JPH10500755A - 流入室と流出室との間の曲がりくねった流路を有する水撃阻止パイロット操作弁 - Google Patents
流入室と流出室との間の曲がりくねった流路を有する水撃阻止パイロット操作弁Info
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Abstract
(57)【要約】
パイロット制御タイプの緩閉流体弁は、流入室と、流出室と、第3室と、流入室と第3室との間の流体流れのための少なくとも1つの第1導管と、第3室と流出室との間の流体流れのための第2導管とを備え、それによって、第1導管の中を通る流体流量は曲がりくねった流路手段を有する導管によって減ぜられ、第3室の中へ流入する流量は実質的に減ぜられ、第2導管を閉じることにより、第3室を在来のパイロット制御弁よりゆっくりと満たし、圧力変化の結果の遅い速度により、ダイヤフラムによって流入室と流出室との間の流路のゆっくりした閉鎖を生じさせ、かくして、ダイヤフラムを非常に速く閉鎖するときに通常ある水撃を最小にする。加えて、第1導管は、第3導管と、曲がりくねった流路と流体連通している第4室とを有し、第3導管は、その断面積寸法を曲がりくねった流路の断面積寸法より小さくするように選択されることによって、曲がりくねった流路の濾過手段として作用する。
Description
【発明の詳細な説明】
流入室と流出室との間の曲がりくねった流路を有する
水撃阻止パイロット操作弁
技術分野
本発明は、普通パイロット操作弁として知られているタイプの流体流量制御装
置の改良に関し、この改良により、水撃の減少を引き起こす。
背景技術
弁が配管装置及び機械類内の流体、液体及びガスの流量を制御するのに用いら
れる。多数の種々のタイプの弁が種々の適用に用いられる。これらの1つは、灌
漑産業、石油産業及び大型家庭用品産業のような多くの産業に使用されるパイロ
ット操作弁として知られている流体弁である。大型家庭用品産業内で、これらの
弁は、特に、洗濯機、自動皿洗い機及び冷蔵庫に用いられる。
これらの弁は、一般的には、これに限定されないけれども、電磁手段で制御さ
れ、典型的には、ソレノイド及びサーボ作動される。ソレノイドのような制御装
置は流体の流路を直接制御するのに用いられるのではなく、主流路内の適当な座
を密閉することによって水流を制御するダイヤフラムに作用する。その最も簡単
な原理では、ソレノイドは差圧を制御するのに用いられ、かくして、ダイヤフラ
ムの両側に作用する全体の力により、ダイヤフラムが正味の力を受けて、これを
その移動範囲内で移動させる。ダイヤフラムには流入ブリードポートが構成され
、流体を流入室からダイヤフラムを介して密閉室へ流入させる。弁を開放して流
体を流入室から流出室まで流れさせるため、ダイヤフラムを座から立ち去らせな
ければならない。これは、流体を密閉室から流出室の中へ流出させる、通常、ダ
イヤフラムにも構成される流出ブリードポートを現すためにソレノイドを作動さ
せ
ることによって達成される。流出ブリードポートは、流入ブリードポートから密
閉室への流体流れの速度より速い速度で密閉室から流体を流れさせる。これによ
り、密閉室の圧力が今や流入室の圧力より低いので、ダイヤフラムの両側に差圧
を引き起こす。(圧力掛ける面積である、)ダイヤフラムが受ける全体の力に応
じて、ダイヤフラムは座から立ち去り、流体を流入室から流出室へ直接流入させ
る。逆に言えば、弁を閉鎖するために、ソレノイドを作動して、流出ブリードポ
ートを密閉し、密閉室の圧力を増大させる。なぜなら、流体は依然として流入ブ
リードポートから密閉室へ流入し、ダイヤフラムに及ぼす正味の力を変え、かく
して、ダイヤフラムを座の上へ移動させて、主流れを閉ざしてしまうからである
。
このタイプの構造の欠点は、電磁的に制御されるソレノイドが比較的急速に作
用し、サーボアクチュエータの原理と関連して、流出ブリードポートを非常に速
く開閉させ、かくして、弁を非常に速く開閉させることである。それほど短い時
間で主流体流路を閉鎖することにより、流体流れの突然の変化を引き起こす。
閉導管系統の中での流体流れの突然の変化は圧力変化即ちサージングを生じさ
せる。これは、弁及び導管装置の可聴かつ機械的な強打により、適切に名称をつ
けられた、「水撃」として普通知られている。水以外の流体について、例えば、
石油産業では、用いられる用語は「サージング」である。
水撃を説明する基本の物理的な一般法則は、導管に用いられる流体にかかわり
なく、石油、オイル又は水に同程度によくあてはまり、流体及び導管系統の物理
的特性だけを伴う。
