JPH1049486A - ネットワーク・デバイスのための管理通信バス - Google Patents

ネットワーク・デバイスのための管理通信バス

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JPH1049486A
JPH1049486A JP9080628A JP8062897A JPH1049486A JP H1049486 A JPH1049486 A JP H1049486A JP 9080628 A JP9080628 A JP 9080628A JP 8062897 A JP8062897 A JP 8062897A JP H1049486 A JPH1049486 A JP H1049486A
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bus
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communication bus
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JP9080628A
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English (en)
Inventor
Arnold Thomas Schnell
アーノルド・トーマス・シュネル
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Compaq Computer Corp
Original Assignee
Compaq Computer Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/24Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks using dedicated network management hardware

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Bus Control (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク・システムにおけるネットワー
ク・デバイスの管理を可能にする。 【解決手段】 バス(102)は、アービトレーショ
ン、スレーブ識別、アドレスのアサート、及びアドレス
に対応するデータのアサートのための4つの状態を定義
する状態信号のための複数のラインを含み、更に、異な
る状態に応じて情報データを転送するデータ信号のため
の複数のラインを含んでいる。情報データは、バス要
求、スレーブ識別、アドレス、及びアドレスに対応する
データを含んでいる。各バス・マスタ(106)は、バ
スへのインターフェース(106)を含み、4つの状態
を通過して各サイクルを制御する。各バス・マスタ及び
スレーブ・デバイス(106、104)は、所定の優先
順位を有する識別番号を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク・デ
バイスの分野に関し、更に詳しくは、ネットワーク・デ
バイスのための管理通信バスに関する。
【0002】
【従来の技術】ファイル及び資源を共有するネットワー
ク及びネットワーク・システムには、又は、これらを共
有しない2つ以上のコンピュータの間での通信を可能に
するネットワーク及びネットワーク・システムには、多
くの異なるタイプがある。ネットワークは、メッセージ
の容量、ノードが分散している範囲、ノード又はコンピ
ュータのタイプ、ノードの相互関係、トポロジすなわち
論理的及び/又は物理的なレイアウト、ケーブルのタイ
プ及びデータ・パケットのフォーマットに基づくアーキ
テクチャ、アクセスの可能性などの種々の特徴や機能に
基づいて、分類することができる。例えば、ネットワー
クの範囲とは、1つのオフィス又はある建物のある階の
内部でのローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、
1つの大学のキャンパス又はある都市や州の全体に広が
っているワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、複
数の国境に亘って拡がるグローバル・エリア・ネットワ
ークなど、ノードが分散する距離を意味している。ネッ
トワークのアーキテクチャとは、一般的には、ケーブル
接続すなわち媒体(メディア)及び用いられる媒体アク
セスと、その媒体に亘って送信されるデータのパケット
構造とを意味する。一般的なアーキテクチャも様々であ
り、毎秒10メガビット(Mbps)で動作する同軸、
ツイスト・ペア、又は光ファイバなどのケーブルを用い
たイーサネット(例えば、10Base−T、10Ba
se−F)や、100Mbpsで動作する高速イーサネ
ット(例えば、100Base−T、100Base−
FX)などが含まれる。ARCnet(Attached Resou
rce Computer Network)は、2.5Mbpsで動作し、
同軸、ツイスト・ペア、又は光ファイバなどのケーブル
を用いる比較的安価なネットワーク・アーキテクチャで
ある。トークン・リング又はトークン・バスでは、1〜
16Mbpsでの動作のための特別なIBMケーブル又
は光ファイバ・ケーブルを用いている。もちろん、多く
の他のタイプのネットワークも知られており、かつ入手
可能である。
【0003】それぞれのネットワークは、一般的には、
ノード又はステーションと称される2つ又はそれ以上の
コンピュータを含み、これらのコンピュータは、選択さ
れた媒体と種々の他のネットワーク・デバイスとを介し
て相互に結合されており、ノードの間で、データの、中
継、送信、再生(リピート)、翻訳、フィルタリングな
どを行う。「ネットワーク・デバイス」という用語は一
般に、コンピュータとネットワーク・インターフェース
・カード(NIC)と、さらには、リピータ、ブリッ
ジ、スイッチ、ルータ、ブルータ(brouter)などを含
むネットワーク上の種々の他のデバイスとを意味する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ネットワークを管理す
るためには、それぞれのネットワーク・デバイスをモニ
タしかつ構築することが望ましい。例えば、リピータな
どのマルチポート・デバイスのポートのそれぞれをイネ
ーブル又はディセーブルしたり構築したりすることが望
まれる。また、ポートの状態をモニタしたり、又は、あ
るネットワーク・デバイス上の1つ又は複数のポートに
関する統計的なデータをモニタし検索することが望まれ
ることもある。従って、管理データが、複数のネットワ
ーク・デバイスの間を通信されなければならない。ネッ
トワーク・デバイスはそれぞれ、管理目的のネットワー
ク・チャンネル及びプロトコルを介して他のネットワー
ク・デバイスと通信するように構築される。しかし、ネ
ットワーク・チャンネル又はプロトコルが互換性を持た
ない場合には、そのような通信を実現するには、何らか
のタイプのコンバータすなわちブリッジ・デバイスが必
要になる。例えば、10Base−T及び100Bas
e−Tのデバイスをイネーブルして相互に通信するに
は、ブリッジが必要になるのが普通である。このような
コンバータ・デバイスは、システムのコストを著しく増
大することになり、これは望ましくない。更に、このよ
うな通信は、パケット化されるのが通常であるので、デ
ータをパケットに符号化し、そのデータをネットワーク
上を別のデバイスまで送るために、付加的なオーバヘッ
ドが必要になる。次に、受け取る側のデバイスは、パケ
ットを検索してデータを復号化しなければならず、これ
によって、より多くのオーバヘッドが必要になる。更に
重要なことであるが、管理機能によってトラフィックを
増加させてしまい、貴重な時間やネットワーク上の資源
を消費することは、望ましくない。また、ネットワーク
・デバイスの全てがデータのソースや目的地であるとは
限らず、単に、再送データを受け取るだけものもある。
例えば、イーサネットのリピータは、パケットを受け取
ったり復号化したりすることはなく、別のポートの上で
パケットを再生するだけである。従って、リピータは、
管理機能をイネーブルするには、そのネットワーク論理
の修正を必要とする。
【0005】1つの解決策は、デバイスのそれぞれに、
ARCnetなどの共通のネットワーク・プロトコルを
付加することにより、それぞれのデバイスが別個の管理
ネットワーク上のノードになるようにすることである。
しかし、そのようなネットワークは、比較的安価である
のと同時に、希望する管理機能を達成するのに十分なデ
ータ・スループットを有していなければならない。これ
に対して、ARCnetは、比較的安価なアーキテクチ
ャではあるが、パケットの符号化及び復号化と待機時間
とのために著しいオーバヘッドを必要とし、従って、全
体としてのデータ・スループットを、約1Mbpsまで
低下させてしまう。
【0006】別の解決策として、8ビットのPCバス、
産業標準アーキテクチャ(ISA)すなわちATバス、
拡張ISA(EISA)バス、IBMによるマイクロ・
チャンネル・アーキテクチャ(登録商標)(MCA)、
周辺機器相互接続(PCI)バス、などの既知の入力/
出力(I/O)バス構造を全部のネットワーク・デバイ
スに組み込むことである。これらのバス構造は、それぞ
れが、メモリ・マップされたトランザクションを提供
し、ネットワーク・デバイスの希望する管理機能のため
に、十分なスループットを可能にする。しかし、これら
のバス構造は、比較的高価であって、かなりの量のバス
信号を必要とする。例えば、8ビットのPCバスは、少
なくとも31のピンすなわち信号を必要とし、16ビッ
トのISAバスは、このPCバスに少なくとも更に18
のピンを追加する必要がある。EISAバスは、ISA
バスに55の信号を追加する。MCAバスは、その基本
的な8ビット・セクションのために、少なくとも46の
ピンを含んでいる。
【0007】さらに別の解決策としては、通信のために
シリアル・チャンネルを用いることがある。しかし、シ
リアル通信は、利用可能なデータ・スループットの量か
らみて、比較的高価である。一般的なスループット・レ
ートは、単位密度当たり9600、14400、192
00、28800ビット(baud)である。これより
も高いbaud及び/又はビット・レートを用いること
もできるが、その場合には、コストが著しく上昇する。
【0008】ネットワーク・システムのコストを著しく
上昇させることなく、希望のデータ・スループットにお
いてネットワーク・デバイスを管理する管理通信方式を
提供することが望まれている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の管理通信バスに
よれば、ネットワーク・システムの複数のネットワーク
