JPH10500586A - 外科用把持及び縫合装置 - Google Patents

外科用把持及び縫合装置

Info

Publication number
JPH10500586A
JPH10500586A JP7522467A JP52246795A JPH10500586A JP H10500586 A JPH10500586 A JP H10500586A JP 7522467 A JP7522467 A JP 7522467A JP 52246795 A JP52246795 A JP 52246795A JP H10500586 A JPH10500586 A JP H10500586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
wire
tissue
capturing
distal end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7522467A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3708119B2 (ja
Inventor
ハート,リッキー・ディー
ライス,ジョン・ティー
Original Assignee
イノベーシブ・ディバイセス・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イノベーシブ・ディバイセス・インコーポレーテッド filed Critical イノベーシブ・ディバイセス・インコーポレーテッド
Publication of JPH10500586A publication Critical patent/JPH10500586A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3708119B2 publication Critical patent/JP3708119B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/0483Hand-held instruments for holding sutures
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/0469Suturing instruments for use in minimally invasive surgery, e.g. endoscopic surgery
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/22Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for
    • A61B17/221Gripping devices in the form of loops or baskets for gripping calculi or similar types of obstructions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/30Surgical pincettes without pivotal connections
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B18/04Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating
    • A61B18/12Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating by passing a current through the tissue to be heated, e.g. high-frequency current
    • A61B18/14Probes or electrodes therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/00234Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for minimally invasive surgery
    • A61B2017/00349Needle-like instruments having hook or barb-like gripping means, e.g. for grasping suture or tissue
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/0046Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets with a releasable handle; with handle and operating part separable
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/22Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for
    • A61B17/22031Gripping instruments, e.g. forceps, for removing or smashing calculi
    • A61B2017/22035Gripping instruments, e.g. forceps, for removing or smashing calculi for retrieving or repositioning foreign objects
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/22Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for
    • A61B17/221Gripping devices in the form of loops or baskets for gripping calculi or similar types of obstructions
    • A61B2017/2215Gripping devices in the form of loops or baskets for gripping calculi or similar types of obstructions having an open distal end
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/28Surgical forceps
    • A61B17/29Forceps for use in minimally invasive surgery
    • A61B2017/2926Details of heads or jaws
    • A61B2017/2927Details of heads or jaws the angular position of the head being adjustable with respect to the shaft
    • A61B2017/2929Details of heads or jaws the angular position of the head being adjustable with respect to the shaft with a head rotatable about the longitudinal axis of the shaft