水撃圧力は、導管の長さと無関係である、流体速度の突然の変化及び導管系統
の中のサージング波の速度の一次関数である。導管系統のサージング波の速度は
、その導管系統内の音速に等しく、導管の直径、厚さ及び弾性と、流体の圧縮率
及び比重とで決まる。水撃の権威ある弾性波理論がよく実証され、もっと詳しく
ここで説明するつもりはない。
液体が水である大型家庭用品産業では、弁は広範囲の水温及び水質を含む多様
な範囲の状態下で作動するように構成されなければならない。種々の同伴固形物
、例えば、グリット、ファイバー及びスラッジを水中で見つけることができ、弁
に達する前に濾過装置を流路に導入することが必要であって、一般的には、濾過
装
置を弁の流入口に組み込んでいた。しかしながら、フィルタの寸法は、フィルタ
を通過する粒子による流入ブリードポート及び流出ブリードポートの閉塞を阻止
するように、これらのポートの最小の寸法を指図する。このために、流入ブリー
ドポートは高い流量を許すような寸法のものであり、かくして、上流の流体流れ
がその運動エネルギーを減じて停止する時間がある前に、流出ブリードポートが
閉じ、従って、主流路の突然の閉鎖となると、ダイヤフラムの速い作動となる。
上流流れのこの突然の減速は高い衝撃圧力を発生させ、この衝撃圧力は、水導管
或いは配管系統の場合には、水撃として配管系統に解放される。
水撃は本当に可聴の不快感を生ずるばかりでなく、配管系統内の圧力パルスは
配管構成部品の全てに応力をかける。これは、効果は当初の水圧に比例するけれ
ども、本管の圧力か或いは重力供給かいずれにせよ、圧力の範囲について温水系
統及び冷水系統の両方に起こる。
水撃を最小にすることの方に向けられた種々の装置が本当に存在するけれども
、それらの装置は通常高価であり、配管系統に付加的し、取付けにくく、種々の
作動条件に必要とされるダイナミックレンジを提供しない。そのうえ、それらの
装置は通常全く複雑であり、流体の均質性によって影響される。加えて、水撃除
去の成功は、弁と水撃最小化装置との間の水流の距離に逆比例する。これは、時
々、配管系統の物理的制約ばかりでなく、問題の機械によってもまた難しい。
流入ブリードポートを通る流量が普通の操作のパイロット制御弁と比較して実
質的に減ぜられるとき、水撃が実質的に減ぜられることに気づいた。流量の減少
により、密閉室の圧力の変化速度をより遅い速度で変化させ、これにより、ダイ
ヤフラムが受ける正味の力の変化速度を減少させ、ダイヤフラムの運動を、かく
して、ダイヤフラムの閉鎖速度を遅くさせる。すると、これにより、弁は、今ま
での水撃の減少をもたらしていた場合のように長い時間、実質的に突然でなく、
完全に閉鎖する。
流入ブリードポートを通る流量を減ずるための1つの方法は、流入ブリードポ
ートの寸法を物理的に減ずることである。しかしながら、上述したように、流入
ブリードポートを閉塞し、弁を作動不能にさせる種々の同伴固形物が水中にある
。また、流入ブリードポートを通る流量は、流入ブリードポートと密閉室との間
に
流量の制限を導入することによって制御することができることに気づいた。この
制限は毛管現象によって流量を減ずる小さい横断面の管によって簡単に達成する
ことができる。もっとも、これはまた、潜在的な閉塞の問題により、不満足であ
ることがわかった。そのうえ、水撃の可なりの減少をもたらす、必要とされる孔
の寸法は製造が難しい。
本発明は、ダイヤフラムを通る流入室から密閉室への流量を制限することによ
って、水撃を可なり減じようと努める。密閉室へ流入する流量は、流出ブリード
ポートの物理的寸法によるのではなく、流体の速度を落とすように作用する流体
内の摩擦損失を引き起こすように形成された流路を導入することによって減ぜら
れる。更に、本発明はまた、流路に入る粒子の最大粒度を決定し、かくして、流
路が閉塞されるようにならないことを確保する濾過手段を有するのがよい。
流体流れ装置における流路の導入は、例えば、灌漑産業に用いられている。そ
こで、普通、プラスチックで作られた大径管は小さい孔によってその長さ全体に
わたって浸透される。次に、これらの孔の各々に、便宜上、管に巻きつけられた
所定長さの小チューブが連結される。実質的に高い圧力下でも、水が小チューブ
の端からゆっくりしたたるのが見られる。これが周知のドリップ式灌漑装置であ
る。
流路を導入することによって、流体の運動エネルギーの活力を失わせることに
より、流体の流量を減ずる。種々の流路が存在し、幾つかの例は、層流路即ち毛
管流路、渦流路及び曲がりくねった流路である。これらのタイプの流路は流体流
