JPH1042554A - スイッチング電源のスナバ回路 - Google Patents

スイッチング電源のスナバ回路

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JPH1042554A
JPH1042554A JP19371796A JP19371796A JPH1042554A JP H1042554 A JPH1042554 A JP H1042554A JP 19371796 A JP19371796 A JP 19371796A JP 19371796 A JP19371796 A JP 19371796A JP H1042554 A JPH1042554 A JP H1042554A
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JP
Japan
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snubber circuit
voltage
switching element
capacitor
surge
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JP19371796A
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English (en)
Inventor
Norio Fukui
規生 福井
Masayasu Osaki
正康 大崎
Isao Shimizu
勲 清水
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FDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サージ電圧抑制機能を損なうことなく電力損
失を低減できるスイッチング電源のスナバ回路を提供す
る。 【解決手段】 直流入力DCinが印加される入力ライン
の高圧側にインダクタンスLが接続され、このインダク
タンスに直列接続されたスイッチング素子Qにスナバ回
路10a,10b,10cが接続されてなるスイッチン
グ電源であって、スナバ回路10a,10b,10cが
ダイオードDとサージコンデンサCとこのサージコンデ
ンサに一端側が接続された放電用抵抗Rとを含むものに
おいて、放電用抵抗Rの他端側がスイッチング電源の高
圧側出力端子Vccに接続されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチング電源の
スナバ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スナバ回路を含む代表的なスイッチング
電源として昇圧型チョッパ回路を図5に示す。このチョ
ッパ回路はよく知られたDC−DCコンバータであっ
て、直流入力DCinが印加される入力ラインの高圧側に
はインダクタンスLが接続され、このインダクタンスL
の出力側において直流入力DCinの入力ライン間にはF
ETからなるスイッチング素子Qが接続されている。こ
のスイッチング素子Qには、オンオフ駆動用パルス幅変
調回路PWMが配設されると共に、スナバ回路20aが
並列接続されている。このスナバ回路は、スイッチング
素子Qの端子間に接続されたダイオードD及びコンデン
サCの直列回路を有し、ダイオードDのアノード端子が
スイッチング素子Qに接続されるとともにカソード端子
がサージコンデンサCに接続され、これらダイオードD
及びコンデンサCの接続点と低圧側出力ライン、即ち接
地ラインとの間には放電用抵抗Rが接続されている。そ
して、このスナバ回路の後段には整流ダイオードD0及
び平滑コンデンサC0からなる整流平滑回路が配設され
ている。
【0003】以上説明した構成のチョッパ回路に直流入
力電圧DCinが印加されると、スイッチング素子Qのオ
ン期間中にインダクタンスLにエネルギーが蓄積され、
オフ期間中にこのエネルギーを入力電圧DCinに重畳さ
せたパルス電圧としてスイッチング素子Qの端子間から
取り出すようにしている。このとき、スナバ回路20a
を経たパルス電圧は前述した整流平滑回路によって整流
平滑され、平滑コンデンサC0の端子間から直流出力電
圧DCout を得るようにしている。
【0004】スナバ回路20aは、よく知られているよ
うに、スイッチング素子Qのドレイン−ソース間に加わ
るサージ電圧を抑制する回路であって、このサージ電圧
は、スイッチング素子Qがオンからオフに切り換わると
きにインダクタンスLに蓄積されたエネルギーの急激な
放出によって生じる。
【0005】スイッチング素子Qのオフ期間中において
スイッチング素子Qのドレイン−ソース間に加わるパル
ス電圧波形を図6に示す。同図ではサージ電圧を説明す
るため便宜上スナバ回路20aがない場合を示してお
り、このパルス電圧波形においては、スイッチング素子
Qがオフした瞬間に図中Aで示された、出力電圧DCou
t を超えたピーク波形aが生じており、このピーク波形
aがスナバ回路20aによって抑制すべきサージ電圧A
である。
【0006】このサージ電圧Aを抑制するため、図5に
示すように、スイッチング素子Qがオフした瞬間におけ
るサージ電圧をスナバ回路20aのサージコンデンサC
にダイオードDを介して吸収させるようにしている。そ
して、スイッチング素子Qがオンした瞬間にサージコン
デンサCに蓄積されたエネルギーを放電用抵抗Rによっ
て放熱させるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような構成のスナバ回路にあっては、図5及び図6に
示すように、サージコンデンサCに蓄積されたエネルギ
ーを放電用抵抗Rで放熱させる際に、放電用抵抗Rに加
わる電圧はサージ電圧Aだけではなくスイッチング素子
Qのドレイン−ソース間に加わるパルス電圧全体Bとな
る。
【0008】これは、ダイオードD及びコンデンサCの
接続点に一端が接続された放電用抵抗Rの他端側が低圧
側出力ラインに接続された構成となっているからであ
る。このため、放電用抵抗Rにパルス電圧全体Bが印加
されることによる放熱時の電力損失が大きなものとなっ
てしまう。
【0009】そこで、放電用抵抗Rの抵抗値を大きくす
ることにより、電力損失を低減することが考えられる
が、この抵抗値を大きくすればサージコンデンサCの放
電が遅くなり、結果としてスナバ回路本来のサージ電圧
を抑制する機能が損なわれてしまう。
【0010】また、図5のように放電用抵抗Rの他端側
が低圧側出力ラインに接続されていない構成のスナバ回
路として図7に示すものがよく知られている。この図7
のスナバ回路20bが前述した図5のスナバ回路20a
と異なる点は、サージコンデンサC及び放電用抵抗Rの
一端側が共にインダクタンスLの直流入力DCin側端子
に接続され、スナバ回路20bがスイッチング素子Qに
対して直列接続されている点だけであり、他の構成は図
5のものと同じである。
【0011】この構成では、放電用抵抗Rの両端子が共
に低圧側出力ラインに接続されてはいないが、スイッチ
ング素子Qがオンになった瞬間には、放電用抵抗Rは低
圧側出力ラインにダイオードDを介して接続、即ち接地
されることになる。このため、サージコンデンサCに蓄
積されたエネルギーを放電用抵抗Rで放熱させる際に
は、放電用抵抗Rに加わる電圧は図6に示すパルス電圧
全体Bとなり、やはり図5のスナバ回路20aと同様に
放熱時の電力損失が大きなものとなる。
【0012】本発明は、前述したような問題を解決する
ためになされたものであり、サージ電圧抑制機能を損な
うことなく電力損失を極めて低減できるスイッチング電
源のスナバ回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるスイッチング電源のスナバ
回路にあっては、直流入力が印加される入力ラインの高
圧側にインダクタンスが接続され、該インダクタンスに
直列接続されたスイッチング素子にスナバ回路が接続さ
れてなるスイッチング電源であって、前記スナバ回路が
ダイオードとサージコンデンサと前記サージコンデンサ
に一端側が接続された放電用抵抗とを含むものにおい
て、前記放電用抵抗の他端側が前記スイッチング電源の
高圧側出力端子に接続されてなる。
【0014】請求項2によるスイッチング電源のスナバ
回路にあっては、前記インダクタンスの出力側において
前記スイッチング素子が前記直流入力の前記入力ライン
間に接続され、前記スナバ回路は前記スイッチング素子
に並列接続され、前記ダイオードはアノード端子が前記
スイッチング素子に接続されるとともにカソード端子が
サージコンデンサに接続され、且つ前記ダイオードの前
記カソード端子と前記コンデンサとの接続点に前記放電
用抵抗の前記一端側が接続されてなる。
【0015】請求項3によるスイッチング電源のスナバ
回路にあっては、前記インダクタンスの出力側において
前記スイッチング素子が前記直流入力の前記入力ライン
間に接続され、前記スナバ回路は前記スイッチング素子
に直列接続され、前記ダイオードはアノード端子が前記
スイッチング素子に接続されるとともにカソード端子が
サージコンデンサに接続され、且つ前記ダイオードの前
記カソード端子と前記コンデンサとの接続点に前記放電
用抵抗の前記一端側が接続されてなる。
【0016】請求項4によるスイッチング電源のスナバ
回路にあっては、前記インダクタンスの入力側において
前記スイッチング素子が前記直流入力の前記入力ライン
の高圧側に介挿され、前記スナバ回路は前記スイッチン
グ素子に直列接続され、前記ダイオードはアノード端子
が前記スイッチング素子に接続されるとともにカソード
端子がサージコンデンサに接続され、且つ前記ダイオー
ドの前記カソード端子と前記コンデンサとの接続点に前
記放電用抵抗の前記一端側が接続されてなる。
【0017】前述した構成の請求項1〜4に係る本発明
にあっては次のような作用を奏する。
【0018】スナバ回路を構成する放電用抵抗の他端側
をスイッチング電源の高圧側出力端子に接続したので、
放電用抵抗に印加される電圧は、サージコンデンサの放
電電圧をスイッチング電源の出力電圧分だけ差し引いて
切り出した、即ちクリップしたものとなる。したがっ
て、放電用抵抗に加わる電圧はサージコンデンサの放電
電圧のうちサージ電圧のみとなる。
【0019】このサージ電圧はサージコンデンサの放電
電圧の全体に対して極めて小さいため、放電用抵抗によ
る電力損失が極めて低減される。しかも、スイッチング
素子の端子間に印加されるサージ電圧はサージコンデン
サで吸収されるため、スナバ回路本来の機能を損なうこ
とがない。
【0020】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の実施の第1形態に
ついて説明すると、図1に示すように、本形態のスイッ
チング電源のスナバ回路10aにあっては、前述した図
5に示す従来のスナバ回路20aに対して、一端側がダ
イオードDとコンデンサCとの間に接続されている放電
用抵抗Rの他端側が高圧側出力端子Vccに接続されてい
る点だけが構成上相違する。この相違点以外は基本的に
図5の従来例と共通しており、この共通部分についての
詳しい説明は省略し、相違点を中心に詳述する。
【0021】本形態のスナバ回路10aの動作について
説明すると、スイッチング素子Qがオフした瞬間に発生
するサージ電圧をサージコンデンサCに吸収させるとい
った、スナバ回路本来のサージ電圧抑制効果は、図5の
従来例と同様である。
【0022】しかしながら、スイッチング素子Qがオン
した瞬間においてサージコンデンサCに蓄積されたエネ
ルギーを放電用抵抗Rによって放熱させる際の動作が異
なる。即ち、スナバ回路10aを構成する放電用抵抗R
の他端側をスイッチング電源の高圧側出力端子Vccに接
続したので、放電用抵抗Rに印加される電圧は、サージ
コンデンサの放電電圧をスイッチング電源の出力電圧分
だけ差し引いて切り出したもの、即ちクリップしたもの
となる。したがって、放電用抵抗Rに加わる電圧は、前
述した図6のパルス電圧波形のうちサージ電圧Aのみと
なる。このサージ電圧AはサージコンデンサCの放電電
圧Bの全体に対して極めて小さいため、放電用抵抗Rに
よる電力損失が極めて低減されることになる。
【0023】次に、本発明の実施の第2形態について説
明すると、図2に示すように、本形態のスイッチング電
源のスナバ回路10bにあっては、前述した図7に示す
従来のスナバ回路20bに対して、一端側がダイオード
DとコンデンサCとの間に接続されている放電用抵抗R
の他端側が高圧側出力端子Vccに接続されている点だけ
が構成上相違する。この相違点以外は基本的に図7の従
来例と共通しており、この共通部分についての詳しい説
明は省略し、相違点を中心に詳述する。
【0024】本形態のスナバ回路10bの動作について
説明すると、スイッチング素子Qがオフした瞬間に発生
するサージ電圧をサージコンデンサCに吸収させるとい
った、スナバ回路本来のサージ電圧抑制効果は、図7の
従来例と同様である。
【0025】しかしながら、スイッチング素子Qがオン
した瞬間においてサージコンデンサCに蓄積されたエネ
ルギーを放電用抵抗Rによって放熱させる際の動作が異
なる。即ち、前記実施の第1形態と同様に、スナバ回路
10bを構成する放電用抵抗Rの他端側をスイッチング
電源の高圧側出力端子Vccに接続したので、スイッチン
グ素子Qのオンオフ状態に関わらず、放電用抵抗Rに印
加される電圧は、サージコンデンサの放電電圧をスイッ
チング電源の出力電圧分だけクリップしたものとなる。
したがって、放電用抵抗Rに加わる電圧は、前述した図
6のパルス電圧波形のうちサージ電圧Aのみとなり、前
記実施の第1形態と同様に、放電用抵抗Rによる電力損
失が極めて低減されることになる。
【0026】次に本発明の実施の第3形態について説明
すると、図3に示すように、前記第1,2形態の昇圧型
とは異なる、よく知られた降圧型チョッパ回路にスナバ
回路10cが配設されている。この降圧型チョッパ回路
は、直流入力DCinが印加される入力ラインの高圧側に
FETからなるスイッチング素子Qが接続され、このス
イッチング素子Qに対して、オンオフ駆動用パルス幅変
調回路PWMが配設されるとともに、転流ダイオードD
0及びスナバ回路10cからなる並列回路が直列接続さ
れている。このスナバ回路10cの後段にはチョークコ
イルとしてのインダクタンスL及び平滑コンデンサC0
からなる平滑回路が配設されている。即ち、インダクタ
ンスLの入力側においてスイッチング素子Qが直流入力
DCinの入力ラインの高圧側に介挿された構成となって
いる。
【0027】スナバ回路10cは、スイッチング素子Q
に直列接続されたダイオードD及びサージコンデンサC
の直列回路を有し、ダイオードDのアノード端子がスイ
ッチング素子Qに接続されるとともにカソード端子がサ
ージコンデンサCに接続されている。ダイオードDのカ
ソード端子とコンデンサCとの接続点には放電用抵抗R
の一端側が接続されるとともにその他端側が高圧側出力
端子Vccに接続されている。
【0028】以上説明した構成の降圧型チョッパ回路に
直流入力電圧DCinが印加されると、スイッチング素子
Qのオン期間中に出力電圧DCout が出力されるととも
に入出力電圧差に相当するエネルギーがインダクタンス
Lに蓄積され、オフ期間中にこのエネルギーをパルス電
圧として出力し、平滑コンデンサC0の端子間から直流
出力電圧DCout を得るようにしている。
【0029】本形態のスナバ回路10cの動作について
説明すると、スイッチング素子Qがオフした瞬間に発生
するサージ電圧をサージコンデンサCにダイオードDを
介して吸収させる点は従来と同様である。
【0030】しかしながら、スイッチング素子Qがオン
した瞬間においてサージコンデンサCに蓄積されたエネ
ルギーを放電用抵抗Rによって放熱させる際の動作が異
なる。
【0031】即ち、前記実施の第1形態と同様に、スナ
バ回路10cを構成する放電用抵抗Rの他端側をスイッ
チング電源の高圧側出力端子Vccに接続したので、放電
用抵抗Rに印加される電圧は、サージコンデンサの放電
電圧をスイッチング電源の出力電圧分だけクリップした
ものとなる。したがって、放電用抵抗Rに加わる電圧
は、前述した図6のパルス電圧波形のうちサージ電圧A
のみとなり、前記実施の第1形態と同様に、放電用抵抗
Rによる電力損失が極めて低減されることになる。
【0032】以上説明した本発明によるスナバ回路の電
力損失低減効果を確認した。この確認を行うにあたり、
先ずスイッチング素子Qのオフ期間中においてそのドレ
イン−ソース間に印加されるパルス電圧波形を測定し
た。図1の昇圧型チョッパ回路においてスナバ回路を省
略した場合を比較例として図4(a)に示すとともに、
従来例として挙げた図5の昇圧型チョッパ回路の場合を
図4(b)に示し、本発明の実施の第1形態で説明した
図1の昇圧型チョッパ回路の場合を図4(c)に示す。
これら図4(a)〜(c)に共通した測定条件としては
出力電圧DCoutを380Vとするとともにサージコン
デンサの容量を0.015μFとした。また、図4
(b)の従来例と図4(c)の本発明のものとではサー
ジ電圧Aの抑制レベルを同じ程度とした。即ち図4
(a)〜(c)において、スナバ回路を省略した同図
(a)の場合に比し、同図(b)の従来例及び同図
(c)の本発明にあってはスナバ回路によってサージ電
圧Aがかなり抑制されている。
【0033】これらサージ電圧Aの抑制レベルが同じ条
件の図4(b)と同図(c)とを比較すると、図4
(b)の従来例では放電用抵抗Rが22オームであって
その電力損失が3.2Wであるのに対し、図4(c)の
本発明では放電用抵抗Rを220オームまで大きくで
き、その損失を0.14W、即ち従来の4.4%にまで
低減させることができた。このとき、図4(b)の従来
例では、放電用抵抗Rを図4(c)の本発明と同様に2
20オームまで大きくすると、サージコンデンサの放電
が遅くなるためサージ電圧Aを抑制することができな
い。
【0034】したがって、本発明のスイッチング電源の
スナバ回路にあっては、サージ電圧を抑制するといった
スナバ回路本来の機能を損なうことなく、放電用抵抗に
よる電力損失を極めて低減できることが確認できた。
【0035】なお、本発明のスイッチング電源として
は、前述した各種の昇圧型や降圧型チョッパ回路以外に
様々な態様のものを採用でき、極性反転型のチョッパ回
路やRCC型等、本発明のスナバ回路を適用できる全て
のスイッチング電源を対象とできる。
【0036】また、本発明におけるスイッチング素子と
しては、FETやバイポーラ型トランジスタなどのトラ
ンジスタの他に、サイリスタなどスイッチング電源で使
用できる全てのものが対象となる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
スイッチング素子の端子間に印加されるサージ電圧はサ
ージコンデンサで吸収し、且つこのサージコンデンサの
放電によって放電用抵抗に印加される電圧はコンデンサ
の放電電圧のうちサージ電圧のみとできる。
【0038】したがって、スイッチング素子の端子間に
印加されるサージ電圧を抑制するといったスナバ回路本
来の機能を損なうことなく、放電用抵抗による電力損失
を極めて低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態によるスナバ回路を含
むスイッチング電源全体の回路図である。
【図2】本発明の実施の第2形態によるスナバ回路を含
むスイッチング電源全体の回路図である。
【図3】本発明の実施の第3形態によるスナバ回路を含
むスイッチング電源全体の回路図である。
【図4】スイッチング素子Qの端子間に印加されるパル
ス電圧波形を示し、(a)はスナバ回路がない場合の波
形図であり、(b)は従来のスナバ回路による波形図で
あり、(c)は本発明に係るスナバ回路による波形図で
ある。
【図5】従来のスナバ回路を含むスイッチング電源全体
の回路図である。
【図6】スイッチング素子Qの端子間に印加されるサー
ジ電圧を含むパルス電圧波形図である。
【図7】従来の別構成のスナバ回路を含むスイッチング
電源全体の回路図である。
【符号の説明】
10a〜10c,20a、20b スナバ回路 DCout 直流出力 L インダクタンス D ダイオード C コンデンサ R 放電用抵抗 Q スイッチング素子 C0 平滑コンデンサ D0 転流ダイオード、整流ダイオード Vcc 高圧側出力端子 DCin 直流入力 PWM オンオフ駆動用パルス幅変調回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流入力(DCin)が印加される入力ラ
    インの高圧側にインダクタンス(L)が接続され、該イ
    ンダクタンスに直列接続されたスイッチング素子(Q)
    にスナバ回路(10a,10b,10c)が接続されて
    なるスイッチング電源であって、該スナバ回路がダイオ
    ード(D)とサージコンデンサ(C)と該サージコンデ
    ンサに一端側が接続された放電用抵抗(R)とを含むも
    のにおいて、該放電用抵抗(R)の他端側が該スイッチ
    ング電源の高圧側出力端子(Vcc)に接続されてなるこ
    とを特徴とするスイッチング電源のスナバ回路。
  2. 【請求項2】 前記インダクタンス(L)の出力側にお
    いて前記スイッチング素子(Q)が前記直流入力(DC
    in)の前記入力ライン間に接続され、前記スナバ回路
    (10a)は前記スイッチング素子(Q)に並列接続さ
    れ、前記ダイオード(D)はアノード端子が該スイッチ
    ング素子(Q)に接続されるとともにカソード端子がサ
    ージコンデンサ(C)に接続され、且つ該ダイオード
    (D)の該カソード端子と該コンデンサ(C)との接続
    点に前記放電用抵抗(R)の前記一端側が接続されてな
    ることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源の
    スナバ回路。
  3. 【請求項3】 前記インダクタンス(L)の出力側にお
    いて前記スイッチング素子(Q)が前記直流入力(DC
    in)の前記入力ライン間に接続され、前記スナバ回路
    (10b)は前記スイッチング素子(Q)に直列接続さ
    れ、前記ダイオード(D)はアノード端子が該スイッチ
    ング素子(Q)に接続されるとともにカソード端子がサ
    ージコンデンサ(C)に接続され、且つ該ダイオード
    (D)の該カソード端子と該コンデンサ(C)との接続
    点に前記放電用抵抗(R)の前記一端側が接続されてな
    ることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源の
    スナバ回路。
  4. 【請求項4】 前記インダクタンス(L)の入力側にお
    いて前記スイッチング素子(Q)が前記直流入力(DC
    in)の前記入力ラインの高圧側に介挿され、前記スナバ
    回路(10c)は前記スイッチング素子(Q)に直列接
    続され、前記ダイオード(D)はアノード端子が該スイ
    ッチング素子(Q)に接続されるとともにカソード端子
    がサージコンデンサ(C)に接続され、且つ該ダイオー
    ド(D)の該カソード端子と該コンデンサ(C)との接
    続点に前記放電用抵抗(R)の前記一端側が接続されて
    なることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源
    のスナバ回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016171608A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 絶縁型Cukコンバータ、電力伝送制御装置
JP2021022970A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 日新電機株式会社 スナバ回路

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