JPH1047166A - ガスエンジンの給気通路への燃料ガス噴射構造 - Google Patents
ガスエンジンの給気通路への燃料ガス噴射構造Info
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- JPH1047166A JPH1047166A JP8200516A JP20051696A JPH1047166A JP H1047166 A JPH1047166 A JP H1047166A JP 8200516 A JP8200516 A JP 8200516A JP 20051696 A JP20051696 A JP 20051696A JP H1047166 A JPH1047166 A JP H1047166A
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- Y02T10/30—Use of alternative fuels, e.g. biofuels
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- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 希薄混合気を給気とするガスエンジンにおい
ては、従来、給気通路にて混合板を用いて空気と燃料ガ
スとの混合を行っていたが、高出力化のため、これを除
去し、燃料ガスを給気通路に噴射する構造とする。この
点で、給気通路内で燃料ガスと空気とが重層して、混合
が促進されないという不具合を解消するのを課題とす
る。 【解決手段】 主室用燃料ガス噴射装置Ｉ１よりガス管
１１を延設して、給気通路１内にて空気Ａと燃料ガスＧ
とが充分に混合されるようにするか、或いは、ガス管１
２または仕切り板１３にて、空気Ａと燃料ガスＧとを分
離状に燃焼主室８に供給するかの構造を採用する。
ては、従来、給気通路にて混合板を用いて空気と燃料ガ
スとの混合を行っていたが、高出力化のため、これを除
去し、燃料ガスを給気通路に噴射する構造とする。この
点で、給気通路内で燃料ガスと空気とが重層して、混合
が促進されないという不具合を解消するのを課題とす
る。 【解決手段】 主室用燃料ガス噴射装置Ｉ１よりガス管
１１を延設して、給気通路１内にて空気Ａと燃料ガスＧ
とが充分に混合されるようにするか、或いは、ガス管１
２または仕切り板１３にて、空気Ａと燃料ガスＧとを分
離状に燃焼主室８に供給するかの構造を採用する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、希薄燃料ガス混合
気を給気とするガスエンジンにおける、給気通路への燃
料ガスの噴射構造に関する。
気を給気とするガスエンジンにおける、給気通路への燃
料ガスの噴射構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、排気中のＮＯX の低減化を図るべ
く、給気通路より希薄混合気を燃焼室に導入する構造の
ガスエンジンは公知となっている。この構造において
は、給気通路の給気弁上流側に対して、燃料ガス供給弁
を設けて燃料ガスを供給し、また混合板（スロットル）
を配設して、給気通路内における燃料ガスと空気との混
合を行うものとなっていた。
く、給気通路より希薄混合気を燃焼室に導入する構造の
ガスエンジンは公知となっている。この構造において
は、給気通路の給気弁上流側に対して、燃料ガス供給弁
を設けて燃料ガスを供給し、また混合板（スロットル）
を配設して、給気通路内における燃料ガスと空気との混
合を行うものとなっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように給
気通路内で混合板により混合気を形成する方法では、混
合板が大きな抵抗となり、高出力化を阻害していた。更
に、排気側圧力が高まり掃気効率が低減して、排出ＮＯ
X の低減を阻んでいた。そこで、混合板を給気通路より
排除し、それに代わって、短期間で目的量の燃料ガスを
給気内に供給すべく、給気通路内に燃料ガスを直接噴射
する構造が考えられるようになった。
気通路内で混合板により混合気を形成する方法では、混
合板が大きな抵抗となり、高出力化を阻害していた。更
に、排気側圧力が高まり掃気効率が低減して、排出ＮＯ
X の低減を阻んでいた。そこで、混合板を給気通路より
排除し、それに代わって、短期間で目的量の燃料ガスを
