JPH1047260A - ギヤポンプ - Google Patents

ギヤポンプ

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Publication number
JPH1047260A
JPH1047260A JP20204196A JP20204196A JPH1047260A JP H1047260 A JPH1047260 A JP H1047260A JP 20204196 A JP20204196 A JP 20204196A JP 20204196 A JP20204196 A JP 20204196A JP H1047260 A JPH1047260 A JP H1047260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
liquid
pressure
fluid
shaft clearance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20204196A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiro Taguchi
竜大 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP20204196A priority Critical patent/JPH1047260A/ja
Publication of JPH1047260A publication Critical patent/JPH1047260A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C13/00Adaptations of machines or pumps for special use, e.g. for extremely high pressures
    • F04C13/001Pumps for particular liquids
    • F04C13/002Pumps for particular liquids for homogeneous viscous liquids

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】溶融合成樹脂などの高分子ポリマーや化学薬品
などの高粘度流体の送液、押出に利用されるギヤポンプ
において、ポンプ吸入側圧力が負圧となっても軸隙間か
ら、ポンプ内部に大気が侵入しないギヤポンプを提供す
る。 【解決手段】ラビリンスシール9の外端91よりポンプ
内部側の貫通部内周面61上に液だまり7を凹設し、こ
の液だまり7に吐出された送液流体の一部を導くように
しているので、ポンプ吸入口1側圧力が負圧となり、真
空状態に近くなって、規定の吐出圧力を確保できなくな
った場合でも、液だまり7に保持されている送液流体が
軸隙間6に供給され、急激な軸隙間6の圧力低下が防止
され、このような状況でも大気が軸隙間6からポンプ内
部に侵入しない。つまり、液だまり7がアキュムレータ
的な役割を果たし、軸隙間6の送液流体の確保を行うた
め、大気の送液流体への混入が確実に防げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融合成樹脂など
の高分子ポリマーや化学薬品などの高粘度流体の送液、
押出に好適に利用されるギヤポンプに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般にギヤポンプは、ポンプケーシング
の貫通部から外部に突出するギヤ駆動軸を介して該ポン
プケーシング内部のギヤを回転させ、送液流体を吸入、
吐出しポンプ作用を得る。この駆動軸外周面とケーシン
グ貫通部の内周面との間の軸隙間に、ポンプの内部漏れ
による送液流体の一部を導き、充填することによって、
この軸隙間からポンプ内への大気の侵入防止を行ってい
る。そして、この軸隙間とポンプ外部との間にシール機
構を設け、送液流体がポンプ外部に漏れるのを防いでい
る。特に、溶融合成樹脂などの高分子ポリマーや化学薬
品などの、高温で高粘度の流体の送液、押出に利用され
るギヤポンプにおいては、このシールに、ラビリンスシ
ール、またはグランドパッキンのみを用いることが可能
である。ラビリンスシールは非接触型シールであり、ま
た、グランドパッキンは接触型シールではあるが、完全
に密接させると、摩耗やトルク損失が大きいため、若干
の隙間をあける必要がある。このため、シールによっ
て、軸隙間とポンプ外部は完全に遮断されない。逆に送
液流体を、このシール部より若干漏らして、軸隙間から
ポンプ内への大気の侵入防止を防ぎつつ、ポンプを使用
するのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、溶融合成樹
脂などの高分子ポリマーや化学薬品などの高粘度流体の
送液、押出に利用されるギヤポンプにおいては、その使
用状況によってポンプ吸入側圧力が負圧となったり、真
空状態に近くなることすらあるため、規定の吐出圧力を
も確保できなくなる場合がしばしば発生する。前述した
ように、ラビリンスシールやグランドパッキンによるシ
ールでは、ポンプ外部と軸隙間を完全に遮断していない
ため、気体は通過可能であり、このような場合、軸隙間
に充填されていた送液流体の圧力の低下により、ポンプ
