JPH104534A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH104534A
JPH104534A JP8153821A JP15382196A JPH104534A JP H104534 A JPH104534 A JP H104534A JP 8153821 A JP8153821 A JP 8153821A JP 15382196 A JP15382196 A JP 15382196A JP H104534 A JPH104534 A JP H104534A
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体の画像を所望の大きさで画面表示する
とともに、その属性情報を有用な順に表示する。 【解決手段】 被写体からの画像信号を所定の大きさに
なるようにCPU36が処理し、フレームメモリ47と
メモリカード24の所定の領域に書き込む。ペン46に
より、タッチタブレット6A上で入力された前述の被写
体の個人情報は、メモリカード24の所定の領域に、被
写体の画像と関連づけて記憶されるとともに、フレーム
メモリ47の余白の領域に、そのプライオリティレベル
に応じて順に書き込まれる。その結果、LCD6上に
は、所定の大きさの画像が表示され、画面の残りの部分
には、プライオリティレベルが高い順に個人情報が順に
表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置に関
し、特に、被写体の画像または音声、あるいは線画など
の情報を記録または再生する情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子カメラ等において、個人情報
をその個人の画像と共に記録し、管理する場合、画像と
個人情報の表示形式(サイズ)は予め決定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電子
カメラでは、1画面内に多くの個人情報を表示させるよ
うに設計すると、画像のサイズが小さくなり、人物の特
徴が把握しにくくなるという課題があった。
【0004】また、逆に、画像を大きく表示するように
設計すると、個人情報の表示領域が狭くなり、その結
果、表示可能な個人情報が限定されるという課題があっ
た。
【0005】そこで、個人情報を複数の画面に分けて表
示するようにすると、画面の表示切り換え操作が必要と
なり、操作が煩雑となるという課題があった。
【0006】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、個人情報をその個人の画像と共に記録
し、再生する場合に、ユーザにとって最適な形式で表示
することを可能とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、被写体からの光を入射する入射手段と、入射
手段を介して入射された光を画像信号に変換する変換手
段と、変換手段により得られた画像信号を画面の所定の
領域に画像として表示する第1の表示手段と、被写体の
属性情報を入力する入力手段と、入力手段より入力され
た属性情報を、画像が表示されていない画面の他の領域
に表示する第2の表示手段とを備えることを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0009】図1及び図2は、本発明を適用した電子カ
メラの一実施例の構成を示す斜視図である。本実施例の
電子カメラにおいては、被写体を撮影する場合におい
て、被写体に向けられる面が面X1とされ、ユーザ側に
向けられる面が面X2とされている。面X1の上端部に
は、被写体の撮影範囲の確認に用いられるファインダ
2、被写体の光画像を取り込む撮影レンズ3(入射手
段)、及び、被写体を照明する場合に発光される発光部
(フラッシュランプ)4が設けられている。
【0010】一方、面X1に対向する面X2の上端部
(面X1の、ファインダ2、撮影レンズ3、発光部4が
形成されている部分に対向する部分)には、上記ファイ
ンダ2、及びこの電子カメラ1に記録されている音声を
出力するスピーカ5が設けられている。また、面X2に
形成されているLCD6(第1の表示手段、第2の表示
手段、拡大縮小表示手段)および操作キー7(メニュー
キー7A、実行キー7B、クリアキー7C、キャンセル
キー7D、およびスクロールキー7E)は、ファインダ
2、撮影レンズ3、発光部4、及びスピーカ5よりも、
鉛直下側に形成されている。LCD6の表面上には、後
述するペン型指示装置の接触操作により、指示された位
置に対応する位置データを出力する、いわゆるタッチタ
ブレット6A(入力手段)が形成されている。
【0011】このタッチタブレット6Aは、ガラス、樹
脂等の透明な材料によって構成されており、ユーザは、
タッチタブレット6Aの内側に形成されているLCD6
に表示される画像を、タッチタブレット6Aを介して観
察することができる。
【0012】操作キー7は、LCD6に記録データを再
生表示する場合などに操作されるキーであり、以下に示
すキーによって構成されている。すなわち、メニューキ
ー7Aは、LCD6上にメニュー画面を表示する場合に
操作されるキーである。実行キー7Bは、ユーザによっ
て選択された記録情報を再生する場合に操作されるキー
である。
【0013】クリアキー7Cは、記録した情報を削除す
る場合に操作されるキーである。キャンセルキー7D
は、記録情報の再生処理を中断する場合に操作されるキ
ーである。スクロールキー7Eは、LCD6に記録情報
の一覧が表示されている場合において、画面を上下方向
にスクロールさせるときに操作されるキーである。
【0014】電子カメラ1の上面である面Zには、音声
を集音するマイクロホン8、及び図示せぬイヤホンが接
続されるイヤホンジャック9が設けられている。
【0015】左側面(面Y1)には、被写体を撮像する
ときに操作されるレリーズスイッチ10、電源スイッチ
11、および、ACアダプタを接続するためのACアダ
プタジャック15が設けられている。
【0016】一方、面Y1に対向する面Y2(右側面)
には、音声を録音するときに操作される録音スイッチ1
2と、撮影時の連写モードを切り換えるときに操作され
