JPH10500864A - H.Pylori発酵プロセス - Google Patents

H.Pylori発酵プロセス

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JPH10500864A JP8515176A JP51517696A JPH10500864A JP H10500864 A JPH10500864 A JP H10500864A JP 8515176 A JP8515176 A JP 8515176A JP 51517696 A JP51517696 A JP 51517696A JP H10500864 A JPH10500864 A JP H10500864A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、Helicobacter pyloriの培養、およびH.pyloriにより生産されるサイトトキシンの精製のための新規の方法に関する。詳細には、空胞化サイトトキシンを生産させるために、1g/Lを越えるグルコースを含む培地中でH.pyloriを培養する。

Description

【発明の詳細な説明】 H .Pylori発酵プロセス 本発明は、Helicobacter pyloriの培養、およびH.pyloriが生産するサイトト キシンの精製のための新規の方法に関する。詳細には本発明の適用は、H.pylor iの発酵のための新規の培地に関する。 H.pyloriは、湾曲した(curved)グラム陰性の微好気性細菌で、ヒトのB型 胃炎に関する細菌として約10年前に単離された。H.pyloriはヒトの胃粘膜にコ ロニーを形成して慢性的な感染を確立し、その結果胃潰瘍および十二指腸潰瘍を 起こし得(Blazer,1990、Journal of Infectious diseases,161,629-633)、 そして胃癌の発生の危険因子になり得る(Parsonnetら、1991,New England Jou rnal of Medicine,325,1227-1131)。H.pyloriと胃の病気との間の関係の発 見により、これらの疾患の治療的アプローチは、抗酸薬による症状の処置から抗 生物質を用いた細菌感染の根絶へと変化した(Marshall、1993,Gastroenterol .Clin.Northam.22,183-198)。 長い間、感染およびそれによって引き起こされる疾患はワクチンを接種するこ とによって、予防および処置され得た。現在、細菌の付着、コロニー形成および 毒性に関するいくつかの因子が同定されており、そしてワクチンの構成成分とし てのこれらの適合の研究が行われている。最も興味深い因子の1つは、空胞化( vacuolating)サイトトキシン(Vac A)であり、これは何種類かの哺乳類細胞株 において大きな塊となった空砲形成を引き起こし(Luenk、1991,Rev.Infect. Dis.13(増刊8),s683-s689)、そしてマウスにおいて潰瘍形成を引き起こす (Telfordら、J.Exp.Med.179,1653-1658)。精製されたサイトトキシンは、 87KDから94KDのタンパク質であり(Telfordら、前出; CoverおよびBlazer,1992 ,J.Biol.Chem.267,10570-10575)、細菌の培養上清から極微量精製され得 る。Vac Aの作用機構の理解、ならびにその血清学の研究、その疾患における役 割、およびワクチン抗原としてのその実用性を得るためには、大量のタンパク質 が必要である。通常用いられているH.pyloriの培養およびサイトトキシン精製 の方 法を用いて、このような大量のタンパク質を得ることはできない。 H.pyloriの実験室の培養は困難で、そして通常血清、血液、または血液の派 生物を含む複合培地を必要とする(Shahamatら、1991,J.Clin.Microbiol.29 ,2838-2837; BuckおよびSmith,1987,J.Clin.Microbiol.25,597-599; Mor ganら、1987,J.Clin.Microbiol.25,2123-2125)。これらの培地は、サイト トキシンの単離に用いられる精製手順を防害する。 