給気内に供給すべく、給気通路内に燃料ガスを直接噴射
する構造が考えられるようになった。
【０００４】この場合、燃料ガスの噴射位置が問題とな
る。まず、従来より、シリンダーヘッド内の給気通路
は、下方より給気を導入して、一旦これを上昇させ、そ
の後各シリンダーにおける給気弁部分に向けて下降させ
る形状となっている。その中で従来の燃料ガスの供給装
置のガス供給位置は、該給気ポートの上端部に配置され
ている。そこで、燃料ガス噴射装置の噴孔位置も、同様
に、図７に示すような、給気通路の上端位置に配設する
と、噴射した燃料ガスは、その下方の給気通路内に充満
し、その上流側と下流側には空気が混合されないまま存
在するという、サンドイッチ状の層状態が形成され、充
分な混合がなされないままに、給気弁及び燃焼室には、
殆ど、噴射された燃料ガスの下流側に存在する空気のみ
が供給されて、目標とする濃度にも達しない混合気が燃
焼室に送られることとなる。
る。まず、従来より、シリンダーヘッド内の給気通路
は、下方より給気を導入して、一旦これを上昇させ、そ
の後各シリンダーにおける給気弁部分に向けて下降させ
る形状となっている。その中で従来の燃料ガスの供給装
置のガス供給位置は、該給気ポートの上端部に配置され
ている。そこで、燃料ガス噴射装置の噴孔位置も、同様
に、図７に示すような、給気通路の上端位置に配設する
と、噴射した燃料ガスは、その下方の給気通路内に充満
し、その上流側と下流側には空気が混合されないまま存
在するという、サンドイッチ状の層状態が形成され、充
分な混合がなされないままに、給気弁及び燃焼室には、
殆ど、噴射された燃料ガスの下流側に存在する空気のみ
が供給されて、目標とする濃度にも達しない混合気が燃
焼室に送られることとなる。
【０００５】しかも、噴射タイミングは、給気行程に合
わせるが、給気行程の終了間際、即ち圧縮行程開始付近
まで噴射を続ける場合、圧縮行程に入るまでに燃料ガス
と空気との混合が間に合わない。
わせるが、給気行程の終了間際、即ち圧縮行程開始付近
まで噴射を続ける場合、圧縮行程に入るまでに燃料ガス
と空気との混合が間に合わない。
【０００６】以上のような不具合により、圧縮及び燃焼
行程時において、燃焼室内の混合気の分布が不均等にな
ると、燃焼が不安定化し、エンジンの運転が乱調とな
る。
行程時において、燃焼室内の混合気の分布が不均等にな
ると、燃焼が不安定化し、エンジンの運転が乱調とな
る。
【０００７】これを解決する手段としては、一つには、
燃料ガスが給気通路中の空気と混合される時間を長く取
ること、もう一つには、混合されないままの燃料ガスを
空気とともに分離状に燃焼室に送り込み、燃焼室内にて
燃料ガスと空気とを混合させるようにするものである。
後者の場合、燃焼主室内だけなので、混合に要する時間
も短くなる。これらのことを踏まえて、給気ポートに対
する燃料ガスの噴射構造を設けるのである。
燃料ガスが給気通路中の空気と混合される時間を長く取
ること、もう一つには、混合されないままの燃料ガスを
空気とともに分離状に燃焼室に送り込み、燃焼室内にて
燃料ガスと空気とを混合させるようにするものである。
後者の場合、燃焼主室内だけなので、混合に要する時間
も短くなる。これらのことを踏まえて、給気ポートに対
する燃料ガスの噴射構造を設けるのである。
【０００８】
【課題を解決する手段】本発明は以上のような課題に鑑
み、給気弁を介してシリンダー内燃焼室に連通する給気
通路内に燃料ガス噴射装置より燃料ガスを噴射し、希薄
混合気を給気するガスエンジンを構成する上で、次のよ
うな燃料ガス供給手段を用いる。まず該給気通路内に
て、燃料ガスの噴射位置を該燃料ガス噴射装置の噴孔位
置よりも上流側に設ける。
み、給気弁を介してシリンダー内燃焼室に連通する給気
通路内に燃料ガス噴射装置より燃料ガスを噴射し、希薄
混合気を給気するガスエンジンを構成する上で、次のよ
うな燃料ガス供給手段を用いる。まず該給気通路内に
て、燃料ガスの噴射位置を該燃料ガス噴射装置の噴孔位
置よりも上流側に設ける。
【０００９】或いは、該給気通路内にて、該燃料ガス噴
射装置の噴孔より該給気弁付近に至るガス管を延設す
る。
射装置の噴孔より該給気弁付近に至るガス管を延設す
る。
【００１０】或いは、該給気通路内にて、該燃料ガス噴
射装置より噴射する燃料ガスの流通路と、空気の流通路
とに隔絶する仕切りを設ける。
射装置より噴射する燃料ガスの流通路と、空気の流通路
