JPH1047453A - ロックアップクラッチ付きトルクコンバータ - Google Patents
ロックアップクラッチ付きトルクコンバータInfo
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- JPH1047453A JPH1047453A JP22188996A JP22188996A JPH1047453A JP H1047453 A JPH1047453 A JP H1047453A JP 22188996 A JP22188996 A JP 22188996A JP 22188996 A JP22188996 A JP 22188996A JP H1047453 A JPH1047453 A JP H1047453A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/0221—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means
- F16H2045/0226—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means comprising two or more vibration dampers
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H2045/0231—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means comprising two or more vibration dampers arranged in series
-
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- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/0273—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
- F16H2045/0278—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch comprising only two co-acting friction surfaces
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンバータカバーとピストンとを連結する板
ばねが厚く、ロックアップクラッチトルクコンバータの
重量や軸方向寸法が増加する。 【解決手段】 コンバータカバー１に連結されたポンプ
インペラ２と、出力軸に連結されるタービンハブ７に取
付けられたタービンランナ３とを直結可能なロックアッ
プクラッチ１２を備える。前記タービンランナ３に連結
された摩擦板１３と、内周側がタービンハブ７に摺動自
在に嵌合し、外周側領域の摩擦面が摩擦板１３を介して
コンバータカバー１に接離可能なピストン１４を設け
る。該ピストン１４とコンバータカバー１との間に略接
線方向に複数個配置されて、一端がピストン１４に取付
けられ、が前記コンバータカバー１４に取付けられた板
ばね３４を設ける。前記板ばね３４の一端を、ピストン
１４の内周と外周側領域との間の中間領域であって、コ
ンバータカバー１に面する側に取付けた。
ばねが厚く、ロックアップクラッチトルクコンバータの
重量や軸方向寸法が増加する。 【解決手段】 コンバータカバー１に連結されたポンプ
インペラ２と、出力軸に連結されるタービンハブ７に取
付けられたタービンランナ３とを直結可能なロックアッ
プクラッチ１２を備える。前記タービンランナ３に連結
された摩擦板１３と、内周側がタービンハブ７に摺動自
在に嵌合し、外周側領域の摩擦面が摩擦板１３を介して
コンバータカバー１に接離可能なピストン１４を設け
る。該ピストン１４とコンバータカバー１との間に略接
線方向に複数個配置されて、一端がピストン１４に取付
けられ、が前記コンバータカバー１４に取付けられた板
ばね３４を設ける。前記板ばね３４の一端を、ピストン
１４の内周と外周側領域との間の中間領域であって、コ
ンバータカバー１に面する側に取付けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の駆動
装置に施用して良好な、ロックアップクラッチ付きトル
クコンバータに関する。
装置に施用して良好な、ロックアップクラッチ付きトル
クコンバータに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のトルクコンバータは、トルクコ
ンバータのポンプインペラとタービンランナとを直結さ
せるロックアップクラッチを備えており、これにより、
トルクコンバータの動力伝達効率を向上させることがで
きる。
ンバータのポンプインペラとタービンランナとを直結さ
せるロックアップクラッチを備えており、これにより、
トルクコンバータの動力伝達効率を向上させることがで
きる。
【０００３】従来のロックアップクラッチ付きトルクコ
ンバータとして、例えば特開平６−２９４４５８号公報
に示されるものが知られている。即ち、トルクコンバー
タのポンプインペラはフライホイールが連結されるコン
バータカバーに一体的に連結され、タービンランナは出
力軸に連結されるタービンハブを備えている。ロックア
ップクラッチは、内周が前記タービンハブに摺動自在に
嵌合し、タービンランナに連結された摩擦板を介してコ
ンバータカバーに接離可能なピストンを有しており、こ
のピストンは、接線方向に配置した複数の板ばねを介し
て連行円板に対して軸方向移動可能でかつ相対回動不能
に取付けられている。前記連行円板はその内周側におい
て、コンバータカバーに固定されたハブに固定されてい
る。
ンバータとして、例えば特開平６−２９４４５８号公報
に示されるものが知られている。即ち、トルクコンバー
タのポンプインペラはフライホイールが連結されるコン
バータカバーに一体的に連結され、タービンランナは出
力軸に連結されるタービンハブを備えている。ロックア
ップクラッチは、内周が前記タービンハブに摺動自在に
嵌合し、タービンランナに連結された摩擦板を介してコ
ンバータカバーに接離可能なピストンを有しており、こ