最近、シクロデキストリンの培養培地への添加が、上記に同定された添加物を 代用し得、そしてH.pyloriの増殖を維持し得ることが示されている(Olivieri ら、1993,J.Clin.Microbiol.31,160-162)。しかし、生物の増殖は比較的 遅いままである。 一般に、H.pyloriに必要とされる不可欠な増殖因子およびその代謝について は、ほとんど知られていない。例えば、糖からの酸の生成に基づく早期の研究は 、糖類の発酵経路についての証拠を見いださなかったが、さらに最近の証拠は、 H.pyloriがグルコースのような糖類を異化代謝し得ることを示す。ペントース リン酸経路およびグルコキナーゼ活性の存在が、最近証明されており(Mendzお よびHazzell 1991,FEMS Microlol.Lett.84,331-336; MendzおよびHazzell, 1993,Arch.Biochem.Biophys.300,522-525)、そしてグルコースの利用が証 明されている(Mendzら、1993,J.Gen.Microbiol.139,3023-3028)。 H.pyloriがグルコースを利用できることは証明されているが、現在までグル コースがこの生物にとって好ましい基質であるかどうかは決定されていない。さ らに、H.pyloriにおけるグルコース利用の効果は未知のままであり、そしてグ ルコース利用が、細菌の増殖に対して、正または負の方向に影響を与えているか どうかは明らかではない。 発明者らはここで、H.pylori培養液へグルコースを流加すること(feeding) により、その結果、この生物の増殖速度の実質的な改善をもたらし、そして発酵 プロセスの終了時点で利用可能なバイオマスを増大することを示した。さらに、 空胞化サイトトキシンの生産量が改善される。従って、本発明の第1の局面によ れば、空胞化サイトトキシンを生産するH.pyloriを培養するための方法を提供 する。これは、H.pyloriを1Lあたり1gを超えるグルコースを含有する培地中 で培養する方法である。 好ましくは、グルコースはD-グルコースである。培養培地中にグルコースを 用いることにより、その結果、培地の光学密度(これは存在するH.pyloriの細 胞数を示す)を、ほぼ一桁増大することが示されている。さらに、空胞化サイト トキシンの生産量は4倍になる。 好都合には、グルコースを補充した増殖培地は、brucella broth(トリプトン (1Lあたり10g)、ペプタミン(1Lあたり10g)、グルコース(1Lあたり1g) 、酵母抽出物(1Lあたり2g)、塩化ナトリウム(1Lあたり5g)、および重亜 硫酸ナトリウム(1Lあたり0.1g)からなる複合培地)である。この培地は、先 行技術のように血液の派生物を補充され得るが、好都合には、以前に記載されて いるように(Olivieriら、前出)、シクロデキストリンで補充される。好ましく は、brucella broth 1Lあたり約2gのシクロデキストリンを用いる。 グルコースは、発酵プロセスの開始時点で、単回量の添加として添加され得る 。しかし好ましくは、グルコースは、複数回、または流加培養プロセス(fed ba tch process)での発酵中の継続的な流加によって添加される。培養液に添加さ れるグルコース量は、培地中のグルコースレベルを(好ましくは1Lあたり2gか ら6gの間に)維持するために十分であるべきである。好ましくは、グルコース 濃度は、培養期間(好都合には36時間から96時間の間)を通じてこのレベルまた はこれを超えるレベルに保たれる。 本発明の第2の局面によれば、H.pylori空胞化サイトトキシンを生産するた めの方法が提供される。これは、本発明の第1の局面による、グルコース補充培 地においてH.pyloriを培養する工程を含む。 空胞化サイトトキシンは、当該分野で公知の任意の適切な方法による細菌培養 培地から単離され得る。しかし好ましくは、空胞化サイトトキシンは、タンパク 質を硫酸セルロースマトリックスに吸着する工程、および続いて塩濃度勾配を用 いてそれらを溶出する工程を含む方法により、単離される。 当該分野で以前に記載された方法(空胞化サイトトキシンを単離するためにフ ェニルセファロースへの吸着を用いる方法)は、不十分であり、かつ非常に低い 収率(0.5%のオーダー)を得ることがわかっている。