・デバイスの管理が可能になる。このネットワーク・シ
ステムは、少なくとも1つのバス・マスタ・デバイスと
少なくとも1つのスレーブ・デバイスとを含み、このバ
ス・マスタ及びスレーブ・デバイスは、ネットワーク・
デバイスの中で、適宜分散される。このように、それぞ
れのネットワーク・デバイスは、スレーブ・デバイス、
又は、バス・マスタ・デバイス、又はその両方を含んで
いる。バスは、アービトレーションのための少なくとも
3つの状態を定義するため、スレーブ識別のため、アド
レスをアサートするため、アドレスに対応するデータを
アサートするための、複数の状態信号を含んでいる。更
に、バスは、異なる状態に応じて情報データを転送する
ために複数のデータ信号を含むが、この情報データは、
バス要求、スレーブ識別、アドレス、及びアドレスに対
応するデータを含んでいる。好適実施例では、バスは、
同期をとるのためのクロック信号を含んでいる。クロッ
ク信号は、好ましくは、約8メガヘルツ(MHz)であ
る。また、このバスは、好ましくは、少なくとも4つの
状態を定義する2つの状態信号と8つのデータ信号とを
含み、バス・マスタは、1.14Mbpsのデータ・ス
ループット・レートでスレーブ当たり16キロバイト
(KB)までのデータにアクセスする。
【0010】好ましくは、アービトレーションとスレー
ブ識別とは、第1の状態の期間中に生じ、アドレスが、
第2及び第3の状態の期間に2つの部分でそれぞれアサ
ートされ、データ・サイクルが第4の状態の期間に実行
される。第1のアドレス状態の間には、制御しているバ
ス・マスタ・デバイスが、バス信号データ上でサイクル
定義信号をアサートして、その動作が読み出しサイクル
であるのか書き込みサイクルであるのかを示す。第2の
アドレス状態の期間には、アクセスされているスレーブ
・デバイスが、バス・データ信号上でビジー信号をアサ
ートして、そのスレーブ・デバイスがビジーであること
を示すが、バス・マスタは、スレーブ・デバイスがデー
タ・サイクルに進む準備ができるまで、バスを第2のア
ドレス状態に維持する。それぞれのバス・マスタは、バ
スへのインターフェースを含み、それぞれの状態を通過
することによって、それぞれのサイクルを制御する。バ
ス・マスタは、好ましくは、一度には、状態信号の1つ
だけをアサートする。
【0011】好ましくは、複数のバス・マスタ及びスレ
ーブ・デバイスは、バスに結合されており、それぞれ
が、動作を制御するインターフェース・デバイスを含ん
でいる。バス・マスタは、状態の変化を制御するバス・
マスタ・インターフェースを含み、アドレスをアサート
し、データをアサートするか、又は、受け取りラッチす
る。それぞれのスレーブ・デバイスはまた、サイクル定
義信号を検出し、読み出しサイクルの期間にはデータを
アサートし、かつ書き込みサイクルの期間にはデータを
受け取るスレーブ・インターフェースを含んでいる。そ
れぞれのスレーブ・デバイスは、更に、書き込みサイク
ルの間にバスから受け取ったデータを記憶し読み出しサ
イクルの間にバス上にアサートされる状態又はそれ以外
のデータを提供するメモリを含んでいる。それぞれのバ
ス・マスタは、任意のバス状態を遅延させることができ
る。それぞれのスレーブ・インターフェースは、必要で
あれば、ビジー信号をアサートして、データ・サイクル
に進む前に、アドレス・サイクルを遅延させる。
【0012】それぞれのバス・マスタ・デバイスは、所
定の優先順位を有する識別番号を含んでいる。バス・マ
スタ・インターフェースは、アービトレーション信号を
アサートしてアービトレーションを開始して、次に、そ
の識別番号を2進数化したもの(binary equivalent)
をバス・データ信号上にアサートして、バスに対するア
ービトレーションを行う。最も高い優先順位の識別番号
をアサートしているバス・マスタが、バスの制御を獲得
する。最も高い優先順位を有するバス・マスタを決定す
るために、複数のアービトレーションの変形も可能であ
る。クロック信号の変化に基づいて、第1の状態におい
て、複数のフェーズが定義される。ある実施例では、そ
れぞれのフェーズの期間中に、それぞれのバス・マスタ
が、次に上位(next significant)の識別ビットをアサ
ートして、それよりも上位のビットをバス上の対応する
ビットと比較して、それが優先されるかどうか(プライ
オリティをもつかどうか)を判断する。そうでなけれ
ば、そのマスタは、現在のアービトレーションからドロ
ップアウトする。第2の実施例では、それぞれのバス・
マスタが、それぞれのフェーズに対応するビットで始ま
る所定の優先順位の論理レベルに等しい連続的な先行識
別ビットをアサートする。それに続くフェーズでは、そ
れぞれのバス・マスタは、反対の論理レベルに等しい上
側(upper)の識別ビットを、バス上にアサートされる
対応するビットと比較して、ビットが一致する場合に
は、バス・マスタは、更に、後続のフェーズの間に、よ
り多くのビットをアサートする。最後のフェーズでは、
それ以上のビットはアサートされず、それぞれのバス・
マスタは、その識別番号をバス上にアサートされたもの
と比較する。最後のフェーズにおける一致を有する参加
バス・マスタが勝者となり、バスの制御を引き受ける。
好適実施例では、識別番号は4ビットであり、アービト
レーションは、4つのフェーズで生じる。
【0013】それぞれのスレーブ・デバイスもまた、識
別番号を含んでいる。勝者側のバス・マスタは、バス上
でのアクセスを望むスレーブ・デバイスの識別番号をア
サートし、すべてのスレーブ・デバイスが、バス上にア
サートされた番号を、その識別番号と比較する。一致を
検出するスレーブ・デバイスは、そのサイクルに参加す
る。好適実施例では、どのスレーブ・デバイスにも割り
当てられない1つの識別番号がグローバルな識別番号で
あり、バス・マスタは、バス上のすべてのスレーブ・デ
バイスへの書き込みサイクルを実行する。
【0014】好適実施例では、シャーシが提供され、該
シャーシは、複数のスロットとシャーシに取り付けられ
た複数のスロット・コネクタとを含み、それぞれのスロ
ット・コネクタは、スロット中の対応するものと位置合
わせされている。本発明による管理通信バスは、スロッ
ト・コネクタのそれぞれに電気的に結合されている。バ
ス・マスタ及びスレーブ・デバイスは、シャーシのスロ
ットの中に差し込まれるように構成された1つ又は複数
のモジュールに組み込まれ、それぞれのモジュールは、
バスに結合されたスロット・コネクタの中の対応するも
のとインターフェースするモジュール・コネクタを含ん
でいる。ネットワーク・デバイスとして構成されたそれ
ぞれのモジュールは、好ましくは、スレーブ・インター
フェース及び対応するバッファ、レジスタ、ラッチ、及
びメモリに加えて、媒体インターフェース・デバイスと
ポート制御論理とを含んでいる。
【0015】好ましくは、プロセッサが、ポート制御論
理とスレーブ・インターフェース及びメモリとに結合さ
れ、ネットワーク・デバイスとスレーブ・インターフェ
ースとの間でデータを転送して、外部バス・マスタによ
るネットワーク・デバイスへのアクセスと制御とを可能
にする。ネットワーク・モジュールはまた、バス・マス
タを受け取るためのインターフェース又はコネクタを含
むことが好適であり、それによって、このネットワーク
・モジュールは、同じスロットに、マスタ及びスレーブ
・デバイスの両方を含むことができる。もちろん、モジ
ュールは、専用のバス・マスタとして構築してただ1つ
のバス・マスタ・デバイスを含むこともあり得る。この
ようにして、バス・マスタ又はスレーブ又はその両方と
して構成された2つ又はそれ以上のモジュールが、シャ
ーシのスロットの中に差し込まれ、管理バスに自動的に
接続される。それぞれのスロットは、マスタ及びスレー
ブの両方に対して、関連する識別番号にハードワイアー
ドとすることができる。また、識別番号は、プログラム
されて、物理スロットとは独立にすることもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1には、本発明に従って実現さ
れた管理通信バス102を含むネットワーク・システム
100を図解する簡略化されたブロック図が示されてい
る。バス102は、対応する複数のバス信号に対する複
数の独立の送信媒体を含んでいる。複数のネットワーク
・デバイス104(1つでもよい)が示されており、そ
れぞれが、バス102との結合及びインターフェースの
ためのバス・インターフェース・デバイス106を含ん
でいる。適切なバス・コネクタ108が、インターフェ
ース・デバイス106を、バス102の信号のそれぞれ
に電気的に結合する。それぞれのインターフェース・デ
バイス106は、バス・マスタ・デバイス、バス・スレ
ーブ・デバイス、又はその両方として、実現されてい
る。一般に、バス・マスタとは、バス上のサイクル又は
トランザクションを開始させ制御するバスの制御を獲得
するデバイスである。スレーブ・デバイスは、一般に、
バス上に生じている信号又はトランザクションに応答し
て、バス・マスタからデータを受け取り、又は、それ以
外の場合には、バス・マスタにデータを提供する。例え
ば、バス・マスタは、バスの制御を獲得して、スレーブ
からデータを検索する読み出しサイクルを実行し、スレ
ーブ・デバイスは、これに応答して、バス・マスタによ
る検索のために、バス上にアドレス指定されたデータを
供給する。
【0017】本発明の一実施例では、1つ又は複数のネ
ットワーク・デバイス104のインターフェース・デバ
イス106は、マスタ・デバイスとして構成されてお
り、他方で、残りのネットワーク・デバイス104の残
りのインターフェース・デバイス106は、スレーブと
して構成されている。また、別の実施例では、インター
フェース・デバイス106の中の任意の1つ又は複数の
デバイスを、バス・マスタとスレーブとの両方として構
成することもできる。更に、オプションである専用バス
・マスタ110が示されているが、これは、バス・マス
タ・インターフェース112とバス・コネクタ108と
を含み、バス102とのインターフェースを行う。バス
・マスタ110は、スタンド・アロンのシステムである
か、又は、オプションである、コンピュータ・システム
116との通信のために別の入力/出力(I/O)イン
ターフェース114を含んでいる。
【0018】ネットワーク・デバイス104は、それぞ
れを、ハブ、コンセントレータ(concentrator)、スイ
ッチ、ブリッジ、リピータ、ネットワーク・インターフ
ェース・カード(NIC)などの、この技術分野の当業
者に知られているいくつかの異なるネットワーク・デバ
イスのタイプの中の任意の1つとして、実現することが
できる。ネットワーク・デバイス104は、シングル・
ポート又はマルチ・ポートであって、例えば、イーサネ
ット(10Base−T、100Base−T、100
Base−FXなど)、トークン・リング、VG(ボイ
ス・グレード)、ARCnet、FDDI(ファイバ分
