JPH1049992A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH1049992A
JPH1049992A JP21791696A JP21791696A JPH1049992A JP H1049992 A JPH1049992 A JP H1049992A JP 21791696 A JP21791696 A JP 21791696A JP 21791696 A JP21791696 A JP 21791696A JP H1049992 A JPH1049992 A JP H1049992A
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JP
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data
memory
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tracking
rate
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JP21791696A
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English (en)
Inventor
Hiroki Nagakita
洋樹 永喜多
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は記録装置に関し、記録ヘツドをトラツ
クに追従させて固定することによつて記録媒体にデータ
を記録する際にトラツキング飛びが発生したときデータ
を一時的に記録するメモリから効率良く残留データを減
らす。 【解決手段】データ(S1)の記録時に記録ヘツドのト
ラツキングずれを位置誤差検出手段(26)によつて検
出した場合、制御手段(25、56、61)によつてデ
ータ(S10)をメモリ(27)に一時的に記憶させて
おくときのデータ(S10)の書込みレート(TR1
1、TR12、TRX)を記録媒体(2)への書込みレ
ート(TR1)に比して低く設定することにより、メモ
リ(27)に蓄積される残留データを減らすことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図10〜図15) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図9) (1)第1実施例 (2)第2実施例 (3)第3実施例 (4)他の実施例 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置に関し、例
えば回転駆動される光デイスクに記録ヘツドからレーザ
光を照射することによつて微小な孔を形成してデータを
記録するようにした記録装置に適用して好適なものであ
る。
【0003】
【従来の技術】従来、光デイスクを回転させながらレー
ザ光による断面が微小なスポツト状の光ビームを照射し
て情報を記録する光デイスク記録装置がある。光デイス
クに対して情報を記録する場合、光デイスク記録装置で
はデイスクを回転させ、光学ピツクアツプを半径方向に
移動させてデイスク上の所定の位置をアクセスする。デ
イスクは回転や反り、外部振動の影響で上下左右に動き
その量は光スポツトの数十倍から数百倍に及ぶ。
【0004】図10(A)に示すように、携帯型の光デ
イスク記録装置1では光デイスク2に対するアクセスや
デイスクの偏心についてはねじ送り機構3によつて光学
ピツクアツプ4を半径方向に移動させ、そのなかでアク
チユエータ5によつてフオーカスシング方向やトラツキ
ング方向に対物レンズ6を制御してトラツク7に追従さ
せている。
【0005】光学ピツクアツプ4をデイスクの半径方向
にスライド移動させるためのねじ送り機構3は、機械的
に振動等に強い構造となつているので、外部の振動によ
るトラツキング飛びをほぼ十分に防ぐことができる。と
ころで図10(B)に示すように光学ピツクアツプ4の
対物レンズ6は、デイスクの偏心等を吸収するために極
めて高速にレンズ位置を変えられるよう、アクチユエー
タ5のマグネツト8及びコイル9によつてトラツキング
サーボされている。このマグネツト8とコイル9との間
にはレンズ位置を変えるときの対物レンズ6の移動クリ
アランスとして1〜2〔mm〕程度の空隙10が設けられ
ているが、この空隙10があるために外部から何らかの
力が光学ピツクアツプ4に対して加えられた場合、対物
レンズ6がずれてレーザ光によるスポツト状の光ビーム
L1が目的のトラツク位置からずれる、いわゆるトラツ
キング飛びが発生する。
【0006】光デイスク記録装置1のトラツキングサー
ボは、図11(A)に示すように光デイスク2上に連続
して刻まれているトラツク(案内溝)に光ビームL1を
照射してその回析した反射光をフアーフイールド上に配
置した二分割光検出器でなるフオトダイオード12によ
つて検出することによつてスポツト光のトラツクに対す
る位置を検出している。すなわちトラツキング飛びは、
デイスク表面からの反射光を2次元に配列したフオトダ
イオード12によつて検出して、2つの受光部12A及
び12Bの出力の差分をトラツキングエラー信号として
取り出すことによつて検出される。
【0007】光デイスク2上に形成されたトラツクは、
溝を形成するランド7A及び隣合うランド7A間に形成
されるグルーブ7Bとからなる。トラツクピツチPが光
スポツトの大きさになると、グルーブ7Bは回析格子の
ように見える。つまりPsin θ=Nλ(N:整数)を満
足する方向で光の位相が重なって光の強度が強くなる。