これと比較して、硫酸セ ルロースとの結合は本質的に定量的で、かつ15%から20%の収率が可能である。 本発明はさらに、H.pylori空胞化サイトトキシンの精製方法を提供する。こ れは以下の工程を含む: a) H.pylori発酵液の上清中のタンパク質を濃縮するために、H.pylori発酵 液の上清を処理する工程; b) 100mM Naclに相当する塩濃度を含有する緩衝液中で、このタンパク質を懸 濁する工程; c) このタンパク質を、硫酸セルロースカラムに吸着させる工程; d) リン酸緩衝液(pH6.5))中の0.1〜1.5M Naclに相当する塩濃度勾配を用 いて、カラムから結合したタンパク質を溶出する工程; e) 空胞化サイトトキシンを含む溶出物の画分を選択する工程; f) 必要に応じて、サイトトキシンをさらに濃縮し、そして制御された細孔( pore)マトリックスを用いて、サイズ分離する工程。 上記の方法の工程a)に必要とされるようなタンパク質を濃縮する方法は、当 該分野で公知である。例えばタンパク質は、硫酸アンモニウム(好ましくは50% の飽和硫酸アンモニウム)中に、容易に沈澱し得、続いて、工程b)において、 100mM NaCl、20mMリン酸緩衝液(pH6.5)中に再懸濁され得る。あるいは、タン パク質は、接線濾過(tangentrial filtration)およびダイアフィルトレーショ ン(Minlset OMEGA,cut-off 300kDa,Filtron)によって濃縮され得る。 好ましくは、硫酸セルロースカラムはMatrexTMカラムである。好ましくは、カ ラムからの溶出が、リン酸緩衝液(pH6.5)において、0.1Mと1.5Mとの間のNaCl 塩勾配で行われる。カラムから溶出された画分は、好都合には、VacA特異的抗血 清を用いたウェスタンブロットによりVacAについてアッセイされる。 VacAは、VacAを含む画分をプールし、そしてこのタンパク質を濃縮することに よって単離され得る(例えば、硫酸アンモニウムでの沈澱、PBSへの再懸濁、そ してこれに次ぐサイズ分離による)。この後者の工程は、例えばPBSで平衡化さ れたSuperose 6(Pharmacia)カラムにおいて行われ得る。 好ましくは、この方法は、本発明の第一の局面で記載したような、グルコース を補充した培地においてH.pyloriを培養する工程をさらに包含する。 本発明はまた、H.pylori感染に対して生物をワクチン接種するための方法を 提供する。この方法は、上記のVacA試料を調製する工程、およびそれによって調 製されたVacAを含む組成物、あるいはH.pylori特異的免疫原性を保持するVacA のフラグメントまたは誘導体を生物に投与する工程を含む。 本発明のワクチンは、当該分野で公知のいくつかの技術により処方され得る。 本発明のワクチンは、予防的(感染を防ぐために)または治療的(感染後の疾 患を処置するために)のいずれでもあり得る。 このようなワクチンは、単数または複数の抗原を含む。通常は、「薬学的に受 容可能なキャリアー」と組み合わせる。この「薬学的に受容可能なキャリアー」 には、それ自身では、組成物を受容する個体に有害な抗体生産を誘導しない任意 のキャリアーが含まれる。適切なキャリアーは、代表的に大きく、ゆっくりと代 謝されるマクロ分子である(例えば、タンパク質、多糖、ポリ乳酸、ポリグリコ ール酸、アミノ酸重合体、アミノ酸共重合体、脂質集合体(aggregates)(例え ばオイル小滴またはリポソーム)、および不活性ウイルス粒子)。このようなキ ャリアーは当業者において周知である。さらに、これらのキャリアーは、さらな る免疫剌激剤(「アジュバント」)として機能し得る。 さらに、この抗原は、細菌類毒素(例えば、ジフテリア、破傷風、コレラ、H .pyloriなどの病原体由来の類毒素)に結合され得る。 免疫原性の組成物(例えば、抗原、薬学的に受容可能なキャリアー、およびア ジュバント)は、代表的には希釈液(例えば、水、生理食塩水、グリセロール、 エタノールなど)を含む。さらに、補助的物質(例えば、湿潤剤、または乳化剤 、pH緩衝化剤など)が、このようなビヒクル中に存在し得る。 ワクチンとして用いられる免疫原性の組成物は、免疫学的に有効な量のアジュ バントおよび抗原、ならびに必要な場合、任意の他の上記の成分を含む。