JPH1048660A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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Publication number
JPH1048660A
JPH1048660A JP20733496A JP20733496A JPH1048660A JP H1048660 A JPH1048660 A JP H1048660A JP 20733496 A JP20733496 A JP 20733496A JP 20733496 A JP20733496 A JP 20733496A JP H1048660 A JPH1048660 A JP H1048660A
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JP
Japan
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substrate
liquid crystal
crystal display
display device
tft
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Application number
JP20733496A
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English (en)
Inventor
Mitsushi Ikeda
光志 池田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コストの削減が可能であって、構成が容易で且
つ信頼性の高い機能を呈する液晶表示装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】基板10上に所定の間隔でマトリクス状に
TFTアレイ14が形成されている。また、同一の基板
10上であって、且つTFTアレイ14の間隙には、T
FTアレイに対して画像信号を転送したり、液晶表示装
置全体を統括的に制御するCPU16、メモリ17等が
形成されている。このTFTアレイ14等が形成された
基板10上には、層間絶縁膜27が形成された後、画素
電極15が形成される。画素電極15とTFT14のソ
ース電極とはコンタクトホールに充填された導電性部材
28により導通されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子回路の形成
に適する配線材料を利用したアクティブマトリクス型液
晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、非晶質シリコン(a−Si)膜を
用いた薄膜トランジスタ(以下、TFTと称する)をス
イッチング素子として備えたアクティブマトリクス型液
晶表示装置(TFT−LCD)が注目されている。この
TFT−LCDによれば、安価な非晶質基板に低温成膜
ができるa−Si膜を用いてTFTアレイを形成するこ
とにより、大面積、高精細、高画質且つ安価なパネルデ
ィスプレイ(フラット型テレビジョン)を実現できる可
能性がある。
【0003】ところで、このようなTFT−LCD、特
に大面積TFT−LCDをさらに低コスト化するため
に、コストの占める割合の大きいTFTアレイ基板のコ
ストを削減することが重要となる。
【0004】図9には、一般的なアクティブマトリクス
型液晶表示素子の等価回路が示されている。図9に示す
ように、ガラス基板1上にアドレス配線2(2a、2
b)とデータ配線3(3a、3b)とがマトリクス状に
配線され、その各交差位置にTFT4が配置される。T
FT4は、ゲート電極がアドレス配線2に、またドレイ
ン電極がデータ線3にそれぞれ接続され、ソース電極が
画素電極5を介して液晶セル6に接続されている。TF
T4のゲート電極は、アドレス配線2と一体的に形成さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
TFT−LCDにおいては、基板の略全面にわたってア
ドレス配線及びデータ配線をマトリクス状に形成し、ま
た、各配線の交差位置にTFTを形成している。このた
め、基板の全面に配線に必要な導電性部材、絶縁性部
材、及びレジスト材等を成膜する必要があり、また製造
工程が煩雑となるため、画面サイズの拡大とともにコス