る連写モード切り換えスイッチ13が設けられている。
なお、録音スイッチ12は、面Y1のレリーズスイッチ
10とほぼ同じ高さに形成されており、左右どちらの手
で持っても、違和感のないように構成されている。
【0017】なお、録音スイッチ12とレリーズスイッ
チ10の高さを、あえて異ならせることにより、一方の
スイッチを押す場合に、この押圧力によるモーメントを
打ち消すために反対側の側面を指で保持したとき、誤っ
てこの反対側の側面に設けられたスイッチが押されてし
まわないようにしてもよい。
【0018】上記連写モード切り換えスイッチ13は、
ユーザがレリーズスイッチ10を押して被写体を撮影す
るとき、被写体を1コマだけ撮影するのか、または、所
定の複数コマ撮影するのかを設定する場合に用いられ
る。例えば、連写モード切り換えスイッチ13の指針が
「S」と印刷された位置に切り換えられている(すなわ
ち、Sモードに切り換えられている)場合において、レ
リーズスイッチ10が押されると、1コマだけ撮影が行
われるようになされている。
【0019】また、連写モード切り換えスイッチ13の
指針が「L」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Lモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に8コマの撮
影が行われるようになされている(すなわち、低速連写
モードになる)。
【0020】さらに、連写モード切り換えスイッチ13
の指針が「H」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Hモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に30コマの
撮影が行われるようになされている(すなわち、高速連
写モードになる)。
【0021】次に、電子カメラ1の内部の構成について
説明する。図3は、図1及び図2に示す電子カメラの内
部の構成例を示す斜視図である。CCD20(変換手
段)は、撮影レンズ3の後段(面X2側)に設けられて
おり、撮影レンズ3を介して結像する被写体の光画像を
電気信号に光電変換するようになされている。
【0022】LCD6の鉛直下側には、円柱形状の4本
のバッテリ(単3型乾電池)21が縦に並べられてお
り、このバッテリ21が発生する電力が装置の各部に供
給される。また、発光部4を発光させるための電荷を蓄
積しているコンデンサ22は、バッテリ21と並べて配
置されている。
【0023】回路基板23には、この電子カメラ1の各
部を制御する種々の制御回路が形成されている。また、
回路基板23と、LCD6及びバッテリ21の間には、
挿抜可能なメモリカード24が設けられており、この電
子カメラ1に入力される各種の情報が、メモリカード2
4の予め設定されている領域に記録される。
【0024】なお、本実施例においては、メモリカード
24は挿抜可能とされているが、回路基板23上にメモ
リを設け、そのメモリに各種情報を記録するようにして
もよい。また、メモリ(メモリカード24)に記録され
ている各種情報を、図示せぬインタフェースを介して外
部のパーソナルコンピュータに出力することができるよ
うにしてもよい。
【0025】次に、本実施例の電子カメラ1の内部の電
気的構成を、図4のブロック図を参照して説明する。レ
ンズ駆動回路30は、CPU36(第1の表示手段、第
2の表示手段、拡大縮小表示手段)に制御され、撮影レ
ンズ3を同じく光軸方向に移動させ、オートフォーカス
を実行する。複数の画素を備えているCCD20は、各
画素に結像した光画像を画像信号(電気信号)に光電変
換するようになされている。また、CCD駆動回路39
は、ディジタルシグナルプロセッサ(以下、DSPとい
う)33に制御され、CCD20を駆動するようになさ
れている。
【0026】画像処理部31は、CCD20が光電変換
した画像信号を所定のタイミングで相関二重サンプリン
グすると共に、オートゲインコントロールにより、サン
プリングされた画像信号の信号値が最適となるよう制御
する。アナログ/ディジタル変換回路(以下、A/D変
換回路という)32は、画像処理部31でサンプリング
した画像信号をディジタル化してDSP33に供給する
ようになされている。
【0027】DSP33は、ディジタル化された画像信
号に後述する所定の処理を施し、圧縮伸長回路およびメ
モリコントローラ(以下、圧縮伸長回路と略記する)3
4に供給する。圧縮伸長回路34は、DSP33から供
給された画像信号(以下、単に撮影画像データという)
を圧縮し、CPU36の制御に応じて、メモリカード2
4の所定の領域(撮影画像記録領域)に格納するように
なされている。
【0028】タイマ45は、撮影した日時の情報を画像
データのヘッダ情報として、メモリカード24の撮影画
像記録領域に記録するようになされている(すなわち、
メモリカード24の撮影画像記録領域に記録される撮影
画像データには、撮影日時のデータが付随している)。
【0029】マイクロホン8は、音声を入力し(音声を
集音し)、対応する電気信号に変換して音声IC(Inte
grated Ciruit)38に供給する。音声IC38は、入
力された音声信号をA/D変換するとともに、ADPC
M(Adaptive DifferentialPulse Code Modulation)に
よる圧縮処理を施し、CPU制御バスを介してCPU3
6に供給する。
【0030】CPU36は、ディジタル化されて圧縮さ
れた音声データをCPU制御バスを介してメモリカード
24の所定の領域(音声記録領域)に記録するようにな
されている。また、このとき、メモリカード24の音声
記録領域には、録音日時のデータが音声データのヘッダ
情報として記録されるようになされている。
【0031】ユーザの操作するペン型指示装置(以下、
ペンと略記する)46によってタッチタブレット6Aの
所定の位置が押圧されると、CPU36は、タッチタブ
レット6Aの押圧された位置のX−Y座標を読み取り、
その座標データ(後述する線画情報)をバッファメモリ
35に格納するようになされている。また、CPU36
は、バッファメモリ35に格納された線画情報を、線画
情報入力日時のヘッダ情報とともに、メモリカード24
