JPH10432A - 郵便物の住所読取方法及び郵便物の住所読取装置 - Google Patents
郵便物の住所読取方法及び郵便物の住所読取装置Info
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- JPH10432A JPH10432A JP8155491A JP15549196A JPH10432A JP H10432 A JPH10432 A JP H10432A JP 8155491 A JP8155491 A JP 8155491A JP 15549196 A JP15549196 A JP 15549196A JP H10432 A JPH10432 A JP H10432A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の課題は、辞書を分割して必要な辞書だ
けを使うことにより処理の高速化を図り、短時間で住所
を読み取ることができる郵便物の住所読取方法及び装置
を提供することにある。 【解決手段】本発明は、住所の筆頭単語に対応した情報
が記録された広域辞書８と、この広域辞書８に記録され
た情報より狭い地域の情報が地域毎に分割されて記録さ
れた複数の地域辞書９〜１１と、前記広域辞書８を用い
て郵便物の筆頭単語を読み取る筆頭単語読取部と、この
筆頭単語読取部で読み取られた筆頭単語に従って地域辞
書を選択する辞書選択部１２と、この辞書選択部１２で
選択された地域辞書を用いて郵便物の地域住所を読み取
る地域住所読取部とを具備することを特徴とする。
けを使うことにより処理の高速化を図り、短時間で住所
を読み取ることができる郵便物の住所読取方法及び装置
を提供することにある。 【解決手段】本発明は、住所の筆頭単語に対応した情報
が記録された広域辞書８と、この広域辞書８に記録され
た情報より狭い地域の情報が地域毎に分割されて記録さ
れた複数の地域辞書９〜１１と、前記広域辞書８を用い
て郵便物の筆頭単語を読み取る筆頭単語読取部と、この
筆頭単語読取部で読み取られた筆頭単語に従って地域辞
書を選択する辞書選択部１２と、この辞書選択部１２で
選択された地域辞書を用いて郵便物の地域住所を読み取
る地域住所読取部とを具備することを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便物の住所を自
動的に読み取る郵便物の住所読取方法及び装置に関す
る。
動的に読み取る郵便物の住所読取方法及び装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】郵便物の処理分野においては、連日大量
に送られてくる郵便物を限られた時間内に処理しなけれ
ばならない。そこで、郵便物の機械化が進められ、郵便
局員の負担の軽減が図られている。その一例が、光学的
文字読取装置（ＯＣＲ）を用いて郵便物上の郵便番号を
読み取り、その読み取り結果に応じて郵便物を他の区域
の郵便物毎に区分する（差立区分）郵便番号自動読取区
分機であり、これは、主に郵便物の受取局で用いられる
ものである。さらに、各配達局では、光学的文字読取装
置を用いて郵便物上に記載された宛名を光学的に画像と
して読み取り、読み取った画像に対して文字識別を行っ
て宛名を認識し、その認識結果をもとに郵便物を複数の
配達区分毎に区分する（配達区分）郵便物自動宛名読取
区分機が用いられている。
に送られてくる郵便物を限られた時間内に処理しなけれ
ばならない。そこで、郵便物の機械化が進められ、郵便
局員の負担の軽減が図られている。その一例が、光学的
文字読取装置（ＯＣＲ）を用いて郵便物上の郵便番号を
読み取り、その読み取り結果に応じて郵便物を他の区域
の郵便物毎に区分する（差立区分）郵便番号自動読取区
分機であり、これは、主に郵便物の受取局で用いられる
ものである。さらに、各配達局では、光学的文字読取装
置を用いて郵便物上に記載された宛名を光学的に画像と
して読み取り、読み取った画像に対して文字識別を行っ
て宛名を認識し、その認識結果をもとに郵便物を複数の
配達区分毎に区分する（配達区分）郵便物自動宛名読取
区分機が用いられている。
【０００３】図５は郵便物自動宛名読取区分機の動作を
説明するための説明図である。すなわち、（ａ）は郵便
物の表面図であり、光学的文字読取装置を用いて光学的
に読み取った郵便物の表面に記載された宛名を、（ｂ）
に示すようにデジタル画像の書状画像に変換すると共
に、（ｃ）に示すように行画像を切り出す。この行画像
の個々の文字に対して文字画像を切り出し、（ｄ）に示
すような文字識別辞書内の全ての文字パターンと比較し
て、（ｅ）に示すように数種類の文字候補を抽出して列
に並べることで文字識別を行う。この場合、文字パター
ンの類似度の高い順に上から下へ並べる。抽出した文字
候補列の並びの中から、（ｆ）に示すような住所単語照
合辞書中の単語と照合を行い、一致した単語を単語照合
結果として住所を読み取る。
説明するための説明図である。すなわち、（ａ）は郵便
物の表面図であり、光学的文字読取装置を用いて光学的
に読み取った郵便物の表面に記載された宛名を、（ｂ）
に示すようにデジタル画像の書状画像に変換すると共
に、（ｃ）に示すように行画像を切り出す。この行画像
の個々の文字に対して文字画像を切り出し、（ｄ）に示
すような文字識別辞書内の全ての文字パターンと比較し
て、（ｅ）に示すように数種類の文字候補を抽出して列
に並べることで文字識別を行う。この場合、文字パター
ンの類似度の高い順に上から下へ並べる。抽出した文字
候補列の並びの中から、（ｆ）に示すような住所単語照
合辞書中の単語と照合を行い、一致した単語を単語照合
