JP2568688Y2 - ギヤポンプ - Google Patents
ギヤポンプInfo
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- JP2568688Y2 JP2568688Y2 JP1991079504U JP7950491U JP2568688Y2 JP 2568688 Y2 JP2568688 Y2 JP 2568688Y2 JP 1991079504 U JP1991079504 U JP 1991079504U JP 7950491 U JP7950491 U JP 7950491U JP 2568688 Y2 JP2568688 Y2 JP 2568688Y2
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- fluid
- pump case
- groove
- driven shaft
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は熱劣化の大きい高粘度流
体の搬送に適したギヤポンプに関し、例えば押出機から
押し出される溶融プラスチックの搬送に用いられる。
体の搬送に適したギヤポンプに関し、例えば押出機から
押し出される溶融プラスチックの搬送に用いられる。
【0002】
【従来の技術】ポンプケースの内部の駆動ギヤと従動ギ
ヤとによって搬送される流体により、その駆動ギヤの駆
動軸と従動ギヤの従動軸の各軸受部が潤滑される自己潤
滑式ギヤポンプが従来より用いられている。
ヤとによって搬送される流体により、その駆動ギヤの駆
動軸と従動ギヤの従動軸の各軸受部が潤滑される自己潤
滑式ギヤポンプが従来より用いられている。
【0003】従来の自己潤滑式ギヤポンプにあっては、
駆動軸の軸受部を潤滑した流体と従動軸の軸受部を潤滑
した流体の双方をポンプケースの内部の低圧側に還流さ
せるものと、双方の流体をポンプケースの外部に排出す
るものとがある。
駆動軸の軸受部を潤滑した流体と従動軸の軸受部を潤滑
した流体の双方をポンプケースの内部の低圧側に還流さ
せるものと、双方の流体をポンプケースの外部に排出す
るものとがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】高粘度流体を自己潤滑
式ギヤポンプにより搬送する場合、潤滑流体の通路は狭
小なために滞留を生じ易い。特に、ギヤポンプの駆動軸
はモーター等の駆動源との連結のためにポンプケースか
ら外部に突出させる必要があり、その駆動軸とポンプケ
ースとの間にはラビリンスシール等により軸封部が形成
され、潤滑流体がポンプケースの外部に容易に流出する
のを規制している。そのため、その軸封部には駆動軸の
潤滑流体が滞留し易い。また、従動軸の軸受部の潤滑流
体は、従動軸の外周を潤滑後に従動軸の端面とポンプケ
ースとの対向間に至るが、従動軸の中心部は周速度が0
であるために潤滑流体を流動させようとする力が従動軸
から作用せず、従動軸の中心部とポンプケースとの対向
間には潤滑流体が滞留し易い。そのため、潤滑流体をポ
ンプケースの内部に還流させる自己潤滑式ギヤポンプに
よりポリカーボネイトやメタアクリル樹脂等の熱劣化し
易い高粘度流体を搬送する場合、流体の凝固防止のため
に設けられるヒーターの熱や流体相互の摩擦熱によって
滞留した潤滑流体が長時間に亘り加熱されて熱劣化する
ため、潤滑流体が搬送流体を汚染するという問題があ
る。また、潤滑流体が滞留すると、新たな種類の流体を
搬送する場合に旧流体との置換に長時間を要するという
問題がある。
式ギヤポンプにより搬送する場合、潤滑流体の通路は狭
小なために滞留を生じ易い。特に、ギヤポンプの駆動軸
はモーター等の駆動源との連結のためにポンプケースか
ら外部に突出させる必要があり、その駆動軸とポンプケ
ースとの間にはラビリンスシール等により軸封部が形成
され、潤滑流体がポンプケースの外部に容易に流出する
のを規制している。そのため、その軸封部には駆動軸の
潤滑流体が滞留し易い。また、従動軸の軸受部の潤滑流
体は、従動軸の外周を潤滑後に従動軸の端面とポンプケ
ースとの対向間に至るが、従動軸の中心部は周速度が0
であるために潤滑流体を流動させようとする力が従動軸
から作用せず、従動軸の中心部とポンプケースとの対向
間には潤滑流体が滞留し易い。そのため、潤滑流体をポ
ンプケースの内部に還流させる自己潤滑式ギヤポンプに
よりポリカーボネイトやメタアクリル樹脂等の熱劣化し
易い高粘度流体を搬送する場合、流体の凝固防止のため
に設けられるヒーターの熱や流体相互の摩擦熱によって
