JPH1046046A - 低塩液状染料調合物の製造方法 - Google Patents

低塩液状染料調合物の製造方法

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JPH1046046A
JPH1046046A JP9111767A JP11176797A JPH1046046A JP H1046046 A JPH1046046 A JP H1046046A JP 9111767 A JP9111767 A JP 9111767A JP 11176797 A JP11176797 A JP 11176797A JP H1046046 A JPH1046046 A JP H1046046A
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Peter Dr Wild
ペーター・ビルト
Volker Dr Paulat
フオルカー・パウラト
Wolfgang Dr Frank
ボルフガング・フランク
Shaun Dr Murphree
シヨーン・マーフリー
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Bayer AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低塩液状染料調合物の製造方法。 【解決手段】 a)芳香族アミンをジアゾ化し、 b)有機塩基を存在させないで無機塩基を存在させて、
a)に従って得たジアゾ成分をI酸尿素に二重カップリ
ングさせ、 c)加圧透過により、b)に従って得た反応混合物から
塩分を除去しそして適宜濃縮し、その結果として、1重
量%未満の無機塩含有量を達成する、ことで低塩の液状
染料調合物を得ることを特徴とする低塩液状染料調合物
製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、I酸尿素(I−acid−ur
ea)を基とする染料の低塩(low−salt)液状
染料調合物を製造する方法、そしてこのようにして製造
した液状染料調合物をヒドロキシルおよび/またはアミ
ド基含有基質、特に紙の染色および印刷で用いることに
関する。
【0002】紙の染色でI酸尿素を基とする染料を用い
ることができることはドイツ特許出願公開第30 02
062号から既に公知である。しかしながら、液状染
料調合物の形態で使用されたのは、同時カップリング
(ジアゾ化カップリング)のルートで製造された染料か
或はアゾカップリングをジエタノールアミンの存在下で
実施することを基とした染料のみであった。しかしなが
ら、そのような方法で製造された染料は低い収率(実施
例2、理論値の83%;実施例3、理論値の93%)で
得られている。更に、それらが液状調合物の形態で示す
貯蔵安定性は低い(実施例3参照)。更に、そのように
して製造された染料は副生成物を実質的量で含有してい
て、その副生成物は調合物に残存して輝度に関する染料
品質を低下させる。I酸尿素を基としていて別のルート
で製造された染料は対照的に排他的に固体調合物の形態
で用いられている(実施例1参照)。
【0003】I酸尿素を基としていてドイツ特許出願公
開第21 03 756号から公知の染料も同様に紙の
染色で固体調合物の形態および液状調合物の形態の両方
で用いられている。このような染料調合物には塩(これ
は水中で解離し得る)が入っており、そしてその液状染
料調合物には追加的に酸アミド、好適には尿素が染料1
部当たり0.5から5重量部の量で入っている。
【0004】I酸尿素がカップリング成分として用いら
れていてドイツ特許出願公開第2902 034号で知
られる染料の液状染料調合物は、常に固体染料調合物か
ら調製され、12以上のpHを示し、かつヒドロトロピ
ー剤(hydrotropic agents)を含有
する。
【0005】そのような染料はまた米国特許第1 50
9 442号からも公知であるが、染色では、排他的に
塩含有固体状調合物の形態で用いられている。
【0006】ここに、低塩で貯蔵安定性を示す液状の染
料調合物を製造する方法を見い出し、この方法は、 a)芳香族アミンをジアゾ化し、 b)有機塩基を存在させないで無機塩基を存在させて、
