、珪酸塩の流れを止める。硫 酸アルミニウムの添加は、反応pHが5.9±0.1に低下するまで継続される 。このpHになった点で、硫酸アルミニウムの添加を停止する。反応が完全に進 むように、15分間反応を温浸させておく。 反応スラリを濾過及び洗浄して、副生物であるNa2SO4を除去する。ケークスラ リを、水分率が約5%となるように噴霧乾燥して、その粒度が約9ミクロン(平 均粒度)になるまで微粉砕する。 結果として生成されたアルミノ珪酸ナトリウム生成物について、物理的及び化 学的分析を行った。その結果は以下のとおりであった。物理的性質 吸油量 cc/100g 68 表面積 m2/g 43 明度(brightness) 97.2 平均粒度 ミクロン 8.94 嵩密度(bulk density) lb/ft3 38.4化学分析 Na2O 4〜7 Al23 9〜13 SiO2 66〜76 水和水 残分(balance) また、生成物は、100gあたり水64.9gの水の必要量を有していること が測定でわかった。また、水銀注入容積法を用いて測定したところ、生成物の高 圧細孔容積は1.3152であり、低圧細孔容積は0.1546であり、全細孔 容積は1.47であることがわかった。細孔半径は5,000Åと測定された。 これらの値を、公知の歯科用配合物中で使用されている従来の研磨剤の値と比較 して、表Vと表VIに示す。 この明細書では、ASTM練り合せ法D281を用いて吸油量が測定されてい る。表面積は、ブルーノ(Brunaur)氏他によるJ.Am.Chem. Soc ,60,309(1938)に記載のBET窒素吸着法により測定されている 。明度の測定では、微粉材料をプレスにより平滑な表面を有するペレットにした ものについて、テクニダイン明度計(Technidyne Brightimeter)S−5/BC を用いて測定している。この計器は、試料に45°の角度で光を照射してその反 射光を0°で観察(view)する二光ビーム光学系(dual beam optical system) を有しており、TAPPI試験法T452とT646及びASTM基準D985 に従ったものである。所望の波長の反射光が一連のフィルタによって光電セルに 指向するようにされ、この光電セルで出力電圧に変換される。この信号は増幅さ れてから内部のマイクロコンピュータによって処理されて表示、及び、プリント アウトされる。 平均粒度は、リーズアンドノースラップ(Leeds and Northrup)社のマイクロ トラック(Microtrac)II装置を用いて測定される。具体的に言えば、液体中に 懸濁しており、流れをなして動いている粒子が入っている透明セルにレーザビー ムを入射させる。粒子に当たった光線は、その大きさに反比例した角度で散乱さ れる。光検出器アレイによって、予め定められた幾つかの角度で光の量が測定さ れる。その後、測定された光束値に比例する電気信号がマイクロコンピュータシ ステムにより処理されて、粒度分布のマルチチャンネルヒストグラムが形成され る。 嵩密度は、所定の重量の研磨剤が占める容積をリットルで表して求め、これを ポンド/立方フィート(lb/ft3)の単位にして記録した。 水の必要量及び湿潤剤の必要量は、次のようにして求める。この方法には、試 験する材料に手首の動きと同様でかつ剪断力を生じさせないような動き(wrist action non shear motion)を与えるスペックスミル(Spex Mill)(スペックス ・インダストリーズ社(Spex Industries,Inc.)製、#8000 ミクサミル (Mixer Mill))を使用した。適切な試験用ジャーは、125mlの容量を有し ている。試験は、単純に、試料を量りとって試験用ジャーに入れ、試験用の液体 を加えてスペックスミルで振盪させることによって行われる。試料の重さは0. 01gの精度で測定され、試験されるサンプルによって異なっている。試験用ジ ャーは、約半分まで満たされるべきであり、重量は、通常、5〜10gである。 液体を粉末に添加するにあたっては、粉末に小さな穴を作り、その穴に液体を注 いで、周りから乾いた粉末でそれを覆うようにすれば簡単に行うことができる。 このようにすると、振盪中に液体がジャーの側壁や蓋に付着するのを防止できる 。