滞留した潤滑流体が長時間に亘り加熱されて熱劣化する
ため、潤滑流体が搬送流体を汚染するという問題があ
る。また、潤滑流体が滞留すると、新たな種類の流体を
搬送する場合に旧流体との置換に長時間を要するという
問題がある。
【0005】ギヤポンプの駆動軸の一端側はモーター等
の駆動源に連結されるため、そのモーター等への熱伝達
によりポンプケースの内部の潤滑流体の温度は軸方向一
端側が他端側よりも低くなり、この温度差により流体粘
度に差が生じる。そのため、潤滑流体をポンプケースの
外部に排出させるギヤポンプでは、軸方向一端側と他端
側とで潤滑流体の排出量に差が生じ、この排出量の差に
よってポンプケースに内蔵される従動軸の端面にスラス
ト荷重が作用する。このスラスト荷重により従動軸は軸
方向移動してしまい、従動ギヤの側面と軸受の側面との
間の潤滑膜が破れて焼付やかじり等を生じるという問題
がある。また、駆動軸と従動軸の双方の軸受部の潤滑流
体をポンプケースの外部に排出すると、流体のロスが多
くランニングコストが嵩むという問題がある。
の駆動源に連結されるため、そのモーター等への熱伝達
によりポンプケースの内部の潤滑流体の温度は軸方向一
端側が他端側よりも低くなり、この温度差により流体粘
度に差が生じる。そのため、潤滑流体をポンプケースの
外部に排出させるギヤポンプでは、軸方向一端側と他端
側とで潤滑流体の排出量に差が生じ、この排出量の差に
よってポンプケースに内蔵される従動軸の端面にスラス
ト荷重が作用する。このスラスト荷重により従動軸は軸
方向移動してしまい、従動ギヤの側面と軸受の側面との
間の潤滑膜が破れて焼付やかじり等を生じるという問題
がある。また、駆動軸と従動軸の双方の軸受部の潤滑流
体をポンプケースの外部に排出すると、流体のロスが多
くランニングコストが嵩むという問題がある。
【0006】本考案は上記従来技術の問題を解決するこ
とのできるギヤポンプを提供することを目的とする。
とのできるギヤポンプを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴とするとこ
ろは、ポンプケースの内部の駆動ギヤと従動ギヤとによ
って搬送される流体により、その駆動ギヤの駆動軸と従
動ギヤの従動軸の各軸受部が潤滑されるギヤポンプにお
いて、駆動軸の軸受部の潤滑流体を、ポンプケースの内
部圧力と大気圧との差によりポンプケースの内部に還流
させることなくポンプケースの外部に排出する流体通路
が形成され、この流体通路は駆動軸の外周とポンプケー
スとの間に形成され、従動軸の軸受部の潤滑流体をポン
プケースの内部に還流させるべく、ポンプケースの内部
の高圧側と低圧側とを従動軸の軸受部を介して連通する
流体通路が形成され、この流体通路は、搬送流体をポン
プケースの内部の高圧側から従動軸の外周に導入する潤
滑溝と、従動軸の端面と対向するようにポンプケースに
形成される凹溝と、この凹溝とポンプケースの内部の低
圧側とを連通する連通路とを有し、その凹溝の一端は潤
滑溝の流体出口と対向し、その凹溝の他端は連通路の流
体入口と対向し、その凹溝の一端と他端の間は溝幅が従
動軸の径よりも小さくされると共に従動軸の中心部と対
向する点にある。
ろは、ポンプケースの内部の駆動ギヤと従動ギヤとによ
って搬送される流体により、その駆動ギヤの駆動軸と従
動ギヤの従動軸の各軸受部が潤滑されるギヤポンプにお
いて、駆動軸の軸受部の潤滑流体を、ポンプケースの内
部圧力と大気圧との差によりポンプケースの内部に還流
させることなくポンプケースの外部に排出する流体通路
が形成され、この流体通路は駆動軸の外周とポンプケー
スとの間に形成され、従動軸の軸受部の潤滑流体をポン
プケースの内部に還流させるべく、ポンプケースの内部
の高圧側と低圧側とを従動軸の軸受部を介して連通する
流体通路が形成され、この流体通路は、搬送流体をポン
プケースの内部の高圧側から従動軸の外周に導入する潤
滑溝と、従動軸の端面と対向するようにポンプケースに
形成される凹溝と、この凹溝とポンプケースの内部の低
圧側とを連通する連通路とを有し、その凹溝の一端は潤
滑溝の流体出口と対向し、その凹溝の他端は連通路の流
体入口と対向し、その凹溝の一端と他端の間は溝幅が従
動軸の径よりも小さくされると共に従動軸の中心部と対
向する点にある。
【0008】
【作用】本考案の構成によるギヤポンプによれば、搬送
流体の一部はポンプケース内部の低圧側から高圧側に至
り、しかる後に駆動軸の軸受部と従動軸の軸受部に至
る。
流体の一部はポンプケース内部の低圧側から高圧側に至
り、しかる後に駆動軸の軸受部と従動軸の軸受部に至
る。