のピストンは、接線方向に配置した複数の板ばねを介し
て連行円板に対して軸方向移動可能でかつ相対回動不能
に取付けられている。前記連行円板はその内周側におい
て、コンバータカバーに固定されたハブに固定されてい
る。
【０００４】前記従来のトルクコンバータは、ピストン
が制御油圧により軸方向に移動して、コンバータカバー
に接離制御されることにより、ポンプインペラ（コンバ
ータカバーに一体的に連結されている）とタービンラン
ナとの間の所定の結合状態を得る。即ち、ピストンがコ
ンバータカバーから離れた状態では、コンバータカバー
からポンプインペラに入力された動力はトルクコンバー
タ内の作動油を介してタービンランナに伝達される。一
方、ピストンがタービンランナに連結された摩擦板を介
してコンバータカバーに接することにより、コンバータ
カバー（ポンプインペラ）とタービンランナとがロック
アップクラッチを介して連結されることになり、コンバ
ータカバーに入力された動力は、コンバータカバーに固
定されたハブ、連行円板、板ばね摩擦板を介してタービ
ンランナに伝達され、出力軸に出力される。
が制御油圧により軸方向に移動して、コンバータカバー
に接離制御されることにより、ポンプインペラ（コンバ
ータカバーに一体的に連結されている）とタービンラン
ナとの間の所定の結合状態を得る。即ち、ピストンがコ
ンバータカバーから離れた状態では、コンバータカバー
からポンプインペラに入力された動力はトルクコンバー
タ内の作動油を介してタービンランナに伝達される。一
方、ピストンがタービンランナに連結された摩擦板を介
してコンバータカバーに接することにより、コンバータ
カバー（ポンプインペラ）とタービンランナとがロック
アップクラッチを介して連結されることになり、コンバ
ータカバーに入力された動力は、コンバータカバーに固
定されたハブ、連行円板、板ばね摩擦板を介してタービ
ンランナに伝達され、出力軸に出力される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記ピストンを軸方向
移動可能でかつ回動不能に支持する板ばねが連行円板に
取付けられ、この連行円板は、その内周側において、コ
ンバータカバーに固定されたハブに固定されている。つ
まり、前記板ばねや連行円板は、駆動軸の回転軸心から
の半径方向の寸法が比較的短い位置にあり、その位置で
動力（トルク）伝達を司ることになる。このため、トル
クアームが短いから、大きな荷重を負担する必要が生じ
る。したがって、前記板ばねと連行円板との連結強度や
連行円板とハブとの固定強度を高めることはもとより、
板ばねや連行円板や強度を高める必要があり、その結
果、板ばねや連行円板の厚さを厚くすることによって重
量が増加すると共に、軸方向の寸法が増加する虞があ
る。
移動可能でかつ回動不能に支持する板ばねが連行円板に
取付けられ、この連行円板は、その内周側において、コ
ンバータカバーに固定されたハブに固定されている。つ
まり、前記板ばねや連行円板は、駆動軸の回転軸心から
の半径方向の寸法が比較的短い位置にあり、その位置で
動力（トルク）伝達を司ることになる。このため、トル
クアームが短いから、大きな荷重を負担する必要が生じ
る。したがって、前記板ばねと連行円板との連結強度や
連行円板とハブとの固定強度を高めることはもとより、
板ばねや連行円板や強度を高める必要があり、その結
果、板ばねや連行円板の厚さを厚くすることによって重
量が増加すると共に、軸方向の寸法が増加する虞があ
る。
【０００６】本発明は斯かる従来の実情に鑑みて案出さ
れたもので、重量や軸方向の寸法が増加することがな
い、ロックアップクラッチ付きトルクコンバータを提供
することを目的とする。
れたもので、重量や軸方向の寸法が増加することがな
い、ロックアップクラッチ付きトルクコンバータを提供
することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項１記載の
発明は、コンバータカバーに一体的に連結されたポンプ
インペラと、出力軸に連結されるタービンハブに取付け
られたタービンランナとを直結可能なロックアップクラ
ッチを備えたトルクコンバータであって、前記タービン
ランナに連結された摩擦板と、内周側が前記タービンハ
ブに摺動自在に嵌合し、外周側領域の摩擦面が前記摩擦
板を介してコンバータカバーに接離可能なピストンと、
該ピストンと前記コンバータカバーとの間に略接線方向
に複数個配置されて、一端が前記ピストンに取付けら
れ、他端が前記コンバータカバーに取付けられた板ばね
と、を備え、前記板ばねの一端を、前記ピストンの内周
と外周側領域との間の中間領域であって、前記コンバー
タカバーに面する側に取付けた構成にしてある。
発明は、コンバータカバーに一体的に連結されたポンプ
インペラと、出力軸に連結されるタービンハブに取付け
られたタービンランナとを直結可能なロックアップクラ
ッチを備えたトルクコンバータであって、前記タービン
ランナに連結された摩擦板と、内周側が前記タービンハ
ブに摺動自在に嵌合し、外周側領域の摩擦面が前記摩擦
板を介してコンバータカバーに接離可能なピストンと、
該ピストンと前記コンバータカバーとの間に略接線方向
に複数個配置されて、一端が前記ピストンに取付けら
れ、他端が前記コンバータカバーに取付けられた板ばね
と、を備え、前記板ばねの一端を、前記ピストンの内周
と外周側領域との間の中間領域であって、前記コンバー
タカバーに面する側に取付けた構成にしてある。
【０００８】また、請求項２記載の発明は、請求項１記
載の構成のうち、前記摩擦板を、捩じりダンパを介して
タービンランナに連結した構成にしてある。
載の構成のうち、前記摩擦板を、捩じりダンパを介して
タービンランナに連結した構成にしてある。
【０００９】また、請求項３記載の発明は、請求項１乃
至請求項２記載の構成のうち、前記板ばねの一端を、該
板ばね及びピストンにそれぞれ形成された挿通孔に挿通
されるボルトとナットとによって、前記ピストンに取付
けた構成にしてある。
至請求項２記載の構成のうち、前記板ばねの一端を、該
板ばね及びピストンにそれぞれ形成された挿通孔に挿通
されるボルトとナットとによって、前記ピストンに取付
けた構成にしてある。
【００１０】また、請求項４記載の発明は、請求項１乃
至請求項３記載の構成のうち、前記板ばねの他端を、前
