JPH1043766A - 電解消毒装置 - Google Patents
電解消毒装置Info
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- JPH1043766A JPH1043766A JP13607397A JP13607397A JPH1043766A JP H1043766 A JPH1043766 A JP H1043766A JP 13607397 A JP13607397 A JP 13607397A JP 13607397 A JP13607397 A JP 13607397A JP H1043766 A JPH1043766 A JP H1043766A
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Abstract
中の残留塩素値の経時的な低下、これに伴う消毒力の低
下を防止できる電解消毒装置を提供する。 【解決手段】 容器内に電極22,23 を配置した電解式消
毒器を備え、電源部53,54 から電極に直流電源を印加し
て消毒対象水を電解することにより消毒を行うようにし
た電解消毒装置において、電源部に大容量電源部53と小
容量電源部54とを設け、電極22,23 に直流電源を印加す
る際に、大容量電源部53から電極22,23 に大容量電源を
印加するように大容量電源部53をオン・オフ制御すると
共に、大容量電源部53のオフ時に小容量電源部54から電
極22,23 に小容量電源を印加するように該小容量電源部
54を制御する制御部55を設けたものである。
Description
た貯留水等を電解消毒する電解消毒装置に関するもので
ある。
を消毒対象水に直接注入して消毒する方法が一般に採ら
れている。しかし、これは常に消毒液の補充が必要であ
ると共に、注入装置の操作、メンテナンス等の点で問題
がある。また過剰消毒による発癌性の問題、或いは無注
入による消毒不良の問題、更にはランニングコストが嵩
む等の問題がある。
物を電解して消毒対象水を消毒する電解消毒装置に関す
る技術を既に開発し提案した。この消毒法は、消毒器本
体に電極を備え、これを消毒対象水の水中に浸漬し、水
中に含まれる塩化物を電解して次亜塩素酸ソーダを生成
することにより消毒するものである。従って、従来のよ
うな消毒液の注入・添加を要せず、過剰消毒、その他の
問題を解消でき、しかも電源の供給だけで良いので、省
力化と併せてランニングコストを低減できる等の利点が
ある。
は、単に貯留水中に消毒装置を投入し浸漬させた状態
で、大容量の電源部をオン・オフ制御して電極に直流電
源を間欠的に印加し、塩素イオンを含有する塩化物を電
解して次亜塩素酸ソーダを生成する方法を採っている。
しかし、単に大容量電源部をオン・オフ制御するだけで
は、その大容量電源部のオン時間中に過度に電解して塩
化物を無駄に消費し、またこれに伴い電力を無駄に消費
する等の問題がある。
ために大容量電源部のオン時間を短くしてオフ時間を長
くすれば、その大容量電源部のオフ時間中に水の残留塩
素濃度が低下して消毒力が極端に失われる等の問題も生
じ易くなる。本発明は、このような従来の課題に鑑み、
塩化物の無駄な電解を防止できると共に、水中の残留塩
素値の経時的な低下、これに伴う消毒力の低下を防止で
きる電解消毒装置を提供することを目的とするものであ
る。
は、容器内に電極を配置した電解式消毒器を備え、電源
部から電極に直流電源を印加して消毒対象水を電解する
ことにより消毒を行うようにした電解消毒装置におい
て、電源部に大容量電源部と小容量電源部とを設け、電
極に直流電源を印加する際に、大容量電源部から電極に
大容量電源を印加するように大容量電源部をオン・オフ
制御すると共に、大容量電源部のオフ時に小容量電源部
から電極に小容量電源を印加するように該小容量電源部
を制御する制御部を設けたものである。請求項2に記載
の本発明は、請求項1に記載の発明において、消毒対象
水を電解する必要があることを検出する検出手段と、こ
の検出手段が電解の必要を検出した時に電極に直流電源
を印加するように電源部を制御する制御部とを備えたも
のである。請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、貯水槽と、この貯水槽と電解式
