JPH1042285A - 同期装置 - Google Patents

同期装置

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JPH1042285A
JPH1042285A JP19068396A JP19068396A JPH1042285A JP H1042285 A JPH1042285 A JP H1042285A JP 19068396 A JP19068396 A JP 19068396A JP 19068396 A JP19068396 A JP 19068396A JP H1042285 A JPH1042285 A JP H1042285A
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JP
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head
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Application number
JP19068396A
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English (en)
Inventor
Yasuhisa Kono
泰久 河野
Naoyuki Kai
直行 甲斐
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイムスタンプとフレ−ムの対応付けの誤り
の確立を小さくする。 【解決手段】 パケットデコ−ダ32は、デ−タの供給
単位であるパケットの先頭部分のタイムスタンプを抽出
する。フレ−ム先頭検出部33は、デ−タの処理単位で
あるフレ−ムの先頭を検出する。制御回路34は、後段
デコ−ダのフレ−ム先頭検出信号FV(FA)が入力さ
れるとフレ−ム再生タイミング信号Tを出力すると共
に、タイムスタンプが抽出されてからフレ−ム先頭検出
部33が最初にフレ−ムの先頭を検出した後の一定期間
はフレ−ム先頭検出信号FV(FA)を無視する。比較
部35は、フレ−ム再生タイミング信号Tが入力される
と、タイムスタンプと標準タイマを比較し、後段デコ−
ダへデ−タ出力を許可する同期制御信号SV(SA)を
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MPEGシステム
などの多重化された複数のデ−タ、例えば、ビデオデ−
タとオ−ディオデ−タを分離し、互いを同期させて再現
する同期装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、MPEGシステムの基本構成の
一例を示している。ビデオ素材(アナログデ−タ)は、
ビデオ符号器(エンコ−ダ)11Aに入力され、ビデオ
符号器11Aにおいてデジタルデ−タに変換される。同
様に、オ−ディオ素材(アナログデ−タ)も、オ−ディ
オ符号器(エンコ−ダ)11Bに入力され、オ−ディオ
符号器11Bにおいてデジタルデ−タに変換される。
【0003】多重化部(マルチプレクサ部)12は、ビ
デオデ−タのストリ−ム(デ−タ列)とオ−ディオデ−
タのストリ−ムを同期させ、1本のストリ−ムに多重化
する。1本化されたデ−タストリ−ムは、ネットワ−ク
などのデ−タ伝送媒体のデ−タ送信に用いられたり、又
はCD−ROMなどのデ−タ記憶媒体に記憶される。
【0004】一方、デ−タ伝送媒体から受信し又はデ−
タ記憶媒体から再生したデ−タストリ−ムは、分離部1
3において、ビデオデ−タのストリ−ムとオ−ディオデ
−タのストリ−ムに分けられる。
【0005】ビデオデ−タのストリ−ムは、ビデオ復号
器(デコ−ダ)14Aによりアナログデ−タに変換さ
れ、ビデオ・モニタなどの出力装置に与えられる。同様
に、オ−ディオデ−タのストリ−ムも、オ−ディオ復号
器(デコ−ダ)14Bによりアナログデ−タに変換さ