記コンバータカバーに取付けられた連結円板を介して、
前記コンバータカバーに取付けた構成にしてある。
至請求項３記載の構成のうち、前記板ばねの他端を、前
記コンバータカバーに取付けられた連結円板を介して、
前記コンバータカバーに取付けた構成にしてある。
【００１１】また、請求項５記載の発明は、請求項４記
載の構成のうち、前記連結円板を、前記コンバータカバ
ーに溶接した構成にしてある。
載の構成のうち、前記連結円板を、前記コンバータカバ
ーに溶接した構成にしてある。
【００１２】また、請求項６記載の発明は、請求項２記
載の構成のうち、前記捩じりダンパを、前記摩擦板が連
結され、円周方向に複数の窓を有する一対のドライブプ
レートと、該ドライブプレートの窓に対応する複数の窓
を有し、前記タービンハブに連結されたダンパハブと、
前記ドライブプレートとダンパハブとの複数の窓内にそ
れぞれ一対ずつ挿入され、ドライブプレートとダンパハ
ブとの間の弾性的相対回動を許容する圧縮ばねと、該一
対の圧縮ばね間に配置され、該一対の圧縮ばねを直列に
作用させる遊動子とを備えてた構成にしてある。
載の構成のうち、前記捩じりダンパを、前記摩擦板が連
結され、円周方向に複数の窓を有する一対のドライブプ
レートと、該ドライブプレートの窓に対応する複数の窓
を有し、前記タービンハブに連結されたダンパハブと、
前記ドライブプレートとダンパハブとの複数の窓内にそ
れぞれ一対ずつ挿入され、ドライブプレートとダンパハ
ブとの間の弾性的相対回動を許容する圧縮ばねと、該一
対の圧縮ばね間に配置され、該一対の圧縮ばねを直列に
作用させる遊動子とを備えてた構成にしてある。
【００１３】また、請求項７記載の発明は、請求項６記
載の発明の構成のうち、前記遊動子のそれぞれは、外周
側が環状連結部によって相互に連結されており、この環
状連結部が、一対のドライブプレートの間で案内されて
なる構成にしてある。
載の発明の構成のうち、前記遊動子のそれぞれは、外周
側が環状連結部によって相互に連結されており、この環
状連結部が、一対のドライブプレートの間で案内されて
なる構成にしてある。
【００１４】このロックアップクラッチ付きトルクコン
バータは、ピストンが制御油圧により軸方向に移動し
て、コンバータカバーに接離制御されることにより、コ
ンバータカバーに一体的に連結されたポンプインペラと
タービンランナとの間の所定の結合状態を得る。
バータは、ピストンが制御油圧により軸方向に移動し
て、コンバータカバーに接離制御されることにより、コ
ンバータカバーに一体的に連結されたポンプインペラと
タービンランナとの間の所定の結合状態を得る。
【００１５】即ち、ピストンがコンバータカバーから離
れた状態では、ロックアップクラッチは作動せず、ポン
プインペラに入力された動力はトルクコンバータ内の作
動油を介してタービンランナに伝達される。一方、ピス
トンがタービンランナに連結された摩擦板を介してコン
バータカバーに接することにより、コンバータカバー
（ポンプインペラ）とタービンランナとがロックアップ
クラッチを介して連結されることになり、コンバータカ
バー（ポンプインペラ）に入力された動力は、板ばね、
ロックアップクラッチのピストン、摩擦板を介してター
ビンランナに伝達され、タービンハブを介して出力軸に
出力される。
れた状態では、ロックアップクラッチは作動せず、ポン
プインペラに入力された動力はトルクコンバータ内の作
動油を介してタービンランナに伝達される。一方、ピス
トンがタービンランナに連結された摩擦板を介してコン
バータカバーに接することにより、コンバータカバー
（ポンプインペラ）とタービンランナとがロックアップ
クラッチを介して連結されることになり、コンバータカ
バー（ポンプインペラ）に入力された動力は、板ばね、
ロックアップクラッチのピストン、摩擦板を介してター
ビンランナに伝達され、タービンハブを介して出力軸に
出力される。
【００１６】このとき、前記板ばねの一端が、前記ピス
トンの内周と外周側領域との間の中間領域であって、前
記コンバータカバーに面する側に取付けられているか
ら、板ばねは、比較的トルクアームが長い位置で動力
（トルク）伝達が可能となる。このため、板ばねの厚さ
や、請求項４及び請求項５記載の発明において、板ばね
を連結円板を介してコンバータカバーに取付けた場合の
連結円板の厚さを比較的薄くすることができる。
トンの内周と外周側領域との間の中間領域であって、前
記コンバータカバーに面する側に取付けられているか
ら、板ばねは、比較的トルクアームが長い位置で動力
（トルク）伝達が可能となる。このため、板ばねの厚さ
や、請求項４及び請求項５記載の発明において、板ばね
を連結円板を介してコンバータカバーに取付けた場合の
連結円板の厚さを比較的薄くすることができる。
【００１７】したがって、重量及び軸方向の寸法が増加
することがない、ロックアップクラッチ付きトルクコン
バータが得られる。
することがない、ロックアップクラッチ付きトルクコン
バータが得られる。
【００１８】また、請求項２及び請求項６乃至請求項７
記載の発明は、前記摩擦板に入力された動力が、捩じり
ダンパを介してタービンランナに伝達される。したがっ
て、コンバータカバーからの動力がロックアップクラッ
チを介してタービンランナから出力軸に出力されると
き、コンバータカバーに入力される動力のトルク変動を
有利に吸振減衰して出力することが可能となる。
記載の発明は、前記摩擦板に入力された動力が、捩じり
ダンパを介してタービンランナに伝達される。したがっ
て、コンバータカバーからの動力がロックアップクラッ
チを介してタービンランナから出力軸に出力されると
き、コンバータカバーに入力される動力のトルク変動を
有利に吸振減衰して出力することが可能となる。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。
に基づいて詳述する。
【００２０】図１は本発明の実施の形態を示すロックア
ップクラッチ付きトルクコンバータの断面図、図２は、
図１のロックアップクラッチを矢印Ｎ方向から見た図面
で、ピストンの一部を切除して示す図面である。図にお
いて１はコンバータカバー、２はこのコンバータカバー
１に一体的に連結されたポンプインペラで、３はタービ
ンランナである。
ップクラッチ付きトルクコンバータの断面図、図２は、
図１のロックアップクラッチを矢印Ｎ方向から見た図面
