JPH1043332A - ゴルフクラブのトウダウン量測定方法 - Google Patents

ゴルフクラブのトウダウン量測定方法

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JPH1043332A
JPH1043332A JP8209912A JP20991296A JPH1043332A JP H1043332 A JPH1043332 A JP H1043332A JP 8209912 A JP8209912 A JP 8209912A JP 20991296 A JP20991296 A JP 20991296A JP H1043332 A JPH1043332 A JP H1043332A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフクラブのスウィング時のフィーリング
や違和感、或いはシャフトの曲げ剛性に影響を与えるこ
となく、常に正確なトウダウン量を測定することが出来
るゴルフクラブのトウダウン量測定方法を提供すること
を目的とするものである。 【解決手段】 Qはティーアップしたゴルフボール、1
はウッドゴルフクラブのクラブヘッド、2はクラブシャ
フト、5はクラブヘッド1をスウィングする前方に設置
されたテレビカメラ(CCDカメラ)、6はテレビカメ
ラ5に接続された演算処理装置で、マイクロコンピュー
タにより画像処理されるもので、また7はトウダウン量
(δ)を表示する表示装置を示している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウッドゴルフク
ラブ,アイアンゴルフクラブにおけるゴルフクラブのト
ウダウン量測定方法に係わり、更に詳しくはティーアッ
プしたゴルフボールの中心に対して、クラブヘッドのフ
ェース面中心を位置合わせし、次いでゴルフクラブをス
ウィングした時にクラブヘッドにかかる遠心力と重力と
の作用からクラブシャフトが撓んで、クラブヘッドのフ
ェース面中心が、ゴルフボールの中心に対して内側に移
動、即ち、ゴルフクラブをスウィングした時に、クラブ
ヘッドがプレーヤー側に引き寄せられる現象,所謂,ト
ウダウン現象が生じる時に、そのトウダウン量を自動的
に測定する測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ウッドゴルフクラブ,アイアンゴ
ルフクラブのゴルフクラブをスウィングした時に、クラ
ブヘッドがプレーヤー側に引き寄せられる現象,所謂,
トウダウン現象が生じることが知られている。このトウ
ダウン現象は、例えば、図4に示すように、クラブヘッ
ド1の重心位置Gが、クラブシャフト2の軸線XーXか
ら一般に30mm〜50mm(ウッドゴルフクラブヘッドの
場合)程度離れているので、ゴルフクラブをスウィング
した時に、クラブヘッド1にかかる遠心力と重力との作
用からクラブシャフト2が図4の一点鎖線に示すように
撓んでクラブヘッド1がプレーヤー側(図の矢印方法)
に引き寄せようとする力から生ずるものである。
【0003】その結果、実際にティーアップしたゴルフ
ボールQの中心に対して、クラブヘッド1のフェース面
3の中心P(一般にスイートスポット)の位置は、アド
レス位置よりプレーヤー側に所定距離L(一般に5mm〜
30mm程度)ずれることになり、ティーアップしたゴル
フボールQの中心に対して、クラブヘッド1のフェース
面3のトウ側3aが位置して打球することになる。
【0004】このため、ゴルフボールQの弾き出す方向
が定まらず、プレーヤーが狙った目標方向に飛ばなかっ
たり、また不安定となる現象が生じていた。また、上記
のトウダウン現象により、ゴルフボールQを打球する位
置が外れた場合には、クラブヘッド1の最大の反発特性
が得られず、飛距離を損なう確率も増大すると言う問題
があった。
【0005】例えば、本願発明者等が実際に、新規に設
計したゴルフクラブを評価するため、スウィングロボッ
トのアームにゴルフクラブを装着し、アドレス時にゴル
フボールQをクラブヘッド1のフェース面3の中心Pに
位置合わせしてスウィングすると、殆どゴルフボールQ
は真っ直ぐに飛ばないことが多いことが判った。そこ
で、本願発明者等は、上記のような現象を解決すべく、
種々の検討や実験を行った結果、ゴルフボールQが真っ
直ぐに飛ばない原因の一つとして、上述したトウダウン