れ、スピ−カなどの出力装置に与えられる。
【0006】この時、ビデオデ−タとオ−ディオデ−タ
は、互いに同期をとってビデオ復号器14A又はオ−デ
ィオ復号器14Bから出力される。なお、アナログデ−
タは、デ−タ量を削減するために、デ−タ圧縮されたデ
ジタルデ−タに変換されることが多い。
【0007】図7は、デジタル化(符号化)及び多重化
された1本のデ−タストリ−ムの構造を示すものであ
る。デ−タストリ−ムは、デ−タの供給単位である一定
長のパケットに区分けされている。パケットの先頭部分
には、ビデオデ−タか又はオ−ディオデ−タかを識別す
るヘッダや、ビデオデ−タとオ−ディオデ−タを同期を
とって出力するためのタイムスタンプなどのデ−タが存
在している。
【0008】なお、ストリ−ムの途中から復合再生する
ことを目的として、複数のパケットを束ねてパックと呼
ばれる構成単位からストリ−ムを構成することもある。
また、デ−タストリ−ムは、デ−タの処理単位であるフ
レ−ムに区分けされている。フレ−ムの長さは、まちま
ちであるため、フレ−ムの区切り目とパケットの区切り
目は、必ずしも一致するものではない。フレ−ムの先頭
部分a1,a2,…には、フレ−ムの先頭(区切り目)
を示すデ−タが存在している。
【0009】フレ−ムがパケットよりも短く、パケット
内に少なくとも1つのフレ−ムの先頭が存在する場合、
そのパケットの先頭部分には、タイムスタンプが設けら
れる場合がある。このタイムスタンプは、パケット内の
最初のフレ−ムの出力タイミング(時刻)を決定するも
のである。
【0010】一方、フレ−ムがパケットよりも長く、パ
ケット内にフレ−ムの先頭が存在しない場合、そのパケ
ットの先頭部分には、タイムスタンプが設けられない。
図8は、図6の分離部及びデコ−ダ側の構成を詳細に示
すものである。また、図9は、図8のデコ−ダの構成を
詳細に示すものである。
【0011】デ−タ伝送媒体又はデ−タ記憶媒体からの
1本のデ−タストリ−ムは、分離器15により複数のス
トリ−ムに分離される。ビデオパケットストリ−ムは、
STD(システム・タ−ゲット・デコ−ダ)バッファ1
6を経由してビデオデコ−ダ14Aに入力される。オ−
ディオパケットストリ−ムは、STDバッファ17を経
由してオ−ディオデコ−ダ14Bに入力される。
【0012】システムデコ−ダ18は、STC(システ
ム・タイム・クロック)という標準タイマを有し、この
STCをビデオデコ−ダ14A及びオ−ディオデコ−ダ
14Bに与える。
【0013】ビデオデコ−ダ14Aは、ビデオパケット
デコ−ダ(前段デコ−ダ)20A、FIFOバッファ2
1A及びビデオデコ−ダ(後段デコ−ダ)22Aを有し
ている。
【0014】ビデオパケットデコ−ダ20Aでは、ビデ
オパケットの先頭部分に存在する付加デ−タを抽出、解
析すると共に、FIFOバッファ21Aを経由してビデ
オデコ−ダ22Aに実デ−タを供給する。
【0015】ビデオデコ−ダ22Aでは、フレ−ムの先
頭を検出すると共に、各フレ−ムの実デ−タをアナログ
デ−タに変換する。また、ビデオパケットデコ−ダ20
Aでは、ここで抽出されたタイムスタンプとSTC(標
準タイマ)とが比較され、両者が一致したときに、ビデ
オモニタなどの出力装置への出力を許可する同期制御信
号SVがビデオデコ−ダ22Aに与えられる。
【0016】ビデオデコ−ダ22Aでは、同期制御信号
SVが与えられた時に、フレ−ムの先頭から実デ−タを
出力装置に出力する。同様に、オ−ディオデコ−ダ14
Bも、オ−ディオパケットデコ−ダ(前段デコ−ダ)2
0B、FIFOバッファ21B及びオ−ディオデコ−ダ
(後段デコ−ダ)22Bを有している。
【0017】オ−ディオパケットデコ−ダ20Bでは、
オ−ディオパケットの先頭部分に存在する付加デ−タを
抽出、解析すると共に、FIFOバッファ21Bを経由
してオ−ディオデコ−ダ22Bに実デ−タを供給する。
【0018】オ−ディオデコ−ダ22Bでは、フレ−ム
