JP2636493B2 - 流体機械 - Google Patents
流体機械Info
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- JP2636493B2 JP2636493B2 JP2293067A JP29306790A JP2636493B2 JP 2636493 B2 JP2636493 B2 JP 2636493B2 JP 2293067 A JP2293067 A JP 2293067A JP 29306790 A JP29306790 A JP 29306790A JP 2636493 B2 JP2636493 B2 JP 2636493B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid
- casing
- screw groove
- seal
- communication hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C13/00—Adaptations of machines or pumps for special use, e.g. for extremely high pressures
- F04C13/001—Pumps for particular liquids
- F04C13/002—Pumps for particular liquids for homogeneous viscous liquids
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Description
流体機械に関し、特に比較的高粘度の流体の送液に好適
に用いられる。
て、ケーシングから突出する回転軸を備え、且つ送り流
体の一部が潤滑流体として回転軸とその支持部材との隙
間に流入するように構成されたものにあっては、前記隙
間を通って潤滑流体がケーシング外部に流出するのを防
止する必要がある。
ル、ラビリンスシール等を用いて流体の漏出を防止して
いた。
質が限定され、例えば高温用の材質に適したアスベスト
材は公害問題から使用が困難であり、また、シール可能
圧力も低いものである。
質が限定され、さらに高粘度流体に用いる場合は、流体
がメカニカルシール内部に侵入すると破損することか
ら、シール液によりメカニカルシール内部に圧力を加え
る必要があり、シール可能圧力も制限される。
たものであるが、充分なシール効果を奏することができ
ないものである。
るギヤポンプを提供することを目的とする。
る回転軸を備え、且つ送り流体の一部が潤滑流体として
回転軸とその支持部材との隙間に流入するように構成さ
れた流体機械において、潤滑流体に対してケーシング内
側へ向かう力を作用させる方向にねじれたスクリュー溝
を前記回転軸の外周部に形成すると共に、吸入路から前
記スクリュー溝のケーシング外側部へ連通する第一の連
通孔と、吸入路から前記スクリュー溝のケーシング内側
部へ連通する第二の連通孔とを設け、前記第一の連通孔
から流入した潤滑流体を前記スクリュー溝及び前記第二
の連通溝を経て再び吸入路へ還流させるように構成され
ている点にある。
スクリュー溝が回転することにより、回転軸とその支持
部材との隙間に流入している潤滑流体にケーシング内部
に押し戻す方向の力が作用し、潤滑流体がケーシング外
部に漏出するのを防止すると同時に、この力によって、
送り流体の一部である潤滑流体が、吸入路から流入して
前記スクリュー溝のケーシング外側部へ連通する連通孔
を通り、スクリュー溝間を抜けて再び吸入路へ還流す
る。
性流体送り用ギヤポンプ1であって、ポリエステル、ポ
リスチレンといった高分子溶融物の製造工程における重
合物の移送等に用いられる。このギヤポンプ1はケーシ
ング2と、このケーシング2内で相噛合する一対の流体
送り用ギヤ3,4とを備えている。
ース本体5の一端側に図外ボルトで連結される側板6
と、他端側に図外ボルトで連結されるスタフィングボッ
クス7とで形成されている。また、ケース本体5には流
体の吸入路8と吐出路9とが形成されている。
た駆動ギヤ本体10と、この駆動ギヤ本体10から軸方向両
方に延出する駆動軸部11とを備え、この駆動軸部11は軸
受14により支持される。
た従動ギヤ本体12と、この従動ギヤ本体12から軸方向両
方に突出する従動軸部13とを備え、その従動軸部13は軸
受14により支持される。
持する軸受14はそれぞれ筒状であって、ケース本体5及
び軸部11,13に対して嵌合されると共に、互いに相接合
されている。
周面と、軸受14とで囲まれる空間により流体送り流路が
形成され、駆動側のギヤ3が第3図中矢印方向に回転駆
動されることで、流体は吸入路8から吸い込まれ、その
流体送り流路を通って吐出路9から吐出される。
対向面、各軸部11,13の外周面と各軸受14の内周面との
対向間の隙間は、送り流体によって潤滑されるものとさ
れている。そのため、各軸受14には、各ギヤ本体10,12
との対向側面から内周面に至る潤滑溝45が形成されてい
る。
成された部分45aの径外端部が、前記吐出路9に開口す
るものとされている。(なお、第2図において、潤滑溝