散型データ・インターフェース)、CDDI(銅線分散
型データ・インターフェース)、ATM(非同期転送モ
ード)などの任意の1つ又は複数のプロトコル又はアー
キテクチャに従って動作する。更に、ネットワーク・デ
バイス104は、線形、バス、スター、リング、スター
ワイアード・リングなどの任意のタイプのネットワーク
の物理的又は論理的トポロジ(位置配列)に従って構成
できる。本発明は、ネットワーク又はネットワーク・デ
バイスのどのような特定のタイプ又は構成にも限定され
ない。更に、ネットワーク・デバイス104の中の任意
の1つ又は複数のものを、複数のプロトコルに従って動
作するハイブリッド・タイプのデバイスとすることも可
能であり、これにより、ネットワーク・デバイス104
が全部同じタイプである必要がなくなる。
【0019】ネットワーク・デバイス104は、管理目
的のために、モニタし制御することが望まれる。例え
ば、ネットワーク・デバイス104の中の1つを、マル
チポートのイーサネットの10Base−Tリピータと
することができ、その場合には、このリピータ上のポー
トの中の1つをイネーブル又はディセーブルすることが
望まれる。又は、このリピータ上のポートの中の1つを
モニタして、データ・フローの制御などの任意の目的の
ためにそのポートの統計的な情報を集めることが望まれ
る。それぞれのネットワーク・デバイス104は、その
デバイスのステータス(状態)を示す1つ又は複数のス
テータス・レジスタ120を含むことが好ましい。ま
た、それぞれのネットワーク・デバイス104は、その
ネットワーク・デバイスをプログラムし構築(configur
e)する1つ又は複数のコンフィギュレーション・レジ
スタ122を含むことが好ましい。更に、それぞれのネ
ットワーク・デバイス104は、動作をモニタし、又
は、そのデバイスが接続されている特定のネットワーク
の統計的なデータを集めるメモリ124を含むことが好
ましい。
【0020】管理通信バス102は、バス・マスタ11
0などのバス・マスタをイネーブルして、1つ又は複数
のネットワーク・デバイス104のステータスのモニタ
リングやそのコンフィギュレーションのプログラミング
などの管理機能を実行する。このようにして、ネットワ
ーク・デバイス104は、それぞれが、バス・マスタ1
10などのバス・マスタによって管理及び制御される。
バス・マスタ110は、これらの機能を所定の管理ガイ
ドラインに従って実行したり、又は、コンピュータ・シ
ステム116などの外部デバイスによって制御されたり
する。更に、オペレータが、コンピュータ・システム1
16を用いてネットワーク・デバイス104のそれぞれ
を制御することもできる。このようにして、バス・マス
タ機能(能力)を含むネットワーク・デバイス104に
結合された遠隔のデバイスは、バス102を介して、コ
ンフィギュレーション・コマンドを送ることによって、
又は、他のネットワーク・デバイスからのステータスや
それ以外の情報を検索することによって、管理機能を実
行することができる。既に述べたように、インターフェ
ース・デバイス106の中の任意の1つ又は複数のデバ
イスを、ネットワーク・デバイス104を制御するバス
・マスタ・デバイスとして構成することもできる。
【0021】バス102は、一般に、バス信号を運ぶ複
数の独立の送信媒体を含んでいる。物理的に実現するこ
とが可能である。送信媒体は、導電性ワイア、光ファイ
バ・ケーブルなど、どのようなタイプのものでも使用可
能である。例えば、バス102は、複数のコネクタ10
8をインターフェースする電気的コネクタを備えたリボ
ン・ケーブルとして実現することができる。また、バス
102は、いくつかのスロット・コネクタを有するプリ
ント・ワイア・ボード(printed wiring board= PWB)
上に実現することもでき、この場合、コネクタ108
は、通信を可能(イネーブル)にするために、バス10
2のスロットの中に差し込むように構成される。バス1
02はまた、必要ならば、基準として、1つ又は複数の
接地(グランド)信号を含んでいる。バス102は、同
期又は非同期で動作する。同期動作のためには、バス1
02上にクロック信号も供給されるが、これは、約8メ
ガヘルツ(MHz)で動作することが好ましい。
【0022】好適な実施例では、バス102は、図2A
に示されるように、シャーシ202の背面206上に実
現される。図2Aは、本発明によるネットワーク・シス
テム200のモジュール化された実施例の全体図であ
る。シャーシ202は、複数のスロット202a、20
2b、202c、・・・、202lを含む箱状の構造で
あることが好ましく、それぞれのスロットは、モジュー
ル204を受領するように構成されている。シャーシ2
02は、任意の数のスロットを含むことができるが、1
2個のスロット202a−lが含まれることが好まし
い。モジュール204は、ネットワーク・デバイス10
4のようなネットワーク・デバイスと、バス・マスタ1
10のようなバス・マスタ・デバイスとを含み、シャー
シ202のそれぞれのスロット202a−lの中の任意
のスロットの中に差し込むように構成される。シャーシ
202は、モジュール204のそれぞれに、バス102
などのバスへの簡便なアクセスを与える。シャーシ20
2は、また、すべてのモジュール204に便利な接地基
準を与え、それによって、バス102は、別個の接地導
線を有する必要がない。
【0023】図2Bは、図2Aのシャーシ202と例示
的なモジュール204との後ろ側の図である。シャーシ
202は、本発明による管理通信バス208を組み入れ
た背面206を含んでいる。背面206は、希望するよ
うに、バス、メモリ、又は論理を含んでもよい。バス2
08はバス102に類似し、同一の又は類似するバス信
号を含み、シャーシ202のスロット202a−lと位
置が合う(align)ように構成されている。バス208
は、1つ1つがスロット202a−lのそれぞれに対応
する複数のコネクタ210を含んでいる。モジュール2
04のそれぞれは、スロット202a−lの対応するも
のの中に差し込まれた際に、コネクタ210の中の任意
のものとインターフェースする互換性のあるバス・コネ
クタ212を含んでいる。このようにして、モジュール
204の中に組み込まれたネットワーク・デバイスは、
スロット202a−lの中の任意の1つの中に差し込ま
れた際には、バス208に結合される。
【0024】図3は、図2Bのモジュール204とバス
208との更に詳細なブロック図を示している。バック
ボード(背面)206は、バス208とネットワーク・
モジュール204のコネクタ212に結合するためのコ
ネクタ210とを含むことが好ましい。コネクタ212
は、スレーブ・インターフェース300に接続されてお
り、このインターフェースは、スレーブ論理及びラッチ
の一方または両方を含み、情報をシャーシ202の中の
他のモジュール204と通信する。好ましくは、それぞ
れのスレーブ・インターフェースは、テキサス・インス
ツルメント社(TI)による74HC373トランスパ
レント・ラッチなどの、記憶デバイス301を含んでい
る。タイミング要求に応じて、バッファを用いて、ロー
カル・プロセッサ304又はメモリ302の内部などの
モジュール204の更に内部の記憶デバイスにデータを
送ることもできる。スレーブ・インターフェース300
は、バス208上のサイクルをモニタして、アクセスの
有無を判断し、アクセスがある場合には、後に詳細に説
明するように、バス208にデータを提供するか、又
は、バス208からデータを読み出す。メモリ302
は、スレーブ・インターフェース300に結合されてお
り、バス208からのデータを記憶し、バス208上で
のアサートのためにデータを検索する。メモリ302
は、好ましくは、1つのポートがスレーブ・インターフ
ェース300に結合され、別のポートがプロセッサ30
4に結合されている、デュアル・ポートの2Kx8ビッ
ト(16Kb)のスタティックRAM(SRAM)であ
る。プロセッサ304は、80C51などであることが
好ましく、バス208からのコンフィギュレーション・
コマンドを受け取り、動作の間に統計的な情報をメモリ
302に与える。
【0025】n個のポート、すなわち、ポート1〜ポー
トnを有する媒体(メディア)インターフェース・デバ
イス306は、モジュール204の主(primary)ネッ
トワーク・デバイスであり、対応するネットワークをイ
ンターフェースする。例えば、媒体インターフェース・
デバイス306は、ポート1〜ポートnの中の任意のポ
ート上でパケットを受け取り、そのパケットを残りのポ
ートにリピートする100Base−TXリピータなど
で構成可能である。媒体インターフェース・デバイス3
06は、ポート制御論理308に結合され、この論理
は、1つ又は複数の制御又はコンフィギュレーション・
レジスタ308aと、ステータス・レジスタ308b
と、希望によって、それ以外の任意のスタティック又は
ダイナミック・メモリ308cとを含んでいる。媒体イ
ンターフェース・デバイス306は、1つ又は複数のコ
ンフィギュレーション・レジスタ308aからそのコン
フィギュレーション情報を受け取り、ポート制御論理3
08の内部の1つ又は複数のステータス・レジスタ30
8bを介してステータス情報を返送する。イーサネット
に関しては、ポート制御論理308は、例えば、ナショ
ナル・セミコンダクタ社によるリング・インターフェー
ス・チップ(RIC)を含むことができる。ポート制御
論理308は、プロセッサ304に結合されており、プ
ロセッサ304は、更に、別のメモリ310に結合され
ている。メモリ310は、好ましくは、モジュール20
4の製品番号、シリアル番号、及びコンフィギュレーシ
ョンの情報を記憶する不揮発性のRAMであり、この情
報は、電力が供給されなくなっても有効なまま保持され
る。プロセッサ304は一般には、ポート制御論理30
8とメモリ302及び310との間でデータ及び情報を
転送するように動作する。
【0026】このようにして、バス208に結合された
バス・マスタ・デバイスは、媒体インターフェース・デ
バイス306のコンフィギュレーションを、書き込みサ
イクルを実行して新たなコンフィギュレーション情報を
バス208に書き込み、モジュール204をアドレス指
定することによって、制御する。プロセッサ304は、
この情報を、ポート制御論理308のコンフィギュレー
ション・レジスタ308aに転送し、次に、コンフィギ
ュレーション・レジスタ308aは、媒体インターフェ
ース・デバイス306によって検索される。統計的デー
タ及びステータス情報は、ポート制御論理308の中の
ステータス・レジスタ308bとメモリ308cとに書
き込まれ、このデータは、動作の間にメモリ302に転
送される。バス・マスタは、バス208上の読み出しサ
イクルを実行することによってこの情報を検索し、スレ
ーブ・インターフェース300が、このデータをバス2
08に提供する。
【0027】好適実施例においては、モジュール204