つまり0次と1次の回析光D0及びD1が重なる領域で
はトラツクずれによる干渉効果によつてビームスポツト
の強度分布が変化するので、ここにフオトダイオード1
2を配置することによつてトラツキングエラー信号ER
1を検出することができる。このトラツキングエラー信
号をコンパレータ14A及び14Bによつて監視するこ
とによつて図11(B)に示すようにトラツキングエラ
ー信号ER1が所定の閾値VTHを越えた時点でトラツキ
ング飛びを検出し得る。
【0008】つまり光ビームL1とグルーブ7Bの中
心、あるいは光ビームL1とランド7Aの中間部の中心
が一致している場合は図12(A)に示すような左右対
称な反射回析光分布S1が得られる。トラツキングがず
れると図12(B)に示すようにトラツキングがずれた
側に偏つた光強度分布S2となる。スポツトがトラツク
を横切つたときの2つの受光部の出力差は図13に示す
ようなS字曲線となる。
【0009】さて、実際に携帯用の光デイスク記録装置
を持ち歩いて報道現場等の混雑した状況下で使用した場
合、外部からの衝撃等によりトラツキング飛びを起こす
ことがある。これに対処するため光デイスク記録装置
は、光学ピツクアツプの移動にねじ送り機構等を用いて
外部からの衝撃に強い装置構造を設計されているが、上
述したようなアクチユエータ5の構造をもつことから未
だトラツキング飛びを完全に防止するには至つていな
い。
【0010】ここでトラツキング飛びが発生したときに
何も復旧処理を行わない場合、光デイスク記録装置の制
御はトラツキングが外れたことが検出された時点で記録
を中断するか、又はトラツキング飛びを無視してそのま
ま記録を続行させるかのいずれかとなる。しかし上述し
たようにトラツキング飛びが発生する毎に記録を途中で
中断するのでは、トラツキング飛びによつて記録ができ
なくなるということなので実質的な対処がなされている
とはいえない。またトラツキング飛びの発生を無視して
記録を続けるようにした場合、記録データがある既記録
側へトラツキングが外れると既記録データを破壊すると
いう問題がある。また未記録側へトラツキングが外れる
と再生時にトラツキング飛びしたトラツク分、データが
途切れるということになる。
【0011】そこで、実際にトラツキング飛びが発生し
た場合の復旧処理は、図14に示すようなトラツキング
復旧処理手順に従つて実行されている。すなわちトラツ
キング復旧処理手順はまず、ステツプSP1において光
学ピツクアツプのトラツキング飛びが検出されたか否か
を判定する。ここでトラツキング飛びが検出されなかつ
た場合にはステツプSP8に移り通常時の記録処理を続
けるが、トラツキング飛びが検出された場合にはステツ
プSP2に移り、記録を一旦中断し、メモリへデータを
一時退避させる処理を開始する。
【0012】次にステツプSP3においてトラツキング
飛び先のアドレスを読み取り、続くステツプSP4で未
記録側か既記録側のいずれにトラツキング飛びが発生し
たかを判定する。ここでトラツキング飛びが未記録側に
発生した場合、ステツプSP5に移つて先に飛んだ分だ
けトラツクを戻す処理を実行させる。またトラツキング
飛びが既記録側に発生した場合、ステツプSP6に移つ
て後ろに飛んだ分だけトラツクを進める処理を実行させ
る。
【0013】このようにして未記録側あるいは既記録側
のいずれにトラツキング飛びが発生した場合も光学ピツ
クアツプ4によるトラツキング位置をトラツキング飛び
が発生する前の光デイスク2の元の位置に戻す処理を実
行させてトラツキング飛びを復旧させた後、ステツプS
P7においてメモリに格納した記録データの読み出しを
開始して光デイスク2に対するデータの記録を再開し、
続くステツプSP8で通常時の記録処理に戻る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述したよう
にトラツキング飛びが発生したときに光学ピツクアツプ
によるトラツキング位置を元のトラツキング位置に復旧
させるまでの間、光デイスクに対する記録を中断して入
力される映像データS1を一旦メモリに格納させておく
場合、トラツキング飛びが発生してから元のトラツキン
グ位置に戻るまでの復旧処理に時間がかかると、メモリ
がオーバーフローしてしまうという問題があつた。
【0015】また図15に示すように、トラツキング飛
びが検出されてからトラツキングが復旧されるまでの
間、光デイスク2に記録するデータを一旦、メモリに蓄
える方法では、メモリ内に蓄えられたデータはトラツキ
ング飛びが発生する毎に増えていくことになる。すなわ
ちメモリに対するデータの書き込み転送レートと読み出
し転送レートとが同じなので、トラツキング飛び時に読
み出しを停止して書き込んだ分のデータ量はそのまま蓄
積されることになり、トラツキング飛びが頻発するとメ
モリがオーバーフローするという問題がある。本発明は
以上の点を考慮してなされたもので、デイスクに対する
データ記録中にトラツキング飛びが発生したとき、トラ
ツキング飛びを復旧するまでの間、データを一時的に蓄
積させておくメモリから効率良く残留データを減らすこ
とのできる記録装置を提案しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、記録媒体上の所定のトラツクに対
して相対的に移動する記録ヘツドを追従させ、目的位置
のトラツクに対して記録ヘツドをトラツキングさせるこ
とによつてデータを記録するようにした記録装置におい
て、データの記録時、記録ヘツドの目的位置からのトラ
ツキングずれを検出する位置誤差検出手段と、データを
所定の圧縮率で符号化するデータ符号化手段と、データ
符号化手段で符号化されたデータをバツフアリングして
