JPH1048611A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH1048611A
JPH1048611A JP20743996A JP20743996A JPH1048611A JP H1048611 A JPH1048611 A JP H1048611A JP 20743996 A JP20743996 A JP 20743996A JP 20743996 A JP20743996 A JP 20743996A JP H1048611 A JPH1048611 A JP H1048611A
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JP
Japan
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liquid crystal
insulating film
substrate
crystal display
sealing material
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JP20743996A
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English (en)
Inventor
Tadashi Kimura
直史 木村
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口率の向上を図るために、アクティブ素子
およびバスライン上に絶縁膜を介して画素電極を形成し
た液晶表示装置を歩留まり良く製造する。 【解決手段】 アクティブマトリクス基板1上の絶縁膜
5をシール材4内側に形成する。このように、絶縁膜5
がシール材4下部には存在しない構造とすることで、シ
ール材4下部での絶縁膜5のはがれ、およびシール材4
下部の絶縁膜5を介しての液晶内への酸素や水分の進入
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型情報端末、
携帯型ワードプロセッサー、パーソナルコンピュータ等
に用いる液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置はこれまで、薄型、軽量、
低消費電力という特徴を生かして、パーソナルコンピュ
ータ、パーソナルワードプロセッサー、電子手帳、携帯
型テレビ等のディスプレイとして幅広く利用されてい
る。
【0003】液晶表示はCRT (Cathode-Ray Tube) 表
示とは異なり非発光表示であるので、十分な明るさの表
示を得るためには何らかの光源が必要となる。そこで、
液晶の表示方式には、周囲の外光を光源として用いるた
めに液晶セルの外側に反射板を設け、外部光を反射して
該液晶セル内に光を導く反射型や、液晶表示装置内部に
光源としてバックライトを備え、液晶セルの背面から該
液晶セル内に光を導く透過型等がある。
【0004】白黒表示用ディスプレイとして用いられる
電卓、時計等の情報量の小さいディスプレイには、TN
(Twisted Nematic)モードの液晶表示素子が一般的に用
いられている。また、その他の表示容量の多いワープロ
等のディスプレイには、表示形式としてSTN (Super
Twisted Nematic)モードの液晶表示素子が用いられてい
る。
【0005】これらの各液晶表示素子では、偏光板を2
枚用いるために、当該偏光板によって入射光の多くが吸
収されてしまい外光の利用効率が30%以下と悪くな
る。したがって、上記の各表示モードの液晶表示素子を
反射型ディスプレイに用いたときに極めて暗い表示しか
実現できない。また、これを補うためにバックライトを
設けることは消費電力を増大させ携帯型ディスプレイと
して向かない。
【0006】カラー表示用ディスプレイとして現在用い
られているカラー液晶ディスプレイでは、TNモード、
STNモードの液晶表示素子にモザイク状のカラーフィ
ルタを組み合わせ加色混合により色を再現しているため
に、偏光板による光ロスに加えて画素分割によりさらに
光の利用効率が悪くなる。
【0007】実際のディスプレイでは画素の開口率も光
ロスに寄与するため、パネル全体として外光の利用効率
は数%に落ちてしまう。当然の事ながら、バックライト
なしでは明るい表示はできず、低消費電力という液晶本
来の特徴が生かされていないのが現状である。
【0008】この光ロスを最小限に押さえるべく、明る
い表示モードの液晶表示素子の検討がこれまで幾つか行
われている。まず、液晶中に2色性の色素を混入し、分
子配向にカイラル構造をもたせることにより、偏光板の
要らない明るい表示を実現したWhite-Taylor型ゲストホ
ストモードの液晶表示素子がある。これは、液晶層にね
じれ構造を持たせて、液晶層での光の旋光性を弱めて、
あらゆる方向の偏光に対して色素が吸収するために偏光
板がなくてもコントラストの高い表示を実現できる。