消毒器との間で該貯水槽の貯留水を循環させる循環経路
とを備えたものである。
基づいて詳述する。図1乃至図6は、本発明を水道水の
補完消毒用として利用した場合の一例を示す。図1にお
いて、1 はビルの屋上等に設置された高置貯水槽で、こ
の貯水槽1 は下部の入口管2 と出口管3 を介して水道水
の給水系に接続されており、入口管2から受水した水道
水を貯水して、その貯留水6 を出口管3 から各蛇口4 に
給水するようになっている。
貯水槽1 の上に設置されている。この消毒器5 は、貯水
槽1 を含む水道水の給水系、特にその貯水槽1 内の貯留
水6の一部を消毒対象水として、揚水ポンプ7 により揚
水管8 、流入管9 を介して消毒器5 側に汲み上げると共
に、この消毒器5 を通過後の消毒対象水を流出管10、戻
し管11を経て貯水槽1 の貯留水6 中に戻すように、貯水
槽1 との間で消毒対象水を循環させながら、貯水槽1 の
貯留水6 を消毒するようになっている。なお、揚水ポン
プ7 、揚水管8 、流入管9 、消毒器5 、流出管10、戻し
管11及び貯水槽1 により循環経路が構成されている。
て次亜塩素酸ソーダを生成する機能と、消毒対象水を電
解して酸素を発生させて消毒対象水の消毒と良水化とを
行う機能とを備えている。例えば、消毒対象水中の含有
塩分の濃度が所定レベル以上の時に、消毒対象水中の塩
分を電解して次亜塩素酸ソーダを生成し、消毒対象水中
の含有塩分の濃度が低下して次亜塩素酸ソーダの生成が
不能になった時に、消毒対象水を電解して酸素を発生さ
せて、消毒対象水の消毒と良水化とを行うようになって
いる。
成されている。即ち、図2乃至図5において、12は直方
体型に形成された横長状の密閉容器で、この密閉容器12
は揚水管9 から戻し管11に至る循環経路の途中に介装さ
れている。この密閉容器12には、その長手方向の一端下
部に流入口18が、他端側の上面に流出口45が夫々形成さ
れると共に、その内部に一端側から他端側に向かって整
流手段13、フィルター手段14、電解室15、電源ターミナ
ル部16が長手方向に沿って直列状に設けられている。
された格子状の整流板17を有し、流入口18から流入して
電解室15側に流れる消毒対象水を整流するように構成さ
れている。なお、整流板17の各格子目内には、整流兼用
の前置フィルターを介装しても良い。流入口18は、整流
板17に対向して密閉容器12の側壁19の下部に形成されて
おり、この流入口18に流入管9 が固着されている。そし
て、流入管9 に揚水管8 が着脱自在に接続されている。
が設けられており、このフィルター保持枠20に、塩素イ
オンを溶出してミネラル化するためのミネラル強化用、
或いは濾過用等のエレメント21が、必要に応じて挿入で
きる構造になっている。電解室15は密閉容器12内のフィ
ルター手段14と電源ターミナル部16との間に形成されて
おり、この電解室15内には多数組の電極22,23 が組み込
まれている。各電極22,23 は、流入口18から流入した消
毒対象水が電解室15を経て流出口45側に流れるように、
消毒対象水の流れ方向、即ち、密閉容器12の長手方向に
沿って縦方向に配置されると共に、前記流れ方向と直行
する方向に所定間隔をおいて複数枚配置されている。
面又は両面に白金層を形成したものと、チタン板とを取
り混ぜて構成され、長手方向の両端部で上下一対の間隔
保持部材24,25 により略等間隔に保持されている。な
お、間隔保持部材24,25 は、長手方向の両端部に限ら
ず、その途中に所要間隔で設けても良い。各電極22,23
には消毒対象水の流れ方向側の端部にターミナル26,27
が一体に突出形成され、その各ターミナル26,27 に、電
源ターミナル部16内で電源ケーブル28の各線29,30 が接
続されている。
ーミナル26,27 を完全防水状に密閉するように、密閉容
器12内に絶縁性の充填材31を充填して構成され、また電
源ケーブル28はブッシュ32を介して密閉容器12の他方の
側板33から外部に引き出されている。上下一対の間隔保
持部材24,25 は絶縁材から成り、電極22,23 に対応して
嵌合凹部34,35 が等間隔おきに多数形成されると共に、
密閉容器12の上壁36及び底壁37の間に、消毒対象水の流
