JPH1041919A - Ｃｄｍａ方式多重伝送装置 - Google Patents
Ｃｄｍａ方式多重伝送装置Info
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- JPH1041919A JPH1041919A JP19763896A JP19763896A JPH1041919A JP H1041919 A JPH1041919 A JP H1041919A JP 19763896 A JP19763896 A JP 19763896A JP 19763896 A JP19763896 A JP 19763896A JP H1041919 A JPH1041919 A JP H1041919A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】チャネル毎に送信電力の制御を行い全チャネル
の送信電力を所定値に揃えることにより、受信側で受信
電力の大きなチャネルの干渉を受け受信できないチャネ
ルをなくす。 【解決手段】常時は送信データ１０５を拡散コードで拡
散変調し、クロック１０３により周期的に短時間だけ電
力制御コード１０１を挿入するチャネル部１と、チャネ
ル部１の出力信号を振幅データ信号に変換すると同時に
チャネルの送信電力を示す電力制御信号１０４によりこ
の振幅データを変更修正し送信電力を所定値に制御する
電力制御部２と、多重化された拡散送信データの送信電
力の一部を入力し各チャネルの電力制御コード１０１ａ
〜ｃを多重化した電力制御コード１０２で逆拡散し各チ
ャネルの電力制御信号１０４ａ〜ｃを出力する逆拡散部
８などで構成される。
の送信電力を所定値に揃えることにより、受信側で受信
電力の大きなチャネルの干渉を受け受信できないチャネ
ルをなくす。 【解決手段】常時は送信データ１０５を拡散コードで拡
散変調し、クロック１０３により周期的に短時間だけ電
力制御コード１０１を挿入するチャネル部１と、チャネ
ル部１の出力信号を振幅データ信号に変換すると同時に
チャネルの送信電力を示す電力制御信号１０４によりこ
の振幅データを変更修正し送信電力を所定値に制御する
電力制御部２と、多重化された拡散送信データの送信電
力の一部を入力し各チャネルの電力制御コード１０１ａ
〜ｃを多重化した電力制御コード１０２で逆拡散し各チ
ャネルの電力制御信号１０４ａ〜ｃを出力する逆拡散部
８などで構成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＣＤＭＡ（コード分
割マルチプルアクセス）方式多重伝送装置に関し、特に
無線を用いた移動通信基地局などに使用される多チャネ
ルを扱うＣＤＭＡ方式多重伝送装置に関する。
割マルチプルアクセス）方式多重伝送装置に関し、特に
無線を用いた移動通信基地局などに使用される多チャネ
ルを扱うＣＤＭＡ方式多重伝送装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のＣＤＭＡ方式多重伝送装置は、
各チャネルにそれぞれ異なる自己相関性に優れかつ送信
データの伝送レートに比較して極めて高いレートで生成
される拡散コードを割り当て、各チャネルは送信データ
とこの拡散コードとを直接乗算して変調し、周波数軸上
に送信データを広帯域に拡散し、この拡散した複数のチ
ャネルを同一周波数帯域に多重化するものである。その
変調方式から高い秘匿性と伝送路に於ける干渉や雑音に
対し強いという特徴を有しているので移動通信の基地局
などに用いられる。
各チャネルにそれぞれ異なる自己相関性に優れかつ送信
データの伝送レートに比較して極めて高いレートで生成
される拡散コードを割り当て、各チャネルは送信データ
とこの拡散コードとを直接乗算して変調し、周波数軸上
に送信データを広帯域に拡散し、この拡散した複数のチ
ャネルを同一周波数帯域に多重化するものである。その
変調方式から高い秘匿性と伝送路に於ける干渉や雑音に
対し強いという特徴を有しているので移動通信の基地局
などに用いられる。
【０００３】従来、この種のＣＤＭＡ方式多重伝送装置
の構成は、送信データをチャネル毎に拡散コードで変調
して広帯域に拡散する複数のチャネル部とこの各拡散デ