結果として住所を読み取る。
【０００４】住所の認識には、文字識別辞書と単語照合
辞書の２つの辞書を必要とする。一般に、文字識別の処
理時間は識別する文字種に比例し、単語照合の処理時間
も照合する単語数に比例する。つまり、読取対象となる
住所の範囲が広いほど、辞書が大規模になり、それに比
例して住所読取の処理時間も大きくなる。
辞書の２つの辞書を必要とする。一般に、文字識別の処
理時間は識別する文字種に比例し、単語照合の処理時間
も照合する単語数に比例する。つまり、読取対象となる
住所の範囲が広いほど、辞書が大規模になり、それに比
例して住所読取の処理時間も大きくなる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の郵便物自動宛名
読取区分機では、実用的な処理時間で全国規模の住所を
読み取ることができなかった。なぜなら、日本全国の住
所を読み取るためには、大容量の文字識別辞書及び単語
照合辞書を要し、処理時間も大きなものとなるからであ
る。従って、配達区分のような、範囲が限られている住
所読取に対してのみ実用が可能であった。
読取区分機では、実用的な処理時間で全国規模の住所を
読み取ることができなかった。なぜなら、日本全国の住
所を読み取るためには、大容量の文字識別辞書及び単語
照合辞書を要し、処理時間も大きなものとなるからであ
る。従って、配達区分のような、範囲が限られている住
所読取に対してのみ実用が可能であった。
【０００６】上記の理由により、差立区分では、住所の
読み取りは行わずに郵便番号のみを読み取っていた。郵
便番号が記載されていない郵便物については、郵便物自
動宛名読取区分機は区分不可能として除外（リジェク
ト）していた。除外された郵便物は郵便局員が人手によ
り区分していた。また、郵便番号が明瞭に記載されてい
ない郵便物は、郵便物自動宛名読取区分機は郵便番号を
間違って読み取り、誤まって区分してしまうこともあっ
た。
読み取りは行わずに郵便番号のみを読み取っていた。郵
便番号が記載されていない郵便物については、郵便物自
動宛名読取区分機は区分不可能として除外（リジェク
ト）していた。除外された郵便物は郵便局員が人手によ
り区分していた。また、郵便番号が明瞭に記載されてい
ない郵便物は、郵便物自動宛名読取区分機は郵便番号を
間違って読み取り、誤まって区分してしまうこともあっ
た。
【０００７】差立区分の段階で住所を読み取ることがで
きれば、郵便番号が記載されていない郵便物でも区分す
ることができる。あるいは郵便番号が不明瞭な場合でも
住所読取と組み合わせることによって区分することがで
きる。区分率が上がれば、除外郵便物が減少し、郵便局
員の負担が軽減する。このような理由により、差立区分
での住所読み取り、すなわち、実用的な速度での全国規
模の住所読み取り技術が待たれていた。
きれば、郵便番号が記載されていない郵便物でも区分す
ることができる。あるいは郵便番号が不明瞭な場合でも
住所読取と組み合わせることによって区分することがで
きる。区分率が上がれば、除外郵便物が減少し、郵便局
員の負担が軽減する。このような理由により、差立区分
での住所読み取り、すなわち、実用的な速度での全国規
模の住所読み取り技術が待たれていた。
【０００８】従来の住所読取方法が広範囲の住所を読取
対象とできなかった理由は、文字識別辞書と単語照合辞
書がそれぞれ１つしか備わっていないために、単純に辞
書を拡大すると同様に処理時間も拡大し、実用的な時間
で住所を読み取ることができなくなるからである。
対象とできなかった理由は、文字識別辞書と単語照合辞
書がそれぞれ１つしか備わっていないために、単純に辞
書を拡大すると同様に処理時間も拡大し、実用的な時間
で住所を読み取ることができなくなるからである。
【０００９】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、辞書を分割して必要な辞書だけを使うことにより処
理の高速化を図り、短時間で住所を読み取ることができ
る郵便物の住所読取方法及び装置を提供することを目的
とする。
で、辞書を分割して必要な辞書だけを使うことにより処
理の高速化を図り、短時間で住所を読み取ることができ
る郵便物の住所読取方法及び装置を提供することを目的
とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の郵便物の住所読取方法は、郵便物の一部情報
を読み取る第１のステップと、この第１のステップで読
み取った一部情報に従って、所定の地域毎に分割された
複数の地域辞書から特定の地域辞書を選択する第２のス
テップと、この第２のステップで選択された特定の地域
辞書を用いて郵便物の住所を読み取る第３のステップと
よりなることを特徴とする。
に本発明の郵便物の住所読取方法は、郵便物の一部情報
を読み取る第１のステップと、この第１のステップで読
み取った一部情報に従って、所定の地域毎に分割された
複数の地域辞書から特定の地域辞書を選択する第２のス
テップと、この第２のステップで選択された特定の地域
辞書を用いて郵便物の住所を読み取る第３のステップと
よりなることを特徴とする。
【００１１】また本発明の郵便物の住所読取装置は、所
定の地域毎に分割された複数の地域辞書と、郵便物の一
部情報を読み取る一部情報読取手段と、この一部情報読
取手段の読取結果に従って特定の地域辞書を選択する地
域辞書選択手段と、この地域辞書選択手段で選択された
地域辞書を用いて郵便物の住所を読み取る住所読取手段
とを具備することを特徴とする。
定の地域毎に分割された複数の地域辞書と、郵便物の一
部情報を読み取る一部情報読取手段と、この一部情報読