外部より大気がシールから前記軸隙間を介してポンプ内
部に侵入し、送液流体に混入する。そしてこの結果、送
液流体そのものの品質が低下したり、あるいはこの送液
流体を用いた製品に欠陥が生じるなどの不具合が発生す
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明によるギヤポンプは、駆動軸外周面とケ
ーシング貫通部内周面との間の軸隙間に装着されたラビ
リンスシールまたはグランドパッキンと、前記ラビリン
スシールまたはグランドパッキンの外端よりポンプ内部
側の貫通部内周面上に凹設された液だまりと、吐出され
た送液流体の一部を該液だまりに導く通路とを備えてな
ることを特徴としている。
【0005】このような構成であれば、吐出された送液
流体の一部は、前記液だまりを介して駆動軸外周面とケ
ーシング貫通部の内周面との間の軸隙間に導かれ、これ
ら液だまりと隙間に充填される。通常の使用状況の場
合、これら液だまりと軸隙間には、吐出圧力またはそれ
に近い圧力で送液流体が充填されているため、この送液
流体が、駆動軸の潤滑と、この軸隙間からの大気のポン
プ内侵入防止を行い、従来のポンプと同様の作用を営
む。特に液だまりを設けたことによって、液だまりが圧
力ポケットの役割を果たし、軸隙間での圧力が均等化
し、この軸隙間からの大気のポンプ内への侵入を確実に
防止する。
【0006】そして、ポンプ吸入側圧力が負圧となり、
真空状態に近くなって、規定の吐出圧力を確保できなく
なった場合でも、液だまりに保持されている送液流体が
軸隙間に供給され、急激な軸隙間の圧力低下が防止で
き、このような状況でも大気がポンプ内に侵入しない。
つまり、液だまりがアキュムレータ的な役割を果たし、
軸隙間の送液流体の確保を行うため、大気の送液流体へ
の混入が確実に防げる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。本発明によるギヤポンプは、図1に示すよう
に、送液流体の吸入口1と吐出口2とを具備するポンプ
ケーシング3内に設けられたギヤ4を、ポンプケーシン
グ3の貫通部5から延出する駆動軸41により回転させ
て、送液流体を吐出口2から吐出するものであって、駆
動軸外周面62とケーシング貫通部内周面61との間の
軸隙間6に装着されたラビリンスシール9と、該ラビリ
ンスシール9の外端91よりポンプ内部側の貫通部内周
面61上に凹設された液だまり7と、吐出口2と液だま
り7とを連通し、吐出された送液流体の一部を該液だま
り7に導く通路8とを備えてなる。
【0008】本実施例においては、ギヤ4および駆動軸
41は軸受け31によって、回転可能に支持されてお
り、また、軸隙間6は、液だまり7、戻り通路81を介
して吸入口1にも連通している。そして、吐出口2と液
だまり7を連通する通路8は圧損が小さくなるように設
計されており、逆に吸入口1と液だまり7を連通する通
路81は、圧損が大きくなるように設計されている。
【0009】このような構成での本実施例の動作を以下
に説明する。吸入口1からポンプによって吸入された送
液流体(例えばポリマー)は、吐出口2から吐出され、
その際、吐出された送液流体の一部が、a方向に示すよ
うに、通路8を通じて液だまり7および軸隙間6に充填
される。この時の充填圧力は、吐出圧力またはそれに近
い圧力であるため、液だまり7および軸隙間6には隙間
なく送液流体が充填される。特に液だまり7はこの時圧
力ポケットの役割を果たし、軸隙間6の圧力が均等化す
るように作用する。また、ポンプ起動時には、通路81
を通じて、液だまり7および軸隙間6に溜まった空気等
がb方向に排出され、速やかに送液流体を液だまり7お
よび軸隙間6に注入することができる。ポンプ動作中、
通路8を通じて液だまり7および軸隙間6に充填された
送液流体は当然、通路81からb方向に排出されるが、
通路8は圧損が小さく、また、通路81は圧損が大きく
なるよう設計されているため、液だまり7および軸隙間
6に充填された送液流体圧力が吐出圧力から大きく低下
することはない。したがって、この軸隙間6からの大気
のポンプ内への侵入防止が確実に行われる。
【0010】しかして、ポンプ吸入口1側圧力が負圧と
なり、真空状態に近くなって、規定の吐出圧力を確保で
きなくなった場合でも、液だまり7に保持されている送
液流体が軸隙間6に供給され、急激な軸隙間6の圧力低
下が防止でき、このような状況でも大気が軸隙間6から
ポンプ内部に侵入しない。つまり、液だまり7がアキュ
ムレータ的な役割を果たし、軸隙間6の送液流体の確保
を行うため、大気の送液流体への混入が確実に防げる。
【0011】この結果、使用状況により、ポンプ吸入口
1側の送液流体の圧力が低下しても大気のポンプ内への
侵入が確実に防止でき、送液流体への大気の混入が防げ
るため、送液流体そのものの品質が低下したり、あるい
はこの送液流体を用いた製品に欠陥が生じるなどの不具
合が発生しない。なお、本発明は以上示した実施例のみ
に限定されるものではない。通路81を、吸入口1に連
通させず、図1の81’に想像線で示したように、ポン
プ外部に連通させても構わないし、あるいは、起動時に
ラビリンスシール9から空気排出が期待できるため、送
液流体によっては、通路81をなくすことも可能であ
る。また、液だまり7の位置も、貫通部内周面61の適
宣な位置に凹設すればよく、図1の7’に想像線で示す
ように、ラビリンスシール外端91より内側であればシ