ータ信号を振幅データ信号にそれぞれ変換する複数の電
力制御部と、この振幅データ信号を加算し多重化する多
重部と、この多重化データ信号をアナログ信号に変換す
るＤ／Ａ変換器と、このアナログ多重信号を無線周波帯
に変調し電力増幅して無線で送信する無線部とから構成
されている。
の構成は、送信データをチャネル毎に拡散コードで変調
して広帯域に拡散する複数のチャネル部とこの各拡散デ
ータ信号を振幅データ信号にそれぞれ変換する複数の電
力制御部と、この振幅データ信号を加算し多重化する多
重部と、この多重化データ信号をアナログ信号に変換す
るＤ／Ａ変換器と、このアナログ多重信号を無線周波帯
に変調し電力増幅して無線で送信する無線部とから構成
されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の技術
においては、各チャネルの送信データ信号を拡散、多重
化したディジタル信号をＤ／Ａ変換器でアナログ信号に
変換して後、無線部で変調、電力増幅しているので、特
にＤ／Ａ変換器の非直線性およびアナログ信号の無線部
における電力増幅度の温度変動などの要因で送信電力が
変動し、チャネル毎の送信電力にばらつきが生ずる。通
常、このばらつきは小さければ問題はないが、変動要因
が拡大してばらつきが大きくなると、受信側では電力の
小さなチャネルの移動無線機は電力の大きなチャネルの
干渉を受けて受信出来なくなるという問題がある。
においては、各チャネルの送信データ信号を拡散、多重
化したディジタル信号をＤ／Ａ変換器でアナログ信号に
変換して後、無線部で変調、電力増幅しているので、特
にＤ／Ａ変換器の非直線性およびアナログ信号の無線部
における電力増幅度の温度変動などの要因で送信電力が
変動し、チャネル毎の送信電力にばらつきが生ずる。通
常、このばらつきは小さければ問題はないが、変動要因
が拡大してばらつきが大きくなると、受信側では電力の
小さなチャネルの移動無線機は電力の大きなチャネルの
干渉を受けて受信出来なくなるという問題がある。
【０００５】尚、移動無線機から基地局受信方向におい
ては、遠近差による上述と同様問題があるので、従来か
ら各移動無線機側の送信電力を制御して基地局受信側の
受信電力を各チャネル揃える技術がある。しかし基地局
送信方向においてはチャネル毎に送信電力を制御する機
能がないので上述したような問題がある。
ては、遠近差による上述と同様問題があるので、従来か
ら各移動無線機側の送信電力を制御して基地局受信側の
受信電力を各チャネル揃える技術がある。しかし基地局
送信方向においてはチャネル毎に送信電力を制御する機
能がないので上述したような問題がある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のＣＤＭＡ方式多
重伝送装置は、各チャネルの送信データをチャネル毎に
異る拡散コードで変調して広帯域に拡散しこの拡散デー
タ信号を振幅データ信号に変換して後多重化し、この多
重化データ信号をアナログ信号に変換し無線周波帯に変
調し電力増幅して無線機で送信するＣＤＭＡ方式多重伝
送装置において、各チャネルの前記拡散コードを前記無
線機における送信電力測定用の電力制御コードに順次チ
ャネル毎に短時間だけ切替える切替手段と、前記送信電
力の一部を分岐しこの分岐送信電力を所定の周波数帯域
に変換した後前記切替手段に同期して各チャネルの前記
電力制御コードを多重化したコードで逆拡散し各チャネ
ル毎の送信電力情報を検出する検出手段と、前記送信電
力情報により対応するチャネルの前記振幅データを変更
修正し各チャネルの前記送信電力が所定値に揃うように
制御する電力制御手段とを備えている。
重伝送装置は、各チャネルの送信データをチャネル毎に
異る拡散コードで変調して広帯域に拡散しこの拡散デー
タ信号を振幅データ信号に変換して後多重化し、この多
重化データ信号をアナログ信号に変換し無線周波帯に変
調し電力増幅して無線機で送信するＣＤＭＡ方式多重伝
送装置において、各チャネルの前記拡散コードを前記無
線機における送信電力測定用の電力制御コードに順次チ
ャネル毎に短時間だけ切替える切替手段と、前記送信電
力の一部を分岐しこの分岐送信電力を所定の周波数帯域
