JPH1049088A - 掲示用シート面材 - Google Patents

掲示用シート面材

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JPH1049088A
JPH1049088A JP21690996A JP21690996A JPH1049088A JP H1049088 A JPH1049088 A JP H1049088A JP 21690996 A JP21690996 A JP 21690996A JP 21690996 A JP21690996 A JP 21690996A JP H1049088 A JPH1049088 A JP H1049088A
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JP
Japan
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adhesive
sheet
substrate
width
pressure
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JP21690996A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kaneda
信一 金田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掲示物の支持状態を一時的と長期的とに選択
して支持できる掲示用シート面材を提供する。 【解決手段】 基板の正面に、接着力の強い感圧性接着
剤から成る帯状の第1接着面2と、接着力の弱い感圧性
接着剤から成る帯状の第2接着面3とを上下方向に並設
し、第2接着面3の幅を第1接着面2の幅よりも大きく
すると共に、それらの間に段差aを設けて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、正面に掲示物を
繰り返し剥着自在に支持することができる掲示用シート
面材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィス、工場、ホテル、学校或
いは家庭などにおいて、壁面、建具或いは家具類などを
利用して種々の場所に、一時的或いは継続的に掲示板的
機能を持たせようとする要望に鑑み、背面層を例えば磁
性面に吸着できるように、マグネットシートにより或い
はガラス面などの非磁性面に吸着できるように無数の独
立気泡体と連続気泡体とが混在し、外面に気泡の開口部
を表出して押圧作用により吸着性を有する発泡合成樹脂
層により形成し、その正面層を、ポスターや案内用紙葉
などの掲示物を接着により剥着自在に支持するために、
接着材微球体を有した結合材或いは自己接着剤のように
繰り返し剥着可能な比較的接着力の弱い感圧性接着層、
若しくは無数の独立気泡体と連続気泡体とが混在し、外
面に気泡の開口部を表出させて押圧作用により吸着性を
有する発泡合成樹脂層によって形成した掲示用シート面
材は出願人によってすでに提案されている。この構成に
よれば、掲示用シート面材を用いて必要時に必要な場所
に壁面、建具或いは家具類などを利用して掲示板的機能
を持たせることができるという利点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の構成よれば、繰り返し剥着可能な感圧性接着層若し
くは吸着性を有する発泡合成樹脂層から成る正面層に掲
示物を貼着して支持した場合、湿度の変化などにより、
経時的に掲示物が端部から剥離し、かつ、カールしなが
ら徐々に正面層から大きく剥離するという不都合があっ
た。そこで本願発明は、掲示物を繰り返し交換すること
ができ、かつ、一時的掲示と長期間にわたって掲示物の
支持状態を維持することのできる長期的掲示とを選択的
に可能にする掲示用シート面材を提供することを目的と
したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本願発明は、上記
した目的を達成するために、基板の正面に、比較的接着
力の強い感圧性接着剤から成る帯状の第1接着面と、繰
り返し剥着可能な比較的接着力の弱い感圧性接着剤から
成る帯状の第2接着面とを一方向で平行するように交互
に配列し、かつ、第2接着面の幅を前記第1接着面の幅
よりも大きく形成すると共に、それらの間に第1接着面
が低くなるように段差を設けて成り、または、基板の正
面に、比較的接着力の強い感圧性接着剤を正面に有した
帯状の第1接着シートの正面に、それよりも細幅で繰り
返し剥着可能な比較的接着力の弱い感圧性接着剤を正面
に有した帯状の第2接着シートをそれらの一方の長手辺