は、オプションのバス・マスタ・デバイス314を受け
取るコネクタ又はスロット312を含んでいる。バス・
マスタ・デバイス314は、スロット312の適切な導
体を介して、オプションで、メモリ302及び310、
ポート制御論理308、及びコネクタ212に結合され
る。しかし、バス・マスタ・デバイス314は、スタン
ドアロン形態でもよい。バス・マスタ・デバイス314
が含まれている場合には、モジュール204は、バス2
08上で、バス・マスタ及びスレーブ・デバイスの両方
として動作する。モジュール204は、同時に、マスタ
及びスレーブの両方として機能することができるが、そ
の理由は、バス・マスタ・デバイス314が、スレーブ
・インターフェース300へのバス208上でサイクル
を実行できるからである。更に、モジュール204はバ
ス・マスタだけであることもでき、その場合は、スレー
ブ・インターフェース300は含まれない。バス・マス
タ・デバイス314がプロセッサとメモリとを含むなら
ば、プロセッサ304とメモリ302、310もまた、
不要である。また、媒体インターフェース・デバイス3
06とポート制御論理308とは、バス・マスタ・モジ
ュール上では必要ではないが、その場合は、モジュール
204は、図1における専用バス・マスタ110に類似
する専用のバス・マスタ・デバイスとなる。本発明は、
モジュール204のどのような特定のコンフィギュレー
ションにも限定されず、これらのすべてのコンフィギュ
レーションであることができる。
【0028】バス208とバス102とは、それぞれ
が、本発明による管理通信バスとして、構成される。バ
ス・マスタ及びスレーブ・デバイスは、それぞれが、本
発明によるバス208又は102上で通信するように実
現される。バス102及び208の構造と動作とは、こ
こでは、簡略にするために、バス208だけに関するも
のとして更に説明し、ひとまとめにして扱うことにす
る。バス208は、スロットあたり16キロバイト(K
b)のメモリへのメモリ・マップされたアクセス可能性
(memory-mapped accessibility)を提供し、それぞれ
のスロットは、コネクタ108などのコネクタか、又
は、図2A及び図2Bに示されているシャーシ202の
実施例に対して示されているような、スロット202a
−lの中の1つである。それぞれのスロットには、スロ
ット識別(ID)番号が付随しており、この番号は、物
理的なスロットに従ってハードワイアードであるか、又
は、メモリを用いてプログラム可能である。このスロッ
トID番号は、好ましくは、4ビットの数SS[3:
0](スレーブ・スロット)であり、バス208に結合
された最大で16までのスレーブ・デバイスを識別す
る。しかし、好適実施例では、12個のスロットが用い
られており、それよりも大きな番号の付いた「スロッ
ト」は、1バス・サイクルにおけるすべてのスレーブ・
デバイスへの書き込みのためのグローバル・アクセスと
して用いられる。グローバル・アクセス数は、好ましく
は、10進数の14、又は、Eh(hは、16進数のも
の)、又は、SS[3:0]=1110b(bは、2進
数のもの)である。バス208は、図3と次の表1とに
示されるように、好ましくは、2つの状態信号ST1及
びST0を含む10のピン又はバス信号B[9:0]
か、又は、少なくとも3つの異なる状態と8つの情報デ
ータとを定義するバス信号B[9:8]か、又は、バス
信号B[7:0]を含んでいる。なお、次の表では、信
号名の後のアステリスク*は、負論理を表し、その場合
は、ローのときに、アサートされたものと考えられる。
【0029】
【表1】
【0030】2つの状態ビットST1及びST0は、少
なくとも3つの異なる状態を定義するが、8つのバス信
号B[7:0]の定義は、バス208の特定の状態と共
に変化する。もちろん、追加的な信号を加えて、追加的
な状態を定義することが可能である。第1の状態は、バ
ス・マスタを識別するアービトレーションを含む識別状
態であり、バス208と、勝者側(アクセス権獲得側)
のバス・マスタがアクセスを望むスレーブ・デバイスと
を制御する。第2の状態は、アドレスをアサートするア
ドレス状態であり、第3の状態は、バス208上でデー
タ・サイクルを実行するデータ状態である。好適実施例
では、アドレス状態は、アドレスの第1及び第2の部分
をアサートする2つの異なる状態を含んでいる。表1に
示されているように、2つの状態ビットST1及びST
0は、好ましくは、バス208の、4つの異なる状態S
T00、ST10、ST11、ST01を定義する。
【0031】IDLEの語は、バス208がアイドル状
態であることを示す。信号ARB*は、バス208がア
イドル状態であるときには好ましくはハイであり、状態
ST00の間はB[7]信号上でロー(低レベル)にア
サートされ、アービトレーションを開始する。信号MR
Q[3:0](マスタ・リクエスト)は、バス208の
制御を要求するバス・マスタによって状態ST00の期
間にバス信号B[3:0]上にアサートされるバス・マ
スタID番号を表す。信号SS[3:0]は、スレーブ
・デバイスのスロットid番号を示し、この一方番号
は、勝者側のバス・マスタによって状態ST00の期間
バス信号B[3:0]上にアサートされ、スレーブ・デ
バイスにアクセスする。信号WRは、状態ST10にお
いてバス信号B[7]上にアサートされるサイクル定義
信号であり、ハイ(高レベル)にアサートされるときに
は書き込みサイクルを、ローにアサートされるときには
読み出しサイクルを示す。信号BSY*は、状態ST1
1においてバス信号B[7]上でスレーブ・デバイスに
よってアサートされ、データ・サイクルを開始する前
に、アドレス・サイクルを遅延させる。信号A[13:
0]は、状態ST10及びST11の期間に勝者側のバ
ス・マスタによってアサートされるアドレス信号であ
る。信号D[7:0]は、状態ST01の間にアサート
されるデータ信号である。
【0032】次に図4を参照すると、図3のバス・マス
タ・デバイス314の実施例の更に詳細なブロック図が
示されている。好ましくは、バス・マスタ・デバイス3
14はエンハンス型の管理プロセッサであり、これは、
更に、ネットワークの統計的な情報と障害条件とを収集
し、管理情報ベース(MIB)を構築し、MIB情報を
管理ソフトウェア・クライアントに報告する、埋め込ま
れた(エンベッドされた)アプリケーションである。バ
ス・マスタ・デバイスは、好ましくは、プロセッサ40
0であり、これは、IDT3051などのRISC(縮
小命令セット・コンピュータ)タイプのプロセッサであ
ることが好ましい。プロセッサ400は、好ましくは、
メモリ・サブシステム402を含み、このサブシステム
は、好ましくは、1から8メガバイトのダイナミックR
AM(DRAM)から成る。ネットワーク・プロセッサ
404は、好ましくは、ネットワーク・ノードの中に組
み込まれており、このプロセッサ404は、完全な又は
部分的なパケットをメモリ・サブシステム402の中に
コピーする。プロセッサ404は、また、プロセッサ4
00によって構築されたパケットを、ネットワークを介
して管理コンソールなどまで送る。
【0033】バス・マスタ・デバイス314はまた、好
ましくは、埋め込まれたアプリケーションに対するコー
ドを含むフラッシュ・メモリ406と、DRAMのリフ
レッシュ、プロセッサ400の割り込み、及びウォッチ
ドッグ・タイマを提供するタイマ408と、プロセッサ
400の直接通信のためのシリアル・ポート410と、
コンフィギュレーション及び識別情報と埋め込まれたア
プリケーションの変数とを記憶する不揮発性メモリ41
2と、制御及びステータス・バッファ414と、記憶デ
バイス418を含むバス・マスタ・インターフェース4
16と、を含み、これらはすべて、ローカル・バス42
0を介して、プロセッサ400に結合されている。バス
・マスタ・インターフェース416は、プロセッサ40
0をイネーブルして、バス208の制御を獲得し、1つ
又は複数のスレーブ・デバイスにアクセスして制御す
る。好ましくは、記憶デバイス418は、TI社による
74AC244バッファなどのラッチ又はバッファであ
る。
【0034】図5は、バス208の状態の間の変化を図
解する状態図であり、これらの状態ST00、ST1
0、ST11、及びST01は、好ましくは、表1及び
図5に示されている順序で生じる。従って、バス208
は、アイドル状態のときは、当初は状態ST00にあ
り、アービトレーションの間は状態ST00に留まり、
スレーブ・デバイスを識別する。アービトレーションに
関しては、後に、より詳しく述べる。状態ST00にお
いてアービトレーションの勝者側のバス・マスタは、ま
だ状態ST00の期間に信号B[3:0]に対してスレ
ーブ識別番号SS[3:0]をアサートし、アクセスさ
れるスレーブ・デバイスを識別する。勝者側のバス・マ
スタは、次に、状態信号ST1及びST0を変更して状
態の変化を制御する。特に、バス・マスタは、状態信号
ST1をアサートして、バスを、第1のアドレス・フェ
ーズに対する状態ST10に変更する。WR信号は、B
[7]とアドレスの第1の部分との上でアサートされ、
又は、A[6:0]が状態ST10にあるバス・マスタ
によってバス信号B[6:0]上でアサートされる。次
に、バス・マスタは、ST0状態ビットをアサートし
て、バスを、第2のアドレス・フェーズに対する状態S
T11に変更するが、バス・マスタは、また、アドレス
信号A[13:7]をアサートする。識別されたスレー
ブ・デバイスは、アドレスの復号化でビジーである場合
には、状態ST11の期間に、B[7]上のBSY*信
号をローにアサートする。スレーブ・デバイスは、BS
Y*信号を否定して、データ・フェーズに対する状態S
T01への変化を許容する。バス・マスタは、次に、S
T1状態ビットをローにアサートし、データ・フェーズ
に対する状態ST01に変化し、ST0状態ビットをロ
ーにアサートし、状態ST00に戻り、サイクルが完了
したことを示す。バス208は、再びアイドル状態とな
り、これにより、次のサイクルの準備ができている。
【0035】個々の状態ビット信号ST1及びST0の
一方だけが2つの連続する状態の間の時間に変化するに
注意すべきであり、これによって、グリッチ(glitch)
のない状態変化が保証される。また、状態ビットST0
は、ST0がST1のサンプリングされたものとなるよ
うに状態ビットST1を追跡し、それによって、状態マ
シンの構成が単純化される。
【0036】バス208は、別個のクロック信号やタイ
ミング基準が必要とされないように、非同期の態様で動
作することができる。非同期の実施例に対しては、バス
・マスタ及びスレーブ・デバイスは、それぞれが、状態
及びデータ復号化論理を含み、現在の状態と次の状態へ
の変化とを決定する。しかし、好適実施例では、CLK
で表される別個のクロック信号がバス208上に提供さ
れ(図6及び図7)、通信を同期させて状態の変化を定
