JPH1044340A - 樹脂加工布及びその製造法 - Google Patents

樹脂加工布及びその製造法

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JPH1044340A
JPH1044340A JP8256574A JP25657496A JPH1044340A JP H1044340 A JPH1044340 A JP H1044340A JP 8256574 A JP8256574 A JP 8256574A JP 25657496 A JP25657496 A JP 25657496A JP H1044340 A JPH1044340 A JP H1044340A
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JP
Japan
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resin
cloth
yarn
weight
fabric
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Pending
Application number
JP8256574A
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English (en)
Inventor
Kenji Nakagawa
建次 中川
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP8256574A priority Critical patent/JPH1044340A/ja
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光透過性に優れ、長寿命で軽量な樹脂加工布
を提供する。 【解決手段】 150〜2000デニール、糸強度6g
/d以上、強度保持率が60%以上のアクリル系フィラ
メント糸を15重量%以上含む布帛の少なくとも片面に
付着率80重量%以下で樹脂を付着させ、光透過率を1
0%以上とした樹脂加工布及び樹脂加工布の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天候や太陽光に暴
露される用途に供されても、長寿命で且つ光透過性に優
れた樹脂加工布及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】天候、太陽光、有害な人工光に暴露して
使用される用途としては、例えば野外テント、建築物用
膜体、仮設膜体、遮光減光用膜体、採光室内のカーテ
ン、農業用メッシュ、防鳥ネット、防虫ネット、防球ネ
ット、安全ネット、スポーツ用ネット、案内や仕切りメ
ッシュ、建築用養生メッシュなどがある。
【0003】このような用途に置かれた樹脂加工布は、
主に光源に含まれる紫外線の影響を受け、樹脂及び樹脂
中の繊維が劣化し、機能を喪失する。
【0004】従来の樹脂加工布としは、ポリエステル、
ナイロン6、ナイロン6・6、ポリエチレン等の汎用の
産資用マルチフィラメント糸を用いた布帛に樹脂加工を
施したものが多い。高強力を要求しないものとしては、
糸強度の低い衣料用マルチフィラメント糸からなる布帛
に樹脂加工を施したものがある。これらの汎用繊維素材
は、それ自身の耐候性が小さく1年間の野外使用でその
強度が1/5以下に、直射日光の当る室内では1/2以
下に低下し、長期の使用に耐えられない。このため、長
期の使用に耐えられる様、次の工夫がなされてきた。
【0005】すなわち、布帛に樹脂フイルムを張り合わ
せたり、ディップや各種コーティングの方法により布帛
を被覆することにより防水性や耐摩耗性、メッシュ状布
帛では目ずれ防止性の機能を付加すると同時に耐候性を
高め長寿命を図ることが行なわれている。また、耐候性
を高めるため、使用する樹脂量を増やしたり、樹脂に紫
外線吸収剤や紫外線の透過を減少させる色剤等を配合す
る方法が採用されてきた。
【0006】しかし、大きな光透過性が要求される用途
では、樹脂の透明度を大きくするため樹脂中の布帛に到
達する光量を遮蔽することが困難となり、そのため樹脂