の先頭を検出すると共に、各フレ−ムの実デ−タをアナ
ログデ−タに変換する。また、オ−ディオパケットデコ
−ダ20Bでは、ここで抽出されたタイムスタンプとS
TC(標準タイマ)とが比較され、両者が一致したとき
に、スピ−カなどの出力装置への出力を許可する同期制
御信号SAがオ−ディオデコ−ダ22Bに与えられる。
【0019】オ−ディオデコ−ダ22Bでは、同期制御
信号SAが与えられた時に、フレ−ムの先頭から実デ−
タを出力装置に出力する。以上のようにして、ビデオデ
−タとオ−ディオデ−タの同期をとりながら、両デ−タ
の再生が行われる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述の同期装置では、
パケット内に少なくとも1つのフレ−ムの先頭が存在す
る場合、そのパケットの先頭部分には、タイムスタンプ
が設けられる。しかし、従来では、パケットの先頭部分
のタイムスタンプと、そのパケット内の最初のフレ−ム
とを正確に対応付けて、実デ−タの出力タイミング(時
刻)を決定することが難しい欠点がある。
【0021】図10は、タイムスタンプとフレ−ムの対
応付けの例を示すものである。同図は、デ−タストリ−
ム(ビデオパケットストリ−ム又はオ−ディオパケット
ストリ−ム)を示しており、各デ−タは、左側から右側
に向かって処理されていくものである。
【0022】まず、前段デコ−ダ(パケットデコ−ダ)
において、パケットの先頭部分の付加デ−タからタイム
スタンプが抽出される。また、この抽出されたタイムス
タンプとSTC(標準タイマ)とが比較され、両者が一
致したときに同期制御信号SV(又はSA)が出力され
る。
【0023】一方、後段デコ−ダでは、同期制御信号S
V(又はSA)が入力されると、フレ−ムの先頭から実
デ−タを出力装置に出力する。この場合、ビデオ(又は
オ−ディオ)パケット1の先頭部分のタイムスタンプ
は、フレ−ム1と対応付けられなければならない。しか
し、前段デコ−ダと後段デコ−ダの間にはFIFOバッ
ファが存在し、このFIFOバッファなどによる信号遅
延が存在する。
【0024】このため、フレ−ム0の再生タイミングに
おいて、パケット1の先頭部分のタイムスタンプとST
C(標準タイマ)が比較され、このタイムスタンプは、
フレ−ム0と対応付けられてしまう欠点がある。
【0025】図11は、タイムスタンプとフレ−ムの対
応付けの他の例を示すものである。この例では、前段デ
コ−ダ又は後段デコ−ダにおいてフレ−ムの先頭を検出
し、フレ−ムの先頭を検出した後にタイムスタンプとS
TCを比較することにより、タイムスタンプとフレ−ム
の対応付けを正確に行おうとするものである。
【0026】まず、前段デコ−ダ(パケットデコ−ダ)
において、パケットの先頭部分の付加デ−タからタイム
スタンプが抽出される。この後、前段デコ−ダ又は後段
デコ−ダにおいて、フレ−ムの先頭が検出されると、フ
レ−ム先頭検出信号FV(又はFA)が出力される。
【0027】前段デコ−ダでは、このフレ−ム先頭検出
信号FV(又はFA)を受けた後、タイムスタンプとS
TC(標準タイマ)の比較を行い、両者が一致したとき
に同期制御信号SV(又はSA)が出力される。
【0028】一方、後段デコ−ダでは、同期制御信号S
V(又はSA)が入力されると、フレ−ムの先頭から実
デ−タを出力装置に出力する。この場合、フレ−ムの先
頭を検出した後にタイムスタンプとSTCが比較される
ため、タイムスタンプとフレ−ムの対応付けをほぼ正確
に行うことができる。
【0029】しかし、例えば、フレ−ム0の先頭部分の
付加デ−タ(フレ−ムの先頭を示すデ−タ)がパケット
1の先頭部分の付加デ−タに跨がって存在しているよう
な場合、フレ−ム0の先頭検出は、常に、パケット1の
タイムスタンプの抽出後に行われることになる。
【0030】即ち、パケット1のタイムスタンプは、フ
レ−ム1に対応付けなければならないが、フレ−ム0の
先頭検出が行われた後にタイムスタンプとSTCの比較