記録ヘツドに送出するためのメモリと、データの記録
時、トラツキングずれが検出されると、データをメモリ
に一時的に記憶させると共に、その際、圧縮率を通常記
録時に比して高く設定してメモリへのデータの書込みレ
ートを制御する制御手段と備える。
【0017】これによりトラツキングずれの復旧処理の
間、データをメモリに一時的に記憶させておいた場合、
メモリでバツフアリングするデータの圧縮率を高くして
メモリへの書込みレートを記録媒体への書込みレートに
比して低く設定するようにしたことにより、メモリに蓄
積される残留データを減らすことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0019】(1)第1実施例 図1において、20は全体として光デイスク記録装置を
示し、全体をシステムコントローラ25によつて制御す
ることによつて光デイスク2に映像データS1を記録す
るようになされている。映像データS1は、データ圧縮
伸長回路28によつて情報圧縮された後、データプロセ
ツサ26を介して光学ピツクアツプ4に送出され光デイ
スク2に記録される。データプロセツサ26にはFIF
O(First In First Out)のメモリ27が設けられてお
り、光デイスク2とデータ圧縮伸長回路28との間でデ
ータをバツフアリングする。光デイスク記録装置20
は、光デイスク2を図示しないスピンドルモータにより
所定の回転数で回転して記録層表面に対して光学ピツク
アツプ4より照射するレーザ光L1を合焦点(フオーカ
ス)し、目的とするトラツクに対して光ビームL1をト
ラツキングさせる。
【0020】この光デイスク記録装置20は、光学ピツ
クアツプ4により光デイスク2に対して映像データS1
に応じた強い光ビームL1を照射することによつて記録
層に微小な孔をあけ、記録部分の局所的な光学的性質を
変えることによつて映像データS1を記録するようにな
されている。
【0021】このとき光デイスク記録装置20は、サー
ボ制御回路29のシークサーボ制御によつて光ビームL
1の位置をデイスクの半径方向に位置決めした後、光ビ
ームL1の焦点をフオーカシングサーボ制御すると共
に、トラツキングサーボ制御によつて目的のトラツクを
トラツキングする。光デイスク記録装置20は、この2
つのサーボ制御をかけることによつて、光ビームL1が
目的としているトラツクにあるかどうかセクタの先頭に
あるID(IDentification)情報をリードし確認後、セク
タの先頭から映像データS1を記録するようにしてい
る。光デイスク2に記録されたセクタのアドレス情報
は、記録ヘツドである光学ピツクアツプ4によつてアド
レス信号として読み出され、RF(Radio Frequency)回
路30で増幅された後、データプロセツサ26を介して
所定のデータ転送レートでデータ圧縮伸長回路28に送
出されデータ伸長処理により復号される。
【0022】トラツキングサーボ制御は、フアーフイー
ルド上に配置した二分割光検出器である図11に示すよ
うなフオトダイオード12によつて光デイスク2表面の
トラツクで回析した反射光R2を検出する。フオトダイ
オード12により得られた検出結果は、RF回路30で
増幅された後、データプロセツサ26に送出される。デ
ータプロセツサ26は、トラツク上のアドレス信号を読
み取つてアドレス情報をシステムコントローラ25に送
出する。またサーボ制御回路29は、トラツキングエラ
ー信号ER1を検出し、トラツキング飛び検出回路32
に送出する。
【0023】トラツキング飛び検出回路32は、フオト
ダイオード12の各受光部12A及び12Bにおける出
力の差分からトラツキング飛び検出信号ER2を検出し
てシステムコントローラ25に送出する。すなわちコン
パレータ14Aに受光部12A及び12Bによる光電出
力を入力してトラツキングエラー信号ER1を検出し、
次段のコンパレータ14Bによつて出力差分D1を所定
の閾値VTHと比較する。この結果、トラツキングエラー
信号ER1が閾値VTHよりも大きい場合にはトラツキン
グ飛び検出信号ER2が検出され、システムコントロー
ラ25に送出される。
【0024】図2に示すようにMPEG(Moving Pictur
es Expert Group)標準に従つて映像データS1を画像圧
縮するための回路であるデータ圧縮伸長回路28は、入
力される映像データS1をまず、離散コサイン変換(DC
T,Discrete Cosine Transform) 回路35によつて直交
変換して量子化回路36に送出する。量子化回路36
は、DCT回路35によつて直交変換された映像データ
S1の画素値をある除数で割り算して余りを丸めること
によつて高周波成分を落とすようにしている。量子化回
路36で量子化された映像データは、可変長符号化回路
37を通じて平均情報量を減らした後、多重化回路38
に送出される。
【0025】ここでデータ圧縮伸長回路28は、システ
ムコントローラ25より送出される制御信号SC2を受
け取ると、符号化制御回路40によつて量子化回路36
における量子化ビツト数を制御することによつて映像デ
ータS1の画像圧縮率を設定する。これによりメモリ2
7に画像圧縮された映像データS10を送出するときの
データ転送レートTR1を設定するようになされてい
る。
【0026】また量子化回路36から出力される量子化
データは、逆量子化回路42及び逆DCT回路43によ
つて復号処理された後、加算器44に送出され、ここで
動き補償回路46からの動きベクトルを加算してフレー
ムメモリ47に送出する。この結果、フレームメモリ4
7には動き補償された前画面のフレームデータが送出さ
れることになる。
【0027】動き補償回路46は、現画面の映像データ