現象であることの知見を得た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、ゴル
フボールQの方向性は別として、トウダウン現象を抑え
る手段として、概念的に単にスウィングスピードが速い
場合には、硬めのシャフトにして、トウダウン量を抑え
ると言う考えもあるが、然し、この方法の場合では、シ
ャフトの硬さのみでトウダウン量をコントロールすると
精度が悪く、限界があった。
【0007】本願発明者等は、上記のようなトウダウン
量の種々の問題に鑑み、トウダウン量を解析してみたと
ころ、図4及び下記のような式で、解析的にトウダウン
量(δ)を求めることが出来ることが判った。 〔式〕 遠心力(F)=mv2 /r’ (v=r’w) r’=√r2 +e2 =r√1+(e/r)2 モーメント(M)=F Cos θ・e=(mv2 /r’)・
(r/r’)・e トウダウン量(δ)=Mr2 /2EI=(r2 /2EI)・
(mrev2 /r’2 )=(r3 me/2EIr’2 )v
2 但し、ここでは簡素化のために、r’=rとすると、ト
ウダウン量(δ)=(rme/2EI)v2 となる。
ここで、e:クラブシャフト2の軸線XーXからクラブ
ヘッド1の重心位置Gまでの距離 r:クラブの長さ m:クラブヘッドの質量 EI:シャフト等価曲げ剛性、である。
【0008】然し、上記の式において、シャフトの曲げ
剛性(EI)は、シャフト全長にわたる剛性分布の積分値
を用いるのが良いが、ここではゴルフ業界で用いられる
周知の3点曲げによる全体剛性を用いたため、実際のト
ウダウン量(δ)の絶対値とは誤差が生じることが懸念
されるため、実際のトウダウン量(δ)を正確に、かつ
直接的に測定する必要が生じた。
【0009】トウダウン量(δ)を直接的に求める方法
としては、例えば、クラブヘッドのフェース面にスプレ
ー等でマーキングを塗布し、ゴルフクラブをロボットア
ームに装着する。そして、ゴルフクラブのアドレス時、
ティーアップしたゴルフボールの中心に対して、クラブ
ヘッドのフェース面中心を位置合わせしてスウィング
し、フェース面に付いたゴルフボールの痕跡と、ゴルフ
クラブのアドレス時の位置とのズレ、即ち、移動距離が
トウダウン量となり、この距離を測定する。
【0010】然しながら、ゴルファーがスウィングする
場合には、アドレス位置が不安定で、しかもスウィング
軌道も一定になり難いため、正確なトウダウン量を得る
ことは難しい。また、その他の方法としては、図5に示
すように、クラブシャフト2に歪みゲージ4を所定の間
隔で複数箇所(4ヵ所)取付け、クラブシャフト2の撓
み量からクラブヘッドのトウダウン量を求めることも考
えられるが、ゴルフクラブのスウィング時のフィーリン
グや、クラブシャフト2に歪みゲージ4を貼付けること
自体の違和感、更にはクラブシャフト2の曲げ剛性等に
影響を与え、その結果、安定したスウィングによる試験
が再現でき難いと言う問題があった。
【0011】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、ゴルフクラブのトウダウン量を測定
する場合に、テレビカメラや光学的検出手段を用いるこ
とで、クラブヘッドのフェース面やクラブシャフトに、
測定手段を塗布したり、貼付けることなくトウダウン量
を測定出来、従って、ゴルフクラブのスウィング時のフ
ィーリングや違和感、或いはシャフトの曲げ剛性に影響
を与えることなく、常に正確なトウダウン量を測定する
ことが出来るゴルフクラブのトウダウン量測定方法を提
供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、ティーアップしたゴルフボールの中心に対
して、クラブヘッドのフェース面中心を位置合わせし、
次いでゴルフクラブをスウィングした時にクラブヘッド
にかかる遠心力と重力との作用からクラブシャフトが撓
んで、クラブヘッドのフェース面中心が、ゴルフボール
の中心に対して内側に移動し、その時のクラブヘッドの
移動距離を測定するトウダウン量測定方法であって、前
記ティーアップしたゴルフボールの中心に対して、クラ
ブヘッドのフェース面中心を位置合わせした位置と、ゴ
ルフクラブをスウィングした時のクラブヘッドのフェー
ス面中心の移動距離とをテレビカメラで撮像し、この撮
像した画像を演算処理装置に入力して画像処理すると共
に、比較演算することにより、前記クラブヘッドの移動
距離を自動的に測定することを要旨とするものである。