が行われることになるため、パケット1のタイムスタン
プは、フレ−ム0に対応付けられてしまう欠点がある。
【0031】また、後段デコ−ダにおいてフレ−ムの先
頭検出を行う場合には、FIFOバッファなどによる信
号遅延のため、フレ−ム0の先頭検出がさらに遅れ、タ
イムスタンプとフレ−ムの対応付けを誤る確率が高くな
る。
【0032】本発明は、上記欠点を解決すべくなされた
もので、その目的は、タイムスタンプとフレ−ムの対応
付けの誤りの確率を無視できる程度に小さくできる実用
性のある同期装置を提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の同期装置は、1本のデ−タ列に多重化され
た複数のデ−タを種類ごとに分離する分離手段と、前記
分離手段により分離されたデ−タの数に等しい数だけ存
在し、各デ−タに1つずつ対応して設けられる複数のデ
コ−ド手段とを有し、各デコ−ド手段は、前段デコ−ダ
と、前記前段デコ−ダから出力されるデ−タの処理単位
であるフレ−ムの先頭を検出したときにフレ−ム先頭検
出信号を出力する後段デコ−ダと、前記前段デコ−ダか
ら出力されるデ−タを前記後段デコ−ダに導くバッファ
とを有し、前記前段デコ−ダは、前記分離手段から出力
されるデ−タの供給単位であるパケットの先頭部分のタ
イムスタンプを抽出するパケットデコ−ダと、前記分離
手段から出力されるデ−タの処理単位であるフレ−ムの
先頭を検出するフレ−ム先頭検出部と、前記後段デコ−
ダのフレ−ム先頭検出信号が入力されるとフレ−ム再生
タイミング信号を出力する共に、前記タイムスタンプが
抽出されてから前記フレ−ム先頭検出部が最初にフレ−
ムの先頭を検出した後の一定期間は前記フレ−ム先頭検
出信号を無視する制御回路と、前記フレ−ム再生タイミ
ング信号が入力されると、前記タイムスタンプと標準タ
イマとを比較し、前記後段デコ−ダへデ−タ出力を許可
する同期制御信号を出力する比較部とを有している。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の同期装置について詳細に説明する。図1は、本発明
の実施の形態に関わる同期装置を示すものである。図2
は、図1のビデオデコ−ダ及びオ−ディオデコ−ダの構
成を示すものである。
【0035】デ−タ伝送媒体又はデ−タ記憶媒体からの
1本のデ−タストリ−ムは、パックデコ−ダ(分離器)
15Aにより、ビデオパケットストリ−ムとオ−ディオ
パケットストリ−ムに分離される。ビデオパケットスト
リ−ムは、STD(システム・タ−ゲット・デコ−ダ)
バッファ16を経由してビデオデコ−ダ14Aに入力さ
れる。オ−ディオデ−タストリ−ムは、STDバッファ
17を経由してオ−ディオデコ−ダ14Bに入力され
る。
【0036】システムデコ−ダ18は、STC(システ
ム・タイム・クロック)という標準タイマを有し、この
STCをビデオデコ−ダ14A及びオ−ディオデコ−ダ
14Bに与える。
【0037】ビデオデコ−ダ14Aは、ビデオパケット
デコ−ダ(前段デコ−ダ)20A、FIFOバッファ2
1A及びビデオデコ−ダ(後段デコ−ダ)22Aを有し
ている。
【0038】ビデオパケットデコ−ダ20Aでは、ビデ
オパケットの先頭部分に存在する付加デ−タを抽出、解
析すると共に、FIFOバッファ21Aを経由してビデ
オデコ−ダ22Aに一定数の実デ−タを供給する。ま
た、ビデオパケットデコ−ダ20Aでは、フレ−ムの先
頭(候補)が検出される。
【0039】ビデオデコ−ダ22Aでは、フレ−ムの先
頭を検出すると共に、フレ−ムの先頭を検出した後、フ
レ−ム先頭検出信号FVをビデオパケットデコ−ダ20
Aに与える。
【0040】但し、ビデオパケットデコ−ダ20Aにお
いて、タイムスタンプが抽出されてから最初のフレ−ム
の先頭(候補)が検出された後の一定期間は、フレ−ム
先頭検出信号FVの不感期間となっている。
【0041】また、ビデオデコ−ダ22Aでは、一定数