に変換した後前記切替手段に同期して各チャネルの前記
電力制御コードを多重化したコードで逆拡散し各チャネ
ル毎の送信電力情報を検出する検出手段と、前記送信電
力情報により対応するチャネルの前記振幅データを変更
修正し各チャネルの前記送信電力が所定値に揃うように
制御する電力制御手段とを備えている。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図１は本発明により実施の形
態例のブロック図である。本実施の形態例はチャネル数
が３チャネル場合に示すが、通常は更に多チャネルで構
成される場合が多い。
図面を参照して説明する。図１は本発明により実施の形
態例のブロック図である。本実施の形態例はチャネル数
が３チャネル場合に示すが、通常は更に多チャネルで構
成される場合が多い。
【０００８】チャネル部１は拡散コード発生器１２とス
イッチ１３と乗算器１１とから構成される。拡散コード
発生部１２はコード分割を実現するための直交した符号
（Ｍ系列符号）を後述するタイミング制御部９が出力す
るクロック１０６に同期して生成する。拡散コード発生
部１２から出力された拡散コードはスイッチ１３の一端
に送出される。スイッチ１３の他端には電力制御コード
発生部１０より出力される電力制御コード１０１が入力
されておりスイッチ１３はタイミング制御部９が出力す
るクロック１０３により拡散コードと電力制御コード１
０１のどちらかを選択し出力する。乗算器１１はスイッ
チ１３から出力される拡散コードまたは電力制御コード
１０１と外部より入力される送信データ１０５とを乗算
し送信データ１０５を拡散変調して出力する。
イッチ１３と乗算器１１とから構成される。拡散コード
発生部１２はコード分割を実現するための直交した符号
（Ｍ系列符号）を後述するタイミング制御部９が出力す
るクロック１０６に同期して生成する。拡散コード発生
部１２から出力された拡散コードはスイッチ１３の一端
に送出される。スイッチ１３の他端には電力制御コード
発生部１０より出力される電力制御コード１０１が入力
されておりスイッチ１３はタイミング制御部９が出力す
るクロック１０３により拡散コードと電力制御コード１
０１のどちらかを選択し出力する。乗算器１１はスイッ
チ１３から出力される拡散コードまたは電力制御コード
１０１と外部より入力される送信データ１０５とを乗算
し送信データ１０５を拡散変調して出力する。
【０００９】電力制御部２は、チャネル部１より出力さ
れる拡散された送信データ１０８を第１の入力とし後述
する逆拡散部８が出力する電力制御信号１０４を第２の
入力として振幅データの選択と修正を行い出力する。
れる拡散された送信データ１０８を第１の入力とし後述
する逆拡散部８が出力する電力制御信号１０４を第２の
入力として振幅データの選択と修正を行い出力する。
【００１０】多重部３は電力制御部２より出力される各
チャネルの振幅データを加算することで多重を行い多重
振幅データとして出力する。Ｄ／Ａ変換部４は多重部３
から出力される多重振幅データを入力とし多重振幅デー
タをアナログ量に変換し出力する。
チャネルの振幅データを加算することで多重を行い多重
振幅データとして出力する。Ｄ／Ａ変換部４は多重部３
から出力される多重振幅データを入力とし多重振幅デー
タをアナログ量に変換し出力する。
【００１１】無線部５はＤ／Ａ変換部４より出力される
アナログ信号を変調，電力増幅し分配器６に出力する。
分配器６は無線部５の出力を送信機出力と電力制御用出
力とに分配する。電力制御用の出力は周波数変換部７に
入力される。周波数変換部７は周波数変換を行い所定の
周波数帯域に変換し逆拡散部８に出力する。
アナログ信号を変調，電力増幅し分配器６に出力する。
分配器６は無線部５の出力を送信機出力と電力制御用出
力とに分配する。電力制御用の出力は周波数変換部７に
入力される。周波数変換部７は周波数変換を行い所定の
周波数帯域に変換し逆拡散部８に出力する。
【００１２】逆拡散部８は周波数変換された信号を第１
の入力とし電力制御コード発生部１０にて生成される電
力制御コード１０２を第２の入力として逆拡散し、各チ
ャネルの瞬時電力の検出を行う。逆拡散はタイミング制