れ中で摩擦損失を引き起こし、従って、流体の運動エネルギーを音及び熱のよう
な他のエネルギーのタイプに変換する。
発明の開示
従って、本発明の1つの形態では、これが唯一の或いは実際に最も広い形態で
ある必要はないけれども、流入口及び流出口と、前記流入口と前記流出口との間
の流れを制御するダイヤフラムとを有し、前記ダイヤフラムは、ダイヤフラムの
中を通る流体の制限された流れを生じさせるように形成されかつそのようにする
寸法の流路を有する流体パイロット操作弁を提案する。
本発明の更なる形態では、ダイヤフラムの中を通る流体の制限された流れを生
じさせるように形成されかつそのようにする寸法の制限された流路を有し、前記
制限された流路に入る流体を濾過する濾過手段を更に有する、流体パイロット操
作弁に使用されるダイヤフラムを提案する。
本発明のなお更なる形態では、互いに流体連通している流入室及び流出室と、
第1開口部を有する第3室と、流入室と流出室との間で第2開口部を構成する座
と、前記座に面して向かい合い、前記第1開口部を横切って位置決めされたかつ
流入室と流出室との間の閉鎖を行うように前記座に接触するように移動可能であ
るダイヤフラムと、流入室及び第3室と流体連通している第4室と、流入室と第
4室との間の流体流れのための少なくとも1つの第1導管と、第4室と第3室と
の間の流体流れのための第2導管と、第3室と流出室との間の流体流れのための
第3導管と、制御手段に応答して少なくとも2つの位置の各々に移動可能なプラ
ンジャーとを備え、前記位置の一方のでは、第3導管の中を通る流体の流通を許
し、少なくとも1つの他方の前記位置では、第3導管の中を通る流体の流れを阻
止し、前記第2導管は曲がりくねった流路を作り、かくして、流体の制限された
流れを生じさせるように形成され、前記第3導管は前記第2導管の中を通る流体
の流れより大きい流体の流れを許すように形成される緩閉流体弁を提案する。
少なくとも4つの第1導管があるのが好ましい。この方法では、もし、導管の
1つが流体内に同伴された粒子によって閉塞されるとしても、依然として他の3
つの導管を通して第4室へ流入する十分な流れがあり、依然として弁は機能的に
作動する。
第1導管は第4室へ流入する流体流れを許すダイヤフラムの孔であり、前記第
4室はダイヤフラム内に含まれ、前記ダイヤフラムは第3室へ流入する流体流れ
を許す第2導管を更に有するのが好ましい。
第3導管はダイヤフラム内に含まれるのが好ましい。
このような構造は、ダイヤフラムが普通のダイヤフラムであるにせよ、或いは
緩閉ダイヤフラムであるにせよ、いずれにしても普通の弁体の使用を考慮に入れ
る。この特徴は、もし、緩閉ダイヤフラムを使用する要求が発生するならば、そ
れを使うことができる機会があるだろうけれども、必ずしも緩閉ダイヤフラムを
使用することを必要とするとは限らないために、特に魅力がある。
好ましい実施の形態では、第2導管はダイヤフラムを通して第4室から第3室
まで流体の制限された流れを生じさせる曲がりくねった流路である。
曲がりくねった流路は、流路の実際の横断面寸法に左右されることなしに、流
体の制限された流れを許す。
第1導管はそれらの断面積が第2導管の断面積より小さいように形成されるの
が好ましい。
従って、第1導管の中を通るどんな粒子でも、閉塞を起こすことなしに第2導
管の中を通る。
第1導管の断面積はほぼ0.25mm2であり、第2導管の断面積はほぼ0.6
4mm2であるのが好ましい。
制御手段は電磁ソレノイド手段であるのが好ましい。しかしながら、制御手段
は蛇口のような簡単な手操作弁であっても同程度に申し分ない。
ダイヤフラムは3つの構成部品で構成され、第1構成部品は流入室と流出室と
の間の流体流れを阻止するように前記座と接触してシールを行うようになってい
る可撓性の密閉部材であり、第2構成部品は頑丈な剛体構造の曲がりくねった流
路ディスクであり、第3構成部品は曲がりくねった流路ディスクに接合されるよ
うになっている剛体の曲がりくねった流路キャップであるのが好ましい。
第1導管は可撓性シール部材の孔であり、第4室は上面を除いたその全ての側
面が可撓性シール部材の溝として構成された導管であり、上面は第4室を構成す
る曲がりくねった流路ディスクによって作られ、第2導管は上面を除いたその全
ての側面が曲がりくねった流路ディスクで構成された曲がりくねった流路であり
、前記上面は第2導管を構成する曲がりくねった流路キャップによって形成され
、曲がりくねった流路ディスクは流入孔と、第2導管の流出孔とを有するのが好
ましい。
第4室はドーナツ形をした室又は流路であるのが好ましい。
第2導管は緩閉弁の本体に位置するのが好ましい。