【0009】その駆動軸の軸受部を潤滑した流体を、駆
動軸の外周とポンプケースとの間に形成される流体通路
により、ポンプケースの内部に還流することなく、ギヤ
ポンプの運転時に、ポンプケースの内部の高圧側と大気
圧との差によりポンプケースの外部に排出できる。これ
により、駆動軸の軸封部に滞留した潤滑流体が搬送流体
を汚染することはない。
動軸の外周とポンプケースとの間に形成される流体通路
により、ポンプケースの内部に還流することなく、ギヤ
ポンプの運転時に、ポンプケースの内部の高圧側と大気
圧との差によりポンプケースの外部に排出できる。これ
により、駆動軸の軸封部に滞留した潤滑流体が搬送流体
を汚染することはない。
【0010】その従動軸の軸受部を潤滑した流体は、ポ
ンプケース内部の高圧側と低圧側との圧力差によって低
圧側に還流するため、軸方向一端側と他端側とで温度差
が生じることはなく、従動軸にスラスト荷重が作用する
ことはない。
ンプケース内部の高圧側と低圧側との圧力差によって低
圧側に還流するため、軸方向一端側と他端側とで温度差
が生じることはなく、従動軸にスラスト荷重が作用する
ことはない。
【0011】また、従動軸の軸受部の潤滑流体をポンプ
ケースの内部に還流させる流体通路の凹溝が、潤滑溝の
流体出口と連通路の流体入口と従動軸の中心部とに対向
することで、潤滑流体の潤滑溝から凹溝への流入と凹溝
から連通路への流入が促進されるので、従動軸の中心部
とポンプケースとの間における潤滑流体の滞留が防止さ
れる。特に、その従動軸の中心部に対向する凹溝の一端
と他端の間は、溝幅が従動軸の径よりも小さいので、周
速が零であるため潤滑流体の滞留が生じ易い従動軸の中
心部において、潤滑流体が滞留するのを確実に防止して
循環させることができる。
ケースの内部に還流させる流体通路の凹溝が、潤滑溝の
流体出口と連通路の流体入口と従動軸の中心部とに対向
することで、潤滑流体の潤滑溝から凹溝への流入と凹溝
から連通路への流入が促進されるので、従動軸の中心部
とポンプケースとの間における潤滑流体の滞留が防止さ
れる。特に、その従動軸の中心部に対向する凹溝の一端
と他端の間は、溝幅が従動軸の径よりも小さいので、周
速が零であるため潤滑流体の滞留が生じ易い従動軸の中
心部において、潤滑流体が滞留するのを確実に防止して
循環させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0013】図1、図2に示すギヤポンプ1は比較的高
粘度のポリマー等の流体送りに用いられるもので、ポン
プケース2と、このポンプケース2に内蔵される駆動ギ
ヤ3と従動ギヤ4とを備えている。そのポンプケース2
は中空のケース本体5と、このケース本体5の側面に取
り付けられる一対のケース板6、7とで構成されてい
る。そのケース本体5に軸受保持孔14と吸入孔21と
吐出孔22とが開口されている。また、ポンプケース2
はヒータ23により覆われている。
粘度のポリマー等の流体送りに用いられるもので、ポン
プケース2と、このポンプケース2に内蔵される駆動ギ
ヤ3と従動ギヤ4とを備えている。そのポンプケース2
は中空のケース本体5と、このケース本体5の側面に取
り付けられる一対のケース板6、7とで構成されてい
る。そのケース本体5に軸受保持孔14と吸入孔21と
吐出孔22とが開口されている。また、ポンプケース2
はヒータ23により覆われている。
【0014】その駆動ギヤ3と従動ギヤ4とは互いに噛
み合うものであり、駆動ギヤ3は駆動軸8に取り付けら
れ、従動ギヤ4は従動軸9に取り付けられている。その
駆動軸8は、駆動ギヤ3の軸方向一方側と他方側とにお
いて軸受10、11により支持されている。その従動軸
9は、従動ギヤ4の軸方向一方側と他方側とにおいて軸
受12、13により支持されている。それら軸受10、
11、12、13は、前記ケース本体5に形成された保
持孔14に嵌合されている。
み合うものであり、駆動ギヤ3は駆動軸8に取り付けら
れ、従動ギヤ4は従動軸9に取り付けられている。その
駆動軸8は、駆動ギヤ3の軸方向一方側と他方側とにお
いて軸受10、11により支持されている。その従動軸
9は、従動ギヤ4の軸方向一方側と他方側とにおいて軸
受12、13により支持されている。それら軸受10、
11、12、13は、前記ケース本体5に形成された保
持孔14に嵌合されている。
【0015】駆動軸8の一端は、一方のケース板6に形
成された通孔15を通ってポンプケース2の外部に突出
され、図外モータ等の駆動源に連結される。駆動軸8の
他端は、他方のケース板7に形成された通孔16を通っ
てポンプケース2の外部に突出されている。