とに隔絶する仕切りを設ける。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付の図
面を基に説明する。図１は主室用燃料ガス噴射装置Ｉ１
よりガス管１１を延設した構造のガスエンジンのシリン
ダー部分の側面断面図、図２は同じくシリンダーヘッド
の給気通路１内部構造を示す側面断面図、図３は主室用
燃料ガス噴射装置Ｉ１よりガス管１２を延設した構造の
ガスエンジンのシリンダー部分の側面断面図、図４は同
じくシリンダーヘッドの給気通路１内部構造を示す側面
断面図、図５は主室用燃料ガス噴射装置Ｉ１より仕切り
板１３を延設した構造のガスエンジンのシリンダー部分
の側面断面図、図６は同じくシリンダーヘッドの給気通
路１内部構造を示す側面断面図、図７は主室用燃料ガス
噴射装置Ｉ１より直接燃料ガスを噴射した場合のシリン
ダーヘッドの給気通路１内部構造を示す側面断面図であ
る。
面を基に説明する。図１は主室用燃料ガス噴射装置Ｉ１
よりガス管１１を延設した構造のガスエンジンのシリン
ダー部分の側面断面図、図２は同じくシリンダーヘッド
の給気通路１内部構造を示す側面断面図、図３は主室用
燃料ガス噴射装置Ｉ１よりガス管１２を延設した構造の
ガスエンジンのシリンダー部分の側面断面図、図４は同
じくシリンダーヘッドの給気通路１内部構造を示す側面
断面図、図５は主室用燃料ガス噴射装置Ｉ１より仕切り
板１３を延設した構造のガスエンジンのシリンダー部分
の側面断面図、図６は同じくシリンダーヘッドの給気通
路１内部構造を示す側面断面図、図７は主室用燃料ガス
噴射装置Ｉ１より直接燃料ガスを噴射した場合のシリン
ダーヘッドの給気通路１内部構造を示す側面断面図であ
る。
【００１２】まず、図１及び図２より、ガスエンジンの
燃焼室構造について説明する。シリンダーブロックＣＢ
内で、ピストンＰを内装するシリンダー内において、シ
リンダーＰの上方空間が燃焼主室８となる。シリンダー
ブロックＣＢ上にはシリンダーヘッドＣＨを固設してお
り、該シリンダーヘッドＣＨ内には、給気通路１と、図
示されない排気通路とを形成し、これらを該燃焼主室８
に対して連通させている。また、シリンダーヘッドＣＨ
上部を覆う弁腕カバー１０内に弁腕９を配設しており、
該弁腕９にて、給気弁３及び図示されない排気弁を支持
しており、該給気弁３及び排気弁を、シリンダーヘッド
ＣＨ内に上下摺動可能に内嵌し、それぞれ、給気通路１
と排気通路の各燃焼主室８への連接部分を開閉可能とし
ている。
燃焼室構造について説明する。シリンダーブロックＣＢ
内で、ピストンＰを内装するシリンダー内において、シ
リンダーＰの上方空間が燃焼主室８となる。シリンダー
ブロックＣＢ上にはシリンダーヘッドＣＨを固設してお
り、該シリンダーヘッドＣＨ内には、給気通路１と、図
示されない排気通路とを形成し、これらを該燃焼主室８
に対して連通させている。また、シリンダーヘッドＣＨ
上部を覆う弁腕カバー１０内に弁腕９を配設しており、
該弁腕９にて、給気弁３及び図示されない排気弁を支持
しており、該給気弁３及び排気弁を、シリンダーヘッド
ＣＨ内に上下摺動可能に内嵌し、それぞれ、給気通路１
と排気通路の各燃焼主室８への連接部分を開閉可能とし
ている。
【００１３】更に、シリンダーヘッドＣＨ内において、
噴孔７ａを介して、該燃焼主室８に燃焼副室７を連通さ
せており、該燃焼副室７の上部に、チェックバルブ５と
点火栓６とを臨ませている。そして、シリンダーヘッド
ＣＨの側方には、副室用燃料ガス噴射装置（インジェク
ター）Ｉ２を付設しており、該シリンダーヘッドＣＨ内
にて、該副室用燃料ガス噴射装置（インジェクター）Ｉ
２より噴射する燃料ガスをチェックバルブ５に供給する
副室用燃料ガス通路４を内設している。
噴孔７ａを介して、該燃焼主室８に燃焼副室７を連通さ
せており、該燃焼副室７の上部に、チェックバルブ５と
点火栓６とを臨ませている。そして、シリンダーヘッド
ＣＨの側方には、副室用燃料ガス噴射装置（インジェク
ター）Ｉ２を付設しており、該シリンダーヘッドＣＨ内
にて、該副室用燃料ガス噴射装置（インジェクター）Ｉ
２より噴射する燃料ガスをチェックバルブ５に供給する
副室用燃料ガス通路４を内設している。
【００１４】そして、シリンダーヘッドＣＨの上部に、
主室用燃料ガス噴射装置（インジェクター）Ｉ１が配設
されており、シリンダーヘッダとＣＨ内にて、該主室用
燃料ガス噴射装置Ｉ１より給気通路１の上端部に連通す
る主室用燃料ガス通路２を形成している。