で、ピストンの一部を切除して示す図面である。図にお
いて１はコンバータカバー、２はこのコンバータカバー
１に一体的に連結されたポンプインペラで、３はタービ
ンランナである。
【００２１】前記ポンプインペラ２とタービンランナ３
との間には、ステータ４が配置されており、このステー
タ４は内周側に配置したワンウエイクラッチ５を介して
中空軸６に連結してある。
との間には、ステータ４が配置されており、このステー
タ４は内周側に配置したワンウエイクラッチ５を介して
中空軸６に連結してある。
【００２２】７は前記タービンランナ３の内周側に配置
したタービンハブで、このタービンハブ７は、ボス部８
とこのボス部８から半径方向外方に延びるフランジ部９
とを有しており、このフランジ部９にタービンランナ３
が取付けられ、ボス部８の内周に形成したスプライン１
０を介して出力軸１１に連結してある。したがって、前
記タービンランナ３はタービンハブ７を介して出力軸１
１に連結されていることになる。
したタービンハブで、このタービンハブ７は、ボス部８
とこのボス部８から半径方向外方に延びるフランジ部９
とを有しており、このフランジ部９にタービンランナ３
が取付けられ、ボス部８の内周に形成したスプライン１
０を介して出力軸１１に連結してある。したがって、前
記タービンランナ３はタービンハブ７を介して出力軸１
１に連結されていることになる。
【００２３】１２はロックアップクラッチで、このロッ
クアップクラッチ１２は、ポンプインペラ２に一体的に
連結されたコンバータカバー１とタービンランナ３との
間に収容配置してある。１３はロックアップクラッチ１
２の摩擦板である。１４は同じくロックアップクラッチ
１２のピストンで、このピストン１４は内周がタービン
ハブ７のボス部８の外周に摺動自在に嵌合しており、軸
方向に移動して、コンバータカバー３に摩擦板１３を介
して接離可能ある。
クアップクラッチ１２は、ポンプインペラ２に一体的に
連結されたコンバータカバー１とタービンランナ３との
間に収容配置してある。１３はロックアップクラッチ１
２の摩擦板である。１４は同じくロックアップクラッチ
１２のピストンで、このピストン１４は内周がタービン
ハブ７のボス部８の外周に摺動自在に嵌合しており、軸
方向に移動して、コンバータカバー３に摩擦板１３を介
して接離可能ある。
【００２４】前記摩擦板１３は、この実施の形態におい
て捩じりダンパ１５を介してタービンランナ３に連結し
てある。即ち、前記摩擦板１３は芯材１３ａとこの芯材
１３ａの両面に貼着した摩擦材１３ｂを有し、芯材１３
ａの外周側領域が捩じりダンパ１５の外周側領域に軸方
向移動可能でかつ相対回動不能に係合してある。また、
前記摩擦板１３はコンバータカバー１及びピストン１４
に接した状態において、ピストン１４とコンバータカバ
ー１との摩擦接合を司ると共に、ピストン１４の両側に
形成される第１油圧室１６Ａと第２油圧室１６Ｂとの間
の密封封止を司る。
て捩じりダンパ１５を介してタービンランナ３に連結し
てある。即ち、前記摩擦板１３は芯材１３ａとこの芯材
１３ａの両面に貼着した摩擦材１３ｂを有し、芯材１３
ａの外周側領域が捩じりダンパ１５の外周側領域に軸方
向移動可能でかつ相対回動不能に係合してある。また、
前記摩擦板１３はコンバータカバー１及びピストン１４
に接した状態において、ピストン１４とコンバータカバ
ー１との摩擦接合を司ると共に、ピストン１４の両側に
形成される第１油圧室１６Ａと第２油圧室１６Ｂとの間
の密封封止を司る。
【００２５】前記捩じりダンパ１５は、前記摩擦板１３
が係合する一対のドライブプレート１７と、前記タービ
ンハブ７に取付けられたダンパハブ１８と、これらドラ
イブプレート１７とダンパハブ１８とのそれぞれ対応し
た位置に形成した複数の窓１９，２０，２１，２２内に
それぞれ収容され、ドライブプレート１７とダンパハブ
１８との弾性的相対回動を許容する圧縮ばね２３，２４
とを備えている。前記窓１９，２０は窓２１，２２より
も半径方向外側に形成されており、これら窓１９，２０
内には一対の圧縮ばね２３が収容され、これら一対の圧
縮ばね２３間には、これら一対の圧縮圧縮ばね２３を直
列に作用させる遊動子２５が設けてある。また、前記窓
２１及びこれに対応する窓２２内には、それぞれ１つの
圧縮ばね２４が収容してある。
が係合する一対のドライブプレート１７と、前記タービ
ンハブ７に取付けられたダンパハブ１８と、これらドラ
イブプレート１７とダンパハブ１８とのそれぞれ対応し
た位置に形成した複数の窓１９，２０，２１，２２内に
それぞれ収容され、ドライブプレート１７とダンパハブ
１８との弾性的相対回動を許容する圧縮ばね２３，２４
とを備えている。前記窓１９，２０は窓２１，２２より
も半径方向外側に形成されており、これら窓１９，２０
内には一対の圧縮ばね２３が収容され、これら一対の圧
縮ばね２３間には、これら一対の圧縮圧縮ばね２３を直
列に作用させる遊動子２５が設けてある。また、前記窓
２１及びこれに対応する窓２２内には、それぞれ１つの
圧縮ばね２４が収容してある。
【００２６】前記一対のドライブプレート１７は圧延鋼
板材料からなり、外周側においてリベット２６によって
相互に連結してある。この連結部分よりも内周側には、
円周方向に複数配列した窓１９及び窓２１が形成してあ
る。これら窓１９，２１のうち、窓１９は窓２１よりも
半径方向外側に位置して配列してある。前記各窓１９，
２１の円周方向の端部は、圧縮ばね２３，２４の端部を
受けるばね座を形成しており、また、前記各窓１９，２
１のそれぞれの半径方向の端部（内外周側の端部）に
は、圧縮ばね２３，２４の外周の一部を覆って、これら
圧縮ばね２３，２４の飛出しを防止するための保持突起
１９ａ，２１ａが折曲げて形成してある。また、前記一
対のドライブプレート１７はその内周側領域において、
ダンパハブ１８を貫通するリベット２７によって相互に
連結してある。
板材料からなり、外周側においてリベット２６によって
相互に連結してある。この連結部分よりも内周側には、
円周方向に複数配列した窓１９及び窓２１が形成してあ
る。これら窓１９，２１のうち、窓１９は窓２１よりも
半径方向外側に位置して配列してある。前記各窓１９，
２１の円周方向の端部は、圧縮ばね２３，２４の端部を
受けるばね座を形成しており、また、前記各窓１９，２