45は正確な作図法によれば図面には本来表れないが、説
明の便宜上表わしている)。
であるから、吐出路9に至った送り流体の一部は、潤滑
溝45を通って軸受14と各ギヤ本体10,12との対向側面間
の隙間に流れ、そこから各軸受14と各軸部11,13との内
外周面間の隙間に流れ、確実に潤滑を行なうことができ
るものとされている。その潤滑流体を吸入側に還流させ
るため、側板6とスタフィングボックス7とに、軸受14
の内部に連なる溝51が形成され、この溝51と吸入路8と
を連通する流通孔52がケース本体5に形成されている。
スタフィングボックス7に形成された通孔15を貫通して
ケーシング2の外部に突出されている。この突出部が、
図外モータ等の駆動源に連動連結される。
いて、駆動軸部11の外周にスクリュー溝53が形成されて
いる。このスクリュー溝53のねじれ方向は、駆動軸部11
の回転(本実施例では第1図中矢印A方向)により、ス
タフィングボックス7と駆動軸部11との内外周間の隙間
を通ってケーシング外部に漏出しようとする流体に対
し、ケーシング2の内部に向かう方向(第1図中左方)
の力を作用させる方向とされている。
部が、駆動軸部11とスタフィングボックス7との内外周
間からケーシング2の外部に漏出しようとしても、スク
リュー溝53の回転によりケーシング2の内部に押し返さ
れ、その漏出防止を図ることができる。
として、下記の理論式がある。
ー溝部の長さ、ΔPはスクリュー溝の両端部における圧
力差、ηは流体の粘性、αとβとはスクリュー溝の形状
や寸法等により定まる係数である。
2から漏出しようとする流体流量は予想できる。よっ
て、ケーシング2からの漏出流量と、スクリュー溝53に
よるケーシング2への送り位置とを等しくすれば、ケー
シング2からの流体の漏出を理論上はなくすことができ
る。現実には、ポンプ回転数、吐出圧力、流体の粘性等
に変動があるため、ケーシング2からの漏出流量とスク
リュー溝53によるケーシング2への送り流量とは等しく
ならず、また、等しくなると流体が滞流して変質してし
まうため、漏出流量をスクリュー溝53による送り流量よ
り僅かに大きくし、漏出量を可及的少なくするのが好ま
しい。
流体のケーシングからの漏出を良好に防止する効果を奏
するが、潤滑流体が流通する連通孔54、スクリュー溝5
3、溝51、流通孔52は細孔に形成されるため、溶融合成
樹脂等の高粘度流体を取り扱う場合には、これらの流路
内に流体が滞留して合成樹脂に熱劣化が生じてしまう。
そのため、本発明に係る流体機械では、上述したように
潤滑流体に対してケーシング内側へ向かう力を作用させ
る方向にねじれたスクリュー溝を回転部の外周部に形成
すると共に、吸入路から前記スクリュー溝のケーシング
外側部へ連通する第一の連通孔と、吸入路から前記スク
リュー溝のケーシング内側部へ連通する第二の連通孔と
を設け、前記第一の連通孔から流入した潤滑流体を前記
スクリュー溝及び前記第二の連通孔を経て再び吸入路へ
還流させるよう構成する。以下、その具体的な構成例に
ついて説明する。
クス7の通孔15と吸入路8とを連通するように、連通孔
54がケーシング2に形成されている。この連通孔54の一
端はスクリュー溝53のケーシング外部側に位置されてい
る。これにより、スクリュー溝53の回転により、送り流
体の一部が吸入路8から連通孔54を通って通孔15に流入
し、この通孔15においてスクリュー溝53の回転によりケ
ーシング内部に向かう流れとなり、前記溝51、流通孔52
を通って吸入路8に還流するものとされている。
ンク55の下面に取付けられ、このタンク55内の液面の上
方は真空とされている。
出部分に、ダブルメカニカルシール16が装着されてい
る。このメカニカルシール16は、スタフィングボックス
7に図外ボルトで取付けられた筒状のシールカバー27
と、このシールカバー27に図外ボルトで取付けられた保
持カバー28とで覆われている。
と、大気側の第2シール18とで構成されている。
体19を有する。このシール体19は、駆動軸部11の回転に
伴って回転するものである。
固定されている。
固定シール体26に接合され、この接合面がシール面32と
されている。
動軸部11に外嵌された第2回転シール体33と、保持カバ
ー28に固定された第2固定シール体40とを備えている。
第2固定シール体40に接合され、この接合面が第2シー
ル面43とされている。
ル液が循環され、そのため、シールカバー27にシール液
入口49とシール液出口50とが形成されている。このシー
ル液の圧力は、メカニカルシール16側に洩れてくる送り
流体圧力よりも高くされ、シール面32、第2シール面43
の間に送り流体が浸入するのを防止し、またシール面3
2、第2シール面43での摩擦による発熱や摩耗を防止す
る。
により搬送流体の漏出が防止されていることにより、前
記タンク55内に空気が入り込むのが防止されている。
通孔54からスタフィングボックス7と駆動軸部11との間
の隙間に至り、ここから溝51、流通孔52を通って吸入路
8に還流する流れが生じることにより、送り流体の漏出
が防止できるだけでなく、メカニカルシール16のシール