主室用燃料ガス噴射装置（インジェクター）Ｉ１が配設
されており、シリンダーヘッダとＣＨ内にて、該主室用
燃料ガス噴射装置Ｉ１より給気通路１の上端部に連通す
る主室用燃料ガス通路２を形成している。
【００１５】該給気通路１は、シリンダーヘッドＣＨ内
において、下端の空気Ａの導入口１ａより上昇通路１ｂ
を上方に上がって、その上端位置に、該主室用燃料ガス
通路２との連通部分がある。そこから、各給気弁室３ａ
・３ａに連通する分岐通路１ｃ・１ｃがやや下方向きに
形成されている。該導入口１ａより導入された空気Ａ
と、主室用燃料ガス噴射装置Ｉ１より噴射された燃料ガ
スＧとが混合されて、希薄混合気となり、分岐通路１ｃ
・給気弁室３ａへと連通して、各シリンダー内の燃焼主
室８に給気されるのである。
において、下端の空気Ａの導入口１ａより上昇通路１ｂ
を上方に上がって、その上端位置に、該主室用燃料ガス
通路２との連通部分がある。そこから、各給気弁室３ａ
・３ａに連通する分岐通路１ｃ・１ｃがやや下方向きに
形成されている。該導入口１ａより導入された空気Ａ
と、主室用燃料ガス噴射装置Ｉ１より噴射された燃料ガ
スＧとが混合されて、希薄混合気となり、分岐通路１ｃ
・給気弁室３ａへと連通して、各シリンダー内の燃焼主
室８に給気されるのである。
【００１６】従来は、該給気通路１内において、或い
は、その上流側の給気管内において、混合板（スロット
ル）を内設し、これに燃料ガス弁（噴射構造ではない）
を臨ませて、希薄混合気を形成していたが、本発明の場
合には、高出力化を図るため、このような混合板は除去
し、給気通路１内に燃料ガスＧを噴射する構造としてい
るのである。
は、その上流側の給気管内において、混合板（スロット
ル）を内設し、これに燃料ガス弁（噴射構造ではない）
を臨ませて、希薄混合気を形成していたが、本発明の場
合には、高出力化を図るため、このような混合板は除去
し、給気通路１内に燃料ガスＧを噴射する構造としてい
るのである。
【００１７】このような給気構造において、図７のよう
に、主室用燃料ガス噴射装置Ｉ１より主室用燃料ガス通
路２を介して、給気通路１内に、直接下向きに燃料ガス
Ｇを噴射すると、該主室用燃料ガス通路２の下方位置に
て燃料ガスＧが充満し、上昇通路１ｂと分岐通路１ｃに
はこの燃料ガスＧが流動せず、従って、空気Ａと燃料ガ
スＧがサンドイッチ状に重層した状態となる。更に、上
昇通路１ｂより導入される空気Ａと、この充満する燃料
ガスＧとが混合する時間が、分岐通路１ｃ通過分だけで
は足りず、充分均一に混合されていない状態の希薄混合
気が燃焼主室８内に供給され、燃焼効率を低下させる。
に、主室用燃料ガス噴射装置Ｉ１より主室用燃料ガス通
路２を介して、給気通路１内に、直接下向きに燃料ガス
Ｇを噴射すると、該主室用燃料ガス通路２の下方位置に
て燃料ガスＧが充満し、上昇通路１ｂと分岐通路１ｃに
はこの燃料ガスＧが流動せず、従って、空気Ａと燃料ガ
スＧがサンドイッチ状に重層した状態となる。更に、上
昇通路１ｂより導入される空気Ａと、この充満する燃料
ガスＧとが混合する時間が、分岐通路１ｃ通過分だけで
は足りず、充分均一に混合されていない状態の希薄混合
気が燃焼主室８内に供給され、燃焼効率を低下させる。
【００１８】このような不具合を解消すべく、まず、図
１及び図２図示の実施例では、該主室用燃料ガス通路２
の噴孔より、上昇通路１ｂに向けて、ガス管１１を延設
している。即ち、該主室用燃料ガス通路２の噴孔よりも
上流側にて燃料ガスＧを噴射しているので、燃焼主室８
に至るまでの混合時間を多く取ることができ、しかも、
その噴射方向は、導入口１ａより上昇する空気Ａの流れ
に対向するようにしているので、空気Ａとよく混合する
のである。
１及び図２図示の実施例では、該主室用燃料ガス通路２
の噴孔より、上昇通路１ｂに向けて、ガス管１１を延設
している。即ち、該主室用燃料ガス通路２の噴孔よりも
上流側にて燃料ガスＧを噴射しているので、燃焼主室８
に至るまでの混合時間を多く取ることができ、しかも、
その噴射方向は、導入口１ａより上昇する空気Ａの流れ
に対向するようにしているので、空気Ａとよく混合する
のである。
【００１９】図１及び図２は、給気通路１内にて、充分
な混合をしてから燃焼主室８内に希薄混合気を供給する
構造である。図３乃至図６は、燃焼主室８まで燃料ガス
Ｇと空気Ａとを分離状に供給して、図７に図示するよう
な空気Ａと燃料ガスＧとの重層状態を発生するのを回避
することを図ったものである。