の線画情報記録領域に記録するようになされている。
【0032】フレームメモリ47は、CPU制御バスを
介して送られてきた画像データを記憶し、LCD6に表
示するようになされている。但し、圧縮処理が施された
撮影画像データは、一旦、圧縮伸長回路34に入力さ
れ、そこで、伸長されてからフレームメモリ47に供給
されるようになされている。
【0033】更に、メモリカード24から出力された音
声データは、音声IC38によりディジタル/アナログ
変換(以下、D/A変換という)が施され、アナログ信
号に変換された後、スピーカ5に供給され、音声として
出力されるようになされている。
【0034】フラッシュランプ駆動回路41は、CPU
36によって制御され、発光部4に内蔵されているフラ
ッシュランプ42を駆動するようになされている。ま
た、赤目軽減ランプ駆動回路43は、同様に、CPU3
6によって制御され、発光部4に内蔵されている赤目軽
減ランプ44を駆動するようになされている。なお、こ
の赤目軽減ランプ44は、フラッシュランプ42が点灯
される直前に発光されるようになされており、これによ
り被写体となる人物の瞳孔が閉じられるので、撮影され
た画像中の人物の目が赤くなる、いわゆる赤目を軽減す
ることができる。
【0035】検出回路40は、バッテリ21の電圧を対
応するディジタル信号に変換し、CPU36に供給す
る。CPU36は、検出回路40から供給されるディジ
タル信号により、バッテリ21の残量を検知することが
できる。
【0036】次に、本実施例の電子カメラ1の各種動作
について説明する。
【0037】まず、本装置の音声情報の入出力処理(但
し、音声情報のみの入出力処理)について説明する。
【0038】電源スイッチ11が操作されることにより
電子カメラ1に電源が投入された後、面Y2に設けられ
ている録音スイッチ12が押されると、音声の録音処理
(音声情報の入力処理)が開始される。音声情報はマイ
クロホン8を介して入力され、音声IC38によりA/
D変換と圧縮処理が施された後、CPU36に供給され
る。
【0039】CPU36に供給された音声データは、メ
モリカード24に供給され、音声記録領域に記録され
る。このとき、メモリカード24の音声記録領域には、
録音日時のデータが、ヘッダ情報として記録される。こ
のような動作が、録音スイッチ12を押圧している期間
中、連続して行われる。
【0040】なお、この場合における音声は、ADPC
M方式で圧縮されるようにしたが、他の圧縮方式を用い
るようにしてもよい。
【0041】次に、本実施例による被写体の撮影時の動
作について説明する。
【0042】第1に、面Y2に設けられている連写モー
ド切り換えスイッチ13が、Sモード(1コマだけ撮影
を行うモード)に切り換えられている場合について説明
する。最初に、面Y1に設けられている電源スイッチ1
1をユーザが操作することにより、電子カメラ1に電源
を投入する。ファインダ2で被写体を確認し、面Y1に
設けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体
の撮影処理が開始される。
【0043】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20上に結像する。CCD20に結像した被写体
の光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処
理部31によってサンプリングされる。画像処理部31
によってサンプリングされた画像信号は、A/D変換回
路32に供給され、そこでディジタル化されてDSP3
3に出力される。
【0044】DSP33は、RGB(Red Green Blue)
信号から色差信号を生成する処理を行うとともに、非線
形処理であるγ処理を施す。圧縮伸長回路34は、DS
P33から供給された画像データを、離散的コサイン変
換、量子化及びハフマン符号化を組み合わせたJPEG
(Joint Photografic Experts Group)方式に従って圧
縮し、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録させ
る。このとき、メモリカード24の撮影画像記録領域に
は、撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報
として記録される。
【0045】なお、連写モード切り換えスイッチ13が
Sモードに切り換えられている場合においては、1コマ
の撮影だけが行われ、レリーズスイッチ10が継続して
押され続けても、それ以降の撮影は行われず、LCD6
上に撮影された画像が表示される。
【0046】第2に、連写モード切り換えスイッチ13
がLモード(1秒間に8コマの連写を行うモード)に切
り換えられている場合について説明する。電源スイッチ
11を操作することにより、電子カメラ1に電源を投入
し、面Y1に設けられているレリーズスイッチ10を押
すと、被写体の撮影処理が開始される。
【0047】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の
光画像は画像信号に光電変換され、画像処理部31によ
って1秒間に8回の割合でサンプリングされる。また、
このとき、画像処理部31は、CCD20の全画素のう
ち4分の1の画素をサンプリングする。
【0048】すなわち、画像処理部31は、マトリクス
状に配列されているCCD20の画素を、図5に示すよ
うに、2×2画素(4つの画素)の領域に分割し、各領
域の所定の位置に配置されている1画素の画像信号をサ
ンプリングし、残りの3画素を間引く。
【0049】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各基本単位の左上の画素aがサンプ
リングされ、その他の画素b,c,dが間引かれる。第
2回目のサンプリング時(2コマ目)においては、各基
本単位の右上の画素bがサンプリングされ、その他の画
素a,c,dが間引かれる。以下、第3回目、第4回目
のサンプリング時においては、左下の画素c、右下の画
素dが、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が
間引かれる。つまり、各画素は4回に1回だけサンプリ
