JPH1044104A - 単板接合機における接合補助装置 - Google Patents
単板接合機における接合補助装置Info
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- JPH1044104A JPH1044104A JP21780796A JP21780796A JPH1044104A JP H1044104 A JPH1044104 A JP H1044104A JP 21780796 A JP21780796 A JP 21780796A JP 21780796 A JP21780796 A JP 21780796A JP H1044104 A JPH1044104 A JP H1044104A
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- veneer
- joining
- cutting
- veneers
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機械的な糊付けおよび冷圧部材の側方移動に
伴う横揺れ的な振動現象による操作速度の制限や、接合
個所のずれ、外れ等の障害を払拭して、単板接合機にお
ける接合速度の高速化と接合品質の厳正化と単板接合面
の安定化および製品の品質向上を図ること。 【解決手段】 単板接合部の斜め上方の空間に架設した
熔融ホットメルト樹脂をビーズ状に空間から接合線上に
向けて射出する糊付ノズル9と、前記熔融ホットメルト
樹脂を前記単板接合部に押圧冷却固化するように前記単
板接合部の直上に上下動自在に架設された切断ナイフ7
の可動刃7aの両面に昇降および開閉自在に併設した押
圧冷却バー10a,10bと、前記単板接合部における
固定刃7bおよび搬出コンベヤ3の間に位置して、前記
先行単板8aの後縁切断と後続単板8bの前縁切断およ
び前記両単板の端面接合動作に同期して昇降し、前記両
単板の端面接合を補助する接合補助バー17を単板接合
機1に適用したこと。
伴う横揺れ的な振動現象による操作速度の制限や、接合
個所のずれ、外れ等の障害を払拭して、単板接合機にお
ける接合速度の高速化と接合品質の厳正化と単板接合面
の安定化および製品の品質向上を図ること。 【解決手段】 単板接合部の斜め上方の空間に架設した
熔融ホットメルト樹脂をビーズ状に空間から接合線上に
向けて射出する糊付ノズル9と、前記熔融ホットメルト
樹脂を前記単板接合部に押圧冷却固化するように前記単
板接合部の直上に上下動自在に架設された切断ナイフ7
の可動刃7aの両面に昇降および開閉自在に併設した押
圧冷却バー10a,10bと、前記単板接合部における
固定刃7bおよび搬出コンベヤ3の間に位置して、前記
先行単板8aの後縁切断と後続単板8bの前縁切断およ
び前記両単板の端面接合動作に同期して昇降し、前記両
単板の端面接合を補助する接合補助バー17を単板接合
機1に適用したこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合板製造の分野にお
いて利用されるものであって、特にベニヤレース、ベニ
ヤスライサー等の単板切削装置によって切削された帯状
に連ならない端尺単板等を主たる対象にして、その有寸
巾に切断した単板相互の端面の接合部にビーズ状の溶融
ホットメルト樹脂を糊付し、これを更に冷圧してすだれ
状に連った横はぎ製品に接合するようにした単板接合機
における接合補助装置の改良に関するものである。
いて利用されるものであって、特にベニヤレース、ベニ
ヤスライサー等の単板切削装置によって切削された帯状
に連ならない端尺単板等を主たる対象にして、その有寸
巾に切断した単板相互の端面の接合部にビーズ状の溶融
ホットメルト樹脂を糊付し、これを更に冷圧してすだれ
状に連った横はぎ製品に接合するようにした単板接合機
における接合補助装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種単板接合機の切断糊付冷圧
装置として、例えば先願発明になる特願平7−5334
0号の如き単板接合機における切断糊付冷圧装置が開発
されている。
装置として、例えば先願発明になる特願平7−5334
0号の如き単板接合機における切断糊付冷圧装置が開発
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
単板接合機における切断糊付冷圧装置は、溶融ホットメ
