JPH1047846A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 間仕切り断熱パネルで庫内を複数の空間
に区画するとともに、空間の大きさを変更することがで
きる冷却貯蔵庫を提供する。 【解決手段】 冷却貯蔵庫（１）は、庫内を複数の空間
（５，６）に区画するとともに、移動することで空間の
大きさを変更することができる間仕切り断熱パネル
（４）と、この間仕切り断熱パネルから空間内に突出し
ている車輪支持部材（１３）と、この車輪支持部材に設
けられている間仕切り断熱パネル移動用車輪（１４）
と、前記間仕切り断熱パネルの端面の全周にわたって設
けられているとともに庫内内面に当接するパッキン（１
６）とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、間仕切り断熱パネ
ルで、庫内を複数の空間に仕切り、各空間の設定温度を
異ならしめている冷却貯蔵庫に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種の冷却貯蔵庫は、特公昭５９−４
２２１９号公報（Ｆ２５Ｄ２３／０６）や、実開昭６３
−１６２２８９号公報（Ｆ２５Ｄ２３／０６）などに記
載されており、庫内を間仕切り断熱パネルで仕切り、一
方の空間を冷凍庫に、他方の空間を冷蔵庫に使用してい
る。この間仕切り断熱パネルは固定されており、冷却貯
蔵庫の各空間たとえば冷凍庫や冷蔵庫の容積を変更する
ことができず、貯蔵する物品の量に対応することができ
なかった。たとえば、冷蔵食品が少なく、冷凍食品が多
い場合に、冷蔵庫のスペースを減少させて、冷凍庫のス
ペースを確保することができなかった。

【０００３】そこで、図７に図示するような間仕切り断
熱パネルが検討されている。図７は従来の間仕切り断熱
パネルの説明図で、（ａ）が冷却貯蔵庫に配置されてい
る状態での間仕切り断熱パネルの正面図、（ｂ）が
（ａ）のｂ部の拡大図、（ｃ）が（ａ）のｃ部の拡大図
である。

【０００４】冷却貯蔵庫の本体である断熱箱体０１の内
部すなわち庫内は、間仕切り断熱パネル０２で例えば２
つの空間（冷蔵空間と冷凍空間）に区画されている。こ
の間仕切り断熱パネル０２には、上端部に移動用車輪０
３が設けられ、断熱箱体０１の内面に設けられているガ
イドレール０４に沿って移動することができる。また、
断熱箱体０１の内面には、係止部材０６が突出して形成
されており、一方、間仕切り断熱パネル０２には係止部
材０６に係合する係合部材０７が設けられている。そし
て、所定位置に間仕切り断熱パネル０２を移動した後、
係合部材０７を係止部材０６に係合することで、間仕切
り断熱パネル０２を所定位置に位置決めすることができ
る。この様に構成することにより、貯蔵する物品の量に
応じて、各空間の容積を変更することができる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、移動用
車輪０３が転がるガイドレール０４や、係合部材０７が
係合する係止部材０６が、断熱箱体０１の内面から突出
して設けられているので、間仕切り断熱パネル０２の端
面に設けられているパッキン０９は、寸断されている。
したがって、寸断部分で空気が各空間間を行き交い、パ
ッキン０９で空間間の空気の移動を阻止することが困難
となるため、空間間で熱移動が生じやすく、冷却効率が
悪化する。また、各空間の温度管理を厳格に行うことが
困難となり、貯蔵物の品質が劣化することがある。

【０００６】また、空間間に温度差があるため、温度が
高い側の空間におけるパッキン０９の表面に結露水が発
生し、断熱箱体０１の床などが濡れて、汚損されること
がある。

【０００７】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、間仕切り断熱パネルで庫内を複数の空間に
区画するとともに、空間の大きさを変更することができ
る冷却貯蔵庫を提供することを目的とする。また、空間
間の熱移動が少なく冷却効率の高い冷却貯蔵庫を提供す
ることを二次的目的とする。さらに、間仕切り断熱パネ
ルにおいて発生した結露水で床などが汚損されることが
少ない冷却貯蔵庫を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の冷却貯蔵庫
（１）は、庫内を複数の空間（５，６）に区画するとと
もに、移動することで空間の大きさを変更することがで
きる間仕切り断熱パネル（４）と、この間仕切り断熱パ
ネルから各空間内に突出している車輪支持部材（１３）
と、この車輪支持部材に設けられている間仕切り断熱パ
ネル移動用車輪（１４）と、前記間仕切り断熱パネルの
端面の全周にわたって設けられているとともに庫内内面
に当接するパッキン（１６）とを備えている。