Abstract

(57)【要約】 紐状の対象物を係蹄する装置、及び紐状の対象物の一部を組織に通すために該装置を使用する方法が提供される。該装置は、その末端に対象物の捕獲装置を備えるワイヤー組立体(400)を保持するシャフト(500)を備えている。該ワイヤー組立体は、捕獲装置がシャフトの末端部分内に配置される第一の位置と、捕獲装置がシャフトの末端から末端方向外方に伸長する第二の位置との間にてシャフトに関して往復運動可能である。操作装置(305)がシャフトの基端に、及びワイヤー組立体の基端に取り付けられ、ワイヤー組立体がシャフトに関して制御された軸方向への動作を為し得るようにし、また、シャフト及びワイヤー組立体が単一体としてシャフトの長手方向軸線を中心として回転するのを許容する。該方法は、一本の紐状材料を係蹄し且つ把持することと、該紐状材料を一又は複数の組織層に通すこととを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 外科用把持及び縫合装置 本出願は、「縫合材の把持装置(Suture Grasping Device)」という名称で19 93年7月26日付けで出願された従前の係属中の米国特許出願第08/097,154号の一 部継続出願である。発明の分野 本発明は、全体として、縫合材、その他の紐状、又は糸状材料を係蹄し、また 、縫合工程中、その係蹄した縫合材を操作する装置に関する。より具体的には、 本発明は、一本の縫合材の一部分を把持し且つ引き出し且つ/又は開放し、又は 、閉鎖した外科的部位の組織を通じて、縫合材を引き出すのに適した外科用把持 装置に関する。発明の背景 外科的処置中に縫合材の自由端を把持する装置は当該技術分野で周知である。 かかる一つの装置において、細長の要素が提供される。この要素は、その一端に 可撓性の閉ループを有している。この細長の要素は、中空のシャフト内に入り子 式に伸縮可能に取り付けられ、そのループをシャフトの末端内に導入するか、又 は、その末端から突き出るようにすることが選択的に可能である。 使用時、この装置は、最初にそのループがシャフト内に引っ込むように配置す る。次に、この装置は、シャフトの末端が把持すべき縫合材の自由端の近くに位 置するように操作する。次に、ループがシャフトの末端外に突き出るようにする 。その後に、装置を更に操作して、把持すべき縫合材の自由端がループを貫通し て伸長するようにする。最後に、縫合材を囲繞するループは、シャフト内に引っ 込めて、これにより、縫合材を把持し且つ該縫合材をシャフトの末端に対してし っかりと保持する。 上述の型式の装置は、その所期の目的を達し得るが、これらの装置には、幾つ かの欠点もある。例えば、縫合材の中間部分が配置された場合であっても、一本 の縫合材の自由端に便宜にアクセスすることが困難(又は、不可能)であること が多い。これは、視覚性が極めて制限されることが極めて多く、また、外科処置 部位における利用可能なスペースが狭いことが多い閉外科手術の場合にその通り である。 更に、多くの外科的処置において、一又は複数の組織層に一回、又は複数回、 縫合材を通すことが必要である。従来、かかる縫合は、縫合材の少なくとも一つ の自由端に針を取り付けることにより行われている。次に、その縫合材を針ホル ダを使用して操作し、組織を通じて縫合材を進むようにする。その後に、上述し たような把持装置を使用して縫合材の自由端(又は、両端)を係蹄し、更に操作 し、又は結束する。 縫合材を組織を通じて進めるために針及び針ホルダを使用しなければならない こと、及び縫合工程を完了させるために別個の把持装置を使用しなければならな いことは、不便であり且つ面倒である。このことは、患者の皮膚から体内の外科 部位に達する小さい通路を通じて医者が操作しなければならない閉外科的処置の 間、特に不便であり且つ面倒である。かかる状況のとき、外科的部位に対する医 者の視覚的及び物理的なアクセスは、全体として極めて制限される。発明の目的 従って、本発明の一つの目的は、縫合材の長さに沿った任意の箇所にて一本の 縫合材を容易に且つ便宜に把持し得るようにした縫合材の把持装置を提供するこ とである。 本発明のもう一つの目的は、開及び閉外科処置の双方で使用することのできる 縫合材の把持装置を提供することである。 本発明のもう一つの目的は、一本の縫合材をしっかりと係蹄することのできる 縫合材の把持装置を提供することである。 本発明のもう一つの目的は、一本の縫合材を係蹄し、その後に、装置に関する その縫合材の制限された動きを許容することのできる縫合材の把持装置を提供す ることである。 本発明の更に別の目的は、縫合材を把持する装置の部分に略隣接する柔らかい 組織、又は比較的硬い組織(例えば、皮質)を穿刺し得るようにした縫合材の把 持装置を提供することである。 本発明の更に別の目的は、(i)組織の遠方側に位置する縫合材を把持する前 に、組織を穿刺することと、又は(ii)一本の縫合材を把持し且つその後に、組 織を穿刺し、装置を組織から引き出すとき、又は装置を組織を通じて付勢させる とき、一本の縫合材を組織を通じて進めることができるようにすることとができ るようにした縫合材の把持装置を提供することである。 本発明のもう一つの目的は、縫合材の係蹄部分と、ハンドル部分とを備え、使 用中に、そのハンドル部分に関する縫合材の係蹄部分の方向が調節可能である縫 合材の把持装置を提供することである。 本発明のもう一つの目的は、組織を通じて縫合材を進める新規な方法を提供す ることである。 本発明の更に別の目的は、組織を縫合するための新規な方法を提供することで ある。発明の概要 本発明の上記及びその他の目的は、一つの好適な実施の形態において、剛性な 中空シャフトと、ロッドと、細長の第一のワイヤー状要素と、細長の第二のワイ ヤー状要素と、操作装置とを備える縫合材の把持装置により達成される。 より具体的には、この剛性な中空シャフトは、基端と、該基端に隣接する基端 部分と、尖った末端と、該末端に隣接する末端部分と、該基端と末端との間を伸 長する内腔とを備えている。この実施の形態において、シャフトの基端部分の内 径及び外径は、シャフトの末端部分の内径及び外径よりも大きい。更に、シャフ トの末端部分は、所望であれば、湾曲させることができる。 該ロッドは、基端と、末端とを備える中実な要素である。該ロッドは、シャフ トの基端部分内に入り子式に伸縮可能に配置される。より具体的には、該ロッド は、シャフトの基端部分の長手方向長さよりも僅かに長い長手方向長さを有して いる。従って、該ロッドは、(i)ロッドの末端がシャフトの基端部分及び末端 部分が合流する箇所から基端方向に離間された最基端位置と、(ii)ロッドの末 端がシャフトの基端部分及び末端部分が合流する箇所と略整合される最末端位置 との間にて移動可能である。 第一及び第二のワイヤー状要素の各々は、基端と、末端とを備えている。これ らの二つのワイヤー状要素の基端は、ロッドの末端に取り付けられ、これにより 、これらの二つのワイヤー状要素は、ロッドと共に移動する。更に、二つのそれ ぞ れのワイヤー状要素の少なくとも末端部分は、通常、曲がり、又は、互いに、拡 大して離れる。更に、該第一のワイヤー状要素は、その末端に近接する位置にて 半径方向内方に曲げられ、略フック状の形態を形成する。 これらの第一及び第二のワイヤー状要素の長手方向長さは、次のように選択す る。即ち、ロッドがその最基端位置にあるとき、第一及び第二のワイヤー状要素 の末端は、シャフトの末端部分内に配置される長さにする。この位置にあるとき 、第一及び第二のワイヤー状要素の末端は互いに近接して離間した状態に配置さ れる。しかしながら、ロッドがこの最末端位置にあるとき、第一及び第二のワイ ヤー状要素の末端は、シャフトの末端外に突き出る。この位置にあるとき、第一 及び第二のワイヤー要素の末端は、共に、シャフトの末端から外方に伸長する略 V字形の形態を形成する。 該操作装置は、シャフトの基端に、及びロッドの基端に取り付けられる。本発 明のこの第一の実施の形態のとき、操作装置は、シャフトの基端に取り付けられ たハウジングを備えている。該ハウジングは、シャフトの内腔と整合され且つ該 内腔内に伸長する円筒状キャビティを規定する。トリガーがハウジングに回動可 能に取り付けられ、該トリガーは、円筒状キャビティ内に伸長している。ピスト ン状要素がロッドの基端に取り付けられ、ハウジングの円筒状キャビティ内で往 復状に摺動可能に配置されている。ばねが、該ピストン状要素を基端方向に偏倚 させ、ロッドが通常、その上記の最基端位置にあるようにする。このピストン状 要素は、トリガーにより付与されるばねの力に抗して末端方向に移動し、このた め、ロッドは、その最末端位置となる。 このため、ロッドは、通常、その最基端の位置となり、二つのワイヤー状要素 は、通常、シャフトの末端部分内に位置していることが理解されよう。しかしな がら、二つのワイヤー状要素の末端は、所望のとき、トリガーを使用して、シャ フトの末端外に突き出るようにすることができる。また、二つのワイヤー状要素 の末端がシャフトの末端部分内に位置するとき、該シャフトの尖った末端は、二 つのワイヤー状要素の末端による干渉、又は該ワイヤー状要素で把持することの できる任意の縫合材による干渉をも受けずに組織を通じて押し込むことができる ことが理解されよう。 上記の縫合材の把持装置は、外科処置部位にて縫合材を把持し且つ操作するた めに使用することができる。該把持装置は、特に、縫合材を把持し、また、その 縫合材を組織の一、又は複数の層に通すために使用することができる。縫合材を 組織を通じて引っ張るか、又は、縫合材を組織を通じて押し出すことにより、縫 合材を組織に通すことができる。二つの縫合材を共に縫合するために、縫合材を 多数回、通すことができる。 より具体的には、縫合材を組織を通じて引っ張ろうとする場合、シャフトの尖 った末端を最初に、組織を通じて押し込む。次に、シャフトを操作し、組織を通 じて後方に折り返すべき縫合材の部分に略隣接するにその末端が配置されるよう にする。これにより、ワイヤーの末端は、シャフトの末端外に突き出し、二つの ワイヤー状要素は、互いに拡がって離れる。次に、この縫合材の把持装置は、必 要に応じて更に操作し、第一及び第二のワイヤー状要素の間の位置に縫合材が配 置されるようにする。 次に、トリガーを解放して、ばねの作用の基にロッドがその最基端位置に戻る ことを許容する。この操作のとき、二つのワイヤー状要素の末端は、シャフトの 末端部分に引っ込み、二つのワイヤー状要素は、シャフトの末端部分に再度、入 るとき、互いの方向に向けて移動する。二つのワイヤー状要素が引っ込むと、第 一のワイヤー状要素の末端におけるフックが二つのワイヤー状要素の間に配置さ れた縫合材を把持し、該縫合材をシャフトの末端に向けて運ぶ。該フックがシャ フトの末端に入ると、その縫合材の一部もシャフトの末端内に引き込まれる。縫 合材は、シャフトの末端と協働して作用するばね偏倚されたフックによりこの位 置に拘束される。所望であれば、該フック、シャフト、及び縫合材は、その縫合 材がこの位置にてシャフトにきつく結束されるような寸法とすることができる。 これと代替的に、フック、シャフト及び縫合材は、該縫合材が、シャフトの末端 部分内に位置するとき、フックに関して横断方向に摺動自在であるような寸法と することもできる。 次に、シャフトの末端を穿刺した組織から引き出し、把持した縫合材をその組 織と共に動かす。その後に、トリガーを再度、握って、縫合材を縫合材の把持装 置から解放させる。これにより、ワイヤー状要素は、互いに拡がる関係にて、シ ャ フトの末端から突き出される。次に、器具及び/又は縫合材を操作することによ り、縫合材の把持装置から縫合材を解放し、縫合材が最早、二つのワイヤー状要 素の末端の間の空隙内に位置しないようにする。 縫合材を組織を通じて押そうとする場合、対応する方法を使用する。具体的に は、シャフトの末端を最初に、組織を通じて進めるべき縫合材に略隣接する位置 に配置する。次に、トリガーを握って、二つのワイヤー状要素が互いに拡がった 関係にてシャフトの末端から突き出るようにする。その後に、二つのワイヤー状 要素の間の空隙内に縫合材を配置し得るように装置を操作する。次に、トリガー を解放して、二つのワイヤー状要素がばねの作用の基、シャフトの末端部分内に 引っ込んで戻り、二つのワイヤー状要素がシャフトの末端に再度、入るとき、互 いに後方に移動するのを可能にする。この状態になると、フックは、縫合材を把 持し、該縫合材をシャフトの末端に対して保持する。縫合材がシャフトの末端と 係合することにより、シャフトの末端の先端が把持した縫合材及び二つのワイヤ ー状要素の末端方向に配置されるようになる。 この形態において、次に、シャフトの末端を組織を通じて押し込み、把持した 縫合材をシャフトと共に進める。次に、シャフトの末端が組織の遠方側に達した ならば、トリガーを再度、握って、二つのワイヤー状要素が互いに拡がる関係に てシャフトの末端から突き出るようにする。次に、器具及び/又は縫合材を操作 して、縫合材の把持装置から縫合材を突き出し、縫合材が最早、二つのワイヤー 状要素の間の空隙内に位置しないようにする。次に、トリガーを解放して、二つ のワイヤー状要素の末端がシャフトの末端内に引き込まれるようにする。最後に 、シャフトを組織から引き出し、縫合材が組織を貫通して伸長したままであるよ うにする。 一又は複数の組織層に縫合材を多数回、通すことを必要とする縫合方法は、本 発明により便宜に行うことができる。例えば、この縫合材把持装置を使用して、 最初に一本の縫合材を組織を通じて引き出し、その後に、縫合材を最初に組織に 通した位置に隣接する位置にてその縫合材を組織に通すことができる。これと代 替的に、該縫合材の把持装置を使用して、一本の縫合材を最初に組織を通じて押 し込み、次に、縫合材を最初に組織に通した位置に隣接する位置にて組織を通じ て引っ張ることもできる。 器具のハンドルの方向を変更せずに、シャフトの末端部分の方向を調節するこ とが望ましい状況のときがある。この目的のため、本発明は、操作手段がシャフ トをその長手方向軸線を中心として回転させる手段と、二つのワイヤー状要素を シャフトの末端に関して移動させる手段とを備えることが可能である。この代替 的な実施の形態において、該シャフトは、ハウジングを貫通して伸長し、ピスト ン状要素に関して回転可能ではあるが、軸方向には可動ではない。ピストンを貫 通して伸長するシャフト部分には、歯車が取り付けられている。更に、複数の歯 を有する第二のトリガーがハウジングに回動可能に取り付けられており、このた め、その歯が歯車のフライト部分と係合した状態にて円筒状キャビティ内に伸長 している。第二のトリガーを握ると、歯が移動し、その結果、シャフトを回転さ せ得るように歯車を駆動する。 これらの二つのワイヤー状要素は、管内に保持されている。この管は、該管の 主たる長手方向軸線に対して90°曲げられた、その基端に隣接する部分を有して いる。これらの二つのワイヤー状要素の基端は、管の基端に取り付けられ、二つ のワイヤー状要素の拡がった末端部分は、管の末端から外方に伸長している。