S1とフレームメモリ47から送出される前画面のフレ
ームデータとを用いて映像データ各々の最も差分が小さ
くなる位置、すなわち動きベクトルを求めて、そのとき
の差分を求める動き補償フレーム間予測を実行する。こ
の動き補償するための差分データSD1は減算器48に
送出されると、入力される現画面の映像データS1に対
して減算処理が実行され、この結果、動き補償された映
像データS1がDCT回路35に送出される。一方で差
分データSD1は、可変長符号化回路49を介して多重
化回路38に送出される。
【0028】多重化回路38は、動き補償された映像デ
ータS1と差分データSD1とを多重化して映像データ
S10を生成してバツフアメモリ50を介してデータ転
送レートをそろえた後、データプロセツサ26に送出す
る。またこのときバツフアメモリ50からはバツフア容
量に関する情報が符号化制御回路40に送出される。こ
のようにシステムコントローラ25の制御によつて、所
定のデータ転送レートTR1でデータ圧縮伸長回路28
よりデータプロセツサ26に送出された映像データS1
0はメモリ27によつてバツフアリングされた後、光学
ピツクアツプ4に送出され、所定の書込みレートTR1
で光デイスク2に書き込まれる。
【0029】以上の構成において、光デイスク2に対す
る映像データS1の記録中にトラツキング飛びが発生す
ると、トラツキング飛び検出回路32によりトラツキン
グ飛び検出信号ER2が出力される。システムコントロ
ーラ25は、トラツキング飛び検出信号ER2によつて
トラツキング飛びを検出すると、データプロセツサに制
御信号SC1を送出することによつて映像データS10
の光デイスク2に対する書き込みを一旦停止させて、デ
ータプロセツサ26内に設けられたメモリ27に一時的
に蓄積させるように制御する。このとき同時にシステム
コントローラ25は、データ圧縮伸長回路28に送出す
る制御信号SC2によつてデータ圧縮伸長回路28に入
力される映像データS10の画像圧縮率を高めるように
制御する。
【0030】すなわちデータ圧縮伸長回路28は、符号
化制御回路40において制御信号SC2を受け取ると、
量子化回路36に入力される映像データS1に対する量
子化ビツト数を図3(A)に示すような通常の量子化ビ
ツト数に比して図3(B)に示すように少なく設定する
ように制御する。このように映像データS1に対する量
子化ビツト数を少なくすることによつて、図4に示すよ
うに、メモリ27に格納される映像データS1の画像圧
縮率C1が高まり、この結果、メモリ27に書き込まれ
る映像データS10の書込みレートが低くなる。このよ
うにトラツキング飛びが発生したときのトラツキング復
旧処理時、システムコントローラ25の制御によつてデ
ータ圧縮伸長回路28でメモリ27に書き込む映像デー
タS10の画像圧縮率をより高い画像圧縮率C1に高め
るようにしたことにより、メモリ27へのデータ書込み
レートを減じてより低い書き込みレートTR11として
メモリ27の容量の消費を節約することができる。
【0031】以上の構成によれば、光デイスク2に対し
て映像データS1の記録中に外部からの振動等によつて
トラツキング飛びが発生した場合、システムコントロー
ラ25の制御によつて光デイスク2に対する映像データ
S1の書き込みを一旦停止させ、光デイスク2に記録せ
ずに一時的にメモリ27内に蓄積させるようにする。こ
のとき同時にシステムコントローラ25の制御によつ
て、データ圧縮伸長回路28においてメモリ27に送出
する映像データS10の画像圧縮率をより高い画像圧縮
率C1に設定することにより、データプロセツサ26に
送出する映像データS10のメモリ27への書込みレー
トを低くする。これによりデータプロセツサ26内のメ
モリ27に蓄積させる単位時間当たりのデータ量を少な
くしてトラツキング復旧期間中において映像データS1
0を一時的に蓄積させるメモリ27の記憶容量の消費を
節約することができ、オーバーフローを未然に防止し得
る。
【0032】(2)第2実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図5におい
て、55は第2実施例による光デイスク記録装置を示
し、システムコントローラ56は、光デイスク2に対す
る映像データS1の記録中、トラツキング飛びを検出す
ると、これに対してトラツキング復旧処理を施し、メモ
リ内残留データ処理を実行させた後、通常の記録動作に
移行するようになされている。
【0033】すなわちシステムコントローラ56は、ト
ラツキング飛び検出回路32によつてトラツキング飛び
を検出すると、データプロセツサ26に対して制御信号
SC1を送出することによつて映像データS10の光デ
イスク2に対する書き込みを一旦停止させて、データ圧
縮伸長回路28から送出される映像データS10をメモ
リ27に一時的に蓄積させるように制御する。この間、
システムコントローラ56は、第1実施例と同様にして
光ビームL1の照射位置を目的の照射位置にトラツキン
グ制御させることによつてトラツキングを復旧させる。
【0034】システムコントローラ56はトラツキング
が復旧されると、メモリ27内に残留するデータ分を光
デイスク2に吐き出させるようにデータプロセツサ26
に対して制御信号SC2によつて制御する。すなわちシ
ステムコントローラ56の制御によつてトラツキング復
旧後、引き続いて映像データS1を記録している間、メ
モリ27への書込みレートを光デイスク2への書込みレ
ートに比して低く設定する。この結果、トラツキング復
旧処理中にメモリ27に蓄積された残留データ分はトラ
ツキング復旧処理後、FIFOで読み出されて光デイス
ク2に吐き出される。