な混合をしてから燃焼主室８内に希薄混合気を供給する
構造である。図３乃至図６は、燃焼主室８まで燃料ガス
Ｇと空気Ａとを分離状に供給して、図７に図示するよう
な空気Ａと燃料ガスＧとの重層状態を発生するのを回避
することを図ったものである。
【００２０】まず、図３及び図４図示の実施例では、該
主室用燃料ガス通路２の噴孔より分岐通路１ｃ内を通っ
て、給気弁室３ａ付近に至るガス管１２を延設してい
る。これにより、給気通路１内は空気Ａが通過し、ガス
管１２内を燃料ガスＧが流動して、給気弁室３ａには、
燃料ガスＧと空気Ａとが独立状に供給されるのである。
主室用燃料ガス通路２の噴孔より分岐通路１ｃ内を通っ
て、給気弁室３ａ付近に至るガス管１２を延設してい
る。これにより、給気通路１内は空気Ａが通過し、ガス
管１２内を燃料ガスＧが流動して、給気弁室３ａには、
燃料ガスＧと空気Ａとが独立状に供給されるのである。
【００２１】そして、図５及び図６図示の実施例では、
該主室用燃料ガス通路２の下方位置より、分岐通路１ｃ
内を通って、給気弁室３ａ付近に至る仕切り板１３を設
けており、該仕切り板１３の上方には燃料ガスＧが導入
され、下方には空気Ａが導入されていくようにして、同
様に、給気弁室３ａに燃料ガスＧと空気Ａとを独立状に
供給するようにしているのである。
該主室用燃料ガス通路２の下方位置より、分岐通路１ｃ
内を通って、給気弁室３ａ付近に至る仕切り板１３を設
けており、該仕切り板１３の上方には燃料ガスＧが導入
され、下方には空気Ａが導入されていくようにして、同
様に、給気弁室３ａに燃料ガスＧと空気Ａとを独立状に
供給するようにしているのである。
【００２２】このようにして、図３乃至図６図示の実施
例では、図７のように燃料ガスＧが給気通路１内で滞る
ことなく、空気Ａとともに、燃焼主室８内まで確実に供
給でき、燃焼主室８内にて希薄混合気が形成されるよう
にしているのである。
例では、図７のように燃料ガスＧが給気通路１内で滞る
ことなく、空気Ａとともに、燃焼主室８内まで確実に供
給でき、燃焼主室８内にて希薄混合気が形成されるよう
にしているのである。
【００２３】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような効果を奏する。まず、ガスエンジンにおいて、
希薄混合気を給気として燃焼室に供給する構造として、
燃料ガス噴射装置を設けて、給気通路に対して燃料ガス
を噴射するものとしたので、従来のような混合板を除去
することができ、エンジンの高出力化、排出ＮＯX の低
減化等を図ることができる。
のような効果を奏する。まず、ガスエンジンにおいて、
希薄混合気を給気として燃焼室に供給する構造として、
燃料ガス噴射装置を設けて、給気通路に対して燃料ガス
を噴射するものとしたので、従来のような混合板を除去
することができ、エンジンの高出力化、排出ＮＯX の低
減化等を図ることができる。
【００２４】そして、このような給気通路への燃料ガス
噴射構造を採用する中で、請求項１記載の如く、給気通
路内にて、燃料ガスの噴射位置を該燃料ガス噴射装置の
噴孔位置よりも上流側に設けるものとしたので、燃焼室
まで、燃料ガスと空気とが混合する時間を多く取ること
ができ、更に、空気の流れに対向するように燃料ガスが
噴射されるので、混合効率も高まる。従って、充分に混
合された希薄混合気が燃焼室に給気され、燃焼効率が向
上する。
噴射構造を採用する中で、請求項１記載の如く、給気通
路内にて、燃料ガスの噴射位置を該燃料ガス噴射装置の
噴孔位置よりも上流側に設けるものとしたので、燃焼室
まで、燃料ガスと空気とが混合する時間を多く取ること
ができ、更に、空気の流れに対向するように燃料ガスが
噴射されるので、混合効率も高まる。従って、充分に混
合された希薄混合気が燃焼室に給気され、燃焼効率が向
上する。
【００２５】また、請求項２記載の如く、該給気通路内
にて、該燃料ガス噴射装置の噴孔より該給気弁付近に至
るガス管を延設することで、給気通路内に燃料ガスを滞
留させることなく、空気とともに燃料ガスを確実に燃焼
室に供給することができ、燃焼室にて希薄混合気が形成
されて、燃焼効率を向上させる。
にて、該燃料ガス噴射装置の噴孔より該給気弁付近に至
るガス管を延設することで、給気通路内に燃料ガスを滞
留させることなく、空気とともに燃料ガスを確実に燃焼
室に供給することができ、燃焼室にて希薄混合気が形成
されて、燃焼効率を向上させる。