取手段の読取結果に従って特定の地域辞書を選択する地
域辞書選択手段と、この地域辞書選択手段で選択された
地域辞書を用いて郵便物の住所を読み取る住所読取手段
とを具備することを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態例を詳細に説明する。 ［実施形態例１］本発明の実施形態例１は住所の筆頭単
語の読み取り結果により地域辞書を選択する場合であ
る。
の形態例を詳細に説明する。 ［実施形態例１］本発明の実施形態例１は住所の筆頭単
語の読み取り結果により地域辞書を選択する場合であ
る。
【００１３】図１は、本発明の実施形態例１に関するブ
ロック図である。まず光電変換部１では、撮像された郵
便物をデジタル画像の書状画像に変換する。次に、住所
行検切部２では、書状全体の画像から住所行の候補とな
る行画像を検出し、切り出す。文字検切部３では、行画
像から文字の候補となる文字画像を検出して１文字づつ
切り出す。文字識別部４では、切り出した文字画像と、
文字識別辞書６００，６０１………にあらかじめ登録さ
れた全ての文字パターンとそれぞれ比較し、類似度の高
い数種類の文字候補を抽出して文字候補列に並べる。単
語照合部５では、抽出した文字候補列の並びの中から、
単語照合辞書７００，７０１………内の全住所単語と一
致を取り、一致する住所単語があればそれを単語照合結
果として住所読取結果とする。
ロック図である。まず光電変換部１では、撮像された郵
便物をデジタル画像の書状画像に変換する。次に、住所
行検切部２では、書状全体の画像から住所行の候補とな
る行画像を検出し、切り出す。文字検切部３では、行画
像から文字の候補となる文字画像を検出して１文字づつ
切り出す。文字識別部４では、切り出した文字画像と、
文字識別辞書６００，６０１………にあらかじめ登録さ
れた全ての文字パターンとそれぞれ比較し、類似度の高
い数種類の文字候補を抽出して文字候補列に並べる。単
語照合部５では、抽出した文字候補列の並びの中から、
単語照合辞書７００，７０１………内の全住所単語と一
致を取り、一致する住所単語があればそれを単語照合結
果として住所読取結果とする。
【００１４】ここでは、文字識別辞書６００，６０１…
……と単語照合辞書７００，７０１………とをまとめ
て、単に辞書と呼ぶことにする。辞書には住所読取範囲
によって、広域辞書と地域辞書とがある。本装置には、
広域辞書８が１つと、９〜１１の地域辞書１〜ｎが複数
個ある。広域辞書８には、住所の筆頭単語の単語照合辞
書７００および筆頭単語に出現する文字の文字識別辞書
６００が格納されている。筆頭単語とは、住所の先頭部
分に出現すると予測される単語、例えば都道府県名およ
び市区郡名である。９〜１１の地域辞書１〜ｎにはある
地域にのみ存在する住所単語の単語照合辞書７０１……
…と、それらの辞書単語に出現する文字の文字識別辞書
６０１………が格納されている。辞書選択部１２では、
広域辞書８によって読み取った結果と、９〜１１の地域
辞書１〜ｎとを関連づけ、選択する。
……と単語照合辞書７００，７０１………とをまとめ
て、単に辞書と呼ぶことにする。辞書には住所読取範囲
によって、広域辞書と地域辞書とがある。本装置には、
広域辞書８が１つと、９〜１１の地域辞書１〜ｎが複数
個ある。広域辞書８には、住所の筆頭単語の単語照合辞
書７００および筆頭単語に出現する文字の文字識別辞書
６００が格納されている。筆頭単語とは、住所の先頭部
分に出現すると予測される単語、例えば都道府県名およ
び市区郡名である。９〜１１の地域辞書１〜ｎにはある
地域にのみ存在する住所単語の単語照合辞書７０１……
…と、それらの辞書単語に出現する文字の文字識別辞書
６０１………が格納されている。辞書選択部１２では、
広域辞書８によって読み取った結果と、９〜１１の地域
辞書１〜ｎとを関連づけ、選択する。
【００１５】例として、日本全国の住所を読取対象と
し、「神奈川県川崎市幸区柳町」という住所を読み取る
過程を考える。筆頭単語は、都道府県名および市区郡名
であり、広域辞書８には、これらの単語群が単語照合辞
書７００として格納され、その単語群に出現する全ての
文字パターンが文字識別辞書６００として格納されてい
る。まず、この広域辞書８で「神奈川県川崎市幸区柳
町」と宛名が記載された郵便物の住所読取を行うと、
「神奈川県」および「川崎市」が照合され、「神奈川県
川崎市」が広域辞書８での読取結果となる。この読取結
果に対応する地域辞書として、川崎市の９の地域辞書１
があると仮定する。川崎市の９の地域辞書１には川崎市
内の全ての区名および町名の住所単語が単語照合辞書７
０１として、また、それらの単語に出現する全ての文字
が文字識別辞書６０１として格納されている。先の例の
住所の続きを川崎市の９の地域辞書１で読み取ると、
「幸区柳町」が読み取られる。
し、「神奈川県川崎市幸区柳町」という住所を読み取る
過程を考える。筆頭単語は、都道府県名および市区郡名
であり、広域辞書８には、これらの単語群が単語照合辞
書７００として格納され、その単語群に出現する全ての
文字パターンが文字識別辞書６００として格納されてい
る。まず、この広域辞書８で「神奈川県川崎市幸区柳
町」と宛名が記載された郵便物の住所読取を行うと、
「神奈川県」および「川崎市」が照合され、「神奈川県
川崎市」が広域辞書８での読取結果となる。この読取結
果に対応する地域辞書として、川崎市の９の地域辞書１
があると仮定する。川崎市の９の地域辞書１には川崎市
内の全ての区名および町名の住所単語が単語照合辞書７
０１として、また、それらの単語に出現する全ての文字
が文字識別辞書６０１として格納されている。先の例の