同士が合致するように重合接着して第1接着シートの正
面露出幅が、第2接着シートの正面露出幅よりも狭く構
成した複数の接着部片を、同一向きに同一方向で並列す
るように感圧性接着剤により接着して成り、または、基
板の正面に、断面L字状に形成した複数の帯状の分割貼
付基板を同一向きで同一方向に並列するように接着し、
この各分割貼付基板の面上に、比較的接着力の強い感圧
性接着剤を有した帯状の第1接着シートの正面に、それ
よりも細幅で繰り返し剥着可能な比較的接着力の弱い感
圧性接着剤を有した帯状の第2接着シートをそれらの一
方の長手辺同士が合致するように重合接着して第1接着
シートの正面露出幅よりも第2接着シートの正面露出幅
よりも狭く構成した複数の接着部片を、同一向きで感圧
性接着剤により接着したことを特徴とするものである。
【0005】上記において、好ましくは貼付基板乃至分
割貼付基板を硬質の合成樹脂から構成する。また基板と
して、紙板、鋼板、木板或いは合成樹脂板が用いられ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本願の実施例
を詳述する。図1,2は、本願の掲示用シート面材Aの
正面図及び一部の拡大側断面図を示しており、例えば縦
×横の長さが205×300mmである厚さ0.4mm程度
の紙板から成る方形状の基板1の正面全体に、ゴム系乃
至アクリル系の比較的接着力の強い感圧性接着剤から成
り、好ましくは接着層に繊維質を有した両面接着テープ
と称される第1接着面2を形成し、その正面に、特開昭
50−2736号公報に示された接着材微球体を有した
結合材或いは特願平1−301240号公報に示された
自己接着剤のように、繰り返し剥着可能な比較的接着力
の弱い感圧性接着剤から成る第2接着面3を正面に有し
た幅が25mmで厚さが0.45mm程度の接着シート4
を、上下方向で3〜10mm程度の間隙5をおいて並列す
るように接着して成るものであり、その正面には、接着
面を保護するために、厚さ0.06mm程度のポリエチレ
ン樹脂から成る正面カバー6が剥着可能に仮着してあ
る。
【0007】しかして使用に際しては、基板の背面を掲
示板の面板に固着したり、仕切壁や家具類などの壁面を
利用し或いは掲示板や黒板などの表面など掲示しようと
する所要の場所にマグネットシートや吸着性を有する発
泡樹脂層など通常取付けの手段により取り付け、次い
で、正面カバー6を剥離し、この状態で例えば図3で示
すように掲示物Bの上縁を接着シート4の長手辺に合わ
せて、その表面を掌で押し当てながら擦動する。
【0008】すると、第1接着面2と第2接着面3との
間に、接着シート4の厚み分に相当して形成された段差
aと幅が3〜10mmと狭くしてあることにより、掌や指
の腹はこの段差aに落ち込むことなく、即ち、掲示物B
は殆ど間隙5の位置で窪むことなく主として第2接着面
3に接着して支持される。この状態は一時的掲示におい
て充分であり、また長期的掲示においては、この状態で
間隙5の位置で、例えば掲示物Bの上縁隅部を、指先で
軽く押圧すると、図4で示すように掲示物Bはその押圧
方向に局部的に湾曲してその上縁隅部が比較的接着力の
強い第1接着面2にスポット的に接着されて、長期間に
おいて掲示物Bは第2接着面3から剥離する惧れはな
い。
【0009】また掲示物Bを剥離する際には、間隙5の
位置で遊離している部分を利用して剥離する。この場合
掲示物Bは第1接着面2の位置でスポット的に接着され
てその接着部分が極めて小さいので、掲示物Bを傷める
ことなく容易に剥離することができ、かつ、第2接着面
3は掲示物Bの支持のために繰り返し使用することがで
きる。
【0010】なお上記において、基板1自体を掲示板や
黒板などのボードとしてもよく、また基板1を、鋼板、
合成樹脂板或いは木板から構成してもよいことは勿論で
ある。
【0011】ところで、第2接着面3の接着力は使用頻
度により、または、長期の使用により徐々に劣化して接
着機能を消失する惧れがある。この場合は、本願物品全
体を交換しなければならないが、物品全体を交換するこ
とは経済的損失を招きコスト高となる。
【0012】図5,6は、上記した不都合を解消するた
めの他の実施例を示している。即ち、前記した紙板から
成る基板1の正面に、厚さ0.1mm程度の塩化ビニール
などの硬質合成樹脂板から成る貼付基板10を接着し、
この正面に、図7で示すように、前記した比較的接着力
の強いゴム系乃至アクリル系の感圧性接着剤層に繊維質
を有した両面接着テープと称される感圧性接着剤層を正
面に形成した幅が30mmで厚さ0.4mm程度の板紙から
成る第1接着シート11の正面に、前記した比較的接着
力の弱い繰り返し剥着可能な感圧性接着剤層13を正面
に形成した幅25mmで厚さ0.45mm程度の第2接着シ