【０００９】また、間仕切り断熱パネルの端面が対向す
る付近の庫内内面は略平坦で、かつ、この庫内内面に、
係止凹部（２１）が間仕切り断熱パネルの移動方向に沿
って複数形成されているとともに、そして、この係止凹
部に進退自在で、かつ、係止凹部に係合することにより
間仕切り断熱パネルを固定している係合部材（１２）が
間仕切り断熱パネルに設けられている場合がある。そし
て、パッキンが前記間仕切り断熱パネルの端面の全周に
わたって設けられているとともに、庫内内面に当接して
いる。

【００１０】さらに、ヒータが、少なくとも間仕切り断
熱パネルの移動範囲における床に設けられている場合が
ある。

【００１１】そして、ヒータがボックス（２６）に収納
され、各空間の床に設けられているスノコ（２９）の上
面と、前記ヒータボックスの上面とが、略同じ高さであ
る場合がある。

【００１２】また、ヒータボックスに車輪用ガイド（２
７）が設けられている場合がある。

【００１３】

【発明の実施の形態】次に、本発明における冷却貯蔵庫
の実施の一形態を図１ないし図６を用いて説明する。図
１は本発明における冷却貯蔵庫の一部切欠き斜視図であ
る。図２は冷却貯蔵庫の説明図で、（ａ）が冷却貯蔵庫
の正面図、（ｂ）が冷却貯蔵庫の平面図、（ｃ）が左側
面の断熱パネルを外した状態での冷却貯蔵庫の側面図で
ある。図３は図２（ｃ）の拡大図である。図４は正面断
熱パネルを外した状態での冷却貯蔵庫の要部拡大正面図
である。図５は図３の要部拡大図で、（ａ）が図３の下
部拡大図、（ｂ）が間仕切り断熱パネルを取り外した状
態での（ａ）の下部拡大図である。図６は図５（ａ）の
VI部の拡大図である。なお、図１においては把手１１の
図示が省略されている。また、図２（ａ）および図２
（ｂ）には、間仕切り断熱パネルが２個図示されている
が、間仕切り断熱パネルの移動を分かりやすくするため
で、実際には１個のみが設けられている。

【００１４】冷却貯蔵庫であるプレハブ冷凍冷蔵庫１の
本体である断熱箱体２は、断熱性を有する本体用断熱パ
ネルであるプレハブパネル３を複数連結して構成されて
おり、前壁、後壁、左右側壁の４側壁と、天壁と、床壁
とからなっている。プレハブ冷凍冷蔵庫１の庫内は、間
仕切り断熱パネル４で２個の空間に仕切られて区画され
ている。そして、各空間の設定温度は異なり、たとえ
ば、一方すなわち左側の空間が冷蔵庫５となり、他方の
空間が冷凍庫６となっている。また、冷蔵庫５および冷
凍庫６の内部には、庫内を冷却する冷却装置が各々備え
られている。そして、プレハブ冷凍冷蔵庫１の正面には
一対の開口部が形成されて、各開口部に断熱扉８，９が
開閉自在に設けられており、一方すなわち左側の断熱扉
８を開けると、冷蔵庫５に出入りができ、他方の断熱扉
９を開けると、冷凍庫６に出入りができる。

【００１５】つぎに、間仕切り断熱パネル４の詳細につ
いて説明する。間仕切り断熱パネル４における一方の空
間に面している面すなわち冷蔵庫５側の面には、間仕切
り断熱パネル４を移動するための把手１１が設けられて
いる。また、冷蔵庫５側の面のサイドには、間仕切り断
熱パネル４を固定するための係合部材であるカンヌキ１
２が計４個、進退自在に設けられている。さらに、間仕
切り断熱パネル４には、空間に面している両側の面すな
わち冷蔵庫５側の面および冷凍庫６側の面のサイドの下
部に、車輪支持部材１３が各空間に突出して計４個取り
付けて固定されている。この車輪支持部材１３には各
々、間仕切り断熱パネル移動用の車輪１４が設けられて
おり、間仕切り断熱パネル４は自立して移動できる。ま
た、間仕切り断熱パネル４の端面には、全周にわたって
パッキン１６が設けられている。