ルト樹脂の単板接合部への糊付けとその押圧冷却の際の
機械的な側方移動操作を排除して、単板接合部の斜め上
方の空間に架設した糊付ノズルによる空間からのビーズ
状の溶融ホットメルト樹脂の射出による糊付機構と、切
断ナイフの可動刃側の両面に昇降および開閉自在に併設
した押圧冷却バーによる単板接合部の直上からの点付け
溶融ホットメルト樹脂の冷圧機構からなる切断糊付冷圧
装置を単板接合機に適用することによって、機械的な糊
付けおよび冷圧部材の側方移動操作に伴う横揺れ的な振
動現象による操作速度の制限や、接合個所のずれ、外れ
等の障害を払拭して、接合速度の高速化と接合品質の厳
正化を図ることは可能であるが、その構成上先行単板の
後縁切断時に、下刃と単板ガイドとの間に上刃が下降す
るための隙間がないと先行単板の後縁を切断することが
できず、従ってこの隙間があるため、切断終了後に前記
先行単板の後端と後続単板の先端を合わせた時、接合面
間に隙間が生じて接合面の状態が不安定となると共に前
記接合部に射出された溶融ホットメルト樹脂が押圧冷却
時に単板の裏側に回り込んだりして安定した押圧冷却が
出来ないばかりでなく、製品の品質も低下する等の問題
点があった。
単板接合機における切断糊付冷圧装置は、溶融ホットメ
ルト樹脂の単板接合部への糊付けとその押圧冷却の際の
機械的な側方移動操作を排除して、単板接合部の斜め上
方の空間に架設した糊付ノズルによる空間からのビーズ
状の溶融ホットメルト樹脂の射出による糊付機構と、切
断ナイフの可動刃側の両面に昇降および開閉自在に併設
した押圧冷却バーによる単板接合部の直上からの点付け
溶融ホットメルト樹脂の冷圧機構からなる切断糊付冷圧
装置を単板接合機に適用することによって、機械的な糊
付けおよび冷圧部材の側方移動操作に伴う横揺れ的な振
動現象による操作速度の制限や、接合個所のずれ、外れ
等の障害を払拭して、接合速度の高速化と接合品質の厳
正化を図ることは可能であるが、その構成上先行単板の
後縁切断時に、下刃と単板ガイドとの間に上刃が下降す
るための隙間がないと先行単板の後縁を切断することが
できず、従ってこの隙間があるため、切断終了後に前記
先行単板の後端と後続単板の先端を合わせた時、接合面
間に隙間が生じて接合面の状態が不安定となると共に前
記接合部に射出された溶融ホットメルト樹脂が押圧冷却
時に単板の裏側に回り込んだりして安定した押圧冷却が
出来ないばかりでなく、製品の品質も低下する等の問題
点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
することを目的とし、単板移送路の所定位置に設定した
単板接合部にて、先行単板の後縁切断と後続単板の前縁
切断および前記両単板の端面を接合した接合部の接合線
上への熔融ホットメルト樹脂の糊付けとその冷圧とを交
々行って有寸巾の単板をすだれ状に連った横はぎ製品に
接合するようにした単板接合機において、単板接合部の
斜め上方の空間に架設した熔融ホットメルト樹脂をビー
ズ状に空間から接合線上に向けて射出する糊付ノズル
と、前記熔融ホットメルト樹脂を前記単板接合部に押圧
冷却固化するように前記単板接合部の直上に上下動自在
に架設された切断ナイフの可動刃の両面に昇降および開
閉自在に併設した押圧冷却バーと、前記単板接合部にお
ける固定刃および搬出コンベヤの間に位置して、前記先
行単板の後縁切断と後続単板の前縁切断および前記両単
板の端面接合動作に同期して昇降し、前記両単板の端面
接合を補助する接合補助バーとからなることを特徴とす
るものである。
することを目的とし、単板移送路の所定位置に設定した
単板接合部にて、先行単板の後縁切断と後続単板の前縁
切断および前記両単板の端面を接合した接合部の接合線
上への熔融ホットメルト樹脂の糊付けとその冷圧とを交
々行って有寸巾の単板をすだれ状に連った横はぎ製品に
接合するようにした単板接合機において、単板接合部の
斜め上方の空間に架設した熔融ホットメルト樹脂をビー
ズ状に空間から接合線上に向けて射出する糊付ノズル
と、前記熔融ホットメルト樹脂を前記単板接合部に押圧
冷却固化するように前記単板接合部の直上に上下動自在
に架設された切断ナイフの可動刃の両面に昇降および開
閉自在に併設した押圧冷却バーと、前記単板接合部にお
ける固定刃および搬出コンベヤの間に位置して、前記先
行単板の後縁切断と後続単板の前縁切断および前記両単
板の端面接合動作に同期して昇降し、前記両単板の端面