れ方向のガス通路38,39 を形成すべく切欠部40,41 が形
成されている。そして、各間隔保持部材24,25 は密閉容
器12内の上下に嵌合され、その各嵌合凹部34,35 に電極
22,23 が嵌合されている。なお、電極22,23 が0.8mm の
場合、各嵌合凹部34,35 は幅1mm、深さ3mm程度であ
り、また各嵌合凹部34,35 間の間隔は2〜3mmである。
計、伝導率計等の計測子挿入用の穴42が整流手段13に対
応して形成されると共に、内部を目視により点検するた
めのハッチ式の点検窓43,44 がフィルター手段14及び電
解室15に対応して形成され、更に電解室15の電源ターミ
ナル部16側の近傍に流出口45が形成されている。そし
て、流出口45には流出管10が固着されている。
水出口部47と、電解時に発生したガスを消毒対象水から
分離して大気に放出するためのガス排気部48とを有し、
水出口部47に戻し管11が接続されている。ガス排気部48
は電解時に発生したガスを自動的に抜き取り得るように
自動的に連続して開閉自在である。なお、49はサンプリ
ング部で、密閉容器12の側面に開閉自在に設けられてい
る。
置51に接続されている。電源制御装置51は、図6に示す
ように、位相反転部52、大容量電源部53、小容量電源部
54、制御手段55、及び安全器付きの主スイッチ56等によ
り構成されている。位相反転部52は、電極22,23 間に印
加する電源の位相(プラス・マイナス)を間欠的に反転
させるためのもので、その反転の持続時間及びその時の
印加電圧は制御手段55により制御される。
電極22,23 間に大電圧を印加するためのものであり、小
容量電源部54は、大容量電源部53のオフ時に電極22,23
間に小電圧を印加するためのものである。この大容量電
源部53と小容量電源部54は、制御手段55のタイマー機能
等により交互にオン・オフ制御され、制御手段55からオ
ン信号があった時に、大容量電源部53から電極22,23 間
に大電圧を印加し、また制御手段55からオフ信号があっ
た時に、小容量電源部54から電極22,23 間に小電圧を印
加するようになっている。
電源部54をオン・オフ制御するタイマー機能等の他に、
流水計57、残塩計58等の検出手段からの外部信号によ
り、位相反転部52及び各電源部53,54 を制御するもので
ある。主スイッチ56は電源コード59等を介してAC10
0(V)の商用交流電源に接続されている。流水計57、
残塩計58等の検出手段は、貯水槽1 内の貯留水6 を消毒
する必要があるか否かを検出するようになっており、こ
れらが消毒の必要を検出した時に、制御手段55が働くよ
うに構成されている。なお、60は電流計、62はモニター
ランプである。
にして貯水槽1 内の貯留水6 を追加消毒することができ
る。即ち、貯水槽1 内への流入水が停止した時の流水計
57からの検出信号、又は貯水槽1 内の貯留水6 の残留塩
素値が低下した時の残塩計58からの検出信号により、制
御手段55が働いて揚水ポンプ7 が作動し、この揚水ポン
プ7 により貯水槽1内の貯留水6 の一部を消毒対象水と
して揚水管8 を経て汲み上げ、その消毒対象水を流入管
9 、流入口18から密閉容器12内に流入させる。なお、制
御手段55のタイマー機能によるオン・オフ制御によっ
て、所定時間になれば作動させるようにしても良い。
流手段13の整流板17により整流された後、フィルター手
段14により濾過されて電解室15側へと流れる。この時、
整流手段13の下流側にフィルター手段14があり、フィル
ター手段14によって消毒対象水の流れに適度な抵抗を付
与できるので、流入口18が下部側にあるにも拘わらず、
整流手段13で十分に整流しながら消毒対象水を電解室15
側へと流すことができる。このため、消毒器5 全体を小
型化でき、しかも電解室15を十分に長く取ることができ
る。
た状態で、制御手段55により大容量電源部53又は小容量
電源部54から各電極22,23 間に電圧を印加し、密閉容器
12内を通過する消毒対象水中の含有塩分を各電極22,23
間で電解する。即ち、消毒対象水が水道水であり、その
消毒対象水中に塩分が残留しているので、各電極22,23
間に直流電流を流せば、電極22,23 の内、その陽極では
Cl2 が、陰極ではNaOHが夫々生成され、その両者