トが増大し、コストアップの問題を引き起こす。TFT
−LCD、特に大面積TFT−LCDを低コスト化する
ためには、コストの占める割合の大きいTFTアレイ基
板のコストを削減することが重要である。
【0006】また、CPUをはじめとする各種機能素子
は、機能毎に別途用意されたボード等に組み込まれてい
るため、重量、容量と共に増加する問題もある。透過型
の液晶表示装置の場合、バックライトの利用効率を改善
するために、画素部の開口率を増大することが必要であ
る。
【0007】また、TFTの光リークを抑えるために
は、TFTの周囲を広く遮光することが必要となる。そ
こで、TFTを他の機能素子と機能を共有したり、TF
T及び各配線の配置位置を工夫してTFTアレイ基板の
コストを削減できるTFT配置とすることが効果的であ
る。この発明の目的は、コストの削減が可能であって、
構成が容易で且つ信頼性の高い機能を呈する液晶表示装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、第1の基板上にマトリクス状
に形成された複数の画素電極と、前記画素電極に対向配
置され、第2の基板上に形成された対向電極と、前記画
素電極と対向電極との間に配置された液晶層と、前記画
素電極の各々に電圧を印加してそれぞれ独立に駆動する
複数の駆動手段と、を有する液晶表示装置において、前
記複数の駆動手段は、それぞれ対応して駆動する前記画
素電極とは異なる位置に集積して設けられていることを
特徴とする液晶表示装置を提供するものである。
【0009】この発明の液晶表示装置によれば、複数の
駆動手段は、画素電極とは異なる位置に集積して形成さ
れるため、製造コストの低減を図ることができる。ま
た、駆動手段を集積して形成することにより、配線不良
を防止でき、信頼性の高い液晶表示装置を提供すること
ができる。
【0010】また、この発明によれば、マトリクス状に
形成された複数の画素電極と、前記画素電極に対向配置
された対向電極と、前記画素電極と対向電極との間に配
置された液晶層と、前記画素電極の各々に対応して設け
られ、前記画素電極に電圧を印加してそれぞれ独立に駆
動する複数の駆動手段と、前記複数の駆動手段の動作を
制御する制御手段と、を有する液晶表示装置において、
前記制御手段は、前記複数の駆動手段が形成されている
基板上であって、かつ前駆複数の駆動手段の間隙に形成
され、前記制御手段及び駆動手段の上に形成された絶縁
膜を介して前記複数の画素電極が形成されているととも
に、前記絶縁膜を貫通する電極配線により前記画素電極
及び駆動手段がそれぞれ電気的に接続されていることを
特徴とする液晶表示装置が提供される。
【0011】この発明の液晶表示装置によれば、駆動手
段の動作を制御する制御手段は、駆動手段の間隙に形成
されている。したがって、駆動手段と制御手段とを同一
の工程で製造することが可能となり、製造コストを低減
することができる。また、駆動手段と制御手段とを近接
配置することにより、配線距離を短くすることができる
とともに、高機能化を実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明に
係る液晶表示装置の第1の実施の形態について詳細に説
明する。図1は、この発明の第1の実施の形態に係る液
晶表示装置の一例を概略的に示す断面図である。
【0013】図1に示すように、この液晶表示装置は、
スイッチング素子として機能するトランジスタアレイ、
CPU等の各種機能素子としてのLSI等が形成された
アレイ基板A、及びこのアレイ基板Aに対向して設けら
れる対向基板Bを有している。
【0014】アレイ基板Aは、以下のような手順によっ
て形成される。まず、シリコン(Si)基板10上に、
ゲート熱酸化膜11を形成し、さらにこの酸化膜上に多
結晶質シリコン(p−Si)等のゲート電極12を形成
する。そして、所定の形状にパターニングする。
【0015】続いて、Si基板10にイオンインプラン
テーションによりn型イオンを注入することにより、不
純物領域としてのn型ウエル13を形成する。このn型
ウエル13は、ドレイン電極、またはソース電極として
機能する。
【0016】このようにして、基板10にLCD画素駆
動用のn−チャネルMOSの画素トランジスタ、すなわ
ちTFT14のアレイを等間隔に、且つ画面の画素領域
に対応して形成する。
【0017】この時、同時に、図1及び図2に示すよう
に、TFTアレイ14の隙間にメモリ16、CPU1