該 管の主要脚部は、該シャフト内に往復運動可能に配置されている。管の曲がった 短脚部は、シャフトに形成されたスロットを通じて半径方向外方に伸長し、軸受 に取り付けられている。この軸受は、ピストン状要素の末端壁に取り付けられ、 このため、該軸受は、ピストン状要素に関して回転することが可能となる。更に 、各種の要素が、次のように互いに関する寸法が設定されている。即ち、(i) ピストン状要素がその最基端位置にあるとき、そのピストン状要素の末端壁がス ロットの基端に略隣接する位置に配置される。(ii)ピストン状要素がその最末 端位置にあるとき、該ピストン状要素の末端がスロットの末端に隣接する位置に 配置される。更に、二つのワイヤー状要素の長さは、次のように選択する。即ち 、ピストン状要素がその最末端位置にあるとき、そのそれぞれの末端がシャフト の末端内に位置し、また、ピストン状要素がその最末端位置にあるとき、互いに 拡がった関係にて外方に伸長するような寸法とする。 本発明のこの代替的な実施の形態において、該装置の把持及び縫合機能は、上 述したものと略同一である。しかしながら、本発明のこの第二の実施の形態にお いて、シャフト及び該シャフト内に保持された二つのワイヤー状要素は、装置の その他の機能に悪影響を与えずに、器具の長手方向中心軸線を中心して回転可能 にすることができる。図面の簡単な説明 本発明の上記及びその他の目的並びに特徴は、同様の構成要素は同様の符号で 示す添付図面と共に参照すべき、本発明の好適な実施の形態に関する以下の詳細 な説明に開示され、又は以下の説明からより明確になるであろう。これらの添付 図面において、 図1は、ロッドをその上述の最基端位置にて示す、本発明により形成された縫 合材の把持装置の一部切欠き、一部断面図とした側面図、 図2は、ロッドをその上述の最末端位置にて示す、本発明により形成された縫 合材の把持装置の一部切欠き、一部断面図とした側面図、 図3は、組織を仮想線で示し、一本の縫合材、本発明に従って形成された縫合 材の把持装置のシャフトの末端部分を示す、一部切欠き側面図であり、その縫合 材が組織の一側部に配置され、シャフトの末端部分が組織の反対側部に配置され 、縫合材の把持装置の二つのワイヤー状要素がその引込み位置にあるときの図、 図4は、シャフトが組織を貫通して伸長し、二つのワイヤー状要素が縫合材の 側部に接する、その完全に伸長した拡がり形態にて配置された点を除いて、図3 と同様の側面図、 図5は、縫合材を係蹄し得るように二つのワイヤー状要素がシャフトの末端内 に一部分引込んだ点を除いて、図4と同様の図、 図6は、縫合材をシャフトの末端部分に対して把持し得るように二つのワイヤ ー状要素がシャフトの末端部分内に完全に引込んだ点を除いて、図5と同様の側 面図、 図7は、図6のシャフトの末端部分を示す一部切欠き、一部断面図であり、二 つのワイヤー状要素がシャフト内のその最基端位置に引込み、一本の縫合材をシ ャフトに把持する状態の図、 図8は、シャフトの末端部分が組織から引き出された点を除いて、図6と同様 の側面図、 図9は、組織を通じて引き出された縫合材の側部に接するその完全に伸長した 拡がり位置にある二つのワイヤー状要素を示す点を除いて、図8と同様の側面図 、 図10は、シャフトの末端部分が組織から完全に非係合状態とされ、二つのワ イヤー状要素がその完全に引込んだ位置にある点を除いて、図9と同様の側面図 、 図11は、組織を仮想線で示し、一本の縫合材、本発明に従って形成された縫 合材の把持装置のシャフトの末端部分を示す、一部切欠き側面図であり、その縫 合材及びシャフトの末端部分が組織の同一側部に配置され、縫合材の把持装置の 二つのワイヤー状要素がその引込み位置にあるときの図、 図12は、二つのワイヤー状要素が一本の縫合材の側部に接するその完全に伸 長した拡がり位置にある点を除いて、図11と同様の側面図、 図13は、縫合材をシャフトに把持し得るように二つのワイヤー状要素がシャ フトの末端部分内に完全に引込んだ点を除いて、図12と同様の側面図、 図14は、シャフトの末端部分が組織を通じて押し込まれ、シャフトと共に組 織を移動させる点を除いて、図13と同様の側面図、 図15は、二つのワイヤー状要素が、縫合材の側部に接するその完全に伸長し た拡がり位置にある点を除いて、図14と同様の側面図、 図16は、二つのワイヤー状要素がシャフトの末端部分内に完全に引込まれ、 シャフトが組織から引き出されて、一本の縫合材が組織を貫通して伸長する点を 除いて、図15と同様の側面図、 図17は、組織が互いに横に並んだ状態の組織片から点を除いて、図11と同 様の側面図、 図18は、二つのワイヤー状要素が、一本の縫合材の側部と接するその完全に 伸長した拡がり位置にある示す点を除いて、図17と同様の側面図、 図19は、縫合材をシャフトに把持し得るように二つのワイヤー状要素がシャ フトの末端部分内に完全に引込んだ点を除いて、図18と同様の側面図、 図20は、シャフトの末端部分が組織内に押し込められ、シャフトと共に縫合 材を移動させる点を除いて、図19と同様の側面図 図21は、二つのワイヤー状要素が縫合材の側部に接するその完全に伸長した 拡がり位置にある点を除いて、図20と同様の側面図、 図22は、二つのワイヤー状要素がシャフトの末端部分内に完全に引込まれ、 シャフトが組織から引き出されて、一本の縫合材が組織を貫通して伸長する点を 除いて、図21と同様の側面図、 図23は、縫合材の更なる部分が図示される点を除いて、図22と同様の側面 図、 図24は、二つのワイヤー状要素がその完全に伸長した拡がり位置まで伸長し 、並んで位置する組織片の右側から外方に伸長する縫合材の一部分の側部に接す る位置にある点を除いて、図23と同様の側面図、 図25は、縫合材をシャフトに把持し得るように二つのワイヤー状要素がシャ フトの末端部分内まで完全に引っ込んだ点を除いて、図24と同様の側面図、 図26は、シャフトの末端部分が組織を通じて二回目の押し込みが為され、縫 合材を該シャフトと共に移動させる点を除いて、図25と同様の側面図、 図27は、二つのワイヤー状要素がその完全に伸長した拡張位置に配置されて 、縫合材の側部に接する点を除いて、図26と同様の側面図、 図28は、二つのワイヤー状要素がシャフトの末端部分内に引っ込み、シャフ トが組織から引き出され、一本の縫合材が第一の位置において組織を貫通して左 側から右側に伸長し且つ第二の位置において組織を貫通して右側から左側に伸長 する点を除いて、図27と同様の側面図、 図29は、シャフトが第三の位置にて組織を貫通して左側から右側に伸長し、 二つのワイヤー状要素がその完全に伸長した拡がり位置にあり、組織の左側に位 置する縫合材の自由端の一方に接する点を除いて、図28と同様の側面図、 図30は、二つのワイヤー状要素がその完全に引っ込んだ位置まで移動し、組 織の左側にある縫合材の自由端の一方をシャフトに対して把持し得るようにした 点を除いて、図29と同様の側面図、 図31は、シャフトの末端部分が組織から引き出され、縫合材の自由端を該シ ャフトと共に移動させる点を除いて、図30と同様の側面図、 図32は、二つのワイヤー状要素がその完全に伸長した拡がり位置にあり、縫 合材の側部に接する点を除いて、図31と同様の側面図、 図33は、操作手段が二つのワイヤー状要素をその引込み位置に配置し得るよ うに配置された、本発明の第二の実施の形態を示す、一部切欠き、一部断面図と した側面図、 図34は、操作手段が二つのワイヤー状要素をその完全に伸長した拡がり位置 に配置し得るように配置された点を除いて、図33と同様の図、 図35は、把持装置が図33及び図34に示したものと同一である、本発明に より形成された把持装置組立体を示す、一部断面図とした側面図、 図36は、図35に図示した把持装置組立体の分解図、 図37は、図35に図示した把持装置組立体に使用するのに適したワイヤー準 組立体の側面図、 図38は、図37に図示したワイヤー準組立体の平面図、 図39は、図35に図示した把持装置組立体に使用するのに適したシャフトの 準組立体の一部断面図とした側面図、 図40は、図35に図示した把持装置組立体に使用するのに適したシャフト軸 受の側面図、 図41は、図40に図示したシャフト軸受の左端面図、 図42は、図40に図示したシャフト軸受の右端面図、 図43は、図35に図示した把持装置組立体に使用するのに適した外側ハウジ ングの側面図、 図44は、図43に図示した外側ハウジングの左端面図、 図45は、図43に図示した外側ハウジングの右端面図、 図46は、図43に図示した外側ハウジングの断面側面図、 図47は、図35に図示した把持装置組立体に使用するのに適した内側ハウジ ングの側面図、 図48は、図47に図示した内側ハウジングの左端面図、 図49は、図47に図示した内側ハウジングの右端面図、 図50は、図47に図示した内側ハウジングの底面図、 図51は、図35に図示した把持装置組立体に使用するのに適した歯車の側面 図、 図52は、図51に図示した歯車の端面図、 図53は、図35に図示した把持装置組立体に使用するのに適した端部キャッ プの側面図、 図54は、図53に図示した端部キャップの左端面図、 図55は、図35に図示した把持装置組立体に使用するのに適した回り止めナ ットの側面図、 図56は、図55に図示した回り止めナットの左端面図、 図57は、図55に図示した回り止めナットの右端面図、 図58は、シャフトの末端の断面図、 図59は、代替的な形態のシャフトの末端の断面図、 図60は、掛止した一つのワイヤー状要素のみを備える縫合材の把持装置の別 の形態の末端の側面図、 図61は、掛止した一対のワイヤー状要素を備える縫合材の把持装置の別の形 態の末端の側面図、 図62は、掛止した一対のワイヤー状要素を備え、該フックが互いに重なり合 うように形成された、縫合材の把持装置の更に別の形態の末端の側面図、 図63は、掛止した一対のワイヤー状要素を備え、該フックが、一つのワイヤ ー状要素のフックが別のワイヤー状要素のフックの突起内に位置するように形成 された、縫合材の把持装置の更に別の形態の末端の側面図、 図64は、二つのワイヤー状要素の端部がボール状の拡張部分を備える、縫合 材の把持装置の更に別の形態の末端の側面図である。好適な実施例の詳細な説明 次に、図面、特に、図1及び図2を参照すると、剛性な中空のシャフト10と 、ロッド12と、細長の第一のワイヤー状要素15と、細長の第二のワイヤー状 要素20と、操作装置25とを備える、縫合材の把持器具5が図示されている。 より具体的には、該剛性な中空のシャフト10は、基端30と、該基端30に 隣接する基端部分35と、尖った末端40と、該末端40に隣接する末端部分4 5と、基端30と末端40との間を伸長する中央内腔50とを備えている。本発 明の好適な実施の形態において、シャフト10の基端部分35の内径及び外径は 、 それぞれ、シャフト10の末端部分45の内径及び外径よりも大きい。本発明の 一つの好適な実施の形態によれば、シャフト10の末端部分45は湾曲している 。勿論、シャフト10の末端部分45は、所望であれば直線状に形成してもよい 。 ロッド12は、基端55と、末端60とを有する中実な要素である。ロッド1 2は、シャフト10の基端部分35内に入り子式に伸縮可能に配置されている。 より具体的には、ロッド12は、シャフト10の基端部分35の長手方向長さよ りも僅かに長い長手方向長さを有する。従って、(i)ロッド12の末端60が シャフト10の基端部分及び末端部分が合流する箇所から基端方向に離間された 最基端位置(図1参照)と、(ii)ロッド12の末端60がシャフト10の基端 部分及び末端部分が合流する箇所と略整合された最末端位置(図2参照)との間 でロッド12が移動可能である。 第一及び第二のワイヤー状要素15、20の各々は、それぞれ基端65、70 と、末端75、80とを備えている(図4参照)。ワイヤー状要素15、20の 基端65、70は、ロッド12の末端60に取り付けられ、このため、ワイヤー 状要素15、20はロッド12と共に移動する。更に、それぞれのワイヤー状要 素15、20の少なくとも末端75、80は、通常、曲がり又は互いに拡がって いる。更に、第一のワイヤー状要素15は、全体として参照符号85で図示した 略フック状の形状を形成し得るように、その末端75に極近接する位置にて半径 方向内方に曲げられている。 第一及び第二のワイヤー状要素15、20の長手方向長さは、次のように選択 される。即ち、ロッド12がその最末端位置(図1)にあるとき、第一及び第二 のワイヤー状要素15、20の末端75、80がシャフト10の末端部分45内 に位置するようにする。この位置にあるとき、第一及び第二のワイヤー状要素1 5、20の末端75、80は、互いに僅かに離間された関係に配置される(図7 参照)。しかしながら、ロッド12がその最末端位置(図2)にあるとき、第一 及び第二のワイヤー状要素15、20の末端75、80は、シャフト10の末端 40から外方に突出する。この位置にて、第一及び第二のワイヤー状要素15、 20の末端75、80は互いに外方に拡がる(図4)。 操作装置25は、シャフト10の基端30に、及びロッド12の基端55に取 り付けられる。この実施の形態において、操作装置25は、シャフト10の基端 30に取り付けられたハウジング90を備えている。ハウジング90は、シャフ ト10の内腔50と整合され且つ該内腔50内に開口する円筒状キャビティ95 を規定する。トリガー100がハウジング90に回動可能に取り付けられ且つキ ャビティ95内に伸長している。ピストン状要素105がロッド12の基端55 に堅固に取り付けられ、また、ハウジングのキャビティ95内に往復摺動可能に 配置されている。ばね110がピストン状要素105を基端方向に偏倚させ、ロ ッド12は、通常、その上記の最基端位置にある(図1)。トリガー100によ りばね110の力に抗してピストン状要素105を末端方向に動かし、ロッド1 2が上述の最末端位置(図2)となるようにすることができる。 このため、ロッド12は、通常、その最基端位置(図1)にあり、二つのワイ ヤー状要素15、20の末端75、80は、通常、シャフト10の末端部分45 内にあることが理解されよう。二つのワイヤー状要素15、20の末端75、8 0がシャフト10の末端部分45内に位置するとき、シャフト10の尖った末端 40はワイヤー状要素15、20の末端75、80、又は該ワイヤー状要素で把 持可能である一本の縫合材により妨害されずに、組織を通じて押し込むことが可 能であることを理解すべきである。 装置5は、外科処置部位にて縫合材115を把持し且つ操作するために使用す ることができる。特に、該装置は、組織120の左側部118又は右側部119 の何れかにて縫合材115を把持し、また、その縫合材を組織120を構成する 一又は複数の層を貫通するために使用することもできる。縫合材115が組織1 20を貫通するためには、縫合材を引き出すか、又は縫合材を組織120を通じ て押し込むことにより行うことができる。 より具体的には、縫合材115を組織120を通じて組織側部118から組織 側部119まで引っ張ろうとする場合、その方法のステップが図3乃至図10に 図示されている。