義する。CLK信号は、約8MHzの周波数で動作する
ことが好ましい。
【0037】表1及び図5には、14個のバイナリ・ア
ドレス信号と8個のデータ信号とが、それぞれのスレー
ブに対する16KBのデータをアドレス指定するのに用
いられることが示されている。もちろん、更なるバス信
号を提供して、それぞれのサイクルの間により大きなデ
ータ空間及び/又はより多くのデータをアドレス指定す
ることもできる。好適実施例では、バス208は、クロ
ック信号CLKを含み、それぞれのバス・サイクルは、
完了するのに、少なくとも7つのクロック周期を必要と
する。状態ST00は、好ましくは、継続時間が3つの
CLKサイクルであり、これは、アービトレーションの
ための2つのクロック・サイクルと、スレーブ・デバイ
スの復号化のための1つのクロック・サイクルとから成
る。1つのCLKサイクルが、残りの状態ST10、S
T11、及びST01のそれぞれによって用いられ、最
後のCLKサイクルは、B[7:0]データ信号を1つ
のアイドル状態ST00の期間にFFhに駆動するのに
用いられる。バス・マスタは、希望するように、追加的
なCLKサイクル又は待機状態を挿入し、スレーブ・デ
バイスは、状態ST11の間に追加的なCLKサイクル
を要求して、アドレスを復号化又はラッチする。しか
し、好適実施例では、それぞれのバス・サイクルは、7
つのCLKサイクルで完了し、BSY*信号は、オプシ
ョンである。8MHzのCLK周波数が用いられる場合
には、それぞれのバス・サイクルが7CLKサイクルで
あれば、約1.14MBのデータ・スループット・レー
トが、達成される。
【0038】ある実施例では、16までのスロットが定
義され、それぞれが、バス・マスタ又はスレーブ又はそ
の両者の組合せを、全体で32のデバイスに対して受け
取る。4つのバイナリ信号MRQ[3:0]が、アービ
トレーションの間にバス・マスタを識別するのに用いら
れ、4つのバイナリ信号SS[3:0]が、スレーブ・
デバイスを識別するのに用いられる。ID番号は、スロ
ット202a−lなどの物理スロットにハード・コード
化される(hard-coded)か、又は、プログラム可能であ
り物理スロットとは独立でもよい。従って、例えば、バ
ス・マスタ9は、MRQ[3:0]=1001bのID
番号を有し、スレーブ・デバイス8は、SS[3:0]
=1000bのID番号を有する。ARB*信号は、バ
ス所有への参加が許されていることをバス208が示す
ときは、状態ST00において否定されたハイに留ま
る。バス208上の1つ又は複数のバス・マスタは、A
RB*信号を状態ST00においてハイにサンプリング
した後でローにアサートすることによって、アービトレ
ーション・サイクルを開始する。次のCLKサイクルで
は、ARB*信号は、1つ又は複数のバス・マスタによ
ってローに保持され、先のCLKサイクルにおいてAR
B*信号をアサートしたバス・マスタだけがアービトレ
ーションに関与することを示し、バス208の制御を獲
得し得る。
【0039】アービトレーション・プロセスは、継続時
間が、ARB*信号がローにされた後の立ち上がりCL
Kエッジで始まる2つのCLKサイクルであることが好
ましい。2つのアービトレーションCLKサイクルは、
CLK信号の連続的な変化の間で定義される4つの別個
のフェーズ3、2、1、0を含んでいる。従って、フェ
ーズ3は、CLK信号の第1の立ち上がりエッジと次の
立ち下がりエッジとの間に生じ、フェーズ2は、CLK
信号の次の立ち上がりエッジまで続く、等である。これ
らのフェーズのそれぞれの期間は、参加しているバス・
マスタの中のいくつかが、そのMRQ[3:0]の中の
1つ又は複数をアサートして、バス208の所有を求め
て争う。好適実施例では、最も低いMRQ[3:0]の
値を有するバス・マスタが勝者になり、それによって、
ID番号が0hであるバス・マスタ0は、アービトレー
ションが行われているならば、常に、先行するものに従
い(takes precedent)、バス・マスタの10進数の1
5(16進数のFh)は、最も低い優先順位を持つ。バ
ス・データ信号B[7:0]は、それ以外でローにアサ
ートされていない場合には、プルアップ抵抗によりハイ
に引き上げられることが好ましい。
【0040】第1のアービトレーションの実施例では、
第1のフェーズ3においてMRQ[3]=0である参加
バス・マスタは、バス信号B[3]をローにして、最後
のフェーズ0の終了までそのままに維持する。フェーズ
3の間に、すべての参加者が、そのMRQ[3]をバス
208の上でアサートされたB[3]の値と比較する。
B[3]のMRQ[3]とは異なるMRQ[3]を有す
るすべての参加バス・マスタは、負けた状態になり、そ
のアービトレーションにはさらには参加しない。次のフ
ェーズ2の間には、MRQ[3]がB[3]に一致しM
RQ[2]=0である残りの参加者は、B[2]をロー
にして、フェーズ0の終了までそのままに維持する。フ
ェーズ2の間には、残りの参加者は、そのMRQ[2]
を、バス208上のB[2]の値と比較する。再び、一
致するMRQ[2]と一致するMRQ[3]とを有する
バス・マスタだけが、アービトレーションへの参加を継
続する。次のフェーズ1の間には、一致するMRQ
[3]と一致するMRQ[2]=B[2]及びMRQ
[1]=0を有するそれぞれの残りのバス・マスタは、
B[1]をローにして、フェーズ0の終了までそのまま
に維持する。フェーズ1の間には、残りの参加者は、そ
のMRQ[1]の値をバス208上のB[1]と比較す
る。最終のフェーズ0の期間には、一致するMRQ
[3]と一致するMRQ[2]とMRQ[1]=B
[1]及びMRQ[0]=0を有するそれぞれの残りの
バス・マスタは、B[0]をローにして、フェーズ0の
終了までそのままに維持する。フェーズ0の間には、残
りの参加者は、そのMRQ[3:0]のID番号をバス
208上のB[3:0]上でアサートされた値と比較す
る。MRQ[3:0]を有するバス・マスタがアービト
レーションに勝ち、バス208の制御を引き受ける。
【0041】上述のアービトレーション・プロセスの目
標(ゴール)は、IDすなわちスロット番号である最も
低いMRQ[]の値を有するバス・マスタがバス208
の制御を勝ち取ることである。勝者側のバス・マスタを
決定するフェーズ0の期間の最後の比較には、バスの所
有をラッチするためのいくらかのセットアップ時間が必
要である。これは、比較的高い周波数で動作することが
できるより高価な素子を用いれば、可能である。しか
し、プログラマブル・アレイ論理(PAL)又はPAL
ベースの論理などのより安価な構成では、タイミングが
比較的困難になる。タイミングが用いている特定の論理
に対して厳し過ぎる場合には、追加的なCLKサイクル
を挿入することもできる。しかし、これは、プロセスの
速度を低下させ、また潜在的なデータ・スループットを
減少させる。以下で説明する別の解決策は、アービトレ
ーション・プロセスを2つのCLKサイクルに圧縮し
て、このタイミングの要求を緩和することである。
【0042】第2のアービトレーションの実施例では、
全体で12のバス・マスタが、MRQ[3:0]ID番
号0h〜5h及び7h〜Dh(16進数)を有するもの
として定義される。これは、図2Aに示されているよう
な12スロットのモジュラ設計にとって十分である。こ
の方式では、スロット6h及びEhは許されないが、そ
の理由は、最後のフェーズ0ではアサートが許されない
からである。しかし、通常はMRQ[3:0]=6hで
あるバス・マスタは、アービトレーションの期間にMR
Q[3:0]=Dhを用いて応答するように再定義され
る。それぞれのフェーズの間に、先行する識別ビットが
所定の優先順位の論理レベルに等しいバス・マスタは、
対応する連続的なB[3:0]信号を、この優先順位の
論理状態にアサートする。ただし、反対の論理状態は、
フェーズ遅延を表している。好適実施例では、優先順位
の論理レベルは0である。しかし、優先順位の論理レベ
ルが1である場合には、論理的な否定が考えられること
に注意すべきである。0の優先順位論理レベルに対して
は、先行する0を有するバス・マスタは、対応する連続
的なB[3:0]信号をアサートする。なお、1は一般
にフェーズ遅延と考えられる。後続のフェーズでは、残
りのバス・マスタは、反対の論理状態に等しいその上側
(upper)のMRQ[3:0]信号が対応するB[3:
0]信号に等しい場合には、B[3:0]信号の付加的
な信号を駆動する。
【0043】特に、第1のフェーズ3では、スロットI
D番号が8h(1xxxb)又はそれよりも大きい参加
バス・マスタは、MRQ[3]=1bを有し、B[3]
を駆動(ドライブ)しない。スロットID番号が4−7
h(0xxxb)である参加バス・マスタは、フェーズ
0の終了まで、B[3]を駆動する。参加している場合
には、バス・マスタ2h(0010b)及び3h(00
11b)は、フェーズ0の終了まで、B[3]とB
[2]又はB[3、2]との両方を駆動する。参加して
いる場合には、バス・マスタ1h(0001b)は、B
[3、2、1](又はB[3:1])を駆動し、バス・
マスタ0h(00001b)は、参加している場合に
は、フェーズ0の終了まで、すべての信号B[3、0]
を駆動する。
【0044】残りのフェーズ2−0の期間には、参加者
は、その上側のMRQ[]信号を対応するバス信号
B[]と比較し、一致がある場合には、参加とB[]の
駆動とを継続する。フェーズ2の期間には、バス・マス
タAh(1010b)及びBh(1011b)は、参加
している場合には、B[3]がハイ(一致)であれば、
B[2]を駆動する。B[3]がローであれば、Ah及
びBhバス・マスタは、ドロップアウトし、現在のアー
ビトレーションにそれ以上は参加しない。バス・マスタ
9h(1001b)は、B[3]がハイであればB
[2、1]を共に駆動するが、ハイでない場合には、バ
ス・マスタ9hはアービトレーションに参加しない。同
様に、B[3]がハイであれば、バス・マスタ8h(1
000b)はB[2:0]を駆動するが、それ以外の場
合には、そうではない。また、B[1]がハイであれ
ば、バス・マスタ2h(0010b)はB[0]を駆動
するが、それ以外の場合には駆動しない。B[1]がハ
イであればバス・マスタ0h及び1hは参加していない
ので、バス・マスタ2hはB[0]を早期にアサートで
きることに注意すべきである。フェーズ1の期間には、
バス・マスタCh(1100b)は、参加している場合
には、B[3:2]が共にハイであればB[1:0]を
駆動するが、それ以外であれば駆動せず、バス・マスタ
Ah(1010b)は、B[3:1]が共にハイであれ
ばB[0]を駆動するが、それ以外であれば駆動せず、
バス・マスタDh(1101b、6hの代わり)は、B
[3:2]がハイであればB[1]を駆動するが、それ
以外であれば駆動せず、バス・マスタ5h(0101
b)は、B[2]がハイであればB[1]を駆動する