7、キャッシュメモリ18等の各種LSIをCMOSト
ランジスタで形成する。
【0018】続いて、TFT14、及び各種LSI16
乃至18が形成された基板10上に、層間絶縁膜19を
低圧ガス化学蒸着(LPCVD)で堆積させ、第1層を
形成する。
【0019】続いて、この第1層の所定位置にコンタク
ト用のホールを形成し、アルミニウム(Al)等の導電
性部材を充填して、接続配線20を形成する。なお、こ
の時、TFT14のゲート電極部12に対しても、コン
タクトホールが形成され、図示しない導電性部材20が
充填されている。
【0020】続いて、層間絶縁膜19上に、図示しない
走査線、及びその他の各種配線21を形成し、コンタク
トホールに充填された導電性部材20にコンタクトす
る。そして、各種配線21上に層間絶縁膜22を堆積さ
せて第2層を形成する。
【0021】さらに、必要に応じて層間絶縁膜、配線部
等を有する第3層23、第4層…を形成する。このよう
にして、CPU、メモリ、キャッシュメモリなどのLS
Iを形成する。この際、周辺の画素駆動回路、すなわち
ゲートパルス用のシフトレジスタ、信号線のシフトレジ
スタサンプルホールド回路をLSI回路と同時に形成す
ることがさらなるコスト削減に有効的である。
【0022】続いて、第3層23の上にTFT−LCD
の信号線25をアルミニウムまたはITO等で形成す
る。この信号線25は、TFT14のソース電極13の
直上に形成された第1乃至第3層の層間絶縁膜を貫通し
たコンタクトホールに、タングステン(W)等の金属の
埋め込みCVDやスパッタにより形成される導電性部材
を充填した接続配線26により、TFT14のソース電
極13にコンタクトされている。
【0023】続いて、信号線を被覆するように層間絶縁
膜27を形成する。続いて、TFT14のドレイン電極
13の直上に形成された層間絶縁膜19、22、23、
27を貫通するコンタクトホールを形成し、導電性部材
を充填することにより、ドレイン電極13にコンタクト
された接続配線28を形成する。
【0024】続いて、層間絶縁膜27上にITOやアル
ミニウムなどの導電性部材を成膜し、マトリクス状にパ
ターニングすることにより、画素電極15を形成する。
このようにして、画素電極15は、接続配線28にコン
タクトされ、この接続配線28を介してTFT14のド
レイン電極13に接続される。
【0025】また、この画素電極15の上には、プラズ
マCVDにより、チッ化シリコン(SiN)膜によって
形成されるパシベーション膜29を成膜してもよい。な
お、上述した製造プロセスにおいては、コンタクトホー
ルに導電性部材を充填して接続配線を形成した後、その
上に信号線、画素電極などを形成してコンタクトさせた
が、これらを同時に形成してもよい。すなわち、コンタ
クトホールを形成した後、流動性の高い導電性部材で信
号線、画素電極などを形成することでコンタクトホール
内にこの導電性部材が流れ込み、接続配線として一体に
形成することができる。従って、接続不良、及び配線不
良を防止できる。
【0026】一方、対向基板Bは、以下に示すような手
順によって形成される。まず、ガラス基板などの透明な
絶縁性基板30上に赤(R)、青(B)、緑(G)のカ
ラーフィルタ31を形成する。このカラーフィルタ31
は、1画素に付き、すなわち1画素電極に付き赤、青、
緑のいずれか1色が対応するように、画素電極15に対
向配置される。
【0027】このカラーフィルタ31を覆うようにガラ
ス基板30上にITO等の透明な対向電極32を形成す
る。さらに、この対向基板32上に配向膜33を形成す
る。
【0028】このようにして形成された基板A、及び基
板Bを所定の間隔をおいて貼り合わせる。このとき、基
板Aの画素電極15が形成された面と、基板Bの対向電
極32が形成された面とが互いに向き合うように配置さ
れる。
【0029】続いて、基板Aと基板Bとの間に液晶材料
を封入することにより、液晶表示装置を形成する。上述
したように、第1の実施の形態に係る液晶表示装置は、
画素電極を駆動するTFTが形成された基板におけるT
FTの隙間にCPUをはじめとする各種LSIを形成す
ることにより、容量及び重量の増大を防止することがで
きる。また、各種LSIは、TFT等とともに同一の工
程で形成することができるため、コストを削減すること
ができる。
【0030】次に、この発明の第2の実施の形態に係る
液晶表示装置について説明する。図3には、第2の実施
の形態に係る液晶表示装置の断面が概略的に示されてい