成された通孔15を通ってポンプケース2の外部に突出
され、図外モータ等の駆動源に連結される。駆動軸8の
他端は、他方のケース板7に形成された通孔16を通っ
てポンプケース2の外部に突出されている。
【0016】上記ギヤポンプ1において、駆動軸8を駆
動して両ギヤ3、4を回転させると、流体は吸入孔21
から吸引され、両ギヤ3、4とポンプケース2との間を
通って吐出孔22から吐出される。この際、ヒータ23
によりギヤポンプ1を加熱することでポリマー等の高粘
度流体が凝固するのを防止している。
動して両ギヤ3、4を回転させると、流体は吸入孔21
から吸引され、両ギヤ3、4とポンプケース2との間を
通って吐出孔22から吐出される。この際、ヒータ23
によりギヤポンプ1を加熱することでポリマー等の高粘
度流体が凝固するのを防止している。
【0017】ギヤポンプ1により搬送される流体により
駆動軸8及び従動軸9の軸受部が潤滑される。すなわ
ち、軸受10、11の駆動ギヤ3との対向端面および軸
受12、13の従動ギヤ4との対向端面にそれぞれ径方
向に沿う3本の潤滑溝24a、24bが形成され、この
潤滑溝24a、24bに導入される搬送流体により流体
膜が形成され、ギヤ3、4の側面と軸受10、11、1
2、13の端面との接触が規制されて焼付やかじりが防
止される。また、軸受10、11、12、13の内周面
にそれぞれ軸方向に沿う1本の潤滑溝25a、25bが
形成され、この潤滑溝25a、25bに導入される搬送
流体により流体膜が形成され、軸8、9の外周面と軸受
10、11、12、13の内周面との接触が規制されて
焼付やかじりが防止される。各軸方向に沿う潤滑溝25
a、25bは、吸入孔21と吐出孔22の間に位置する
径方向に沿う潤滑溝24a、24bに連通する。
駆動軸8及び従動軸9の軸受部が潤滑される。すなわ
ち、軸受10、11の駆動ギヤ3との対向端面および軸
受12、13の従動ギヤ4との対向端面にそれぞれ径方
向に沿う3本の潤滑溝24a、24bが形成され、この
潤滑溝24a、24bに導入される搬送流体により流体
膜が形成され、ギヤ3、4の側面と軸受10、11、1
2、13の端面との接触が規制されて焼付やかじりが防
止される。また、軸受10、11、12、13の内周面
にそれぞれ軸方向に沿う1本の潤滑溝25a、25bが
形成され、この潤滑溝25a、25bに導入される搬送
流体により流体膜が形成され、軸8、9の外周面と軸受
10、11、12、13の内周面との接触が規制されて
焼付やかじりが防止される。各軸方向に沿う潤滑溝25
a、25bは、吸入孔21と吐出孔22の間に位置する
径方向に沿う潤滑溝24a、24bに連通する。
【0018】駆動軸8の軸受部の潤滑流体をポンプケー
ス2の外部に排出する流体通路が形成されている。すな
わち、駆動軸8とケース板6、7との間に筒状の冷却ジ
ャケット17が嵌合され、この冷却ジャケット17の内
周にスリーブ19が嵌合され、このスリーブ19の内周
面に螺旋溝状のラビリンス20が形成されている。ま
た、冷却ジャケット17とスリーブ19とは駆動軸8に
僅かの隙間を介して嵌合されている。これにより、ギヤ
ポンプ1により吸引されてポンプケース2の内部の低圧
側から高圧側に至った流体は、図2において鎖線で示す
ように、潤滑溝24a、25aに導入されて駆動軸8の
軸受部を潤滑した後に、駆動軸8とラビリンス20との
隙間および駆動軸8と冷却ジャケット17との隙間を通
ってポンプケース2の外部に排出される。
ス2の外部に排出する流体通路が形成されている。すな
わち、駆動軸8とケース板6、7との間に筒状の冷却ジ
ャケット17が嵌合され、この冷却ジャケット17の内
周にスリーブ19が嵌合され、このスリーブ19の内周
面に螺旋溝状のラビリンス20が形成されている。ま
た、冷却ジャケット17とスリーブ19とは駆動軸8に
僅かの隙間を介して嵌合されている。これにより、ギヤ
ポンプ1により吸引されてポンプケース2の内部の低圧
側から高圧側に至った流体は、図2において鎖線で示す
ように、潤滑溝24a、25aに導入されて駆動軸8の
軸受部を潤滑した後に、駆動軸8とラビリンス20との
隙間および駆動軸8と冷却ジャケット17との隙間を通
ってポンプケース2の外部に排出される。
【0019】この際、ラビリンス20により排出流体の
流れを規制し、また、冷却ジャケット17の冷却流体通
路18に流す水や空気等の冷却流体の流量を調節して排
出流体の粘度を調節することで、流体の排出量が不必要
に大きくなるのを防止して軸封部を構成している。この
軸封部において駆動軸8の軸受部の潤滑流体は滞流し、