御部９から入力されるクロック１０７に従いチャネル順
に行われ、結果として各チャネル毎に分離された電力制
御信号が各電力制御部２に出力される。
の入力とし電力制御コード発生部１０にて生成される電
力制御コード１０２を第２の入力として逆拡散し、各チ
ャネルの瞬時電力の検出を行う。逆拡散はタイミング制
御部９から入力されるクロック１０７に従いチャネル順
に行われ、結果として各チャネル毎に分離された電力制
御信号が各電力制御部２に出力される。
【００１３】電力制御コード発生部においては、拡散コ
ードの符号長に比べて極めて短い電力制御コード１０１
とこれを多重化した電力制御コード１０２とを生成す
る。タイミング制御部９は基本クロックをカウンタにて
分周し、チャネル部１と拡散部８のタイミングを合わせ
るためのクロックを生成する。
ードの符号長に比べて極めて短い電力制御コード１０１
とこれを多重化した電力制御コード１０２とを生成す
る。タイミング制御部９は基本クロックをカウンタにて
分周し、チャネル部１と拡散部８のタイミングを合わせ
るためのクロックを生成する。
【００１４】次に動作について説明する。ＣＤＡＭ方式
は各チャネルに自己相関特性の優れた拡散コードを割り
当てることにより多重を実現している。本発明では、各
チャネルに割り当てられた拡散コードの一部直交性はあ
るが加算コードに比較してコード長が極めて短い電力制
御コード１０１を挿入して逆拡散することで各チャネル
の送信電力を測定し制御を行っている。
は各チャネルに自己相関特性の優れた拡散コードを割り
当てることにより多重を実現している。本発明では、各
チャネルに割り当てられた拡散コードの一部直交性はあ
るが加算コードに比較してコード長が極めて短い電力制
御コード１０１を挿入して逆拡散することで各チャネル
の送信電力を測定し制御を行っている。
【００１５】図１に示すように各チャネル部１は拡散さ
れた送信データを各チャネルに対応した電力制御部２に
出力する。ここで拡散コード発生部１２は疑似雑音コー
ドを繰り返し生成している。拡散コード発生部１２から
出力される拡散コードはチャネル毎に出力時間がシフト
している。ここでは疑似雑音コードとして２の１５乗の
Ｍ系列符号を使用する。また拡散コードに挿入される電
力制御コード１０１は２の４乗のＭ系列符号を使用す
る。しかし電力制御コード１０１は本来の目的である各
チャネルの識別能力を低下させないために拡散コードに
比較して極めて短いコード長である。
れた送信データを各チャネルに対応した電力制御部２に
出力する。ここで拡散コード発生部１２は疑似雑音コー
ドを繰り返し生成している。拡散コード発生部１２から
出力される拡散コードはチャネル毎に出力時間がシフト
している。ここでは疑似雑音コードとして２の１５乗の
Ｍ系列符号を使用する。また拡散コードに挿入される電
力制御コード１０１は２の４乗のＭ系列符号を使用す
る。しかし電力制御コード１０１は本来の目的である各
チャネルの識別能力を低下させないために拡散コードに
比較して極めて短いコード長である。
【００１６】図２にチャネル部１の出力信号１０８、即
ち拡散送信データと電力制御コード１０２，１０３のフ
ォーマットを示す。コード長が、３２７６８７ｂｉｔの
拡散コードに対し電力制御コード１０１は１５ｂｉｔ
で、電力制御コード１０１は、拡散コードの約２２００
０分の１のコード長を選択している。各チャネル部出力
信号１０８の数字０，１，２……は０から同じコードの
繰り返されることを示している。またＸは電力制御コー
ド１０１を示している。
ち拡散送信データと電力制御コード１０２，１０３のフ
ォーマットを示す。コード長が、３２７６８７ｂｉｔの
拡散コードに対し電力制御コード１０１は１５ｂｉｔ
で、電力制御コード１０１は、拡散コードの約２２００
０分の１のコード長を選択している。各チャネル部出力
信号１０８の数字０，１，２……は０から同じコードの
繰り返されることを示している。またＸは電力制御コー
ド１０１を示している。
【００１７】このように各チャネル部で使用される拡散
コードは異なったタイミングで繰り返さている。また挿
入される電力制御コード１０１も各チャネルで重ならな
いように挿入配置している。これは多重後に各チャネル
