JPH1043899A - プレス機械のラム駆動方法およびその装置 - Google Patents

プレス機械のラム駆動方法およびその装置

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JPH1043899A
JPH1043899A JP25151596A JP25151596A JPH1043899A JP H1043899 A JPH1043899 A JP H1043899A JP 25151596 A JP25151596 A JP 25151596A JP 25151596 A JP25151596 A JP 25151596A JP H1043899 A JPH1043899 A JP H1043899A
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JP
Japan
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ram
link
weight
ram assembly
frame
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Pending
Application number
JP25151596A
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English (en)
Inventor
Seiichi Kimura
成一 木村
Koji Kawaguchi
晃司 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1043899A publication Critical patent/JPH1043899A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/26Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks
    • B30B1/261Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks by cams
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0064Counterbalancing means for movable press elements

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレス機械としての高生産性を維持したま
ま、低騒音と共に、ラムアッセンブリの動きにより発生
する振動を抑制し低振動を図るようにする。 【解決手段】 フレーム3に支承されたラム用回転軸1
9にラム下降用カム21A,上昇用23Bを装着すると
共に、下部にストライカ13を備えたラムアッセンブリ
15をフレーム3に上下動自在に設け、ラムアッセンブ
リ15に回転自在に支承された第1,第2ローラ25,
27を前記カム21A,21Bに転接し、ラムアッセン
ブリ15の両側にフレーム3に対して揺動可能なリンク
31F,31B;33F,33Bの一端を設けると共に
ラムアッセンブリ15とほぼ同じ重量からなるウエイト
55を備えたウエイトガイド39,49の両側に各リン
クの他端を設け、前記ウエイトガイド39,49がラム
アッセンブリ15の上下動に対して逆位相で移動される
よう構成され、低騒音と共に低振動が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プレス機械にお
いて例えばパンチとダイとの協働でワークにパンチング
加工を行うためにパンチを打撃するストライカを上下動
せしめるプレス機械のラム駆動方法およびその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス機械において例えばパンチ
とダイとの協働でワークにパンチング加工を行うために
パンチを打撃するストライカを駆動せしめるプレス機械
のラム駆動装置としては、例えば特開平5−23890
号公報などが知られている。
【0003】上記のラム駆動装置としては、図7に示さ
れているように、プレス機械におけるフレーム201に
軸受203を介して回転自在な回転軸205が支承され
ている。この回転軸205は図示省略の駆動モータによ
り回転駆動される。
【0004】前記回転軸205にはラム下降用カム20
7A,ラム上昇用カム207Bからなるダブルカム20
7が装着されている。また、前記フレーム201には下
部にストライカ209を備えたラムアッセンブリ211
が設けられている。このラムアッセンブリ211の下
部,上部にはそれぞれ回転可能な第1ローラ213,第
2ローラ215が支承されていると共に、この第1ロー