ジャーには、等しい重さの液体と試料が入れられ、試料はスペックスミルで3 0秒間振盪される。これは、50%の積載容量(carrying capacity)が開始点 であることを表している。かなりの量の液体がジャーの側壁に付着した場合は、 更に液体を加える前にスパチュラで擦り落とさなければならない。試料を観察し て、全ての液体が実際に試料に取り込まれたことを確認する。その後、同じジャ ーにさらに液体を加え、混合物をさらに30秒振盪する。乾燥した粉末と湿った 塊又は顆粒との混合物が生じた状態が観察されるまで、この手順を繰り返す。こ の点で、少量の増加分の液体を加える(約0.3〜0.5g)。この混合物は粉 末と塊の状態から徐々に全ての粉末が無くなった状態に変化することになる。こ のようになると終点であることがわかり、外観は「遊戯用粘土(play dough)」 のようになっている。即ち、終点では、試料が完全に飽和状態となり、その結 果得られる混合物は粘着感のある手触りとなっている。加えた液体の水または湿 潤剤の重さは、それぞれ、試料100gあたりの水又は湿潤剤の必要量を計算す るのに用いられる。この発明で用いられる、通常使用される湿潤剤は、グリセリ ンとソルビトールである。 細孔容量(水銀細孔容量)は、オートスキャン60多孔度計(Autoscan 60 Po rosimeter)(クウアンタクローム社(Quantachrome Corporation)製)を用い て求めている。この計器は、種々の材料の空隙容量と細孔径分布を測定するもの である。水銀を圧力の関数として空隙中に強制的に注入し、注入した水銀の、試 料のグラムあたりの体積を各圧力条件において計算する。ここでいう全細孔容積 とは、真空状態から約4200kg/cm2(60,000psi)の圧力にお いて注入した水銀の累積容積を表している。各圧力条件における容積の増加分( cc/g)を、圧力条件の増加分に対応する細孔半径に対してプロットする。注 入容積−細孔半径曲線のピークは、細孔径分布のモードに対応する。これによっ て、試料の細孔径のうち最も多いものが特定される。例2 この例は、この発明による歯科用組成物を説明するものである。各組成物に含 まれる成分を、各成分がそれぞれの組成物中にどれだけ含まれているかを重量部 で表した量と共に表VIIに示す。 これらの組成物で使用される研磨剤は、概して例1に示す方法に従って生成さ れたアルミノ珪酸ナトリウムからなるものである。組成物1〜3においては、湿 潤剤がソルビトールの70%溶液で構成されている。組成物4〜6においては、 湿潤剤はグリセリンの99.5%溶液からなっている。組成物1〜6の各々にお いて、結合剤はカルボキシメチルセルロース(CMC−7MXF)からなるもの である。表VIIに示すように、組成物2及び5には、組成物に医療的な有用性を 与えるモノフルオロホスフェート化合物(MFP)が含まれている。また、各組 成物には、防腐剤、甘味剤、香味剤、白色剤及び界面活性剤を組み合わせたもの が 含まれており、これらの組みあわせが組成物中3.05重量部をなしている。こ の例に示す組成物は、よく汚れを落とし、また、立上り(stand up)及び光沢も よいなど好ましい外観を有している。また、この組成物のきめや口内での感触も 満足できるものである。この組成物の利点は、研磨剤が比較的安価に製造でき、 また、組成物の水の必要量が比較的高くかつ湿潤剤必要量が低いため、製品を比 較的安価に提供できるという点である。さらに、組成物2と5から明らかなよう に、これらの組成物は、モノフルオロホスフェート化合物類に対して良好な相溶 性を有している。例3 この例は、表VIIIにしめすようなこの発明による歯科用材料をさらに説明する ものである。具体的には、配合物7〜9がこの発明によるものであり、配合物1 0は研磨剤として第二燐酸カルシウムを含む上記したような古典的歯科用配合物 を示すものである。この発明による配合物においては、組成物中の研磨剤含有量 が25重量%〜35重量%の範囲で変えられている。また、この例で使用された 配合物について測定された種々の特性を表IXに示す。 このように、この発明の歯科用組成物は、良好な研磨及び洗浄特性を有してい る。この発明の歯科用材料においては、RDA値が好ましくは少なくとも80、 更に好ましくは少なくとも90であり、PCR値が少なくとも75、更に好まし くは少なくとも80である。 