縫合材115が組織側部118にあり、シャフト10の末端4 0が図3に示した組織側部119の側にある位置から開始して、シャフト10の 尖った末端40を最初に、組織120の中へ押し込んで貫通させる。次に、シャ フト10を組織120を通じて後方に移動すべき縫合材115の一部に略隣接し た位置となるようにその末端40を移動させ得るように操作する。次に、ロッド 12をその最末端位置に動かし得るようにトリガー100を操作する。これによ り、ワイヤー状要素15、20の末端75、80は、シャフト10の末端40か ら外方に伸長し、ワイヤー状要素は互いに拡がって離れる。次に、第一及び第二 のワイヤー状要素15、20の末端75、80の間に形成された空隙121内に 縫合材115を配置し得るように、必要に応じて装置5を操作する(図4参照) 。 次に、ばね110の作用の基にロッド12をその最基端位置に向けて動かし得 るように、トリガー100を解放する。この解放のとき、ワイヤー状要素15、 20の末端75、80は、シャフト10の末端部分45内に引っ込んで戻り、ワ イヤー状要素15、20は、シャフト10の末端部分45内に再度入るとき、互 いに閉じる方向に戻る。このワイヤー状要素の引っ込み動作時、第一のワイヤー 状要素15の末端75に隣接するフック85が閉鎖空隙121内に配置された縫 合材115の部分を把持し(図5参照)、その縫合材をシャフト10の末端40 に向けて移動させる。 フック85がシャフト10の末端40に入ると、縫合材115の一部もまたシ ャフトの末端内に引き込まれる。シャフト10の末端と協働して作用するばね偏 倚フック85により、縫合材115は、この位置に保持される(図6及び図7参 照)。 フック85、シャフト10及び縫合材115は、縫合材がシャフトに緊密に結 束されるような寸法とすることができる。これと代替的に、フック、シャフト及 び縫合材は、シャフトの末端部分内で縫合材がフック85に関して横断方向にス ライド自在であるような寸法とすることができる。 次に、シャフト10の末端部分45を組織120から引き出し、把持した縫合 材115をシャフトと共に移動させる(図8参照)。その後、トリガー100を 再度、握って、縫合材115を装置5から解放する。これにより、ワイヤー状要 素15、20は、互いに拡がった関係になった状態でシャフト10の末端40か ら外方に突き出される(図9参照)。次に、縫合材が最早、ワイヤー状要素15 、20の末端75、80の間の空隙121内に位置しないように、器具及び/又 は 縫合材を操作することにより、縫合材115を器具5から解放させる(図10参 照)。 縫合材115を組織120を貫通させて組織側部119から組織側部118ま で押し込む方法は、性質が多少類似しており、全体として、図11乃至図16に 示してある。具体的には、最初に、シャフト10の末端40を組織側部119の 上で縫合材115に隣接する位置に配置する(図11参照)。次に、ワイヤー状 要素15、20を互いに拡がった関係にした状態でシャフト10の末端40から 外方に突き出させ得るようにトリガー100を握る。その後、縫合材115がワ イヤー状要素15、20の末端の間の空隙121内に位置するように装置5を操 作する(図12参照)。 次に、ワイヤー状要素15、20の末端がばね110の作用の基、シャフト1 0の末端部分内に引っ込んで戻り得るようにトリガー100を解放する。二つの ワイヤー状要素15、20がシャフト10の末端部分45内に再度入るとき、そ の末端が互いに後方に動くことで、空隙121が閉鎖される。この状態のとき、 フック85は縫合材115を把持し、その把持した部分をシャフト10の末端部 分45に引き付ける。シャフト10の末端40と縫合材との係合状態は、末端4 0の最末端部分122が把持した縫合材115及びワイヤー状要素15、20の 末端方向に配置されるようなものとする(図13参照)。 この形態において、シャフト10の末端40が組織120を通じて押し込まれ 、把持した縫合材115を該シャフトと共に移動させる(図14参照)。次に、 シャフト10の末端からワイヤー状要素15、20を互いに拡がった状態で突き 出させ得るよう(図15参照)、トリガー100を再度、握る。次に、器具5及 び/又は縫合材115を操作して、縫合材115は最早、空隙121内に位置し ないようにする。これにより、縫合材が器具から自由となる。次に、ワイヤー状 要素15、20をシャフト10に引っ込めて戻し得るようにトリガー100を解 放する。次に、シャフト10を組織120から引き抜き、縫合材115が組織1 20内を貫通した状態にする(図16参照)。 また、組織の一又は複数の層を通じて縫合材115を多数回通すことを必要と する縫合方法は、装置5により有利に行うことができる。例えば、装置5を使用 して、最初に、一本の縫合材115を組織120を貫通して引っ張り、その後、 縫合材を最初に組織を通した位置に隣接する位置にて該縫合材115を組織12 0を貫通して押し戻すことができる。これと代替的に、最初に、縫合材115を 組織120を貫通して押し込み、その後に、縫合材を組織に最初に通した位置に 隣接する位置にて縫合材を組織を貫通して引き戻すようにしてもよい。 次に、図17乃至図32を参照しつつ、典型的な縫合工程に関して説明の目的 にて記述する。 図17には、組織120と、組織120の側部119に隣接する一本の縫合材 115と、本発明に従って形成された装置5の末端部分45とが示してある。組 織120は、組織の多数の層を共に固着する装置5の機能を表示し得るように互 いに当接関係にある層120a、120bを含む状態で示してある。 図18乃至図22は、(i)ワイヤー状要素15、20が縫合材115と係合 する状態、(ii)縫合材115を装置5の末端40に把持する状態、(iii)シ ャフト10の末端部分を組織120を貫通して押し込み、該シャフトと共に縫合 材115を移動させる状態、(iv)縫合材115をシャフト10の末端40から 解放する状態、(v)ワイヤー状要素15、20が縫合材115から非係合状態 となり、末端部分45を組織120から引き出し、縫合材115が該組織を貫通 して伸長する状態がそれぞれ示してある。この方法の詳細は、一本の縫合材を組 織を通じて押し込む場合に関して上述したものと同一である。 図23乃至図28には、組織120の側部119に隣接する位置に残った11 5の自由端を縫合材を組織120に最初に通した位置から離間した位置にて組織 120を貫通して戻すときに同一の方法を使用する状態が示してある。従って、 図28において、縫合材115の両自由端は、組織120を貫通して組織側部1 19から組織側部118まで押し込まれているのが理解されよう。 最後に、図29乃至図32には、上述の引っ張り技術を利用して、縫合材11 5の自由端の一方を組織側部118から引き出し、組織120を貫通して組織側 部119に戻す状態が示してある。縫合材を組織120に通すこの三回目の操作 は、縫合材115を組織120に通す最初の二回の操作位置から離間した位置に て行われる。 ある状況のときは、工具ハンドルの方向を変更せずに、シャフトの末端部分の 方向を調節可能であることが望ましいことがある。本発明のもう一つの好適な実 施の形態は、この状況を対象とするものである。この実施の形態において、装置 205(図33及び図34に最も良く図示)は、縫合材の把持装置組立体300 (図35に最も良く図示)と、操作手段305(図33及び図34に最も良く図 示)とを備えている。より具体的には、また、図36に最も良く図示するように 、縫合材の把持装置組立体300は、ワイヤー準組立体400と、シャフト準組 立体500と、ハウジング準組立体600とを備えている。 ワイヤー準組立体400(図37及び図38に最も良く図示)は、少なくとも 一本のワイヤー402と、剛性な管404と、可撓性のシース406とを備えて いる。ワイヤー402の各々は、末端408と、基端410と、主要な長手方向 軸線412を備えている。更に、ワイヤー402の各々は、その主たる長手方向 軸線412に関して約30°の角度の曲がり部分403を規定する。該曲がり部 分403は、ワイヤーの末端408寄りの位置に配置されている。ワイヤー40 2の各々は、その基端410とその曲がり部分403との間で測定したときの長 さが等しい。一本のワイヤー402のみを使用する場合、ワイヤー402は、フ ック状の形態414を形成し得るようにその末端408に略隣接する位置にて曲 げる。多数のワイヤー402が使用される場合、上述のようなフック状の形態4 14を形成し得るように、ワイヤー402の少なくとも一つを曲げる。 管404は、典型的に、ステンレス鋼で出来ている。該管は、末端416と、 該末端416に隣接する略直線状の末端部分418と、該末端部分418に対し て略直角に伸長する略直線状の基端部分420とを備えている。管404は、基 端422にて終端となっている。ワイヤー402の各々は、管404の基端42 2に固着されている。また、ワイヤー402の各々は、管404の末端部分41 8及び基端部分420の双方を貫通して伸長し、曲がり部分403は、管404 の末端416から末端方向に離間されている。 可撓性のシース406は、熱シュリンク材料で出来ており、該シースは、ワイ ヤー402の曲がり部分403と管404の末端416とが分離する距離よりも 長い軸方向長さを有する。可撓性のシース406は、ワイヤー402を緊密に覆 い、また、管404の末端416に重なり合う。従って、シース406は、ワイ ヤー402を共に固着し、このため、曲がり部分403の末端方向に位置するワ イヤー部分は、互いに関して外方に拡がり、曲がり部分403に極く近接する位 置にあるワイヤー部分は、そのそれぞれの長手方向軸線412に関して曲がるこ とができる。 シャフト準組立体500(図39に最も良く図示)は、中空のシャフト502 と、通常、湾曲した先端504と、推進ロッド506とを備えている。シャフト 502は、末端508と、基端510とを備え、また、その長さに沿って略一定 の径を有する内腔512を規定する。また、シャフト502は、基端510から 末端方向に伸長する長手方向スロット514を備えている。更に、端ぐり穴51 6が、シャフト502の基端510から末端方向に伸長している。推進ロッド5 06の一端518が端ぐり穴516内に受け入れられ、また、該端部518は、 例えば、溶接のような任意の便宜で且つ確実な手段によりその端ぐり穴516内 に固着される。推進ロッド506の基端524に隣接する位置にて、一対の周溝 520、522が形成されている。 ワイヤー準組立体400は、シャフト502の内腔512内に配置されており 、このため、ワイヤー準組立体400の基端部分420は、長手方向スロット5 14を貫通して伸長し且つスロット514内で往復運動可能である。ワイヤー準 組立体400の長さ(基端部分420と曲がり部分403との間で測定)は、ワ イヤー準組立体400の基端部分420がスロット514の末端に係合したとき 、ワイヤー402の拡がり部分がシャフト502の末端508を超えて伸長する ように選択する。更に、スロット514の長手方向長さは、ワイヤー準組立体4 00の基端部分420が推進ロッド506の末端518に係合したとき、ワイヤ ー402の拡がり部分がシャフト502の内腔512内に位置するように選択す る。 ハウジング準組立体600(図36参照)は、軸受602と、外側ハウジング 604と、圧縮ばね606と、内側ハウジング608と、円筒状歯車610と、 端部キャップ612とを備えている。 軸受602(図40乃至図42に最も良く図示)は、基端614と、末端61 6と、外面618とを有する中空の円筒状部材である。軸受602の中空の中心 部は、シャフト502を受け入れ得るようにされている。外面618は、中間部 分624により分離された、反対方向を向いた一対の環状肩部620、622を 規定し得るように基端614に隣接し且つ末端616に隣接する位置で切り欠い てある。更に、長手方向スロット626は、基端614から中間部分624に配 置された閉鎖端628まで伸長している。スロット626は、ワイヤー準組立体 400の基端部分420の直径を僅かに上廻る幅を有している。従って、軸受6 02は、シャフト502の末端508の上方を入り子式に伸長し、ワイヤー準組 立体400の基端部分420(シャフト502のスロット514を貫通して突出 する)は、軸受スロット626の閉鎖端628に係合する。 外側ハウジング604(図43乃至図46に最も良く図示)は、中央の貫通穴 632を有する末端壁630と、開放した基端634と、円筒状側壁636とを 備え、これらの要素は、共に、端部が開放した略円筒状のキャビティ638を規 定する。長手方向スロット640が基端634から末端方向に外側ハウジング6 04の軸方向長さの約1/2だけ伸長する。スロット640の幅は、側壁636を 約90°除去することにより、実現され得るものと略同一である。更に、ねじ付き の端ぐり穴642が、開口部632の最末端部分の周りに形成される。 圧縮ばね606(図36に最も良く図示)は、キャビティ638の末端部分6 44内に配置され、ばねの一端646が開口部632の周りで外側ハウジング6 04の末端壁630に対して当接する。シャフト準組立体500(上述のように 軸受602を支承する)は、ハウジングの開放した端部634、ばね606、及 びハウジングの開口部632の中を貫通して末端を先にして挿入する。この構造 の結果、ばね606の他端648は、軸受602の肩部622に当接する。 内側ハウジング608(図47乃至図50に最も良く図示)は、外側ハウジン グ604のキャビティ638内で往復運動可能に配置されている。内側ハウジン グ608は、貫通する中央開口部652を有する略円形の末端壁650と、該末 端壁650から基端方向に伸長する側壁654と、基端665とを備えている。 一対の対向する突起656、658が側壁654の側縁部662、664から周 方向に空隙660内に伸長している。所望であれば、内側ハウジング608の空 隙660と外側ハウジング604のスロット640との整合は、末端壁650に 溝666を形成することにより確実なものにすることができる。溝666は、外 側ハウジング604に形成された細長の長手方向突起667を受け入れる。更に 、末端壁650は、軸受602の切欠いた基端部分を受け入れ、末端壁650の 末端方向を向いた面が軸受602の肩部620に当接し、これにより、ワイヤー 準組立体400の基端部分420を軸受スロット626内に取り込む。 円筒状の歯車610(図51及び図52に最も良く図示)が内側ハウジング6 08内で推進ロッド506の上に位置している。歯車610は、推進ロッド50 6を受け入れ得るようにした軸穴668を備えている。歯車610は、略弾性的 な材料で出来ており、このため、該歯車は推進ロッドの外面に弾性的に係合する 。歯車610の外面669は、略ら旋形の複数のフライト670を支承している 。従って、ワイヤー準組立体500が突出し且つ/又は引っ込む間に歯車610 が推進ロッド506に沿って多少摺動する一方、該歯車と推進ロッド506との 係合状態により、歯車610を回転させる作用力がシャフト502を回転させる 傾向ともなる。 