JPH1046021A - 耐洗剤性に優れた食器 - Google Patents
耐洗剤性に優れた食器Info
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- JPH1046021A JPH1046021A JP22605496A JP22605496A JPH1046021A JP H1046021 A JPH1046021 A JP H1046021A JP 22605496 A JP22605496 A JP 22605496A JP 22605496 A JP22605496 A JP 22605496A JP H1046021 A JPH1046021 A JP H1046021A
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- JP
- Japan
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- acid
- polyester
- aromatic
- component
- tableware
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 食品に対する耐汚染性に優れるポリカーボネ
ート系樹脂を用いて、ストレスがかかった状態での耐ク
ラック性に優れた樹脂組成物よりなる耐洗剤性に優れた
食器を提供すること。 【解決手段】 A)芳香族ポリカーボネート 40〜9
7重量部と、B)ポリエステル 1〜45重量部と、
C)ポリエステルカーボネート 0〜60重量部と、
D)エステル交換触媒 0〜0.5重量部と、および
E)安定剤 0〜3重量部と、からなる耐洗剤性に優れ
た樹脂組成物を用いた食器によって解決される。
ート系樹脂を用いて、ストレスがかかった状態での耐ク
ラック性に優れた樹脂組成物よりなる耐洗剤性に優れた
食器を提供すること。 【解決手段】 A)芳香族ポリカーボネート 40〜9
7重量部と、B)ポリエステル 1〜45重量部と、
C)ポリエステルカーボネート 0〜60重量部と、
D)エステル交換触媒 0〜0.5重量部と、および
E)安定剤 0〜3重量部と、からなる耐洗剤性に優れ
た樹脂組成物を用いた食器によって解決される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食器、特に学校、病
院、工場・事務所等の各種職場等における集団給食に使
用される食器に関するものであり、更に詳しくは、食品
による着色の発生の可能性が少なく、且つ洗剤に対し耐
性のある食器に関する。
院、工場・事務所等の各種職場等における集団給食に使
用される食器に関するものであり、更に詳しくは、食品
による着色の発生の可能性が少なく、且つ洗剤に対し耐
性のある食器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭用の食器には、従来から陶磁器
のものが広く使用されてきたが、陶磁器製食器は、重く
て破損率が高いことが欠点である。このため多数の食器
を扱う学校給食、病院給食、社員食堂給食等の集団給食
用食器には、配膳前の盛りつけ、配膳、下膳後の洗浄、
減菌、保管の各工程での作業性および破損を考慮して、
軽くて割れないアルマイト製の食器が主として使用され
てきた。
のものが広く使用されてきたが、陶磁器製食器は、重く
て破損率が高いことが欠点である。このため多数の食器
を扱う学校給食、病院給食、社員食堂給食等の集団給食
用食器には、配膳前の盛りつけ、配膳、下膳後の洗浄、
減菌、保管の各工程での作業性および破損を考慮して、
軽くて割れないアルマイト製の食器が主として使用され
てきた。
【0003】しかしアルマイト製の食器は外部衝撃によ
り凸凹を生じたり、熱伝導率が大きく熱い食品を盛りつ
けた場合、食器の温度が高くなり、食器を手で持つこと
も、口を付けることも出来ず、その上色感に乏しいた
め、冷たい感じを与える等の欠点があった。
り凸凹を生じたり、熱伝導率が大きく熱い食品を盛りつ
けた場合、食器の温度が高くなり、食器を手で持つこと
も、口を付けることも出来ず、その上色感に乏しいた
め、冷たい感じを与える等の欠点があった。
【0004】このようなアルマイト製の食器の欠点を解
消するために、各種合成樹脂の食器、例えば、メラミン
製樹脂の食器が一部で使用されている。メラミン樹脂製
の食器は、陶磁器製に似て、軽くて明るい感触を有し、
絵付けも可能であるが、衝撃で破損したり、特定の食
品、例えば、ケチャップ、ソース、梅干し等と接触した
場合、食器の表面が着色し、水洗いしてもその着色はシ
ミ跡となって残り、除去できない欠点がある。さらに喫
食後、ケチャップ等特定食品の洗浄が充分されず、加熱
乾燥された場合には、食器表面に広範囲に着色し、一度
着色したそのようなシミは、再度洗浄しても除くことが
できないという重大な欠点がある。
消するために、各種合成樹脂の食器、例えば、メラミン
製樹脂の食器が一部で使用されている。メラミン樹脂製
の食器は、陶磁器製に似て、軽くて明るい感触を有し、
絵付けも可能であるが、衝撃で破損したり、特定の食
品、例えば、ケチャップ、ソース、梅干し等と接触した
場合、食器の表面が着色し、水洗いしてもその着色はシ
ミ跡となって残り、除去できない欠点がある。さらに喫
食後、ケチャップ等特定食品の洗浄が充分されず、加熱
乾燥された場合には、食器表面に広範囲に着色し、一度
着色したそのようなシミは、再度洗浄しても除くことが
できないという重大な欠点がある。
【0005】メラミン製と同様にポリプロピレン製の食
器も、一部で集団給食用食器として用いられているが、
表面硬度がやや軟らかいことと共に、メラミン製と同様
に、その表面がケチャップ、西瓜、人参等の食品で着色
したり、或いは水洗後もシミ跡となって残る欠点があ
る。
器も、一部で集団給食用食器として用いられているが、
表面硬度がやや軟らかいことと共に、メラミン製と同様
に、その表面がケチャップ、西瓜、人参等の食品で着色
したり、或いは水洗後もシミ跡となって残る欠点があ
る。
【0006】また、ポリカーボネート製の食器も一部用
いられている。ポリカーボネートを原料とした食器は、
表面が硬くて腰があり、耐熱性もあり、更に食品による
着色も少な等の利点を有しているが、下膳後の洗浄工
程、特にアルカリ洗浄剤で洗浄する工程およびその後の
過熱乾燥工程で変質、劣化し、外観が低下したりクラッ
クを発生する等の致命的欠点がある。
いられている。ポリカーボネートを原料とした食器は、
表面が硬くて腰があり、耐熱性もあり、更に食品による
着色も少な等の利点を有しているが、下膳後の洗浄工
程、特にアルカリ洗浄剤で洗浄する工程およびその後の
過熱乾燥工程で変質、劣化し、外観が低下したりクラッ
クを発生する等の致命的欠点がある。
【0007】この欠点を改良すべく、特公平6−892
23号ではポリカーボネートにポリエステルカーボネー
トを配合する方法が提案されているが、喫食後の通常の
状態での洗剤洗浄行程や乾燥工程では、外観、クラック
の発生ともに改善されているが、食器にストレスがかか
った状態では、クラックの発生に対する改善度合いが十
分でない。
23号ではポリカーボネートにポリエステルカーボネー
トを配合する方法が提案されているが、喫食後の通常の
状態での洗剤洗浄行程や乾燥工程では、外観、クラック
の発生ともに改善されているが、食器にストレスがかか
った状態では、クラックの発生に対する改善度合いが十
分でない。
【0008】一般に、食器、特に集団給食用に使用され
る食器は、耐衝撃性に優れ、耐熱性も120℃以上で、
洗浄工程で安定で、表面硬度が高く、熱伝導率が低く、
且つ特定の食品と接触してもその表面が着色されず、喫
食後の食品が万一水洗行程で除去されず乾燥された場合
にも、再度水洗した時に、食器表面にシミ跡を残さない
等の性質を兼ね備えることが要求される。
る食器は、耐衝撃性に優れ、耐熱性も120℃以上で、
洗浄工程で安定で、表面硬度が高く、熱伝導率が低く、
且つ特定の食品と接触してもその表面が着色されず、喫
食後の食品が万一水洗行程で除去されず乾燥された場合
にも、再度水洗した時に、食器表面にシミ跡を残さない
等の性質を兼ね備えることが要求される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
様な従来技術の問題点を改良するもので、食品に対する
耐汚染性に優れるポリカーボネート系樹脂を用いて、ス
トレスがかかった状態での耐クラック性、耐洗剤性に優
れた食器を提供することである。
様な従来技術の問題点を改良するもので、食品に対する
耐汚染性に優れるポリカーボネート系樹脂を用いて、ス
トレスがかかった状態での耐クラック性、耐洗剤性に優
れた食器を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに鋭意検討した結果、ポリカーボネートにポリエステ