【0009】また、偏光板による光ロスを極限まで押さ
えるために、偏光板を1枚だけ用いた液晶表示素子も検
討されている。この液晶表示素子は、偏光板/液晶層/
反射板、偏光板/液晶層/位相差板/反射板、あるいは
偏光板/位相差板/液晶層/反射板の構造をとり、液晶
層の位相差変化で表示を行っている。このように、上記
の各液晶表示素子では、偏光板を1枚しか用いないため
に、TNモードおよびSTNモードの液晶表示素子に比
べて明るい表示を実現できる。
【0010】これらの表示モードにより、外光の利用効
率が、TNモードおよびSTNモードの液晶表示素子で
は30%以下であったのが約50%にまで高められてい
る。
【0011】一方、画素の開口率を高めるための液晶表
示素子の構造も提案されている。この構造は、図8に示
すように、アクティブマトリクス基板101と対向基板
102とをシール材(図示せず)を介して接合し、両基
板とシール材の間に液晶層103が封入されている構造
である。
【0012】上記アクティブマトリクス基板101は、
絶縁性基板104上のアクティブ素子105上に絶縁膜
106を介してAl等の画素電極107を形成したもの
で、これによりアクティブ素子105上やバスライン上
も画素として利用できるために開口率を大幅に高めるこ
とができる。また、上記対向基板102は、ガラス基板
108、カラーフィルタ109および透明電極110よ
り構成される。
【0013】透明電極110と画素電極107との間に
電圧を印加すると、液晶層103の配列が変わり、光を
透過するようになっている(但し、ノーマリーブラック
モードの場合)。
【0014】また、この提案では、画素電極107を反
射板と兼用しており、絶縁膜106に凹凸を形成し、そ
の上に画素電極107を形成することによって、画素電
極107自身にも凹凸が形成され、多重反射が少なく偏
光性の保持がよい明るい反射面が得られる。
【0015】このように反射板を画素電極107と兼用
しセルの内側に形成することにより、反射板を液晶セル
の外側に形成したときに生じる視差による二重表示を無
くしている。また、この提案では、表示モードとして前
述したWhite-Taylor型ゲストホストモードを用いること
により、より明るい反射型カラーディスプレイを実現し
ている。
【0016】上記反射型カラーディスプレイを形成する
には、以下の様なプロセスで形成されるアクティブマト
リクス基板が必要となる。先ず、図9(a)に示すよう
に、絶縁性基板104上全面にTFT (Thin Film Tran
sistor) 等のアクティブ素子105を形成し、その上に
感光性樹脂106aを塗布した後、マスク露光を行い凹
凸を形成する。
【0017】次に、図9(b)に示すように、加熱処理
し上記凹凸を滑らかにする。さらに、図9(c)に示す
ように、凹凸の隙間部分を埋めるためにもう1回感光性
樹脂106bを塗布し、絶縁膜106を形成する。
【0018】その後、マスク露光により画素電極107
とアクティブ素子105(TFTの場合ドレイン電極)
とのコンタクトを取るためスルーホール106cを形成
する。最後にAlを堆積させ、マスク露光した後にエッ
チングにより画素電極107を形成し、アクティブマト
リクス基板101を完成させる。
【0019】このような構造のアクティブマトリクス基
板101をもつ液晶表示パネルには、図10に示すよう
に、絶縁膜106がアクティブマトリクス基板101全
面に形成されているものと、また、図11に示すよう
に、駆動回路としてのフレキシブル回路を接続するため
の端子部111を除いたアクティブマトリクス基板10
1全面に形成されているものとがある。
【0020】図10に示す液晶表示パネルのアクティブ
マトリクス基板101は、絶縁膜106が絶縁性基板1
04およびバスライン層112上の全面に形成され、上
記絶縁膜106上に画素電極層113が形成される。そ
して、ITO (Indium Tin Oxide) で形成された端子部
111がスルーホール106dを介して、バスライン層
112に含まれるゲートバスラインおよびソースバスラ
インと接続された構造となっている。
【0021】一方、図11に示す液晶表示パネルのアク
ティブマトリクス基板101は、絶縁膜106が端子部
111を除く絶縁性基板104およびバスライン層11
2上の全面に形成され、上記絶縁膜106上に画素電極
層113が形成される。そして、ITOで形成された端
子部111が直接バスライン層112に含まれるゲート
バスラインおよびソースバスラインと接続された構造と
なっている。
【0022】尚、図10および図11におけるバスライ
ン層112はアクティブ素子105や各種配線部を含ん
だ層であり、画素電極層113は画素電極107がマト
リクス状に配列された層である。
【0023】また、図10および図11に示す液晶表示
パネルでは、アクティブマトリクス基板101と対向基
板102とがシール材114を介して対向配置されてい
る。このシール材114は、アクティブマトリクス基板