端部キャップ612(図53及び図54に最も良く図示)は、ハウジング準組 立体600の要素を共に係止し得るようにした略半円筒状部材である。このため には、キャップの半円筒状構造体の平坦な縁部673に沿った中間の位置に開口 部672が形成されている。該開口部672は、その末端524に隣接する位置 にて推進ロッドの周溝520と係合し得るようにしてある。更に、キャップ61 2の外周は、外側ハウジング604の側壁636とスナップ嵌め、又はその他の 堅固な方法で係合し得るようにしてある。 縫合装置205の構成要素間には多少の遊びがあり、装置の尖った末端にて硬 い組織を突き刺すとき、かかる遊びは不便となるため、回り止めナット674( 図55乃至図57に最も良く図示)を設けてもよい。回り止めナット674は、 操作手段305に関して回転しないようにシャフト準組立体500を係止するこ とができる。回り止めナット674は、末端678と、基端680と、ねじ68 4を支承する外面682とを有する円筒状のシャフト676と、末端678に隣 接して円筒状シャフト676から半径方向外方に伸長する環状フランジ686と を備えている。また、円筒状シャフト676は、基端680から閉鎖端692ま で末端方向に伸長する、対向した一対の長手方向スロット688、690を備え ている。更に、環状フランジ686は、回り止めナット674の回転を容易にし 得るようギザギザを付すことのできる外縁部694を規定する。 回り止めナット674は、シャフト準組立体500の末端上まで基端を先にし て入り子式に入り、外側ハウジング604のねじ付き端ぐり穴642と係合する ように動かす。シャフト676の外径及び端ぐり穴642の直径は次のように選 択する。即ち、回り止めナットのシャフト676を端ぐり穴642内に漸進的に ねじ込んだとき、スロット688、690の間に配置された回り止めナットの部 分がシャフト502に対して内方に締め付けられるような寸法とする。従って、 回り止めナットが端ぐり穴642の最末端部分にしか係合しないとき、シャフト 502は、その長手方向軸線を中心として回転するが、回り止めナットのシャフ ト676が端ぐり穴642に完全に係合したとき、外側ハウジング604に関し て回転するのが防止される。 このため、縫合材の把持装置組立体300は、通常、ワイヤー402をシャフ ト準組立体500内に引っ込んだ位置に保持するのが理解されよう。具体的には 、圧縮ばね606が通常、内側ハウジング608を端部キャップ612に対して 付勢している。ワイヤー準組立体400の基端部分420は、内側ハウジング6 08の末端壁650の中央開口部652内に回転可能に位置している軸受602 に係合しているため、内側ハウジング608が外側ハウジング604内でその最 基端位置にあるとき、ワイヤー準組立体400の基端部分420は、推進ロッド 506の端部518に対して付勢されている。 操作手段305は、ハンドル702と、略円筒状のキャビティ706を規定す る第三のハウジング704と、第三のハウジング704に回動可能に取り付けら れた一対のトリガー708、710とを備えている。第三のハウジング704は 、(i)第一のトリガー708の一端712が内側ハウジング608の周縁突起 656、658に係合し、(ii)第二のトリガー710の湾曲端部714(離間 した歯716を有する)が歯車610に係合するように、外側ハウジング604 を受け入れ得るようにしてある。操作手段305の構造の更に詳細は、現在、当 該出願の譲受人でもある、マサチューセッツ州、ホップキングトンのイノバシィ ブ・ デバイスズ・インコーポレーテッド(Innovasive Devices,Inc.)に譲渡された 継続中の米国特許出願第07/959,121号に記載されている。この米国特許出願第0 7/959,121号の内容は、引用して本明細書に含めてある。 上記の構造によれば、医者が片手でハンドル702を握り、第一のトリガー7 08をハンドル702に向けて回転させる。このようにして、第一のトリガー7 08が回転されると、内側ハウジング608は外側ハウジング604の末端壁6 30に向けてシャフト準組立体500に沿って付勢される。この動作は、ばね6 06の力に抗して行われる。内側ハウジング608が外側ハウジング604に関 して動く結果、ワイヤー準組立体400の基端部分420は、スロット514に 沿って末端方向に付勢される。このワイヤー準組立体400の基端部分420の 動作により、ワイヤー状要素402の末端はシャフト準組立体500の末端50 8から突き出し、上述のように縫合材を把持するのに使用することができる。 医者がシャフト準組立体500を操作手段305に関して回転させようとする とき、医者は第二のトリガー710をハンドル702に向けて引っ張る。この第 二のトリガー710の操作により、歯車610は内側ハウジング608内で回転 する。歯車610は推進ロッド506の末端部分の周りで弾性的に略均一に接触 する状態に取り付けられているため、歯車610の回転により、シャフト準組立 体500及びワイヤー準組立体400は単一体として軸方向に回転する。 従って、医者は片手で(i)シャフト準組立体の湾曲した先端を器具の長手方 向軸線を中心として回転させ、該先端が所望の任意の半径方向を向くようにし、 及び/又は(ii)ワイヤー準組立体をその引っ込み位置からその完全な伸長位置 に向けて動かすことができる。更に、軸受602(ワイヤー準組立体400の基 端部分420を保持する)は、内側ハウジング608の末端壁650の開口部6 52に関して軸方向に回転可能であるため、軸受602は、シャフト準組立体5 00と共に回転し、これにより、ワイヤー準組立体400の望ましくない捩れを 防止することができる。 本発明の範囲から逸脱せずに、上記の実施の形態には、多数の変更、代替例、 応用例及び修正例が具体化可能である。このため、例えば、シャフト準組立体は 、ワイヤー状要素402をより一層受け入れ得るように、円形の横断断面ではな く て、楕円形の断面を有する内腔を備えるようにしてもよい(図58参照)。更に 、ワイヤー状要素402の外方に拡がる部分を同一の面に配置することに代えて 、隣接する平行な面内にこれらの部分を配置するようにしてもよい(図59参照 )。更に、その末端にフックを有する一つのワイヤー状要素402及びその末端 にフックのないもう一つのワイヤー状要素402を利用することに代えて、その 末端にフックを有する単一のワイヤー状要素402を採用してもよい(図60参 照)。同様に、ワイヤー状要素402の各々は、その末端にフック部分を形成す るようにでき(図61参照)、また、ワイヤー状要素の長さは次のように選択す ることができる。即ち、フックが、閉鎖している間に互いに重なり合い(図62 参照)、又は、一つのワイヤー状要素のフックが、閉鎖している間に他方のワイ ヤー状要素のフックにより包み込まれた領域の突起部分内に位置するようにする ことができる(図63参照)。更に、また、ワイヤー状要素402の両端には、 小さいボール状拡張部分800を設けてもよい(図64参照)。こうした拡張部 分800は、ワイヤーの先端が係合する編組した任意の縫合材又は組織をワイヤ ー状要素が突き刺すのを防止する働きがある。 更に、操作手段には、そのハウジング704の閉鎖端に電気接続部802を設 けることもできる(図33参照)。この場合、シャフト準組立体500の基端5 24は電気接続部802に係合し、把持装置組立体のシャフト502及び外側ハ ウジング604、並びに操作手段305のハウジング704は絶縁材料で形成さ れる。この代替的な実施の形態により、把持及び縫合方法のみならず、焼灼法に おいても該器具を使用することが可能となる。 上記の説明は単に一例にしか過ぎず限定的なものではないことを理解すべきで ある。本発明の範囲は、請求の範囲の記載によってのみ限定されるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.糸状の対象物を把持する装置にして、 末端と、基端と、前記対象物を前記末端に取り込む対象物の捕獲手段とを有す る少なくとも一つのワイヤー状要素と、 長手方向軸線と、末端と、基端とを有する中空のシャフトであって、前記少な くとも一つのワイヤー状要素を保持し得るようにされた前記中空のシャフトと、 前記少なくとも一つのワイヤー状要素の前記基端に、及び前記シャフトの前記 基端に取り付けられた操作手段であって、(i)前記対象物の捕獲手段が前記シ ャフト内に保持される第一の位置と、前記対象物の捕獲手段が前記シャフトの前 記末端外に伸長する第二の位置との間にて前記少なくとも一つのワイヤー状要素 を往復運動可能に移動させ、(ii)前記少なくとも一つのワイヤー状要素及び前 記シャフトを単一体として前記シャフトの前記長手方向軸線を中心として回転さ せる前記操作手段とを備えることを特徴とする把持装置。 2.請求の範囲第1項に記載の装置にして、前記シャフトの前記末端が湾曲し ていることを特徴とする装置。 3.請求の範囲第1項に記載の装置にして、前記操作手段が、前記少なくとも 一つのワイヤー状要素を前記第一の位置に向けて付勢するばね偏倚手段を備える ことを特徴とする装置。 4.請求の範囲第1項に記載の装置にして、前記シャフトの前記末端が、前記 長手方向軸線に対して角度を為す位置にある面内に配置されることを特徴とする 装置。 5.糸状の対象物を把持する装置にして、 末端と、基端と、少なくとも一つのワイヤー状要素の前記末端に隣接する前記 対象物を捕獲する対象物の捕獲手段と、剛性な管とを備えるワイヤー組立体であ って、該剛性な管が、長手方向軸線と、末端と、基端とを有する前記ワイヤー組 立体を備え、 前記管が、長い脚部と短い脚部とを有する略L字形の形態を形成し得るように 該管の前記基端から離間された箇所にて前記長手方向軸線に対して略直角に曲げ られ、前記ワイヤーの前記基端が前記管の前記基端に取り付けられ且つ前記管を 貫通して伸長し、前記対象物の捕獲手段が前記管の前記末端外に伸長し、 前記ワイヤー組立体を略包含し得るようにされた中空のシャフトであって、尖 った末端と、基端と、末端及び基端を有する長手方向スロットとを有する前記中 空のシャフトを備え、 前記スロットが、前記L字形管の前記短い脚部を受け入れ得るようにされ、前 記スロットの前記基端が、前記L字形管の前記長い脚部の長さに前記対象物の捕 獲手段の長さを加えた長さに略等しい距離、前記シャフトの前記末端から軸方向 に離れた位置に配置され、前記スロットの前記末端が、前記L字形管の前記長い 脚部の長さに略等しい距離、前記シャフトの前記末端から軸方向に離れた位置に 配置され、 前記シャフトの前記基端に、及び前記L字形管の前記短い脚部に取り付けられ た操作手段であって、(i)前記捕獲手段が前記シャフト内に保持される第一の 位置と、前記捕獲手段が、前記シャフトの前記末端外に伸長する第二の位置との 間で前記L字形管を往復運動可能に移動させ、(ii)前記ワイヤー組立体及び前 記シャフトを単一体として前記シャフトの長手方向軸線を中心として回転させる 前記操作手段を備えることを特徴とする把持装置。 6.請求の範囲第5項に記載の装置にして、前記ワイヤー組立体が、少なくと も二つのワイヤー状要素を備え、該少なくとも二つのワイヤー状要素の前記末端 部分が、通常、同一面内にて互いに外方に拡がり、前記ワイヤー状要素の第一の ものがその末端に隣接するフックを規定し、前記ワイヤー状要素の前記第二のも のが、前記管及び前記シャフトを前記第一の位置にあるとき、前記第二のワイヤ ー状要素の前記末端が前記第一のワイヤー状要素の前記末端から僅かに離間され た位置にあることを特徴とする装置。 7.請求の範囲第6項に記載の装置にして、前記ワイヤー組立体が、前記第一 のワイヤー状要素の前記末端に配置されたボール状拡張部分を更に備えることを 特徴とする装置。 8.請求の範囲第5項に記載の装置にして、前記ワイヤー組立体が少なくとも 二つのワイヤー状要素を備え、該少なくとも二つのワイヤー状要素の前記末端部 分が、通常、隣接する平行な面内にて互いに外方に拡がり、前記ワイヤー状要素 の各々がその末端に隣接するフックを規定することを特徴とする装置。 9.請求の範囲第5項に記載の装置にして、前記ワイヤー組立体が、少なくと も二つのワイヤー状要素を備え、該少なくもと二つのワイヤー状要素の前記末端 部分が、通常、互いに外方に拡がり、前記ワイヤー状要素の一方が前記ワイヤー 状要素の他方よりも短く、前記ワイヤー状要素の各々の前記末端部分がその末端 にフックを規定し、該フックが、前記管及び前記シャフトが前記第一の位置にあ るとき、その一方がもう一方の内部に配置されるようにされたことを特徴とする 装置。 10.請求の範囲第9項に記載の装置にして、前記少なくとも二つのワイヤー状 要素の各々が、その末端に配置されたボール状拡張部分を更に備えることを特徴 とする装置。 11.請求の範囲第5項に記載の装置にして、前記シャフトがその末端に隣接す る部分にて湾曲状に形成され、前記管が、前記少なくとも一つのワイヤー状要素 を弾性的に把持し且つその末端に隣接する部分にて可撓性であることを特徴とす る装置。 12.請求の範囲第5項に記載の装置にして、前記シャフトの前記尖った末端が 、前記シャフトの前記長手方向軸線に対して鋭角な角度を形成し得るように配置 された面内に位置する端面を備えることを特徴とする装置。 13.請求の範囲第12項に記載の装置にして、前記装置が前記第一の位置に向 けて偏倚されたとき、前記対象物の捕獲手段により前記面に対して保持された糸 状の対象物が前記面の最末端部分を超えて伸長しないように、前記シャフトの前 記長手方向軸線に対する前記面の角度が選択されることを特徴とする装置。 14.請求の範囲第5項に記載の装置にして、 前記操作手段が、第一のハウジング組立体と、第二のハウジング組立体とを備 え、 該第一のハウジング組立体は、端部が開放した略円筒状の第一のキャビティを 規定する第一の端部壁及び第一の側壁と、該第一の端部壁に隣接して前記第一の 側壁から半径方向外方に伸長するハンドルと、該ハンドルの末端方向にて前記第 一の側壁に回動可能に取り付けられた第一及び第二のトリガー部材とを備え、該 第一のトリガーが、前記キャビティ内に伸長する少なくとも一つの突起を規定し 、前記第二のトリガーが、該キャビティ内に連続的に伸長し得るようにされた一 連の突起を規定し、 前記第二のハウジング組立体が、貫通する中央開口部及び第二の側壁を有する 第二の端部壁を備え、該第二の端部壁が、前記第二の端部壁に隣接し且つ該第二 の端部壁の外周の約3/4に亙る、端部が開放した略円筒状の第二のキャビティを 形成し、 該端部が開放した第二のキャビティ内に配置されたら旋状の圧縮ばねと、内側 ハウジングとを備え、該内側ハウジングが、貫通する中央開口部を規定する第三 の端部壁と、該第三の端部壁の外周の約3/4の部分から基端方向に伸長する第三 の側壁と、基端及び末端を有するブッシュとを備え、 該ブッシュの前記基端が、前記第三の端部壁の前記開口部に軸方向に回転可能 に取り付けられ、前記軸受の前記末端が前記ら旋状ばねに係合し、 前記内側ハウジング内に配置されたその外周に設けられたら旋状の歯車フライ トを含む略円筒状部材と、略半円形の端部壁とを備え、 前記第二のハウジング組立体が、前記シャフトの前記基端部分に取り付けられ 、該シャフトの前記基端部分が、前記第二の端部壁の前記開口部、前記ら旋ばね 、前記ブッシュ、前記内側ハウジングの前記第三の端部壁の前記開口部、弾性的 な把持関係にある前記円筒状部材、前記端部キャップを貫通して伸長し、 前記第二のハウジングが、入り子式に伸縮可能な関係にて前記第一のキャビテ ィに係合し、前記第一のトリガーの前記突起が前記第二の後部壁に係合し、前記 第二のトリガーの前記突起が前記円筒状部材の前記外面に設けられた前記歯車フ ライトに係合し、 これにより、前記第一のトリガーの回転により、前記内側ハウジングが前記圧 縮ばねに抗して前記第二の端部壁に向けて摺動し、前記第二のトリガーの回転に より、前記円筒状部材、前記シャフト、前記ブッシュ及び前記ワイヤーが回転す るようにしたことを特徴とする装置。 