の何れの電力制御コード１０１であるかを識別するため
である。
コードは異なったタイミングで繰り返さている。また挿
入される電力制御コード１０１も各チャネルで重ならな
いように挿入配置している。これは多重後に各チャネル
の何れの電力制御コード１０１であるかを識別するため
である。
【００１８】拡散コードへの電力制御コード１０１の挿
入は、スイッチ１３をクロック１０３のタイミングで動
作させることによって実行される。また逆拡散部８で使
用する電力制御コード１０２は、電力制御コード１０１
を時間軸上に配置したものである。
入は、スイッチ１３をクロック１０３のタイミングで動
作させることによって実行される。また逆拡散部８で使
用する電力制御コード１０２は、電力制御コード１０１
を時間軸上に配置したものである。
【００１９】各チャネル部１の出力信号１０８は電力制
御部２に入力される。電力制御部２は、このチャネル部
の出力信号１０８を振幅データに変換する機能と、入力
される電力制御信号１０４から当該チャネルの瞬時の送
信電力を累積し平均電力を算出し、算出した平均電力よ
り振幅データの修正を行う機能とを有する。
御部２に入力される。電力制御部２は、このチャネル部
の出力信号１０８を振幅データに変換する機能と、入力
される電力制御信号１０４から当該チャネルの瞬時の送
信電力を累積し平均電力を算出し、算出した平均電力よ
り振幅データの修正を行う機能とを有する。
【００２０】図３は電力制御部２の内部回路を示すブロ
ック図である。チャネル１から入力される出力信号１０
８をタイミング同期のために保持するラッチ２１と、逆
拡散部８より出力させる電力制御信号１０４により当該
チャネルの瞬時送信電力のアナログ情報をディジタルデ
ータに変換するＡ／Ｄ変換部２２と、Ａ／Ｄ変換部２２
の出力をタイミング同期のために保持するラッチ２３
と、累積のために量子化された瞬時送信電力のアナログ
情報を保持するＲＡＭ２４と、拡散後の送信データとＤ
／Ａ変換部４でアナログ変換するための基本となる振幅
データを記憶しているＲＯＭ２５と、ラッチ２１とＲＡ
Ｍ２４そしてＲＯＭ２５と接続されておりＲＡＭ２４に
保持された量子化されたアナログ情報を累積し平均値を
求め、かつＲＯＭ２５に記憶されたＤ／Ａ変換部９へ出
力する基本振幅データを選択し、振幅データ可変範囲に
制限を加えるＤＳＰ２６より構成される。
ック図である。チャネル１から入力される出力信号１０
８をタイミング同期のために保持するラッチ２１と、逆
拡散部８より出力させる電力制御信号１０４により当該
チャネルの瞬時送信電力のアナログ情報をディジタルデ
ータに変換するＡ／Ｄ変換部２２と、Ａ／Ｄ変換部２２
の出力をタイミング同期のために保持するラッチ２３
と、累積のために量子化された瞬時送信電力のアナログ
情報を保持するＲＡＭ２４と、拡散後の送信データとＤ
／Ａ変換部４でアナログ変換するための基本となる振幅
データを記憶しているＲＯＭ２５と、ラッチ２１とＲＡ
Ｍ２４そしてＲＯＭ２５と接続されておりＲＡＭ２４に
保持された量子化されたアナログ情報を累積し平均値を
求め、かつＲＯＭ２５に記憶されたＤ／Ａ変換部９へ出
力する基本振幅データを選択し、振幅データ可変範囲に
制限を加えるＤＳＰ２６より構成される。
【００２１】電力制御信号１０４は実際に送信している
チャネルの瞬時送信電力をアナログ電圧で示すもので、
このアナログ電圧を規定された時間で累積して平均送信
電力を算出し、送信するべき電力と比較を行い、その差
分が小さくなるように電力制御を行っている。
チャネルの瞬時送信電力をアナログ電圧で示すもので、
このアナログ電圧を規定された時間で累積して平均送信
電力を算出し、送信するべき電力と比較を行い、その差
分が小さくなるように電力制御を行っている。
【００２２】電力制御部２の出力は多重部３に入力さ
れ、各チャネルの振幅データが加算され多重される。図
５に多重部３の内部回路を示すブロック図である。各電
力制御部２の各々の出力はタイミング同期のために保持
するラッチ３１と、ラッチされたデータを単純に加算す
る加算器３２より構成され、各チャネルの振幅データが
多重されてＤ／Ａ変換部４に出力される。
れ、各チャネルの振幅データが加算され多重される。図