a)に従って得たジアゾ成分をI酸尿素に二重カップリ
ング(2−fold coupling)させ、 c)加圧透過(pressure permeatio
n)により、b)に従って得た反応混合物から塩分を除
去し(desalination)そして適宜濃縮し、
その結果として、該液状染料調合物を基準にして1重量
%未満の無機塩含有量を達成する、ことで該染料調合物
を得ることを特徴とする。
【0007】本発明に従う方法のジアゾ化で用いるに特
に好適な芳香族アミン類は、スルホ基またはカルボキシ
ル基を含む芳香族アミン類である。特に、これらは、ス
ルホ基を含むアミノベンゼン類またはアミノナフタレン
類であり、これらは任意に更に置換されていてもよい。
好適には、上記アミン類はSO3H基を1から4個、好
適には1から2個有する。挙げることができるさらなる
置換基の例は、C1−C4−アルキル、特にメチル、エチ
ルおよびn−プロピルなど、C1−C4−アルコキシ、例
えばメトキシ、エトキシまたはプロポキシなど、ハロゲ
ン、例えばClまたはフッ素など、任意に置換されてい
てもよいアゾベンゼンまたは置換もしくは未置換のアミ
ノ基などである。
【0008】挙げることができる特に好適な芳香族アミ
ン類は下記の式(1)−(6)で表されるアミン類であ
る。
【0009】
【化4】
【0010】このジアゾ化を一般に一般的方法で実施す
る[Houben−Weylの「無機化学方法」(Me
thoden der anorganischen
Chemie)、X/3巻、1965年、第4版、7−
112頁およびElba巻、パート2、1990年、第
4版、1060−1068頁を参照]。このジアゾ化を
好適には間接方法で実施する、即ちアリールアミン、好
適にはスルホン化もしくはカルボキシル化アリールアミ
ンまたはそれらのアルカリ金属塩と過剰量の酸から成る
初期混合物に0℃から40℃、好適には10から25℃
で亜硝酸塩の水溶液を加える。更に、直接方法によるジ
アゾ化も好適である、即ち好適には過剰量で用いる無機
酸水溶液の初期部分にアリールアミン、好適にはスルホ
ン化もしくはカルボキシル化アリールアミンまたはそれ
らのアルカリ金属塩と無機亜硝酸塩の水系混合物を0か
ら40℃、好適には10から25℃の温度で加える。
【0011】挙げることができる好適なジアゾ化剤はN
aNO2、LiNO2またはニトロシル硫酸である。Na
NO2が特に好適である。
【0012】このジアゾ化後に得られる溶液または懸濁
液を、一般に、以下に記述する如きI酸尿素へのカップ
リングで用いる。このI酸尿素への二重カップリング
を、好適には、ジアゾ成分とカップリング成分の比が
2:1から2.5:1になる手順で実施する。
【0013】I酸尿素は一般式
【0014】
【化5】
【0015】で表される。
【0016】このカップリングを、一般に、公知条件、
例えばドイツ特許出願公開第2103 756号、ドイ
ツ特許出願公開第2 103 757号および米国特許
第2 746 955号などから公知の条件下で実施す
る。
【0017】このカップリングを、好適には、無機塩基
の添加でカップリングのpHを一般に5−10、好適に
は6−8.5に維持しながらカップリング成分にジアゾ
成分を添加することで実施する。
【0018】使用可能な特に好適な塩基はアルカリ金属
の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩または酢酸塩である。ア
ルカリ金属としてはナトリウムまたはリチウムが好適で
ある。
【0019】好適には、このカップリングが終了した時
点で得られる反応混合物に、その後、15−55℃の温
度で加圧透過を受けさせる。ここでは特にカットオフレ
ベル(cut−off level)が1000−15
00ダルトンの限外濾過膜を用いる。好適な限外濾過膜
はポリスルホン類の限外濾過膜である。この加圧透過を
好適には10−50バール、特に20−40バールで実
施する。塩含有量が1%未満にまで低下するように加圧
透過を実施し、この塩含有量を好適には塩化物含有量と
して測定する。この加圧透過中、上記混合物はジアフィ
ルトレーション(diafiltration)を受
け、そして適宜、ジアフィルトレーションの前か後に可