15.糸状の対象物を組織に通す方法にして、 (a)糸状の対象物を把持する装置を提供することを含み、 該装置が、 末端と、基端と、前記対象物を前記末端に取り込む対象物の捕獲手段とを有 する少なくとも一つのワイヤー状要素と、 長手方向軸線と、末端と、基端とを有する中空のシャフトであって、前記少 なくとも一つのワイヤー状要素を保持し得るようにされた前記中空のシャフトと 、 前記少なくとも一つのワイヤー状要素の前記基端に、及び前記シャフトの前 記基端に取り付けられた操作手段であって、(i)前記対象物の捕獲手段が前記 シャフト内に保持される第一の位置と、前記対象物の捕獲手段が前記シャフトの 前記末端外に伸長する第二の位置との間にて前記少なくとも一つのワイヤー状要 素を往復運動可能に移動させ、(ii)前記少なくとも一つのワイヤー状要素及び 前記シャフトを単一体として前記シャフトの前記長手方向軸線を中心として回転 させる前記操作手段とを備え、 (b)前記少なくとも一つのワイヤー状要素を前記第一の位置に配置すること と、 (c)前記シャフトを前記組織を貫通して挿入することと、 (d)前記対象物に略隣接した位置に配置されるように前記シャフトの前記末 端を操作することと、 (e)前記少なくとも一つのワイヤー状要素を前記第二の位置に配置し且つ前 記対象物を略囲繞し得るように前記対象物の捕獲手段を操作することと、 (f)前記対象物の一部を把持し、これにより、該対象物を前記シャフトの前 記末端に固定し得るように前記少なくとも一つのワイヤー状要素を前記第一の位 置に向けて移動させることと、 (g)前記対象物が前記組織を貫通し得るように前記シャフトを前記組織から 引き抜くことと、 (h)前記少なくとも一つのワイヤー状要素を前記第二の位置に配置し且つ前 記対象物の捕獲手段が前記対象物を解放するように前記シャフトを操作すること とを含むことを特徴とする方法。 16.請求の範囲第15項に記載の方法にして、前記ステップ(g)及び(h) の間に、 前記対象物を前記組織を貫通して二回目に通し得るように前記シャフトを前記 組織を貫通して後方に挿入する更なるステップを更に含むことを特徴とする方法 。 17.請求の範囲第15項に記載の方法にして、 前記装置が、 尖った末端と、基端と、該末端から該基端まで伸長する内腔とを有する略剛 性な中空のシャフトと、 末端と、基端とを有する中実なロッドであって、前記内腔に対して往復運動可 能に摺動する関係にて該内腔内に配置された前記中実なロッドと、 各々が末端及び基端を有する第一及び第二のワイヤー状要素であって、前記ロ ッドから末端方向に伸長し得るようにそのそれぞれの基端にて前記ロッドの前記 末端に取り付けられた前記第一及び第二のワイヤー状要素とを備え、前記第一ワ イヤー状要素が、その末端に隣接するフック状の形状の形態を規定し、前記第一 及び第二のワイヤー状要素の前記末端が互いに離れる方向にばね偏倚され、 前記ロッドの前記基端に、及び前記シャフトの前記基端に取り付けられた操作 手段であって、前記ワイヤー状要素の前記末端が前記シャフト内に保持される第 一の位置と、前記ワイヤー状要素の前記末端が互いに拡がった関係にて前記シャ フトの前記末端外に伸長する第二の位置との間にて前記ロッド及び前記少なくと も一つのワイヤー状要素を往復運動可能に移動させる前記操作手段とを備えるこ とを特徴とする方法。 18.請求の範囲第15項に記載の方法にして、 前記装置が、 ワイヤー組立体であって、末端と、基端と、前記少なくとも一つのワイヤー 状要素の前記末端に隣接する位置にて前記対象物を取り込む対象物の捕獲手段と を有する、少なくとも一つのワイヤー状要素と、長手方向軸線と、末端と、基端 とを有する剛性な管とから成る前記ワイヤー組立体を備え、 前記管が、長い脚部及び短い脚部を有する略L字形の形態を形成し得るように 前記管の前記基端から離間された箇所にて前記長手方向軸線に対して略直角に曲 げられ、前記ワイヤーの前記基端が前記管の前記基端に取り付けられ且つ前記管 を貫通して伸長し、前記対象物の捕獲手段が前記管の前記末端から末端方向外方 に伸長し、 前記ワイヤー組立体を略保持し得るようにされた中空のシャフトであって、尖 った末端と、基端と、末端及び基端を有する長手方向スロットとを有する前記中 空のシャフトを備え、 前記スロットが、前記L字形管の前記短い脚部を受け入れ得るようにされ、前 記スロットの前記基端が、前記管の前記長い脚部の長さに前記対象物の捕獲手段 の長さを加えた長さに略等しい距離、前記シャフトの前記末端から軸方向に離れ た位置に配置され、前記スロットの前記末端が、前記管の前記長い脚部の長さに 略等しい距離、前記シャフトの前記末端から軸方向に離れた位置に配置され、 前記シャフトの前記基端に、及び前記L字形管の前記短い脚部に取り付けられ た操作手段であって、(i)前記対象物の捕獲手段が前記シャフト内に保持され る第一の位置と、前記対象物の捕獲手段が、前記シャフトの前記末端外に伸長す る第二の位置との間で前記管を往復運動可能に移動させ、(ii)前記ワイヤー組 立体及び前記シャフトを単一体として前記シャフトの長手方向軸線を中心として 回転させる前記操作手段を備えることを特徴とする方法。 19.請求の範囲第18項に記載の方法にして、前記シャフトの前記末端が湾曲 し、 前記シャフト及び前記少なくとも一つのワイヤー状要素を単一体として回転さ せ、前記シャフトの前記尖った末端を所望の最適な角度にて前記組織に呈するス テップを更に含むことを特徴とする方法。 20.請求の範囲第15項に記載の方法にして、前記少なくとも一つのワイヤー 状要素がその末端に配置されたボール状拡張部分を更に含むことを特徴とする方 法。 21.糸状の対象物を組織に通す方法にして、 (a)糸状の対象物を把持する装置を提供することを含み、 該装置が、 末端と、基端と、前記対象物を前記末端に取り込む対象物の捕獲手段とを有 する少なくとも一つのワイヤー状要素と、 長手方向軸線と、末端と、基端とを有する中空のシャフトであって、前記少 なくとも一つのワイヤー状要素を保持し得るようにされた前記中空のシャフトと 、 前記少なくとも一つのワイヤー状要素の前記基端に、及び前記シャフトの前 記基端に取り付けられた操作手段であって、(i)前記対象物の捕獲手段が前記 シャフト内に保持される第一の位置と、前記対象物の捕獲手段が前記シャフトの 前記末端外に伸長する第二の位置との間にて前記少なくとも一つのワイヤー状要 素を往復運動可能に移動させ、(ii)前記少なくとも一つのワイヤー状要素及び 前記シャフトを単一体として前記シャフトの前記長手方向軸線を中心として回転 させる前記操作手段とを備え、 (b)前記少なくとも一つのワイヤー状要素を前記第一の位置に配置すること と、 (c)前記対象物に略隣接した位置に配置されるように前記シャフトの前記末 端を操作することと、 (d)前記少なくとも一つのワイヤー状要素を前記第二の位置に配置し且つ前 記対象物を略囲繞し得るように該対象物の捕獲手段を操作することと、 (e)前記対象物の捕獲手段により前記対象物を把持し且つ前記対象物を前記 シャフトの前記末端に取り込み得るように前記少なくとも一つのワイヤー状要素 を前記第一の位置に向けて移動させることと、 (f)前記対象物を前記組織を貫通し得るように前記シャフトを前記組織を貫 通して挿入することと、 (g)前記少なくとも一つのワイヤー状要素を前記第二の位置に配置し且つ前 記対象物の捕獲手段が該対象物を解放するように前記シャフトを操作し、 (h)前記少なくとも一つのワイヤー状要素を前記第一の位置に配置し且つ前 記シャフトを前記組織から引き抜くことを含むことを特徴とする方法。 22.糸状の対象物で組織を縫合する方法にして、 (a)糸状の対象物を把持する装置を提供することを含み、 該装置が、 末端と、基端と、前記対象物を前記末端に取り込む対象物の捕獲手段とを有 する少なくとも一つのワイヤー状要素と、 長手方向軸線と、末端と、基端とを有する中空のシャフトであって、前記少 なくとも一つのワイヤー状要素を保持し得るようにされた前記中空のシャフトと 、 前記少なくとも一つのワイヤー状要素の前記基端に、及び前記シャフトの前 記基端に取り付けられた操作手段であって、(i)前記対象物の捕獲手段が前記 シャフト内に保持される第一の位置と、前記対象物の捕獲手段が前記シャフトの 前記末端外に伸長する第二の位置との間にて前記少なくとも一つのワイヤー状要 素を往復運動可能に移動させ、(ii)前記少なくとも一つのワイヤー状要素及び 前記シャフトを単一体として前記シャフトの前記長手方向軸線を中心として回転 させる前記操作手段とを備え、 (b)前記少なくとも一つのワイヤー状要素を前記第一の位置に配置すること と、 (c)前記対象物に略隣接した位置に配置されるように前記シャフトの前記末 端を操作することと、 (d)前記少なくとも一つのワイヤー状要素を前記第二の位置に配置し且つ前 記対象物を略囲繞し得るように該対象物の捕獲手段を操作することと、 (e)前記捕獲手段により前記対象物の一部を把持し且つ前記対象物を前記シ ャフトの前記末端に取り込み得るように前記少なくとも一つのワイヤー状要素を 前記第一の位置に向けて移動させることと、 (f)前記対象物を前記組織を貫通して最初に進め得るように前記シャフトを 該組織を貫通して挿入することと、 (g)前記少なくとも一つのワイヤー状要素を前記第二の位置に配置し且つ前 記対象物の捕獲手段が該対象物を解放するように前記シャフトを操作することと 、 (h)前記少なくとも一つのワイヤー状要素を前記第一の位置に配置し且つ前 記シャフトを前記組織から引き抜くことと、 (i)前記対象物を前記組織に最初に通した位置に隣接する位置にて前記シャ フトを前記組織を貫通して挿入することと、 (j)前記対象物に略隣接した位置に配置されるように前記シャフトの前記末 端を操作することと、 (k)前記少なくとも一つのワイヤー状要素を前記第二の位置に配置し且つ前 記対象物を囲繞し得るように前記対象物の捕獲装置を操作することと、 (l)前記対象物の捕獲手段により前記対象物の一部を把持し且つ該対象物を 前記シャフトの前記末端に取り込み得るように前記少なくとも一つのワイヤー状 要素を前記第一の位置に向けて移動させることと、 (m)前記対象物を前記組織に二回目、通し得るように前記シャフトを前記組 織から引き抜くことと、 (n)前記対象物を前記組織に二回目に通した位置に隣接する位置にて前記シ ャフトを前記組織に挿入することと、 (o)前記少なくとも一つのワイヤー状要素を前記第二の位置に配置し且つ前 記対象物の捕獲装置が前記対象物を解放するように前記シャフトを操作すること を含むことを特徴とする方法。 23.糸状の対象物で組織を縫合する方法にして、 (a)糸状の対象物を取り込む対象物の捕獲手段、及び(i)第一の位置と、 第二の位置との間にて前記対象物の捕獲手段を往復運動可能に移動させ、(ii) 前記対象物の捕獲手段を前記組織に関して回転させる操作手段を提供することと 、 (b)前記対象物の捕獲手段を前記第一の位置に配置することと、 (c)糸状の対象物に略隣接した位置に配置されるように前記対象物の捕獲手 段を操作することと、 (d)前記対象物の捕獲手段を前記第二の位置に配置し且つ前記対象物を略囲 繞し得るように該対象物の捕獲手段を操作することと、 (e)前記対象物の一部を把持し、これにより、前記対象物を前記対象物の捕 獲手段に取り込み得るように前記対象物の捕獲手段を前記第一の位置に向けて移 動させることと、 (f)前記対象物を前記組織を貫通して最初に進め得るように前記対象物の捕 獲手段を該組織を貫通して挿入することと、 (g)前記対象物の捕獲手段を前記第二の位置に配置し且つ該対象物を解放す るように前記対象物の捕獲手段を操作することと、 (h)前記対象物の捕獲手段を前記第一の位置に配置し且つ前記対象物の捕獲 手段を前記組織から引き抜くことと、 (i)前記対象物を最初に通した位置に隣接する位置にて前記対象物の捕獲手 段を前記組織を貫通して挿入することと、 (j)前記対象物に略隣接した位置に配置されるように前記対象物の捕獲手段 を操作することと、 (k)前記対象物の捕獲手段を前記第二の位置に配置し且つ前記対象物を囲繞 し得るように前記対象物の捕獲装置を操作することと、 (l)前記対象物を把持し、これにより、該対象物を取り込み得るように前記 対象物の捕獲手段を前記第一の位置に向けて移動させることと、 (m)前記対象物を前記組織に二回目、通し得るように前記対象物の捕獲手段 を前記組織から引き抜くことと、 (n)前記対象物を二回目に通した位置に隣接する位置にて前記対象物の捕獲 手段を前記組織に挿入することと、 (o)前記対象物の捕獲手段を前記第二の位置に配置し且つ前記対象物を解放 するように前記対象物の捕獲手段を操作することを含むことを特徴とする方法。 24.請求の範囲第23項に記載の方法にして、前記組織が完全に縫合される迄 、前記ステップ(b)乃至(o)を更に反復することを特徴とする方法。
JP52246795A 1994-02-23 1995-02-22 外科用把持及び縫合装置 Expired - Lifetime JP3708119B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/200,883 1994-02-23
US08/200,883 US5569269A (en) 1993-07-26 1994-02-23 Surgical grasping and suturing device and method
PCT/US1995/002282 WO1995022932A1 (en) 1994-02-23 1995-02-22 Surgical grasping and suturing device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10500586A true JPH10500586A (ja) 1998-01-20
JP3708119B2 JP3708119B2 (ja) 2005-10-19