この明細書においては、フッ化物の有効性(fluoride availability)を、可 溶性フッ化物法(soluble fluoride method)を用いて求めている。この方法で は、練り歯磨き剤組成物をラミネートチューブ中に所定の長さの時間及び温度で 保存した後、10gの組成物を10mlビーカに入れて、そこに45gの蒸留水 を加える。この混合物をかき混ぜてスラリ状にし、練り歯磨き剤を均一に分散さ せる。次いで、このスラリを15,000rpmで10分間または上澄みが透明 になるまで遠心分離してから、10mlの上澄み液をピペットでプラスチック製 のバイアルに移す。その後、このプラスチック製バイアルに2モルの過塩素酸を 5mlピペットで同様に入れ、バイアルに蓋をして混合し、24時間室温にて放 置しておく。次いで、1.5モルのクエン酸ナトリウム緩衝液25mlをピペッ トでバイアルに入れる。このクエン酸ナトリウム緩衝液は、500mlの蒸留水 に220.6gのクエン酸ナトリウムを溶かして調製されたものである。磁気攪 拌子(magnetic stir bar)を入れ、ゆるやかな攪拌を開始する。フッ化物イオ ン濃度は、上澄み液中のフッ化物のppmを求めるためのオリオン(Orion)フ ッ化物電極(95−09モデル)を用いて直接電位差測定法(direct potentiom etry)により求めた。フッ化物有効性の値は、測定した可溶フッ化物のppmを 理論的に有効な(available)可溶フッ化物に対する割合として表して計算した 。 RDA(放射性象牙質研磨)値は、ヘッフェレン(Hefferren)氏によりJo urnal of Dental Research の1976年7−8月号の 563〜573頁に開示され、ウェイソン(Wason)氏による米国特許第4,3 40,583号、4,420,312号及び4,421,527号に記載された 方法により求められた。なお、これらの刊行物及び特許の開示内容を引用により この明細書に含めるものとする。 PCR(薄膜洗浄率)の洗浄値は、以下のようにして求める。 牛の永久歯の中央の門歯(中切歯)を切断して、約10×10mmの大きさを 有する唇側のエナメル質の試料片を得た。このエナメル質試料片を、エナメル質 だけが露出するように自動重合(auto-polymerizing)メタクリレート樹脂に埋 め込んだ。次いで、エナメル質面を宝石研磨用の旋盤(ホイール)で平滑化及び 研磨して、早く汚れが付着したり累積するように軽くエッチングした。これらを (37℃の培養器内の)回転ロッドに配置して、空気中と、トリプチカーゼの入 った豆の煮汁(trypticase soy broth)、茶、コーヒ、ムチン、FeCl3及びサル チーナルテア(Sarcina lutea)からなる溶液とに交互にさらした。 汚れている豆の煮汁の交換及び1日2回の試料片のすすぎを4日間行った。4 日後には、黒く汚れた薄膜がエナメル質表面上ではっきりとわかるようになった 。その後、試料片をすすいでから風乾し、使用するまで冷蔵しておいた。なお、 全ての生成物の試験には、同時に調製した試料片を用いた。 生体外の(in vitro)汚れの量について、比色分析的に(ミノルタ(Minolta )C221 比色計(colorimeter)を用いて)LABスケールのL値のみによ って格付けした。試料片の評価の対象となる部分を、10×10mmのエナメル 質の中央における直径約6.3mm(1/4インチ)の円とし、評価の結果が2 5〜40(25の方が黒く汚れていることを表している)の範囲である試料片を 用いた。これらの評価結果に基づいて、試料片を、各々8個の試料片からなるグ ループに分けた。各グループは、同じ平均基線評価結果(average baseline sco re)を有するものであった。 その後、試料片を、ソフトナイロン繊維(Oral−B40)の歯ブラシを備 えた自動V−8クロスブラッシング機にセットし、エナメル質面にかかる張力を 150gに調整した。歯磨き剤は、25gの歯磨き剤と40mlの脱イオン化水 を混合してスラリとして調製されたものを使用した。ADA(American Dental Association)基準材料は10gの材料と50mlのCMCの0.5%溶液を混 合して調製された。