ングされる。
【0050】画像処理部31によってサンプリングされ
た画像信号(CCD20の全画素中の4分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
ディジタル化されてDSP33に出力される。
【0051】DSP33は、ディジタル化された画像信
号に対して前述した処理を施し、圧縮伸長回路34に出
力する。圧縮伸長回路34は、画像信号に対してJPE
G方式に基づく圧縮処理を施し、CPU制御バスを介し
て、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録する。
このとき、メモリカード24の撮影画像記録領域には、
撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報とし
て記録される。
【0052】第3に、連写モード切り換えスイッチ13
がHモード(1秒間に30コマの連写を行うモード)に
切り換えられている場合について説明する。電源スイッ
チ11を操作することにより、電子カメラ1の電源をO
Nの状態にし、面Y1に設けられているレリーズスイッ
チ10を押すと、被写体の撮影処理が開始される。
【0053】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、CCD20に結像す
る。複数の画素を備えるCCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理
部31によって1秒間に30回の割合でサンプリングさ
れる。また、このとき、画像処理部31は、CCD20
の全画素のうち9分の1の画素をサンプリングする。
【0054】すなわち、画像処理部31は、マトリクス
状に配列されているCCD20の画素を、図6に示すよ
うに、3×3画素を1つとする領域に分割し、その1つ
の領域から、所定の位置に配置されている1画素の画像
電気信号を、1秒間に30回の割合でサンプリングし、
残りの8画素を間引く。
【0055】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b乃至iが間引かれる。第2回目
のサンプリング時(2コマ目)においては、画素aの右
側に配置されている画素bがサンプリングされ、その他
の画素a,c乃至iが間引かれる。以下、第3回目以降
のサンプリング時においては、画素c、画素d・・・
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、9コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
【0056】画像処理部31によってサンプリングされ
た画像信号(CCD20の全画素中の9分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
ディジタル化されてDSP33に出力される。
【0057】DSP33は、ディジタル化された画像信
号に前述の処理を施し、圧縮伸長回路34に供給する。
圧縮伸長回路34は、JPEG方式に従って画像信号に
圧縮処理を施した後、タイマ45から供給される撮影日
時をヘッダ情報として付加し、メモリカード24の撮影
画像記録領域に記録する。
【0058】次に、タッチタブレット6Aから2次元の
線画情報(ペン入力情報)を入力する場合の動作につい
て説明する。タッチタブレット6Aがペン46のペン先
で押圧されると、接触した箇所のX−Y座標がCPU3
6に供給される。このX−Y座標は、バッファメモリ3
5に格納されるとともに、フレームメモリ47の内部の
上記X−Y座標の各点に対応した箇所にデータが書き込
まれ、LCD6上に表示される。
【0059】上述したように、LCD6の表面上に形成
されているタッチタブレット6Aは、透明部材によって
構成されているので、ユーザは、LCD6上に表示され
る点(ペン46のペン先で押圧された位置の点)を観察
することができ、あたかもLCD6上に直接ペン入力を
したかのように感じることができる。また、ペン46を
タッチタブレット6A上で移動させると、LCD6上に
は、ペン46の移動に伴う線が描画される。さらに、ペ
ン46をタッチタブレット6A上で断続的に移動させる
と、LCD6上には、ペン46の移動に伴う破線が表示
される。以上のようにして、ユーザは、タッチタブレッ
ト6A(LCD6)から所望の文字、図形等の線画情報
を入力することができる。
【0060】また、LCD6上に撮影画像が表示されて
いる場合において、ペン46によって線画情報が入力さ
れると、この線画情報が、撮影画像情報とともに、フレ
ームメモリ47で合成され、LCD6上に表示される。
【0061】なお、ユーザは、図示せぬ色選択スイッチ
を操作することによって、LCD6上に表示される線画
の色を、黒、白、赤、青等の色から選択することができ
る。
【0062】ペン46によるタッチタブレット6Aへの
線画情報の入力後、操作キー7の実行キー7Bが押され
ると、バッファメモリ35に格納されている線画情報
が、入力日時のヘッダ情報とともにCPU制御バスを介
してメモリカード24に供給され、線画情報記録領域に
記録される。
【0063】なお、メモリカード24に記録される線画
情報は、圧縮処理の施された情報である。タッチタブレ
ット6Aに入力された線画情報は空間周波数成分の高い
情報を多く含んでいるので、撮影画像の圧縮に用いられ
る上記JPEG方式によって圧縮処理を行うと、圧縮効
率が悪く、情報量を削減できないので、圧縮及び伸長に
必要な時間が長くなってしまう。さらに、JPEG方式
による圧縮は、非可逆圧縮であるので、情報量の少ない
線画情報の圧縮には適していない(伸長してLCD6上
に表示した場合、情報の欠落に伴うギャザ、にじみが際
だってしまうため)。
【0064】そこで、本実施例においては、ファックス
等において用いられるランレングス法によって、線画情
報を圧縮するようにしている。ランレングス法とは、線
画画面を水平方向に走査し、黒、白、赤、青等の各色の
情報(点)の継続する長さ、及び無情報(ペン入力のな
い部分)の継続する長さを符号化することにより、線画
情報を圧縮する方法である。
【0065】このランレングス法を用いることにより、