５に多重部３の内部回路を示すブロック図である。各電
力制御部２の各々の出力はタイミング同期のために保持
するラッチ３１と、ラッチされたデータを単純に加算す
る加算器３２より構成され、各チャネルの振幅データが
多重されてＤ／Ａ変換部４に出力される。
【００２３】多重部３より出力される多重された振幅デ
ータはＤ／Ａ変換部４にてアナログ量に変換され、無線
部５にて変調ならびに電力増幅を行った後に送信され
る。無線部５の出力は分配器６で送信機出力と電力制御
用出力に分配され、電力制御用出力は周波数変換部７に
入力され指定された周波数帯域に変換され逆拡散部８に
出力される。
ータはＤ／Ａ変換部４にてアナログ量に変換され、無線
部５にて変調ならびに電力増幅を行った後に送信され
る。無線部５の出力は分配器６で送信機出力と電力制御
用出力に分配され、電力制御用出力は周波数変換部７に
入力され指定された周波数帯域に変換され逆拡散部８に
出力される。
【００２４】図５は逆拡算部７の内部回路を示すブロッ
ク図である。周波数変換された信号はクロック１０７に
従い、電力制御コード１０２と乗算することで逆拡散さ
れる。逆拡散を電力制御コード１０３で行うためその相
関出力、即ち電力制御信号１０４は電力制御コード１０
１を挿入したチャネル順に分離して出力される。
ク図である。周波数変換された信号はクロック１０７に
従い、電力制御コード１０２と乗算することで逆拡散さ
れる。逆拡散を電力制御コード１０３で行うためその相
関出力、即ち電力制御信号１０４は電力制御コード１０
１を挿入したチャネル順に分離して出力される。
【００２５】即ち、周波数変換部の出力を第１の入力と
し符号長１５ビットの各電力制御コード１０１ａ〜ｃを
時間軸上に連続的に配置した電力制御コード１０２を第
２の入力として乗算を行い逆拡散を行う乗算器８１と、
クロック１０７により、乗算器８１の出力の中からチャ
ネル別に電力制御信号１０４を選択して出力するセレク
タ３０より構成される。
し符号長１５ビットの各電力制御コード１０１ａ〜ｃを
時間軸上に連続的に配置した電力制御コード１０２を第
２の入力として乗算を行い逆拡散を行う乗算器８１と、
クロック１０７により、乗算器８１の出力の中からチャ
ネル別に電力制御信号１０４を選択して出力するセレク
タ３０より構成される。
【００２６】図７はタイミング制御部９の内部回路を示
すブロック図である。基準となる各クロックを発生させ
るクロック９１と、前記クロックをカウントして固定の
パターンを発生させるＢＣＤカウンタ９２と、タイミン
グ同期のためにパターンを遅延させるシフトレジスタ９
３より構成される。ＢＣＤカウンタ９２の出力はクロッ
ク１０３ａ〜ｃとなり１カウントづつずらして各チャネ
ル部に出力する。これによりチャネル部１の内部にある
スイッチ１２は同時に切り替わることなく、必ず１ビッ
トづつずらして各チャネルに電力制御コード１０１が挿
入されて行く。逆拡散部７に出力されるクロック１０７
は、ループ遅延を考慮したシフトレジスタ９３を通して
出力される。その結果としてタイミング同期が確立され
る。
すブロック図である。基準となる各クロックを発生させ
るクロック９１と、前記クロックをカウントして固定の
パターンを発生させるＢＣＤカウンタ９２と、タイミン
グ同期のためにパターンを遅延させるシフトレジスタ９
３より構成される。ＢＣＤカウンタ９２の出力はクロッ
ク１０３ａ〜ｃとなり１カウントづつずらして各チャネ
ル部に出力する。これによりチャネル部１の内部にある
スイッチ１２は同時に切り替わることなく、必ず１ビッ
トづつずらして各チャネルに電力制御コード１０１が挿
入されて行く。逆拡散部７に出力されるクロック１０７
は、ループ遅延を考慮したシフトレジスタ９３を通して
出力される。その結果としてタイミング同期が確立され
る。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように本発明のＣＤＭＡ方
式多重伝送装置は、各チャネルの拡散コードに電力測定
用の電力制御コードを挿入し、これにより無線部の出力
における各チャネルの送信電力を測定し、各チャネルの
送信電力が所定値に揃うように制御しているので、受信
側で送信電力が大きなチャネルの干渉を受け自分のチャ