Family

ID=22743604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52246795A Expired - Lifetime JP3708119B2 (ja) 1994-02-23 1995-02-22 外科用把持及び縫合装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5569269A (ja)
EP (1) EP0746240B1 (ja)
JP (1) JP3708119B2 (ja)
AU (1) AU696542B2 (ja)
CA (1) CA2183893C (ja)
DE (1) DE69532952T2 (ja)
WO (1) WO1995022932A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017518804A (ja) * 2014-05-15 2017-07-13 ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッドBoston Scientific Scimed,Inc. 回収デバイス及びそれと関連した使用方法
KR101898583B1 (ko) * 2018-04-10 2018-09-14 주식회사 메디아스 이중 트리거가 구비된 각도조절형 두피클립용 어플리케이터

Families Citing this family (172)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5860978A (en) 1990-09-25 1999-01-19 Innovasive Devices, Inc. Methods and apparatus for preventing migration of sutures through transosseous tunnels
US20020095164A1 (en) * 1997-06-26 2002-07-18 Andreas Bernard H. Device and method for suturing tissue
CA2145314C (en) * 1993-07-26 2005-05-03 Rickey D. Hart Suture grasping device
US6042583A (en) * 1995-06-14 2000-03-28 Medworks Corporation Bone anchor-insertion tool and surgical method employing same
US5984932A (en) * 1996-11-27 1999-11-16 Yoon; Inbae Suturing instrument with one or more spreadable needle holders mounted for arcuate movement
US5993466A (en) * 1997-06-17 1999-11-30 Yoon; Inbae Suturing instrument with multiple rotatably mounted spreadable needle holders
US5759188A (en) * 1996-11-27 1998-06-02 Yoon; Inbae Suturing instrument with rotatably mounted needle driver and catcher
US5993467A (en) * 1996-11-27 1999-11-30 Yoon; Inbae Suturing instrument with rotatably mounted spreadable needle holder
US6159224A (en) * 1996-11-27 2000-12-12 Yoon; Inbae Multiple needle suturing instrument and method
US5957937A (en) * 1996-11-27 1999-09-28 Yoon; Inbae Suturing instrument with spreadable needle holder mounted for arcuate movement
US6080180A (en) * 1997-05-01 2000-06-27 Yoon; Inbae Surgical instrument with rotatably mounted offset end effector and method of using the same
US6017358A (en) * 1997-05-01 2000-01-25 Inbae Yoon Surgical instrument with multiple rotatably mounted offset end effectors
US6143005A (en) * 1997-05-01 2000-11-07 Yoon; Inbae Suturing instrument with rotatably mounted offset needle holder and method of using the same
US6004332A (en) * 1997-05-01 1999-12-21 Yoon; Inbae Suturing instrument with multiple rotatably mounted offset needle holders and method of using the same
US6126665A (en) * 1997-05-01 2000-10-03 Yoon; Inbae Surgical instrument with arcuately movable offset end effectors and method of using the same
US5954731A (en) * 1997-07-29 1999-09-21 Yoon; Inbae Surgical instrument with multiple rotatably mounted spreadable end effectors
US5910148A (en) 1997-08-06 1999-06-08 Mitek Surgical Products, Inc. Suture retrograder
US6156056A (en) 1998-01-09 2000-12-05 Ethicon, Inc. Suture buttress
FR2774580B1 (fr) * 1998-02-06 2000-09-08 Laurent Fumex Dispositif chirurgical d'ancrage osseux
DE69930104T2 (de) * 1998-03-20 2006-10-12 Boston Scientific Ltd., St. Michael Endoskopisches nähsystem
US5951561A (en) * 1998-06-30 1999-09-14 Smith & Nephew, Inc. Minimally invasive intramedullary nail insertion instruments and method
AU758665B2 (en) * 1998-07-22 2003-03-27 Angiolink Corporation Vascular suction cannula, dilator and surgical stapler
US6964668B2 (en) 1999-03-04 2005-11-15 Abbott Laboratories Articulating suturing device and method
US7001400B1 (en) 1999-03-04 2006-02-21 Abbott Laboratories Articulating suturing device and method
US7842048B2 (en) 2006-08-18 2010-11-30 Abbott Laboratories Articulating suture device and method
US7235087B2 (en) 1999-03-04 2007-06-26 Abbott Park Articulating suturing device and method
US8137364B2 (en) 2003-09-11 2012-03-20 Abbott Laboratories Articulating suturing device and method
US6723107B1 (en) 1999-04-19 2004-04-20 Orthopaedic Biosystems Ltd. Method and apparatus for suturing
US7416554B2 (en) 2002-12-11 2008-08-26 Usgi Medical Inc Apparatus and methods for forming and securing gastrointestinal tissue folds
US6537273B1 (en) 1999-07-02 2003-03-25 Alexander K. D. Sosiak Device and method for removing large tissue masses
US6443963B1 (en) 2000-07-26 2002-09-03 Orthopaedic Biosystems, Ltd. Apparatus and method for repairing or reattaching soft tissue
US6984237B2 (en) 2002-05-22 2006-01-10 Orthopaedic Biosystems Ltd., Inc. Suture passing surgical instrument
US6936054B2 (en) 2002-07-22 2005-08-30 Boston Scientific Scimed, Inc. Placing sutures
US7371245B2 (en) * 2002-08-02 2008-05-13 C R Bard, Inc Transobturator introducer system for sling suspension system
US20050021055A1 (en) * 2002-08-27 2005-01-27 Souhail Toubia Surgical closure instrument and methods
US20040087978A1 (en) * 2002-08-27 2004-05-06 Velez Juan Manuel Surgical fascia closure instrument, guide and method
US7160309B2 (en) 2002-12-31 2007-01-09 Laveille Kao Voss Systems for anchoring a medical device in a body lumen
US7517357B2 (en) * 2003-01-09 2009-04-14 Linvatec Biomaterials Knotless suture anchor
US7491212B2 (en) * 2003-02-19 2009-02-17 Smith & Nephew, Inc. Transmitting an actuating force along a curved instrument
US8585714B2 (en) 2003-03-18 2013-11-19 Depuy Mitek, Llc Expandable needle suture apparatus and associated handle assembly with rotational suture manipulation system
US8066718B2 (en) * 2003-03-18 2011-11-29 Depuy Mitek, Inc. Expandable needle suture apparatus and associated handle assembly
US7462188B2 (en) 2003-09-26 2008-12-09 Abbott Laboratories Device and method for suturing intracardiac defects
US7449024B2 (en) 2003-12-23 2008-11-11 Abbott Laboratories Suturing device with split arm and method of suturing tissue
US7608092B1 (en) 2004-02-20 2009-10-27 Biomet Sports Medicince, LLC Method and apparatus for performing meniscus repair
JP4212494B2 (ja) 2004-03-02 2009-01-21 日本シャーウッド株式会社 医療用縫合具
US20060020274A1 (en) * 2004-07-23 2006-01-26 Usgi Medical Inc. Manipulatable grasping needle
JP2006102255A (ja) 2004-10-06 2006-04-20 Nippon Sherwood Medical Industries Ltd 輸液ラインの接続構造及びその接続構造を備えたコネクター
US8298262B2 (en) 2006-02-03 2012-10-30 Biomet Sports Medicine, Llc Method for tissue fixation
US7857830B2 (en) 2006-02-03 2010-12-28 Biomet Sports Medicine, Llc Soft tissue repair and conduit device
US20060189993A1 (en) 2004-11-09 2006-08-24 Arthrotek, Inc. Soft tissue conduit device
US8128658B2 (en) 2004-11-05 2012-03-06 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for coupling soft tissue to bone
US8118836B2 (en) 2004-11-05 2012-02-21 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for coupling soft tissue to a bone
US8840645B2 (en) 2004-11-05 2014-09-23 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for coupling soft tissue to a bone
US8088130B2 (en) 2006-02-03 2012-01-03 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for coupling soft tissue to a bone
US8137382B2 (en) 2004-11-05 2012-03-20 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for coupling anatomical features
US9017381B2 (en) 2007-04-10 2015-04-28 Biomet Sports Medicine, Llc Adjustable knotless loops
US8361113B2 (en) 2006-02-03 2013-01-29 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for coupling soft tissue to a bone
US8303604B2 (en) 2004-11-05 2012-11-06 Biomet Sports Medicine, Llc Soft tissue repair device and method
US7749250B2 (en) 2006-02-03 2010-07-06 Biomet Sports Medicine, Llc Soft tissue repair assembly and associated method
US7601165B2 (en) 2006-09-29 2009-10-13 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for forming a self-locking adjustable suture loop
US7905904B2 (en) 2006-02-03 2011-03-15 Biomet Sports Medicine, Llc Soft tissue repair device and associated methods
US7909851B2 (en) 2006-02-03 2011-03-22 Biomet Sports Medicine, Llc Soft tissue repair device and associated methods
US9801708B2 (en) 2004-11-05 2017-10-31 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for coupling soft tissue to a bone
US8998949B2 (en) 2004-11-09 2015-04-07 Biomet Sports Medicine, Llc Soft tissue conduit device
US8083754B2 (en) 2005-08-08 2011-12-27 Abbott Laboratories Vascular suturing device with needle capture
US7883517B2 (en) 2005-08-08 2011-02-08 Abbott Laboratories Vascular suturing device
US8267947B2 (en) 2005-08-08 2012-09-18 Abbott Laboratories Vascular suturing device
US8920442B2 (en) 2005-08-24 2014-12-30 Abbott Vascular Inc. Vascular opening edge eversion methods and apparatuses
US9456811B2 (en) 2005-08-24 2016-10-04 Abbott Vascular Inc. Vascular closure methods and apparatuses
US20070060895A1 (en) 2005-08-24 2007-03-15 Sibbitt Wilmer L Jr Vascular closure methods and apparatuses
US8696681B2 (en) * 2005-09-29 2014-04-15 K2M, Inc. Adjustable interbody introducer device and method
EP1948073B1 (en) 2005-11-14 2014-03-19 C.R.Bard, Inc. Sling anchor system
JP4614451B2 (ja) 2005-12-26 2011-01-19 日本シャーウッド株式会社 医療用縫合具
US8801783B2 (en) 2006-09-29 2014-08-12 Biomet Sports Medicine, Llc Prosthetic ligament system for knee joint
US8562647B2 (en) 2006-09-29 2013-10-22 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for securing soft tissue to bone
US8652172B2 (en) 2006-02-03 2014-02-18 Biomet Sports Medicine, Llc Flexible anchors for tissue fixation
US9271713B2 (en) 2006-02-03 2016-03-01 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for tensioning a suture
US11311287B2 (en) 2006-02-03 2022-04-26 Biomet Sports Medicine, Llc Method for tissue fixation
US7959650B2 (en) 2006-09-29 2011-06-14 Biomet Sports Medicine, Llc Adjustable knotless loops
US9149267B2 (en) 2006-02-03 2015-10-06 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for coupling soft tissue to a bone
US8562645B2 (en) 2006-09-29 2013-10-22 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for forming a self-locking adjustable loop
US9468433B2 (en) 2006-02-03 2016-10-18 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for forming a self-locking adjustable loop
US11259792B2 (en) 2006-02-03 2022-03-01 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for coupling anatomical features
US8771352B2 (en) 2011-05-17 2014-07-08 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for tibial fixation of an ACL graft
US8652171B2 (en) 2006-02-03 2014-02-18 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for soft tissue fixation
US10517587B2 (en) 2006-02-03 2019-12-31 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for forming a self-locking adjustable loop
US8574235B2 (en) 2006-02-03 2013-11-05 Biomet Sports Medicine, Llc Method for trochanteric reattachment
US8506597B2 (en) 2011-10-25 2013-08-13 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for interosseous membrane reconstruction
US8251998B2 (en) 2006-08-16 2012-08-28 Biomet Sports Medicine, Llc Chondral defect repair
US8597327B2 (en) 2006-02-03 2013-12-03 Biomet Manufacturing, Llc Method and apparatus for sternal closure
US9538998B2 (en) 2006-02-03 2017-01-10 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for fracture fixation
US9078644B2 (en) 2006-09-29 2015-07-14 Biomet Sports Medicine, Llc Fracture fixation device
US8968364B2 (en) 2006-02-03 2015-03-03 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for fixation of an ACL graft
AU2007268046B2 (en) * 2006-05-22 2012-08-16 Covidien Lp Method and apparatus for meniscal repair
US8876842B2 (en) * 2006-05-22 2014-11-04 Covidien Lp Meniscal repair device
ATE518484T1 (de) * 2006-05-31 2011-08-15 Covidien Ag Medizinisches nahtinstrument mit greifvorrichtung
US7846177B2 (en) * 2006-06-26 2010-12-07 Carefusion 2200, Inc. Surgical device
WO2008033950A2 (en) 2006-09-13 2008-03-20 C. R. Bard, Inc. Urethral support system
US8500818B2 (en) 2006-09-29 2013-08-06 Biomet Manufacturing, Llc Knee prosthesis assembly with ligament link
US9918826B2 (en) 2006-09-29 2018-03-20 Biomet Sports Medicine, Llc Scaffold for spring ligament repair
US11259794B2 (en) 2006-09-29 2022-03-01 Biomet Sports Medicine, Llc Method for implanting soft tissue
US8672969B2 (en) 2006-09-29 2014-03-18 Biomet Sports Medicine, Llc Fracture fixation device
JP4536698B2 (ja) * 2006-10-05 2010-09-01 日本シャーウッド株式会社 医療用縫合具
JP4565576B2 (ja) 2007-02-20 2010-10-20 日本シャーウッド株式会社 穿刺針補助具
US8574244B2 (en) 2007-06-25 2013-11-05 Abbott Laboratories System for closing a puncture in a vessel wall
US9005238B2 (en) 2007-08-23 2015-04-14 Covidien Lp Endoscopic surgical devices
US8206280B2 (en) 2007-11-13 2012-06-26 C. R. Bard, Inc. Adjustable tissue support member
US8696689B2 (en) * 2008-03-18 2014-04-15 Medtronic Ventor Technologies Ltd. Medical suturing device and method for use thereof
US8579921B2 (en) * 2008-06-18 2013-11-12 Covidien Lp Spring-type suture securing device
JP5185706B2 (ja) * 2008-06-24 2013-04-17 日本コヴィディエン株式会社 穿刺針補助具
US8177796B2 (en) 2009-03-23 2012-05-15 Linvatec Corporation Suture passing apparatus and method
US8343227B2 (en) 2009-05-28 2013-01-01 Biomet Manufacturing Corp. Knee prosthesis assembly with ligament link
WO2011008607A1 (en) 2009-07-15 2011-01-20 Pivot Medical, Inc. Method and apparatus for treating a hip joint, including the provision and use of a novel suture passer
US9198655B2 (en) 2009-07-15 2015-12-01 Pivot Medical, Inc. Method and apparatus for treating a hip joint, including the provision and use of a novel suture passer
AU2010212441B2 (en) 2009-08-20 2013-08-01 Howmedica Osteonics Corp. Flexible ACL instrumentation, kit and method
US8663252B2 (en) 2010-09-01 2014-03-04 Abbott Cardiovascular Systems, Inc. Suturing devices and methods
US9370353B2 (en) 2010-09-01 2016-06-21 Abbott Cardiovascular Systems, Inc. Suturing devices and methods
US10098631B2 (en) 2010-09-10 2018-10-16 Pivot Medical, Inc. Method and apparatus for passing suture through tissue
CA2915912A1 (en) 2010-09-10 2015-05-07 Pivot Medical, Inc. Method and apparatus for passing suture through tissue
AU2011298986B2 (en) 2010-09-10 2015-05-28 Stryker Corporation Method and apparatus for passing suture through tissue
US9307978B2 (en) 2010-11-04 2016-04-12 Linvatec Corporation Method and apparatus for securing an object to bone, including the provision and use of a novel suture assembly for securing an object to bone
US9307977B2 (en) 2010-11-04 2016-04-12 Conmed Corporation Method and apparatus for securing an object to bone, including the provision and use of a novel suture assembly for securing suture to bone
US8556916B2 (en) 2011-02-14 2013-10-15 Smith & Nephew, Inc. Method and device for suture manipulation
WO2012112793A1 (en) 2011-02-16 2012-08-23 Linvatec Corporation Method and apparatus for securing an object to bone
US9357991B2 (en) 2011-11-03 2016-06-07 Biomet Sports Medicine, Llc Method and apparatus for stitching tendons
US9381013B2 (en) 2011-11-10 2016-07-05 Biomet Sports Medicine, Llc Method for coupling soft tissue to a bone
US9357992B2 (en) 2011-11-10 2016-06-07 Biomet Sports Medicine, Llc Method for coupling soft tissue to a bone
US9370350B2 (en) 2011-11-10 2016-06-21 Biomet Sports Medicine, Llc Apparatus for coupling soft tissue to a bone
US9445803B2 (en) 2011-11-23 2016-09-20 Howmedica Osteonics Corp. Filamentary suture anchor
US9055940B2 (en) 2011-12-23 2015-06-16 Pavilion Medical Innovations, Llc Endoscopic fascial closure systems and methods for using same
US9259217B2 (en) 2012-01-03 2016-02-16 Biomet Manufacturing, Llc Suture Button
US10265062B2 (en) * 2012-02-07 2019-04-23 Arthrocare Corporation Surgical instrument for manipulating and passing suture
US9351721B2 (en) 2012-02-16 2016-05-31 Coopersurgical, Inc. Suture passers and related methods
US8864778B2 (en) 2012-04-10 2014-10-21 Abbott Cardiovascular Systems, Inc. Apparatus and method for suturing body lumens
US8858573B2 (en) 2012-04-10 2014-10-14 Abbott Cardiovascular Systems, Inc. Apparatus and method for suturing body lumens
US9241707B2 (en) 2012-05-31 2016-01-26 Abbott Cardiovascular Systems, Inc. Systems, methods, and devices for closing holes in body lumens
US20140039552A1 (en) 2012-08-03 2014-02-06 Howmedica Osteonics Corp. Soft tissue fixation devices and methods
US9402620B2 (en) 2013-03-04 2016-08-02 Howmedica Osteonics Corp. Knotless filamentary fixation devices, assemblies and systems and methods of assembly and use
US9757119B2 (en) 2013-03-08 2017-09-12 Biomet Sports Medicine, Llc Visual aid for identifying suture limbs arthroscopically
US9788826B2 (en) 2013-03-11 2017-10-17 Howmedica Osteonics Corp. Filamentary fixation device and assembly and method of assembly, manufacture and use
US9463013B2 (en) 2013-03-13 2016-10-11 Stryker Corporation Adjustable continuous filament structure and method of manufacture and use
US9918827B2 (en) 2013-03-14 2018-03-20 Biomet Sports Medicine, Llc Scaffold for spring ligament repair
DE102013006918A1 (de) * 2013-04-20 2014-10-23 Martin Storz Betätigungsgriff mit Sperrmechanik für chirurgische Schaftinstrumente
US10292694B2 (en) 2013-04-22 2019-05-21 Pivot Medical, Inc. Method and apparatus for attaching tissue to bone
US9357984B2 (en) 2013-04-23 2016-06-07 Covidien Lp Constant value gap stabilizer for articulating links
US10610211B2 (en) 2013-12-12 2020-04-07 Howmedica Osteonics Corp. Filament engagement system and methods of use
US10136886B2 (en) 2013-12-20 2018-11-27 Biomet Sports Medicine, Llc Knotless soft tissue devices and techniques
US10765420B2 (en) 2014-04-24 2020-09-08 Smith & Nephew, Inc. Suture passer
US9615822B2 (en) 2014-05-30 2017-04-11 Biomet Sports Medicine, Llc Insertion tools and method for soft anchor
KR101569780B1 (ko) * 2014-05-30 2015-11-16 동국대학교 산학협력단 매듭 전달 장치
US9700291B2 (en) 2014-06-03 2017-07-11 Biomet Sports Medicine, Llc Capsule retractor
US9936943B1 (en) 2014-08-07 2018-04-10 Nicholas MANCINI Suture passing surgical device with atraumatic grasper preventing accidental perforations
US10039543B2 (en) 2014-08-22 2018-08-07 Biomet Sports Medicine, Llc Non-sliding soft anchor
EP3009085A1 (fr) 2014-10-14 2016-04-20 Coloplast A/S Dispositif d'extraction d'un corps étranger d'un patient
US9986992B2 (en) 2014-10-28 2018-06-05 Stryker Corporation Suture anchor and associated methods of use
WO2016089865A1 (en) 2014-12-02 2016-06-09 Merit Medical Systems, Inc. Medical grasping device
US10568616B2 (en) 2014-12-17 2020-02-25 Howmedica Osteonics Corp. Instruments and methods of soft tissue fixation
WO2016103897A1 (ja) * 2014-12-25 2016-06-30 オリンパス株式会社 医療器具
US9955980B2 (en) 2015-02-24 2018-05-01 Biomet Sports Medicine, Llc Anatomic soft tissue repair
US9974534B2 (en) 2015-03-31 2018-05-22 Biomet Sports Medicine, Llc Suture anchor with soft anchor of electrospun fibers
CN105581817B (zh) * 2015-12-16 2017-11-03 杭州桐庐医达器械设备有限公司 一种持针钳结构
WO2017123584A1 (en) 2016-01-11 2017-07-20 GYRUS ACMI, INC. (d/b/a OLYMPUS SURGICAL TECHNOLOGIES AMERICA) Forceps with tissue stops
US11154291B2 (en) 2016-08-03 2021-10-26 Karl Storz Se & Co. Kg Surgical medical suture needle with surgical suture and anchor system
EP3531931A1 (en) * 2016-10-31 2019-09-04 Smith & Nephew, Inc Suture passer and grasper instrument and method
US10959745B2 (en) 2016-12-20 2021-03-30 Jet Med Innovations, LLC Radiolucent grasping device
US10426449B2 (en) 2017-02-16 2019-10-01 Abbott Cardiovascular Systems, Inc. Articulating suturing device with improved actuation and alignment mechanisms
US10485566B2 (en) 2017-08-17 2019-11-26 Gyrus Acmi, Inc. Forceps with tissue stop
USD902405S1 (en) 2018-02-22 2020-11-17 Stryker Corporation Self-punching bone anchor inserter
AU2019297353A1 (en) * 2018-07-05 2021-01-21 Smith & Nephew Asia Pacific Pte. Limited Suture passing device and methods of use thereof
WO2020081946A1 (en) * 2018-10-19 2020-04-23 New Wave Endo-Surgery Inc. Method and apparatus for intra-abdominal assembly, disassembly and retrieval of laparoscopic instruments
WO2021222172A2 (en) 2020-04-29 2021-11-04 DePuy Synthes Products, Inc. Knotless anchor insertion
USD1019945S1 (en) 2021-12-30 2024-03-26 Medos International Sarl Suture anchor insertion device