接合を補助する接合補助バーとからなることを特徴とす
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
て、図面を参照して説明する。
【0006】図1および図2は本発明の接合補助装置を
単板接合機に適用した時の一連工程を例示した側面図と
平面図であって、図中1は単板接合機、2は搬入コンベ
ヤ、3は搬出コンベヤ、4は定規コンベヤ、5は定尺ク
リッパー、6は積込コンベヤである。
単板接合機に適用した時の一連工程を例示した側面図と
平面図であって、図中1は単板接合機、2は搬入コンベ
ヤ、3は搬出コンベヤ、4は定規コンベヤ、5は定尺ク
リッパー、6は積込コンベヤである。
【0007】上記単板接合機1は搬入コンベヤ2および
定規コンベヤ4により一側の木口面を整列して搬入され
て来る両端面に厚薄や不規則端縁等の不良部を有する端
尺単板乃至は板面中に干割れや節穴等の不良部を有する
連続単板等を、次段に配設された前記単板接合機1中の
切断ナイフによって有寸巾に切断し、この有寸巾に切断
された前記単板を、前記切断ナイフの固定刃上に設定さ
れた単板接合部にて先行単板の後縁切断個所と後続単板
の前縁切断個所の端面を接合した前記両単板の接合部の
接合線上に向けて空間からビーズ状の溶融ホットメルト
樹脂を射出する糊付ノズルにより前記単板接合部の接合
線上に沿って点付け状に溶融ホットメルト樹脂を塗着す
ると共に、前記接合線上に塗着した点付け状の溶融ホッ
トメルト樹脂を押圧冷却バーにより冷圧してすだれ状に
連った横はぎ製品に接合し、次で搬出コンベヤ3および
積込コンベヤ6によりこれを間欠的に搬出し乍ら前記す
だれ状に連った横はぎ製品を定尺クリッパー5により所
定の定尺寸法に切断して後段の積込工程等に移送するよ
うに前記単板接合機1に関連した一連の横はぎ工程が形
成されているものである。
定規コンベヤ4により一側の木口面を整列して搬入され
て来る両端面に厚薄や不規則端縁等の不良部を有する端
尺単板乃至は板面中に干割れや節穴等の不良部を有する
連続単板等を、次段に配設された前記単板接合機1中の
切断ナイフによって有寸巾に切断し、この有寸巾に切断
された前記単板を、前記切断ナイフの固定刃上に設定さ
れた単板接合部にて先行単板の後縁切断個所と後続単板
の前縁切断個所の端面を接合した前記両単板の接合部の
接合線上に向けて空間からビーズ状の溶融ホットメルト
樹脂を射出する糊付ノズルにより前記単板接合部の接合
線上に沿って点付け状に溶融ホットメルト樹脂を塗着す
ると共に、前記接合線上に塗着した点付け状の溶融ホッ
トメルト樹脂を押圧冷却バーにより冷圧してすだれ状に
連った横はぎ製品に接合し、次で搬出コンベヤ3および
積込コンベヤ6によりこれを間欠的に搬出し乍ら前記す
だれ状に連った横はぎ製品を定尺クリッパー5により所
定の定尺寸法に切断して後段の積込工程等に移送するよ
うに前記単板接合機1に関連した一連の横はぎ工程が形
成されているものである。
【0008】而して前記一連の横はぎ工程の前記単板接
合機1に適用される本発明の接合補助装置は、切断ナイ
フによる端尺単板乃至は連続単板等の有寸切断衝合機構
と、糊付ノズルによる溶融ホットメルト樹脂の点付け塗
着機構と、押圧冷却バーによる点付け溶融ホットメルト
樹脂の冷圧機構および単板接合部において両単板の端面
接合を補助する接合補助バーとから本発明の特定機構が
構成されているものであって、これら本発明の特定機構
は図3および図4(イ)〜(リ)にその一実施例を開示
したように、先ずその有寸切断機構は、搬入コンベヤ2
と搬出コンベヤ3からなる単板移送路の接続部に上下動
自在に架設した可動刃7aと固定刃7bからなる切断ナ
イフ7によって移送過程の端尺単板8等の厚薄、不規則
端縁、干割れ、節穴等の不良部が切断されて有寸巾の中
間製品に成形されると共に、前記有寸巾からなる中間製
品の先行単板8aの後縁切断個所と、後続単板8bの前
縁切断個所とが固定刃7b上に設定された単板接合部上
で切屑を排除し乍ら相互の端面を接合するようにした有
寸切断接合機構に構成されている。またその点付け塗着
機構は、前記固定刃7b上に設定された単板接合部の斜
め上方の空間に溶融ホットメルト樹脂をビーズ状に空間
から単板接合部の単板接合線上に向けて射出自在に、樹
脂加熱溶融ヒーター、樹脂加圧ポンプ、樹脂開閉バルブ
等の一連機器に接続した制御可能な糊付ノズル9が前記
単板接合部の単板接合線上に沿って複数個直列に架設さ