ラ213,第2ローラ215はそれぞれ前記ラム下降用
カム207A,ラム上昇用カム207Bに転接されてい
る。
【0005】上記構成により、回転軸205を図7に矢
印で示した如く回転せしめると、ラム下降用カム207
Aが回転し、その偏心量に従って第1ローラ213を介
してラムアッセンブリ211が下降した後、ラム上昇用
カム207Bの回転で、その偏心量に従って第2ローラ
215を介してラムアッセンブリ211が上昇するの
で、ラムアッセンブリ211は回転軸205の回転によ
って上下動されることになる。
【0006】このラムアッセンブリ211の下部にはス
トライカ209が備えられているから、図8に示されて
いるようなストローク線図となってこのストライカ20
9で例えばパンチが打撃されることにより、パンチとダ
イとの協働でワークにパンチング加工されることとな
る。
【0007】前記ラム下降用カム207Aはワークにパ
ンチング加工を行うときにラムアッセンブリ211の動
きを遅くして加工音を低減する形状になっていて、極力
低騒音加工を実現している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したラ
ム駆動装置において、ラムアッセンブリ211の上下運
動の速度を速くし、プレス機械としての生産性を高める
ためには、ダブルカム207を高回転数で回転させる必
要がある。
【0009】しかし、低騒音加工のためには1サイクル
の中で加工仕事をするときだけラムアッセンブリ211
の動きを遅くしているので、その前後でラムアッセンブ
リ211の急激な加減速が発生する。また、ラムアッセ
ンブリ211は例えば30トンという加工を可能にする
ため、強度が要求された構造となっており、その重量も
大きい。
【0010】したがって、重量の大きいラムアッセンブ
リ211が急激に動くことでフレーム201に大きな振
動が加えられて、その振動がプレス機械の各部に伝わ
り、さらに地面を大きく振動させてしまうという問題が
あった。
【0011】この発明の目的は、プレス機械としての高
生産性を維持したまま、低騒音と共に、ラムアッセンブ
リの動きにより発生する振動を抑制し低振動を図ったプ
レス機械のラム駆動方法およびその装置を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のプレス機械のラム駆動方法
は、フレームに回転自在なラム用回転軸を支承し、この
ラム用回転軸にラム下降用カムとラム上昇用カムからな
るダブルカムを装着すると共に、下部にストライカを備
えたラムアッセンブリを前記フレームに上下動自在に設
け、前記ラムアッセンブリに回転自在に支承された第
1,第2ローラをそれぞれ前記ラム下降用カム、ラム上
昇用カムに転接したプレス機械のラム駆動装置におい
て、前記ラムアッセンブリとほぼ同じ重量からなるウエ
イトを、ラムアッセンブリの上下動に対して逆位相で移
動せしめることを特徴とするものである。
【0013】したがって、ラムアッセンブリの急激な動
きにより生じていた力がウエイトにより打ち消されて、
フレームへの振動力が抑制されると共に、騒音の低減が
図られる。
【0014】請求項2によるこの発明のプレス機械のラ
ム駆動装置は、フレームに回転自在なラム用回転軸を支
承し、このラム用回転軸にラム下降用カムとラム上昇用
カムからなるダブルカムを装着すると共に、下部にスト
ライカを備えたラムアッセンブリを前記フレームに上下
動自在に設け、前記ラムアッセンブリに回転自在に支承
された第1,第2ローラをそれぞれ前記ラム下降用カ
ム、ラム上昇用カムに転接したプレス機械のラム駆動装
置において、前記ラムアッセンブリとほぼ同じ重量から
なるウエイトを前記ラムアッセンブリの上方におけるフ
レームに設け、前記ウエイトをラムアッセンブリの上下
動に対して逆位相で移動されるように、リンク機構を前
記ラムアッセンブリと前記ウエイトとの間に設けてなる
ことを特徴とするものである。
【0015】したがって、ラム用回転軸を回転せしめる
と、ラム下降用カム、ラム用上昇用カムも回転するか
ら、第1ローラ、第2ローラを介してラムアッセンブリ
が上下動される。このラムアッセンブリの上下動によ
り、リンク機構を介してウエイトがラムアッセンブリと
は逆位相で上下動されるので、ラムアッセンブリの急激
な動きにより生じていた力がウエイトにより打ち消され
てフレームへの振動力が抑制されると共に、騒音の低減
が図られる。
【0016】請求項3によるこの発明のプレス機械のラ
ム駆動装置は、請求項2のプレス機械のラム駆動装置に
おいて、前記リンク機構は、前記ラムアッセンブリの両
側に前記フレームに対して揺動可能なリンクの一端を設
けると共に、前記リンクの他端を前記ウエイトを備えた
ウエイトガイドの両側に設け、前記フレームの両側に設
けられた固定シャフトの前後に前記リンクを揺動可能に