第1導管、第4室及び第2導管は曲がりくねった流路ディスクに位置するのが
好ましい。
本発明のなお更なる形態では、互いに流体連通している流入室及び流出室と、
第1開口部を有する第3室と、流入室と流出室との間で第2開口部を構成する座
と、前記座に面しかつ前記第1開口部を横切って位置決めされたダイヤフラムと
を備え、前記ダイヤフラムは流入室と流出室との間の閉鎖を行うように前記座に
接触するように移動可能であり、流入室及び第3室と流体連通している第4室と
、流入室と第4室との間の流体流れのための少なくとも1つの第1導管と、第4
室と第3室との間の流体流れのための第2導管と、第3室と流出室との間の流体
流れのための第3導管と、制御手段に応答して少なくとも2つの位置の各々に移
動可能なプランジャーとを備え、前記位置の一方では、第3導管の中を通る流体
の流通を許し、少なくとも1つの前記位置の他方のでは、第3導管の中を通る流
体の流れを阻止し、前記第2導管は曲がりくねった流路を作り、かくして、流体
の制限された流れを生じさせるように形成され、前記第3導管は前記第2導管の
中を通る流体の流れより大きい流体の流れを許すように形成され、第3導管の中
を通る流体の流れを開くようにプランジャーを制御するとき、第3室から第3導
管を通して流出室へ流入する流体流れは、第1導管、第4室及び第2導管を通し
て第3室へ流入する流体流れより大きく、この流量の差により、ダイヤフラムに
対する力の差となり、ダイヤフラムを座から立ち去らせ、流入室と流出室との間
の直接の流体流れを許す緩閉流体弁を提案する。
本発明のなお更なる形態では、本体と、本体を貫通する複数の孔を備えた、流
体パイロット操作弁用ダイヤフラムであって、孔の一方の形状及び寸法は流体が
孔の中を流れる速度の制限を行うようなものであり、他方の孔の形状及び寸法は
、流量制限孔の中を流れる流量より大きい流量を許すようなものであるダイヤフ
ラムを提案する。
制限流量孔は孔の中を流れる流体流れを乱れさせる曲がりくねった流路である
のが好ましい。
図面の簡単な説明
本発明の更なる理解を助けるために、今、本発明を以下の図面を参照してもっ
と詳細に説明する。
図1は、閉位置での緩閉弁の代表的な断面図である。
図2は、開位置での緩閉弁の代表的な断面図である。
図3は、密閉用ダイヤフラム、曲がりくねった流路ディスク及び曲がりくねっ
た流路キャップを示す、図1の緩閉弁で用いられるダイヤフラムの断面図である
。
図4a及び図4bは、それぞれ図3の密閉用ダイヤフラムの上面図及び断面図
である。
図5a、図5b及び図5cは、それぞれ、図3の曲がりくねった流路ディスク
の上面図、断面図及び下面図である。
図6a及び図6bは、それぞれ、図3の曲がりくねった流路キャップの上面図
及び断面図である。
図7は、一定の温度及び圧力で、流量対曲がりくねった流路の曲がり部の数の
実験的に測定したプロット図である。
図8は、流入孔が曲がりくねった流路ディスクの一部でない緩閉弁の他の好ま
しい実施の形態の断面図である。
図9a及び図9bは、それぞれ、弁の本体内に含まれかつダイヤフラムの周縁
部及び上部弁ハウジングによって密閉された曲がりくねった流路を図示する、な
お更なる好ましい実施の形態の断面図及び上面図である。
図10は、普通の弁を閉鎖したときの水圧対時間のプロット図である。
図11は、本発明で開示したような代表的な緩閉弁についての水圧対時間のプ
ロット図である。
発明を実施するための最善の形態
今、図面を詳細に参照すると、流入室11と、流出室12と、第3室13と、
ディスクダイヤフラム14とを有する代表的な緩閉弁10の1つの実施の形態の
断面図を図1に示す。ディスクダイヤフラム14は、次の順序で互いに積み重ね
られた密閉用ダイヤフラム15と、曲がりくねった流路ディスク16と、曲がり
くねった流路キャップ17とを有する。少なくとも1つの一次流入ポート18が
密閉用ダイヤフラム15に位置し、一次通路19及び一次流出ポート20を介し
て流入室11と第4室21との間の流体連通をもたらす。曲がりくねった流路デ
ィスク16の下側に位置した更なる二次流入ポート22があり、これは、二次通
路24及びこの実施の形態では、曲がりくねった流路ディスク16の側面に位置
する二次流出ポート23を介して第4室21と第3室13との流体連通をもたら
す。第3室13は流出ポート25を介して流出室12と流体連通している。弁は
ソレノイド26を制御する電流(図示せず)によって電気的に制御される。電流
を通すと、ソレノイド26は賦勢され、磁界を引き起こし、プランジャー27を