ネルがで受信できないということがなく全チャネルが常
に安定して受信できるという効果がある。
式多重伝送装置は、各チャネルの拡散コードに電力測定
用の電力制御コードを挿入し、これにより無線部の出力
における各チャネルの送信電力を測定し、各チャネルの
送信電力が所定値に揃うように制御しているので、受信
側で送信電力が大きなチャネルの干渉を受け自分のチャ
ネルがで受信できないということがなく全チャネルが常
に安定して受信できるという効果がある。
【図１】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図２】図１における拡散後の送信データと電力制御コ
ードのフォーマットを示す構成図である。
ードのフォーマットを示す構成図である。
【図３】図１における電力制御部２の内部回路を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図４】図１における多重部３の内部回路を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図５】図１における逆拡散部８の内部回路を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図６】図１におけるタイミング制御部９の内部回路を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
１ａ〜ｃ チャネル部 ２ａ〜ｃ 電力制御部 ３ 多重部 ４ Ｄ／Ａ変換部 ５ 無線部 ６ 分配器 ７ 周波数変換部 ８ 逆拡散部 ９ タイミング制御部 １０ 電力制御コード発生部 １１ 乗算器 １２ 拡散コード発生部 １３ スイッチ ２１ ラッチ ２２ Ａ／Ｄ変換部 ２３ ラッチ ２４ ＲＡＭ ２５ ＲＯＭ ２６ ＤＳＰ（ディジタルシグナルプロセッサ） ３１ａ〜ｃ ラッチ ３２ 加算器 ８１ 乗算器 ９１ クロック ９２ ＢＣＤカウンタ ９３ シフトレジスタ
Claims (5)
- 【請求項１】 各チャネルの送信データをチャネル毎に
異る拡散コードで変調して広帯域に拡散しこの拡散デー
タ信号を振幅データ信号に変換して後多重化し、この多
重化データ信号をアナログ信号に変換し無線周波帯に変
調し電力増幅して無線機で送信するＣＤＭＡ方式多重伝
送装置において、各チャネルの前記拡散コードを前記無
線機における送信電力測定用の電力制御コードに順次チ
ャネル毎に短時間だけ切替える切替手段と、前記送信電
力の一部を分岐しこの分岐送信電力を所定の周波数帯域
に変換した後前記切替手段に同期して各チャネルの前記
電力制御コードを多重化したコードで逆拡散し各チャネ
ル毎の送信電力情報を検出する検出手段と、前記送信電
力情報により対応するチャネルの前記振幅データを変更
修正し各チャネルの前記送信電力が所定値に揃うように
制御する電力制御手段とを備えることを特徴とするＣＤ
ＭＡ方式多重伝送装置。 - 【請求項２】 入力された送信データと拡散コードとを
乗算して周波数軸上に前記送信データを広帯域に拡散す
る乗算器と第１のクロックからチャネルにより異るパタ
ーンの前記拡散コードを生成する拡散コード発生器と前
記乗算器に供給している前記拡散コードをチャネルによ
り異るタイミングの第２のクロック信号によりクロック
パルスの巾の時間だけ送信電力測定用の電力制御コード
に切替えるスイッチとで構成する複数のチャネル部と、
各前記チャネル部の出力信号を振幅データに変換すると
同時に電力制御信号によりこの振幅データを変更修正す
る各チャネル部に対応する複数の電力制御部と、各前記
電力制御部の出力信号を加算し多重化する多重部と、多
重化された多重送信データをアナログ信号に変換するＤ
／Ａ変換部と、このＤ／Ａ変換部の出力信号を無線周波
帯に変調し電力増幅する無線部と、前記無線部の送信出
力信号を分岐する分配器と、前記分配器の分岐出力信号
を所定の周波数帯域に変換する周波数変換部と、前記周
波数変換部の出力信号を各チャネルの前記電力制御コー
ドを多重化した多重電力制御コードで逆拡散して相関出
力を抽出しこの相関出力を第３のクロックによりチャネ
ル毎に分離し前記電力制御信号として出力する逆拡散部