ルをその透明性をできるだけ保持しつつ添加する樹脂、
即ち、A)ポリカーボネート40〜97重量部と、B)
ポリエステル1〜45重量部と、C)ポリエステルカー
ボネート0〜60重量部と、D)エステル交換触媒0〜
0.5重量部と、およびE)安定化剤0〜3重量部とか
らなる樹脂組成物を成形することにより、耐食品汚染
性、耐クラック性、耐洗剤性に優れた食器を得ることが
できる。
めに鋭意検討した結果、ポリカーボネートにポリエステ
ルをその透明性をできるだけ保持しつつ添加する樹脂、
即ち、A)ポリカーボネート40〜97重量部と、B)
ポリエステル1〜45重量部と、C)ポリエステルカー
ボネート0〜60重量部と、D)エステル交換触媒0〜
0.5重量部と、およびE)安定化剤0〜3重量部とか
らなる樹脂組成物を成形することにより、耐食品汚染
性、耐クラック性、耐洗剤性に優れた食器を得ることが
できる。
【0011】成分A)ポリカーボネートは、2価フェノ
ールとカーボネート先駆体とを反応させることによって
製造させる芳香族ホモ・ポリカーボネート又はコ・ポリ
カーボネートである。
ールとカーボネート先駆体とを反応させることによって
製造させる芳香族ホモ・ポリカーボネート又はコ・ポリ
カーボネートである。
【0012】また、本発明のポリカーボネートは分岐し
ていても良い。その様な分岐ポリカーボネートは、多官
能性芳香族化合物を二価フェノールおよびカーボネート
先駆体と反応させることにより分岐した熱可塑性分岐ポ
リカーボネートとして得られる。
ていても良い。その様な分岐ポリカーボネートは、多官
能性芳香族化合物を二価フェノールおよびカーボネート
先駆体と反応させることにより分岐した熱可塑性分岐ポ
リカーボネートとして得られる。
【0013】本発明のポリカーボネートを製造する方法
自体は公知であり二価フェノールと炭酸ジエステルの溶
融状態でのエステル交換反応によりポリカーボネートを
合成する方法、あるいは溶液中で二価フェノールとホス
ゲンとを反応させる方法(特に界面法)などが知られて
いる。
自体は公知であり二価フェノールと炭酸ジエステルの溶
融状態でのエステル交換反応によりポリカーボネートを
合成する方法、あるいは溶液中で二価フェノールとホス
ゲンとを反応させる方法(特に界面法)などが知られて
いる。
【0014】例えば、特開平2-175723、特開平2-12493
4、米国特許第4,001,184号、第4,238,569号、第4,238,5
97号、第4,474,999号に記載されている。
4、米国特許第4,001,184号、第4,238,569号、第4,238,5
97号、第4,474,999号に記載されている。
【0015】芳香族ジヒドロキシ化合物に特に制限はな
く、種々の公知のものを使用することができる。たとえ
ば、一般式(化1)
く、種々の公知のものを使用することができる。たとえ
ば、一般式(化1)
【0016】
【化1】
【0017】(式中、Rは水素原子、ハロゲン原子(例
えば塩素、臭素、フッ素、沃素)または、炭素数1〜8
のアルキル基であり、このRが複数の場合、それらは同
一でも良いし、異なっていても良く、nおよびmは0〜
4の数である。また、Xは単結合、炭素数1〜8のアル
キレン基、炭素数2〜8のアルキリデン基、炭素数5〜
15のシクロアルキレン基、炭素数5〜15のシクロア
ルキリデン基または、-S-、-SO-、-SO2-、-CO
-、-O-結合もしくは一般式(化2)で表される結合を
示す。)
えば塩素、臭素、フッ素、沃素)または、炭素数1〜8
のアルキル基であり、このRが複数の場合、それらは同
一でも良いし、異なっていても良く、nおよびmは0〜
4の数である。また、Xは単結合、炭素数1〜8のアル
キレン基、炭素数2〜8のアルキリデン基、炭素数5〜
15のシクロアルキレン基、炭素数5〜15のシクロア
ルキリデン基または、-S-、-SO-、-SO2-、-CO
-、-O-結合もしくは一般式(化2)で表される結合を
示す。)
【0018】
【化2】 で表される構造のフェノール性水酸基を有する化合物で
ある。
ある。
【0019】この様な2価フェノールとしては、例え
ば、ビス(4ヒドロキシフェニル)メタン、1,1ビス
(4ヒドロキシフェニル)エタン、1,2ビス(4ヒド
ロキシフェニル)エタン、ビス(4ヒドロキシフェニ
ル)フェニルメタン、ビス(4ヒドロキシフェニル)ジ
フェニルメタン、2,2ビス(4ヒドロキシフェニル)
プロパン、2,2ビス(4ヒドロキシフェニル)ブタ
ン、1,1ビス(4ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン、ビス(3,5ジメチル-4ヒドロキシフェニル)メタ
ン、1,1ビス(3,5ジメチル-4ヒドロキシフェニ
ル)エタン、1,2ビス(3,5ジメチル-4ヒドロキシ
フェニル)エタン、2,2ビス(3,5ジメチル-4ヒド
ロキシフェニル)プロパン、2,2ビス(3,5ジメチル
-4ヒドロキシフェニル)ブタン、ビス(3,5ジメチル
-4ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、ビス(3,5
ジメチル-4ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン、
ビス(3,5ジクロロ-4ヒドロキシフェニル)メタン、
2,2ビス(3,5ジクロロ-4ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、ビス(3,5ジブロモ-4ヒドロキシフェニル)
メタン、2,2ビス(3,5ジブロモ-4ヒドロキシフェ
ニル)プロパンなどのジヒドロキシアリールアルカン
類、ビス(4ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス
(3,5ジメチル-4ヒドロキシフェニル)スルホン、ビ
ス(3,5ジブロモ-4ヒドロキシフェニル)スルホンな
どのジヒドロキシアリールスルホン類、ビス(4ヒドロ
キシフェニル)エーテル、ビス(3,5ジメチル-4ヒド
ロキシフェニル)エーテル、ビス(3,5ジブロモ-4ヒ
ドロキシフェニル)エーテルなどのジヒドロキシアリー
ルエーテル類、ビス(4ヒドロキシフェニル)スルフィ
ド、ビス(3,5ジメチル-4ヒドロキシフェニル)スル
フィド、ビス(3,5ジブロモ-4ヒドロキシフェニル)
スルフィドなどのジヒドロキシアリールスルフィド類、
4,4’ジヒドロキシベンゾフェノンなどのジヒドロキ
シアリールケトン類,ビス(4ヒドロキシフェニル)ス
ルフォキシドなどのスルフォキシド類を挙げることがで
きる。
ば、ビス(4ヒドロキシフェニル)メタン、1,1ビス
(4ヒドロキシフェニル)エタン、1,2ビス(4ヒド
ロキシフェニル)エタン、ビス(4ヒドロキシフェニ
ル)フェニルメタン、ビス(4ヒドロキシフェニル)ジ
フェニルメタン、2,2ビス(4ヒドロキシフェニル)
プロパン、2,2ビス(4ヒドロキシフェニル)ブタ
ン、1,1ビス(4ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン、ビス(3,5ジメチル-4ヒドロキシフェニル)メタ
ン、1,1ビス(3,5ジメチル-4ヒドロキシフェニ
ル)エタン、1,2ビス(3,5ジメチル-4ヒドロキシ
フェニル)エタン、2,2ビス(3,5ジメチル-4ヒド
ロキシフェニル)プロパン、2,2ビス(3,5ジメチル
-4ヒドロキシフェニル)ブタン、ビス(3,5ジメチル
-4ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、ビス(3,5
ジメチル-4ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン、
ビス(3,5ジクロロ-4ヒドロキシフェニル)メタン、
2,2ビス(3,5ジクロロ-4ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、ビス(3,5ジブロモ-4ヒドロキシフェニル)
メタン、2,2ビス(3,5ジブロモ-4ヒドロキシフェ
ニル)プロパンなどのジヒドロキシアリールアルカン
類、ビス(4ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス
(3,5ジメチル-4ヒドロキシフェニル)スルホン、ビ
ス(3,5ジブロモ-4ヒドロキシフェニル)スルホンな
どのジヒドロキシアリールスルホン類、ビス(4ヒドロ
キシフェニル)エーテル、ビス(3,5ジメチル-4ヒド
ロキシフェニル)エーテル、ビス(3,5ジブロモ-4ヒ
ドロキシフェニル)エーテルなどのジヒドロキシアリー
ルエーテル類、ビス(4ヒドロキシフェニル)スルフィ
ド、ビス(3,5ジメチル-4ヒドロキシフェニル)スル
フィド、ビス(3,5ジブロモ-4ヒドロキシフェニル)
スルフィドなどのジヒドロキシアリールスルフィド類、
4,4’ジヒドロキシベンゾフェノンなどのジヒドロキ
シアリールケトン類,ビス(4ヒドロキシフェニル)ス