装着せしめてなることを特徴とするものである。
【0017】したがって、フレームに設けられた固定シ
ャフトの前後に各リンクが揺動可能に装着されているか
ら、各リンクが固定シャフトに対して安定した状態で揺
動するので、ウエイトガイドがスムーズに上下動され
る。
【0018】請求項4によるこの発明のプレス機械のラ
ム駆動装置は、請求項2,3のプレス機械のラム駆動装
置において、前記ウエイトが前記ラムアッセンブリのほ
ぼ中央部に上下方向へ延伸されて設けられたガイドに上
下方向へ移動可能に装着されていることを特徴とするも
のである。
【0019】したがって、ウエイトがラムアッセンブリ
の上下動に対して逆位相で上下動される際にスムーズに
移動される。
【0020】請求項5によるこの発明のプレス機械の駆
動装置は、請求項2のプレス機械の駆動装置において、
前記リンク機構は、前記フレームの両側に設けた固定シ
ャフトに揺動可能に第1リンクを設け、この第1リンク
の一端を前記ラムアッセンブリの両側に装着すると共
に、前記ウエイトを支持するブラケットの両側に一端を
回動自在に装着した第2リンクを設け、この第2リンク
の他端と前記第1リンクの他端とを連結して構成されて
いることを特徴とするものである。
【0021】したがって、フレームの両側に設けられた
固定シャフトに第1リンクが揺動可能に装着され、この
第1リンクの一端をラムアッセンブリに装着し、ウエイ
トに一端を装着した第2リンクと前記第1リンクとが連
結されているので、ウエイトの左右の揺動をより少なく
し、且つ、大きな揺動でも小さな揺動でも適応でき、安
定した状態でウエイトがスムーズに上下動される。
【0022】請求項6によるこの発明のプレス機械の駆
動装置は、請求項2のプレス機械の駆動装置において、
前記リンク機構は、前記フレームの両側に設けた第1固
定シャフトに揺動可能に第1リンクを設け、この第1リ
ンクの一端を前記ラムアッセンブリの両側に装着し、前
記フレームの両側に設けた第2固定シャフトに揺動可能
に屈折形状の第2リンクを設け、この第2リンクの一端
と前記第1リンクの他端とを連結せしめると共に、前記
第2リンクの他端を前記ウエイトを支持する両側のブラ
ケットに装着して構成されていることを特徴とするもの
である。
【0023】したがって、フレームの両側に設けた第1
固定シャフトと第2固定シャフトに第1リンクと第2リ
ンクを揺動可能に装着し、第1リンクと第2リンクを連
結してリンク機構を構成したので、各リンクが固定シャ
フトに対して安定した状態で揺動するので、ウエイトが
スムーズに上下動される。また、2リンク2支点方式と
することにより、省スペースの中でラムアッセンブリの
下降反力を大きな力でスムーズにウエイトの上昇力に変
えられる。
【0024】請求項7によるこの発明のプレス機械のラ
ム駆動装置は、請求項5,6のプレス機械のラム駆動装
置において、前記ウエイトが前記ラムアッセンブリの両
側に上下方向へ延伸されて設けられた複数のガイドに上
下方向へ移動可能に装着されていることを特徴とするも
のである。
【0025】したがって、ウエイトがラムアッセンブリ
の上下動に対して逆位相で上下動される際に、安定状態
でスムーズに移動される。
【0026】請求項8によるこの発明のプレス機械のラ
ム駆動装置は、請求項5,6のプレス機械のラム駆動装
置において、前記ラムアッセンブリの後面にローラガイ
ドを設け、このローラガイドに転接するローラを前記フ
レームに設けてなることを特徴とするものである。
【0027】したがって、ウエイトとラムアッセンブリ
とが前後方向に揺動するのを防ぐことができ、更に機械
振動と騒音の低減が図られる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基いて詳細に説明する。
【0029】図3を参照するにプレス機械としてのパン
チプレス1は立設された門型形状のフレーム3を備えて
おり、このフレーム3は下部フレーム5とこの下部フレ
ーム5の両側に一体化されたサイドフレーム7R,7L
と、このサイドフレーム7R,7Lの上部に設けられた
上部フレーム9とで構成されている。
【0030】前記下部フレーム5上にはパンチPとダイ
Dを相対向して備えたU字形状の金型アッセンブリ11
が設けられている。この金型アッセンブリ11の上方に
おける前記上部フレーム9にはストライカ13を下部に
備えたラムアッセンブリ15が設けられている。
【0031】上記構成により、図示省略の駆動モータに
よりラムアッセンブリ15を上下動せしめると、ストラ
イカ13が上下動されてストライカ13でパンチPが打
撃されるから、パンチPとダイDとの協働でワークにパ
ンチング加工が行われることになる。
【0032】前記上部フレーム9には図1および図2に
示されているように、ラム駆動装置17が設けられてい