【００１６】一方、断熱箱体２の内面は略平坦であり、
間仕切り断熱パネル４の端面に対向する壁である前壁お
よび後壁には各々、間仕切り断熱パネル４の移動方向に
沿って多数の係止凹部２１が上下に２段形成されてい
る。この係止凹部２１は、庫内側の端部が、断熱箱体２
の内面に略面一となるように、断熱箱体２の断熱壁であ
るプレハブパネル３に略埋没した状態で形成されてい
る。そして、前述のカンヌキ１２の先端部が係止凹部２
１に進退して係合離脱する。また、断熱箱体２の床であ
る床壁の上には、間仕切り断熱パネル４の車輪１４の移
動範囲に対応してヒータボックス２６が設けられ、この
ヒータボックス２６の内部にはヒータが収納されてい
る。ヒータボックス２６本体の長さ（間仕切り断熱パネ
ル４の移動方向に沿った方向の長さ）は、間仕切り断熱
パネル４の移動幅よりも大きく、車輪１４の移動幅（す
なわち間仕切り断熱パネル４の移動幅と移動方向に沿っ
た一対の車輪１４間の間隔とを加えた距離）と略等し
い。一方、ヒータボックス２６本体の幅（間仕切り断熱
パネル４の移動方向に直角な方向の幅）は、車輪１４間
の間隔に略等しい。そして、ヒータボックス２６のサイ
ドには各々、車輪１４が嵌まり込んで案内されるガイド
溝２７が長く、かつヒータボックス２６本体に一体に形
成されている。この車輪用ガイドであるガイド溝２７
は、ヒータボックス２６のケースを構成する金属板を板
金加工で折り曲げて形成されている。また、ヒータボッ
クス２６が設けられている部分以外における断熱箱体２
の床上には、スノコ２９が載置されている。そして、ヒ
ータボックス２６の上面と、スノコ２９の上面とは、略
同じ高さである。

【００１７】この様にして構成されているプレハブ冷凍
冷蔵庫１は、間仕切り断熱パネル４の把手１１を掴んで
引っ張ったり押したりすることにより、間仕切り断熱パ
ネル４を移動する。たとえば、図４において実線で図示
する位置から、破線で図示する位置に間仕切り断熱パネ
ル４を移動する。すると、一方の空間すなわち冷蔵庫５
の容積が減少し、他方の空間すなわち冷凍庫６の容積が
増大する。この様にして、収納する物品に応じて、空間
の容積を変更することができる。そして、間仕切り断熱
パネル４を所定の位置に移動すると、カンヌキ１２を係
止凹部２１に進出させて係合させ、間仕切り断熱パネル
４を固定する。再度、間仕切り断熱パネル４を移動する
際には、カンヌキ１２を引っ込めて係止凹部２１から離
脱させ、間仕切り断熱パネル４の移動を許容する。

【００１８】前述のように、間仕切り断熱パネル４の端
面の全周にパッキン１６が設けられているので、空間間
を空気が移動することを防止することができ、空間間の
熱移動を減少させることができる。

【００１９】また、パッキン１６における設定温度の高
い方の空間側すなわち冷蔵庫５側の面に、結露が発生す
ることがあるが、ヒータボックス２６が設けられている
ので、結露の発生や氷結を防止することができる。ま
た、ヒータボックス２６のサイドにはガイド溝２７が一
体に形成されており、ガイド溝２７も熱伝導で加熱され
て、ガイド溝２７に結露水が溜まったり、氷結したりす
ることを防止することができる。

【００２０】ヒータボックス２６とガイド溝２７とは、
工場において、高い寸法精度で製造されており、ガイド
溝２７をプレハブ冷凍冷蔵庫１の組み立て現場で取り付
けるよりも、かなり高精度で配置することができる。し
たがって、車輪１４の案内を滑らかに行うことができ、
間仕切り断熱パネル４の移動が容易となる。また、車輪
１４を案内するガイドすなわちガイド溝２７が、溝構造
であるので、ゴミや汚水の清掃が容易となる。

【００２１】さらに、プレハブ冷凍冷蔵庫１の床に、ス
ノコが敷きつめられていると、間仕切り断熱パネル４が
移動する際に、スノコを取り外す必要があり、そして、
間仕切り断熱パネル４が移動後は、再度、各空間の大き
さに応じたスノコを敷きなおす必要がある。しかしなが
ら、この実施の形態においては、間仕切り断熱パネル４
の移動範囲の床上には、ガイド溝２７を具備するヒータ
ボックス２６すなわち車輪１４の移動を妨げないヒータ
ボックス２６が設けられ、プレハブ冷凍冷蔵庫１の残り
の床には、このヒータボックス２６と上面が略同じ高さ
のスノコ２９が設けられているので、間仕切り断熱パネ
ル４の移動の際に、スノコの取り外しや、移動は行う必
要がない。