れていて、ビーズ状の溶融ホットメルト樹脂の点付け塗
着機構に構成されている。次にまたその冷圧機構は、単
板接合部の直上に上下動自在に架設されている切断ナイ
フ7の可動刃7a側の両面に昇降および開閉自在に水冷
式の押圧冷却バー10a,10bが前記糊付ノズル9の
配列に対応して併設され、該押圧冷却バー10a,10
bをチリングユニット等の水冷器11に可撓ホース等で
循環可能に接続すると共に、流体シリンダー等の作動機
構12aに板ばね、弦巻ばね等からなるリンク機構12
bと押圧開閉機構12cを装着して、前記可動刃7aの
上下動作とは別個に、該押圧冷却バー10a,10bの
両側を昇降および開閉自在に前記可動刃7aの両面に併
設することによって、前記単板接合部の単板接合線上に
塗着された点付け溶融ホットメルト樹脂を冷圧固化させ
る冷圧機構に構成されているものである。
合機1に適用される本発明の接合補助装置は、切断ナイ
フによる端尺単板乃至は連続単板等の有寸切断衝合機構
と、糊付ノズルによる溶融ホットメルト樹脂の点付け塗
着機構と、押圧冷却バーによる点付け溶融ホットメルト
樹脂の冷圧機構および単板接合部において両単板の端面
接合を補助する接合補助バーとから本発明の特定機構が
構成されているものであって、これら本発明の特定機構
は図3および図4(イ)〜(リ)にその一実施例を開示
したように、先ずその有寸切断機構は、搬入コンベヤ2
と搬出コンベヤ3からなる単板移送路の接続部に上下動
自在に架設した可動刃7aと固定刃7bからなる切断ナ
イフ7によって移送過程の端尺単板8等の厚薄、不規則
端縁、干割れ、節穴等の不良部が切断されて有寸巾の中
間製品に成形されると共に、前記有寸巾からなる中間製
品の先行単板8aの後縁切断個所と、後続単板8bの前
縁切断個所とが固定刃7b上に設定された単板接合部上
で切屑を排除し乍ら相互の端面を接合するようにした有
寸切断接合機構に構成されている。またその点付け塗着
機構は、前記固定刃7b上に設定された単板接合部の斜
め上方の空間に溶融ホットメルト樹脂をビーズ状に空間
から単板接合部の単板接合線上に向けて射出自在に、樹
脂加熱溶融ヒーター、樹脂加圧ポンプ、樹脂開閉バルブ
等の一連機器に接続した制御可能な糊付ノズル9が前記
単板接合部の単板接合線上に沿って複数個直列に架設さ
れていて、ビーズ状の溶融ホットメルト樹脂の点付け塗
着機構に構成されている。次にまたその冷圧機構は、単
板接合部の直上に上下動自在に架設されている切断ナイ
フ7の可動刃7a側の両面に昇降および開閉自在に水冷
式の押圧冷却バー10a,10bが前記糊付ノズル9の
配列に対応して併設され、該押圧冷却バー10a,10
bをチリングユニット等の水冷器11に可撓ホース等で
循環可能に接続すると共に、流体シリンダー等の作動機
構12aに板ばね、弦巻ばね等からなるリンク機構12
bと押圧開閉機構12cを装着して、前記可動刃7aの
上下動作とは別個に、該押圧冷却バー10a,10bの
両側を昇降および開閉自在に前記可動刃7aの両面に併
設することによって、前記単板接合部の単板接合線上に
塗着された点付け溶融ホットメルト樹脂を冷圧固化させ
る冷圧機構に構成されているものである。
【0009】また、17は接合補助バーを示すものであ
って、前記単板接合部における固定刃7bと搬出コンベ
ヤ3の間に位置して設けられたものであり、図4(イ)
〜(リ)示の如く前記先行単板8aの後縁切断と後続単
板8bの前縁切断および前記両単板8a,8bの端面接
合動作に同期して昇降し、前記両単板8a,8bの端面
接合を補助するものである。該接合補助バー17は上下
昇降用の例えば、エアーシリンダー17b等を具備して
なり、前記エアーシリンダー17bを図示しない適宜の
同期装置(機構)を介して上記図4(イ)〜(リ)示の
如き作動を行わしめるものである。即ち、上記図4
(イ)は後続単板8bの前縁が切断接合部に搬送される
状態を示すものであって、この場合、前記切断接合部の
固定刃7b上には先行単板8aの後切屑8a’が残って
おり、また可動刃7aと接合補助バー17および搬出コ
ンベヤ3の単板搬入端側3aは所定位置まで上昇停止し
ている。
って、前記単板接合部における固定刃7bと搬出コンベ
ヤ3の間に位置して設けられたものであり、図4(イ)
〜(リ)示の如く前記先行単板8aの後縁切断と後続単
板8bの前縁切断および前記両単板8a,8bの端面接
合動作に同期して昇降し、前記両単板8a,8bの端面
接合を補助するものである。該接合補助バー17は上下