長時間高温に保持されるため劣化し易くなるが、ポンプ
ケース2の内部圧力と大気圧との差により確実に外部に
排出される。これにより、駆動軸8の軸封部において劣
化した潤滑流体がポンプケース2の内部に還流すること
はなく、製品を汚染することはない。
流れを規制し、また、冷却ジャケット17の冷却流体通
路18に流す水や空気等の冷却流体の流量を調節して排
出流体の粘度を調節することで、流体の排出量が不必要
に大きくなるのを防止して軸封部を構成している。この
軸封部において駆動軸8の軸受部の潤滑流体は滞流し、
長時間高温に保持されるため劣化し易くなるが、ポンプ
ケース2の内部圧力と大気圧との差により確実に外部に
排出される。これにより、駆動軸8の軸封部において劣
化した潤滑流体がポンプケース2の内部に還流すること
はなく、製品を汚染することはない。
【0020】従動軸9の軸受部の潤滑流体をポンプケー
ス2の内部に還流させるべく、ポンプケース2の内部の
高圧側と低圧側とを従動軸9の軸受部を介して連通する
流体通路が形成されている。この流体通路は、従動軸9
の外周に搬送流体を導入する前記潤滑溝25bと、従動
軸9の端面と対向するようにケース板6、7に形成され
る凹溝28と、この凹溝28とポンプケース2の内部の
低圧側とを連通する連通路27とを有する。その連通路
27はケース本体5に従動軸9と平行に形成された貫通
孔により構成され、その流体出口は27bはポンプケー
ス2の内部の低圧側である吸入孔21に開口されてい
る。これにより、潤滑溝25bに導入されて従動軸9の
軸受部を潤滑した流体は、凹溝28から連通路27を通
ってポンプケース2の内部の低圧側に還流してポンプケ
ース2の外部に排出されないので、その排出量の差によ
り従動軸9の軸端部圧力に差が生じるといった事態が生
じることはなく、従動軸9にスラスト荷重が作用するこ
とはない。これにより、ギヤ4の端面と軸受12、13
の端面との間の焼付やかじりが生じることはなく、流体
のロスも低減できる。
ス2の内部に還流させるべく、ポンプケース2の内部の
高圧側と低圧側とを従動軸9の軸受部を介して連通する
流体通路が形成されている。この流体通路は、従動軸9
の外周に搬送流体を導入する前記潤滑溝25bと、従動
軸9の端面と対向するようにケース板6、7に形成され
る凹溝28と、この凹溝28とポンプケース2の内部の
低圧側とを連通する連通路27とを有する。その連通路
27はケース本体5に従動軸9と平行に形成された貫通
孔により構成され、その流体出口は27bはポンプケー
ス2の内部の低圧側である吸入孔21に開口されてい
る。これにより、潤滑溝25bに導入されて従動軸9の
軸受部を潤滑した流体は、凹溝28から連通路27を通
ってポンプケース2の内部の低圧側に還流してポンプケ
ース2の外部に排出されないので、その排出量の差によ
り従動軸9の軸端部圧力に差が生じるといった事態が生
じることはなく、従動軸9にスラスト荷重が作用するこ
とはない。これにより、ギヤ4の端面と軸受12、13
の端面との間の焼付やかじりが生じることはなく、流体
のロスも低減できる。
【0021】その凹溝28は図3、図4に示すように、
一端28aが潤滑溝25bの流体出口25b′と対向
し、他端28bが連通路27の流体入口27aと対向
し、一端28aと他端28bの間は従動軸9の中心部9
aと対向する。図3に明示されるように、その凹溝28
の一端と他端の間は、溝幅が従動軸9の径よりも小さく
されている。これにより、潤滑流体の潤滑溝25bから
凹溝28への流入と凹溝28から連通路27への流入が
促進されるので、従動軸9の中心部9aとポンプケース
2との間における潤滑流体の滞留が防止される。なお、
本実施例では図5に示すように凹溝28の底面の隅部に
丸み加工(R)が施され、潤滑流体の流動の円滑化が図
られている。これにより、従動軸9の軸受部の潤滑流体
の熱劣化が防止され、また、新たな種類の流体を搬送す
る場合の旧流体との置換を短時間で行なうことができ
る。
一端28aが潤滑溝25bの流体出口25b′と対向
し、他端28bが連通路27の流体入口27aと対向
し、一端28aと他端28bの間は従動軸9の中心部9
aと対向する。図3に明示されるように、その凹溝28
の一端と他端の間は、溝幅が従動軸9の径よりも小さく
されている。これにより、潤滑流体の潤滑溝25bから
凹溝28への流入と凹溝28から連通路27への流入が
促進されるので、従動軸9の中心部9aとポンプケース
2との間における潤滑流体の滞留が防止される。なお、
本実施例では図5に示すように凹溝28の底面の隅部に
丸み加工(R)が施され、潤滑流体の流動の円滑化が図