それぞれの試料片は800回(4分間半)ブラッシングされ た。機械的な変動を最小限にするために、8つのブラッシングヘッドの各々で1 つのグループの1つの試料片をブラッシングした。スラリは、4本の歯のブラッ シングに使用するごとに新しいものを作った。ブラッシングの後、試料片をすす ぎ、水気をとって乾燥させ、上記したようにして再び汚れの評価を行った。その 後、この実験を、2組目をなす各グループの8個の試料片を用いて繰り返し、グ ループの全数Nは16となった。 ブラッシング前後の汚れの評価の差が求められ、各実験の基準群に対して平均 と標準誤差が計算された。 2つ(各実験に1つずつ)の基準材料群に対する洗浄率を100とした。10 0を各基準群に対する平均差分(decrement)で割り算して、各実験における各 個別の試験差分の複数倍に対する定数を求めた。次いで、各試料片の個別の洗浄 率が計算された(差分×定数)。その後、この個別の洗浄率を用いて、各グルー プ(N=16)に対する平均とSEM(平均の標準誤差)が計算された。洗浄率 の値が大きくなると、この試験において除去された汚れの薄膜の量も大きくなっ た。 (a=0.10における)分散(variance)の等質性(homogeneity)のため にバートレット(Bartlett)χ2検定を用いて、個別平均の統計的解析を行った 。分散の等質性が仮定されえたため、ANOVA(分散分析)を用いて有意差を 求めた。有効(significant)「F」値を示し、スチューデント−ニューマン− ケウルス(Student Newman Keuls:SMK)テストを用いて個別平均間の統計的 有意差を求めた。 上記した各例は、この発明の具体的な実施例を説明するために示したものであ り、この発明の組成物及び方法の範囲を制限するものではない。当業者であれば 、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内に含まれるその他の実施例及び利点 が明らかであろう。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年12月19日 【補正内容】 請求の範囲 1. 研磨剤、湿潤剤材料、水及び結合剤からなる歯科用組成物であって、上記 研磨剤は水の必要量が生成物100gあたり水50gよりも大きいアルミノ珪酸 ナトリウムからなり、また、上記歯科用組成物の研磨剤に対する水の重量比が1 よりも大きい、歯科用組成物。 2. 約15〜約35重量パーセントの研磨剤と、約10〜約25重量パーセン トの湿潤剤材料と、約35〜約70重量パーセントの水と、約0.1〜約5重量 パーセントの結合剤からなる、請求項1に記載の歯科用組成物。 3. 約20〜約30重量パーセントの研磨剤と、約15〜約23重量パーセン トの湿潤剤材料と、約40〜約60重量パーセントの水と、約0.5〜約2重量 パーセントの結合剤とからなる、請求項2に記載の歯科用組成物。 4. 上記湿潤剤材料が、グリセリン、ソルビトール、キシリトール、プロピレ ングリコール、コーンシロップ、グルコース及びこれらの混合物からなる群から 選択されるものである、請求項1に記載の歯科用組成物。 5. 上記結合剤が、アルカリ金属カルボキシルメチルセルロース類、ヒドロキ シエチルカルボキシメチルセルロース類、天然及び合成ガム類、ポリビニルピロ リドン、澱粉、水溶性親水コロイドカルボキシビニルポリマ類、海藻コロイド類 、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものである、請求項1に記載の 歯科用組成物。 6. フッ化物供給化合物、香味剤類、着色剤類、白色剤類、防腐剤類、発泡剤 類、及び抗菌剤類からなる群から選択された、少なくとも1つの添加剤をさらに 含む、請求項1に記載の歯科用組成物。 7. 上記少なくとも1つの添加剤が約0.1〜約2重量パーセントの量で添加 される、請求項6に記載の歯科用組成物。 8. 少なくとも80のRDA値を有する、請求項1に記載の歯科用組成物。 9. 少なくとも75のPCR値を有する、請求項1に記載の歯科用組成物。 10. 