昇降用の例えば、エアーシリンダー17b等を具備して
なり、前記エアーシリンダー17bを図示しない適宜の
同期装置(機構)を介して上記図4(イ)〜(リ)示の
如き作動を行わしめるものである。即ち、上記図4
(イ)は後続単板8bの前縁が切断接合部に搬送される
状態を示すものであって、この場合、前記切断接合部の
固定刃7b上には先行単板8aの後切屑8a’が残って
おり、また可動刃7aと接合補助バー17および搬出コ
ンベヤ3の単板搬入端側3aは所定位置まで上昇停止し
ている。
【0010】次に図4(ロ)の如く、後続単板8bが前
記切断接合部に搬入され、前記可動刃7aによってその
前縁切断個所が切断される。この時後切屑8a’が後続
単板8bにより押出されて落下すると共に後続単板8b
の前切屑8b’が下方に落下する。次に前記可動刃7a
が図4(ハ)の如く上昇すると共に前記搬出コンベヤ3
の単板搬入端側3aおよび接合補助バー17が所定位置
に下降する。この状態において、次に図4(ニ)の如
く、前記ノズル9から単板接合部にホットメルト樹脂A
が射出され、さらに図4(ホ)の如く前記押圧冷却バー
10a,10bが下降して前記単板接合部のホットメル
ト樹脂Aが押圧冷却される。また前記ホットメルト樹脂
Aの押圧冷却が終了した後は図4(ヘ)の如く前記押圧
冷却バー10a,10bは上昇し、接合単板の搬送が開
始され、前記接合単板の後縁(後続単板8bの後縁)が
図4(ト)の如く、固定刃7bの所定位置(切断位置)
まで来た時に、前記接合単板の搬送は一時停止され、前
記接合補助バー17はエアーシリンダー17bの発動に
より図4(チ)の如く、前記固定刃7bとの間に後縁切
断が可能な間隙aを形成し、この状態で前記可動刃7a
が下降し、前記接合単板の後縁切断が行われる。そして
切断終了後は前記可動刃7aは図4(リ)の如く、原位
置に戻ると共に前記接合補助バー17および搬出コンベ
ヤ3の単板搬入端側3aは再び図4(イ)の状態とな
り、以下同様に繰返される。尚、本発明における接合補
助バーおよびその駆動機構(同期駆動装置を含む)は所
期の目的を達し得るものであれば本実施例に限定される
ものでなく従来周知のカム機構を利用したもの等如何な
るものでもよいことはもちろんである。
記切断接合部に搬入され、前記可動刃7aによってその
前縁切断個所が切断される。この時後切屑8a’が後続
単板8bにより押出されて落下すると共に後続単板8b
の前切屑8b’が下方に落下する。次に前記可動刃7a
が図4(ハ)の如く上昇すると共に前記搬出コンベヤ3
の単板搬入端側3aおよび接合補助バー17が所定位置
に下降する。この状態において、次に図4(ニ)の如
く、前記ノズル9から単板接合部にホットメルト樹脂A
が射出され、さらに図4(ホ)の如く前記押圧冷却バー
10a,10bが下降して前記単板接合部のホットメル
ト樹脂Aが押圧冷却される。また前記ホットメルト樹脂
Aの押圧冷却が終了した後は図4(ヘ)の如く前記押圧
冷却バー10a,10bは上昇し、接合単板の搬送が開
始され、前記接合単板の後縁(後続単板8bの後縁)が
図4(ト)の如く、固定刃7bの所定位置(切断位置)
まで来た時に、前記接合単板の搬送は一時停止され、前
記接合補助バー17はエアーシリンダー17bの発動に
より図4(チ)の如く、前記固定刃7bとの間に後縁切
断が可能な間隙aを形成し、この状態で前記可動刃7a
が下降し、前記接合単板の後縁切断が行われる。そして
切断終了後は前記可動刃7aは図4(リ)の如く、原位
置に戻ると共に前記接合補助バー17および搬出コンベ
ヤ3の単板搬入端側3aは再び図4(イ)の状態とな
り、以下同様に繰返される。尚、本発明における接合補
助バーおよびその駆動機構(同期駆動装置を含む)は所
期の目的を達し得るものであれば本実施例に限定される
ものでなく従来周知のカム機構を利用したもの等如何な
るものでもよいことはもちろんである。
【0011】尚、図中13は端尺単板8等の厚薄、不規
則端縁、干割れ、節穴等の不良部を検知する単板検知
器、14は切断ナイフ7の可動刃7aを上下動するAC
サーボモーター、電磁クラッチブレーキ等を軸装した間
欠作動機構、15は搬出コンベヤ3を切屑分離のため開
閉するACサーボモーター、電磁クラッチブレーキ等を
軸装した間欠作動機構、16は搬出コンベヤ3上を移送
されるすだれ状に連った横はぎ製品の上面に更に補強用
の湿潤ガムテープ等を貼着する際の押圧貼着機構、17