付着量を増やして樹脂膜厚を大きくしたり、また、樹脂
への紫外線吸収剤の配合量を増やしたりする方法がとら
れている。しかし、樹脂加工布の重量が大きくなった
り、配合樹脂が高価となる問題があり、これらの改善が
待たれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、大きな光透
過性を有し、長寿命で軽量に優れた樹脂加工布及びその
製造法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次の手段をとる。すなわち、本発明は、
糸の太さ150〜2000デニール、糸強度6g/d以
上、糸の強度保持率が60%以上のアクリル系フィラメ
ント糸が少なくとも15重量%以上含まれた布帛の少な
くとも片面に樹脂が付着されてなる樹脂加工布であっ
て、布帛に対する樹脂付着率が80重量%以下であり、
光透過率が10%以上であることを特徴とする樹脂加工
布である。また、本発明は、糸の太さ150〜2000
デニール、糸強度6g/d以上、糸の強度保持率が60
%以上のアクリル系フィラメント糸を用いて15重量%
以上含むように布帛を形成し、ついで該布帛の少なくと
も片面に樹脂を付着して、布帛に対する樹脂付着率が8
0重量%以下にし、光透過率が10%以上にすることを
特徴とする樹脂加工布の製造法である。
【0009】
【発明の実施形態】樹脂加工布は、野外で使用されるこ
とが多く、布帛に高い力学特性が要求される。そこで、
本発明では、特定の物性を有するアクリル系フィラメン
ト糸を用いることが重要である。アクリル系フィラメン
ト糸の繊度が150デニール未満では布帛の力学特性が
不足し、また、糸や布帛の製造コストが高くなるため好
ましくない。他方、2000デニールをこえると、布帛
の力学特性は満足されても布帛重量や表面凹凸の増大を
招き、均一に被覆するために必要な樹脂付着量が多くな
り好ましくない。繊度のより好ましい範囲は250〜1
500デニールである。
【0010】次に、使用するフィラメント糸の強度は大
きい方が布帛の重量や厚さを小さくすることが可能とな
り好ましい。6g/d未満では本用途において所定の力
学的特性を得るために多くの糸を使用する必要があり好
ましくない。好ましくは7g/d以上が良い。
【0011】また、アクリル系フィラメント糸の強度保
持率は大きい方が布帛の耐候性を高め長寿命を得るた
め、また、樹脂の配合や付着量の制約が少なくなり好ま
しい。強度保持率が60%未満では長寿命化に対して不
十分であり、樹脂への高耐候性を補助するための配慮が
必要となり好ましくない。強度保持率60%以上のアク
リル系フィラメント糸を用いると高耐候性の配慮はもっ
ぱら樹脂について行えば良いことになる。好ましくは7
0%以上である。より好ましくは80%以上である。
【0012】アクリル系フィラメント糸のアクリル系は
アクリロニトリルを85%以上含むものである。また、
フィラメント糸はマルチフィラメント糸又はモノフィラ
メントの双方を含むものである。
【0013】以上述べた物性を満足するアクリル系フィ
ラメント糸は布帛に15重量%以上含まれていなければ
ならない。好ましくは20重量%以上である。前記アク
リル系フィラメント糸を布帛に含ませるには、合糸又は
合撚糸又は混繊糸にして用いても良く、布帛製造工程の
準備機の段階で複合して用いても良く、布帛製造時にお
いて複合して用いても良い。その他、前記アクリル系フ
ィラメント糸を含んだ布帛と他の布帛とを積層しても良
い。
【0014】また、複合の状態は均一に複合されても良
く、また、リップ織物(不規則緯畝織を応用した織物)
や格子柄織物の様に部分的に複合された状態のものでも
良い。また使用時に外部に暴露される部分にアクリル系
フィラメント糸を多く偏在させる複合状態でも良い。な
お、アクリル系フィラメント糸に対応するものとして、
カーボン繊維やガラス繊維や金属繊維などがあるが、高
価であったり、布帛製造における取扱いが容易でなかっ
たり、製品が重くなったり柔軟性に欠けるなどの問題が
あり、好ましくない。
【0015】ここでいう布帛は、織編物のみならず、綱
類、長繊維不織布、短繊維不織布、フィラメント糸を布
帛の長手及び/または長手方向に直角な方向に配列した