能な濃縮を受ける。
【0020】本発明に従って製造する液状染料調合物に
は、好適には、ヒドロトロピー剤を全く含有させない。
ヒドロトロピー剤は溶解性を改良する添加剤を意味する
として理解すべきである。ヒドロトロピー剤の例として
下記を挙げることができる:低分子量のアミド類、ラク
トン類、アルコール類、グリコール類またはポリオール
類、低分子量のエーテル類またはオキシアルキル化生成
物、並びにニトリル類もしくはエステル類。ヒドロトロ
ピー剤は特にメタノール、エタノール、プロパノール、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレ
ングリコール、チオジエチレングリコールおよびジプロ
ピレングリコール、並びにトリエチレングリコール、ブ
タンジオール;そしてβ−ヒドロキシプロピオニトリ
ル、ペンタメチレングリコール、エチレングリコールモ
ノエチルおよび−プロピルエーテル、エチレンジグリコ
ールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、ブチルポリグリコール、ホルムアミ
ド、ジメチルホルムアミド、ピロリドン、N−メチルピ
ロリドン、グリコールアセテート、ブチロラクトン、尿
素およびε−カプロラクタムなどを意味するとして理解
する。これらに特に好適には水と該染料[アルカリ金属
(またはアンモニウム)塩の形態]のみを必須成分とし
て含有させる。この染料を好適にはアルカリ金属塩、特
にNa、LiまたはK塩として、特にNa塩として存在
させる。本染料調合物に追加的にまた添加剤、例えばジ
エタノールアミンなどを含有させることも可能である。
この液状染料調合物に好適には6から8のpHを持た
せ、必要ならばアルカリを用いて上記pHを確立する。
本発明に従う方法では、その得る液状染料調合物に該染
料を好適にはアルカリ金属塩の形態で5から20重量
%、好適には8から13重量%の量で含有させる。染料
濃度を高くした場合でも、貯蔵安定性を示す調合物を得
る目的でヒドロトロピー剤を用いる必要は全くない。本
発明に従う方法で得る染料調合物は特に高い純度と非常
に良好な貯蔵安定性を有することを特徴とする。
【0021】また、本発明に従う方法で得る式(II)
【0022】
【化6】
【0023】に相当(遊離酸の形態において)する染料
を含有していて無機塩含有量が1重量%未満でヒドロト
ロピー剤の含有量が10重量%未満、特に5重量%未満
(各場合とも調合物の全量を基準)である低塩の染料水
調合物も好適である。
【0024】この式(II)で表される染料が入ってい
る染料水調合物に、好適には、ヒドロトロピー剤を全く
含めない。この式(II)で表される染料は、好適に
は、それのアルカリ金属塩の形態である。
【0025】本発明は、更に、遊離酸の形態において式
(II)に相当する染料を含有していて各場合とも調合
物の全量を基準にして無機塩の含有量が1重量%未満で
ヒドロトロピー剤の含有量が10重量%未満、特に5重
量%未満である低塩染料水調合物にも関する。
【0026】本発明は、更に、遊離酸の形態において式
(I)
【0027】
【化7】
【0028】[式中、Aは、式
【0029】
【化8】
【0030】で表される基を表す]に相当する染料を少
なくとも1種含有していて無機塩の含有量が調合物の全
量を基準にして1重量%未満である低塩染料水調合物に
も関する。
【0031】本発明に従う特に好適な染料水調合物に
は、Aが式
【0032】
【化9】
【0033】で表される基を表す式(I)の染料を含有
させる。
【0034】この式(I)で表される染料が少なくとも
1種入っている本発明に従う液状染料調合物に、好適に
は、ヒドロトロピー剤を全く含めない。これも同様に本
発明に従う方法で製造可能である。この染料を好適には
それのアルカリ金属塩の形態で存在させる。
【0035】本発明に従って製造する調合物に関して行
った記述を、更に、式(I)で表される染料を含有させ
た本発明に従う染料調合物にも適用する。
【0036】本発明は、更に、本発明に従う方法で製造
した液状染料調合物を用いるか或は式(I)で表される
染料を含有させた本発明に従う液状染料調合物を用いて