ート12を一方の長手辺同士が合致するように接着し、
その背面に比較的強い感圧性接着剤層13を設けて成る
接着部片14を、感圧性接着剤層13により上下方向で
平行するように同一向きで接着することにより形成され
る。即ち、貼付基板10の正面には、比較的接着力の弱
い感圧性接着剤から成る広幅の第2接着面3と比較的接
着力の強い感圧性接着剤から成る細幅の第1接着面2と
が段差aを介して上下方向に交互に並列した正面層が形
成される。
【0013】しかして、本例によれば、シート面材の正
面層の接着機能が消失したときは、例えば千枚通しのよ
うな針状片Pを用い、段差aを利用して図5の仮想線で
示すように針状片Pを接着部片14に突き刺して該接着
部片14を剥離するものであり、接着部片14は、貼付
基板10に対し感圧性接着剤13により接着されている
ので、接着部片14を貼付基板10から困難なく剥離す
ることができ、次いで、貼付基板10に対し新たな接着
部片14を接着することによりシート面材を再生するこ
とができる。
【0014】なお、図5,6で示す接着部片14を交換
可能に構成したシート面材Aを、例えば図8で示すよう
に、縁枠を有した掲示板乃至黒板などのボードCの正面
に設けてシート面材Aの側縁が閉じられている構成にお
いて、接着部片14を貼付基板10から剥離し易いよう
に、図5で示すように貼付基板10の左右側縁を接着部
片14の長さ方向の左右側縁より若干短く形成して貼付
基板10と接着部片14との左右位置に余白部bを設け
る。この構成によれば、余白部bの位置で接着部片14
に針状片Pを突き刺すことにより、接着部片14をその
位置から容易に剥離することができる。
【0015】図9は、接着部片14を交換可能に構成し
たシート面材Aにおいて、接着部片14を、整然と配列
できるように構成した他の実施例を示しており、図5,
6に示す実施例と相違するところは、貼付基板10を各
接着部片14毎に分割すると共に、その分割貼付部片1
0aの一方の長手縁を正面側にL字状に折曲して折片1
0bを設けた点にあり、この分割貼付基板10aが基板
1の面上に上下方向で並列するように配設される。
【0016】この構成によれば、分割貼付基板10aか
ら接着部片14を剥離したのち新たな接着部片14を分
割貼付基板10aの正面に接着する場合において、折片
10bが接着基準線となることにより、接着部片14を
分割貼付基板10aの正面に整然と配列することができ
る。
【0017】なお上記において、第2接着面3の露出幅
を25mmとし、第1接着面2の露出幅を5mmとし、か
つ、段差aを0.45mmとしたのは、多くの実験結果か
ら得た最も好ましい値であり、第1接着面2の露出幅を
10mm以上とするときは、掲示物Bを掌でなでるだけ
で、この段差部に落ち込んで必要以上に強く接着される
と共に、接着される部分も大きくなって掲示物Bの剥離
の際破損するなどの惧れがあり、また3mm以下のとき
は、指先で押し難くなって掲示物Bが第1接着面に接着
し難くなるので、3mm〜10mmの範囲が好ましく、ま
た、段差aは0.4mm〜1.0mmの範囲が有効である。
【0018】また上記実施例において、第2接着シート
12に代えて図10で示すようにアクリル酸エステル樹
脂或いはウレタン樹脂を発泡させて微小な独立気泡体1
5aと連続気泡体15bとが混在し、かつ、弾性を有す
ると共に、外面に気泡の開口部を表出させて平滑面に対
し加圧作用により吸着性を有した発泡合成樹脂から成る
厚さ0.65mm程度の帯状の吸着シート15を用いても
上記と同様の結果が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本願発明によれば、掲示
物を従来と同様に接着乃至吸着支持することができると
共に、掲示物を比較的接着力の強い第1接着面に対し局
部的に接着することができるので、掲示物を長期におい
て確実に支持することができ、かつ、段差の位置を利用
して掲示物をシート面材の正面に整然と支持することが
できる。
【0020】特に請求項2及び4記載の構成によれば、
部分的または全面的に接着部片の交換ができるので、基
板を再使用できて経済的であり、また請求項4記載の構
成によれば、分割貼付基板の折片が基準線として利用で
きるので、新たな接着部片を整然と接着して再生するこ
とができるなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部切欠した総体正面図
【図2】図1の部分拡大側断面図
【図3】使用状態を示す部分正面図
【図4】使用状態を示す部分側断面図
【図5】一部切欠きした他の実施例における総体正面図
【図6】図5の部分拡大側断面図
【図7】一部省略した接着部片の斜視図