線画情報を有効に圧縮することができ、また、圧縮され
た線画情報を伸長した場合においても、情報の欠落を抑
制することが可能になる。なお、線画情報は、その情報
量が比較的少ない場合には、圧縮しないようにすること
もできる。
【0066】また、上述したように、LCD6上に撮影
画像が表示されている場合において、ペン入力を行う
と、撮影画像データとペン入力の線画情報がフレームメ
モリ47で合成され、撮影画像と線画の合成画像がLC
D6上に表示される。その一方で、メモリカード24に
おいては、撮影画像データは、撮影画像記録領域に記録
され、線画情報は、線画情報記録領域に記録される。こ
のように、2つの情報が、各々異なる領域に記録される
ので、ユーザは、撮影画像と線画の合成画像から、いず
れか一方の画像(例えば線画)を削除することができ、
さらに、各々の画像情報を個別の圧縮方法で圧縮するこ
ともできる。
【0067】メモリカード24の音声記録領域、撮影画
像記録領域、または線画情報記録領域にデータを記録し
た場合、図7に示すように、LCD6に所定の表示が行
われる。図7に示す表示例においては、情報を記録した
時点の年月日(記録年月日)(この場合、1995年8
月25日)が画面の下端部に表示され、その記録年月日
に記録された情報の記録時刻が画面の最も左側に表示さ
れている。
【0068】記録時刻の右隣には、サムネイル(Thumb
Nail)画像が表示されている。このサムネイル画像は、
メモリカード24に記録された撮影画像データの各画像
データのビットマップデータを間引いて(縮小して)作
成されたものである。この表示のある情報は、撮影画像
情報を含む情報である。つまり、「10時16分」と
「10時21分」に記録(入力)された情報には、撮影
画像情報が含まれており、「10時05分」、「10時
28分」、「10時54分」、「13時10分」に記録
された情報には、画像情報が含まれていない。
【0069】また、メモ記号「*」は、線画情報として
所定のメモが記録されていることを表している。
【0070】サムネイル画像の表示領域の右側には、音
声情報バーが表示され、録音時間の長さに対応する長さ
のバー(線)が表示される(音声情報が入力されていな
い場合は、表示されない)。
【0071】なお、サムネイル画像や音声情報バーなど
の表示の順序は、メモリカード24に記録されている順
番(時系列順)とされている。即ち、1画面で表示する
ことができないくらい多数の情報が記録されている場合
に、この画面の表示処理を行うと、最も古い記録情報が
最初の行に表示され、以下、記録日時が古い順に表示さ
れることになる。
【0072】ユーザは、図7に示すLCD6の所望の情
報の表示ラインのいずれかの部分を、ペン46のペン先
で押圧して再生する情報を選択指定し、図2に示す実行
キー7Bをペン46のペン先で押圧することにより、選
択した情報を再生させることができる。
【0073】例えば、図7に示す「10時05分」の表
示されているラインがペン46によって押圧されると、
CPU36は、選択された録音日時(10時05分)に
対応する音声データをメモリカード24から読み出し、
音声IC38に供給する。音声IC38は、音声データ
(圧縮されている音声データ)に伸長処理を施し、更に
D/A変換を施してアナログ信号に変換してスピーカ5
に供給する。スピーカ5は、供給されたアナログ信号を
音声に変換し、出力する。なお、イヤホンジャック9に
図示せぬイヤホンが接続されている場合においては、ス
ピーカ5からは音声が再生されず、図示せぬイヤホンに
より音声が再生される。
【0074】メモリカード24に記録した撮影画像デー
タを再生する場合、ユーザは、所望のサムネイル画像を
ペン46のペン先で押圧することにより、その情報を選
択し、続いて、実行キー7Bを押すことにより、選択し
た情報を再生させる。
【0075】CPU36は、選択された撮影日時に対応
する撮影画像データをメモリカード24から読み出し、
圧縮伸長回路34に供給する。圧縮伸長回路34に供給
された撮影画像データ(圧縮されている撮影画像デー
タ)はそこで伸長され、CPU36に再び出力される。
CPU36は、この撮影画像データをビットマップデー
タとしてフレームメモリ47に一旦格納させた後、LC
D6に表示させる。
【0076】Sモードで撮影された画像は、LCD6上
に、静止画像として表示される。この静止画像は、CC
D20の全ての画素の画像信号を再生したものであるこ
とはいうまでもない。
【0077】Lモードで撮影された画像は、LCD6上
において、1秒間に8コマの割合で連続して表示され
る。このとき、各コマに表示される画素数は、CCD2
0の全画素数の4分の1である。
【0078】人間の視覚は、静止画像の解像度の劣化に
対しては敏感であるため、静止画像の画素を間引くと、
ユーザはこれを容易に感知してしまう。しかしながら、
1秒間に8コマの画像が再生されるLモードでは、各コ
マの画素数はCCD20の画素数の4分の1になるが、
前述のように1秒間に8コマの画像が再生されるので、
単位時間当たりの情報量は、静止画像の場合に比べて2
倍になる。
【0079】すなわち、Sモードで撮影された画像の1
コマの画素数を1とすると、Lモードで撮影された画像
の1コマの画素数は1/4となる。Sモードで撮影され
た画像(静止画像)がLCD6に表示された場合、1秒
間に人間の目に入る情報量は1(=(画素数1)×(コ
マ数1))となる。一方、Lモードで撮影された画像が
LCD6に表示された場合、1秒間に人間の目に入る情
報量は2(=(画素数1/4)×(コマ数8))となる
(すなわち、人間の目には、静止画像の2倍の情報が入
る)。従って、1コマ中の画素の数を4分の1にした場
合でも、再生時において、ユーザは、画質の劣化をさほ
ど気にしない。
【0080】さらに、本実施例においては、各コマ毎に
異なる画素をサンプリングし、そのサンプリングした画
素をLCD6に表示するようにしているので、人間の目
に残像効果が起こり、1コマ当たり4分の3画素を間引
いたとしても、ユーザは、画質の劣化をさほど気にする
ことなく、LCD6に表示されるLモードで撮影された
画像を観察することができる。
【0081】また、Hモードで撮影された画像は、LC
D6上において、1秒間に30コマの割合で連続して表
示される。このとき、各コマに表示される画素数は、C