【００２６】また、請求項３記載の如く、該給気通路内
にて、該燃料ガス噴射装置より噴射する燃料ガスの流通
路と、空気の流通路とに隔絶する仕切りを設けること
で、請求項２と同様に、給気通路内に燃料ガスを滞留さ
せることなく、空気とともに燃料ガスを確実に燃焼室に
供給することができ、燃焼室にて希薄混合気が形成され
て、燃焼効率を向上させる。
にて、該燃料ガス噴射装置より噴射する燃料ガスの流通
路と、空気の流通路とに隔絶する仕切りを設けること
で、請求項２と同様に、給気通路内に燃料ガスを滞留さ
せることなく、空気とともに燃料ガスを確実に燃焼室に
供給することができ、燃焼室にて希薄混合気が形成され
て、燃焼効率を向上させる。
【図１】主室用燃料ガス噴射装置Ｉ１よりガス管１１を
延設した構造のガスエンジンのシリンダー部分の側面断
面図である。
延設した構造のガスエンジンのシリンダー部分の側面断
面図である。
【図２】同じくシリンダーヘッドの給気通路１内部構造
を示す側面断面図である。
を示す側面断面図である。
【図３】主室用燃料ガス噴射装置Ｉ１よりガス管１２を
延設した構造のガスエンジンのシリンダー部分の側面断
面図である。
延設した構造のガスエンジンのシリンダー部分の側面断
面図である。
【図４】同じくシリンダーヘッドの給気通路１内部構造
を示す側面断面図である。
を示す側面断面図である。
【図５】主室用燃料ガス噴射装置Ｉ１より仕切り板１３
を延設した構造のガスエンジンのシリンダー部分の側面
断面図である。
を延設した構造のガスエンジンのシリンダー部分の側面
断面図である。
【図６】同じくシリンダーヘッドの給気通路１内部構造
を示す側面断面図である。
を示す側面断面図である。
【図７】主室用燃料ガス噴射装置Ｉ１より直接燃料ガス
を噴射した場合のシリンダーヘッドの給気通路１内部構
造を示す側面断面図である。
を噴射した場合のシリンダーヘッドの給気通路１内部構
造を示す側面断面図である。
Ｉ１ 主室用燃料ガス噴射装置 Ｉ２ 副室用燃料ガス噴射装置 １ 給気通路 １ａ 導入口 １ｂ 上昇通路 １ｃ 分岐通路 ２ 主室用燃料ガス通路 ３ 給気弁 ３ａ 給気弁室 ４ 副室用燃料ガス通路 ５ チェックバルブ ６ 点火栓 ７ 燃焼副室 ７ａ 噴孔 ８ 燃焼主室 １１ ガス管 １２ ガス管 １３ 仕切り板
Claims (3)
- 【請求項１】 給気弁を介してシリンダー内燃焼室に連
通する給気通路内に燃料ガス噴射装置より燃料ガスを噴
射し、希薄混合気を給気するガスエンジンにおいて、該
給気通路内にて、燃料ガスの噴射位置を該燃料ガス噴射
装置の噴孔位置よりも上流側に設けたことを特徴とする
ガスエンジンの給気通路への燃料ガス噴射構造。 - 【請求項２】 給気弁を介してシリンダー内燃焼室に連
通する給気通路内に燃料ガス噴射装置より燃料ガスを噴
射し、希薄混合気を給気するガスエンジンにおいて、該
給気通路内にて、該燃料ガス噴射装置の噴孔より該給気
弁付近に至るガス管を延設したことを特徴とするガスエ
ンジンの給気通路への燃料ガス噴射構造。 - 【請求項３】 給気弁を介してシリンダー内燃焼室に連
通する給気通路内に燃料ガス噴射装置より燃料ガスを噴
射し、希薄混合気を給気するガスエンジンにおいて、該
給気通路内にて、該燃料ガス噴射装置より噴射する燃料
ガスの流通路と、空気の流通路とに隔絶する仕切りを設
けたことを特徴とするガスエンジンの給気通路への燃料
ガス噴射構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8200516A JPH1047166A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | ガスエンジンの給気通路への燃料ガス噴射構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8200516A JPH1047166A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | ガスエンジンの給気通路への燃料ガス噴射構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1047166A true JPH1047166A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16425621