の実デ−タがアナログデ−タに変換される。ビデオパケ
ットデコ−ダ20Aでは、フレ−ム先頭検出信号FVが
入力されると、フレ−ム再生タイミング信号Tが出力さ
れた後、タイムスタンプとSTC(標準タイマ)とが比
較される。そして、両者が一致したときに、ビデオモニ
タなどの出力装置への出力を許可する同期制御信号SV
がビデオデコ−ダ22Aに与えられる。
【0042】ビデオデコ−ダ22Aでは、同期制御信号
SVが与えられた時に、フレ−ムの先頭から実デ−タを
出力装置に出力する。同様に、オ−ディオデコ−ダ14
Bも、オ−ディオパケットデコ−ダ(前段デコ−ダ)2
0B、FIFOバッファ21B及びオ−ディオデコ−ダ
(後段デコ−ダ)22Bを有している。
【0043】オ−ディオパケットデコ−ダ20Bでは、
オ−ディオパケットの先頭部分に存在する付加デ−タを
抽出、解析すると共に、FIFOバッファ21Bを経由
してオ−ディオデコ−ダ22Bに一定数の実デ−タを供
給する。また、オ−ディオパケットデコ−ダ20Bで
は、フレ−ムの先頭(候補)が検出される。
【0044】オ−ディオデコ−ダ22Bでは、フレ−ム
の先頭を検出すると共に、フレ−ムの先頭を検出した
後、フレ−ム先頭検出信号FAをオ−ディオパケットデ
コ−ダ20Bに与える。
【0045】但し、オ−ディオパケットデコ−ダ20B
において、タイムスタンプが抽出されてから最初のフレ
−ムの先頭(候補)が検出された後の一定期間は、フレ
−ム先頭検出信号FAの不感期間となっている。
【0046】また、オ−ディオデコ−ダ22Bでは、一
定数の実デ−タがPCMデ−タに変換される。このPC
Mデ−タは、D/Aコンバ−タ(図示せず)によりアナ
ログデ−タに変換される。
【0047】オ−ディオパケットデコ−ダ20Bでは、
フレ−ム先頭検出信号FAが入力されると、フレ−ム再
生タイミング信号Tが出力された後、タイムスタンプと
STC(標準タイマ)とが比較される。そして、両者が
一致したときに、スピ−カなどの出力装置への出力を許
可する同期制御信号SAがオ−ディオデコ−ダ22Bに
与えられる。
【0048】オ−ディオデコ−ダ22Bでは、同期制御
信号SAが与えられた時に、フレ−ムの先頭から実デ−
タを出力装置に出力する。以上のようにして、ビデオデ
−タとオ−ディオデ−タの同期をとりながら、両デ−タ
の再現が行われる。
【0049】図3は、図2のビデオパケットデコ−ダ1
4A又はオ−ディオパケットデコ−ダ14Bの構成を示
すものである。ビデオパケットストリ−ム又はオ−ディ
オパケットストリ−ムは、作業用バッファ31を経由し
てパケットデコ−ダ32及びフレ−ム先頭(候補)検出
部33に入力される。
【0050】パケットデコ−ダ32では、パケットの先
頭部分に存在するタイムスタンプが抽出、解析されると
共に、タイムスタンプが抽出、解析されると、タイムス
タンプが抽出、解析されたことを示す信号を制御回路3
4に出力する。フレ−ム先頭(候補)検出部33では、
フレ−ムの先頭(候補)が検出され、フレ−ムの先頭
(候補)を検出したことを示す信号を制御回路34に出
力する。
【0051】制御回路33には、フレ−ム先頭検出信号
FV(又はFA)が入力されている。制御回路33は、
フレ−ム先頭検出信号FV(又はFA)を受けると、フ
レ−ム再生タイミング信号Tを出力する。比較部35
は、再生タイミング信号Tを受けると、タイムスタンプ
とSTC(標準タイマ)との比較を行い、両者が一致し
たときに、同期制御信号SV(又はSA)を出力する。
【0052】ここで、制御回路34は、タイムスタンプ
が抽出されてから最初のフレ−ムの先頭(候補)が検出
された後の一定期間(不感期間)は、フレ−ム先頭検出
信号FV(又はFA)を検知しないようにしている。
【0053】これは、前段デコ−ダと後段デコ−ダの間
に存在するFIFOバッファによる信号遅延を考慮し、
タイムスタンプと対応付けしたいフレ−ムよりも前のフ
レ−ムの先頭検出信号を排除する趣旨である。