ルフォキシドなどのスルフォキシド類を挙げることがで
きる。
【0020】これらの内で、特に、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパンが好ましく用いられる。上
記以外にも、芳香族ジヒドロキシ化合物として、次の一
般式(化3)
ドロキシフェニル)プロパンが好ましく用いられる。上
記以外にも、芳香族ジヒドロキシ化合物として、次の一
般式(化3)
【0021】
【化3】
【0022】(ここでRfは夫々独立して、炭化数1〜
10個の炭化水素基もしくはそのハロゲン化合物または
ハロゲン原子であり、mは0〜4の整数)で示される化
合物、例えばレゾルシン、および4−メチルレゾルシ
ン、4−エチルレゾルシン、4−プロピルレゾルシン、4
−ブチルレゾルシン、4−t−ブチルレゾルシン、4−フ
ェニルレゾルシン、4−クミルレゾルシン、2,4,5,6
−テトラフルオロレゾルシン、2,4,5,6−テトラブロ
ムレゾルシン等の置換レゾルシン;カテコール;ハイド
ロキノン、及び3−メチルハイドロキノン、3−エチルハ
イドロキノン、3−プロピルハイドロキノン、3−ブチル
ハイドロキノン、3−t−ブチルハイドロキノン、3−フ
ェニルハイドロキノン、3−クミルハイドロキノン、2,
3,5,6−テトラメチルハイドロキノン、2,3,5,6−
テトラ−t−ブチルハイドロキノン、2,3,5,6−テト
ラフルオロハイドロキノン、2,3,5,6−テトラブロム
ハイドロキノンなどの置換ハイドロキノン等、及び、次
式(化4)
10個の炭化水素基もしくはそのハロゲン化合物または
ハロゲン原子であり、mは0〜4の整数)で示される化
合物、例えばレゾルシン、および4−メチルレゾルシ
ン、4−エチルレゾルシン、4−プロピルレゾルシン、4
−ブチルレゾルシン、4−t−ブチルレゾルシン、4−フ
ェニルレゾルシン、4−クミルレゾルシン、2,4,5,6
−テトラフルオロレゾルシン、2,4,5,6−テトラブロ
ムレゾルシン等の置換レゾルシン;カテコール;ハイド
ロキノン、及び3−メチルハイドロキノン、3−エチルハ
イドロキノン、3−プロピルハイドロキノン、3−ブチル
ハイドロキノン、3−t−ブチルハイドロキノン、3−フ
ェニルハイドロキノン、3−クミルハイドロキノン、2,
3,5,6−テトラメチルハイドロキノン、2,3,5,6−
テトラ−t−ブチルハイドロキノン、2,3,5,6−テト
ラフルオロハイドロキノン、2,3,5,6−テトラブロム
ハイドロキノンなどの置換ハイドロキノン等、及び、次
式(化4)
【0023】
【化4】
【0024】で表される2,2,2',2'−テトラヒドロ−3,
3,3',3'−テトラメチル−1,1'−スピロビス(1H−イ
ンデン)−7,7'ジオール等を用いることもできる。
3,3',3'−テトラメチル−1,1'−スピロビス(1H−イ
ンデン)−7,7'ジオール等を用いることもできる。
【0025】これらの芳香族ジヒドロキシ化合物は、単
独で用いてもよく、また、二種以上を組み合わせて用い
ても良い。
独で用いてもよく、また、二種以上を組み合わせて用い
ても良い。
【0026】炭酸ジエステルにも特に制限はなく、例え
ば、ジフェニルカーボネート、ジトリールカーボネー
ト、ビス(クロロフェニル)カーボネート、m−クレジ
ルカーボネート、ジナフチルカーボネート、ビス(ジフ
ェニル)カーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチ
ルカーボネート、ジブチルカーボネート、ジシクロヘキ
シルカーボネートなどが挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。好ましくは、ジフェニルカーボネー
トを使用する。
ば、ジフェニルカーボネート、ジトリールカーボネー
ト、ビス(クロロフェニル)カーボネート、m−クレジ
ルカーボネート、ジナフチルカーボネート、ビス(ジフ
ェニル)カーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチ
ルカーボネート、ジブチルカーボネート、ジシクロヘキ
シルカーボネートなどが挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。好ましくは、ジフェニルカーボネー
トを使用する。
【0027】これら炭酸エステルもまた、単独で用いて
もよく、また、二種以上を組み合わせて用いても良い。
もよく、また、二種以上を組み合わせて用いても良い。
【0028】他に酸成分として、ジカルボン酸またはジ
カルボン酸エステルを含有していても良い。ジカルボン
酸及びジカルボン酸エステルの例としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸ジフェニル、イソフタ
ル酸ジフェニルなどの芳香族ジカルボン酸類;コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼッライン酸、セバシン酸、デカン二酸、ドデカ
ン二酸、セバシン酸ジフェニル、デカン二酸ジフェニ
ル、ドデカン二酸ジフェニルなどの脂肪族ジカルボン酸
類;シクロプロパンジカルボン酸、1,2−シクロブタン
ジカルボン酸、1,3−シクロブタンジカルボン酸、1,
2’−シクロペンタンジカルボン酸、1,3−,シクロペ
ンタンカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン
酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸、シクロプロパンジカルボン酸ジ
フェニル、1,2−シクロブタンジカルボン酸ジフェニ
ル、1,3−シクロブタンジカルボン酸ジフェニル、1,2
−シクロペンタンジカルボン酸ジフェニル、1,3−シク
ロペンタンジカルボン酸ジフェニル、1,2−シクロヘキ
サンジカルボン酸ジフェニル、1,4−シクロヘキサンジ
カルボン酸ジフェニルなどの脂環族ジカルボン酸類を挙
げることができる。
カルボン酸エステルを含有していても良い。ジカルボン
酸及びジカルボン酸エステルの例としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸ジフェニル、イソフタ
ル酸ジフェニルなどの芳香族ジカルボン酸類;コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼッライン酸、セバシン酸、デカン二酸、ドデカ
ン二酸、セバシン酸ジフェニル、デカン二酸ジフェニ
ル、ドデカン二酸ジフェニルなどの脂肪族ジカルボン酸
類;シクロプロパンジカルボン酸、1,2−シクロブタン
ジカルボン酸、1,3−シクロブタンジカルボン酸、1,
2’−シクロペンタンジカルボン酸、1,3−,シクロペ
ンタンカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン
酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸、シクロプロパンジカルボン酸ジ
フェニル、1,2−シクロブタンジカルボン酸ジフェニ
ル、1,3−シクロブタンジカルボン酸ジフェニル、1,2
−シクロペンタンジカルボン酸ジフェニル、1,3−シク
ロペンタンジカルボン酸ジフェニル、1,2−シクロヘキ
サンジカルボン酸ジフェニル、1,4−シクロヘキサンジ
カルボン酸ジフェニルなどの脂環族ジカルボン酸類を挙
げることができる。
【0029】これらジカルボン酸またはジカルボン酸エ
ステルは、単独で用いられてもよく、また、二種以上組
み合わせて用いられても良い。
ステルは、単独で用いられてもよく、また、二種以上組
み合わせて用いられても良い。
【0030】ジカルボン酸またはジカルボン酸エステル
は、上記炭酸ジエステルに、好ましくは50モル%以
下、さらに好ましくは30モル%以下の量で含有され
る。
は、上記炭酸ジエステルに、好ましくは50モル%以
下、さらに好ましくは30モル%以下の量で含有され
る。
【0031】ポリカーボネートを製造する際に、芳香族
ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルと共に、1分子中
に3個以上の官能基を有する多官能性化合物を使用する
事もできる。これら多官能性化合物としては、フェノー
ル性水酸基またはカルボキシルを有する化合物が好まし
く、特にフェノール性水酸基を3個含有する化合物が好
ましい。
ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルと共に、1分子中
に3個以上の官能基を有する多官能性化合物を使用する
事もできる。これら多官能性化合物としては、フェノー
ル性水酸基またはカルボキシルを有する化合物が好まし
く、特にフェノール性水酸基を3個含有する化合物が好
ましい。
【0032】このような化合物の好ましい具体例として