１のそれぞれの半径方向の端部（内外周側の端部）に
は、圧縮ばね２３，２４の外周の一部を覆って、これら
圧縮ばね２３，２４の飛出しを防止するための保持突起
１９ａ，２１ａが折曲げて形成してある。また、前記一
対のドライブプレート１７はその内周側領域において、
ダンパハブ１８を貫通するリベット２７によって相互に
連結してある。
【００２７】前記ダンパハブ１８は圧延鋼板材料からな
り、略環状を呈しており、内周側領域がタービンランナ
３の内周側と共にリベット２８によってタービンハブ７
に取付けられている。このダンパハブ１８には、タービ
ンハブ７への取付け部分よりも外周側位置に、前記ドラ
イブプレート１７に形成した窓１９，２１に対応して、
窓２０，２２が形成してある。これら窓２０，２２の円
周方向の端部は圧縮ばね２３，２４の端部を受けるばね
座を形成している。また、前記窓２０，２２のうち、外
周側に形成した窓２０はその外周側が解放している（図
３参照）。
り、略環状を呈しており、内周側領域がタービンランナ
３の内周側と共にリベット２８によってタービンハブ７
に取付けられている。このダンパハブ１８には、タービ
ンハブ７への取付け部分よりも外周側位置に、前記ドラ
イブプレート１７に形成した窓１９，２１に対応して、
窓２０，２２が形成してある。これら窓２０，２２の円
周方向の端部は圧縮ばね２３，２４の端部を受けるばね
座を形成している。また、前記窓２０，２２のうち、外
周側に形成した窓２０はその外周側が解放している（図
３参照）。
【００２８】前記遊動子２５は、ダンパハブ１８の内周
側に向かって収斂するテーパ形状で、前記一対の圧縮ば
ね２３の間に配置されており、これら一対の圧縮ばね２
３を窓１９，２０内で直列に作用させる。したがって、
この実施の形態の捩じりダンパ１５は、ドライブプレー
ト１７とダンパハブ１８が相対回動するとき、対応する
窓１９，２０内で直列に作用する複数のばね群が並列に
作用して弾性を得ると共に、窓２１，２２内に収容され
た圧縮ばね２４のばね群が並列に作用して弾性を得るこ
とになる。また、前記遊動子２５のそれぞれは、図３に
示すように、その外周側領域において環状連結部２９に
よって相互に連結されており、この環状連結部２９が、
ダンパハブ１８の外周側に載置され、一対のドライブプ
レート１７の間で案内されている。
側に向かって収斂するテーパ形状で、前記一対の圧縮ば
ね２３の間に配置されており、これら一対の圧縮ばね２
３を窓１９，２０内で直列に作用させる。したがって、
この実施の形態の捩じりダンパ１５は、ドライブプレー
ト１７とダンパハブ１８が相対回動するとき、対応する
窓１９，２０内で直列に作用する複数のばね群が並列に
作用して弾性を得ると共に、窓２１，２２内に収容され
た圧縮ばね２４のばね群が並列に作用して弾性を得るこ
とになる。また、前記遊動子２５のそれぞれは、図３に
示すように、その外周側領域において環状連結部２９に
よって相互に連結されており、この環状連結部２９が、
ダンパハブ１８の外周側に載置され、一対のドライブプ
レート１７の間で案内されている。
【００２９】前記ピストン１４は圧延鋼板材料からな
り、全体として環状を呈しており、外周側領域には摩擦
板１３に接離可能な摩擦面３０が形成してあると共に、
略中央部分には環状の窪み３１が形成してある。また、
内周側には筒状部３２が形成してあり、この筒状部３２
がタービンハブ７のボス部８の外周にシール部材３３を
介して摺動自在に嵌合している。
り、全体として環状を呈しており、外周側領域には摩擦
板１３に接離可能な摩擦面３０が形成してあると共に、
略中央部分には環状の窪み３１が形成してある。また、
内周側には筒状部３２が形成してあり、この筒状部３２
がタービンハブ７のボス部８の外周にシール部材３３を
介して摺動自在に嵌合している。
【００３０】３４は前記コンバータカバー１とピストン
１４とを連結する複数の板ばねである。この板ばね３４
はコンバータカバー１とピストン１４との間に、略接線
方向に複数個配置されており、それぞれの一端がピスト
ン１４に取付けられ、それぞれの他端が連結円板３５を
介してコンバータカバー１に取付けられている。
１４とを連結する複数の板ばねである。この板ばね３４
はコンバータカバー１とピストン１４との間に、略接線
方向に複数個配置されており、それぞれの一端がピスト
ン１４に取付けられ、それぞれの他端が連結円板３５を
介してコンバータカバー１に取付けられている。
【００３１】詳しくは、前記板ばね３４にはその両端近
傍に挿通孔３６が形成され、ピストン１４の内周と外周
側領域との間の中間領域、即ち窪み３１を形成した領域
には挿通孔３７が形成してあり、板ばね３４の一端は、
この板ばね３４の一端側に形成した挿通孔３６及びピス
トン１４に貫通形成した挿通孔３７に挿通されるボルト
３８とこのボルト３８に螺合されるナット３９とによっ
て、ピストン１４の中間領域に取付けられている。尚、
前記ナット３９とピストン１４との間には板状のワッシ
ャ４０が配置されており、このワッシャ４０は、ナット
３９の螺合固定後においてその周縁の一部がナット３９
側に折り曲げられ、ナット３９の回り止めの役に供せら
れる（図２参照）。
傍に挿通孔３６が形成され、ピストン１４の内周と外周
側領域との間の中間領域、即ち窪み３１を形成した領域
には挿通孔３７が形成してあり、板ばね３４の一端は、
この板ばね３４の一端側に形成した挿通孔３６及びピス
トン１４に貫通形成した挿通孔３７に挿通されるボルト
３８とこのボルト３８に螺合されるナット３９とによっ
て、ピストン１４の中間領域に取付けられている。尚、
前記ナット３９とピストン１４との間には板状のワッシ
ャ４０が配置されており、このワッシャ４０は、ナット
３９の螺合固定後においてその周縁の一部がナット３９
側に折り曲げられ、ナット３９の回り止めの役に供せら
れる（図２参照）。
【００３２】また、前記板ばね３４の他端が取付けられ
る連結円板３５は、所定位置に挿通孔４１が形成され
て、コンバータカバー１に溶接によって固定されてお
り、この連結円板３５への板ばね３４の取付けは、板ば
ね３４の他端に形成した挿通孔３６及び連結円板３５に
貫通形成した挿通孔４１に挿通されるリベット４２で成
就されている。尚、前記リベット４２の頭部４２ａは、
コンバータカバー１に形成した窪み４３内に埋設される
ようにしてある。また、前記連結円板３５には図２に示