【0013】また、この発明は、ティーアップしたゴル
フボールの中心に対して、クラブヘッドのフェース面中
心を位置合わせし、次いでゴルフクラブをスウィングし
た時にクラブヘッドにかかる遠心力と重力との作用から
クラブシャフトが撓んで、クラブヘッドのフェース面中
心が、ゴルフボールの中心に対して内側に移動し、その
時のクラブヘッドの移動距離を測定するトウダウン量測
定方法であって、予め、クラブヘッドの打球位置の前後
部に、投光部と受光部とから成る光学的検出手段を配設
し、前記ティーアップしたゴルフボールの中心に対し
て、クラブヘッドのフェース面中心を位置合わせした位
置で、光学的検出手段の投光部からフェース面に水平光
を照射し、その時の遮光量を検出して演算処理装置に入
力すると共に、この位置を基準位置として設定し、次い
で光学的検出手段の投光部から光を照射している状態
で、ゴルフクラブをスウィングした時の前記基準位置の
遮光量と同一になった時の位置を検出し、この検出値を
演算処理装置に入力して、基準位置との距離を比較演算
することにより、基準位置からゴルフクラブをスウィン
グした時のクラブヘッドの移動距離を自動的に測定する
ことを要旨とするものである。
【0014】なお、前記光学的検出手段をレーザービー
ムを用いてクラブヘッドの移動距離を自動的に測定する
ことも可能である。この発明は上記のように構成され、
ゴルフクラブのトウダウン量を測定する場合に、テレビ
カメラによりゴルフクラブのスウィング時を撮像して画
像を処理し演算処理装置によりトウダウン量を演算して
自動的に求めることにより、ゴルフクラブのスウィング
時のフィーリングや違和感、或いはシャフトの曲げ剛性
に影響を与えることなく、常に正確なトウダウン量を測
定することが出来るものである。
【0015】また、ゴルフクラブのトウダウン量を測定
する場合に、光学的検出手段で、クラブヘッドのアドレ
ス時と、スウィング時とのクラブヘッドのフェース面の
遮光量を検出し、その検出した値を演算処理装置により
トウダウン量を演算して自動的に求めることにより、ゴ
ルフクラブのスウィング時のフィーリングや違和感、或
いはシャフトの曲げ剛性に影響を与えることなく、常に
正確なトウダウン量を測定することが出来るものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。なお、従来例と同一構成要素
は、同一符号を付して説明は省略する。図1は、この発
明のゴルフクラブのトウダウン量測定方法を実施するた
めの第1実施形態を示す概略構成図を示し、Qはティー
アップしたゴルフボール、1はウッドゴルフクラブのク
ラブヘッド、2はクラブシャフト、5はクラブヘッド1
をスウィングする前方に設置されたテレビカメラ(CC
Dカメラ)、6はテレビカメラ5に接続された演算処理
装置で、マイクロコンピュータにより画像処理されるも
ので、また7はトウダウン量(δ)を表示する表示装置
を示している。
【0017】この発明の第1実施形態は、上記テレビカ
メラ5を用いてトウダウン量測定する方法であり、その
測定方法を具体的に説明する。トウダウン量の測定と
は、上記図4を参照して詳述したように、ティーアップ
したゴルフボールQの中心に対して、クラブヘッド1の
フェース面3の中心Pを位置合わせする。
【0018】次いでゴルフクラブをスウィングした時、
クラブヘッド1にかかる遠心力と重力との作用からクラ
ブシャフト2が二点鎖線に示すように撓んで、クラブヘ
ッド1のフェース面3の中心Pが、ゴルフボールQの中
心に対して内側に移動し、その時のクラブヘッド1の移
動距離L、即ち、トウダウン量(δ)を測定するもので
ある。
【0019】即ち、前記ティーアップしたゴルフボール
Qの中心Pに対して、クラブヘッド1のフェース面3の
中心Pを位置合わせした位置(アドレス位置)と、ゴル
フクラブをスウィングした時のクラブヘッド1のフェー
ス面3の中心Pの移動距離Lとを前記テレビカメラ5で
撮像し、この撮像した画像を演算処理装置6に入力して
画像処理すると共に、比較演算することにより、前記ク
ラブヘッドの移動距離L、即ち、トウダウン量(δ)を
自動的に測定することが出来るものである。
【0020】次に、図2及び図3は、この発明のゴルフ
クラブのトウダウン量測定方法を実施するための第2実
施形態を示す概念図と、測定方法の説明図であって、こ
の実施形態は、上記第1実施形態のテレビカメラ5(C