る。このラム駆動装置17における回転自在なラム用回
転軸19が図1において紙面に対して直交する方向へ延
伸して前記上部フレーム9に軸受を介して支承されてい
る。このラム用回転軸19は図示省略の駆動モータによ
り回転駆動される。
【0033】前記ラム用回転軸19にはラム下降用カム
21A,ラム上昇用カム21Bからなるダブルカム21
が装着されている。また、前記上部フレーム9には下部
にストライカ13を備えたラムアッセンブリ15が設け
られている。このラムアッセンブリ15におけるラムブ
ラケット23の下部,上部にはそれぞれ回転可能な第1
ローラ25,第2ローラ27が支承されていると共に、
この第1ローラ25,第2ローラ27はそれぞれ前記ラ
ム下降用カム21A,ラム上昇用カム23Bに転接され
ている。
【0034】上記構成により、ラム用回転軸19を図1
に矢印で示した如く回転せしめると、ラム下降用カム2
1Aが回転し、その偏心量に従って第1ローラ25を介
してラムアッセンブリ15が下降した後、ラム上昇用カ
ム21Bの回転で、その偏心量に従って第2ローラ27
を介してラムアッセンブリ15が上昇するので、ラムア
ッセンブリ15はラム用回転軸19の回転によって上下
動されることになる。
【0035】前記ラム下降用カム21Aはワークにパン
チング加工を行うときにラムアッセンブリ15の動きを
遅くして加工音を低減する形状になっていて、極力低騒
音加工を図っている。
【0036】前記上部フレーム9には図1において紙面
に対して直交する方向,図2において上下方向へ延伸し
た固定シャフト29R,29Lの前後端が取り付けられ
ている。この固定シャフト29R,29Lの前後にはリ
ンク31F,31B;33F,33Bが装着され、この
リンク31F,31B;33F,33Bが固定シャフト
29R,29Lを支点として揺動(上下動)されるよう
になっている。
【0037】前記リンク31F,33Bの一端は前記ラ
ムブラケット23の図1において右側に形成された長孔
35にピン37で装着されていると共にリンク31F,
33Bの他端は上下方向へ延伸された右側ウエイトガイ
ド39の下部に形成された長孔41にピン43で装着さ
れている。同様に、前記リンク33F,33Bの一端は
前記ラムブラケット23の図1において左側に形成され
た長孔45にピン47で装着されていると共にリンク3
3F,33Bの他端は上下方向へ延伸された左側ウエイ
トガイド49の下部に形成された長孔51にピン53で
装着されている。
【0038】前記右側ウエイトガイド39と左側ウエイ
トガイド49間の上部には前記ラムアッセンブリ15と
ほぼ同じ重量からなるウエイト55が一体化されてい
る。このウエイト55のほぼ中央部には図1において上
下方向へ延伸されたガイドシャフト57が前記ラムブラ
ケット23の上面に設けられ、ガイドシャフト57はウ
エイト55に設けられた複数のガイドブッシュ59を介
して装着されている。
【0039】上記構成により、ラムアッセンブリ15が
上下動すると、その動きがリンク31F,31B;33
F,33B,右側,左側ウエイトガイド39,49を経
てウエイト55へ伝達される。その結果、ウエイト55
が前記ラムアッセンブリ15の動きと逆位相で移動され
る。すなわち、リンク31F,31B;33F,33B
の揺動により、ラムアッセンブリ15が下降するとウエ
イト55は上昇し、ラムアッセンブリ15が上昇すると
ウエイト55は下降されることになる。
【0040】したがって、ラムアッセンブリ15とほぼ
同じ重量からなるウエイト55が逆位相で動くことで、
ラムアッセンブリ15の急激な動きにより生じていた力
がウエイト55により打ち消され、上部フレーム9への
振動力が抑制されて軽減されることになる。
【0041】而して、フレーム3における上部フレーム
9の振動が減少し、それによってプレス機械1を構成し
ているサーボモータ,スイッチ,センサなどの構成部品
への負荷も小さくなり耐久性を向上せしめることができ
る。また、フレーム3の振動が減少することで地面への
加振力も弱くなるので振動公害を改善させることができ
る。さらに、ウエイト55のバランス効果によりラムア
ッセンブリ15の動きをスムーズにさせることができ地
盤振動を低減させることができる。
【0042】図4および図5には他の実施の形態の例が
示されている。なお、前述した実施の形態の例と同一部
材には同一符号を付して説明を省略する。
【0043】前記上部フレーム9には図4において紙面
に対して直交する方向、図5において左右方向へ延伸し
た固定シャフト61R,61Lの前後端が取り付けられ
ている。この固定シャフト61R,61Lには第1リン
ク63,65が装着され、この第1リンク63,65か
固定シャフト61R,61Lを支点として揺動されるよ
うになっている。
【0044】前記第1リンク63,65の一端には、前
記ラムブラケット23の両側に設けたブラケット66