住所の続きを川崎市の９の地域辞書１で読み取ると、
「幸区柳町」が読み取られる。
【００１６】図２は、本発明の実施形態例１に関する流
れ図である。すなわち、住所読取を開始すると、光電変
換ステップａ１では光電変換部１により郵便物の書状を
光学的に画像情報として取り込みデジタル画像の書状画
像を作成する。行検切ステップａ２では住所行検切部２
により書状画像から行画像を検出して切り出す。広域辞
書選択ステップａ３では辞書選択部１２によりまず筆頭
単語を検出するために辞書として広域辞書８を選択す
る。ステップａ４では住所行候補として検出切出した行
を全て処理したか調べる。全ての住所行候補に対して読
取処理が終了していない場合には文字検切ステップａ５
に進む。文字検切ステップａ５では文字検切部３により
行画像から文字画像を切り出す。文字識別ステップａ６
では文字識別部４において切り出した個々の文字画像に
対して、文字識別辞書６００と比較を行い、文字候補を
抽出して文字候補列に並べる。単語照合ステップａ７で
は単語照合部５において抽出した文字候補列と単語照合
辞書７００内の全住所単語と一致を取る。ステップａ８
では、一致する単語が存在した場合ステップａ１０へ進
み、存在しない場合はステップａ９へ進む。ステップａ
９では次の行へ読取を進める。ステップａ１０では、一
致した住所単語が筆頭単語であるか判断する。筆頭単語
である場合はさらに住所が続くことが予想されるので、
続きを読み取るべく地域辞書選択ステップａ１１へ進
む。筆頭単語でない場合はステップａ１２へ進む。地域
辞書選択ステップａ１１では辞書選択部１２において筆
頭単語に対応する地域辞書を選択し、ステップａ９へ進
む。ここでのステップａ９の処理は、筆頭単語が行末に
存在する場合は次の行に住所の続きが存在すると予想さ
れるので次の行に読取を進め、行の途中で筆頭単語が終
わっている場合はその行の続きに住所が存在すると予想
されるので、その行の続きから読取を進める処理を行
う。ステップａ１２に進む場合は、一致した単語が筆頭
単語ではないので住所の末尾まで読んだと判断され、ス
テップａ１２までの単語の一致結果を住所読取結果とし
て出力して、終了する。ステップａ４において、全ての
住所行候補に対して読取処理を行ったが完全な住所は読
み取れなかった場合にはステップａ１３へ進む。ステッ
プａ１３では読取結果無しを出力し、終了する。
れ図である。すなわち、住所読取を開始すると、光電変
換ステップａ１では光電変換部１により郵便物の書状を
光学的に画像情報として取り込みデジタル画像の書状画
像を作成する。行検切ステップａ２では住所行検切部２
により書状画像から行画像を検出して切り出す。広域辞
書選択ステップａ３では辞書選択部１２によりまず筆頭
単語を検出するために辞書として広域辞書８を選択す
る。ステップａ４では住所行候補として検出切出した行
を全て処理したか調べる。全ての住所行候補に対して読
取処理が終了していない場合には文字検切ステップａ５
に進む。文字検切ステップａ５では文字検切部３により
行画像から文字画像を切り出す。文字識別ステップａ６
では文字識別部４において切り出した個々の文字画像に
対して、文字識別辞書６００と比較を行い、文字候補を
抽出して文字候補列に並べる。単語照合ステップａ７で
は単語照合部５において抽出した文字候補列と単語照合
辞書７００内の全住所単語と一致を取る。ステップａ８
では、一致する単語が存在した場合ステップａ１０へ進
み、存在しない場合はステップａ９へ進む。ステップａ
９では次の行へ読取を進める。ステップａ１０では、一
致した住所単語が筆頭単語であるか判断する。筆頭単語
である場合はさらに住所が続くことが予想されるので、
続きを読み取るべく地域辞書選択ステップａ１１へ進
む。筆頭単語でない場合はステップａ１２へ進む。地域
辞書選択ステップａ１１では辞書選択部１２において筆
頭単語に対応する地域辞書を選択し、ステップａ９へ進
む。ここでのステップａ９の処理は、筆頭単語が行末に
存在する場合は次の行に住所の続きが存在すると予想さ
れるので次の行に読取を進め、行の途中で筆頭単語が終
わっている場合はその行の続きに住所が存在すると予想
されるので、その行の続きから読取を進める処理を行
う。ステップａ１２に進む場合は、一致した単語が筆頭
単語ではないので住所の末尾まで読んだと判断され、ス
テップａ１２までの単語の一致結果を住所読取結果とし
て出力して、終了する。ステップａ４において、全ての
住所行候補に対して読取処理を行ったが完全な住所は読
み取れなかった場合にはステップａ１３へ進む。ステッ
プａ１３では読取結果無しを出力し、終了する。
【００１７】［実施形態例２］本発明の実施形態例２は
郵便番号読み取り結果により地域辞書を選択する場合で
ある。
郵便番号読み取り結果により地域辞書を選択する場合で
ある。
【００１８】図３は、本発明の実施形態例２に関するブ
ロック図である。まず光電変換部３１では、撮像された
郵便物をデジタル画像の書状画像に変換する。次に、住
所行検切部３２では、書状全体の画像から住所行の候補
となる行画像を検出し、切り出す。文字検切部３３で
は、行画像から文字の候補となる文字画像を検出して１
文字づつ切り出す。文字識別部３４では、切り出した文
字画像と、文字識別辞書３８１………に登録された全て
の文字パターンとそれぞれ比較し、類似度の高い数種類
の文字候補を抽出して文字候補列に並べる。単語照合部
３５では、抽出した文字候補列の並びの中から、単語照
合辞書３９１………内の全住所単語と一致を取り、一致
する住所単語があればそれを単語照合結果として住所読
取結果とする。郵便番号検出読取部３６では、光電変換