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE123563C (ja) *
NL22813C (ja) * 1928-06-13
US2114695A (en) * 1937-03-05 1938-04-19 Alfred W Anderson Forceps
US3828791A (en) * 1973-03-21 1974-08-13 M Santos Surgical instruments
US3967625A (en) * 1973-07-30 1976-07-06 In Bae Yoon Device for sterilizing the human female or male by ligation
US3877434A (en) * 1974-02-11 1975-04-15 Sherwood Medical Ind Inc Vascular tourniquet
US4174715A (en) * 1977-03-28 1979-11-20 Hasson Harrith M Multi-pronged laparoscopy forceps
DE2758037A1 (de) * 1977-12-24 1979-06-28 Kurt Dr Med Herten Applikationseinheit aus pessar und einfuehreinrichtung
US4393872A (en) * 1980-05-27 1983-07-19 Eder Instrument Co., Inc. Aspirating surgical forceps
US4779616A (en) * 1986-02-04 1988-10-25 Johnson Lanny L Surgical suture-snagging method
SU1657154A1 (ru) * 1988-09-08 1991-06-23 Р.Я.Фелькер и В.Р.Лефлер Манипул тор дл комбинированной лапароскопии
US4994079A (en) * 1989-07-28 1991-02-19 C. R. Bard, Inc. Grasping forceps
ATE131370T1 (de) * 1989-08-16 1995-12-15 Raychem Corp Anordnung zum greifen oder schneiden eines gegenstandes
US5026379A (en) * 1989-12-05 1991-06-25 Inbae Yoon Multi-functional instruments and stretchable ligating and occluding devices
US5108406A (en) * 1990-12-14 1992-04-28 L.P. Wagi Instrument to retrieve intraluminal objects
US5226426A (en) * 1990-12-18 1993-07-13 Inbae Yoon Safety penetrating instrument
US5257637A (en) * 1991-03-22 1993-11-02 El Gazayerli Mohamed M Method for suture knot placement and tying
DE4114204A1 (de) * 1991-04-30 1992-11-05 Arnold Dipl Ing Dr Med Pier Naehgeraet
DE4133966C1 (ja) * 1991-10-14 1993-04-29 Richard Wolf Gmbh, 7134 Knittlingen, De
US5281220A (en) * 1992-01-13 1994-01-25 Blake Joseph W Iii Endoscopic instrument
US5250054A (en) * 1992-05-01 1993-10-05 Li Medical Technologies, Inc. Intracorporeal knot tying apparatus and method
US5312422A (en) * 1992-07-16 1994-05-17 Linvatec Corporation Endoscopic suturing needle
US5387227A (en) * 1992-09-10 1995-02-07 Grice; O. Drew Method for use of a laparo-suture needle
US5281237A (en) * 1992-09-25 1994-01-25 Gimpelson Richard J Surgical stitching device and method of use
US5330488A (en) * 1993-03-23 1994-07-19 Goldrath Milton H Verres needle suturing kit
US5318528A (en) * 1993-04-13 1994-06-07 Advanced Surgical Inc. Steerable surgical devices

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017518804A (ja) * 2014-05-15 2017-07-13 ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッドBoston Scientific Scimed,Inc. 回収デバイス及びそれと関連した使用方法
KR101898583B1 (ko) * 2018-04-10 2018-09-14 주식회사 메디아스 이중 트리거가 구비된 각도조절형 두피클립용 어플리케이터

Also Published As

Publication number Publication date
WO1995022932A1 (en) 1995-08-31
EP0746240B1 (en) 2004-04-28
AU696542B2 (en) 1998-09-10
CA2183893C (en) 2005-05-17
AU1969295A (en) 1995-09-11
DE69532952D1 (de) 2004-06-03
EP0746240A1 (en) 1996-12-11
EP0746240A4 (en) 1998-02-04
US5569269A (en) 1996-10-29
DE69532952T2 (de) 2005-01-27
CA2183893A1 (en) 1995-08-31
JP3708119B2 (ja) 2005-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3708119B2 (ja) 外科用把持及び縫合装置
US10743861B2 (en) Expandable needle suture apparatus and associated handle assembly with rotational suture manipulation system
CA2578197C (en) Expandable needle suture apparatus and associated handle assembly with rotational suture manipulation system
JP3578765B2 (ja) 縫糸把持装置
US8808313B2 (en) Suture passing and retrieval device
US10555731B2 (en) Expandable needle suture apparatus and associated handle assembly
US5300078A (en) Device and method for applying large-diameter ligating loop
US5820628A (en) Device or apparatus for manipulating matter
US5499991A (en) Endoscopic needle with suture retriever
US5489288A (en) Device and method for applying large-diameter ligating loop
US8021372B2 (en) Medical retrieval device with independent rotational means
US20050043746A1 (en) Methods and instruments for closing laparoscopic trocar puncture wounds
EP3150130B1 (en) Apparatus for guiding a suture thread
US20040127915A1 (en) Suture hoop system
JPH09501071A (ja) 多数バイオプシー試料採取器具
JP2023528929A (ja) 関節を有する自動縫合用の器具および自動縫合方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040628

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20041005

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20041122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080812

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090812

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090812

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100812

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110812

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110812

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120812

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130812

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term