【0054】一方、一定数の実デ−タは、出力レジスタ
36を経由して、FIFOバッファ及び後段デコ−ダに
与えられる。次に、図3乃至図5を参照しつつ、本発明
の実施の形態に関わる同期装置の動作について説明す
る。なお、図4は、本発明の同期装置の動作を示すフロ
−チャ−トであり、図5は、前段デコ−ダ及び後段デコ
−ダにおける各信号の様子を示す図である。
【0055】デ−タ伝送媒体から受信し又はデ−タ記憶
媒体から再生したデ−タストリ−ムには、ビデオデ−タ
とオ−ディオデ−タが混在しているので、パックデコ−
ダ(分離部)においてパックヘッダの抽出、解釈が行わ
れる。その結果、デ−タストリ−ムは、ビデオパケット
ストリ−ムとオ−ディオパケットストリ−ムに分けられ
る。
【0056】ビデオパケットストリ−ムは、STDバッ
ファを経由してビデオデコ−ダに導かれ、オ−ディオパ
ケットストリ−ムは、STDバッファを経由してオ−デ
ィオデコ−ダに導かれる。
【0057】なお、この後、ビデオデコ−ダ及びオ−デ
ィオデコ−ダで所定の処理が行われるが、ビデオデコ−
ダ及びオ−ディオデコ−ダで行われる処理の内容は同じ
であるので、以下にまとめて説明する。
【0058】まず、パケットの先頭がパケットデコ−ダ
32に入力される。パケットデコ−ダ32では、パケッ
トヘッダの抽出、解釈がなされ、タイムスタンプが存在
する場合、即ちパケット内にフレ−ムの先頭が少なくと
も1つ存在する場合には、このタイムスタンプが抽出、
解釈される(ステップST1)。
【0059】なお、タイムスタンプが存在しない場合に
は、この後、再びパケットの先頭がくるため、初期状態
に戻る(ステップST2)。タイムスタンプが抽出され
ると、パケットデコ−ダ32は、タイムスタンプが抽出
されたことを示す信号を制御回路34に出力する。
【0060】また、フレ−ム先頭(候補)検出部33で
は、フレ−ムの先頭(候補)の検出が行われる。フレ−
ム先頭(候補)検出部33は、フレ−ムの先頭(候補)
を検出すると、当該フレ−ムの先頭(候補)を検出した
ことを示す信号を制御回路34に出力する(ステップS
T3)。
【0061】なお、ここで、「候補」としているのは、
MPEGのオ−ディオデ−タストリ−ムでは、実デ−タ
がフレ−ムの先頭を示すコ−ドになる場合があるため、
偽のフレ−ム先頭も含んでいる場合もあり得ることを示
唆したためである。
【0062】フレ−ムの先頭(候補)が存在しない場合
には、この後、再びパケットの先頭がくるため、初期状
態に戻る(ステップST4)。制御回路34は、パケッ
トデコ−ダ32の出力信号及びフレ−ム先頭(候補)検
出部33の出力信号を受け、タイムスタンプが抽出され
てから最初のフレ−ム先頭(候補)が検出された後の一
定期間をフレ−ム先頭検出信号FV(又はFA)の不感
期間とする。
【0063】また、一定数の実デ−タは、出力レジスタ
36を経由して後段デコ−ダに転送される(ステップS
T5)。一定数の実デ−タを後段デコ−ダに転送した
後、再びパケットの先頭がくると、初期状態に戻る(ス
テップST6)。
【0064】この後、後段デコ−ダでは、フレ−ムの先
頭が検出され、フレ−ム先頭検出信号FV(又はFA)
が前段デコ−ダの制御回路34に入力される(ステップ
ST7)。
【0065】ここで、前段デコ−ダにおいて検出される
フレ−ムの先頭が、当該前段デコ−ダに検出されてから
後段デコ−ダで検出されるまでには、一定の時間がかか
る。つまり、前段デコ−ダにおいてフレ−ムの先頭(候
補)を検出した後に、当該フレ−ムよりも前のフレ−ム
の先頭検出信号が後段フレ−ムから出力される場合があ
る。
【0066】このような場合に、そのフレ−ム先頭検出
信号を排除(無視)するために、不感期間が設けてあ
る。制御回路34は、フレ−ム先頭検出信号(不感期間
内のものを除く)を受けると、フレ−ム再生タイミング
信号Tを比較部35に出力する。比較部35は、再生タ
イミング信号Tを受けると、タイムスタンプとSTC