【００２２】また、ガイド溝２７はヒータボックス２６
の金属ケースの端部を折り曲げて製造されているので、
簡単に製造することができる。さらに、間仕切り断熱パ
ネル４が自立して移動できるので、プレハブ冷凍冷蔵庫
１の組み立て作業が容易である。

【００２３】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 （１）実施の形態においては、冷却貯蔵庫はプレハブ冷
凍冷蔵庫であるが、必ずしも、プレハブ構造である必要
はない。また、一方の空間が冷蔵庫５で、他方の空間が
冷凍庫６であるが、必ずしも、冷凍冷蔵庫に限定され
ず、たとえば、両空間を設定温度の異なる冷凍庫にする
ことも可能である。さらに、両空間の設定温度を同じに
する事も可能である。また、間仕切り断熱パネルを複数
設け、空間を３個以上形成することも可能である。 （２）間仕切り断熱パネル４に、空間間を出入りするた
めの扉を設けることも可能である。また、間仕切り断熱
パネル４に送風機を設け、この送風機で一方の空間から
他方の空間に冷気を移動できる構造として、１個の冷却
器で複数の空間を冷却することも可能である。この場合
にも、パッキンなどが、送風機停止中における空間間の
熱移動を防止している。

【００２４】（３）係合部材であるカンヌキ１２、係止
凹部２１、ガイド溝２７および車輪支持部材１３の配置
および構造は適宜変更可能である。 （４）実施の形態においては、ヒータボックス２６は、
車輪１４の移動範囲に設けられているが、少なくとも、
間仕切り断熱パネル４本体の移動範囲に設けられていれ
ばよく、それよりも長く形成されていることは可能であ
る。なお、ガイド溝２７をヒータボックス２６に一体に
形成する場合には、少なくとも、車輪１４の移動範囲に
設ける必要がある。

【００２５】（５）実施の形態においては、車輪用ガイ
ドはガイド溝２７であるが、必ずしも、溝で構成する必
要はなく、突条などのレール構造でも可能である。な
お、溝構造にした方が、清掃が容易であるとともに、ヒ
ータボックス２６と一体に製造することが容易である。

【００２６】

【発明の効果】本願の請求項１に係る発明によれば、間
仕切り断熱パネルが移動することができるので、間仕切
り断熱パネルで仕切られた空間の大きさを、収納する物
品の量に応じて変更することができる。また、間仕切り
断熱パネル移動用車輪は、空間内に突出している車輪支
持部材に設けられているので、パッキンが車輪で寸断さ
れることがない。したがって、パッキンを間仕切り断熱
パネルの端面の全周にわたって設けることができ、空間
間の熱移動を防止することができる。その結果、各空間
の温度管理を厳格に行うことが可能となり、貯蔵物の品
質を維持することができる。

【００２７】さらに、請求項２に係る発明によれば、間
仕切り断熱パネルの端面が対向する付近の庫内内面は略
平坦で、かつ、この庫内内面に、係止凹部が形成されて
いるので、この係止凹部でパッキンが寸断されることが
ない。したがって、パッキンを間仕切り断熱パネルの端
面の全周にわたって設けることができ、空間間の熱移動
を防止することができる。

【００２８】また、請求項３に係る発明によれば、間仕
切り断熱パネルの移動範囲において床にヒータが設けら
れているので、パッキンに結露が発生することをヒータ
で防止することができ、床や貯蔵物などが結露水で汚損
することを減少させることができる。

【００２９】そして、請求項４に係る発明によれば、上
記請求項３に係る発明に加え、各空間の床に設けられて
いるスノコの上面と、間仕切り断熱パネルの移動範囲に
設けられ、ヒータを収納しているヒータボックスの上面
とが、略同じ高さであるので、スノコの上面と、ヒータ
ボックスの上面とに段差が生ぜず、貯蔵物を載置する際
に妨げとならない。しかも、間仕切り断熱パネルを移動
する際に、スノコを取り外す必要がなくなる。

