JPH0523890A - パンチプレスのラム駆動装置 - Google Patents

パンチプレスのラム駆動装置

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JPH0523890A
JPH0523890A JP17647391A JP17647391A JPH0523890A JP H0523890 A JPH0523890 A JP H0523890A JP 17647391 A JP17647391 A JP 17647391A JP 17647391 A JP17647391 A JP 17647391A JP H0523890 A JPH0523890 A JP H0523890A
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Tadamasa Usui
忠誠 臼井
Teruaki Motomiya
輝明 本宮
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パンチプレスにおいて、エキセントリック軸
によるラム駆動では騒音の発生が多く、また、ラム駆動
による回転軸の熱の発生を防止するパンチプレスのラム
駆動装置を提供することを目的とする。 【構成】 ラム23を駆動させる回転軸57上にラム下
降用カム69とラム上昇用カム71とを設け、ラム23
の駆動による加工速度を低減させるために、前記ラム下
降用カム69の外周に転接するラム下降用ローラ25
と、ラム上昇用カム71の外周に転接するラム上昇用ロ
ーラ65とを設け、このラム下降用ローラ25とラム上
昇用ローラ65との回転支持軸63を同一フレーム59
にて支持させたことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パンチプレスのラム駆
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチプレスにおけるラムの駆動
はエキセントリック軸によるものが多かった。これらの
エキセントリック軸は、いずれも回転軸に対して偏心し
た位置に支軸を設け、この支軸にラムの上下動を行わせ
るリンクを装着し、前記回転軸の1回転間に生ずる上死
点と下死点との間で、ラムを上下させるように構成され
ていた。
【0003】しかしながら、上述の構成ではラムの動き
はサインカーブの形状となり、材料を下降する時間は下
死点の短時間となって加工速度も早く、パンチが材料に
当る衝撃音及び材料の破断時に発生する音が騒々しいと
いう欠点があった。
【0004】このため、近年では回転軸にカムを設け、
このカムの回転を、ローラを介してラムに伝えるラム駆
動装置が用いられていた。このカムによるラム駆動装置
は、前記ローラをカムに常に当接させなければならず、
ローラの回転軸を支承する支持部の両端に、2つのシリ
ンダを設けた釣合シリンダ方式やバネ等の弾性部材を介
在させてローラをカムに当接させるように構成してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように構成さ
れたラム駆動装置では、回転軸に設けられたカムが回転
すると、ラムはカムの形状にもよるが一般に1サイクル
の初期部分では急速に降下し、プレス加工時には低速化
して打抜きが行われ、打抜き後は急速に上昇するので騒
音の発生は少ないが、ローラの回転軸を支承する支持部
が前記釣合シリンダやバネ等の弾性部材によってカム側
に押圧されているため、連続運転によってローラの支持
部が発熱してトルクが必要以上に大きくなり、カムを回
転駆動させるモータに過負荷がかかりプレスが停止する
という欠点があった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、カムを用いた駆動方式で
プレス加工時の騒音の発生を防止し、モータに過負荷の
かからないラム駆動装置を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のパンチプレスのラム駆動装置は、ラムを駆
動させる回転軸上にラム下降用カムとラム上昇用カムと
を設け、ラムの駆動による加工速度を低減させるため
に、前記ラム下降用カムの外周に転接するラム下降用ロ
ーラと、ラム上昇用カムの外周に転接するラム上昇用ロ
ーラとを設け、このラム下降用ローラとラム上昇用ロー
ラとの回転支持軸を同一フレームにて支持させたことを
特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記のように構成されたパンチプレスのラム駆