(標準タイマ)との比較を行い、両者が一致したとき
に、同期制御信号SV(又はSA)を出力する。
【0067】同期制御信号SV(又はSA)は、後段デ
コ−ダに送られ、後段デコ−ダは、この同期制御信号に
基づいて所定のタイミングでビデオデ−タ又はオ−ディ
オデ−タを出力装置に出力する。
【0068】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の同期装
置によれば、次のような効果を奏する。前段デコ−ダに
おいてフレ−ム先頭(候補)が検出され、タイムスタン
プが抽出されてから最初のフレ−ム先頭(候補)が検出
された後の一定期間を不感期間とし、その不感期間内で
は、後段デコ−ダからのフレ−ム先頭検出信号を無視す
るようにしている。
【0069】つまり、前段デコ−ダにおいてフレ−ム先
頭(候補)が検出された後、そのフレ−ムの先頭が後段
デコ−ダに転送されるまでの間に、後段デコ−ダで検出
されるフレ−ムの先頭は無視している。
【0070】従って、タイムスタンプとフレ−ムの対応
付けを正確に行うことができる。なお、不感期間は、前
段デコ−ダから後段デコ−ダまでの信号の遅延時間より
も短く設定される。
【0071】本発明では、タイムスタンプとフレ−ムの
対応付けの誤りの確率を無視できるほどに小さくできる
が、これを定量的に求めてみる。簡単のため、パケット
長を2000バイト、フレ−ム長を600バイトと仮定
する。
【0072】後段デコ−ダのみでフレ−ム先頭検出を行
う従来方式の場合、タイムスタンプとフレ−ムの対応付
けの誤りは、後段デコ−ダにおいてタイムスタンプより
も前のフレ−ムの先頭を検出し、このフレ−ム先頭検出
信号に基づいてタイムスタンプとSTCの比較がなされ
るときに生じる。
【0073】ここで、前段デコ−ダと後段デコ−ダの間
に存在するFIFOバッファを8バイトと仮定し、この
FIFOバッファにデ−タが存在する確率を1/2とす
ると、タイムスタンプとフレ−ムの対応付けを誤る確率
は、1パケット当たり、約0.7%(=8/2/60
0)である。
【0074】オ−ディオのパケットは、約10msec
(10-3秒)当たり1パケットであるから、約1.5秒
に1回誤ることになり、実用のレベルではない。一方、
本発明の場合、タイムスタンプとフレ−ムの対応付けの
誤りは、タイムスタンプの抽出後、直ちに偽のフレ−ム
先頭(候補)が検出され、さらに後段デコ−ダにおいて
タイムスタンプよりも前のフレ−ムの先頭を検出すると
きに生じる。
【0075】前段デコ−ダによるタイムスタンプの抽出
から後段デコ−ダによるフレ−ム先頭検出までの間に、
偽のフレ−ムの先頭が現れる確率は、フレ−ムの先頭部
分のデ−タを2バイトと仮定すると、約6×10-5{=
(1/216)×(8/2)}約6×10-5である。
【0076】また、偽の先頭(候補)が検出された後、
後段デコ−ダにおいてタイムスタンプよりも前のフレ−
ムの先頭を検出する確率は、上述のように0.7%であ
るから、本発明における対応付けの誤りの確率は、1パ
ケット当たり約0.4×10-6%となる。つまり、オ−
ディオのパケットを例にとると、約7時間に1回誤るこ
とになり、十分に実用のレベルである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に関わる同期装置の全体構
成を示す図。
【図2】図1のデコ−ダを示す図。
【図3】図2のパケットデコ−ダを示す図。
【図4】本発明の同期装置の動作を示すフロ−チャ−
ト。
【図5】本発明の同期装置の各信号波形を示す図。
【図6】MPEGシステムの一例を示す図。
【図7】デ−タストリ−ムの一例を示す図。
【図8】従来の同期装置を示す図。
【図9】図8のデコ−ダを示す図。
【図10】従来の同期装置の対応付けの誤りの例を示す
図。
【図11】従来の同期装置の対応付けの誤りの例を示す
図。
【符号の説明】