る。
【0031】図3に示すように、まず、ガラスなどの絶
縁性基板40上にモリブデン−タングステン(Mo−
W)、またはモリブデン−タンタル(Mo−Ta)等の
金属300nmでゲート配線を形成する。続いて、プラ
ズマCVDにより、酸化シリコン(SiO2)300n
m及びチッ化シリコン(SiNx)50nmの積層体、
または、酸化シリコン350nmの単層体、またはチッ
化シリコン350nmの単層体でゲート絶縁膜を形成す
る。続いて、この上に非晶質シリコン(a−Si)を2
00乃至300nm、好ましくは200nm堆積し、さ
らにn+a−Siを50nm堆積してトランジスタに相
当する部分のa−Siの島を形成する。続いて、モリブ
デン50nm、アルミニウム300nmをそれぞれ積層
して、ソース電極、ドレイン電極、及び信号線を形成す
る。この電極をマスクにしてチャネル部のn+a−Si
をエッチング除去する。続いて、この上にチッ化シリコ
ン200nmのパシベーション膜を形成する。
【0032】このようにして、絶縁性基板40上にTF
Tアレイ、信号線、ゲート線のアレイ層41を形成す
る。この基板40上に形成されたアレイ層41のサイズ
は、画面サイズとは一致させずに画面よりも小さいこと
がアレイコストを削減するのに有効である。
【0033】続いて、アレイ層41の信号線、及びゲー
ト線は、図示しない外部の駆動回路、すなわちシフトレ
ジスタ、サンプルホールド回路等の駆動回路に接続され
る。続いて、上述したように形成されたアレイ層41を
有するTFTアレイ基板40をガラス、または透明もし
くは不透明の樹脂などの基板42に接着する。この基板
42のサイズは、画面サイズに相当するものである。な
お、TFTアレイ基板40を大型の基板サイズの型に入
れ、エポキシ等の溶融樹脂を封入して硬化させることに
より、基板42を形成してもよい。
【0034】続いて、基板42に1乃至10μm、好ま
しくは、5μm程度のレジストまたはポリイミド等の層
間絶縁膜43を形成する。そして、TFTのソース電極
部分に相当する直上に積層された層間絶縁膜43、及び
基板42にコンタクトホールを形成する。
【0035】続いて、画素電極とこの画素電極に対応す
るTFTのソース電極とを電気的に接続するために、I
TO等の透明な導電性部材44で配線を形成する。すな
わち、このコンタクトホール導電性部材44を充填して
TFTのソース電極とコンタクトすると共に、層間絶縁
膜43上に各コンタクトホールから対応する画素電極が
形成される位置までITO等の導電性部材によって透明
な配線44’を形成する。
【0036】例えば、図4にその一例を示すように、基
板40上に形成されたTFT41から対応する画素電極
46まで透明電極配線44’により、電気的に導通する
ものである。
【0037】このようにして、透明電極配線層44Aを
形成する。続いて、この透明電極配線層44Aの上にレ
ジストまたはポリイミド等の層間絶縁膜45を1乃至1
0μm、好ましくは5μm積層する。
【0038】続いて、この層間絶縁膜45の画素に対応
する部分、すなわち、対応する画素電極の位置まで配線
された透明電極配線44の直上に位置する部分にコンタ
クトホールを形成する。
【0039】続いて、このコンタクトホールが形成され
た層間絶縁膜45上にITOまたはその他の金属膜を成
膜し、パターニングにより画素電極46を形成する。I
TOまたはその他の金属膜を成膜する際には、コンタク
トホールにも同様にITOまたはその他の金属が充填さ
れるため、画素電極46とその画素電極に対応する透明
電極配線44’とがコンタクトホールに充填された導電
性部材により導通される。
【0040】透過型の液晶表示装置を構成する場合に
は、ITO等の透明電極が画素電極として使用される。
また、反射型の液晶表示装置を構成する場合には、アル
ミニウム(Al)等の金属材料が画素電極として使用さ
れる。
【0041】続いて、この画素電極46の上にポリイミ
ドを50nm塗布し、ベークした後、ラビング処理し、
配向膜47を形成する。一方、透明な絶縁性基板50上
には、ITOにより透明な共通画素電極51を形成し、
対向電極とする。
【0042】続いて、対向電極51上にポリイミドを5
0nm塗布し、ベークした後、ラビング処理し、配向膜
52を形成する。続いて、画素電極46が形成された基
板42と、対向電極51が形成された対向基板50とが
互いに対向するように所定の間隔をおいて貼り合わせ
る。