「免疫 学的に有効な量」によって、単回用量でまたはシリーズの一部としてのいずれか での個体への免疫学的に有効な量の投与は、処置または予防に効果的であること が意味される。この量は、以下に依存して変化する:処置されるべき個体の健康 状態および肉体状態、処置されるべき個体の分類学的グループ(例えば、非ヒト 霊長類、霊長類など)、個体の免疫系の抗体合成能、所望される防御の程度、ワ クチンの処方物、処置している医者の医学的状態の評価、および他の関連因子。 この量は、日常の試験により決定され得る相対的に広い範囲内に入ることが期待 される。 投薬処置は、単回用量計画または複数回用量計画により行われ得る。ワクチン は、他の免疫調節剤と共に投与され得る。 特定の好ましい実施態様において、本発明によるワクチンは粘膜アジュバント (mucosal adjuvant)との組み合わせで投与される。この粘膜アジュバントは、 好都合には、本発明者らの同時係属中の英国特許出願第9326174.1号で「粘膜ア ジュバント」と命名された、細菌のADP-リボシル化(ribosylating)毒素の変異 体である。 本発明は、ワクチンとして用いるための組成物の調製について本発明の第一の 局面に記載に従って調製されたVacAの使用を提供する。 ここで本発明を、単に例示する目的のために、以下の図の参照と共に以下の実 施例において記載する。 図1は、7Lのバイオリアクター中に2g/Lシクロデキストリンを含むbrucella broth培地中のH.pylori CCUG 17874の生育の速度論を示す; 図2は、グルコースの流加が使用された以外は、図1で示された実験と同一の 実験の生育の速度論を示す。 図3は、グルコースを流加する(A)、および流加しない(B)H.pyloriの 増殖中のVacA濃度を示す。 図4は、吸光度280mmで測定したMatrexカラム(実線)からのタンパク質の溶 出プロフィールを示す。Nacl濃度勾配を点線で示す。 図5は、Superose6カラムから部分的に精製されたサイトトキシン溶出物の、 A280のプロフィールを示す。 図6は、精製されたサイトトキシンのSDSゲルのクマシーブルーでの染色(A )、およびAで示された材料のイムノブロット(B2)、ならびにプロセスされ た37kDaおよび58kDa産物示す同様の調製物(B1)を示す;および 図7は、サイトトキシンの空胞化活性の、精製されたVacAに対して惹起した抗 血清による中和を示す。 図8は、スケールアップ(30L発酵槽)反応における、H.pyloriの増殖曲線お よびVacA生産を示す。ここでVacAは上清中(VacA(s))、およびペレットと結合 して(VacA(p))見い出され得る。 実施例 実施例1 グルコース補充培地におけるVacA生産 材料および方法 細菌株 Helicobacter pylori CCUG 17874(型株、培養物コレクション、Univ ersity of Goteborg)が、本研究で用いられた。 培地および補充物 以下の抗生物質(全てSigmaによる)によって補充されたC olumbia blood agar(CBA)(Difco):セフスロジン6mg/L、バンコマイシン5 mg/Lが、CFU決定のための固形培地として用いられた。2g/L(2,6 ジ-o-メチル )-β-シクロデキストリン(CD)(Teijin Lim.Tokyo,Japan)および上記抗生 物質を補充されたBrucella Broth(BB)(Difco)を、液体培地として使用した 。 保存 接種源のための凍結アリコートが調製され、そして、溶液(グリセロー ル40%、ウシ胎児血清(HyClone,Logan,Utah)20%、および0.4% CD)により 1:2に希釈された。得られた懸濁物は、1.5mlのバイアルに分注され、-80℃で 保存された。 液体培地での増殖 最初の培養は、液体培地30mlを入れた130mlの三角フラス コ中で行った。凍結保存物1mlを培養物に接種し、微好気条件で、36℃で36時間 振盪培養(100rpm、2.5cm幅(throw))した。フラスコを、BBL Campy Pak enve lope(Becton Dickinson)を用いて適切な条件にした好気的ジャー(jar)に置 いた。次いでこれらの培養物を用いて、150mlの培地を入れた500mlフラスコに接 種し、そして上記と同じ条件下で培養した。