11A :ビデオエンコ−ダ、 11B :オ−ディオエンコ−ダ、 12 :多重化部、 13 :分離部、 13A :パックデコ−ダ(分離部)、 14A :ビデオデコ−ダ、 14B :オ−ディオデコ−ダ、 15 :分離器、 16,17 :STDバッファ、 18 :システムデコ−ダ、 19 :STC(標準タイマ)、 20A :ビデオパケットデコ−ダ、 20B :オ−ディオパケットデコ−
ダ、 21A,21B :FIFOバッファ、 22A :ビデオデコ−ダ、 22B :オ−ディオデコ−ダ、 31 :作業用バッファ、 32 :パケットヘッダデコ−ダ、 33 :フレ−ム先頭(候補)検出
部、 34 :制御回路、 35 :比較部、 36 :出力レジスタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本のデ−タ列に多重化された複数のデ
    −タを種類ごとに分離する分離手段と、前記分離手段に
    より分離されたデ−タの数に等しい数だけ存在し、各デ
    −タに1つずつ対応して設けられる複数のデコ−ド手段
    とを有し、 各デコ−ド手段は、前段デコ−ダと、前記前段デコ−ダ
    から出力されるデ−タの処理単位であるフレ−ムの先頭
    を検出したときにフレ−ム先頭検出信号を出力する後段
    デコ−ダと、前記前段デコ−ダから出力されるデ−タを
    前記後段デコ−ダに導くバッファとを有し、 前記前段デコ−ダは、前記分離手段から出力されるデ−
    タの供給単位であるパケットの先頭部分のタイムスタン
    プを抽出するパケットデコ−ダと、前記分離手段から出
    力されるデ−タの処理単位であるフレ−ムの先頭を検出
    するフレ−ム先頭検出部と、前記後段デコ−ダのフレ−
    ム先頭検出信号が入力されるとフレ−ム再生タイミング
    信号を出力する共に、前記タイムスタンプが抽出されて
    から前記フレ−ム先頭検出部が最初にフレ−ムの先頭を
    検出した後の一定期間は前記フレ−ム先頭検出信号を無
    視する制御回路と、前記フレ−ム再生タイミング信号が
    入力されると、前記タイムスタンプと標準タイマとを比
    較し、前記後段デコ−ダへデ−タ出力を許可する同期制
    御信号を出力する比較部とを有することを特徴とする同
    期装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1202573A2 (en) * 2000-10-27 2002-05-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Moving image packet decoding and reproducing apparatus, reproduction time control method thereof, computer program product for controlling reproduction time and multimedia information receiving apparatus

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EP1202573A2 (en) * 2000-10-27 2002-05-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Moving image packet decoding and reproducing apparatus, reproduction time control method thereof, computer program product for controlling reproduction time and multimedia information receiving apparatus

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