【0043】続いて、両基板間に液晶材料53を封入し
て、液晶表示装置を形成する。なお、透明基板50と対
向電極51との間に赤、緑、青の各フィルタを配置する
ことにより、カラー表示装置とすることも可能である。
【0044】上述したように、この第2の実施の形態に
係る液晶表示装置によれば、製造工程数の多いTFTア
レイを集積して小面積化することができるため、コスト
の低下が図れる。
【0045】この第2の実施の形態に係る液晶表示装置
は、図4に示すように、全ての画素電極をそれぞれ駆動
するためのTFTアレイ41を集積したチップ、すなわ
ち基板40を画素電極46が形成される基板42の一部
に組み込むように構成したが、基板42内に分離して複
数のチップを配置するようにしてもよい。通常のLSI
チップサイズにすれば、LSI製造工程との互換性が特
によく、基本的にはDRAMと同様の構造のLSIチッ
プを適用すればよい。TFTアレイを形成する基板は、
ガラスやプラスチックでも良く、石英等の透明基板でも
よい。
【0046】次に、上述した第2の実施の形態に係る液
晶表示装置の変形例について説明する。図5には、第2
の実施の形態に係る液晶表示装置の変形例が示されてい
る。
【0047】すなわち、図5に示すように、この液晶表
示装置は、TFTアレイが形成された基板60a乃至6
0d、及びマトリクス状に軽視された画素電極アレイ4
6を有する基板42を備えている。
【0048】このTFTアレイ基板60a乃至60d
は、図3を用いて既に説明したように、TFTアレイを
有しているとともに、このTFTアレイの周辺にゲート
線、信号線、ゲートドライバ、及び信号ドライバを備え
ている。
【0049】基板42も、既に説明したように、TFT
アレイと対応する画素電極とを導通するための透明電極
配線層44A、及び画素電極アレイ46を備えている。
TFTアレイ基板60a乃至60dは、基板42の周囲
4辺に配置されている。なお、TFTアレイ基板は、基
板42の周囲の1乃至3辺に配置されてもよい。
【0050】そして、TFTアレイの各ソース電極と対
応する画素電極とを電気的に接続する。この接続方法も
既に説明した通りである。図5に示したような構成とす
ることにより、画素電極が配置されている基板上には、
開口率を低減させる要素の1つとして挙げられるTFT
アレイ、ゲート線、及び信号線が存在しないので開口率
を増大することができる。また、製造工程数の多いTF
Tアレイを集積して小面積化することができるため、コ
ストの低下が図れる。
【0051】また、図6には、第2の実施の形態に係る
液晶表示装置の他の変形例が示されている。すなわち、
この液晶表示装置は、図6に示すように、基板42上に
形成された画素アレイ46の画素間のストライプにTF
Tアレイ40を備えている。そして、このTFTアレイ
40は、例えばストライプの左右2列の画素電極にそれ
ぞれ接続されている。すなわち、TFTアレイ40は、
画素電極4列毎に配置されている。
【0052】より詳細には、予め所定の間隔、この実施
の形態では、4画素間隔で溝部が形成された基板42
に、図3及び図4に示した実施の形態と同様に、p−S
iまたはc−Siのシフトレジスタ、及び画素トランジ
スタを形成したストライプ状のチップ40を埋設し、溶
融プラスチックまたは接着剤で固定し、平坦化する。
【0053】TFTアレイが形成されたチップ40に
は、画像信号を転送するシフトレジスタがTFTアレイ
に平行して設置されている。続いて、図3に示したよう
に、層間絶縁膜43を形成し、この層間絶縁膜43にお
ける画素電極に対応する位置、及びTFTのソース電極
に相当する位置にコンタクトパッドを開け、さらに、I
TO等の透明電極でTFTのソース電極と画素電極との
間の配線44を形成する。
【0054】続いて、この透明電極配線層44Aの上に
レジストまたはポリイミド等の層間絶縁膜45を1乃至
10μm、好ましくは5μm積層する。続いて、この層
間絶縁膜45の画素に対応する部分、すなわち、対応す
る画素電極の位置まで配線された透明電極配線44の直
上に位置する部分にコンタクトホールを形成する。
【0055】続いて、このコンタクトホールが形成され
た層間絶縁膜45上にITOまたはその他の金属膜を成
膜し、パターニングにより画素電極46を形成する。I
TOまたはその他の金属膜を成膜する際には、コンタク
トホールにも同様にITOまたはその他の金属が充填さ
れるため、画素電極46とその画素電極に対応する透明
電極配線44’とがコンタクトホールに充填された導電