ばね28に抗して適所に保持する。電流を切ると、これにより、ソレノイド26
の磁界を停止させ、それによって、ばね28が作用するプランジャー27を解放
し、プランジャー27を移動させ、ついには、プランジャー27は流出ポート2
5に載り、かくして、流出ポート25を密閉する。これにより、第3室13が一
次通路19、第4室21及び二次通路24を介して流入室11と流体連通してい
るので、第3室13を加圧させる。
二次通路24は流体流れの方向を多数回変えさせるように形成され、すなわち
、二次通路24は曲がりくねった流路であり、それによって、第3室13の中へ
流入する流量を減ずる。特定の流量となるように二次通路24の特定の物理的特
性を選択することによって、第3室13の体積を満たすのにかかった時間を、も
し、二次通路24が流量の減少をせず、或いはそれどころか、二次通路24がな
かったとしたならば、第3室13を満たすのにかかったであろう時間と比較して
増大させることができる。ダイヤフラムが受ける力は、圧力掛ける圧力を及ぼす
面積
に比例する。第3室13内の圧力によるディスクダイヤフラム14に対する下向
き方向29の力が、流入室11内の圧力によって引き起こされた上向き方向30
の力より大きいとき、ディスクダイヤフラム14は下向き方向29に移動し、つ
いには、ディスクダイヤフラム14は弁座31の上へ着座し、このときまで開い
ていた流入室11と流出室12との間の流体連通路を閉じる。第3室13の加圧
時間の増大により、ディスクダイヤフラム14を弁座31の上へ押し付けるまで
の時間の適当な増大を生じさせ、流入室11と流出室12との間の正流路の閉鎖
もより遅くなり、流入室と流出室との間の流量をよりゆっくりと変化させ、それ
によって、水撃の原因である突然の圧力上昇を実質的に除去する。
図2におけるように、弁を開き、流入室11から流出室12に直接に流体流れ
32を許すため、ソレノイドを作動状態にさせ、それによって、(ばねの力より
強い力を及ぼすように適当に選択された)磁界により、プランジャー27を流出
ポート25から持ち上げ、流体を第3室13から、この実施の形態では、ディス
クダイヤフラム14の中央を貫通する流出ポートを介して流出室12の中へ正方
向に流れさせる。流出ポート25は、それにより、第3室13へ流入する流量よ
り第3室13から出る流量を大きくさせるように選択され、第3室13へ流入す
る流量は、上述したように、すなわち、一次通路、第4室及び二次通路を介して
起こる。これにより、第3室13内の圧力を下げさせ、ディスクダイヤフラム1
4に対する全体の力が変わり、ディスクダイヤフラム14を弁座31から方向3
0に上向きに持ち上げ、かくして、流入室11と流出室12との間の流路にわた
って正流を起こさせる。
図3は図1及び図2に示すようなディスクダイヤフラム14の断面図である。
この実施の形態では、ディスクダイヤフラム14は3つの構成部品、流入室と流
出室との間の流路を制御する弁座31に着座する密閉用ダイヤフラム15と、曲
がりくねった流路ディスク16と、曲がりくねった流路キャップ17とで構成さ
れ、これらの構成部品の全てを図4a、図4b、図5a、図5b、図5c、図6
a及び図6bにもっと詳細に示す。
密閉用ダイヤフラム15は、通常、可撓性及び摩耗抵抗を与えるゴムのような
適当な材料で構成される。この実施の形態では、密閉用ダイヤフラム15は外縁
33を有し、該外縁33は密閉用ダイヤフラム15の本体の中央部分を外縁33
に対して移動させる可撓性膜34を介して密閉用ダイヤフラム15の主本体に連
結される。密閉用ダイヤフラム15は少なくとも1つ、通常4つから12個の間
の一次流入ポート18を有し、該一次流入ポート18は、それらが常に流入室1
1と流体連通しているように位置する。この実施の形態では、これは、一次流入
ポート18が弁座31の周囲を越えて密閉用ダイヤフラム15の中央部分の周縁
部に位置しなければならないことを意味し、一次流入ポート18は、(図1に示
すように)、密閉用ダイヤフラム15が弁座31に着座していても着座していな
くてもいずれにせよ、流入室11と流体連通している。
一次通路19及び一次流出ポート20に対応する1つ以上の一次流入ポート1
8は、第4室21と流入室11との間で流体連通を許す。この実施の形態では、
第4室21は密閉用ダイヤフラム15の上面に位置する導管であり、第4室21
は曲がりくねった流路ディスク16が密閉用ダイヤフラム15の上部に固定され
るときに密閉室として構成される。しかしながら、第4室21の位置は便宜上の
ものであるにすぎず、曲がりくねった流路ディスクの下側に位置しても同程度に