101の絶縁膜106上に形成されている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構造では、図10に示す構造の場合、アクティブマトリ
クス基板101に駆動回路であるフレキシブル回路を接
続する際に、絶縁膜106にスルーホール106dを設
け、上記スルーホール106dを介してアクティブマト
リクス基板101とフレキシブル回路とを接続しなけれ
ばならない。そのため、スルーホール106dでのコン
タクト不良が発生し、断線が発生しやすくなる。また、
フレキシブル回路を熱圧着で形成する際に、絶縁膜10
6上の端子部111がはがれやすい、あるいは圧力によ
り絶縁膜106が変形する等の問題が発生する。
【0025】また、基板を接合するためのシール材11
4が、絶縁膜106上に形成されているので、シール材
114の熱圧着硬化時にもシール材114下部の絶縁膜
106が変形したりし、シールはがれの原因となる。し
たがって、これらの問題により液晶表示パネルの製造時
の歩留りが低下する。さらに、信頼性試験により、外部
から絶縁膜106および界面より酸素や水分がパネル内
に混入して表示不良が発生するという問題が生じ、信頼
性が低下する。
【0026】次に、図11に示す構造の場合、端子部1
11に絶縁膜106を形成していないために、端子部の
ITOはがれは発生しないが、シール材114部が絶縁
膜106上に形成されているため、図10に示す構造の
場合と同様の問題が発生する。
【0027】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、歩留まり良く作成でき、
信頼性の高い液晶表示装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1の液晶表示装置
は、対向電極を有する対向基板と、画素電極を有する画
素基板とがシール材を介して対向配置され、該シール材
と2枚の基板とに囲まれた空間に液晶を封入して液晶層
が形成された構造であり、上記の課題を解決するため
に、上記画素基板の液晶層側に、上記画素電極が絶縁膜
を介して形成され、該絶縁膜が、上記シール材内側に形
成されていることを特徴としている。
【0029】上記の構成により、シール材下部には、絶
縁膜が存在しないので、上記絶縁膜は、シール材の熱圧
着硬化等の工程の影響を受けない。これにより、上記絶
縁膜に高温あるいは高圧が作用することによって起こる
シール材のはがれ、シール材形成時の縁膜層はがれ、あ
るいはセル分断時のシールはがれが発生しない。また、
ドライバと接続される端子部にも絶縁膜が存在しないの
で、フレキシブル回路接続時の接続不良や、接続後の端
子部のはがれ等も生じない。したがって、上記反射型液
晶表示装置の歩留まりを向上させることができる。さら
に、シール材の外に絶縁膜がないため、絶縁膜および絶
縁膜と基板の界面を通した酸素や水分の混入が生じない
ので、信頼性が向上する。
【0030】請求項2の液晶表示装置は、請求項1の構
成に加えて、上記画素電極が不透明な材質で構成される
と共に、上記絶縁膜の少なくとも画素電極に対応する部
位の表面が凹凸に形成されていることを特徴としてい
る。
【0031】上記の構成により、絶縁膜上に形成される
画素電極を不透明な材質とすることで、反射板として兼
用することができる。しかも、これにより、開口率の向
上を図ることができる。さらに、上記絶縁膜表面に凹凸
が設けられていることによって画素電極にも凹凸が設け
られ、多重反射が少なく偏光性を保持した明るい反射面
とすることができる。
【0032】請求項3の液晶表示装置は、請求項2の構
成に加えて、上記絶縁膜が感光性を有することを特徴と
している。
【0033】上記の構成により、絶縁膜に凹凸を形成す
る工程において、基板上に成膜された絶縁膜層を露光/
現像することにより微細な凹凸を容易に形成することが
できる。
【0034】請求項4の液晶表示装置は、請求項2また
は3の構成に加えて、上記絶縁膜が有機樹脂からなるこ
とを特徴としている。
【0035】上記の構成により、絶縁膜を成膜する際の
方法として、成膜が容易なスピンコートやロールコート
等の方法を用いることができる。また、絶縁膜に凹凸を
形成する際、絶縁膜層に形成された凹凸を熱処理によっ
て滑らかにする工程において、上記熱処理工程を比較的
低温で行えるため基板にダメージを与えることがない。
【0036】請求項5の液晶表示装置は、上記画素電極
が透明な材質で構成されると共に、上記絶縁膜自身も透
明な材質からなることを特徴としている。
【0037】上記の構成により、絶縁膜および画素電極
が共に透明となるので、本発明を透過型液晶表示装置に
適用でき、この場合、露光の合わせ誤差などを見込んだ
電極および配線間の隙間部分を透過領域とできるので、
開口率の向上を図ることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)本発明の実施の一形態について図1な