【0035】すなわちトラツキングが復旧されると、図
6に示すようにシステムコントローラ56はトラツキン
グ復旧処理中、メモリ27内に蓄積された残留データ分
を減らすために所定の期間を残留データの処理期間T1
として設け、この間だけデータ圧縮伸長回路28に対し
て映像データS10の画像圧縮率を通常の画像圧縮率C
0に比して高い画像圧縮率C12を制御信号SC2によ
り設定する。すなわち符号化制御回路40は図2に示す
ように、システムコントローラ56から制御信号SC2
を受け取ると量子化回路36に対して量子化ビツト数を
低くする制御を実行し、これによりメモリ27に送出す
る映像データS10の画像圧縮率C12が高く設定され
る。この結果、データ圧縮伸長回路28より送出される
映像データS10は通常の書込みレートTR1に比して
低く設定された書込みレートTR12によつてメモリ2
7に書き込まれる。この一方でシステムコントローラ5
6は、メモリ27でバツフアリングした映像データS1
0をFIFOで読み出して所定の書込みレートTR1で
光デイスク2に書き込むようにする。
【0036】この結果、残留データの処理期間T1の
間、メモリ27に書き込まれる映像データS10の書込
みレートTR12がメモリ27から光デイスク2に映像
データS10を書き込む書込みレートTR1に比して低
い分、メモリ27内に蓄積された残留データ分を徐々に
減らすことができる。これにより所定の処理期間T1が
経過した後には、メモリ27内に蓄積された残留データ
分をトラツキング飛びによるデータ蓄積以前の状態まで
減らしてメモリ27の記憶容量を回復し得る。かくして
トラツキング復旧後にメモリ内残留データ処理を実行さ
せることによつて映像データS1の記録停止時にメモリ
27内の残量データの吐き出しを実行しなくとも、1回
の撮影の間に複数回のトラツキング飛びが発生した場合
においても、メモリ27がオーバーフローするのを未然
に防止することができる。
【0037】以上の構成において、例えば図7(A)、
(B)及び(C)に示すように、通常の記録時、メモリ
27は単にバツフアとして用いられるので、映像データ
S10の書込みレートとメモリ27から光デイスク2へ
の映像データS10の書込みレートとは共に書込みレー
トTR1(20〔Mbps〕)に設定される(図7(A))。
この結果メモリ27でバツフアリングされるデータは蓄
積されずにFIFOで吐き出される。ここで例えばトラ
ツキング復旧処理中、光デイスク2への記録を中断させ
てメモリ27に一時的に映像データS10を蓄積させる
場合にはオーバーフローが発生しないようにメモリ27
への書込みレートを若干低めの書込みレートTR11
(10〔Mbps〕)に設定する(図7(B))。
【0038】このとき例えばトラツキング飛びの復旧に
2秒かかつた場合、その間にメモリ27には20〔Mbit〕
(10〔Mbps〕×2〔sec 〕)の映像データS10が蓄積
されることになる。そこでトラツキング飛びの復旧後、
例えば書込みレートTR12を15〔Mbps〕に設定すれ
ば、その間、メモリ27への書込みレートが光デイスク
2への書込みレートを毎秒5〔Mbps〕の割合で下回るの
で、メモリ27内に蓄積された映像データS10の残留
データ分を徐々に減少させることができる(図7
(C))。
【0039】またこの場合、残留データ処理時の画像圧
縮率C12をトラツキング復旧処理中の画像圧縮C1に
比して、少し低めに設定しておくと必要以上の画質の劣
化を抑えることができる。この場合、所定の残留データ
の処理期間T1を予め例えば4秒間に設定しておくこと
によつて、トラツキング飛びの2秒間の復旧処理中にメ
モリ27に一時的に蓄積された20〔Mbit〕の映像データ
S10は全てメモリ27から光デイスク2に吐き出され
る。このようにして映像データS10が全て光デイスク
2に書き込まれた後、システムコントローラ56の制御
によつてメモリ27への映像データS10の書込みレー
トを書込みレートTR1(20〔Mbps〕)に戻すことによ
つて通常の記録状態に復旧させることができる。
【0040】以上の構成によれば、光デイスク2に対し
て映像データS1の記録中に外部からの振動等によつて
トラツキング飛びが発生した場合、システムコントロー
ラ56は、光デイスク2に対する映像データS1の書き
込みを一旦停止させ、その一方で光ビームL1の照射位
置を目的の照射位置にトラツキング制御することによつ
てトラツキング飛びを復旧させる共に、その間入力され
る映像データS1を画像圧縮して映像データS10とし
てメモリ27に一時的に蓄積させる。
【0041】ここでトラツキング復旧後に所定の残留デ
ータ処理期間T1の間、メモリ27から光デイスク2へ
の書込みレートTR1は変えずに、データ圧縮伸長回路
28からメモリ27に送出する映像データS10の書込
みレートを通常の書込みレートTR1に比して低い書込
みレートTR12に設定するようにしたことにより、メ
モリ27内に蓄積された残留データ分を光デイスク2に
吐き出して徐々に減らすことができる。これによりトラ
ツキング飛び発生毎に施す復旧処理によりメモリ27内
に蓄積される残留データをトラツキング復旧後に映像デ
ータS1の記録停止にかかわらず直ちに無くすことがで
き、これによりメモリ27の記憶容量を回復させて最大
限利用することができる。かくしてトラツキング飛びが
頻発するような事態に対してもメモリ27がオーバーフ
ローするのを未然に防止し得る。
【0042】(3)第3実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図8におい
て、60は第3実施例による光デイスク記録装置を示
し、図6に示すようにシステムコントローラ61は、光