動装置によれば、ラム下降用カムの形状によってラムの
下降速度を遅くすることができ、加工(例えば打抜き加
工)寸前にラムの下降速度を遅くして、パンチが素材に
当る衝撃音を小さくせしめ、加工(打抜き加工)終了迄
の間ラムの下降速度を遅く保ち、特に加工終了点(素材
が破断される点)で発生する騒音を小さくするこくとが
できる。
【0009】上記加工終了点をラム下降が通過すると、
ラムはラム上昇用カムとラム上昇用ローラとの作動によ
って、ラムを急激に上昇させることができる。しかも、
ラム下降用カムとラム上昇用カムとはラムを駆動させる
同一回転軸上に設けてあり、ラム下降用ローラとラム上
昇用ローラとは同一フレームに設けてあることから、ラ
ムの下降と上昇とはスムースに1サイクルの時間内に行
われる。また、ラムの下降時にはその進行を阻止する弾
性部材による抗力がないことから、熱の発生する各所が
なくモータに過負荷が掛ることはない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし3によ
って説明する。
【0011】図3はパンチプレスの一例として、本発明
を実施したタレットパンチプレスの側面図である。この
タレットパンチプレス1は空間部3を備えたC型のフレ
ーム5からなり、このC型のフレーム5の空間部3の下
方にはワークWを載置する固定テーブル7が設けてあ
る。この固定テーブル7の右側にはワークWの位置決め
を行うワーク位置決め装置9が設けてあり、固定テーブ
ル7の左側にはパンチ11を備えた円盤状の上部タレッ
ト13と、ダイ15を備えた円盤状の下部タレット17
とよりなるタレット装置19が設けてある。このタレッ
ト装置19の上方で前記フレーム5には、上部タレット
13の加工位置のパンチ11を打撃するストライカ21
を備えたラム本体23が昇降自在に装着してある。
【0012】前記位置決め装置9は、前記空間部3の下
方に位置する下部フレーム25に架設されたレール27
を介して、左右方向へ移動自在に支承された移動テーブ
ル29と、この移動テーブル29上に架設されたレール
31を介して前後方向へ移動自在に支承されたキャレッ
ジ33と、さらにこのキャレッジ33に設けられたワー
クWを挟持するためのクランプ35とから構成され、ワ
ークWをタレット装置19に対して前後左右に位置決め
させるものである。
【0013】前記タレット装置19は、前記空間部3の
上方に位置する上部フレーム37に、回転軸39を介し
て回転自在に支承された円盤状の上部タレット13と、
空間部3の下方に位置する下部フレーム25に回転軸4
1を介して回転自在に支承された円盤状の下部タレット
17とより構成され、サーボモータ等による回転駆動装
置(図示せず)により同期して同一方向に回動される。
そして、上部タレット13の外周近辺には複数のパンチ
11が支持されており、下部タレット17には前記複数
のパンチ11に対応される複数のダイ15が支承されて
いる。
【0014】前記ラム本体23は図1および図2に示す
ような円柱状の部材で形成され、その上部には回転支軸
42にラム下降用ローラ43を軸支する支持部材45が
一体成形されている。この支持部材45は上方に広がる
部材で、中央部には軸受部材47を収納固定する切欠部
49が形成されている。前記ラム下降用ローラ43はこ
の切欠部49内に収納固定された軸受部材47に回転自
在に設けてある。このラム本体23の円柱部分の外周に
はブッシュ材51を介してラムガイド53が設けてあっ
て、ラムガイド53は平板状の取付部材55に固定され
ている。この取付部材55は前記上部フレーム37内に
ソケットスクリュー57を介して固定される。
【0015】前記ラム本体23に連なる支持部材45上
には、ほぼ凸形状の枠体で形成されたフレーム59がソ
ケットスクリュー61によって取付けられる。このフレ
ーム59の上部には回転支軸63が設けてあって、この
回転支軸63にはフレーム59の裏側面にラム上昇用ロ
ーラ65が回転自在に設けてある。
【0016】一方、カム駆動回転軸67に図2に示すよ
うに、前記上部フレーム37に設けられ、その先端は前
記ラム上昇用ローラ65の下側迄延設されてあって、そ
の先端側には前記ラム下降用ローラ43の端面に転接す
るラム下降用カム69と、ラム上昇用ローラ65の端面
に転接するラム上昇用カム71とが一体的に取付けられ
ている。このラム下降用カム69とラム上昇用ラム71
とは180°の位相を持ち、一方のカムがそのカム駆動