よいことを理解しなければならない。この特定の実施の形態では、第4室21は
ドーナツ形のリングであり、4つの一次流入ポート18がドーナツ形のリングの
まわりに対称に位置決めされ、それによって、第4室は流路として作用する。ま
た、一次通路19は単に密閉用ダイヤフラム15の厚さと同じほど長くてもよく
、このような場合には、有効に一次流入ポート即ち孔18があるだけであり、一
次流入ポート、通路及び流出ポートを構成する特定の要求はないことを理解すべ
きである。従って、本発明では、一次孔18との関連は両方の例を構成すること
を理解すべきである。
曲がりくねった流路ディスク16は、その構造において二次流入ポート22と
、二次通路24と、この場合は158個の曲がり部をもった曲がりくねった流路
と、第4室21と第3室13との間の流体連通を許す二次流出ポート23とを有
する。二次流入ポート22は曲がりくねった流路ディスク16の中心からドーナ
ツ形の第4室21の位置と同じ半径に位置するように構成される。この方法では
、曲がりくねった流路ディスク16は(その中心軸線のまわりに)いかなる位置
にでも
回転することができ、依然として、二次流入ポート22と第4室21との流体連
通を許す。この特徴は、それが、第4室21が非対称であるか、或いは、実際に
第4室21が無く、一次孔18が二次流入ポート22の中へ直接注ぎ込む状況で
起こるような、一次孔18を二次流入ポート22と完全に整列させる要求を除去
するため、きわめて有用である。
曲がりくねった流路ディスク16は又、常に弁座31内に位置するウイング3
5を有し、該ウイング35はディスクダイヤフラムが(この場合は図面に対して
)水平に移動するのを阻止し、かくして、もし、流出ポート25をプランジャー
27に関して移動させるならば、潜在的な漏れが無いことを確保する。
この特定の実施の形態では、二次通路24は曲がりくねった流路ディスク16
の上部に製造された比較的一定の横断面をもった曲がりくねった流路である。二
次通路24を包囲するため、曲がりくねった流路ディスク16の上部に着座し、
かくして、二次通路24を構成する曲がりくねった流路キャップ17がある。こ
の実施の形態の二次流出ポート23は、曲がりくねった流路ディスク16の側面
に位置し、曲がりくねった流路キャップ17を貫通しない。この理由は、もし、
二次流出ポート23が曲がりくねった流路ディスク16を貫通しないならば、曲
がりくねった流路キャップ17を曲がりくねった流路ディスク16に結合するの
が、よりやさしいことがわかったことにある。しかしながら、時々、これはその
ようにすることが必要であり、本発明は二次流出ポート23の位置を過度に限定
することはなく、唯一の要件は、二次流出ポート23が第3室13の中への流体
連通を許すことである。二次通路24は独特な二重リング形態をなして一連の曲
がりを形成する。水は曲がりの中を流れ、最後に二次流出ポート23から出てく
る。曲がりの各々は流れの方向を変え、それによって、運動エネルギー損失を引
き起こし、流れを妨げるように作用する。各曲がりの蓄積効果により、流量の著
しい低下を引き起こす。流路の実際の物理的な横断面形状は重要でなく、円形か
ら矩形、非対称形に変えてもよい。
この特定の実施の形態のディスクダイヤフラム14は、密閉用ダイヤフラム1
4と、曲がりくねった流路ディスク16と、曲がりくねった流路キャップ17と
を有し、これらは適当な手段によって一緒に保持されるのがよい。(変形例の
構造はあとで説明する。)この特定の例では、これらは適当な手段によって接合
される。例えば、曲がりくねった流路ディスク16と密閉用ダイヤフラム15は
円周バーブシール36の使用によって一緒に保持されるのがよく、一方、曲がり
くねった流路キャップ17は曲がりくねった流路ディスク16に熱接合又は超音
波接合されるのがよい。
緩閉弁10の相対的な寸法を図面に示す。この寸法は特定の適用に適合させる
ように変えるのがよい。しかしながら、緩閉弁10が本当に一次孔18を有する
場合には、一次孔18の横断面寸法は二次通路24の横断面寸法より大きいこと
を確保することが重要である。これは、流体が同伴固形物即ちグリットを含有す
る場合には、二次通路24が閉塞されるようにならず、しかも、弁を作用できな
くすることがないようにするためである。たとえば、洗濯機で用いられる緩閉弁
を伴う場合には、一次孔18は、典型的には、0.5mmの大きさのものであり
、一方、二次流入口、二次通路及び二次流出口は0.75mmより小さくない。
これにより、ゴムダイヤフラムの場合には、0.6mmの大きさまでの粒子は0.