ヒドロキシルおよび/またはアミド基を含む基質の染色
または印刷を行う方法にも関する。このヒドロキシルお
よび/またはアミド基を含む基質は特に紙、綿およびビ
スコースに加えて革を意味すると理解すべきである。
【0037】この液状染料調合物は、紙および織物産
業、特にパルプにおける直接染料で通常の方法、並びに
いろいろな源の漂白もしくは未漂白セルロース、例えば
軟材もしくは硬材亜硫酸塩および/または硫酸塩セルロ
ースなどから出発したサイズ処理(sized)もしく
は未サイズ処理グレードの紙の表面染色で通常の方法全
部で使用可能である。これらはまた長浴(long l
iquor)を用いたエキゾースト方法(exhaus
t process)によるか或は連続方法における
綿、ビスコースおよびリネンの糸および反物の染色でも
使用可能である。
【0038】
【実施例】実施例1 式(II)
【0039】
【化10】
【0040】で表される染料の製造方法。
【0041】1.4 lの軟水に2−スルホ−4−
[(1−スルホフェニル)アゾ]アニリン(ジ−イエロ
ー酸)を0.91モル入れた後、塩酸を1.2モル加え
た。10−20℃で約30分かけて亜硝酸ナトリウム溶
液(300g/l)を210ml加えた。次に、このよ
うにして得たジアゾ化ジ−イエロー酸の懸濁液を過剰量
の亜硝酸塩存在下20℃で1時間撹拌した。次に、アミ
ドスルホン酸を約0.05モル添加することにより、過
剰量の亜硝酸塩を分解させた。
【0042】この懸濁液に、500mlの軟水に0.4
3モルのN,N’−ビス[1−ヒドロキシ−3−スルホ
−6−ナフチル]尿素(I酸尿素)を入れた懸濁液を加
えた。この混合物全体を、0.10モルの燐酸水素二ナ
トリウムと330gのナフタレンスルホン酸/ホルムア
ルデヒド縮合物と800mlの軟水から成る初期混合物
に30℃で1時間かけて加えたが、この間、pHを7.
5に維持するように約800mlの炭酸ナトリウム溶液
(200g/l)を添加した。
【0043】この1番目のジアゾ化と同様にして0.0
9モルのジ−イエロー酸をジアゾ化し(体積=約700
ml)、次にこれを上記カップリング混合物に30℃で
添加したが、この間、pHを8.5に維持するように約
200mlの水酸化ナトリウム溶液(400g/l)を
添加した。収率:I酸尿素を基準にして理論値の84
%。
【0044】加圧透過では、このようにして得た染料を
最初ポリスルホン膜(MWCO 1,000−1,50
0)で全体積が約4.5 lになるまで40バール下2
5℃で濃縮した後、これに約7 lの脱イオン水を用い
たジアフィルトレーションを受けさせた。pHが8.5
で貯蔵安定性を示す染料溶液(Cl-=0.08%)を
4,510g得た。この染料溶液を紙のパルプ染色で用
いて、鮮やかな染色物を得た。
【0045】実施例2 式(I)
【0046】
【化11】
【0047】で表される染料の製造方法。
【0048】1.4モルの水酸化ナトリウムを用いて
1.4 lの軟水に1.0モルの4−アミノ−5−メト
キシ−2−メチルベンゼンスルホン酸(クレシジン酸
(cresidinic acid))を溶解させた。
この溶液に亜硝酸ナトリウム溶液(300g/l)を2
40ml加えた。この混合物全体を、280mlの軟水
と2.5モルの塩酸と6ミリモルの亜硝酸ナトリウム溶
液から成る初期混合物に30分かけて加えた。次に、こ
のようにして得たジアゾ化クレシジン酸の懸濁液を過剰
量の亜硝酸塩存在下室温で1時間撹拌した。次に、アミ
ドスルホン酸を約0.05モル添加することにより、過
剰量の亜硝酸塩を分解させた。
【0049】カップリングでは、この懸濁液に、1.1
lの軟水に0.5モルのN,N’−ビス[1−ヒドロ
キシ−3−スルホ−6−ナフチル]尿素(I酸尿素)を
入れた懸濁液を室温で加えたが、この間、pHを6.0
に維持するように全体で約350mlの炭酸ナトリウム
溶液(200g/l)を添加した。収率:I酸尿素を基
準にして理論値の97%。
【0050】加圧透過では、分子量カットオフレベル
(MWCOレベル)が1000−1500ダルトンのポ
リスルホン膜を用い、上記のようにして得た染料溶液に
約8lの脱イオン水を用いたジアフィルトレーションを
30バール下50℃で受けさせた後、全体積が約4 l