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8200516A Pending JPH1047166A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | ガスエンジンの給気通路への燃料ガス噴射構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1047166A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003097359A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-04-03 | Tokyo Gas Co Ltd | ガスエンジン |
| JP2003214259A (ja) * | 2002-01-23 | 2003-07-30 | Yamaha Motor Co Ltd | ガス燃料エンジンの燃料供給装置 |
| JP2008138565A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ガスエンジンの燃料ガス供給装置 |
| US7734409B2 (en) | 2005-03-31 | 2010-06-08 | Nonox Bv | Method and apparatus for controlling an air-fuel mixture |
| DE102011083120B3 (de) * | 2011-09-21 | 2013-03-07 | Highterm Research Gmbh | Gemischbildungsvorrichtung zum Mischen von Luft und Synthesegas sowie einen Gasmotor, der die Gemischbildungsvorrichtung enthält |
| JP2017133491A (ja) * | 2016-01-21 | 2017-08-03 | 株式会社Ihi | ガスエンジンの燃料ガス供給装置 |
| WO2019176128A1 (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 三菱重工エンジン＆ターボチャージャ株式会社 | ガスエンジンおよびこれを備えた船舶 |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP8200516A patent/JPH1047166A/ja active Pending
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| WO2019176128A1 (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 三菱重工エンジン＆ターボチャージャ株式会社 | ガスエンジンおよびこれを備えた船舶 |
| JP2019157819A (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 三菱重工エンジン＆ターボチャージャ株式会社 | ガスエンジンおよびこれを備えた船舶 |
| JP2021175897A (ja) * | 2018-03-16 | 2021-11-04 | 三菱重工エンジン＆ターボチャージャ株式会社 | ガスエンジンおよびこれを備えた船舶 |
| US11608798B2 (en) | 2018-03-16 | 2023-03-21 | Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger Ltd | Gas engine and ship provided with same |
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Legal Events
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| A977 | Report on retrieval |
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| A02 | Decision of refusal |
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