CDカメラ)の代わりに、光学的検出手段8を用いてト
ウダウン量(δ)を自動的に測定する方法である。即
ち、この第2実施形態では、予め、クラブヘッド1の打
球位置の前後部に、投光部9a(光センサー)と受光部
9b(光センサー)とをゴルフクラブをスウィングした
時に邪魔にならない位置に平行に立設する。
【0021】そして、前記ティーアップしたゴルフボー
ルQの中心Pに対して、クラブヘッド1のフェース面3
の中心Pを位置合わせした位置(アドレス位置)で、図
3に示すように、光学的検出手段8の投光部9aからフ
ェース面3に水平光を照射し、その時の遮光量Z(図3
において斜線部で示す)を検出して演算処理装置6に入
力して、この位置を基準位置として設定する。
【0022】次いで、光学的検出手段8の投光部9aか
ら光を照射している状態で、ゴルフクラブをスウィング
した時の前記基準位置の遮光量Xと同一になった時の位
置を検出し、この検出値を演算処理装置6に入力して、
基準位置との距離を比較演算することにより、基準位置
からゴルフクラブをスウィングした時のクラブヘッド1
の移動距離を自動的に測定するものである。
【0023】なお、前記光学的検出手段8をレーザービ
ームを用いてクラブヘッドの移動距離を自動的に測定す
ることも可能である。以上のように、ゴルフクラブのト
ウダウン量を測定する場合に、テレビカメラ5(CCD
カメラ)や、光学的検出手段8によりゴルフクラブのス
ウィング時を光学的に検出して、演算処理装置6により
クラブヘッドの移動距離L、即ち、トウダウン量(δ)
を演算して自動的に求めることにより、ゴルフクラブの
スウィング時のフィーリングや違和感、或いはシャフト
の曲げ剛性に影響を与えることなく、常に正確なトウダ
ウン量を測定することが出来るものである。
【0024】次に、この発明の実施例を説明すると、実
験方法としては、パネラーA(トップアマチュア)と、
パネラーB(一般のアマチュア)との2人にスウィング
してもらい、それぞれパネラーA,Bについて、テレビ
カメラ5(CCDカメラ)によりトウダウン量を測定し
た場合を実施例1,光学的検出手段8で測定した場合を
実施例2,ショットマーカー法(フェース面にマーカを
塗布してトウダウン量を測定する方法)を比較例1,図
5に示すように、シャフトに歪みゲージを取付けてトウ
ダウン量を測定する方法を比較例2の4通りについて実
験を行った。
【0025】また、使用したゴルフクラブは、2人とも
ウッドゴルフクラブの1番(ドライバー)で、各方法を
50回スウィングを繰返し、その時のトウダウン量の平
均値を標準偏差により求めた。
【0026】
【0027】
【0028】〔実験結果〕 .上記、実験結果からも明らかなように、σn-1 (標
準偏差)が比較例1,2とも、1.7〜2.3mm対し
て、実施例1,2は、0.7〜0.9mmでバラツキが小
さく、精度の良いデータが、パネラーA,Bとも得られ
た。因みに、AVE(mm)(平均値)の絶対値は、パネ
ラーAの方が大きくでており、これは、パネラーAの方
がスウィングスピード(ヘッドスピード)が速かったた
めである。 .歪みゲージ法は、ワイヤレス歪みゲージをシャフト
に4ヵ所貼付けて、シャフトの撓み量からクラブヘッド
のトウダウン量を求めたが、フィーリング欄でパネラー
A,B両者とも×印を付した。これは、クラブシャフト
に歪みゲージを貼付けること自体違和感を生じ、その結
果、安定したスウィングによる試験が再現でき難いこと
が推測される。 .ショットマーカー法は、ゴルフボールの打球痕跡を
スケールで計測する誤差も大きいが、フェース面に白色
のマーカーを塗ることによる違和感が出てしまった。特
に、パネラーAは、フィーリングも×印となった。
【0029】なお、上記の実施形態では、ウッドゴルフ
クラブヘッドのトウダウン量の測定方法について説明し
たが、アイアンゴルフクラブについても適用出来ること
は勿論である。
【0030】
【発明の効果】この発明は、上記のようにゴルフクラブ
のトウダウン量を測定する場合に、テレビカメラ(CC
Dカメラ)や、光学的検出手段によりゴルフクラブのス
ウィング時を光学的に検出して、演算処理装置によりク
ラブヘッドの移動距離、即ち、トウダウン量を演算して
自動的に求めることにより、クラブヘッドのフェース面
やクラブシャフトに、測定手段を塗布したり、貼付ける
ことなくトウダウン量を自動的に測定出来、従って、ゴ
ルフクラブのスウィング時のフィーリングや違和感、或