CD20の全画素数の9分の1であるが、Lモードの場
合と同様の理由で、ユーザは、画質の劣化をさほど気に
することなくLCD6に表示されるHモードで撮影され
た画像を観察することができる。
【0082】本実施例においては、Lモード及びHモー
ドで被写体を撮像する場合、画像処理部31が、再生時
における画質の劣化が気にならない程度にCCD20の
画素を間引くようにしているので、DSP33と圧縮伸
長回路34の負荷を低減することができ、これらを、低
速度、低電力で作動させることができる。また、このこ
とにより、装置の低コスト化及び低消費電力化が可能に
なる。
【0083】次に、本実施例の動作モードについて説明
する。
【0084】LCD6上に表示されているカレンダを表
すアイコン(図示せず)が、ペン46により押圧される
と、カレンダモードになり、図8に示すカレンダが表示
される。この表示例では、5月(MAY)のカレンダが
表示されている。このカレンダ上において、所望の日に
ちをペン46により1回押圧(シングルクリック)する
と、その日に記録された画像、音声、または線画などの
情報が再生されることになる。
【0085】また、このカレンダ上において、所望の日
にちをペン46により2回連続して押圧(ダブルクリッ
ク)すると、図9に示す、指定された日のスケジュール
(Schedule)表が表示されることになる。この表示例で
は、5月16日(MAY 16,1986)のスケジュ
ール表が表示されており、画面の左側に時間帯が表示さ
れ、その右隣りに予定が表示されている。例えば、スケ
ジュール表の第1行目では、AM9:00乃至10:0
0の時間帯に、9階(F)の102号室で会議が行われ
ることが示されている。
【0086】なお、このような表示例において、例え
ば、第2行目をペン46によりシングルクリックするこ
とにより、この時間帯(AM10:05乃至10:3
0)に面接する人物の画像と個人情報が、後述する方法
により、表示されるようにしてもよい。
【0087】更に、スケジュール表の第4行目がペン4
6によりシングルクリックされると、PM1:00乃至
2:00に予定されている会議に関する書類や図表など
が表示されるようにしてもよい。
【0088】次に、線画入力モードについて説明する。
【0089】LCD6上に何も情報が表示されていない
状態において、LCD6がペン46で押圧されるか、L
CD6上に表示されている線画入力を表すアイコン(図
示せず)がペン46により押圧されるか、または、メニ
ューキー7Aがペン46により押圧された後、表示され
るメニューの中から線画入力モードが選択されると、図
10に示す線画入力モードとなる。
【0090】この線画入力モードにおいて、ユーザは、
ペン46により、LCD6上に文字や図形などの線画情
報を入力することが可能となる。この表示例では、M&
M製薬とその周辺の地図が入力されている。なお、この
図において、「M&M製薬」や「ガソリンスタンド」な
どの文字は、線画情報として入力されているので、図形
と同様の処理が施されることになる。
【0091】図11は、線画入力モードにおいて、手書
き文字認識入力を行った場合の表示例を示している。即
ち、線画入力モードにおいて、画面上に表示されている
手書き文字認識入力を示すアイコン(図示せず)がペン
46により押圧された場合は、画面の、最下部に手書き
文字入力用の枠が表示され、手書き文字の入力が可能と
なる。
【0092】このようにして入力された文字情報は、所
定のアルゴリズムに従って対応する文字コードに変換さ
れ、この文字コードをもとに、図4に示すメモリカード
24に格納されている文字のビットマップデータが取得
され、図12に示すように認識された文字が画面上(線
画入力を行う枠の外側)に表示されることになる。な
お、このようにして入力された文字は、文字のコードデ
ータ(テキストデータ)として、線画情報とは異なるメ
モリカード24上の領域に記憶される。従って、例え
ば、入力された文字「M&M製薬」に対して、線画情報
(地図)の格納されているアドレスを付加して記録する
ようにすれば、データベースのように、キーワード「M
&M製薬」が入力された場合に、地図が表示されるよう
にすることも可能である。
【0093】例えば、図9のスケジュール表の第3行目
に表示されている文字「M&M製薬」がペン46により
押圧された場合に、図12に示す地図が表示されるよう
にしてもよい。
【0094】更に、このようにして入力された複数の線
画情報(例えば、図12に示す地図など)を、同時に入
力された文字(M&M製薬)により、例えば、「あいう
えお」順、または、「アルファベット」順にソートし
(並び換え)、順に表示するようにすることも可能であ
る。
【0095】続いて、個人情報入力モードについて説明
する。
【0096】LCD6上に表示されている個人情報入力
モードを示すアイコン(図示せず)がペン46により押
圧されるか、または、メニューキー7Aがペン46によ
り押圧された後、表示されたメニューの中から個人情報
入力モードが選択された場合、図13に示す個人情報入
力処理が実行されることになる。
【0097】この処理が実行されると、ステップS1に
おいて、図4に示すCPU36は、フレームメモリ47
の所定の領域にビットデータを書き込むことにより、図
14に示す、画像表示用の枠を表示させる。
【0098】ステップS2において、CPU36は、撮
影が終了したか否かを判定する。即ち、図1に示すレリ
ーズスイッチ10をユーザが操作し、被写体となる人物
の画像信号が入力された(YES)と判定した場合は、
ステップS3に進み、また、レリーズスイッチ10が操
作されていない(NO)と判定した場合は、ステップS
2に戻り、レリーズスイッチ10が操作されるまで同様
の処理を繰り返す。
【0099】ステップS3では、CPU36は、入力さ
れた撮影画像に音声データが付随しているか否かを判定
する。即ち、ユーザが図1に示すレリーズスイッチ10
を押しながら、録音スイッチ12を同時に押していたか
否かを判定する。その結果、撮影画像に音声データが付
随している(YES)と判定した場合は、ステップS4
に進み、また、撮影画像に音声データが付随していない
(NO)と判定した場合は、ステップS4の処理をスキ
ップし、ステップS5の処理に進む。