R,66Lに固着したピン67,69が長孔71,73
を介して装着されている。一方、ウエイト75を支持す
るブラケット77R,77Lには第2リンク79,81
の一端がピン83R,83Lを介して揺動可能に装着さ
れている。そして、第2リンク79,81の他端と前記
第1リンク63,65の他端とはピン85,87を介し
て連結されている。
【0045】前記ウエイト75は前記ラムアッセンブリ
15とほぼ同じ重量からなり、このウエイト75は、図
4に示されているごとく、前記ラムブラケット23の上
面両側に立設したガイドシャフト89R、89Lにウエ
イト75に複数装着したガイドブッシュ91を介して装
着されている。
【0046】上記構成により、ラムアッセンブリ15が
上下動すると、その動きが第1リンク63,65、第2
リンク79,81を経てウエイト75へ伝達される。そ
の結果、ウエイト75が前記ラムアッセンブリ15の動
きと逆位相で移動される。すなわち、図4に実線で示し
たウエイト75は下降位置であり、2点鎖線で示した位
置は上昇位置で、ラムアッセンブリ15が下降すると第
1リンク63が固定シャフト61Rを支点として反時計
廻りに、第1リンク65は固定シャフト61Lを支点と
して時計廻りに回動し、第1リンク63に連結された第
2リンク79は時計廻りに、第1リンク65に連結され
た第2リンク81は反時計廻りに回動する。その結果、
ウエイト75は上昇する。なお、ウエイト75の下降は
上述した動作の逆作動となる。
【0047】したがって、ラムアッセンブリ15とほぼ
同じ重量からなるウエイト75が逆位相で動くことで、
ラムアッセンブリ15の急激な動きにより生じていた力
がウエイト75により打ち消され、上部フレーム9への
振動力が抑制されて軽減されることになる。
【0048】また、図5を参照するに、ラムアッセンブ
リ15の裏面側(図5において右側)にはローラガイド
93が一体的に設けられ、このローラガイド93に転接
するローラ95を回転自在に支承したブラケット97が
前記上部フレーム9に設けられている。
【0049】上記構成により、ラムアッセンブリ15と
ウエイト75が前後方向に揺動するのを防ぐことができ
る。
【0050】上述したごとき構成により、その効果は前
述した実施の形態の例と同様に、機械本体の振動、騒音
を低減することができる。
【0051】図6には更に他の実施の形態の例が示され
ている。なお、図示は片側のみを示しているが、両側に
設けられているもので、前述した実施形態の例と同一部
材には同一符号を付して説明を省略する。
【0052】すなわち、前記上部フレーム9には図6に
おいて紙面に対して直交する方向へ延伸した第1固定シ
ャフト99と第2固定シャフト101とが取り付けられ
ている。前記第1固定シャフト99には第1リンク10
3が揺動自在に装着されていて、この第1リンク103
の一端にはラムブラケット23の側面に設けたブラケッ
ト105に装着されたピン107が長孔109を介して
連結されている。
【0053】前記第2固定シャフト101には屈折形状
の第2リンク111が揺動自在に装着されていて、この
第2リンク111の一端にはウエイト75の側面に設け
られたブラケット113に装着されたピン115が長孔
117を介して連結されている。そして、第2リンク1
11の他端に形成した長孔119に前記第1リンク10
3の他端に装着されたピン121が係合して連結されて
いる。
【0054】上記構成により、ラムアッセンブリ15が
上下動すると、その動きが第1リンク103,第2リン
ク111を経てウエイト75へ伝達される。その結果、
ウエイト75が前記ラムアッセンブリ15の動きと逆位
相で移動される。すなわち、図6に実線で示したウエイ
ト75は下降位置であり、2点鎖線は上昇位置を示す。
ラムアッセンブリ15が下降すると第1リンク103は
反時計廻りに、第2リンク111は時計廻りに回動す
る。その結果、ウエイト75は上昇する。なお、ウエイ
ト75の下降は上述した動作の逆動作となる。
【0055】したがって、ピン107の下降反力はピン
115に上昇反力として大きな力で伝えられ、しかも水
平方向も拘束するので機械振動は低減されることにな
る。
【0056】上述したごとき構成により、その効果は前
述した実施の形態の例と同様に、機械本体の振動、騒音
を低減することができる。
【0057】なお、この発明は、前述した実施の形態の
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。
【0058】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の説明より理解
されるように、請求項1および2による発明によれば、
ラムアッセンブリを上下動させるとウエイトをラムアッ
センブリとは逆位相で上下動させることができる。その