【図8】図5の他の実施例における部分拡大断面図
【図9】他の実施例における部分拡大側断面図
【図10】吸着シートの部分拡大断面図
【符号の説明】
1 基板 2 第1接着面 3 第2接着面 4 接着シート 5 間隙 6 正面カバー 10 貼付基板 10a 分割貼付基板 10b 折片 11 第1接着シート 12 第2接着シート 13 感圧性接着層 14 接着部片 a 段差 A 掲示用シート面材 B 掲示物

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の正面に、比較的接着力の強い感圧
    性接着剤から成る帯状の第1接着面と、繰り返し剥着可
    能な比較的接着力の弱い感圧性接着剤から成る帯状の第
    2接着面とを一方向で平行するように交互に配列し、か
    つ、第2接着面の幅を前記第1接着面の幅よりも大きく
    形成すると共に、それらの間に第1接着面が低くなるよ
    うに段差を設けたことを特徴とする掲示用シート面材。
  2. 【請求項2】 基板の正面に、比較的接着力の強い感圧
    性接着剤を正面に有した帯状の第1接着シートの正面
    に、それよりも細幅で繰り返し剥着可能な比較的接着力
    の弱い感圧性接着剤を正面に有した帯状の第2接着シー
    トをそれらの一方の長手辺同士が合致するように重合接
    着して第1接着シートの正面露出幅が、第2接着シート
    の正面露出幅よりも狭く構成した複数の接着部片を、同
    一向きに同一方向で並列するように感圧性接着剤により
    接着したことを特徴とする掲示用シート面材。
  3. 【請求項3】 基板が、正面に硬質の合成樹脂製の貼付
    基板を設けて成る請求項2記載の掲示用シート面材。
  4. 【請求項4】 基板の正面に、断面L字状に形成した複
    数の帯状の分割貼付基板を同一向きで同一方向に並列す
    るように接着し、この各分割貼付基板の面上に、比較的
    接着力の強い感圧性接着剤を正面に有した帯状の第1接
    着シートの正面に、それよりも細幅で繰り返し剥着可能
    な比較的接着力の弱い感圧性接着剤を正面に有した帯状
    の第2接着シートをそれらの一方の長手辺同士が合致す
    るように重合接着して第1接着シートの正面露出幅が、
    第2接着シートの正面露出幅よりも狭く構成した複数の
    接着部片を、同一向きで感圧性接着剤により接着したこ
    とを特徴とする掲示用シート面材。
  5. 【請求項5】 分割貼付基板が、硬質の合成樹脂板から
    成る請求項4記載の掲示用シート面材。
  6. 【請求項6】 基板が、紙板、鋼板、木板または合成樹
    脂板から成る請求項1,2,3,4または5記載の掲示
    用シート面材。
  7. 【請求項7】 第2接着シートに代えて、外面に気泡の
    開口部を表出させて平滑面に対し押圧作用により吸着性
    を有する発泡合成樹脂から成る吸着シートを用いて成る
    請求項2,3,4,5または6記載の掲示用シート面
    材。
JP21690996A 1996-07-31 1996-07-31 掲示用シート面材 Pending JPH1049088A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0989533A1 (en) * 1998-09-25 2000-03-29 Taiwan Hopax Chemicals Mfg., Co., Ltd Multi-layered bulletin board
EP1388837A1 (en) * 2002-07-09 2004-02-11 Taiwan Hopax Chemicals Mfg., Co., Ltd Self-adhesive bulletin board
KR100516243B1 (ko) * 2002-09-13 2005-09-20 타이완 호펙스 켐스 엠에프지. 컴퍼니, 리미티드 자기접착식 게시판 조립체

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EP0989533A1 (en) * 1998-09-25 2000-03-29 Taiwan Hopax Chemicals Mfg., Co., Ltd Multi-layered bulletin board
EP1388837A1 (en) * 2002-07-09 2004-02-11 Taiwan Hopax Chemicals Mfg., Co., Ltd Self-adhesive bulletin board
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