は、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、
2,2',2"−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ジイソプロ
ピルベンゼン、α−メチル−α,α',α'−トリス(4−
ヒドロキシフェニル)−1,4−ジエチルベンゼン、α,
α',α"トリス(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−ト
リイソプロピルベンゼン、フロログリシン、4,6−ジメ
チル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタ
ン−2、1,3,5−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼ
ン、2,2−ビス−(4,4−(4,4'−ジヒドロキシフェニ
ル)−シクロヘキシル)−プロパン、トリメット酸、1,
3,5−ベンゼントリカルボン酸、ピロメリット酸などが
挙げられる。
は、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、
2,2',2"−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ジイソプロ
ピルベンゼン、α−メチル−α,α',α'−トリス(4−
ヒドロキシフェニル)−1,4−ジエチルベンゼン、α,
α',α"トリス(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−ト
リイソプロピルベンゼン、フロログリシン、4,6−ジメ
チル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタ
ン−2、1,3,5−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼ
ン、2,2−ビス−(4,4−(4,4'−ジヒドロキシフェニ
ル)−シクロヘキシル)−プロパン、トリメット酸、1,
3,5−ベンゼントリカルボン酸、ピロメリット酸などが
挙げられる。
【0033】さらに好ましくは、1,1,1−トリス(4−ヒ
ドロキシフェニル)エタン、α,α',α"−トリス(4−
ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリイソプロピルベン
ゼンなどを使用する。
ドロキシフェニル)エタン、α,α',α"−トリス(4−
ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリイソプロピルベン
ゼンなどを使用する。
【0034】多官能性化合物は、芳香族ジヒドロキシ化
合物1モルに対して、好ましくは0.03モル以下、よ
り好ましくは0.001〜0.02モル、特に、好まし
くは0.01〜0.02モルとすることができる。
合物1モルに対して、好ましくは0.03モル以下、よ
り好ましくは0.001〜0.02モル、特に、好まし
くは0.01〜0.02モルとすることができる。
【0035】成分A)a−2の末端に水酸基を有するポ
リカーボネートは以下の方法などにより得ることができ
る。すなわち、ポリカーボネートの末端水酸基量の調整
は、例えば溶融重合の場合ポリカーボネートを製造する
際に、原料である二価フェノールと炭酸ジエステルのモ
ル比を変えることによって容易に実施することができ
る。
リカーボネートは以下の方法などにより得ることができ
る。すなわち、ポリカーボネートの末端水酸基量の調整
は、例えば溶融重合の場合ポリカーボネートを製造する
際に、原料である二価フェノールと炭酸ジエステルのモ
ル比を変えることによって容易に実施することができ
る。
【0036】例えば、芳香族ジヒドロキシ化合物として
ビスフェノールA、炭酸ジエステルとしてジフェニルカ
ーボネートを用いたときは、ポリカーボネートの末端基
はビスフェノールAに由来するフェノール性残基、及び
ジフェニルカーボネートに由来するフェニル基であり、
ビスフェノールAのモル比を大きくすると、生成される
ポリカーボネート中のフェノール性末端基(I)および
非フェノール性末端基(II)の当量比(I)/(II)が
大となる。
ビスフェノールA、炭酸ジエステルとしてジフェニルカ
ーボネートを用いたときは、ポリカーボネートの末端基
はビスフェノールAに由来するフェノール性残基、及び
ジフェニルカーボネートに由来するフェニル基であり、
ビスフェノールAのモル比を大きくすると、生成される
ポリカーボネート中のフェノール性末端基(I)および
非フェノール性末端基(II)の当量比(I)/(II)が
大となる。
【0037】また、2価フェノールとカーボネート先駆
体とを反応させることによって製造する上記方法以外
に、ポリカーボネート樹脂に水酸基を有する化合物を反
応させる方法もある。例えば、ポリカーボネート樹脂に
ビスフェノールAを添加し押出機で混練する事で容易に
末端にフェノール性水酸基を有するポリカーボネートを
得ることができる。
体とを反応させることによって製造する上記方法以外
に、ポリカーボネート樹脂に水酸基を有する化合物を反
応させる方法もある。例えば、ポリカーボネート樹脂に
ビスフェノールAを添加し押出機で混練する事で容易に
末端にフェノール性水酸基を有するポリカーボネートを
得ることができる。
【0038】このような、水酸基を有する化合物として
は水やアルコール性またはフェノール性水酸基を有する
化合物であり、化合物中の水酸基の位置はどこにあって
も良い。
は水やアルコール性またはフェノール性水酸基を有する
化合物であり、化合物中の水酸基の位置はどこにあって
も良い。
【0039】水酸基を1個有する化合物としては、炭素
数1〜30の脂肪属、脂環属、芳香属およびそれらを組
み合わせ化合物で、例えば、エタノール、ブタノール、
オクタノール、ステアリルアルコール、シクロヘキサノ
ール、メチルシクロヘキサノール、オクチルシクロヘキ
サノール、ベンジルアルコール、フェノール、ナフトー
ル、クレゾール、キシレノール、t−ブチルフェノール
およびステアリルフェノールなどを挙げることができ
る。
数1〜30の脂肪属、脂環属、芳香属およびそれらを組
み合わせ化合物で、例えば、エタノール、ブタノール、
オクタノール、ステアリルアルコール、シクロヘキサノ
ール、メチルシクロヘキサノール、オクチルシクロヘキ
サノール、ベンジルアルコール、フェノール、ナフトー
ル、クレゾール、キシレノール、t−ブチルフェノール
およびステアリルフェノールなどを挙げることができ
る。
【0040】水酸基を2個以上有する化合物としては、
上記、成分A)、成分B)の構成成分として挙げたジオ
ールおよび3個以上水酸基を有する化合物の例示に加
え、グリセロールやペンタエリスリトールなどを挙げる
ことができる。
上記、成分A)、成分B)の構成成分として挙げたジオ
ールおよび3個以上水酸基を有する化合物の例示に加
え、グリセロールやペンタエリスリトールなどを挙げる
ことができる。
【0041】また、水酸基を2個以上有する化合物で
は、水酸基の一部がエステルであってもよい。
は、水酸基の一部がエステルであってもよい。
【0042】さらに、上記2、3価フェノールとカルボ
ニル前駆体、たとえば、ホスゲンやジフェニルカーボネ
ートを用いた、水酸基を末端に有する分子量5000以
下のポリカーボネートオリゴマーやジカルボン酸を用い
たフェノール性水酸基を末端に有する分子量5000以
下のポリエステルオリゴマー、およびジオールとジカル
ボン酸とを用いた、末端に水酸基を有する分子量500
0以下のポリエステルオリゴマーを挙げることが出来
る。
ニル前駆体、たとえば、ホスゲンやジフェニルカーボネ
ートを用いた、水酸基を末端に有する分子量5000以
下のポリカーボネートオリゴマーやジカルボン酸を用い
たフェノール性水酸基を末端に有する分子量5000以
下のポリエステルオリゴマー、およびジオールとジカル
ボン酸とを用いた、末端に水酸基を有する分子量500
0以下のポリエステルオリゴマーを挙げることが出来
る。
【0043】以上例に挙げた水酸基を有する化合物で
は、芳香属ジオール、たとえばビスフェノールAやポリ
カーボネートオリゴマーなどが好ましい。
は、芳香属ジオール、たとえばビスフェノールAやポリ
カーボネートオリゴマーなどが好ましい。
【0044】これらの水酸基を有する化合物は単独で用
いても2種以上を混合して用いても良い。
いても2種以上を混合して用いても良い。
【0045】水酸基を有する化合物の添加量は樹脂10
0重量部に対し0.001〜10重量部、好ましくは0.
002〜1重量部、さらに好ましくは0.005〜0.1
重量部配合されてなり、0.001重量部より少ないと
添加効果が現れず、10重量部より多いと分子量低下に
よる機械強度の低下や成形品からのブリードアウトを引
き起こし好ましくない。
0重量部に対し0.001〜10重量部、好ましくは0.