これらの培養物を用いて、バイオリ アクターに接種した。 培養器および増殖条件 回分発酵は、5Lの培地を含む7Lのバイオリアクター (MBRバイオリアクターAG,8620 Wetzikon,CH)で行った。全ての培養物は、3 6℃で増殖した。pHの制御は行われなかった。溶存酸素圧力(tension)(DOT) は、2段階の方法によりプレセット(pre-set)レベル(5%)に、自動的に保 たれた。最初に、空気流速を、培地のO2要求の増大を満たすために、0.1L/L・分 から0.5 L/L・分まで増大した。さらに増大が必要な場合は、純粋なO2を最大0.4 L/L・分まで供給することによって得たN2およびCO2の一定流量は、それぞれ0.2L/ Lおよび0.02 L/L・分と同等に保たれた。攪拌速度は、130rpmに保たれた。攪拌器 シャフトは、直径7cmを有する2本のRhustonタービンを備え、そして、バイオ リアクターの直径は17cmであった。 グルコースの流加 50%のグルコース溶液を用いた。 バイオマスの決定 増殖を、CFU決定法および水のブランクに対する590nmでの 光路1cmの光学密度(PerKin Elmer 35分光光度計)によりモニターした。試料 の純度のチェックは、グラム染色および試料をCBAプレート上で二次培養(通常 の大気中で37℃、24時間インキュベートした)することにより行った。 VacA タンパク質の定量分析条件 発酵中の決定された時間点において、培養試 料を、8300×gで10分間の遠心分離(Biofuge A,Heareus)を行った。 上清をトリクロロ酢酸で沈殿し、そしてBioRad Mini Protean II装置を用いて 、9%SDS-PAGEを行った。タンパク質を、ニトロセルロースフィルター(Schlel che & Schuell)に移し、次いで、VacAタンパク質に対して惹起したポリクロー ナル抗血清(Telfordら;前出)と共に、一晩インキュベートした。西洋ワサビ ペルオキシダーゼ結合二次抗体(Sigma)と共に2時間インキュベートした後、 免疫反応性のバンドを、4-クロロナフトール染色によって可視化した。各イム ノブロットについて、培養上清中のシクロトキシンの量を、既知の量の精製され たVacAタンパク質により得られた標準曲線を用いて評価した。定量的評価を、Im age Master Desk Top Scanner(Pharmacia)を用いて、1D反射率方式で超スキャ ナー(Ultrascanner)濃度計により行った。 グルコースアッセイ Glu-cinet、グルコース試験(Sclavo S.p.A.,Italy)を 使用した。 結果 図1に示すように、H.pyloriの増殖は、グルコースを流加しない場合には、 培地中にグルコースが存在する限り、指数関数的であり、そして、これらの条件 下での倍加時間は、7.5時間であると見積もられた。定常期は、培地のO.D.が約2 .5の値に到達した時に、結果として起こる。本発明者らは、CFUの測定も、増殖 中の様々な時期の間に行った(図1)。明らかに示されているように、CFU曲線 は、グルコースが涸渇されない限り、O.D.曲線によく相関していた。本明細書中 に記載された培養条件において、本発明者らは、培地のpH値の低下(33時間の増 殖後には6.9から6.7に)を観察した。pH値は次いで、増殖期の最後には7.4の値 に到達し、そして定常期の終わりには7.9の値に到達した。broth中のVacAの蓄積 を、図3(A)に報告する。VacAの最大濃度(5mg/L)は、65時間で到達し、そし て少なくとも10時間一定のまま保たれることが観察され得る。これらの最初の結 果より、生産されるVacA量が、蓄積された全細胞量に関係し得ることが推測され た。 この仮説を証明するために、グルコースの流加を用い、この炭素源およびエネ ルギー源が常に培地中に存在することを確実にした。図2は、これらの条件下で 増殖が、7.7O.Dユニットの値および3×109/mlのCFUに達することを示す。グル コースが完全に代謝された時(図1)に得られた結果とは逆に、この場合時間に 対するCFU曲線が、O.D.値を用いて得られた曲線と、より関係している。グルコ ースの流加なしの発酵(図1)については、定常期におけるpH値でさえ、明らか に異なる。