られている。これにより、従動軸9の軸受部の潤滑流体
の熱劣化が防止され、また、新たな種類の流体を搬送す
る場合の旧流体との置換を短時間で行なうことができ
る。
【0022】上記構成により従動軸9の潤滑流体の滞留
を防止できることを確認するため、以下の比較試験を行
なった。
を防止できることを確認するため、以下の比較試験を行
なった。
【0023】ケース板6、7に形成される凹溝の形状と
して、上記図3、図4に示す実施例構成のものと、図
6、図7に示す第1比較例と、図8、図9に示す第2比
較例と、図10、図11に示す第3比較例とを比較し
た。上記実施例の凹溝28の溝幅Wは10mm、溝深さ
Hは4mm、底面の隅部の丸み加工の曲率半径Rは3m
mとした。図6、図7に示す凹溝40の溝幅は10m
m、溝深さは7mm、底面の隅部の丸み加工の曲率半径
は1mmとし、凹溝40の一端40aは従動軸9の外周
から10mmだけ径方向内方に入るが、従動軸9の中心
部9aや潤滑溝25bの出口25b′とは対向しないも
のとした。図8、図9に示す凹溝50の一端50aは従
動軸9の中心部9aと対向するが潤滑溝25bの出口2
5b′とは対向しないものとし、他は図6、図7と同様
とした。図10、図11の凹溝60は従動軸9の端面全
体と対向するが潤滑溝25bの出口25b′とは対向し
ないものとし、溝深さは2.5mm、底面の隅部の丸み
加工の曲率半径は1mmとした。
して、上記図3、図4に示す実施例構成のものと、図
6、図7に示す第1比較例と、図8、図9に示す第2比
較例と、図10、図11に示す第3比較例とを比較し
た。上記実施例の凹溝28の溝幅Wは10mm、溝深さ
Hは4mm、底面の隅部の丸み加工の曲率半径Rは3m
mとした。図6、図7に示す凹溝40の溝幅は10m
m、溝深さは7mm、底面の隅部の丸み加工の曲率半径
は1mmとし、凹溝40の一端40aは従動軸9の外周
から10mmだけ径方向内方に入るが、従動軸9の中心
部9aや潤滑溝25bの出口25b′とは対向しないも
のとした。図8、図9に示す凹溝50の一端50aは従
動軸9の中心部9aと対向するが潤滑溝25bの出口2
5b′とは対向しないものとし、他は図6、図7と同様
とした。図10、図11の凹溝60は従動軸9の端面全
体と対向するが潤滑溝25bの出口25b′とは対向し
ないものとし、溝深さは2.5mm、底面の隅部の丸み
加工の曲率半径は1mmとした。
【0024】試験に用いたギヤポンプ1は、流体の流れ
が観察できるようにケース板6、7の一方を透明とし
た。搬送流体として粘度280〜150ポアズ(26〜
30℃)のオイル(商標名ポリブデン100H、出光石
油化学)をポンプ回転数約13rpmで常温下に搬送し
た。なお、400cc/回転のブースターポンプにより
搬送流体をギヤポンプ1の吸入孔21に送り込んだ。ま
た、凹溝28、40、50、60には赤色に着色した粘
度約4100ポアズ(30℃)のオイル(商標名ポリブ
デン2000H、出光石油化学)を充填した。この充填
物が搬送流体と置換されるまでに要する時間を、吸入圧
を吐出圧よりも大きくした場合と、吸入圧を吐出圧より
も小さくした場合とで測定した。
が観察できるようにケース板6、7の一方を透明とし
た。搬送流体として粘度280〜150ポアズ(26〜
30℃)のオイル(商標名ポリブデン100H、出光石
油化学)をポンプ回転数約13rpmで常温下に搬送し
た。なお、400cc/回転のブースターポンプにより
搬送流体をギヤポンプ1の吸入孔21に送り込んだ。ま
た、凹溝28、40、50、60には赤色に着色した粘
度約4100ポアズ(30℃)のオイル(商標名ポリブ
デン2000H、出光石油化学)を充填した。この充填
物が搬送流体と置換されるまでに要する時間を、吸入圧
を吐出圧よりも大きくした場合と、吸入圧を吐出圧より
も小さくした場合とで測定した。
【0025】この比較試験の結果、本考案の実施例によ
れば、吸入圧が吐出圧よりも大きい場合は試験開始直後
に充填物が殆どなくなり、5分で殆ど完全に充填物は搬
送流体に置換された。また、吸入圧が吐出よりも小さい
場合は試験開始後約3分で充填物はほぼなくなり、10
分で殆ど充填物は搬送流体に置換された。
れば、吸入圧が吐出圧よりも大きい場合は試験開始直後
に充填物が殆どなくなり、5分で殆ど完全に充填物は搬
送流体に置換された。また、吸入圧が吐出よりも小さい
場合は試験開始後約3分で充填物はほぼなくなり、10
分で殆ど充填物は搬送流体に置換された。
【0026】図6、図7の第1比較例によれば、吸入圧
が吐出圧よりも大きい場合は試験開始後約3分で充填物
は殆どなくなったが、5分経過しても凹溝40の底面の