002〜1重量部、さらに好ましくは0.005〜0.1
重量部配合されてなり、0.001重量部より少ないと
添加効果が現れず、10重量部より多いと分子量低下に
よる機械強度の低下や成形品からのブリードアウトを引
き起こし好ましくない。
【0046】このような、末端に水酸基を有するポリカ
ーボネートを用いることで、水酸基を有しないポリカー
ボネートに比べポリエステルとの溶融混練後の透明性が
より向上する。
ーボネートを用いることで、水酸基を有しないポリカー
ボネートに比べポリエステルとの溶融混練後の透明性が
より向上する。
【0047】末端水酸基の割合は上記理由から特に限定
しないが、混練後の透明性を考慮し、成分A)の全末端
数に対しフェノール性水酸基の末端数が好ましくは10
0〜5%、さらに好ましくは90〜20%、特に好まし
くは80〜30%が良い。
しないが、混練後の透明性を考慮し、成分A)の全末端
数に対しフェノール性水酸基の末端数が好ましくは10
0〜5%、さらに好ましくは90〜20%、特に好まし
くは80〜30%が良い。
【0048】ポリエステル(成分B))としては、ジオ
ール(あるいはそのエステル形成性誘導体)とジカルボ
ン酸(あるいはそのエステル形成性誘導体)とのポリエ
ステルでジオール成分、ジカルボン酸成分共に、下記化
合物をおのおの単独で使用しても組み合わせて使用して
も良い。さらにラクトンの如く1分子中に水酸基とカル
ボン酸基を有するものを組み合わせても良い。
ール(あるいはそのエステル形成性誘導体)とジカルボ
ン酸(あるいはそのエステル形成性誘導体)とのポリエ
ステルでジオール成分、ジカルボン酸成分共に、下記化
合物をおのおの単独で使用しても組み合わせて使用して
も良い。さらにラクトンの如く1分子中に水酸基とカル
ボン酸基を有するものを組み合わせても良い。
【0049】ジオール成分としては、エチレングリコー
ル、プロピレン1,2-グリコール、プロピレン1,3-グ
リコール、1,4-ブタンジオール、2,3-ブタンジオール、
へキサン1,6ージ゛オール、オクタン1,8ージオール,ネオ
ペンチルグリコール、デカン1,10ージオール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、等の炭素数2
〜15の脂肪族ジオール等を挙げることが出来る。好適
な脂肪族ジオールはエチレングリコール、1,4-ブタンジ
オールである。
ル、プロピレン1,2-グリコール、プロピレン1,3-グ
リコール、1,4-ブタンジオール、2,3-ブタンジオール、
へキサン1,6ージ゛オール、オクタン1,8ージオール,ネオ
ペンチルグリコール、デカン1,10ージオール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、等の炭素数2
〜15の脂肪族ジオール等を挙げることが出来る。好適
な脂肪族ジオールはエチレングリコール、1,4-ブタンジ
オールである。
【0050】また、1,2-シクロヘキサンジオール、1,4-
シクロヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサンジメタノ
ールなどが挙げられる。これらの脂環式ジオールはシス
またはトランス立体配置のいずれか、または両者の混合
物として使用できる。好適な脂環族ジオールは1,4-シク
ロヘキサンジメタノールである。
シクロヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサンジメタノ
ールなどが挙げられる。これらの脂環式ジオールはシス
またはトランス立体配置のいずれか、または両者の混合
物として使用できる。好適な脂環族ジオールは1,4-シク
ロヘキサンジメタノールである。
【0051】さらに、レゾルシン、ハイドロキノン、ナ
フタレンジオールなどの芳香族二価フェノール類、分子
量400〜6000のポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコールやポリテトラメチレングリコールなどのポ
リグリコール類、ビスフェノールA、ビスフェノールB
など特開平3-203956号に記載されているビスフェノール
類なども挙げらることが出来る。
フタレンジオールなどの芳香族二価フェノール類、分子
量400〜6000のポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコールやポリテトラメチレングリコールなどのポ
リグリコール類、ビスフェノールA、ビスフェノールB
など特開平3-203956号に記載されているビスフェノール
類なども挙げらることが出来る。
【0052】ジカルボン酸成分としては、イソフタル
酸、テレフタル酸、オルトフタル酸、2,2'-ビフェニル
ジカルボン酸、3,3'-ビフェニルジカルボン酸、4,4'-ビ
フェニルジカルボン酸、4、4'-ジフェニルエーテルジカ
ルボン酸、1,5-ナフタレンジカルボン酸、1,4-ナフタレ
ンジカルボン酸、2,6-ナフタレンジカルボン酸や1,2-ジ
(4-カルボキシフェニル)エタンなどの芳香族ジカルボ
ン酸類、アジピン酸、こはく酸、蓚酸、マロン酸、スベ
リン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン
酸やシクロヘキサンジカルボン酸などの脂肪族および脂
環族ジカルボン酸類などを挙げることが出来る。
酸、テレフタル酸、オルトフタル酸、2,2'-ビフェニル
ジカルボン酸、3,3'-ビフェニルジカルボン酸、4,4'-ビ
フェニルジカルボン酸、4、4'-ジフェニルエーテルジカ
ルボン酸、1,5-ナフタレンジカルボン酸、1,4-ナフタレ
ンジカルボン酸、2,6-ナフタレンジカルボン酸や1,2-ジ
(4-カルボキシフェニル)エタンなどの芳香族ジカルボ
ン酸類、アジピン酸、こはく酸、蓚酸、マロン酸、スベ
リン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン
酸やシクロヘキサンジカルボン酸などの脂肪族および脂
環族ジカルボン酸類などを挙げることが出来る。
【0053】成分B)として、これらのジオールとジカ
ルボン酸をそれぞれ単独で使用しても良いし、2種以上
のジオールあるいはジカルボン酸を組み合わせて用いて
も良い。また、得られたポリエステルは単独で使用して
も、組み合わせて使用しても良い。
ルボン酸をそれぞれ単独で使用しても良いし、2種以上
のジオールあるいはジカルボン酸を組み合わせて用いて
も良い。また、得られたポリエステルは単独で使用して
も、組み合わせて使用しても良い。
【0054】ポリエステル類で、好ましくは、アルキル
ジカルボン酸と芳香族ジオールとのポリエステルや芳香
族ジカルボン酸とアルキレングリコールとのポリエステ
ルで、具体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、
ポリ(1,4-シクロヘキサンジメタノールテレフタレー
ト)、ポリ(1,4-シクロヘキサンジメタノールテレフタレ
ート-コ-イソフタレート)、ポリ(1,4-ブチレンテレフタ
レート-コ-イソフタレート)、ポリ(エチレン-コ-1,4-
シクロヘキサンジメタノールテレフタレート)等を挙げ
ることが出来る。
ジカルボン酸と芳香族ジオールとのポリエステルや芳香
族ジカルボン酸とアルキレングリコールとのポリエステ
ルで、具体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、
ポリ(1,4-シクロヘキサンジメタノールテレフタレー
ト)、ポリ(1,4-シクロヘキサンジメタノールテレフタレ
ート-コ-イソフタレート)、ポリ(1,4-ブチレンテレフタ
レート-コ-イソフタレート)、ポリ(エチレン-コ-1,4-
シクロヘキサンジメタノールテレフタレート)等を挙げ
ることが出来る。
【0055】混練に際し、ポリカーボネート(成分
A))とポリエステル(成分B))との重量比は、A/
Bが99/1〜55/45、好ましくは97/3〜60
/40、さらに好ましくは95/5〜70/30、特に
好ましくは90/10〜80/20が良い。
A))とポリエステル(成分B))との重量比は、A/
Bが99/1〜55/45、好ましくは97/3〜60
/40、さらに好ましくは95/5〜70/30、特に
好ましくは90/10〜80/20が良い。
【0056】ポリエステルが上記値より低いと、耐洗剤
性の改良効果が現れず、高いと透明性が低下する。
性の改良効果が現れず、高いと透明性が低下する。
【0057】また、ポリカーボネートの固有粘度IV
(塩化メチレン、25℃)は0.3〜1.0dl/g、好ま
しくは0.35〜0.8dl/g、さらに好ましくは0.4
〜0.7dl/gがよく、ポリエステルのIV(テチラクロ
ルエタン/フェノール=2/1、30℃)が0.3〜
2.0dl/g、好ましくは0.5〜1.7dl/g、さらに好
ましくは0.6〜1.4dl/gがよい。IV値が上記値よ
り低いと混練組成物の機械強度が低下し、高いと成形性
が低下する。
(塩化メチレン、25℃)は0.3〜1.0dl/g、好ま
しくは0.35〜0.8dl/g、さらに好ましくは0.4
〜0.7dl/gがよく、ポリエステルのIV(テチラクロ
ルエタン/フェノール=2/1、30℃)が0.3〜
2.0dl/g、好ましくは0.5〜1.7dl/g、さらに好
ましくは0.6〜1.4dl/gがよい。IV値が上記値よ
り低いと混練組成物の機械強度が低下し、高いと成形性
が低下する。
【0058】成分C)ポリエステルカーボネートは炭酸
残基、ジカルボン酸残基と芳香族ジヒドロキシ残基から
なる芳香族エステルカーボネートである。ジカルボン酸
残基および芳香族ジヒドロキシ残基の具体例は成分A)
または成分B)の詳細説明で示した化合物などを上げる
ことができる。
残基、ジカルボン酸残基と芳香族ジヒドロキシ残基から