すように、外周側の一部に、前記板ばね３４がピストン
１４に取付けられた部分に対応して、外周に解放する切
欠き４４が形成してあり、ピストン１４が軸方向に移動
した時に、板ばね３４を取付けるボルト３８の頭部が干
渉するのを回避するようにしてある。
る連結円板３５は、所定位置に挿通孔４１が形成され
て、コンバータカバー１に溶接によって固定されてお
り、この連結円板３５への板ばね３４の取付けは、板ば
ね３４の他端に形成した挿通孔３６及び連結円板３５に
貫通形成した挿通孔４１に挿通されるリベット４２で成
就されている。尚、前記リベット４２の頭部４２ａは、
コンバータカバー１に形成した窪み４３内に埋設される
ようにしてある。また、前記連結円板３５には図２に示
すように、外周側の一部に、前記板ばね３４がピストン
１４に取付けられた部分に対応して、外周に解放する切
欠き４４が形成してあり、ピストン１４が軸方向に移動
した時に、板ばね３４を取付けるボルト３８の頭部が干
渉するのを回避するようにしてある。
【００３３】斯かる構成にあっては、コンバータカバー
１に図外のフライホイールが連結されており、このフラ
イホイールから入力される駆動力によってポンプインペ
ラ２が回転駆動される。
１に図外のフライホイールが連結されており、このフラ
イホイールから入力される駆動力によってポンプインペ
ラ２が回転駆動される。
【００３４】ここで、図外の制御装置により、第２圧力
室１６Ｂに油圧に対して第１油圧室１６Ａの油圧が相対
的に高められると、ピストン１４が第１油圧室１６Ａ内
の油圧で押されて、ロックアップクラッチ１２全体がタ
ービンランナ４側に移動し、図１に示すように、摩擦板
１３がコンバータカバー１から離れる。これにより、ポ
ンプインペラ２とタ−ビンランナ３との間のロックアッ
プクラッチ１２を介しての連結は解除された状態とな
り、コンバータカバー１及びポンプインペラ２からの駆
動力は、コンバータ内部の作動油を介してタービンラン
ナ３に伝達され、タービンハブ７を介して出力軸１１に
出力される。
室１６Ｂに油圧に対して第１油圧室１６Ａの油圧が相対
的に高められると、ピストン１４が第１油圧室１６Ａ内
の油圧で押されて、ロックアップクラッチ１２全体がタ
ービンランナ４側に移動し、図１に示すように、摩擦板
１３がコンバータカバー１から離れる。これにより、ポ
ンプインペラ２とタ−ビンランナ３との間のロックアッ
プクラッチ１２を介しての連結は解除された状態とな
り、コンバータカバー１及びポンプインペラ２からの駆
動力は、コンバータ内部の作動油を介してタービンラン
ナ３に伝達され、タービンハブ７を介して出力軸１１に
出力される。
【００３５】一方、第１油圧室１６Ａの油圧に対して第
２油圧室１６Ｂの油圧が相対的に高められると、ピスト
ン１４が、第２油圧室１６Ｂの油圧に押されてコンバー
タカバー１側へ移動し、捩じりダンパ１５を介してター
ビンランナ３に連結された摩擦材１３を介して、コンバ
ータカバー１に圧接する。これにより、コンバータカバ
ー１（ポンプインペラ２）とタ−ビンランナ３とはロッ
クアップクラッチ１２を介して連結されることになる。
したがって、コンバータカバー１からの駆動力はロック
アップクラッチ１２を介してタービンランナ３に伝達さ
れ、出力軸１１に出力される。即ち、コンバータカバー
１からの駆動力は、連結円板３５及び板ばね３４を介し
てピストン１４に伝達され、更に、摩擦板１３から捩じ
りダンパ１５のドライブプレート１７、圧縮ばね２３，
２４及びダンパハブ１８を介してタービンハブ７に伝わ
り、出力軸１１に出力される。
２油圧室１６Ｂの油圧が相対的に高められると、ピスト
ン１４が、第２油圧室１６Ｂの油圧に押されてコンバー
タカバー１側へ移動し、捩じりダンパ１５を介してター
ビンランナ３に連結された摩擦材１３を介して、コンバ
ータカバー１に圧接する。これにより、コンバータカバ
ー１（ポンプインペラ２）とタ−ビンランナ３とはロッ
クアップクラッチ１２を介して連結されることになる。
したがって、コンバータカバー１からの駆動力はロック
アップクラッチ１２を介してタービンランナ３に伝達さ
れ、出力軸１１に出力される。即ち、コンバータカバー
１からの駆動力は、連結円板３５及び板ばね３４を介し
てピストン１４に伝達され、更に、摩擦板１３から捩じ
りダンパ１５のドライブプレート１７、圧縮ばね２３，
２４及びダンパハブ１８を介してタービンハブ７に伝わ
り、出力軸１１に出力される。
【００３６】このとき、前記板ばね３４の一端が、前記
ピストン１４の内周と外周側領域との間の中間領域であ
って、前記コンバータカバー１に面する側に取付けられ
ているから、板ばね３４は、比較的トルクアームが長い
位置で動力（トルク）伝達が可能となる。このため、板
ばね３４の厚さや、この板ばね３４をコンバータカバー
１に取付ける連結円板３４の厚さを比較的薄くすること
ができる。
ピストン１４の内周と外周側領域との間の中間領域であ
って、前記コンバータカバー１に面する側に取付けられ
ているから、板ばね３４は、比較的トルクアームが長い
位置で動力（トルク）伝達が可能となる。このため、板
ばね３４の厚さや、この板ばね３４をコンバータカバー
１に取付ける連結円板３４の厚さを比較的薄くすること
ができる。
【００３７】したがって、重量及び軸方向の寸法が増加
することがない、ロックアップクラッチ付きトルクコン
バータが得られる。
することがない、ロックアップクラッチ付きトルクコン
バータが得られる。
【００３８】また、前記摩擦板１３に入力された動力
が、捩じりダンパ１５を介してタービンランナ３に伝達
されるから、コンバータカバー１からの動力が出力軸１
１に出力されるとき、コンバータカバー１に入力された
動力のトルク変動を有利に吸振減衰して出力軸１１に出
力することが可能となる。
が、捩じりダンパ１５を介してタービンランナ３に伝達
されるから、コンバータカバー１からの動力が出力軸１
１に出力されるとき、コンバータカバー１に入力された
動力のトルク変動を有利に吸振減衰して出力軸１１に出
力することが可能となる。
【００３９】また、前記捩じりダンパ１５を介して動力
伝達されるとき、遊動子２５のそれぞれは外周側におい
て環状連結部２９によって相互に連結されており、この
環状連結部２９が、一対のドライブプレート１７，１７
間で案内されるから、この遊動子２５の作動が円滑で、