性部材により導通される。
【0056】透過型の液晶表示装置を構成する場合に
は、ITO等の透明電極が画素電極として使用される。
また、反射型の液晶表示装置を構成する場合には、金属
材料が画素電極として使用される。
【0057】続いて、この画素電極46の上にポリイミ
ドを50nm塗布し、ベークした後、ラビング処理し、
配向膜47を形成する。一方、透明な絶縁性基板50上
には、ITOにより透明な共通画素電極51を形成し、
対向電極とする。
【0058】続いて、対向電極51上にポリイミドを5
0nm塗布し、ベークした後、ラビング処理し、配向膜
52を形成する。続いて、画素電極46が形成された基
板42と、対向電極51が形成された対向基板50とが
互いに対向するように所定の間隔をおいて貼り合わせ
る。
【0059】続いて、両基板間に液晶材料53を封入し
て、液晶表示装置を形成する。上述したように、この変
形例によれば、TFTの部分を小面積に集積し、コスト
の大部分を占めるTFTアレイのコストを低減できる。
また、TFTと対応する画素との配線距離を短くするこ
とも可能となる。
【0060】なお、カラー液晶表示装置に適用する場
合、図7に示すように、例えば2列のTFTアレイ7
1、72を有するストライプ状のTFTアレイ基板40
が基板42の溝部に埋設されている。このTFTアレイ
基板40の各TFTは、基板42上に形成された赤
(R)、緑(G)、青(B)に対応する各画素電極46
R、46G、46Bに対してそれぞれ透明電極配線73
により電気的に接続されている。この例では、TFTア
レイ基板40を中心として、左右9列の画素電極を電気
的に接続することができる。
【0061】また、図8に示すように、画面サイズの1
/4、または1/nのサイズのTFTアレイ基板80を
基板42に組み込み、TFTアレイ基板自体80を画面
の一部分として利用してもよい。すなわち、TFTアレ
イ基板80上には、TFT、ゲート線、信号線などのT
FTアレイ81を形成し、さらに必要に応じてTFTア
レイ基板80の周囲に駆動回路82、83を設けてもよ
い。このTFTアレイ基板80を画素電極アレイ46が
形成される基板42に組み込み、透明電極配線84によ
り、各TFTと画素電極46とを電気的に接続するもの
である。
【0062】上述したような第2の実施の形態に係る液
晶表示装置の変形例においても、製造工程数の多いTF
Tアレイをまとめて小面積化することにより、コストの
削減が可能となる。また、TFTを集合して形成し、オ
ペレーションアンプ、画素メモリ回路等の画像信号デー
タ処理回路と近接形成することにより、TFT−LCD
の高機能化を容易に実現できる。さらに、TFTアレイ
を集積して形成するため、構造が簡素化し、且つ配線不
良を防止できる信頼性の高い液晶表示装置を提供するこ
とができる。
【0063】なお、上述した第1及び第2の実施の形態
において、使用する液晶材料としては、ツイステッド・
ネマチック(TN)に限らず、ゲストホスト型、コレス
テリックテクスチャー型、フェーズチェンジゲストホス
ト型等何であってもよい。
【0064】また、画素電極を形成する材料を適宜選択
することにより、透過型、または反射型のいずれの液晶
表示装置も構成することができる。なお、反射型の液晶
表示装置の方がTFTと画素電極間の配線を反射膜等で
隠すことができるので好適である。また、画素駆動用の
トランジスタアレイのトランジスタは、薄膜トランジス
タ(TFT)に限らず、単結晶シリコンでも、多結晶シ
リコンでもよい。
【0065】さらに、TFT基板は、c−Si、p−S
i、またはa−Si等のいずれであってもよい。なお、
LCDが透過型の場合には、透明基板を適用することが
望ましく、また反射型の場合には、c−Si等の不透明
基板を適用することが望ましい。したがって、反射型の
LCDの場合、TFTと画素電極との間は金属配線を使
用してもよい。また、TFTは、上述した実施の形態の
ようなバックチャネル型に限らず、チャネルストッパ型
でも、ゲート上置き型構造でもよい。
【0066】この発明に係る液晶表示装置は、上述した
実施の形態に制限されるものではなく、TFTと対応す
る画素が隔離した構造であればどのような構成であって
も同様の効果を得ることができる。
【0067】以上説明したように、この発明に係るTF
T−LCDによれば、TFTアレイはコストが高く耐光
性の対策が必要であるTFT−LCDの画素部より分離
して集合し、他のオペレーションアンプなどの回路と近