いし図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0039】本実施の形態に係る液晶表示装置は、図1
(a)(b)に示すように、アクティブマトリクス基板
1(画素基板)と対向基板2との間に液晶層3を挟み、
当該液晶層3の漏れ防止および当該液晶層3への酸素や
水分の進入防止のため、液晶層3の周囲をシール材4で
密封した構造である。
【0040】アクティブマトリクス基板1の対向基板2
側上面には、マトリクス状に配された画素電極からなる
画素電極層6が絶縁膜5を介して設けられている。上記
絶縁膜5は、シール材4の内側になるように設けられて
いる。
【0041】上記アクティブマトリクス基板1のより詳
しい構造と作成方法を図2を用いて説明する。尚、図2
では、1画素近傍の構造を示す。
【0042】まず、図2(a)に示すように、ガラス等
からなる絶縁性基板7上に、スパッタリング法により3
000Åの厚さのTa金属層を形成し、この金属層をフ
ォトリソグラフィ法あるいはエッチングによりパターニ
ングを行って、ゲート電極を含んだゲートバス配線8を
形成する。このとき、当該ゲートバス配線8の保護のた
め、ゲートバス配線8の上部に例えば陽極酸化法により
Ta2 5 を形成してもよい。
【0043】次に、プラズマCVD法により、4000
Åの厚さのSiNx からなるゲート絶縁膜9と、後に半
導体層となる厚さ1000Åのa−Si層と、後にコン
タクト層となる厚さ400Åのn+ 型a−Si層とをこ
の順で連続的に形成する。上記n+ 型a−Si層とa−
Si層とをフォトリソグラフィ法あるいはエッチングに
よりパターニングを行って、半導体層10およびコンタ
クト層11を形成する。
【0044】次に、この基板上の全面に、厚さ2000
ÅのMo金属をスパッタリング法によって形成し、この
Mo金属層のパターニングをフォトリソグラフィ法ある
いはエッチングによって行い、ソースバス配線12およ
びドレインバス配線13を形成する。以上により、絶縁
性基板7上にTFT素子14が完成する。
【0045】尚、本実施の形態では、TFT構造および
形成材料の一例を示したものであり、TFT構造はボト
ムゲート構造ではなくトップゲート構造のものでも構わ
ない。また、材料としてもゲート、ソースおよびドレイ
ン電極としてAl、Ti等の金属やAl−Si、Kr−
Ta等の合金を用いてもよい。また、ゲート絶縁膜とし
てSiO2 等の他の絶縁膜を用いてもよい。また、ここ
では、TFTとしてa−SiTFTについて示したが、
p−SiTFTを用いても構わない。
【0046】これより、このTFT素子14上に形成さ
れる絶縁膜5上の凹凸の作成工程を示す。まず、図2
(a)に示すように、絶縁性基板7(商品名 7059
コーニング社)上に形成されたTFT素子14上に、
例えばOFPR−800(東京応化社製)等の感光性樹
脂材料を好ましくは回転数500rpm〜3000rp
mでスピンコートして、レジスト層15を形成する。本
実施の形態では、まず3000rpmで30秒塗布し、
上記レジスト層15を1.2μmの厚みで成膜した。
【0047】次に、図2(a)に示す状態の基板を、1
00℃の温度で30分プリベークした後、所定の円状パ
ターンが形成されたフォトマスクを配置し、露光、現像
(現像液に東京応化社製NMD−3の2.38%溶液使
用)を行い、図2(b)に示すように、表面に微細な複
数の円柱からなる凹凸面を形成した。
【0048】上述の凹凸面を好ましくは120〜250
℃で熱処理すると、図2(c)に示すように、角がとれ
て滑らかな凹凸面が形成される。本実施の形態では、上
記熱処理を180℃、30分の条件で行った。
【0049】続いて、凹凸部を形成した基板上に再び感
光性樹脂材料OFPR−800を好ましくは920〜3
500rpmで20秒スピンコートすることによって、
図2(d)に示すように、上記凹凸部上に、より緩やか
且つ滑らかな平滑化層16が成膜される。上記レジスト
層15および平滑化層16により、滑らかな微細凹凸面
を有した絶縁膜5が基板上を覆うように形成される。本
実施の形態では、感光性樹脂材料OFPR−800を2
200rpmで20秒スピンコートすることで、厚さ約
1μmの平滑化層16を形成した。
【0050】さらに、露光/現像により上記絶縁膜5に
スルーホール17を形成し、絶縁膜5上に上記スルーホ
ール17を介してドレインバス配線と接続された金属薄
膜を形成する。金属薄膜の材料としてはAl、Ni、C
rおよびAg等を挙げることができる。金属薄膜の厚さ
は、0.01〜1.0μm程度が適している。本実施の
形態ではAlを真空蒸着することにより、金属薄膜を形
成した。こののち、通常の露光/現像/エッチングプロ
セスを経て、反射板としての役割を兼用する反射画素電
極(画素電極)18を形成する。以上の工程により、ア
クティブマトリクス基板1が完成する。
【0051】続いて、上述のようにして作成したアクテ
ィブマトリクス基板1を用いた反射型液晶セルの構造お
よび作成方法について図1および図3を用いて説明す