なる芳香族エステルカーボネートである。ジカルボン酸
残基および芳香族ジヒドロキシ残基の具体例は成分A)
または成分B)の詳細説明で示した化合物などを上げる
ことができる。
【0059】なかでも、ジカルボン酸化合物ではテレフ
タル酸、イソフタル酸および2,6ナフタレンジカルボン
酸が好ましく、芳香族ジヒドロキシ化合物では2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンやセバシン酸が
好ましい。また、これら化合物を単独で使用しても2種
以上を組み合わせて使用しても良い。
タル酸、イソフタル酸および2,6ナフタレンジカルボン
酸が好ましく、芳香族ジヒドロキシ化合物では2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンやセバシン酸が
好ましい。また、これら化合物を単独で使用しても2種
以上を組み合わせて使用しても良い。
【0060】成分A)と成分B)の合計100重量部に
対し、成分C)は0〜60重量部、好ましくは0〜40
重量部さらに好ましくは5〜30重量部が良い。成分
C)が60重量部より多いと流動性が低下し成形性が低
下する。
対し、成分C)は0〜60重量部、好ましくは0〜40
重量部さらに好ましくは5〜30重量部が良い。成分
C)が60重量部より多いと流動性が低下し成形性が低
下する。
【0061】エステル交換反応触媒(成分D))として
は、エステル交換触媒として公知の触媒を使用すること
ができる。例えば、ルイス酸系触媒では、ジブチルスズ
オキシド、蓚酸スズ、酢酸スズ、酸化スズ等のスズ化合
物、テトラブトキシチタン、テトラフェノキシチタン、
酸化チタン、蓚酸チタン等のチタン化合物、三酸化アン
チモン、酒石酸酸化アンチモン等のアンチモン化合物、
酢酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、亜鉛アセチルアセトン等
の亜鉛化合物、酸化ゲルマニウム、ゲルマニウムエトキ
シド等のゲルマニウム化合物、等を挙げることができ
る。
は、エステル交換触媒として公知の触媒を使用すること
ができる。例えば、ルイス酸系触媒では、ジブチルスズ
オキシド、蓚酸スズ、酢酸スズ、酸化スズ等のスズ化合
物、テトラブトキシチタン、テトラフェノキシチタン、
酸化チタン、蓚酸チタン等のチタン化合物、三酸化アン
チモン、酒石酸酸化アンチモン等のアンチモン化合物、
酢酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、亜鉛アセチルアセトン等
の亜鉛化合物、酸化ゲルマニウム、ゲルマニウムエトキ
シド等のゲルマニウム化合物、等を挙げることができ
る。
【0062】また、塩基性触媒では、有機塩基性化合物
およびアルカリ、アルカリ土類金属等を挙げることが出
来る。
およびアルカリ、アルカリ土類金属等を挙げることが出
来る。
【0063】有機塩基化合物として、含窒素塩基性化合
物、たとえば、テトラメチルアンモニウムヒドロキシ
ド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラブ
チルアンモニウムヒドロキシド、テトラフェニルアンモ
ニウムヒドロキシドなどのアルキルやアリール基などを
有するアンモニウムヒドロキシド類、および上記アンモ
ニウムとPKa4より弱い酸との塩などを挙げることがで
きる。
物、たとえば、テトラメチルアンモニウムヒドロキシ
ド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラブ
チルアンモニウムヒドロキシド、テトラフェニルアンモ
ニウムヒドロキシドなどのアルキルやアリール基などを
有するアンモニウムヒドロキシド類、および上記アンモ
ニウムとPKa4より弱い酸との塩などを挙げることがで
きる。
【0064】また、上記以外の含窒素塩基性化合物とし
て、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリオクチ
ルアミン、トリフェニルアミン、ジベンジルメチルアミ
ンなどの一般式NR3(式中Rはメチル、エチル、フェ
ニル、ベンジル、トルイルなどの炭素数が1〜25まで
のアルキル、アリール基などである)であらわされる三
級アミン類、NHR2 およびNH2R(式中Rは上記と
同じである)で示される二級および一級アミン類、およ
びピリジン、メチルピリジン、メトキシピリジン、キノ
リン、イミダゾールやアンモニアなどを挙げることがで
きる。
て、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリオクチ
ルアミン、トリフェニルアミン、ジベンジルメチルアミ
ンなどの一般式NR3(式中Rはメチル、エチル、フェ
ニル、ベンジル、トルイルなどの炭素数が1〜25まで
のアルキル、アリール基などである)であらわされる三
級アミン類、NHR2 およびNH2R(式中Rは上記と
同じである)で示される二級および一級アミン類、およ
びピリジン、メチルピリジン、メトキシピリジン、キノ
リン、イミダゾールやアンモニアなどを挙げることがで
きる。
【0065】さらに、テトラブチルホスホニウムヒドロ
キシドなどのテトラアルキルまたはテトラアリールホス
ホニウムヒドロキシドを挙げることができる。
キシドなどのテトラアルキルまたはテトラアリールホス
ホニウムヒドロキシドを挙げることができる。
【0066】アルカリまたはアルカリ土類金属化合物と
して、たとえば、無機化合物としては、ナトリウム、カ
リウム、リチウム、セシウム等のアルカリ金属類および
カルシウム、マグネシウム、バリウム等のアルカリ土類
金属類の水酸化物、ハイドライド、アミド等を挙げるこ
とができる。さらにそれらの塩として、炭酸塩、燐酸
塩、ほう酸塩等を挙げることができる。
して、たとえば、無機化合物としては、ナトリウム、カ
リウム、リチウム、セシウム等のアルカリ金属類および
カルシウム、マグネシウム、バリウム等のアルカリ土類
金属類の水酸化物、ハイドライド、アミド等を挙げるこ
とができる。さらにそれらの塩として、炭酸塩、燐酸
塩、ほう酸塩等を挙げることができる。
【0067】有機酸類との塩として、ナトリウム、カリ
ウム、リチウム、セシウム等のアルカリ金属類およびカ
ルシウム、マグネシウム、バリウム等のアルカリ土類金
属類のカルボン酸塩、フェノール性水酸基との塩、アル
コール性水酸基との塩等を挙げることができる。
ウム、リチウム、セシウム等のアルカリ金属類およびカ
ルシウム、マグネシウム、バリウム等のアルカリ土類金
属類のカルボン酸塩、フェノール性水酸基との塩、アル
コール性水酸基との塩等を挙げることができる。
【0068】また、アセチルアセトンやクラウンエーテ
ル等との化合物等を挙げることができる。
ル等との化合物等を挙げることができる。
【0069】エステル交換反応触媒(成分D))は、成
分A)およびB)合計100重量部に対し、ルイス酸触
媒の場合は、好ましくは、1ppm〜 50000ppm、さ
らに好ましくは、10ppm〜1000ppmの範囲である。
また、塩基性触媒の場合は、0.05〜10000pp
m、好ましくは、0.05〜100ppm、さらに好ましく
は0.1〜10ppmである。
分A)およびB)合計100重量部に対し、ルイス酸触
媒の場合は、好ましくは、1ppm〜 50000ppm、さ
らに好ましくは、10ppm〜1000ppmの範囲である。
また、塩基性触媒の場合は、0.05〜10000pp
m、好ましくは、0.05〜100ppm、さらに好ましく
は0.1〜10ppmである。
【0070】また、ルイス酸触媒と塩基性触媒を同時に
使用してもよく、その場合は各々単独で使用する場合に
比べ、触媒の使用量を少なくすることができる。
使用してもよく、その場合は各々単独で使用する場合に
比べ、触媒の使用量を少なくすることができる。
【0071】上記範囲より、触媒量が少ない場合は添加
効果が現れず、また多い場合は分子量の低下をきたし、
物性が低下する。
効果が現れず、また多い場合は分子量の低下をきたし、
物性が低下する。
【0072】安定化剤(成分E))としては、プロトン
酸およびそのエステルまたは塩を挙げることができる。
以下に具体例を示すが、記載例に限定されるものではな
く、また、酸、エステル、塩は単独で使用しても、2種
以上の化合物を混合して用いても良い。
酸およびそのエステルまたは塩を挙げることができる。
以下に具体例を示すが、記載例に限定されるものではな
く、また、酸、エステル、塩は単独で使用しても、2種
以上の化合物を混合して用いても良い。
【0073】プロトン酸としては、種々の酸を挙げるこ
とが出来る。たとえば、2,4ジニトロフェノールや2,4,6
トリニトロフェノールなどの電子吸引基を置換基に持つ
フェノール類、蟻酸、メトキシ酢酸、酢酸、酪酸、クエ
ン酸、リンゴ酸などのカルボン酸類、トリフルオル酢
酸、トリクロロ酢酸、1,1ージフルオロプロピオン酸、
モノクロル酢酸、ジクロロ酢酸、モノフルオロ酢酸、ニ
トロ酢酸やシアノ酢酸などのα位に電子吸引基を持つカ
ルボン酸類、m-ニトロ安息香酸、2,4ジニトロ安息香酸
や2,4,6トリニトロ安息香酸などの電子吸引基を置換基
に持つ芳香族カルボン酸類、蓚酸、2-カルボキシプロピ
オン酸、マロン酸、こはく酸、フマル酸やマレイン酸な
どのジカルボン酸類、フタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸や1,3ナフタレンジカルン酸などの芳香族ジカル
ボン酸類、ホウ酸、臭酸、硝酸、ヨー素酸、過塩素酸、
過ヨー素酸、臭素酸や硫酸などの無機酸類、ベンゼンス
ルホン酸、p-トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン
酸、メチルスルホン酸やフルオロスルホン酸などのスル