が、それ以外であれば駆動せず、バス・マスタ4h(0
100b)は、B[2]がハイであればB[1:0]を
駆動するが、それ以外であれば駆動しない。最後のフェ
ーズ0では、新たなB[3:0]信号は、全く駆動され
ない。フェーズ0の期間には、それぞれの残りのバス・
マスタは、そのMRQ[3:0]ID番号をB[3:
0]信号と比較し、その結果をラッチする。一致するM
RQ[3:0]の値を有するバス・マスタが、アービト
レーションで勝者となる。このようにして、バス・マス
タ0hが最も高い優先順位を得て、バス・マスタ6h
(ID番号としてDhを有する)が最も低い優先順位を
有する。
【0045】図6A及び図6Bは、上記説明した第2の
アービトレーションの実施例によるアービトレーション
の例を図解している。図6Aでは、2つのネットワーク
・スレーブ・デバイス602及び604が、シャーシ6
00のスロット0010b及び0011bにそれぞれ差
し込まれるが、このシャーシは、その背面にバス208
が組み込まれている。4つのバス・マスタ・デバイス6
06、608、610、612が、シャーシ600のス
ロット0100b、0101b、1000b、1010
bにそれぞれ差し込まれている。図6Bは、上述のバス
・マスタ606〜612の間のバス208のアービトレ
ーションを図解するタイミング図であり、信号CLK、
ARB*、ST1、ST0、及びB[3:0]が、時間
に対して、プロットされている。
【0046】最初、バス208は状態ST00でアイド
ル状態であり、ARB*及びB[3:0]信号はすべて
ハイである。時間T0では、バス・マスタ606〜61
2はすべて、ARB*信号をローにアサートする。アー
ビトレーションは、時間T2において、CLK信号の次
の立ち上がりエッジで始まり、その時点でフェーズP3
が開始される。バス・マスタ606及び608は、フェ
ーズP3の期間のほぼ時間T4において、B[3]をア
サートするが、他方で、バス・マスタ610〜612は
B[3:0]信号をどれもアサートしない。フェーズ2
は、CLK信号の次の立ち下がりエッジにおける時間T
6で開始される。フェーズ2の間に、バス・マスタ61
0(ID=1000b)は、B[3]はハイでなくアー
ビトレーションからドロップアウトすることを検出す
る。同様に、バス・マスタ612(ID=1010b)
は、B[3]はハイでなくアービトレーションからドロ
ップアウトすることを検出する。フェーズ1は、時間T
8において、CLK信号の次の立ち上がりエッジで開始
される。バス・マスタ606bは、B[2]は依然とし
てハイであって、バス208のためのアービトレーショ
ンを行っている000b〜0011bのIDを有するバ
ス・マスタはないことを示していることを検出する。従
って、バス・マスタ606は、時間T10において、B
[1:0]信号をローにアサートする。その間に、バス
・マスタ608は、B[2]はフェーズ1の間は依然と
してハイであることを検出して、B[1]信号をアサー
トする。バス・マスタ606及び608は共にB[1]
をアサートしているが、バス・マスタ606だけがB
[0]信号をアサートしていることに注意すべきであ
る。フェーズ0は、時間T12とT14の間のCLK信
号の次の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとの間に
生じ、残りのバス・マスタ606及び608は共に、そ
のスロットID番号MRQ[3:0]を、バス信号B
[3:0]と比較する。バス・マスタ606は、MRQ
[3:0]=B[3:0]=0100bであるので、勝
者となり、時間T14においてバス208の制御を獲得
する。
【0047】ほぼ時間T16において、ARB*信号
は、バス・マスタ606によってハイに駆動され、バス
・マスタ606はまた、B[2]をローに、B[1]を
ハイにアサートして、0010bのスロットID番号に
よってスレーブ・デバイスを識別する。スレーブ・デバ
イス602は、0010bのID番号を有するので、バ
ス208上のサイクルに応答し、バス208の次の状態
ST10の期間にアドレスの第1の部分を検索する。状
態ST10は、時間T18のCLK信号の次の立ち上が
りエッジで開始され、時間T20のCLK信号の次の立
ち上がりエッジで終了する。
【0048】第3のアービトレーションの実施例では、
第1のフェーズ3は、上述の第2の実施例のフェーズ3
と同じである。特に、スロットID番号が4−7hのバ
ス・マスタはB[3]を駆動し、1hはB[3:1]を
駆動し、0hはB[3:0]を駆動し、バス・マスタ2
h及び3hは、共に、フェーズ0の終了までB[3:
2]を駆動する。フェーズ2の期間には、バス・マスタ
2hは、B[1]がハイであればB[0]を駆動する
が、それ以外であれば駆動せず、バス・マスタ4hは、
B[2]がハイであればB[1:0]の両方を駆動する
が、それ以外であれば駆動せず、バス・マスタ8hは、
B[3]がハイであればB[2:0]を駆動するが、そ
れ以外であれば駆動せず、バス・マスタ9hは、B
[3]がハイであればB[2:1]を駆動するが、それ
以外であれば駆動せず、バス・マスタAh及びBhは、
B[3]がハイであればB[2]を駆動するが、それ以
外であれば駆動しない。フェーズ1の期間には、バス・
マスタ6hは、B[2:1]が共にハイであればB
[0]を駆動するが、それ以外であれば駆動せず、バス
・マスタAhは、B[3:1]がハイであればB[0]
を駆動するが、それ以外であれば駆動せず、バス・マス
タChは、B[3:2]がハイであればB[1:0]を
駆動するが、それ以外であれば駆動せず、バス・マスタ
Dhは、B[3:2]がハイであればB[1]を駆動す
るが、それ以外であれば駆動せず、バス・マスタEh
は、B[3:1]がハイであればB[0]を駆動する
が、それ以外であれば駆動しない。最後のフェーズ0で
は、新たなB[3:0]信号は全く駆動されず、それぞ
れの残りのバス・マスタは、そのMRQ[3:0]ID
番号をB[3:0]信号と比較し、その結果をラッチす
る。一致するMRQ[3:0]の値を有するバス・マス
タが、アービトレーションで勝者となる。このようにし
て、バス・マスタ0hが最も高い優先順位を得て、バス
・マスタEhが最も低い優先順位を有する。
【0049】上述の任意の実施例によるアービトレーシ
ョンの後に続くCLKサイクルにおいて、勝者側のバス
・マスタは、まだ状態ST00にある期間に、アクセス
を望んでいるスレーブ・デバイスのバス208のB
[3:0]信号上にスロットID番号SS[3:0]を
アサートする。アドレス指定されたスレーブ・デバイス
は、バス・マスタと同じスロットID番号を有してい
る。更に、12だけのスロットとスロット番号とを有す
る好適実施例では、Ehすなわち1110bのスロット
ID番号は、グローバル書き込み(global write)とし
て定義され、そこでは、すべてのスレーブ・デバイスが
アドレスを復号化し、バス208からデータを検索す
る。既に述べたように、バス・マスタは、次に、残りの
状態を順に通過し、アドレシングされた1つ又は複数の
スレーブ・デバイスは、サイクルに応答する。スレーブ
・デバイスは、状態ST00の第3のCLKサイクルの
期間にB[3:0]信号をラッチすることによって、バ
ス・サイクルに応答しする。ただし、このラッチは、S
T00からST01への変化の間に生じなければならな
い。
【0050】アドレス指定されたスレーブ・デバイス
は、状態ST10を復号化し、好ましくは、トランスパ
レント・ラッチを含み、WR信号を記憶してビットA
[6:0]をアドレシングする。A[7]アドレス・ビ
ットは、通常のように、A[6:0]アドレス・ビット
とまとめる(grouped)ことができることに注意すべき
である。しかし、好適実施例では、WRはA[6:0]
とまとめられ、すべてのスレーブ・デバイスが状態ST
11において情報を受け取るためにラッチを提供するこ
とを不要にする。より小さなアドレス空間であるA
[6:0]を有するスレーブ・デバイスで十分であり、
その場合には、WRは同じ8ビットのチップにラッチさ
れる。状態ST11では、それらのアドレス・ビットが
用いられる場合には、スレーブ・デバイスは、A[1
3:8]をラッチする。次にスレーブ・デバイスは、そ
のアクセスを開始し、必要であれば、セットアップの要
件の中でBSY*信号を駆動する。スレーブ・デバイス
は、状態ST01に変化する準備ができると、アサート
される場合には、BSY*信号を否定する。ST11か
らST01への変化の後では、A[13:0]信号がラ
ッチされ、スレーブ・デバイスは、バス・マスタによっ
て、書き込みサイクルが示される場合にはデータを受け
取る準備ができ、読み出しサイクルが示される場合には
データを供給する準備ができている。状態ST01で
は、WR信号のラッチされたものがスレーブ・デバイス
によって用いられ、データの方向を決定する。ST01
からST00への変化の後では、スレーブ・デバイス
は、読み出しサイクルのためのデータの駆動を停止し、
又は、書き込みサイクルのためのバス・データ信号B
[7:0]をラッチする。再び、EhのスロットID番
号がグローバルであり、存在するすべてのスレーブ・デ
バイスは、グローバルな書き込みサイクルの間にバス2
08からデータを検索する。
【0051】図7は、管理通信バス208の動作を図解
するタイミング図である。状態ST00〜ST01のそ
れぞれは、CLK信号の変化に関して定義される。T
1、T2、T3、T4は、伝播遅延を表す。T1は、C
LK信号の立ち上がりエッジからのそれぞれの状態ビッ
トの伝播遅延である。T2は、バス・マスタがデータを
駆動する際のCLK信号の立ち上がりエッジからのB
[7:0]信号の伝播遅延である。T3は、スレーブ・
デバイスがBSY*信号を駆動する際のCLK信号の立
ち上がりエッジからBSY*及びB[7]信号の伝播遅
延である。T4は、スレーブ・デバイスがデータを駆動
する際のCLK信号の立ち上がりエッジからの読み出し
データB[7:0]信号の伝播遅延である。既に述べた
ように、信号SS[3:0]、WR及びA[6:0]、
BSY*及びA[13:7]、データ信号D[7:0]
は、対応する状態の期間にB[7:0]信号の対応する
ものに対してアサートされる。例えば、SS[3:0]
及びD[3:0]は、バス208の異なる状態において
にあるが、共に、B[3:0]上でアサートされ、それ
によって、バスの争い(contention)すなわち競合は存
在しなくなる。
【0052】好ましくは、それぞれのバス・マスタは、
それぞれが対応するイネーブル信号MST00*、MS
T10*、MST11*、MST01*を有する、記憶
デバイス418のような4つのバッファを含んでいる。
バス・マスタは、状態ST00にある期間にMST00
*信号をアサートしてST00状態バッファをイネーブ
ルし、SS[3:0]信号を駆動する。バス・マスタ
は、状態ST10にある期間にMST10*信号をアサ
ートしてST10状態バッファをイネーブルし、WR及