回転軸67の中心より最長距離にあるとき他方は最短距
離位置となるようになっている。
【0017】このラム下降用カム69は図1の状態では
上方がほぼ正円弧で、下方が半径方向に短かくなる偏平
状円弧に形成してある。この偏平円弧の最短半径時にラ
ム上昇用カム71の最長点が上部になるように、ラム上
昇用カム71はほぼ楕円形状をなしている。そして、ラ
ム上昇用カム71の最長点時にその外周に接する位置に
ラム上昇用ローラ65が、前記フレーム59を最高位置
に持ち上げ、ラム本体23は前記ラムガイド53内に格
納された状態となる(図1の状態)。
【0018】次にカム駆動回転軸67が180°回転し
た位置ではラム下降用カム69の正円弧の状態に達する
と、前記ラム上昇用カム71は最下点位置となり、ラム
本体23はラムガイド53より突出して最も下降状態と
なる。このラム本体23の下底面には前記ストライカ2
1が螺着されており、前記上部タレット13のパンチ1
1を押し下げた状態となり、前記ワーク位置決め装置9
のクランプ39に挟持されたワークWを打抜くことがで
きる。
【0019】以上説明したように、ラム本体23はカム
駆動回転軸67の回転によって上下方向に移動されるの
で、ストライカ21がパンチ11に衝撃的ではなく比較
的遅く接触するので、騒音の発生は完全に防止されるこ
とになる。ただし、この1サイクルの工程中ラム下降用
カム69と、ラム上昇用カム71との回転でラム下降用
ローラ43と、ラム上昇用ローラ65とは互に相手側の
動作を阻止することなく、スムースに動くように決める
必要がある。図1に示した形状のラム下降用カム69に
おいては、カム駆動回転軸67が時計方向に回転すると
O点よりP点(原点より90°位置)までは急降下し、
P点を過ぎると遅くなりQ点より急上昇をなすように設
定してある。そして、ラム上昇用カム71も時計方向に
同時に回転し、R点よりS点までは軸間距離が急激に小
さくなり、ラム本体23を急降下させるように作動す
る。
【0020】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、適宜の変更を行なうことによって、そ
の他の態様でも実施し得るものである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば特
許請求の範囲に記載されたとおりの構成であるから、カ
ムを用いた駆動方式でプレス下降時の騒音の発生を防止
することが可能となり、カム駆動回転軸上のカムと転接
する各ローラが、常にコロガリ接触をすることからモー
タに過負荷がかからず、スムースなパンチプレスが行え
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるパンチプレスのラム駆
動装置の正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1のラム駆動装置を装着したパンチプレスの
側面図である。
【符号の説明】
23 ラム本体 43 ラム下降用ローラ 45 支持部材 59 フレーム 63 回転支軸 65 カム上昇用ローラ 69 ラム下降用カム 71 ラム上昇用カム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ラムを駆動させる回転軸上にラム下降用
    カムとラム上昇用カムとを設け、ラムの駆動による加工
    速度を低減させるために、前記ラム下降用カムの外周に
    転接するラム下降用ローラと、ラム上昇用カムの外周に
    転接するラム上昇用ローラとを設け、このラム下降用ロ
    ーラとラム上昇用ローラとの回転支持軸を同一フレーム
    にて支持させたことを特徴とするパンチプレスのラム駆
    動装置。
JP17647391A 1991-07-17 1991-07-17 パンチプレスのラム駆動装置 Expired - Fee Related JP3246922B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6158298A (en) * 1995-06-15 2000-12-12 Nikon Corporation Stage apparatus and exposure apparatus provided with the stage apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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