窓１９，２０内に収装した一対の圧縮ばね２３の直列作
用が円滑に行われる。
伝達されるとき、遊動子２５のそれぞれは外周側におい
て環状連結部２９によって相互に連結されており、この
環状連結部２９が、一対のドライブプレート１７，１７
間で案内されるから、この遊動子２５の作動が円滑で、
窓１９，２０内に収装した一対の圧縮ばね２３の直列作
用が円滑に行われる。
【００４０】図４は本発明の別の実施の形態を示す図面
で、この実施の形態が前記実施の形態と変わるところ
は、前記板ばね３４とピストン１４との間に、金属材料
或いは合成樹脂材料からなるストッパリング５１を配置
した点である。前記ストッパリング５１は、ボルト３８
に挿通可能で、組立て時において板ばね３４の挿通孔３
６にボルト３８を挿通した後、このボルト３８に挿通し
て、このボルト３８が板ばね３４の挿通孔から抜脱する
のを防止する。また、前記ストッパリング５１は、板ば
ね３４をボルト３８及びナット３９でピストン１４に取
付けた際に、ピストン１４に形成した窪み５２内に埋設
されるようにしてある。尚、その他の構成は前記実施の
形態と同様であるから、同一構成部分には同一符号を付
し、その重複する説明を省略する。
で、この実施の形態が前記実施の形態と変わるところ
は、前記板ばね３４とピストン１４との間に、金属材料
或いは合成樹脂材料からなるストッパリング５１を配置
した点である。前記ストッパリング５１は、ボルト３８
に挿通可能で、組立て時において板ばね３４の挿通孔３
６にボルト３８を挿通した後、このボルト３８に挿通し
て、このボルト３８が板ばね３４の挿通孔から抜脱する
のを防止する。また、前記ストッパリング５１は、板ば
ね３４をボルト３８及びナット３９でピストン１４に取
付けた際に、ピストン１４に形成した窪み５２内に埋設
されるようにしてある。尚、その他の構成は前記実施の
形態と同様であるから、同一構成部分には同一符号を付
し、その重複する説明を省略する。
【００４１】この実施の形態によれば、前記実施の形態
で述べたと同様の作用・効果が得られるのに加え、組立
て時においてボルト３８が板ばね３４の挿通孔から抜脱
するのが防止できるから、組立時の作業性が向上する。
で述べたと同様の作用・効果が得られるのに加え、組立
て時においてボルト３８が板ばね３４の挿通孔から抜脱
するのが防止できるから、組立時の作業性が向上する。
【００４２】以上、実施例を図面に基づいて説明した
が、具体的構成はこの実施例に限られるものではなく、
発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
が、具体的構成はこの実施例に限られるものではなく、
発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【００４３】例えば、前記連結円板３５をコンバータカ
バー１に溶接によって固定した実施の形態について述べ
たが、ボルト・ナットやリベットを用いてコンバーター
カバー１に固定する構成としてもよい。
バー１に溶接によって固定した実施の形態について述べ
たが、ボルト・ナットやリベットを用いてコンバーター
カバー１に固定する構成としてもよい。
【００４４】また、ダンパハブ１８の５タービンハブ７
への連結は、リベット結合のみならず、動力伝達可能な
スプライン結合等各種の連結手段が適用可能である。
への連結は、リベット結合のみならず、動力伝達可能な
スプライン結合等各種の連結手段が適用可能である。
【００４５】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、重量や軸方向の寸法が増加することがない、ロッ
クアップクラッチ付きトルクコンバータが得られる。
れば、重量や軸方向の寸法が増加することがない、ロッ
クアップクラッチ付きトルクコンバータが得られる。
【図１】本発明の実施の形態を示すロックアップクラッ
チ付きトルクコンバータの断面図である。
チ付きトルクコンバータの断面図である。
【図２】図１のロックアップクラッチを矢印Ｎ方向から
見た図面で、ピストンの一部を切除して示す図面であ
る。
見た図面で、ピストンの一部を切除して示す図面であ
る。
【図３】捩じりダンパの要部を示す平面図で、ドライブ
プレートの一部を切除して示す図面である。
プレートの一部を切除して示す図面である。
【図４】本発明の別の実施の形態を示すロックアップク
ラッチ付きトルクコンバータの要部を示す断面図であ
る。
ラッチ付きトルクコンバータの要部を示す断面図であ
る。
１ コンバータカバー ２ ポンプインペラ ３ タービンランナ ７ タービンハブ １２ ロックアップクラッチ １３ 摩擦板 １４ ピストン １５ 捩じりダンパ ３４ 板ばね ３５ 連結円板
Claims (7)
- 【請求項１】 コンバータカバーに一体的に連結された
ポンプインペラと、出力軸に連結されるタービンハブに
取付けられたタービンランナとを直結可能なロックアッ
プクラッチを備えたトルクコンバータであって、前記タ
ービンランナに連結された摩擦板と、内周側が前記ター
ビンハブに摺動自在に嵌合し、外周側領域の摩擦面が前
記摩擦板を介してコンバータカバーに接離可能なピスト
ンと、該ピストンと前記コンバータカバーとの間に略接
線方向に複数個配置されて、一端が前記ピストンに取付
けられ、他端が前記コンバータカバーに取付けられた板
ばねと、を備え、前記板ばねの一端が、前記ピストンの
内周と外周側領域との間の中間領域であって、前記コン
バータカバーに面する側に取付けられてなることを特徴
とする、ロックアップクラッチ付きトルクコンバータ。 - 【請求項２】 前記摩擦板は、捩じりダンパを介してタ
ービンランナに連結されてなる、請求項１記載のロック
アップクラッチ付きトルクコンバータ。 - 【請求項３】 前記板ばねの一端は、該板ばね及びピス
トンにそれぞれ形成された挿通孔に挿通されるボルトと
ナットとによって、前記ピストンに取付けられてなるこ
とを特徴とする、請求項１乃至請求項２記載のロックア
ップクラッチ付きトルクコンバータ。 - 【請求項４】 前記板ばねの他端は、前記コンバータカ
バーに取付けられた連結円板を介して、前記コンバータ
カバーに取付けられてなることを特徴とする、請求項１
乃至請求項３記載のロックアップクラッチ付きトルクコ
ンバータ。 - 【請求項５】 前記連結円板は、前記コンバータカバー