デイスク2に対する映像データS1の記録中、トラツキ
ング飛びを検出すると、トラツキング復旧処理を施した
後、メモリ内残留データ処理を実行させてから通常の記
録処理に移行するようになされている。
【0043】すなわちシステムコントローラ61は、ト
ラツキング飛び検出回路32によつてトラツキング飛び
を検出すると、データプロセツサ26に対して制御信号
SC1を送出して映像データS1の光デイスク2に対す
る書き込みを一旦停止させると共に、第1及び第2実施
例と同様に光ビームL1の照射位置を目的の照射位置に
トラツキング制御させてトラツキングを復旧させる。シ
ステムコントローラ61は、トラツキング復旧処理によ
る光デイスク2への書き込み停止中は、データ圧縮伸長
回路28から送出される映像データS10を一時的にメ
モリ27に蓄積させるように制御する。
【0044】システムコントローラ61は、トラツキン
グ復旧処理の間、先ずデータプロセツサ26内に設けら
れたカウンタ(図示せず)によつてメモリ27内に書き
込まれるデータ量及び読み出されるデータ量をカウント
してその差からメモリ27内に蓄積される残留データ量
(メモリの残量)を検出する。システムコントローラ6
1は、データプロセツサ26より送出されるメモリ27
内の残留データ量に応じてトラツキング復旧処理中の画
像圧縮率CXを設定しメモリ27への書込みレートTR
Xを制御する。
【0045】すなわちデータ圧縮伸長回路28は、トラ
ツキング復旧する際、システムコントローラ61によつ
て、データプロセツサ26によつて検出されたメモリ2
7内の残留データ量が所定の残留量に比して多いと判定
された場合、符号化制御回路40に対して量子化回路3
6の量子化ビツト数を制御して映像データS1に対する
通常の画像圧縮率C0よりも高めの画像圧縮率CX
(1)を設定する。この結果、メモリ27への書込みレ
ートTRX(1)は通常時の書込みレートTR1に比し
て低く設定される。これによりトラツキング復旧途中で
のトラツキング飛びの再発等によりメモリ27内の残留
データが多い場合でも、メモリ27のオーバーフローを
未然に防止し得る。
【0046】さらにシステムコントローラ61は、トラ
ツキング復旧処理終了後に、直ちに光デイスク2に対す
る書込みレートTR1に対して低い書込みレートTR1
2をメモリ27への書込みレートとして設定して残留デ
ータ処理を実行するようにしたことにより、メモリ27
内に残留する映像データS10をトラツキング飛びによ
る映像データS10の蓄積開始以前の状態まで減らして
記憶容量を回復させることができる。
【0047】またシステムコントローラ61は、トラツ
キング復旧する際にメモリ27内に残留するデータ量が
所定の残留データ量に比して少ないと判定された場合、
データ圧縮伸長回路28に送出する制御信号SC2によ
つて映像データS1の画像圧縮率を通常の画像圧縮率C
0に比して高くかつ、上述したメモリ残量の少ない場合
の画像圧縮率CX(1)に比して低い画像圧縮率CX
(2)に設定する。これによりシステムコントローラ6
1は、メモリ27内の残留データ量に応じてトラツキン
グ復旧処理中の書込みレートTRX(2)を制御する。
【0048】すなわちデータ圧縮伸長回路28は、図2
に示すように制御信号SC2に応じて符号化制御回路4
0によつて量子化回路36の量子化ビツト数を制御して
映像データS1の画像圧縮率CX(2)を通常の画像圧
縮率C0に比して高くかつ、上述した画像圧縮率CX
(1)に比して低く設定する。この結果、メモリ27に
対する映像データS10の書込みレートTRX(2)は
光デイスク2に対する書込みレートTR1に比して僅か
に低い程度の一定の書込みレートに設定される。
【0049】さらにこの場合、メモリ27に対する書込
みレートTRX(2)を所定のレート以上に設定するこ
とにより、トラツキング復旧処理時に一時的にメモリ2
7に書き込まれる映像データS10の画質の劣化を一定
のレベル以内に抑えることができる。システムコントロ
ーラ61は、トラツキング復旧後、メモリ27への書込
みレートを光デイスク2への書込みレートより少し低く
設定して直ちにメモリ用残留データ処理を実行させる。
これによりメモリ27内に残留する残留データ分は、メ
モリ27に対する映像データS10の書込みレートTR
X(2)と光デイスク2に対する映像データS10の書
込みレートTR1の差に応じて徐々に減少される。
【0050】以上の構成において、トラツキング飛び発
生に対するトラツキング復旧処理が実行されると、デー
タプロセツサ26によつてメモリ27の残量が検出され
る。ここでシステムコントローラ61は、メモリ残量に
応じたトラツキング復旧処理時の書込みレートを設定す
るための制御信号SC2を送出する。
【0051】この場合、図9(A)及び(B)に示すよ
うにシステムコントローラ61はメモリ27内の残留デ
ータ量D1が所定の残留量よりも少ないと判定された場
合、例えば図9(A)に示すように、データ圧縮伸長回
路28からメモリ27に映像データS10を書き込む際
の書込みレートTRX(1)を15〔Mbps〕とする。
【0052】この場合、メモリ残留データ処理時の書込
みレートTRX(1)は、通常トラツキング復旧処理時
の書込みレートTR11の10〔Mbps〕に比して5〔Mbp
s〕の割合で多いのでメモリ27に取り込む映像データ
S10による画質の劣化を一定のレベル以内に抑えるこ
とができる。
【0053】またシステムコントローラ61は、トラツ
キング復旧処理時、メモリ27の所定の残量に比してメ
モリ27の残量D2が少ないと判定された場合、メモリ
27の残量に応じて例えば書込みレートTRX(2)を
7〔Mbps〕とする(図9(B))。これによりトラツキ