る。先ず、対向基板2の構造を以下に示す。上記対向基
板2は、図3に示すように、例えばガラス等の透明性基
板19の表面にマゼンタとグリーンの補色カラーフィル
タ20が形成され、上記補色カラーフィルタ20の表面
には全面にITOからなる透明電極(対向電極)21が
1000Å形成された構造である。
【0052】アクティブマトリクス基板1と対向基板2
の表面にそれぞれ液晶配向膜23・22を塗布した後、
180℃焼成する。さらに、ラビングをアンチパラレル
方向で行い、ラビング洗浄を行う。上記アクティブマト
リクス基板1および上記対向基板2の間には、シール材
4(図1参照)が4.5μmのスペーサーを混入した接
着性シール材剤をスクリーン印刷することによって形成
されている。液晶層3はシール材4を形成した後、真空
脱気することにより封入される。以上の工程により反射
型液晶セルが完成する。
【0053】シール材4は図1(a)(b)に示すよう
に、絶縁膜5の外側を囲むように形成されている。すな
わち、絶縁膜5は、シール材4の内側に配置されてい
る。
【0054】上記反射型液晶セルの液晶としては、ネマ
チック液晶に2色性黒色色素を混入したゲストホスト液
晶材料を用いた。上記ネマチック液晶として今回ZLI
4792(Δn=0.13:メルク社製)を2色性色素
としてアゾとアントラキノン系色素を用いた。上記反射
型液晶セルに用いられている液晶には、カイラル剤S−
811が約1.3%混入され、d/p0 マージンは約
0.9に設定されている。この場合、液晶層のねじれ角
度は約360°になる。また、液晶層のリタデーション
Δndは約0.585μmに設定した。
【0055】このようにして作成された反射型カラー液
晶表示装置は、図1(a)(b)に示すように、反射画
素電極18の凹凸形成に用いた絶縁膜5の形成位置はシ
ール材4内にあり、端子部、シール材4下部には存在し
ない。こうすることにより、フレキシブル回路接続時の
端子はがれの発生を押さえることができる。また、セル
分断時のシールはがれも起こらず歩留まりよくパネルを
作成することができる。
【0056】このように作成したパネルと、端子部まで
絶縁膜のある従来パネルとについて60℃95%の通電
エージングを10枚ずつ行った。
【0057】その結果、従来パネルでは、10枚中3枚
のパネルでフレキシブル回路の端子はがれが発生した。
また、残りのパネルでも、液晶の保存率低下による通電
不良やシールはがれが発生した。一方、本実施の形態に
係る液晶表示装置のパネルではこれらの不良は全く発生
しなかった。
【0058】尚、本実施の形態では、液晶層のリタデー
ションΔndは約0.585μmに設定したがこれに限
定されるものではない。リタデーションΔndとして
は、あまり大きすぎると液晶層で光が旋光するために色
素の吸収が十分起こらない。そこで好ましくは1.0μ
m以下にさらに好ましくは0.6μm以下とするのが良
い。
【0059】また、本実施の形態では、絶縁膜5の材料
として感光性樹脂OFPR−800を用いたが、これに
限定されるものではなく、例えば、アクリル系やポリイ
ミド系の感光性樹脂を用いてもよいし、SiO2 やSi
X 等の無機材料を用いてもよい。また、感光性のない
材料でもパターニングにドライエッチングを用いること
により、絶縁膜5の表面に凹凸を形成することができ
る。樹脂層の膜厚も0.1〜10μmの間では、本実施
の形態と同様の効果をもつ。
【0060】以上のように、本実施の形態では、スイッ
チング素子として3端子素子であるTFT素子14を用
いた場合について説明したが、2端子素子(例えば、M
IM素子)を用いた場合について以下の実施の形態2で
説明する。
【0061】(実施の形態2)本発明の他の実施の形態
について、図4および図5に基づいて説明すれば、以下
の通りである。
【0062】本実施の形態に係る液晶表示装置は、図4
(a)(b)に示すように、アクティブマトリクス基板
24(画素基板)と対向基板25との間に液晶層26を
挟み、当該液晶層26の漏れ防止および当該液晶層26
への酸素や水分の進入防止のため、液晶層26の周囲を
シール材27で密封した構造である。
【0063】アクティブマトリクス基板24の対向基板
25側上面には、マトリクス状に配された画素電極から
なる画素電極層29が絶縁膜28を介して設けられてい
る。上記絶縁膜28は、シール材27の内側になるよう
に設けられている。
【0064】上記アクティブマトリクス基板24のより
詳しい構造と作成方法を図5を用いて説明する。尚、図
5では、1画素近傍の構造を示す。
【0065】まず、ガラス基板30上にスパッタリング
法によりTa2 5 等からなる厚み5000Åのベース
コート絶縁膜31を形成する。ガラス基板30として
は、例えば無アルカリガラス、ホウケイ酸ガラスまたは
ソーダガラス等を用いることができる。本実施の形態で
は、コーニング社製#7059を用いた。ここで、ベー
スコート絶縁膜31の形成は省略することもできるが、
形成されている場合には基板からの汚染などを防ぐこと