【0100】ステップS4では、CPU36は、図4に
示すフレームメモリ47に所定のビットデータを書き込
むことにより、図15に示すVOICEボタンをLCD
6上に表示させる。
【0101】そして、続くステップS5では、撮影画像
をフレームメモリ47の所定の領域(図14に示す枠内
の領域)に書き込むことにより、図15に示すように撮
影画像をLCD6上に表示させ、処理を終了する(エン
ド)。
【0102】このとき、撮影画像は、静止画像であるの
で、前述のSモードで入力される。従って、画素の間引
きが行われないので、撮影画像は、CCD20を構成し
ている画素と同一の数の画素から構成されることにな
る。従って、図14に示すような画面よりも小さいサイ
ズの枠内に撮影画像を表示する場合は、撮影画像から所
定の割合で画素を間引き、画像のサイズを縮小した後、
表示させるようにする。
【0103】図15に示す表示画面において、画面上に
表示されている手書き文字認識入力を示すアイコン(図
示せず)がペン46により押圧された場合は、線画入力
モードにおいて既述したように、手書き文字入力用の枠
が表示され、手書き文字の入力が可能となる。
【0104】図16は、手書き文字認識入力により入力
された個人情報の表示例を示している。この表示例で
は、画面右上からこの人物の「名前(NAME)」、「会社
(COMPANY)」、「地位(POSITION)」、「電話番号(T
EL)」、「ファクシミリ番号(FAX)」、「性格(CHARA
CTER)」、および「趣味(HOBBY)」が順に表示されて
おり、また、撮影画像の下には、「国籍(NATIONALIT
Y)」と「血液型(BLOODTYPE)」が表示されている。
【0105】なお、このようにして入力された個人情報
は、文字のコードデータ(テキストデータ)としてメモ
リカード24の撮影画像とは別の領域に記憶されるが、
例えば、個人情報に撮影画像の格納されているアドレス
などを付加して記憶するようにすることにより、異なる
領域に記憶されている2つの情報(撮影画像と個人情
報)を相互に関連づけることができる。その結果、例え
ば、所定の項目(例えば、名前など)をキーワードとし
て、複数の個人情報の中からそのキーワードを有する所
定の個人情報を検索し、取得された所定の個人情報に対
応する撮影画像を表示するようにすることができる。
【0106】次に、図16の表示例において、撮影画像
を拡大または表示する場合の処理について図17を参照
して説明する。
【0107】この処理は、図16に示すような画面表示
がなされている場合に実行される。
【0108】この処理が実行されると、ステップS20
において、CPU36は、ペン入力がなされたか否かを
判定する。その結果、ペン入力がなされた(YES)と
判定した場合、ステップS21に進み、また、ペン入力
がなされていない(NO)と判定した場合、ステップS
20に戻り、ペン入力がなされるまで同様の処理を繰り
返す。
【0109】ステップS21では、CPU36は、タッ
チタブレット6A上のペン入力がなされた座標(x1
1)(図18参照)を取得する。
【0110】続くステップS22において、CPU36
は、ペン46が移動されたか否かを判定する。その結
果、ペン46が移動された(YES)と判定した場合
は、ステップS23に進み、また、ペン46が移動され
ていない(NO)と判定した場合は、ステップS22に
戻り、ペン46が移動されるまで同様の処理を繰り返
す。
【0111】ステップS23において、CPU36は、
タッチタブレット6A上におけるペン46の現在(移動
後)の座標(x2,y2)を取得する。そして、ステップ
S24に進み、取得された座標(x2,y2)に応じて、
新たな枠を表示し(図18参照)、ステップS25に進
む。
【0112】ステップS25において、CPU36は、
ペン46がタッチタブレット6Aから離されたか否かを
判定する。その結果、ペン46がタッチタブレット6A
から離された(YES)と判定すると、ステップS26
に進み、また、ペン46が離されていない(NO)と判
定すると、ステップS23に進み、同様の処理を繰り返
す。
【0113】ステップS26において、CPU36は、
最後に表示された枠内の領域に撮影画像(図16に示す
人物の画像)を拡大または縮小し、表示する。即ち、y
2とy1の比(=y2/y1)に応じて撮影画像を拡大また
は縮小し、枠内に表示する。そして、ステップS27に
進む。
【0114】ステップS27では、CPU36は、画面
の残りの領域(撮影画像が表示されていない領域)の大
きさを算出する。そして、ステップS28に進み、ステ
ップS27において求められた残りの領域の大きさに応
じて、個人情報を表示する。
【0115】なお、各個人情報には、プライオリティレ
ベルが予め付与されており、CPU36は、このプライ
オリティレベルが高い順に個人情報を表示していく。従
って、残りの領域が小さい場合は、大きい場合に比較し
て、少ない数の個人情報がプライオリティレベルに応じ
て順次表示されることになる。表示処理が終了すると、
処理を終了する(エンド)。
【0116】図19は、以上のような処理により、撮影
画像を拡大表示した場合の表示例を示す図である。この
表示例では、画面の左側に撮影画像が表示され、その右
隣りには、「名前(NAME)」、「会社(COMPANY)」、
「地位(POSITION)」、「電話番号(TEL)」、および
「ファクシミリ番号(FAX)」が表示されている。ま
た、画面の右最上部には、VOICEボタンが表示され
ており、このVOICEボタンをペン46により押圧す
ることにより、撮影画像と同時に録音された音声データ
を再生することができる。
【0117】以上のような実施例によれば、簡単な操作
により、撮影画像を拡大または縮小するとともに、撮影
画像が表示されていない領域に個人情報をそのプライオ
リティレベルに応じて順に表示することができる。従っ
て、必要に応じて、撮影画像を拡大または縮小表示させ
ることができるとともに、その際、有用な個人情報から
順に表示されるので、必要な情報を迅速に取得すること
が可能となる。
【0118】なお、以上の実施例では、Sモードにより
被写体を撮影したので、CCD20と同じ数の画素から
なる撮影画像を入力し、表示される大きさに応じて画素