【００３０】また、請求項５に係る発明によれば、ヒー
タボックスに車輪用ガイドが設けられているので、ヒー
タボックスと車輪用ガイドは工場で高精度に製造され、
冷却貯蔵庫の設置現場では、車輪用ガイドが設けられた
ヒータボックスを取り付けるだけであるので、車輪用ガ
イドの取り付け精度を向上させることができる。したが
って、車輪の案内がスムーズに行え、間仕切り断熱パネ
ルの移動が容易となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明における冷却貯蔵庫の一部切欠き
斜視図である。

【図２】図２は冷却貯蔵庫の説明図で、（ａ）が冷却貯
蔵庫の正面図、（ｂ）が冷却貯蔵庫の平面図、（ｃ）が
左側面の断熱パネルを外した状態での冷却貯蔵庫の側面
図である。

【図３】図３は図２（ｃ）の拡大図である。

【図４】図４は正面断熱パネルを外した状態での冷却貯
蔵庫の要部拡大正面図である。

【図５】図５は図３の要部拡大図で、（ａ）が図３の下
部拡大図、（ｂ）が間仕切り断熱パネルを取り外した状
態での（ａ）の下部拡大図である。

【図６】図６は図５（ａ）のVI部の拡大図である。

【図７】図７は従来の間仕切り断熱パネルの説明図で、
（ａ）が冷却貯蔵庫に配置されている状態での間仕切り
断熱パネルの正面図、（ｂ）が（ａ）のｂ部の拡大図、
（ｃ）が（ａ）のｃ部の拡大図である。

【符号の説明】

１ プレハブ冷凍冷蔵庫（冷却貯蔵庫） ４ 間仕切り断熱パネル ５ 冷蔵庫（空間） ６ 冷凍庫（空間） １２ カンヌキ（係合部材） １３ 車輪支持部材 １４ 車輪（間仕切り断熱パネル移動用車輪） １６ パッキン ２１ 係止凹部 ２６ ヒータボックス ２７ ガイド溝（車輪用ガイド） ２９ スノコ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 庫内を複数の空間に区画するとともに、
   移動することで空間の大きさを変更することができる間
   仕切り断熱パネルと、 この間仕切り断熱パネルから各空間内に突出している車
   輪支持部材と、 この車輪支持部材に設けられている間仕切り断熱パネル
   移動用車輪と、 前記間仕切り断熱パネルの端面の全周にわたって設けら
   れているとともに、庫内内面に当接するパッキンとを備
   えている冷却貯蔵庫。
2. 【請求項２】 庫内を複数の空間に区画する間仕切り断
   熱パネルが移動することで、空間の大きさを変更するこ
   とができる冷却貯蔵庫であって、 間仕切り断熱パネルの端面が対向する付近の庫内内面は
   略平坦で、かつ、この庫内内面に、係止凹部が間仕切り
   断熱パネルの移動方向に沿って複数形成されており、 この係止凹部に進退自在で、かつ、係止凹部に係合する
   ことにより間仕切り断熱パネルを固定している係合部材
   が間仕切り断熱パネルに設けられており、 そして、パッキンが前記間仕切り断熱パネルの端面の全
   周にわたって設けられているとともに、庫内内面に当接
   していることを特徴とする冷却貯蔵庫。
3. 【請求項３】 庫内を複数の空間に区画するとともに、
   移動することで空間の大きさを変更することができる間
   仕切り断熱パネルと、 この間仕切り断熱パネルの端面の略全周にわたって設け
   られているとともに、庫内内面に当接するパッキンと、 少なくとも間仕切り断熱パネルの移動範囲において床に
   設けられているヒータとを備えている冷却貯蔵庫。
4. 【請求項４】 ヒータはボックスに収納され、各空間の
   床に設けられているスノコの上面と、前記ヒータボック
   スの上面とが、略同じ高さであることを特徴とする請求
   項３記載の冷却貯蔵庫。
5. 【請求項５】 庫内を複数の空間に区画するとともに、
   移動することで空間の大きさを変更することができる間
   仕切り断熱パネルと、 この間仕切り断熱パネルの端面の略全周にわたって設け
   られているとともに、庫内内面に当接するパッキンと、 前記間仕切り断熱パネルに設けられている間仕切り断熱
   パネル移動用車輪と、 前記間仕切り断熱パネルの移動範囲において床に設けら
   れたヒータボックスと、 このヒータボックスに設けられている車輪用ガイドとを
   備えている冷却貯蔵庫。