粒子の形でアルミノ珪酸ナトリウムを生成する方法であって、 硫酸ナトリウムの水溶液を攪拌するステップと、 上記水溶液に珪酸ナトリウムを添加して、この水溶液のpHをいったん約10 .2にして、珪酸ナトリウムの添加を続けると同時に上記水溶液に硫酸アルミニ ウムを添加するステップと、 上記水溶液への珪酸ナトリウムと硫酸アルミニウムの添加を続けて水溶液のp Hを約8.4まで下げたのち、硫酸アルミニウムの添加速度を低減して、pHを 約8.5に維持するステップと、 珪酸ナトリウムの添加を完了し、溶液のpHが約5.9になるまで硫酸アルミ ニウムの上記水溶液への添加を続けるステップと、 反応混合物を温浸させておくステップと、 からなるアルミノ珪酸ナトリウムの生成方法。 11. 上記硫酸ナトリウムの水溶液を少なくとも約60℃(約140°F)の 温度に加熱する、請求項10に記載の方法。 12. 上記温浸させた混合物を濾過するステップと、収集された沈殿アルミノ 珪酸ナトリウム生成物を洗浄するステップとをさらに含む、請求項10に記載の 方法。 13. 上記収集された沈殿アルミノ珪酸ナトリウム生成物を、水分率が約5パ ーセントになるまで乾燥させるステップをさらに含む、請求項12に記載の方法 。 14. 上記乾燥した生成物を微粉砕して、平均粒度を約9ミクロンにするステ ップをさらに含む、請求項13に記載の方法。 15. 添加される上記珪酸ナトリウムと上記硫酸アルミニウムのそれぞれの総 量が、Na2O・Al2O3・4XSiO2・YH2Oの式を有し、Xが約2〜約3.4であり、Y が約2X〜約3Xである、アルミノ珪酸ナトリウム生成物を与えるようなもので ある、請求項10に記載の方法。 16. Xが約2.6〜約3.3である、請求項15に記載の方法。 17. 上記珪酸ナトリウムが、約49℃(約120°F)の温度で、水溶液と して添加される、請求項10に記載の方法。 18. 上記硫酸アルミニウムが、約49℃(約120°F)の温度で、水溶液 として添加される、請求項10に記載の方法。 19. 請求項10に記載の方法により生成されるアルミノ珪酸ナトリウム。 20. 歯科用組成物に使用するためのアルミノ珪酸ナトリウムであって、上記 アルミノ珪酸ナトリウムは、Na2O・Al2O3・4XSiO2・YH2Oの式を有し、Xが約2 〜約3.4であり、Yが約2X〜約3Xであり、また、100gのアルミノ珪酸 ナトリウム生成物あたり水約50gよりも大きく、100gのアルミノ珪酸ナト リウム生成物あたり水約90gよりも小さい水必要量を有する、アルミノ珪酸ナ トリウム。 21. 100gのアルミノ珪酸ナトリウムあたり湿潤剤80gよりも小さい湿 潤剤必要量を有する、請求項20に記載のアルミノ珪酸ナトリウム。 22. 水銀注入法で測定したとき、約1.40cc/gより大きい全細孔容積 を有する、請求項20に記載のアルミノ珪酸ナトリウム。 23. 約0.72g/cm3(約45lb/ft3)より小さい嵩密度を有する、請 求項20に記載のアルミノ珪酸ナトリウム。 24. 約9ミクロンの平均粒度を有する、請求項20に記載のアルミノ珪酸ナ トリウム。 25. 重量パーセントとして、4〜7%のNa2Oと、9〜13%のAl2O3と、6 6〜76%のSiO2と、残分水とからなる、請求項20に記載のアルミノ珪酸ナト リウム。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 研磨剤、湿潤剤材料、水及び結合剤からなる歯科用組成物であって、上記 研磨剤は水の必要量が生成物100gあたり水50gよりも大きいアルミノ珪酸 ナトリウムからなり、また、上記歯科用組成物の研磨剤に対する水の重量比が1 よりも大きい、歯科用組成物。 2. 約15〜約35重量パーセントの研磨剤と、約10〜約25重量パーセン トの湿潤剤材料と、約35〜約70重量パーセントの水と、約0.1〜約5重量 パーセントの結合剤からなる、請求項1に記載の歯科用組成物。 3. 約20〜約30重量パーセントの研磨剤と、約15〜約23重量パーセン トの湿潤剤材料と、約40〜約60重量パーセントの水と、約0.5〜約2重量 パーセントの結合剤とからなる、請求項2に記載の歯科用組成物。 4. 上記湿潤剤材料が、グリセリン、ソルビトール、キシリトール、プロピレ ングリコール、コーンシロップ、グルコース及びこれらの混合物からなる群から 選択されるものである、請求項1に記載の歯科用組成物。 