になるまで濃縮した。pHが7.0で貯蔵安定性を示す
染料溶液(Cl-=0.2%)を4,100g得た。こ
の染料溶液を紙のパルプ染色で用いて、鮮やかな染色物
を得た。
【0051】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0052】1. 低塩液状染料調合物を製造する方法
であって、 a)芳香族アミンをジアゾ化し、 b)有機塩基を存在させないで無機塩基を存在させて、
a)に従って得たジアゾ成分をI酸尿素に二重カップリ
ングさせ、 c)加圧透過により、b)に従って得た反応混合物から
塩分を除去しそして適宜濃縮し、その結果として、該液
状染料調合物を基準にして1重量%未満の無機塩含有量
を達成する、ことで低塩液状染料調合物を得ることを特
徴とする方法。
【0053】2. 第1項記載の低塩液状染料調合物を
製造する方法であって、該ジアゾ化で下記の式
【0054】
【化12】
【0055】で表される化合物を該芳香族アミンとして
用いることを特徴とする方法。
【0056】3. 塩含有量が調合物の全量を基準にし
て1重量%未満である低塩染料水調合物であって、遊離
酸の形態において式(I)
【0057】
【化13】
【0058】[式中、Aは、式
【0059】
【化14】
【0060】で表される基を表す]に相当する染料を含
有する調合物。
【0061】4. 各場合とも調合物の全量を基準にし
て無機塩の含有量が1重量%未満でヒドロトロピー剤の
含有量が10重量%未満である低塩染料水調合物であっ
て、遊離酸の形態において式(II)
【0062】
【化15】
【0063】に相当する染料を含有する調合物。
【0064】5. ヒドロキシルおよび/またはアミド
基を含む基質の染色および印刷方法であって、第1項に
従って製造した液状染料調合物または第3もしくは4項
に従う液状染料調合物を用いる方法。
【0065】6. 紙を染色または印刷するための第5
項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06P 3/28 D06P 3/28 3/68 3/68 D21H 21/30 D21H 3/80 (72)発明者 ボルフガング・フランク ドイツ50937ケルン・ベレンラターシユト ラーセ154 (72)発明者 シヨーン・マーフリー アメリカ合衆国サウスカロライナ州29485 サマービル・クロムウエルコート100

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低塩液状染料調合物を製造する方法であ
    って、 a)芳香族アミンをジアゾ化し、 b)有機塩基を存在させないで無機塩基を存在させて、
    a)に従って得たジアゾ成分をI酸尿素に二重カップリ
    ングさせ、 c)加圧透過により、b)に従って得た反応混合物から
    塩分を除去しそして適宜濃縮し、その結果として、該液
    状染料調合物を基準にして1重量%未満の無機塩含有量
    を達成する、ことで低塩液状染料調合物を得ることを特
    徴とする方法。
  2. 【請求項2】 塩含有量が調合物の全量を基準にして1
    重量%未満である低塩染料水調合物であって、遊離酸の
    形態において式(I) 【化1】 [式中、Aは、式 【化2】 で表される基を表す]に相当する染料を含有する調合
    物。
  3. 【請求項3】 各場合とも調合物の全量を基準にして無
    機塩の含有量が1重量%未満でヒドロトロピー剤の含有
    量が10重量%未満である低塩染料水調合物であって、
    遊離酸の形態において式(II) 【化3】 に相当する染料を含有する調合物。
  4. 【請求項4】 ヒドロキシルおよび/またはアミド基を
    含む基質の染色および印刷方法であって、請求項1に従
    って製造した液状染料調合物または請求項2もしくは3
    に従う液状染料調合物を用いる方法。
JP9111767A 1996-04-18 1997-04-15 低塩液状染料調合物の製造方法 Pending JPH1046046A (ja)

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