部３１で生成されたデジタル画像から郵便番号を検出
し、読み取る。この場合、規定枠内に郵便番号がない場
合は、住所行検切部３２で行画像を切り出すことにより
郵便番号を読取る。尚、規定枠内に郵便番号がある場合
は直接郵便番号を読取るようにしてもよい。辞書選択部
３７では、郵便番号検出読取部３６で読み取った郵便番
号と、４０〜４２の地域辞書１〜ｎのいずれか１つとを
関連づけ、選択する。
ロック図である。まず光電変換部３１では、撮像された
郵便物をデジタル画像の書状画像に変換する。次に、住
所行検切部３２では、書状全体の画像から住所行の候補
となる行画像を検出し、切り出す。文字検切部３３で
は、行画像から文字の候補となる文字画像を検出して１
文字づつ切り出す。文字識別部３４では、切り出した文
字画像と、文字識別辞書３８１………に登録された全て
の文字パターンとそれぞれ比較し、類似度の高い数種類
の文字候補を抽出して文字候補列に並べる。単語照合部
３５では、抽出した文字候補列の並びの中から、単語照
合辞書３９１………内の全住所単語と一致を取り、一致
する住所単語があればそれを単語照合結果として住所読
取結果とする。郵便番号検出読取部３６では、光電変換
部３１で生成されたデジタル画像から郵便番号を検出
し、読み取る。この場合、規定枠内に郵便番号がない場
合は、住所行検切部３２で行画像を切り出すことにより
郵便番号を読取る。尚、規定枠内に郵便番号がある場合
は直接郵便番号を読取るようにしてもよい。辞書選択部
３７では、郵便番号検出読取部３６で読み取った郵便番
号と、４０〜４２の地域辞書１〜ｎのいずれか１つとを
関連づけ、選択する。
【００１９】本装置には、４０〜４２の地域辞書１〜ｎ
が複数個ある。それぞれの４０〜４２の地域辞書１〜ｎ
には所定の地域にのみ存在する住所単語の単語照合辞書
３９１………と、それらの住所単語に出現する文字の文
字識別辞書３８１………が格納されている。
が複数個ある。それぞれの４０〜４２の地域辞書１〜ｎ
には所定の地域にのみ存在する住所単語の単語照合辞書
３９１………と、それらの住所単語に出現する文字の文
字識別辞書３８１………が格納されている。
【００２０】例として、日本全国の住所を読取対象と
し、「〒２１０神奈川県川崎市幸区柳町」という住所を
読み取る過程を考える。まず、郵便番号検出読取部３６
で郵便番号「２１０」が読み取られる。この読取結果に
対応する地域辞書として、川崎市の４０の地域辞書１が
あると仮定する。川崎市の４０の地域辞書１には川崎市
内の全ての区名および町名が住所単語の単語照合辞書３
９１として格納され、また、それらの単語に出現する全
ての文字が文字識別辞書３８１として格納されている。
実施形態例１の９〜１１地域辞書１〜ｎと実施形態例２
の４０〜４２の地域辞書１〜ｎとで違う点は、４０〜４
２の地域辞書１〜ｎ内に、その地域の住所の筆頭単語が
含まれていることである。例えば川崎市内の４０の地域
辞書１には、「神奈川県」「川崎市」が含まれている。
先の例の住所の続きを川崎市の４０の地域辞書１で読み
取ると、「神奈川県川崎市幸区柳町」が読み取られる。
し、「〒２１０神奈川県川崎市幸区柳町」という住所を
読み取る過程を考える。まず、郵便番号検出読取部３６
で郵便番号「２１０」が読み取られる。この読取結果に
対応する地域辞書として、川崎市の４０の地域辞書１が
あると仮定する。川崎市の４０の地域辞書１には川崎市
内の全ての区名および町名が住所単語の単語照合辞書３
９１として格納され、また、それらの単語に出現する全
ての文字が文字識別辞書３８１として格納されている。
実施形態例１の９〜１１地域辞書１〜ｎと実施形態例２
の４０〜４２の地域辞書１〜ｎとで違う点は、４０〜４
２の地域辞書１〜ｎ内に、その地域の住所の筆頭単語が
含まれていることである。例えば川崎市内の４０の地域
辞書１には、「神奈川県」「川崎市」が含まれている。
先の例の住所の続きを川崎市の４０の地域辞書１で読み
取ると、「神奈川県川崎市幸区柳町」が読み取られる。
【００２１】図４は、本発明の実施形態例２に関する流
れ図である。光電変換ステップａ４１では光電変換部３
１により撮像された郵便物からデジタル画像の書状画像
を作成する。行検切ステップａ４２では住所行検切部３
２により書状画像から行画像を検出して切り出す。郵便
番号検出読取ステップａ４３では郵便番号検出読取部３
６において郵便番号を検出して読み取る。地域辞書選択
ステップａ４４では辞書選択部３７により郵便番号に対
応する４０の地域辞書１を選択する。ステップａ４５で
は住所行候補として検出切出した行を全て処理したか調
べる。全ての住所行候補に対して読取処理が終了してい
ない場合には文字検切ステップａ４６に進む。文字検切
ステップａ４６では文字検切部３３において行画像から
文字画像を切り出す。文字識別ステップａ４７では文字
識別部３４において切り出した個々の文字画像に対し
て、文字識別辞書３８１と比較を行い、文字候補を抽出
して文字候補列に並べる。単語照合ステップａ４８では
単語照合部３５において抽出した文字候補列から単語照
合辞書３９１と照合を行い全住所単語と一致を取る。ス
テップａ４９では、単語照合辞書３９１に一致する単語
が存在した場合ステップａ５０へ進み、単語照合辞書３
９１に一致する単語が存在しない場合はステップａ５１
へ進む。ステップａ５１では次の行へ読取を進める。ス
テップａ５０では、単語の一致結果を住所読取結果とし
て出力し、終了する。ステップａ４５において、全ての
住所行候補に対して読取処理を行ったが完全な住所は読
み取れなかった場合にはステップａ５２へ進む。ステッ
プａ５２では読取結果無しを出力し、終了する。
れ図である。光電変換ステップａ４１では光電変換部３