結果、ラムアッセンブリの急激な動きにより生じていた
力がウエイトにより打ち消されてフレームへの振動力を
抑制することができると共に、騒音の低減を図ることが
できる。
【0059】請求項3によるこの発明によれば、フレー
ムの両側に設けられた固定シャフトの前後に各リンクが
揺動可能に装着されているから、各リンクが固定シャフ
トに対して安定した状態で揺動するので、ウエイトガイ
ドをスムーズに上下動せしめることができる。
【0060】請求項4によるこの発明によれば、ウエイ
トがラムアッセンブリの上下動に対して逆位相で上下動
される際にウエイトをスムーズに移動せしめることがで
きる。
【0061】請求項5によるこの発明によれば、フレー
ムの両側に設けられた固定シャフトに第1リンクが揺動
可能に装着され、この第1リンクの一端をラムアッセン
ブリに装着し、ウエイトに一端を装着した第2リンクと
前記第1リンクが連結されているので、ウエイトの両側
の揺動をより少なく、且つ、大きな揺動でも小さな揺動
でも適応でき、安定した状態でウエイトをスムーズに上
下動せしめることができる。
【0062】請求項6によるこの発明によれば、フレー
ムの両側に設けた第1固定シャフトと第2固定シャフト
に第1リンクと第2リンクを揺動可能に装着し、第1リ
ンクと第2リンクを連結してリンク機構を構成したの
で、各リンクが固定シャフトに対して安定した状態で揺
動するので、ウエイトをスムーズに上下動せしめること
ができる。また、2リンク2支点方式にすることによ
り、省スペースでラムアッセンブリの下降反力を大きな
力でスムーズにウエイトの上昇力に変えることができ
る。
【0063】請求項7によるこの発明によれば、ウエイ
トがラムアッセンブリの上下動に対して逆位相で上下動
される際に、ウエイトを安定状態でスムーズに移動せし
めることができる。
【0064】請求項8によるこの発明によれば、ウエイ
トとラムアッセンブリとが前後方向に揺動するのを防ぐ
ことができ、更に機械振動と騒音の低減を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する一実施の形態の例のプレス
機械としてのパンチプレスのラム駆動装置の正面図であ
る。
【図2】図1における平面図である。
【図3】この発明を実施する一実施の形態の例のプレス
機械としてのパンチプレスの正面図である。
【図4】この発明を実施する他の実施の形態の例のプレ
ス機械としてのパンチプレス駆動装置の正面図である。
【図5】図4における側面図である。
【図6】この発明を実施する他の実施の形態の例のプレ
ス機械としてのパンチプレス駆動装置のリンク機構を示
す正面説明図である。
【図7】従来のプレス機械のラム駆動装置の正面断面図
である。
【図8】従来のプレス機械のラム駆動装置におけるラム
ストローク線図である。
【符号の説明】 1 パンチプレス(プレス機械) 3 フレーム 9 上部フレーム 13 ストライカ 15 ラムアッセンブリ 17 ラム駆動装置 19 ラム用回転軸 21 ダブルカム 21A ラム下降用カム 21B ラム上昇用カム 23 ラムブラケット 25 第1ローラ 27 第2ローラ 29R,29L 固定シャフト 31F,31B;33,33B リンク 39 右側ウエイトガイド 49 左側ウエイトガイド 55 ウエイト 57 ガイドシャフト(ガイド) 61R,61L 固定シャフト 63,65 第1リンク 75 ウエイト 77R,77L ブラケット 79,81 第2リンク 89R,89L ガイドシャフト(ガイド) 93 ローラガイド 95 ローラ 99 第1固定シャフト 101 第2固定シャフト 103 第1リンク 111 第2リンク 113 ブラケット P パンチ D ダイ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに回転自在なラム用回転軸を支
    承し、このラム用回転軸にラム下降用カムとラム上昇用
    カムからなるダブルカムを装着すると共に、下部にスト
    ライカを備えたラムアッセンブリを前記フレームに上下
    動自在に設け、前記ラムアッセンブリに回転自在に支承
    された第1,第2ローラをそれぞれ前記ラム下降用カ
    ム、ラム上昇用カムに転接したプレス機械のラム駆動装
    置において、前記ラムアッセンブリとほぼ同じ重量から
    なるウエイトを、ラムアッセンブリの上下動に対して逆
    位相で移動せしめることを特徴とするプレス機械のラム
    駆動方法。
  2. 【請求項2】 フレームに回転自在なラム用回転軸を支
    承し、このラム用回転軸にラム下降用カムとラム上昇用
    カムからなるダブルカムを装着すると共に、下部にスト
    ライカを備えたラムアッセンブリを前記フレームに上下
    動自在に設け、前記ラムアッセンブリに回転自在に支承