が反応して次亜塩素酸ソーダNaClOが生成し消毒対
象水中に溶存する。そして、電解後の消毒対象水を貯水
槽1 内の貯留水6 の中に戻して行くため、貯留水6 中の
塩分を利用して消毒対象水の残留塩素値を増大させるこ
とができ、残留塩素値の経時的な低下を防止できる。
滞留する間に残留塩素値が0.1ppm以下となって消毒力が
低下すれば、空気中の病原菌等が雨水と共に入った場合
には、それが繁殖して水質が低下するが、その貯留水6
中に残留する含有塩分を直接利用して、消毒対象水の電
解時に生成する次亜塩素酸ソーダによって、貯水槽1内
の貯留水6 の残留塩素値を常に例えば0.15ppm 以上等に
保ち、貯水槽1 内に貯水中の貯留水6 の水質の低下を防
止することができる。
流水計57からの検出信号、又は貯水槽1 内の貯留水6 の
残留塩素値が低下した時の残塩計58からの検出信号によ
って、貯水槽1 内の貯留水6 を揚水ポンプ7 で自動的に
汲み上げて、その消毒対象水中の含有塩分を直接電解す
るので、塩分の補給、添加等が不要であると共に、運
転、管理が非常に容易である。しかも、貯水槽1 内の貯
留水6 の一部を揚水ポンプ7 で汲み上げ、それを消毒対
象水とするため、貯留水6 を選択的に消毒することがで
き、溜まり水の浄化が可能である。特に、貯留水6 の揚
水箇所と戻し箇所とを選択することにより、貯水槽1 内
の貯留水6 を効率的に処理することができる。
溜まったままの状態の場合、長時間に亘って電解を継続
して行けば、貯留水6 の中の残留塩分を消費し尽くして
その濃度が次第に低下し、終には次亜塩素酸ソーダの生
成が不能になる。このため、消毒を停止した状態で貯水
槽1 内の貯留水6 を放置しておけば、貯留水6 の消毒力
が急速に低下して、病原菌等の混入によって水質が悪く
なり、汚染を招く恐れがある。
くなって次亜塩素酸ソーダの生成が不能になった後も、
各電極22,23 に対する電圧の印加を継続して、塩分の電
解から消毒対象水自体の電解に切り換え、消毒対象水の
電解により酸素と水素とを発生させる。そして、この電
解時に発生した酸素により消毒対象水の消毒(接触酸化
作用による酸化消毒)を行いながら、電解後の酸素を多
量に含んだ消毒対象水を貯水槽1 内の貯留水6 に戻し
て、貯水槽1 内の貯留水6 を全体に亘って消毒する。
生期の酸素原子は特に酸化力が強く、瞬間的且つ直接的
に消毒対象水を酸化消毒することができる。従って、残
留塩素濃度が低下した貯留水6 を、流入水の停止状態で
貯水槽1 内に長時間に亘って溜めておいた場合でも、電
解時に発生した酸素の酸化消毒作用によって病原菌の繁
殖等を防止又は抑制して、水質の低下を防止することが
できるので、その後に貯水槽1 内の貯留水6 を飲料水と
して使用した場合にも問題はない。
放したままであれば、水の中をバブリングしながら大気
中に拡散し消滅するが、密閉容器12内で消毒対象水を電
解しているので、消毒対象水の中でバブリングして消毒
対象水を消毒しながら密閉容器12内の消毒対象水と共に
移動する。このため、酸素によって消毒対象水を十分に
消毒できると共に、消毒対象水に多量の酸素が溶け込ん
で消毒対象水の溶存酸素濃度が大になり、消毒対象水を
生命体に有効なものに移行させる良水化ができる。しか
も、電解によって消毒対象水の水粒子が微細化して、更
に生命体に有効な水にすることができる。
器12から貯水槽1 内の貯留水6 の中に戻し、順次、貯水
槽1 内と消毒器5 との間で循環させながら、揚水ポンプ
7 で汲み上げた消毒対象水を電解して、貯水槽1 内の貯
留水6 の全体に亘って消毒と良水化とを行う。
加するが、制御手段55の信号によってオン・オフ制御す
る。即ち、制御手段55からオン信号があれば、大容量電
源部53から電極22,23 間に大電圧を供給して大電流を流
し、その供給電力量に応じて次亜塩素酸ソーダを生成す
る。また制御手段55からオフ信号があれば、大容量電源
部53からの大電圧の印加を停止すると同時に、小容量電
源部54から電極22,23間に小電圧を供給して微小電流を
流す。
中、大容量電源部53から大電圧を供給し続ける場合に比
較して、貯留水6 中の塩化物の無駄な消費、及び電力の
無駄な消費を防止できると共に、大容量電源部54のオフ