びA[6:0]信号を駆動する。バス・マスタは、状態
ST11にある期間にMST11*信号をアサートして
ST11状態バッファをイネーブルし、A[13:7]
信号を駆動する。バス・マスタは、状態ST01にある
期間にMST01*信号をアサートしてST01状態バ
ッファをイネーブルし、D[7:0]信号を書き込む又
は読み出す。また、それぞれのスレーブ・デバイスは、
それぞれが対応するイネーブル信号SST00*、SS
T10*、SST11*、SST01*を有する、記憶
デバイス301のような4つのラッチの組を含んでい
る。スレーブ・デバイスは、状態ST00の期間にSS
T00*信号をアサートしてST00状態ラッチをイネ
ーブルし、SS[3:0]信号を駆動する。スレーブ・
デバイスは、状態ST10の期間にSST10*信号を
アサートしてST10状態ラッチをイネーブルし、WR
及びA[6:0]信号を駆動する。スレーブ・デバイス
は、状態ST11にある間にSST11*信号をアサー
トしてST11状態ラッチをイネーブルし、A[13:
7]信号を駆動する。スレーブ・デバイスは、状態ST
01にある間にSST01*信号をアサートしてST0
1状態ラッチをイネーブルし、D[7:0]信号をアサ
ート又は読み出す。
【0053】本発明による管理通信バスによれば、制
御、コンフィギュレーション、状態のチェック、情景情
報のモニタ、及び任意のそれ以外の管理機能の目的で、
複数のネットワーク・デバイスの間での通信を可能にす
ることが理解されるであろう。このバスは、好ましく
は、少なくとも3つ好ましくは4つの状態を定義する少
なくとも2つの状態信号を用いて多重化され、第1の状
態はアービトレーションとバス・スレーブ識別用として
定義され、第2及び第3の状態はサイクルの定義とアド
レスをアサートすることとのために定義され、第4の状
態はデータ・サイクル用に定義される。8つのバス・デ
ータ信号が、32までの信号を定義するために備えら
れ、該バス・データ信号の定義は、状態信号によって定
義されるバスの特定の状態に依存する。バスは、複数の
バス・マスタが第1の状態の期間にバスに対するアービ
トレーションを行うので、マルチマスタであり、バス・
データ信号の中のいくつかが参加しているバス・マスタ
を識別するのに用いられる。次に、勝者側のバス・マス
タが、第1の状態の最後のサイクルの期間に、バス・デ
ータ信号を用いてスレーブ・デバイスを識別する。次
に、バス・マスタは、複数の連続的な状態を通過して、
バス上でアドレス及びサイクル定義信号をアサートす
る。スレーブは、これに応答してアドレスをラッチし
て、サイクル定義から、そのサイクルが読み出しサイク
ルであるか書き込みサイクルであるかを判断する。
【0054】このようにして、バスは、メモリ・マップ
され、それぞれのバス・マスタが、スレーブ・デバイス
の内部のコンフィギュレーション・レジスタへのアドレ
スを単純に識別し、アクセスされたスレーブ・デバイス
をプログラムする又は構成するためにデータをアサート
する。また、バス・マスタは、そのスレーブ・デバイス
の内部の状態及び/又はメモリへの書き込みサイクルを
実行することによってスレーブ・デバイスをモニタし、
そのスレーブ・デバイスの状態情報又はそのスレーブ・
デバイスが収集している統計データにアクセスする。メ
モリ・マップされたコンフィギュレーションによって、
ネットワーク・デバイスの管理部分の間でのパケット化
されたデータの符号化及び復号化に付随するオーバヘッ
ドを排除できる。好適実施例では、バス上には僅かに1
0のピンが含まれるが、これは、費用効果的な解決のた
めに、2つの状態信号と8つのデータ信号とを含んでい
る。また、クロック信号が、バスの状態変化を同期させ
るために含まれることが好ましい。これにより、ARC
netを用いる管理方式のコストを約3分の1にしなが
らデータ・スループットは改善する管理方法が得られ
る。従って、本発明による管理通信バスでは、ネットワ
ークのコストをそれほど増加させずに、希望するデータ
・スループットを有するネットワーク・デバイスの管理
を可能になる。
【0055】本発明の方法及び装置を好適実施例との関
係で説明してきたが、ここで述べた特定の形式に限定さ
れることを意味しているのではなく、特許請求の範囲に
よって定義される本発明の技術思想及び範囲内に合理的
に含まれる改変、修正、及び均等物までカバーするもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による管理通信バスを含むネットワーク
・システムの簡略化されたブロック図である。
【図2】(A)は、本発明によるネットワーク・システ
ムのモジュール化された実施例の全体図であり、(B)
は、(A)のシャーシと例示的なモジュールとの背面図
である。
【図3】本発明によるスレーブ及びバス・マスタ機能を
組み入れたモジュールのブロック図である。
【図4】本発明によるバス・マスタ・デバイスのブロッ
ク図である。
【図5】本発明による管理通信バスのバス状態を図解す
る状態説明図である。
【図6】(A)は、アービトレーションを図解する一実
施例のブロック図であり、(B)は、(A)に示された
実施例のアービトレーションを図解するタイミング図で
ある。
【図7】本発明による管理通信バスの動作を図解するタ
イミング図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591030868 20555 State Highway 249,Houston,Texas 77070,United States o f America

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのバス・マスタ・デバイ
    スと少なくとも1つのスレーブ・デバイスとを含むネッ
    トワーク・システムの複数のネットワーク・デバイスの
    ための管理通信バスにおいて、 アービトレーションを行い、スレーブを識別し、アドレ
    スをアサートし、かつ前記アドレスに対応するデータを
    アサートするために、少なくとも3つの状態を定義する
    複数の状態信号と、 前記状態に依存しており、バス要求、スレーブ識別、前
    記アドレス、及び前記データを含む情報データを転送す
    る複数のデータ信号とを含んでいることを特徴とする管
    理通信バス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の管理通信バスにおいて、
    状態の変更を同期させるバス・クロック信号を更に備え
    ることを特徴とする管理通信バス。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の管理通信バスにおいて、
    前記バス・クロック信号は、約8メガヘルツの周波数で
    あることを特徴とする管理通信バス。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の管理通信バスにおいて、
    前記複数の状態信号は、少なくとも4つの状態を定義す
    る少なくとも2つの状態信号を含み、前記4つの状態
    は、前記アドレスの第1及び第2のアドレス部分をそれ
    ぞれアサートする第1及び第2のアドレス状態を含んで
    いることを特徴とする管理通信バス。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の管理通信バスにおいて、
    バス・マスタ・デバイスが、前記第1及び第2のアドレ
    ス状態の一方の期間中に前記複数のデータ信号の1つに
    対してサイクル定義信号をアサートし、その動作が読み
    出しサイクルであるかどうか、及び、その動作が書き込
    みサイクルであるかどうかを示すことを特徴とする管理
    通信バス。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の管理通信バスにおいて、
    前記複数のデータ信号は、少なくとも8つのデータ信号
    を含んでいることを特徴とする管理通信バス。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の管理通信バスにおいて、
    スレーブ・デバイスが前記複数のデータ信号の1つに対
    してビジー信号をアサートして前記スレーブ・デバイス
    が前記第2のアドレス状態の期間中にビジーであること
    を示し、かつ、前記管理通信バスは、前記スレーブ・デ
    バイスが前記ビジー信号をデアサートするまで前記第2
    のアドレス状態に留まることを特徴とする管理通信バ
    ス。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の管理通信バスにおいて、
    前記複数の状態信号は2つの状態信号を含み、前記複数
    のデータ信号は10のバス信号全体に対して8つのデー
    タ信号を含んでいることを特徴とする管理通信バス。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の管理通信バスにおいて、
    前記複数の状態信号の中の1つが、前記少なくとも3つ
    の状態の連続する状態の間のある時刻で変化することを
    特徴とする管理通信バス。
  10. 【請求項10】 管理通信バス・システムにおいて、
    (a)バスであって、 アービトレーションとスレーブ・デバイス識別とのため
    の第1の状態、アドレスをアサートするための第2の状
    態、及び前記アドレスに対応するデータをアサートする
    ための第3の状態を含む少なくとも3つの状態を定義す
    る複数の状態信号と、 前記状態に依存し、前記第1の状態の期間中にはバス要
    求及びスレーブ識別情報を含み、前記第2の状態の期間
    中には前記アドレスを含み、前記第3の状態の期間中に
    は前記データを含む情報データを搬送する複数のデータ
    信号とを含んでいるバスと、(b)前記バスに結合され
    た少なくとも1つのバス・マスタ・デバイスと、(c)
    前記バスに結合された少なくとも1つのスレーブ・デバ
    イスとを備えていることを特徴とする管理通信バス・シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の管理通信バス・シス
    テムにおいて、前記複数の状態信号は少なくとも4つの
    状態を定義し、前記第2の状態は、第1及び第2のアド
    レス部分をそれぞれアサートする第1及び第2のアドレ
    ス状態を含んでいることを特徴とする管理通信バス・シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の管理通信バス・シス
    テムにおいて、 前記少なくとも1つのバス・マスタ・デバイスは、前記