5mmの孔の中を通ることができることがわかったので、おおよそ0.6mmよ
り大きい粒子は二次通路に入らない。その理由のために、複数の一次孔18があ
り、たとえそのいくつかが閉塞されるようになったとしても、流体を第4室21
に流入させるために残された十分な一次の閉塞されていない孔がある。そのうえ
、第3室13、第4室21及び流入室11内の圧力が互いに近づきかつ弁10を
閉鎖すると、一次孔18を閉塞するいかなる粒子も簡単に離れ落ちる傾向にある
ことがわかった。かくして、一次孔18は曲がりくねっている二次通路24が閉
塞されるようにならないことを確保するために流体を濾過する重要な機能を行う
。
緩閉弁の他の相対的な寸法は、典型的には、
弁:高さ59mm、幅79mm、
流入室:直径20mm、
流出室:直径8mm(典型的には、5〜16mm)、
一次孔:0.5mm、
二次通路及び流出ポート:横断面0.8mm、
二次流入ポート:直径0.75mm、
曲がりくねった流路ディスク:直径21.66mm、
曲がりくねった流路ディスクのウイング:直径18mm、
曲がりくねった流路キャップの厚さ:0.8mm、
曲がりくねった流路キャップの直径:22mm、
流出ポート:直径0.8mm。
図7は圧力が50kPaで、温度が18°Cの水について、図5aに示すよう
な全体構造の二次通路の曲がり部の関数として流量を描く、実験的に導かれた曲
線を示す。明らかに、流量は明らかに曲がりくねっている二次通路の90°曲が
りの数の増大の関数として減少することがわかる。
図8は本発明の原理を利用する他の実施の形態である。この例では、一次孔1
8はもはや密閉用ダイヤフラム15内に構成されるのではなく、今では、一部が
密閉用ダイヤフラム15を貫通する曲がりくねった流路ディスク16の一部であ
る。このタイプの構造の利点は、それが漏れ防止を改善することである。
図9a及び図9bは緩閉弁の他の実施の形態の断面図及び上面図である。この
実施の形態では、二次通路24即ち曲がりくねった流路は弁体37に位置し、密
閉用ダイヤフラム15及び上ハウジング38の周縁部によって密閉される。これ
により、曲がりくねった流路ディスクを冗長にさせ、大変簡単にされた構造とな
る。
曲がりくねった流路の構造の使用により、普通の洗濯機構造の場合には、約7
0%だけ水撃の圧力パルスを減ずることが実験的にわかった。明らかに、これに
より配管構成部品に対する応力を減ずるばかりでなく、水撃の可聴ノイズの可な
りの減少となる。図10及び図11は、普通の弁及び緩閉弁をそれぞれ閉鎖して
実験的に測定した圧力対時間のデータを示す。1440kPaの平均圧力で、普
通の弁は5000kPaを超える圧力ピークを生じるが、一方、緩閉弁を用いる
ときに観察された最大値は2440kPaであることが容易にわかる。そのうえ
、普通の弁は緩閉弁と比較すると、より長い減衰時間を有する。
構造が特定の弁の適用で要求される物理的形状の制約によってだけ制限された
、例えば、ぎざぎざになった縁をもった円筒形の流路、或いは、可変直径の管の
ような他の曲がりくねった流路を用いてもよい。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C
H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB
,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,
LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M
W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD
,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,US,UZ,
VN
(72)発明者 サマートン グレゴリー
オーストラリア サウス オーストラリア
5097 リッジヘヴン ブライアン スト
リート 7
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.流入口及び流出口と、 前記流入口と前記流出口との間の流れを制御するダイヤフラムとを有し、前 記ダイヤフラムは、前記ダイヤフラムの中を通る流体の制限された流れを生じさ せるように形成されかつそのようにする寸法の流路を有することを特徴とする流 体パイロット操作弁。 2.ダイヤフラムの中を通る流体の制限された流れを生じさせるように形成され かつそのようにする寸法の制限された流路を有し、前記制限された流路に入る流 体を濾過する濾過手段を更に有することを特徴とする、流体パイロット操作弁に 使用されるダイヤフラム。 3.互いに流体連通している流入室及び流出室と、 第1開口部を有する第3室と、 前記流入室と前記流出室との間で第2開口部を構成する座と、 前記座に面して向かい合い、前記第1開口部を横切って位置決めされかつ前 記流入室と前記流出室との間の閉鎖を行うように前記座に接触するように移動可 能であるダイヤフラムと、 前記流入室及び第3室と流体連通している第4室と、 前記流入室と前記第4室との間の流体流れのための少なくとも1つの第1導 管と、 前記第4室と前記第3室との間の流体流れのための第2導管と、 前記第3室と前記流出室との間の流体流れのための第3導管と、 制御手段に応答して少なくとも2つの位置の各々に移動可能なプランジャー とを備え、前記位置の一方では、前記第3導管の中を通る流体の流通を許し、少 なくとも1つの前記位置の他方では、前記第3導管の中を通る流体の流れを阻止 し、 前記第2導管は曲がりくねった流路を作り、かくして、流体の制限された流 れを生じさせるように形成され、 前記第3導管は前記第2導管の中を通る流体の流れより大きい流体の流れを 許すように形成されることを特徴とする緩閉流体弁。 