aは前記切断ナイフ7の固定刃7bから搬出コンベヤ3
へ両単板8a,8bの移送を円滑に行わしめるための単
板ガイドである。
則端縁、干割れ、節穴等の不良部を検知する単板検知
器、14は切断ナイフ7の可動刃7aを上下動するAC
サーボモーター、電磁クラッチブレーキ等を軸装した間
欠作動機構、15は搬出コンベヤ3を切屑分離のため開
閉するACサーボモーター、電磁クラッチブレーキ等を
軸装した間欠作動機構、16は搬出コンベヤ3上を移送
されるすだれ状に連った横はぎ製品の上面に更に補強用
の湿潤ガムテープ等を貼着する際の押圧貼着機構、17
aは前記切断ナイフ7の固定刃7bから搬出コンベヤ3
へ両単板8a,8bの移送を円滑に行わしめるための単
板ガイドである。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上に詳述したように、単板移
送路の所定位置に設定した単板接合部にて、先行単板の
後縁切断と後続単板の前縁切断および前記両単板の端面
を接合した接合部の接合線上への熔融ホットメルト樹脂
の糊付けとその冷圧とを交々行って有寸巾の単板をすだ
れ状に連った横はぎ製品に接合するようにした単板接合
機において、単板接合部の斜め上方の空間に架設した熔
融ホットメルト樹脂をビーズ状に空間から接合線上に向
けて射出する糊付ノズルと、前記熔融ホットメルト樹脂
を前記単板接合部に押圧冷却固化するように前記単板接
合部の直上に上下動自在に架設された切断ナイフの可動
刃の両面に昇降および開閉自在に併設した押圧冷却バー
と、前記単板接合部における固定刃および搬出コンベヤ
の間に位置して、前記先行単板の後縁切断と後続単板の
前縁切断および前記両単板の端面接合動作に同期して昇
降し、前記両単板の端面接合を補助する接合補助バーと
からなることを特徴とする接合補助装置を単板接合機に
適用することによって、従来装置に惹起していた機械的
な糊付けおよび冷圧部材の側方移動操作に伴う横揺れ的
な振動現象による操作速度の制限や、接合個所のずれ、
外れ等の障害を払拭して、単板接合機における接合速度
の高速化と接合品質の厳正化を図ることが出来たと共に
単板接合面の安定化およびホットメルト樹脂の単板裏面
側への回り込みを防止し得、製品の品質を高め得たもの
である等実施効果の極めて顕著なものである。
送路の所定位置に設定した単板接合部にて、先行単板の
後縁切断と後続単板の前縁切断および前記両単板の端面
を接合した接合部の接合線上への熔融ホットメルト樹脂
の糊付けとその冷圧とを交々行って有寸巾の単板をすだ
れ状に連った横はぎ製品に接合するようにした単板接合
機において、単板接合部の斜め上方の空間に架設した熔
融ホットメルト樹脂をビーズ状に空間から接合線上に向
けて射出する糊付ノズルと、前記熔融ホットメルト樹脂
を前記単板接合部に押圧冷却固化するように前記単板接
合部の直上に上下動自在に架設された切断ナイフの可動
刃の両面に昇降および開閉自在に併設した押圧冷却バー
と、前記単板接合部における固定刃および搬出コンベヤ
の間に位置して、前記先行単板の後縁切断と後続単板の
前縁切断および前記両単板の端面接合動作に同期して昇
降し、前記両単板の端面接合を補助する接合補助バーと
からなることを特徴とする接合補助装置を単板接合機に
適用することによって、従来装置に惹起していた機械的
な糊付けおよび冷圧部材の側方移動操作に伴う横揺れ的
な振動現象による操作速度の制限や、接合個所のずれ、
外れ等の障害を払拭して、単板接合機における接合速度
の高速化と接合品質の厳正化を図ることが出来たと共に
単板接合面の安定化およびホットメルト樹脂の単板裏面
側への回り込みを防止し得、製品の品質を高め得たもの
である等実施効果の極めて顕著なものである。
【図1】本発明装置を単板接合機に適用した一連工程の
側面図。
側面図。
【図2】本発明装置を単板接合機に適用した一連工程の
平面図。
平面図。
【図3】本発明装置の要部を示す一部拡大側面図。
【図4】本発明装置の動作説明図。