ホン酸類、燐酸、亜燐酸、次亜燐酸、ピロ燐酸、メタ燐
酸やポリ燐酸などの燐酸類などを挙げることができる。
とが出来る。たとえば、2,4ジニトロフェノールや2,4,6
トリニトロフェノールなどの電子吸引基を置換基に持つ
フェノール類、蟻酸、メトキシ酢酸、酢酸、酪酸、クエ
ン酸、リンゴ酸などのカルボン酸類、トリフルオル酢
酸、トリクロロ酢酸、1,1ージフルオロプロピオン酸、
モノクロル酢酸、ジクロロ酢酸、モノフルオロ酢酸、ニ
トロ酢酸やシアノ酢酸などのα位に電子吸引基を持つカ
ルボン酸類、m-ニトロ安息香酸、2,4ジニトロ安息香酸
や2,4,6トリニトロ安息香酸などの電子吸引基を置換基
に持つ芳香族カルボン酸類、蓚酸、2-カルボキシプロピ
オン酸、マロン酸、こはく酸、フマル酸やマレイン酸な
どのジカルボン酸類、フタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸や1,3ナフタレンジカルン酸などの芳香族ジカル
ボン酸類、ホウ酸、臭酸、硝酸、ヨー素酸、過塩素酸、
過ヨー素酸、臭素酸や硫酸などの無機酸類、ベンゼンス
ルホン酸、p-トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン
酸、メチルスルホン酸やフルオロスルホン酸などのスル
ホン酸類、燐酸、亜燐酸、次亜燐酸、ピロ燐酸、メタ燐
酸やポリ燐酸などの燐酸類などを挙げることができる。
【0074】エステル誘導体としては、上記プロトン酸
のアルキルやアリールエステルを上げることができる。
特に、ベンゼンスルホン酸メチル、ベンゼンスルホン酸
エチル、ベンゼンスルホン酸ブチル、p-トルエンスルホ
ン酸ブチル、p-トルエンスルホン酸フェニル、p-トルエ
ンスルホン酸ベンジル、ナフタレンスルホン酸ブチルや
メチルスルホン酸ブチルなどのスルホン酸のエステル
類、燐酸モノ(2,4ジターシャリーブチルフェニル)、燐
酸ジ(2,4ジターシャリーブチルフェニル)、燐酸トリ
(ノリルフェニル)、亜燐酸モノフェニル、燐酸ジメチ
ル、燐酸トリ(2,4ジメチルフェニル)や亜燐酸ジエチル
などのモノ、ジおよびトリエステル燐酸類やジメチル硫
酸などを挙げることができる。
のアルキルやアリールエステルを上げることができる。
特に、ベンゼンスルホン酸メチル、ベンゼンスルホン酸
エチル、ベンゼンスルホン酸ブチル、p-トルエンスルホ
ン酸ブチル、p-トルエンスルホン酸フェニル、p-トルエ
ンスルホン酸ベンジル、ナフタレンスルホン酸ブチルや
メチルスルホン酸ブチルなどのスルホン酸のエステル
類、燐酸モノ(2,4ジターシャリーブチルフェニル)、燐
酸ジ(2,4ジターシャリーブチルフェニル)、燐酸トリ
(ノリルフェニル)、亜燐酸モノフェニル、燐酸ジメチ
ル、燐酸トリ(2,4ジメチルフェニル)や亜燐酸ジエチル
などのモノ、ジおよびトリエステル燐酸類やジメチル硫
酸などを挙げることができる。
【0075】また、塩化合物としては、たとえば、炭酸
モノナトリウム、燐酸モノナトリウム、燐酸ジナトリウ
ム、燐酸モノカリウム、燐酸ジリチウム、燐酸マグネシ
ウム、燐酸亜鉛、モノ燐酸亜鉛、亜燐酸モノナトリウ
ム、亜燐酸ジナトリウム、亜燐酸モノカリウム、亜燐酸
ジリチウム、亜燐酸カルシウム、蓚酸モノナトリウム、
フタル酸モノカリウム、ほう酸ナトリウム、スルホン酸
アンモニウム、p-トルエンスルホン酸アンモニウムや硫
酸モノカリウムなどを挙げることができる。
モノナトリウム、燐酸モノナトリウム、燐酸ジナトリウ
ム、燐酸モノカリウム、燐酸ジリチウム、燐酸マグネシ
ウム、燐酸亜鉛、モノ燐酸亜鉛、亜燐酸モノナトリウ
ム、亜燐酸ジナトリウム、亜燐酸モノカリウム、亜燐酸
ジリチウム、亜燐酸カルシウム、蓚酸モノナトリウム、
フタル酸モノカリウム、ほう酸ナトリウム、スルホン酸
アンモニウム、p-トルエンスルホン酸アンモニウムや硫
酸モノカリウムなどを挙げることができる。
【0076】2塩基酸以上の酸では部分エステル化化合
物でも部分金属塩であっても良く、これら酸性化合物
は、単独で使用しても混合して添加しても良い。
物でも部分金属塩であっても良く、これら酸性化合物
は、単独で使用しても混合して添加しても良い。
【0077】成分E)は、成分A)、成分B)および成
分C)の合計100重量部に対し、0〜3重量部、好ま
しくは0.0001〜1重量部、さらに好ましくは0.
001〜0.5重量部、特に好ましくは0.01〜0.
1重量部用いるのが良い。成分D)の添加量が、0の場
合は、成分E)も0で良いが、好ましくは0.002程
度添加することで、0の場合に比べ、安定性が向上す
る。
分C)の合計100重量部に対し、0〜3重量部、好ま
しくは0.0001〜1重量部、さらに好ましくは0.
001〜0.5重量部、特に好ましくは0.01〜0.
1重量部用いるのが良い。成分D)の添加量が、0の場
合は、成分E)も0で良いが、好ましくは0.002程
度添加することで、0の場合に比べ、安定性が向上す
る。
【0078】3重量部より多いと造粒中や成形中に樹脂
成分に悪影響をおよぼし、機械強度が低下し好ましくな
い。
成分に悪影響をおよぼし、機械強度が低下し好ましくな
い。
【0079】本発明の耐洗剤性に優れた樹脂組成物は、
ニーダー、1軸および2軸押出機、攪はん機能を有する
縦および横型反応層、ミキサー等溶融混練機能を有する
機器であれば装置の形状は問わず、いずれの機器を用い
て製造しても良い。
ニーダー、1軸および2軸押出機、攪はん機能を有する
縦および横型反応層、ミキサー等溶融混練機能を有する
機器であれば装置の形状は問わず、いずれの機器を用い
て製造しても良い。
【0080】本発明の主旨を阻害しない範囲で種々の添
加物を添加しても良い。添加物として例えば、安定剤で
は、Irgafos168(商標:チバ・ガイギー社製),Chelex L
(商標:坂井化学工業(株)製),3P2S(商標:イハラケミ
カル工業(株)製),Mark 329K(商標:旭電化工業(株)
製),Mark P(商標:旭電化工業(株)製),Weston 618
(商標:三光化学(株)製)等燐系、BHT(商品名:武田薬
品工業(株)製),Ionox100(商標:シェルケミカル
(株)製),Age Rite Superlite(商標:Vander bilt製),
Santonox R(商標:モンサント社製),Antioxidant ZKF
(商標:バイエル社製),Irganox 1076(商標:チバ・ガイ
ギー社製),HYoechst VPOSPI(商標:ヘキスト社製),Irga
nox 1010(商標:チバ・ガイギー社製)等ヒンダードフェ
ノール系、CyasorbUV-5411 (商標:A.C.C製),Cyasorb U
V-531 (商標:A.C.C),Tinuvin 326 (商標:チバ・ガイ
ギー社製),Tinuvin 320 (商標:チバ・ガイギー社製),T
inuvin 120 (商標:チバ・ガイギー社製),Uvinul D49
(商標:GAF製)等トリアゾール系、その他エポキシ系、
チオール系、金属塩系等の安定剤を挙げることができ
る。
加物を添加しても良い。添加物として例えば、安定剤で
は、Irgafos168(商標:チバ・ガイギー社製),Chelex L
(商標:坂井化学工業(株)製),3P2S(商標:イハラケミ
カル工業(株)製),Mark 329K(商標:旭電化工業(株)
製),Mark P(商標:旭電化工業(株)製),Weston 618
(商標:三光化学(株)製)等燐系、BHT(商品名:武田薬
品工業(株)製),Ionox100(商標:シェルケミカル
(株)製),Age Rite Superlite(商標:Vander bilt製),
Santonox R(商標:モンサント社製),Antioxidant ZKF
(商標:バイエル社製),Irganox 1076(商標:チバ・ガイ
ギー社製),HYoechst VPOSPI(商標:ヘキスト社製),Irga
nox 1010(商標:チバ・ガイギー社製)等ヒンダードフェ
ノール系、CyasorbUV-5411 (商標:A.C.C製),Cyasorb U
V-531 (商標:A.C.C),Tinuvin 326 (商標:チバ・ガイ
ギー社製),Tinuvin 320 (商標:チバ・ガイギー社製),T
inuvin 120 (商標:チバ・ガイギー社製),Uvinul D49
(商標:GAF製)等トリアゾール系、その他エポキシ系、
チオール系、金属塩系等の安定剤を挙げることができ
る。
【0081】以下実施例によって本発明を説明するがこ
れらは例示的なものであり、本発明の範囲内で任意に改
良することができる。
れらは例示的なものであり、本発明の範囲内で任意に改
良することができる。
【0082】(1)原料樹脂 製造例1 ビスフェノールA0.440キロモルとジフェニルカーボネ
ート0.460キロモルを250リットルの反応槽に仕込み、窒
素で槽内を置換した後、140℃に加熱し溶解させた。反
応槽の攪拌を開始した後、180℃に昇温し、テトラメチ
ルアンモニウム0.11モル、水酸化ナトリウム0.0004モル
を添加し、240℃に昇温すると共に圧力を20mmHgに減圧
し、フェノールを留去しながら2時間反応させた。
ート0.460キロモルを250リットルの反応槽に仕込み、窒
素で槽内を置換した後、140℃に加熱し溶解させた。反
応槽の攪拌を開始した後、180℃に昇温し、テトラメチ
ルアンモニウム0.11モル、水酸化ナトリウム0.0004モル
を添加し、240℃に昇温すると共に圧力を20mmHgに減圧
し、フェノールを留去しながら2時間反応させた。
【0083】この時点で反応物のクロロホルム中25℃で
測定した固有粘度(以下測定法は同一)は0.14dl/gであ
った。
測定した固有粘度(以下測定法は同一)は0.14dl/gであ
った。
【0084】次に、この反応液を40Kg/hrで295℃、2mmH
gの遠心式薄膜発機に送液し反応させ、さらに290℃、0.