１により撮像された郵便物からデジタル画像の書状画像
を作成する。行検切ステップａ４２では住所行検切部３
２により書状画像から行画像を検出して切り出す。郵便
番号検出読取ステップａ４３では郵便番号検出読取部３
６において郵便番号を検出して読み取る。地域辞書選択
ステップａ４４では辞書選択部３７により郵便番号に対
応する４０の地域辞書１を選択する。ステップａ４５で
は住所行候補として検出切出した行を全て処理したか調
べる。全ての住所行候補に対して読取処理が終了してい
ない場合には文字検切ステップａ４６に進む。文字検切
ステップａ４６では文字検切部３３において行画像から
文字画像を切り出す。文字識別ステップａ４７では文字
識別部３４において切り出した個々の文字画像に対し
て、文字識別辞書３８１と比較を行い、文字候補を抽出
して文字候補列に並べる。単語照合ステップａ４８では
単語照合部３５において抽出した文字候補列から単語照
合辞書３９１と照合を行い全住所単語と一致を取る。ス
テップａ４９では、単語照合辞書３９１に一致する単語
が存在した場合ステップａ５０へ進み、単語照合辞書３
９１に一致する単語が存在しない場合はステップａ５１
へ進む。ステップａ５１では次の行へ読取を進める。ス
テップａ５０では、単語の一致結果を住所読取結果とし
て出力し、終了する。ステップａ４５において、全ての
住所行候補に対して読取処理を行ったが完全な住所は読
み取れなかった場合にはステップａ５２へ進む。ステッ
プａ５２では読取結果無しを出力し、終了する。
【００２２】以上のように実施形態例１，２によれば、
広範囲の住所を読取対象として、高速な住所の読取が可
能である。なぜなら、本発明に必要な辞書の規模が小さ
いからである。実施形態例１の場合は、まず広域辞書を
使って読取対象を筆頭単語のみに限定し、筆頭単語の読
取結果に応じて、住所の地域を特定する。実施形態例２
の場合は、まず郵便番号を読み取り、郵便番号の読み取
り結果に応じて、住所の地域を特定する。特定した住所
の残り部分の読取は、特定した地域の地域辞書によって
行う。読取地域を特定することによって、読取対象とな
る文字数と単語数が少数になり、高速な読取が可能にな
る。
広範囲の住所を読取対象として、高速な住所の読取が可
能である。なぜなら、本発明に必要な辞書の規模が小さ
いからである。実施形態例１の場合は、まず広域辞書を
使って読取対象を筆頭単語のみに限定し、筆頭単語の読
取結果に応じて、住所の地域を特定する。実施形態例２
の場合は、まず郵便番号を読み取り、郵便番号の読み取
り結果に応じて、住所の地域を特定する。特定した住所
の残り部分の読取は、特定した地域の地域辞書によって
行う。読取地域を特定することによって、読取対象とな
る文字数と単語数が少数になり、高速な読取が可能にな
る。
【００２３】例として、広域辞書に含まれる筆頭単語の
単語照合辞書および筆頭単語に含まれる文字の文字識別
辞書の規模を試算してみる。都道府県名、東京２３区
名、全国の市名および郡名を筆頭単語とした場合、単語
数は約１２００、文字種数は約６００である。また、川
崎市の地域辞書に含まれる単語数と文字種数を試算して
みると、単語数は約２５０、文字種数は約２２０であ
る。参考として、全国住所の単語数は約１１万、文字種
数は約２５００である。
単語照合辞書および筆頭単語に含まれる文字の文字識別
辞書の規模を試算してみる。都道府県名、東京２３区
名、全国の市名および郡名を筆頭単語とした場合、単語
数は約１２００、文字種数は約６００である。また、川
崎市の地域辞書に含まれる単語数と文字種数を試算して
みると、単語数は約２５０、文字種数は約２２０であ
る。参考として、全国住所の単語数は約１１万、文字種
数は約２５００である。
【００２４】従来の、単一の単語照合辞書と文字識別辞
書しか持たない住所読取方式で全国の住所を読み取る場
合と、本発明の方式で全国の住所を読み取る場合とで処
理時間を大まかに比較してみる。まず、文字識別処理の
時間は、２５００÷６００で約４倍の処理速度が得られ
る。単語照合処理の時間は１１００００÷１２００で約
９０倍の処理速度が得られる。ただし、文字識別処理時
間は辞書中の文字数に比例し、単語照合処理時間は辞書
中の単語数に比例すると仮定し、また、地域辞書での読
取処理時間は筆頭単語が読み取れた時のみ行われるため
無視した。
書しか持たない住所読取方式で全国の住所を読み取る場
合と、本発明の方式で全国の住所を読み取る場合とで処
理時間を大まかに比較してみる。まず、文字識別処理の
時間は、２５００÷６００で約４倍の処理速度が得られ
る。単語照合処理の時間は１１００００÷１２００で約
９０倍の処理速度が得られる。ただし、文字識別処理時
間は辞書中の文字数に比例し、単語照合処理時間は辞書
中の単語数に比例すると仮定し、また、地域辞書での読
取処理時間は筆頭単語が読み取れた時のみ行われるため
無視した。
【００２５】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、辞書
を分割して必要な辞書だけを使うことにより処理の高速
化を図り、短時間で住所を読み取ることができる郵便物
の住所読取方法及び装置を提供することができる。
を分割して必要な辞書だけを使うことにより処理の高速
化を図り、短時間で住所を読み取ることができる郵便物
の住所読取方法及び装置を提供することができる。
【図１】本発明の実施形態例１に関するブロック図であ
る。
る。
【図２】本発明の実施形態例１に関する流れ図である。
【図３】本発明の実施形態例２に関するブロック図であ
る。
る。
【図４】本発明の実施形態例２に関する流れ図である。