もの、さらには斜めに配列したもの、樹脂シートに接着
剤を用いて直接フィラメント糸を複合させたものをも含
む。フィラメント糸の配列密度や直行性が異なるなどに
より本発明が制約を受けるものではない。なお、織編物
として好ましいものとしては、平織、綾織、朱子織、マ
ット織、からみ織、パナマ織、ラッセル編物、ダブルラ
ッセ編物、経緯挿入編物、メッシュ状編物等が挙げられ
る。
【0016】前記布帛に付着される樹脂の付着量すなわ
ち樹脂付着率は布帛に対して80重量%以下でなければ
ならない。80重量%をこえると樹脂加工布の重さが重
くなり好ましくない。65重量%以下が樹脂厚さが薄く
なり好ましい。好ましくは6〜65重量%が良い。
【0017】さらに、樹脂加工布の光透過率は10%以
上でなければならない。10%未満の場合には光透過性
が乏しくなり好ましくない。光透過率は15%以上、さ
らに20%以上が好ましい。なお、樹脂加工布の強度保
持率は60%以上が好ましい。
【0018】本発明において用いられる樹脂としては、
塩化ビニール樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹
脂などの熱可塑性樹脂またはポリウレタン系等の熱硬化
性樹脂等が挙げられる。
【0019】布帛への樹脂の付着は、ディップコート
法、ナイフコート法、ローラコート法、またはフイルム
を接着剤や熱融着により貼り合わせるなどの方法によっ
て行われる。
【0020】
【実施例】以下に本発明を実施例にもとづいて説明す
る。なお、本明細書において用いた測定方法は下記のと
おりである。
【0021】イ、繊度(デニール) JIS L 1013−1981の7.3の正量繊度の
方法によった。
【0022】ロ、糸の乾強伸度(g/d、%) JIS L 1013−1981の7.5.1の標準時
試験方法によった。なお、引張試験機として定速伸長形
タイプを用い、つかみ間隔を20mmとし、引張速度と
して1分間当たりつかみ間隔の約100%の伸長速度を
用いた。
【0023】ハ、糸の強度保持率(%) 下記の方法で採取したサンプルをサンシヤインウエザー
メーター(JISB 7753−1977)によって耐
候性処理(ブラックパネル温度63℃、300時間連続
照射、連続照射中1時間当たり12分間スプレー降雨)
した後の糸強度(DTa)と処理前の糸強度(DTb)
との比を百分率であらわしたものを強度保持率(%)と
する(3回の平均)。なお、つかみ間隔は20cmとす
る。サンプルの採取:長さ25cm、幅4cmのステン
レス鉄板2に1mmピッチで糸1が重ならないように長
手方向に巻きつける(図1参照)。なお、サンプルの糸
の長さは30cmとする。なお、図1の3の部分にスプ
レー降雨と照射とを付与する。アルミホイル4でカバー
される。
【0024】ニ、織物密度(本/in.) JIS L 1096−1990の6・6の密度測定方
法による。なお、区間として5cmを採用した。
【0025】ホ、布帛の質量(g/m2 ) JIS L 1096−1990の6.4.2の標準状
態における単位面積当たりの質量の測定方法によった。
【0026】ヘ、樹脂塗布量(g/m2 ) 樹脂付着前後の布帛の質量の増加量を単位面積当たりに
換算した。
【0027】ト、樹脂付着率(%) 樹脂加工布から繊維からなる布帛の重量を差し引いたも
のを樹脂加工布の重量で除し、百分率であらわすことに
よって求めた。
【0028】チ、樹脂加工布の引張り強力(kgf/
2.5cm) JIS L1096−1990の6.12.1A法(ス
トリップ法)のカットストリップ法によった。なお、試
験片の作成は、切断採取時の試験片の大きさを幅3cm
×長さ20cmにし、試験片の幅を2.5cmとし、試
験片の数を3枚とした。なお、試験条件は定速伸長形試
験機を用い、つかみ間隔10cm、伸長速度は1分間に
5cmとした。
【0029】リ、樹脂加工布の強度保持率(%) サンプルとして大きさ幅2.5cm×長さ20cmの樹
脂加工布を図1のステンレス鉄板2に張り(糸は除去す
る)、サンシャインウエザーメーター(JISB775
3−1977)によって耐候性処理(ブラックパネル温
度63℃、300時間連続照射、連続照射中1時間当た