隅部に僅かに残留した。また、吸入圧が吐出圧よりも小
さい場合、試験開始後10分経過しても凹溝40の底面
の隅部に充填物が少し残留した。
が吐出圧よりも大きい場合は試験開始後約3分で充填物
は殆どなくなったが、5分経過しても凹溝40の底面の
隅部に僅かに残留した。また、吸入圧が吐出圧よりも小
さい場合、試験開始後10分経過しても凹溝40の底面
の隅部に充填物が少し残留した。
【0027】図8、図9の第2比較例によれば、吸入圧
が吐出圧よりも大きい場合は試験開始後約1分で充填物
はほぼなくなったが、6分経過しても凹溝50の底面の
隅部に僅かに残留した。また、吸入圧が吐出圧よりも小
さい場合、試験開始後10分経過しても凹溝50の底面
の隅部に充填物がごく僅かに残留した。
が吐出圧よりも大きい場合は試験開始後約1分で充填物
はほぼなくなったが、6分経過しても凹溝50の底面の
隅部に僅かに残留した。また、吸入圧が吐出圧よりも小
さい場合、試験開始後10分経過しても凹溝50の底面
の隅部に充填物がごく僅かに残留した。
【0028】図10、図11の第3比較例によれば、吸
入圧が吐出圧よりも大きい場合は、試験開始直後に凹溝
60が軸受端面と対向する略三角形状部分の充填物はな
くなったが、従動軸9の端面と対向する部分では5分以
上経過しても充填物は残留した。また、吸入圧が吐出圧
よりも小さい場合、試験開始後10分経過後も凹溝60
の従動軸9との対向部分に充填物が残留した。
入圧が吐出圧よりも大きい場合は、試験開始直後に凹溝
60が軸受端面と対向する略三角形状部分の充填物はな
くなったが、従動軸9の端面と対向する部分では5分以
上経過しても充填物は残留した。また、吸入圧が吐出圧
よりも小さい場合、試験開始後10分経過後も凹溝60
の従動軸9との対向部分に充填物が残留した。
【0029】なお、本考案は上記実施例に限定されな
い。例えば、駆動軸8の軸受部の潤滑流体をポンプケー
ス2の外部に排出する流体通路を、駆動軸8の軸封部と
は独立してケース板6,7に形成しても良い。また、従
動軸9の軸受部の潤滑流体を高圧側から低圧側に還流さ
せる流体通路の連通路27を、ケース本体5の軸受保持
孔14の内周面に軸方向に沿って形成する凹溝により構
成してもよい。また、凹溝28の具体的寸法はポンプ寸
法に応じて適宜定める。また、従動軸9の端面を滑らか
にするのが好ましい。
い。例えば、駆動軸8の軸受部の潤滑流体をポンプケー
ス2の外部に排出する流体通路を、駆動軸8の軸封部と
は独立してケース板6,7に形成しても良い。また、従
動軸9の軸受部の潤滑流体を高圧側から低圧側に還流さ
せる流体通路の連通路27を、ケース本体5の軸受保持
孔14の内周面に軸方向に沿って形成する凹溝により構
成してもよい。また、凹溝28の具体的寸法はポンプ寸
法に応じて適宜定める。また、従動軸9の端面を滑らか
にするのが好ましい。
【0030】
【考案の効果】本考案によるギヤポンプによれば、駆動
軸の軸受部の潤滑流体はポンプケースの内部に還流され
ることなく外部に排出されるので、駆動軸の軸封部にお
いて流体が滞留して熱劣化しても製品を汚染させること
はない。
軸の軸受部の潤滑流体はポンプケースの内部に還流され
ることなく外部に排出されるので、駆動軸の軸封部にお
いて流体が滞留して熱劣化しても製品を汚染させること
はない。
【0031】従動軸の軸受部の潤滑流体は外部に排出さ
れることなくポンプケース内部に還流するので、従動軸
にスラスト荷重が作用することはなく、ギヤと軸受との
接触による焼付やかじりを防止できる。
れることなくポンプケース内部に還流するので、従動軸
にスラスト荷重が作用することはなく、ギヤと軸受との
接触による焼付やかじりを防止できる。
【0032】従動軸の中心部とポンプケースとの対向間
における潤滑流体の滞留による熱劣化が防止されると共
に、新たな種類の流体を搬送する場合の旧流体との置換
を短時間で行なうことができる。
における潤滑流体の滞留による熱劣化が防止されると共
に、新たな種類の流体を搬送する場合の旧流体との置換
を短時間で行なうことができる。
【0033】潤滑流体のポンプケース外部への排出量は
駆動軸と従動軸の双方の軸受部の潤滑流体を排出するも
のに比べ略半減するので、流体のロスが少なくランニン
グコストを低減できる。
駆動軸と従動軸の双方の軸受部の潤滑流体を排出するも
のに比べ略半減するので、流体のロスが少なくランニン
グコストを低減できる。
【図1】本考案の実施例に係るギヤポンプの断面図
【図2】本考案の実施例に係るギヤポンプの作用説明図
【図3】本考案の実施例に係る凹溝の正面図