【図５】郵便物自動宛名読取区分機の動作を説明するた
めの説明図である。
めの説明図である。
１…光電変換部、２…住所行検切部、３…文字検切部、
４…文字識別部、５…単語照合部、６００，６０１…文
字識別辞書、７００，７０１…単語照合辞書、８…広域
辞書、９〜１１…地域辞書１〜ｎ、１２…辞書選択部、
３１…光電変換部、３２…住所行検切部、３３…文字検
切部、３４…文字識別部、３５…単語照合部、３６…郵
便番号検出読取部、３７…辞書選択部、３８１…文字識
別辞書、３９１…単語照合辞書、４０〜４２…地域辞書
１〜ｎ。
４…文字識別部、５…単語照合部、６００，６０１…文
字識別辞書、７００，７０１…単語照合辞書、８…広域
辞書、９〜１１…地域辞書１〜ｎ、１２…辞書選択部、
３１…光電変換部、３２…住所行検切部、３３…文字検
切部、３４…文字識別部、３５…単語照合部、３６…郵
便番号検出読取部、３７…辞書選択部、３８１…文字識
別辞書、３９１…単語照合辞書、４０〜４２…地域辞書
１〜ｎ。
Claims (10)
- 【請求項１】 郵便物の一部情報を読み取る第１のステ
ップと、 この第１のステップで読み取った一部情報に従って、所
定の地域毎に分割された複数の地域辞書から特定の地域
辞書を選択する第２のステップと、 この第２のステップで選択された特定の地域辞書を用い
て郵便物の住所を読み取る第３のステップとよりなるこ
とを特徴とする郵便物の住所読取方法。 - 【請求項２】 所定の地域毎に分割された複数の地域辞
書を記憶する手段と、 郵便物の住所に関連する情報を読み取る住所情報読取手
段と、 この住所情報読取手段の読取結果の一部分の情報に基づ
いて、前記記憶手段に記憶された地域辞書のうち特定の
地域辞書を選択する地域辞書選択手段と、 この地域辞書選択手段で選択された地域辞書を用いて前
記住所情報読取手段で読取った残りの情報を読み取る住
所読取手段とを具備することを特徴とする郵便物の住所
読取装置。 - 【請求項３】 広域辞書を用いて郵便物の筆頭単語を読
み取る第１のステップと、 この第１のステップで読み取られた筆頭単語に従って、
所定の地域毎に分割された複数の地域辞書から特定の地
域辞書を選択する第２のステップと、 この第２のステップで選択された特定の地域辞書を用い
て郵便物の地域住所を読み取る第３のステップとよりな
ることを特徴とする郵便物の住所読取方法。 - 【請求項４】 住所の筆頭単語に対応した情報が記録さ
れた広域辞書を記憶する第１の記憶手段と、 この第１の記憶手段に記憶された広域辞書に記録された
情報より狭い地域の情報が地域毎に分割されて記録され
た複数の地域辞書を記憶する第２の記憶手段と、 前記第１の記憶手段に記憶された広域辞書を用いて郵便
物の筆頭単語を読み取る筆頭単語読取手段と、 この筆頭単語読取手段で読み取られた筆頭単語に従って
前記第２の記憶手段に記憶された地域辞書を選択する地
域辞書選択手段と、 この地域辞書選択手段で選択された地域辞書を用いて郵
便物の地域住所を読み取る地域住所読取手段とを具備す
ることを特徴とする郵便物の住所読取装置。 - 【請求項５】 郵便物の郵便番号を読み取る第１のステ
ップと、 この第１のステップで読み取られた郵便番号に従って、
所定の地域毎に分割された複数の地域辞書から特定の地
域辞書を選択する第２のステップと、 この第２のステップで選択された特定の地域辞書を用い
て郵便物の住所を読み取る第３のステップとよりなるこ
とを特徴とする郵便物の住所読取方法。 - 【請求項６】 住所情報が所定の地域毎に分割されて記
録された複数の地域辞書を記憶する第１の記憶手段と、 郵便物の郵便番号を読み取る郵便番号読取手段と、 この郵便番号読取手段で読み取られた郵便番号に従って
前記第１の記憶手段に記憶された地域辞書を選択する地
域辞書選択手段と、 この地域辞書選択手段で選択された地域辞書を用いて郵
便物の住所を読み取る住所読取手段とを具備することを
特徴とする郵便物の住所読取装置。 - 【請求項７】 郵便物を撮像してデジタル画像の書状画
像を作成する第１のステップと、 この第１のステップで作成された書状画像から行画像を
検出して切り出す第２のステップと、 この第２のステップで切り出された行画像から文字画像
を１文字づつ切り出す第３のステップと、 この第３のステップで切り出された文字画像と、広域辞
書の文字識別辞書に登録された文字パターンと比較して
類似度の高い数種類の文字候補を抽出する第４のステッ
プと、 この第４のステップで抽出された文字候補の並びの中か
ら、広域辞書の単語照合辞書に登録された住所単語と一
致する単語を筆頭単語として読み出す第５のステップ
と、 この第５のステップで読み出された筆頭単語に対応し
て、所定の地域毎に分割された複数の地域辞書から特定
の地域辞書を選択する第６のステップと、 この第６のステップで選択された特定の地域辞書を用い
て前記筆頭単語の行の続きまたは次の行を読み取る第７
のステップとよりなることを特徴とする郵便物の住所読
取方法。 - 【請求項８】 住所の筆頭単語に対応した情報が記録さ
れた文字識別辞書及び単語照合辞書よりなる広域辞書を
記憶する第１の記憶手段と、 この第１の記憶手段に記憶された広域辞書に記録された
情報より狭い地域の情報が地域毎に分割されて記録され
た文字識別辞書及び単語照合辞書よりなる複数の地域辞
書を記憶する第２の記憶手段と、 郵便物を撮像してデジタル画像の書状画像を作成する光
電変換手段と、 この光電変換手段で作成された書状画像から行画像を検
出して切り出す住所行検切手段と、 この住所行検切手段で切り出された行画像から文字画像
を１文字づつ切り出す文字検切手段と、 この文字検切手段で切り出された文字画像と、前記広域