接配線することにより、配線を短くしてパルス遅延を防
止できるため、高機能化を容易に実現でき、コスト削減
及び高性能化に有効であるとともに、画面サイズの大型
化への対応が容易となる効果を奏するものである。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、コストの削減が可能であって、構成が容易で且つ信
頼性の高い機能を呈する液晶表示装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の第1の実施の形態に係る液
晶表示装置の断面を概略的に示す図である。
【図2】図2は、図1に示した液晶表示装置の積層構造
を概略的に示す図である。
【図3】図3は、この発明の第2の実施の形態に係る液
晶表示装置の断面を概略的に示す図である。
【図4】図4は、図3に示した液晶表示装置のTFTア
レイ基板と画素電極アレイとの配線を概略的に示す図で
ある。
【図5】図5は、この発明の第2の実施の形態に係る液
晶表示装置の変形例を示す図である。
【図6】図6は、この発明の第2の実施の形態に係る液
晶表示装置の変形例を示す図である。
【図7】図7は、この発明の第2の実施の形態に係る液
晶表示装置の変形例を示す図である。
【図8】図8は、この発明の第2の実施の形態に係る液
晶表示装置の変形例を示す図である。
【図9】図9は、従来のアクティブマトリクス型液晶表
示装置の等価回路を示す図である。
【符号の説明】
10…アレイ基板 14…TFT 15…画素電極 16、17、18…CPU、メモリ 19…層間絶縁膜 20…接続配線 22…層間絶縁膜 25…信号線 26…接続配線 27…層間絶縁膜 28…接続配線 29…配向膜 30…対向基板 31…カラーフィルタ 32…対向電極 33…配向膜 34…液晶材料 40…TFT基板 41…TFTアレイ層 42…基板 44…透明電極配線 46…画素電極 50…対向基板 51…対向電極 53…液晶材料 60a〜60d…TFTアレイ基板 71、72…TFTアレイ 80…TFTアレイ基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の基板上にマトリクス状に形成された
    複数の画素電極と、前記画素電極に対向配置され、第2
    の基板上に形成された対向電極と、前記画素電極と対向
    電極との間に配置された液晶層と、前記画素電極の各々
    に電圧を印加してそれぞれ独立に駆動する複数の駆動手
    段と、を有する液晶表示装置において、 前記複数の駆動手段は、それぞれ対応して駆動する前記
    画素電極とは異なる位置に集積して設けられていること
    を特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記複数の駆動手段は、少なくとも1つの
    基板上に集積して形成され、前記第1の基板の周囲に設
    置されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表
    示装置。
  3. 【請求項3】前記複数の駆動手段は、少なくとも1つの
    基板上に集積して形成され、この少なくとも1つの基板
    は、前記第1の基板上にマトリクス状に形成された複数
    の画素電極の間隙に形成された溝部に埋設されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】マトリクス状に形成された複数の画素電極
    と、前記画素電極に対向配置された対向電極と、前記画
    素電極と対向電極との間に配置された液晶層と、前記画
    素電極の各々に対応して設けられ、前記画素電極に電圧
    を印加してそれぞれ独立に駆動する複数の駆動手段と、
    前記複数の駆動手段の動作を制御する制御手段と、を有
    する液晶表示装置において、 前記制御手段は、前記複数の駆動手段が形成されている
    基板上であって、かつ前駆複数の駆動手段の間隙に形成
    され、前記制御手段及び駆動手段の上に形成された絶縁
    膜を介して前記複数の画素電極が形成されているととも
    に、前記絶縁膜を貫通する電極配線により前記画素電極
    及び駆動手段がそれぞれ電気的に接続されていることを
    特徴とする液晶表示装置。
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