と、前記拡散コードのコード長に比較して極めて短く自
己相関特性に優れ電力制御の目的に使用される各チャネ
ルの前記電力制御コードとこれを時分割で多重化した前
記多重電力制御コードとを発生する電力制御コード発生
部と、基本クロックの前記第１のクロックとこの第１の
クロックをカウントし生成する周期が充分長くかつ各チ
ャネル毎に１カウントづつずれた並列信号である前記第
１のクロックとこの第１のクロックを直列信号に変換し
た前記第３のクロックとを発生するタイミング制御部と
を備えることを特徴とするＣＤＭＡ方式多重伝送装置。 - 【請求項３】 各チャネル部の前記拡散コード発生器
は、前記第１のクロックに同期して同じコードを繰り返
し発生するコード発生器と、この発生コードをチャネル
毎にシフトさせたタイミングで抽出しこれを前記拡散コ
ードとして出力する出力回路とを備えること特徴とする
請求項２記載のＣＤＭＡ方式多重伝送装置。 - 【請求項４】 前記逆拡散部は、前記周波数変換部の出
力信号と前記多重電力制御コードとを乗算して逆拡散す
る乗算器と、この乗算の結果得られる連続した各チャネ
ルの相関出力を前記第３のクロックに同期しチャネル毎
に分離して前記電力制御信号として出力するセレクタと
を備えることを特徴とする請求項２記載のＣＤＭＡ方式
多重伝送装置。 - 【請求項５】 前記電力制御部は、前記チャネル部から
入力される拡散後の送信データをタイミング同期のため
に保持する第１のラッチ回路と、前記電力制御信号の瞬
時送信電力のアナログ情報をディジタルデータに変換す
るＡ／Ｄ変換器と、Ａ／Ｄ変換部の出力をタイミング同
期のために保持する第２のラッチ回路と、このラッチ出
力を累積のために保持するＲＡＭと、前記拡散後の送信
データを前記Ｄ／Ａ変換部でアナログ変換するための基
本となる振幅データを記憶しているＲＯＭと、ＲＯＭと
ＲＡＭに記憶された情報に基づきラッチされた前記拡散
後の送信データを振幅データに変換処理するディジタル
シグナルプロセッサとを備えることを特徴とする請求項
２の記載のＣＤＭＡ方式多重伝送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19763896A JP2752963B2 (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | Ｃｄｍａ方式多重伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19763896A JP2752963B2 (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | Ｃｄｍａ方式多重伝送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1041919A true JPH1041919A (ja) | 1998-02-13 |
| JP2752963B2 JP2752963B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=16377822
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19763896A Expired - Fee Related JP2752963B2 (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | Ｃｄｍａ方式多重伝送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2752963B2 (ja) |
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-
1996
- 1996-07-26 JP JP19763896A patent/JP2752963B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2752963B2 (ja) | 1998-05-18 |
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