ング復旧処理の途中で再びトラツキング飛びが発生した
ような場合にメモリ27の残量D2に余裕がないときは
トラツキング復旧処理中のメモリ27に対するデータの
書込みレートを低く設定することによつて、メモリ27
のオーバーフローを未然に防止することができる。
【0054】このように、システムコントローラ61に
よつて、データプロセツサ26で検出したメモリ27の
残量(D1、D2)に応じて、画質劣化を極力抑える
か、あるいは一時的な画質の劣化を招いてもデータを捨
てることなく完全に記録することを優先するかを適応的
に選択してトラツキング復旧処理がなし得る。
【0055】以上の構成によれば、光デイスク2に対し
て映像データS1の記録中に外部からの振動等によつて
トラツキング飛びが発生した場合、システムコントロー
ラ61の制御によつてトラツキング復旧処理を実行させ
る。この間、メモリ27への書込みレートTRXをTR
1に比して低く設定することによつてメモリ27に書き
込まれるデータのオーバーフローを防止することができ
る。
【0056】すなわちシステムコントローラ61によつ
て、残留データ量が多いと判定された場合は、メモリ2
7に書き込む映像データS10の画像圧縮率CXを高く
することによつて書込みレートTRXを低くする。この
場合、書込みレートTRXは光デイスク2への書込みレ
ートTR1よりは低く設定する。またメモリ27内の残
留データ量が少なくメモリ残量が十分にあると判定され
た場合は、メモリ27に記憶させる映像データS10の
画像圧縮率CXを低くすることによつてメモリ27への
書込みレートTRXを高くする。この場合、書込みレー
トTRXは光デイスク2への書込みレートTR2よりは
低く設定する。
【0057】これによりトラツキング復旧中の映像デー
タS1の記録中、メモリ27の残量に応じてメモリ27
への書込みレートTRXを設定することにより、トラツ
キング復旧時にメモリ27に書き込まれるデータのオー
バーフロー発生を未然に防止し得ると共に、トラツキン
グ復旧中に記録され続ける映像データの画質を必要以上
に劣化させるのを未然に防止し得る。
【0058】(4)他の実施例 なお上述の実施例においては、トラツキング復旧処理時
のメモリ27に対する映像データS10の書込みレート
を量子化ビツト数を制御することによつて設定した場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、データ圧縮
伸長回路28によるデータ符号化時にMPEGのGOP
(Group Of Pictures) の大きさを変えることによつて符
号化の圧縮率を変えてメモリ27に対する書込みレート
を設定するようにしても良い。
【0059】また上述の実施例においては、トラツキン
グ復旧時の画像圧縮率CXをメモリ27内の残留データ
量に応じて設定した場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、トラツキング復旧処理後、データ記録中に
実行されるメモリ内残留データ処理中の画像圧縮率及び
それに伴う処理期間の長さをメモリ27内の残留データ
量に応じて設定するようにしても良く、これによりメモ
リ内残留データ処理中においても画質の劣化を抑えるこ
とができる。
【0060】また上述の実施例においては、光デイスク
2に映像データを記録した場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、光デイスク2に対して音声データ等
を記録するようにしても良い。さらに上述の実施例にお
いては、光デイスク2に対してデイジタル信号を記録し
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、アナ
ログ信号を記録するようにしても良い。
【0061】さらに上述の実施例においては、追記型の
光デイスク記録装置について述べたが本発明はこれに限
らず、例えば光磁気記録方式の光デイスク記録装置に用
いても良い。さらに光学ピツクアツプ4の代わりに磁気
ヘツドを記録ヘツドとして用いてデイスク状の記録媒体
に磁気データを記録するようにした磁気記録装置に適用
しても良い。
【0062】さらに上述の実施例においては、記録媒体
をデイスク状記録媒体である光デイスク2とした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、往復運動型の
光カード等の記録媒体に対して適用しても良い。要は記
録媒体上の所定のトラツクに対して相対的に記録ヘツド
を追従させ、目的位置のトラツクに対して記録ヘツドを
トラツキングさせてデータを記録するようにした記録装
置一般に広く適用することができる。
【0063】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、記録媒体
上の所定のトラツクに対して相対的に移動する記録ヘツ
ドを追従させ、目的位置のトラツクに対して記録ヘツド
をトラツキングさせることによつてデータを記録するよ
うにした記録装置において、データの記録時、記録ヘツ
ドの目的位置からのトラツキングずれを検出した場合、
データをメモリに一時的に記憶させておくときのデータ
の書込みレートを記録媒体への書込みレートに比して低
く設定することにより、メモリに蓄積される残留データ
を減らすことができ、かくしてメモリを効率良く利用す
ることができる記録装置を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による光デイスク記録装置の全体構
成を示すブロツク図である。
【図2】データ圧縮伸長回路の構成を示すブロツク図で
ある。