    複数の状態信号をアサートして、前記少なくとも3つの
    状態の間で変化させるインターフェースを含み、 前記バス・マスタ・インターフェースは、前記複数の状
    態信号とデータ信号とをアサートして第1の状態を開始
    させて前記バスの制御を獲得し、前記複数のデータ信号
    をアサートして前記少なくとも1つのスレーブ・デバイ
    スを識別し、前記状態信号をアサートして第2の状態に
    進み、前記複数のデータ信号上の前記アドレスをアサー
    トし、かつ前記状態信号をアサートして第3の状態に進
    んでデータ・サイクルを実行することを特徴とする管理
    通信バス・システム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の管理通信バス・シス
    テムにおいて、前記バス・マスタ・インターフェース
    は、前記第2の状態の期間中にサイクル定義信号をアサ
    ートして、前記少なくとも1つのバス・マスタ・デバイ
    スと前記少なくとも1つのスレーブ・デバイスとの間で
    の前記データの方向を示すことを特徴とする管理通信バ
    ス・システム。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の管理通信バス・シス
    テムにおいて、前記少なくとも1つのスレーブ・デバイ
    スは、 前記サイクル定義信号を検出し、かつ、読み出しサイク
    ルの期間中はデータをアサートし、書き込みサイクルの
    期間中はデータを検索するインターフェースと、 前記インターフェースに結合され、前記データを記憶す
    るメモリとを備えることを特徴とする管理通信バス・シ
    ステム。
  15. 【請求項15】 請求項10記載の管理通信バス・シス
    テムにおいて、 前記バスに結合されており、それぞれが、所定の優先順
    位を伴う識別番号を有する複数のバス・マスタ・デバイ
    スを更に備えており、 前記複数のバス・マスタ・デバイスはそれぞれ、前記複
    数のデータ信号上に2進数に変換された識別番号をアサ
    ートして、前記バスのためのアービトレーションを行
    い、 最も高い優先順位の識別番号をアサートするバス・マス
    タ・デバイスが前記バスの制御を獲得できるようにした
    ことを特徴とする管理通信バス・システム。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の管理通信バス・シス
    テムにおいて、前記第1の状態は複数のフェーズに分割
    され、前記複数のフェーズのそれぞれの期間中に、所定
    の優先順位の論理レベルに等しい対応する論理ビットを
    有するそれぞれのバス・マスタ・デバイスは、前記複数
    のデータ信号の対応する1つの上に前記対応する論理ビ
    ットをアサートし、次に、その対応する論理ビットを前
    記複数のデータ信号の前記対応する1つと比較し、最後
    のフェーズの期間中に、前記複数のデータ信号の対応す
    るものに一致する識別コードを有するバス・マスタ・デ
    バイスが、前記バスの制御を獲得するようにしたことを
    特徴とする管理通信バス・システム。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の管理通信バス・シス
    テムにおいて、前記第1の状態は、前記2進数に変換さ
    れた識別番号のビット数に対応する複数のフェーズに分
    割され、該複数のフェーズのそれぞれの期間中に、所定
    の優先順位の論理レベルに等しい先行する識別ビットを
    有する各バス・マスタ・デバイスは、前記複数のデータ
    信号の対応するものの上に、前記先行する識別ビット
    と、前記所定の優先順位の論理レベルに等しいすべての
    連続する識別ビットとをアサートし、かつ、後続のフェ
    ーズそれぞれでは、それぞれのバス・マスタ・デバイス
    は、その上位の識別ビットが前記所定の優先順位の論理
    レベルとして反対の論理状態と等しく前記複数のデータ
    信号の対応するものと一致する場合には、追加的な識別
    ビットをドライブすることを特徴とする管理通信バス・
    システム。
  18. 【請求項18】 請求項10記載の管理通信バス・シス
    テムにおいて、 それぞれが、複数の特定の識別番号の1つに関連する複
    数のスレーブ・デバイスを更に備えており、 前記少なくとも1つのバス・マスタ・デバイスは、前記
    複数の特定の識別番号の中の1つを前記複数のデータ信
    号の上にアサートして、前記複数のスレーブ・デバイス
    の中の対応する1つにアクセスするインターフェースを
    含んでいることを特徴とする管理通信バス・システム。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の管理通信バス・シス
    テムにおいて、前記バス・マスタ・インターフェース
    は、前記複数のデータ信号上にグローバル識別番号をア
    サートして、前記複数のスレーブ・デバイスの全部にア
    クセスすることを特徴とする管理通信バス・システム。
  20. 【請求項20】 請求項10記載の管理通信バス・シス
    テムにおいて、前記少なくとも1つのスレーブ・デバイ
    スは、前記第2の状態の期間中に前記複数のデータ信号
    の中の1つの上にビジー信号をアサートして、前記第3
    の状態を遅延させるインターフェースを含んでいること
    を特徴とする管理通信バス・システム。
  21. 【請求項21】 ネットワーク・システムにおいて、
    (a)複数のスロットを含むシャーシと、(b)前記シ
    ャーシに取り付けられており、それぞれが、前記複数の
    スロットの中の対応する1つと位置合わせされている複
    数のスロット・コネクタと、 前記複数のスロット・コネクタのそれぞれに結合された
    管理通信バスであって、 前記バスの制御のためにアービトレーションを行いかつ
    スレーブ識別番号をアサートする識別状態と、アドレス
    をアサートするアドレス状態と、前記アドレスに対応す
    るデータをアサートするデータ状態とを含む、少なくと
    も3つの状態を定義する複数の状態信号と、 前記状態に依存しており、前記識別状態の期間中のバス
    要求とスレーブ識別と、前記アドレス状態の期間中の前
    記アドレスと、前記データ状態の期間中の前記データと
    を含む情報データを転送する複数のデータ信号とを備え
    た管理通信バスと、(c)モジュール・コネクタを含む
    前記シャーシの前記複数のスロットの中の任意の1つの
    中に差し込んで、前記複数のスロット・コネクタの中の
    対応するものと結合して、前記少なくとも1つのモジュ
    ールを前記バスにインターフェースするための少なくと
    も1つのモジュールとを備えることを特徴とするネット
    ワーク・システム。
  22. 【請求項22】 請求項21記載のネットワーク・シス
    テムにおいて、前記少なくとも1つのモジュールは、前
    記複数の状態信号をアサートして、前記バスの前記少な
    くとも3つの状態の間を変化するようにしたバス・マス
    タ・デバイスを含んでいることを特徴とするネットワー
    ク・システム。
  23. 【請求項23】 請求項22記載のネットワーク・シス
    テムにおいて、前記バス・マスタ・デバイスは、前記複
    数の状態信号と前記複数のデータ信号とをアサートし
    て、前記識別状態を開始しかつ前記バスの制御を獲得
    し、前記スレーブ識別番号をアサートし、前記アドレス
    状態に進んでアドレスをアサートし、前記データ状態に
    進んでデータ・サイクルを実行するインターフェースを
    含んでいることを特徴とするネットワーク・システム。
  24. 【請求項24】 請求項21記載のネットワーク・シス
    テムにおいて、前記少なくとも1つのモジュールは、前
    記複数のデータ信号をモニタし、アドレスを検索し、前
    記データ状態の期間中にデータ・サイクルに参加するス
    レーブ・デバイスを含んでいることを特徴とするネット
    ワーク・システム。
  25. 【請求項25】 請求項24記載のネットワーク・シス
    テムにおいて、前記スレーブ・デバイスは、 サイクル定義信号を検出し、読み出しサイクルの期間中
    にデータをアサートし、書き込みサイクルの期間中にデ
    ータを検索するインターフェースと、 前記インターフェースに結合され、前記データを記憶す
    るメモリとを含んでいることを特徴とするネットワーク
    ・システム。
  26. 【請求項26】 請求項21記載のネットワーク・シス
    テムにおいて、前記少なくとも1つのモジュールは、 前記複数の状態信号をアサートすることにより、前記バ
    スの前記少なくとも3つの状態の間で変化するバス・マ
    スタ・デバイスと、 前記複数のデータ信号をモニタし、アドレスを検索し、
    前記データ状態の期間中にデータ・サイクルに参加する
    スレーブ・デバイスとを備えることを特徴とするネット
    ワーク・システム。
  27. 【請求項27】 請求項21記載のネットワーク・シス
    テムにおいて、前記少なくとも1つのモジュールは、 前記複数の状態信号をアサートすることにより、前記バ
    スの前記少なくとも3つの状態の間で変化するバス・マ
    スタ・デバイスを含む第1のモジュールと、 前記複数のデータ信号をモニタし、アドレスを検索し、
    前記データ状態の期間中にデータ・サイクルに参加する
    スレーブ・デバイスを含む第2のモジュールとを備える
    ことを特徴とするネットワーク・システム。
  28. 【請求項28】 請求項27記載のネットワーク・シス
    テムにおいて、前記第2のモジュールはさらにネッタワ
    ーク・デバイスを備えており、該ネットワーク・デバイ
    スは、 媒体インターフェース・デバイスと、 前記媒体インターフェース・デバイスと前記スレーブ・
    デバイスとに結合されており、複数のコンフィギュレー
    ション及び状態レジスタと含むポート制御論理とを含ん
    でいることを特徴とするネットワーク・システム。
  29. 【請求項29】 請求項28記載のネットワーク・シス
    テムにおいて、前記スレーブ・デバイスはさらに、 前記ポート制御論理に接続されたプロセッサと、 前記プロセッサと前記バスとに結合されたスレーブ・イ
    ンターフェースとを備えていることを特徴とするネット
    ワーク・システム。
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