辞書内もしくは前記地域辞書内の文字識別辞書に登録さ
れた文字パターンと比較して類似度の高い数種類の文字
候補を抽出する文字識別手段と、 この文字識別手段で抽出された文字候補の並びの中か
ら、前記広域辞書内もしくは前記地域辞書内の単語照合
辞書に登録された住所単語と一致する単語を読み出す単
語照合手段と、 前記広域辞書、もしくは前記筆頭単語に対応した地域辞
書を選択する辞書選択手段とを具備することを特徴とす
る郵便物の住所読取装置。 - 【請求項９】 郵便物を撮像してデジタル画像の書状画
像を作成する第１のステップと、 この第１のステップで作成された書状画像から行画像を
検出して切り出す第２のステップと、 郵便物の郵便番号を検出して読み取る第３のステップ
と、 この第３のステップで読み取られた郵便番号に対応し
て、所定の地域毎に分割された複数の地域辞書から特定
の地域辞書を選択する第４のステップと、 前記第２のステップでで切り出された行画像から文字画
像を１文字づつ切り出す第５のステップと、 この第５のステップで切り出された文字画像と、前記第
４のステップで選択された特定の地域辞書内の文字識別
辞書に登録された文字パターンとを比較して類似度の高
い数種類の文字候補を抽出する第６のステップと、 この第６のステップで抽出された文字候補の並びの中か
ら、前記第４のステップで選択された特定の地域辞書内
の単語照合辞書に登録された住所単語と一致する単語を
読み出す第７のステップとよりなることを特徴とする郵
便物の住所読取方法。 - 【請求項１０】 住所情報が所定の地域毎に分割されて
記録された文字識別辞書及び単語照合辞書よりなる複数
の地域辞書を記憶する記憶手段と、 郵便物を撮像してデジタル画像の書状画像を作成する光
電変換手段と、 この光電変換手段で作成された書状画像から行画像を検
出して切り出す住所行検切手段と、 前記郵便物の郵便番号を検出して読み取る郵便番号検出
読取手段と、 この郵便番号検出読取手段で読み取られた郵便番号に対
応した特定の地域辞書を選択する辞書選択手段と、 前記住所行検切手段で切り出された行画像から文字画像
を１文字づつ切り出す文字検切手段と、 この文字検切手段で切り出された文字画像と、前記広域
辞書内もしくは前記地域辞書内の文字識別辞書に登録さ
れた文字パターンとを比較して類似度の高い数種類の文
字候補を抽出する文字識別手段と、 この文字識別手段で抽出された文字候補の並びの中か
ら、前記広域辞書内もしくは前記地域辞書内の単語照合
辞書に登録された住所単語と一致する単語を読み出す単
語照合手段とを具備することを特徴とする郵便物の住所
読取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8155491A JPH10432A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 郵便物の住所読取方法及び郵便物の住所読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8155491A JPH10432A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 郵便物の住所読取方法及び郵便物の住所読取装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10432A true JPH10432A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15607216
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8155491A Pending JPH10432A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 郵便物の住所読取方法及び郵便物の住所読取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10432A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4771017A (en) * | 1987-06-23 | 1988-09-13 | Spire Corporation | Patterning process |
| WO2000054898A1 (de) * | 1999-03-12 | 2000-09-21 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren und anordnung zur gangfolgesortierung von sendungen |
-
1996
- 1996-06-17 JP JP8155491A patent/JPH10432A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4771017A (en) * | 1987-06-23 | 1988-09-13 | Spire Corporation | Patterning process |
| WO2000054898A1 (de) * | 1999-03-12 | 2000-09-21 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren und anordnung zur gangfolgesortierung von sendungen |
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