ができ、さらに良好な特性を得ることができる。
【0066】さらに、この上にリアクティブ方式スパッ
タリング法により、後に信号配線および下部電極32と
なるTa薄膜を厚み3000Åに形成する。この時、T
aターゲットとしては純度99.99%のTaを用い
る。また、反応ガスとしてはアルゴンと窒素とを使用
し、アルゴンガスと窒素ガスとの総流量に対して窒素ガ
ス濃度を調節することにより、窒素含有量を変化させる
ことができる。ここでは、窒素濃度を4.3%としてス
パッタリングを行った。なお窒素濃度としては3%〜7
%が、本実施の形態で用いるMIM(Metal-Insulator-
Metal diode)素子の非線形特性の観点で好ましく、さら
に言えば4%〜5.5%前後が好ましい。
【0067】次に、フォトリソグラフィーにより所定の
形状にパターニングして信号配線および下部電極32を
形成する。その後、1%シュ石酸アンモニウム溶液を電
界液として用い、端子部分を除いて陽極酸化膜33を形
成する。上記陽極酸化膜33の厚みは約600Åであ
る。
【0068】次に、この状態の基板全面にスパッタリン
グ法により上部電極34となるTiからなる金属膜を形
成し、フォトリソグラフィーによりパターニングする。
上記上部電極34として、ここでは、Tiを用いたが、
Cr等でも構わない。
【0069】こうして作成されたMIM素子35上に形
成される凹凸を有する絶縁膜28および画素電極36の
作成工程は実施の形態1と同様である。
【0070】このように作成されたアクティブマトリク
ス基板24を用いて反射型液晶セルを作成する。対向基
板25は、ガラス基板37上に、例えばマゼンタとグリ
ーンの補色カラーフィルタ38を形成し、その表面に保
護膜層としてアクリル系樹脂を塗布し、その後全面にI
TOからなる透明電極(対向電極)39を2000Å形
成した構造である。さらに、上記透明電極39をフォト
プロセスを用いてストライプ状にパターン化した。
【0071】アクティブマトリクス基板24と対向基板
25の液晶側表面にそれぞれ液晶配向膜41・40を塗
布した後、180℃で焼成した。さらに、ラビングをア
ンチパラレル方向で行いラビング洗浄を行った。これら
の2枚の基板の間には、シール材27(図4参照)が
4.5μmのスペーサーを混入した接着性シール剤をス
クリーン印刷することによって形成されている。
【0072】シール材27は図4(a)(b)に示すよ
うに、絶縁膜28の外側を囲むように形成されている。
すなわち、絶縁膜28は、シール材27の内側に配置さ
れている。
【0073】液晶層26はシール材27を形成した後、
真空脱気することにより封入される。液晶としては、ネ
マチック液晶に2色性黒色色素を混入したゲストホスト
液晶材料を用いた。ネマチック液晶として今回ZLI4
792(Δn=0.13:メルク社製)を2色性色素と
してアゾとアントラキノン系色素を用いた。液晶には、
カイラル剤S−811が約1.3%混入され、d/p0
マージンは約0.9に設定されている。この場合、液晶
層のねじれ角度は約360°になる。また、液晶層のリ
タデーションΔndは約0.585μmに設定した。
【0074】ここでは、図4(a)(b)に示すよう
に、凹凸形成に用いた絶縁膜28の形成位置はシール材
27内にあり、端子部、シール材27下部には絶縁膜2
8が存在しないようになっている。これにより、フレキ
シブル回路接続時の端子はがれの発生を押さえることが
できる。また、セル分断時のシールはがれも起こらず歩
留まりよくパネルを作成することができる。
【0075】このように作成した液晶表示パネル、およ
び端子部まで絶縁膜28のある従来パネルについて60
℃95%の通電エージングを10枚ずつ行った。
【0076】その結果、従来パネルでは、10枚中3枚
のパネルでフレキシブル回路の端子はがれが発生した。
また、残りのパネルでも、液晶の保存率低下による通電
不良やシールはがれが発生した。一方、本実施の形態に
係る液晶表示装置のパネルではこれらの不良は全く発生
しなかった。
【0077】尚、本実施の形態では、液晶層のリタデー
ションΔndは約0.585μmに設定したがこれに限
定されるものではない。リタデーションΔndとして
は、あまり大きすぎると液晶層で光が旋光するために色
素の吸収が十分起こらない。そこで好ましくは1.0μ
m以下に、さらに好ましくは0.6μm以下とするのが
良い。
【0078】また、本実施の形態では、絶縁膜28の材
料として感光性樹脂OFPR−800を用いたが、これ
に限定されるものではなく、例えば、アクリル系やポリ
イミド系の感光性樹脂を用いてもよいし、SiO2 やS
iNX 等の無機材料を用いてもよい。また、感光性のな
い材料でもパターニングにドライエッチングを用いるこ
とにより、絶縁膜28の表面に凹凸を形成することがで
きる。樹脂層の膜厚も0.1〜10μmの間では、本実
施の形態と同様の効果をもつ。
【0079】以上のように、実施の形態1および2で
は、絶縁膜5・28に感光性有機樹脂を用いている。し