この型の発酵においては、グルコースの存在は、培地の緩衝能力(CO2 生産能力により)が増大し、そして細胞容菌を回避した。最終的なpH値は、グ ルコースを流加しない発酵の7.9に対し7.6であった。H.pyloriをグルコース存 在下で培養した場合、培地中のVacA濃度は、19mg/Lという非常に期待できる値に 到達した。 実施例2 スケールアップ 15Lの培地(トリプトン 10g/L、Y.E.5g/L、NaCl 5g/L、シクロデキストリ ン 2g/L、グルコース 5g/L(本培地は、BBの単純化したものである)からなる )を入れた30Lの発酵槽中で、H.pyloriのスケールアップ培養を行った。表面 の曝気は、酸素および攪拌によりDOTを5%に保つことにより行った。5g/Lのグ ルコースの流加を、OD反応が約3に到達した時供給した。倍加時間は、5時間で あった。pHの制御は行わなかった。得られた増殖曲線およびVacA生産を、図8に 示す。VacAは上清中(VacA(s))、およびペレットと結合して(VacA(p))見い出 され得る。 実施例3 VacA の精製 Helicobacter pylori CCUG 17874株(実施例1)の約5Lの培養物から得たバ イオマスを、11000×g、20分間の遠心分離で除去し、そして上清液(約4L)を 、固体の硫酸アンモニウムを加えることにより、50%飽和にした。この懸濁物を 、11000×gで20分間遠心分離し、そして、沈澱したタンパク質を、100mM NaCl、 20mM リン酸塩 pH6.5(緩衝液A)に再懸濁した。このようにして得られた懸濁 物を、緩衝液Aに対して大規模に透析した。 透析物は、250mLの容量に調節し、そして流速2.5mL/分で、緩衝液Aで平衡化 したMatrexTM(硫酸セルロース、Amicon,Danver,Mass.)を含む2.5×11cmカラ ム(Econo column,Bio Rad)にアプライした。緩衝液Aで大規模に洗浄した後 、カラムから20mMリン酸緩衝液(pH6.5)中のNacl濃度勾配(0.1M〜1.5M)によ り、タンパク質を溶出し、そして、280nmにおける吸光度によってモニターした (図4)。0.5Mと0.8M Naclとの間の溶出物(VacAタンパク質を含む)を回収し 、そして硫酸アンモニウムによって50%飽和にした。この懸濁物を11000×gで20 分間遠心分離し、そしてペレット化したタンパク質を3.5mLのPBSに再懸濁した。 不溶性物質を、85000×gで30分間の遠心分離によって除去し、そして、透明な溶 液を、Superose 6(Pharmacia,Uppsala,Sweden)を充填した16mm×81mmカラム にアプライした。タンパク質を、14mL/時間の流速でPBSにより溶出し、そして28 0nmの吸光度によってモニターした(図5)。 カラムからのピーク2(図5)に対応する画分は、変性ポリアクリルアミドゲ ル電気泳動およびクマシーブルー染色による分析においては、その顕著な94kDa のポリペプチドを含む(図6A)。特異的ウサギ抗VacA抗血清を用いたこれら の産物のイムノブロッティングにより、94kDaのポリペプチドが、VacAタンパク 質であることが明らかにされた(図6B)。時折、37kDaおよび58kDaのポリペプ チドの跡がイムノブロットにおいて検出され得た。これは、Telfordら(J.Exp.M ed.,179:1653,1994)により既に述べられたように、プロセスされた分子に対 応する。 精製された画分中のタンパク質濃度は、ウシ血清アルブミンを標準として用い たMicro BCAタンパク質アッセイ試薬キット(Pierce,Rockford,Ill)を用いて 測定した。1Lの培養物あたり約1gのタンパク質が得られ、これは全毒素の15% の収率に相当した。ウサギを、アジュバントとして1mg/ml水酸化アルミニウム溶 液1ml中に、精製した毒素各25μgを、7日の間隔をあけて4用量を皮内に注入す ることにより免疫した。免疫グロブリンを、プロテインGセファロースを用いて 精製し、そして、インビトロの空胞形成アッセイにおいて、そのVacAサイトトキ シン活性を中和する能力をテストした(Papiniら、Mol.Microbiol 7:323,1993 )。精製したIg画分の連続的な希釈物を、細胞に加える前に、培養培地100μg 中の精製毒素1.85μgと共にインキュベートした。