を適宜間引いてから表示するようにした。しかしなが
ら、例えば、画面に表示される最大の大きさを予め決定
しておき(例えば、図19に示すサイズを最大の大きさ
と決定しておき)、CCD20から出力される画像信号
を前述の大きさとなるように予め間引きしてから、メモ
リカード24に格納するようにしてもよい。このような
構成によれば、撮影画像の情報量を減少させることがで
きるので、その分、メモリカード24の容量を節約する
ことができる。
【0119】なお、以上の実施例では、Sモードにおけ
る静止画のみを対象として扱ったが、例えば、Lモード
またはHモードにより撮影される動画を記録し、これを
表示するようにしてもよい。このような構成によれば、
例えば、撮影された個人の表情の変化や、動作の癖など
も情報として記録されることになるので、更に有益なデ
ータベースを構築することが可能となる。
【0120】更に、個人情報のプライオリティレベル
は、ユーザにより変更可能としてもよい。このような構
成によれば、各個人の使用目的に合わせて、個人情報を
表示させることが可能となる。
【0121】更にまた、本発明では、人物の画像とその
個人情報を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこのよ
うな情報に限定されるものではない。例えば、商品の画
像とその説明情報、観光地の画像とその説明情報などに
対して上述の処理を行うようにしてもよいことは勿論で
ある。また、その際、画像や説明情報は、外部の、例え
ば、パーソナルコンピュータなどから読み込むようにし
てもよい。
【0122】
【発明の効果】請求項1に記載の情報処理装置によれ
ば、被写体からの光を入射手段により入射し、入射手段
を介して入射された光を画像信号に変換手段が変換し、
変換手段により得られた画像信号を画面の所定の領域に
画像として第1の表示手段が表示し、被写体の属性情報
を入力手段が入力し、入力手段より入力された属性情報
を、画像が表示されていない画面の他の領域に第2の表
示手段が表示するようにしたので、被写体の画像を所望
の大きさで画面に表示することが可能となるとともに、
この被写体に属する属性情報を有用な順に画面表示する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置を適用した電子カメラの
構成の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す電子カメラの面X1に対向する側か
ら見た場合の斜視図である。
【図3】図1または図2に示す電子カメラの内部の構成
を示す斜視図である。
【図4】図1または図2に示す電子カメラの電気的な構
成を示すブロック図である。
【図5】Lモードにおける画素の間引き処理を説明する
図である。
【図6】Sモードにおける画素の間引き処理を説明する
図である。
【図7】記録された情報を再生する場合の表示画面の表
示例である。
【図8】カレンダモードにおける表示の一例を示す図で
ある。
【図9】図8のカレンダにおいて、所望の日にちを指定
した場合に表示されるスケジュール表の表示例である。
【図10】図1に示す実施例における、線画入力モード
の表示の一例を示す図である。
【図11】図10に示す表示例において、手書き文字認
識入力を実行した場合の表示例である。
【図12】図11に示す手書き文字認識入力により入力
され、文字コードに変換されたデータの表示例である。
【図13】図1に示す実施例において実行される、個人
情報入力処理の一例を説明するフローチャートである。
【図14】図13に示す処理を実行した場合に表示され
る枠の表示例を示す図である。
【図15】図14に示す枠に撮影画像が表示された場合
の中間画像の写真である。
【図16】図15に示す表示例において、個人情報を入
力した場合の中間画像の写真である。
【図17】図16に示す表示画面において実行される、
撮影画像の拡大または縮小処理の一例を説明するフロー
チャートである。
【図18】図17に示す処理が実行された場合の中間画
像の写真である。
【図19】図17に示すフローチャートにより、図16
に示す撮影画像を拡大表示した場合の中間画像の写真で
ある。
【符号の説明】
3 撮影レンズ(入射手段) 6 LCD(第1の表示手段、第2の表示手段、拡大縮
小表示手段) 6A タッチタブレット(入力手段) 20 CCD(変換手段) 36 CPU(第1の表示手段、第2の表示手段、拡大
縮小表示手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の画像や音声、または線画などの
    情報を記録または再生する情報処理装置において、 前記被写体からの光を入射する入射手段と、 前記入射手段を介して入射された光を画像信号に変換す
    る変換手段と、 前記変換手段により得られた画像信号を画面の所定の領
    域に画像として表示する第1の表示手段と、 前記被写体の属性情報を入力する入力手段と、 前記入力手段より入力された前記属性情報を、前記画像
    が表示されていない前記画面の他の領域に表示する第2
    の表示手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記被写体は人物であり、 前記属性情報は、前記人物に属する個人的な情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像を拡大または縮小表示する拡大
    縮小表示手段を更に備え、 前記拡大縮小表示手段によって前記画像が拡大または縮
    小表示された場合、前記第2の表示手段は、前記画像が
    表示されていない前記画面の他の領域に応じて前記属性
    情報を表示することを特徴とする請求項1または2に記
    載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記属性情報は複数の情報からなり、 前記複数の情報はそれぞれ優先順位を有しており、 前記第2の表示手段は、前記優先順位に応じて前記複数
    の属性情報を表示することを特徴とする請求項1乃至3
    の何れかに記載の情報処理装置。
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