たがって、絶縁膜5・28が感光性を有することによ
り、絶縁膜5・28の凹凸形成工程を露光・現像によっ
て行える。このため、エッチングに比べて少ないプロセ
スで、微細な凹凸面を容易に得ることができる。また、
絶縁膜5・28が有機樹脂からなるので、熱処理によっ
て上記凹凸面を滑らかなものとすることができる。
【0080】以上の実施の形態1、2では反射型の場合
について示したが、本発明は透過型にも適用できる。透
過型の場合、絶縁性透明樹脂は平坦化膜として働かせる
ために凹凸は形成しない。以下の実施の形態3では、透
過型の液晶表示装置について説明する。
【0081】(実施の形態3)本発明のさらに他の実施
の形態について図6および図7に基づいて説明すれば、
以下のとおりである。
【0082】本実施の形態に係る液晶表示装置は、図6
(a)(b)に示すように、アクティブマトリクス基板
42(画素基板)と対向基板43との間に液晶層44を
挟み、当該液晶層44の漏れ防止および当該液晶層44
への酸素や水分の進入防止のため、液晶層44の周囲を
シール材45で密封した構造である。
【0083】アクティブマトリクス基板42の対向基板
43側上面には、マトリクス状に配された画素電極から
なる画素電極層47が絶縁膜46を介して設けられてい
る。上記絶縁膜46は、シール材45の内側になるよう
に設けられている。
【0084】上記アクティブマトリクス基板42のより
詳しい構造と作成方法を図7を用いて説明する。尚、図
7では、1画素近傍の構造を示す。
【0085】先ず、ガラス等の透明基板48上に、実施
の形態1と同様にTFT素子49を形成し、その後、T
FT素子49の上からアクリル系感光性樹脂からなる絶
縁膜46を約3μm塗布する。その後、上記絶縁膜46
にスルーホール46aを形成するため露光/現像を行
う。さらに、上記スルーホール46aを介して、TFT
素子49と接続されるようにITOよりなる透明画素電
極(画素電極)50を形成する。このようにして完成し
たアクティブマトリクス基板42を、実施の形態1およ
び2と同様に作成された対向基板43と貼合せて液晶セ
ルを完成する。
【0086】本実施の形態においても、絶縁膜46はシ
ール材45の内側に入るように形成されているので、実
施の形態1、2と同様の効果を持つ。すなわち、フレキ
シブル回路接続時の端子はがれの発生を押さえることが
できる。また、セル分断時のシールはがれも起こらず歩
留まりよくパネルを作成することができる。
【0087】尚、これらの実施の形態ではアクティブ素
子としてa−SiTFT、MIM素子の例を示したがこ
れに限定されることなく、p−SiTFT素子、バリス
タ素子やダイオードリンク等の素子でも構わない。さら
にはアクティブ素子なしの単純マトリクス駆動のディス
プレイにも本発明は適用できる。
【0088】また、各実施の形態に使用される液晶とし
て、ゲストホストモードの液晶についてのみ記したが、
このほかにもPDLC(Polymer Dispersed Liquid Cry
stal) モード、相転移モード、強誘電性液晶モード等で
も構わない。
【0089】また、これらの実施の形態では補色カラー
フィルタを用いたカラー表示について示したが、RGB
カラーフィルタを用いた場合にも適用されるし、さらに
はカラーフィルタの無い白黒ディスプレイにも本発明は
適用できる。
【0090】
【発明の効果】請求項1の発明の液晶表示装置は、以上
のように、画素電極の液晶層側に、上記画素電極が絶縁
膜を介して形成され、該絶縁膜が、上記シール材内側に
形成されている構成である。
【0091】それゆえ、シール材下部および端子部の絶
縁膜層が原因で生じるシール材形成時の樹脂はがれやセ
ル分断時のシールはがれが発生せず、また、フレキシブ
ル回路接続時の接続不良や、接続後の端子はがれ等が生
じない。したがって、上記液晶表示装置の歩留まりを向
上させることができるという効果を奏する。
【0092】さらに、シール材外に樹脂がないため、樹
脂および樹脂と基板の界面を通した酸素や水分の混入が
生じないので、表示不良が発生せず信頼性が向上すると
いう効果を併せて奏する。
【0093】請求項2の発明の液晶表示装置は、請求項
1の構成に加えて、上記画素電極が不透明な材質で構成
されると共に、上記絶縁膜の少なくとも画素電極に対応
する部位の表面が凹凸に形成されている構成である。
【0094】それゆえ、請求項1の効果に加えて、上記
絶縁膜上に形成される画素電極を不透明な材質とし、反
射板として兼用することで開口率の向上を図る反射型液
晶表示装置に適用した場合、上記絶縁膜上に形成された
画素電極にも凹凸が設けられ、上記画素電極を、多重反
射が少なく偏光性を保持した明るい反射面とすることが
できるという効果を奏する。
【0095】請求項3の発明の液晶表示装置は、請求項
2の構成に加えて、上記絶縁膜が感光性を有する構成で
ある。
【0096】それゆえ、請求項2の効果に加えて、絶縁
膜に凹凸を形成する工程において、基板上に成膜された