【図4】図3のIV‐IV線断面図
【図5】図3のV‐V線断面図
【図6】第1比較例に係る凹溝の正面図
【図7】第1比較例に係る凹溝の断面図
【図8】第2比較例に係る凹溝の正面図
【図9】第2比較例に係る凹溝の断面図
【図10】第3比較例に係る凹溝の正面図
【図11】第3比較例に係る凹溝の断面図
1 ギヤポンプ 2 ポンプケース 3 駆動ギヤ 4 従動ギヤ 8 駆動軸 9 従動軸 10、11、12、13 軸受 25b 潤滑溝 27 連通路 28 凹溝
Claims (1)
- 【請求項1】 ポンプケースの内部の駆動ギヤと従動ギ
ヤとによって搬送される流体により、その駆動ギヤの駆
動軸と従動ギヤの従動軸の各軸受部が潤滑されるギヤポ
ンプにおいて、駆動軸の軸受部の潤滑流体を、ポンプケ
ースの内部圧力と大気圧との差によりポンプケースの内
部に還流させることなくポンプケースの外部に排出する
流体通路が形成され、この流体通路は駆動軸の外周とポ
ンプケースとの間に形成され、従動軸の軸受部の潤滑流
体をポンプケースの内部に還流させるべく、ポンプケー
スの内部の高圧側と低圧側とを従動軸の軸受部を介して
連通する流体通路が形成され、この流体通路は、搬送流
体をポンプケースの内部の高圧側から従動軸の外周に導
入する潤滑溝と、従動軸の端面と対向するようにポンプ
ケースに形成される凹溝と、この凹溝とポンプケースの
内部の低圧側とを連通する連通路とを有し、その凹溝の
一端は潤滑溝の流体出口と対向し、その凹溝の他端は連
通路の流体入口と対向し、その凹溝の一端と他端の間は
溝幅が従動軸の径よりも小さくされると共に従動軸の中
心部と対向することを特徴とするギヤポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991079504U JP2568688Y2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | ギヤポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991079504U JP2568688Y2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | ギヤポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521192U JPH0521192U (ja) | 1993-03-19 |
JP2568688Y2 true JP2568688Y2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=13691771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991079504U Expired - Lifetime JP2568688Y2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | ギヤポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568688Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002116075A (ja) * | 2000-10-11 | 2002-04-19 | Ckd Corp | 歯車流量計及び歯車ポンプ |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5732309Y2 (ja) * | 1973-08-24 | 1982-07-15 | ||
JPS58151386U (ja) * | 1982-04-05 | 1983-10-11 | 株式会社島津製作所 | ギヤポンプ |
JPS60178381U (ja) * | 1984-05-08 | 1985-11-27 | ランズバ−グ・ゲマ株式会社 | 塗料用歯車ポンプ |
JP3017296U (ja) * | 1995-04-20 | 1995-10-24 | 正人 万井 | 防災用枕 |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP1991079504U patent/JP2568688Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0521192U (ja) | 1993-03-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |