JPH1042404A - 車両用駆動装置 - Google Patents

車両用駆動装置

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JPH1042404A
JPH1042404A JP19340596A JP19340596A JPH1042404A JP H1042404 A JPH1042404 A JP H1042404A JP 19340596 A JP19340596 A JP 19340596A JP 19340596 A JP19340596 A JP 19340596A JP H1042404 A JPH1042404 A JP H1042404A
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brush
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請司 香田
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瀬口  正弘
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の駆動力を発電機を介して電力に変
換する時、全てを電力に変化しないで、回転エネルギー
を一部、ダイレクトに走行駆動側へ伝達する駆動装置を
小型化する。 【解決手段】 T−Sコンバータ1000内には同一軸
上に配置された第1ロータ1210、第2ロータ131
0、ステータ1410が設けられており、第2ロータ1
310には、第1ロータ1210、ステータ1410と
対向するようにして磁気回路を形成する界磁磁石122
0、1420が構成されている。そして、ブラシ162
0は、保持器1690に接触しており、絶縁体1660
を介して、ブラシ1620の熱が放熱され、複数のブラ
シホルダ1610を軸方向に積層して、軸方向の体格を
抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用駆動装置に関
し詳しくは内燃機関の発生動力から転換された電力で車
輪軸を駆動するハイブリッド形式の車両用駆動装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平7ー15805号公報に示
されるように、内燃機関から発生される動力の回転数を
変換する電磁カップリングと、トルクを制御する補助電
動機によって内燃機関と電気機械のハイブリッド化を行
い、動力機関の省燃費、低公害化を実現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このシ
ステムでは2つの独立した回転機が必要であるため、結
果としてシステム全体の重量が増加し、省燃費化の実現
が困難となる。また、本機能は従来車両のトルクコンバ
ータ及び変速機に置き換えられるべきものであり、この
スペースに2つの回転機を搭載するのが望ましいが、事
実上困難であった。
【0004】そこで、本出願人は、この2つの回転電機
を構成する回転子および固定子を同心円上に配置するこ
とによって小型化を図る構造を考えたが、このもので
は、2つの回転電機のうち一方の回転電機は電機子を回
転させる必要があり、電機子への電流供給構造に対する
課題があった。そこで、本発明は、電流供給構造におけ
るブラシの温度上昇を効率よく抑えることのできる車両
用駆動装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、請求項1の記載によれば、内燃機関の駆動
力により、第1及び第2の回転子は相対的に回転駆動さ
れ、第2の回転子は、第1の磁気回路により第1の回転
子との間で相互電磁作用を発生させるとともにハウジン
グに固定された固定子との間で第2の磁気回路により相
互電磁作用を引き起こす。そして内燃機関の回転力に対
し、第1の回転電機で回転数を、第2の回転電機でトル
クを負荷側の要求値に対応させる様これらの相互電磁作
用により発生する駆動トルク、回転数を制御して負荷出
力を駆動制御する。
【0006】また、ブラシの熱を保持器を介して放熱す
るようにすることで、複数のブラシ保持装置を積層し
て、ブラシ保持装置の全体を小型化することができ、し
いては駆動装置全体の体格を押さえることができる。請
求項2の記載によれば、ブラシ保持装置の固定板と他の
ブラシ保持装置の保持器とを当接して積層することで、
ブラシの発熱をより抑えることができる。
【0007】請求項3の記載によれば、ブラシ保持装置
の固定板を熱伝導体で形成することで、ブラシの冷却を
さらに確実に行うことができる。を特徴とする請求項1
もしくは2に記載の車両用駆動装置。請求項4の記載に
よれば、ブラシ保持装置の固定板をハウジングに当接し
て固定することで、ブラシの熱を熱容量の大きいハウジ
ングに伝えることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施例を示す。1
00は内燃機関等のエンジンであり、1000はエンジ
ン100の出力を入力として受け、車両用の駆動輪等か
ら構成される負荷出力(走行駆動出力)に対応できるよ
うに駆動トルク及び回転数を適宜制御して負荷出力に向
けて出力するトルク−回転数コンバータとして機能する
駆動装置であり、内部に一対のコイルと界磁極により構
成される入出力間の回転数を調整する回転数調整部12
00と入出力間のトルクを調整するトルク調整部140
0とを有する。 このトルク−回転数(speed)コ
ンバータを以下略してT−Sコンバータ1000と呼
ぶ。
【0009】200はT−Sコンバータ1000の回転
数調整部1200の通電を制御するインバータであり、
本実施例においては、回転数調整部1200は3相の回
転機により構成されていることから、インバータ200
のスイッチング動作により、3相の交流電流が回転数調
整部1200へ向けて通電制御されている。400は同
じくT−Sコンバータ1000のトルク調整部1400
の通電を制御するインバータであり、回転数調整部12
00と同様3相交流電流を通電制御している 500はT−Sコンバータ1000に設けられた回転セ
ンサ、その他の内部情報及び外部情報によりインバータ
200及び400を制御するECUである。600は一
般の車両等に用いられている直流のバッテリーである。
700は負荷出力として車両のタイヤ等により構成され
る駆動輪である。
【0010】さらにエンジン100とT−Sコンバータ
1000間には一般の内燃機関駆動型の車両に広く用い
られているジョイント部及び減速機(増速機含む)等が
構成されるが本実施例では図示を省略、またT−Sコン
バータ1000と駆動輪700間にも同様に減速機80
0,差動ギヤ900等が設けられている。。次にT−S
コンバータ1000の詳細な構造について説明する。
【0011】エンジン100の回転駆動力を伝達出力す
る出力軸110は、図示しないジョイント部、減速機
(増速機)等を介してT−Sコンバータ1000のほぼ
中心に位置するシャフト状の入力軸1213と連結され
ており、エンジン100の回転駆動力を入力軸1213
へ直接伝達する。本実施例においては、出力軸110と
入力軸1213を同一軸状に直線的に配置するようにし
たが、車両の搭載スペースに合わせ、適宜ジョイント等
を介して出力軸110と入力軸1213の軸方向に角度
をもたせて配置させることも可能である。
【0012】T−Sコンバータ1000は内部に入力軸
1213に一体的に設けられた第1の回転子である第1
ロータ1210と、第2の回転子である第2ロータ13
10及び固定子に相当するステータ1410等が設けら
れている。ステ−タ1410は、回転磁界を作る巻線1
411及びステ−タコア1412より構成されている。
【0013】又、入力軸1213は複数の異なる径の外
周部を有しており、第1ロータ1210、ベアリング、
電源供給の為のスリップリング、回転センサ等が配置さ
れている。第1ロータ1210は回転磁界を形成する巻
線1211及びロータコア1212から構成されてお
り、巻線1211はブラシホルダ1610、ブラシ16
20、スリップリング1630及び、シャフト1213
内部にモ−ルド等の絶縁部1650を介して設けられて
いるリ−ド部1660及び端子台1670を介して給電
を受けている。
【0014】第1ロータ1210の外周には、第1ロー
タと対向して円筒状の第2ロータ1310が第1ロータ
1210と相対的に回転可能なように同一軸上に回転自
在に配置されている。第2ロータ1310は、中空のロ
−タヨ−ク1311とその内周側にN,S極を作るべく
等間隔に配置された磁石より構成される磁石界磁122
0が設けられており、ロ−タコア1212及び巻線12
11とで回転数調整部1200を構成する。
【0015】第2ロ−タ1310には中空ロ−タヨ−ク
1311の外周側にN,S極を作るべく等間隔に配置さ
れた磁石より構成される磁石界磁1420も設けられて
おり、ステ−タコア1412及び巻線1411と共にト
ルク調整部1400を構成する。ここで、ロ−タ131
1の内側或いは、外側に設けられた磁石はそれぞれロ−
タヨ−ク1311内部に空間部を設けその中に挿入し固
定されている。
【0016】第2ロ−タ1310のロ−タヨ−ク131
1は、ロ−タフレ−ム1331、1332及びベアリン
グ1510、1511を介して外部フレ−ム1710、
1720に回転可能に設けられている。また、第1ロ−
タ1210は、シャフト1213及びベアリング151
2、1513を介して前記第2ロ−タのロ−タフレ−ム
1331、1332に回転可能に設けられている。
【0017】第2ロ−タ1310のロ−タフレ−ム13
32の端部にはギヤ840がボルト841等で1332
に固定されており、減速部800の連結ギヤ845及び
差動ギヤ部900を介して車両の駆動輪700へエンジ
ン、T−Sコンバ−タ1000の出力を伝達する。。1
911、1912は回転検出センサであり、それぞれ第
1ロ−タ1210、第2ロ−タ1310の回転位置を検
出している。1920はブラシホルダ1610のカバ−
ケ−スである。
【0018】次に、第1ロータ1210及び第2ロータ
1310、ステータ1410の断面構造について図2に
基づいて説明する。図2は磁気回路断面を示すものであ
るが、内部の構造は軸対称であるため、1/4断面のみ
を図示した形で説明する。まず、第1ロ−タ1210で
あるが、これは入力軸1213に圧入されたロータコア
1212とその外周側に、断面T字状の複数のロ−タテ
ィ−ス1214が所定の間隔で設けられており、各ロ−
タティ−ス1214はそれぞれ基部に形成したダブテ−
ル1214aによりロ−タコア1212の外周の取り付
け溝内に嵌着固定されている。そして各ロ−タティ−ス
1214には3相界磁巻線1211が巻装されている。
【0019】ロータティ−ス1214の外周にはエアギ
ャップg1を介して円筒状のロータヨーク1311が回
転自在に設けられており、その内周面側の内部に、円周
方向に等間隔で複数の磁石1220が設けられている。
これら磁石1220は内周面側の磁極が、交互にN,S
極となるように配置されている。各磁石1220の両端
には、磁束の漏れを防ぐための開口部1311aがそれ
ぞれ形成されている。また、各磁石1220間のスペ−
スにはボルト穴1311bがロ−タヨ−ク1311を貫
通するように周方向の複数位置に設けられておりロ−タ
ヨ−ク1311を両サイドで支持するフレ−ム133
1、1332を結合するためのボルト1333(図1)
が上記各ボルト穴1311b内に挿入される。
【0020】この界磁極1220とロータコア121
2、ロ−タティ−ス1214及び巻線1211との間で
磁束が形成されることにより一つの磁気回路を形成し、
巻線1211に流れる電流をインバータ200により適
宜制御することによって、負荷出力の回転数を調整する
回転数調整部1200を構成する。また、ロータヨーク
1311の外周面側の内側に円周方向に等間隔に複数の
磁石1420が配置されており、磁石1420の両端部
には、磁束の漏れを防ぐための開口部1311aが磁石
1220の場合と同様に形成されている。磁石1420
の磁極の配置は磁石1220と同様である。
【0021】第2ロータ1310の外径はd2であり、
さらにその外周部に所定のエアギャップg2を介してス
テータ1410が設けられている。ステータ1410の
ステータコア1412の内周面側には巻線1411が巻
装されるための複数のスロット1412aが形成されて
おり、第2ロータの界磁極1420との間で磁束を形成
し、第2の磁気回路を形成する。そして巻線1411に
流れる電流をインバータ400により適宜制御すること
によって負荷出力へ向けてのトルクを調整することが可
能であり、この磁気回路によりトルク調整部1400を
構成する。
【0022】上記の構成に於いて、エンジン100の出
力を電磁力を介してダイレクトに車両出力側へ伝達し、
モータ出力をアシストするメカニズムを説明する。今エ
ンジン100の出力の回転数が2n〔rpm〕,トルク
がt〔Nm〕である時、これを車両出力(回転数n〔r
pm〕,トルク2t〔Nm〕)としたい場合について説
明する。
【0023】この回転数調整部1200では入力(第1
ロータ回転エネルギー)と出力(第2ロータ回転エネル
ギー)でトルクは作用、反作用の関係にあり、トルクを
同一トルクt〔Nm〕として、エンジン100の回転数
2n〔rpm〕を車両出力回転数n〔rpm〕に調整す
る。第2ロ−タ1310にまずトルクt〔Nm〕、回転
数n〔rpm〕の出力を得るためには、回転方向と作用
するトルク方向が逆となる制動状態となり、第2ロータ
1310の回転数調整部側の磁石1220の位置を回転
センサ1911、1912の相対角により検出し第1ロ
ータ1210の巻線1211への通電位置を適当に計
算、制御する事により、制動状態に制御し、第1ロータ
より発電出力が得られこれをバッテリー600を介して
トルク調整部1400へ送る。第1ロータ1210の巻
線1211への通電はインバータ200から給電器16
00のブラシホルダ1610のブラシ1620、スリッ
プリング1630、リード部1660及び端子台167
0を経て行われ、通電タイミングは第1ロータ、第2ロ
ータの回転センサ1911、1912の相対角によって
計算される。これにより第2ロ−タ1310側へトルク
t〔Nm〕、回転数n〔rpm〕の出力を得るとともに
エネルギーntが発電出力として得られる。この様に回
転数調整部1200はエンジン100の出力トルクt
〔Nm〕を車両出力側である駆動輪700へそのまま伝
達しながら、エンジン100側と出力側の回転数の差を
発電出力とする機能を持つ。又逆にエンジン100側の
回転数が出力回転数より小さいときは、バッテリー60
0より給電を受け、電動機としての機能を行う。
【0024】次に、第1ロータ1210よりエンジン1
00の出力トルクt〔Nm〕を電磁力を介して伝えられ
た第2ロータ1310においては車両出力を2nt(ト
ルク2t、回転数n)とするために、不足となっている
トルク分及びそれに必要な出力ntを補う必要がある。
この場合のトルク調整部1400の働きは通常のモータ
と同様でインバータ400からステータ巻線1411へ
所望のトルク、回転数となるように、第2ロータ131
0のトルク調整部1400側の磁石1420の位置を回
転センサ1912で検出し、通電タイミングを計算しな
がら給電を行う。逆に、エンジン100側トルクが出力
側トルク以上となった時は、トルク調整部1400は、
発電モードで働き、過剰なエネルギーをバッテリ600
に送る機能を持つ。
【0025】以上のように、エンジン100からの入力
(トルクt,回転数2n)をまず回転数調整部1200
により、エンジン100のトルクtは、そのまま第2ロ
ータ1310へ伝達し、エンジン100の回転数2nを
所望の出力回転数nに合わせるが、その時に生ずる回転
数差n×トルクtのエネルギーを電力に変換し、インバ
ータ200、バッテリ600を介してトルク調整部14
00へ送る。トルク調整部1400側では、回転数調整
部1200或いはバッテリ600の出力を受け、そのト
ルクtの車両出力トルクに対する不足分或いは過剰分を
ここで補正する。この時、不足の場合は、1400は電
動機として、過剰であれば発電機として機能する。
【0026】又、回転数調整部1200もエンジン10
0の入力の設定によっては電動機として機能する必要が
ある。逆に前記システムを車両の制動時に利用する場合
は、エンジン100をコンプレッサー(或いはエンジン
100によるブレーキ)として前記回転数調整部120
0の第1ロータの回転抵抗体として利用でき、車両の制
動エネルギーの内、前記回転数調整部1200で制動エ
ネルギーの一部を吸収するので、トルク調整部1400
が負担する制動エネルギーは減少し、制動時に必要な容
量も小さくする事ができる。
【0027】以上のような構成によりエンジン100の
回転エネルギーを一部電磁力を介してダイレクトに走行
駆動側へ伝達することで、電力系統及び回転機の容量を
小さくすることができ、さらには2つの回転機を複合化
し内外配置としたので大幅に小型化が可能となった。
又、一部回転エネルギーを電力に、又電力から回転エネ
ルギーに変換する工程が省けるので、その分効率UPも
期待できる。
【0028】次に、回転電機の第1ロータ1210への
電力供給を行うブラシホルダ(ブラシ保持装置)161
0の構成について説明する。上記ブラシホルダ1610
は図3および図4に示すようにブラシ1620、スプリ
ング1640、各相のブラシを絶縁する絶縁体(固定
板)1660及びブラシ1620を固定する金属性の保
持器1690で構成し、絶縁体1660を熱伝導体16
70で結合し、3相分を積層して構成し、ボルト168
0でフレーム1730に固定している。ブラシ1620
は保持器1690に接触し、保持器1690は絶縁体1
660に接触している。
【0029】このような構成にすることで、各構成部品
を一体とみなすことができ電力供給時の電流によるブラ
シ1620の発熱及びブラシ1620とスリップリング
1630の摩擦による発熱をフレーム等の回転電機の冷
却可能部まで図1の矢印に示す様に熱伝導で移動させる
ことが可能となる。また、その他の実施例として、熱伝
導体1670ではなく保持器1690を直接絶縁体16
60に接触する様に構成し、同様の効果を得る構造を図
5に示す。
【0030】図5で示した実施例は、保持器1690を
金属で構成した場合の例で、この場合、ボルト1680
と保持器1690が導通しないようにゴム等の絶縁体1
695を保持器に組付ている。第1の実施形態で説明し
た構造において絶縁体1660は保持器1690に比べ
熱伝導率が小さい。このため熱伝導によるブラシ162
0の冷却効率を向上するためには絶縁体1660を熱伝
導率の大きな材質にする必要がある。
【0031】そこで、絶縁体1660の材質を熱伝導率
が大きいセラミック等の高熱伝導体にすることでブラシ
1620の熱伝導による冷却をより効果的に行うことが
できる。ブラシ1620を図5および図6に示す他の実
施例では、固定する保持器1690はブラシ1620と
接触している。
【0032】そこで、上記保持器1690を抵抗値の低
い銅等の金属で構成し、ブスバーとして利用することが
できる。図6はブラシを2個使用した場合の構造例で、
図7はブラシを4個使用した場合の構造例である。図6
及び図7に示すように電力入出力回路の並列化が簡単に
構成でき、ブラシ1個当りの電流密度を小さくするため
にブラシ1620を複数個配置することでブラシの小型
化が実現できる。
【0033】さらに、複数個のブラシを配線により結線
する場合に比べて、構成部品が少なくなると共に組付け
性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における全体構成を示す、主要
部の縦断面図である。
【図2】本発明の実施例における要部を拡大して示す縦
断面図である。
【図3】本発明の実施例における駆動装置の主要部の横
断面図である。
【図4】本発明の実施例におけるブラシ保持装置の正面
図である。
【図5】本発明の他の実施例における駆動装置の主要部
の横断面図である。
【図6】本発明の他の実施例におけるブラシ保持装置の
正面図である。
【図7】本発明の他の実施例におけるブラシ保持装置の
正面図である。
【符号の説明】
100 エンジン(E/G) 200、400 インバータ 500 ECU 600 バッテリ 1000 トルク−回転数コンバータ 1200 回転数調整部 1210 第1ロータ 1310 第2ロータ 1400 トルク調整部 1410 ステータ 1600 給電器 1610 ブラシホルダ 1620 ブラシ 1640 スプリング 1660 絶縁体 1710 ハウジング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の出力を入力とし、連結される
    負荷出力に対し所定の駆動トルク及び回転数を出力制御
    する駆動装置において、 前記駆動装置は、ハウジングと、 前記ハウジングに収容され、前記内燃機関から負荷出力
    に回転力を伝える相対回転可能な第1及び第2の回転子
    と、 前記ハウジングに固定される固定子とを備えるととも
    に、 前記第2の回転子は前記固定子の内側に、前記第1の回
    転子は前記第2の回転子の内側に同心円状に配置され、 前記第1の回転子は、第1のコイルを有し、前記固定子
    は第2のコイルを有すると共に前記第2の回転子には、
    前記第1の回転子と第1のエアギャップを介して前記第
    1のコイルと相互電磁作用を行う第1の界磁を有し、前
    記第1のエアギャップと共に第1の回転電機を構成し、 同じく前記第2の回転子には、前記固定子と第2のエア
    ギャップを介して前記第2のコイルと相互電磁作用を行
    う第2の界磁を有し前記第2のエアギャップと共に第2
    の回転電機を構成し、 前記第1の回転電機の前記第1のコイルヘの給電を、複
    数のブラシを介して行うとともに、前記第1の回転子の
    シャフトに設けられたスリップリングと、 前記のブラシを前記スリップリング側に移動可能に保持
    する金属製の保持器と、これら保持器を固定する電気絶
    縁体からなる固定板とを有する複数のブラシ保持装置と
    を備え、 前記複数のブラシ保持装置を前記第1の回転子のシャフ
    トの軸方向に積層したことを特徴とする車両用駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ブラシ保持装置の固定板と他のブラ
    シ保持装置の保持器とを当接して積層したことを特徴と
    する請求項1に記載の車両用駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記ブラシ保持装置の固定板を電気絶線
    の高熱伝導部材で形成することを特徴とする請求項1も
    しくは2に記載の車両用駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記ブラシ保持装置の固定板を前記ハウ
    ジングに当接して固定することを特徴とする請求項1な
    いし3のいづれかに記載の車両用駆動装置。
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