絶縁膜層を露光/現像することにより微細な凹凸を容易
に形成することができるという効果を奏する。
【0097】請求項4の発明の液晶表示装置は、請求項
2または3の構成に加えて、上記絶縁膜が有機樹脂から
なる構成である。
【0098】それゆえ、請求項2または3の効果に加え
て、上記絶縁膜の成膜をスピンコート等の方法を用いる
ことにより容易に行えるという効果を奏する。また、絶
縁膜に形成された凹凸を熱処理によって滑らかにする工
程において、上記熱処理を比較的低温で行えるため、基
板にダメージを与えにくいという効果を併せて奏する。
【0099】請求項5の発明の液晶表示装置は、請求項
1の構成に加えて、上記画素電極が透明な材質で構成さ
れると共に、上記絶縁膜自身も透明な材質からなる構成
である。
【0100】それゆえ、請求項1の効果に加えて、絶縁
膜および画素電極が共に透明となるので、本発明を透過
型液晶表示装置に適用した場合、露光の合わせ誤差など
を見込んだ電極および配線間の隙間部分を透過領域とで
きるので、開口率の向上を図ることができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る液晶表示装置とし
ての反射型液晶パネルを示すものであり、(a)は平面
図、(b)は(a)のA・A線矢視断面図である。
【図2】上記反射型液晶パネルのアクティブマトリクス
基板の製造工程を示す概略断面図である。
【図3】上記反射型液晶パネルの液晶素子を示す概略断
面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る液晶表示装置と
しての反射型液晶パネルを示すものであり、(a)は平
面図、(b)は(a)のB・B線矢視断面図である。
【図5】上記反射型液晶パネルの液晶素子を示す概略断
面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態に係る液晶表示
装置としての透過型液晶パネルを示すものであり、
(a)は平面図、(b)は(a)のC・C線矢視断面図
である。
【図7】上記透過型液晶パネルの液晶素子を示す概略断
面図である。
【図8】従来の液晶表示装置の、液晶セルを示す概略断
面図である。
【図9】図8に示す液晶セルのアクティブマトリクス基
板の製造工程を示す概略断面図である。
【図10】従来の液晶表示装置を示すものであり、
(a)は平面図、(b)は(a)のX・X線矢視断面図
である。
【図11】従来の他の液晶表示装置を示すものであり、
(a)は平面図、(b)は(a)のY・Y線矢視断面図
である。
【符号の説明】
1 アクティブマトリクス基板(画素基板) 2 対向基板 3 液晶層 4 シール材 5 絶縁膜 6 画素電極層 18 反射画素電極(画素電極) 24 アクティブマトリクス基板(画素基板) 25 対向基板 26 液晶層 27 シール材 28 絶縁膜 29 画素電極層 36 画素電極 42 アクティブマトリクス基板(画素基板) 43 対向基板 44 液晶層 45 シール材 46 絶縁膜 47 画素電極層 50 透明画素電極(画素電極)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向電極を有する対向基板と、画素電極を
    有する画素基板とがシール材を介して対向配置され、該
    シール材と2枚の基板とに囲まれた空間に液晶を封入し
    て液晶層が形成された液晶表示装置において、 上記画素基板の液晶層側に、上記画素電極が絶縁膜を介
    して形成され、該絶縁膜が、上記シール材内側に形成さ
    れていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】上記画素電極が不透明な材質で構成される
    と共に、上記絶縁膜の少なくとも画素電極に対応する部
    位の表面が凹凸に形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】上記絶縁膜が感光性を有することを特徴と
    する請求項2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】上記絶縁膜が有機樹脂からなることを特徴
    とする請求項2または3記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】上記画素電極が透明な材質で構成されると
    共に、上記絶縁膜自身も透明な材質からなることを特徴
    とする請求項1記載の液晶表示装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2793894A1 (fr) * 1999-05-21 2000-11-24 Lg Philips Lcd Co Ltd Afficheur a cristal liquide et son procede de fabrication

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