ール面上でも構わない。
【0012】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、以上に詳述したよう
に、ポンプ吸入口側圧力が負圧となり、真空状態に近く
なって、規定の吐出圧力を確保できなくなった場合で
も、液だまりに保持されている送液流体が軸隙間に供給
され、急激な軸隙間の圧力低下が防止できる。つまり、
液だまりがアキュムレータ的な役割を果たし、軸隙間の
送液流体の確保を行うため、大気のポンプ内への侵入が
防げる。また、通常の使用状況においても、液だまりが
圧力ポケットの役割を果たし、軸隙間での圧力が均等化
するため、やはり大気のポンプ内への侵入が確実に防止
できる。そしてその結果、送液流体への大気の混入が防
げるため、送液流体そのものの品質が低下したり、ある
いはこの送液流体を用いた製品に欠陥が生じるなどの不
具合が発生しないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すギヤポンプの縦断面
図。
【符号の説明】
1・・・吸入口 2・・・吐出口 3・・・ポンプケーシング 4・・・ギヤ 41・・・駆動軸 5・・・ポンプケーシングの貫通部 6・・・軸隙間 61・・・ポンプケーシングの貫通部内周面 62・・・駆動軸外周面 7・・・液だまり 9・・・ラビリンスシール 91・・・ラビリンスシールの外端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送液流体の吸入口と吐出口とを具備するポ
    ンプケーシング内に設けられたギヤを、ポンプケーシン
    グの貫通部から延出する駆動軸により回転させて送液流
    体を吐出口から吐出するギヤポンプにおいて、駆動軸外
    周面とケーシング貫通部内周面との間の軸隙間に装着さ
    れたラビリンスシールまたはグランドパッキンと、前記
    ラビリンスシールまたはグランドパッキンの外端よりポ
    ンプ内部側の貫通部内周面上に凹設された液だまりと、
    吐出された送液流体の一部を該液だまりに導く通路とを
    備えてなることを特徴とするギヤポンプ。
JP20204196A 1996-07-31 1996-07-31 ギヤポンプ Pending JPH1047260A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20204196A JPH1047260A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 ギヤポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20204196A JPH1047260A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 ギヤポンプ

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Publication Number Publication Date
JPH1047260A true JPH1047260A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16450957

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20204196A Pending JPH1047260A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 ギヤポンプ

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JP (1) JPH1047260A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0553582A2 (fr) * 1991-12-23 1993-08-04 Radio-Energie S.A. Machine dynamo-électrique composée de secteurs juxtaposés suivant la direction du déplacement et procédé de fabrication desdits secteurs
JP2002242851A (ja) * 2001-02-16 2002-08-28 Bridgestone Corp ゴム押出用歯車ポンプ
JP2016187771A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 ブラザー工業株式会社 接着剤供給装置及び布接着装置

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EP0553582A2 (fr) * 1991-12-23 1993-08-04 Radio-Energie S.A. Machine dynamo-électrique composée de secteurs juxtaposés suivant la direction du déplacement et procédé de fabrication desdits secteurs
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