4.少なくとも4つの第1導管があることを特徴とする、請求項3に記載の緩閉 流体弁。 5.前記第1導管は前記第4室へ流入する流体流れを許す前記ダイヤフラムの孔 であり、前記第4室は前記ダイヤフラム内に含まれ、前記ダイヤフラムは前記第 3室へ流入する流体流れを許す第2導管を更に有することを特徴とする、請求項 3又は請求項4に記載の緩閉流体弁。 6.前記第3導管は前記ダイヤフラム内に含まれることを特徴とする、請求項3 から請求項6のいずれか1項に記載の緩閉流体弁。 7.前記第2導管は前記ダイヤフラムを通して前記第4室から前記第3室まで流 体の制限された流れを生じさせる曲がりくねった流路であることを特徴とする、 請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の緩閉流体弁。 8.前記第1導管はそれらの断面積が前記第2導管の断面積より小さいように形 成されることを特徴とする、請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の緩閉 流体弁。 9.前記第1導管の断面積はほぼ0.25mm2であり、前記第2導管の断面積は ほぼ0.64mm2であることを特徴とする、請求項3から請求項8のいずれか1 項に記載の緩閉流体弁。 10.前記制御手段は電磁ソレノイド手段であることを特徴とする、請求項3から 請求項9のいずれか1項に記載の緩閉流体弁。 11.前記ダイヤフラムは3つの構成部品で構成され、第1構成部品は前記流入室 と前記流出室との間の流体流れを阻止するように前記座と接触してシールを行う ようになっている可撓性の密閉部材であり、第2構成部品は頑丈な剛体構造の曲 がりくねった流路ディスクであり、第3構成部品は前記曲がりくねった流路ディ スクに接合されるようになっている剛体の曲がりくねった流路キャップであるこ とを特徴とする、請求項3から請求項10のいずれか1項に記載の緩閉流体弁。 12.前記第1導管は前記可撓性シール部材の孔であり、前記第4室は上面を除い たその全ての側面が前記可撓性シール部材の溝として構成された導管であり、前 記上面は前記第4室を構成する前記曲がりくねった流路ディスクによって作られ 、前記第2導管は前記上面を除いたその全ての側面が前記曲がりくねった流路デ ィスクで構成された曲がりくねった流路であり、前記上面は前記第2導管を構成 する曲がりくねった流路キャップによって形成され、前記曲がりくねった流路デ ィスクは流入孔と、前記第2導管の流出孔とを有することを特徴とする、請求項 11に記載の緩閉流体弁。 13.前記第4室はドーナツ形の室又は流路であることを特徴とする、請求項3か ら請求項13のいずれか1項に記載の緩閉流体弁。 14.前記第2導管は前記緩閉弁の前記本体に位置することを特徴とする、請求項 3から請求項10のいずれか1項に記載の緩閉流体弁。 15.前記第1導管、前記第4室及び前記第2導管は前記曲がりくねった流路ディ スクに位置することを特徴とする、請求項12に記載の緩閉流体弁。 16.互いに流体連通している流入室及び流出室と、 第1開口部を有する第3室と、 前記流入室と前記流出室との間で第2開口部を構成する座と、 前記座に面しかつ前記第1開口部を横切って位置決めされかつ前記流入室と 前記流出室との間の閉鎖を行うように前記座に接触するように移動可能であるダ イヤフラムと、 前記流入室及び前記第3室と流体連通している第4室と、 前記流入室と前記第4室との間の流体流れのための少なくとも1つの第1導 管と、 前記第4室と前記第3室との間の流体流れのための第2導管と、 前記第3室と前記流出室との間の流体流れのための第3導管と、 制御手段に応答して少なくとも2つの位置の各々に移動可能なプランジャー とを備え、前記位置の一方では、前記第3導管の中を通る流体の流通を許し、少 なくとも1つの前記位置の他方では、前記第3導管の中を通る流体の流れを阻止 し、 前記第2導管は曲がりくねった流路を作り、かくして、流体の制限された流 れを生じさせるように形成され、 前記第3導管は前記第2導管の中を通る流体の流れより大きい流体の流れを 許すように形成され、 前記第3導管の中を通る流体の流れを開くように前記プランジャーを制御す るとき、第3室から第3導管を通して流出室へ流入する流体流れは、第1導管、 第4室及び第2導管を通して前記第3室へ流入する流体流れより大きく、この流 量の差により、ダイヤフラムに対する力の差となり、ダイヤフラムを座から立ち 去らせ、流入室と流出室との間の直接の流体流れを許すことを特徴とする緩閉流 体弁。 17.本体と、前記本体を貫通する複数の孔を備えた、流体パイロット操作弁用ダ イヤフラムであって、前記孔の一方の形状及び寸法は流体が前記孔の中を流れる 速度の制限を行うようなものであり、前記孔の他方の形状及び寸法は、前記流量 制限孔の中を流れる流量より大きい流量を許すようなものであることを特徴とす るダイヤフラム。 18.前記制限流量孔は前記孔の中を流れる流体流れを乱れさせる曲がりくねった 流路であることを特徴とする、請求項17に記載のダイヤフラム。 19.図1から図6を参照してここに説明したような緩閉流体弁。 20.図8を参照してここに説明したような緩閉流体弁。 21.図9を参照してここに説明したような緩閉流体弁。 22.図1から図6を参照してここに説明したような流体パイロット操作弁で使用 するためのダイヤフラム。 23.図8を参照してここに説明したような流体操作弁で使用するためのダイヤフ ラム。 24.図9を参照してここに説明したような流体操作弁で使用するためのダイヤフ ラム。
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