【図3】画像圧縮率を設定するときの量子化ビツト数の
説明に供する略線図である。
【図4】トラツキング復旧処理の説明に供する状態遷移
図である。
【図5】第2実施例による光デイスク記録装置の全体構
成を示すブロツク図である。
【図6】トラツキング復旧処理及びメモリ残留データ処
理の説明に供する状態遷移図である。
【図7】メモリに対する書込みレートの設定の説明に供
する略線図である。
【図8】第3実施例による光デイスク記録装置の全体構
成を示すブロツク図である。
【図9】メモリ残量に応じた転送レートの設定の説明に
供する略線図である。
【図10】光デイスクと光学ピツクアツプを示す略線図
(図10(A))及び光学ピツクアツプのアクチユエー
タを示す略線図(図10(B))である。
【図11】フオトダイオードを示す略線図(図11
(A))及びトラツキングエラー信号検出の説明に供す
る信号波形図(図11(B))である。
【図12】トラツキングエラー信号の説明に供する略線
図である。
【図13】トラツキングエラー信号検出の説明に供する
信号波形図である。
【図14】従来のトラツキング復旧手順を示すフローチ
ヤートである。
【図15】メモリのオーバーフローの説明に供する状態
遷移図である。
【符号の説明】
1、20、55、60……光デイスク記録装置、2……
光デイスク、4……光学ピツクアツプ、6……対物レン
ズ、7……トラツク、7A……グルーブ、7B……ラン
ド、8……マグネツト、9……コイル、10……空隙、
12……フオトダイオード、12A、12B……受光
部、14A、14B……コンパレータ、25、56、6
1……システムコントローラ、28……データ圧縮伸長
回路、29……サーボ制御回路、30……RF回路、3
2……トラツキング飛び検出回路、35……DCT回
路、36……量子化回路、37、49……可変長符号化
回路、38……多重化回路、40……符号化制御回路、
42……逆量子化回路、43……逆DCT回路、44…
…加算器、46……動き補償回路、47……フレームメ
モリ、48……減算器、50……バツフアメモリ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体上の所定のトラツクに対して相対
    的に移動する記録ヘツドを追従させ、目的位置の上記ト
    ラツクに対して上記記録ヘツドをトラツキングさせるこ
    とによつてデータを記録するようにした記録装置におい
    て、 上記データの記録時、上記記録ヘツドの上記目的位置か
    らのトラツキングずれを検出する位置誤差検出手段と、 上記データを所定の圧縮率で符号化するデータ符号化手
    段と、 上記データ符号化手段で符号化された上記データをバツ
    フアリングして上記記録ヘツドに送出するためのメモリ
    と、 上記データの記録時、上記トラツキングずれが検出され
    ると、上記データを上記メモリに一時的に記憶させると
    共に、その際、上記圧縮率を通常記録時に比して高く設
    定して上記メモリへの上記データの書込みレートを制御
    する制御手段とを具えることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、上記トラツキングずれの
    復旧処理後、上記メモリへの上記データの上記書込みレ
    ートを制御することを特徴とする請求項1に記載の記録
    装置。
  3. 【請求項3】上記制御手段は、上記メモリ内の残留デー
    タ量が所定のデータ量より多い場合は上記圧縮率を通常
    記録時に比して高い第1の圧縮率に設定し、上記残留デ
    ータ量が上記所定のデータ量より少ない場合は上記圧縮
    率を上記通常記録時に比して高くかつ、上記第1の圧縮
    率に比して低い第2の圧縮率に設定することを特徴とす
    る請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】上記制御手段は、上記メモリ内に残留する
    残留データ量に応じた所定の処理期間の間上記データの
    上記書込みレートを制御することを特徴とする請求項1
    に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】上記制御手段は、上記メモリ内に残留する
    残留データ量に応じた所定の処理期間の間上記データの
    上記書込みレートを制御することを特徴とする請求項2
    に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】上記制御手段は、上記トラツキングずれの
    復旧処理後、上記メモリ内に残留する上記残留データ量
    に応じた所定の処理期間の間上記データの上記書込みレ
    ートを制御することを特徴とする請求項3に記載の記録
    装置。
JP21791696A 1996-07-31 1996-07-31 記録装置 Pending JPH1049992A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003085897A (ja) * 2001-06-27 2003-03-20 Hitachi Ltd 基本記録単位でデータを記録するデータ記録装置及び方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003085897A (ja) * 2001-06-27 2003-03-20 Hitachi Ltd 基本記録単位でデータを記録するデータ記録装置及び方法

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