5. 上記結合剤が、アルカリ金属カルボキシルメチルセルロース類、ヒドロキ シエチルカルボキシメチルセルロース類、天然及び合成ガム類、ポリビニルピロ リドン、澱粉、水溶性親水コロイドカルボキシビニルポリマ類、海藻コロイド類 、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものである、請求項1に記載の 歯科用組成物。 6. フッ化物供給化合物、香味剤類、着色剤類、白色剤類、防腐剤類、発泡剤 類、及び抗菌剤類からなる群から選択された、少なくとも1つの添加剤をさらに 含む、請求項1に記載の歯科用組成物。 7. 上記少なくとも1つの添加剤が約0.1〜約2重量パーセントの量で添加 される、請求項6に記載の歯科用組成物。 8. 少なくとも80のRDA値を有する、請求項1に記載の歯科用組成物。 9. 少なくとも75のPCR値を有する、請求項1に記載の歯科用組成物。 10. 粒子の形でアルミノ珪酸ナトリウムを生成する方法であって、 硫酸ナトリウムの水溶液を攪拌するステップと、 上記水溶液に珪酸ナトリウムを添加して、この水溶液のpHをいったん約10 .2にして、珪酸ナトリウムの添加を続けると同時に上記水溶液に硫酸アルミニ ウムを添加するステップと、 上記水溶液への珪酸ナトリウムと硫酸アルミニウムの添加を続けて水溶液のp Hを約8.4まで下げたのち、硫酸アルミニウムの添加速度を低減して、pHを 約8.5に維持するステップと、 珪酸ナトリウムの添加を完了し、溶液のpHが約5.9になるまで硫酸アルミ ニウムの上記水溶液への添加を続けるステップと、 反応混合物を温浸させておくステップと、 からなるアルミノ珪酸ナトリウムの生成方法。 11. 上記硫酸ナトリウムの水溶液を少なくとも約60℃(約140°F)の 温度に加熱する、請求項10に記載の方法。 12. 上記温浸させた混合物を濾過するステップと、収集された沈殿アルミノ 珪酸ナトリウム生成物を洗浄するステップとをさらに含む、請求項10に記載の 方法。 13. 上記収集された沈殿アルミノ珪酸ナトリウム生成物を、水分率が約5パ ーセントになるまで乾燥させるステップをさらに含む、請求項12に記載の方法 。 14. 上記乾燥した生成物を微粉砕して、平均粒度を約9ミクロンにするステ ップをさらに含む、請求項13に記載の方法。 15. 添加される上記珪酸ナトリウムと上記硫酸アルミニウムのそれぞれの総 量が、Na2O・Al2O3・4XSiO2・YH2Oの式を有し、Xが約2〜約3.4であり、Y が約2X〜約3Xである、アルミノ珪酸ナトリウム生成物を与えるようなもので ある、請求項10に記載の方法。 16. Xが約2.6〜約3.3である、請求項15に記載の方法。 17. 上記珪酸ナトリウムが、約49℃(約120°F)の温度で、水溶液と して添加される、請求項10に記載の方法。 18. 上記硫酸アルミニウムが、約49℃(約120°F)の温度で、水溶液 として添加される、請求項10に記載の方法。 19. 請求項10に記載の方法により生成されるアルミノ珪酸ナトリウム。 20. Na2O・Al2O3・4XSiO2・YH2Oの式を有し、Xが約2〜約3.4であり、 Yが約2X〜約3Xである、アルミノ珪酸ナトリウムであって、100gのアル ミノ珪酸ナトリウム生成物あたり水約50gよりも大きく、100gのアルミノ 珪酸ナトリウム生成物あたり水約90gよりも小さい水必要量を有する、アルミ ノ珪酸ナトリウム。 21. 100gのアルミノ珪酸ナトリウムあたり湿潤剤80gよりも小さい湿 潤剤必要量を有する、請求項20に記載のアルミノ珪酸ナトリウム。 22. 水銀注入法で測定したとき、約1.40cc/gより大きい全細孔容積 を有する、請求項20に記載のアルミノ珪酸ナトリウム。 23. 約0.72g/cm3(約45lb/ft3)より小さい嵩密度を有する、請 求項20に記載のアルミノ珪酸ナトリウム。 24. 約9ミクロンの平均粒度を有する、請求項20に記載のアルミノ珪酸ナ トリウム。 25. 重量パーセントとして、4〜7%のNa2Oと、9〜13%のAl2O3と、6 6〜76%のSiO2と、残分水とからなる、請求項20に記載のアルミノ珪酸ナト リウム。
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