2mmHgの2軸横型攪拌重合機(L/D=6、攪拌翼回転径150m
m、内容積40リットル)に送り、30分間反応させポリ
マーを得た。得られたポリマーの固有粘度は0.5dl/g、
フェノール性末端基と非フェノール性末端基との比は0.
5/9.5であった。
gの遠心式薄膜発機に送液し反応させ、さらに290℃、0.
2mmHgの2軸横型攪拌重合機(L/D=6、攪拌翼回転径150m
m、内容積40リットル)に送り、30分間反応させポリ
マーを得た。得られたポリマーの固有粘度は0.5dl/g、
フェノール性末端基と非フェノール性末端基との比は0.
5/9.5であった。
【0085】製造例2 ジフェニルカーボネートの量を0.414キロモルに変えた
以外は、製造例1と同様な条件で重合した。得られたポ
リマーの固有粘度は0.50dl/gで、フェノール性末端基と
非フェノール性末端基との比は9/1であった。
以外は、製造例1と同様な条件で重合した。得られたポ
リマーの固有粘度は0.50dl/gで、フェノール性末端基と
非フェノール性末端基との比は9/1であった。
【0086】製造例3 テレフタル酸ジフェニル0.22キロモル、ビスフェノール
A0.44キロモル、ジフェニルカーボネート0.22キロモル
より製造例1と同様の条件で重合を行いポリエステルカ
ーボネートを得た。得られた樹脂はエステル/カーボネ
ートモル比が50/50で、固有粘度は0.48dl/gであった。
A0.44キロモル、ジフェニルカーボネート0.22キロモル
より製造例1と同様の条件で重合を行いポリエステルカ
ーボネートを得た。得られた樹脂はエステル/カーボネ
ートモル比が50/50で、固有粘度は0.48dl/gであった。
【0087】 A-1 製造例1の樹脂 A-2 製造例2の樹脂 B-1 三井石油化学工業(株)製 三井PET J120(商標) B-2 日本ジーイープラスチックス(株)製 VALOX 315(商標) C 製造例3の樹脂 D-1 和光順薬 水酸化ナトリウム D-2 和光順薬 Ti(OBu)4 E-1 堺化学 Chelex T(トリノリルフェニルホスファイト )
【0088】(2)試料の調製 所定量の樹脂原料をドライブレンドした後、池貝製30
φmm2ロブ、2軸押出機で混練造粒した。 混練条件 シリンダー温度 270℃,スクリュウ 1
00rpm
φmm2ロブ、2軸押出機で混練造粒した。 混練条件 シリンダー温度 270℃,スクリュウ 1
00rpm
【0089】(3)成形 混練造粒試料を110℃で5時間乾燥した後、日精樹脂
工業社製PS60型射出成形機を用いて試験片を作成し
た。 成形条件 シリンダー温度 270℃,金型温度 8
0℃
工業社製PS60型射出成形機を用いて試験片を作成し
た。 成形条件 シリンダー温度 270℃,金型温度 8
0℃
【0090】(4)試験方法 (イ)耐洗剤性(ESCR) 成形試験片に1%の歪み与えた状態で治具に固定し、8
5℃の1%アルカリ性洗浄剤1%アルカリ性洗浄剤(デ
ターシェルH)に1時間浸けクラックまたはクレーズの
発生を目視で観察した。
5℃の1%アルカリ性洗浄剤1%アルカリ性洗浄剤(デ
ターシェルH)に1時間浸けクラックまたはクレーズの
発生を目視で観察した。
【0091】(ロ)熱水試験 射出成形試験片(50mm角 x 3mm厚)を105℃の熱水中
に2日間保持し、試験後のヘイズより評価した。これら
各実施例および比較例の配合比と成形試験片の物性を表
1に示す。 測定 日本電色工業(株)のNDH−200を用いて
測定した。
に2日間保持し、試験後のヘイズより評価した。これら
各実施例および比較例の配合比と成形試験片の物性を表
1に示す。 測定 日本電色工業(株)のNDH−200を用いて
測定した。
【0092】
【表1】 *1 ○:クレーズなし、 △:クレーズあり、 ×:クラック *2 ○:ヘイズ 10%以下、 △:ヘイズ 10〜20%、 ×:ヘイズ 20%以上
【0093】
【本発明の効果】上述の開示ならびに表1から明らかな
ように、実施例ではESCRテストでクラック、クレー
ズ共に生じなかった。一方比較例では、ポリカーボネー
トはESCRテストでクラックが生じ、ポリエステルを
添加した系ではESCRは改善されているが、熱水試験
前後共に透明性が悪く、実施例に比較し明らかに物性が
劣っている。
ように、実施例ではESCRテストでクラック、クレー
ズ共に生じなかった。一方比較例では、ポリカーボネー
トはESCRテストでクラックが生じ、ポリエステルを
添加した系ではESCRは改善されているが、熱水試験
前後共に透明性が悪く、実施例に比較し明らかに物性が
劣っている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 67/02 LPD C08L 67/02 LPD LPE LPE
Claims (6)
- 【請求項1】 A)芳香族ポリカーボネート 40〜9
7重量部と、B)ポリエステル 1〜45重量部と、
C)ポリエステルカーボネート 0〜60重量部と、
D)エステル交換触媒 0〜0.5重量部と、および
E)安定化剤 0〜3重量部と、からなることを特徴と
する耐洗剤性に優れた樹脂組成物を用いた食器。 - 【請求項2】 成分A)の芳香族ポリカーボネートとし
て末端封止率が95%以下のポリカーボネートを用いた
請求項1に記載の食器。 - 【請求項3】 成分B)のポリエステルが、芳香族ジカ
ルボン酸残基とアルキレンジオール残基より成るポリエ
ステルである請求項1または2のいずれかに記載の食
器。 - 【請求項4】 成分C)のポリエステルカーボネート
が、芳香族ジヒドロキシ化合物残基、芳香族ジカルボン
酸残基、および炭酸残基より成る芳香族ポリエステルカ
ーボネートである請求項1ないし3のいずれかに記載の
食器。 - 【請求項5】 成分D)のエステル交換触媒が、周期律
表のIa,IIa,IVb,IIb,IVa,Va族の無機金属化合物および
/または金属を含有する有機化合物、または含窒素有機
塩基性化合物である請求項1ないし4のいずれかに記載
の食器。 - 【請求項6】 成分E)の安定化剤が、有機および無機
の酸性化合物およびそのエステルまたは金属塩である請
求項1ないし5のいずれかに記載の食器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22605496A JPH1046021A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 耐洗剤性に優れた食器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22605496A JPH1046021A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 耐洗剤性に優れた食器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1046021A true JPH1046021A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16839080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22605496A Pending JPH1046021A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 耐洗剤性に優れた食器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1046021A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1157806A1 (en) * | 2000-05-26 | 2001-11-28 | Fort James Corporation | Injection blow-molded disposable tumbler and method of making same |
US6866905B1 (en) | 1998-11-30 | 2005-03-15 | Fort James Corporation | Injection blow-molded disposable tumbler and method of making same |
JP2009513237A (ja) * | 2005-10-28 | 2009-04-02 | イーストマン ケミカル カンパニー | 2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び1,4−シクロヘキサンジメタノールから形成されたポリエステル組成物を含むレストラン用スモールウェア |
JP2009256500A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Sanshin Kako Kk | 耐熱成形体 |
JP2011099110A (ja) * | 2000-01-26 | 2011-05-19 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
-
1996
- 1996-08-07 JP JP22605496A patent/JPH1046021A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6866905B1 (en) | 1998-11-30 | 2005-03-15 | Fort James Corporation | Injection blow-molded disposable tumbler and method of making same |
JP2011099110A (ja) * | 2000-01-26 | 2011-05-19 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
EP1157806A1 (en) * | 2000-05-26 | 2001-11-28 | Fort James Corporation | Injection blow-molded disposable tumbler and method of making same |
JP2009513237A (ja) * | 2005-10-28 | 2009-04-02 | イーストマン ケミカル カンパニー | 2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び1,4−シクロヘキサンジメタノールから形成されたポリエステル組成物を含むレストラン用スモールウェア |
JP2009256500A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Sanshin Kako Kk | 耐熱成形体 |
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