1:100に希釈した場合において 、抗体は、完全にサイトトキシン活性を中和し得た(図7)。 実施例4 VacA を用いた免疫化による被験体の予防 マウス(6週齢CD1/SPFおよびBALB/C(Charles River,Calco Italy))に、単 離した新鮮なH.pylori(本発明らの対応する英国特許出願第9419661.5号におい て記載された。本明細書中に参考として援用される)を注入した。 マウスの、H.pylori感染の免疫化による予防の可能性を評価するために、本 発明により得られた精製されたVacAを、1日、14日、および21日でH.pylori 10 0mgのVacAとLT粘膜アジュバントとを組み合わせて経口投与し、そしてLT 100mg を各用量で投与した。 28日、30日、および32日目において免疫したマウスに、上記の感染手順に従っ て、H.pyloriをチャレンジした。42日目に、マウスを屠殺し、H.pyloriによる 胃粘膜のコロニー形成を評価した。この結果を表1に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI (C12P 21/00 C12R 1:01)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.空胞化サイトトキシンを生産するためにH.pyloriを培養するための方法 であって、1g/Lを越えるグルコースを含む培地においてH.pyloriを培養する、 方法。 2.前記培地が、グルコースおよび血液産物を補充したBrucella Broth培地で ある、請求項1に記載の方法。 3.前記培地が、グルコースおよびシクロデキストリンを補充したBrucella B roth培地である、請求項1に記載の方法。 4.前記グルコースが、複数回または流加培養プロセスにおいて連続的に流加 することによって供給される、前記請求項のいずれかに記載の方法。 5.前記培地の前記グルコース濃度が、培養期間を通じて2g/Lと6g/Lとの間 に維持される、前記請求項のいずれかに記載の方法。 6.H.pylori空胞化サイトトキシンを生産するための方法であって、請求項 1〜5のいずれか1つに記載のグルコース補充培地において、H.pyloriを培養 する工程を包含する、方法。 7.前記サイトトキシンを硫酸セルロースマトリックスに吸着し、およびその 後、塩濃度勾配を用いてそれを溶出することにより、該サイトトキシンを精製す る工程をさらに包含する、請求項6に記載の方法。 8.H.pylori空胞化サイトトキシンを精製するための方法であって、以下の 工程: a)H.pyloriの発酵液の上清中のタンパク質を濃縮するために、該上清を 処理する工程; b)100mM NaClに相当する塩濃度を含有する緩衝液中に、該タンパク質を懸濁 する工程; c)硫酸セルロースカラムに該タンパク質を吸着させる工程; d)リン酸緩衝液pH6.5中の0.1Mから1.5MのNaClに相当する塩濃度勾配を用い て、カラムから結合した該タンパク質を溶出する工程; e)該空胞化サイトトキシンを含む溶出物の画分を選択する工程; f)必要に応じて、該サイトトキシンをさらに濃縮し、そして制御された細孔 マトリックスを用いて該濃縮物をサイズ分離する工程、 を包含する、方法。 9.工程a)が、硫酸アンモニウム中の沈澱反応を包含する、請求項8に記載 の方法。 10.工程a)およびb)が、試料の接線濾過およびダイアフィルトレーショ ンを含む、請求項8に記載の方法。 11.前記サイトトキシンの精製が、請求項8〜10のいずれか1つに記載の ように行われる、請求項7に記載の方法。 12.ワクチンとして使用するための組成物の調製において、請求項1〜11 のいずれか1つに記載の方法により調製される場合の、H.pylori空胞化サイト トキシンの使用。 13.H.pylori感染に対して生物をワクチン接種するための方法であって、 請求項1〜11のいずれか1つに記載のように、H.pylori空胞化サイトトキシ ン試料を調製する工程、および、該サイトトキシンを含む組成物を該生物に投与 する工程を包含する、方法。
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