面32に作用する流体の圧力は吸入圧まで小さくすること
ができる。これにより、メカニカルシール16に供給する
シール液の圧力も小さくできることから、そのシール液
循環用設備の小型省力化を図ることもできる。
も、メカニカルシール16が送り流体の浸入により破損す
る危険性が小さく、ギヤポンプ1の軸や軸受部の寿命を
延ばすことができる。
ーシング2との間において滞留しようとする送り流体を
積極的に流動させることができ、送り流体の滞留による
劣化を防止することができる。
入り込むことなく逆流してしまうのを防止するため、そ
の潤滑流体の溝51の入口における圧力よりも、スクリュ
ー溝53により連通孔54から溝51に向かう流体の溝51の入
口における圧力を低くするのが好ましい。
い。
ー溝53を直接形成したが、駆動軸部11の外周に挿抜自在
にスリーブを取付け、このスリーブにスクリュー溝を形
成して交換可能なものとしてもよい。
には、従動軸部13の外周にスクリュー溝を形成するよう
にしてもよい。
い。
流体機械にも本発明は適用できる。
溝により、ケーシングから漏出しようとする流体に対し
ケーシング内部に向かう力を作用させることでシール効
果を奏するものであるから、その作動流体が高温、高
圧、高粘度であっても、適正にシール効果を奏すること
ができる。
隙間や回転軸と回転軸支持部材との隙間等の潤滑流体を
必要とする部分に潤滑流体が常に積極的に流入するよう
な構成としているので、常に十分で確実な潤滑作用が得
られ、摩擦による発熱や摩耗を確実に防止することがで
きるという効果を奏する。
に流動する構成としているため、還流路が細孔であるに
もかかわらず、溶融合成樹脂等の高粘度流体でも滞留す
ることがなく、熱劣化による品質の低下をも防止するこ
とができる。
び第4図はギヤポンプの断面図、第3図は第2図のIII
−III線断面図、第5図は第4図のV−V線断面図であ
る。 1……ギヤポンプ、2……ケーシング、11……駆動軸
部、53……スクリュー溝。
Claims (1)
- 【請求項1】ケーシングから突出する回転軸を備え、送
り流体の一部が潤滑流体として利用される流体機械にお
いて、潤滑流体に対してケーシング内側へ向かう力を作
用させる方向にねじれたスクリュー溝を前記回転軸の外
周部に形成すると共に、吸入路から前記スクリュー溝の
ケーシング外側部へ連通する第一の連通孔と、吸入路か
ら前記スクリュー溝のケーシング内側部へ連通する第二
の連通孔とを設け、前記第一の連通孔から流入した潤滑
流体を前記スクリュー溝及び前記第二の連通孔を経て再
び吸入路へ還流させるようにしたことを特徴とする流体
機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2293067A JP2636493B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2293067A JP2636493B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 流体機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04164180A JPH04164180A (ja) | 1992-06-09 |
JP2636493B2 true JP2636493B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=17790032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2293067A Expired - Lifetime JP2636493B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 流体機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2636493B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1120251C (zh) * | 1998-12-04 | 2003-09-03 | 巴马格股份公司 | 纺丝泵 |
WO2024029027A1 (ja) * | 2022-08-04 | 2024-02-08 | 株式会社Ihi | 3連ギアポンプ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH046782U (ja) * | 1990-05-07 | 1992-01-22 |
-
1990
- 1990-10-29 JP JP2293067A patent/JP2636493B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04164180A (ja) | 1992-06-09 |
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JPS6332998B2 (ja) |
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