に溶接されてなることを特徴とする、請求項４記載のロ
ックアップクラッチ付きトルクコンバータ。 - 【請求項６】 前記捩じりダンパは、前記摩擦板が連結
され、円周方向に複数の窓を有する一対のドライブプレ
ートと、該ドライブプレートの窓に対応する複数の窓を
有し、前記タービンハブに連結されたダンパハブと、前
記ドライブプレートとダンパハブとの複数の窓内にそれ
ぞれ一対ずつ挿入され、ドライブプレートとダンパハブ
との間の弾性的相対回動を許容する圧縮ばねと、該一対
の圧縮ばね間に配置され、該一対の圧縮ばねを直列に作
用させる遊動子とを備えてなることを特徴とする、請求
項２記載のロックアップクラッチ付きトルクコンバー
タ。 - 【請求項７】 前記遊動子のそれぞれは、外周側が環状
連結部によって相互に連結されており、この環状連結部
が、一対のドライブプレートの間で案内されてなること
を特徴とする、請求項６記載のロックアップクラッチ付
きトルクコンバータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22188996A JPH1047453A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | ロックアップクラッチ付きトルクコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22188996A JPH1047453A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | ロックアップクラッチ付きトルクコンバータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1047453A true JPH1047453A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16773771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22188996A Pending JPH1047453A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | ロックアップクラッチ付きトルクコンバータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1047453A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20050039358A (ko) * | 2003-10-24 | 2005-04-29 | 현대자동차주식회사 | 토크 컨버터의 록업 클러치 |
| US6899210B2 (en) | 2002-03-15 | 2005-05-31 | Exedy Corporation | Piston coupling mechanism and lockup device for fluid-type torque transmission device equipped with the same |
| US6938744B2 (en) | 2002-09-25 | 2005-09-06 | Exedy Corporation | Piston coupling mechanism, lockup device for a fluid-type torque transmission device, elastic coupling mechanism, and spring installation method for an elastic coupling mechanism |
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| KR100783874B1 (ko) | 2006-10-18 | 2007-12-10 | 현대자동차주식회사 | 토크컨버터의 록업클러치 구조 |
| DE102008008864A1 (de) | 2007-02-16 | 2008-08-28 | Exedy Corp., Neyagawa | Überbrückungsvorrichtung und mit einer solchen ausgestattete hydraulische Drehmomentübertragungsvorrichtung |
| JP2008281202A (ja) * | 2007-05-09 | 2008-11-20 | Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg | がたつき防止及び冷却流れ配列を備えたトルクコンバータ |
| WO2009018801A1 (de) * | 2007-08-02 | 2009-02-12 | Luk Lamellen Und Kupplungs Beteiligungs Kg | Vorrichtung zur dämpfung von schwingungen, insbesondere mehrstufiger drehschwingungsdämpfer |
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| EP2642154A1 (en) * | 2011-02-15 | 2013-09-25 | Aisin AW Co., Ltd. | Damper device |
| US8801524B2 (en) | 2011-03-28 | 2014-08-12 | Aisin Aw Co., Ltd. | Damper apparatus |
| US8870665B2 (en) | 2011-02-15 | 2014-10-28 | Aisin Aw Co., Ltd. | Damper device |
| CN113324007A (zh) * | 2021-06-29 | 2021-08-31 | 吉林大学 | 一种具有多级减振功能的液力变矩器装置 |
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1996
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