1 単板接合機 2 搬入コンベヤ 3 搬出コンベヤ 3a’ 単板搬入端側 4 定規コンベヤ、 5 定尺クリッパー 6 積込コンベヤ 7 切断ナイフ 7a 可動刃 7b 固定刃 8 端尺単板8 8a 先行単板 8a’ 後切屑 8b 後続単板 8b’ 前切屑 9 糊付ノズル 10a 押圧冷却バー 10b 押圧冷却バー 11 水冷器 12a 作動機構 12b リンク機構 12c 押圧開閉機構 13 単板検知器、 14 間欠作動機構、 15 間欠作動機構、 16 押圧貼着機構 17 接合補助バー 17a 単板ガイド 17b エアーシリンダー a 間隙 A ホットメルト樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐伯 秀樹 愛知県高浜市新田町五丁目1番地17 橋本 電機工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 単板移送路の所定位置に設定した単板接
合部にて、先行単板の後縁切断と後続単板の前縁切断お
よび前記両単板の端面を接合した接合部の接合線上への
熔融ホットメルト樹脂の糊付けとその冷圧とを交々行っ
て有寸巾の単板をすだれ状に連った横はぎ製品に接合す
るようにした単板接合機において、単板接合部の斜め上
方の空間に架設した熔融ホットメルト樹脂をビーズ状に
空間から接合線上に向けて射出する糊付ノズルと、前記
熔融ホットメルト樹脂を前記単板接合部に押圧冷却固化
するように前記単板接合部の直上に上下動自在に架設さ
れた切断ナイフの可動刃の両面に昇降および開閉自在に
併設した押圧冷却バーと、前記単板接合部における固定
刃および搬出コンベヤの間に位置して、前記先行単板の
後縁切断と後続単板の前縁切断および前記両単板の端面
接合動作に同期して昇降し、前記両単板の端面接合を補
助する接合補助バーとからなることを特徴とする単板接
合機における接合補助装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21780796A JPH1044104A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 単板接合機における接合補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21780796A JPH1044104A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 単板接合機における接合補助装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1044104A true JPH1044104A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16710051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21780796A Pending JPH1044104A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 単板接合機における接合補助装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1044104A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102896671A (zh) * | 2012-09-28 | 2013-01-30 | 廊坊市双安结构胶合板研究所 | 一种用于竹材加工中的竹材剔节、展平机 |
CN110625708A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-12-31 | 台州市意利欧机械有限公司 | 一种木工移动接木装置 |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP21780796A patent/JPH1044104A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102896671A (zh) * | 2012-09-28 | 2013-01-30 | 廊坊市双安结构胶合板研究所 | 一种用于竹材加工中的竹材剔节、展平机 |
CN102896671B (zh) * | 2012-09-28 | 2014-12-17 | 廊坊市双安结构胶合板研究所 | 一种用于竹材加工中的竹材剔节、展平机 |
CN110625708A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-12-31 | 台州市意利欧机械有限公司 | 一种木工移动接木装置 |
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