いはシャフトの曲げ剛性に影響を与えることなく、常に
正確なトウダウン量を測定することが出来る効果があ
る。
【0031】また、この結果、ゴルファーのヘッドスピ
ード,スウィングに合ったトウダウン量のゴルフクラブ
を選択するだけで、違和感なくスウィングでき、適性な
トウダウン量が得られ、クラブフェース面上の前後位置
の常に一定箇所、即ち、一定の重心位置(スイートスポ
ット)でボールを打球でき、左右に振れない安定したシ
ョットを得ることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のゴルフクラブのトウダウン量測定方
法を実施するための第1実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図2】この発明のゴルフクラブのトウダウン量測定方
法を実施するための第2実施形態を示す概念図である。
【図3】第2実施形態のトウダウン量の測定方法の説明
図である。
【図4】一般のゴルフクラブにおけるトウダウン量の説
明図である。
【図5】クラブシャフトに歪みゲージを取付けて測定す
る従来の歪みゲージ測定法の説明図である。
【符号の説明】 1 ウッドゴルフクラブのクラブヘッド 2 クラ
ブシャフト 3 フェース面 3a クラ
ブヘッドのトウ側 4 歪みゲージ 5 テレビカメラ(CCDカメラ) 6 演算
処理装置 7 表示装置 8 光学
的検出手段 9a 投光部(光センサー) 9b 受
光部(光センサー) Q ゴルフボール L 移動距
離(トウダウン量) P フェース面の中心

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ティーアップしたゴルフボールの中心に
    対して、クラブヘッドのフェース面中心を位置合わせ
    し、次いでゴルフクラブをスウィングした時にクラブヘ
    ッドにかかる遠心力と重力との作用からクラブシャフト
    が撓んで、クラブヘッドのフェース面中心が、ゴルフボ
    ールの中心に対して内側に移動し、その時のクラブヘッ
    ドの移動距離を測定するトウダウン量測定方法であっ
    て、前記ティーアップしたゴルフボールの中心に対し
    て、クラブヘッドのフェース面中心を位置合わせした位
    置と、ゴルフクラブをスウィングした時のクラブヘッド
    のフェース面中心の移動距離とをテレビカメラで撮像
    し、この撮像した画像を演算処理装置に入力して画像処
    理すると共に、比較演算することにより、前記クラブヘ
    ッドの移動距離を自動的に測定することを特徴とするゴ
    ルフクラブのトウダウン量測定方法。
  2. 【請求項2】 ティーアップしたゴルフボールの中心に
    対して、クラブヘッドのフェース面中心を位置合わせ
    し、次いでゴルフクラブをスウィングした時にクラブヘ
    ッドにかかる遠心力と重力との作用からクラブシャフト
    が撓んで、クラブヘッドのフェース面中心が、ゴルフボ
    ールの中心に対して内側に移動し、その時のクラブヘッ
    ドの移動距離を測定するトウダウン量測定方法であっ
    て、予め、クラブヘッドの打球位置の前後部に、投光部
    と受光部とから成る光学的検出手段を配設し、前記ティ
    ーアップしたゴルフボールの中心に対して、クラブヘッ
    ドのフェース面中心を位置合わせした位置で、光学的検
    出手段の投光部からフェース面に水平光を照射し、その
    時の遮光量を検出して演算処理装置に入力すると共に、
    この位置を基準位置として設定し、次いで光学的検出手
    段の投光部から光を照射している状態で、ゴルフクラブ
    をスウィングした時の前記基準位置の遮光量と同一にな
    った時の位置を検出し、この検出値を演算処理装置に入
    力して、基準位置との距離を比較演算することにより、
    基準位置からゴルフクラブをスウィングした時のクラブ
    ヘッドの移動距離を自動的に測定することを特徴とする
    ゴルフクラブのトウダウン量測定方法。
  3. 【請求項3】 前記光学的検出手段をレーザービームを
    用いてクラブヘッドの移動距離を自動的に測定する請求
    項2に記載のゴルフクラブのトウダウン量測定方法。
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