中も小電圧の供給により適度に次亜塩素酸ソーダを生成
でき、残留塩素値の経時的な低下、それに伴う消毒力の
極端な低下等を防止できる。まこ電極22,23 自身の劣
化、損耗を防止することができる。
転信号により位相反転部52が働き、電極22,23 に印加す
る電圧の位相を間欠的に反転させるので、陰極側に付着
した硬度成分のスケールを電気的に溶出させることがで
き、メンテナンスを少なくしつつ、初期の性能を持続さ
せることができる。消毒対象水の電解時に電解室15内に
水素と酸素が発生し、特に酸素は水質改善に利用できる
が、この時の酸素のバブリングの様子や電極22,23 の状
況は、点検窓44を覗けば密閉容器12の外側からでも目視
により容易に点検できる。
貯水槽1 内の貯留水6 を残留塩素により安定的に消毒す
ることができると共に、その残留塩素濃度が低下して残
留塩素による消毒力がなくなった後も、酸素により消毒
対象水を消毒し且つ良水化することができる。従って、
上水道での末端の貯水槽1 内の貯留水6 の衛生管理が容
易であり、また自然水を飲料水とする場合は、原水を消
毒器5 に通水することにより、水系病原菌による事故を
未然に防止できる。
に入る水の一部を管75で消毒器5 に導いて処理した後、
管76を経て出口管3 内に入れ、貯水槽1 からの水6 と処
理後の水とを混ぜて給水栓に送るようにしても良い。こ
の場合にも、処理後の水が貯水槽1 からの水6 と混ざる
ので、両者を混合調整することにより、水6 に適当な残
留塩素を付与すること等が可能である。
すように、井戸水64を揚水管65を介して揚水ポンプ66に
より汲み上げ、送水管67を経て各給水栓に送水する配管
の途中に消毒器5 を介装しても良いし、また井戸水64の
中に消毒器5 を投入し吊り下げて浸漬しておいても良
い。なお、後者の場合には、密閉容器12の流入口18、流
出口45を大きくするか、又はその数を増やすことが望ま
しい。
水64が汲み上げられて送水される間に、その配管の途中
にインラインで消毒し良水化できる。また後者の場合に
は井戸63内で既に消毒し良水化できる。従って、井戸水
64であるにも拘らず、それに残留塩素を与えて消毒する
ことができると共に、消毒力が持続する所謂残留塩素0.
1ppm以上の水道水に適合する水とすることが可能であ
る。
同様に、井戸63から揚水して井戸63に戻す循環経路中に
消毒器5 を設けても良い。消毒器5 を小型で小容量のも
のにすれば、図9及び図10に示すように、レストル−
ム等のシスタンク68内に投入して電源を入れて置いても
良い。この場合、消毒器5 はハンガ−69をタンク本体70
の上端縁等に引っ掛けて水中に吊り下げておき、また制
御函50はレストル−ムの壁面等に金具71で掛けておけば
良い。
の水槽内での溜まり水を追加消毒することができる利点
がある。従って、間違って飲用しても安全な水となり、
シャワ−等の使用時にも健康的な良い水を使用すること
ができる。なお、この場合、密閉容器12の流入口18、流
出口45は比較的大きくすることが望ましい。災害復旧現
場等での架設飲用水タンク内の飲料水の消毒にも利用で
きる。この場合には、前記シスタンク68の場合と略同様
にすれば良い。
水の浄化に利用することができる。例えば、図11に示
すように池77等の水78を揚水ポンプ79により揚水管80を
介して消毒器5 に揚水し、この消毒器5 で電解して消毒
し溶存酸素濃度が上昇した水を戻し管81を経て池に戻
す。これを続けて行えば、その循環により池77等の水78
を浄化することができる。この場合の原理作用は、オゾ
ンによる酸化作用を利用する従来の技術と同じである
が、空気を水中にバブリングする方式よりも効率的であ
る。
図12に示すように、給水栓82からの水をホース83を介
して消毒器5 に導き、この消毒器5 で浄化処理した後の
水をホース84、電磁弁85を経て散水管86に送り、そのノ
ズル87から植物に散水する。散水制御はタイマー等で電
磁弁85をオン・オフすることにより行う。このようにす
れば、植物の成育促進や健康強化を図ることができる。
従って、ゴルフ場での農薬散布量を節約できる等の利点
がある。
けることも可能である。即ち、図13に示すように、フ
ランジ88に各電極22,23 を片持ち状に取り付けておく。