り12分間スプレー降雨。なお、照射とスプレー降雨
は、糸の場合と同じく3のところに行なう)した後の樹
脂加工布の強度(DTa′)と処理前の樹脂加工布の強
度(DTb′)との比を百分率であらわしたものを樹脂
加工布の強度保持率(%)とする(3回の平均)。な
お、つかみ間隔は20cmとした。
【0030】ヌ、光透過率(%) JIS L 1055−1987の6.1A法によっ
た。
【0031】実施例1〜2 油溶性触媒として2.2−アゾビス−(2、4−ジメチ
ルバレロニトリル)を使用してアクリルニトリルの水系
懸濁液重合を行ない重量平均分子量42万のポリマーを
作成し、得られたポリマーを温湯で洗浄し、乾燥、粉砕
した後、減圧脱泡し50%ロダンソーダ水溶液に溶解し
紡糸原液とした。該紡糸原液を80℃に保ち、湿式紡糸
法により紡出した。凝固液はロダンソーダ濃度15%を
用いた。凝固液を出たゲル糸を洗浄しつつ延伸し、洗浄
後は熱水中でさらに延伸し、さらにエチレングリコール
浴中で2段階延伸した。エチレングリコール浴を出た延
伸糸を60℃の湯で洗浄し残留エチレングリコール量を
0.7重量%以下にし、ついで140℃で緊張乾燥し
た。アクリル系マルチフィラメント糸の強度はエチレン
グリコール浴中の延伸率を変更して作成し、右撚150
t/mの撚数を施した糸を試験に供した。
【0032】ついで、強度を種々変更したマルチフィラ
メント糸を用いてレピア織機にて平織物を製織し、ポリ
塩化ビニール樹脂(PVC)、可塑剤DOP、バリュー
ム亜鉛安定剤、ベンゾフェノン系耐候性向上剤の各々を
100、60、1.0、1.0重量部の混合物(以下
「PVC混合物」という。)を、得られた織物の両面に
コートし、80℃×10分の予備加熱を行い、つづいて
180℃×10分の加熱を行なって樹脂加工布を作成し
た。なお、樹脂付着量は樹脂膜厚によって加減した。次
いで、樹脂加工布のその他の物性を測定し表1に示し
た。なお、表1でACはアクリル系マルチフィラメント
糸を、PETはポリエステルマルチフィラメント糸を、
PVCはポリ塩化ビニール樹脂を、RDTは強度保持率
を示す。表2においても同様である。
【0033】
【表1】
【0034】比較例1〜3 250デニール48フィラメントの産資用ポリエステル
マルチフィラメント糸を用い右撚150t/mの撚数を
施してレピア織機を用いて平織物を製織した。ついで、
PVC混合物を平織物の両面に実施例1と同様にしてコ
ートし、塗布量80g/m2 、300g/m2 の樹脂加
工布を製造した(比較例1、2)。前記PVC混合物に
炭素粉体の顔料を5重量部追加したものを300g/m
2 塗布した(比較例3)。これらの樹脂加工布の物性を
測定し、表1に示した。
【0035】表1から次のことが確認された。すなわ
ち、実施例1は、糸強度の大きいアクリル系マルチフィ
ラメント糸を用い、塗布量も255g/m2 としたもの
で、樹脂加工布の強度保持率、光透過率もともに満足で
きるものであった。実施例2は、実施例1よりさらに糸
強度の大きい糸を使用し、樹脂付着量を少なくしたメッ
シュ状の外観をもつものであるが、樹脂加工布の強度保
持率、光透過率とも優れていた。実施例1、2は、樹脂
加工布の強度保持率が高いことから、長寿命であること
を物語っている。比較例1は、光透過率は35%で良好
であるものの樹脂加工布の強度保持率が43×44%と
低く、寿命が短いことを示していた。比較例2は、比較
例1に対して樹脂付着量を約3倍増加したもので、光透
過率が26%に低下し、樹脂加工布の強度保持率は51
×52%と少し増加したもののまだ不充分であり、また
軽量にほど遠いものであつた。比較例3は、PVC混合
物に顔料として微粉炭素を3.0重量%添加したもの
で、樹脂加工布の強度保持率は申し分なかったが、光透
過率に乏しかった。
【0036】実施例3、4、比較例4 比較例1〜3で用いたポリエステルマルチフィラメント
糸と実施例2で用いたアクリル系マルチフィラメント糸
とを格子状に複合した密度25本/in×25本/i
n.の平織物をレピア織機にて織成した。ポリエステル
マルチフィラメント糸とアクリル系マルチフィラメント
糸の使用比は、11本:1本(アクリル系マルチフィラ
メント糸の含有率8.3重量%)(比較例4)、5本:
1本(同17重量%)(実施例3)、3本:1本(同2
5重量%)(実施例4)であり、樹脂塗布量は80g/
2 とした。これらの樹脂加工布についても物性を測定
し、表2に示した。
【0037】
【表2】
【0038】表2から次のことが確認された。比較例4
は、アクリル系マルチフィラメント糸の含有率は8.3
重量%と低いため樹脂加工布の強度保持率が低く、満足
のできるものではなかった。実施例3、4は、アクリル
糸の含有率を各々17、25重量%と大きくしたため加
工布のRDTは満足できるものになっている。このよう
に低いアクリル糸の含有率でも加工布のRDTを満足で
きた理由は次による。使用したポリエステル糸とアクリ
ル糸の破断伸度に差があり、アクリル糸の含有率の増加
と共に糸の強力の利用率が低下し耐候試験前の加工布の
引張り強力が低くなったこと、及び、耐候試験によりポ
リエステル糸の劣化が速く、破断伸度が高耐候性のアク
リル糸の破断伸度に接近し両糸の強力利用率が大きくな
った事にある。
【0039】
【発明の効果】本発明の樹脂加工布は、光透過率に優れ
るとともに強度保持率が高いために長寿命であり、さら
に樹脂付着率が少なくてすみ軽量という効果をあわせ有
するものである。また、本発明方法によれば、かかる樹
脂加工布が容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】糸の強度保持率の測定のためのサンプル採取の
説明図である。
【符号の説明】
1 糸 2 板 3 スプレー降雨と照射の付与部分 4 アルミホイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸の太さ150〜2000デニール、糸
    強度6g/d以上、糸の強度保持率が60%以上のアク
    リル系フィラメント糸が少なくとも15重量%以上含ま
    れた布帛の少なくとも片面に樹脂が付着されてなる樹脂
    加工布であって、布帛に対する樹脂付着率が80重量%
    以下であり光透過率が10%以上であることを特徴とす
    る樹脂加工布。
  2. 【請求項2】 樹脂付着率が6〜65重量%である請求
    項1に記載の樹脂加工布。
  3. 【請求項3】 糸の太さ150〜2000デニール、糸
    強度6g/d以上、糸の強度保持率が60%以上のアク
    リル系フィラメント糸を用いて15重量%以上含むよう
    に布帛を形成し、ついで該布帛の少なくとも片面に樹脂
    を付着して、布帛に対する樹脂付着率が80重量%以下
    にし、光透過率が10%以上にすることを特徴とする樹
    脂加工布の製造法。
JP8256574A 1996-05-30 1996-09-27 樹脂加工布及びその製造法 Pending JPH1044340A (ja)

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JP8256574A JPH1044340A (ja) 1996-05-30 1996-09-27 樹脂加工布及びその製造法

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JP13682796 1996-05-30
JP8-136827 1996-05-30
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009027549A1 (es) * 2007-08-01 2009-03-05 Textilin S.L. Estructura para bolsos o mochilas, cortes para calzados y similares

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009027549A1 (es) * 2007-08-01 2009-03-05 Textilin S.L. Estructura para bolsos o mochilas, cortes para calzados y similares

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