    された第1,第2ローラをそれぞれ前記ラム下降用カ
    ム、ラム上昇用カムに転接したプレス機械のラム駆動装
    置において、前記ラムアッセンブリとほぼ同じ重量から
    なるウエイトを前記ラムアッセンブリの上方におけるフ
    レームに設け、前記ウエイトをラムアッセンブリの上下
    動に対して逆位相で移動されるように、リンク機構を前
    記ラムアッセンブリと前記ウエイトとの間に設けてなる
    ことを特徴とするプレス機械のラム駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記リンク機構は、前記ラムアッセンブ
    リの両側に前記フレームに対して揺動可能なリンクの一
    端を設けると共に、前記リンクの他端を前記ウエイトを
    備えたウエイトガイドの両側に設け、前記フレームの両
    側に設けられた固定シャフトの前後に前記リンクを揺動
    可能に装着せしめてなることを特徴とする請求項2記載
    のプレス機械のラム駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記ウエイトが前記ラムアッセンブリの
    ほぼ中央部に上下方向へ延伸されて設けられたガイドに
    上下方向へ移動可能に装着されていることを特徴とする
    請求項2,3記載のプレス機械のラム駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記リンク機構は、前記フレームの両側
    に設けた固定シャフトに揺動可能に第1リンクを設け、
    この第1リンクの一端を前記ラムアッセンブリの両側に
    装着すると共に、前記ウエイトを支持するブラケットの
    両側に一端を回動自在に装着した第2リンクを設け、こ
    の第2リンクの他端と前記第1リンクの他端とを連結し
    て構成されていることを特徴とする請求項2記載のプレ
    ス機械のラム駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記リンク機構は、前記フレームの両側
    に設けた第1固定シャフトに揺動可能に第1リンクを設
    け、この第1リンクの一端を前記ラムアッセンブリの両
    側に装着し、前記フレームの両側に設けた第2固定シャ
    フトに揺動可能に屈折形状の第2リンクを設け、この第
    2リンクの一端と前記第1リンクの他端とを連結せしめ
    ると共に、前記第2リンクの他端を前記ウエイトを支持
    する両側のブラケットに装着して構成されていることを
    特徴とする請求項2記載のプレス機械のラム駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記ウエイトが前記ラムアッセンブリの
    両側に上下方向へ延伸されて設けられた複数のガイドに
    上下方向へ移動可能に装着されていることを特徴とする
    請求項5,6記載のプレス機械のラム駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記ラムアッセンブリの後面にローラガ
    イドを設け、このローラガイドに転接するローラを前記
    フレームに設けてなることを特徴とする請求項5,6記
    載のプレス機械のラム駆動装置。
JP25151596A 1996-05-31 1996-09-24 プレス機械のラム駆動方法およびその装置 Pending JPH1043899A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001259748A (ja) * 2000-03-14 2001-09-25 Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd コイルドウエーブスプリングの製造方法
US11858026B2 (en) * 2020-05-28 2024-01-02 Stolle Machinery Company, Llc Cam driven bodymaker

Cited By (3)

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JP2001259748A (ja) * 2000-03-14 2001-09-25 Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd コイルドウエーブスプリングの製造方法
JP4684382B2 (ja) * 2000-03-14 2011-05-18 三菱製鋼株式会社 コイルドウエーブスプリングの製造方法
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