この場合、必要に応じて間隔保持用のスペーサー89を各
電極22,23 の先端部間に介在し、それにシャフトを通し
てネジで締め付けて固定する。そして、これを図14に
示す円筒状の容器12に上から挿入し、フランジ88を容器
12の上端にボルト等で固定して蓋をする。
流速が速過ぎる場合は、容器12の径を大きくして、電解
に適した流速になるように合わせる。容器12内の発生ガ
スは、流出管10から同時に流出させ、その後の配管付属
品で気液分離しても良し、また容器12の上部にガス溜ま
りを設け、そこで気液分離しても良い。容器12は下部の
フランジ79をボルト等で所要位置に取り付ける。プラン
ト用途等では、塩素イオン濃度が2000ppm の対象水等、
様々な条件の水電解となるから、電源部、制御部等はそ
の用途に合ったものにする必要がある。
二元給水、雑用水、下水処理水、工業用水等の用途にも
使用可能であり、これによってそれらの追加消毒ができ
る。つまり、ビルや地域での二元給水でも、飲料水はも
とより、雑用水へ活用した場合にも、消毒効果を有効に
利用することができ、電源さえあれば、無添加で常に良
水を確保することが可能である。なお、消毒器5 を消毒
対象水の中に入れる場合には、適当なスタンションを用
いても良い。また図1の場合、流入管9 及び流出管10に
は、フランジ型、ねじ込み型、タケノコ型等のものを用
いても良い。
内に電極を配置した電解式消毒器を備え、電源部から電
極に直流電源を印加して消毒対象水を電解することによ
り消毒を行うようにした電解消毒装置において、電源部
に大容量電源部と小容量電源部とを設け、電極に直流電
源を印加する際に、大容量電源部から電極に大容量電源
を印加するように大容量電源部をオン・オフ制御すると
共に、大容量電源部のオフ時に小容量電源部から電極に
小容量電源を印加するように該小容量電源部を制御する
制御部を設けているので、塩化物の無駄な電解を防止で
きると共に、水中の残留塩素値の経時的な低下、これに
伴う消毒力の低下を防止できる。請求項2に記載の本発
明によれば、消毒対象水を電解する必要があることを検
出する検出手段と、この検出手段が電解の必要を検出し
た時に電極に直流電源を印加するように電源部を制御す
る制御部とを備えているので、制御部を自動的に制御で
きる。請求項3に記載の本発明によれば、貯水槽と、こ
の貯水槽と電解式消毒器との間で該貯水槽の貯留水を循
環させる循環経路とを備えているので、貯水槽内に貯水
状態の水を循環させながら電解消毒できる。
一部破断正面図である。
ある。
ある。
図である。
ック図である。
である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 容器内に電極を配置した電解式消毒器を
備え、電源部から電極に直流電源を印加して消毒対象水
を電解することにより消毒を行うようにした電解消毒装
置において、電源部に大容量電源部と小容量電源部とを
設け、電極に直流電源を印加する際に、大容量電源部か
ら電極に大容量電源を印加するように大容量電源部をオ
ン・オフ制御すると共に、大容量電源部のオフ時に小容
量電源部から電極に小容量電源を印加するように該小容
量電源部を制御する制御部を設けたことを特徴とする電
解消毒装置。 - 【請求項2】 消毒対象水を電解する必要があることを
検出する検出手段と、この検出手段が電解の必要を検出
した時に電極に直流電源を印加するように電源部を制御
する制御部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載
の電解消毒装置。 - 【請求項3】 貯水槽と、この貯水槽と電解式消毒器と
の間で該貯水槽の貯留水を循環させる循環経路とを備え
たことを特徴とする請求項1又は2に記載の電解消毒装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09136073A JP3073461B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 電解消毒装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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